JP2004145609A - ネットワーク情報管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】SNMPとDMIとの混在環境において、MIF属性の管理情報に対してもSNMPで全て管理できる装置を実現する。
【解決手段】SNMP MIBのオブジェクトIDに対応したDMI MIF属性を示す変換定義ファイル25を設ける。変換部22は、親エージェント21からMIF属性の管理情報の取得要求を受けた場合は、変換定義ファイル25に基づいてDMI管理部23に管理情報の取得要求を行う。変換部22は、DMI管理部23からの戻り値をSNMP MIB属性の管理情報として親エージェント21に応答する。
【選択図】 図1
【解決手段】SNMP MIBのオブジェクトIDに対応したDMI MIF属性を示す変換定義ファイル25を設ける。変換部22は、親エージェント21からMIF属性の管理情報の取得要求を受けた場合は、変換定義ファイル25に基づいてDMI管理部23に管理情報の取得要求を行う。変換部22は、DMI管理部23からの戻り値をSNMP MIB属性の管理情報として親エージェント21に応答する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デスクトップ管理でパソコンやそのリソース、周辺機器等を管理するための標準であるDMI(Desktop Management Interface:デスクトップ管理インタフェース)で定義された管理情報を、インターネット管理の通信プロトコルであるSNMP(Simple Network Managemant Protocol:簡易ネットワーク管理プロトコル)やOSI(Open Systems Interconnection:開放型システム相互接続)の規格に基づいたネットワークのプロトコルで用いられる形式の管理情報への変換を行い、インターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルで、デスクトップ管理を実現するネットワーク情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
SNMPによるネットワーク管理は、勧告されたフォーマットのデータベース(MIB:Management Information Base(マネジメント情報ベース))を用いて、SNMPマネージャとSNMPエージェントがデータの授受を行うことで実現されている。SNMPのプロトコルは、SET/GET/GETNEXT/TRAPがあり、例えば、SNMPエージェントの機器に何らかの障害が発生した場合、SNMPマネージャに対し障害が発生したことを知らせるトラップを送信する。SNMPマネージャはトラップを受信すると、このトラップを処理する。
【0003】
デスクトップPCやサーバ上の管理可能な製品と管理アプリケーションとの間での通信を処理するための標準はDMIと呼ばれる。目的はデスクトップの管理のための基本的な解決を提供することであり、サービスプロバイダ、管理インタフェース、コンポーネントインタフェース、MIF(Management Information Format:マネジメント情報フォーマット)データベースで構成される。
【0004】
【非特許文献1】
“COMPAQ WHITE PAPER−サービス提供に関するCompaqインテリジェント マネジメント機能の統合:イベント モニタリングと通知”、[online]、Compaq、[平成14年8月16日検索]、インターネット<URL:http://www.compaq.co.jp/tec/wp181_08.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、このようなSNMPとDMIとの混在環境において、MIF属性の管理情報に対して、SNMPで全て管理することはできなかった。例えば、SNMPのGETNEXTといった処理では、対象となるオブジェクトがMIF属性で定義されていた場合は、その情報は直接取得するといったことはできなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
インターネット管理プロトコルと、デスクトップ管理インタフェースの混在環境において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、インターネット管理プロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得するDMI管理部と、インターネット管理プロトコルで取得要求された管理情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合、変換定義ファイルを参照して、管理情報の取得を、DMI管理部に要求し、かつ、DMI管理部からの戻り値をインターネット管理プロトコルの形式の管理情報に変換する変換部と、インターネット管理プロトコルによる管理情報取得要求を受けた場合、取得要求された情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合は、変換部に取得要求を行うと共に、取得要求の結果として変換部から受け取った管理情報をインターネット管理プロトコルの管理情報として出力する親エージェントとを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
【0007】
〈構成2〉
構成1に記載のネットワーク情報管理装置において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合のエラーの内容を示すエラー定義ファイルと、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合、エラー定義ファイルに基づいて、エラーの内容をインターネット管理プロトコルの形式の管理情報として保存すると共に、インターネット管理プロトコルでいずれかの管理情報の取得要求があった場合は、管理情報でエラーの内容が存在するかを判定し、存在した場合は、エラー内容を、取得要求された管理情報の結果として出力する変換部とを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
【0008】
〈構成3〉
OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルと、デスクトップ管理インタフェースの混在環境において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、プロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得するDMI管理部と、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルで取得要求された管理情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合、変換定義ファイルを参照して、管理情報の取得を、DMI管理部に要求し、かつ、DMI管理部からの戻り値を、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルの形式の管理情報に変換する変換部と、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルによる管理情報取得要求を受けた場合、取得要求された情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合は、変換部に取得要求を行うと共に、取得要求の結果として変換部から受け取った管理情報を、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルの管理情報として出力するOSIマネージャとを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて詳細に説明する。
《具体例1》
〈構成〉
図1は、本発明のネットワーク情報管理装置の具体例1を示す構成図である。図の装置は、管理サーバ1と管理エージェントサーバ2を基本要素としている。管理サーバ1と管理エージェントサーバ2とは、TCP/IP上のネットワークに接続されており、管理情報のやり取りはSNMP(インターネット管理プロトコル)で行われるものとする。管理サーバ1は、各管理エージェントサーバ2における管理情報を統轄して管理するもので、各管理エージェントサーバ2から管理情報の取得を行うためのSNMPマネージャ11と、MIB12を備えている。MIB12は、管理対象となる全てのオブジェクト(対象機器)の情報データベースである。
【0010】
管理エージェントサーバ2は、対象機器の管理を行うエージェントであり、親エージェント21、変換部22、DMI管理部23、MIF24、変換定義ファイル25、子エージェント26、MIB27を有している。親エージェント21は、SNMPマネージャ11から管理情報の取得要求を受けた場合、対応する管理情報のMIBのインデックス値(Index)を参照して、その管理情報が、MIF24に関するものかMIB27に関するものかを判定し、MIF24に関するものであった場合は、変換部22に管理情報取得要求を送出し、一方、MIB27に関するものであった場合は、子エージェント26に管理情報取得要求を送出するよう構成されている。
【0011】
変換部22は、親エージェント21からのMIF属性の管理情報取得要求を受けた場合、変換定義ファイル25のDMI MIF属性に基づいてDMI管理部23に管理情報取得要求を行うと共に、この要求への応答がDMI管理部23からあった場合は、これをMIBの形式に変換し、SNMPのMIBとして親エージェント21に送出する機能を有している。
【0012】
DMI管理部23は、DMIとしてのMIF24の管理を行う機能部であり、管理インタフェース(MI)231、サービスプロバイダ(SP)232、コンポーネントインタフェース(CI)233を備えている。管理インタフェース231は、サービスプロバイダ232と通信するために管理アプリケーションが使うインタフェースであり、コンポーネントインタフェース233は、コンポーネントインストルメンテーションのコードを使用するためのサービスプロバイダ232のインタフェースである。また、サービスプロバイダ232は、DMIとしての各種サービスを提供する機能部である。また、MIF24は、サービスプロバイダ232に関連付けられているMIFのデータベースである。
【0013】
変換定義ファイル25は、SNMPのMIBにおける管理情報の識別情報であるOID(オブジェクトID)と、DMIのMIFにおける属性との関係を示すファイルである。即ち、DMIで定義された管理情報に対して、SNMPの管理情報として表した場合の識別情報(OID)と、DMIで定義された管理情報の属性とを示すものである。
【0014】
図2は、変換定義ファイル25の説明図である。
図示のように変換定義ファイル25は、SNMP MIBのOIDと、DMIMIF属性との関係を示している。
子エージェント26は、MIB27からの情報取得を行うためのエージェントである。MIB27は、SNMPにおける管理情報を格納するデータベースである。
【0015】
〈動作〉
動作の一例として、管理サーバ1のSNMPマネージャ11が、管理エージェントサーバ2に対して、OID[.1.1.2]に対してGETNEXT要求を出した場合を説明する。また、本具体例における内部データをSNMP木構造で表した場合は次の通りである。
図3は、内部データをSNMP木構造で表した例の説明図である。
ここで、オブジェクトの.1.1.3と.1.2.1はMIF属性を持っているとする。この場合、OID.1.1.3に関するMIBにはAttribute、Status、Indexといった項目の情報があり、このIndexによって、MIF属性を有するか否かを識別できるようになっている。
【0016】
SNMPマネージャ11が、管理エージェントサーバ2の親エージェント21に対して、SNMPのGETNEXT要求を出した場合、管理エージェントサーバ2では次のように動作を行う。
図4は、管理エージェントサーバ2の動作を示すフローチャートである。
親エージェント21は、SNMPマネージャ11からのオブジェクトID[.1.1.2]に対するGETNEXT要求を受け取ると、要求されたOIDの次のOID[.1.1.3]がMIF24に関するものか、MIB27に関するものかをSNMP MIBのインデックス値(Index)で判断する(ステップS1)。この例では、OID[.1.1.3]はMIF24に関するものであるため、親エージェント21は、変換部22に管理情報の取得要求を行う。これにより、変換部22は、変換定義ファイル25のDMI MIF属性を参照し、このMIF属性に基づく管理情報の取得要求をDMI管理部23の管理インタフェース(MI)231に対して送出する(ステップS2)。DMI管理部23のサービスプロバイダ232は、要求情報に従ってMIF24から該当する管理情報を取得し、これを変換部22に応答情報として送出する(ステップS3)。
