JP2004145023A - 折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ - Google Patents

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Abstract

【課題】写真画像における被写体の形態再現性及び色再現性、また、不使用時における収納性に優れたアマチュアカメラマン用のミニチュア写真スタジオを提供する。
【解決手段】少なくとも被写体Bの左右に位置する一対の側面板12,12と被写体Bの背後に位置する背面板11とを屈曲自在に構成するとともに、各側面板12の内側面12A,12Aにはストロボ光を反射する反射層S1,S1を形成する。一対の側面板12,12背面板11とは、上方からの観察においてコ字形をなすように角度調節し、背面板11の上端縁に沿って可撓性の背景幕16を巻き取り収納したロール芯17を設ける。そして、ロール芯17から背面板11の前方を通って円滑に屈曲させるように背景幕16を下垂させる。背景幕16の前方、左右の側面板12,12の間に被写体Bを置き、ストロボ撮影をする。この結果、被写体Bには反射層S1,S1からの豊富な間接光が照射される。使用後は、側面板12,12と背面板11とを折り重ねて収納する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小物物品の写真撮影に利用することによって、物品の色相および形態を写真画像として明確に再現させることを目的とし、しかも、使用しないときには、折り畳むことによって場所を取らずに収納しておくことができる折り畳み可能なミニチュア写真スタジオに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ及び高度な撮影技術を要しないデジタルカメラや廉価で高性能なカラープリンタの一般的普及に伴い、ホームページ掲載用、カタログや書籍掲載用、意匠登録のための図面代用写真用等の写真を自作する人が増えている。しかし、同等の性能を有するカメラを使用したとしても、職業カメラマンが撮影した写真とアマチュアカメラマンのそれとでは、写真画像の品質に少なからない差違が生じることが多い。そして、このような写真画像におけるプロとアマチュアとの格差は、主に、被写体に照射される光線を撮影の目的に応じてコントロールすることができる撮影器材を所有しているか否かの差違によって生じるということができる。
【0003】
写真画像は、被写体によって反射された光線を感光物質またはCCD等の感光素子で捉えることによって形成されるものであり、したがって、写真画質の良否は、撮影器材の中でも照明器材の影響を最も受けるものである。このため、プロカメラマンは、十分な光量の天井照明を備えるスタジオ内において、さらに、大光量のストロボやキャスタ付きの移動照明器材を所有し、被写体に当てる光量、光線の方向、光線の色相を自在に調節することができるようにしている。これに対して、一般のアマチュアカメラマンが利用し得るのは、自然光、家庭内照明、カメラに組み込まれた小光量のストロボの光線であるが、小物物品の撮影は、照明以外の器材の利用性の都合等によって室内において行われることが多いため、自然光を利用することができる機会は少ない。また、家庭内照明としての蛍光灯は、写真撮影用には光量不足であるとともに、被写体である物品の色相の再現性に問題があり、これにのみ依存することもできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような事情から、アマチュアカメラマンが特定の用途に供するための写真を良好な画質で撮影しようとする場合は、カメラに付属しているストロボの光線を最大限に利用しなければならないこととなる。そこで、撮影に際して、例えば次のような工夫がなされている。まず、白っぽい壁面に寄せてテーブルを準備し、テーブル上に白系統のクロスを掛ける。次に、段ボールの空き箱等を2個準備し、これを適当な間隔を保ってテーブル上に並ベ、2個の段ボール箱の対向する内側面にそれぞれ白系のボール紙を立て掛け、倒れないようにセロテープで固定する。これによって、背景となる壁面と左右のボール紙とに囲まれた反射性の高い小空間が形成される。そして、この小空間に被写体を置き、壁面の前方からストロボを発光させて撮影する訳である。この結果、被写体には、直接のストロボ光の他に、左右のボール紙と後ろの壁面とに反射した間接光が多方向から豊富に照射されることとなり、発色の良い輪郭が明快な写真を撮ることができる。
【0005】
しかし、上記撮影方法は、事前準備と後片付けが煩雑であり、常に小空間を形成するための都合の良い材料が手に入るとも限らない。また、撮影された写真画像には、壁面とテーブル面との間の境界線が映り込んでしまうので、厳格に無背景であることを要求されるような用途には利用し難いという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、一枚の板状に折り畳まれている状態のものを展開する簡単な操作によって、写真撮影用の反射性の高い小空間を短時間に形成することができるとともに、上記壁面とテーブル面との間の境界線のような不要なラインの映り込みの生じない折り畳み可能なミニチュア写真スタジオを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための手段として本発明は、次のような構成を採用する。
