JP2004137926A - Hermetic compressor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用冷凍冷蔵庫等の冷凍装置に使用される密閉型圧縮機については、消費電力の低減や静音化が強く望まれている。こうした中、潤滑油の低粘度化や、インバーター駆動による圧縮機の低回転化(例えば、家庭用冷蔵庫の場合、1200r/min程度)が進んできている。
【0003】
一方、オゾン破壊係数がゼロであるR134aやR600aに代表される温暖化係数の低い自然冷媒である炭化水素系冷媒等への対応が前提となってきている。
【0004】
また、過去より採用されていたシャフトを2ヵ所以上で保持する両持ち軸受という方法は、摺動ロスを減らし、また運転時の振動、騒音を低減する要素技術として有効である。
【0005】
従来の密閉型圧縮機としては、別体の副軸受を圧縮部上部にねじで固定したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
以下、図面を参照しながら、上述した従来の密閉型圧縮機について説明する。
【0007】
図6は従来の密閉型圧縮機の縦断面図である。図7は従来の密閉形圧縮機の上側容器を外した状態の要部上面図である。
【0008】
図6、図7において、密閉容器1で囲まれた密閉容器内空間2には、巻線部3aを保有する固定子3と回転子4からなる電動要素5と、電動要素5によって駆動される圧縮要素6を収容する。密閉容器1内に潤滑油8を貯溜する。
【0009】
シャフト10は、回転子5を圧入固定した主軸部11および主軸部11に対し偏心して形成された偏心部12の他、主軸部11と同軸に設けられた副軸部13を有する。
【0010】
シリンダブロック15は、略円筒形の圧縮室16を有すると共に主軸部11を軸支する主軸受17を有し、上方に副軸部13を軸支する副軸受19が3本のねじ20で固定されており、ピストン19はシリンダブロック15の圧縮室16に往復摺動自在に挿入され、偏心部12との間を連結手段21とピストンピン22によって連結されている。
【0011】
以上のように構成された密閉型圧縮機について以下その動作を説明する。
【0012】
電動要素5の回転子4はシャフト10を回転させ、偏心部12の回転運動が連結手段21を介してピストン19に伝えられることでピストン19は圧縮室16内を往復運動する。それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)から圧縮室16内へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
【0013】
ここで、両持ち軸受の摺動ロス減のメカニズムに関して説明する。
【0014】
圧縮機運転中にピストン19の圧縮荷重が連結手段21を介して偏心部12へと伝達される。ここで、両持ち軸受タイプはピストン19からの圧縮荷重のかかる偏心部12(作用点)を中心にして上下両方の軸受で荷重を受けるため、軸受には上下でほぼ均等な荷重が配分され、また、内周でこじりが生ずる片持ち軸受タイプと異なり面当たりとなるため、シャフト10摺動部の荷重分布が均等となることで面圧が下がり、片持ちタイプよりも摺動長を短くすることができる。その結果、摺動ロスが減少し、圧縮機の効率向上が図れるといった長所を備える。
【0015】
【特許文献1】
特開昭61−118571号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、主軸受17とシリンダブロック15が一体の構造となっているため、主軸受17にシリンダブロック15と異なる材料を用いることができず、更なる高エネルギー効率を得るために摩擦係数を下げ、摺動ロスを減らすことができないという可能性があった。
【0017】
また、上記従来の構成では、シリンダブロック15の材質と線膨張係数の異なる材質からなる副軸受18とした場合、運転時の温度上昇により、副軸受18の軸心が主軸受17の軸心からずれるため、均等に荷重が配分されず、摺動ロスが減少せず、金属接触による摺動ロスが発生する可能性があった。
【0018】
また、上記従来の構成では、3本のねじ20のみで固定するため、副軸受18の軸心が主軸受17の軸心と一致せず均等に荷重が配分されず、摺動ロスが減少しない可能性があった。
【0019】
また、上記従来の構成では、圧縮要素6を組み立てる際に副軸受18をシリンダブロック15に固定する際に、シャフト10を回転させながら組み立てるといった方法で、略軸心を出さなければならず、組み立ての効率が悪かった。
【0020】
また、上記従来の構成では、副軸受18をシリンダブロック15に固定する際に、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきが発生する可能性があった。
【0021】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、エネルギー効率が高くて、組み立て性がよい密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、偏心軸部と前記偏心軸部を挟んで上下に同軸状に設けた副軸部および主軸部とを有したシャフトと、略円筒形の圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記シリンダブロックと一体に形成され、前記副軸部を軸支する副軸受と、前記シリンダブロックに固定され前記主軸部を軸支するアルミニウム材からなる主軸受とを備え、前記主軸受の主軸の半径方向に延出されたフランジに径が前記主軸受と軸心を共有する第一の案内部を設けると共に前記シリンダブロックに径が前記副軸受と軸心を共有する第二の案内部を設け、前記第一の案内部を前記第二の案内部に嵌合したものである。
