【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路図を作成及び修正することを目的とした回路図ＣＡＤ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１３に従来の回路図ＣＡＤ（ｃｏｍｐｕｔｅｒ ａｉｄｅｄ ｄｅｓｉｇｎ：計算機使用設計）装置の概略構成図を示す（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
同図に示す回路図ＣＡＤはクライアントマシン３、入力装置３１、表示装置３２及びＯＳ（ｏｐｅｒａｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）で構成される汎用パソコンやＵＮＩＸ（Ｒ）マシン上で動作する回路図ツール３０であり、回路図／シンボルエディタを中心として、ファイル制御部やシンボル入力ツール部やリソースエディタやコマンド／システム言語処理部等で構成されている。
【０００４】
また前述の回路図ツールは、関連する各種のデータベースのシンボルライブラリィ５や回路図ファイル４やリソースファイル２より適時、データのロードや書込みを行う。
【０００５】
リソースファイル２は、回路図上の表記文字等の大きさや各種線幅や線種（実線か破線か等）や図形（絵柄）やシンボルの大きさや回路図のシート（枠）の大きさや種類、表示グリッドの間隔や種類、回路図毎、或いは別のクライアントマシンでも共通に利用できるようにライブラリィ化されたシンボルファイルの保存先や回路ファイルの保存先のデフォルト設定値やデフォルトで使用するツールコマンドの選択や設定等の初期環境パラメータ２９で構成される。
【０００６】
前述の各ファイルの情報の中身についての説明を、図１４の回路図ＣＡＤ全体構成図を用いて行う。同図は従来の技術を用いた回路図データ及びネットリスト情報、部品属性情報１４、シンボルライブラリィ５、部品ライブラリィ、リソースファイル２の関係及びネットワークで運用した場合の前述の各情報の運用保管形態の関係の一例を表したものである。
【０００７】
シンボルライブラリィ５は、複数のシンボルデータ（例；図１４の符号６〜９参照）より構成される。シンボルは回路図ごとにロードして利用できるように共通化され、部品や論理素子の絵柄を示す図形や一部テキストを含むデータにより構成されている。又、回路図ファイル４において、後述の各種属性を入力できる。また、入力されている属性（例えば品番）をキーにして部品ライブラリィのシンボルの属性を再ロードできる。
【０００８】
部品シンボルライブラリィは使用するシンボル名や基板上の実際の部品のピン番号やピンの名称等や後述の部品属性情報１４により構成され、シンボルライブラリィと同様に回路図ごとにロードして再利用可能である。
【０００９】
回路図は前述の単品または複数のシンボルと単品または複数の接続信号の接続によって論理的な定義がされる。回路図ファイル４の中の情報には、前述の、論理的に他の情報とのリンクがとれたものと、他とはリンクせずに単独で存在し、文字や図形等で入力可能なコメントデータのような種別が混在する。前述の前者のリンクのとれた情報の一要因で、回路図を構成する大きなファクターである部品シンボルと接続情報であるネットリストには関連の属性情報が設定される。その関連属性情報のうち部品シンボルライブラリィにおいては部品メーカー名や代理店名や部品リファレンスや価格やピン数や部品形状等が事前に設定される。ネットリストには前述の部品シンボルの中でどの部品の何番ピンと別の部品の何番ピンが接続されるかの情報等が設定される。
【００１０】
図１５は従来のネット属性情報の図、図１６は従来のネット属性情報の実際のデータの図、図１７は従来の部品属性情報の図、図１８は従来の部品属性情報の実際のデータの図で、各々、従来の部品に対する部品属性情報及びネットリストに対するネット属性情報１３を表している。図１５はネットリストの属性情報の一例を示している。属性の項目３３には接続先情報３４が設定されている。図１６はその実際のデータを示している。同様に図１７は回路図ツールでの部品属性情報１４の一例を表し、図１８は実際のデータを表している。
【００１１】
図１７の部品品番とは部品ごとの固有の管理番号である。属性の項目３５は同図に示すように部品の回路図上の番号であるリファレンスやメーカー名や仕入れ価格や仕入れ先の代理店名やピン数や部品形状や部品の仕様、例えば、定格電圧等の属性値３６が設定される。これらの関連属性情報は従来、テキストデータのような文字列が設定される。また、前述の関連情報は、製品の開発途上や開発完了後のメンテナンスや修理上の必要な情報として、その要求事項に応じて回路図ファイル４に設定される。
【００１２】
図１９は、従来の部品属性処理及びネット属性処理フローチャートである。このように構成された従来の回路図ＣＡＤ装置の動作について説明する。すでに作成され所定のメモリ部に保管されてる回路図ファイル４が回路図ツール３０内の回路図エディタによって、起動され、所定の回路図が表示装置３２上に表示される。
【００１３】
回路図ファイル４はクライアントマシン３のあるテンポラリの領域にロードされる場合もあり、その際、修正等発生すればオリジナルのマスタファイルを書き換える場合もある。回路図エディタは回路を構成する論理素子や部品の図面上への入力や編集や配置及び信号線の接続及び編集等をおもに行う。
【００１４】
次に各シンボル部品の部品属性情報１４やネット属性情報１３を表示する手順について説明する。回路図シート上で対象物を入力装置３１により指定のコマンド操作で特定したあと、図１９のフローチャートのように、対象物がネットなのか部品なのかの識別を行い、その内容に応じて回路図ファイル４より図１６または図１８に示す実際の属性情報のデータをロードし、表示ソフトにより画面上に図１５または図１７のような形式で表示される。このとき、開発途上、或いは開発完了後の何らかの理由、例えば、回路図上で、観測済みの波形或いは手動で入力した、論理的な理想波形を用いて、回路の論理的な動作検証を行う場合や、修理やサービスの故障解析時用の正常な波形確認の為等の理由で任意のネットの信号波形を確認する必要性が発生した場合、クライアントマシン３のメモリ部全体の中から、すでにメモリ部に記録保管されている波形観測済みの波形ファイル名を検索し、前述のファイル内の接続先ネット情報等を確認して対象のネットの信号波形であることを確認して表示させており、必要に応じて何らかの印刷手段によって、印刷等も行う。同様に回路図に記載されている部品シンボルのピン番号やピン名称が実際に使用している或いは使用予定の部品の仕様と比べて間違いないかを部品図面又はデータシートより確認する場合や、部品の使用方法や回路設計に間違いがないか等の検証や確認を部品の仕様のレベルまで行う必要性が発生した場合、部品図面やデータシートもクライアントマシン３のハードディスクなどのメモリ部より検索し、部品図面データ１１や部品データシート１２を表示装置３２に表示させ、時には必要に応じて何らかの印刷手段によって、印刷等を行う。本説明では回路図ファイル４はすでに作成され保管されている場合を例に説明したが、新規に回路図を作成編集し、回路図を新規に保管する途中のプロセスでも同様のものになる。