【0017】
変換部22では、DMI MIF属性からSNMP MIBへの変換を行い、OID[.1.1.3]の管理情報として親エージェント21に送出する(ステップS4)。親エージェント21は、変換部22から受け取ったOID[.1.1.3]の管理情報をGETNEXT要求の応答としてSNMPマネージャ11に返す(ステップS5)。
【0018】
〈効果〉
以上のように具体例1によれば、SNMP MIBのオブジェクトIDとDMI MIF属性との関係を定義する変換定義ファイル25を設け、この変換定義ファイル25に基づいて、MIF属性の管理情報を取得し、かつ、これをMIB属性の管理情報に変換するようにしたので、内部データとしてMIF属性のデータがあっても、全てSNMPで管理することができる効果がある。
【0019】
《具体例2》
具体例2は、具体例1の構成に加えて、MIF属性の管理情報が取得できなかった場合は、エラー情報として記録するようにしたものである。
【0020】
〈構成〉
図5は、具体例2における管理エージェントサーバ2の構成図である。
具体例2の管理エージェントサーバ2において、図1に示す具体例1と異なるのは、エラー定義ファイル28が追加された点と、変換部22aの構成が異なる点である。
【0021】
エラー定義ファイル28は、MIF属性のデータが取得できなかった場合のエラー内容を定義するファイルである。
図6は、エラー定義ファイル28の説明図である。
図示のように、それぞれのエラー内容に対応してエラーNo.(ERRORNO)が付与されている。
【0022】
変換部22aは、具体例1の機能に加えて、DMIで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合、エラー定義ファイル28に基づいて、エラーの内容に対応したエラーNo.をSNMP MIBの管理情報として保存すると共に、SNMPでいずれかの管理情報の取得要求があった場合は、SNMP MIBを参照し、その管理情報でエラーNo.が存在するかを判定し、存在した場合は、そのエラーNo.に対応したエラー内容を、取得要求された管理情報の結果として応答する機能を有している。
図7は、具体例2におけるSNMP木構造の説明図である。
図示のように、具体例2におけるSNMP MIBでは、エラー内容を示すエラーインデックス(Error Index)が設けられており、このエラーインデックスにエラー定義ファイル28におけるエラーNo.が保存されるようになっている。
【0023】
具体例2におけるその他の構成は具体例1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明は省略する。
【0024】
〈動作〉
親エージェント21がSNMPマネージャ11からいずれかのオブジェクトIDに対する管理情報の取得要求を受け取ると、その管理情報がMIF24に関するものか、MIB27に関するものかをSNMP MIBのINDEX値で判断するのは具体例1と同様である。これがMIF24に関するものであった場合、具体例2における変換部22aは次のように動作する。
【0025】
図8は、具体例2における変換部22aの動作を示すフローチャートである。変換部22aは、親エージェント21から管理情報取得要求を受け取ると、先ず、その管理情報のOIDに対応したSNMP MIBを参照して、エラーNo.が存在するか否かを判定する(ステップS11)。即ち、そのOIDにおいてエラーが発生していたかを判定する。ステップS11において、エラー発生が無かった場合はステップS12に移行し、具体例1におけるステップS2、ステップS3と同様の処理を行う(ステップS12、ステップS13)。その後、変換部22aは、DMI管理部23での管理情報取得処理がエラーか否かを判定し(ステップS14)、エラー発生がなかった場合は、具体例1のステップS4、ステップS5と同様の処理を行う(ステップS15、ステップS16)。
【0026】
一方、ステップS14において、エラーが発生した場合、DMI管理部23からのエラー内容に基づいて、変換部22aは、図6に示すエラー定義ファイル28から該当するエラーNo.を参照し、このエラーNo.をSNMP MIBのエラーインデックスに格納(SNMPSET)する(ステップS17)。そして、変換部22aは、エラーをSNMPのエラー属性no such nameに変換して親エージェント21に返す(ステップS18)。
【0027】
また、ステップS11において、SNMP MIBを参照した結果、そのOIDの管理情報では、以前にエラーが発生していた場合は、ステップS18に移行し、直ちにエラー情報を親エージェント21に返す。
【0028】
〈効果〉
以上のように、具体例2によれば、MIF属性の管理情報を取得する際にエラーが発生した場合は、このエラー情報を保存し、それ以降に同じ管理情報の取得要求があった場合は、保存したエラー情報に基づいてエラー発生を返すようにしたので、例えば、MIF属性検索中に取得までに時間がかかる場合にその要因(変換Agentダウン、属性値なし等)に応じた応答を、MIB属性に設定(SET)するといったことにより、次回に同様の要求があった場合に、直ちにエラー情報の応答を行うことができる。
【0029】
《具体例3》
具体例3は、OSIの規格に基づいたネットワークにおいて、具体例1と同様の機能を実現するようにしたものである。
【0030】
〈構成〉
図9は、具体例3の構成図である。
図の装置は、OSIマネージャ31、変換部32、DMI管理部33、MIF34、変換定義ファイル35からなる。
OSIマネージャ31は、OSIの規格に基づいたネットワークの標準プロトコルであるCMIP(Common Management Information Protocol:共通管理情報プロトコル)において、管理情報の取得を行う機能部である。変換部32は、具体例1におけるDMI管理部23の機能に相当するもので、OSIマネージャ31からのMIF属性の管理情報の取得要求を受けた場合に、変換定義ファイル35を参照して、DMI MIF属性を判定し、このDMI MIF属性の管理情報の取得要求をDMI管理部33に要求し、かつ、DMI管理部33からの戻り値をCMIPの管理情報に変換するCMIP−DMI変換部である。また、DMI管理部33は、具体例1におけるDMI管理部23と同様の機能を有するものであり、管理インタフェース331〜コンポーネントインタフェース333は、それぞれ具体例1、2における管理インタフェース231〜コンポーネントインタフェース233と同様である。また、MIF34は具体例1、2のMIF24と同様である。
