JP2004147047A - オーディオインタフェースおよびオーディオデータ伝送システム - Google Patents

オーディオインタフェースおよびオーディオデータ伝送システム Download PDF

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松井 聡
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Abstract

【課題】データ線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送する。
【解決手段】伝送されるオーディオデータのチャネル番号は、オーディオデータの伝送を開始するための同期信号が第1論理レベルに保持される長さに応じて表現される。あるいは、伝送されるオーディオデータのチャネル番号は、オーディオデータの伝送を開始するための同期信号の論理レベルを複数回変化することにより得られる論理値により表現される。同期信号の第1論理レベル期間の長さまたは論理値に応じて、オーディオデータのチャネル番号が識別できるため、複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送できる。この結果、オーディオデータを伝送するための信号線の本数を削減できる。換言すれば、信号線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送できる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオデータを受信または送信するオーディオインタフェースおよびオーディオデータ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、従来のコンピュータシステムにおけるオーディオインタフェースの概要を示している。
マイクロプロセッサCPUに複数チャネルのオーディオデータDATA(DATA1、DATA2、...、DATAn)を入力する場合、オーディオデータDATAを伝送する複数本のデータ線に加えて、クロック信号CLKおよび同期信号SYNCの信号線が必要になる。
図19は、コンピュータシステムにおけるオーディオインタフェースの動作例を示している。この例では、3チャネルのオーディオデータDATA1、DATA2、DATA3がデータ端子を介してマイクロプロセッサCPUに入力される。
【0003】
マイクロプロセッサCPUは、クロック信号CLKの各立ち上がりエッジに同期して同期信号SYNCのレベルを検出する。マイクロプロセッサCPUは、高レベルの同期信号SYNCを検出したときに、データ端子にそれぞれ供給されるオーディオデータDATA1、DATA2、DATA3の受信を開始する。オーディオデータDATA1、DATA2、DATA3は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して、予め設定された数だけ受信される。この例では、オーディオ信号を受信するため必要な信号線の数は、5本である。
【0004】
図20は、従来のオーディオインタフェースの別の動作例を示している。この例では、1本のデータ線を使用して、ステレオオーディオデータが伝送される。
マイクロプロセッサCPUは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して同期信号SYNCが低レベルから高レベルに変化したときに、例えば左チャネルのオーディオデータDATAの受信を開始する。左チャネルのオーディオデータDATAは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して、予め設定された数だけ受信される。
【0005】
次に、マイクロプロセッサCPUは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して同期信号SYNCが高レベルから低レベルに変化したときに、右チャネルのオーディオデータの受信を開始する。右チャネルのオーディオデータDATAは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して、予め設定された数だけ受信される。
【0006】
また、1本のデータ線で複数チャネルのオーディオデータを送信するために、送信部で複数チャネルのオーディオ信号とチャネル情報とを合成し、受信部で、オーディオ信号とチャネル情報とを分離する技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平9−232962号公報(コラム3;9〜19行、図5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図19に示した例では、チャネル数と同じ数のデータ線が必要になる。このため、マイクロプロセッサCPUの外部端子の数は、チャネル数に応じて増加する。マイクロプロセッサ等の半導体集積回路では、外部端子(パッド)および外部端子に接続される保護素子等の回路は、トランジスタ等の素子に比べ大きなレイアウト面積を必要とする。このため外部端子の数が増えると、マイクロプロセッサCPUのチップサイズが大きくなり、チップコストが増加する。
【0008】
図20に示した例では、2チャンネル分のオーディオ信号を1本のデータ線で伝送できる。しかしながら、2チャンネルを超えるオーディオ信号を受信する場合、上述した問題と同様に、マイクロプロセッサCPUの外部端子の数をチャネル数に応じて増やさなくてはならない。
本発明の目的は、データ線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送することにある。特に、1本のデータ線で3チャネル以上のオーディオデータを伝送することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1のオーディオインタフェースでは、伝送されるオーディオデータのチャネル番号は、オーディオデータの伝送を開始するための同期信号が第1論理レベルに保持される長さに応じて表現される。同期信号の第1論理レベル期間の長さに応じて、オーディオデータのチャネル番号が識別できるため、複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送できる。この結果、オーディオデータを伝送するための信号線の本数を削減できる。換言すれば、信号線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送できる。
【0010】
請求項2のオーディオインタフェースでは、伝送されるオーディオデータのチャネル番号は、オーディオデータの伝送を開始するための同期信号の論理レベルを複数回変化することにより得られる論理値により表現される。同期信号により示される論理値に応じて、オーディオデータのチャネル番号が識別できるため、複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送できる。この結果、オーディオデータを伝送するための信号線の本数を削減できる。換言すれば、信号線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送できる。
【0011】
請求項3のオーディオデータ伝送システムでは、オーディオ処理チップの同期信号生成部は、プロセッサに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する。プロセッサのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号が第1論理レベルに保持されている長さを測定し、伝送されるオーディオデータのチャネル番号を判定する。オーディオ処理チップは、複数チャネルのオーディオデータを外部から受信し、受信したオーディオデータを、同期信号によって示されるチャネル番号毎にプロセッサにシリアル出力する。プロセッサは、オーディオ処理チップから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータを信号処理する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0012】
