JP2004137095A - Method for producing optical fiber preform - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッド用ガラスパイプ内に、コア用ガラスロッド、又はコア及びクラッド用ガラスロッドを挿入し、上記ガラスパイプ内を減圧しながら両者を加熱することで、上記ガラスパイプとガラスロッドとの一体化及び延伸を行う光ファイバ母材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ファイバにおいてクラッドとなるガラスパイプ内に、光ファイバにおいてコアとなるガラスロッド、又はコア及びクラッドとなるガラスロッドを挿入し、このガラスパイプとガラスロッドとを一体化させて光ファイバ母材を製造する、いわゆるロッドインチューブ法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このロッドインチューブ法では、例えばガラスロッドが内挿されたガラスパイプ内を減圧しつつ、このガラスパイプとガラスロッドとの双方を、その軸方向に加熱炉内を通過させる。こうすることで、ガラスパイプとガラスロッドとがその一端から他端に向かって順次加熱され、溶融したガラスパイプがこのガラスパイプ内外の圧力差によって縮径する。このことによって、ガラスパイプとガラスロッドとが順次一体化して、光ファイバ母材が製造される。
【0003】
こうして製造された光ファイバ母材は線引き工程によって光ファイバとなるわけであるが、この線引き工程を上記ロッドインチューブ法による光ファイバ母材の製造と同時に行う方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
ところで、近年、生産コストの低減化等の観点から、光ファイバ母材を大型化することが求められており、このため、上記光ファイバ母材を大径にすることが行われている。
【0005】
ところが、このような大径の光ファイバ母材をそのまま線引きすると、目標径の光ファイバに安定させるまでに長時間を要することとなってしまい、大量の母材を初期安定化に消費してしまうようになってしまう。その結果、上記光ファイバ母材から光ファイバへの歩留まりが悪化してしまい、本来低コスト化の目的で行った光ファイバ母材の大型化が、逆にその目的を達成できないものとなってしまうという不都合がある。
【0006】
そこで、このような不都合を解消するために、通常は製造された大径の光ファイバ母材を、線引き工程の前に歩留まりが最大となる最適の径まで縮径させるようにしている。そして、この光ファイバ母材の縮径工程を、上記ガラスパイプ及びガラスロッドの一体化による光ファイバ母材の製造と同時に行うことにより、生産性を向上させる方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特公昭56−45867号公報
【特許文献2】
特開昭50−85345号公報
【特許文献3】
特開平7−10580号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたロッドインチューブ法による光ファイバ母材の製造方法においては、ガラスパイプとガラスロッドとを軸方向に順次一体化させている最中に、これらガラスパイプとガラスロッドとが一体化した光ファイバ母材を、所定の長さで切断するようにしている。これは、光ファイバ母材を製造するときには、加熱炉を通過した光ファイバ母材を、一対のローラで挟み込んで引き取るようにしているためであり、加熱炉を通過した光ファイバ母材を切断することなくそのまま製造を続けた場合、上記ローラよりも下側の光ファイバ母材の長さが長くなりすぎてしまい、その重量によって、光ファイバ母材をローラの挟み込みによって支えきれなくなるためである。
【0009】
一方、ロッドインチューブ法により光ファイバ母材を製造する場合には、一体化したガラスパイプとガラスロッドとの界面に、気泡や剥離等が発生する場合がある。気泡は、ガラスロッドの外表面やガラスパイプ内面の傷、又はその外表面や内面に付着した水分、ガス若しくは異物等に起因するものである。また剥離は、ガラスパイプとガラスロッドとが確実に一体化しなかった部分にあたる。尚、上記気泡や剥離等の内には、そのままでは確認し難い程度の微小のものも存在するが、こうした微小の気泡等は、光ファイバ母材の端面からその軸方向に光を照射すれば点状に輝くため肉眼でも確認可能になる。以下、ガラスパイプとガラスロッドとの界面に発生した微小の気泡や剥離部分を、輝点と称する。
【0010】
こうした輝点は、光ファイバにおいて損失不良や接続不良を引き起こしてしまうため、光ファイバ母材において輝点の発生した部分は廃棄せざるを得ない。そこで、一体化の最中に所定の長さで切断した各光ファイバ母材に輝点が発生しているか否かを、光ファイバ母材の製造後に検査して、輝点が発生している場合には、その発生位置で、上記光ファイバ母材をさらに切断するようにしている。
【0011】
こうして切断された光ファイバ母材は、次の線引き工程において線引きされるが、線引き工程では目標径の光ファイバに安定させるまでに所定量の光ファイバ母材が消費されてしまうため、光ファイバ母材の長さが余りに短いときには、結果として製品取りができなくなってしまうことになる。このため、輝点の位置で切断することにより所定の長さよりも短くなってしまった光ファイバ母材は、線引き工程に送らずに廃棄するようにしているが、こうした場合、歩留まりが低下してしまうことは否めない。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラスパイプとガラスロッドとを加熱して一体化させ、これによって光ファイバ母材を製造する光ファイバ母材の製造方法において、歩留まりを向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ガラスロッドが内挿されたガラスパイプ内を減圧しながら、上記ガラスパイプとガラスロッドとを軸方向に順次溶融させて一体化させかつ、上記ガラスパイプとガラスロッドとの一体化物を上記軸方向に延伸することにより光ファイバ母材を製造する光ファイバ母材の製造方法に係る。
【0014】