【００１５】
【特許文献１】
実開平０４−８１６５号公報 （第１−２図）
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の対象の信号波形データ１０や部品情報のファイルを探したり、或いは信号波形データ１０や部品情報が見つからない場合には、回路図ファイル４に手動によって簡易的な等価波形を手動でコメント入力して回路図上に常時表示させたり、部品図面をわざわざ検索したり、また、インターネット等からダウンロードしたりすると多大な時間ロスが発生するという問題点を有していた。
【００１７】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、必要な時に簡単なコマンド操作で自動或いは半自動的に前述の信号波形や部品図面や部品データシートを表示装置の画面上に表示させることができるようにした回路図ＣＡＤ装置を提供することを目的としている。
【００１８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の回路図ＣＡＤ装置は、単なるＴＥＸＴデータのように文字列であった従来部品やネットの関連属性情報値に、ファイル名やＵＲＬ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｅｒ）が設定されていれば、それが文字列ではなく前述のファイル名やＵＲＬであるか識別する手段を有し、その前述のファイル名等がその指定先に存在するか識別する手段を有し、もし存在すれば、ファイルの拡張子等より所定の表示ソフト、例えば、Ｗｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）（商標）表示ソフトを起動し、所定のファイルを表示装置の画面上に自動表示できるようにしたもので、この構成により、表示までの時間を大幅に短縮できるようにした回路図ＣＡＤ装置を得ることができるものである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１に記載の発明は、部品やネットリストの関連属性情報値が、信号波形または部品情報の参照先アドレスであることを識別する手段と、信号波形または部品情報が、参照先アドレスに存在するか識別する手段と、信号波形または部品情報が存在する場合に、信号波形または部品情報を組み込み表示ソフトで起動し、表示装置の画面上に自動表示する手段とを備えたことを特徴とする回路図ＣＡＤ装置としたものであり、これによりマシン上に保存済みの信号波形や部品図面の表示までの時間を大幅に短縮するという作用を有するものである。
【００２０】
請求項２に記載の発明は、参照先アドレスであることを識別する手段は、ファイル名またはＵＲＬ名の識別プログラムであることを特徴とする請求項１記載の回路図ＣＡＤ装置としたものであり、読み込んだ関連属性情報値の一部のみにより識別を行うことができる。
【００２１】
請求項３に記載の発明は、参照先は、単体のマシン内、ネットワークサーバーまたはインターネットＷＥＢ（ワールド−ワイド−ウェッブの略）上であること特徴とする請求項１または２に記載の回路図ＣＡＤ装置としたものであり、また、請求項４に記載の発明は、組み込み表示ソフトは汎用ＯＳ上で動作するものであることを特徴とする請求項１から３のいずれかの項に記載の回路図ＣＡＤ装置としたものであり、構築するネットワークの構成にあまり依存せずに汎用性を高めることができる。
【００２２】
請求項５に記載の発明は、組み込み表示ソフトを起動する手段は、汎用ＯＳ上でファイルの拡張子を判断してアプリケーションを起動する手段を利用することを特徴とする請求項１から４のいずれかの項に記載の回路図ＣＡＤ装置としたものであり、別途アプリケーションを起動する表示ソフトを作成する必要がなく、ソフトウエアの構成が簡単になる。
【００２３】
請求項６に記載の発明は、の組み込み表示ソフト起動手段は、起動するソフトを拡張子毎に記述し、各拡張子毎に複数の組み込み表示ソフト名を記述可能なリソースファイルを備え、リソースファイルには記述順位等により優先順位を持たせることができ、その順番にインストールされている組み込み表示ソフトを検索し、最初に検索できた組み込み表示ソフトを起動することを特徴とする請求項１記載の回路図ＣＡＤ装置としたものであり、組み込み表示ソフトが複数ある場合に、画像の種類に応じて最適なものを選択することができる。
【００２４】
（実施の形態）
図１は、本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置全体構成図、図２は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置のネット属性情報の説明図、図３は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置のネット属性情報の実際のファイル上のデータの説明図、図４は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の部品属性情報の属性値にファイル名を設定した場合の説明図、図５は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の部品属性情報の属性値にＵＲＬ名を設定した場合の説明図、図６は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の部品属性情報実際のファイル上のデータを表す説明図、図７は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の属性情報処理フローチャート、図８は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の新規サブルーチンの詳細図、図９は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置のリソースファイル情報の説明図、図１０は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置のリソースファイル情報の実際のデータを表す説明図、図１１は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の属性情報処理プログラムの例を示す説明図、図１２は本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置の属性情報処理プログラムの実際のデータの説明図である。以下、これらの図面に沿って説明を行う。ここで、従来の技術と同一の構成については同一番号を付し、説明を省略する。
【００２５】
図１に示す回路図ＣＡＤ装置の全体構成図は、回路図ファイル４及びネットリスト情報、部品属性情報１４、シンボルライブラリィ５、部品ライブラリィ、リソースファイル２の関係及びネットワークで運用した場合の前述の各情報の運用保管形態の関係及び内容の一例を表したものである。シンボルライブラリィ５や部品シンボルライブラリィ、ネットリスト情報やネット属性情報１３や部品属性情報１４で構成される回路図ファイル４の基本構造は、従来の技術と同様である。
