JP2004150503A - 自動車燃料用lpg充填方法及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LPG充填システムは、自動車燃料用のLPGを貯蔵するためのLPG貯蔵容器1と、CNGを加圧用ガスとして貯蔵するためのCNG貯蔵容器2と、CNG貯蔵容器2からCNGを導出してLPG貯蔵容器1の気相部1aに供給するためのCNG配管3と、CNGを所定の圧力に減圧するための減圧弁8と、LPGをLPG自動車4の車載タンク5に充填するために、LPG貯蔵容器1からLPGを払い出すためのLPG払出配管6と、その払出配管6に払い出されたLPGを車載タンク5に計量しながら充填するためのディスペンサ7とを備える。ここで、LPG貯蔵容器1に供給されるCNGは、LPGに溶け込むことがほとんどない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車燃料用のLPG(液化石油ガス)を加圧用ガスを用いて車載タンクに充填する自動車燃料用LPG充填方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、下記の特許文献1、特許文献2及び特許文献3には、自動車燃料用のLPGを加圧用ガスを用いて車載タンクに充填する技術が記載されている。これら特許文献1乃至3に記載された技術は、自動車用LPGの貯蔵容器に加圧用ガスを供給し、その貯蔵容器内の圧力と車載タンク内の圧力との圧力差で自動車燃料用LPGを車載タンクに充填するようになっている。
【0003】
ここで、加圧用ガスとしては、自動車燃料用LPGよりも気化温度の低いプロパンガスが使用されている。LPGには、約80%の液化ブタンと約20%の液化プロパンとの混合液化ガスが使用されている。このLPGの貯蔵容器の気相部に、加圧用ガス貯蔵容器からプロパンガスを供給して加圧し、その圧力によりLPG貯蔵容器から車載タンクへLPGを充填するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−210898号公報(第2−5頁,図1,図2)
【特許文献2】
特開2001−317690号公報(第2−5頁,図1,図2)
【特許文献3】
特開2001−317693号公報(第2−5頁,図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1乃至3に記載された従来技術では、LPG貯蔵容器の気相部を、プロパンガスを用いて加圧していたことから、LPGの中にプロパンガスが溶け込むことになった。このため、貯蔵容器の中のLPGに圧力上昇が起こり、溶け込んだプロパンガスによりLPGに組成変化やカロリー低下が起こり、大量に溶け込んだ場合には、LPGが自動車用燃料として有効に使用できなくなるおそれがあった。しかも、溶け込んだプロパンガスにより、LPG貯蔵容器の飽和蒸気圧が上昇して、車載タンクに充填するのに充分な差圧が得られなくなり、LPG貯蔵容器の中のLPGを最後まで使い切ることができなくなるおそれがあった。このため、LPG貯蔵容器を頻繁に交換する必要が生じることになった。
【0006】
上記のような問題を解決するために、特許文献2には、複数基併設したLPG貯蔵容器を切換使用することが記載されている。即ち、複数基併設したLPG貯蔵容器を択一選択して加圧用ガス貯蔵容器から加圧用ガス(プロパンガス)を供給してLPGを車載タンクに供給し、LPG貯蔵容器の切換時には、加圧用ガス貯蔵容器からの加圧用ガスの供給を停止し、次に使用すべく待機しているLPG貯蔵容器とそれまで稼働していたLPG貯蔵容器の気相部同士を連通させて、両LPG貯蔵容器内の内圧を均圧化させた後、待機していたLPG貯蔵容器に加圧用ガスを供給して車載タンクに燃料を供給するようにしている。
【0007】
又、上記のような問題を解決するために、特許文献3には、LPG貯蔵容器からLPGを導出する液払出しラインの途中に、LPGから加圧用ガス(プロパンガス)を分離する気液分離装置が記載されている。
【0008】
しかし、このような解決手段では、LPG充填のためのシステム全体が大掛かりで複雑なものになってしまう。
