JP2004140987A - 光発電式補助電源装置 - Google Patents
光発電式補助電源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004140987A JP2004140987A JP2002338592A JP2002338592A JP2004140987A JP 2004140987 A JP2004140987 A JP 2004140987A JP 2002338592 A JP2002338592 A JP 2002338592A JP 2002338592 A JP2002338592 A JP 2002338592A JP 2004140987 A JP2004140987 A JP 2004140987A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- cell panels
- connector
- power supply
- panels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【課題】発電能力を増大させるとともに小型化・軽量化した光発電式補助電源装置を提供する。
【解決手段】3枚の太陽電池パネル21、22、23と、太陽電池パネル21、22、23同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、携帯電話機の充電用端子に接続されるコネクタ30と、太陽電池パネル21、22、23から出力される電力をコネクタ30の出力端子に導く回路とを備えた。太陽電池パネル21、22、23を展開することにより、大きな受光面積を確保できるので、大きな発電能力を発揮することができる。また二次電池および昇圧回路を備える必要がなく、不使用時には太陽電池パネル21、22、23を互いに重ね合わせたコンパクトな状態にすることができるので、小型化・軽量化できる。
【選択図】 図1
【解決手段】3枚の太陽電池パネル21、22、23と、太陽電池パネル21、22、23同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、携帯電話機の充電用端子に接続されるコネクタ30と、太陽電池パネル21、22、23から出力される電力をコネクタ30の出力端子に導く回路とを備えた。太陽電池パネル21、22、23を展開することにより、大きな受光面積を確保できるので、大きな発電能力を発揮することができる。また二次電池および昇圧回路を備える必要がなく、不使用時には太陽電池パネル21、22、23を互いに重ね合わせたコンパクトな状態にすることができるので、小型化・軽量化できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯機器用の光発電式補助電源装置に関し、特に複数の太陽電池パネルを備えることで発電能力を増大させた光発電式補助電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光発電式補助電源装置(充電装置)は、太陽電池パネルで発電した電力を、昇圧回路で昇圧して一旦二次電池に蓄えた後、携帯機器に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の光発電式補助電源装置は二次電池とそれに付随する昇圧回路とを備えているため、発電能力の割には装置を小型化・軽量化できないという欠点があった。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、発電能力を増大させるとともに小型化・軽量化した光発電式補助電源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の光発電式補助電源装置は、複数の太陽電池パネルと、前記複数の太陽電池パネル同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、携帯機器の充電用端子に接続されるコネクタと、前記複数の太陽電池パネルから出力される電力を前記コネクタの出力端子に導く回路とを備えた。
【0006】
上記のように構成した本発明の光発電式補助電源装置は、複数の太陽電池パネルで発電した電力を、回路によりコネクタの出力端子に導き、携帯機器の充電用端子に入力する。その際、複数の太陽電池パネルを展開することにより、大きな受光面積を確保できるので、大きな発電能力を発揮することができる。したがって、太陽電池パネルで発電した電力を、従来のように光発電式補助電源装置の二次電池を介すことなく、直接携帯機器に供給することができる。また二次電池および昇圧回路を備える必要がなく、不使用時には前記複数の太陽電池パネルを互いに重ね合わせた状態にすることができるので、小型化・軽量化を実現できる。
【0007】
本発明の光発電式補助電源装置において、前記複数の太陽電池パネルは、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いにスライドするように連結されていることが望ましい。このように構成すれば、太陽電池パネル同士をスライドさせて受光面積を調節することにより、発電量を調節できる。
【0008】
また、前記複数の太陽電池パネルを収納するための筐体を備え、当該筐体の外面部に凹部を形成し、その凹部内に前記コネクタを格納できるように構成しておくことが望ましい。このように構成すれば、不使用時に太陽電池パネルを筐体内に収納するとともに、コネクタを筐体の外面部に格納できるので、保管時や持ち運び時における太陽電池パネルおよびコネクタの破損を防止できるとともに、コンパクトな状態になるので持ち運びがし易くなる。