そして、本発明に係る光ファイバ母材の製造方法は、上記ガラスパイプ及びガラスロッドの双方を、その先端から上記軸方向に加熱炉内に進入させて、上記ガラスパイプとガラスロッドとを軸方向に順次一体化させると共にこれを延伸する一体化ステップと、上記一体化ステップで上記ガラスパイプとガラスロッドとを一体化させている最中に、上記加熱炉の出口側において、上記ガラスパイプとガラスロッドとが一体化した光ファイバ母材に生じている欠陥を検出する検出ステップと、上記検出ステップにおいて検出された欠陥位置を、上記光ファイバ母材の切断位置に設定する設定ステップと、上記加熱炉の出口側において、上記設定ステップにおいて設定された切断位置で上記光ファイバ母材を切断する切断ステップとを含む。
【0015】
これにより、一体化ステップでは、上記ガラスパイプ及びガラスロッドの双方を、その先端から軸方向に加熱炉内に進入させる。このことで、上記ガラスパイプ及びガラスロッドが軸方向に順次加熱されて溶融する。このときに、上記ガラスパイプ内が減圧されていることでガラスパイプが軸方向に順次縮径し、これにより上記ガラスパイプはガラスロッドと軸方向に順次一体化する。こうして加熱炉内で一体化したガラスパイプ及びガラスロッド、つまり光ファイバ母材は、その出口から順次送り出される。
【0016】
このようにしてガラスパイプとガラスロッドとを順次一体化させている最中に、検出ステップでは、上記加熱炉の出口側において光ファイバ母材に生じている欠陥(輝点)を検出する。
【0017】
ここで、上記検出ステップでは、加熱炉から放射された光を利用して、光ファイバ母材に生じている欠陥を検出するようにすればよい。
【0018】
すなわち、加熱炉から放射された光は、この加熱炉の出口から送り出された光ファイバ母材内を軸方向に透過して、光ファイバ母材内に生じた欠陥で散乱する。このため、光ファイバ母材内に生じた欠陥を、目視によって、又は画像処理を行うことによって検出することが可能となる。このように、加熱炉から放射された光を利用することで、新たな光源を設ける必要なく、ガラスパイプとガラスロッドとを一体化させている最中に光ファイバ母材内の欠陥を検出可能になる。
【0019】
そして、上記設定ステップでは、上記検出ステップにおいて検出された欠陥位置を、光ファイバ母材の切断位置に設定し、上記切断ステップでは、一体化ステップの最中に、上記加熱炉の出口側において、上記設定ステップにおいて設定された切断位置で上記光ファイバ母材を切断する。
【0020】
一体化ステップの最中に、光ファイバ母材を所定の長さで一律に切断する場合には、その切断後の光ファイバ母材を、欠陥位置でさらに切断する必要があるところを、本発明では、一体化ステップの最中に光ファイバ母材に生じた欠陥を検出し、検出した欠陥位置で光ファイバ母材を切断するため、切断後の光ファイバ母材を欠陥位置でさらに切断する必要はない。このため、各光ファイバ母材(切り分けられた各光ファイバ母材)の長さは比較的長くなる。これにより、線引き工程に送らずに廃棄しなければならない光ファイバ母材、つまり、所定の長さよりも短い光ファイバ母材の数が減少する。こうして、光ファイバ母材の有効長が長くなるため、歩留まりが向上する。
【0021】
ここで、設定ステップでは、光ファイバ母材の端部から検出ステップにおいて検出された欠陥までの距離が、予め設定された光ファイバ母材の最小長さよりも短いときには、上記欠陥位置を切断位置に設定しないようにするのが好ましい。
【0022】
これは、切断ステップでは、ガラスパイプとガラスロッドとを一体化させている最中に光ファイバ母材を切断するため、その切断の際の振動等が軸方向に伝播し、ガラスパイプとガラスロッドとの一体化に悪影響を及ぼす虞があるためである。つまり、光ファイバ母材の端部から検出ステップにおいて検出された欠陥までの距離が、予め設定された光ファイバ母材の最小長さよりも短いときには、上記欠陥位置を切断位置に設定しないことで、切断ステップにおいて光ファイバ母材を切断する回数は減少する。その結果、ガラスパイプとガラスロッドとが適切に一体化するようになる。尚、光ファイバ母材は、その製造後に、切断位置に設定されなかった欠陥位置で切断すればよい。
【0023】
また、設定ステップでは、光ファイバ母材の端部から検出ステップにおいて検出された欠陥までの距離が、予め設定された光ファイバ母材の最大長さよりも長いときには、光ファイバ母材の端部から上記最大長さの位置を、切断位置に設定するのがよい。
【0024】
こうすることで、ガラスパイプとガラスロッドとが一体化した光ファイバ母材に欠陥が生じていない場合でも、光ファイバ母材は、少なくとも最大長さで切断される。この最大長さは、光ファイバ母材の製造設備等に応じて(具体的には、加熱炉の出口側で光ファイバ母材を把持するローラの把持力に応じて、又は製造設備の下端から床面までの長さに応じて)設定すればよい。
【0025】
さらに、設定ステップでは、検出ステップにおいて、光ファイバ母材の端部から最小長さの位置と上記端部から最大長さの位置との間で、互いに軸方向に離れた複数の欠陥が検出されたときには、上記最大長さの位置に最も近い欠陥位置を、切断位置に設定するのがよい。
【0026】
こうすることで、各光ファイバ母材の長さが可及的に長くなり、光ファイバ母材を線引きする線引き工程での歩留まりが向上する。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明における光ファイバ母材の製造方法によれば、ガラスパイプとガラスロッドとを一体化させている最中に、光ファイバ母材内に生じた欠陥位置を検出し、この欠陥位置で光ファイバ母材を切断するため、光ファイバ母材を所定の長さで一律に切断する場合に比べて、切り分けられた各光ファイバ母材の長さを長くすることができる。これにより、廃棄する光ファイバ母材の数が減少して、歩留まりを向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバ母材の製造装置1を示している。この製造装置1は、ロッドインチューブ法により光ファイバ母材7を製造するものであって、具体的には、光ファイバにおいてクラッドとなるガラスパイプ2と、光ファイバにおいてコアとなる、又はコア及びクラッドとなるガラスロッド3とを一体化させて光ファイバ母材7を製造するように構成されている。
【0030】
ここで、上記ガラスパイプ2としては、例えば、OVD(Outside Vapor−phase Deposition)法等によって製造されたものを用いるようにすればよい。また、ガラスパイプ2としては、その外径がφ180mm程度、内径がφ50mm程度、長さが2000mm程度のものが例示される。
【0031】