【0031】
変換定義ファイル35は、具体例1における変換定義ファイル25に相当するものであり、次のような構成となっている。
図10は、変換定義ファイル35の説明図である。
図示のように、OSIネットワークのAttribute identifer listに対応するDMI MIF属性が示されている。
【0032】
〈動作〉
次に、具体例3の動作について説明する。
基本的な動作は、具体例1と同様である。
先ず、OSIマネージャ31は、デスクトップ管理情報を取得するために、変換部32に対して、m−Get request/indicationPDUを発行する。これにより、変換部32は、変換定義ファイル35のAttribute identifer listを参照し、その要求がDMI MIF属性の情報であるかを判定する。その結果、DMI MIF属性の情報であった場合は、そのDMI MIF属性の管理情報取得要求をDMI管理部33に対して行う。これにより、DMI管理部33は、具体例1のステップS3と同様に該当する管理情報を取得し、この値を変換部32に返す。
【0033】
変換部32では、戻り値をDMI MIF属性から変換し、受信したget−responsePDUを元にして、m−Get response/cofirm PDUを作成し、OSIマネージャ31に対してこのPDUを応答する。
【0034】
〈効果〉
以上のように、具体例3によれば、OSIの規格に基づいたネットワークにおいて、具体例1と同様に変換定義ファイル35を設け、この変換定義ファイル35に基づいて、DMI MIF属性の情報をOSIネットワークのプロトコルの情報に変換するようにしたので、OSI管理の枠組みの中で統一的に通信ネットワークの管理情報の一部として、デスクトップ管理情報を扱うことができる効果がある。
【0035】
尚、上記具体例3においても、具体例2のようにエラー定義ファイル28を設け、エラー発生の場合は、エラー定義ファイル28に基づいてエラー情報を保存し、それ以降の該当管理情報取得要求に対しては、このエラー情報を応答するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、インターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルと、デスクトップ管理インタフェースとの混在環境において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、インターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、この変換定義ファイルに基づいて、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報をインターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルの管理情報として一元管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク情報管理装置の具体例1を示す構成図である。
【図2】具体例1の変換定義ファイルの説明図である。
【図3】具体例1の内部データをSNMP木構造で表した例の説明図である。
【図4】具体例1の動作を示すフローチャートである。
【図5】具体例2の構成図である。
【図6】エラー定義ファイルの説明図である。
【図7】具体例2におけるSNMP木構造の説明図である。
【図8】具体例2の動作を示すフローチャートである。
【図9】具体例3の構成図である。
【図10】具体例3の変換定義ファイルの説明図である。
【符号の説明】
21 親エージェント
22、32 変換部
23、33 DMI管理部
24、34 MIF
25、35 変換定義ファイル
27 MIB
28 エラー定義ファイル
31 OSIマネージャ
【発明の属する技術分野】
本発明は、デスクトップ管理でパソコンやそのリソース、周辺機器等を管理するための標準であるDMI(Desktop Management Interface:デスクトップ管理インタフェース)で定義された管理情報を、インターネット管理の通信プロトコルであるSNMP(Simple Network Managemant Protocol:簡易ネットワーク管理プロトコル)やOSI(Open Systems Interconnection:開放型システム相互接続)の規格に基づいたネットワークのプロトコルで用いられる形式の管理情報への変換を行い、インターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルで、デスクトップ管理を実現するネットワーク情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
SNMPによるネットワーク管理は、勧告されたフォーマットのデータベース(MIB:Management Information Base(マネジメント情報ベース))を用いて、SNMPマネージャとSNMPエージェントがデータの授受を行うことで実現されている。SNMPのプロトコルは、SET/GET/GETNEXT/TRAPがあり、例えば、SNMPエージェントの機器に何らかの障害が発生した場合、SNMPマネージャに対し障害が発生したことを知らせるトラップを送信する。SNMPマネージャはトラップを受信すると、このトラップを処理する。
【0003】
デスクトップPCやサーバ上の管理可能な製品と管理アプリケーションとの間での通信を処理するための標準はDMIと呼ばれる。目的はデスクトップの管理のための基本的な解決を提供することであり、サービスプロバイダ、管理インタフェース、コンポーネントインタフェース、MIF(Management Information Format:マネジメント情報フォーマット)データベースで構成される。
【0004】
【非特許文献1】
