JP2004134153A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】机上面照度と周囲の照度差を極力小さくし、目の疲労を軽減することができ、またスイッチ操作を行い易くする。
【解決手段】ベース1と、このベース1に突設された器具本体2と、一側に口金部3aを有する平行管型で器具本体2の上端に装着した片口金蛍光ランプ3と、この蛍光ランプ3を覆い器具本体2に取り付けられるセード4とを備え、セード4を透光材料で形成した。これにより、セード4からランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。また、点滅動作用のスイッチ5を器具本体2上部に配置し、かつセード4とともにスイッチ5が回動可能であるので、スイッチ5の位置がわかり易くなる。
【選択図】 図1
【解決手段】ベース1と、このベース1に突設された器具本体2と、一側に口金部3aを有する平行管型で器具本体2の上端に装着した片口金蛍光ランプ3と、この蛍光ランプ3を覆い器具本体2に取り付けられるセード4とを備え、セード4を透光材料で形成した。これにより、セード4からランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。また、点滅動作用のスイッチ5を器具本体2上部に配置し、かつセード4とともにスイッチ5が回動可能であるので、スイッチ5の位置がわかり易くなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、可搬式卓上型照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可搬式卓上各照明器具(デスクスタンド)は本来、机上面の照度向上を狙いとするため、セードは不透過で、反射光を有効に活用しようとしている。一部の商品については、セード内部に白色塗装や銀色仕上げをした、金属反射板等を設けたものもある。
【0003】
その従来例1を図5および図6に示す。この照明器具は、ベース50と、このベース50に突設された器具本体51と、一側に口金部を有する平行管型で器具本体51の上端に装着した片口金蛍光ランプ52と、この蛍光ランプ52を覆い器具本体51にアーム51aを介して取り付けられるセード53とを備えている(例えば、特許文献1参照)。セード53はランプ光が不透過であり、かつ内部には金属反射板54が取り付けられている。また、電源コンセントから、スイッチまでの配線長を極力短くしたい等の理由から、プッシュスイッチ55が器具本体51の下部に配置されることが多い。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−90734号公報(段落0002、図3)
また、従来例1と略同様の構成であるが、点灯時にデザイン上、外観を向上させ商品特徴となるようにした従来例2がある。この従来例2では、図7および図8に示すように、セード53の上面または一部分からランプ光が抜けるようにスリット57が形成されている。
【0005】
また、従来例1,2では、器具本体51がベース50より突設されるとともに、セード53側に回動自在のアーム51aを有する構成であるが、図9および図10に示す従来例3のように、ベース50とセード53間をアーム51aのみで構成したものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献2】
特開平7−272511号公報(段落0007、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来例では、セードからランプ光が透過しないので、机上面照度と周囲の照度差が大きくなり、目の疲労の原因になるという問題があった。また、スイッチが器具本体の下部にあるので、机上のもので誤操作されることがあり、スイッチ操作が行い難かった。
【0008】
また、器具本体の組立作業について、例えば従来例1では、器具本体51に点灯装置、スイッチなどが組み込まれており、内部配線58により、結線されている。多くの場合、器具本体51は複数部品の組み合わせで形成されているため組立作業中に内部配線58を部品に挟んでしまい、使用中の断線を引き起こす可能性があった。
【0009】
さらに、例えば従来例3のように、セード53の照射部直下にベース50があるため、書類等を読む場合、ベース50が邪魔となり、机上のスペースを有効に活用できなかった。
【0010】
したがって、この発明の目的は、机上面照度と周囲の照度差を極力小さくし、目の疲労を軽減することであり、またスイッチ操作を行い易くし、ランプ光を有効に利用し、器具生産工程において内部結線が確認できる照明器具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明の請求項1記載の照明器具は、ベースと、このベースに突設された器具本体と、一側に口金部を有する平行管型で前記器具本体の上端に装着した片口金蛍光ランプと、この蛍光ランプを覆い前記器具本体に取り付けられるセードとを備えた可搬式卓上型照明器具であって、前記セードを透光材料で形成した。
【0012】
このように、セードを透光材料で形成したので、セードからランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。
【0013】
