JP2004144071A - Internal combustion engine equipped with air inlet port for tumble stream formation - Google Patents
Internal combustion engine equipped with air inlet port for tumble stream formation Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004144071A JP2004144071A JP2003028737A JP2003028737A JP2004144071A JP 2004144071 A JP2004144071 A JP 2004144071A JP 2003028737 A JP2003028737 A JP 2003028737A JP 2003028737 A JP2003028737 A JP 2003028737A JP 2004144071 A JP2004144071 A JP 2004144071A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- cylinder
- intake port
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダ内にタンブル流を形成するために好適な吸気ポートを備えた内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関における燃焼の改善策として、シリンダ内の吸気によりシリンダの軸線方向に沿って旋回するいわゆるタンブル流を形成することが有効とされ、そのタンブル流の形成に適した種々の吸気ポートの構造が提案されている。例えば、吸気ポートの上側の壁面の終端部に肉盛部を設けることにより、その肉盛部と吸気バルブとの隙間を通過する空気の流速を高めてタンブル流を強化した内燃機関が開示されている(特許文献1参照)。その他に、本発明に関連する先行技術として特許文献2が存在する。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−184424号公報
【特許文献2】
実開平7−4838号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の吸気ポートは、その流れ方向を横切る横断面上において吸気バルブの中心線を挟んで左右に対称に形成されている。そのため、図19に示したように、各吸気ポートにおいて、吸気バルブ1を回り込むようにしてシリンダ2内に流入する二つのほぼ対称な吸気流3,3が生成され、これらの吸気流3,3がシリンダ2内で互いに干渉してタンブル流が弱められるおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、吸気バルブによって分けられる吸気流の干渉を抑えてタンブル流を効率よく形成することが可能な吸気ポートを備えた内燃機関を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の内燃機関は、シリンダ内にタンブル流が形成されるように吸気を方向付けてシリンダ内に導く吸気ポートを備えた内燃機関であって、シリンダヘッド側が上となるようにシリンダを向けたときの前記吸気ポートの上側の壁面が、当該吸気ポートの流れ方向を横断する方向に関して当該吸気ポートを開閉する吸気バルブの中心線の位置を挟んで左右に非対称に形成されることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
【0007】
この発明によれば、吸気ポートの上側の壁面の非対称性に起因して、吸気バルブを回り込む2本の吸気流が非対称にシリンダに流入する。その結果、シリンダ内における吸気流の干渉が抑制され、タンブル流の形成作用がより強く発揮されてタンブル流が効率よく形成されるようになる。
【0008】
本発明の内燃機関においては、前記上側の壁面を前記吸気バルブの中心線の位置を挟んで左右に一対の壁部に分けたとき、一方の壁部が他方の壁部よりも前記流れ方向に沿ってより大きな曲率で湾曲しつつシリンダ側に延びることにより、前記上側の壁面が非対称に形成されてもよい(請求項2)。
【0009】
この場合には、一方の壁部に沿って導かれて吸気バルブの一方の側を回り込む吸気流がシリンダの中心線方向に大きく曲げられてシリンダ内に流入するのに対して、他方の壁部に沿って導かれる吸気流はシリンダの中心線方向に対してより大きな傾きを維持しつつ吸気バルブの他方の側を回り込んでシリンダに流入する。このように吸気流の方向がずれるので、シリンダ内における吸気流の干渉が抑えられる。そして、他方の壁部に沿って導かれた吸気流が排気ポート側のシリンダ壁に沿って下向きに方向付けられることにより、シリンダ内に正方向のタンブル流が形成される。さらに、一方の壁部に沿って導かれる吸気流により、タンブル流への影響を抑えつつシリンダ内への吸気流量を増加させることができる。
【0010】
また、本発明の内燃機関において、共通のシリンダに二つの吸気ポートが並べて設けられている場合には、各吸気ポートの前記上側の壁面を前記吸気バルブの中心線の位置を挟んで左右に一対の壁部に分けたとき、各吸気ポートの並び方向の外側に位置する一方の壁部が、吸気ポートの並び方向内側に位置する他方の壁部よりも前記流れ方向に沿って大きな曲率で湾曲しつつシリンダ側に延びることにより、前記上側の壁面が非対称に形成されてもよい(請求項3)。この場合には、シリンダ壁の中心側に各吸気ポートの他方の壁部が位置するので、シリンダの中心側に流入した吸気流によって正タンブル流が形成される。シリンダ中心部の方が周辺部よりもシリンダ壁との摩擦の影響が小さくなる等、タンブル流の形成にとって都合がよく、従って、吸気ポートの並び方向の外側に他方の壁部を配置するよりも正タンブル流をより効率よく明確に形成することができる。なお、二つの吸気ポートが並んでいる限りは、同一のシリンダに対してさらに別の吸気ポートが設けられていても構わない。
【0011】
本発明の内燃機関は、前記吸気ポートの流れ方向を横断する断面上において、前記吸気バルブの中心線の方向に関する前記吸気ポートの幅が、前記吸気ポートの前記中心線と直交する方向の一端から他端に向かって漸次減少するように、前記上側の壁面を前記吸気ポートの下側の壁面に対して傾けたことにより、前記上側の壁面が非対称に形成されてもよい(請求項4)。この場合、一端側と比較して他端側の上側の壁面と下側の壁面との間隔が狭くなるので、他端側からシリンダ内に流入する吸気流の流速が増加する。従って、他端側から流入した吸気流により強いタンブル流を形成することができる。また、吸気ポートの幅が他端側から一端側に漸次増加しているので、他端側からシリンダ内に導かれる吸気の流量を増加させることができる。
【0012】
また、本発明の内燃機関は、共通のシリンダに二つの吸気ポートが並べて設けられ、各吸気ポートの流れ方向を横断する断面上において、各吸気ポートの並び方向外側を前記一端とし、各吸気ポートの並び方向内側を前記他端として各吸気ポートの前記上側の壁面を前記下側の壁面に対して傾けてもよい(請求項5)。この場合には、各吸気ポートの他端側がシリンダの中心部に位置するので、シリンダの中心部において強い正タンブル流を形成することができる。また、各吸気ポートの一端側はシリンダの周辺部に位置するので、タンブル流への影響を抑えつつ吸気流量を増加させることができる。なお、この内燃機関においても、二つの吸気ポートが並んでいる限りは、同一のシリンダに対してさらに別の吸気ポートが設けられていても構わない。
【0013】