請求項4のオーディオデータ伝送システムでは、オーディオ処理チップの同期信号生成部は、プロセッサから伝送されるべきオーディオデータのチャネル番号をプロセッサに指示するために、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号をチャネル番号に応じて生成する。プロセッサのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号が第1論理レベルに保持されている長さを測定し、オーディオデータのチャネル番号を判定する。プロセッサは、判定したチャネル番号毎にオーディオデータをシリアル出力する。オーディオ処理チップは、同期信号に付加したチャネル番号順にオーディオデータを受信し、受信したオーディオデータをチャネル番号毎に外部に出力する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0013】
請求項5のオーディオデータ伝送システムでは、プロセッサの同期信号生成部は、オーディオ処理チップから伝送されるべきオーディオデータのチャネル番号をオーディオ処理チップに指示するために、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号をチャネル番号に応じて生成する。オーディオ処理チップのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号が第1論理レベルに保持されている長さを測定し、オーディオデータのチャネル番号を判定する。オーディオ処理チップは、複数チャネルのオーディオデータを外部から受信し、受信したオーディオデータを同期信号によって示されるチャネル番号毎にプロセッサにシリアル出力する。プロセッサは、同期信号に付加したチャネル番号順にオーディオデータを受信し、これ等オーディオデータを信号処理する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0014】
請求項6のオーディオデータ伝送システムでは、プロセッサの同期信号生成部は、オーディオ処理チップに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する。オーディオ処理チップのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号が第1論理レベルに保持されている長さを測定し、伝送されるオーディオデータのチャネル番号を判定する。プロセッサは、複数チャネルのオーディオデータを、同期信号によって示されるチャネル番号毎にオーディオ処理チップにシリアル出力する。オーディオ処理チップは、プロセッサから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータをチャネル番号毎に外部に出力する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0015】
請求項7のオーディオデータ伝送システムでは、オーディオ処理チップの同期信号生成部は、プロセッサに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する。プロセッサのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号の論理値を解読することで、オーディオデータのチャネル番号を判定する。オーディオ処理チップは、複数チャネルのオーディオデータを外部から受信し、受信したオーディオデータを、同期信号の論理によって示されるチャネル番号毎にプロセッサにシリアル出力する。プロセッサは、オーディオ処理チップから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータを信号処理する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0016】
請求項8のオーディオデータ伝送システムでは、オーディオ処理チップの同期信号生成部は、プロセッサから伝送されるべきオーディオデータのチャネル番号をプロセッサに指示するために、チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する。プロセッサのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号の論理値を解読することで、オーディオデータのチャネル番号を判定する。プロセッサは、判定したチャネル番号毎にオーディオデータをシリアル出力する。オーディオ処理チップは、同期信号に付加したチャネル番号順にオーディオデータを受信し、受信したオーディオデータをチャネル番号毎に外部に出力する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0017】
請求項9のオーディオデータ伝送システムでは、プロセッサの同期信号生成部は、オーディオ処理チップから伝送されるべきオーディオデータのチャネル番号をオーディオ処理チップに指示するために、チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する。オーディオ処理チップのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号の論理値を解読することで、オーディオデータのチャネル番号を判定する。オーディオ処理チップは、複数チャネルのオーディオデータを外部から受信し、受信したオーディオデータを同期信号によって示されるチャネル番号毎にプロセッサにシリアル出力する。プロセッサは、同期信号に付加したチャネル番号順にオーディオデータを受信し、これ等オーディオデータを信号処理する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0018】
請求項10のオーディオデータ伝送システムでは、プロセッサの同期信号生成部は、オーディオ処理チップに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する。オーディオ処理チップのチャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号の論理値を解読することで、オーディオデータのチャネル番号を判定する。プロセッサは、複数チャネルのオーディオデータを、同期信号によって示されるチャネル番号毎にオーディオ処理チップにシリアル出力する。オーディオ処理チップは、プロセッサから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータをチャネル番号毎に外部に出力する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図中、太線で示した信号線は、複数ビットで構成されている。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3および請求項4に対応している。
コンピュータシステムは、オーディオ処理チップACHIP(チップ)およびマイクロプロセッサCPU(チップ)を基板上に搭載して構成されており、オーディオデータの入力機能および出力機能を有している。
【0020】
オーディオ処理チップACHIPは、クロック生成部10、チャネル制御部12、同期信号生成部14、AD変換部16、並列直列変換部18、直列並列変換部20、およびDA変換部22を有している。
