JP2004144070A - 遠心ポンプ - Google Patents

遠心ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2004144070A
JP2004144070A JP2003015298A JP2003015298A JP2004144070A JP 2004144070 A JP2004144070 A JP 2004144070A JP 2003015298 A JP2003015298 A JP 2003015298A JP 2003015298 A JP2003015298 A JP 2003015298A JP 2004144070 A JP2004144070 A JP 2004144070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
magnetic
housing
magnetic means
centrifugal pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003015298A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Kuwana
桑名 克之
Yoshihiro Yamamoto
山本 好宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003015298A priority Critical patent/JP2004144070A/ja
Publication of JP2004144070A publication Critical patent/JP2004144070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】血液を滞りなくハウジング内を流れるような構成により、血栓が生じることが少ない遠心ポンプを提供する。また、ハウジング内に流入した血液の血液損傷を極力抑えて、溶血反応が軽減された遠心ポンプを提供する。
【解決手段】流入口11a及び流出口13aが設けられたハウジング2内に水平面に沿って回転自在に収納され、回転することによって流入口11aから流出口13aへ液体を送るポンプ羽根17を上部に有し、磁気手段15を下部に有するインペラ3は、羽根もしくは羽根を有する笠状に形成されるとともに、ただ一箇所だけで球面支持され、且つ下部外周部に磁気手段15が配置される。また、インペラ3を磁気手段15を介して回転させる駆動手段1は、インペラ3の側方に配置されて磁気手段15を回転させる磁気回転部8を有するとともに、磁気手段15を引き付けるインペラ3の浮上り防止磁気手段9がインペラ3の下方に設けられている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、人工心肺や補助循環などに用いられる血液を送り出す遠心ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、人工心肺や補助循環などにおける血液循環ポンプには、遠心型の血液ポンプである遠心ポンプが広く使用されている。遠心ポンプは、ハウジングに設けられた流入口からハウジング内に血液を流し入れ、インペラの回転により発生する推力によって血液を流出口へ送る器具である。インペラには磁石などが埋め込まれており、この埋め込まれた磁石などを引き付ける磁気回転部を有する駆動手段がハウジングの下方に設置されている。駆動手段を稼動させ磁気回転部を回転させることで、インペラ内の磁石などが磁気回転部に引き付けられるため、インペラは磁気回転部に追従して回転する。
【0003】
従来、遠心ポンプとしては、インペラの中心に上下で支持される回転軸部材が設けられている遠心ポンプ(例えば、特許文献1参照)と、インペラとハウジングの底盤の間に少なくとも3個以上のボール又は球面状の突起を介在されている遠心ポンプ(例えば、特許文献2参照)が知られている。
前者は、ハウジングの流入口に設けられる上部軸受けとハウジングの底盤に設けられる下部軸受けとで回転自在に回転軸部材を支持し、回転軸部材を軸に駆動手段に協働させてインペラを回転させる遠心ポンプである。
後者は、インペラとハウジングの底盤の間に介在された少なくとも3個以上のボール又は球面状の突起により回転自在に支持し、駆動手段に協働させてインペラを回転させる遠心ポンプである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−85554号公報(第4頁、図1)
【特許文献2】
特開平7−75667号公報(第3頁、図3、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の遠心ポンプには、以下のような問題が存在する。まず、回転軸部材が設けられている遠心ポンプでは、流入口に上部軸受けが設けられているため、この上部軸受けが流入する血液の障害物になる。このため、ハウジング内に入ろうとする血液の流れが滞り、血栓が生じる恐れがある。また、ボール又は球面状の突起が設けられている遠心ポンプでは、インペラの支持点となる3個以上のボール又は球面状の突起がインペラの表面やハウジングの底盤を滑るため、ハウジング内では血液損傷が生じる。この血液損傷は、ボール又は球面状の突起が多いほどハウジング内に流入した血液の溶血反応が増加する。また、血液入口が鉛直でない形状のものは、血液回路構成上好ましくない。