本発明の内燃機関においては、吸気ポートの上側の壁面に付される傾きが過度に小さいと本発明の効果が弱められ、傾きが過度に大きいと吸気ポートの上側の壁面と吸気バルブとの間の幅が狭められて通路面積が減少し、タンブル流が弱められる。従って、前記吸気ポートの流れ方向を横断する断面上において前記吸気バルブの中心線と直交する方向に対する前記上側の壁面の傾きが、4°〜6°の範囲に設定されていることが望ましい(請求項6)。
【0014】
本発明の内燃機関においては、前記吸気ポートが、前記吸気バルブの貫通位置よりも前記流れ方向の上流側において前記吸気バルブの中心線の位置を境として隔壁により左右に分割されてもよい(請求項7)。この場合には、吸気ポートに導かれた吸気が、吸気バルブの貫通位置よりも上流側において一方の壁部に沿って流れる吸気流と他方の壁部に沿って流れる吸気流とに分けられる。このため、吸気と吸気バルブとの干渉によって発生する流れ抵抗を低減してシリンダ内に効率よく吸気を導くことができる。
【0015】
本発明の内燃機関においては、前記吸気ポートの下側の壁面が、当該吸気ポートの流れ方向を横断する方向に関して当該吸気ポートを開閉する吸気バルブの中心線の位置を挟んで左右に対称に形成されてもよい(請求項8)。この場合には、下側の壁面が吸気流に与える影響が吸気ポートの横断方向に関して左右に対称に出現する。従って、上側の壁面を非対称に形成したことによる上記の効果が弱められるおそれがない。
【0016】
本発明の他の内燃機関は、一つのシリンダに対して二つの吸気ポートが並べて設けられ、各吸気ポートはシリンダ内にタンブル流が形成されるように吸気を方向付けてシリンダ内に導くよう構成された内燃機関であって、シリンダヘッド側が上となるようにシリンダを向けたときの前記吸気ポートの上側の壁面のうち、各吸気ポートの並び方向の外側に位置する一方の壁部が、吸気ポートの並び方向内側に位置する他方の壁部よりも前記流れ方向に沿って大きな曲率で湾曲しつつシリンダ側に延びていることにより、上述した課題を解決する(請求項9)。
【0017】
この内燃機関によれば、吸気ポートの一方の壁部に沿ってシリンダ内に導かれる吸気が、他方の壁部に沿ってシリンダ内に導かれる吸気よりもシリンダ中心線方向により大きく曲げられる。そして、他方の壁部は吸気ポートの並び方向内側に位置しているので、他方の壁部に沿って導かれる吸気は、一方の壁部に沿って導かれる吸気よりもシリンダの中心部により近い位置に流入する。従って、シリンダの中心部に導入される吸気流が排気ポート側のシリンダ壁によって下向きに方向付けられて正タンブル流が明確に形成される。各吸気ポートからシリンダ壁側に導入される吸気流はシリンダ中心線方向により大きく曲げられてシリンダ内に導入されるので、タンブル流を弱めないようにして吸気流を増加させることができる。
【0018】
なお、この内燃機関においても、一つのシリンダに対して二つの吸気ポートが並んでいる限りは、同一のシリンダに対してさらに別の吸気ポートが設けられていても構わない。本発明の他の内燃機関においても、各吸気ポートが、吸気バルブの貫通位置よりも流れ方向の上流側において、前記吸気バルブの中心線の位置を境として隔壁により左右に分割されてもよい(請求項10)。
【0019】
本発明のさらに他の内燃機関は、一つのシリンダに対して二つの吸気ポートが並べて設けられ、各吸気ポートはシリンダ内にタンブル流が形成されるように吸気を方向付けてシリンダ内に導くよう構成された内燃機関であって、シリンダヘッド側が上となるようにシリンダを向けたときの各吸気ポートの上側の壁面が、各吸気ポートの並び方向外側から各吸気ポートの並び方向内側に向かって、各吸気ポートの上下方向の幅が漸次減少するように、各吸気ポートの下側の壁面に対して傾いていることにより、上述した課題を解決する(請求項11)。
【0020】
この内燃機関によれば、各吸気ポートの並び方向内側からシリンダ内に導かれる吸気は、各吸気ポートの並び方向外側から導かれる吸気よりも速い流速で流入する。従って、シリンダ中心部に強いタンブル流を形成することができる。また、各吸気ポートの並び方向外側の上下方向の幅が並び方向内側と比較して広いので、シリンダ中心部に形成されたタンブル流への影響を抑えつつ、吸気流量を増加させることができる。この内燃機関においても、一つのシリンダに対して二つの吸気ポートが並べて設けられている限りは、同一のシリンダに対してさらに別の吸気ポートが設けられていても構わない。
【0021】
本発明において、上下及び左右の語は吸気ポートとシリンダ等の他の要素との間の位置関係や吸気ポート内の各部の相互間の位置関係を特定するために使用されるものであって、実際の使用時における内燃機関の向きを特定するものではない。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1〜図3は本発明の第1の実施形態に係る内燃機関の吸気ポートの構造を示し、図4はその吸気ポートが適用される内燃機関の要部を示す。図4から明らかなように、内燃機関10は、シリンダ11のほぼ中央に配置された点火プラグ12を挟むようにして吸気ポート13及び排気ポート14がそれぞれ2本ずつ設けられ、各吸気ポート13に1:1に対応付けて2本の吸気バルブ15が設けられ、各排気ポート14に1:1に対応付けて2本の排気バルブ16が設けられた、いわゆる4バルブ式のガソリンエンジンとして構成されている。但し、本発明においてシリンダ11の個数及びその配置は任意である。
【0023】
図1は同一のシリンダ11に対応付けられた2本の吸気ポート13,13を排気ポート14側から見たときの輪郭を示したものであり、図2は図1のIIa−IIa線及びIIb−IIb線における吸気ポート13の縦断面を示し、図3(a)〜(c)はそれぞれ図1のIIIa−IIIa線、IIIb−IIIb線及びIIIc−IIIc線における吸気ポート13の流れ方向を横切る横断面を示している。
【0024】
図1及び図2から明らかなように、吸気ポート13,13はシリンダ11の側方からシリンダ11に向かって互いに平行に延びており、その終端部においてシリンダ11の中心線CCの方向に曲げられてシリンダ11への開口部(バルブシート部)に達している。各吸気ポート13の湾曲部分には吸気バルブ15がそのステム15a(図4)の軸線方向に摺動自在に挿入されるバルブ案内部18が設けられている。吸気ポート13における吸気の流れ方向と横断する方向に関して、バルブ案内部18に取り付けられる吸気バルブ15の中心線(以下、バルブ中心線と呼ぶ。)VCの位置は、吸気ポート13の左右方向の中心と一致する。なお、バルブ中心線VCはステム15aの軸線と一致する。
【0025】
図3(a)から明らかなように、バルブ案内部18よりも上流側において各吸気ポート13はバルブ中心線VCに関して左右対称に形成されている。しかしながら、図3(b)及び(c)から明らかなように、バルブ案内部18の近傍においてはバルブ中心線VCに対して吸気ポート13は左右非対称である。詳しくは、吸気ポート13を上下の壁面20,21に二分したとき、下側の壁面21はバルブ中心線VCに対して左右対称に形成されているが、上側の壁面20はバルブ中心線VCに対して左右非対称に形成されている。その非対称性は、上側の壁面20をバルブ中心線VCに対して左右に一対の壁部20a、20bに分けたとき、吸気ポート13,13の並び方向(図1の左右方向)に関して内側に位置する壁部20b、20bを外側に位置する壁部20a、20aよりも下側の壁面21に向かって突出させることにより実現される。壁部20bの突出部分は図1にハッチング領域22で示すようにバルブ案内部18の近傍からシリンダ開口部までの吸気ポート終端部に設けられる。これにより、図2(a)、(b)に示すように、各吸気ポート13,13の並び方向の外側に位置する一方の壁部20aが、吸気ポート13,13の並び方向内側に位置する他方の壁部20bよりも吸気ポート13の流れ方向に沿って大きな曲率で湾曲しつつシリンダ11側に延びるように両壁部20a、20bの形状が差別化される。換言すれば、吸気ポート13の上側の壁面20の壁部20aに与えられた湾曲形状を、壁部20bにおいてはその湾曲が小さくなるように突出させてポート形状をより直線に近付けている。なお、図2は図1の右側の吸気ポート13のみを示すが、図1の左側の吸気ポート13は右側の吸気ポート13に対して左右対称である。