クロック生成部10は、発振器等を有しており、コンピュータシステムを動作するための基準信号であるクロック信号CLK0を生成する。
【0021】
チャネル制御部12は、マイクロプロセッサCPUに対して送受信するオーディオデータのチャネル番号を決める機能を有している。例えば、オーディオ処理チップACHIPからマイクロプロセッサCPUに伝送されるオーディオデータの出力順序(チャネル順序)は、チャネル制御部12によって決められる。
チャネル制御部12は、クロック信号CLK0のエッジをカウントし、伝送するオーディオデータのチャネル番号に対応するカウンタ信号CNTを同期信号生成部14に出力する。例えば、カウンタ信号CNTは、チャネル1のオーディオデータを伝送するとき、論理”1”に変化し、チャネル4のオーディオデータを伝送するとき、論理”4”に変化する。すなわち、カウンタ信号CNTは、伝送するオーディオデータのチャネル番号を示す。また、チャネル制御部12は、クロック信号CLK0をクロック信号CLKとして出力する。
【0022】
同期信号生成部14は、カウンタ信号CNTが示す論理(チャネル番号)に応じて、所定の長さの高レベル期間を有する同期信号SYNCを、マイクロプロセッサCPUに出力する。例えば、同期信号SYNCは、チャネル1のオーディオデータを伝送するとき、1クロックサイクルの期間、高レベルに変化し、チャネル番号チャネル4のオーディオデータを伝送するとき、4クロックサイクルの期間、高レベルに変化する。このため、チャネル番号を示す情報を1本の信号線で伝送できる。
【0023】
AD変換部16は、マイク等の複数の入力源から供給される複数チャネルのアナログ信号を、クロック信号CLKに同期してディジタル信号(オーディオ入力信号)に変換し、変換したディジタル信号をバッファ16aに保持する。バッファ16aは、カウンタ信号CNTが示すチャネル番号に対応するオーディオデータを並列直列変換部18に出力する。
【0024】
並列直列変換部18は、AD変換部16から転送される並列のオーディオデータを直列データに変換し、変換した直列データをマイクロプロセッサCPUへのオーディオ入力データDINとして出力する。すなわち、複数チャネルのオーディオ入力データは、1本の信号線でマイクロプロセッサCPUに伝送される。
直列並列変換部20は、マイクロプロセッサCPUから出力される直列のオーディオ出力データDOUTを並列データに変換し、変換した並列データをDA変換部22に出力する。すなわち、複数チャネルのオーディオ出力データは、1本の信号線でマイクロプロセッサCPUから伝送される。
【0025】
DA変換部22は、直列並列変換部20からの並列データをバッファ22aに保持する。バッファ22aは、カウンタ信号CNTが示すチャネル番号に対応するオーディオデータを、クロック信号CLKに同期してアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号をスピーカ等の複数の出力源のうちカウンタ信号CNTが示すチャネルの出力源に出力する。
【0026】
マイクロプロセッサCPUは、チャネル判定部24、データ入力部26、信号処理部28、およびデータ出力部30を有している。マイクロプロセッサCPUは、図示した以外にも、DMAコントローラ、タイマ等の周辺機能およびCPUコア等を有している。
チャネル判定部24は、同期信号SYNCの高レベル期間(高レベルパルスの幅)をクロックサイクル数として計測する。チャネル判定部24は、計測したパルス幅に応じて、同期信号SYNCがどのチャネルに対応するものかを決定し、決定したチャネルをチャネル信号CHとしてデータ入力部26およびデータ出力部30に出力する。
【0027】
データ入力部26は、チャネル信号CHに応答してオーディオ入力データDIN(直列データ)を順次受信し、受信した信号をチャネル信号CHが示すチャネル番号とともに信号処理部28に転送する。
信号処理部28は、データ入力部26からのオーディオ入力データDINをチャネル毎に処理する。また、信号処理部28は、チャネル毎に処理されたオーディオ出力データをデータ出力部30に出力する。
【0028】
データ出力部30は、信号処理部28からのオーディオ出力データDOUTをチャネル信号CHに応答してオーディオ処理チップACHIPの直列並列変換部20に順次出力する。
なお、特に図示していないが、クロック信号CLKは、並列直列変換部18、直列並列変換部20、データ入力部26、信号処理部28、およびデータ出力部30にも供給されている。
【0029】
図2は、第1の実施形態におけるオーディオ入力動作を示している。
図1に示したオーディオ処理チップACHIPのチャネル制御部12は、オーディオデータを入力するときに、チャネル番号を示すカウンタ信号CNTを出力し、オーディオデータを入出力しないときに、論理”0”を示すカウンタ信号CNTを出力する。
【0030】
まず、マイクロプロセッサCPUが複数チャネルのオーディオデータを受信する場合、例えば、チャネル制御部12は、チャネル1のオーディオデータをマイクロプロセッサCPUに伝送するために、カウンタ信号CNTを論理”1”に変化させる(図2(a))。同期信号生成部14は、カウンタ信号CNTに応答して、同期信号SYNCを1クロックサイクルの間、高レベル(第1論理レベル)に変化させる(図2(b))。
【0031】
AD変換部16は、カウンタ信号CNTに応答してバッファ16aからチャネル1に対応するオーディオ入力データを出力する。なお、チャネル1のオーディオ入力データは、チャネル制御部12が論理”1”のカウンタ信号CNTを出力する前にバッファ16aに格納されている。換言すれば、チャネル制御部12は、バッファ16aにどのチャネルのオーディオデータが格納されているかを認識しており、この認識に基づいてマイクロプロセッサCPUに伝送するオーディオデータの優先順を決定する。
【0032】
並列直列変換部18は、バッファ16aからのオーディオデータを直列データに変換し、クロック信号CLKに同期して順次オーディオ入力データDINとして出力する(図2(c))。
マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24は、同期信号SYNCの高レベルパルスの幅を計測し、計測したパルス幅に対応するチャネル信号CHを出力する(図2(d))。チャネル判定部24は、対応するチャネル信号CHを出力した後、同期信号SYNCが入力されないときに、”0”を示すチャネル信号CHを出力する。データ入力部26は、チャネル信号CHに基づいて、供給されているオーディオ入力データDINのチャネル番号が”1”であると判断する。データ入力部26は、判断結果とともに、受信したオーディオ入力データDINを信号処理部28に転送する。
【0033】
チャネル制御部12は、チャネル1のオーディオデータの伝送が完了した後、チャネル4のオーディオデータをマイクロプロセッサCPUに伝送するために、カウンタ信号CNTを論理”4”に変化させる(図2(e))。同期信号生成部14は、カウンタ信号CNTに応答して、同期信号SYNCを4クロックサイクルの間、高レベルに変化させる(図2(f))。
【0034】
AD変換部16は、カウンタ信号CNTに応答してバッファ16aからチャネル4に対応するオーディオ入力データを出力する。そして、上述と同様に、1本のデータ線のみを使用して、オーディオ処理チップACHIPからマイクロプロセッサCPUにオーディオ入力データDINが順次伝送される(図2(g))。
マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24は、同期信号SYNCのパルス幅を計測し、計測したパルス幅に対応するチャネル信号CHを出力する(図2(h))。データ入力部26は、チャネル信号CHに基づいて、供給されているオーディオ入力データDINのチャネル番号が”4”であると判断する。データ入力部26は、判断結果とともに、受信したオーディオ入力データDINを信号処理部28に転送する。
