JP2004145247A - 通信教育システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信教育において仮想的な家庭教師常駐状態を実現すること。
【解決手段】受講者ユニット(101)は、指導者ユニット(102)から問題を受信する手段と、受講者による受信された問題の受講者による解答プロセスを動画ファイルとして記録する手段(209)と、動画ファイルをネットワークを介して指導者ユニットに送信する手段とを含む。指導者ユニットは、動画ファイルをネットワークを介して受信する手段と、受信された動画ファイルを再生する手段と、受講者に宛てた指導内容を作成する手段と、作成された指導内容を受講者ユニットに送信する手段とを含む。そして特に、指導者ユニットには、受講者の書き込み状況を可視化したグラフ(802)が表示され、これを用いて書き込みがある時間帯だけを再生することが可能になる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信教育システムに関し、更に詳しくは、インターネットと手書き入力デバイスとを利用することにより、指導者が受講者の傍らに常駐しその思考過程を把握できるような状況を仮想的に生じさせる通信教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
通信教育の広く知られた1つの形態として、通信添削がある。通信添削とは、受講者が、問題を自宅等で受け取り、問題に解答を与え、解答用紙を郵送やファックスで返送して添削を求め、添削結果を受け取り添削者のコメントを見る、という一連のプロセスで進行するタイプの通信教育である。決められた教室へ行って授業等に出席する必要がなく自宅で自分のペースで受講することができるので、通信添削は、小学生から高校生までの補習又は入学試験対策や、社会人向けの生涯学習などで広く用いられている。当然のことであるが、通信添削では、添削者は、受講者と直接に接触することなく、受講者の解答結果だけを見て添削指導を行う。最近では、問題の送付及び解答の返送を電子メールを用いて行うインターネット利用型の通信添削も既に存在しているが、結果だけを見て指導を行うという点では、同様である。
【0003】
通信添削という学習形態は、(1)受講者が問題を解く、(2)添削者が添削指導を行う、(3)受講者が返却された添削結果を見て、添削者による指摘に基づいて自分自身の解答を振り返る、という3つの場面に分けることができる。このうち(2)の場面に関しては既に多くの工夫が試みられている。例えば、音声情報の付加(電話による指導を含む)や、指導のための文章をスライドのように順序立てて表示することなどである。これに対して、(1)については特に改良はなされておらず従来通りであって、添削者から切り離されて受講者に一任されたままである。従って、添削者にとっては、受講者がどのように問題に取り組み最終結果に至ったのかという中間的なプロセスは不明であることが多い。
【0004】
また、(3)についても、従来は、添削者によるコメントを読むという静的なプロセスとして存在していた。受講者が解答時の自分の思考プロセスを意識的に振り返りながら添削者による指導内容を検討することは、必ずしも行われていたとはいえなかった。
【0005】
ところで、集団的な学校教育と対照的なものとして、家庭教師による教育がある。学校教育では、複数の生徒が1人の教師を共有するのが一般的である。例えば、1人の教師による45分授業を30人の生徒が受講している場合には、平均的に見れば、1人の生徒は1分半しか教師の時間を独占できない。これに対し、1対1である家庭教師であれば、生徒は、教師の時間をすべて独占できる。これは、教師の側から見れば、注意及び配慮を複数の生徒の間で平均的に分散させる必要がある学校教育とは異なり、教育資源としての自分自身をすべて1人の生徒のために用いることができることを意味する。
【0006】
