JP2004146671A - Surface-mount common mode noise filter - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号線等のコモンモードノイズを抑圧するためのコモンモードノイズフィルタに係り、とくにパーソナルコンピュータ等におけるUSB2.0やIEEE1394、DVI(液晶ディスプレイ等の接続用に用いられる)等の高速差動信号伝送において2本の信号線を通るコモンモードノイズを減衰させるために使用される表面実装型コモンモードノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコモンモードノイズフィルタとしては、磁性又は非磁性ドラムコアの巻芯部に一対の線材を密着して巻回した構造が一般的である。また、一対の平行な線材を絶縁材で一体に被覆したペア線を巻回したものとして、下記の特許文献1がある。但し、ペア線をなす線材相互間は線材径に比較してかなり近接した配置となっている。
【特許文献1】特開2002−110428号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、パーソナルコンピュータと周辺機器間等の信号伝送に、DVI(TMDS),IEEE1394(S800)等の高速差動伝送が登場しており、コモンモードノイズフィルタの伝送特性によっては伝送信号の高周波成分を減衰させる等の悪影響を及ぼすため、高速信号に対して使用することが難しい。伝送信号に対する影響度は、▲1▼信号遮断周波数と、▲2▼特性インピーダンス整合に依存すると考えると、従来までのコモンモードノイズフィルタでは信号遮断周波数1GHz程度で特性インピーダンスはアプリケーションに応じて調整できない状況にあり、信号品質に影響を与える可能性がある。例えば液晶ディスプレイ(LCD)とパーソナルコンピュータとを結ぶ伝送方式DVIは解像度SXGAで伝送速度が560MHzであるため、第3次、第5次高調波を考慮すると、第3次、第5次高調波となるとGHz帯に達する。周波数帯域1GHz程度(換言すれば、信号遮断周波数1GHz程度)のコモンモードノイズフィルタではこれらの高調波を減衰させてしまい、波形品質を劣化させる。減衰させないためにはコモンモードノイズフィルタの通過帯域(信号遮断周波数)を伸ばす必要がある。また、特性インピーダンスについても従来の巻線型コモンモードノイズフィルタでは各アプリケーションに応じて調整することが困難であった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑み、USB2.0やIEEE1394、DVI等の高速差動信号伝送において、高速伝送信号に悪影響を与えることなくコモンモードノイズを抑圧可能な表面実装型コモンモードノイズフィルタを提供することを目的とする。
【0005】
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタは、磁性又は非磁性ドラムコアの巻芯部に、線間距離(a)の一対の線材を巻回し、かつ該一対の線材間に巻線間隔(b)を設け、前記一対の線材の端末をそれぞれ前記ドラムコアの鍔部に設けた電極部に電気的に接続してなり、
前記線間距離(a)と前記線材の直径(R)の比a/Rが、
a/R≧0.5
で、かつ前記巻線間隔(b)と前記線材の直径(R)の比b/Rが、
b/R≧0.5
であることを特徴としている。
【0007】
本願請求項2の発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタは、請求項1において、前記線材の直径(R)が、30μm≦R≦50μmであることを特徴としている。
【0008】
本願請求項3の発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタは、請求項1又は2において、前記ドラムコアの両方の鍔部上面間に磁性又は非磁性板状コアを固着したことを特徴としている。
【0009】
本願請求項4の発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタは、請求項1,2又は3において、前記電極部は各鍔部の少なくとも外側端面の両側位置にそれぞれ設けられており、前記鍔部の上面又は下面の前記電極部間を通る位置に線材引出溝を形成し、前記一対の線材を前記線材引出溝にまとめて通してから分離して前記両側位置の電極部にそれぞれ接続したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタの実施の形態を図面に従って説明する。
【0011】
図1(A),(B)は本発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタの第1の実施の形態を示す。この図において、11は磁性体(フェライト等)又は非磁性(セラミック等)のドラムコアであり、巻芯部12の両側に方形鍔部13を有している。このドラムコア11の各方形鍔部13には電極部14が金属メッキ、金属ペーストの焼き付け等でそれぞれ2個所形成されている。電極部14は方形鍔部13の両端部の上面、外側端面及び下面(装着面)にわたって連続してそれぞれ形成されている。
【0012】
図2に示すように、前記ドラムコア11の巻芯部12には、線間距離aの一対の線材(導体線)1,2が巻線間隔bで巻線されており、巻線後の一対の線材1,2の端末はそれぞれ方形鍔部13両端位置の電極部14上面に熱圧着等により継線(接続)される。
