JP2004139588A - プロジェクト管理装置、プロジェクト管理システムおよびプログラム - Google Patents

プロジェクト管理装置、プロジェクト管理システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ソフトウェアの成果物管理、構成管理、開発の進捗を一元化して管理する。
【解決手段】 
 進捗状況の管理対象であるファイルを作成するための一連の作業ステップからなるタスクの完了期限含むスケジュールを登録し、予め決められた作業ステップを経て作成されたファイルをファイル記憶装置に入力する。ファイル記憶装置に入力されたファイルに対して行なわれる作業ステップの進捗度を入力し、入力された作業ステップの進捗度と、完了期限とを比較してタスクの進捗状況を管理する。
【選択図】     図2

Description

 本発明はソフトウェア構成管理システム、ソフトウェア変更/障害管理システム、に関するものである。
 現在、コンピュータソフトウェアの開発は複雑さ、難易度を増しているが、各社間での過当競争の中、開発期間の短縮と開発コストの低減が求められている。そのためソフトウェア開発を行っている各社は日本全国さらには世界各地に開発拠点を広げ、各地に分散してソフトウェアの開発を行うようになってきている。
 このような分散された開発環境において、ソフトウェアの開発をスムーズに進めるためは、ソフトウェアのプロダクト管理、進捗管理等が重要になるため、プロダクト管理、進捗管理に関する様々なシステムの導入されてきた。このようなシステムは、プロダクト管理や進捗管理の一元化を目的とし、各拠点に分散するソフトウェアプロダクト(成果物)の管理をWAN(広域ネットワーク)を介して、一箇所のサーバに集約して管理するようにしている。また、このようなネットワークを利用したシステムは、インターネット等を使って、広範囲に拡がる各拠点から利用することができるものが望まれている。
 しかしながら、ネットワークを利用してソフトウェアのプロダクト管理を行う場合には、不正アクセスによるソフトウェアプロダクトの漏洩が危惧される。そのため、実情では、PtoPの接続や専用線を用いて自社内や事業部等の単位での管理するものに限られ、インターネットの利用が高まった今日でも、ソフトウェアプロダクトの管理をASP(Application Service Provider)として、各会社間を横断的に管理することが可能なものはない。
 また、ソフトウェアを定常的に提供できるソフトウェア流通サービスシステムとして、ソフト資産バンク用のサーバを設け、サーバ内にソフト資産保管庫とソフトウェアプロダクト店舗とを設け、ソフト資産保管庫で、ソフトウェアの開発における成果物であるドキュメントやプログラムの構成管理を一元管理するものが知られている。完成したソフト資産を販売するときはソフト資産のソフトウェアプロダクト店舗への複写を行い、ネットワークに接続された端末からソフトウェアプロダクト店舗にアクセスしてソフト資産の購入を行ない、購入されたソフト資産は資産識別子を埋め込んで購入者宛にソフトウェアプロダクト店舗から送信するようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2003−030347号
 上述の特許文献1の記載のシステムでは、ソフトウェアプロダクトの最終版をネットワークを介して購入することができ、質の高いソフトウェアを定常的に流通させることができるが、所定のプロジェクトにおけるソフトウェアプロダクト(ドキュメント、プログラム等)の構成管理や、プロジェクトの進捗管理を行なうものではない。
 そこで、本発明は問題に鑑みてなされたものであり、分散した開発拠点で、ソフトウェアの開発を行う場合に、ソフトウェアの構成管理、変更管理、開発の進捗監視を一元化して管理するプロジェクト管理システム及びプロジェクト管理サービスを提供することを目的とするものである。
 本発明のプロジェクト管理装置は、進捗状況の管理対象であるファイルを作成するための一連の作業ステップからなるタスクの完了期限含むスケジュールを登録するタスク登録手段と、
 予め決められた前記作業ステップを経て作成された前記ファイルをファイル記憶装置に入力するファイル入力手段と、
 該ファイル入力手段により入力された前記ファイルに対して行なわれる前記予め決められた作業ステップに続く作業ステップの進捗度を入力する作業ステップ入力手段と、
前記作業ステップ入力手段により入力された作業ステップの進捗度と、前記完了期限とを比較してタスクの進捗状況を管理する進捗管理手段とを備えたことを特徴とするものである。
 また、本発明のプログラムは、コンピュータを、
