JP2004135261A - 多対1ネットワークにおいて共用媒体の送信容量を割当てるための方法、媒体アクセスコントローラ、制御モジュール、終端装置、および終端モジュール - Google Patents
多対1ネットワークにおいて共用媒体の送信容量を割当てるための方法、媒体アクセスコントローラ、制御モジュール、終端装置、および終端モジュール Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】媒体を介して送信すべきデータを、指定された基準に適合している場合第1のカテゴリに、適合していない場合第2のカテゴリに分類するステップと、媒体アクセスコントローラによって第1のカテゴリに媒体の送信容量を割当てるステップと、終端装置によって、当該送信容量を考慮して媒体を介して第1のカテゴリのデータを送信するステップと、第2のカテゴリのデータを送信するため、使用可能な、未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放するステップと、解放された送信容量内で第2のカテゴリのデータを媒体を介して送信するステップとを含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
本発明は、1つのポイントにデータを送信するために複数の終端装置に共用媒体が提供され、媒体の送信容量を終端装置に割当てるためにネットワーク側媒体アクセスコントローラが提供される多対1ネットワークにおいて共用媒体の送信容量を割当てる方法に関する。本発明は、さらに、このための多対1ネットワーク、媒体アクセスコントローラ、制御モジュール、終端装置、および終端モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
多対1ネットワークでは、1つの中央ポイントから例えば終端装置など複数のポイントなどへのダウンリンク方向、および/または複数のポイントから1つの中央ポイントへのアップリンク方向にデータが送信される。こうしたネットワークでは、データを中央ポイントに、および/またはその反対方向に送信するために、複数の終端装置に共用媒体を提供することができる。共用媒体は、例えば無線チャネルまたは共用データラインなどであり、複数の加入者により使用される。多対1ネットワークの一般的な例には、例えばHFC(光/同軸ハイブリッド)ネットワークやUMTS(ユニバーサル移動電話システム)無線セルなどのアクセスネットワークがある。いわゆるダウンリンク方向では、共用媒体の使用は比較的問題がない。終端装置は、媒体を介して送信されたデータを受信し、それらが関連する限り、それらを評価する。しかし、反対方向の「アップリンク方向」では、これはかなり難しい。媒体上で使用可能な送信容量は、複数の終端装置が共用アップリンク送信容量を同時に使用したい場合に媒体で送信の衝突が起こらないように、所定の方式に従って複数の終端装置に分割する必要がある。しかし、送信容量を分配する際には、終端装置の現在の送信要件をできるだけ考慮に入れるべきである。
【0003】
アップリンク送信容量を割当てる1つの方法は、各終端装置が送信すべきデータの異なる品質別に所定の送信容量を使用できるようにすることである。データは、終端装置によってサービス品質カテゴリに分類される。サービス品質カテゴリは、QoSカテゴリ(QoS=quality of service)とも呼ばれる。サービス品質カテゴリは、データを送信する各場合に必要なサービスの品質に対応する。すなわち、例えばリアルタイムデータなどより高い品質のサービスに割り当てられるデータ、および例えば時間は重要ではない、インターネットに課せられるデータ要件などのより低い品質のサービスに適したデータがある。終端装置は、データを、指定された基準に基づいてサービス品質カテゴリに分類する。
【0004】
各データカテゴリのデータを送信するには、ネットワーク側の媒体アクセスコントローラ(MAC)が、終端装置に、それぞれの共用媒体の所定の送信容量を提供する。これに関連して、各終端装置の媒体アクセスコントローラは、例えば、終端装置が第1のサービス品質カテゴリのデータを送信できるタイムスロット、および終端装置が第1のサービス品質カテゴリの下位にある第2のサービス品質カテゴリのデータを送信できるタイムスロットを割当てる。終端装置は、割当てられた共用媒体の送信容量を考慮に入れて、サービス品質カテゴリのデータを共用媒体を介して送信する。
【0005】
1以上のサービス品質カテゴリに関して指定された基準に適合しないデータによって不都合が生じる。上記データは、サービス品質カテゴリに割り当てることができない虞がある。さらに、それぞれのサービス品質カテゴリのために提供された送信容量の範囲内でデータを送信することができない場合、データが「非適合」と分類されることがある。上記非適合データは、例えば、すぐにドロップされ、ドロップの準備がなされ、またはより低い値のサービス品質カテゴリに分類される。したがって、望ましくないことに、こうした非適合データの加入者側でのデータ喪失、および/または遅延送信が起こる場合がある。
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって本発明の目的は、1つのポイントにデータを送信するために複数の終端装置に共用媒体が提供され、媒体の送信容量を終端装置に割当てるためにネットワーク側媒体アクセスコントローラが提供される多対1ネットワークにおける共用媒体の送信容量の割当てを向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、請求項1の技術的教示による方法で達成される。さらに、この目的を達成するために、他の独立請求項に従って多対1ネットワーク、媒体アクセスコントローラ、制御モジュール、終端装置、および終端モジュールが提供される。
【0008】
これに関連して、本発明は、データが指定された基準に適合する場合、共用媒体に接続されている少なくとも1つの終端装置が、終端装置によって媒体を介して各場合に送信されるデータを第1のカテゴリに分類する概念に基づいている。基準に適合しないデータは、それぞれの終端装置によって第2のデータカテゴリに分類される。第1のデータカテゴリは、例えば、所定のサービス品質に対応する。第2のデータカテゴリのデータは、前記サービス品質には適合しない。例えば、終端装置は、第2のデータカテゴリのデータをサービス品質に正確に割り当てることはできず、しかし、データは第1のデータカテゴリには適合しないが、第1のデータカテゴリのサービス品質に最も接近している可能性がある。さらに、そのサービス品質のために終端装置に確保された共用媒体の所定の送信容量が、第1のデータカテゴリのデータによってすでに完全に埋まっている場合がある。そのサービス品質でさらに送信すべきであるが、送信容量がすでに完全にロードされているために送信できない追加のデータが、「非適合」データとして第2のデータカテゴリに分類される。
【0009】
また、この手順を、本発明によるやり方で、他のサービス品質に採用することも可能である。本発明による終端装置は、送信すべきデータをそれぞれ、上記サービス品質に関して、適合データおよび非適合データの2つのデータカテゴリに分類する。
【0010】
好ましくは、共用媒体に接続されているすべての終端装置、又はそのうちの少なくとも複数の終端装置が、本発明によるやり方で、媒体を介して送信されるそれぞれのデータを、サービス品質ごとに、あるいは少なくとも1つのサービス品質について、第1および第2のデータカテゴリにそれぞれ分類する。
【0011】
媒体アクセスコントローラは、媒体の送信容量を1つのポイントの方向、つまりいわゆるアップリンクまたは上流方向の終端装置に割当てる。原則的には、データを、共用媒体を介して終端装置に、すなわちいわゆるダウンリンク方向または下流方向に送信できることは明らかである。
【0012】
媒体アクセスコントローラは、第1のデータカテゴリに必要な送信容量を割当てる、すなわち、いわば上記送信容量を与える。終端装置は、割当てられた送信容量を考慮に入れて、第1のデータカテゴリに分類されたデータを送信する。
【0013】