請求項2記載の照明器具は、請求項1記載の照明器具において、点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともに前記スイッチが回動可能である。このように、点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともにスイッチが回動可能であるので、スイッチの位置がわかり易く、机上近くにある従来のタイプよりも書類等の机上のものによる誤操作の可能性が少ない。また、スイッチにON/OFF等の表示を設けた場合、セードの姿勢を変えずに、器具本体、ベースを回転させても表示の向きが変わらないため、視認性に優れる。
【0014】
請求項3記載の照明器具は、請求項1または2記載の照明器具において、セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、前記セードと反対側のベースの位置から前記セード側へ器具本体を傾斜させた。このように、セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、セードと反対側のベースの位置からセード側へ器具本体を傾斜させたので、セード発光部分直下にベースがないことにより書類等の邪魔にならず、ランプ光が有効に利用できる。
【0015】
請求項4記載の照明器具は、請求項1,2または3記載の照明器具において、内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成した。このように、内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成したので、組立工程において器具本体に外部から光を照射すると、器具本体を透過して内部の配線状況がわかる。このため、配線の挟み込み等が本体組立後に確認でき、信頼性の高い照明器具を生産することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態の照明器具を示す分解斜視図、図2はこの発明の実施の形態の照明器具の断面正面図、図3(a)は図2の一部省略した平面図、(b)は図2のセード部分の底面図である。
【0017】
図1〜3に示すように、この可搬式卓上型照明器具は、ベース1と、このベース1に突設された器具本体2と、一側に口金部3aを有する平行管型で器具本体2の上端に装着した片口金蛍光ランプ3と、この蛍光ランプ3を覆い器具本体2に取り付けられるセード4とを備えている。蛍光ランプ3は、複数本のガラス管体3bを平行に列設し、そのガラス管体3bの軸方向がセード4の前端部から後端部にわたる方向と直交するように配置されている。
【0018】
セード4は乳白色の透光材料、例えばアクリル樹脂で構成されており、蛍光ランプ3は直接見えないが、ランプ光はセード4上部へ配光される。このセード4は下側が開口しており、蛍光ランプ3の口金部3aに対応する側縁部には筒形部4aが形成されている。器具本体2は、後述の内部配線11等を収納可能なように内部が中空となり、幅または断面積は下端で最大で、上方向へ行くにつれて狭くした立体形状である。
【0019】
また、点滅動作用のスイッチ5を器具本体2の上部に配置し、かつセード4とともにスイッチ5が回動可能である。この場合、器具本体2の最上部に鉛直軸周りに回動自在に取り付けた可動部2aを有し、この可動部2aの上端に押しボタン式の点灯スイッチ5を設けている。また、可動部2aの側方に蛍光ランプ3の口金部3aを挿入する挿入部6が一体に形成されている。この挿入部6の内部にソケット7が埋め込まれており、このソケット7に口金部3aを差し込んで接続するようにしている。また、挿入部6の外周面にセード4の筒形部4aを嵌合するとともに、挿入部6に爪部8を突設してセード4が取り付けられる。この場合、筒形部4の内周面に周方向に沿って溝部9を設け、爪部8との係合により抜け止めされる。また、爪部8と溝部9が互いに移動可能とすることで、セード4を筒形部4aの周方向に回動自在としている。
【0020】
また、セード4の発光部分直下10に対応しないようにベース1を配置するとともに、セード4と反対側のベース1の位置からセード4側へ器具本体2を傾斜させた。この場合、器具本体2は上記のような立体形状であり、その長手方向に沿った中心線が傾斜するように、底部がベース1の凹所にねじ15で固定されている。これにより、セード4の発光部分直下10にスペースが形成され、机上の書類、資料等がベース1に邪魔されることがないため、蛍光ランプ3の光が有効に利用できる。ベース1はスチロール樹脂等で円盤状に形成されている。また、セード4の発光部分直下10の上記スペースを形成しても、器具本体2が倒れないようにベース1の大きさや重さを設定する。
【0021】
また、内部配線11、点灯回路12が配置される器具本体2の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成している。この場合、器具本体2は乳白色の透光材料、例えばスチロール樹脂で構成され、通常では内部配線11、点灯回路12は見えないが外部から光を照射すると内部部品が影になり状況が目視できる。なお、内部配線11は器具本体2の最上部から可動部2aの内部を通ってソケット7に接続されるとともに、器具本体2の下部より差し込みプラグを有する電源コード13として引き出されている。
【0022】
図4はこの発明の実施の形態の照明器具のセードの可動範囲を示した説明図である。図4(a)に示すように、セード4は器具本体2の傾斜方向を向いた正規の位置から可動部2aを中心に水平面に沿って180°回動する。この際、スイッチ5が器具本体2の上面にあるため、位置がわかり易く、机上近くにある従来のタイプよりも書類等の机上のものによる誤操作の可能性が少ない。また、スイッチ5にON/OFF等の表示を設けた場合、セード4の姿勢を変えずに、器具本体2、ベース1を回転させても表示の向きが変わらないため、視認性に優れる。また、図4(b)に示すように、セード4は正規の位置で筒形部4aの周方向へ30°回動することもできる。
