JP2004152213A - 医療検査システム及び医療検査方法 - Google Patents

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孝典 新井
Noriyuki Nomura
憲之 野村
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Abstract

【課題】個人データへのセキュリティ対策が十分に施された信頼性の高い医療検査システム及び医療検査方法を提供する。
【解決手段】本発明は、利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワーク9を介して特定の者に提供する医療検査システムであって、利用者の医療検査結果を示した検査データをIDで管理する検査データ管理手段2と、利用者の個人データを前記IDと異なるIDで管理する個人データ管理手段45と、前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成する結合データ作成手段46と、個人認証補助手段30,31を端末に接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断する個人認証手段4とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療検査結果に関するデータ、特に、利用者から取得した血液等の検体の検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査システム及び医療検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療検査の分野において、検査の効率化、利用者に対するサービスの向上、地域格差の解消等を図るため、コンピュータネットワークを利用して、医療検査に関するサービスを提供するシステムや方法が提案されている。このようなシステムや方法では、利用者の氏名、住所、電話番号、病歴等の個人データがアクセス権のない第三者に漏洩しないようにするため、十分なセキュリティ対策を施すことが求められる。そのため、個人データにアクセスする人に対して、例えば、パスワードやID等の個人認証用データを入力してもらうことにより個人認証を行い、その人のアクセス権の有無を事前に確認する方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のそのようなシステム及び方法においては、利用者のパスワード等が漏洩するおそれがあり、その利用者の個人データに対するセキュリティが必ずしも十分とは言えなかった。そのため、そのような利用者の個人データがアクセス権のない第三者によって無断でコピーされたり改ざんされたりするおそれがあった。
【0004】
本発明は、斯かる事情を鑑みてなされたものであり、個人データへのセキュリティ対策が十分に施された信頼性の高い医療検査システム及び医療検査方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査システムであって、利用者の医療検査結果を示した検査データをIDで管理する検査データ管理手段と、利用者の個人データを前記IDと異なるIDで管理する個人データ管理手段と、前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成する結合データ作成手段と、個人認証補助手段を端末に接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断する個人認証手段とを備えていることを特徴とする。
【0006】
好ましくは、前記検査データに基づいて解析データを自動作成する解析データ作成手段を備え、前記結合データ作成手段は前記解析データと前記個人データとを関連付けて前記結合データを作成するように構成されている。
【0007】
また、前記個人データ管理手段と、前記結合データ作成手段と、前記個人認証手段が、それぞれ2系統設けられている。
【0008】
さらに、利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の個人認証用データを自動的に登録するように構成されている。
【0009】
さらにまた、利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の課金用ポイントを登録すると共に該課金ポイントから所定のポイントを減算し、前記利用者の個人認証用データの取得が2回目以降の場合には、登録されている前記利用者の課金ポイントから所定のポイントを減算するように構成されている。
【0010】
また、前記個人認証補助手段は、専門医の個人認証用データを供給するための専門医認証補助手段と、利用者の個人認証用データを供給するための利用者認証補助手段とを備え、前記個人認証手段は、前記専門医の個人認証用データ又は専門医端末のIPアドレスに基づいて前記解析データへのアクセス権の有無を判断する専門医認証部と、前記利用者の個人認証用データ又は利用者端末のIPアドレスに基づいて前記結合データへのアクセス権の有無を判断する利用者認証部とを備えている。