しかし、知られている手順とは異なり、第1のデータカテゴリに適合しないデータ、つまり第2のデータカテゴリのデータは、簡単には消去されず、より低価値サービス品質で事もなく送信される。逆に言うと、媒体アクセスコントローラは、第2のデータカテゴリのデータを送信するために、少なくとも部分的に、しかし好ましくは全部、共用媒体の未使用の送信容量を解放する。それぞれの終端装置は、そのために解放された共用媒体の送信容量のフレームワーク内で第2のデータカテゴリのデータを送信する。
【0014】
未使用の送信容量とは、例えば、単一の、個々のサービス品質の第1のデータカテゴリのデータのために確保された送信容量であって完全には満たされていない送信容量であり得る。しかし、複数のサービス品質が、第1および第2のデータカテゴリがその都度提供されることが好ましい。次いで媒体アクセスコントローラは、送信容量異なるサービス品質のそれぞれの第1データカテゴリのデータを送信するのに送信容量が必要とする範囲を決定する。次いで送信容量が依然として共用媒体で使用可能である場合、媒体アクセスコントローラは、第2のデータカテゴリのデータを送信するためにそれを解放する。
【0015】
媒体アクセスコントローラは、サービス品質に基づいて未使用の送信容量を解放することができる。これに関連して、例えば、より高い値のサービス品質を優先することが可能である。つまり、媒体アクセスコントローラは、優先度を考慮して、より高い値のサービス品質を有する第2のデータカテゴリのデータを送信するために、未使用の通信能力を解放する。また、媒体アクセスコントローラは、解放された送信容量の範囲内でより高いサービス品質のデータを送信するか、より低いサービス品質のデータを送信するかを終端装置に委任することも可能である。この場合、解放は、いわゆる全体的に行うことになる。例えば、次いで終端装置は、より高いサービス品質の第2のデータカテゴリのデータを送信するか、その代わりに、例えば、いわゆるベストエフォートデータなど、より低いサービス品質の第2のデータカテゴリのデータを送信するかを決定することができる。
【0016】
データカテゴリの送信容量の「未使用分」が各場合に個々に終端装置と関連をもつことが可能である。すなわち、終端装置が、1以上の第1のデータカテゴリのためにそれ自体が各場合に使用していない送信容量を、1以上の第2のデータカテゴリのために使用できるようにする。しかし、媒体アクセスコントローラは、共用媒体に接続されているすべての終端装置を考慮に入れ、解放された送信容量が第1のデータカテゴリのデータを送信するために終端装置のいずれにも必要とされていない場合、第2のデータカテゴリのデータを送信するために送信容量を解放することが好ましい。
【0017】
また、媒体アクセスコントローラは、例えば、単一の解放メッセージによって1つのステップで2つのデータカテゴリに送信容量を割当て、または2つのデータカテゴリのために送信容量を解放することができることは明らかである。終端装置は同様に、例えば単一のメッセージで、2つのデータカテゴリのデータを相互に組み合わせて送信することができる。
【0018】
共用媒体の送信容量は、本発明によって最適に使用される。これは、媒体に接続される終端装置を使用する加入者およびネットワークオペレータの両方にとって有益である。一方、送信容量は、十分な範囲まで第1のデータカテゴリのデータに提供される。必要に応じて、例えば知られているやり方で、第2のデータカテゴリのデータを消去し、またはより低いサービスの品質で送信する。媒体のロードの増加にも関わらず、共用媒体の過負荷状況をこのようにして避けることができる。
【0019】
「終端装置」という用語は、本発明の文脈では、広い意味で、つまり、媒体アクセスコントローラによって制御される共用送信パスを終端させる装置として理解されるべきである。さらに、本発明による終端装置を介して送信パスにアクセスできる通信装置、例えば端末などが本発明による終端装置に接続されていてもよい。例えば、本発明による終端装置は、いわゆるテレビ受像機を接続するためのセットトップボックスであってもよい。また、本発明による終端装置は、例えば、いわゆる「アクセスネットワークの終端」であってもよい。しかし、本発明による終端装置は、端末の一体型構成要素を形成することもできる。本発明による終端装置を端末として設計することもできる。
【0020】
媒体アクセスコントローラは、例えば、共用媒体を備える送信パスを終端させるネットワーク側ネットワーク装置の構成要素を形成することもできる。また、媒体アクセスコントローラが、全体でこうしたネットワーク装置を形成することも可能である。
【0021】
ハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素を好ましくは相互に組み合わせて、本発明を実行するために使用することができることは明らかである。したがって、この目的を達成するために、さらに独立請求項に従って、ハードウェア指向の傾向の終端装置および媒体アクセスコントローラ、およびハードウェア装置との対話のために提供されるソフトウェアを形成する、終端モジュールおよび制御モジュールが提供される。
【0022】
多対1ネットワークは、例えば、アクセスネットワーク、特に光/同軸ハイブリッドネットワーク、および/またはユニバーサル移動電話システム、および/または無線LAM(=ローカルエリアネットワーク)、および/またはLMDS(ローカルマルチポイント配信サービス)を備える、またはそれである。本発明による方法は、アップリンク方向で使用することが好ましい。
【0023】
本発明の更に有利な実施形態および効果が従属請求項およびその説明から明らかになる。
【0024】
終端装置は、媒体を介して送信すべき、第1および/または第2データカテゴリのデータを用いて情報項目を媒体アクセスコントローラに送信することが好ましい。情報項目は、例えば、データに必要なサービス品質に関連する。
【0025】
媒体アクセスコントローラは、第1および第2のデータカテゴリのデータを送信するために、情報項目に応じて、第1のデータカテゴリに使用可能な送信容量を最適に割当てることができる。情報項目は、例えば自発的に、例えばペイロードに対するピギーバック情報として終端装置によって送信される。また、媒体アクセスコントローラが、例えばポーリング方法の範囲内で、終端装置で情報項目を走査することも可能である。原則的には、次いで終端装置がその応答を有用なデータに対するペギーバック情報として送信することもできる。
【0026】
例えば、媒体を介して送信すべき第1のデータカテゴリのデータに関する情報項目は基本的に1つで十分であることがわかる。次いで媒体アクセスコントローラは、例えば、現在第1のデータカテゴリには必要ではないが媒体上で使用可能な送信容量を決定し、例えば、第2のデータカテゴリのデータを送信する終端装置に、この未使用の送信容量全体の一部をそれぞれで解放することができる。この解放は、それぞれの終端装置が、現在第2のデータカテゴリに送信すべきデータを有しているかどうかとは無関係とすることができる。
【0027】
また、情報項目が、例えば、第1または第2のデータカテゴリにある各場合に送信すべきデータの量および/または内容に関係することもできる。媒体アクセスコントローラは、量情報に基づいて、例えば終端装置に、第2のデータカテゴリのデータの一部を消去し、第1のデータカテゴリに使用可能であるが現在使用されていない送信容量の範囲内で別の部分を送信するよう指示することができる。
【0028】
情報項目は、媒体アクセスコントローラに通信される送信要求に含まれていることが好ましい。終端装置は、いわゆる送信要求によって送信容量に対する要求を登録する。同時に終端装置は、例えば第1のデータカテゴリおよび第2のデータカテゴリで送信を待っているデータのそれぞれの量および/または品質を示す。
【0029】
すでに説明してきたように、媒体アクセスコントローラは、個々の終端装置ごとに第1のデータカテゴリおよび第2のデータカテゴリに、第1のデータカテゴリに使用可能な送信容量を最適に割当てることができる。しかし、有利なことに、媒体アクセスコントローラは、すべての終端装置が媒体に接続されている場合、または、少なくとも終端装置の一部が媒体に接続されている場合、第1のデータカテゴリにある各場合に送信すべきデータの量に応じて、第2のデータカテゴリのデータを送信するために、未使用の送信容量を解放する。媒体アクセスコントローラはまず、例えば、媒体を介して送信するすべての終端装置からまたは終端装置の一群から、2つのデータカテゴリにある、媒体を介して全体として送信すべきデータに関する情報項目を受信する。次いで媒体アクセスコントローラは、第1のデータカテゴリに使用可能な送信容量を、優先度を考慮して第1のデータカテゴリのデータに割当てる。次いで送信容量が依然として存在する場合、例えば、第2のデータカテゴリのデータを送信するために終端装置に平等に分配する。