以上の構成によれば、図2(a)に示すように、吸気ポート13の並び方向に関して外側の壁部20aに沿って導かれる吸気流Aは吸気ポート13の湾曲に従ってシリンダ中心線CCの方向により大きく曲げられつつ吸気バルブ15の外側(図2において手前側)を回り込んでシリンダ11に流入する。これに対して、図2(b)に示すように、吸気ポート13の並び方向に関して内側の壁部20bに沿って導かれる吸気流Bはシリンダ中心線CCに対してより大きな傾斜を維持しつつ、吸気バルブ15の内側(図2において奥側)を回り込んでシリンダ11内に比較的直線的に流入する。このように吸気流A,Bが互いに異なる方向に向けられた状態でシリンダ11内に流入するので、吸気流A,Bのシリンダ11内における干渉が抑制される。そして、図4にも示したように、吸気流Bが排気ポート14側のシリンダ壁11aに沿って下向きに方向付けられ、その流れがピストン19上で反転してシリンダ11内の中心部に正方向のタンブル流Tが明確に形成される。壁部20a側からの吸気流Aはタンブル流Tよりもシリンダ11の周辺部をピストン19側に向かって流れるため、吸気流Aがタンブル流Tを弱めるように作用するおそれも少ない。従って、タンブル流Tが効率よく形成されるとともに、吸気流Aを利用してシリンダ11内への吸気流量を増加させることができる。但し、吸気流Aによって逆方向のタンブル流が形成されないように壁部20aの湾曲を定めることが望ましい。
【0026】
本実施形態では、吸気ポート13の下側の壁面21をバルブ中心線VCに対して対称に形成したので、上側の壁面20の壁部20a、20bを差別化したことによる効果が下側の壁面21の影響で損なわれるおそれもない。
【0027】
(第2の実施形態)
図5及び図6は本発明の第2の実施形態の構造を示している。なお、本実施形態も図4と同様の4バルブ式のガソリンエンジンを対象とする。図5は同一のシリンダ11に対応付けられた2本の吸気ポート13,13を排気ポート14側から見たときの輪郭を示し、図6(a)〜(c)はそれぞれ図5のVIa−VIa線、VIb−VIb線及びVIc−VIc線における吸気ポート13の流れ方向を横切る横断面を示している。なお、図5のIIa−IIa線及びIIb−IIb線における吸気ポート13の縦断は図2(a)、(b)とそれぞれ同様である。また、図5及び図6において図1〜図4と共通する部分には同一符号を付してある。
【0028】
図5及び図6に示すように、本実施形態では各吸気ポート13がバルブ案内部18(吸気バルブの貫通位置)よりも上流側において隔壁30により左右に分割されている。これにより、吸気ポート13の上下の壁面20,21がバルブ中心線VCに対して左右一対の壁部20a、20b、21a、21bにそれぞれ分割されている。
【0029】
そして、図6(a)から明らかなように、バルブ案内部18よりも上流側において各吸気ポート13はバルブ中心線VCに関して左右対称に形成されているが、図6(b)及び(c)から明らかなように、バルブ案内部18の近傍においてはバルブ中心線VCに対して上側の壁面20が左右非対称に形成され、下側の壁面21は左右対称に形成されている。上側の壁面20の非対称性は、吸気ポート13,13の並び方向に関して内側に位置する壁部20b、20bを外側に位置する壁部20a、20aよりも下側の壁面21に向かって突出させることにより実現される。壁部20bの突出部分は図5にハッチング領域22で示すようにバルブ案内部18の近傍からシリンダ開口部までの吸気ポート終端部に設けられる。これにより、図2(a)、(b)に示した場合と同様に、各吸気ポート13,13の並び方向の外側に位置する一方の壁部20aが、吸気ポート13,13の並び方向内側に位置する他方の壁部20bよりも吸気ポート13の流れ方向に沿って大きな曲率で湾曲しつつシリンダ11側に延びるように両壁部20a、20bの形状が差別化される。換言すれば、吸気ポート13の上側の壁面20の壁部20aに与えられた湾曲形状を、壁部20bにおいてはその湾曲が小さくなるように突出させてポート形状をより直線に近付けている。
【0030】
以上のように、本実施形態においても、吸気ポート13の上側の壁面20がバルブ中心線VCに関して左右非対称に形成されているので、第1の実施形態と同様に吸気バルブ15を回り込む吸気流A,B(図2及び図4参照)の干渉を抑え、内側の壁部20bに沿って導かれる吸気流Bによりタンブル流Tを明確に形成しつつ、外側の壁部20aに沿って導かれる吸気流Aによりタンブル流Tをなるべく損なわないようにしてシリンダ11内への吸気流量を増加させることができる。
【0031】
さらに、本実施形態においては、隔壁30によって各吸気ポート13を吸気バルブ15の貫通位置よりも上流側から分割しているので、図7(a)に矢印で吸気の流れを示したように吸気流A,Bが吸気バルブ15よりも上流で分かれる。従って、図7(b)に示すように隔壁30を省略した場合と比較して、バルブステム15aとの干渉による吸気の乱れが減少して流れ抵抗が小さくなる。この結果、吸気流Aによるタンブル流の形成作用と、吸気流Bによる吸気流量の増加作用とをさらに向上させることができる。
【0032】
なお、本実施形態においても、吸気流Aによって逆方向のタンブル流が形成されないように壁部20aの湾曲を定めることが望ましい。吸気バルブ15の貫通位置から上流側への隔壁30の長さは吸気ポート13や吸気バルブ15の形状や寸法に応じて適宜に定めてよい。
【0033】
以上の実施形態では吸気ポート13の並び方向に関して内側に位置する壁部20bを突出させて上側の壁面20を左右非対称に形成したが吸気ポート13の並び方向に関して外側の壁部20aを突出させてもよい。第1の実施形態において外側の壁部20aを突出させた変形例を図8及び図9に、第2の実施形態において外側の壁部20aを突出させた変形例を図10及び図11にそれぞれ示す。なお、図9(a)〜(c)はそれぞれそれぞれ図8のIXa−IXa線、IXb−IXb線及びIXc−IXc線における吸気ポート13の流れ方向を横切る横断面であり、図8のIIa−IIa線及びIIb−IIb線における吸気ポート13の縦断は図2(a)、(b)において参照符号20a,20bを入れ替えたものと同様である。また、図11(a)〜(c)はそれぞれそれぞれ図10のXIa−XIa線、XIb−XIb線及びXIc−XIc線における吸気ポート13の流れ方向を横切る横断面であり、図10のIIa−IIa線及びIIb−IIb線における吸気ポート13の縦断は図2(a)、(b)において参照符号20a,20bを入れ替えたものと同様である。
【0034】
(第3の実施形態)
図12〜図14は本発明の第3の実施形態に係る吸気ポートの構造を示している。なお、本実施形態も図4と同様に4バルブ式のガソリンエンジンを対象とする。図12は同一のシリンダ11に対応付けられた2本の吸気ポート13、13を排気ポート14側から見たときの輪郭を示している。図13(a)〜(c)はそれぞれ図12のXIIIa―XIIIa線、XIIIb―XIIIb線及びXIIIc―XIIIc線における吸気ポート13の流れ方向を横切る横断面を示している。図14は、2本の吸気ポート13、13に対応付けられた単一のシリンダ11をシリンダヘッド17(図2参照)側から見たときの輪郭を示している。また、図12〜図14において図1〜図4と共通する部分には同一符号を付してある。
【0035】