【0009】
また、前記回路は、前記複数の太陽電池パネルのうちの一部または全パネル同士を直列接続していることが望ましい。このように構成すれば、昇圧回路を用いることなく高い出力電圧を得ることができる。
【0010】
また、前記携帯機器は携帯電話機であり、前記回路は、前記携帯機器の待受時における基礎消費電力を補うべく、前記コネクタの出力端子に電力を導くことが望ましい。このように構成すれば、携帯電話機の待受時における基礎消費電力を補うことができるので、携帯電話機内の二次電池の電力消耗を抑えて携帯電話機を長時間使用することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明にかかる光発電式補助電源装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【0012】
この光発電式補助電源装置10は、第1、第2、第3の合計3枚の太陽電池パネル21、22、23と、図示しない携帯電話機の充電用端子に接続されるコネクタ30と、筐体40とを備えている。
【0013】
第1の太陽電池パネル21と第2の太陽電池パネル22は、両者の受光面を同一方向に向けた状態で互いに一方向(矢印A方向)にスライドするように連結機構により連結されている。第2の太陽電池パネル22と第3の太陽電池パネル23は、両者の受光面を同一方向(矢印B方向)に向けた状態で互いに一方向にスライドするように連結機構により連結されている。これにより第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23は、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いに同一方向にスライドするように連結され、図1(b)に示すように互いに重ね合わせたり、図1(a)に示すように展開したりできるようになっている。第1の太陽電池パネル21は、筐体40の上面に設けられており、第2、第3の太陽電池パネル22、23は、筐体40内に収納できるようになっている。
【0014】
コネクタ30は、ヒンジ部31を介して筐体40に回動可能に連結されている。図2に示すように、筐体40の下面部には凹部41が形成されており、その凹部41内にコネクタ30を格納できるようになっている。
筐体40のコネクタ30が格納される側には、回路基板50が内蔵されている。回路基板50上には、第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23から出力される電力をコネクタ30の出力端子(32)に導く回路が設けられている。
【0015】
図3は回路の概略を示している。図示するように、第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23は互いに直列接続されており、その正(+)側出力端子とコネクタ30の出力端子32(+)との間には、携帯電話機側からの電力の逆流を防止するためにダイオード51が設けられている。また、第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23と並列にインジケータ用の発光ダイオード52が設けられている。この発光ダイオード52は、筐体40のコネクタ30の近傍に設けられており、点灯することで発電中であることを知らせる。
【0016】
上記のように構成した光発電式補助電源装置10は、第1、第2、第3の合計3枚の太陽電池パネル21、22、23で発電した電力を、コネクタ30の出力端子枚の太陽電池パネル21、22、23で発電した電力を、コネクタ30の出力端子32に導き、携帯電話機の充電用端子に入力する。その際、図1(a)に示すように太陽電池パネル21、22、23を展開した状態にすることにより、大きな受光面積を確保できるので、大きな発電能力を発揮することができる。したがって、太陽電池パネル21、22、23で発電した電力を、従来のように光発電式補助電源装置の二次電池を介すことなく、直接携帯電話機に供給することができる。また二次電池および昇圧回路を備える必要がなく、不使用時には太陽電池パネル21、22、23を互いに重ね合わせた状態にすることができるので、小型化・軽量化を実現できる。
【0017】
また、太陽電池パネル21、22、23は、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いにスライドするように連結されているので、太陽電池パネル21、22、23同士をスライドさせて受光面積を調節することにより、発電量を調節することができる。
【0018】
また、太陽電池パネル21、22、23を収納する筐体40の外面部に凹部41を形成し、その凹部41内にコネクタ30を格納できるように構成したので、不使用時に太陽電池パネル21、22、23を筐体40内に収納するとともに、コネクタ30を筐体40の外面部に格納することができる。これにより保管時や持ち運び時における太陽電池パネル21、22、23およびコネクタ30の破損を防止できるとともに、コンパクトな状態になるので光発電式補助電源装置10の持ち運びがし易くなる。
【0019】
また、太陽電池パネル21、22、23同士を直列接続したことにより、昇圧回路を用いることなく高い出力電圧を得ることができる。これにより、携帯電話機の待受時における基礎消費電力を補うことができる程度の電力であれば容易に発生することができる。