【0011】
さらに、前記専門医認証補助手段が接続された端末から前記解析データへの書き込みが可能であり、前記利用者認証補助手段が接続された端末から前記結合データの閲覧が可能なように構成されている。
【0012】
さらにまた、アクセス可能なデータは秘匿性に応じて複数のレベルに区分され、照合した前記個人認証用データの種類に基づいて、前記アクセス可能なデータのレベルが決定されるように構成されている。
【0013】
また、本発明は、利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査システムであって、利用者の医療検査結果を示した検査データを管理する検査データ管理手段と、利用者の個人データを管理する個人データ管理手段と、前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成する結合データ作成手段と、個人認証補助手段を端末へ接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断する個人認証手段とを備え、該個人認証手段は、前記個人認証用データを取得する毎に、通信用ポート番号を変更するように構成されていることを特徴とする。
【0014】
さらに、利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査方法であって、利用者の医療検査結果を示した検査データをIDで管理するステップと、利用者の個人データを前記IDと異なるIDで管理するステップと、前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成するステップと、個人認証補助手段を端末へ接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断するステップとを含んでいることを特徴とする。
【0015】
好ましくは、前記検査データに基づいて解析データを自動作成するステップと、前記結合データ作成手段により前記解析データと前記個人データとを関連付けて前記結合データを作成するステップとを含んでいる。
【0016】
また、前記個人データ管理手段と前記結合データ作成手段と前記個人認証手段の少なくとも一つの手段が故障した場合、前記各手段を備えた別の系統に自動的に切換えるステップを含んでいる。
【0017】
さらに、利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の個人認証用データを自動的に登録するステップを含んでいる。
【0018】
さらにまた、利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の課金用ポイントを登録すると共に該課金ポイントから所定のポイントを減算し、前記利用者の個人認証用データの取得が2回目以降の場合には、登録されている前記利用者の課金ポイントから所定のポイントを減算するステップを含んでいる。
【0019】
また、専門医認証補助手段を専門医の端末に接続することにより取得された専門医の個人認証用データ又は専門医端末のIPアドレスに基づいて前記解析データへのアクセス権の有無を判断するステップと、利用者認証補助手段を利用者の端末に接続することにより取得された利用者の個人認証用データ又は利用者端末のIPアドレスに基づいて前記結合データへのアクセス権の有無を判断するステップとを含んでいる。
【0020】
さらに、前記解析データを書込み可能なように前記専門医認証補助手段が接続された端末に出力するステップと、前記結合データを閲覧可能なように前記利用者認証補助手段が接続された端末に出力するステップとを含んでいる。
【0021】
さらにまた、照合した前記個人認証用データの種類に基づいて、前記アクセス可能なデータの秘匿性レベルを決定するステップを含んでいる。
【0022】
さらに、本発明は、利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査方法であって、利用者の医療検査結果を示した検査データを管理するステップと、利用者の個人データを管理するステップと、前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成するステップと、個人認証補助手段を端末へ接続し、個人認証用データを取得する毎に、通信用ポート番号を変更し、前記各データへのアクセス権の有無を判断するステップとを含んでいることを特徴とする。
【0023】
このように、本発明においては、十分なセキュリティ対策が施されているため、システムの信頼性の向上を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
【0025】
図1〜図7は本発明の実施の形態に係る医療検査システムを示しており、以下の説明では、利用者から採取した血液を検査する場合を例にとって説明する。
【0026】
