JP2004152295A - 集合オブジェクト識別子を与える方法および装置 - Google Patents

集合オブジェクト識別子を与える方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 単一の識別子を作成することにより、作成されるオブジェクトを減らすことができるようにし、対象となるオブジェクトを参照するにあたり複数のマップがもはや必要なくすること。
【解決手段】 集合オブジェクト識別子を与える方法は、データベースから複数のオブジェクトを取得することを含む。複数のオブジェクトはそれぞれ固有の識別子を含む。本方法は、複数のオブジェクトの固有の識別子を単一のオブジェクトにまとめることによって集合オブジェクト識別子を作成すること、集合オブジェクト識別子を鍵として使用して、データベース内の対象となる1つまたは複数のオブジェクトを参照すること、とをさらに含む。
【選択図】図4

Description

本技術分野はデータベース管理システムに関連し、特に集合オブジェクト識別子に関連する。
成長するデータベースストレージのニーズに直面し、情報技術(IT)部門は、ネットワーク接続型ストレージ(NAS)およびストレージエリアネットワーク(SAN)等のネットワーク化されたストレージ、ならびに直接接続型ストレージをますます実施するようになっている。通常、これら異質の、多くの場合には分散したストレージ環境の管理は時間のかかる手動での作業であり、各記憶装置を個々に管理することが求められる。さらに、IT部門では頻繁に、容量が「絡まった(stranded)」状況、すなわちある装置を必要とするアプリケーションがその装置にアクセスできない場合や、容量が古い、または無駄なストレージに拘束され、資源の利用効率が悪くなる状況が見られる。
データベースストレージ中の多数のオブジェクトを管理することは、難しく、時間のかかる作業である。現在、多数のパフォーマンス・メトリックス・オブジェクトが総当たり的手法を用いて管理されている。総当たり的手法では、複数のマップを使用し、対象となるオブジェクトが見つかるまでそのマップを下に辿っていくことによって、特定のオブジェクトにアクセスする。マッピングは、メトリックスの文字列名をマップ中の対象となるオブジェクトへの鍵として使用して行われる。装置は、同様に管理すべきパフォーマンス・メトリックスを有するサブコンポーネントを有しうるため、サブコンポーネントの管理に複数のマッピングプロセスが必要となり、時間がかかるとともに非効率的でありうる。たとえば、オブジェクトが特定のポートの特定のスイッチの特定のメトリックスについての構成情報を有する場合、次に示すように、対象となるオブジェクトにアクセスするには3つのマッピングプロセスが必要である。メトリックス1−>スイッチ1−>ポート1−>構成(対象となるオブジェクト)となる。
集合オブジェクト識別子を与える方法は、データベースから複数のオブジェクトを取得することを含む。複数のオブジェクトはそれぞれ固有の識別子を含む。本方法は、複数のオブジェクトの固有の識別子を単一のオブジェクトにまとめることによって集合オブジェクト識別子を作成すること、集合オブジェクト識別子を鍵として使用して、データベース内の対象となる1つまたは複数のオブジェクトを参照すること、とをさらに含む。
集合オブジェクト識別子を与える、対応の装置は、データベースから複数のオブジェクトを取得することが可能な検索モジュールを備える。複数のオブジェクトはそれぞれ固有の識別子を含む。本装置は、複数のオブジェクトの固有の識別子を単一のオブジェクトにまとめることによって集合オブジェクト識別子を作成することができる作成モジュールと、集合オブジェクト識別子を鍵として使用して、データベース内の対象となる1つまたは複数のオブジェクトを参照することが可能な参照モジュールと、をさらに備える。
集合オブジェクト識別子を与える方法および装置の好ましい実施形態について、同様の番号は同様の要素を指す添付図面を参照して詳細に述べる。
集合オブジェクト識別子を与える方法および対応の装置では、様々なデータベースオブジェクトを1つのオブジェクトにまとめて、他の任意のランタイムオブジェクトの参照を行う。本方法では、オブジェクト参照時間および作成されるオブジェクトの総数が削減されるので、オブジェクトの組み合わせが別のオブジェクトを参照するために必要なソフトウェアコードが簡易化される。対象となるオブジェクトの参照に複数のマップはもはや必要なくなり、よってネットワークデータベース内の情報を関連付けるより効率的な機構が提供される。集合オブジェクト識別子は、ストレージエリアネットワーク(SAN)内の任意のJAVA(登録商標)実行時環境で動作しうる。