【0023】
以上のようにこの実施の形態によれば、セード4を透光材料で形成したので、セード4からランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。
【0024】
また、セード発光部分直下10にベース1がないことにより書類等の邪魔にならず、ランプ光が有効に利用できる。また、組立工程において器具本体2に外部から光を照射すると、器具本体2を透過して内部の配線状況がわかるため、配線の挟み込み等が本体組立後に確認できる。
【0025】
【発明の効果】
この発明の請求項1記載の照明器具によれば、セードを透光材料で形成したので、セードからランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。
【0026】
請求項2では、点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともにスイッチが回動可能であるので、スイッチの位置がわかり易く、机上近くにある従来のタイプよりも書類等の机上のものによる誤操作の可能性が少ない。また、スイッチにON/OFF等の表示を設けた場合、セードの姿勢を変えずに、器具本体、ベースを回転させても表示の向きが変わらないため、視認性に優れる。
【0027】
請求項3では、セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、セードと反対側のベースの位置からセード側へ器具本体を傾斜させたので、セード発光部分直下にベースがないことにより書類等の邪魔にならず、ランプ光が有効に利用できる。
【0028】
請求項4では、内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成したので、組立工程において器具本体に外部から光を照射すると、器具本体を透過して内部の配線状況がわかる。このため、配線の挟み込み等が本体組立後に確認でき、信頼性の高い照明器具を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の照明器具を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態の照明器具の断面正面図である。
【図3】(a)は図2の一部省略した平面図、(b)は図2のセード部分の底面図である。
【図4】この発明の実施の形態の照明器具のセードの可動範囲を示した説明図である。
【図5】従来例1の断面正面図である。
【図6】図5の一部断面側面図である。
【図7】従来例2の断面正面図である。
【図8】図7のセード部分の平面図である。
【図9】従来例3の正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 器具本体
2a 可動部
3 蛍光ランプ
3a 口金部
3b ガラス管体
4 セード
4a 筒形部
5 スイッチ
10 発光部分直下
11 内部配線
12 点灯回路
【発明の属する技術分野】
この発明は、可搬式卓上型照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可搬式卓上各照明器具(デスクスタンド)は本来、机上面の照度向上を狙いとするため、セードは不透過で、反射光を有効に活用しようとしている。一部の商品については、セード内部に白色塗装や銀色仕上げをした、金属反射板等を設けたものもある。
【0003】
その従来例1を図5および図6に示す。この照明器具は、ベース50と、このベース50に突設された器具本体51と、一側に口金部を有する平行管型で器具本体51の上端に装着した片口金蛍光ランプ52と、この蛍光ランプ52を覆い器具本体51にアーム51aを介して取り付けられるセード53とを備えている(例えば、特許文献1参照)。セード53はランプ光が不透過であり、かつ内部には金属反射板54が取り付けられている。また、電源コンセントから、スイッチまでの配線長を極力短くしたい等の理由から、プッシュスイッチ55が器具本体51の下部に配置されることが多い。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−90734号公報(段落0002、図3)
また、従来例1と略同様の構成であるが、点灯時にデザイン上、外観を向上させ商品特徴となるようにした従来例2がある。この従来例2では、図7および図8に示すように、セード53の上面または一部分からランプ光が抜けるようにスリット57が形成されている。
【0005】
また、従来例1,2では、器具本体51がベース50より突設されるとともに、セード53側に回動自在のアーム51aを有する構成であるが、図9および図10に示す従来例3のように、ベース50とセード53間をアーム51aのみで構成したものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献2】
特開平7−272511号公報(段落0007、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来例では、セードからランプ光が透過しないので、机上面照度と周囲の照度差が大きくなり、目の疲労の原因になるという問題があった。また、スイッチが器具本体の下部にあるので、机上のもので誤操作されることがあり、スイッチ操作が行い難かった。