【0006】
本発明は、上記した問題が考慮されたものであり、血液を滞りなくハウジング内を流れるような構成にし、血栓が生じることが少ない遠心ポンプを提供する。また、ハウジング内に流入した血液の血液損傷を極力抑えて、溶血反応が軽減された遠心ポンプを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、流入口及び流出口が設けられたハウジングと、
該ハウジング内に水平面に沿って回転自在に収納され、回転することによって前記流入口から前記流出口へ液体を送るポンプ羽根を上部に有し、磁気手段を下部に有するインペラと、
該インペラを前記磁気手段を介して回転させる駆動手段とを備える遠心ポンプにおいて、
前記インペラは、羽根もしくは羽根を有する笠状に形成されるとともに、ただ一箇所だけで球面支持され、且つ下部外周部に前記磁気手段が配置され、前記駆動手段は、前記インペラの側方に配置されて前記磁気手段を回転させる磁気回転部を有していることを特徴としている。
【0008】
このような特徴により、吸入口には血液の流入の妨げになるような障害物がなく、血液は滞りなくハウジング内に流し込まれる。また、インペラは、球面による一点支持で配置されるので、ハウジング内の血液損傷は微小なものになる。また、インペラの外周部に内蔵された磁気手段は重りとなり釣り合いが取れるとともに、インペラを側方から磁気回転部により磁気的に支持するため、インペラは安定した状態で回転する。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遠心ポンプであって、前記駆動手段には、前記インペラに内蔵された前記磁気手段を引き付けて前記インペラの浮上りを防止する浮上り防止磁気手段が前記インペラの下方に設けられていることを特徴としている。
【0010】
このような特徴により、流量が多くなることでインペラが浮上する力を受けたとき、インペラは浮上り防止磁気手段の磁力によって引き付けられて浮上せず、正規の位置に留まる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遠心ポンプの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
<第1の実施の形態>
図1、図2はそれぞれ本発明に係る第1の実施の形態を示す。
図1に示すように、駆動手段1の上面にハウジング2が載せられており、ハウジング2の内部にはインペラ3が配置されている。駆動手段1は、上端面にハウジング2をはめ込む窪みを有する箱状の駆動手段箱4の中に、電気エネルギーを駆動軸5aの回転運動に変えるモーター5と、駆動軸5aの回転運動によって水平に回転する円形の基盤6が内蔵された部材である。モーター5は駆動手段箱4の真中に設置されており、モーター5の上部には駆動軸5aが設けられており、駆動軸5aの上端部には基盤6が取り付けられている。基盤6は駆動軸5aとの接点を中心とする円形の平板であり、基盤6上には外周部に沿ってドーナツ状の磁気手段箱7が設けられている。磁気手段箱7は、ハウジング2の側面及び底面にそれぞれ対向する面が内側に設けられ、段を形成している。磁気手段箱7内の上部には、横向きに一定の間隔をあけてインペラ3の外側面に対向する磁気回転部8が複数設けられている。また、磁気手段箱7内の内側には、縦向きに磁気回転部8と同ピッチでインペラ3の底面に対向する浮上り防止磁気手段9が複数設けられている。磁気回転部8および浮上り防止磁気手段9は、インペラ3内に設けられている磁気手段15を磁気的に引き付ける部材であり、永久磁石が用いられる。磁気回転部8の内端と浮上り防止磁気手段9の上端は、同極になる向きに配置される。
【0013】
ハウジング2は、内部に空間10を有する円盤型の部材である。ハウジング2の上部中央には空間10に連通する流入管11が鉛直に設けられており、流入管11の上端には流入口11aが設けられている。また、ハウジング2の側面上部には、ハウジング2の外周を囲うように設けられた帯状の流動路12が設けられている。この流動路12には、流出管13が水平に設けられており、流出管13の先端には流出口13aが設けられている。ハウジング2は、気泡除去完了を目視により確認できるように透明な部材、且つ、内壁に血液の溜まり生じさせないために表面が滑らかな部材を用いることが望ましい。また、ハウジング2の底面中央には支点受部14が埋め込まれている。支点受部14は、上部が球面状に窪んでいるとともに滑らかな表層を有する部材であり、支点となるボール19が回転することで生じる摩擦力を受けるので磨耗しにくい材質の部材を用いることが望ましい。
【0014】
インペラ3は、内部に磁性手段15を密閉した状態で内蔵している羽根基台16の上面に、血液を押し送る複数のポンプ羽根17を取り付けられて、ポンプ羽根17の上方には血液を流すための穴18aが開けられたインペラ笠18が取り付けられる構成である。羽根基台16は、笠状に中心部が盛り上がった形状で、中央部には円形のウォッシュアウトホール16aが設けられている。
【0015】