集合オブジェクト識別子は、OPENVIEW(登録商標)SAMおよびストレージオプティマイザ等、記憶領域マネージャ(SAM)およびストレージオプティマイザで実現することができる。SAMは、情報技術(IT)部門によるストレージ管理コストの削減、既存のストレージ投資の保護、資源の効率的な利用、ならびに顧客、提携先、および従業員への被保証品質のサービスの提供を助ける統合ツールを使用して、企業のストレージユーティリティサービスを支援する。SAMにより、システム管理者は、ディスク、テープ、直接接続、およびネットワーク化されたストレージインフラにわたる複数ベンダーからの記憶資源の管理を簡易化・自動化することができる。SAMは、分散した企業全体の可用性、パフォーマンス、使用率、成長率、およびコストを一元管理・監視することも可能である。さらに、SAMにより、システム管理者は、資源の利用および運用を最適化するとともに、ストレージおよびストレージサービスを企業全体のITサービス管理システムにシームレスに統合することが可能である。
ストレージオプティマイザは、単一の管理ステーションから、ホスト、インフラ、およびストレージを含む、ストレージネットワーク上のコンポーネントのパフォーマンスを監視することができる。ストレージオプティマイザはまた、データを収集し、ITサービスの品質およびコストの評価、監視、および管理を行う完全な報告構造を提供する。システム管理者は、差し迫ったパフォーマンス問題についての自動通知を、その問題が深刻になる前に受け取ることができ、また、システムコンポーネントのパフォーマンスを経時追跡することができる。したがって、ストレージオプティマイザは、システム管理者が、ネットワーク化されたストレージへの投資を最適化しながら、問題を予測し、効率を上げるのを助ける。パフォーマンスの監視、履歴追跡、および傾向解析を組み合わせることにより、ストレージオプティマイザは、ストレージインフラを解析しアップグレードする強力なツールになる。
通常、データベースに記憶されるデータベースオブジェクトは、固有の識別子(長いJAVA(登録商標)データ型)を含む。データベースオブジェクトは、オブジェクトの固有のデータベース識別子(Dbid)で参照することができる。Dbidは、データが存在するデータベーステーブル内の行を抽出したものである。例示的なデータベースオブジェクトとしては、繰り返し可能ネームオブジェクト、デバイスオブジェクト、およびサブコンポーネントオブジェクトが挙げられる。繰り返し可能ネームオブジェクトは通常、固有の名称を識別する。デバイスオブジェクトは通常、記憶装置またはホストを識別する。サブコンポーネントオブジェクトは通常、デバイスオブジェクト内に存在するストレージオブジェクトであり、デバイスの種類に依存する。たとえば、デバイスがスイッチの場合、サブコンポーネントはスイッチのポートであることができる。
集合オブジェクト識別子は、様々なデータベースオブジェクトをまとめて、多数のオブジェクトをより効率的に管理するために使用することができる単一のオブジェクトにする。通常、様々なオブジェクトをまとめたものは、ベースライン・オブジェクトなど対象となるオブジェクトを参照する。ベースライン・オブジェクトとは、過去のデータポイントに基づいて将来のパフォーマンスデータポイントを予測するために必要なデータおよびメソッドを含むオブジェクトである。
単一の識別子を作成することにより、作成されるオブジェクトを減らすことができ、対象となるオブジェクトを参照するにあたり複数のマップがもはや必要なくなる。集合オブジェクト識別子は、データベースおよびデータベーステーブル(以下に詳細に述べる)の性質上、その固有性を保証することができる。集合オブジェクト識別子について、例示のみを目的として、繰り返し可能ネームオブジェクト、デバイスオブジェクト、およびサブコンポーネントオブジェクトに関して説明する。当業者は、集合オブジェクト識別子が、任意のデータベースオブジェクトを識別子に関連付けるために使用可能なことが分かるであろう。