【００２６】
サーバーマシン１の中の信号波形データ１０は回路図上の接続信号をオシロスコープで実測した波形の保存データや或いはロジックアナライザ等の各種計測機器で取得した波形データを表している。このデータは本実施の形態では前述の計測器等のファイルを用いて説明しているが、汎用のイメージソフトで簡易的に手入力したものや、或いはスキャナーで取り込んだ何らかの情報データ等でも代用できる。部品図面データ１１や部品データシート１２は回路図入力前や回路図入力中、および回路図入力完了後において必要な部品の形状や寸法、ピン番号やピン名称や使用上の電気的な仕様や特性が記されている。
【００２７】
ネット属性情報の図において、属性の項目には、従来の技術の説明でも記載のある項目の他に信号波形１５の項目とその属性値のファイル名１６が設定される。
【００２８】
部品属性情報１４を示す図において、属性の項目には従来の技術の説明でも記載のある項目の他に部品図面１７の項目とその属性値のファイル名１９やＵＲＬ名１８が設定されている。信号波形データ１０や部品図面データ１１，部品データシート１２は他の回路図ファイル４やシンボルライブラリィ５や部品シンボルライブラリィのデータとともにネットワーク上に、リソースファイル２で指定された場所に配置され、必要な時に関連のソフトウエアによりアクセスされ、データのロードや場合によっては、表示装置３２への表示に利用される。本図の回路図ＣＡＤ装置全体構成の説明ではネットワークでの運用の場合を説明したが、ネットワーク運用の代わりにマシン単独の運用でも同様の効果が得られる。
【００２９】
又、同図において、部品属性は回路図の中に設定されるように説明したが、代わりに部品ライブラリィやシンボルライブラリィに設定されるようにしても同様な効果が得られる。
【００３０】
図２はネット属性情報の図を示している。属性項目の「接続先」に対応する属性情報値に、「ＩＣ４−１，ＩＣ５−２」が設定されている。これは、回路図において、部品ＩＣ４の１番ピンとＩＣ５の２番ピンが一本の接続信号で論理的な結合された回路であることを示している。ここでは、１対１の接続信号を示しているが１対多、多対多等いくらでもかまわない。又、ピン番号の接続には「−」を例として示しているが、他の表記方法例えば「／」や「・」等でもよく、また、ピン番号や部品番号の表記順序が逆になってもかまわない。属性項目には、従来の技術でも記載のある接続先情報の項目以外にも、信号波形の項目が設定され、その属性値として、「Ｄ：￥ｈａｋｅｉ￥ｎｅｔ１．ｔｉｆｆ」というファイル名及びファイル保存先が格納されている。
【００３１】
本例ではＷｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）システムを前提に例を示しているが、システムがＵＮＩＸ（Ｒ）システムを始め他の汎用システムであれば、それに対応して認識できるようなファイル名や保存先を示す設定を行う。
【００３２】
図２の実際のファイル上のデータを図３に示す。
【００３３】
属性項目の「接続先」の後に続けて前述の接続情報の「ＩＣ４−１，ＩＣ５−２」が記載され、その後に別の属性項目である「信号波形」１５が記載されており、続けてその保存先及びファイル名１６で前述の「Ｄ：￥ｈａｋｅｉ￥ｎｅｔ１．ｔｉｆｆ」が設定されている。回路図は通常ほとんどの場合、複数の数多くの信号で接続されており、ここにもその一例としてふたつのネット番号のブロックで記載している。図４及び図５は共に部品属性情報の例を示している。図４において、回路図におけるある特定の部品に対して、部品の品番とそれに対応して８個の属性項目が設定されている。上より順に７個目までは「部品リファレンス」「製造メーカー」「代理店」「価格」「ピン数」「最大定格」「部品形状」と設定されており、それぞれ対応する属性情報値として、「ＩＣ４」「ＭＡＫＥＲ１」「＊＊＊（株）」「５０円」「４０」「１２Ｖ」「ＱＦＰ」が設定されている。属性項目の８個目に「部品図面」とその属性値に対応したファイル名１９である「Ｄ：￥ｂｕｈｉｎ−ｚｕｍｅｎ￥ＩＣ１．ｐｄｆ」が設定されている。図５は属性項目の「部品図面」の属性値にＵＲＬ名１８の「ｈｔｔｐ：／／ｔｍｐ／ｔｍｐ／ＩＣ１．ｐｄｆ」が設定され、他は図４と同様である。
【００３４】
図６は、図４や図５で説明した部品属性情報の実際のファイルデータを表しており、回路図上の２つの部品＊＊＊Ａと＊＊＊Ｂに対して各々の属性項目と属性値が「：」で区切られ記されている。本例ではデータの構造は属性項目：属性値の順であるが、その表記方法はその逆でも或いは違う表記方法でも同様の効果が得られる。又、属性項目数は８個設定しているが、その順序も数量も特に限定されない。
【００３５】
図７は属性情報の表示に関する処理フローチャートを表している。回路図を表示した状態で入力装置からの何らかのコマンド入力操作により、ネット又は部品を選択し、属性表示の処理モードに入った後の内容を示している。対象物がネットなのか部品なのか識別するソフトウエアと図８に示す新規サブルーチンの図で構成される。前述の表示処理のための新規サブルーチンのフローはＵＲＬ及びファイル名識別部、ＵＲＬ識別部と表示ソフト起動部で構成される。
【００３６】
図９及び図１０は請求項６に記載のリソースファイルの内容を示したもので、図９はリソース項目とその内容値を表している。項目の１番目から６番目まではリソースの例として「線種」「線幅」「シンボルライブラリィ保存先」「シンボルサイズ」「表示色」「回路図データ保存先」があり、各々そのリソース項目に対応した内容値として「実線」「０．５ｍｍ」「Ｃ：￥ｌｉｂｒａｒｙ￥ｆｉｌｅ１」「信号：○○色／シンボル：□□色」「Ｄ：￥ｄａｔａ￥ｄａｔａ１」が設定されている。７番目の項目２６にファイルの各拡張子２７毎の表示ソフト名２８を起動したい順位に設定している。
【００３７】
図１０は前述のリソースファイルの実際のデータの一例を示している。ここでのリソースファイルの項目の説明においてはその数量は７個であり、表示ソフトの拡張子の設定数６個で、その表示ソフトの拡張子毎の対応のアプリケーション数は、各々３個〜２個であるが、それぞれ、項目数、拡張子の設定数、アプリケーション数とも特に数量に限定はなく、他の数量でも同様の効果が得られる。
【００３８】
図１に示す回路図ＣＡＤ装置全体構成図は図２及び図４（又は図５）及び図９の各ブロックによって構成される。
【００３９】
以上のように構成された信号波形データ参照機能及び部品情報参照機能を組み込んだ回路図ＣＡＤ装置についてその動作を説明する。すでに作成済み或いは作成途中でサーバーマシン１のメモリ部に保管されてる回路図ファイル４が回路図ツール３０内の回路図エディタによって、起動され、所定の回路図が表示装置３２上に表示される。本図面での説明は部品図面データ１１や部品データシート１２及び接続信号のネットの信号波形データ１０は事前に存在し、参照先を図２、図４、図５ですでに設定した状態の説明であるが、部品図面データ１１や信号波形データ１０等の参照先が未指定でも、ツール起動時に後からの参照先の設定もできる。回路図が表示された状態で、回路図上に表示され、存在している任意のネットを入力装置を用いて何らかの方法、例えば、マウスでネットを直接クリックする等を実施して、対象のネットを選択する。この状態から何らかのコマンド操作、例えば、マウスの右クリックや回路図ツール上のメニューの選択操作等で、次の属性表示の状態に移行する。