また、上記ガラスロッド3としては、VAD(Vapor−phase Axial Deposition)法によってガラス微粒子を堆積させたガラス微粒子堆積体を焼結して延伸したものや、MCVD(Modified Chemical Vapor Deposition)法でクラッドパイプ内面にコアガラスを形成し中実化したものを用いるようにすればよい。また、ガラスロッド3としては、その径がφ45〜50mm程度、長さが2500mm程度のものが例示される。
【0032】
上記製造装置1には、Z方向(同図における上下方向)に延びて配設された上記ガラスパイプ2の上端部分を把持することで、このガラスパイプ2を吊り下げ状態にする第1把持部41と、同じくZ方向に延びて配設された上記ガラスロッド3の上端部分を把持することで、このガラスロッド3を吊り下げ状態にする第2把持部42とが設けられている。この第1及び第2把持部41,42はそれぞれ、ガラスパイプ2及びガラスロッド3の位置を、X方向(同図における紙面横方向)及びY方向(紙面に直行する方向)に移動可能に構成されていると共に、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3のZ方向に対する傾きを調整可能に構成されている。この構成により、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3は、それぞれ鉛直にかつ、互いに同軸に位置付けられるようになる。
【0033】
また、上記各把持部41,42はそれぞれ、Z方向に移動可能に構成されており、この各把持部41,42の下方への移動に伴い、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3がそれぞれ下方に移動するようにしている。尚、上記第1及び第2把持部41,42の移動速度は、それぞれ変更可能であると共に、第1把持部41と第2把持部42とで互いに異なる速度に設定することも可能である。このため、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3の移動速度(後述する加熱炉5への送り速度)が調整可能にされており、さらに、上記ガラスパイプ2の送り速度とガラスロッド3の送り速度とを互いに異ならせることも可能にされている。
【0034】
上記第1把持部41の下方位置には、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3を加熱する加熱炉5が配設されている。この加熱炉5は上記ガラスパイプ2の外径よりも大きい内径を有していると共に、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3と略同軸となる位置に配設されている。これにより、上記ガラスパイプ2及びガラスロッド3はその軸方向に上記加熱炉5内を通過可能にされている。
【0035】
この構成によって、上記第1及び第2把持部41,42によってガラスパイプ2及びガラスロッド3が下方に移動されると、このガラスパイプ2及びガラスロッド3は上記加熱炉5内をその一端(下端)から順次通過するようになる。これにより、ガラスパイプ2及びガラスロッド3が、その一端から他端に向かって順次加熱されることになる。
【0036】
尚、この加熱炉5としては、具体的には、カーボン抵抗加熱炉や高周波誘導加熱炉が例示される。
【0037】
上記加熱炉5の下方位置には、この加熱炉5の中心軸を挟んだ両側位置に、それぞれ2つのローラ6,6、…が配設されている。この各ローラ6は回転可能に構成されており、上記ヒータ5を通過することによって一体化したガラスパイプ2とガラスロッド3との一体化物(光ファイバ母材7)を二対のローラ6,6,…で挟み込んで、この一体化物を下方に引き取るように構成されている。この各ローラ6,6の回転速度は変更可能に構成されており、これにより、一体化物のヒータ5からの引き取り速度を調整することが可能にされている。こうして一体化物のヒータ5からの引き取り速度を調整することにより、上記一体化物の外径を所定の径の光ファイバ母材7にさせるようにしている。
【0038】
また、上記第1把持部41に把持されたガラスパイプ2の上端面には、その上端開口を閉止する閉止キャップ8が取り付けられる。この閉止キャップ8には、図示省略の真空ポンプが接続されており、この真空ポンプを駆動させることによって、上記ガラスパイプ2内を減圧することができるようになっている。
【0039】
そして、上記製造装置1には、光ファイバ母材に生じた欠陥(輝点)を検出する検出装置8が設けられている。
【0040】
この検出装置8は、上記加熱炉5の下方位置に配設されたカメラ81を備えており、このカメラ81は、上記加熱炉5を通過した光ファイバ母材7を撮像するように構成されている。ここで、加熱炉5を通過した光ファイバ母材7には、この加熱炉5から放射された光が軸方向に透過するため、光ファイバ母材7に欠陥が生じているときには、その欠陥で光が散乱するようになる。上記カメラ81は、加熱炉から放射された光によって輝いて見える欠陥を撮像する。光ファイバ母材7の欠陥を確実に撮像する観点からは、上記カメラ81は、加熱炉5出口の直下位置に配設することが好ましい。
【0041】
上記カメラ81は画像処理部82に接続されており、この画像処理部82は、上記カメラ81で撮像した画像データを処理することで、光ファイバ母材7の欠陥を検出する。そして、検出した欠陥の大きさを特定し、その欠陥が所定の大きさ以上であるか否か(切除必要な欠陥であるか否か)を判定するように構成されている。
【0042】
また、検出装置8は、上記ローラ6に接続された回転積算計83を備えており、この回転積算計83は、ローラ6の回転を積算するように構成されている。これにより、上記回転積算計83は、加熱炉5を通過した光ファイバ母材7の長さを計測するようにしている。
【0043】
上記画像処理部82及び回転積算計83はそれぞれ、演算処理部84に接続されており、この演算処理部84は、これら画像処理部82及び回転積算計83からのデータに基づいて、光ファイバ母材7の切断位置を設定する。詳しくは後述するが、上記演算処理部84は、画像処理部82及び回転積算計83からのデータに基づいて、光ファイバ母材7の先端から欠陥(所定の大きさ以上の欠陥)までの距離を特定すると共に、この距離と、予め設定されている光ファイバ母材7の最小長さ及び最大長さとを比較することによって、光ファイバ母材7の切断位置を設定するように構成されている。
【0044】
そして、上記演算処理部84には表示部85が接続されており、この表示部85は、光ファイバ母材7の現時点での長さと、上記演算処理部84によって設定された光ファイバ母材7の切断位置(光ファイバ母材7の端部からの長さ)とをそれぞれ表示することで、作業者に光ファイバ母材7の切断位置を報知するように構成されている。