【0020】
なお、本発明の光発電式補助電源装置の構成は上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、太陽電池パネルの枚数は3枚に限らず、2枚あるいは4枚以上であってもよい。
【0021】
また、光発電式補助電源装置が備えるすべての太陽電池パネルを互いに直列接続する必要は必ずしもない。たとえば図4に示すように、6枚の太陽電池パネル61〜66を備えた場合、3枚ずつ直列接続してもよい。
【0022】
また、上記の例では、太陽電池パネル21、22、23が互いに同一方向に直線的にスライドするように連結されているが、一部のパネルは異なる方向にスライドするようにしてもよい。たとえば図5に示すように、第2、第3の太陽電池パネル22、23の中あるいは下から、更に別の複数の太陽電池パネル71〜74が両側すなわち、パネル21、22、23の互いのスライド方向と交差する方向にスライドして出てくるように構成してもよい。
【0023】
また、上記の例では、太陽電池パネル同士をスライド可能に連結したが、ヒンジ部を介して回動可能に連結し、太陽電池パネル同士を折り畳んだり拡げたりできるようにしてもよい。
【0024】
また、上記の例では、携帯電話機用の光発電式補助電源装置について説明したが、本発明の光発電式補助電源装置は、その他の携帯機器たとえば、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)などの補助電源装置にも適用可能である。また、高い発電能力を有するので充電装置としても使用可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光発電式補助電源装置は、複数の太陽電池パネルと、複数の太陽電池パネル同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、携帯機器の充電用端子に接続されるコネクタと、複数の太陽電池パネルから出力される電力をコネクタの出力端子に導く電源回路とを備えたので、高い発電能力を確保しつつ小型化・軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光発電式補助電源装置の実施の形態の一例を示す斜視図であり、(a)は太陽電池パネルを展開した状態、(b)は太陽電池パネルを重ね合わせた状態をそれぞれ示している。
【図2】図1に示す光発電式補助電源装置の背面の構造を示す斜視図である。
【図3】図1に示す光発電式補助電源装置の回路構成例を示す回路図である。
【図4】別の回路構成例を示す回路図である。
【図5】本発明にかかる光発電式補助電源装置の別の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:光発電式補助電源装置
21、22、23:太陽電池パネル
30:コネクタ
32:出力端子
40:筐体
41:凹部
50:回路基板
51:逆流防止用のダイオード
52:インジケータ用の発光ダイオード
61〜66:太陽電池パネル
71〜74:太陽電池パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯機器用の光発電式補助電源装置に関し、特に複数の太陽電池パネルを備えることで発電能力を増大させた光発電式補助電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光発電式補助電源装置(充電装置)は、太陽電池パネルで発電した電力を、昇圧回路で昇圧して一旦二次電池に蓄えた後、携帯機器に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の光発電式補助電源装置は二次電池とそれに付随する昇圧回路とを備えているため、発電能力の割には装置を小型化・軽量化できないという欠点があった。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、発電能力を増大させるとともに小型化・軽量化した光発電式補助電源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の光発電式補助電源装置は、複数の太陽電池パネルと、前記複数の太陽電池パネル同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、携帯機器の充電用端子に接続されるコネクタと、前記複数の太陽電池パネルから出力される電力を前記コネクタの出力端子に導く回路とを備えた。
【0006】
上記のように構成した本発明の光発電式補助電源装置は、複数の太陽電池パネルで発電した電力を、回路によりコネクタの出力端子に導き、携帯機器の充電用端子に入力する。その際、複数の太陽電池パネルを展開することにより、大きな受光面積を確保できるので、大きな発電能力を発揮することができる。したがって、太陽電池パネルで発電した電力を、従来のように光発電式補助電源装置の二次電池を介すことなく、直接携帯機器に供給することができる。また二次電池および昇圧回路を備える必要がなく、不使用時には前記複数の太陽電池パネルを互いに重ね合わせた状態にすることができるので、小型化・軽量化を実現できる。
【0007】