具体例として、家庭教師が小学生に分数の割り算を教える場合を考える。家庭教師が、分数の割り算の意味と計算方法とを教えた後で簡単な練習問題を出し、生徒がその練習問題を解くことを求められたとする。そのような場合には、生徒が解答する全プロセスをその場で注意深く眺めていれば、分子と分母とを逆にして分数の掛け算に還元するという方法は理解しているのに分数の掛け算がわかっていない、分子とは何であり分母とは何であるかをつまり分数自体をそもそも理解していない、実はそれ以前にかけ算の九九の知識があやふやであるなど、生徒固有の問題点がわかるはずである。生徒一般に関する一般論ではなく個々の生徒に固有の個別的な問題点が把握できれば、指導方法のカスタマイズが可能になるはずである。このように、家庭教師は、1人の生徒が問題の解答に取り組んでいく全過程をリアルタイムで観察することができるために、学校教師に比べて生徒の個別的事情を把握することが容易であり、それに応じた微調整を行いながら個別的指導を行うことが可能になる。生徒間の相互作用など集団的な教育の利点は一応捨象すると、生徒が学習している過程を目前ですべて観察することができるという点では、家庭教師という形態は、学校教師よりも優れているといえる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
集合的な学校教育との比較における家庭教師の以上のような利点を、通信添削に応用できないかというのが、本発明の出発点である。家庭教師を現実に派遣することはないが、家庭教師が生徒の向かい側又は隣に座り、生徒による問題への取り組みの全過程を間近に観察している状況を仮想的に生じさせることにより、より個別化された効果的な指導を実現するのが本発明の目的である。
【0008】
通信教育の典型例である通信添削という学習形態においては、受講者自身が1人で問題に取り組んで自分自身の解答を答案に書き記し、提出された答案を指導者(添削者)が評価しコメントを付けて返却する。提出した答案に対しては、指導者が、そこに書き記された解答に応じた詳細なコメントを提供する。そして、これらの各段階は、連続的にではなく、若干の時間的経過を伴いながら進行する。受講者から見ると、指導者がすぐ近くには存在しないため、いったんは指導者が不在の状態において自力で解答を試みるという点で、最初から例えば家庭教師のような指導者が付いていわば補助輪付きの学習が最初から進行する場合よりも、自主的な努力が要求される。このように、遠隔的な助言を提供しながら受講者の自力学習を促すことにより受講者の自己学習能力を高めていくというのは、通信添削を含む通信教育の特徴であり著しい長所であるといえる。以上のような通信教育の長所を維持しながら、家庭教師による個別指導の長所を組み込み、これまで以上の学習効果を達成しうる新たな通信教育システムを提案するのが本発明の目的である。
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明では、最終的な解答結果だけでなく、その最終結果にどのように到達したかという「書く」プロセスに着目し、受講者が解答用紙の上でどのようなプロセスを経て解答を行ったのかを記録する。そして、この解答が書かれていく様子を指導者が後で再生して検討することにより、生徒の思考プロセスを把握し、従来の結果重視の通信教育では気付かれていなかった受講者の個別的事情を把握することを試みる。
【0010】
本発明によると、インターネットを含むネットワークに共に接続された受講者ユニットと指導者ユニットとによって構成される通信教育システムが提供される。受講者ユニットは、問題をネットワークを介して指導者ユニットから受信する手段と、受講者による受信された問題の解答プロセスを動画ファイルとして記録する手段と、動画ファイルをネットワークを介して指導者ユニットに送信する手段とを含む。指導者ユニットは、受講者に向けて出題される問題が蓄積されているデータベースなどの記憶手段と、問題をネットワークを介して受講者に送信する手段と、動画ファイルをネットワークを介して受信する手段と、受信された動画ファイルを再生する手段と、受講者に宛てた指導内容を作成する手段と、作成された指導内容を受講者ユニットに送信する手段とを含んでいる。
【0011】
本発明による通信教育システムでは、受講者による解答プロセスを動画ファイルとして記録する手段が設けられている点が大きな特徴である。この手段としては、受講者による解答プロセスの間に生じた受講者の筆跡の全部又は一部を動画ファイルとして記録する手書き入力デバイスを用いることができる。手書き入力デバイス自体は、市販されている製品を利用することができる。
【0012】
また、本発明による通信教育システムでは、指導者ユニットに含まれる動画ファイル再生手段は、手書き入力デバイスによって受講者の書き込みが感知された時間帯だけを選択的に再生する手段を更に含む。この選択的再生手段の例としては、手書き入力デバイスによって受講者の書き込みが感知された時間帯を可視化するグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)などがあり、GUI上に可視化された特定の時間帯だけを選択的に再生できるように構成すれば、指導者にとって効率的である。