【0008】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオの請求項1に対応する構成は、少なくとも被写体の左右に位置する一対の側面板と被写体の背後に位置する背面板と背面板の前面を覆う可撓性の背景幕と背景幕を巻き取り収納するロール芯とを備え、一対の側面板と背面板とは、屈曲連結部材を介してまたは折り目の形成によって屈曲自在に連結するとともに、一対の側面板の少なくとも内側面には、ストロボ光を反射する反射層を形成し、そして、背景幕は、背面板の上端縁に沿って設置するロール芯から被写体の下側に及んで円滑に屈曲させて下垂させることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、背面板と左右の側面板とは屈曲自在であるから、左右の側面板を背面板に対して約90度の角度をなすようにすることによって、これらの部材を例えば、テーブル上に自立させることができる。また、背景幕は、ロール芯に巻かれているので、背景幕には折り曲げ線がない。この背景幕は、巻き解くことによって背面板の上端縁側から背面板の前面を覆ってテーブル上に及ぶように円滑に屈曲させて下垂させる。これによって、左右の側面板と背景幕とによって取り囲まれた小空間が形成される。そして、テーブル上を覆う背景幕の上に被写体を載せ置いてストロボ撮影すると、被写体には、直接のストロボ光の他に、左右の側面板の反射層に反射されたストロボ光が照射されるので、鮮明な写真画像の写真を撮影することができる。この際、背景幕は、写真画像の背景となるのであるが、背面板から折り目なく被写体の下側に及ぶ状態となっているので、背面板とテーブル面との境界線の映り込みが防止される。
【0010】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオの請求項2に対応する構成は、一対の側面板と背面板とが、折り目を介して連続する段ボール構造の一枚板材からなることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、段ボール構造の板材は、コアを挟んだ立体構造体であるので平面を維持する能力が高く、しかも、コアの波形に沿って簡単に折り目を形成することが可能であり、軽量で強度の大きい一対の側面板と背面板とを低コストで形成することができる。
【0012】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオの請求項3に対応する構成は、ロール芯が、表面態様の異なる複数枚の背景幕を備えることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、背景幕の表面態様を選択して使用することができるので、より多様な撮影目的に適合することができる。
【0014】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオの請求項4に対応する構成は、ロール芯が、両端部に背面板の上端縁に沿った姿勢において一対の側面板の上端縁と係合し、背面板に対する一対の側面板の所定の角度を保持する係合部材を備えることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、一対の側面板の上端縁の係合することにより、例えば、側面板と背面板との間の折り目の弾性回復力等に抗して側面板と背面板との角度関係を適正に保持できるので、側面板と背面板とが屈曲自在に連結されていることによる不安定性を排除することができる。
【0016】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオの請求項5に対応する構成は、一対の側面板が、内側面と外側面とに表面態様の異なる反射層を備え、屈曲連結部材または折り目を介して逆方向に折り曲げることによって、外側面を内側として使用可能であることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、被写体の色相や材質等の状況に応じてより適切な反射特性を有する反射層を選択して使用することができるので、より撮影目的に適合した写真画像を得ることができる。
【0018】
本発明に係るルア折り畳み可能なミニチュア写真スタジオの請求項6に対応する構成は、一対の側面板の少なくとも一方が、屈曲連結部材または折り目を介して側面板に対して屈曲自在のリフレクタ板を備えることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、背面板に対して左右の側面板を固定した後においても、側面板に対するリフレクタ板の角度を変化させ、被写体に照射される光線の状態を微妙に調節することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10は、補強等の付加的な部材を要することなく自立的に板状を維持することができる各種の板材、例えば、パルプ系の段ボールまたはプラスチック系の段ボール構造材料、発泡スチロール、発泡ポリスチレン、薄手のコンパネ等を利用して製作することができるが、ここでは、波形の成形したコアを表裏両面から挟み込んだ普通段ボール紙の一枚板から製作した例を説明する。
【0022】
折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10は、少なくとも背面板11と折り目M,Mを介して背面板11の左右に連続する一対の側面板12,12と、複数枚の背景幕16,16…を巻き付けたロール芯17とからなる(図1)。折り目M,Mは、段ボールのコアの波の谷または山に沿って形成されており、一対の側面板12,12と背面板11とは、折り目M,Mの部分において屈曲自在であり、これらは、背面板11の上に左右の側面板12,12を順次に折り重ねるようにして折り畳むことができる。なお、折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10のサイズは、製品としては被写体Bの大きさに応じて数種用意される。ここで説明しているものは、側面板12の一辺のサイズを45センチメートルほどに設定したものである。
【0023】
背面板11と一対の側面板12,12とは、使用上約90度の角度をなすように位置決めされる。このとき、互いに対面関係となる一対の側面板12,12の内側面12A,12Aには、ストロボ光を反射させるための反射層S1,S1が形成されるとともに、一対の側面板12,12の外側面12B,12Bには、表面態様の異なる反射層S2,S2が形成されている。各反射層S1,S2は、白色系ないし金属色系の塗装またはシートの貼着手段によって形成することができ、表面態様が異なるとは、反射層S1,S2における色相の違いや乱反射処理の有無をいう。