【0013】
前記線材1,2の巻線後、前記ドラムコア11の両方の方形鍔部13上面間には磁性体又は非磁性体の板状コア20が接着剤等で固着される。この板状コア20は製品の上面を平坦面として、自動装着機の吸着ノズルで吸着可能にするために設けるものであり、さらにドラムコア11及び板状コア20共に磁性体とすれば、漏洩磁束の低減、コモンモードノイズの抑圧特性の向上にも寄与できる。
【0014】
図2に示した一対の線材1,2の線間距離a、線材1,2をペアと考えたときの巻線間隔b、及び線材1,2の直径Rと信号遮断周波数及び特性インピーダンスとの関係を以下で考察する。
【0015】
まず、図3はコモンモードノイズフィルタの信号遮断周波数の定義を示し、Sdd21特性(ディファレンシャルモードについての減衰特性)の3dB減衰点を信号遮断周波数としている。
【0016】
信号遮断周波数を上げるためには、ディファレンシャルモードインダクタンス(以下、Ldという)と線間容量(以下、C12)を低く抑えることが必要である。Ld,C12が大きいと遮断周波数は低くなり、反対にLd,C12が小さいと遮断周波数は高くなる傾向にある。本実施の形態では、低Ld,C12実現のために2本の線材を密着させて巻く従来の巻線方法を改め、2本の線材1,2間に線間距離aを持たせ、さらに一定間隔空けて(巻線間隔bを設けて)巻いている。この結果、線材1,2間の結合は緩むがC12を減じることで遮断周波数を向上させることができる。また、特性インピーダンスは信号遮断周波数が許す範囲で前記線間距離aと巻線間隔bを線材1,2の直径に対して相対的に変化させることで調整可能である。
【0017】
図4(A)は巻線間隔b=20μmを一定に固定し、0μm≦a≦60μm、30μm≦R≦50μmの範囲の値としたときのa/Rと遮断周波数との関係を示す。但し、ドラムコア11(フェライト)の巻芯部断面は縦0.5mm、横0.8mmで、板状コア20を装着状態とし、巻数は4ターンである。a/R≧0.5であれば、遮断周波数2.5GHz以上を確保できている。
【0018】
図4(B)はa,b,R、コア及び巻数が同じ条件でのa/Rと特性インピーダンス(測定周波数500MHz)との関係を示し、a/Rを変化させることで特性インピーダンスを所望値に設定できる。とくにa/R≧0.5の遮断周波数2.5GHz以上の領域においても特性インピーダンスを可変設定できる。
【0019】
図5(A)は線間距離a=20μmを一定に固定し、0μm≦b≦60μm、30μm≦R≦50μmの範囲の値としたときのb/Rと遮断周波数との関係を示す。但し、コア及び巻数は図4と同じ条件である。b/R≧0.5であれば、遮断周波数2.5GHz以上を確保できている。
【0020】
図5(B)はa,b,R、コア及び巻数が同じ条件でのb/Rと特性インピーダンス(測定周波数500MHz)との関係を示し、b/Rを変化させることで特性インピーダンスを所望値に設定できる。とくにb/R≧0.5の遮断周波数2.5GHz以上の領域においても特性インピーダンスを可変設定できる。
【0021】
図7の曲線Aは図1に示した第1の実施の形態(但し、a=20μm,b=60μm,R=40μmで、ディファレンシャルモードのインダクタンスが14nH)におけるSdd21周波数特性であり、遮断周波数2.5GHz以上を確保できていることを示す。
【0022】
この第1の実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
【0023】
(1) 磁性又は非磁性ドラムコア11の巻芯部12に、線間距離aの一対の線材1,2を巻回し、かつ該一対の線材間に巻線間隔bを設け、一対の線材1,2の端末をそれぞれドラムコア11の方形鍔部13に設けた電極部14に電気的に接続し、さらに前記線間距離aと前記線材1,2の直径Rの比a/Rを、
a/R≧0.5
とし、かつ前記巻線間隔bと前記線材1,2の直径Rの比b/Rを、
b/R≧0.5
に設定することにより、遮断周波数2.5GHz以上のコモンモードノイズフィルタを実現できる。従って、USB2.0やIEEE1394、DVI等の高速差動信号伝送路においても悪影響を及ぼすことなく使用可能である。なお、線材1,2の直径Rは20μm〜200μm程度であるが、超小型製品を対象とする場合、前記線材1,2の直径Rは50μm以下とすることが巻数を確保する上で好ましい。
【0024】
(2) 磁性又は非磁性のドラムコア11の両方の方形鍔部13上面間に磁性又は非磁性板状コア20を固着することで、製品の上面を平坦面として、自動装着機の吸着ノズルで吸着可能にすることができ、さらにドラムコア11及び板状コア20共に磁性体とすれば、漏洩磁束の低減、コモンモードノイズの抑圧特性の向上をも図り得る。
【0025】
図6(A),(B)は本発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタの第2の実施の形態を示す。この図6(A)では、ドラムコア11の方形鍔部13に設けた電極部14の下面(装着面)14aが上向きで示されている。この場合、電極部14の下面14aが位置する方形鍔部13の下面13a中央を巻芯の軸方向に横断する線材引出溝15を形成し、この線材引出溝15に一対の線材1,2をまとめて通して(相互に近接状態として好ましくは並列配置で引き出して)から分離してそれぞれ電極部14の外側端面14bに熱圧着等で継線している。なお、その他の構成は前述の第1の実施の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0026】