【0030】
本発明の実行に際して、先を見越した操作の様式にすることが特に好ましい。つまり、媒体を介して使用可能な送信容量が各割当て期間の間にあらかじめ配布される。終端装置は、例えば各割当て期間の間に、2つのデータカテゴリのそれぞれにある、送信されるべきデータをあらかじめ登録しておく。このため終端装置は、例えば帯域内信号方式メッセージおよび/または帯域外信号方式メッセージを送信する。次いで媒体アクセスコントローラがこの次の割当て期間中に終端装置に送信容量を割当てる。
【0031】
終端装置は、媒体を介して送信すべき第1のデータカテゴリのデータを第1のキューに、第2のデータカテゴリのデータを第2のキューにまとめる。次いでデータは、例えばセルまたはパケットとして区分されたキューに入れられる。終端装置が各場合にデータを異なるサービス品質に割り当てる場合、例えば、第1のデータカテゴリのデータの第1のキュー、および第2のデータカテゴリのデータの第2のキューという2つのキューを各サービス品質に設けることができる。
【0032】
原則的には、共用媒体上で使用可能な送信容量は、例えば、送信チャネル、送信コード、送信周波数など、所望のやり方で分割することができる。一例として、例えば、周波数分割多元アクセス(FDMA)および符号分割多元アクセス(CDMA)について触れておく。媒体の送信容量は、例えば時間分割アクセス(TDA)、時間分割多重アクセス(TDMA)などによってタイムスロットに分割することが好ましい。送信容量は、第1および第2のデータカテゴリのデータを送信するために、上記タイムスロットに分割され、割当てられる。
【0033】
説明したように、媒体アクセスコントローラは、終端装置が第2のデータカテゴリのデータを、これまで使用されていない送信容量の範囲内でできるだけ完全に送信できるようにすることを保証する。しかし、第2のデータカテゴリのデータのすべてを送信できるとは限らない状況が起こることがある。この場合、媒体アクセスコントローラは、第2のデータカテゴリに分類されたデータの少なくとも一部のための消去コマンドを終端装置に送信することが好ましい。しかし原則的には、終端装置が自発的に、すなわちこうした消去コマンドなしに送信することができないデータを消去することが可能となる。
【0034】
便宜上、第2のデータカテゴリは、第1のデータカテゴリの下位のデータカテゴリである。第1のデータカテゴリのデータは、優先度を考慮して送信されることが好ましい。
【0035】
本発明を、図面を使用して例示の実施形態を参照して以下に示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
図1は、本発明を実施できる構成の例を示している。図1は、本発明によるアクセスネットワークAC1を備える通信ネットワークNETを示している。アクセスネットワークAC1は、少なくとも部分的に多対1構造を有している。端末1〜3は、一例として示されており、アクセスネットワークAC1を介してネットワークNETのコアネットワークCNにアクセスすることができる。コアネットワークCNは、例えば、ATM(=asynchronous transfer mode:非同期転送モード)ネットワーク、および/またはSDH(=synchronous digital hierarchy:同期ディジタルハイアラーキ)ネットワークを備える。コアネットワークCNは、いずれにしても、少なくとも所定のサービス品質((QoS=quality of service)を保証することが好ましい。コアネットワークCNは、この場合、例えばATMノードを備える、またはATMノードで形成される。
【0037】
端末1〜3は、接続CMを介してコアネットワークCNに接続されているマルチメディアサーバMMSから、例えばビデオフィルムなどのマルチメディアデータを受信することができる。さらに端末1〜3は、コアネットワークCNに接続されているデータベースDBのデータを走査することができる。コアネットワークCNに接続されているルータROUを介して、端末1〜3は、インターネットINTまたは通信ネットワークNETに接続されている別のネットワークに接続する。さらに、別のアクセスネットワークACXを、例えばHFR(=hybrid fibre radio:ハイブリッドファイバ無線)ネットワーク、対称または非対象DSL(=digital subscriber line:デジタル加入者通信線)ネットワーク、無線および/またはケーブル接続式FTTH(=fibre to the home)ネットワークなどのコアネットワークCNに接続することができる。制御管理装置ACU(アクセス制御ユニット)は、アクセスネットワークACX、およびアクセスネットワークAC1をも制御し管理する。
【0038】
図1による実施形態の例では、アクセスネットワークAC1は無線アクセスネットワークである。アクセスネットワークAC1は、例えば、LMDS(=local multipoint distributive/distribution service:ローカルマルチポイントディストリビューションサービス)、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)、UMTS(=universal mobile telecommunications system:ユニバーサル移動通信システム)ネットワークなどである。アクセスネットワークAC1、およびこの場合アクセスネットワークACXは、いわゆる上流方向US(端末からコアネットワークCN)に共用媒体を有している。アクセスネットワークAC1は、例えば共用媒体SMである。共用媒体、例えば、いわゆるディストリビューションチャネルを、いわゆる下流方向DS(コアネットワークCNから端末)に提供することもできる。また、例えば共用媒体SMなどの単一の共用媒体を、上流方向USおよび下流方向DSで使用することも可能である。下流方向DSおよび上流方向USでは、例えばビデオデータ、コールデータ、ビデオデータなどを取り出すための制御データなどが通信される。
【0039】
端末1〜3からコアネットワークCNへの上流方向への共用媒体SMを介したデータ通信を制御するには、アクセスネットワークAC1の場合、ここでは基地局BSの構成要素を形成する本発明による媒体アクセスコントローラMCが提供される。媒体アクセスコントローラMCの媒体SMの上流の送信容量を制御する必須の機能が、本発明によるソフトウェア指向制御モジュールMPによって実行される。しかし、媒体アクセスコントローラMCは、完全にハードウェアで構成することもできる。
【0040】
基地局BSは、通信CBを介して、例えば、SDH技術などでATMセルおよび/または同期転送モジュール(STM)などで、データが送信されるコアネットワークCNに接続される。基地局BSは、接続CWを介して、無線インターフェースモジュールWINに接続される。これを介して基地局BSは端末1〜3へデータを送信し、データをそこから受信することができる。端末1〜3は、例えば、結果として共用媒体SMを形成する所定の共用無線チャネルを介して上流方向USにデータを送信する。データは、複数のポイント、この場合終端装置T1、T2、および端末3から上流方向USの1つのポイントの方向、この場合は基地局BSに共用媒体SMを介して送信される。
【0041】