 進捗状況の管理対象であるファイルを作成するための一連の作業ステップからなるタスクの完了期限含むスケジュールを登録するタスク登録手段と、
 予め決められた前記作業ステップを経て作成された前記ファイルをファイル記憶装置に入力するファイル入力手段と、
 該ファイル入力手段により入力された前記ファイルに対して行なわれる前記予め決められた作業ステップに続く作業ステップの進捗度を入力する作業ステップ入力手段と、
 該作業ステップ入力手段により入力された作業ステップの進捗度と、前記完了期限とを比較してタスクの進捗状況を管理する進捗管理手段として機能させることを特徴とするものである。
 「タスク」とは、プロジェクトを構成する作業単位をいう。
 「ファイル」は、ソフトウェアの開発工程において作成されるドキュメントファイル(具体的には、文章や図面等をワープロや表作成用ソフト等で作成するもの)やプログラムファイル等である。
 また、「作業ステップ」とは、ファイルを作成するために作業の進行状況を表すものであり、タスクには少なくとも1つ以上の作業ステップを含むものである。
 「進捗状況を管理する」とは、具体的には、各作業ステップの進み具合が完了期限と比較して完了期限までに全ての作業ステップが終了したか、遅れていているかいないか、どの程度遅れているのか等を管理するものである。
また、ファイルの修正要求を入力する修正要求入力手段と、
該修正要求入力手段で入力された前記修正要求を受け付けて、該ファイルの前記作業ステップの進捗度を所定の進捗度に戻す修正受付手段とをさらに備えたものでもよい。
 「修正要求」とは、ファイルの修正を要求するために、例えば、画面から修正を選択して修正の意思を入力をすることを意味する。
 また、前記ファイル入力手段によって入力されたファイルを修正して修正ファイルを再登録する際に該ファイルの修正版数を更新する版数更新手段と、該更新された修正版数に対応する前記修正したファイルの内容を記憶する修正ファイル記憶手段とを備えた履歴管理手段をさらに備えたものが望ましい。
 「修正したファイルの内容」は、例えば、修正したファイルと元のファイルの差分情報ファイルとにより管理されるものである。過去に作成されたデータの内容が差分情報ファイルで管理されるものに限らず、修正版に対応するファイルの内容を記憶するものであればよい。
 「修正版数」は、ファイルを修正した回数に対応するもので、版数やリビジョンやバーション等に対応するものである。
 本発明のプロジェクト管理システムは、上記のプロジェクト管理装置が、該プロジェクト管理装置に前記ファイルを送信するファイル送信手段を備えた端末と、ネットワークを介して接続されているものであり、
 前記ファイル入力手段では、前記ネットワークを介して前記端末から送信されたファイルを入力するものようにしてもよい。
 また、前記端末は、前記進捗情報をガントチャートの形態で表示するものの方が好ましい。
 「ガントチャート」とは、スケジュールを管理するためのグラフであり、作業が、日程にしたがって、どのように消化されていくかを示したものである。
 また、前記進捗管理手段は、関連する複数の前記ファイルの進捗状況を階層に分けて管理するものが好ましい。
 「階層に分けて管理する」とは、関連するファイルに分類して、例えば、フォルダのように階層に沿って分類されたファイルの進捗を次々と表示することができるようにすることである。
 また、端末では、階層の下位階層のファイルの進捗状況に遅れがあるとき、該ファイルが属する上位階層の表示に進捗状況の遅れを表示するものであるものが望ましい。
 「上位階層を表示する際に進捗状況の遅れを認識可能にする」とは、例えば、フォルダのように表示した際に上位階層を表す表示マークに、下位階層の遅れを伝播させて表示することをいう。
 本発明のプロジェクト管理装置およびプロジェクト管理システムによれば、プロジェクトのタスクを登録し、各タスクの完了期限と、タスクの作業ステップとから進捗状況を管理し、タスクで作成されるファイルの記憶と連動して作業ステップに進めるものであるため、作業の進捗管理とファイルの作成状況とを連動させることが可能である。
 また、ファイルの修正する場合には、一旦、作業ステップを戻すことにより、修正を必要とする場合についても進捗状況を正確に把握することができる。
 また、ファイルを記憶する際に、履歴管理をするようにすれば、進捗管理とファイルの履歴管理とを連動することができる。
 また、ファイルを各開発拠点等に置かれた端末からネットワークを介して送信するようにすれば、各地に分散される開発拠点で作成されるファイルを一箇所で、一元的に管理することが可能となる。