図1及び図2に示されているように、この医療検査システムは、検査センター1に設置された検査データ管理サーバ2と、データセンター3に設置された個人認証サーバ4及びデータベースサーバ5と、病院6等に設置された専門医端末7と、利用者端末8とにより概略構成されている。検査データ管理サーバ2、個人認証サーバ4、データベースサーバ5、専門医端末7、及び利用者端末8はそれぞれインターネット9を介して互いに接続され、検査センター1とデータセンター3は専用回線10によっても接続されている。利用者端末8としては、携帯電話キャリア網11を介してインターネット9に接続される携帯電話12やPDA13等の携帯通信機器、或いは固定電話キャリア網14を介してインターネット9に接続される固定電話15やLモードFAX16等の固定通信機器、或いはアンテナ17を介してインターネット9に接続される無線型パソコン18、或いはIP電話機能付きパソコン19等、各種方式の端末が使用できる。また、本実施の形態の場合、利用者から採取された血液は検査デバイス20に収容された状態で検査センター1まで搬送されるようになっており、図7に示されているように、検査デバイス20には利用者のID(ID1)を記録した個人識別手段、例えば、バーコード21又はマイクロチップ22等が取付けられている。
【0027】
図2により、前記各サーバ2,4,5の構成をさらに詳しく説明すると、検査データ管理サーバ2は、利用者から採取した血液を検査して得られた検査データを前記利用者のID(ID1)により管理する検査データ管理部23と、前記ID1より管理された検査データを格納する検査データ格納部24とを備えている。
【0028】
個人認証サーバ4は、暗号化された利用者の個人認証用データ及び専門医の個人認証用データをそれぞれ解読する暗号解読部25と、前記利用者の認証を行う利用者認証部26と、前記専門医の認証を行う専門医認証部27と、データベースサーバ5の通信用ポート番号を設定するポート番号設定部28と、専門医端末7又は利用者端末8にHTMLコマンドを送信すると共にデータベースサーバ5からHTMLコマンドを受信するコマンド送受信部29とを備え、WEBサーバ及びアプリケーションサーバの機能をも有している。前記利用者の個人認証用データ又は専門医の個人認証用データは専門医端末7又は利用者端末8に利用者認証補助装置30又は専門医認証補助装置31を接続することにより、それぞれ利用者認証部26又は専門医認証部27に送出されるようになっている。前記利用者の個人認証用データ及び前記専門医の個人認証用データは、ID、端末の機種識別コード、電話番号、製造番号、サーバへの接続回数等、複数の種類のデータにより構成されており、前記利用者の個人認証用データのID(ID2)は前記検査デバイスの個人識別手段に記録されたID(ID1)とは異なるIDを使用している。なお、前記利用者の個人認証用データ及び前記専門医の個人認証用データを構成する前記各種データは利用者認証補助装置30及び専門医認証補助装置31本体の各メモリ内に格納されていてもよく、或いは、インターネット9上に格納されていてもよい。
【0029】
データベースサーバ5は、検査データ管理サーバ2から取得した検査データに基づいて解析データを作成する解析データ作成部32と、該解析データを格納する解析データ格納部33と、利用者の住所、氏名等の個人データをID(ID2)により管理する個人データ管理部45と、該個人データを格納する個人データ格納部34と、前記解析データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成する結合データ作成部46と、該結合データを格納する結合データ格納部47と、ポート番号設定部28からの問合わせに返答するポート番号確認部35と、個人認証サーバ4にHTMLコマンドを送信するコマンド送受信部36とを備えており、解析データ格納部33内の解析データ及び結合データ格納部47内の結合データは秘匿性に応じて複数のレベルに区分されている。
【0030】
次に、図3〜図7により、本発明の医療検査方法を説明する。
【0031】
自己採血又は専門医により採取された利用者の血液は、検査デバイス20に収容された状態で、検査センター1に搬送され、所定項目の検査が行われる。検査デバイス20の前記個人識別手段からその利用者のID(ID1)が読取られ、検査データは、検査データ管理部23においてID1によって管理され(S101)、検査データ格納部24に格納される(S102)。また、利用者の住所、氏名等の個人データを記入した登録用紙48が利用者からデータセンター3に送られ、前記個人データは、登録用紙の記載内容を基にデーターセンタ3の職員により個人データ格納部34に入力、格納される。このように、検査センター1においては、利用者の検査データがID(ID1)で管理、格納され、利用者の氏名等の個人データを開示することなく前記検査データを保存することができるため、セキュリティ度を極めて高く維持することが可能となる(図7参照)。
【0032】