端末1および2は、例えばパーソナルコンピュータ、電話、PDAなどであり、本発明による、割り当てられる終端装置T1およびT2であって共用媒体SMを介してデータを送受信するものである。終端装置T1およびT2は、実際、原則的に純粋なハードウェアソリューションとして設計することができる。しかし実施形態の例では、終端装置は、本発明による終端モジュールTMを備え、そのプログラムコードは終端装置に実行される。終端装置T2は、共用媒体SMを介して通信するための無線インターフェースWI2を一体的に備える。終端装置T1には無線インターフェースモジュールWI1が接続され、このモジュールWI1は個別のモジュールとして設計され、ネットワーク側無線インターフェースモジュールWINへの無線接続WLを設定するように働き、その結果共用媒体SMを介して通信するよう働く。端末1および2は接続C1およびC2を介して終端装置T1およびT2に接続され、接続C1およびC2のためにユーザインターフェースUIが終端装置T1およびT2に提供されている。ユーザインターフェースUIは、例えば、Ethernet(登録商標)および/またはATMなどを介した接続をサポートする。例えば、約25Mbit/s、155Mbit/s以上のATM通信が提供される。図には示していないが、端末1、2に加えて、別の端末を終端装置T1およびT2に接続することもできる。
【0042】
端末3は、いわば統合ソリューションであり、本発明によるソフトウェア指向終端モジュールTM、および共用媒体を介してデータを送受信する無線インターフェースWI3を備える。端末装置3は、その結果、本発明によるいわゆる終端装置を形成し、以下で一部「終端装置3」とも表す。さらに端末3は、操作コマンドを入力でき、あるいはデータを出力できる、例えばキーボードやマウス、またはディスプレイおよびスピーカなどの入出力手段IOを備える。さらに端末装置3は、例えばインターネットINT用のブラウザUMなどのユーザプログラムモジュールを有する。
【0043】
端末1および終端装置T1、および無線インターフェースWI1は、例えばユーザU1に割当てられ、いわゆる顧客宅内機器(CPE)を形成する。端末2および終端装置T2はユーザU2に属し、端末3はユーザU3に属する。
【0044】
図2は、図1による通信ネットワークNETの変形形態を示している。この通信ネットワークNETは、アクセスネットワークAC1の代わりにアクセスネットワークAC2を有する。図2の通信ネットワークNET2の構成要素が図1の通信ネットワークの構成要素に対応する限り、それらには同じ参照記号を付し、ここでは更に詳しくは説明しない。アクセスネットワークAC1とは対照的に、アクセスネットワークAC2は、例えば、光/同軸ハイブリッド(HFC)ネットワーク、電力線通信ネットワーク(エネルギー供給ネットワークを介した通信)などの有線接続式のアクセスネットワークである。端末4〜7は、アクセスネットワークAC2を介してコアネットワークCNにアクセスする。この場合、アクセスネットワークAC2はHFCネットワークである。アクセスネットワークAC2では、通信は、例えばDAVIC(デジタルオーディオビジュアルカウンシル)、DVB(デジタルビデオブロードキャスティング)機構、および/またはデータオーバケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)の標準に従う。アクセスネットワークAC2の場合、1以上の同軸ケーブルを備える同軸ケーブル接続CXが共用媒体SMとして働き、少なくとも1つのケーブルの送信容量が、上流またはアップリンク方向USの複数の端末によって少なくとも部分的に使用される。
【0045】
基地局BSおよび無線インターフェースモジュールWINの代わりに、アクセスネットワークアダプタANA(=access network adaptation:アクセスネットワークアダプテーション)、および増幅器BONT(=broadband optical network termination:広帯域光ネットワークターミネーション)が、アクセスネットワークAC2の場合に提供される。アクセスネットワークアダプタANAは、この場合ヘッドエンドとも表すことができ、本発明の場合、基地局BSに本質的に対応している。アクセスネットワークアダプタANAは同様に、媒体アクセスコントローラMC、および共用媒体SMの送信容量を制御する制御モジュールMPを備え、これは、アクセスネットワークAC2の場合、アダプタANAと増幅器BOMTの間の光接続線FB、および同軸ケーブル接続CXによって形成される。アダプタANAは、さらに、例えば光ファイバなど、図には示していないがアクセスネットワークアダプタにつながる光接続線FCとして働くこともできる。
【0046】
データは、同軸ケーブル接続CXを介して上流方向USおよび下流方向DSに送信される。例えば、1以上の送信周波数が、上流方向USおよび下流方向DSの各場合に確保される。上流方向USの送信容量が下流方向DSの送信容量より小さいことが好ましい。例えば、ATM通信は、下流で34Mbit/s、上流で2.15Mbit/sが提供される。無線通信WLの場合のように、例えばQAM(直交振幅変調)、QPSK(4相位相偏移キーイング)、DQPSK(=differential QPSK:差動QPSK)など、様々な変調方法を使用することができる。いずれにせよ端末4〜7は、少なくとも上流方向USでは競争して共用媒体SMを獲得する。上流方向USで必要な送信容量は、アダプタANA、特に媒体アクセスコントローラMCによって端末4〜7に割当てられる。接続CXを介して端末4〜7に送信されるテレビ信号TVSが増幅器BONTで追加的に注入される。原則的にテレビ信号TVSは、アダプタANAに注入することもできる。
【0047】
端末4は、例えば、接続C4を介していわゆるセットトップボックスSTBに接続されるテレビ受像機である。STBは、本発明による終端装置を形成し、同軸ケーブル接続CXに接続される。本発明による終端装置は同様に接続CXに接続され、例えばパーソナルコンピュータである端末5を形成する。端末4および5は、いわゆるユーザU4の顧客宅内機器(CPE)を形成する。終端装置T6は、接続CXに接続され、例えば接続C6、C7を介するユーザU5の電話、コンピュータなどの端末6および7にサービスを提供する。端末5および終端装置T6はそれぞれ、本発明による終端モジュールTMを含む。
【0048】
例えば終端装置T2およびT6に代表される本発明による終端装置、および例えば基地局BSおよびアダプタANAによって表される本発明による媒体アクセスコントローラの機能を、図3〜5(図3〜5のイタリック体で括弧内に書かれている参照記号は図2によるネットワークNET2と関係する)の機能を示す略図に基づいて以下でより詳しく説明する。ただし、簡略化するために、以下では終端装置T2および基地局BSのみを参照する。
【0049】
終端装置T2および基地局BSは、制御手段CPUおよびメモリ手段MEMを有する。制御手段CPUは、例えば、メモリ手段MEMに格納されているプログラムコードを実行できるプロセッサである。メモリ手段MEMは、例えば、RAM(=random access memory:ランダムアクセスメモリ)、いわゆるフラッシュROM(=read only memory:読取り専用メモリ)モジュール、および/またはハードディスクなどである。例えば、終端装置T2のメモリ手段MEMに、本発明による終端モジュールTMが格納されており、そのプログラムコードは制御手段CPUによって実行される。基地局BSのメモリ手段MEMに、本発明による制御モジュールMPが格納されており、そのプログラムコードは制御手段CPUによって実行される。終端装置T2は、共用媒体SMまでのインターフェースAIを有しており、基地局BSは共用媒体SMまでのインターフェースTIを有する。基地局BSは、例えばATMおよび/またはSTHインターフェースモジュールなど、コアネットワークCNへのインターフェースNIを有する。さらに、終端装置T2および基地局BSは、例えばキーボードなどの入力手段、および例えば液晶ディスプレイ(LCD)などの出力手段を有する。これらはいずれも図示していない。内部接続は、わかりやすくするために、矢印でのみ示している。
【0050】
終端装置T2と基地局BSの間の本発明による通信を、図6を参照して以下で説明する。例えば、IEEE802.16またはETSI BRAN HA DLC TS(IEEE=Institute of Electrical and Electronic Engineers、ETSI=European Telecommunications Standards Institute、HA=HiperAccess、DLC=data link control、TS=technical specification)に基づいて、本発明による拡張MAC(=medium access protocol:媒体アクセスプロトコル)が例えば通信に使用される。