 さらに、ファイルの進捗情報を端末に送信して、端末が進捗情報を表示するようにすれば、各開発拠点での作成するファイルの進捗状況を随時把握することが可能になる。
 また、進捗状況をガントチャートの形態で表示することで進捗状況の把握が容易となる。
 さらに、進捗状況を関連するファイル毎に階層に分けて管理することで、関連したファイルの進捗状況の把握が容易になる。
 また、下位階層の遅れを上位階層に伝播させて表示することで、遅れる可能性のあるファイルがわかりやすくなる。
 以下、本発明のプロジェクト管理システムについて、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、プロジェクトの開発を各地に分散する開発拠点で行い、各開発拠点で作成した成果物(ファイル)の管理および進捗管理を行なうためのサービスを、インターネット等のネットワークを利用したASPとして提供する場合について説明する。
 本発明のプロジェクト管理システム1は、図1に示すように、各開発拠点に設置された端末2と、プロジェクトを構成するタスク(作業単位)において作成されるファイル300等の成果物の保管、および、作業の進捗管理のサービスを提供するプロジェクト管理装置3と、端末2とプロジェクト管理装置3とを接続するネットワーク4とから概略構成される。
 ソフトウェア開発の成果物として、開発の各段階での作業で作成されるファイル300には、例えば、ドキュメントファイル(ワープロ等を用いて作成した文章や図面等)やプログラムファイル等がある。
 プロジェクト管理装置3は、WEBサーバの機能を備えたコンピュータであり、各開発拠点に設置された端末2に対してファイル300の管理および進捗管理のサービスの提供を行なうものである。
 端末2は、ブラウザを備えたパーソナルコンピュータ等であり、WEBサーバに接続してプロジェクト管理装置3が提供するサービスを利用することが可能なものである。
 ネットワーク4には、インターネット、イントラネット、WAN、LAN等の様々なネットワークを用いることができるが、HTTPSのプロトコルやVPN(Virtual Private Network)等を用いてセキュリティが確保できるものが望ましい。
 また、図2に示すように、プロジェクト管理装置3は、一連の作業ステップからなるタスクのスケジュールと完了期限を登録するタスク登録手段31と、各タスクで作成されたファイルを記憶するファイル記憶装置32と、ファイルをファイル記憶装置32に入力するファイル入力手段33と、ファイル入力手段33により入力されたファイルに対して行なわれた作業ステップの進捗度を入力する作業ステップ入力手段34と、作業の進捗度と完了期限とを比較してタスクの進捗状況を管理する進捗管理手段35と、ファイルの修正要求を入力する修正要求入力手段36と、ファイル300の修正要求を受け付けて、そのファイル300のタスクを所定の進捗度に戻す修正受付手段37とを備えている。
 また、端末2は、作業が完了したファイル300をネットワーク4を介してプロジェクト管理装置3に送信するファイル送信手段21を備える。
 タスク登録手段31は、プロジェクトを構成するタスク(作業単位)と、各作業で作成されるファイルを登録し、その作業のスケジュールに含まれる作業ステップと、作業の完了期限302を登録する。例えば、設計書の作業ステップには、設計書ファイルを作成する作成ステップ、作成した設計書ファイルをレビューするレビューステップ等があり、レビューステップで設計書が承認されると作業は完了する。
 進捗管理手段34は、タスク登録手段31で登録された作業がどの作業ステップにあるかを表す進捗度301と、各作業の完了期限302に基づいて進捗状況を管理する。また、進捗状況を表した進捗情報を端末2に送信し、端末2では、例えば、ガントチャート用いて進捗情報を表示する。
 ファイル記憶装置32は、端末2で作業が完了したファイル300を、端末2から受信して記憶保管する。ファイル記憶装置32に記憶したファイル300は他の端末2から閲覧したり取り出したりすることができるように保管される。
 また、ファイル300は必要に応じて修正が行なわれ、再度、修正ファイルが記録保管される。記憶保管されたファイル300は修正履歴とともに記憶保管されることが好ましく、具体的には、修正履歴管理プログラムを用いて記録保管される。修正履歴管理プログラムは、修正内容と修正されたファイルの修正版数(以下、リビジョンとして説明する。)を対応付けて管理するもので、まず、履歴管理するファイルを一旦登録し、ファイルを修正後、修正したファイルを再度登録する際にリビジョンを更新する版数更新手段と、修正されたファイルの修正内容を差分情報としてリビジョンと対応付けて記憶する修正ファイル記憶手段とを備えたものである(具体例として、RCS(Revision Control System)等がある)。あるいは、修正された修正内容を差分情報として記憶するものではなく、全てのリビジョンに対応するファイルのデイレクトリの情報を保持するものでもよい。以下、ファイル入力手段33でファイルをファイル記憶装置32に記憶する際に、修正履歴管理プログラムを用いてに記憶する場合について説明する。