本実施形態では、図13(b)に示すように、バルブ案内部18よりも上流側において各吸気ポート13がバルブ中心線VCに関して左右対称に形成されている。一方、図13(c)から明らかなように、バルブ案内部18の下流側においては上側の壁面20が左右非対称に形成され、下側の壁面21は左右対称に形成されている。上側の壁面20の非対称性は、各吸気ポート13の流れ方向を横断する断面上において吸気ポート13の上下方向の幅が、各吸気ポート13の並び方向外側の一端から各吸気ポート13の並び方向内側の他端に向かって漸次減少するように、バルブ中心線VCと直交する吸気ポートの左右方向に関して上側の壁面20を一定の角度θで傾けることにより実現されている。
【0036】
図15は、傾斜角度θを変化させた場合におけるシリンダ内への吸気流量とタンブル比との関係を示している。なお、タンブル比とは、タンブル流の回転速度とエンジンの回転速度との比をあらわしている。図15から明らかなように、タンブル比は5°付近でピークを示し、傾斜角θが5°から増加又は減少するほどタンブル比も減少している。従って、強いタンブル流を形成しつつ、シリンダ内への吸気流量を増加させるには傾斜角度θを4°〜6°の範囲に、好ましくは5°に設定するとよい。
【0037】
一方、図16に示したように、各吸気ポート13の左右方向の幅W1は、バルブ案内部18より下流側において吸気ポート13に連なっているバルブシート22のスロート部22aの幅W2よりも大きく設けられている。また、図14から明らかなように、各吸気ポート13からシリンダ11に向かう吸気流Aがシリンダ壁11aの湾曲に沿って排気ポート14側へ流れるように、各吸気ポート13の並び方向外側の一端側の壁面13aには外側に向かって膨らみが付されている。
【0038】
なお、図12のIIa−IIa線及びIIb−IIb線における吸気ポート13の縦断面形状は図2(a)、(b)に示した形状とそれぞれ等しい。つまり、本実施形態において、各吸気ポート13の上側の壁面20の曲率は、吸気ポート13の並び方向外側から並び方向内側へ向かうほど漸次小さくなっている。そのため、吸気流Aはシリンダ11の中心線CCの方向に曲げられつつシリンダ11内に導かれ、吸気流Bはシリンダ中心線CCに対してより大きな傾斜を維持した状態でシリンダ11内に導かれる。
【0039】
以上のように、本実施形態においても、各吸気ポート13の上側の壁面20をバルブ中心線VCに関して左右非対称に形成したので、吸気流A、Bの干渉を抑えることができる。また、上側の壁面20は、吸気ポート13の上下方向の幅が各吸気ポート13の並び方内側から外側へ漸次増加するように傾斜しているので、吸気流Bにより強いタンブルを形成しつつ、吸気流Aの流量を増加させることができる。本実施形態においては、吸気流Aがシリンダ壁11aに沿って排気ポート14側へ流れるように吸気ポート13の並び方向外側の壁13aが膨らんでいるので、吸気流Aの流入抵抗を低減させ、吸気流Aの流量をさらに増加させることができる。
【0040】
本実施形態においても、各吸気ポート13の吸気バルブ15の貫通位置よりも上流側を隔壁30により分割し、吸気バルブ15よりも上流側で吸気を分けてもよい。この場合、バルブステム15aと吸気との干渉が抑制できるので、タンブル流の形成作用及び吸気流量の増加作用をそれぞれ向上させることができる。
【0041】
なお、上述した各実施形態では、シリンダヘッド17側が上となるようにシリンダ11を向けた状態を基準として吸気ポート13の形状を説明したが、実際の使用時における内燃機関10の向きは図示の形態に限定されない。
【0042】
図17(a)及び図18(a)は上述した第1の実施形態の吸気ポート13における吸気の流れをコンピュータによりシミュレーションした結果を示し、図17(b)及び図18(b)は比較例としての従来の左右対称の吸気ポートにおける吸気の流れを同一条件でシミュレーションした結果を示している。図17(a)、(b)は吸気バルブの付近の吸気の様子を矢印の集合で示しており、矢印が密集するほど流れが強いことを表している。また、図18(a)、(b)は吸気ポートの上下方向に関して幾つかの代表位置を設定し、各代表位置を通過した吸気のシリンダ内における流れをシミュレーションした結果を示している。図17(b)から明らかなように、比較例では吸気バルブの両側を回り込んだ吸気流A,Bが排気ポートの下方の位置Pで干渉している。これに対して、図18(a)に示したように、本発明では排気ポートの下方には吸気バルブの内側を回り込んだ吸気流Bのみが明確に認められ、吸気バルブの外側を回り込んだ吸気流Aは排気ポートの下方には殆ど達していない。そのため、図18(a)、(b)から明らかなように、本発明ではシリンダ内に正タンブル流が明確に形成されるのに対して、比較例ではシリンダ内に吸気流が乱れ、正タンブル流が弱められている。
【0043】
本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば一つのシリンダに対して吸気ポートが一つ又は三つ以上設けられる場合にも本発明の吸気ポートの構造は適用可能である。例えば一シリンダに対して三つの吸気ポートが設けられる場合には外側の二つの吸気ポートを本発明に従って形成し、中央の吸気ポートは吸気バルブの中心線に対して左右対称に形成してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、吸気ポートの上側の壁面を吸気バルブの中心線の位置を挟んで左右に非対称性に形成したので、吸気バルブを回り込む2本の吸気流を非対称にシリンダに流入させてシリンダ内における吸気流の干渉を抑制することができる。従って、タンブル流の形成作用がより強く発揮されてタンブル流が効率よく形成される。また、タンブル流をなるべく損なわないようにして吸気流量を向上させることができる。特に二つの吸気ポートが並べて設けられる場合において、吸気ポートの上側の壁面のうち吸気ポートの並び方向外側の壁部を内側の壁部よりも大きな曲率で湾曲させつつシリンダ側に延ばした場合には、シリンダの中心部にて効率よく正方向のタンブル流を形成し、かつシリンダ壁側ではそのタンブル流を損なわないようにして吸気流量を増加させることができて好都合である。吸気バルブの貫通位置よりも上流側において吸気ポートを隔壁により分割した場合にはさらに効率よくタンブル流を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において同一のシリンダに対応付けて設けられる2本の吸気ポートを同一シリンダに対する排気ポート側から見たときの輪郭を示す図。
【図2】吸気ポートの流れ方向に沿った縦断面図。
【図3】第1の実施形態における吸気ポートの流れ方向を横切る横断面図。
【図4】本発明の吸気ポートが適用される内燃機関の要部を示す斜視図。
【図5】本発明の第2の実施形態において同一のシリンダに対応付けて設けられる2本の吸気ポートを同一シリンダに対する排気ポート側から見たときの輪郭を示す図。
【図6】第2の実施形態における吸気ポートの流れ方向を横切る横断面図。
【図7】図5の隔壁による効果を示す図。
【図8】第1の実施形態に対する変形例を図1に対応して示す図。
【図9】図8の吸気ポートの流れ方向を横切る横断面図。
【図10】第2の実施形態に対する変形例を図5に対応して示す図。
【図11】図10の吸気ポートの流れ方向を横切る横断面図。
【図12】本発明の第3の実施形態において同一のシリンダに対応付けて設けられる2本の吸気ポートを同一シリンダに対する排気ポート側から見たときの輪郭を示す図。
【図13】第3の実施形態における吸気ポートの流れ方向を横切る横断面図。
【図14】第3の実施形態において同一のシリンダに対応付けて設けられる2本の吸気ポートをシリンダヘッド側から見たときの輪郭を示す図。
【図15】吸気ポートの壁面の傾斜角を変化させた場合におけるシリンダ内への吸気流量とタンブル比との関係を示す図。