“COMPAQ WHITE PAPER−サービス提供に関するCompaqインテリジェント マネジメント機能の統合:イベント モニタリングと通知”、[online]、Compaq、[平成14年8月16日検索]、インターネット<URL:http://www.compaq.co.jp/tec/wp181_08.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、このようなSNMPとDMIとの混在環境において、MIF属性の管理情報に対して、SNMPで全て管理することはできなかった。例えば、SNMPのGETNEXTといった処理では、対象となるオブジェクトがMIF属性で定義されていた場合は、その情報は直接取得するといったことはできなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
インターネット管理プロトコルと、デスクトップ管理インタフェースの混在環境において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、インターネット管理プロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得するDMI管理部と、インターネット管理プロトコルで取得要求された管理情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合、変換定義ファイルを参照して、管理情報の取得を、DMI管理部に要求し、かつ、DMI管理部からの戻り値をインターネット管理プロトコルの形式の管理情報に変換する変換部と、インターネット管理プロトコルによる管理情報取得要求を受けた場合、取得要求された情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合は、変換部に取得要求を行うと共に、取得要求の結果として変換部から受け取った管理情報をインターネット管理プロトコルの管理情報として出力する親エージェントとを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
【0007】
〈構成2〉
構成1に記載のネットワーク情報管理装置において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合のエラーの内容を示すエラー定義ファイルと、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合、エラー定義ファイルに基づいて、エラーの内容をインターネット管理プロトコルの形式の管理情報として保存すると共に、インターネット管理プロトコルでいずれかの管理情報の取得要求があった場合は、管理情報でエラーの内容が存在するかを判定し、存在した場合は、エラー内容を、取得要求された管理情報の結果として出力する変換部とを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
【0008】
〈構成3〉
OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルと、デスクトップ管理インタフェースの混在環境において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、プロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得するDMI管理部と、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルで取得要求された管理情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合、変換定義ファイルを参照して、管理情報の取得を、DMI管理部に要求し、かつ、DMI管理部からの戻り値を、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルの形式の管理情報に変換する変換部と、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルによる管理情報取得要求を受けた場合、取得要求された情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合は、変換部に取得要求を行うと共に、取得要求の結果として変換部から受け取った管理情報を、OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルの管理情報として出力するOSIマネージャとを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて詳細に説明する。
《具体例1》
〈構成〉
図1は、本発明のネットワーク情報管理装置の具体例1を示す構成図である。図の装置は、管理サーバ1と管理エージェントサーバ2を基本要素としている。管理サーバ1と管理エージェントサーバ2とは、TCP/IP上のネットワークに接続されており、管理情報のやり取りはSNMP(インターネット管理プロトコル)で行われるものとする。管理サーバ1は、各管理エージェントサーバ2における管理情報を統轄して管理するもので、各管理エージェントサーバ2から管理情報の取得を行うためのSNMPマネージャ11と、MIB12を備えている。MIB12は、管理対象となる全てのオブジェクト(対象機器)の情報データベースである。
【0010】
管理エージェントサーバ2は、対象機器の管理を行うエージェントであり、親エージェント21、変換部22、DMI管理部23、MIF24、変換定義ファイル25、子エージェント26、MIB27を有している。親エージェント21は、SNMPマネージャ11から管理情報の取得要求を受けた場合、対応する管理情報のMIBのインデックス値(Index)を参照して、その管理情報が、MIF24に関するものかMIB27に関するものかを判定し、MIF24に関するものであった場合は、変換部22に管理情報取得要求を送出し、一方、MIB27に関するものであった場合は、子エージェント26に管理情報取得要求を送出するよう構成されている。
【0011】
変換部22は、親エージェント21からのMIF属性の管理情報取得要求を受けた場合、変換定義ファイル25のDMI MIF属性に基づいてDMI管理部23に管理情報取得要求を行うと共に、この要求への応答がDMI管理部23からあった場合は、これをMIBの形式に変換し、SNMPのMIBとして親エージェント21に送出する機能を有している。
【0012】