その後、検査データは専用回線10を介してデータセンター3のデータベースサーバ5に送られ、解析データ作成部32によって各種解析が自動的に行われる。例えば、所定の各検査項目に関して、それぞれ、一般基準値の範囲内に入っているかどうか(S104)、年齢基準値の範囲内に入っているかどうか(S105)、個人基準値の範囲内に入っているかどうか(S106)が解析される。そして、前記各基準値の範囲内に入っていない場合には、それぞれの場合に応じてメッセージ1〜3が自動作成され、それらのメッセージデータはHTMLコマンドにより前記解析結果に統合され、解析データが作成される(S107)。
【0033】
また、図4に示すように、専門医端末7に専門医認証補助装置31が接続される(S108)と、インターネット9を経由して専門医の個人認証用データが暗号化された状態でデータセンター3に送出される(S109)。データセンター3に送出された専門医の個人認証用データは、個人認証サーバ4に送信され、暗号解読部25により解読され、各種データが取得される(S110)。その後、取得された各種データはデータベースサーバ5に送信され、問合せが行われ(S111)、専門医認証部27によってその専門医にアクセス権があるかどうかが判断される(S112)。その結果、その専門医にアクセス権があると判断された場合には、専門医端末7に前記解析データが表示される(S113)。そして、図3に示すように、専門医は解析データを閲覧しながら、該解析データにコメントを書き込み(S114)、該解析データはそのコメントと共に解析データ格納部33に格納される(S115)。一方、前記ステップ112において(図4参照)、専門医にアクセス権がないと判断された場合には、専門医端末7にエラーメッセージが表示される(S116)。
【0034】
さらに、図5に示すように、利用者端末8に利用者認証補助装置30が接続される(S201)と、インターネット9を経由して利用者の個人認証用データが暗号化された状態でデータセンター3に送出される(S202)。データセンター3に送出された利用者の個人認証用データは、個人認証サーバ4に送信され、暗号解読部25により解読され、利用者のID(ID2)等の各種データが取得される(S203)。その後、利用者認証補助装置30が接続された利用者端末8のIPアドレスがデータベースサーバ5に送信され、そのIPアドレスが所定のIPアドレスかどうかの問合せが行われ(S204)、利用者にアクセス権があるかどうかが利用者認証部14によって判断される(S205)。その結果、前記利用者にアクセス権があると判断された場合には、さらに、その利用者のアクセスが1回目かどうかが判断され(S206)、1回目の場合には、前記個人認証用データが課金用ポイントと共に個人データ格納部34に自動登録される(S207)。そして、登録された課金ポイントから所定のポイントが減算される(S211)。
【0035】
また、2回目以降の場合には、前記個人認証用データの各種データの照合が行われ(S208)、照合ができた場合には、その照合したデータの種類に基づいて、閲覧可能な解析データの秘匿性レベルが決定される(S209)。その後、図7に示されているように、結合データ作成部46により、前記決定された秘匿性レベルの解析データと前記個人データとが結合され、該結合データは利用者端末8に送出され、利用者に対して、前記結合データの閲覧の他、各種サービスが提供される(S210)。そして、利用者が利用したサービスに基づき、個人データ格納部34に登録された課金用ポイントから所定のポイントが減算される(S211)。一方、前記ステップ205において、利用者にアクセス権がないと判断された場合、及び前記ステップ208において、個人認証用データの照合ができなかった場合には、それぞれ、利用者端末8にエラーメッセージが表示される(S212)。
【0036】
なお、個人認証サーバ4は、前記ステップ111又は204において、データベースサーバ5に対して問合せを行う時に、前記個人認証用データを取得する毎に、通信用ポート番号を変更するように構成してもよい。すなわち、図6に示すように、個人認証サーバ4が前記個人認証用データを取得する毎に(S301)、ポート番号設定部28が任意の通信ポート番号、例えば、n番ポートを設定し、n番ポートで受信可能かどうかをデータベースサーバ5のポート番号確認部35に問合わせる(S302)。そして、ポート番号確認部35からn番ポートでの受信可能との応答を受領(S303)次第、個人認証サーバ4はデータベースサーバ5に対してn番ポートを指定して前記個人認証用データを送信し、各種データの照合を求める(S304)。その結果、照合できた場合には、データベースサーバ5のコマンド送受信部36は前記解析データ及び個人データ用のHTMLコマンドを生成すると共に送出し(S305)、該HTMLコマンドは個人認証サーバ4のコマンド送受信部29及びインターネット9を介して、利用者端末8又は専門医端末7に送出される(S306)。一方、前記ステップ304において、照合できなかった場合には、データベースサーバ5のコマンド送受信部36はエラーメッセージ用のHTMLコマンドを生成すると共に送出し(S307)、該HTMLコマンドは上記したのと同様の経路にて利用者端末8又は専門医端末7に送出される(S308)。