【００４０】
次に属性表示のフローチャートを図７をもとに説明する。前述の対象物のネットが選択されたとき、対象物がネットであるかを判断する（Ｓ２０）。回路図上で入力装置で対象物が選択されると、対象物の種類としてネット番号を認識する。本対象物の場合はその種類を示すものとしてネット番号が情報として付加され関連のファイルデータとリンクがとられている。このケースでは、ネット番号であるが、別の場合は部品番号であったりする。図７では、Ｓ２０の後に対象物が部品であるかを判断するＳ２１の処理を行ってるいが、順序は逆でも同様な効果が得られる。こうして前述の対象物がネットであることが識別された後、信号波形を表示させる所定のコマンド操作がなされ、対象ネットの番号の属性情報が保管されているファイル図３がロードされる。その中の属性情報を検索しに行き、信号波形の項目の属性値３６が設定されているか判定を行う。設定がなければ属性表示処理は中断し、何らかの中断に関する表示を画面上に表示した後、通常の回路図起動直後の状態に戻る。設定がある場合は、ファイル名かＵＲＬ名かを識別にいく（Ｓ２３，Ｓ２４）。図８では、Ｓ２３の後にＳ２４の処理を行っているが、順序は逆でも同様な効果が得られる。ファイルである場合、その指定された保存先に実際にファイルが存在するか確認に行く。ファイルが存在しなければ、所定の中断を示す表示を画面上に表示し処理を中断する。前述の処理においてファイルが実在すれば、リソースファイル情報図９を参照しに行き、信号波形ファイルの拡張子と、リソースファイル内の設定された拡張子２７の欄に同一のものがあるか確認する。なければ処理を中断する。拡張子があれば、リソースファイル内に該当の拡張子２７の欄に記載されている最初の表示ソフト名２８をロードする。
【００４１】
前述のロードされた表示アプリケーション名がマシンにインストールされているか、確認にいき、マシンに存在すれば前述の信号波形のファイル名をソースファイルとして、該当のＷｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）表示ソフトを起動させる（Ｓ２５）。
【００４２】
属性表示の処理に関する実際のプログラム例を図１１及び図１２に示す。図１１に一連の処理を文章表現を一部用いたプログラム形式で表している。又、図１２は実際のプログラムを表している。この一連の動作により特定ネットの信号波形データ１０が表示される。もし前述のリソースファイル内に設定の順位１位のアプリケーション名がマシンにインストールされていなければ、リソースファイル内に設定の順位２位の表示アプリケーション名を検索に行き、同様の処理を行う。以下、同様にして、最下位まで検索し同様の処理を行い、すべてなければ、処理を中断する表示を画面上に表示させ回路図起動後の状態に戻る。
【００４３】
以上の説明はネットの属性情報の信号波形データ１０の表示に関するものであるが、以下に、対象がネットではなく、部品である場合の部品図面データ１１又は部品データシート１２の表示の説明を同様に行う。図７において、ネットの処理と同様に対象物が部品であることが識別できたら、該当の部品番号の参照先として設定されているファイル保存先及びファイル名をロードし、ネットの場合と同様にファイルの存在を調べにいき、同様の処理を行い、ファイルの拡張子に対応したリソースファイル内の設定された表示アプリケーション名をマシン内に検索にいく。該当のものがあればネット同様に表示ソフトを起動し、データを画面上にロードする。ここまでの一連の説明では表示データの参照先をマシン単独又はネットワークサーバーマシン内のファイル名としていたが、ファイル名のかわりにＵＲＬ名を用いても同様の効果が得られる。
【００４４】
以上のように本実施の形態では回路図データ内のネット及び部品シンボルの関連属性に信号波形参照及び部品図面又は部品データシートの項目を設定し、参照データの保存先を設け、その保存先が従来の単なるテキストデータではなく、ファイル名か、ＵＲＬ名かを識別するプログラムを設け、かつ、リソースファイルにあらかじめ設定された順位でファイルの拡張子ごとに起動する表示ソフトを検索及び起動させるプログラムを設けることによって、関連の信号波形や部品図面又は部品データシートを表示させることができる。
【００４５】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、部品及びネットリストの属性情報として、すでに判明済みのファイル名やＵＲＬ先名を設定しておくことにより、一定の簡単な操作で関連の信号波形や部品図や部品データシート等の画像情報等を自動的に表示できることにより、前述の情報を手動で検索したり表示させたりする時間を短縮できる効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態における回路図ＣＡＤ装置全体構成図
【図２】同回路図ＣＡＤ装置のネット属性情報の説明図
【図３】同回路図ＣＡＤ装置のネット属性情報の実際のファイル上のデータの説明図
【図４】同回路図ＣＡＤ装置の部品属性情報の属性値にファイル名を設定した場合の説明図
【図５】同回路図ＣＡＤ装置の部品属性情報の属性値にＵＲＬ名を設定した場合の説明図
【図６】同回路図ＣＡＤ装置の部品属性情報実際のファイル上のデータを表す説明図
【図７】同回路図ＣＡＤ装置の属性情報処理フローチャート
【図８】同回路図ＣＡＤ装置の新規サブルーチンの詳細図
【図９】同回路図ＣＡＤ装置のリソースファイル情報の説明図
【図１０】同回路図ＣＡＤ装置のリソースファイル情報の実際のデータを表す説明図
【図１１】同回路図ＣＡＤ装置の属性情報処理プログラムの例を示す説明図
【図１２】同回路図ＣＡＤ装置の属性情報処理プログラムの実際のデータの説明図
【図１３】従来の回路図ＣＡＤ（ｃｏｍｐｕｔｅｒ ａｉｄｅｄ ｄｅｓｉｇｎ：計算機使用設計）装置の概略構成図
【図１４】従来の回路図ＣＡＤ装置の概略構成図
【図１５】従来のネット属性情報の図
【図１６】従来のネット属性情報の実際のデータの図
【図１７】従来の部品属性情報の図
【図１８】従来の部品属性情報の実際のデータの図
【図１９】従来の部品属性処理及びネット属性処理フローチャート
【符号の説明】
１ サーバーマシン
２ リソースファイル
３ クライアントマシン
４ 回路図ファイル
５ シンボルライブラリィ
６ シンボル
７ シンボル
８ シンボル
９ シンボル
１０ 信号波形データ
１１ 部品図面データ
１２ 部品データシート
１３ ネット属性情報
１４ 部品属性情報
１５ 信号波形
１６ ファイル名
１７ 部品図面
１８ ＵＲＬ名
１９ ファイル名
２６ 項目
２７ 拡張子
２８ 表示ソフト名
２９ 初期環境パラメータ
３０ 回路図ツール
３１ 入力装置
３２ 表示装置
３３ 項目
３４ 接続先情報
３５ 項目
３６ 属性値[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a circuit diagram CAD apparatus for creating and modifying a circuit diagram.