DMI管理部23は、DMIとしてのMIF24の管理を行う機能部であり、管理インタフェース(MI)231、サービスプロバイダ(SP)232、コンポーネントインタフェース(CI)233を備えている。管理インタフェース231は、サービスプロバイダ232と通信するために管理アプリケーションが使うインタフェースであり、コンポーネントインタフェース233は、コンポーネントインストルメンテーションのコードを使用するためのサービスプロバイダ232のインタフェースである。また、サービスプロバイダ232は、DMIとしての各種サービスを提供する機能部である。また、MIF24は、サービスプロバイダ232に関連付けられているMIFのデータベースである。
【0013】
変換定義ファイル25は、SNMPのMIBにおける管理情報の識別情報であるOID(オブジェクトID)と、DMIのMIFにおける属性との関係を示すファイルである。即ち、DMIで定義された管理情報に対して、SNMPの管理情報として表した場合の識別情報(OID)と、DMIで定義された管理情報の属性とを示すものである。
【0014】
図2は、変換定義ファイル25の説明図である。
図示のように変換定義ファイル25は、SNMP MIBのOIDと、DMIMIF属性との関係を示している。
子エージェント26は、MIB27からの情報取得を行うためのエージェントである。MIB27は、SNMPにおける管理情報を格納するデータベースである。
【0015】
〈動作〉
動作の一例として、管理サーバ1のSNMPマネージャ11が、管理エージェントサーバ2に対して、OID[.1.1.2]に対してGETNEXT要求を出した場合を説明する。また、本具体例における内部データをSNMP木構造で表した場合は次の通りである。
図3は、内部データをSNMP木構造で表した例の説明図である。
ここで、オブジェクトの.1.1.3と.1.2.1はMIF属性を持っているとする。この場合、OID.1.1.3に関するMIBにはAttribute、Status、Indexといった項目の情報があり、このIndexによって、MIF属性を有するか否かを識別できるようになっている。
【0016】
SNMPマネージャ11が、管理エージェントサーバ2の親エージェント21に対して、SNMPのGETNEXT要求を出した場合、管理エージェントサーバ2では次のように動作を行う。
図4は、管理エージェントサーバ2の動作を示すフローチャートである。
親エージェント21は、SNMPマネージャ11からのオブジェクトID[.1.1.2]に対するGETNEXT要求を受け取ると、要求されたOIDの次のOID[.1.1.3]がMIF24に関するものか、MIB27に関するものかをSNMP MIBのインデックス値(Index)で判断する(ステップS1)。この例では、OID[.1.1.3]はMIF24に関するものであるため、親エージェント21は、変換部22に管理情報の取得要求を行う。これにより、変換部22は、変換定義ファイル25のDMI MIF属性を参照し、このMIF属性に基づく管理情報の取得要求をDMI管理部23の管理インタフェース(MI)231に対して送出する(ステップS2)。DMI管理部23のサービスプロバイダ232は、要求情報に従ってMIF24から該当する管理情報を取得し、これを変換部22に応答情報として送出する(ステップS3)。
【0017】
変換部22では、DMI MIF属性からSNMP MIBへの変換を行い、OID[.1.1.3]の管理情報として親エージェント21に送出する(ステップS4)。親エージェント21は、変換部22から受け取ったOID[.1.1.3]の管理情報をGETNEXT要求の応答としてSNMPマネージャ11に返す(ステップS5)。
【0018】
〈効果〉
以上のように具体例1によれば、SNMP MIBのオブジェクトIDとDMI MIF属性との関係を定義する変換定義ファイル25を設け、この変換定義ファイル25に基づいて、MIF属性の管理情報を取得し、かつ、これをMIB属性の管理情報に変換するようにしたので、内部データとしてMIF属性のデータがあっても、全てSNMPで管理することができる効果がある。
【0019】
《具体例2》
具体例2は、具体例1の構成に加えて、MIF属性の管理情報が取得できなかった場合は、エラー情報として記録するようにしたものである。
【0020】
〈構成〉
図5は、具体例2における管理エージェントサーバ2の構成図である。
具体例2の管理エージェントサーバ2において、図1に示す具体例1と異なるのは、エラー定義ファイル28が追加された点と、変換部22aの構成が異なる点である。
【0021】
エラー定義ファイル28は、MIF属性のデータが取得できなかった場合のエラー内容を定義するファイルである。
図6は、エラー定義ファイル28の説明図である。
図示のように、それぞれのエラー内容に対応してエラーNo.(ERRORNO)が付与されている。
【0022】
変換部22aは、具体例1の機能に加えて、DMIで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合、エラー定義ファイル28に基づいて、エラーの内容に対応したエラーNo.をSNMP MIBの管理情報として保存すると共に、SNMPでいずれかの管理情報の取得要求があった場合は、SNMP MIBを参照し、その管理情報でエラーNo.が存在するかを判定し、存在した場合は、そのエラーNo.に対応したエラー内容を、取得要求された管理情報の結果として応答する機能を有している。
図7は、具体例2におけるSNMP木構造の説明図である。
図示のように、具体例2におけるSNMP MIBでは、エラー内容を示すエラーインデックス(Error Index)が設けられており、このエラーインデックスにエラー定義ファイル28におけるエラーNo.が保存されるようになっている。
【0023】
具体例2におけるその他の構成は具体例1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明は省略する。
【0024】
〈動作〉
親エージェント21がSNMPマネージャ11からいずれかのオブジェクトIDに対する管理情報の取得要求を受け取ると、その管理情報がMIF24に関するものか、MIB27に関するものかをSNMP MIBのINDEX値で判断するのは具体例1と同様である。これがMIF24に関するものであった場合、具体例2における変換部22aは次のように動作する。
【0025】