この第2の実施の形態では、一対の線材1,2の端末引出を工夫したことで、第1の実施の形態よりもディファレンシャルモードのインダクタンスを低くすることができる。例えば、図7の第1の実施の形態を示す曲線A(但し、a=20μm,b=60μm,R=40μm)ではディファレンシャルモードのインダクタンスが14nHであったものが、第2の実施の形態では同じa,b,Rの条件でディファレンシャルモードのインダクタンスを8nHに低減できる(43%低下)。図7の曲線Bは第2の実施の形態(但し、a=20μm,b=60μm,R=40μmで、ディファレンシャルモードのインダクタンスが8nH)のときのSdd21周波数特性であり、差動信号に対する減衰量が少なく、曲線Aよりも遮断周波数が高い方に移動していることが判る。
【0027】
なお、第2の実施の形態では、線材引出溝15を方形鍔部13の下面中央に形成したが、方形鍔部上面中央を巻芯の軸方向に横断するように線材引出溝15を形成し、これに線材1,2をまとめて通してもよい。
【0028】
また、各実施の形態における電極部14は、金属メッキ、金属ペーストの焼き付け等の他に端子金具を方形鍔部13に装着して構成することもでき、線材1,2の電極部14への継線処理も溶接、はんだ付け等の処理とすることもできる。
【0029】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、遮断周波数が高く、USB2.0やIEEE1394、DVI等の高速差動信号伝送において、高速伝送信号に悪影響を与えることなくコモンモードノイズを抑圧可能な表面実装型コモンモードノイズフィルタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタの第1の実施の形態であって、(A)は分解斜視図、(B)は側面図である。
【図2】第1の実施の形態におけるドラムコア及び巻線部分の縦断面図である。
【図3】コモンモードノイズフィルタのSdd21周波数特性であって、信号遮断周波数の定義を説明した周波数特性図である。
【図4】第1の実施の形態において、一対の線材1,2の線間距離:a、線材1,2をペアと考えたときの巻線間隔:b、及び線材1,2の直径:Rとした場合のa/Rと伝送特性の関係であって、(A)は遮断周波数とa/Rの関係、(B)は特性インピーダンスとa/Rの関係をそれぞれ示すグラフである。
【図5】第1の実施の形態における、b/Rと伝送特性の関係であって、(A)は遮断周波数とb/Rの関係、(B)は特性インピーダンスとb/Rの関係をそれぞれ示すグラフである。
【図6】本発明に係る表面実装型コモンモードノイズフィルタの第2の実施の形態であって、(A)は底面側を上向きとした分解斜視図、(B)は側面図である。
【図7】第1及び第2の実施の形態の場合におけるSdd21特性の周波数変化を示すSdd21周波数特性図である。
【符号の説明】
1,2 線材
11 ドラムコア
12 巻芯部
13 方形鍔部
14 電極部
15 線材引出溝
20 板状コア[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a common mode noise filter for suppressing a common mode noise such as a signal line, and particularly to a high speed difference such as USB 2.0, IEEE1394, DVI (used for connection of a liquid crystal display or the like) in a personal computer or the like. The present invention relates to a surface mount type common mode noise filter used for attenuating common mode noise passing through two signal lines in dynamic signal transmission.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a common mode noise filter of this type, a structure in which a pair of wires is closely wound around a core portion of a magnetic or non-magnetic drum core is generally used. Japanese Patent Application Laid-Open Publication No. HEI 10-163556 discloses a structure in which a pair of parallel wires is integrally wound with an insulating material to form a pair. It should be noted, however, that the wires between the paired wires are arranged considerably closer to each other than the wire diameter.