【図16】第3の実施形態において吸気ポートに連なるバルブシートのスロート部の断面を示す図。
【図17】第1の実施形態の吸気ポートを利用した場合の吸気バルブ付近における吸気の流れをコンピュータによりシミュレーションした結果をその比較例ととともに示す図。
【図18】第1の実施形態の吸気ポートを利用した場合のシリンダ内における吸気の流れをコンピュータによりシミュレーションした結果をその比較例ととともに示す図。
【図19】従来の吸気ポートにおける問題点を示す図。
【符号の説明】
10 内燃機関
11 シリンダ
11a シリンダ壁
12 点火プラグ
13 吸気ポート
14 排気ポート
15 吸気バルブ
15a バルブステム
16 排気バルブ
17 シリンダヘッド
18 バルブ案内部
19 ピストン
20 吸気ポートの上側の壁面
20a,20b 上側の壁面の壁部
21 下側の壁面
30 隔壁
A,B 吸気流
CC シリンダ中心線
T タンブル流
VC バルブ中心線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an internal combustion engine having an intake port suitable for forming a tumble flow in a cylinder.
[0002]
[Prior art]
As a measure to improve combustion in an internal combustion engine, it is effective to form a so-called tumble flow that swirls along the cylinder axis direction by intake air in the cylinder, and various intake port structures suitable for the formation of the tumble flow have been proposed. Proposed. For example, an internal combustion engine has been disclosed in which an overlaid portion is provided at the terminal end of the upper wall surface of the intake port to increase the flow velocity of air passing through the gap between the overlaid portion and the intake valve to enhance the tumble flow. (See Patent Document 1). In addition,
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-184424
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 7-4838
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional intake port is formed symmetrically left and right with respect to the center line of the intake valve on a cross section transverse to the flow direction. Therefore, as shown in FIG. 19, at each intake port, two substantially symmetric intake flows 3, 3 flowing into the
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide an internal combustion engine having an intake port capable of efficiently forming a tumble flow while suppressing interference between intake flows divided by intake valves.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The internal combustion engine of the present invention is an internal combustion engine having an intake port for directing intake air to guide the intake air into the cylinder so that a tumble flow is formed in the cylinder, wherein the cylinder is oriented such that the cylinder head side is upward. The upper wall surface of the intake port at the time is formed asymmetrically on the left and right sides of the center line of the intake valve that opens and closes the intake port with respect to the direction transverse to the flow direction of the intake port. The problem is solved (claim 1).
[0007]
According to the present invention, due to the asymmetry of the upper wall surface of the intake port, two intake flows flowing around the intake valve asymmetrically flow into the cylinder. As a result, the interference of the intake air flow in the cylinder is suppressed, and the effect of forming the tumble flow is exerted more strongly, so that the tumble flow is efficiently formed.
[0008]
In the internal combustion engine of the present invention, when the upper wall is divided into a pair of left and right walls with the center line of the intake valve interposed therebetween, one wall is more in the flow direction than the other wall. The upper wall surface may be formed asymmetrically by extending toward the cylinder while being curved with a larger curvature along the cylinder (claim 2).