【0045】
次に、この製造装置1による光ファイバ母材7の製造方法について説明する。先ず、ガラスパイプ2の上端部分を第1把持部41によって把持し、この第1把持部41によって、上記ガラスパイプ2が加熱炉5に対して同軸となるように上記ガラスパイプ2のX,Y方向位置をそれぞれ調整すると共に、上記ガラスパイプ2が鉛直に配設されるように上記ガラスパイプ2の傾きを調整する。
【0046】
次に、ガラスロッド3の上端部分を第2把持部42によって把持し、この第2把持部42によって、上記ガラスロッド3がガラスパイプ3に対して同軸となるように上記ガラスロッド3のX,Y方向位置をそれぞれ調整すると共に、上記ガラスロッド3が鉛直に配設されるように上記ガラスロッド3の傾きを調整する。そして、ガラスロッド3をガラスパイプ2内に内挿する。
【0047】
尚、図示は省略するが、ガラスパイプ2の上端に、このガラスパイプ2と同軸となるように補助パイプを取り付け、この補助パイプの上端部分を上記第1把持部41によって把持するようにしてもよい。また、ガラスロッド3の上端に、このガラスロッド3と同軸となるように補助ロッドを取り付け、この補助ロッドの上端部分を上記第2把持部42によって把持するようにしてもよい。さらに、ガラスパイプ2の下端に、このガラスパイプ2と同軸となるように補助パイプを取り付け、同じくガラスロッド3の下端に、このガラスロッド3と同軸となるように補助ロッドを取り付けるようにしてもよい。
【0048】
そして、上記ガラスパイプ2の上端開口を閉止キャップ8により閉止し、真空ポンプを駆動させて上記ガラスパイプ2内を減圧する。こうしてガラスパイプ2内を減圧しながら、上記第1及び第2把持部41,42をそれぞれ所定の速度で下方に移動させることにより、上記ガラスパイプ2とガラスロッド3とを加熱炉5内に送る。
【0049】
これにより、上記ガラスパイプ2とガラスロッド3とが、その軸方向に上記加熱炉5内を通過するようになって、上記ガラスパイプ2とガラスロッド3とが、その下端から上端に向かって上記加熱炉5により順次加熱される。このため、上記ガラスパイプ2とガラスロッド3とは、その下端から上端に向かって順次溶融するが、このとき、ガラスパイプ2内が減圧されているため、このガラスパイプ2内外の圧力差によって溶融したガラスパイプ2が縮径する。その結果、ガラスパイプ2とガラスロッド3とが、その長手方向に順次一体化する。
【0050】
ガラスパイプ2とガラスロッド3との一体化物は、ローラ6,6,…によって引き取られることで、所定の外径になるまで延伸され、光ファイバ母材7が製造されることになる。
【0051】
そして、上記検出装置8は、こうして光ファイバ母材7が製造されている最中に、光ファイバ母材7に生じた欠陥(輝点)を検出すると共に、光ファイバ母材7の切断位置を設定する。こうして設定された切断位置(表示部85に表示された切断位置)に基づいて、作業者は、光ファイバ母材7の製造中に、上記ローラ6よりも下方位置で光ファイバ母材7を切断する。
【0052】
次に、上記検出装置8における処理を、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0053】
先ずステップS1では、光ファイバ母材7の長さ(既に光ファイバ母材7が切断された場合はその切断位置を先端とする長さ)が、予め設定された最小長さを超えたか否かを判定する。最小長さを超えていないのNOのときには、このステップS1を繰り返す。一方、最小長さを超えたのYESのときには、ステップS2に移行する。これにより、光ファイバ母材7の長さが最小長さを超えていないときには、仮に欠陥が生じていても、その欠陥位置では切断を行わないことになる。
【0054】
続くステップS2では、切除必要な欠陥(所定の大きさよりも大きい欠陥)が検出されたか否かを判定する。検出されていないときにはこのステップS2を繰り返し、検出されたときにはステップS3に移行する。
【0055】
上記ステップS3では、検出された欠陥位置で切断した場合に、光ファイバ母材7の長さが、予め設定された最大長さを超えるか否かを判定する。最大長さを超えるのYESのときには、ステップS4で、光ファイバ母材7の先端から最大長さの位置を切断位置に設定し、リターンする。
【0056】
一方、最大長さを越えないのNOのときには、ステップS5で、次に検出された欠陥位置で切断した場合、光ファイバ母材7の長さが最大長さを超えるか否かを判定する。最大長さを超えるのYESのときには、ステップS6に移行する一方、最大長さを超えないのNOのときには、ステップS7に移行する。
【0057】
上記ステップS6では、先に検出された欠陥位置を切断位置に設定し、リターンする。一方、ステップS7では、上記最大長さの位置に最も近い欠陥位置を切断位置に設定し、リターンする。
【0058】
こうして、本実施形態では、光ファイバ母材7を製造している最中に光ファイバ母材7に生じた欠陥を検出し、この検出した欠陥位置で光ファイバ母材7を切断する。
【0059】
また、光ファイバ母材7の先端から欠陥までの距離が、最小長さよりも短いときには、その欠陥位置では光ファイバ母材7を切断しないため(図2のステップS1参照)、光ファイバ母材7の製造中に、この光ファイバ母材7を切断する回数が減少し、ガラスパイプ2とガラスロッド3との一体化に悪影響が及ぶことを抑制することができる。
【0060】
さらに、光ファイバ母材7の先端から欠陥までの距離が、最大長さよりも長いときには、光ファイバ母材7の先端から上記最大長さの位置が切断位置に設定される(図2のステップS4参照)。これにより、光ファイバ母材7の長さは、最大長さ以下となり、光ファイバ母材7の製造設備に応じた光ファイバ母材7の切り分けが可能になる。
【0061】
加えて、光ファイバ母材7の端部から最小長さの位置と上記端部から最大長さの位置との間で、軸方向に互いに離れた欠陥が複数の検出されたときには、上記最大長さの位置に最も近い欠陥位置が切断位置に設定される(図2のステップS7参照)。これにより、各光ファイバ母材7の長さが比較的長くなり、光ファイバ母材7から光ファイバへの歩留まりを向上させることができる。つまり、線引き工程では、初期安定化に所定量の光ファイバ母材7が費やされるため、各光ファイバ母材7の長さをできるだけ長くして、切り分けられた光ファイバ母材7の数を減らすと、長さの短い光ファイバ母材7を多数用意するよりも、光ファイバの生産量は増大する。従って、各光ファイバ母材7の長さを比較的長くすることで、光ファイバ母材7から光ファイバへの歩留まりが向上する。