【0008】
また、器具本体の組立作業について、例えば従来例1では、器具本体51に点灯装置、スイッチなどが組み込まれており、内部配線58により、結線されている。多くの場合、器具本体51は複数部品の組み合わせで形成されているため組立作業中に内部配線58を部品に挟んでしまい、使用中の断線を引き起こす可能性があった。
【0009】
さらに、例えば従来例3のように、セード53の照射部直下にベース50があるため、書類等を読む場合、ベース50が邪魔となり、机上のスペースを有効に活用できなかった。
【0010】
したがって、この発明の目的は、机上面照度と周囲の照度差を極力小さくし、目の疲労を軽減することであり、またスイッチ操作を行い易くし、ランプ光を有効に利用し、器具生産工程において内部結線が確認できる照明器具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明の請求項1記載の照明器具は、ベースと、このベースに突設された器具本体と、一側に口金部を有する平行管型で前記器具本体の上端に装着した片口金蛍光ランプと、この蛍光ランプを覆い前記器具本体に取り付けられるセードとを備えた可搬式卓上型照明器具であって、前記セードを透光材料で形成した。
【0012】
このように、セードを透光材料で形成したので、セードからランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。
【0013】
請求項2記載の照明器具は、請求項1記載の照明器具において、点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともに前記スイッチが回動可能である。このように、点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともにスイッチが回動可能であるので、スイッチの位置がわかり易く、机上近くにある従来のタイプよりも書類等の机上のものによる誤操作の可能性が少ない。また、スイッチにON/OFF等の表示を設けた場合、セードの姿勢を変えずに、器具本体、ベースを回転させても表示の向きが変わらないため、視認性に優れる。
【0014】
請求項3記載の照明器具は、請求項1または2記載の照明器具において、セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、前記セードと反対側のベースの位置から前記セード側へ器具本体を傾斜させた。このように、セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、セードと反対側のベースの位置からセード側へ器具本体を傾斜させたので、セード発光部分直下にベースがないことにより書類等の邪魔にならず、ランプ光が有効に利用できる。
【0015】
請求項4記載の照明器具は、請求項1,2または3記載の照明器具において、内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成した。このように、内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成したので、組立工程において器具本体に外部から光を照射すると、器具本体を透過して内部の配線状況がわかる。このため、配線の挟み込み等が本体組立後に確認でき、信頼性の高い照明器具を生産することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態の照明器具を示す分解斜視図、図2はこの発明の実施の形態の照明器具の断面正面図、図3(a)は図2の一部省略した平面図、(b)は図2のセード部分の底面図である。
【0017】
図1〜3に示すように、この可搬式卓上型照明器具は、ベース1と、このベース1に突設された器具本体2と、一側に口金部3aを有する平行管型で器具本体2の上端に装着した片口金蛍光ランプ3と、この蛍光ランプ3を覆い器具本体2に取り付けられるセード4とを備えている。蛍光ランプ3は、複数本のガラス管体3bを平行に列設し、そのガラス管体3bの軸方向がセード4の前端部から後端部にわたる方向と直交するように配置されている。
【0018】
セード4は乳白色の透光材料、例えばアクリル樹脂で構成されており、蛍光ランプ3は直接見えないが、ランプ光はセード4上部へ配光される。このセード4は下側が開口しており、蛍光ランプ3の口金部3aに対応する側縁部には筒形部4aが形成されている。器具本体2は、後述の内部配線11等を収納可能なように内部が中空となり、幅または断面積は下端で最大で、上方向へ行くにつれて狭くした立体形状である。
【0019】
また、点滅動作用のスイッチ5を器具本体2の上部に配置し、かつセード4とともにスイッチ5が回動可能である。この場合、器具本体2の最上部に鉛直軸周りに回動自在に取り付けた可動部2aを有し、この可動部2aの上端に押しボタン式の点灯スイッチ5を設けている。また、可動部2aの側方に蛍光ランプ3の口金部3aを挿入する挿入部6が一体に形成されている。この挿入部6の内部にソケット7が埋め込まれており、このソケット7に口金部3aを差し込んで接続するようにしている。また、挿入部6の外周面にセード4の筒形部4aを嵌合するとともに、挿入部6に爪部8を突設してセード4が取り付けられる。この場合、筒形部4の内周面に周方向に沿って溝部9を設け、爪部8との係合により抜け止めされる。また、爪部8と溝部9が互いに移動可能とすることで、セード4を筒形部4aの周方向に回動自在としている。