[0009]
In this case, the intake air flow guided along one wall portion and flowing around one side of the intake valve is largely bent in the direction of the center line of the cylinder and flows into the cylinder, while the other wall portion The intake air flow guided along circumvents the other side of the intake valve and flows into the cylinder while maintaining a larger inclination with respect to the center line direction of the cylinder. Since the direction of the intake air flow is thus shifted, interference of the intake air flow in the cylinder is suppressed. Then, the intake flow guided along the other wall portion is directed downward along the cylinder wall on the exhaust port side, so that a forward tumble flow is formed in the cylinder. Further, the intake air flow guided along one wall can increase the intake air flow into the cylinder while suppressing the influence on the tumble flow.
[0010]
Further, in the internal combustion engine of the present invention, when two intake ports are provided side by side on a common cylinder, the upper wall surface of each intake port is paired left and right with respect to the center line position of the intake valve. When divided into two wall portions, one wall portion located on the outside in the arrangement direction of the intake ports is curved with a larger curvature along the flow direction than the other wall portion located on the inside in the arrangement direction of the intake ports. The upper wall surface may be formed asymmetrically by extending to the cylinder side while doing so (claim 3). In this case, the other wall portion of each intake port is located on the center side of the cylinder wall, so that a normal tumble flow is formed by the intake flow flowing into the center side of the cylinder. The center portion of the cylinder is more convenient for the formation of a tumble flow, for example, the influence of friction with the cylinder wall is smaller than that of the peripheral portion. The positive tumble flow can be more efficiently and clearly formed. Note that as long as two intake ports are arranged, another intake port may be provided for the same cylinder.
[0011]
In the internal combustion engine of the present invention, the width of the intake port with respect to the direction of the center line of the intake valve on a cross section that crosses the flow direction of the intake port is one end in a direction orthogonal to the center line of the intake port. The upper wall surface may be formed asymmetrically by inclining the upper wall surface with respect to the lower wall surface of the intake port so as to gradually decrease toward the other end (claim 4). In this case, since the distance between the upper wall surface and the lower wall surface on the other end is smaller than that on the one end, the flow velocity of the intake air flowing into the cylinder from the other end is increased. Therefore, a strong tumble flow can be formed by the intake flow flowing from the other end. Further, since the width of the intake port is gradually increased from the other end to the one end, the flow rate of intake air guided into the cylinder from the other end can be increased.
[0012]
Further, in the internal combustion engine of the present invention, two intake ports are provided side by side on a common cylinder, and on a cross section transverse to the flow direction of each intake port, the outside of the arrangement direction of each intake port is set as the one end, and each intake port is The upper wall surface of each intake port may be inclined with respect to the lower wall surface with the inner side in the arrangement direction as the other end (claim 5). In this case, since the other end of each intake port is located at the center of the cylinder, a strong positive tumble flow can be formed at the center of the cylinder. Further, since one end side of each intake port is located at the periphery of the cylinder, the intake flow rate can be increased while suppressing the influence on the tumble flow. In this internal combustion engine, another intake port may be provided for the same cylinder as long as two intake ports are arranged.
[0013]
In the internal combustion engine of the present invention, if the inclination applied to the upper wall surface of the intake port is too small, the effect of the present invention is weakened, and if the inclination is excessively large, the gap between the upper wall surface of the intake port and the intake valve is reduced. Is reduced, the passage area is reduced, and the tumble flow is weakened. Therefore, it is desirable that the inclination of the upper wall surface with respect to a direction orthogonal to the center line of the intake valve be set in a range of 4 ° to 6 ° on a cross section transverse to the flow direction of the intake port. Item 6).
[0014]
In the internal combustion engine of the present invention, the intake port may be divided right and left by a partition wall at a position of a center line of the intake valve on an upstream side in the flow direction from a penetration position of the intake valve. Item 7). In this case, the intake air guided to the intake port is divided into an intake flow flowing along one wall portion and an intake flow flowing along the other wall portion on the upstream side of the position where the intake valve passes. Therefore, the flow resistance generated by the interference between the intake air and the intake valve can be reduced, and the intake air can be efficiently guided into the cylinder.
[0015]
In the internal combustion engine of the present invention, the lower wall surface of the intake port is formed symmetrically to the left and right with respect to the direction transverse to the flow direction of the intake port with respect to the position of the center line of the intake valve that opens and closes the intake port. (Claim 8). In this case, the effect of the lower wall surface on the intake flow appears symmetrically left and right with respect to the transverse direction of the intake port. Therefore, there is no possibility that the above-described effect due to the asymmetrical formation of the upper wall surface is weakened.
[0016]
In another internal combustion engine of the present invention, two intake ports are provided side by side with respect to one cylinder, and each intake port is configured to direct intake air into the cylinder so that a tumble flow is formed in the cylinder. One of the upper wall surfaces of the intake port when the cylinder is oriented such that the cylinder head side is at the top, and one wall portion located outside the direction in which the intake ports are arranged has an intake port. The above-described problem is solved by extending to the cylinder side while being curved with a larger curvature along the flow direction than the other wall portion located inside the port arrangement direction (claim 9).
[0017]
According to this internal combustion engine, the intake air guided into the cylinder along one wall of the intake port is bent more largely in the cylinder centerline direction than the intake air guided into the cylinder along the other wall. And since the other wall is located inside the arrangement direction of the intake ports, the intake air guided along the other wall is closer to the center of the cylinder than the intake air guided along the one wall. Flow into position. Therefore, the intake flow introduced into the center of the cylinder is directed downward by the cylinder wall on the exhaust port side, so that a positive tumble flow is clearly formed. The intake flow introduced from each intake port to the cylinder wall side is largely bent in the direction of the cylinder center line and introduced into the cylinder, so that the intake flow can be increased without weakening the tumble flow.
[0018]
In this internal combustion engine, as long as two intake ports are arranged for one cylinder, another intake port may be provided for the same cylinder. In another internal combustion engine of the present invention, each intake port may be divided into right and left by a partition wall at the position of the center line of the intake valve on the upstream side in the flow direction from the penetration position of the intake valve. Claim 10).
[0019]
In still another internal combustion engine of the present invention, two intake ports are provided side by side for one cylinder, and each intake port directs intake air into a cylinder so that a tumble flow is formed in the cylinder. In the configured internal combustion engine, the upper wall surface of each intake port when the cylinder is oriented so that the cylinder head side is upward, from the outside of the arrangement direction of each intake port toward the inside of the arrangement direction of each intake port The above-described problem is solved by being inclined with respect to the lower wall surface of each intake port so that the width of each intake port in the vertical direction gradually decreases (claim 11).