[0002]
[Prior art]
FIG. 13 shows a schematic configuration diagram of a conventional circuit diagram CAD (computer aided design: design using a computer) device (for example, see Patent Document 1).
[0003]
The circuit diagram CAD shown in FIG. 1 is a circuit diagram tool 30 that operates on a general-purpose personal computer or a UNIX® machine including a client machine 3, an input device 31, a display device 32, and an OS (operating system). It is mainly composed of a file control unit, a symbol input tool unit, a resource editor, a command / system language processing unit, etc., centered on a / symbol editor.
[0004]
The above-mentioned circuit diagram tool loads and writes data from the symbol library 5 of various related databases, the circuit diagram file 4 and the resource file 2 as appropriate.
[0005]
The resource file 2 includes the size of notation characters and the like on the circuit diagram, various line widths and line types (solid line or broken line, etc.), figures (patterns), symbol sizes, circuit diagram sheets (frames), Default setting values of the save destination of the symbol file and the save destination of the circuit file which are made into a library so that they can be commonly used for each display circuit interval or type, circuit diagram, or another client machine, and tool commands used by default And initial environment parameters 29, such as selection and setting of.
[0006]
The contents of the information of each file described above will be described with reference to the circuit diagram CAD overall configuration diagram of FIG. FIG. 1 shows the relationship between circuit diagram data and net list information, component attribute information 14, symbol library 5, component library, resource file 2 using the conventional technology, and the operation and storage of the above-described information when operated on a network. It shows an example of a form relationship.
[0007]
The symbol library 5 includes a plurality of symbol data (for example, see reference numerals 6 to 9 in FIG. 14). The symbol is shared so that it can be used by loading it for each circuit diagram, and is configured by a graphic indicating a picture of a part or a logic element or data including a part of text. In the circuit diagram file 4, various attributes described later can be input. The attribute of the symbol in the parts library can be reloaded using the input attribute (for example, product number) as a key.
[0008]
The component symbol library is composed of the symbol name to be used, the pin number of the actual component on the board, the name of the pin, etc., and the component attribute information 14 described later. Like the symbol library, the component symbol library is loaded and reused for each circuit diagram. It is possible.
[0009]
The circuit diagram is logically defined by the connection of the single or multiple symbols and the single or multiple connection signals. The information in the circuit diagram file 4 includes the above-mentioned information linked logically with other information and the comment that exists alone without linking to other information and can be input as characters or figures. Types such as data are mixed. Due to one factor of the former linked information described above, related attribute information is set in a component symbol which is a major factor constituting a circuit diagram and a netlist which is connection information. Among the related attribute information, in the part symbol library, the part maker name, the agent name, the part reference, the price, the number of pins, the part shape, and the like are set in advance. In the netlist, information and the like on which pin of which part is connected to which pin of another part in the above-mentioned part symbol are set.
[0010]
15 is a diagram of conventional net attribute information, FIG. 16 is a diagram of actual data of conventional net attribute information, FIG. 17 is a diagram of conventional component attribute information, and FIG. 18 is a diagram of actual data of conventional component attribute information. In the figure, component attribute information for a conventional component and net attribute information 13 for a net list are respectively shown. FIG. 15 shows an example of the attribute information of the netlist. In the attribute item 33, connection destination information 34 is set. FIG. 16 shows the actual data. Similarly, FIG. 17 shows an example of the component attribute information 14 in the circuit diagram tool, and FIG. 18 shows actual data.
[0011]
The part number in FIG. 17 is a unique management number for each part. The attribute item 35 includes, as shown in the figure, the reference on the circuit diagram of the component, the name of the manufacturer, the purchase price, the name of the agent of the supplier, the number of pins, the shape of the component, the specification of the component, for example, the rated voltage, etc. The attribute value 36 is set. Conventionally, a character string such as text data is set as the related attribute information. Further, the above-mentioned related information is set in the circuit diagram file 4 as necessary information for maintenance or repair during the development of the product or after the development is completed, according to the requirements.
[0012]
FIG. 19 is a flowchart of conventional component attribute processing and net attribute processing. The operation of the conventional circuit diagram CAD apparatus configured as described above will be described. The circuit diagram file 4 already created and stored in a predetermined memory unit is activated by the circuit diagram editor in the circuit diagram tool 30, and a predetermined circuit diagram is displayed on the display device 32.
[0013]
The circuit diagram file 4 may be loaded into a temporary area of the client machine 3, and at this time, if correction or the like occurs, the original master file may be rewritten. The circuit diagram editor mainly inputs, edits, arranges, connects and edits signal lines, etc. on the drawing of the logic elements and components constituting the circuit.