図1Aおよび図1Bは、より効率的にデータアクセスを行うため、3つのマップ、たとえば繰り返し可能ネームマップ110、デバイスマップ120、およびサブコンポーネントマップ130を組み合わせた例示的な集合オブジェクト識別子マップ150を示す。図1Aを参照すると、対象となるオブジェクト140にアクセスするには、3つのマッピングプロセスが必要である。たとえば、繰り返し可能ネームマップ110は繰り返し可能ネームオブジェクト112を特定のデバイスマップ120にマッピングし、デバイスマップ120は、デバイスマップ120に含まれるデバイスオブジェクト122を特定のサブコンポーネントマップ130にマッピングし、サブコンポーネントマップ130は、サブコンポーネントマップ130に含まれるサブコンポーネントオブジェクト312を対象となるオブジェクト140にマッピングする。
図1Bを参照すると、集合オブジェクト識別子マップ150は、図1Aに示す3つのマップ110、120、130を組み合わせ、総称鍵として1つの固有のメトリックス鍵、すなわち集合オブジェクト識別子(AOI)152を使用して、対象となるオブジェクト140を参照する。言い換えれば、集合オブジェクト識別子152は、単一の間接参照を使用して対象となるオブジェクト140を参照する。これは、様々なオブジェクトの固有の識別子を単一のオブジェクトにカプセル化することにより行う。オブジェクトへの単一の間接参照は、ハッシュテーブルやハッシュマップ等のマップ内のオブジェクトへの単一アクセスと定義される。カプセル化は、集合オブジェクト識別子152の作成中に行うことができる。このとき、複数のデータベースオブジェクトが、取得され集合オブジェクト識別子152内に記憶される。
図2は、図1Bの集合オブジェクト識別子152の作成を示す。ブロック210を参照すると、集合オブジェクト識別子152を、繰り返し可能ネームオブジェクト112、デバイスオブジェクト122、およびサブコンポーネントオブジェクト132等の複数のオブジェクトから作成することができる。図1Aに示すマップ110、120、130等のオブジェクトマップは、ハッシュコードを使用してオブジェクトを他のオブジェクトにマッピングすることができる。
集合オブジェクト識別子を提供する方法では、複数のハッシュコードを組み合わせたものから新しいハッシュコードを構築することによって固有の識別子152を作成する。複数のオブジェクト112、122、132は、equalsメソッドおよびhashCodeメソッドを使用して組み合わせることにより、1つの集合オブジェクト識別子152にすることができる。EqualsメソッドおよびhashCodeメソッドの例を以下に示す。例示的なequalsメソッドは、オブジェクトが別のオブジェクトに等しいか否かを判定し、オブジェクトが実際に等しい場合に真を返す。本例の集合オブジェクト識別子152は、「UniqueMetricKey」と名付けられる。
public boolean equals(Object obj){
return (obj instanceofUniqueMetricKey &&
(((UniqueMetricKey)obj).getMetricNameDbid().equals(this.repNameId))&&
(((UniqueMetricKey)obj).getDeviceDbid().equals(this.deviceId))&&
((((UniqueMetricKey)obj).getSubComponentDbid().equals(this.subCompId)));
}//equals (Object)
例示的なhashCodeメソッドは、マップでの適宜分布のために具体的なマップ実施態様によって使用されるハッシュコードを計算する。hashCodeメソッドは、複数のデータベースオブジェクト112、122、132を組み合わせて1つの集合オブジェクト識別子152にし、実行時に集合オブジェクト識別子152を固有なものとする。計算には、素数と複数のデータベースオブジェクト112、122、132のハッシュコードとの単純な乗算および加算が含まれる。たとえば、集合オブジェクト識別子152のハッシュコードは、サブコンポーネント132のlong valueを右シフトし(ゼロ伝播、上位8ビットをゼロ設定)、左側をゼロで埋め、ビット単位でシフト値と排他的論理和をとることにより計算される。次いでその結果が整数値にキャストされ、繰り返し可能ネームオブジェクト112およびデバイスオブジェクト122から生成された結果に加算することができる。
public int hashCode(){
if (hashCode==0){
int result=17;
result=37*result+repNameId.hashCode();
result=37*result+deviceId.hashCode();
result=37*result+(int)(subCompId.longValue()^