【0037】
このように、個人認証サーバ4は、外部に対して完全に秘密の状態で、通信用ポート番号を設定し、しかも、個人認証用データを取得する毎にそのポート番号を変更するように構成されている。また、HTMLファイルを使用せず、利用者がアクセスした時に一時的にHTMLコマンドを自動生成し、送出するように構成され、前記解析データ及び個人データはHTMLファイルではなくデータとしてデータベースサーバ5に格納されている。したがって、データベースサーバ5の解析データ格納部33や個人データ格納部34へのハッキング、データの改ざんを確実に防止でき、システムの信頼性をより一層高めることができる。
【0038】
また、図8に示すように、データセンター3と別にゲートウェイセンター38を設け、ゲートウェイセンター38を、専用線39,40によりそれぞれ検査センター1及びデータセンター3に接続すると共に、無線或いはADSL等により各利用者端末41,42に接続し、独自ネットワーク、独自無線網、独自無線端末等の独自コンポーネントを使用してシステム構築してもよい。この場合、検査センター1では検査データがID1により管理、保存され、データセンター3では個人データ及び個人認証用データがID2により管理、保存され、ゲートウェイセンター38ではID1とID2との対応関係を示すデータのみが保存されるようになっている。そして、アクセス権のある利用者からの要求があった時に、専用線39を介して検査センター1から取得した検査データとデータセンター3から専用線40を介して取得した個人データをアプリケーションサーバ43により結合し、該結合データを利用者に送信するようになっている。
【0039】
このように、本システムは独自のネットワークを構築しているため、アクセス権のない第三者がインターネットを介して検査データや個人データに不正にアクセスするおそれがない。また、検査データと個人データはそれぞれ検査センター1及びデータセンター3において異なるID(ID1及びID2)により管理、保存され、さらに、ゲートウェイセンター38ではID1とID2の対応関係を示すデータが保存されているだけで、結合データは保存されていない。そのため、たとえ、アクセス権のない第三者が検査センター1やデータセンター3、或いはゲートウェイセンター38に別々に侵入したとしても、利用者の検査結果に関するデータの全容を見ることはできない。したがって、システムの信頼性をより一層高めることができる。
【0040】
また、図9に示すように、データセンター3内の個人認証サーバ4及びデータベースサーバ5をそれぞれ2系統、設けてもよい。この場合、一方の系統の個人認証サーバ4又はデータベースサーバ5が故障したとしても、DNSサーバ37が他方の系統の個人認証サーバ4’及びデータベースサーバ5’に自動的に切換えるため、全体のシステムに悪影響を及ぼすことがなく、システムの冗長性及び信頼性を向上させることができる。
【0041】
さらに、前記ステップ205(図5参照)における利用者のアクセス権の判定を利用者の個人認証用データに基づいて行ってもよく、また、前記ステップ212(図4参照)における専門医のアクセス権の判定を専門医端末7のIPアドレスに基づいて行うようにしてもよい。
【0042】
さらにまた、上記実施の形態では、利用者の個人データの入力を、登録用紙48の記載内容に基づいてデータセンター3の職員が行うようになっているが、利用者の個人認証を行った後、利用者自身が利用者端末8から入力するようにしてもよい。
【0043】
なお、図1に示されているように、データセンター3に音コンテンツサーバ44を設け、利用者端末8への出力を音声で行うようにすることもできる。
【0044】
さらに、利用者認証補助装置30及び専門医認証補助装置31は、上記した機能の他、接続された端末、例えば、携帯電話機の電話番号を自動的に読取ったり、設定された電話番号に自動発信したり、設定されたホームページに自動接続したりする機能を備えていてもよく、また、前記検査デバイス20を発注する機能を備えていてもよい。さらに、利用者認証補助装置30及び専門医認証補助装置31は、CD−ROM、DVD−ROM、FD、MD等で作成することもできる。
【0045】
さらにまた、個人データ格納部34内の課金用ポイントがなくなったり、或いは、所定のポイント以下になった場合には、利用者端末8に前記解析データや個人データを表示する代わりに、又はそれらのデータと共に注意を喚起するメッセージを表示するようにしてもよい。
【0046】
さらに、上記実施の形態においては、血液を検査する場合について説明したが、本発明は、尿、便、胸水、腹水、唾液等、血液以外の検体の検査についても実施可能であり、また、検体以外の医療検査についても実施可能であることは言う迄もない。