【0051】
ユーザインターフェースUIでは、終端装置T2が端末2から、共用媒体SMを介して送信される例えばデータパケットD1〜D9などのデータを受信する。ポリシング機能(policing function)POは、所定の基準に基づいてデータパケットD1〜D9の内容にアクセスし、適宜それらを2つのサービス品質QS1およびQS2に割り当てる。サービス品質QS1は、例えば、コールデータ、テレビ電話データなど、リアルタイムに送信すべきデータに提供される。サービス品質QS2は、例えば、インターネットINTなどへの要求コマンドなど、送信遅延が重要ではないデータに提供される。サービス品質QS2は、例えばいわゆる「ベストエフォート」品質とすることができる。
【0052】
サービス品質の別の区別が可能である。例えば、リアルタイムデータの場合、一定データレート(=CBR)で送信すべきデータと、可変ビットレート(VBR)を有するデータの間で区別することができる。
【0053】
キューQ1、Q2がサービス品質QS1に、キューQ3、Q4がサービス品質QS2に割り当てられる。ポリシング機能POまたは分類機能は、図には示していないが、後者の上流に接続されており、例えば、データパケットD1〜D5をサービス品質QS1に、データパケットD6〜D9をサービス品質QS2に割り当てる。終端モジュールTMは、キューQ1〜Q4を例えばメモリ手段MEMに格納する。
【0054】
キューQ1は、指定された基準に適合する第1のデータカテゴリK1のデータ、例えば、端末2がリアルタイムに送信すべきデータとしてすでに特徴付けているデータに提供される。一方、キューQ2は、指定された基準に適合しない第2のデータカテゴリK2のデータ、例えば、リアルタイムデータとは特徴付けられないが、ポリシング機能POまたは上流分類機構が、それでもやはりリアルタイムに送信することが好ましいと判断したデータに提供される。また、ポリシング機能POは、例えば上記データカテゴリK1に提供される送信容量は、例えば過負荷状況のためにサービス品質QS1のすべてのデータを送信するのに十分ではないとの理由で、送信できずに第1のデータカテゴリK1にあるデータをキューQ2にまとめる。さらに、データパケットは、所定のパケットサイズを超えた場合、および/またはデータパケット間の時間間隔が所定の大きさを下回る場合、例えば「非適合」としてデータカテゴリK2に割り当てられる。キューQ1、Q2は、データカテゴリK1、K2に割り当てられる。同じことが、サービス品質QS2の基準に適合するデータ、および前記基準に適合しないデータに同じ様に提供されるキューQ3、Q4にも同じように当てはまる。キューQ3、Q4が、データカテゴリK1およびK2に対応するデータカテゴリK3およびK4に割り当てられる。
【0055】
ポリシング機能POは、データが指定された基準に適合するため、データカテゴリK1に割り当てられたキューQ1にデータパケットD1〜D3をまとめ、データが指定された基準に適合しないためデータカテゴリK2に対応するキューQ2にデータパケットD4およびD5をまとめる。同様に、サービス品質QS2に関する1以上の基準に適合するデータパケットD6およびD7をキューQ3にまとめ、適合しないデータパケットD7およびD8をキューQ4にまとめる。
【0056】
サービス品質QS1、QS2のデータを送信する場合、サービス品質QS1およびQS2のそれぞれで送信できる最大データ量が定められた契約上の協定、例えば、いわゆる「サービスレベルアグリーメント」(SLA)がネットワークNETのオペレータとユーザU2の間に存在することがある。端末1〜3のそれぞれ、または本発明による終端装置T1、T2、3のそれぞれは、所定の、例えば合意した各送信容量内で、この場合サービス品質QS1およびQS2で上流方向USにデータを送信することができる。
【0057】
上流方向USで、基地局BS、特に媒体アクセスコントローラMCは、合意した送信容量の終端装置T1、T2、T3への割当てを制御する。上記送信容量の本発明による割当てを、終端装置T2に基づいて以下で説明する。
【0058】
終端装置T2は、媒体SMを介して送信すべきデータに関する情報項目REQ1を媒体アクセスコントローラMCに送信する。情報項目REQ1は、例えば、送信すべきデータの量を示す。これに関連して、情報項目REQ1は、例えばサービス品質QS1の適合するデータおよび非適合データのデータカテゴリの3つまたは2つのデータパケットが送信されるように指示する。好ましくは、キューQ1、Q2の充填レベルが情報項目REQ1に示される。この場合、情報項目REQ1は、例えば、3つのデータパケットがキューQ1で上流方向USへの送信を待っており、2つのデータパケットがキューQ2〜Q4の各々で上流方向USへの送信を待っていることを示す。
【0059】
情報項目REQ1は、終端モジュールTMの送信機能TFRによって生成される。送信機能TFRは、実際に、媒体アクセスコントローラMCに個別メッセージとして構成された送信要求で情報項目REQ1を送信することができる。上記メッセージは、共用媒体SMを介していわゆる帯域内信号方式の範囲で、または個別のシグナリングパスを介していわゆる帯域外信号方式の範囲で送信することができる。しかしこの場合、情報項目REQ1は、1以上のデータパケットDXに加えて、いわゆるピギーバックとしてデータメッセージM1に含まれ、ピギーバックは、送信機能TFRを生成し、インターフェースAI、および共用媒体SMを介して基地局BSに送信され、その結果媒体アクセスコントローラMCにも送信される。
【0060】
媒体アクセスコントローラMCは、データメッセージM1をインターフェースTIで受信する。制御モジュールMPの受信機能MFRは、情報項目REQ1をデータメッセージM1から抽出し、それからサービス品質QS1およびQS2のデータを送信するために、どれだけの送信容量が終端装置T2に割当てられるかを決定する。その際、制御モジュールMPは、共用媒体SMに接続されている他の終端装置T1およびT3によってどれだけの送信容量が必要とされるかを考慮に入れる。このため、制御モジュールMPに例えばテーブルTABが提供され、そこに、各ユーザU1〜U3と合意したサービス品質QS1およびQS2の送信容量およびその現在の使用が入力される。さらに、サービス品質QS1、QS2に適合する、または適合しないデータのデータカテゴリK1〜K4の現在および/または計画された使用を、サービス品質QS1およびQS2ごとにテーブルTABに入力することができる。
【0061】
共用媒体SMの送信容量の計画された使用は、例えば、終端装置T1、T2、および3が上流方向USに送信すべきデータを各々の場合に前もって登録する1つの割当て期間に関連する。例えば、メッセージM1は、第1の割当て期間ZP1に送信される。情報項目REQ1は、第1の割当て期間に続く第2の割当て期間ZP2の送信容量の割当てに関連する。終端装置T1および3は同様に、この場合第1の割当て期間ZP1に、割当て期間ZP2に関するメッセージM1に対応する送信容量要件を送信する。
【0062】
媒体アクセスコントローラMCは、制御モジュールMPのコマンドを実行する。媒体アクセスコントローラMCは、これらの指示に従って、終端装置T2に、割当て情報項目GK1、解放情報項目GK2、および消去コマンドCK2を備えるメッセージM2を送信する。割当て情報項目GK1は、終端モジュールTMがサービス品質QS1のデータカテゴリK1にある送信すべきすべてのデータパケット、この場合3つのデータパケット(D1〜D3)を割当て期間ZP2に送信することを許可されることを示している。しかし、前記3つのデータパケットは、割当て期間ZP2の間にサービス品質QS1に提供される共用媒体SMの送信容量を完全には使用していない。送信容量は、割当て期間ZP2にサービス品質QS1の他のデータパケットに依然として使用可能である。例えば、4つのデータパケットのための十分に大きい1つのタイムスロットが使用可能であり、4つのデータパケットのための複数のタイムスロットが使用可能である。したがって、解放情報項目GK2は、割当て期間ZP2にサービス品質QS1のデータカテゴリK2の他のデータパケットを送信できることを示す。
【0063】