[0014]
Next, a procedure for displaying the component attribute information 14 and the net attribute information 13 of each symbol component will be described. After specifying the target object on the circuit diagram sheet by a designated command operation using the input device 31, as shown in the flowchart of FIG. 19, it is determined whether the target object is a net or a component, and the circuit diagram is determined according to the content. The data of the actual attribute information shown in FIG. 16 or 18 is loaded from the file 4, and displayed on the screen by the display software in a format as shown in FIG. 15 or FIG. At this time, when the logical operation of the circuit is verified using a developed waveform or a logical ideal waveform input manually or for some reason after the completion of the development, for example, on a circuit diagram. If it is necessary to check the signal waveform of an arbitrary net for the purpose of checking a normal waveform for repair or failure analysis of service, etc. Search the waveform file name of the waveform observed and recorded in the section, check the connection destination net information etc. in the above-mentioned file, confirm that it is the signal waveform of the target net, and display it. Printing or the like is performed by some printing means as needed. Similarly, when confirming from the component drawing or data sheet that the pin number or pin name of the component symbol described in the circuit diagram is correct compared with the specification of the component actually used or to be used, or If it is necessary to verify and confirm the usage of the device and the circuit design for errors, etc. to the level of the component specifications, the component drawing and data sheet are also searched from the memory unit such as the hard disk of the client machine 3, The part drawing data 11 and the part data sheet 12 are displayed on the display device 32, and printing is sometimes performed by some printing means as needed. In this description, the case where the circuit diagram file 4 has already been created and stored has been described as an example. However, the same applies to a process in which a new circuit diagram is created and edited, and a circuit diagram is newly stored.
[0015]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 04-8165 (FIG. 1-2)
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the target signal waveform data 10 or component information file is searched for or the signal waveform data 10 or component information is not found, a simple equivalent waveform is manually added to the circuit diagram file 4 manually. There is a problem that a great deal of time is lost if the data is input and displayed constantly on a circuit diagram, a component drawing is bothersomely searched, or downloaded from the Internet or the like.
[0017]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and can automatically or semi-automatically display the above-described signal waveforms, component drawings, and component data sheets on a screen of a display device by a simple command operation when necessary. It is an object of the present invention to provide a circuit diagram CAD device having such a configuration.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the circuit diagram CAD apparatus of the present invention sets a file name and a URL (Universal Resource Locator) in related attribute information values of conventional parts and nets, which are character strings like simple TEXT data. If it is, it has means for identifying whether it is the above-mentioned file name or URL instead of a character string, and means for identifying whether the above-mentioned file name or the like exists at the designated destination. For example, predetermined display software, for example, Windows (trademark) display software is activated based on the file extension or the like, and the predetermined file can be automatically displayed on the screen of the display device. Thus, it is possible to obtain a circuit diagram CAD apparatus capable of greatly shortening the time until display.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to claim 1 of the present invention is characterized in that: means for identifying that a related attribute information value of a component or a net list is a reference address of a signal waveform or component information; Means for identifying whether the address exists in the address, and means for automatically starting up the signal waveform or the part information when the signal waveform or the part information exists by using built-in display software and automatically displaying the information on the screen of the display device. This is a circuit diagram CAD apparatus having a feature, and has an effect of greatly shortening the time required to display signal waveforms and component drawings stored on the machine.
[0020]
According to a second aspect of the present invention, in the circuit diagram CAD apparatus according to the first aspect, the means for identifying a reference address is a program for identifying a file name or a URL name. The identification can be performed only by a part of the read related attribute information value.
[0021]
The invention according to claim 3 is characterized in that the reference destination is in a single machine, on a network server or on the Internet WEB (abbreviation of World-Wide-Web). The circuit according to any one of claims 1 to 3, wherein the embedded display software operates on a general-purpose OS. It is a CAD device as shown in the figure, and it is possible to enhance versatility without depending much on the configuration of the network to be constructed.
[0022]
The invention according to claim 5 is characterized in that the means for starting the embedded display software uses means for judging a file extension on a general-purpose OS and starting an application. This is the circuit diagram CAD apparatus described in the above section, and there is no need to separately create display software for starting an application, and the software configuration is simplified.
[0023]
According to a sixth aspect of the present invention, the embedded display software starting means includes a resource file capable of describing software to be started for each extension and describing a plurality of embedded display software names for each extension. 2. The display device according to claim 1, wherein the device can be given a priority order according to a description order or the like, and the installed display software installed is searched in that order, and the embedded display software found first is activated. This is a circuit diagram CAD device, and when there are a plurality of embedded display software, an optimum one can be selected according to the type of image.
[0024]
(Embodiment)
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a circuit diagram CAD apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is an explanatory diagram of net attribute information of the circuit diagram CAD apparatus according to an embodiment of the present invention, and FIG. FIG. 4 is an explanatory diagram of data on an actual file of net attribute information of the circuit diagram CAD apparatus according to the embodiment. FIG. 4 sets a file name to an attribute value of component attribute information of the circuit diagram CAD apparatus according to the embodiment of the present invention. FIG. 5 is an explanatory diagram of a case where a URL name is set as an attribute value of component attribute information of a circuit diagram CAD apparatus according to an embodiment of the present invention, and FIG. 6 is an embodiment of the present invention. FIG. 7 is an explanatory diagram showing data on an actual file of component attribute information of a circuit diagram CAD apparatus. FIG. 7 is a flowchart of attribute information processing of a circuit diagram CAD apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 8 is an embodiment of the present invention. To 9 is a detailed diagram of a new subroutine of the circuit diagram CAD device according to the present invention, FIG. 9 is an explanatory diagram of resource file information of the circuit diagram CAD device according to one embodiment of the present invention, and FIG. 10 is a circuit diagram CAD device according to one embodiment of the present invention. FIG. 11 is an explanatory diagram showing actual data of resource file information, FIG. 11 is an explanatory diagram showing an example of an attribute information processing program of a circuit diagram CAD apparatus according to an embodiment of the present invention, and FIG. 12 is an embodiment of the present invention. FIG. 4 is an explanatory diagram of actual data of an attribute information processing program of the circuit diagram CAD device in FIG. Hereinafter, description will be made with reference to these drawings. Here, the same components as those of the related art are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0025]
The overall configuration diagram of the circuit diagram CAD apparatus shown in FIG. 1 is the relationship between the circuit diagram file 4 and the netlist information, the component attribute information 14, the symbol library 5, the component library, the resource file 2, and the case where the system is operated on the network. 3 shows an example of the relationship and contents of the operation storage form of each piece of information. The basic structure of the circuit diagram file 4 composed of the symbol library 5, the component symbol library, the net list information, the net attribute information 13, and the component attribute information 14 is the same as that of the prior art.