【0009】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大掛かりな構成を必要とせず、LPG貯蔵容器内のLPGを最後まで安定的に車載タンクへ充填することを可能とした自動車燃料用LPG充填方法及びそのシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、自動車燃料用のLPGを貯蔵するLPG貯蔵容器に加圧用ガスを供給してLPG貯蔵容器の内圧を高めることにより、LPG貯蔵容器から車載タンクにLPGを充填するようにした自動車燃料用LPG充填方法において、加圧用ガスとして圧縮天然ガスを用いたことを趣旨とする。ここで、「LPG貯蔵容器」には、「LPG貯槽」が含まれるものとする(以下同様。)。
【0011】
上記発明の構成によれば、LPG貯蔵容器の内圧を高めるために同貯蔵容器に供給される加圧用ガスとして、圧縮天然ガスが使用されることから、LPG貯蔵容器の中でLPGに圧縮天然ガスが溶け込むことがほとんどない。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、自動車燃料用のLPGを貯蔵するLPG貯蔵容器に加圧用ガスを供給してLPG貯蔵容器の内圧を高めることにより、LPG貯蔵容器から車載タンクにLPGを充填するようにした自動車燃料用LPG充填方法において、加圧用ガスとして圧縮窒素ガスを用いたことを趣旨とする。
【0013】
上記発明の構成によれば、LPG貯蔵容器の内圧を高めるために同貯蔵容器に供給される加圧用ガスとして、圧縮窒素ガスが使用されることから、LPG貯蔵容器の中でLPGに圧縮窒素ガスが溶け込むことがほとんどない。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、自動車燃料用のLPGを貯蔵するためのLPG貯蔵容器と、圧縮天然ガスを加圧用ガスとして貯蔵するための圧縮天然ガス貯蔵容器と、圧縮天然ガス貯蔵容器から圧縮天然ガスを導出してLPG貯蔵容器の気相部に供給するための圧縮天然ガス配管と、圧縮天然ガスを所定圧力に減圧するための減圧弁と、LPGを自動車の車載タンクに充填するために、LPG貯蔵容器からLPGを払い出すためのLPG払出配管とを備えたことを趣旨とする。
【0015】
上記発明の構成によれば、圧縮天然ガス貯蔵容器に貯蔵される圧縮天然ガスを圧縮天然ガス配管及び減圧弁を通じてLPG貯蔵容器の気相部に供給することにより、その圧縮天然ガスがLPGにほとんど溶け込むことなくLPG貯蔵容器の内圧が高められる。これにより、その貯蔵容器に貯蔵されるLPGが、LPG払出配管を通じてLPG貯蔵容器から払い出され、自動車の車載タンクに充填されることになる。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、自動車燃料用のLPGを貯蔵するためのLPG貯蔵容器と、圧縮窒素ガスを加圧用ガスとして貯蔵するための圧縮窒素ガス貯蔵容器と、圧縮窒素ガス貯蔵容器から圧縮窒素ガスを導出してLPG貯蔵容器の気相部に供給するための圧縮窒素ガス配管と、圧縮窒素ガスを所定圧力に減圧するための減圧弁と、LPGを自動車の車載タンクに充填するために、LPG貯蔵容器からLPGを払い出すためのLPG払出配管とを備えたことを趣旨とする。
【0017】
上記発明の構成によれば、圧縮窒素ガス貯蔵容器に貯蔵される圧縮窒素ガスを圧縮窒素ガス配管及び減圧弁を通じてLPG貯蔵容器の気相部に供給することにより、その圧縮窒素ガスがLPGにほとんど溶け込むことなくLPG貯蔵容器の内圧が高められる。これにより、その貯蔵容器に貯蔵されるLPGが、LPG払出配管を通じてLPG貯蔵容器から払い出され、自動車の車載タンクに充填されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車燃料用LPG充填方法及びそのシステムを具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1に、この実施の形態の自動車燃料用LPG充填システムの概念図を、図2に、同じくLPG充填システムの概略構成図をそれぞれ示す。