図2に示すとおり、磁性手段15は、羽根基台16の外周に沿って設けられ、磁気回転部8に対向する位置に複数(図2では6個)設けられている。また、磁性手段15は、磁気回転部8および浮上り防止磁気手段9によって引き付けられる材質の部材であり、永久磁石が用いられる。効率良く血液を押し送るため、ポンプ羽根17は放射状よりも若干傾けた状態で配置されている。また、羽根基台16の中心部には、球形の支点支持部20が取り付けられており、そのまわりにウォッシュアウトホール16aを設けている。ウォッシュアウトホール16aは、ボール19近傍の血液の滞留を防止し、血液凝固、血液損傷を極力抑えている。
【0016】
支点支持部20の下部面には、インペラ3の支持点となるボール19が取り付けられ固定されている。このボール19は、支点受部14の上に回転自在に載せられており、羽根基台16の中に内蔵された磁性手段15とほぼ同じ高さレベルの位置にある。尚、ボール19の高さレベルは、磁性手段15と同じ、或いは磁性手段15よりも上方であればよい。インペラ3はこのボール19による一点支持でハウジング2の空間10内に設置されている。ボール19には、インペラ3の全荷重がかかるとともに回転による磨耗が生じる。このため、ボール19は耐磨耗性に優れたアルミナ、炭化珪素、窒化硅素、ジルコニア等のセラミックス、或いはチタン合金、コバルトクロム合金等の金属を材料とするか、或いは、窒化チタン若しくは炭化チタン等のセラミックスでコーティング、或いはダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングするのが望ましい。また、羽根基台16及びポンプ羽根17及び支点支持部20は、抗血栓性を考慮して、極力角がなく表面が滑らかな形状が望ましく、材質は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルエタアクリレート、ポリカーボネート等の合成樹脂を用いることが望ましい。また、インペラ3の回転中心軸に沿って延長する中央軸孔3aが設けられ、流入管11からインペラ笠18の頂部に設けられた穴18aを介して連通され、インペラ笠18と羽根基台16の間を介して流動路12に連通されている。
【0017】
次に、上記した駆動手段1とハウジング2とインペラ3により血液を送り出す場合について説明する。
【0018】
まず、図示せぬ電源装置によりモーター5の電源を入れ、モーター5を稼動させ、駆動軸5aを回転させる。駆動軸5aの回転により、駆動軸5aに接続された基盤6は、駆動軸5aとの接合点を軸に水平に回転する。基盤6の回転により、基盤6上に取り付けられた磁気回転部8および浮上り防止磁気手段9は、基盤6の中心を軸に回転する。磁気回転部8は磁力によって磁気手段15を引き付けるため、磁気回転部8が回転運動すると、磁気手段15を内蔵するとともにボール19を軸に回転自在に配置されているインペラ3は磁気回転部8の回転と同様の回転運動をする。
【0019】
次に、流入口11aから流入管11を介してハウジング2内の空間10に血液を流し込む。流し込まれた血液は、インペラ笠18に開けられた穴18aからインペラの中央軸孔3aに至る。このとき、インペラ3は回転しているため、ポンプ羽根17の推力により血液を流動路12に押し送る。流動路12に押し送られた血液は、流動路12の中を流れて流出管13に至り、流出口13aから送り出される。
【0020】
インペラ3は、一点支持且つ回転自在に配置されているが、四方(図2では六方)から磁気回転部8の磁力によって支えられるためボール19を支点に安定した状態で回転する。また、モーター5の回転を増加して血液の流量が増加すると、流入口11a、流入管11、穴18aの陰圧は強くなり、その陰圧によって固定されていないインペラ3は浮上しようとする力を受ける。しかし、浮上り防止磁気手段9の磁気手段15を引き付けようとする磁力が、浮上しようとする力に対抗するため、固定されていないインペラ3は、浮上することなくボール19によって支持された状態で回転する。
【0021】
インペラ3は、ボール19によって一点支持により回転自在に配置されているため、ハウジング2の流入管11には、血液の流入の障害になるようなものはない。これによって、ハウジング2内に血栓及び血液損傷が生じることは少ない。また、インペラ3は、ボール19によって一点支持により回転自在に配置されているため、インペラ3とハウジング2の接点は球面による一点支持のところのみなので、血液の血液損傷は微小なものになる。さらに、ハウジング2内の部材は極力滑らかな表面で角の少ない部材を用いるため、血液の血液損傷は軽減される。また、樹脂成形に伴う図示せぬゲート口の凹凸を少なくすることも重要であり、可能ならばゲート口が血液に触れない構造が望ましい。
【0022】
<第2の実施の形態>
図3、図4はそれぞれ本発明に係る第2の実施の形態を示す。
なお、説明の簡略化を図るため、前述の第1の実施の形態で説明した構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態が前述した第1の実施の形態と異なるところは、第1の実施の形態では、前記インペラ3を磁気手段15を介して回転させる磁気回転部8がインペラ3の外側方に配置されていたのに対し、この第2の実施の形態では磁気回転部8がインペラ3の内側方に配置されている点である。
【0023】