 次に、プロジェクト管理システム1のサービスの提供の流れについて、図3のフローチャートに従って説明する。
 まず、本発明のプロジェクト管理システム1のサービスを利用するプロジェクトの管理者は、端末2からプロジェクト管理装置3に接続して、サービスを利用するプロジェクトおよびユーザ登録の申請を行う。登録が完了すると、プロジェクト管理装置3から管理者のメールアドレスに登録が完了したことを通知するとともに、サービスを提供するURL(uniform resource locator)が同時に通知される。
 ソフトウェアの開発における各開発工程においては、様々なドキュメントやプログラムが作成されるが、管理者は、まず、プロジェクトの規模とそのプロジェクトに携わる要員のスキルや人数に応じて、各タスク(以下、作業とする)で必要とする所要日数の見積りや、各ステップの終了時点で納品されるべき成果物(ファイル)を検討し、見積った所要日数とファイルの作業ステップの進捗度から進捗管理を行い、遅れている作業を早期に発見してプロジェクト全体の進捗が遅れないようにする必要がある。ファイル300は、具体的には、設計書のファイルやプログラムファイル等がある。また、これらのファイル300を作成するための作業は、各開発拠点で分散して行なわれる。
 そこで、まず、管理者はプロジェクト管理装置3に接続し、タスク登録手段31を用いてプロジェクトを構成する作業の作業名と(S100)、各作業で作成されるファイル300と(S101)、作業を進めていく作業ステップと(S102)、作業が完了する予定日等を完了期限302として(S103)、図4に示すような、管理ファイルテーブル310に登録する。管理ファイルテーブル310には、作業名304、ファイル名303、作業の完了期限302の他に、作業ステップの進捗度301を備えている。進捗度301は、作業がどの作業ステップまで進んでいるかを表すものである。
 例えば、設計書を作成する場合には、作業ステップには計書の作成を行なう作成ステップから、設計書のレビューを行なうレビューステップがある。レビューステップで、問題点等が発見された場合には、設計書の作成ステップに戻され、設計書の修正が行なわれた後、再度、レビューステップに移る。レビューが行なわれた結果、問題点が発見されなくなった時点で作業は完了となる。進捗度は、このような作業ステップのいずれにまで進んでいるかを表すものである。
 進捗管理手段34は、管理ファイルテーブル310の進捗度301と完了期限302に基づいてファイル300の進捗状況を管理し、各開発拠点の端末2からプロジェクト管理装置3に接続すると、進捗状況を表す進捗情報を端末2に送信し、端末2では進捗情報を、例えば、図5に示すようなガントチャートで確認することができる。
 図5のガントチャートに示されるように、ソフトウェア開発は、設計、プログラム作成等のいくつかの作業に分けられる。設計が終わった時点で、設計書のファイル300を成果物として保管して管理する。また、プログラム作成が終わった時点では、ソースファイル300を成果物として保管して管理する。
 また、上述の設計に関する作業をプロジェクト管理装置3で管理する場合について具体的に説明する。まず、所定の開発拠点において設計書ファイルが作成されると、その開発拠点におかれる端末2からプロジェクト管理装置3に接続して、ファイル送信手段21でファイル300をプロジェクト管理装置3に送信する(S104)。プロジェクト管理装置3は送信されたファイル300をファイル入力手段33から入力し(S105)、入力されたファイル300が管理ファイルテーブル310に登録されているかを検索する(S106)。該当するファイル300が検索された場合には、履歴管理プログラムに登録してファイル記憶装置32に記憶する(S107)。
 ファイル300が修正履歴管理手プログラムに登録されると、ファイル入力手段33では、ファイル300の進捗度301(管理ファイルテーブル310)を進め、例えば、設計書作成中からレビュー待ちに書き換える(S108)。さらに、レビューが完了し、レビューで特に問題が発見されなければ、作業ステップ入力手段で、レビュー承認を入力し進捗度301を完了にする。