【0023】
上記構成により請求項1に記載の発明では、第一の案内部と第二の案内部とが嵌合し自由度を制限するので、副軸受の軸心が主軸受の軸心と略一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという作用を有する。また、摩擦係数の低くなるアルミニウム材を主軸受に用い、主軸受をシリンダブロックと別体構造としたので主軸受にシリンダブロックと異なる材料を用いることができ、更なる高エネルギー効率を得るために摩擦係数を下げ、摺動ロスを減らすことができるという作用を有する。また、運転時に温度上昇したとき主軸受が軸心を中心として半径方向に均等に膨張するため、運転時温度上昇により、副軸受の軸心が主軸受の軸心からずれることを防ぎ、均等に荷重が配分し、摺動ロスが減少し、金属接触による摺動ロスを発生させないという作用を有する。
【0024】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明に、更に、第一の案内部の内径面と、第二の案内部の外径面とが隣接したものであり、請求項1記載の発明の作用に加えて、シャフトを回転させながら軸心を出す作業が必要なくなるので、組み立ての効率が良くなるという作用を有する。また、運転時は第一の案内部の内径面と、第二の案内部の外径面とが離れるため、運転時の主軸受における摺動部の熱変形を減少させるという作用を有する。
【0025】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明に、更に、第一の案内部の外径面と、第二の案内部の内径面とが隣接したものであり、請求項1記載の発明の作用に加えて、シャフトを回転させながら軸心を出す作業が必要なくなるので、組み立ての効率が良くなるという作用を有する。
【0026】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明に、更に、主軸受における第一の案内部の内周側に設けられ前記主軸受と軸心を共有する溝を備えたものであり、請求項2記載の発明の作用に加えて、主軸受における溝の付近、特に固定される付近で変形を吸収するので、運転時の主軸受における摺動部の熱変形を更に減少させるという作用を有する。
【0027】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、更に、主軸受における第一の案内部の内周側に設けられ前記主軸受と軸心を共有する溝を備えたものであり、請求項3記載の発明の作用に加えて、主軸受における溝の付近全周で、変形を吸収するので、運転時の主軸受における摺動部の熱変形を減少させるという作用を有する。
【0028】
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明に、更に、第一の案内部が、第二の案内部に軽圧入されているものであり、請求項2記載の発明の作用に加えて、軽圧入で第一の案内部にかかる外向き半径方向の力によりわずかに起こる変形をフランジで吸収し、第一の案内部と第二の案内部との加工精度で軸心が決まるので、副軸受の軸心が主軸受の軸心と精度よく一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという作用を有する。また、ばらつき要因となる第一の案内部と第二の案内部の隙間をなくしたので、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきの発生を抑えるという作用を有する。
【0029】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、更に、第一の案内部が、第二の案内部に軽圧入されているものであり、請求項3記載の発明の作用に加えて、軽圧入で第一の案内部にかかる内向き半径方向の力によりわずかに起こる変形をフランジで吸収し、第一の案内部と第二の案内部との加工精度で軸心が決まるので、副軸受の軸心が主軸受の軸心と精度よく一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという作用を有する。また、ばらつき要因となる第一の案内部と第二の案内部の隙間をなくしたので、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきの発生を抑えるという作用を有する。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0031】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機の縦断面図である。
【0032】
図1に示すように、密閉容器101は、巻線部102aを保有する固定子102と回転子103からなる電動要素104と、電動要素104によって駆動される圧縮要素105を収容する。
【0033】
圧縮要素105は、偏心軸部106を挟んで上下に同軸状に設けた副軸部107および主軸部108とを有したシャフト109と、略円筒形の圧縮室110を備えた例えば鉄系の鋳物材からなるシリンダブロック111と、圧縮室内110で往復運動するピストン112と、ピストン112と偏心軸部106とを連結する連結手段113として機能するコンロッドと、シリンダブロック111と一体に形成され、副軸部107を軸支する副軸受114と、シリンダブロック111に固定され主軸部108を軸支するアルミニウム材からなる主軸受115とを備えている。
【0034】