【0035】
図3は、第1の実施形態におけるオーディオ出力動作を示している。図2と同じ動作については、詳細な説明を省略する。
まず、チャネル制御部12は、チャネル1のオーディオデータをマイクロプロセッサCPUから受信するために、カウンタ信号CNTを論理”1”に変化させる(図3(a))。同期信号生成部14は、カウンタ信号CNTに応答して、同期信号SYNCを1クロックサイクルの間、高レベルに変化させる(図3(b))。
【0036】
マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24は、同期信号SYNCのパルス幅を計測し、計測したパルス幅に対応するチャネル信号CHを出力する(図3(c))。データ出力部30は、チャネル信号CHに対応するオーディオデータを信号処理部28から受信し、受信したオーディオデータをオーディオ出力データDOUTとして順次出力する(図3(d))。
【0037】
オーディオ処理チップACHIPの直列並列変換部20は、直列のオーディオ出力データDOUTを並列データに変換し、変換したデータをDA変換部22のバッファ22aに転送する。DA変換部22は、カウンタ信号CNTに対応するチャネルのオーディオデータをバッファ22aから読み出し、アナログ信号に変換する。そして、DA変換部からオーディオ出力信号がスピーカー等に出力される。
【0038】
チャネル制御部12は、チャネル1のオーディオデータの伝送が完了した後、チャネル4のオーディオデータをマイクロプロセッサCPUから受信するために、カウンタ信号CNTを論理”4”に変化させる(図3(e))。同期信号生成部14は、カウンタ信号CNTに応答して、同期信号SYNCを4クロックサイクルの間、高レベルに変化させる(図3(f))。
【0039】
マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24は、同期信号SYNCのパルス幅を計測し、計測したパルス幅に対応するチャネル信号CHを出力する(図3(g))。データ出力部30は、チャネル信号CHに対応するオーディオデータを信号処理部28から受信し、受信したオーディオデータをオーディオ出力データDOUTとして順次出力する(図3(h))。この後、オーディオ処理チップACHIPが、上述と同様に動作し、チャネル4のオーディオ出力信号がスピーカー等に出力される。
【0040】
以上、本実施形態では、伝送するオーディオデータのチャネル番号は、同期信号SYNCの高レベル期間の長さ(クロックサイクル数)で表現される。同期信号の第1論理レベル期間の長さに応じて、オーディオデータのチャネル番号を識別できるため、複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送できる。この結果、オーディオデータを伝送するための信号線の本数を削減できる。換言すれば、信号線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送できる。
【0041】
同期信号SYNCを生成する同期信号生成部14は、マイクロプロセッサCPUおよびオーディオ処理チップACHIP間で伝送されるオーディオデータのチャネル番号に応じて、同期信号SYNCの高レベル期間を変化させる。したがって、複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送でき、マイクロプロセッサCPUおよびオーディオ処理チップACHIPにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、マイクロプロセッサCPUおよびオーディオ処理チップACHIPのチップサイズを削減できる。
【0042】
図4は、本発明の第2の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項5および請求項6に対応している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、クロック生成部10、チャネル制御部12、および同期信号生成部14は、マイクロプロセッサCPUに形成され、チャネル判定部24は、オーディオ処理チップACHIPに形成されている。このため、クロック信号CLKおよび同期信号SYNCは、マイクロプロセッサCPUからオーディオ処理チップACHIPに出力される。
【0043】
バッファ16a、22aは、チャネル判定部24から出力されるチャネル信号CHに応じて、伝送するオーディオデータのチャネル番号を決定する。データ入力部26およびデータ出力部30は、チャネル制御部12から出力されるカウンタ信号CNTに応じて、伝送するオーディオデータのチャネル番号を決定する。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同じである。
【0044】
図5および図6は、第2の実施形態におけるオーディオ入力動作およびオーディオ出力動作を示している。
図5は、第1の実施形態のオーディオ出力動作(図3)のオーディオ出力データDOUTの波形をオーディオ入力データDINの波形にしたことを除き、図3と同じである。図6は、第1の実施形態のオーディオ入力動作(図2)のオーディオ入力データDINの波形をオーディオ出力データDOUTの波形にしたことを除き、図2と同じである。すなわち、この実施形態のコンピュータシステムにおいても、複数チャネルのオーディオデータが、1本のデータ線を使用して伝送される。
【0045】
以上、この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図7は、本発明の第3の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1に対応している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0046】
この実施形態では、クロック生成部10、チャネル制御部12、および同期信号生成部14は、マイクロプロセッサCPUおよびオーディオ処理チップACHIPとは別の制御チップCCHIPに形成されている。制御チップCCHIPは、マイクロプロセッサCPUおよびオーディオ処理チップACHIPの動作を制御する。オーディオ処理チップACHIPは、第2の実施形態(図4)と同じである。マイクロプロセッサCPUは、第1の実施形態(図1)と同じである。マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24は、同期信号生成部14から出力される同期信号SYNCが高レベルに変化している長さを測定し、オーディオデータのチャネル番号を判定する第1チャネル判定部として動作する。オーディオ処理チップACHIPのチャネル判定部24は同期信号生成部14から出力される同期信号SYNCが高レベルに変化している長さを測定し、オーディオデータのチャネル番号を判定する第2チャネル判定部として動作する。
【0047】
この実施形態におけるオーディオ入力動作およびオーディオ出力動作は、それぞれ第2の実施形態のオーディオ入力動作(図5)、および第1の実施形態のオーディオ出力動作(図3)と同じである。
以上、この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0048】
図8は、本発明の第4の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3および請求項6に対応している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、オーディオ処理チップACHIPおよびマイクロプロセッサCPUの両方にチャネル制御部12、同期信号生成部14、およびチャネル判定部24が形成されている。クロック生成部10は、マイクロプロセッサCPUに形成されている。オーディオ処理チップACHIPの同期信号生成部14は、マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24に同期信号SYNC1を出力する。マイクロプロセッサCPUの同期信号生成部14は、オーディオ処理チップACHIPのチャネル判定部24に同期信号SYNC2を出力する。