【0013】
更に、本発明による通信教育システムでは、指導者による指導を、文章としてのコメントではなく、受講者による解答プロセスを記録した動画ファイルの上に重畳的に指導内容が書き込まれた動画ファイルとして実現することも可能である。その場合には、指導内容動画ファイルを受講者に送信し受講者が再生できるように、受講者ユニットが、指導内容動画ファイルを指導者ユニットからネットワークを介して受信して再生する手段を含む。
【0014】
本発明による通信教育システムは、上述のように、その基本形としては、それぞれがインターネットなどのネットワークに接続された受講者ユニットと指導者ユニットとして実現することができる。しかし、指導者ユニットは受講者ユニットよりも数が少ないのが通常であるから、負担を軽減するために、その機能を一部をネットワーク・サーバに分担させることが可能である。この場合には、本発明による通信教育システムにおいて、指導者ユニットは、共に前記ネットワークに接続された指導者端末とネットワーク・サーバとから構成される。指導者端末は、指導者ユニットに含まれる様々な手段の中で、少なくとも、動画ファイル受信手段と動画ファイル再生手段と指導内容作成手段と指導内容送信手段とを含む。これらは、指導者が実際に通信指導を行うのに必要な手段である。ネットワーク・サーバは、指導者ユニットに含まれているが指導者端末には含まれていない手段と、受講者ユニットと指導者端末との間でのデータ送受信を中継する手段とを含む。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下でなされる本発明の好適な実施例の説明は、ありうる複数の実施例の中の1つに関する例示的なものにすぎない。特に、本発明による通信教育システムでは、インターネットに接続されたパーソナル・コンピュータが用いられるのが一般的であるが、インターネット及びパーソナル・コンピュータに関する通常の技術的内容の範囲内にありこれらの技術分野の当業者に明らかな修正や変更の可能性については、説明の繁雑化を避けるため、格別の意味がない限り言及しない。
【0016】
図1は、本発明の実施例である通信教育システム100の概略図である。通信教育システム100は、共にインターネット103に接続された受講者ユニット101と指導者ユニット102とによって構成されている。受講者ユニット101と指導者ユニット102とは、インターネット103への接続環境を備えた一般的なパーソナル・コンピュータによって実現される。インターネット103への接続は、ダイアルアップ、ISDN、ADSL、光ファイバなどの任意の接続を用いることが可能である。
【0017】
図2は、受講者ユニット101の構成要素を示すブロック図である。受講者ユニット101は、構成要素201ないし209から構成される一般的なパーソナル・コンピュータであるが、このパーソナル・コンピュータには、特徴的な構成として、手書き入力デバイス209が接続されている。受講者は、出題された問題を受講者ユニット101を用いて解答し、インターネット103を介して指導者ユニット102へ解答結果を送信する。ただし、本発明では、単に最終的な結果だけを提出するのとは異なり、受講者がどのように問題に取り組み最終的な解答に到達したかを示す動画をパーソナル・コンピュータとそれに接続された手書き入力デバイス209とを用いて記録し、その動画ファイルを提出するように構成されている。手書き入力デバイス209とは、その詳細については後述するが、例えば、超音波発信器を備えた特殊なペンと受信ユニットとの組合せによって構成されており、そのペンを用いて書かれた筆跡を動画として録画することができる装置である。
【0018】
図2を参照すると、まず、受講者は、問題を指導者ユニット102から電子メール等として受信する。次に、受信した問題に手書き入力デバイス209を用いて解答を与えることにより、中間的なプロセスも含めてその解答の全プロセスが動画として入力され、プロセッサ201の制御の下で、バス203を介してハードディスクなどの記憶装置206に記憶される。問題に解答する際には、(1)受信したファイルをプリントアウト(又は、印刷され郵送される問題を受け取ることもありうる)して、手書き入力デバイス209を用いながらプリントアウトされた解答用紙の上で解答する方法と、(2)受信したファイルの内容をディスプレイ208に表示し、それを見ながら手書き入力デバイス209を用いて直接に画面上に書き込むことによって解答する方法とが考えられる。受講者は、どちらの方法を用いても解答することができる。また、この動画データは、指導者ユニット102への返送の必要に応じて圧縮することもできる。なお、動画ファイルは、ネットワーク・サーバ(図示せず)に記憶し、指導者ユニットでは、例えばリアル・プレイヤーなどウェブ・サイト閲覧の際に一般的な動画再生ソフトウェアを用いて再生することもできる。