【0024】
使用に際しての背面板11に対する側面板12,12の角度は、一対の側面板12,12の上端縁間に、背面板11の上端縁に沿ってロール芯17を差し渡すことによって維持される(図1,図2)。なお、一対の側面板12,12において、ロール芯17を取り付ける部分には、半円形の切欠き12a,12aが設けられている。
【0025】
ロール芯17は、プラスチック製のパイプ17Aと、その両端に嵌め込まれたキャップ17b,17bとからなり、各キャップ17bの機能は、各側面板12の対する係合部材であり、側面板12に係合させるための側面板12の厚み相当のリング溝17aを備える。また、各キャップ17bは、摩擦用のオーリング17fを介してスライド自在にパイプ17A内に挿入されており、適当な操作力によってパイプ17Aに対して一定の範囲でスライドさせることができる。そして、パイプ17Aには,背面板11の幅寸法より僅かに狭い幅の表面態様が異なる4枚の背景幕16,16…が巻き付けられている。各背景幕16は、可撓性のシート部材からなり、円滑な曲線を描いて屈曲することができる。また、背景幕16,16…において表面態様が異なるとは、表面の色調、文様、光線の反射特性が異なることをいう。
【0026】
撮影に際し、ロール芯17は、左右のキャップ17b,17bのリング溝17a,17aを側面板12,12の切欠き12a、12aに落とし込むことによって、展開した側面板12,12と係合し、背面板11に対する側面板12,12の角度を保持する。また、背景幕16,16…は、撮影目的に応じてその一枚を表面側として背面板11の前面から手前側に引くように下垂させ、残りの背景幕16,16…は、背面板11の裏面側または背面板11と表面の背景幕16との間に下垂させておく。被写体Bを背景幕16上に載せ置く。この際、被写体16の上下位置を調節する必要があるときは、背景幕16の下に適当な台を設置することができる。
【0027】
撮影は、背面板11に対面する位置からカメラKのストロボK1を作動させて実施する(図3)。ストロボ光は、左右の側面板12,12の反射層S1,S1および背景幕16によって複雑に反射され、したがって、被写体Bには、直接のストロボ光に加え、各部に反射した間接光が十分に照射され、光量の少ないストロボK1によっても画質の良好な写真を撮影することができるのである。なお、撮影は、一対の側面板12,12を逆方向に屈曲させ、外側の反射層S2,S2を内側として行なうこともできる(図3に2点鎖線で示す)。これによって、表面態様の異なる反射層S2,S2を被写体Bに応じて活用することができる。また、背景幕16は、撮影に際して必ずしも用いなけらばならないものではない。そして、背景幕16を用いない場合には、背面板11にも反射層を形成しておくことが好ましい。背面板11の反射層によってストロボ光をより有効に活用することが可能となる。
【0028】
折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10における一対の側面板12,12の一方または双方は、背面板11と重ねて折り畳み可能である限り、必要に応じて延長することができる(図4)。必要に応じてとは、接写を避けてしかもストロボ光を十分に利用したい場合等である。この場合には、延長した側面板12に新たな折り目Mを設けることによって対応することができる。
【0029】
また、一対の側面板12,12の一方または双方には、その側面板12に対して屈曲自在のリフレクタ板12Rを設けることができる(図4)。リフレクタ板12Rは、側面板12の一部分を利用するものであり、三辺に切り目を入れ、残る一辺を折り目Mとして屈曲可能としたものであり、使用しないときには、側面板12の一部分をなす。そして、撮影に際してリフレクタ板12Rは、背面板11側に屈曲させて用いる。これによって、撮影者側にはね返って来る反射光をさらに被写体B側に反射させることができるので、ストロボ光をより有効に利用することができる。
【0030】
この形態の側面板12は、使用後、リフレクタ板12Rをその側面板12内に収納するとともに、新たな折り目Mを折り込むことによって、全体として四つ折りにして背面板11のサイズに折り畳むことができる(図5)。
【0031】
折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10は、上記いずれの実施の形態についても、上方を覆う上面板13を備えることができる(図6)。上面板13は、背面板11と略同サイズであり、折り目Mを介して背面板11に連続している。すなわち、背面板11上に重ねて折り畳むことができる。この上面板13は、側面板12と同様の反射層を備え、使用に際して一対の側面板12,12間に差し渡したロール芯17を支持部材として斜め上方向きの姿勢をとるようになっており、被写体Bの色相を害する室内照明等の光線を遮断するとともに、上方ににげるストロボ光を被写体Bに向けて反射させることができる。
【0032】
背面板11に対する側面板12の角度は、予め任意の角度に成形されたコーナ金具14を利用して固定することもできる(図7)。コーナ金具14は、段ボール専用の市販品として得られ、所定規格の段ボールの厚みに適合するように形成されている。したがって、背面板11と側面板12とを折り目Mに沿って曲げ、その角部分にコーナ金具14を装着する簡単な操作によって両者の角度を固定することができる。コーナ金具14の使用は、背景幕16、すなわちロール芯17を用いない撮影において殊に便宜である。
【0033】