【0020】
図1に示すように、LPG充填システムは、自動車燃料用のLPGを貯蔵するためのLPG貯蔵容器1と、圧縮天然ガス(CNG)を加圧用ガスとして貯蔵するための圧縮天然ガス貯蔵容器(CNG貯蔵容器)2と、CNG貯蔵容器2からCNGを導出してLPG貯蔵容器1の気相部1aに供給するための圧縮天然ガス配管(CNG配管)3と、LPGをLPG自動車4の車載タンク5に充填するために、LPG貯蔵容器1からLPGを払い出すためのLPG払出配管6と、その払出配管6に払い出されたLPGを計量しながら車載タンク5に充填するためのディスペンサ7とを備える。CNG貯蔵容器2の途中には、CNGを所定圧力に減圧するための減圧弁8が設けられる。
【0021】
図2に示すように、この実施の形態では、LPG貯蔵容器1が二つ設けられる。LPG払出配管6は、各LPG貯蔵容器1に対して分岐する二つのLPG分岐配管9を含む。各LPG分岐配管9とLPG払出配管6との間には、逆止弁10及びLPG開閉弁11が設けられる。LPG払出配管6の下流端は、LPG開閉弁12を介してディスペンサ7に接続される。LPG払出配管6の途中には、安全弁13と圧力計14が設けられる。安全弁13は、各減圧弁8の作動不良時や異常圧力時に作動するものであり、圧力を減圧するため、CNGを大気へ放散するようになっている。
【0022】
図2に示すように、この実施の形態では、CNG貯蔵容器2が三つ設けられる。CNG配管3は、各CNG貯蔵容器2に対して分岐するCNG分岐配管15を含む。減圧弁8は、各CNG分岐配管15に対して設けられる。各CNG分岐配管15とCNG配管3との間には、CNG開閉弁16が設けられる。CNG配管3は、各LPG貯蔵容器1に対して分岐するCNG分岐配管17を更に含む。各CNG分岐配管17とCNG配管3との間には、CNG開閉弁18が設けられる。CNG配管3の途中には、安全弁13と圧力計14が設けられる。
【0023】
ディスペンサ7には、回収開閉弁19を介して回収配管20が接続される。この回収配管20の下流端は、CNG配管3に接続される。ディスペンサ7には、放散配管21が接続される。この放散配管21の下流端は、放散塔22となっている。各安全弁13は、この放散配管21に接続される。ディスペンサ7には、充填ホース23が設けられる。この充填ホース23には、緊急用の離脱カプラ24が設けられる。充填ホース23の先端側には、充填弁25及び充填カプラ26が設けられる。車載タンク5にLPGを充填するには、充填カプラ26を車載タンク5に接続して充填バルブ23を開くことになる。
【0024】
この実施の形態で、各CNG開閉弁16は、各CNG貯蔵容器2からCNGを導出する際に選択的に開かれる。使用されるCNG貯蔵容器2の数は、供給先のLPG貯蔵容器1の容量によって異なるが、一般的には、500kgクラスの1本のLPG貯蔵容器1に対して50lクラスのCNG貯蔵容器2が1.5本使用される。
【0025】
この実施の形態で、各LPG貯蔵容器1は、選択的に使用される。各CNG開閉弁18は、二つのLPG貯蔵容器1の使用順序に従って選択的に開かれる。同様に、各LPG開閉弁11も、二つのLPG貯蔵容器1の使用順序に従って選択的に開かれる。
【0026】
上記LPG充填システムを使用したLPG充填方法は以下の通りである。即ち、LPG貯蔵容器1に、CNG貯蔵容器2からCNG分岐配管15、CNG配管3及びCNG分岐配管17を通じてCNGを加圧用ガスとして供給して、LPG貯蔵容器1の内圧を高める。これにより、LPG貯蔵容器1からLPG分岐配管9及びLPG払出配管6を通じてLPGを払い出し、ディスペンサ7を介して車載タンク5にLPGを充填するのである。このとき、各CNG開閉弁16,18及びLPG開閉弁11は、使用されるLPG貯蔵容器1に応じて選択的に開かれる。
【0027】
ここで、CNG貯蔵容器2の内圧を「19.6MPa」とすると、その貯蔵容器2から導出されるCNGは、減圧弁8により「0.7〜0.8MPa」まで減圧されてLPG貯蔵容器1に供給される。そして、LPG貯蔵容器1からは、「0.3〜0.6MPa」の圧力でLPGが払い出される。払い出されたLPGは、「0.1〜0.4MPa」程度の内圧を有する車載タンク5との差圧に基づいて車載タンク5に充填される。