 さらに、図5のガントチャートに示すように、設計書に基づいて3つのプログラムが作成される場合について具体的に説明する。この場合、納品されるファイルは、設計書のドキュメントファイル「設計書.doc」と、それに基づいて作成されるプログラムのソースファイル「prog1.src」、「prog2.src」、「prog3.src」があり、これらのファイル300を、端末2からプロジェクト管理装置3に送信して、タスク登録手段31を用いて管理ファイルテーブル310に登録する。さらに、「設計書.doc」の設計作業完了予定日や、ソースファイル「prog1.src」、「prog2.src」、「prog3.src」のコーディング終了日や単体テスト完了予定日等を完了期限302に登録する。
 まず、設計が完了すると、開発拠点に置かれる端末2からプロジェクト管理装置3に接続して、ファイル送信手段21で「設計書.doc」をプロジェクト管理装置3に送信し、プロジェクト管理装置3ではファイル入力手段33から入力されたファイルを履歴管理プログラムに登録する。履歴管理プログラムでは、「設計書.doc」を初回登録した場合には、まず、リビジョンを「rev1.0」として登録し、「rev1.0」に対応付して「設計書.doc」が記憶される。また、「設計書.doc」が履歴管理プログラムに登録されると、ファイル入力手段33で管理ファイルテーブル310に登録されている「設計書.doc」(ファイル300)の進捗度301をレビュー待ちに書き換える。レビューが完了して承認されると、端末2からプロジェクト管理装置3に接続して、レビューの完了通知を送信して、作業ステップ入力手段34で「設計書.doc」の進捗度301を完了に変更する。
 「設計書.doc」の進捗度301を完了した時点で、作業ステップ入力手段34ではプログラムファイル「prog1.src」、「prog2.src」、「prog3.src」の進捗度301を作成ステップとし、プログラムファイル「prog1.src」、「prog2.src」、「prog3.src」のコーディングが完了した時点では、各プログラムを開発する開発拠点の端末2からプロジェクト管理装置3に接続して、各端末2から「prog1.src」、「prog2.src」、「prog3.src」を、履歴管理プログラムに登録し、作業ステップ入力手段34で進捗度301をレビュー待ちにする。レビューが終了すると、端末2からプロジェクト管理装置3に接続して、レビューの完了通知を送信し、作業ステップ入力手段34で、進捗度301を単体テスト待ちにする。さらに、プログラムファイル「prog1.src」、「prog2.src」、「prog3.src」の単体テストが完了すると作業ステップ入力手段34で進捗度301を完了にする。
 また、各作業ステップで仕様変更や単体テスト後に不具合が発見された場合には、端末2よりプロジェクト管理装置3に接続して修正要求入力手段36で修正要求を入力すると(S109)、修正受付手段37で該当するファイル300の進捗度301を所定のステップに戻す(S110)。例えば、単体テストで不具合が発見された場合には、進捗度301を作成中に戻す。
 修正要求に応じて「prog1.src」を修正し、修正が完了すると履歴管理プログラムに再度登録され、リビジョンが更新されて「Rev 1.1」となる。また進捗度301は、再度レビュー待ちになる。
 以上のS103〜S109の処理を繰り返して、全体の最終的な作業が完了するまでの進捗状況が随時管理される。上述のように、設計ファイルやプログラムファイルが複数の開発拠点に分散して作業が進められる場合であっても、各作業で作成された成果物を一元管理することが可能である。
 また、上述のように、プロジェクト管理装置3はファイル300の進捗度301と完了期限302から作進捗状況を管理し、進捗状況を進捗情報として端末2に送信し、端末2に、図5に示すようなガントチャートで進捗情報を表示する。具体的には、WEBページとして表示する。
 進捗管理手段34は、本日の日付と管理ファイルテーブル310の進捗度301と完了期限と301とから進捗に遅れがあるか否かを判断し、例えば、ガントチャートで表した場合には、遅れている開発ステップに該当する線の色を変え表示するようにして注意を促すようにする。
 あるいは、進捗管理手段34で、進捗情報を関連するファイル300を階層に分けて管理を行い、端末2では進捗情報を階層に分けたツリーで表示するようにしてもよい。