【0049】
オーディオ処理チップACHIPのチャネル制御部12および同期信号生成部14と、マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24とは、マイクロプロセッサCPUにオーディオデータが入力されるときに動作する。同様に、マイクロプロセッサCPUのチャネル制御部12および同期信号生成部14と、オーディオ処理チップACHIPのチャネル判定部24は、マイクロプロセッサCPUからオーディオデータが出力されるときに動作する。
【0050】
上記動作を実現するために、オーディオ処理チップACHIPにおけるAD変換部16のバッファ16aは、オーディオ処理チップACHIPのチャネル制御部12が出力するカウンタ信号CNT1に応じて動作する。DA変換部22のバッファ22aは、オーディオ処理チップACHIPのチャネル判定部24が出力するチャネル信号CH1に応じて動作する。
【0051】
マイクロプロセッサCPUにおけるデータ入力部26は、マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24が出力するチャネル信号CH2に応じて動作する。データ出力部30は、、マイクロプロセッサCPUのチャネル制御部12が出力するカウンタ信号CNT2に応じて動作する。
このように、本実施形態では、オーディオデータを送信する側のチップが、同期信号SYNC1(またはSYNC2)を生成する。
【0052】
図9および図10は、第4の実施形態におけるオーディオ入力動作およびオーディオ出力動作を示している。
図9に示したオーディオ入力動作では、マイクロプロセッサCPUのチャネル制御部12は、カウンタ信号CNT2を生成しない。このため、マイクロプロセッサCPUの同期信号生成部14は、同期信号SYNC2を生成せず、オーディオ処理チップACHIPのチャネル判定部24は、チャネル信号CH1を生成しない。その他の動作は、第1の実施形態のオーディオ入力動作(図2)と同じである。
【0053】
同様に、図10に示したオーディオ出力動作では、オーディオ処理チップACHIPのチャネル制御部12は、カウンタ信号CNT1を生成しない。このため、オーディオ処理チップACHIPの同期信号生成部14は、同期信号SYNC1を生成せず、マイクロプロセッサCPUのチャネル判定部24は、チャネル信号CH2を生成しない。その他の動作は、第1の実施形態のオーディオ出力動作(図3)と同じである。
【0054】
以上、この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図11は、本発明の第5の実施形態を示している。この実施形態は、請求項1、請求項3および請求項6に対応している。第1および第4の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0055】
この実施形態では、クロック生成部10は、オーディオ処理チップACHIPに形成されている。その他の構成は、第4の実施形態と同じである。
以上、この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図12は、本発明の第6の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2、請求項7および請求項8に対応している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0056】
この実施形態では、第1の実施形態(図1)の同期信号生成部14およびチャネル判定部24の代わりに、同期信号生成部32およびチャネル判定部34が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同じである。
同期信号生成部32は、カウンタ信号CNTが示す論理(チャネル番号)に応じて、同期信号SYNCの論理レベルをクロック信号CLKに同期して変化させる。すなわち、同期信号SYNCには、チャネル番号に応じた論理値が付加される。チャネル判定部34は、同期信号SYNCの論理値に応じて、同期信号SYNCがどのチャネルに対応するものかを決定し、決定したチャネルをチャネル信号CHとしてデータ入力部26およびデータ出力部30に出力する。
【0057】
図13は、第6の実施形態におけるオーディオ入力動作を示している。第1の実施形態(図2)と同じ動作については、詳細な説明を省略する。
まず、同期信号生成部32は、4クロックサイクルの間、同期信号SYNCを高レベル(第2論理レベル)に変化させる(図13(a))。4クロックサイクルの高レベルは、同期信号SYNCにチャネル番号を付加するための開始コードである。この後、同期信号生成部32は、同期信号SYNCの論理レベルを、伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて複数回変化させる。例えば、同期信号SYNCの論理レベルが、クロック信号CLKに同期して”0001”に変化したとき、チャネル1のオーディオデータが伝送される(図13(b))。同期信号SYNCの論理レベルが、”0100”に変化したとき、チャネル4のオーディオデータが伝送される(図13(c))。
【0058】
すなわち、開始コードの後の4クロックサイクルにおける同期信号SYNCの論理値に応じて、伝送されるオーディオデータのチャネル番号が表現される。チャネル判定部34は、同期信号SYNCの論理値を解読し、オーディオ処理チップACHIPから伝送されるオーディオ入力データDINのチャネル番号を判定する。チャネル判定部34は、判定結果に対応するチャネル信号CHを出力する。そして、マイクロプロセッサCPUは、チャネル判定部34により判定されたチャネル番号に基づいて、オーディオデータの入力処理を行う。
【0059】
図14は、第6の実施形態におけるオーディオ出力動作を示している。第1の実施形態(図3)および図13と同じ動作については、詳細な説明を省略する。オーディオデータを出力する場合、マイクロプロセッサCPUは、チャネル判定部34が判定したチャネル番号(チャネル信号CH)に対応するオーディオ出力データDOUTを順次出力する。
【0060】
以上、この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図15は、本発明の第7の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2、請求項9および請求項10に対応している。第1および第6の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0061】
この実施形態では、第2の実施形態(図4)の同期信号生成部14およびチャネル判定部24の代わりに、同期信号生成部32およびチャネル判定部34が形成されている。その他の構成は、第2の実施形態とほぼ同じである。
同期信号生成部32は、第6の実施形態と同様に、カウンタ信号CNTが示す論理(チャネル番号)に応じて、同期信号SYNCの論理レベルをクロック信号CLKに同期して変化させる。また、同期信号生成部32は、論理値のビット数を可変にするために、同期信号SYNCに、論理値に続いて終了コードを付加する機能を有している。
【0062】
チャネル判定部34は、同期信号SYNCの論理値に応じて、同期信号SYNCがどのチャネルに対応するものかを決定し、決定したチャネルをチャネル信号CHとしてデータ入力部26およびデータ出力部30に出力する。チャネル判定部34は、後述するように、同期信号SYNCにおいて、開始コードと終了コードに挟まれた信号の論理レベルをチャネル番号を示す論理値と認識する。