【0028】
以上説明したこの実施の形態のLPG充填システムによれば、CNG貯蔵容器2に貯蔵されるCNGをCNG配管3等を通じてLPG貯蔵容器1の気相部1aに供給することにより、そのCNGがLPGにほとんど溶け込むことなくLPG貯蔵容器1の内圧が高められる。これにより、そのLPG貯蔵容器1に貯蔵されるLPGが、LPG払出配管6等を通じてLPG貯蔵容器1から払い出され、ディスペンサ7を介してLPG自動車4の車載タンク5に充填されることになる。
【0029】
ここで、差圧が「0.3MPa」の定常状態における「20℃」と「40℃」でのCNG、窒素ガス(N2)及びプロパンガスのLPGに対する最大溶込量を図3の表に比較して示す。この表から明らかなように、CNGの最大溶込量は、「20℃」では、プロパンガスの「0.9%」程度、「40℃」ではプロパンガスの「1.2%」程度と極めて少なくなる。一方、窒素ガスの最大溶込量は、「20℃」では、プロパンガスの「0.49%」程度、「40℃」ではプロパンガスの「0.73%」程度とCNGよりも少なくなる。この比較から明らかなように、CNGの代わりに窒素ガスを加圧用ガスとして使用できることが分かる。但し、窒素ガスのコストは、CNGのそれの約2倍となることから、経済的には、窒素ガスよりもCNGを加圧用ガスとして使用する方が有利である。
【0030】
ここで、加圧用ガスとしてプロパンガス等の気化ガスを用いた従来技術の場合、時間が経過するにつれて加圧用の気化ガスがLPGに多量に溶け込んでしまう。そのため、LPGの組成が変化し、LPG貯蔵容器の飽和蒸気圧が上昇して車載タンクにLPGを充填するのに充分な差圧が得られなくなる。この結果、LPG貯蔵容器の中のLPGを最後まで使い切ることが困難になり、LPG貯蔵容器を頻繁に交換する必要が生じた。
【0031】
これに対し、この実施の形態では、LPG貯蔵容器1の内圧を高めるために同貯蔵容器1に供給される加圧用ガスとしてCNGが使用されることから、LPG貯蔵容器1の中で、LPGにCNGが溶け込むことがほとんどない。このため、自動車燃料用のLPGの組成変化が無視できるほど小さくなり、時間が経過しても、LPGを車載タンク5に充填するための差圧を確保することができ、LPGを最後まで安定的に充填することができる。つまり、この実施の形態のLPG充填システム及びLPG充填方法によれば、大掛かりな構成を必要とすることなく、LPG貯蔵容器1の中のLPGを最後まで安定的に車載タンク5へ充填することができるのである。
【0032】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
【0033】
前記実施の形態では、加圧用ガスとしてCNGを用いたが、加圧用ガスとして、圧縮窒素ガスを用いてもよい。この場合、LPG充填システムとして、図1,2において、CNG貯蔵容器2の代わりに、圧縮窒素ガス貯蔵容器を設け、CNG配管3等の代わりに、圧縮窒素ガス配管を設けることになる。この別の実施の形態においても前記、実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明の構成によれば、加圧用ガスとして圧縮天然ガスを用いたので、LPG貯蔵容器の中でLPGに圧縮天然ガスが溶け込むことがほとんどない。このため、大掛かりな構成を必要とすることなく、LPG貯蔵容器の中のLPGを最後まで安定的に車載タンクへ充填することができるようになる。
【0035】
請求項2に記載の発明の構成によれば、加圧用ガスとして圧縮窒素ガスを用いたので、LPG貯蔵容器の中でLPGに圧縮窒素ガスが溶け込むことがおとんどない。このため、大掛かりな構成を必要とすることなく、LPG貯蔵容器の中のLPGを最後まで安定的に車載タンクへ充填することができるようになる。
【0036】
請求項3に記載の発明の構成によれば、圧縮天然ガス貯蔵容器に貯蔵される圧縮天然ガスを圧縮天然ガス配管を通じてLPG貯蔵容器の気相部に供給することにより、その圧縮天然ガスがLPGにほとんど溶け込むことなくLPG貯蔵容器の内圧が高められる。このため、大掛かりな構成を必要とすることなく、LPG貯蔵容器の中のLPGを最後まで安定的に車載タンクへ充填することができるようになる。