(subCompId.longValue()>>>8));
hashCode=result;
}
return hashCode;
}//hashCode()
3つの識別子112、122、132を組み合わせて単一のオブジェクト、すなわち集合オブジェクト識別子152にすることにより、hashCode関数が集合オブジェクト識別子クラスにてオーバーライドされて、固有のハッシュコードが生成され、このハッシュコードが、集合オブジェクト識別子マップ150において鍵として使用される。上記例ではObject.hashCode()とObject.equals()メソッドが、AggregateObjectIdentifier.hashCode()およびAggregateObjectIdentifier.equals()においてオーバーライドされ、挙動が変更されている。
作成後、集合オブジェクト識別子152は、他の任意のランタイムオブジェクトの参照に使用することができる(ブロック220)。図3Aおよび図3Bは、集合オブジェクト識別子152を使用して参照することのできる対象となる例示的なランタイムオブジェクト140を示す。図3Aおよび図3Bを参照すると、集合オブジェクト識別子152は、単一の間接参照を使用して、ベースライン・オブジェクト310またはキューコレクションオブジェクト320をそれぞれ参照することができる。集合オブジェクト識別子152を使用するので、ベースライン・オブジェクト310やキューコレクションオブジェクト320等、対象となる特定のオブジェクト140にアクセスする際にマッピングは1つだけ必要になる。たとえば、特定のポートサブコンポーネントを有する特定のスイッチ装置上の特定のメトリックスの場合、例示的な単一間接参照マッピングは以下のように示される。
集合オブジェクト識別子1(メトリックス、スイッチ、ポート)−>構成(対象となるオブジェクト)。
図3Cは、図1Bの集合オブジェクト識別子を提供する例示的なソフトウェアモジュールを示す。検索モジュール350は、データベースから複数のオブジェクト112、122、132を取得することができる。作成モジュール360は、複数のオブジェクト112、122、132の固有の識別子を組み合わせて単一のオブジェクトにすることによって集合オブジェクト識別子152を作成することができる。参照モジュール370は、集合オブジェクト識別子152を鍵として使用して、データベース内の対象となるオブジェクト140を参照することができる。
図4は、例示的なデータ収集枠組みにおいて集合オブジェクト識別子152を使用する例示的な方法を示すフローチャートである。図4では、集合オブジェクト識別子152について、例示のみを目的として、パフォーマンス・メトリックス管理に関して説明する。当業者は、集合オブジェクト識別子152を任意のランタイムオブジェクトの参照に使用しうることを認めよう。
図4を参照すると、本例では、パフォーマンスデータを集めることができ(ブロック410)、要約化することができる(ブロック412)。パフォーマンスデータは、たとえば、SAN内の異種の装置から集めることができる。SAN装置の例としては、ホスト、相互接続装置、および記憶装置が挙げられる。広範囲のパフォーマンス・メトリックス(metrics)(データ)が各種の装置から入手可能である。たとえば、ホストでは、ストレージオプティマイザが、論理ボリュームおよび物理ボリュームの読み書き速度についてのパフォーマンス・メトリックスを集めることができる。相互接続装置では、ストレージオプティマイザは、送受信バイトおよびフレームについて装置レベルおよびポートレベル・パフォーマンス・メトリックスを集めることができる。通常、いずれの装置も同じではないため、集めることのできるメトリックスは装置に依存しうる。
パフォーマンスデータを指定の時間間隔で収集し、要約化(集計)して、より長い時間間隔にわたって集められたデータを表す単一の平均ポイントにすることができる。パフォーマンスデータの要約化は、たとえば、オプティマイザアプリケーション内に常駐するソフトウェアコードを使用して行うことができる。データ要約化モジュール120が、離散した期間にわたって生のパフォーマンスデータポイントを集めることができる。次いで、データ要約化モジュール120は、生のデータポイントが集められる時間ごとに、生のデータポイントを並べることができる。次に、データ要約化モジュール120は、重み付き平均化計算を用いて、たとえば、生のパフォーマンスデータポイントを、時間間隔全体を示す単一の要約済データポイントに変換することができる。たとえば、データが15分毎に集められ、そのデータが1時間毎に要約化される場合、1つの要約済ポイントは、その1時間に集められたデータポイントの集計を表すことができる。集められたパフォーマンスデータメトリックスが、データ要約化プロセス(ブロック412)を通して集計されると、データをチャートおよびテーブルでユーザに表示することができる。要約化プロセスは、例示のみを目的として述べられたものであり、当業者は、他の種類の要約化計算も同様に等しく適用しうることを認めよう。