 例えば、図6(a)に示すように、作業ステップが階層に分けて管理されるように、一番上の階層を大項目(「基本設計」、「機能設計」、「詳細設計」、「コーディング」、「単体テスト」、「統合テスト」等)に分類する。さらに、例えば、機能設計に小項目(「1.インターフェース」等)に分け、その下の階層に、さらに詳細項目(「1.1イベント」、「1.2ファイル」、「1.3テーブル」、「1.4定義」等)を設けた場合を表している。ファイル300は、タスク登録手段31で各項目(大項目、小項目、詳細項目等)毎に関連するファイルの登録を行う。
 図6(a)の例では、詳細項目の「1.3テーブル」にファイルとして「Table1.doc」、「Table2.doc」、「Table3.doc」・・・が登録されている。例えば、本日が10月15日とすると、「Table2.doc」は完了期限302を12日過ぎており遅れが生じている。そこで、進捗管理手段34は「Table2.doc」を反転表示したり、色を変えて表示したりして注意を促すようにする。また、下の階層で遅れがあるということは、その上の階層にも遅れが生じていることになる。そこで、その上の階層にも遅れがあることが分かるように、「1.3テーブル」に遅れの表示(文字の前にある矩形の斜線部)を行う。さらに、その上の階層の「1.インターフェース」、「機能設計」に遅れがあることを認識させる表示を行う。このように、下の階層の遅れを上の階層に伝播(図6(a)の太線矢印参照)させて、下の階層のいずれかで遅れが発生していることを認識できるようにする。また、図6(a)の四角で囲まれた「−」は下の階層が表示されている状態を表し、四角で囲まれた「+」は表示されていない下の階層があることを表しているが、遅れを上の階層に伝播させることにより、例えば、図6(b)に示すように、大項目のみの表示を行った際でも、「機能設計」のいずれかのステップに遅れが発生していることが一目見て認識することが可能である。
 また、履歴管理プログラムとして、登録したファイルと差分情報ファイルとにより管理され、過去に作成されたデータの内容と修正版とが対応している修正履歴が記憶されるものを利用することができる。図7に示すように、ファイル300(A)を履歴管理プログラム31に最初に登録後、修正されたファイル300(B=A+Δ1)を履歴管理プログラム31に登録すると、修正部分が差分情報ファイルΔ1として記憶される。再度、ファイル300(B)を修正し、再修正したファイル300(C=B+Δ2)を登録すると、修正部分が差分情報ファイルΔ2として記憶される。これにより、必要に応じて修正した内容を表示させることが可能である。さらに、履歴管理プログラムはプログラム300を登録(チェックイン)したユーザのログや、必要な修正版のプログラムを取り出した(チェックアウト)ユーザのログを記憶する機能を備えている。
 設計変更等が発生して、ファイル300の修正を行う場合には修正を担当する開発者は端末2からプロジェクト管理装置3の修正受付手段37に、修正するファイル300を指定して修正要求し、修正を行うファイル300の最終版をプロジェクト管理装置3に要求すると、履歴管理プログラムから端末2が要求したファイル300が取り出され、端末2に送信される。このとき、履歴管理プログラムには端末2からチェックアウトしたユーザのログが記録される。
 また、プロジェクト管理装置3で、各端末2から接続された状態を記録したアクセスログを記録して、上述の履歴管理プログラムのチェックアウトしたユーザのログとプロジェクト管理装置3のアクセスログとを合わせて管理することで、誰が、何時、何処からファイルを取り出したかを正確に把握することが可能になる。これらのログを分析して、ファイル300の不正な取り出しを監視することが可能になる。また、この監視の結果、不正と思われるアクセスがあるユーザには、必要に応じて接続を拒否するように設定することも可能である。これにより、履歴管理プログラムで記憶されたファイルが不正に取り出されることを防ぐことが可能になる。
 以上、プロジェクト管理装置3をWEBサーバとし、端末2をブラウザを備えたコンピュータとして説明したが、プロジェクト管理装置3がWEBサービス機能を提供するもので、端末2はWEBサービスクライアントとしてもよい。また、プロジェクト管理装置3と端末2とを、P2P技術の通信を利用したものであってもよい。また、端末2は携帯端末(携帯電話、PDA等)やSeeTopBoxであってもよい。
 以上詳細に説明したように、履歴管理プログラム31と進捗管理を連動させることにより、最終的に完了した状態のものと修正履歴とを正確に管理することが可能となる。
 さらに、アクセスログを分析することで不審なアクセスを監視することができ、ソフトウェア開発の成果物であるファイルが漏洩するのを防ぐことが可能になる。
 以上、ファイルを修正履歴管理プログラムを用いて記憶保管し、さらに、修正履歴を管理する場合について説明したが、修正履歴管理プログラムを用いずファイルをデータベース等に記憶保管した時点で作業ステップが進めてもよい。