すなわち、この第2の実施の形態の遠心ポンプでは、インペラ3の下部の羽根基台16の下部中央に下方の開口する大径凹部30が形成され、これに対応するよう、その下方のハウジングの底部31に下方に開口する大径凹部32が形成され、この大径凹部32内の空間に、磁気手段15を介してインペラ3を回転させる磁気回転部8が配置される構成となっている。
【0024】
ここで、前記インペラ3の羽根基台16は、前述した下方に開口する大径凹部30の外側にリング状の下方凸部33が形成され、この下方凸部33の上方が蓋34により液密に塞がれることで、下方凸部33の内部にリング状の密閉空間35が形成されている。そして、このリング状の密閉空間35内に、磁気手段15が複数(例えば6個)周方向に適宜間隔をおいて収納されている。
【0025】
また、ハウジング2は、下部に設けられる前記底部31と、該底部31の上側に底部31との間に流動路12を形成するよう液密に固定される蓋部37とからなっている。底部31の中央には前述した下方に開口する大径凹部32が形成されている。また、ハウジング2の底部31の略中央上面には支点受部14が埋め込まれ、この支点受部14によって、前記インペラ3の羽根基台16と一体的に形成されかつ下部が球面状に形成されたインペラ被支持部38が回転可能に支持されている。
【0026】
一方、モーター5の駆動軸5aが固定された基盤6は、中央に上方へ突出する凸部39が形成され、この凸部39の上面に前記磁気回転部8が複数周方向に適宜間隔をおいて固定されている。そして、このように磁気回転部8が固定された凸部39が、駆動手段箱4を介して前記ハウジング底部31の大径凹部32内の空間に配置される。また、基盤6の上面外周部近傍には、浮き上がり防止磁気手段9が複数周方向に適宜間隔をおいて、磁気手段15に対向するように固定されている。
【0027】
この第2の実施の形態に示したように磁気回転部8をインペラ3の内側方に配置する場合であっても、第1の実施の形態と同様、インペラ3を被支持部38を介して一点支持により回転自在に配置しているため、ハウジング2の流入管11に、血液の流入の障害になるようなものがなく、しかも血液の血液損傷は微小なものになる等、第1の実施の形態と同様な効果を奏する。
【0028】
加えて、この第2の実施の形態では、磁気回転部8をインペラ3の内側方に配置しているため、該磁気回転部8が外方へ出っ張ることがなく、その分、遠心ポンプ自体のコンパクト化を図ることができる。また、ハウジング2の底部31と蓋部37との合わせ部の外側に磁気回転部8を配置する必要がなく、したがって、磁気回転部8にかかわりなく、底部31と蓋部37との嵌合部の厚さを厚く設定することができ、もって、それら両部材31、37のシール面を十分確保することができる利点も得られる。
【0029】
尚、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した第1、第2の実施の形態では、磁気回転部8及び浮上り防止磁気手段9及び磁気手段15に永久磁石を使用したが、磁気手段15に鉄片を使用して、磁気回転部8及び浮上り防止磁気手段9にこの鉄片を引き付けるだけの磁力を有する部材(永久磁石や電磁石など)を使用してもよく、また、この逆でもよい。
【0030】
また、上記した第1の実施の形態では、支点支持部20に球形のボール19を取り付けることで球面による一点支持を構成しているが、支点支持部20とボール19を一体にした球形の突起を有する部材を使用してもよく、さらに、第2の実施の形態のように支点支持部をインペラ3と一体的に形成してインペラ被支持部38としてもよい。また、上記した第1の実施の形態では、インペラ3に支点となる球面の凸部(ボール19)を設けて、ハウジング2の底面に支点となる球面の凹部(支点受部14)を設けているが、逆に、インペラ3に支点となる球面の凹部を設け、ハウジング2の底面に支点となる球面の凸部を設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る遠心ポンプによれば、血液が流入する際に障害になるようなものはなく、滞りなく血液は流れるため、血栓が生じることが少ない遠心ポンプを提供することができる。また、球面による一点支持によりインペラをハウジング内に配置しているため、ハウジング内に流入した血液の血液損傷を極力抑えて、溶血反応が軽減された遠心ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の遠心ポンプの断面図である。
【図2】図1に記載のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態の遠心ポンプの横断面図である。
【図4】同第2の実施の形態の遠心ポンプの縦断面図である。
【符号の説明】
1  駆動手段
2  ハウジング
3  インペラ
3a 中央軸孔
4  駆動手段箱
5  モーター
5a 駆動軸
6  基盤
7  磁気手段箱
8  磁気回転部
9  浮上り防止磁気手段
10 空間
11 流入管
11a流入口
12 流動路
13 流出管
13a流出口
14 支点受部
15 磁性手段
16 羽根基台
16aウォッシュアウトホール
17 ポンプ羽根
18 インペラ笠
19 ボール
20 支点支持部
30 大径凹部
31 ハウジングの底部
32 大径凹部
37 ハウジングの蓋部
38 インペラ被支持部
39 凸部