[0020]
According to this internal combustion engine, the intake air guided into the cylinder from the inside in the arrangement direction of the intake ports flows at a faster flow rate than the intake air guided from the outside in the arrangement direction of the intake ports. Therefore, a strong tumble flow can be formed at the center of the cylinder. Further, since the width in the vertical direction outside the arrangement direction of each intake port is wider than that inside the arrangement direction, the intake flow rate can be increased while suppressing the influence on the tumble flow formed at the center of the cylinder. In this internal combustion engine, another intake port may be provided for the same cylinder as long as two intake ports are provided side by side for one cylinder.
[0021]
In the present invention, the terms up and down and left and right are used to specify a positional relationship between an intake port and another element such as a cylinder and a positional relationship between components in the intake port. It does not specify the orientation of the internal combustion engine during actual use.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
1 to 3 show a structure of an intake port of an internal combustion engine according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 4 shows a main part of the internal combustion engine to which the intake port is applied. 4, the
[0023]
FIG. 1 shows the outline when two
[0024]
As is clear from FIGS. 1 and 2, the
[0025]
As is clear from FIG. 3A, each
According to the above configuration, as shown in FIG. 2A, the intake air flow A guided along the
[0026]
In the present embodiment, since the
[0027]
(Second embodiment)
FIGS. 5 and 6 show the structure of the second embodiment of the present invention. This embodiment is also directed to a four-valve gasoline engine similar to that shown in FIG. FIG. 5 shows the outline when the two
[0028]
As shown in FIGS. 5 and 6, in the present embodiment, each
[0029]
6A, the
[0030]
As described above, also in the present embodiment, since the
[0031]
Furthermore, in the present embodiment, since each
[0032]
Also in the present embodiment, it is desirable to determine the curvature of the
[0033]
In the above embodiment, the
[0034]
(Third embodiment)
12 to 14 show a structure of an intake port according to a third embodiment of the present invention. This embodiment is also directed to a four-valve gasoline engine as in FIG. FIG. 12 shows an outline when two
[0035]
In the present embodiment, as shown in FIG. 13B, the
[0036]
FIG. 15 shows the relationship between the intake flow rate into the cylinder and the tumble ratio when the inclination angle θ is changed. The tumble ratio indicates the ratio between the rotation speed of the tumble flow and the rotation speed of the engine. As is clear from FIG. 15, the tumble ratio shows a peak near 5 °, and the tumble ratio decreases as the inclination angle θ increases or decreases from 5 °. Therefore, in order to increase the intake air flow rate into the cylinder while forming a strong tumble flow, the inclination angle θ should be set in the range of 4 ° to 6 °, preferably 5 °.
[0037]
On the other hand, as shown in FIG. 16, the width W1 in the left-right direction of each
[0038]
Note that the vertical cross-sectional shape of the
[0039]
As described above, also in the present embodiment, since the
[0040]
Also in the present embodiment, the upstream side of each
[0041]
In each of the above-described embodiments, the shape of the
[0042]
FIGS. 17 (a) and 18 (a) show the results of computer simulation of the flow of intake air at the
[0043]
The present invention is not limited to the embodiments described above, but may be implemented in various forms. For example, even when one or three or more intake ports are provided for one cylinder, the structure of the intake port of the present invention is applicable. For example, when three intake ports are provided for one cylinder, the two outer intake ports may be formed according to the present invention, and the central intake port may be formed symmetrically with respect to the center line of the intake valve. .
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the upper wall surface of the intake port is formed asymmetrically to the left and right with respect to the position of the center line of the intake valve, the two intake flows flowing around the intake valve are asymmetric. And the interference of the intake air flow in the cylinder can be suppressed. Therefore, the action of forming the tumble flow is more strongly exerted, and the tumble flow is efficiently formed. Further, the intake air flow rate can be improved while minimizing the tumble flow. In particular, when two intake ports are provided side by side, when the outer wall in the direction in which the intake ports are arranged in the upper wall of the intake port is extended to the cylinder side while being curved at a larger curvature than the inner wall, This is advantageous because the tumble flow in the forward direction can be efficiently formed at the center of the cylinder, and the flow rate of the intake air can be increased without damaging the tumble flow on the cylinder wall side. In the case where the intake port is divided by a partition wall on the upstream side of the position where the intake valve passes, a tumble flow can be formed more efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing the outline of two intake ports provided in association with the same cylinder in a first embodiment of the present invention when viewed from the exhaust port side with respect to the same cylinder.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view along a flow direction of an intake port.
FIG. 3 is a cross-sectional view crossing the flow direction of the intake port in the first embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing a main part of an internal combustion engine to which the intake port of the present invention is applied.
FIG. 5 is a view showing the outline of two intake ports provided in association with the same cylinder in the second embodiment of the present invention when viewed from the exhaust port side with respect to the same cylinder.
FIG. 6 is a cross-sectional view crossing the flow direction of an intake port in a second embodiment.
FIG. 7 is a view showing an effect of the partition wall in FIG. 5;
FIG. 8 is a view showing a modification example of the first embodiment, corresponding to FIG. 1;
FIG. 9 is a cross-sectional view of the intake port of FIG. 8 crossing the flow direction.
FIG. 10 is a view showing a modified example of the second embodiment corresponding to FIG. 5;
FIG. 11 is a cross-sectional view of the intake port of FIG. 10 crossing the flow direction.
FIG. 12 is a view showing the outline when two intake ports provided in association with the same cylinder in the third embodiment of the present invention are viewed from the exhaust port side with respect to the same cylinder.
FIG. 13 is a cross-sectional view crossing the flow direction of the intake port in the third embodiment.
FIG. 14 is a view showing the outline when two intake ports provided in association with the same cylinder in the third embodiment are viewed from the cylinder head side.
FIG. 15 is a diagram showing the relationship between the intake flow rate into the cylinder and the tumble ratio when the inclination angle of the wall surface of the intake port is changed.
FIG. 16 is a view showing a cross section of a throat portion of a valve seat connected to an intake port in a third embodiment.
FIG. 17 is a diagram showing a result of computer simulation of the flow of intake air near the intake valve when the intake port of the first embodiment is used, together with a comparative example.
FIG. 18 is a diagram showing a result of computer simulation of the flow of intake air in a cylinder when the intake port of the first embodiment is used, together with a comparative example.
FIG. 19 is a diagram showing a problem in a conventional intake port.