【0019】
図3には、受講者ユニット101の構成要素である手書き入力デバイス209の概要が図解されている。このデバイス209は、ペン301と受信ユニット302とによって構成され、ペン301には超音波発信器が備えられており、発信された超音波を受信ユニット302に内蔵された2箇所の受信機で受信することによって、紙303の上におけるペン先の位置が検出されるように構成されている。このような手書き入力デバイスは、既に市販されており、例えば、特開2002−132436にも開示されている。従って、本発明は、手書き入力デバイス自体の新規性を主張するものではない。また、上述のように超音波を用い三角測量の原理に基づいて座標位置を検出するのではなく、専用のタブレットを用いて別の原理に基づいて座標位置を検出する機構を有する類似の手書き入力デバイスも既知であり、本発明では、そのようなデバイスを用いることもできる。いずれにしても、受講者が問題を解いていくプロセスを時間経過と共に動画として記憶できるものであれば、本発明における手書き入力デバイス209として用いることが可能である。手書き入力デバイスとしては、既存の市販されているタブレットや、液晶ディスプレイ上での入力が可能なタブレットPCなどを用いることもできる。
【0020】
こうして取り込まれた手書きデータは、動画ファイルとして記憶装置206(図2)に記憶され、受講者は、この動画ファイルを指導依頼や質問を含む電子メールに添付するなどの方法を用いて指導者ユニット102に送信する。どのようなインターネット接続を用いるかは、既に述べたように任意である。例えば、通信インターフェース202としてADSLモデムを用いて今日普及し始めているADSLを用いることができるし、専用線を用いたインターネット接続も可能である。
【0021】
図4には、指導者ユニット102の概要を示すブロック図が図解されている。指導者ユニット102は、受講者ユニット101と基本的に同一であり、構成要素401ないし409によって構成されている。すなわち、指導者ユニット102も、手書き入力デバイス409を備えている点を特徴とする一般的なパーソナル・コンピュータである。通信インターフェース402を介して受信した受講者ユニット101からの動画ファイルをディスプレイ408に表示して、この受講者がどのようなプロセスで最終的な解答に到達したのかを観察する。この動画ファイルの再生は、ROM405などに格納されている適切な動画再生ソフトウェアを用いて行われるのであるが、この動画再生ソフトウェアには、受講者によって書き込まれた内容をそのまま再生することの他に、必要に応じて早送りや巻き戻し、頭出しを行う機能が備わっていることが好ましい。これらの機能は、指導者が指導時間を節約する上で有益である。受講者の解答プロセスの全体を動画として再生する場合に、録画がなされたのと同じ速度で再生がなされるのであれば、移動時間や移動の手間を考慮しなければ、指導者が通常の家庭教師として受講者の自宅に出張するのと同じ時間的コストを要するであろう。それでは、指導者が受講者から離れた位置にあって、わざわざ通信指導を行う必要性は少ない。本発明による通信教育システムでは、手書き入力デバイス209を介して録画された動画を利用して仮想的な家庭教師常駐状態を生じさせることにより、指導者が現実の家庭教師として受講者の傍らで解答の様子を見守る場合よりも低コストでほぼ同様の効果を奏する点が重要である。この点を考慮すると、早送り、巻き戻し及び頭出しなどの機能の重要性が理解できるはずである。
【0022】
再生の終了した答案に対して、指導者は、手書き入力デバイス409を用いて指導内容を書き込む。手書き入力デバイス409の構成は、図3に示されている受講者ユニット101における手書き入力デバイス209の構成と同じである。この際の指導内容は、必要に応じて、静止画でも動画でもよい。受講者の動画ファイルの進行と並行して指導内容を入力したい場合には動画として入力するのが好ましいし、静的なコメントだけを入力するのであれば、静止画で十分である。後者は、従来型の添削指導と同じである。ただし、指導者による書き込みの加筆修正ができるように、問題文データと、受講者の解答データ(動画ファイル)と、指導者の指導データとは、レイヤー構造(図5を参照)を有するように独立しているのが好ましい。その場合には、指導者が書き込みの削除を行っても、問題や解答が部分的にも削除されることはない。