【0047】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、検査データがIDにより管理され、さらに、個人データが検査データと異なる別のIDにより管理されているため、アクセス権のない第三者により検査データ又は個人データにそれぞれ別々にアクセスされたとしても誰の検査データなのか特定されることはない。また、個人認証補助手段を端末に接続することにより個人認証手段に個人認証用データが供給され、その個人データ又は端末のIPアドレスに基づき各データへのアクセス権の有無が判断されるようになっている。したがって、本発明には何重にもセキュリティ対策が施されており、システムの信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る医療検査システムの全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る医療検査システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る医療検査方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る医療検査方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る医療検査方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る医療検査方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態において、利用者の医療検査結果に関するデータを作成する手順を示す説明図である。
【図8】本発明の別の実施の形態に係る医療検査システムを示す全体構成図である。
【図9】本発明の実施の形態において、サーバを2重に設けた場合を示す系統図である。
【符号の説明】
2 検査データ管理サーバ
4 個人認証サーバ
5 データベースサーバ
7 専門医端末
8 利用者端末
9 インターネット
23 検査データ管理部
24 検査データ格納部
26 利用者認証部
27 専門医認証部
30 利用者認証補助装置
31 専門医認証補助装置
32 解析データ作成部
33 解析データ格納部
34 個人データ格納部
43 アプリケーションサーバ
45 個人データ管理部
46 結合データ作成部

Claims (18)

  1. 利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査システムであって、
    利用者の医療検査結果を示した検査データをIDで管理する検査データ管理手段と、
    利用者の個人データを前記IDと異なるIDで管理する個人データ管理手段と、
    前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成する結合データ作成手段と、
    個人認証補助手段を端末に接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断する個人認証手段と、
    を備えていることを特徴とする医療検査システム。
  2. 前記検査データに基づいて解析データを自動作成する解析データ作成手段を備え、前記結合データ作成手段は前記解析データと前記個人データとを関連付けて前記結合データを作成するように構成されている請求項1に記載の医療検査システム。
  3. 前記個人データ管理手段と、前記結合データ作成手段と、前記個人認証手段が、それぞれ2系統設けられている請求項1に記載の医療検査システム。
  4. 利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の個人認証用データを自動的に登録するように構成されている請求項1に記載の医療検査システム。
  5. 利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の課金用ポイントを登録すると共に該課金ポイントから所定のポイントを減算し、前記利用者の個人認証用データの取得が2回目以降の場合には、登録されている前記利用者の課金ポイントから所定のポイントを減算するように構成されている請求項4に記載の医療検査システム。
  6. 前記個人認証補助手段は、専門医の個人認証用データを供給するための専門医認証補助手段と、利用者の個人認証用データを供給するための利用者認証補助手段とを備え、
    前記個人認証手段は、前記専門医の個人認証用データ又は専門医端末のIPアドレスに基づいて前記解析データへのアクセス権の有無を判断する専門医認証部と、前記利用者の個人認証用データ又は利用者端末のIPアドレスに基づいて前記結合データへのアクセス権の有無を判断する利用者認証部とを備えている請求項2に記載の医療検査システム。
  7. 前記専門医認証補助手段が接続された端末から前記解析データへの書き込みが可能であり、前記利用者認証補助手段が接続された端末から前記結合データの閲覧が可能なように構成されている請求項6に記載の医療検査システム。
  8. アクセス可能なデータは秘匿性に応じて複数のレベルに区分され、照合した前記個人認証用データの種類に基づいて、前記アクセス可能なデータのレベルが決定されるように構成されている請求項2に記載の医療検査システム。