Claims (2)

  1. 流入口及び流出口が設けられたハウジングと、
    該ハウジング内に水平面に沿って回転自在に収納され、回転することによって前記流入口から前記流出口へ液体を送るポンプ羽根を上部に有し、磁気手段を下部に有するインペラと、
    該インペラを前記磁気手段を介して回転させる駆動手段とを備える遠心ポンプにおいて、
    前記インペラは、羽根もしくは羽根を有する笠状に形成されるとともに、ただ一箇所だけで球面支持され、且つ下部外周部に前記磁気手段が配置され、
    前記駆動手段は、前記インペラの側方に配置されて前記磁気手段を回転させる磁気回転部を有していることを特徴とする遠心ポンプ。
  2. 請求項1記載の遠心ポンプにおいて、
    前記駆動手段には、前記インペラに内蔵された前記磁気手段を引き付けて前記インペラの浮上りを防止する浮上り防止磁気手段が前記インペラの下方に設けられていることを特徴とする遠心ポンプ。
JP2003015298A 2002-08-30 2003-01-23 遠心ポンプ Pending JP2004144070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003015298A JP2004144070A (ja) 2002-08-30 2003-01-23 遠心ポンプ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254250 2002-08-30
JP2003015298A JP2004144070A (ja) 2002-08-30 2003-01-23 遠心ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004144070A true JP2004144070A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32472866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003015298A Pending JP2004144070A (ja) 2002-08-30 2003-01-23 遠心ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004144070A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183229A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Jms Co Ltd ターボ式血液ポンプ
US20110188996A1 (en) * 2010-02-02 2011-08-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Centrifugal pump
JP2011157897A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心ポンプ
JP2011157896A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心ポンプ
WO2011098265A3 (de) * 2010-02-10 2011-10-20 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Medizinische funktionseinrichtung, behandlungsvorrichtung sowie verfahren
JP2012055485A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Terumo Corp 遠心式血液ポンプおよび遠心式血液ポンプ装置
WO2013141120A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 テルモ株式会社 遠心ポンプおよび遠心ポンプの製造方法
CN107670135A (zh) * 2017-09-18 2018-02-09 上海交通大学医学院附属上海儿童医学中心 一种单支点磁动力驱动式离心泵及其驱动组件
CN107715203A (zh) * 2017-09-18 2018-02-23 上海交通大学医学院附属上海儿童医学中心 一种单支点磁动力驱动式离心泵
WO2023101030A1 (ja) * 2021-12-03 2023-06-08 株式会社荏原製作所 ポンプ

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183229A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Jms Co Ltd ターボ式血液ポンプ
JP4655231B2 (ja) * 2007-01-30 2011-03-23 株式会社ジェイ・エム・エス ターボ式血液ポンプ
CN102667167A (zh) * 2010-02-02 2012-09-12 三菱重工业株式会社 离心泵
US8801405B2 (en) 2010-02-02 2014-08-12 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Centrifugal pump