【0023】
なお、図4に示された指導者ユニット102は、その基本形である。従って、本発明の別の実施例として、インターネット等のネットワーク技術において一般的に行われているように、ネットワーク・サーバ(図示せず)を設け、共通的な送受信機能やデータ記憶機能は、このネットワーク・サーバに負担させることも可能である。
【0024】
次に、図6を参照すると、本発明による通信教育システム100の典型的な一連の動作を示す流れ図が図解されている。
最初に、指導者は、指導者ユニット102を用いて問題を作成し、電子メールとして受講者ユニット101に送信する(ステップ601)。受講者は、受講者ユニット101を用いて指導者ユニット102からの問題を受信し、問題に解答を与える。その際に、受講者ユニット101に設けられている手書き入力デバイス209を用いて、解答の全プロセスが録画され動画ファイルが作成される(ステップ602)。作成された動画ファイルは、指導者ユニット102に送信される(ステップ603)。本発明による通信教育システム100では、出題されたすべての問題について解答した後で指導者に返送するのではなく、例えば、第1段階として10問の問題のうちで5問だけにつき解答しそのプロセスを録画した動画ファイルを指導者側にいったん返送し、後で第2段階として残りの問題について同様のことを行うこともできる。
【0025】
指導者ユニット102では、動画ファイルを受講者ユニット101から受信して再生する。この際には、動画再生ソフトウェアが有している早送り、巻き戻し、頭出しなどの機能を用いて、効率的な再生がなされることが好ましい。指導者は、仮想的な家庭教う師として受講者の解答プロセスを観察することにより受講者の思考プロセスを理解することを試み、その理解に基づいて適切な指導を行う。必要に応じて、指導者も、指導者ユニット102に設けられている手書き入力デバイス409を用いて、受講者の解答プロセスが録画された動画の上において指導を行うことが可能である。また、必要であれば、音声による指導を行い、ボイスメールとして受講者に送ることもできる。指導が終了すると、指導者は、指導者ユニット102から、指導内容を受講者ユニットに送信する(ステップ604)。受講者は、受講者ユニット101において指導内容を受信し、動画であれば再生、テキストや静止画であればディスプレイ208に表示して、指導の内容を確認し、復習に役立てることになる(ステップ605)。もちろん、プリントアウトして確認することもできる。動画の場合には、自分自身が解答したときの録画の上に重畳的に書き込まれた指導内容を見ることができるので、静的な指導を受ける場合と異なり、自分の思考過程を自分の筆跡を通じて振り返ることができ、よりいっそうの理解が可能となる。
【0026】
次に、図7を参照すると、指導者ユニットのディスプレイに表示される画面(グラフィカル・ユーザ・インターフェース=GUI)の例が示されている。ディスプレイの上側は、受講者ユニットの手書き入力デバイスを用いて録画された受講者の答案作成を再現する動画が表示されると共に指導者が指導内容を書き込むことができる答案表示エリアであり、ディスプレイの下側は、動画再生状況表示グラフと動画再生時に操作するボタンが並ぶ操作パネルとから構成される操作パネル・エリアである。
【0027】
更に、図8には、動画再生状況表示グラフ801と操作パネル802とによって構成される操作パネル・エリアが、拡大され説明付きで示されている。動画再生状況表示グラフ801には、左から右方向へ、0分、15分、30分、45分、50分そして60分という時間経過を示す目盛が設けられている。この例では、最長時間60分の中で、50分間の録画がなされていることがわかる。また、受講者が答案の何ページ目で解答作業をしているかが、グラフの下側に「page1」、「page2」及び「page3」と示されている。例えば、1ページ目から2ページ目に移動したのは、録画開始から15分経過後である。グラフの内部に表示されている点線による右向きの矢印は動画再生の経過時間を表し、この例では矢印の先端が30分の位置にあるので、現時点では、30分が経過した時点の動画が、図7の答案作成エリアで再生されていることがわかる。矢印の途中にある星印は指導者が何らかの指導を行った時点を示す。指導内容は録画ファイルに重畳的に記録されるので、いったん指導内容を書き込んだ後で星印を含む時間帯をもう一度再生すれば、指導者は指導内容を確認できる。また、星印の上をマウス等を用いてクリックすれば、その時点に直ちに移動し指導内容を再生することができる。