 以上ファイルをネットワークに接続された端末からプロジェクト管理装置に送信する場合について説明したが、ファイルを可搬型の記憶媒体に記憶して、プロジェクト管理装置に直接入力してもよい。
プロジェクト管理システムの概略図 プロジェクト管理システムのブロック図 プロジェクト管理システムのサービスの提供の流れを説明するためのフローチャート。 管理ファイルテーブルの一例を表す図 ガントチャートの一例を表す図 階層表示の一例を表す図 履歴管理プログラムの動作を説明する図
符号の説明
 2   端末
 3   プロジェクト管理装置
 4   ネットワーク
 21  ファイル送信手段
 31  タスク登録手段
 32  ファイル記憶装置
 33  ファイル入力手段
 34  作業ステップ入力手段
 35  進捗管理手段
 36  修正要求入力手段
 37  修正受付手段
 300 ファイル
 301 進捗度
 302 完了期限
 304 作業名
 303 ファイル名
 310 管理ファイルテーブル

Claims (9)

  1.  進捗状況の管理対象であるファイルを作成するための一連の作業ステップからなるタスクの完了期限含むスケジュールを登録するタスク登録手段と、
     予め決められた前記作業ステップを経て作成された前記ファイルをファイル記憶装置に入力するファイル入力手段と、
     該ファイル入力手段により入力された前記ファイルに対して行なわれる前記予め決められた作業ステップに続く作業ステップの進捗度を入力する作業ステップ入力手段と、
    該作業ステップ入力手段により入力された作業ステップの進捗度と、前記完了期限とを比較してタスクの進捗状況を管理する進捗管理手段とを備えたことを特徴とするプロジェクト管理装置。
  2. 前記ファイルの修正要求を入力する修正要求入力手段と、
    該修正要求入力手段で入力された前記修正要求を受け付けて、該ファイルの前記作業ステップの進捗度を所定の進捗度に戻す修正受付手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のプロジェクト管理装置。
  3.  前記ファイル入力手段によって入力されたファイルを修正して修正ファイルを再登録する際に該ファイルの修正版数を更新する版数更新手段と、該更新された修正版数に対応する前記修正したファイルの内容を記憶する修正ファイル記憶手段とを備えた履歴管理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクト管理装置。
  4.  請求項1から3いずれか記載のプロジェクト管理装置が、該プロジェクト管理装置に前記ファイルを送信するファイル送信手段を備えた端末と、ネットワークを介して接続されているものであり、
     前記ファイル入力手段が、前記ネットワークを介して前記端末から送信されたファイルを入力するものであることを特徴とするプロジェクト管理システム。
  5.  前記進捗管理手段が、前記ファイルの完了期限と前記進捗度とに基づいて作成した進捗情報を前記端末に送信し、該端末が前記進捗情報を表示可能なものであることを特徴とする請求項4記載のプロジェクト管理システム。
  6.  前記端末が、前記進捗情報をガントチャートの形態で表示するものであることを特徴とする請求項5記載のプロジェクト管理システム。
  7.  前記進捗管理手段が、関連する複数の前記ファイルの進捗状況を階層に分けて管理するものであることを特徴とする請求項5記載のプロジェクト管理システム。
  8.  前記端末が、前記階層の下位階層のファイルの進捗状況に遅れがあるとき、該ファイルが属する上位階層の表示に進捗状況の遅れを表示するものであることを特徴とする請求項7記載のプロジェクト管理システム。
  9.  コンピュータを、
     進捗状況の管理対象であるファイルを作成するための一連の作業ステップからなるタスクの完了期限含むスケジュールを登録するタスク登録手段と、
     予め決められた前記作業ステップを経て作成された前記ファイルをファイル記憶装置に入力するファイル入力手段と、
     該ファイル入力手段により入力された前記ファイルに対して行なわれる前記予め決められた作業ステップに続く作業ステップの進捗度を入力する作業ステップ入力手段と、
     該作業ステップ入力手段により入力された作業ステップの進捗度と、前記完了期限とを比較してタスクの進捗状況を管理する進捗管理手段として機能させるためのプログラム。
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