サービス品質QS1のデータカテゴリK2においては、単一のデータパケットのみを第2の割当て期間ZP2に送信できるため、消去コマンドCK2は、終端装置T2に、サービス品質QS1のデータカテゴリK2にあるすべての余分な待機中のデータパケットを消去するよう指示する。消去コマンドCK2は、データパケットD5に関係する。したがって、終端モジュールTMがデータパケットD5を消去する。
【0064】
メッセージM2は、例えば受信機能RTによって分析される。これは、送信機能TFRに、メッセージM2で示したやり方でデータパケットD1〜D4を送信するよう指示する。メッセージM3で、終端モジュールTMは、割当てられたまたは解放された送信容量を考慮してサービス品質QS1の2つのデータカテゴリK1、K2のデータパケットD1〜D4を送信する。この際、終端機能TFRは、データパケットD1〜D4を例えば1以上のいわゆるフレームにパッケージ化する。基地局BSは、メッセージM3を受信して、インターフェースNIを介してコアネットワークCNに転送する。
【0065】
次いで制御モジュールMPは、終端モジュールTMがサービス品質QS2のデータカテゴリK3、K4にある送信すべきすべてのデータパケット、この場合データパケットD6〜D9であるが、これらを割当て期間ZP2に送信できることを示す割当て情報項目GK3、および解放情報GK4を備えるメッセージM4を終端装置T2に送信する。したがって、終端モジュールTMは、共用媒体SMを介してデータパケットD6〜D9をメッセージM5で基地局BSに送信する。
【0066】
しかし、原則的に、制御モジュールMPが情報項目GK3、GK4を、情報項目GK1、GK2、CK2とともにメッセージM2におけるのと同じだけ早い時期にに送信することも可能である。
【0067】
さらに、メッセージM5は、終端モジュールTMが割当て期間ZP2に続く割当て期間ZP3に媒体SMを介して送信すべきデータの量を示す情報項目REQ2を含む。情報項目REQ2は、例えば、サービス品質QS2のデータカテゴリK4にある送信すべきデータパケットD10を登録する。
【0068】
図7は、本発明による方法の図6に基づく変形形態を示す。終端装置T2は、まず、情報項目REQ3を含むメッセージM11によって、サービス品質QS1、QS2の適合データのデータカテゴリK1、K3にある、送信を待っているデータパケットD1〜D3、D6、D7を媒体アクセスコントローラMCに登録する。情報項目REQ3は、データカテゴリK2、K4の送信すべき非適合データの指示を含まない。
【0069】
次いで媒体アクセスコントローラMCは、「適合する」データパケットD1〜D3、D6、D7に必要な共用媒体SMの送信容量のサイズを決定する。その際、媒体アクセスコントローラMCは、終端装置T2のみを考慮に入れることができ、特に好ましいことには、共用媒体SMに接続された1以上の他の終端装置、例えば終端装置T1および3も考慮に入れることができる。次いで、媒体アクセスコントローラMCは、1以上のサービス品質、例えばサービス品質QS1、QS2の「適合する」データを送信するために終端装置T1、T2、および3がどれだけの送信容量を必要とするかを決定する。
【0070】
媒体アクセスコントローラMCは、優先度を考慮して、2つのサービス品質QS1、QS2の「適合する」データのために、共用媒体SMの送信容量を終端装置T2またはすべての終端装置T1、T2、3に割当てる。次いで、送信容量が依然として使用可能な場合、媒体アクセスコントローラMCは、「非適合」データ送信のために、終端装置T2および/または他の終端装置T1、3にこの未使用の送信容量を解放する。
【0071】
したがって、媒体アクセスコントローラMCは、割当て情報項目GK11、GK31、および解放情報項目GKX1を含むメッセージM12に応答する。割当て情報項目GK11、GK31は、終端装置T2に、共用媒体SMを介してデータカテゴリK1、K3にある送信を待っているすべてのデータパケットD1〜D3、D6、D7を送信できることを知らせる。「適合する」データパケットD1〜D3、D6、D7の送信、および該当する場合は他の終端装置T1および3による他の「適合する」データパケットの送信では、共用媒体SMの送信容量を部分的に使用するだけである。したがって、媒体アクセスコントローラMCは、解放情報項目GKX1によって、他の2つのデータパケットを送信するために終端装置T2に未使用の送信容量を解放する。
【0072】
この場合、終端装置T2は、そのデータを送信するときに、データパケットのシーケンスを考慮に入れる。例えば、データパケットD1〜D5がシーケンスを形成する。終端装置T2は、前記シーケンスからデータパケットを消去しないが、代わりにサービス品質QS2の第2のデータカテゴリK4のデータパケットD8、D9を消去する。例えば、データパケットが所定の順序で送信されるべきATMセルである場合、これは重要である。IPデータパケットの場合、終端装置T2は必ずしも正しい順序を確保する必要はない。こうしたデータパケットは内部シーケンス番号を有しており、したがって受信者の必要に応じて正しい順序に配置し直すことができるからである。
【0073】
終端装置T2は、好ましくはできるだけ高いサービス品質のデータ、この場合はサービス品質QS1のデータを送信するために、解放情報項目GKX1により解放された送信容量を使用する。これもまた、本発明の実施形態の例で、終端装置T2が、より低いサービス品質Q2のデータパケットD8、D9を消去し、高いサービス品質QS1のデータパケットD4、D5を消去しない理由である。
【0074】
終端装置T2は、まず、サービス品質QS1の「適合する」データパケットD1〜D3および「非適合」データパケットD4、D5をメッセージM13でともに送信する。メッセージM13は、データパケットD1〜D5を適切な順序で含む。終端装置T2は、サービス品質QS2の品質の「適合する」データパケットD6、D7をメッセージM14で送信する。終端装置T2は、2つの「非適合」データパケットのための送信の解放を受信していない。したがって終端装置T2は、データパケットD8およびD9を消去する。メッセージM14は、例えば、データカテゴリK1のデータパケットD10を送信すべきであることを示す、割当て期間ZP3に送信すべきデータに関する情報項目REQ4をさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明による終端装置、および無線共用媒体の送信容量を割当てるための本発明による媒体アクセスコントローラを有する本発明による方法を実施するための本発明による通信ネットワークを示す図である。
【図2】図1による通信ネットワークの変形形態を示す図である。ここでは、有線接続式共用媒体の通信能力が割り当てられている。
【図3】本発明による媒体アクセスコントローラ、およびこれと対話する本発明による終端装置を示す略図である。
【図4】図3による終端装置の構造を示す略図である。
【図5】図3による媒体アクセスコントローラの構造を示す略図である。
【図6】図3による媒体アクセスコントローラおよび終端装置の間の通信方法を示す図である。
【図7】図3による媒体アクセスコントローラおよび終端装置の間の、図6に示した方法の代替の通信方法を示す図である。
【符号の説明】
【0076】
3、5、STB、T1、T2、T6 終端装置
AC1、AC2 多対1ネットワーク
ANA、BS 1つのポイント
D1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、D8、D9、D10 データ
K1、K3 第1のデータカテゴリ
K2、K4 第2のカテゴリ
MC ネットワーク側媒体アクセスコントローラ
SM 共用媒体
Claims (21)
- 1つのポイント(BS;ANA)にデータを送信するために共用媒体(SM)が複数の終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に提供されており、前記媒体(SM)の送信容量を前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に割当てるためにネットワーク側媒体アクセスコントローラ(MC)が提供されている多対1ネットワーク(AC1;AC2)において、共用媒体(SM)の能力を割当てる方法であって、