【0028】
グラフには影付きの暗い部分が離散的な帯状に存在している。これら複数の帯は、受講者が解答作業を行っていない時間帯を表す。具体的には、受講者が答案用紙に何も書いていない、すなわち、図2に示されている手書き入力デバイス209を構成するペン301が動いていない時間帯を意味している。暗い帯が存在しない白い部分は、受講者のペン301が動いており書き込みがなされている時間帯を表す。技術的には、ペン301から発信される超音波信号を受信ユニット302で感知することによってペンの移動すなわち書き込みの有無を判断することができる。あるいは、動画の記録が進行していくのと同時に記録がなされ更新されていく動画ファイルのサイズの時間変化率(つまり、動画ファイル・サイズの時間微分)に着目して、この変化率が急激に増加したときに書き込みが開始され、元の僅かな変化率に戻ったとき(つまり、書き込みがない状態で時間が経過していることのみが記録されている状態)に書き込みが終了したと判断するという方法もある。これら2つの方法を含めどのような方法を用いて書き込みがある時間帯を特定するのかは、従来技術に属し、本発明の内容とは直接の関係はない。本発明では、いずれかの方法によれば書き込み時間帯を特定することができる、という事実を利用している。
【0029】
本発明による通信教育システムでは、1人の指導者が複数の受講者の答案作成録画を見て指導することが想定されている。既に述べたように、受講者の答案作成作業の録画全体を通常速度で再生していては受講者による答案作成と同じだけの時間を要するから、1人で複数人を指導るには長時間を要する。従って、記録された動画の中で受講者が必ずしも解答作業を行っていない時間帯を早送りや頭出しの機能を利用して1人当たりの指導時間を短縮することが必要となる。図8の動画再生状況表示グラフ801と操作パネル802とは、そのための非常に有用な手段である。
【0030】
動画再生状況表示グラフ801では、受講者による書き込みがある時間帯とない時間帯との分布状況が可視化されている。この可視化により、指導者は、受講者の解答作業の全体的状況を容易に俯瞰できる。同時に、全体の録画時間(図8の例では50分)から解答に要した時間がわかり、最終的な答案と比較することによって、大まかな出来具合を予想できる。このくらいの答案作成にこれだけ時間を要したのだから云々、と推測できるからである。また、書き込みが行われていない時間は、受講者が考えているか、あるいは、解答の方針がつかめずにつまずいているか、のいずれかであると想定すると、出題された問題にこの受講者がどのように取り組んでいったのかの概要が得られよう。例えば、最初はスラスラと進んでいたのに途中からは非常に苦労して解答している、などの状況がつかめるからである。このような情報は、指導を行う際に役に立つであろう。
【0031】
そして、何よりも重要なことに、グラフ801の上に可視化されたことにより受講生の書き込みがどの時間帯でなされているのかを実際に再生することなく知ることができるので、動きがなく時間だけが経過していく無意味な部分を回避しながら録画を再生することが可能になる。従来は、早送り再生を実行するには録画全体を再生して確認しなければならず、時間を短縮できたとしても早送りをする最低限の時間は依然として必要であった。これに対して、本発明による通信教育システムでは、グラフ801を用いて書き込みが行われていない時間帯はスキップし、書き込みが行われている様子だけを選択的に再生できる。また、操作パネル802には「連続」というボタンがあり、この連続ボタンを押すと、書き込みのある部分だけを連続的に再生することもできる。
【0032】
なお、本発明によるシステムにおいては、書き込み状況すなわちペンの動きだけに着目して録画しているので、書き込みがなされずペンが動いていない状態では画面には変化がない。従って、書き込みがない時間帯をスキップして効率化を図っても、それは、指導の希釈化・粗雑化を全く意味しない。一般的に、効率化は他の何かを犠牲にすることで達成され、効率化と犠牲になる何かとの間には何らかのトレードオフの関係が伴うことが多いが、本発明では、書き込みのない時間帯を正確にスキップして効率を追求しても失われるものは何もない。従って、指導者ユニット102のディスプレイに図8の動画再生状況表示グラフ801と操作パネル802とを表示させるという構成は、本発明の目的を実質的に達成するために極めて有用であるといえる。