【0063】
図16は、第7の実施形態におけるオーディオ入力動作を示している。第1および第6の実施形態(図2、図13)と同じ動作については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、同期信号生成部32は、開始コード、チャネル番号を示す論理値、および終了コードを含む同期信号SYNCを生成する。この例では、高レベル(第2論理レベル)が連続して4ビット(4クロックサイクル)続いたときに、開始コードが認識され、高レベル(第3論理レベル)が連続して3ビット(3クロックサイクル)続いたときに、終了コードが認識される。このため、チャネル番号を示す論理値のビット数は、伝送するオーディオデータのチャネル数に応じて増減できる。
【0064】
チャネル判定部34は、開始コード、論理値、および終了コードを受信し、伝送するオーディオデータのチャネル番号を判定し、判定結果をチャネル信号CHとして出力する。
以上、この実施形態においても、上述した第1および第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、終了コードを論理値の後に付加したので、チャネル番号の通知に使用する論理値のビット長を可変にできる。この結果、例えば、マイクロプロセッサCPUで処理可能な最大チャネル数がオーディオ処理チップACHIPで処理可能な最大チャネル数と相違する場合にも、両チップ間でオーディオデータを伝送できる。すなわち、汎用性を有するオーディオインタフェースを構成できる。
【0065】
図17は、本発明の第8の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2に対応している。第1、第3および第6の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第3の実施形態(図7)の同期信号生成部14およびチャネル判定部24の代わりに、同期信号生成部32およびチャネル判定部34が形成されている。その他の構成は、第3の実施形態とほぼ同じである。同期信号生成部32およびチャネル判定部34の機能は、第6の実施形態と同じである。すなわち、伝送するオーディオデータのチャネル番号は、同期信号SYNCの論理値で表現される。
【0066】
以上、この実施形態においても、上述した第1および第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1) 複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送するためのオーディオインタフェースであって、
伝送される前記オーディオデータのチャネル番号は、前記オーディオデータの伝送を開始するための同期信号が第1論理レベルに保持される長さに応じて表現されることを特徴とするオーディオインタフェース。
【0067】
(付記2) 複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送するためのオーディオインタフェースであって、
伝送される前記オーディオデータのチャネル番号は、前記オーディオデータの伝送を開始するための同期信号の論理レベルを複数回変化することにより得られる論理値により表現されることを特徴とするオーディオインタフェース。
【0068】
(付記3) 付記2記載のオーディオインタフェースにおいて、
前記論理値を表現するための前記同期信号を出力する前に、前記チャネル番号の通知を開始する開始コードとして、前記同期信号を第2論理レベルに所定の長さ保持することを特徴とするオーディオインタフェース。
(付記4) 付記2記載のオーディオインタフェースにおいて、
前記論理値を表現するための前記同期信号を出力した後に、前記チャネル番号の通知を終了する終了コードとして、前記同期信号を第3論理レベルに所定の長さ保持することを特徴とするオーディオインタフェース。
【0069】
(付記5) 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
前記オーディオ処理チップは、前記プロセッサに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0070】
(付記6) 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
前記オーディオ処理チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサに指示するために、前記チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0071】
(付記7) 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号をオーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0072】
(付記8) 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
前記プロセッサは、前記オーディオ処理チップに伝送する前記オーディオデータのチャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0073】
(付記9) 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサと、
前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップの動作を制御する制御チップとを備え、
前記制御チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第1チャネル判定部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第2チャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0074】
(付記10) 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップと、
前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップの動作を制御する制御チップとを備え、
前記制御チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第1チャネル判定部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第2チャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0075】
(付記11) 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
前記オーディオ処理チップは、前記プロセッサに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0076】
(付記12) 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
前記オーディオ処理チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサに指示するために、前記チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0077】
(付記13) 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号をオーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0078】