本発明の光発電式補助電源装置において、前記複数の太陽電池パネルは、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いにスライドするように連結されていることが望ましい。このように構成すれば、太陽電池パネル同士をスライドさせて受光面積を調節することにより、発電量を調節できる。
【0008】
また、前記複数の太陽電池パネルを収納するための筐体を備え、当該筐体の外面部に凹部を形成し、その凹部内に前記コネクタを格納できるように構成しておくことが望ましい。このように構成すれば、不使用時に太陽電池パネルを筐体内に収納するとともに、コネクタを筐体の外面部に格納できるので、保管時や持ち運び時における太陽電池パネルおよびコネクタの破損を防止できるとともに、コンパクトな状態になるので持ち運びがし易くなる。
【0009】
また、前記回路は、前記複数の太陽電池パネルのうちの一部または全パネル同士を直列接続していることが望ましい。このように構成すれば、昇圧回路を用いることなく高い出力電圧を得ることができる。
【0010】
また、前記携帯機器は携帯電話機であり、前記回路は、前記携帯機器の待受時における基礎消費電力を補うべく、前記コネクタの出力端子に電力を導くことが望ましい。このように構成すれば、携帯電話機の待受時における基礎消費電力を補うことができるので、携帯電話機内の二次電池の電力消耗を抑えて携帯電話機を長時間使用することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明にかかる光発電式補助電源装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【0012】
この光発電式補助電源装置10は、第1、第2、第3の合計3枚の太陽電池パネル21、22、23と、図示しない携帯電話機の充電用端子に接続されるコネクタ30と、筐体40とを備えている。
【0013】
第1の太陽電池パネル21と第2の太陽電池パネル22は、両者の受光面を同一方向に向けた状態で互いに一方向(矢印A方向)にスライドするように連結機構により連結されている。第2の太陽電池パネル22と第3の太陽電池パネル23は、両者の受光面を同一方向(矢印B方向)に向けた状態で互いに一方向にスライドするように連結機構により連結されている。これにより第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23は、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いに同一方向にスライドするように連結され、図1(b)に示すように互いに重ね合わせたり、図1(a)に示すように展開したりできるようになっている。第1の太陽電池パネル21は、筐体40の上面に設けられており、第2、第3の太陽電池パネル22、23は、筐体40内に収納できるようになっている。
【0014】
コネクタ30は、ヒンジ部31を介して筐体40に回動可能に連結されている。図2に示すように、筐体40の下面部には凹部41が形成されており、その凹部41内にコネクタ30を格納できるようになっている。
筐体40のコネクタ30が格納される側には、回路基板50が内蔵されている。回路基板50上には、第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23から出力される電力をコネクタ30の出力端子(32)に導く回路が設けられている。
【0015】
図3は回路の概略を示している。図示するように、第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23は互いに直列接続されており、その正(+)側出力端子とコネクタ30の出力端子32(+)との間には、携帯電話機側からの電力の逆流を防止するためにダイオード51が設けられている。また、第1、第2、第3の太陽電池パネル21、22、23と並列にインジケータ用の発光ダイオード52が設けられている。この発光ダイオード52は、筐体40のコネクタ30の近傍に設けられており、点灯することで発電中であることを知らせる。
【0016】
上記のように構成した光発電式補助電源装置10は、第1、第2、第3の合計3枚の太陽電池パネル21、22、23で発電した電力を、コネクタ30の出力端子枚の太陽電池パネル21、22、23で発電した電力を、コネクタ30の出力端子32に導き、携帯電話機の充電用端子に入力する。その際、図1(a)に示すように太陽電池パネル21、22、23を展開した状態にすることにより、大きな受光面積を確保できるので、大きな発電能力を発揮することができる。したがって、太陽電池パネル21、22、23で発電した電力を、従来のように光発電式補助電源装置の二次電池を介すことなく、直接携帯電話機に供給することができる。また二次電池および昇圧回路を備える必要がなく、不使用時には太陽電池パネル21、22、23を互いに重ね合わせた状態にすることができるので、小型化・軽量化を実現できる。
【0017】
また、太陽電池パネル21、22、23は、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いにスライドするように連結されているので、太陽電池パネル21、22、23同士をスライドさせて受光面積を調節することにより、発電量を調節することができる。
【0018】
また、太陽電池パネル21、22、23を収納する筐体40の外面部に凹部41を形成し、その凹部41内にコネクタ30を格納できるように構成したので、不使用時に太陽電池パネル21、22、23を筐体40内に収納するとともに、コネクタ30を筐体40の外面部に格納することができる。これにより保管時や持ち運び時における太陽電池パネル21、22、23およびコネクタ30の破損を防止できるとともに、コンパクトな状態になるので光発電式補助電源装置10の持ち運びがし易くなる。