【0033】
なお、図7及び図8に図解され以上で説明したGUIを、指導者ユニットだけでなく、受講者ユニットを構成するパーソナル・コンピュータにも設置することが可能である。その場合には、受講者は、指導者から受け取った指導内容が記録された動画を再生する際にこのGUIを用いることができ、早送りやスキップの操作が容易になる。
【0034】
以上で説明したように、本発明による通信教育システムを用いると、受講者の解答プロセスが動画として指導者に提供され、指導者は、受講者に関する従来よりも深い理解に基づいた的確な指導を行うことができる。なお、本発明による通信教育システムによって実現されるのは現実の家庭教師による指導ではなく、あくまでも仮想的な家庭教師常駐状態である。従って、本発明による通信教育システムは、費用の点でも有利であり、現実の家庭教師による指導が行われる場合よりも低コストで、ほぼ類似の効果を奏することができる。なお、指導者ユニットに、受講者の書き込み状況が視覚化されたグラフを伴う操作パネルがGUIとして提供されることにより、指導者は、受講者の書き込み状況だけを選択的に再生することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信教育システムの概略図である。
【図2】受講者ユニットの構成要素を示すブロック図である。
【図3】受講者ユニットの構成要素である手書き入力デバイスの概要が図解されている。
【図4】指導者ユニットの構成要素を示すブロック図である。
【図5】問題文データと、受講者の解答データ(動画ファイル)と、指導者の指導データとによって構成されるレイヤー構造を示している。
【図6】本発明による通信教育システムの典型的な一連の動作を示す流れ図である。
【図7】本発明による通信教育システムにおける指導者ユニットにおいて表示される画面(GUI)の例である。
【図8】指導者ユニットに表示される動画再生状況表示グラフと操作パネルとの詳細である。

Claims (12)

  1. インターネットを含むネットワークに共に接続された受講者ユニットと指導者ユニットとによって構成される通信教育システムであって、
    前記受講者ユニットは、問題を前記ネットワークを介して前記指導者ユニットから受信する手段と、受講者による前記受信された問題の解答プロセスを動画ファイルとして記録する手段と、前記動画ファイルを前記ネットワークを介して前記指導者ユニットに送信する手段とを含み、
    前記指導者ユニットは、前記受講者に向けて出題される問題が蓄積されている記憶手段と、前記問題を前記ネットワークを介して前記受講者に送信する手段と、前記動画ファイルを前記ネットワークを介して受信する手段と、前記受信された動画ファイルを再生する手段と、前記受講者に宛てた指導内容を作成する手段と、前記作成された指導内容を前記受講者ユニットに送信する手段とを含むことを特徴とする通信教育システム。
  2. 請求項1記載の通信教育システムにおいて、前記受講者による解答プロセスを動画ファイルとして記録する手段は、前記受講者による解答プロセスの間に生じた前記受講者の筆跡の全部又は一部を動画ファイルとして記録する手書き入力デバイスであることを特徴とする通信教育システム。
  3. 請求項2記載の通信教育システムにおいて、前記指導者ユニットに含まれる前記動画ファイル再生手段は前記手書き入力デバイスによって前記受講者の書き込みが感知された時間帯だけを選択的に再生する手段を更に含むことを特徴とする通信教育システム。
  4. 請求項3記載の通信教育システムにおいて、前記選択的再生手段は、前記手書き入力デバイスによって前記受講者の書き込みが感知された時間帯を可視化する手段と、可視化された特定の時間帯だけを選択的に再生する手段とを含むことを特徴とする通信教育システム。
  5. 請求項1ないし請求項4の任意の請求項に記載の通信教育システムにおいて、前記指導者ユニットにおいて作成される指導内容は動画ファイルであり、前記受講者ユニットは、前記動画ファイルである指導内容を前記指導者ユニットから前記ネットワークを介して受信して再生する手段を含むことを特徴とする通信教育システム。
  6. 請求項1ないし請求項5の任意の請求項に記載の通信教育システムにおいて、
    前記指導者ユニットは、共に前記ネットワークに接続された指導者端末とネットワーク・サーバとから構成されており、