JP2011157897A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心ポンプ
JP2011157896A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心ポンプ
WO2011096101A1 (ja) * 2010-02-02 2011-08-11 三菱重工業株式会社 遠心ポンプ
AU2010344753B2 (en) * 2010-02-02 2014-09-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Centrifugal pump
US20110188996A1 (en) * 2010-02-02 2011-08-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Centrifugal pump
WO2011098265A3 (de) * 2010-02-10 2011-10-20 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Medizinische funktionseinrichtung, behandlungsvorrichtung sowie verfahren
CN102753209A (zh) * 2010-02-10 2012-10-24 弗雷塞尼斯医疗保健德国有限责任公司 医疗功能装置,治疗设备和方法
US9107997B2 (en) 2010-02-10 2015-08-18 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Medical functional device, treatment apparatus and method
JP2012055485A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Terumo Corp 遠心式血液ポンプおよび遠心式血液ポンプ装置
WO2013141120A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 テルモ株式会社 遠心ポンプおよび遠心ポンプの製造方法
JPWO2013141120A1 (ja) * 2012-03-23 2015-08-03 テルモ株式会社 遠心ポンプおよび遠心ポンプの製造方法
CN107670135A (zh) * 2017-09-18 2018-02-09 上海交通大学医学院附属上海儿童医学中心 一种单支点磁动力驱动式离心泵及其驱动组件
CN107715203A (zh) * 2017-09-18 2018-02-23 上海交通大学医学院附属上海儿童医学中心 一种单支点磁动力驱动式离心泵
WO2023101030A1 (ja) * 2021-12-03 2023-06-08 株式会社荏原製作所 ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11867184B2 (en) Fluid pump assembly
JP7087154B2 (ja) 血液ポンプ
JP7137240B2 (ja) 人工心臓に用いられる渦巻きポンプヘッド、人工心臓ポンプ及びecmo装置
JP3085835B2 (ja) 血液ポンプ
EP0583781B1 (en) Blood pump
JP2004144070A (ja) 遠心ポンプ
JP2004346774A (ja) 磁気結合ポンプ
KR20220019067A (ko) 원심 혈액 펌프
JP6466609B2 (ja) 遠心ポンプ
US20110223047A1 (en) Impeller for a Magnetic Pump and Novel Impeller Housing Design
KR101527529B1 (ko) 워터 펌프
JP2007002781A (ja) 磁気結合ポンプ装置
JPWO2014109029A1 (ja) 遠心ポンプ
CN114042241B (zh) 磁悬浮泵
KR101827295B1 (ko) 온수 순환 펌프
US20070224059A1 (en) Miniature pump for liquid cooling system
JP3712051B2 (ja) 遠心型血液ポンプ装置
JP2008240656A (ja) ポンプの羽根車構造
CN112915293A (zh) 用于体外膜肺氧合的离心泵泵头及设备
JPH10184581A (ja) 水中ポンプのポンプケーシング
EP0287924B1 (en) A pump by vessel revolution
JP2009007964A (ja) 遠心ポンプ
TW201634817A (zh) 抽水馬達裝置
WO2022110466A1 (zh) 微型水泵及电子设备
JPH05149288A (ja) 給湯器用ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090212

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02