  9. 利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査システムであって、
    利用者の医療検査結果を示した検査データを管理する検査データ管理手段と、
    利用者の個人データを管理する個人データ管理手段と、
    前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成する結合データ作成手段と、
    個人認証補助手段を端末へ接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断する個人認証手段と、
    を備え、該個人認証手段は、前記個人認証用データを取得する毎に、通信用ポート番号を変更するように構成されていることを特徴とする医療検査システム。
  10. 利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査方法であって、
    利用者の医療検査結果を示した検査データをIDで管理するステップと、
    利用者の個人データを前記IDと異なるIDで管理するステップと、
    前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成するステップと、
    個人認証補助手段を端末へ接続することにより取得された個人認証用データ又は端末のIPアドレスに基づき、前記各データへのアクセス権の有無を判断するステップと、
    を含んでいることを特徴とする医療検査方法。
  11. 前記検査データに基づいて解析データを自動作成するステップと、前記結合データ作成手段により前記解析データと前記個人データとを関連付けて前記結合データを作成するステップとを含んでいる請求項10に記載の医療検査方法。
  12. 前記個人データ管理手段と前記結合データ作成手段と前記個人認証手段の少なくとも一つの手段が故障した場合、前記各手段を備えた別の系統に自動的に切換えるステップを含んでいる請求項10に記載の医療検査方法。
  13. 利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の個人認証用データを自動的に登録するステップを含んでいる請求項10に記載の医療検査方法。
  14. 利用者の個人認証用データの取得が1回目の場合には、その利用者の課金用ポイントを登録すると共に該課金ポイントから所定のポイントを減算し、前記利用者の個人認証用データの取得が2回目以降の場合には、登録されている前記利用者の課金ポイントから所定のポイントを減算するステップを含んでいる請求項13に記載の医療検査方法。
  15. 専門医認証補助手段を専門医の端末に接続することにより取得された専門医の個人認証用データ又は専門医端末のIPアドレスに基づいて前記解析データへのアクセス権の有無を判断するステップと、利用者認証補助手段を利用者の端末に接続することにより取得された利用者の個人認証用データ又は利用者端末のIPアドレスに基づいて前記結合データへのアクセス権の有無を判断するステップとを含んでいる請求項11に記載の医療検査方法。
  16. 前記解析データを書込み可能なように前記専門医認証補助手段が接続された端末に出力するステップと、前記結合データを閲覧可能なように前記利用者認証補助手段が接続された端末に出力するステップとを含んでいる請求項15に記載の医療検査方法。
  17. 照合した前記個人認証用データの種類に基づいて、前記アクセス可能なデータの秘匿性レベルを決定するステップを含んでいる請求項11に記載の医療検査方法。
  18. 利用者の医療検査結果に関するデータをコンピュータネットワークを介して特定の者に提供する医療検査方法であって、
    利用者の医療検査結果を示した検査データを管理するステップと、
    利用者の個人データを管理するステップと、
    前記検査データと前記個人データとを関連付けて結合データを作成するステップと、
    個人認証補助手段を端末へ接続し、個人認証用データを取得する毎に、通信用ポート番号を変更し、前記各データへのアクセス権の有無を判断するステップと、
    を含んでいることを特徴とする医療検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007317045A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Hitachi Medical Corp 健診システム
JP2010250756A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Hitoshi Uchida 医療情報管理システム
JP2013218606A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Kanrikogaku Kenkyusho Ltd 医療情報連携システム

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