主軸受115のシリンダブロック111への固定には、例えば、ねじ、リベット等が使用できる。そして主軸受115のフランジ116に径が主軸受115と軸心を共有する第一の案内部117を設けると共に、シリンダブロック111に径が副軸受114と軸心を共有する第二の案内部118を設け、第一の案内部117を第二の案内部118に嵌合したものである。
【0035】
例えば第一の案内部117は円形状等であり、主軸受115の回転機による機械加工と同時に加工することにより、容易に主軸受115と軸心を共有することができる。
【0036】
例えば第二の案内部118は円形状等であり、副軸部107の回転機による機械加工と同時に加工することにより、容易に副軸部107と軸心を共有することができる。
【0037】
これにより、第一の案内部117と第二の案内部118とが嵌合し自由度を制限するので、副軸受114の軸心が主軸受115の軸心と略一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスを減少させることができる。また、摩擦係数の低くなるアルミニウム材を主軸受115に用い、主軸受115をシリンダブロック111と別体構造としたので主軸受115にシリンダブロック111と異なる材料を用いることができ、更なる高エネルギー効率を得るために摩擦係数を下げ、摺動ロスを減らすことができる。また、運転時に温度上昇したとき主軸受115が軸心を中心として半径方向に均等に膨張するため、運転時の温度上昇により、副軸受114の軸心が主軸受115の軸心からずれることを防ぎ、均等に荷重が配分し、摺動ロスが減少し、金属接触による摺動ロスを発生させないことができる。
【0038】
(実施の形態2)
図2は実施の形態2による密閉型圧縮機におけるシリンダブロックと主軸受の嵌合部付近の要部断面図である。
【0039】
図2に示すように、本実施の形態は、実施の形態1による密閉型圧縮機に、更に、第一の案内部117の内径面119と、第二の案内部118の外径面120とが隣接したものである。第一の案内部117は、例えばフランジ116の外周にシリンダブロック111の方向へ突出するように形成されたリング形状である。第二の案内部118は、例えばシリンダブロック111から主軸受115の方向へ円筒形状で延出されている。
【0040】
これにより、シャフト108を回転させながら軸心を出す作業が必要なくなるので、組み立ての効率が良くすることができる。また、運転時は第一の案内部117の内径面119と、第二の案内部118の外径面120とが離れるため、運転時の主軸受115における摺動部の熱変形を減少させることができる。
【0041】
なお、本実施の形態において第一の案内部117を第二の案内部118に嵌合したが、第一の案内部117が、第二の案内部118に軽圧入されているとしてもよい。
【0042】
第一の案内部117が、第二の案内部118に軽圧入されていることにより、軽圧入で第一の案内部117にかかる外向き半径方向の力によりわずかに起こる変形をフランジ116で吸収し、第一の案内部117と第二の案内部118との加工精度で軸心が決まるので、副軸受114の軸心が主軸受115の軸心と精度よく一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという効果が得られる。また、ばらつき要因となる第一の案内部117と第二の案内部118の隙間をなくしたので、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきの発生を抑えるという効果が得られる。
【0043】
(実施の形態3)
図3は実施の形態3による密閉型圧縮機におけるシリンダブロックと主軸受の嵌合部付近の要部断面図である。
【0044】
図3に示すように、本実施の形態は、実施の形態1による密閉型圧縮機に、更に、第一の案内部117の外径面121と、第二の案内部118の内径面122とが隣接した構成としたものである。
【0045】
第一の案内部117は、例えばフランジ116の外周を研磨により加工したものであり、第二の案内部118は、例えばシリンダブロック111から主軸受115方向へリング状に延出したものである。
【0046】
これにより、シャフト108を回転させながら軸心を出す作業が必要なくなるので、組み立ての効率が良くなるという効果が得られる。
【0047】
なお、本実施の形態において第一の案内部117が、第二の案内部118に軽圧入されているとした場合は、軽圧入で第一の案内部117にかかる内向き半径方向の力によりわずかに起こる変形をフランジ116で吸収し、第一の案内部117と第二の案内部118との加工精度で軸心が決まるので、副軸受114の軸心が主軸受115の軸心と精度よく一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという効果が得られる。
【0048】
また、ばらつき要因となる第一の案内部117と第二の案内部118の隙間をなくしたので、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきの発生を抑えるという効果が得られる。
【0049】
(実施の形態4)
図4は実施の形態4による密閉型圧縮機におけるシリンダブロックと主軸受の嵌合部付近の要部断面図である。
【0050】
図4に示すように、本実施の形態は、実施の形態2による密閉型圧縮機に、主軸受115における第一の案内部117の内周側に設けられ前記主軸受511と軸心を共有する溝123を備えたものである。
【0051】
例えば溝123は、主軸受115におけるフランジ116にリング状に削り出して加工したものである。
【0052】
これにより、主軸受115における溝123の付近、特にねじ、リベット等で固定される付近で変形を吸収するので、運転時の主軸受115における摺動部の熱変形を更に減少させるという効果がえられる。
【0053】
(実施の形態5)