【0037】
請求項4に記載の発明の構成によれば、圧縮窒素ガス貯蔵容器に貯蔵される圧縮窒素ガスを圧縮窒素ガス配管を通じてLPG貯蔵容器の気相部に供給することにより、その圧縮窒素ガスがLPGにほとんど溶け込むことなくLPG貯蔵容器の内圧が高められる。このため、大掛かりな構成を必要とすることなく、LPG貯蔵容器の中のLPGを最後まで安定的に車載タンクへ充填することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、自動車燃料用LPG充填システムを示す概念図である。
【図2】LPG充填システムを示す概略構成図である。
【図3】CNG、窒素ガス及びプロパンガスの最大溶込量を比較して示す表である。
【符号の説明】
1 LPG貯蔵容器
1a 気相部
2 CNG貯蔵容器
3 CNG配管
4 LPG自動車
5 車載タンク
6 LPG払出配管
8 減圧弁
9 LPG分岐配管
15 CNG分岐配管
17 CNG分岐配管
Claims (4)
- 自動車燃料用のLPGを貯蔵するLPG貯蔵容器に加圧用ガスを供給して前記LPG貯蔵容器の内圧を高めることにより、前記LPG貯蔵容器から車載タンクにLPGを充填するようにした自動車燃料用LPG充填方法において、
前記加圧用ガスとして圧縮天然ガスを用いたことを特徴とする自動車燃料用LPG充填方法。 - 自動車燃料用のLPGを貯蔵するLPG貯蔵容器に加圧用ガスを供給して前記LPG貯蔵容器の内圧を高めることにより、前記LPG貯蔵容器から車載タンクにLPGを充填するようにした自動車燃料用LPG充填方法において、
前記加圧用ガスとして圧縮窒素ガスを用いたことを特徴とする自動車燃料用LPG充填方法。 - 自動車燃料用のLPGを貯蔵するためのLPG貯蔵容器と、
圧縮天然ガスを加圧用ガスとして貯蔵するための圧縮天然ガス貯蔵容器と、
前記圧縮天然ガス貯蔵容器から前記圧縮天然ガスを導出して前記LPG貯蔵容器の気相部に供給するための圧縮天然ガス配管と、
前記圧縮天然ガスを所定圧力に減圧するための減圧弁と、
前記LPGを自動車の車載タンクに充填するために、前記LPG貯蔵容器から前記LPGを払い出すためのLPG払出配管と
を備えたことを特徴とする自動車燃料用LPG充填システム。 - 自動車燃料用のLPGを貯蔵するためのLPG貯蔵容器と、
圧縮窒素ガスを加圧用ガスとして貯蔵するための圧縮窒素ガス貯蔵容器と、
前記圧縮窒素ガス貯蔵容器から前記圧縮窒素ガスを導出して前記LPG貯蔵容器の気相部に供給するための圧縮窒素ガス配管と、
前記圧縮窒素ガスを所定圧力に減圧するための減圧弁と、
前記LPGを自動車の車載タンクに充填するために、前記LPG貯蔵容器から前記LPGを払い出すためのLPG払出配管と
を備えたことを特徴とする自動車燃料用LPG充填システム。
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JP2002315173A JP2004150503A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 自動車燃料用lpg充填方法及びそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004150503A true JP2004150503A (ja) | 2004-05-27 |
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ID=32459254
Family Applications (1)
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2002
- 2002-10-30 JP JP2002315173A patent/JP2004150503A/ja active Pending
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