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-110428
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, high-speed differential transmission such as DVI (TMDS) and IEEE 1394 (S800) has appeared in signal transmission between a personal computer and peripheral devices, and depending on the transmission characteristics of a common mode noise filter, a high frequency component of a transmission signal may be reduced. Since it has an adverse effect such as attenuation, it is difficult to use it for high-speed signals. Considering that the degree of influence on the transmission signal depends on (1) the signal cutoff frequency and (2) the characteristic impedance matching, the characteristic impedance cannot be adjusted according to the application at the signal cutoff frequency of about 1 GHz with the conventional common mode noise filter. Situation and can affect signal quality. For example, the transmission method DVI for connecting a liquid crystal display (LCD) to a personal computer has a resolution of SXGA and a transmission speed of 560 MHz. Therefore, considering the third and fifth harmonics, the third and fifth harmonics are considered. Then, it reaches the GHz band. A common mode noise filter having a frequency band of about 1 GHz (in other words, a signal cutoff frequency of about 1 GHz) attenuates these harmonics and deteriorates waveform quality. In order not to attenuate, it is necessary to extend the pass band (signal cutoff frequency) of the common mode noise filter. Also, it has been difficult to adjust the characteristic impedance according to each application with the conventional wire-wound common mode noise filter.
[0004]
In view of the above, the present invention provides a surface mount type common mode noise filter capable of suppressing common mode noise without adversely affecting a high speed transmission signal in high speed differential signal transmission such as USB2.0, IEEE1394, DVI and the like. The purpose is to provide.
[0005]
Other objects and novel features of the present invention will be clarified in embodiments described later.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a surface mount type common mode noise filter according to the invention of
The ratio a / R of the distance between the wires (a) and the diameter (R) of the wire is:
a / R ≧ 0.5
And the ratio b / R of the winding interval (b) and the diameter (R) of the wire is:
b / R ≧ 0.5
It is characterized by being.
[0007]
The surface mount type common mode noise filter according to the invention of
[0008]
A surface-mounted common mode noise filter according to a third aspect of the present invention is characterized in that, in the first or second aspect, a magnetic or non-magnetic plate-like core is fixed between upper surfaces of both flange portions of the drum core.
[0009]
The surface mount type common mode noise filter according to the invention of claim 4 of the present invention is the surface mount type common mode noise filter according to claim 1, 2 or 3, wherein the electrode portions are provided at least on both sides of an outer end face of each flange portion. A wire drawing groove is formed at a position passing between the electrode portions on the upper surface or the lower surface, and the pair of wires are collectively passed through the wire drawing groove, separated and connected to the electrode portions at the both side positions. Features.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a surface mount type common mode noise filter according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0011]
1A and 1B show a first embodiment of a surface mount common mode noise filter according to the present invention. In this drawing,
[0012]
As shown in FIG. 2, a pair of wires (conductor wires) 1 and 2 having a line distance a are wound around the
[0013]
After the winding of the
[0014]
The distance a between the pair of
[0015]
First, FIG. 3 shows the definition of the signal cutoff frequency of the common mode noise filter, and the 3 dB attenuation point of the Sdd21 characteristic (attenuation characteristic for the differential mode) is defined as the signal cutoff frequency.
[0016]
To increase the signal cut-off frequency, differential mode inductance (hereinafter, Ld hereinafter) and interline capacitance (hereinafter, C 12) it is necessary to suppress the low. Ld, the cutoff frequency C 12 is large low, Ld Conversely, the cutoff frequency C 12 is small tends to be higher. In this embodiment, low Ld, changed the conventional winding method of winding in close contact with two wire rods for C 12 implemented, to have a line-to-line distance a between the two
[0017]
FIG. 4A shows the relationship between the a / R and the cutoff frequency when the winding interval b = 20 μm is fixed and the values are in the range of 0 μm ≦ a ≦ 60 μm and 30 μm ≦ R ≦ 50 μm. However, the core section of the drum core 11 (ferrite) has a length of 0.5 mm and a width of 0.8 mm, the plate-shaped
[0018]
FIG. 4B shows the relationship between a / R and the characteristic impedance (measurement frequency 500 MHz) under the same conditions of a, b, R, the core, and the number of turns. The characteristic impedance is changed to a desired value by changing a / R. Can be set to In particular, the characteristic impedance can be variably set even in a region where the cut-off frequency is 2.5 GHz or more where a / R ≧ 0.5.