図5は実施の形態5による密閉型圧縮機におけるシリンダブロックと主軸受の嵌合部付近の要部断面図である。
【0054】
図5に示すように、本実施の形態は、実施の形態2による密閉型圧縮機に、主軸受115における第一の案内部117の内周側に設けられ前記主軸受115と軸心を共有する溝124を備えたものである。
【0055】
例えば溝124は、主軸受115におけるフランジ116にリング状に削り出して加工したものである。
【0056】
これにより、主軸受115における溝124の付近全周で変形を吸収するので、運転時の主軸受115における摺動部の熱変形を減少させるという効果がえられる。
【0057】
以上、実施の形態1から5においてアルミニウム材からなる主軸受について説明してきたが、主軸受をシリンダブロックの材質と線膨張係数の等しい材質、例えば同じ鋳鉄同士の組み合わせとした場合においても、摺動部の熱変形を減少させる以外の効果が同様に得られることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、副軸受の軸心が主軸受の軸心と略一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという効果がある。また、主軸受にシリンダブロックと異なる材料を用いることができ、更なる高エネルギー効率をえるための摩擦係数を下げ、摺動ロスを減らすという効果がある。また、運転時の温度上昇により、副軸受の軸心が主軸受の軸心からずれることを防ぎ、均等に荷重が配分し、摺動ロスが減少し、金属接触による摺動ロスを発生させないという効果がある。
【0059】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、更に、組み立ての効率が良くなるという効果がある。また、運転時の主軸受における摺動部の熱変形を減少させるという効果がある。
【0060】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、更に、組み立ての効率が良くなるという効果がある。
【0061】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明の効果に加えて、更に、運転時の主軸受における摺動部の熱変形を更に減少させるという効果がある。
【0062】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明の効果に加えて、更に、運転時の主軸受における摺動部の熱変形を減少させるという効果がある。
【0063】
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明の効果に加えて、更に、副軸受の軸心が主軸受の軸心と精度よく一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという効果がある。また、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきの発生を抑えるという効果がある。
【0064】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明の効果に加えて、更に、副軸受の軸心が主軸受の軸心と精度よく一致し、均等に荷重が配分され、摺動ロスが減少するという効果がある。また、組み立て時のばらつきからくるエネルギー効率のばらつきの発生を抑えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1による密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】本発明による実施の形態2による密閉型圧縮機の要部断面図
【図3】本発明による実施の形態3による密閉型圧縮機の要部断面図
【図4】本発明による実施の形態4による密閉型圧縮機の要部断面図
【図5】本発明による実施の形態5による密閉型圧縮機の要部断面図
【図6】従来の密閉型圧縮機の縦断面図
【図7】従来の密閉型圧縮機の上面図
【符号の説明】
106 偏心軸部
107 副軸部
108 主軸部
109 シャフト
110 圧縮室
111 シリンダブロック
114 副軸受
115 主軸受
116 フランジ
117 第一の案内部
118 第二の案内部
119,122 内径面
120,121 外径面
123,124 溝[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a hermetic compressor used for a refrigerator, an air conditioner, a refrigerator, or the like.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, for hermetic compressors used in refrigeration systems such as home refrigerators, it has been strongly desired to reduce power consumption and reduce noise. Under these circumstances, the viscosity of lubricating oil has been reduced, and the rotation of a compressor driven by an inverter has been reduced (for example, in the case of a household refrigerator, about 1200 r / min).