図8は、具体例2における変換部22aの動作を示すフローチャートである。変換部22aは、親エージェント21から管理情報取得要求を受け取ると、先ず、その管理情報のOIDに対応したSNMP MIBを参照して、エラーNo.が存在するか否かを判定する(ステップS11)。即ち、そのOIDにおいてエラーが発生していたかを判定する。ステップS11において、エラー発生が無かった場合はステップS12に移行し、具体例1におけるステップS2、ステップS3と同様の処理を行う(ステップS12、ステップS13)。その後、変換部22aは、DMI管理部23での管理情報取得処理がエラーか否かを判定し(ステップS14)、エラー発生がなかった場合は、具体例1のステップS4、ステップS5と同様の処理を行う(ステップS15、ステップS16)。
【0026】
一方、ステップS14において、エラーが発生した場合、DMI管理部23からのエラー内容に基づいて、変換部22aは、図6に示すエラー定義ファイル28から該当するエラーNo.を参照し、このエラーNo.をSNMP MIBのエラーインデックスに格納(SNMPSET)する(ステップS17)。そして、変換部22aは、エラーをSNMPのエラー属性no such nameに変換して親エージェント21に返す(ステップS18)。
【0027】
また、ステップS11において、SNMP MIBを参照した結果、そのOIDの管理情報では、以前にエラーが発生していた場合は、ステップS18に移行し、直ちにエラー情報を親エージェント21に返す。
【0028】
〈効果〉
以上のように、具体例2によれば、MIF属性の管理情報を取得する際にエラーが発生した場合は、このエラー情報を保存し、それ以降に同じ管理情報の取得要求があった場合は、保存したエラー情報に基づいてエラー発生を返すようにしたので、例えば、MIF属性検索中に取得までに時間がかかる場合にその要因(変換Agentダウン、属性値なし等)に応じた応答を、MIB属性に設定(SET)するといったことにより、次回に同様の要求があった場合に、直ちにエラー情報の応答を行うことができる。
【0029】
《具体例3》
具体例3は、OSIの規格に基づいたネットワークにおいて、具体例1と同様の機能を実現するようにしたものである。
【0030】
〈構成〉
図9は、具体例3の構成図である。
図の装置は、OSIマネージャ31、変換部32、DMI管理部33、MIF34、変換定義ファイル35からなる。
OSIマネージャ31は、OSIの規格に基づいたネットワークの標準プロトコルであるCMIP(Common Management Information Protocol:共通管理情報プロトコル)において、管理情報の取得を行う機能部である。変換部32は、具体例1におけるDMI管理部23の機能に相当するもので、OSIマネージャ31からのMIF属性の管理情報の取得要求を受けた場合に、変換定義ファイル35を参照して、DMI MIF属性を判定し、このDMI MIF属性の管理情報の取得要求をDMI管理部33に要求し、かつ、DMI管理部33からの戻り値をCMIPの管理情報に変換するCMIP−DMI変換部である。また、DMI管理部33は、具体例1におけるDMI管理部23と同様の機能を有するものであり、管理インタフェース331〜コンポーネントインタフェース333は、それぞれ具体例1、2における管理インタフェース231〜コンポーネントインタフェース233と同様である。また、MIF34は具体例1、2のMIF24と同様である。
【0031】
変換定義ファイル35は、具体例1における変換定義ファイル25に相当するものであり、次のような構成となっている。
図10は、変換定義ファイル35の説明図である。
図示のように、OSIネットワークのAttribute identifer listに対応するDMI MIF属性が示されている。
【0032】
〈動作〉
次に、具体例3の動作について説明する。
基本的な動作は、具体例1と同様である。
先ず、OSIマネージャ31は、デスクトップ管理情報を取得するために、変換部32に対して、m−Get request/indicationPDUを発行する。これにより、変換部32は、変換定義ファイル35のAttribute identifer listを参照し、その要求がDMI MIF属性の情報であるかを判定する。その結果、DMI MIF属性の情報であった場合は、そのDMI MIF属性の管理情報取得要求をDMI管理部33に対して行う。これにより、DMI管理部33は、具体例1のステップS3と同様に該当する管理情報を取得し、この値を変換部32に返す。
【0033】
変換部32では、戻り値をDMI MIF属性から変換し、受信したget−responsePDUを元にして、m−Get response/cofirm PDUを作成し、OSIマネージャ31に対してこのPDUを応答する。
【0034】
〈効果〉
以上のように、具体例3によれば、OSIの規格に基づいたネットワークにおいて、具体例1と同様に変換定義ファイル35を設け、この変換定義ファイル35に基づいて、DMI MIF属性の情報をOSIネットワークのプロトコルの情報に変換するようにしたので、OSI管理の枠組みの中で統一的に通信ネットワークの管理情報の一部として、デスクトップ管理情報を扱うことができる効果がある。
【0035】
尚、上記具体例3においても、具体例2のようにエラー定義ファイル28を設け、エラー発生の場合は、エラー定義ファイル28に基づいてエラー情報を保存し、それ以降の該当管理情報取得要求に対しては、このエラー情報を応答するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、インターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルと、デスクトップ管理インタフェースとの混在環境において、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、インターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、この変換定義ファイルに基づいて、デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報をインターネット管理プロトコルやOSIネットワークのプロトコルの管理情報として一元管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク情報管理装置の具体例1を示す構成図である。
【図2】具体例1の変換定義ファイルの説明図である。
【図3】具体例1の内部データをSNMP木構造で表した例の説明図である。
【図4】具体例1の動作を示すフローチャートである。
【図5】具体例2の構成図である。
【図6】エラー定義ファイルの説明図である。
【図7】具体例2におけるSNMP木構造の説明図である。
【図8】具体例2の動作を示すフローチャートである。