前記媒体(SM)に接続されている終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)によって、前記媒体(SM)を介して送信すべきデータ(D1〜D10)を、前記データが指定された基準に適合している場合は第1のデータカテゴリ(K1;K3)に、前記データが前記指定された基準に適合していない場合は第2のカテゴリ(K2;K4)に分類するステップと、
前記媒体アクセスコントローラ(MC)によって、前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)のために前記媒体(SM)の送信容量を割当てるステップと、
前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)によって、前記割当てられた送信容量を考慮に入れて前記第1のデータカテゴリの前記データを前記媒体(SM)を介して送信するステップと、
前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを送信するために、前記共用媒体(SM)の使用可能な未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放するステップと、
解放された前記送信容量の範囲内で前記第2のデータカテゴリの前記データを前記媒体(SM)を介して送信するステップと
を含む方法。 - 前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)のデータを送信するために解放された前記送信容量が、少なくとも1つのサービス品質(QS1;QS2)の前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)のデータを送信するために確保された送信容量であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)によって、前記媒体(SM)を介して送信すべき前記第1および/または前記第2のデータカテゴリ(K1、K3;K2、K4)の前記データ(D1〜D10)に関する情報項目(REQ1〜REQ4)を前記媒体アクセスコントローラ(MC)に送信し、前記情報項目(REQ1〜REQ4)に応じて前記媒体アクセスコントローラ(MC)によって前記第1および前記第2のデータカテゴリの前記データを送信するための前記送信容量を割当てることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記情報項目(REQ1〜REQ4)は、前記第1または前記第2のデータカテゴリ(K1、K3;K2、K4)にある、その都度送信すべき前記データ(D1〜D10)の量および/または内容に関係することを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記第2のデータカテゴリの前記データのために解放された前記送信容量がその送信に十分ではない場合、前記媒体アクセスコントローラ(MC)によって、前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)に分類された前記データの少なくとも一部のために消去コマンドを送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記媒体アクセスコントローラ(MC)が、すべての前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)が前記媒体(SM)に接続されている場合、または一群の終端装置が前記媒体(SM)に接続されている場合、前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)にある、その都度送信すべきデータの量に応じて前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを送信するために前記送信容量を解放することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記媒体(SM)を介して送信すべき前記第1のデータカテゴリ(K1;K2)の前記データ(D1〜D10)を第1のキュー(Q1、Q3)にまとめ、前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを第2のキュー(Q2、Q4)にまとめることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記媒体(SM)の前記送信容量をタイムスロットに分割し、前記第1および前記第2のデータカテゴリの前記データを送信するための前記タイムスロットを割当てることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)が、所定の送信順序を考慮に入れて前記第2のカテゴリに分類されたデータを消去することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 第1および第2のデータカテゴリ(K1、K3;K2、K4)が複数のサービス品質(QS1;QS2)のそれぞれに設けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記媒体アクセスコントローラ(MC)が、優先度を考慮して、前記サービス品質(QS1;QS2)の前記第1のデータカテゴリ(K1、K3)のデータ(D1〜D3、D6、D7)を送信するための前記媒体(SM)の前記送信容量を割当て、前記サービス品質(QS1;QS2)の第2のデータカテゴリ(K2、K4)のデータ(D4、D5;D8、D9)を送信するために前記データの送信に不要な送信容量を解放することを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 1つのポイント(BS;ANA)にデータを送信するために共用媒体SMが複数の終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に提供されている多対1ネットワーク(AC1;AC2)において、少なくとも1つの終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)と対話して、
前記媒体(SM)を介して送信すべき、指定された基準に適合するデータが分類される第1のデータカテゴリ(K1;K3)のために前記媒体(SM)上で使用可能な送信容量を割当て、
前記媒体(SM)を介して送信すべき、前記指定された基準に適合しないデータが分類される第2のデータカテゴリ(K2;K4)のデータを送信するために、前記共用媒体(SM)上で使用可能な未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放する
手段(CPU、MP、TI)を有する、
共用媒体(SM)の送信容量を割当てるための媒体アクセスコントローラ。 - 前記媒体(SM)に接続されている終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)の前記第1のデータカテゴリおよび/または前記第2のデータカテゴリの、前記媒体(SM)を介して送信すべき前記データ(D1〜D10)に関する情報項目(REQ1〜REQ4)を受信する手段(TI)を有することを特徴とする請求項12に記載の媒体アクセスコントローラ。
- すべての前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)が前記媒体(SM)に接続されている場合、または一群の終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)が前記媒体(SM)に接続されている場合、前記手段が、前記第1のデータカテゴリにある送信すべきデータ(K1;K3)の量に応じて、前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを送信するために前記送信容量を解放するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の媒体アクセスコントローラ。