    前記指導者端末は、前記指導者ユニットに含まれる前記記憶手段と前記問題送信手段と前記動画ファイル受信手段と前記動画ファイル再生手段と前記指導内容作成手段と前記指導内容送信手段との中で、少なくとも前記動画ファイル受信手段と前記動画ファイル再生手段と前記指導内容作成手段と前記指導内容送信手段とを含み、
    前記ネットワーク・サーバは、前記指導者ユニットに含まれているが前記指導者端末には含まれていない手段と前記受講者ユニットと前記指導者端末との間でのデータ送受信を中継する手段とを含むことを特徴とする通信教育システム。
  7. インターネットを含むネットワークに共に接続された受講者ユニットと指導者ユニットとによって構成される通信教育システムを制御する方法であって、
    前記指導者ユニットが、受講者に向けて出題される問題が蓄積されている記憶手段から問題を選択し、選択された問題を前記ネットワークを介して前記受講者に送信するステップと、
    前記受講者ユニットが、問題を前記ネットワークを介して前記指導者ユニットから受信するステップと、
    前記受講者ユニットが、前記受講者による前記受信された問題の解答プロセスを動画ファイルとして記録するステップと、
    前記受講者ユニットが、前記動画ファイルを前記ネットワークを介して前記指導者ユニットに送信するステップと、
    前記指導者ユニットが、前記動画ファイルを前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記指導者ユニットが、前記受信された動画ファイルを再生するステップと、
    前記指導者ユニットが、前記受講者に宛てた指導内容を作成するステップと、
    前記指導者ユニットが、前記作成された指導内容を前記受講者ユニットに送信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項7記載の方法において、前記受講者ユニットが前記受講者による前記受信された問題の解答プロセスを動画ファイルとして記録するステップは、前記受講者による解答プロセスの間に生じた前記受講者の筆跡の全部又は一部を動画ファイルとして記録する手書き入力デバイスを用いて実行されることを特徴とする方法。
  9. 請求項8記載の方法において、前記指導者ユニットが前記受信された動画ファイルを再生するステップは、前記手書き入力デバイスによって前記受講者の書き込みが感知された時間帯だけを選択的に再生するステップを更に含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項9記載の方法において、前記指導者ユニットが前記受信された動画ファイルを再生するステップは、前記手書き入力デバイスによって前記受講者の書き込みが感知された時間帯を可視化するステップと、可視化された特定の時間帯だけを選択的に再生するステップとを含むことを特徴とする方法。
  11. 請求項7ないし請求項10の任意の請求項に記載の方法において、前記指導者ユニットにおいて作成される指導内容は動画ファイルであり、前記受講者ユニットが前記動画ファイルである指導内容を前記指導者ユニットから前記ネットワークを介して受信して再生するステップを更に含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項7ないし請求項11の任意の請求項に記載の方法において、前記指導者ユニットは共に前記ネットワークに接続された指導者端末とネットワーク・サーバとから構成されており、
    前記指導者端末は、前記指導者ユニットによって実行される前記記憶手段から問題を選択し選択された問題を前記ネットワークを介して前記受講者に送信するステップと、前記動画ファイルを前記ネットワークを介して受信するステップと、前記受信された動画ファイルを再生するステップと、前記受講者に宛てた指導内容を作成するステップと、前記作成された指導内容を前記受講者ユニットに送信するステップとの中で、少なくとも、前記動画ファイルを前記ネットワークを介して受信するステップと、前記受信された動画ファイルを再生するステップと、前記受講者に宛てた指導内容を作成するステップと、前記作成された指導内容を前記受講者ユニットに送信するステップとを実行し、
    前記ネットワーク・サーバは、前記指導者ユニットが実行するステップの中で前記指導者端末は実行しないステップを実行し、更に、前記受講者ユニットと前記指導者端末との間でのデータ送受信を中継するステップを実行することを特徴とする方法。
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