繰り返し可能ネームオブジェクト112がベースライン可能な(baselineable)場合(ブロック414)、本方法は、集合オブジェクト識別子152およびベースライン・オブジェクト310が作成されたか否かの判定に進む(ブロック416、420)。ベースライン可能なメトリックスは、通常、スループットおよび入力、または出力に関連するメトリックスである。一方、繰り返し可能ネームオブジェクト112がベースライン可能ではない場合(ブロック414)、プロセスは、さらなるパフォーマンスデータの収集に戻る(ブロック410)。
集合オブジェクト識別子152およびベースライン・オブジェクト310が作成されている場合(ブロック416、420)、集合オブジェクト識別子を提供する方法はハッシュマップを構築し、putメソッドを使用して集合オブジェクト識別子152およびベースライン・オブジェクト310を集合オブジェクト識別子マップ150に入れる(ブロック428)。次いで、本方法は、getメソッドを使用して、対象となるオブジェクト140、たとえばベースライン・オブジェクト310への集合オブジェクト識別子152を参照することができる(ブロック424)。その後、次の要約済データポイントを予測するために、ベースライン・オブジェクト310を、新しい要約済パフォーマンスデータポイントで更新することができる(ブロック426)。次に、パフォーマンスデータを補助記憶装置512(図5に示す)に記憶することができる(ブロック430)。次いで、本方法は、パフォーマンスデータの収集(ブロック440)に続き、ブロック410に戻ることができる。
集合オブジェクト識別子152が作成されていない場合(ブロック416)、本方法は集合オブジェクト識別子152を作成し(ブロック418)、ベースライン・オブジェクト310の状態の判定に進む(ブロック420)。同様に、ベースライン・オブジェクト310が作成されていない場合、本方法はベースライン・オブジェクト310を作成する(ブロック422)。ベースライン・オブジェクト310の例としては、繰り返し可能ネームオブジェクト112、デバイスオブジェクト122、およびサブコンポーネントオブジェクト132を挙げることができる。
図5は、集合オブジェクト識別子を提供する方法と併せて使用することのできるコンピュータ500の例示的なハードウェアコンポーネントを示す。コンピュータ500は、インターネットや他の種類のコンピュータ網または電話網等のネットワーク518との接続520を含む。通常、コンピュータ500は、メモリ502、補助記憶装置512、プロセッサ514、入力装置516、表示装置510、および出力装置508を含む。
メモリ502は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または似た種類のメモリを含みうる。補助記憶装置512は、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、CD−ROMドライブ、または他の種類の不揮発性データ記憶装置を含むことができ、各種データベースまたは他の資源に対応しうる。プロセッサ514は、メモリ502、補助記憶装置512に記憶されている情報、またはインターネットまたは他のネットワーク518から受け取った情報を実行することができる。入力装置516は、キーボード、キーパッド、カーソル制御装置、タッチスクリーン(おそらくスタイラス付き)、またはマイクロフォン等、データをコンピュータ500に入力する任意の装置を含みうる。表示装置510は、可視画像を提示する任意の種類の装置、たとえばコンピュータモニタ、フラットスクリーンディスプレイ、またはディスプレイパネル等を含みうる。出力装置508は、プリンタ等データをハードコピーフォーマットで提示する任意の種類の装置、およびスピーカやデータを可聴形式で提供する任意の装置を含む他の種類の出力装置を含みうる。コンピュータ500は、おそらく、複数の入力装置、出力装置、および表示装置を備えることができる。