[0003]
On the other hand, it has been premised that a natural refrigerant having a low global warming coefficient represented by R134a or R600a having an ozone depletion coefficient of zero is used, such as a hydrocarbon-based refrigerant.
[0004]
The method of using a double-sided bearing that holds a shaft at two or more locations, which has been adopted in the past, is effective as an elemental technology for reducing sliding loss and vibration and noise during operation.
[0005]
As a conventional hermetic compressor, there is one in which a separate auxiliary bearing is fixed to the upper portion of a compression section with a screw (for example, see Patent Document 1).
[0006]
Hereinafter, the conventional hermetic compressor described above will be described with reference to the drawings.
[0007]
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a conventional hermetic compressor. FIG. 7 is a main part top view of the conventional hermetic compressor with the upper container removed.
[0008]
6 and 7, an
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
The operation of the hermetic compressor configured as described above will be described below.
[0012]
The
[0013]
Here, a mechanism for reducing the sliding loss of the double-ended bearing will be described.
[0014]
During the operation of the compressor, the compression load of the
[0015]
[Patent Document 1]
JP-A-61-118571
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional configuration, since the main bearing 17 and the
[0017]
In the above-described conventional configuration, when the
[0018]
Further, in the above-described conventional configuration, since the fixing is performed only with the three
[0019]
Further, in the above-described conventional configuration, when the
[0020]
Further, in the above-described conventional configuration, when the
[0021]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide a hermetic compressor having high energy efficiency and good assemblability.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0023]
According to the first aspect of the present invention, since the first guide portion and the second guide portion are fitted to each other to limit the degree of freedom, the axis of the sub bearing substantially coincides with the axis of the main bearing. This has the effect of uniformly distributing the load and reducing the sliding loss. The main bearing is made of an aluminum material with a low coefficient of friction, and the main bearing has a separate structure from the cylinder block, so the main bearing can be made of a material different from that of the cylinder block. This has the effect of reducing the friction coefficient and reducing the sliding loss. In addition, when the temperature rises during operation, the main bearing expands uniformly in the radial direction around the axis, so that the temperature increase during operation prevents the axis of the sub-bearing from deviating from the axis of the main bearing. The load is distributed, the sliding loss is reduced, and the sliding loss due to metal contact is prevented from occurring.
[0024]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the first aspect, an inner diameter surface of the first guide portion and an outer diameter surface of the second guide portion are adjacent to each other. In addition to the operation of the invention of the third aspect, since there is no need to perform the operation of extending the axis while rotating the shaft, the assembly efficiency is improved. Further, during operation, the inner diameter surface of the first guide portion and the outer diameter surface of the second guide portion are separated from each other, which has an effect of reducing thermal deformation of the sliding portion of the main bearing during operation.
[0025]
According to a third aspect of the present invention, in addition to the first aspect, an outer diameter surface of the first guide portion and an inner diameter surface of the second guide portion are adjacent to each other. In addition to the operation of the invention of the third aspect, since there is no need to perform the operation of extending the axis while rotating the shaft, the assembly efficiency is improved.