- 1つのポイント(BS;ANA)にデータを送信するために共用媒体(SM)が複数の終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に提供されており、前記媒体(SM)の送信容量を前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に割当てるために媒体アクセスコントローラ(MC)が提供されている多対1ネットワーク(AC1;AC2)において、前記媒体アクセスコントローラ(MC)の制御手段(CPU)によって実行できるプログラムコードを備え、したがって前記媒体アクセスコントローラ(MC)が前記媒体(SM)に接続されている前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)の少なくとも1つとの対話で、以下の機能、
前記媒体(SM)を介して送信すべき、指定された基準に適合するデータが分類される第1のデータカテゴリ(K1;K3)のために前記媒体(SM)上で使用可能な送信容量を割当てることと、
前記媒体(SM)を介して送信すべき、前記指定された基準に適合しないデータが分類される第2のデータカテゴリのデータを送信するために、前記共用媒体(SM)上で使用可能な未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放すること
を実施することができる
共用媒体(SM)の送信容量を割当てるための媒体アクセスコントローラ(MC)用の制御モジュール。 - 1つのポイント(BS;ANA)にデータを送信するために共用媒体SMが複数の終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に提供されており、前記媒体(SM)の送信容量を前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に割当てるためにネットワーク側媒体アクセスコントローラ(MC)が提供されている多対1ネットワーク(AC1;AC2)において、前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)を前記媒体(SM)に接続することができ、
前記媒体(SM)を介して送信すべきデータ(D1〜D10)を、前記データが指定された基準に適合している場合は第1のデータカテゴリ(K1;K3)に、前記データが前記指定された基準に適合していない場合は第2のカテゴリ(K2;K4)に分類し、
前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)のために前記媒体(SM)上で使用可能な送信容量に関する割当て情報項目(GK1;GK3)を受信し、
前記割当てられた送信容量を考慮に入れて前記媒体(SM)を介して前記第1のデータカテゴリのデータを送信し、
前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを送信するために、前記共用媒体(SM)上で使用可能な未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放するための解放情報項目(GK2;GK4)を受信し、
解放された前記送信容量の範囲内で前記第2のデータカテゴリの前記データを前記媒体(SM)を介して送信する、
手段(CPU、TM、AI、RT)を備える、
共用媒体(SM)の通信能力を割当てる終端装置。 - 前記媒体アクセスコントローラ(MC)に、前記媒体(SM)を介して送信すべき、前記第1および/または前記第2のデータカテゴリの前記データ(D1〜D10)に関する情報項目(REQ1〜REQ4)を送信するための手段を有することを特徴とする請求項16に記載の終端装置。
- 前記媒体(SM)を介して送信すべき、前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)のデータ(D1〜D10)を第1のキュー(Q1;Q3)にまとめ、前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)のデータを第2のキュー(Q2;Q4)にまとめる手段(PO)を有することを特徴とする請求項16に記載の終端装置。
- 1つのポイント(BS;ANA)にデータを送信するために共用媒体(SM)が複数の終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に提供されており、前記媒体(SM)の送信容量を前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)に割当てるためにネットワーク側媒体アクセスコントローラ(MC)が提供されている多対1ネットワーク(AC1;AC2)において、前記媒体(SM)に接続できる前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)の制御手段(CPU)によって実行できるプログラムコードを備え、したがって前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)が、前記媒体(SM)に接続されている状態で、前記アクセスコントローラ(MC)との対話し、以下の機能
前記媒体(SM)を介して送信すべきデータ(D1〜D10)を、前記データが指定された基準に適合している場合は第1のデータカテゴリ(K1;K3)に、前記データが前記指定された基準に適合していない場合は第2のカテゴリ(K2;K4)に分類することと、
前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)のために前記媒体(SM)上で使用可能な送信容量に関する割当て情報項目を受信することと、
前記割当てられた送信容量を考慮に入れて前記媒体(SM)を介して前記第1のデータカテゴリの前記データを送信することと、
前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを送信するために、前記共用媒体(SM)上で使用可能な未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放するための解放情報項目(GK2;GK4)を受信することと、
解放された前記送信容量の範囲内で前記第2のデータカテゴリの前記データを前記媒体(SM)を介して送信すること、
を実施することができる、
共用媒体(SM)の送信容量を割当てる終端装置(T1、T2,3;STB、5;T6)のための終端モジュール(TM)。 - 複数の終端装置(T1、T2,3;STB、5、T6)がデータを1つのポイント(BS;ANA)に送信することができる共用媒体(SM)を備え、以下の
前記媒体(SM)に接続されている終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)によって、前記媒体(SM)を介して送信すべきデータ(D1〜D10)を、前記データが指定された基準に適合している場合は第1のデータカテゴリ(K1;K3)に、前記データが前記指定された基準に適合していない場合は第2のカテゴリ(K2;K4)に分類するステップと、
前記媒体アクセスコントローラ(MC)によって、前記第1のデータカテゴリ(K1;K3)のために前記媒体の送信容量を割当てるステップと、
前記終端装置(T1、T2、3;STB、5、T6)によって、前記割当てられた送信容量を考慮に入れて前記第1のデータカテゴリの前記データを前記媒体(SM)を介して送信するステップと、
前記第2のデータカテゴリ(K2;K4)の前記データを送信するために、前記共用媒体(SM)上で使用可能な未使用の送信容量を少なくとも部分的に解放するステップと、
解放された前記送信容量の範囲内で前記第2のデータカテゴリの前記データを前記媒体(SM)を介して送信するステップと、
を実施する手段を有する前記終端装置(T1、T2,3;STB、5、T6)に対し前記媒体(SM)の送信容量を割当てるネットワーク側媒体アクセスコントロール(MC)を備える、
共用媒体の送信容量を割当てる多対1ネットワーク(AC1;AC2)。 - 請求項15に記載の制御モジュール(MP)を格納する、および/または請求項19に記載の終端モジュール(TM)を格納する、特にディスケットまたはCD−ROM、DVD、ハードディスクドライブなどのコンピュータ可読メモリ手段。
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