[0026]
The signal waveform data 10 in the server machine 1 represents stored data of a waveform obtained by actually measuring a connection signal on a circuit diagram with an oscilloscope or waveform data obtained by various measuring instruments such as a logic analyzer. In the present embodiment, this data is described using the above-mentioned file of the measuring instrument or the like. However, data which is simply input manually with general-purpose image software or some information data which is captured by a scanner can be substituted. . The part drawing data 11 and the part data sheet 12 are required before and during the input of the circuit diagram, during the input of the circuit diagram, and after the input of the circuit diagram is completed, the shapes and dimensions of the parts, the pin numbers and the pin names, and the electrical specifications and characteristics in use Is written.
[0027]
In the diagram of the net attribute information, in the item of the attribute, in addition to the item described in the description of the related art, the item of the signal waveform 15 and the file name 16 of the attribute value are set.
[0028]
In the figure showing the component attribute information 14, in the attribute item, in addition to the items described in the description of the related art, the item of the component drawing 17 and the file name 19 and the URL name 18 of the attribute value are set. The signal waveform data 10, the component drawing data 11, and the component data sheet 12 are arranged on the network together with the data of the other circuit diagram file 4, the symbol library 5, and the component symbol library at the location specified by the resource file 2, It is accessed by related software when necessary, and is used for loading data and, in some cases, displaying on the display device 32. In the description of the overall configuration of the circuit diagram CAD apparatus in this figure, the case of operation on a network has been described. However, similar effects can be obtained by operation of a single machine instead of network operation.
[0029]
Also, although the description has been made with reference to the drawing that the component attribute is set in the circuit diagram, the same effect can be obtained by setting the component attribute in the component library or the symbol library instead.
[0030]
FIG. 2 shows a diagram of the net attribute information. “IC4-1, IC5-2” is set as the attribute information value corresponding to the attribute item “connection destination”. This indicates that in the circuit diagram, the first pin of the component IC4 and the second pin of the IC5 are logically coupled by one connection signal. Here, a one-to-one connection signal is shown, but any number of one-to-many, many-to-many, etc. may be used. In addition, although the connection of the pin numbers is shown as “-” as an example, other notation methods such as “/” and “•” may be used, and the notation order of the pin numbers and the part numbers may be reversed. It doesn't matter. In the attribute item, a signal waveform item is set in addition to the connection destination information item described in the related art, and as the attribute value, a file name “D: \ hackei \ net1.tiff” and a file save are set. The destination is stored.
[0031]
In this example, an example is shown on the premise of a Windows (R) system. However, if the system is a UNIX (R) system or another general-purpose system, a file name and a storage destination which can be recognized correspondingly are shown. Make settings.
[0032]
FIG. 3 shows the data on the actual file in FIG.
[0033]
The attribute information “IC4-1, IC5-2” is described after the “connection destination” of the attribute item, followed by another signal item “signal waveform” 15. The above-mentioned “D: \ hackei \ net1.tiff” is set in the storage destination and the file name 16. A circuit diagram is usually connected by a number of signals in most cases, and is also illustrated here by two net number blocks as an example. 4 and 5 both show examples of component attribute information. In FIG. 4, for a specific part in the circuit diagram, a part number of the part and eight attribute items corresponding to the part number are set. Up to the seventh item from the top, “Parts Reference”, “Manufacturer”, “Distributor”, “Price”, “Pin Count”, “Maximum Rating”, and “Parts Shape” are set, and the corresponding attribute information values are “ "IC4", "MAKER1", "***", "50 yen", "40", "12V", and "QFP" are set. In the eighth attribute item, “part drawing” and “D: \ buhin-zumen \ IC1.pdf” which is a file name 19 corresponding to the attribute value are set. FIG. 5 is the same as FIG. 4 except that “http: //tmp/tmp/IC1.pdf” of the URL name 18 is set as the attribute value of the “part drawing” of the attribute item.
[0034]
FIG. 6 shows actual file data of the component attribute information described in FIG. 4 and FIG. 5, and each attribute item and attribute for two components *** A and *** B on the circuit diagram. Values are separated by ":". In this example, the data structure is in the order of attribute item: attribute value, but the same effect can be obtained even if the notation is reversed or a different notation is used. Although the number of attribute items is set to eight, the order and quantity are not particularly limited.
[0035]
FIG. 7 shows a processing flowchart relating to the display of attribute information. This shows the contents after selecting a net or component by entering some command from the input device while the circuit diagram is displayed, and entering the attribute display processing mode. It is composed of software for identifying whether the object is a net or a part and a new subroutine shown in FIG. The flow of the above-described new subroutine for the display process includes a URL and a file name identification unit, a URL identification unit, and a display software activation unit.
[0036]
9 and 10 show the contents of the resource file according to claim 6, and FIG. 9 shows resource items and their contents. The first to sixth items include “line type”, “line width”, “symbol library storage”, “symbol size”, “display color”, and “schematic data storage” as examples of resources. Are set as "solid line", "0.5 mm", "C: \ library @ file1", "signal: ○ color / symbol: □", and "D: @ data @ data1". In the seventh item 26, the display software name 28 for each extension 27 of the file is set to the order in which it is desired to be activated.
[0037]
FIG. 10 shows an example of actual data of the above-mentioned resource file. In the description of the items of the resource file, the number is seven, the number of display software extensions set is six, and the number of applications corresponding to each display software extension is three to two. The number of items, the number of set extensions, and the number of applications are not particularly limited in quantity, and similar effects can be obtained with other quantities.
[0038]
The overall configuration diagram of the circuit diagram CAD apparatus shown in FIG. 1 is composed of the blocks shown in FIGS. 2 and 4 (or FIG. 5) and FIG.