【0062】
こうして、本実施形態に係る光ファイバ母材の製造方法では、所定の長さで一律に光ファイバ母材7を切断する場合に比べて、歩留まりを向上させることができる。
【0063】
このことについて、図3を参照しながら説明する。図3は、光ファイバ母材7の製造中に、所定の長さで一律に光ファイバ母材7を切断する比較例と、光ファイバ母材7に生じた欠陥位置で光ファイバ母材7を切断する実施例とにおいて、線引き工程に送られることなく廃棄される光ファイバ母材7を示している(同図に示す斜線を付した部分)。
【0064】
同図において、破線で示す位置は、光ファイバ母材に生じた欠陥の位置を示しており、太実線で示す位置は、光ファイバ母材7の製造中に切断した位置を示している。比較例では、所定の長さで切断しているため、太実線の間隔は等間隔である。これに対し、実施例では、欠陥位置で切断しているため、太実線の間隔は等間隔でなく、各太実線は欠陥位置に対応している。
【0065】
尚、比較例及び実施例の双方で、製造中に切り分けられた各光ファイバ母材7は、上記破線で示す位置(欠陥位置)でさらに切り分けられる。
【0066】
そして、比較例及び実施例において、斜線を付した部分は、長さが短いために廃棄される部分を示す。尚、母材長0から最初の欠陥まで部分は、全体的に剥離が生じているため、廃棄される。
【0067】
同図によると、実施例の斜線を付した部分(廃棄される部分)の総長さは、比較例に比べて短いことがわかる。逆に、斜線を付していない部分(線引きされる部分)の総長さ(有効長さ)は、比較例に比べて実施例の方が長くなる。従って、実施例のように、光ファイバ母材7の製造中に、欠陥位置で光ファイバ母材7を切断することにより、歩留まりを向上させることができることとなる。
【0068】
<他の実施形態>
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、検出装置8が切断位置を表示部85に表示するように構成されており、作業者は、この表示部85の表示に基づいて光ファイバ母材7を切断するようにしているが、例えば光ファイバ母材7を切断する切断装置を備えるようにして、この切断装置が自動で、検出装置8によって設定された切断位置で光ファイバ母材7を切断するように構成してもよい。切断装置としては、例えばレーザ光を利用したものが例示される。
【0069】
また、上記実施形態では、検出装置8が、カメラ81で撮像した画像を処理することで光ファイバ母材7の欠陥を検出するように構成されているが、例えば作業者が目視によって光ファイバ母材7の欠陥を検出するようにしてもよい。
【0070】
また、こうして作業者が目視で検出した欠陥位置と、光ファイバ母材7の最小長さ及び最大長さとを比較することで、図2に示すフローチャートに準じて、光ファイバ母材7の切断位置を作業者が設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバ母材の製造装置を示す概略図である。
【図2】検出装置における処理を示すフローチャートである。
【図3】比較例と実施例とのそれぞれの光ファイバ母材において廃棄する部分を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ガラスパイプ
3 ガラスロッド
5 加熱炉
7 光ファイバ母材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention, in a glass pipe for cladding, by inserting a glass rod for core, or a glass rod for core and cladding, and heating both while decompressing the inside of the glass pipe, the glass pipe and the glass rod The present invention relates to a method of manufacturing an optical fiber preform for performing integration and stretching.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a glass rod serving as a core in an optical fiber, or a glass rod serving as a core and a cladding, is inserted into a glass pipe serving as a cladding in an optical fiber, and the glass pipe and the glass rod are integrated into an optical fiber motherboard. A so-called rod-in-tube method for manufacturing a material is known (for example, see Patent Document 1). In the rod-in-tube method, for example, both the glass pipe and the glass rod are passed through the heating furnace in the axial direction while reducing the pressure in the glass pipe in which the glass rod is inserted. By doing so, the glass pipe and the glass rod are sequentially heated from one end to the other end, and the diameter of the molten glass pipe is reduced by the pressure difference between the inside and outside of the glass pipe. As a result, the glass pipe and the glass rod are sequentially integrated, and the optical fiber preform is manufactured.