[0026]
According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the second aspect of the present invention, a groove is provided on the inner peripheral side of the first guide portion of the main bearing and shares an axis with the main bearing. In addition, in addition to the effect of the invention described in
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, in addition to the third aspect of the present invention, a groove is provided on the inner peripheral side of the first guide portion of the main bearing and shares a central axis with the main bearing. In addition, in addition to the effect of the third aspect of the present invention, since deformation is absorbed in the entire periphery of the groove in the main bearing, there is an effect that thermal deformation of the sliding portion of the main bearing during operation is reduced.
[0028]
The invention according to claim 6 is the invention according to
[0029]
According to a seventh aspect of the present invention, in addition to the third aspect, the first guide portion is lightly press-fitted into the second guide portion. In addition, the flange absorbs a slight deformation caused by the inward radial force applied to the first guide part by light press-fitting, and the shaft center is adjusted by the processing accuracy of the first guide part and the second guide part. As a result, the shaft center of the sub-bearing is accurately matched with the shaft center of the main bearing, and the load is evenly distributed and the sliding loss is reduced. In addition, since the gap between the first guide portion and the second guide portion, which is a cause of the variation, is eliminated, an effect of suppressing the variation in energy efficiency due to the variation at the time of assembly is provided.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a compressor according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a hermetic compressor according to
[0032]
As shown in FIG. 1, the
[0033]
The
[0034]
For fixing the
[0035]
For example, the
[0036]
For example, the
[0037]
As a result, the
[0038]
(Embodiment 2)
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part near a fitting portion between a cylinder block and a main bearing in a hermetic compressor according to a second embodiment.
[0039]
As shown in FIG. 2, in the present embodiment, the hermetic-type compressor according to the first embodiment further includes an
[0040]
This eliminates the need for the operation of extending the axis while rotating the
[0041]
In the present embodiment, the
[0042]
Since the
[0043]
(Embodiment 3)
FIG. 3 is a cross-sectional view of a main part near a fitting portion between a cylinder block and a main bearing in a hermetic-type compressor according to a third embodiment.
[0044]
As shown in FIG. 3, in the present embodiment, the hermetic compressor according to the first embodiment further includes an
[0045]
The
[0046]
This eliminates the need for the operation of extending the axis while rotating the
[0047]
In the present embodiment, when the
[0048]
In addition, since the gap between the
[0049]
(Embodiment 4)
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part near a fitting portion between a cylinder block and a main bearing in a hermetic-type compressor according to a fourth embodiment.
[0050]
As shown in FIG. 4, in the present embodiment, the hermetic compressor according to the second embodiment is provided on the inner peripheral side of the
[0051]
For example, the
[0052]
As a result, deformation is absorbed in the vicinity of the
[0053]
(Embodiment 5)
FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part near a fitting portion between a cylinder block and a main bearing in a hermetic-type compressor according to a fifth embodiment.
[0054]
As shown in FIG. 5, in the present embodiment, the hermetic compressor according to the second embodiment is provided on the inner peripheral side of the
[0055]
For example, the
[0056]
As a result, the deformation is absorbed around the entire circumference of the
[0057]
As described above, the main bearing made of aluminum has been described in
[0058]
【The invention's effect】
As described above, the invention according to
[0059]
The invention described in
[0060]
The invention described in
[0061]
The invention described in
[0062]
The invention described in
[0063]
According to the invention of claim 6, in addition to the effect of the invention of
[0064]
According to a seventh aspect of the present invention, in addition to the effect of the third aspect, the axis of the sub-bearing coincides with the axis of the main bearing with high accuracy, the load is evenly distributed, and the sliding is performed. The effect is that the loss is reduced. In addition, there is an effect of suppressing the occurrence of energy efficiency variations caused by variations during assembly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a hermetic compressor according to a first embodiment of the present invention; FIG. 2 is a sectional view of a main part of a hermetic compressor according to a second embodiment of the present invention; FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part of a hermetic compressor according to a third embodiment. FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part of a hermetic compressor according to a fourth embodiment of the present invention. Main part sectional view [Fig. 6] Longitudinal sectional view of conventional hermetic compressor [Fig. 7] Top view of conventional hermetic compressor [Description of reference numerals]
106
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