【0019】
また、太陽電池パネル21、22、23同士を直列接続したことにより、昇圧回路を用いることなく高い出力電圧を得ることができる。これにより、携帯電話機の待受時における基礎消費電力を補うことができる程度の電力であれば容易に発生することができる。
【0020】
なお、本発明の光発電式補助電源装置の構成は上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、太陽電池パネルの枚数は3枚に限らず、2枚あるいは4枚以上であってもよい。
【0021】
また、光発電式補助電源装置が備えるすべての太陽電池パネルを互いに直列接続する必要は必ずしもない。たとえば図4に示すように、6枚の太陽電池パネル61〜66を備えた場合、3枚ずつ直列接続してもよい。
【0022】
また、上記の例では、太陽電池パネル21、22、23が互いに同一方向に直線的にスライドするように連結されているが、一部のパネルは異なる方向にスライドするようにしてもよい。たとえば図5に示すように、第2、第3の太陽電池パネル22、23の中あるいは下から、更に別の複数の太陽電池パネル71〜74が両側すなわち、パネル21、22、23の互いのスライド方向と交差する方向にスライドして出てくるように構成してもよい。
【0023】
また、上記の例では、太陽電池パネル同士をスライド可能に連結したが、ヒンジ部を介して回動可能に連結し、太陽電池パネル同士を折り畳んだり拡げたりできるようにしてもよい。
【0024】
また、上記の例では、携帯電話機用の光発電式補助電源装置について説明したが、本発明の光発電式補助電源装置は、その他の携帯機器たとえば、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)などの補助電源装置にも適用可能である。また、高い発電能力を有するので充電装置としても使用可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光発電式補助電源装置は、複数の太陽電池パネルと、複数の太陽電池パネル同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、携帯機器の充電用端子に接続されるコネクタと、複数の太陽電池パネルから出力される電力をコネクタの出力端子に導く電源回路とを備えたので、高い発電能力を確保しつつ小型化・軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光発電式補助電源装置の実施の形態の一例を示す斜視図であり、(a)は太陽電池パネルを展開した状態、(b)は太陽電池パネルを重ね合わせた状態をそれぞれ示している。
【図2】図1に示す光発電式補助電源装置の背面の構造を示す斜視図である。
【図3】図1に示す光発電式補助電源装置の回路構成例を示す回路図である。
【図4】別の回路構成例を示す回路図である。
【図5】本発明にかかる光発電式補助電源装置の別の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:光発電式補助電源装置
21、22、23:太陽電池パネル
30:コネクタ
32:出力端子
40:筐体
41:凹部
50:回路基板
51:逆流防止用のダイオード
52:インジケータ用の発光ダイオード
61〜66:太陽電池パネル
71〜74:太陽電池パネル
Claims (5)
- 複数の太陽電池パネルと、
前記複数の太陽電池パネル同士を互いに重ね合わせたり展開したりできるように連結した連結機構と、
携帯機器の充電用端子に接続されるコネクタと、
前記複数の太陽電池パネルから出力される電力を前記コネクタの出力端子に導く回路とを備えたことを特徴とする光発電式補助電源装置。 - 前記複数の太陽電池パネルは、受光面をすべて同一方向に向けた状態で互いにスライドするように連結されていることを特徴とする請求項1記載の光発電式補助電源装置。
- 前記複数の太陽電池パネルを互いに重ねて収納する筐体を備えるとともに、前記筐体の外面部に凹部を形成し、その凹部内に前記コネクタを格納できるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の光発電式補助電源装置。
- 前記回路は、前記複数の太陽電池パネルのうちの一部または全パネル同士を直列接続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光発電式補助電源装置。
- 前記携帯機器は携帯電話機であり、