[0003]
The optical fiber preform manufactured in this manner is converted into an optical fiber by a drawing step. A method is also known in which this drawing step is performed simultaneously with the production of the optical fiber preform by the rod-in-tube method (for example, see Patent Reference 2).
[0004]
By the way, in recent years, from the viewpoint of reduction in production cost and the like, it has been required to increase the size of the optical fiber preform. For this reason, the diameter of the optical fiber preform has been increased.
[0005]
However, if such a large-diameter optical fiber preform is drawn as it is, it takes a long time to stabilize the optical fiber of the target diameter, and a large amount of the preform is consumed for initial stabilization. It becomes like this. As a result, the yield from the optical fiber preform to the optical fiber deteriorates, and the enlargement of the optical fiber preform originally performed for the purpose of cost reduction cannot achieve the purpose. There is an inconvenience.
[0006]
Therefore, in order to eliminate such inconveniences, the diameter of the normally manufactured large diameter optical fiber preform is reduced to an optimum diameter that maximizes the yield before the drawing step. A method of improving the productivity by performing the diameter reducing step of the optical fiber preform simultaneously with the production of the optical fiber preform by integrating the glass pipe and the glass rod is known (for example, Patent Reference 3).
[0007]
[Patent Document 1]
JP-B-56-45867
[Patent Document 2]
JP-A-50-85345
[Patent Document 3]
JP-A-7-10580
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In such a method of manufacturing an optical fiber preform by the rod-in-tube method, while the glass pipe and the glass rod are sequentially integrated in the axial direction, the optical fiber preform integrated with the glass pipe and the glass rod is used. The material is cut at a predetermined length. This is because when the optical fiber preform is manufactured, the optical fiber preform that has passed through the heating furnace is sandwiched between a pair of rollers to be drawn, and the optical fiber preform that has passed through the heating furnace is cut. If the production is continued as it is, the length of the optical fiber preform below the roller becomes too long, and the weight of the preform prevents the optical fiber preform from being supported by the rollers.
[0009]
On the other hand, when the optical fiber preform is manufactured by the rod-in-tube method, bubbles, peeling, and the like may occur at the interface between the integrated glass pipe and the glass rod. Bubbles are caused by scratches on the outer surface of the glass rod or the inner surface of the glass pipe, or moisture, gas, foreign matter, or the like attached to the outer surface or the inner surface. In addition, the peeling corresponds to a portion where the glass pipe and the glass rod were not surely integrated. In addition, among the above-mentioned bubbles and peeling, there are minute ones that are difficult to confirm as they are, but such minute air bubbles and the like can be obtained by irradiating light in the axial direction from the end face of the optical fiber preform. Since it shines like a dot, it can be seen with the naked eye. Hereinafter, a minute bubble or a peeled portion generated at the interface between the glass pipe and the glass rod is referred to as a luminescent spot.
[0010]
Such bright spots cause a loss failure or a connection failure in the optical fiber, so that the portion of the optical fiber preform where the bright spot occurs must be discarded. Therefore, whether or not a bright spot is generated in each optical fiber preform cut at a predetermined length during the integration is inspected after manufacturing the optical fiber preform, and a bright spot is generated. In such a case, the optical fiber preform is further cut at the generation position.
[0011]
The optical fiber preform thus cut is drawn in the next drawing step. However, in the drawing step, a predetermined amount of the optical fiber preform is consumed until the optical fiber having the target diameter is stabilized. If the length of the material is too short, the product cannot be obtained as a result. For this reason, the optical fiber preform that has become shorter than a predetermined length by cutting at the position of the bright spot is discarded without being sent to the drawing process, but in such a case, the yield is reduced. It cannot be denied.
[0012]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to heat and integrate a glass pipe and a glass rod, thereby manufacturing an optical fiber preform. An object of the present invention is to improve the yield in a method of manufacturing a material.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a method of melting the glass pipe and the glass rod sequentially in the axial direction while reducing the pressure inside the glass pipe in which the glass rod is inserted, and integrating the glass pipe and the glass pipe. The present invention relates to a method for manufacturing an optical fiber preform for manufacturing an optical fiber preform by stretching an integrated product of a fiber and a glass rod in the axial direction.
[0014]
And the manufacturing method of the optical fiber preform according to the present invention is such that both the glass pipe and the glass rod are caused to enter the heating furnace in the axial direction from the tip thereof, and the glass pipe and the glass rod are moved in the axial direction. In the integrating step of sequentially integrating and extending the glass pipe and the glass pipe and the glass rod in the integrating step, at the outlet side of the heating furnace, the glass pipe and the glass A detecting step of detecting a defect occurring in the optical fiber preform integrated with the rod; a setting step of setting a defect position detected in the detecting step to a cutting position of the optical fiber preform; Cutting the optical fiber preform at the cutting position set in the setting step on the outlet side of the furnace.
[0015]
Thereby, in the integration step, both the glass pipe and the glass rod are made to enter the heating furnace in the axial direction from the ends thereof. As a result, the glass pipe and the glass rod are sequentially heated in the axial direction and melted. At this time, since the inside of the glass pipe is depressurized, the diameter of the glass pipe is sequentially reduced in the axial direction, whereby the glass pipe is sequentially integrated with the glass rod in the axial direction. The glass pipe and the glass rod integrated in the heating furnace in this manner, that is, the optical fiber preform, are sequentially sent out from the outlet.
[0016]
While the glass pipe and the glass rod are sequentially integrated in this manner, in the detection step, a defect (bright spot) occurring in the optical fiber preform at the outlet side of the heating furnace is detected.
[0017]
Here, in the detection step, a defect occurring in the optical fiber preform may be detected using light emitted from the heating furnace.