(付記14) 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
前記プロセッサは、前記オーディオ処理チップに伝送する前記オーディオデータのチャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0079】
(付記15) 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサと、
前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップの動作を制御する制御チップとを備え、
前記制御チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第1チャネル判定部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第2チャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0080】
(付記16) 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップと、
前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップの動作を制御する制御チップとを備え、
前記制御チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサおよび前記オーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第1チャネル判定部を備え、
前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定する第2チャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
【0081】
付記4のオーディオインタフェースでは、チャネル番号の通知を終了する終了コードが、同期信号における論理値の後に付加される。このため、チャネル番号の通知に使用する論理値のビット長を可変にできる。この結果、伝送できるオーディオデータの最大チャネル数が異なるチップにおいても、オーディオデータを伝送できる。すなわち、汎用性を有するオーディオインタフェースを構成できる。
【0082】
付記9のオーディオデータ伝送システムでは、制御チップの同期信号生成部は、オーディオ処理チップからプロセッサに伝送されるオーディオデータのチャネル番号をプロセッサおよびオーディオ処理チップに指示するために、チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する。プロセッサの第1チャネル判定部およびオーディオ処理チップの第2チャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号が第1論理レベルに保持されている長さを測定し、オーディオデータのチャネル番号を判定する。オーディオ処理チップは、複数チャネルのオーディオデータを外部から受信し、受信したオーディオデータを同期信号によって示されるチャネル番号毎にプロセッサにシリアル出力する。プロセッサは、オーディオ処理チップから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータを信号処理する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0083】
付記10のオーディオデータ伝送システムでは、制御チップの同期信号生成部は、プロセッサからオーディオ処理チップに伝送されるオーディオデータのチャネル番号をプロセッサおよびオーディオ処理チップに指示するために、チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する。プロセッサの第1チャネル判定部およびオーディオ処理チップの第2チャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号が第1論理レベルに保持されている長さを測定し、オーディオデータのチャネル番号を判定する。プロセッサは、判定したチャネル番号毎にオーディオデータをオーディオ処理チップにシリアル出力する。オーディオ処理チップは、プロセッサから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータをチャネル番号毎に外部に出力する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0084】
付記15のオーディオデータ伝送システムでは、制御チップの同期信号生成部は、オーディオ処理チップからプロセッサに伝送されるオーディオデータのチャネル番号をプロセッサおよびオーディオ処理チップに指示するために、チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する。プロセッサの第1チャネル判定部およびオーディオ処理チップの第2チャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号の論理値を解読することで、オーディオデータのチャネル番号を判定する。オーディオ処理チップは、複数チャネルのオーディオデータを外部から受信し、受信したオーディオデータを同期信号によって示されるチャネル番号毎にプロセッサにシリアル出力する。プロセッサは、オーディオ処理チップから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータを信号処理する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0085】
付記16のオーディオデータ伝送システムでは、制御チップの同期信号生成部は、オーディオ処理チップからプロセッサに伝送されるオーディオデータのチャネル番号をプロセッサおよびオーディオ処理チップに指示するために、チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する。プロセッサの第1チャネル判定部およびオーディオ処理チップの第2チャネル判定部は、同期信号生成部から出力される同期信号の論理値を解読することで、オーディオデータのチャネル番号を判定する。プロセッサは、判定したチャネル番号毎にオーディオデータをオーディオ処理チップにシリアル出力する。オーディオ処理チップは、プロセッサから順次伝送されるオーディオデータが、判定したチャネル番号のデータであると判断し、これ等オーディオデータをチャネル番号毎に外部に出力する。このように、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【0086】
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
【0087】
【発明の効果】
請求項1および請求項2のオーディオインタフェースでは、複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送できる。換言すれば、信号線の数を増やすことなく、複数チャネルのオーディオデータを伝送できる。
請求項3〜請求項10のオーディオデータ伝送システムでは、同期信号にオーディオデータのチャネル番号を示す情報を付加することで、複数チャネルのオーディオデータを1本のデータ線で伝送できる。このため、プロセッサおよびオーディオ処理チップにおけるオーディオデータを伝送するための端子数を削減できる。この結果、プロセッサおよびオーディオ処理チップのチップサイズを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態におけるオーディオ入力動作を示すタイミング図である。