前記電源回路は、前記携帯機器の待受時における基礎消費電力を補うべく、前記コネクタの出力端子に電力を導くことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光発電式補助電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338592A JP2004140987A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 光発電式補助電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338592A JP2004140987A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 光発電式補助電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004140987A true JP2004140987A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32462664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002338592A Pending JP2004140987A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 光発電式補助電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004140987A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742358B1 (ko) * | 2005-02-21 | 2007-07-24 | 김두원 | 솔라셀을 이용한 모바일 충전장치 |
KR101019911B1 (ko) * | 2008-11-10 | 2011-03-08 | 주식회사 엘 앤 에프 | 접이식 휴대용 충전장치 |
KR101040027B1 (ko) * | 2008-11-10 | 2011-06-09 | 주식회사 엘 앤 에프 | 두루마리식 휴대용 충전장치 |
CN102291053A (zh) * | 2011-08-26 | 2011-12-21 | 常州市东君光能科技发展有限公司 | 大功率太阳能移动电源箱及专用太阳能层压电池板 |
CN102420441A (zh) * | 2010-09-28 | 2012-04-18 | 吴镇煜 | 用于电动车蓄电池的太阳能充电装置 |
JP2012177159A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sharp Corp | 水素製造装置および水素製造方法 |
KR101189360B1 (ko) | 2011-01-24 | 2012-10-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 태양전지 모듈 |
KR101367441B1 (ko) * | 2011-03-29 | 2014-03-12 | 울산대학교 산학협력단 | 선박의 태양광 발전 날개장치 |
CN104052108A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-09-17 | 青岛歌尔声学科技有限公司 | 电子设备的供电电路、供电方法和一种电子设备 |
KR101670331B1 (ko) * | 2015-04-27 | 2016-11-09 | 엔지유 인터내셔날 ㈜ | 솔라셀 어닝 시스템 및 이를 이용한 최대 전력 생산 방법 |
CN114094923A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-02-25 | 重庆中发节能科技有限公司 | 一种滑动折叠式光伏发电支架及系统 |
US11650549B2 (en) | 2019-07-23 | 2023-05-16 | International Business Machines Corporation | Autonomous solar power system |
US11664759B2 (en) | 2019-07-23 | 2023-05-30 | International Business Machines Corporation | Autonomous solar power system |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002338592A patent/JP2004140987A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742358B1 (ko) * | 2005-02-21 | 2007-07-24 | 김두원 | 솔라셀을 이용한 모바일 충전장치 |
KR101019911B1 (ko) * | 2008-11-10 | 2011-03-08 | 주식회사 엘 앤 에프 | 접이식 휴대용 충전장치 |
KR101040027B1 (ko) * | 2008-11-10 | 2011-06-09 | 주식회사 엘 앤 에프 | 두루마리식 휴대용 충전장치 |
CN102420441A (zh) * | 2010-09-28 | 2012-04-18 | 吴镇煜 | 用于电动车蓄电池的太阳能充电装置 |
KR101189360B1 (ko) | 2011-01-24 | 2012-10-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 태양전지 모듈 |
JP2012177159A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sharp Corp | 水素製造装置および水素製造方法 |
KR101367441B1 (ko) * | 2011-03-29 | 2014-03-12 | 울산대학교 산학협력단 | 선박의 태양광 발전 날개장치 |