【図9】具体例3の構成図である。
【図10】具体例3の変換定義ファイルの説明図である。
【符号の説明】
21 親エージェント
22、32 変換部
23、33 DMI管理部
24、34 MIF
25、35 変換定義ファイル
27 MIB
28 エラー定義ファイル
31 OSIマネージャ
Claims (3)
- インターネット管理プロトコルと、デスクトップ管理インタフェースの混在環境において、当該デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、インターネット管理プロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、
前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得するDMI管理部と、
前記インターネット管理プロトコルで取得要求された管理情報が前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合、前記変換定義ファイルを参照して、当該管理情報の取得を、前記DMI管理部に要求し、かつ、当該DMI管理部からの戻り値を前記インターネット管理プロトコルの形式の管理情報に変換する変換部と、
前記インターネット管理プロトコルによる管理情報取得要求を受けた場合、当該取得要求された情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合は、前記変換部に取得要求を行うと共に、当該取得要求の結果として前記変換部から受け取った管理情報を前記インターネット管理プロトコルの管理情報として出力する親エージェントとを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。 - 請求項1に記載のネットワーク情報管理装置において、
デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合のエラーの内容を示すエラー定義ファイルと、
前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得する際にエラーが発生した場合、前記エラー定義ファイルに基づいて、前記エラーの内容をインターネット管理プロトコルの形式の管理情報として保存すると共に、
前記インターネット管理プロトコルでいずれかの管理情報の取得要求があった場合は、当該管理情報でエラーの内容が存在するかを判定し、存在した場合は、当該エラー内容を、前記取得要求された管理情報の結果として出力する変換部とを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。 - OSIの規格に基づいたネットワークのプロトコルと、デスクトップ管理インタフェースの混在環境において、当該デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報に対して、前記プロトコルの管理情報として表した場合の識別情報と、前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報の属性とを示す変換定義ファイルと、
前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報を取得するDMI管理部と、
前記プロトコルで取得要求された管理情報が前記デスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合、前記変換定義ファイルを参照して、当該管理情報の取得を、前記DMI管理部に要求し、かつ、当該DMI管理部からの戻り値を前記プロトコルの形式の管理情報に変換する変換部と、
前記プロトコルによる管理情報取得要求を受けた場合、当該取得要求された情報がデスクトップ管理インタフェースで定義された管理情報であった場合は、前記変換部に取得要求を行うと共に、当該取得要求の結果として前記変換部から受け取った管理情報を前記プロトコルの管理情報として出力するOSIマネージャとを備えたことを特徴とするネットワーク情報管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002309298A JP2004145609A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | ネットワーク情報管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002309298A Pending JP2004145609A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | ネットワーク情報管理装置 |
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JP (1) | JP2004145609A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007054035A1 (fr) * | 2005-11-11 | 2007-05-18 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Systeme, procede et noeud de gestion de transfert de fichiers snmp |
JP2012138113A (ja) * | 2012-03-26 | 2012-07-19 | Ricoh Co Ltd | デバイス、通信方法、通信プログラム、記録媒体、および通信システム |
-
2002
- 2002-10-24 JP JP2002309298A patent/JP2004145609A/ja active Pending
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WO2007054035A1 (fr) * | 2005-11-11 | 2007-05-18 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Systeme, procede et noeud de gestion de transfert de fichiers snmp |
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