[Explanation of symbols]
10 Internal combustion engine
11 cylinder
11a Cylinder wall
12 Spark plug
13 Intake port
14 Exhaust port
15 Intake valve
15a Valve stem
16 Exhaust valve
17 cylinder head
18 Valve guide
19 piston
20 Upper wall of intake port
20a, 20b Upper wall portion
21 Lower wall
30 partition
A, B Intake flow
CC cylinder center line
T tumble flow
VC valve center line
Claims (11)
シリンダヘッド側が上となるようにシリンダを向けたときの前記吸気ポートの上側の壁面が、当該吸気ポートの流れ方向を横断する方向に関して当該吸気ポートを開閉する吸気バルブの中心線の位置を挟んで左右に非対称に形成されていることを特徴とする内燃機関。An internal combustion engine with an intake port that directs intake air into a cylinder so that a tumble flow is formed in the cylinder,
The upper wall surface of the intake port when the cylinder is oriented such that the cylinder head side is at the top, with the center line of the intake valve that opens and closes the intake port in a direction transverse to the flow direction of the intake port interposed therebetween. An internal combustion engine characterized by being formed asymmetrically on the left and right.
シリンダヘッド側が上となるようにシリンダを向けたときの前記吸気ポートの上側の壁面のうち、各吸気ポートの並び方向の外側に位置する一方の壁部が、吸気ポートの並び方向内側に位置する他方の壁部よりも前記流れ方向に沿って大きな曲率で湾曲しつつシリンダ側に延びていることを特徴とする内燃機関。An internal combustion engine in which two intake ports are provided side by side with respect to one cylinder, and each intake port is configured to direct intake air into the cylinder so as to form a tumble flow in the cylinder and guide the intake air into the cylinder,
When the cylinder is oriented so that the cylinder head side faces upward, one of the upper wall surfaces of the intake ports, which is located outside the direction in which the intake ports are arranged, is located inside the direction in which the intake ports are arranged. An internal combustion engine characterized in that it extends toward the cylinder side while being curved with a larger curvature in the flow direction than the other wall portion.
シリンダヘッド側が上となるようにシリンダを向けたときの各吸気ポートの上側の壁面が、各吸気ポートの並び方向外側から各吸気ポートの並び方向内側に向かって、各吸気ポートの上下方向の幅が漸次減少するように、各吸気ポートの下側の壁面に対して傾いていることを特徴とする内燃機関。An internal combustion engine in which two intake ports are provided side by side with respect to one cylinder, and each intake port is configured to direct intake air into the cylinder so as to form a tumble flow in the cylinder and guide the intake air into the cylinder,
The upper wall surface of each intake port when the cylinder is oriented so that the cylinder head side is upward, and the width in the vertical direction of each intake port from the outside in the direction in which the intake ports are arranged to the inside in the direction in which the intake ports are arranged An internal combustion engine characterized by being inclined with respect to the lower wall surface of each intake port so that is gradually reduced.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003028737A JP2004144071A (en) | 2002-08-30 | 2003-02-05 | Internal combustion engine equipped with air inlet port for tumble stream formation |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252996 | 2002-08-30 | ||
JP2003028737A JP2004144071A (en) | 2002-08-30 | 2003-02-05 | Internal combustion engine equipped with air inlet port for tumble stream formation |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004144071A true JP2004144071A (en) | 2004-05-20 |
Family
ID=32472826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003028737A Pending JP2004144071A (en) | 2002-08-30 | 2003-02-05 | Internal combustion engine equipped with air inlet port for tumble stream formation |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004144071A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002071A (en) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | Intake device in internal combustion engine |
DE102016104249A1 (en) | 2015-03-12 | 2016-09-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine |
JP2019056333A (en) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 株式会社Subaru | engine |
WO2020212115A1 (en) | 2019-04-16 | 2020-10-22 | IFP Energies Nouvelles | Siamese-style gas intake duct for a cylinder of an internal combustion engine |
CN115324764A (en) * | 2022-10-14 | 2022-11-11 | 潍柴动力股份有限公司 | Air inlet channel structure of cylinder cover and gas engine |
-
2003
- 2003-02-05 JP JP2003028737A patent/JP2004144071A/en active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002071A (en) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Daihatsu Motor Co Ltd | Intake device in internal combustion engine |
DE102016104249A1 (en) | 2015-03-12 | 2016-09-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine |
JP2016169668A (en) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | トヨタ自動車株式会社 | Internal combustion engine |
US9790845B2 (en) | 2015-03-12 | 2017-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine |
JP2019056333A (en) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 株式会社Subaru | engine |
WO2020212115A1 (en) | 2019-04-16 | 2020-10-22 | IFP Energies Nouvelles | Siamese-style gas intake duct for a cylinder of an internal combustion engine |
FR3095235A1 (en) | 2019-04-16 | 2020-10-23 | IFP Energies Nouvelles | Siamese gas inlet pipe for a cylinder of an internal combustion engine |
CN115324764A (en) * | 2022-10-14 | 2022-11-11 | 潍柴动力股份有限公司 | Air inlet channel structure of cylinder cover and gas engine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1992017701A1 (en) | Intake port structure of internal combustion engine | |
JP2008511779A (en) | Axial flow rotary valve for internal combustion engine | |
JP4277857B2 (en) | Intake port of internal combustion engine | |
JP2004144071A (en) | Internal combustion engine equipped with air inlet port for tumble stream formation | |
JP6327180B2 (en) | Internal combustion engine | |
JP2004316609A (en) | Internal combustion engine having intake port for forming tumble flow | |
JP6898179B2 (en) | Internal combustion engine | |
CN215444236U (en) | Motorcycle engine and cylinder head air inlet structure thereof | |
JP4254464B2 (en) | Internal combustion engine with intake port for tumble flow formation | |
JP3014802B2 (en) | Engine intake structure | |
JP3561987B2 (en) | Multi-valve intake engine | |
JP4158578B2 (en) | Intake device for internal combustion engine | |
JP2007198303A (en) | Intake port of internal combustion engine | |
JP5078558B2 (en) | Intake manifold and internal combustion engine | |
JP5489869B2 (en) | Intake device for internal combustion engine | |
JP3567295B2 (en) | Intake device for internal combustion engine | |
JPH04137224U (en) | Internal combustion engine intake port structure | |
JP4887963B2 (en) | Intake device for internal combustion engine | |
WO2021177025A1 (en) | Air intake duct | |
JP2004308473A (en) | Air intake device for internal combustion engine | |
JP3523498B2 (en) | Engine swirl intake port | |
JP3324189B2 (en) | Multi-valve intake engine | |
JP2009085055A (en) | Internal combustion engine | |
JP2004308471A (en) | Intake device for internal combustion engine | |
CN113565645A (en) | Motorcycle engine and cylinder head air inlet structure thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090430 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090901 |