[0018]
That is, the light radiated from the heating furnace is transmitted through the optical fiber preform sent from the outlet of the heating furnace in the axial direction, and is scattered by defects generated in the optical fiber preform. For this reason, it is possible to detect a defect that has occurred in the optical fiber preform visually or by performing image processing. In this way, by using the light emitted from the heating furnace, it is possible to detect defects in the optical fiber preform while integrating the glass pipe and glass rod without the need to provide a new light source. become.
[0019]
Then, in the setting step, the defect position detected in the detection step is set as a cutting position of the optical fiber preform, and in the cutting step, during the integration step, on the outlet side of the heating furnace, The optical fiber preform is cut at the cutting position set in the setting step.
[0020]
In the case where the optical fiber preform is cut uniformly at a predetermined length during the integration step, the optical fiber preform after the cutting needs to be further cut at the defect position according to the present invention. Now, it is necessary to detect the defects in the optical fiber preform during the integration step and cut the optical fiber preform at the detected defect position. There is no. Therefore, the length of each optical fiber preform (each cut optical fiber preform) is relatively long. This reduces the number of optical fiber preforms that must be discarded without being sent to the drawing step, that is, optical fiber preforms shorter than a predetermined length. Thus, the effective length of the optical fiber preform is increased, and the yield is improved.
[0021]
Here, in the setting step, when the distance from the end of the optical fiber preform to the defect detected in the detection step is shorter than the preset minimum length of the optical fiber preform, the defect position is set to the cutting position. It is preferable not to set.
[0022]
This is because, in the cutting step, the optical fiber preform is cut while the glass pipe and the glass rod are integrated, so that vibrations and the like during the cutting propagate in the axial direction, and the glass pipe and the glass rod are cut. This is because there is a risk of adversely affecting the integration with the device. That is, when the distance from the end of the optical fiber preform to the defect detected in the detection step is shorter than the preset minimum length of the optical fiber preform, the defect position is not set as the cutting position, The number of times the optical fiber preform is cut in the cutting step is reduced. As a result, the glass pipe and the glass rod are appropriately integrated. Note that the optical fiber preform may be cut at a defect position that is not set at the cutting position after its manufacture.
[0023]
Further, in the setting step, when the distance from the end of the optical fiber preform to the defect detected in the detection step is longer than a preset maximum length of the optical fiber preform, the distance from the end of the optical fiber preform is The position of the maximum length is preferably set as a cutting position.
[0024]
By doing so, even if no defect occurs in the optical fiber preform in which the glass pipe and the glass rod are integrated, the optical fiber preform is cut at least to the maximum length. The maximum length is determined according to the optical fiber preform manufacturing equipment or the like (specifically, according to the gripping force of the roller that grips the optical fiber preform at the exit side of the heating furnace, or from the lower end of the manufacturing equipment. (Depending on the length up to the floor).
[0025]
Further, in the setting step, in the detection step, a plurality of defects that are axially separated from each other are detected between a position of the minimum length from the end of the optical fiber preform and a position of the maximum length from the end. In such a case, the defect position closest to the position of the maximum length is preferably set as the cutting position.
[0026]
By doing so, the length of each optical fiber preform becomes as long as possible, and the yield in the drawing step of drawing the optical fiber preform is improved.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for manufacturing an optical fiber preform of the present invention, while integrating a glass pipe and a glass rod, a defect position generated in the optical fiber preform is detected, Since the optical fiber preform is cut at the defect position, the length of each cut optical fiber preform can be made longer than in a case where the optical fiber preform is uniformly cut at a predetermined length. Thereby, the number of optical fiber preforms to be discarded decreases, and the yield can be improved.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0029]
FIG. 1 shows an optical fiber preform manufacturing apparatus 1 according to an embodiment of the present invention. This manufacturing apparatus 1 manufactures an
[0030]
Here, as the glass pipe 2, for example, a glass pipe manufactured by an OVD (Outside Vapor-phase Deposition) method or the like may be used. The glass pipe 2 has an outer diameter of about 180 mm, an inner diameter of about 50 mm, and a length of about 2000 mm.
[0031]
The
[0032]
The manufacturing apparatus 1 includes a first holding unit that holds the upper end portion of the glass pipe 2 that is disposed to extend in the Z direction (the vertical direction in the drawing), thereby bringing the glass pipe 2 into a suspended state. 41 and a
[0033]
Each of the
[0034]
A
[0035]
With this configuration, when the glass pipe 2 and the
[0036]
The
[0037]
Below the
[0038]
A closing cap 8 for closing the upper end opening is attached to the upper end surface of the glass pipe 2 held by the first holding
[0039]
The manufacturing apparatus 1 is provided with a detecting device 8 for detecting a defect (bright point) generated in the optical fiber preform.
[0040]
The detection device 8 includes a
[0041]
The
[0042]
Further, the detection device 8 includes a
[0043]
The image processing unit 82 and the
[0044]
A
[0045]
Next, a method of manufacturing the
[0046]
Next, the upper end portion of the
[0047]
Although not shown, an auxiliary pipe is attached to the upper end of the glass pipe 2 so as to be coaxial with the glass pipe 2, and the upper end of the auxiliary pipe may be gripped by the
[0048]
Then, the upper end opening of the glass pipe 2 is closed by a closing cap 8, and the inside of the glass pipe 2 is depressurized by driving a vacuum pump. The glass pipe 2 and the
[0049]
Thereby, the glass pipe 2 and the
[0050]
The integrated body of the glass pipe 2 and the
[0051]
The detection device 8 detects a defect (bright spot) generated in the
[0052]
Next, the processing in the detection device 8 will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0053]
First, in step S1, it is determined whether the length of the optical fiber preform 7 (if the
[0054]
In the following step S2, it is determined whether or not a defect that needs to be removed (a defect larger than a predetermined size) is detected. If not detected, this step S2 is repeated, and if detected, the process proceeds to step S3.