CN102291053A (zh) * | 2011-08-26 | 2011-12-21 | 常州市东君光能科技发展有限公司 | 大功率太阳能移动电源箱及专用太阳能层压电池板 |
CN104052108A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-09-17 | 青岛歌尔声学科技有限公司 | 电子设备的供电电路、供电方法和一种电子设备 |
KR101670331B1 (ko) * | 2015-04-27 | 2016-11-09 | 엔지유 인터내셔날 ㈜ | 솔라셀 어닝 시스템 및 이를 이용한 최대 전력 생산 방법 |
US11650549B2 (en) | 2019-07-23 | 2023-05-16 | International Business Machines Corporation | Autonomous solar power system |
US11662694B2 (en) | 2019-07-23 | 2023-05-30 | International Business Machines Corporation | Autonomous solar power system |
US11664759B2 (en) | 2019-07-23 | 2023-05-30 | International Business Machines Corporation | Autonomous solar power system |
US11736058B2 (en) | 2019-07-23 | 2023-08-22 | International Business Machines Corporation | Autonomous solar power system |
CN114094923A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-02-25 | 重庆中发节能科技有限公司 | 一种滑动折叠式光伏发电支架及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004140987A (ja) | 光発電式補助電源装置 | |
US6737573B2 (en) | Backup power supply apparatus | |
WO2000014849A1 (fr) | Bloc d'alimentation portatif a tensions multiples equipe de cellules solaires | |
US10033199B2 (en) | Battery stack configuration in a multi-battery supply system | |
US9158339B2 (en) | Solar notebook computer | |
US20200252022A1 (en) | Deployable solar generator module and system | |
US20100108120A1 (en) | Multi-stage folding portable solar charging apparatus | |
US11290052B2 (en) | Solar ultra-light operated battery and the method thereof | |
WO2002015363A3 (de) | Stromspeicheranlage mit batterien und kondensatoren, insbesondere superkapazitäten | |
US20090218982A1 (en) | Rechargable power supplies for portable medical equipment | |
FI20196123A1 (en) | MODULAR POWER SUPPLY SYSTEM AND BACKPACK | |
CN2904321Y (zh) | 便携式充电装置 | |
EP3570408A1 (en) | Solar power supply device, power emergency draw-bar box and power supply system | |
US11784267B2 (en) | CIGS lamination structure and portable solar charger using same | |
KR20080112622A (ko) | 태양광을 이용한 휴대용 전원공급장치 | |
TW201637349A (zh) | 光電變換模組群及光電變換裝置 | |
JP2003209936A (ja) | 太陽電池式モバイル機器用充電器 | |
KR20140130806A (ko) | 태양전지를 이용한 휴대용 충전장치 | |
JP2010252559A (ja) | フレキシブル太陽電池搭載充電器 | |
CN210156397U (zh) | 一种便携式光伏电源 | |
JP2007019444A (ja) | 太陽電池装置 | |
JP2021145935A (ja) | 傘状ソーラーバッテリー | |
CN218734126U (zh) | 便携式光伏箱、便携式储能系统及便携式交流输出系统 | |
CN212649408U (zh) | 一种便携式光伏充电装置 | |
CN109301910A (zh) | 无线充电装置、移动终端 |