折り目Mを形成することができない材料を利用して折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10を製作する場合には、折り目Mに替えて屈曲連結部材15を用いることができる。なお、屈曲連結部材15とは、専用のヒンジ金具または使用上ヒンジ金具と同等の機能を発揮することができる帆布、粘着テープ、ラバーシート等、反復屈曲耐久性を有する部材をいう。ここでは、発泡スチロールからなる背面板11と側面板12に帆布製の布テープを屈曲連結部材15として用いる場合について説明する(図8,図9)。
【0034】
背面板11と側面板12との突き合わせ部分は、45度の斜面に面取り成形され(図8)、一定幅の屈曲連結部材15は、背面板11の斜面から側面板12の裏面側に至り、また、隣接する屈曲連結部材15は、側面板12の斜面から背面板11の裏面に至り、背面板11と側面板12の頂点部分で交差するようにして両部材に交互に貼着されている。そして、このように連結された背面板11と側面板12とは、隣接する屈曲連結部材15,15の交点P1を中心に相互の斜面が接する方向に90度、逆方向に180度の範囲で屈曲することができる。
【0035】
屈曲連結部材15は、背面板11および側面板12に対する取付け方によって両者の屈曲運動を左右することができる(図9)。例えば、屈曲連結部材15を背面板11の表面からその端面を経由して側面板12の裏面に至るように貼着するとともに、隣接する屈曲連結部材15を側面板12の表面からその端面を経由して背面板11の裏面に至るように交互に貼着することによって、両者の突き合わせ部分の表裏2箇所に屈曲連結部材15,15の交点P1,P1を得ることができる。この結果、背面板11と側面板12とは、それぞれ表裏の交点P1、P1を中心に180度の範囲で屈曲運動することができ、上記連結方法と併用すれば、折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ10の製作に必要な全ての屈曲連結部分を形成することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る折り畳み可能なミニチュア写真スタジオは、一対の側面板に反射層を備えており、折り畳まれた状態の側面板と背面板を適切な角度をなすように展開して背面板の前面に背景幕を下垂させる簡単な操作により、背面板とその左右の反射層を備える一対の側面板とにより、任意の背景の写真撮影用の反射性の高い小空間が形成され、被写体には、直接のストロボ光に加えて反射層に反射された間接光が多方向から豊富に照射されるので、カメラに付属する小光量のストロボによる場合であっても、画像品質の高い写真を撮影することができるという効果がある。また、写真の用途によっては、被写体を円滑に屈曲下垂させた背景幕の上に載せ置いて撮影することにより、テーブル等の被写体の台となっている部材と背面板との境界線の映り込みを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1 】本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】上記実施の形態における要部の断面図である。
【図3】上記実施の形態における動作説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図5】上記実施の形態における動作説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す要部の平面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
10    折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ
B     被写体
M     折り目
S1    反射層
S2    反射層
11    背面板
12    側面板
12R   リフレクタ板
15    屈曲連結部材
16    背景幕
17    ロール芯

Claims (6)

  1. 少なくとも被写体の左右に位置する一対の側面板と被写体の背後に位置する背面板と該背面板の前面を覆う可撓性の背景幕と該背景幕を巻き取り収納するロール芯とを備え、
    前記一対の側面板と背面板とは、屈曲連結部材を介してまたは折り目の形成によって屈曲自在に連結するとともに、一対の側面板の少なくとも内側面には、ストロボ光を反射する反射層を形成し、前記背景幕は、前記背面板の上端縁に沿って設置する前記ロール芯から被写体の下側に及んで円滑に屈曲させて下垂させることを特徴とする折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ。
  2. 前記一対の側面板と背面板とは、前記折り目を介して連続する段ボール構造の一枚板材からなることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ。
  3. 前記ロール芯は、表面態様の異なる複数枚の背景幕を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ。
  4. 前記ロール芯は、両端部に前記背面板の上端縁に沿った姿勢において前記一対の側面板の上端縁と係合し、前記背面板に対する前記一対の側面板の所定の角度を保持する係合部材を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ。
  5. 前記一対の側面板は、内側面と外側面とに表面態様の異なる反射層を備え、前記屈曲連結部材または折り目を介して逆方向に折り曲げることによって、外側面を内側として使用可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ。
  6. 前記一対の側面板の少なくとも一方が、屈曲連結部材または折り目を介して該側面板に対して屈曲自在のリフレクタ板を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の折り畳み可能なミニチュア写真スタジオ。
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