[0039]
The operation of the circuit diagram CAD apparatus incorporating the signal waveform data reference function and the component information reference function configured as described above will be described. The circuit diagram file 4 that has already been created or is being created and stored in the memory unit of the server machine 1 is activated by the circuit diagram editor in the circuit diagram tool 30, and a predetermined circuit diagram is displayed on the display device 32. In the description of this drawing, a description will be given of a state in which the component drawing data 11, the component data sheet 12, and the signal waveform data 10 of the connection signal net already exist and the reference destination is already set in FIGS. 2, 4, and 5. However, even if a reference destination such as the component drawing data 11 or the signal waveform data 10 is not specified, the reference destination can be set later when the tool is activated. While the circuit diagram is displayed, an arbitrary net existing on the circuit diagram is displayed on the circuit diagram by using an input device by any method, for example, by directly clicking the net with a mouse, etc. Select From this state, the state shifts to the next attribute display state by any command operation, for example, a right mouse click or a menu selection operation on the circuit diagram tool.
[0040]
Next, a flowchart of the attribute display will be described with reference to FIG. When the target object net is selected, it is determined whether the target object is a net (S20). When an object is selected on the circuit diagram by the input device, a net number is recognized as the type of the object. In the case of the target object, a net number is added as information indicating the type, and a link to related file data is taken. In this case, it is a net number, but in another case, it is a part number. In FIG. 7, the processing of S21 for determining whether the object is a part is performed after S20, but the same effect can be obtained even if the order is reversed. After the above-mentioned object is identified as a net, a predetermined command operation for displaying a signal waveform is performed, and the file FIG. 3 storing attribute information of the number of the target net is loaded. The process goes to retrieve the attribute information therein, and determines whether the attribute value 36 of the signal waveform item is set. If there is no setting, the attribute display processing is interrupted, a display related to any interruption is displayed on the screen, and the state returns to the state immediately after the normal circuit diagram startup. If there is a setting, it is determined whether it is a file name or a URL name (S23, S24). In FIG. 8, although the process of S24 is performed after S23, the same effect can be obtained even if the order is reversed. If it is a file, go to the specified destination to see if the file actually exists. If the file does not exist, a display indicating a predetermined interruption is displayed on the screen and the processing is interrupted. If a file exists in the above-described processing, the resource file information is referred to FIG. 9 to check whether the extension of the signal waveform file is the same as the extension 27 set in the resource file. . If not, the processing is interrupted. If there is an extension, the first display software name 28 described in the column of the extension 27 in the resource file is loaded.
[0041]
It is checked whether the loaded display application name is installed in the machine. If the display application name exists in the machine, the corresponding Windows (R) display software is started using the file name of the signal waveform as a source file (S25). ).
[0042]
FIGS. 11 and 12 show an example of an actual program related to the attribute display processing. FIG. 11 shows a series of processes in a program format partially using a sentence expression. FIG. 12 shows an actual program. By this series of operations, the signal waveform data 10 of the specific net is displayed. If the application name of the first place in the setting is not installed on the machine in the above-mentioned resource file, the display application name of the second place in the setting is searched in the resource file, and the same processing is performed. Hereinafter, similarly, the search is performed to the lowest order and the same processing is performed. If there is no search, a display for interrupting the processing is displayed on the screen, and the state returns to the state after the start of the circuit diagram.
[0043]
Although the above description relates to the display of the signal waveform data 10 of the attribute information of the net, the description of the display of the component drawing data 11 or the component data sheet 12 when the target is not the net but the component is the same. To do. In FIG. 7, if the object can be identified as a component as in the case of the net processing, the file storage destination and the file name set as the reference destination of the corresponding part number are loaded, and as in the case of the net. The existence of the file is checked, the same processing is performed, and the display application name set in the resource file corresponding to the file extension is searched in the machine. If there is a corresponding one, start the display software like the net and load the data on the screen. In the series of explanations so far, the display data is referred to the machine alone or the file name in the network server machine. However, the same effect can be obtained by using the URL name instead of the file name.
[0044]
As described above, in the present embodiment, the signal waveform reference and the item of the component drawing or the component data sheet are set in the related attributes of the net and the component symbol in the circuit diagram data, and the storage destination of the reference data is provided. A program for identifying not only plain text data but also a file name or a URL name is provided, and a program for searching and starting display software to be activated for each file extension in a preset order in the resource file is provided. By providing such a component, a related signal waveform, a component drawing, or a component data sheet can be displayed.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a file name or a URL destination name that has already been determined is set as attribute information of a component and a netlist, so that a related signal waveform or component diagram can be obtained with a simple operation. The ability to automatically display image information and the like, such as parts and component data sheets, has the effect of reducing the time to manually search for and display the above information.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram of a CAD apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of net attribute information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 3 is an explanatory view of data on an actual file of net attribute information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 4 is an explanatory diagram when a file name is set as an attribute value of component attribute information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 5 is an explanatory diagram when a URL name is set as an attribute value of component attribute information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing data on an actual file of component attribute information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 7 is a flowchart of attribute information processing of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 8 is a detailed diagram of a new subroutine of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 9 is an explanatory diagram of resource file information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing actual data of resource file information of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an example of an attribute information processing program of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 12 is an explanatory diagram of actual data of an attribute information processing program of the circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 13 is a schematic configuration diagram of a conventional circuit diagram CAD (computer aided design) device.
FIG. 14 is a schematic configuration diagram of a conventional circuit diagram CAD apparatus.
FIG. 15 is a diagram of conventional net attribute information.
FIG. 16 is a diagram of actual data of conventional net attribute information.
FIG. 17 is a diagram of conventional component attribute information.
FIG. 18 is a diagram of actual data of conventional component attribute information.
FIG. 19 is a flowchart of conventional component attribute processing and net attribute processing.
[Explanation of symbols]
1 server machine
2 Resource file
3 client machines
4 Schematic file
5 Symbol library
6 Symbol
7 Symbol
8 Symbol
9 Symbol
10 signal waveform data
11 Parts drawing data
12 Parts data sheet
13 Net attribute information
14 Component attribute information
15 signal waveform
16 File name
17 Parts drawing
18 URL name
19 File name
26 items
27 Extension
28 Display software name
29 Initial environmental parameters
30 Schematic Tools
31 Input device
32 display device
33 items
34 Connection information
35 items
36 attribute value