[0019]
FIG. 5A shows the relationship between b / R and the cutoff frequency when the line distance a = 20 μm is fixed and the values are in the range of 0 μm ≦ b ≦ 60 μm and 30 μm ≦ R ≦ 50 μm. However, the core and the number of turns are the same conditions as in FIG. If b / R ≧ 0.5, a cutoff frequency of 2.5 GHz or more can be secured.
[0020]
FIG. 5B shows the relationship between b / R and the characteristic impedance (measurement frequency 500 MHz) under the same conditions of a, b, R, the core and the number of turns, and the characteristic impedance is changed to a desired value by changing b / R. Can be set to In particular, the characteristic impedance can be variably set even in a region where the cutoff frequency is 2.5 GHz or more where b / R ≧ 0.5.
[0021]
Curve A in FIG. 7 is the Sdd21 frequency characteristic in the first embodiment shown in FIG. 1 (where a = 20 μm, b = 60 μm, R = 40 μm, and the differential mode inductance is 14 nH). It indicates that the frequency of 0.5 GHz or more has been secured.
[0022]
According to the first embodiment, the following effects can be obtained.
[0023]
(1) A pair of
a / R ≧ 0.5
And the ratio b / R of the winding interval b and the diameter R of the
b / R ≧ 0.5
, A common mode noise filter having a cutoff frequency of 2.5 GHz or more can be realized. Therefore, it can be used without adverse effects on high-speed differential signal transmission paths such as USB 2.0, IEEE 1394, and DVI. Although the diameter R of the
[0024]
(2) By fixing the magnetic or non-magnetic plate-shaped
[0025]
FIGS. 6A and 6B show a second embodiment of the surface mount type common mode noise filter according to the present invention. In FIG. 6A, the lower surface (mounting surface) 14a of the
[0026]
In the second embodiment, the terminal mode of the pair of
[0027]
In the second embodiment, the
[0028]
In addition, the
[0029]
Although the embodiments of the present invention have been described above, it will be obvious to those skilled in the art that the present invention is not limited to the embodiments and various modifications and changes can be made within the scope of the claims.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a surface having a high cutoff frequency and capable of suppressing common mode noise without adversely affecting a high-speed transmission signal in high-speed differential signal transmission such as USB 2.0, IEEE 1394, or DVI. A mounting type common mode noise filter can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a first embodiment of a surface-mounted common mode noise filter according to the present invention, in which (A) is an exploded perspective view and (B) is a side view.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a drum core and a winding portion according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating Sdd21 frequency characteristics of the common mode noise filter and illustrating the definition of a signal cutoff frequency.
FIG. 4 is a diagram showing a distance between a pair of
5A and 5B show a relationship between b / R and transmission characteristics in the first embodiment, wherein FIG. 5A shows a relationship between cutoff frequency and b / R, and FIG. 5B shows a relationship between characteristic impedance and b / R. It is a graph shown respectively.
FIG. 6 is a second embodiment of the surface mount common mode noise filter according to the present invention, in which (A) is an exploded perspective view in which the bottom side faces upward, and (B) is a side view.
FIG. 7 is an Sdd21 frequency characteristic diagram showing a frequency change of an Sdd21 characteristic in the case of the first and second embodiments.
[Explanation of symbols]
Claims (4)
前記線間距離(a)と前記線材の直径(R)の比a/Rが、
a/R≧0.5
で、かつ前記巻線間隔(b)と前記線材の直径(R)の比b/Rが、
b/R≧0.5
であることを特徴とする表面実装型コモンモードノイズフィルタ。A pair of wires having a wire distance (a) is wound around a core portion of a magnetic or non-magnetic drum core, and a winding interval (b) is provided between the pair of wires. A surface-mounted common mode noise filter electrically connected to an electrode provided on a flange of the drum core,
The ratio a / R of the distance between the wires (a) and the diameter (R) of the wire is:
a / R ≧ 0.5
And the ratio b / R of the winding interval (b) and the diameter (R) of the wire is:
b / R ≧ 0.5
A surface-mounted common mode noise filter characterized by the following.
である請求項1記載の表面実装型コモンモードノイズフィルタ。The diameter (R) of the wire is 30 μm ≦ R ≦ 50 μm
The surface mount type common mode noise filter according to claim 1, wherein
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