コンピュータ500は各種コンポーネントを備えて示されるが、当業者は、コンピュータ500がさらに、または異なるコンポーネントを備えうることを認めよう。さらに、集合オブジェクト識別子を提供する方法に一致する実施の態様は、メモリに記憶されているものとして説明されるが、当業者は、これら態様が、ハードディスク、フロッピーディスク、またはCD−ROMを含む補助記憶装置等他の種類のコンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体、インターネットまたは他のネットワークからの搬送波、あるいは他の形態のRAMもしくはROMに記憶されていても、またはこれらから読み出されてもよいことを認めよう。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ500を制御して特定の方法を行わせる命令を含みうる。
集合オブジェクト識別子を提供する方法について、例示的な実施形態と併せて説明したが、当業者は、これら教示に照らして多くの変形が可能であり、本明細書は変形をいずれも網羅するよう意図されていることを認めよう。
複数のマップを組み合わせた、例示的な集合オブジェクト識別子を使用して対象のオブジェクトを参照するための例示的な集合オブジェクト識別子のマップ。 複数のマップを組み合わせた、例示的な集合オブジェクト識別子を使用して対象のオブジェクトを参照するための例示的な集合オブジェクト識別子のマップ。 図1の集合オブジェクト識別子の例示的な作成を示す図。 図1の集合オブジェクト識別子を使用して参照することのできる対象となる例示的なランタイムオブジェクトを示す図。 図1の集合オブジェクト識別子を使用して参照することのできる対象となる例示的なランタイムオブジェクトを示す図。 図1の集合オブジェクト識別子を提供する例示的なソフトウェアモジュールを示す図。 例示的なデータ収集枠組みでの図1の集合オブジェクト識別子を使用する例示的な方法を示すフローチャート。 集合オブジェクト識別子を提供する方法と併せて使用しうるコンピュータの例示的なハードウェアコンポーネントを示す図。

Claims (10)

  1. 集合オブジェクト識別子を与える方法であって、
    固有の識別子をそれぞれ含む複数のオブジェクトをデータベースから取得すること、
    前記複数のオブジェクトの前記固有の識別子を単一のオブジェクトにまとめることによって集合オブジェクト識別子を作成すること、
    前記集合オブジェクト識別子を鍵として使用して前記データベース内の対象となる1つまたは複数のオブジェクトを参照すること、を含む方法。
  2. 1つまたは複数のベースライン・オブジェクトを参照することをさらに含む請求項1記載の方法。
  3. 1つまたは複数のキューコレクション・オブジェクトを参照することをさらに含む請求項1記載の方法。
  4. getメソッドを使用して対象となる前記1つまたは複数のオブジェクトを参照することをさらに含む請求項1記載の方法。
  5. putメソッドを使用して対象となる前記1つまたは複数のオブジェクトを参照することをさらに含む請求項1記載の方法。
  6. 前記データベースから繰り返し可能ネームオブジェクト、デバイスオブジェクト、およびサブコンポーネントオブジェクトを取得することをさらに含む請求項1記載の方法。
  7. 前記複数のオブジェクトのマップを組み合わせて集合オブジェクト識別子マップを作成することをさらに含み、前記集合オブジェクト識別子は、前記集合オブジェクト識別子マップに対する鍵である請求項1記載の方法。
  8. 集合オブジェクト識別子を与える装置であって、
    固有の識別子をそれぞれ含む複数のオブジェクトをデータベースから取得することが可能な検索モジュールと、
    前記複数のオブジェクトの前記固有の識別子を単一のオブジェクトにまとめることによって集合オブジェクト識別子を作成することが可能な作成モジュールと、
    前記集合オブジェクト識別子を鍵として使用して前記データベース内の対象となる1つまたは複数のオブジェクトを参照することが可能な参照モジュールと、
    を備えた装置。
  9. 前記参照モジュールは、1つまたは複数のベースライン・オブジェクトを参照する請求項8記載の装置。
  10. 前記参照モジュールは、1つまたは複数のキューコレクション・オブジェクトを参照する請求項8記載の装置。
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