【図3】第1の実施形態におけるオーディオ出力動作を示すタイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態におけるオーディオ入力動作を示すタイミング図である。
【図6】第2の実施形態におけるオーディオ出力動作を示すタイミング図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図9】第4の実施形態におけるオーディオ入力動作を示すタイミング図である。
【図10】第4の実施形態におけるオーディオ出力動作を示すタイミング図である。
【図11】本発明の第5の実施形態を示すブロック図である。
【図12】本発明の第6の実施形態を示すブロック図である。
【図13】第6の実施形態におけるオーディオ入力動作を示すタイミング図である。
【図14】第6の実施形態におけるオーディオ出力動作を示すタイミング図である。
【図15】本発明の第7の実施形態を示すブロック図である。
【図16】第7の実施形態におけるオーディオ入力動作を示すタイミング図である。
【図17】本発明の第8の実施形態を示すブロック図である。
【図18】従来のコンピュータシステムにおけるオーディオインタフェースの概要を示すブロック図である。
【図19】従来のコンピュータシステムにおけるオーディオインタフェースの動作例を示している。
【図20】従来のコンピュータシステムにおけるオーディオインタフェースの別の動作例を示している。
【符号の説明】
10 クロック生成部
12 チャネル制御部
14 同期信号生成部
16 AD変換部
16a バッファ
18 並列直列変換部
20 直列並列変換部
22 DA変換部
22a バッファ
24 チャネル判定部
26 データ入力部
28 信号処理部
30 データ出力部
32 同期信号生成部
34 チャネル判定部
36 同期信号生成部
38 チャネル判定部
ACHIP  オーディオ処理チップ
CCHIP  制御チップ
CH、CH1、CH2  チャネル信号
CLK0、CLK  クロック信号
CNT、CNT1、CNT2 カウンタ信号
CPU  マイクロプロセッサ
DIN  オーディオ入力データ
DOUT オーディオ出力データ
SYNC、SYNC1、SYNC2  同期信号

Claims (10)

  1. 複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送するためのオーディオインタフェースであって、
    伝送される前記オーディオデータのチャネル番号は、前記オーディオデータの伝送を開始するための同期信号が第1論理レベルに保持される長さに応じて表現されることを特徴とするオーディオインタフェース。
  2. 複数チャネルのオーディオデータを、1本のデータ線で伝送するためのオーディオインタフェースであって、
    伝送される前記オーディオデータのチャネル番号は、前記オーディオデータの伝送を開始するための同期信号の論理レベルを複数回変化することにより得られる論理値により表現されることを特徴とするオーディオインタフェース。
  3. 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
    前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
    前記オーディオ処理チップは、前記プロセッサに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  4. 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
    前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
    前記オーディオ処理チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサに指示するために、前記チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  5. 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
    前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号をオーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  6. 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
    前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
    前記プロセッサは、前記オーディオ処理チップに伝送する前記オーディオデータのチャネル番号に応じて、所定の長さの第1論理レベルを有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号が前記第1論理レベルに保持されている長さを測定し、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  7. 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
    前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
    前記オーディオ処理チップは、前記プロセッサに伝送するオーディオデータのチャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  8. 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
    前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
    前記オーディオ処理チップは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号を前記プロセッサに指示するために、前記チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記プロセッサは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  9. 複数チャネルのオーディオデータを受信し、受信した前記オーディオデータを前記チャネル毎にシリアル出力するオーディオ処理チップと、
    前記オーディオ処理チップから伝送される前記オーディオデータを信号処理するプロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、伝送されるべき前記オーディオデータのチャネル番号をオーディオ処理チップに指示するために、前記チャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する前記同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
  10. 複数チャネルのオーディオデータをチャネル毎にシリアル出力するプロセッサと、
    前記プロセッサから伝送される前記オーディオデータを各チャネルに出力するオーディオ処理チップとを備え、
    前記プロセッサは、前記オーディオ処理チップに伝送する前記オーディオデータのチャネル番号に応じて論理レベルを複数回変化させ、この変化により表現される所定の論理値を有する同期信号を生成する同期信号生成部を備え、
    前記オーディオ処理チップは、前記同期信号生成部から出力される前記同期信号の前記論理値を解読することで、前記オーディオデータのチャネル番号を判定するチャネル判定部を備えていることを特徴とするオーディオデータ伝送システム。
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