[0055]
In step S3, it is determined whether or not the length of the
[0056]
On the other hand, if NO is determined not to exceed the maximum length, it is determined in step S5 whether the length of the
[0057]
In the step S6, the previously detected defect position is set as the cutting position, and the process returns. On the other hand, in step S7, the defect position closest to the position of the maximum length is set as the cutting position, and the routine returns.
[0058]
Thus, in the present embodiment, a defect that has occurred in the
[0059]
When the distance from the tip of the
[0060]
Further, when the distance from the tip of the
[0061]
In addition, when a plurality of defects separated from each other in the axial direction are detected between the position of the minimum length from the end of the
[0062]
Thus, in the method for manufacturing an optical fiber preform according to the present embodiment, the yield can be improved as compared with a case where the
[0063]
This will be described with reference to FIG. FIG. 3 shows a comparative example in which the
[0064]
In the figure, the positions indicated by broken lines indicate positions of defects occurring in the optical fiber preform, and the positions indicated by thick solid lines indicate positions cut during the production of the
[0065]
In each of the comparative example and the example, each
[0066]
In the comparative examples and the examples, the hatched portions indicate portions that are discarded due to their short length. Note that the portion from the base material length 0 to the first defect is discarded because the entire surface has peeled off.
[0067]
According to the figure, it can be seen that the total length of the hatched portion (discarded portion) of the example is shorter than that of the comparative example. Conversely, the total length (effective length) of the portion not shaded (the portion to be drawn) is longer in the example than in the comparative example. Therefore, the yield can be improved by cutting the
[0068]
<Other embodiments>
It should be noted that the present invention is not limited to the above embodiment, but includes various other embodiments. That is, in the above embodiment, the detection device 8 is configured to display the cutting position on the
[0069]
In the above-described embodiment, the detection device 8 is configured to detect a defect of the
[0070]
In addition, by comparing the defect position visually detected by the operator with the minimum length and the maximum length of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an apparatus for manufacturing an optical fiber preform.
FIG. 2 is a flowchart illustrating a process in the detection device.
FIG. 3 is an explanatory view showing a discarded portion in each of optical fiber preforms of a comparative example and an example.
[Explanation of symbols]
2 Glass pipe
3 Glass rod
5 heating furnace
7 Optical fiber preform
Claims (5)
上記ガラスパイプ及びガラスロッドの双方を、その先端から上記軸方向に加熱炉内に進入させて、上記ガラスパイプとガラスロッドとを軸方向に順次一体化させると共にこれを延伸する一体化ステップと、
上記一体化ステップで上記ガラスパイプとガラスロッドとを一体化させている最中に、上記加熱炉の出口側において、上記ガラスパイプとガラスロッドとが一体化した光ファイバ母材に生じている欠陥を検出する検出ステップと、
上記検出ステップにおいて検出された欠陥位置を、上記光ファイバ母材の切断位置に設定する設定ステップと、
上記加熱炉の出口側において、上記設定ステップにおいて設定された切断位置で上記光ファイバ母材を切断する切断ステップとを含む
ことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。While decompressing the inside of the glass pipe in which the glass rod is inserted, the glass pipe and the glass rod are sequentially melted and integrated in the axial direction, and the integrated product of the glass pipe and the glass rod is axially integrated. A method for producing an optical fiber preform by producing an optical fiber preform by stretching,
An integrating step of extending both the glass pipe and the glass rod into the heating furnace in the axial direction from the distal end thereof, thereby sequentially integrating the glass pipe and the glass rod in the axial direction and extending the same.
During the integration of the glass pipe and the glass rod in the integration step, at the outlet side of the heating furnace, defects occurring in the optical fiber preform in which the glass pipe and the glass rod are integrated A detecting step of detecting
A setting step of setting the defect position detected in the detection step to a cutting position of the optical fiber preform,
A cutting step of cutting the optical fiber preform at the cutting position set in the setting step on the outlet side of the heating furnace.
設定ステップでは、光ファイバ母材の端部から検出ステップにおいて検出された欠陥までの距離が、予め設定された光ファイバ母材の最小長さよりも短いときには、上記欠陥位置を切断位置に設定しない
ことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。In claim 1,
In the setting step, when the distance from the end of the optical fiber preform to the defect detected in the detection step is shorter than a preset minimum length of the optical fiber preform, the defect position is not set as the cutting position. A method for producing an optical fiber preform, comprising:
設定ステップでは、光ファイバ母材の端部から検出ステップにおいて検出された欠陥までの距離が、予め設定された光ファイバ母材の最大長さよりも長いときには、光ファイバ母材の端部から上記最大長さの位置を、切断位置に設定する
ことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。In claim 1,
In the setting step, when the distance from the end of the optical fiber preform to the defect detected in the detection step is longer than the preset maximum length of the optical fiber preform, the maximum distance from the end of the optical fiber preform is used. A method of manufacturing an optical fiber preform, wherein a length position is set to a cutting position.
設定ステップでは、検出ステップにおいて、光ファイバ母材の端部から最小長さの位置と上記端部から最大長さの位置との間で、軸方向に互いに離れた複数の欠陥が検出されたときには、上記最大長さの位置に最も近い欠陥位置を、切断位置に設定する
ことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。In claim 1,
In the setting step, when a plurality of defects separated from each other in the axial direction are detected between the position of the minimum length from the end of the optical fiber preform and the position of the maximum length from the end in the detection step, And setting a defect position closest to the position of the maximum length as a cutting position.
検出ステップでは、加熱炉から放射された光を利用して、光ファイバ母材に生じている欠陥を検出する
ことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。In claim 1,
The method for manufacturing an optical fiber preform, wherein in the detecting step, a defect occurring in the optical fiber preform is detected using light emitted from the heating furnace.
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