【0020】
また、セード4の発光部分直下10に対応しないようにベース1を配置するとともに、セード4と反対側のベース1の位置からセード4側へ器具本体2を傾斜させた。この場合、器具本体2は上記のような立体形状であり、その長手方向に沿った中心線が傾斜するように、底部がベース1の凹所にねじ15で固定されている。これにより、セード4の発光部分直下10にスペースが形成され、机上の書類、資料等がベース1に邪魔されることがないため、蛍光ランプ3の光が有効に利用できる。ベース1はスチロール樹脂等で円盤状に形成されている。また、セード4の発光部分直下10の上記スペースを形成しても、器具本体2が倒れないようにベース1の大きさや重さを設定する。
【0021】
また、内部配線11、点灯回路12が配置される器具本体2の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成している。この場合、器具本体2は乳白色の透光材料、例えばスチロール樹脂で構成され、通常では内部配線11、点灯回路12は見えないが外部から光を照射すると内部部品が影になり状況が目視できる。なお、内部配線11は器具本体2の最上部から可動部2aの内部を通ってソケット7に接続されるとともに、器具本体2の下部より差し込みプラグを有する電源コード13として引き出されている。
【0022】
図4はこの発明の実施の形態の照明器具のセードの可動範囲を示した説明図である。図4(a)に示すように、セード4は器具本体2の傾斜方向を向いた正規の位置から可動部2aを中心に水平面に沿って180°回動する。この際、スイッチ5が器具本体2の上面にあるため、位置がわかり易く、机上近くにある従来のタイプよりも書類等の机上のものによる誤操作の可能性が少ない。また、スイッチ5にON/OFF等の表示を設けた場合、セード4の姿勢を変えずに、器具本体2、ベース1を回転させても表示の向きが変わらないため、視認性に優れる。また、図4(b)に示すように、セード4は正規の位置で筒形部4aの周方向へ30°回動することもできる。
【0023】
以上のようにこの実施の形態によれば、セード4を透光材料で形成したので、セード4からランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。
【0024】
また、セード発光部分直下10にベース1がないことにより書類等の邪魔にならず、ランプ光が有効に利用できる。また、組立工程において器具本体2に外部から光を照射すると、器具本体2を透過して内部の配線状況がわかるため、配線の挟み込み等が本体組立後に確認できる。
【0025】
【発明の効果】
この発明の請求項1記載の照明器具によれば、セードを透光材料で形成したので、セードからランプ光が透過することで、デスクスタンドの周囲が照射される。このため、例えば本棚一体形机等の棚下等にも光が回り、全体が明るくなるため机上面との照度差が少なく、目の疲労が少なくなる。
【0026】
請求項2では、点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともにスイッチが回動可能であるので、スイッチの位置がわかり易く、机上近くにある従来のタイプよりも書類等の机上のものによる誤操作の可能性が少ない。また、スイッチにON/OFF等の表示を設けた場合、セードの姿勢を変えずに、器具本体、ベースを回転させても表示の向きが変わらないため、視認性に優れる。
【0027】
請求項3では、セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、セードと反対側のベースの位置からセード側へ器具本体を傾斜させたので、セード発光部分直下にベースがないことにより書類等の邪魔にならず、ランプ光が有効に利用できる。
【0028】
請求項4では、内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成したので、組立工程において器具本体に外部から光を照射すると、器具本体を透過して内部の配線状況がわかる。このため、配線の挟み込み等が本体組立後に確認でき、信頼性の高い照明器具を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の照明器具を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態の照明器具の断面正面図である。
【図3】(a)は図2の一部省略した平面図、(b)は図2のセード部分の底面図である。
【図4】この発明の実施の形態の照明器具のセードの可動範囲を示した説明図である。
【図5】従来例1の断面正面図である。
【図6】図5の一部断面側面図である。
【図7】従来例2の断面正面図である。
【図8】図7のセード部分の平面図である。
【図9】従来例3の正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 器具本体
2a 可動部
3 蛍光ランプ
3a 口金部
3b ガラス管体
4 セード
4a 筒形部
5 スイッチ
10 発光部分直下
11 内部配線
12 点灯回路
Claims (4)
- ベースと、このベースに突設された器具本体と、一側に口金部を有する平行管型で前記器具本体の上端に装着した片口金蛍光ランプと、この蛍光ランプを覆い前記器具本体に取り付けられるセードとを備えた可搬式卓上型照明器具であって、前記セードを透光材料で形成したことを特徴とする照明器具。
- 点滅動作用のスイッチを器具本体上部に配置し、かつセードとともに前記スイッチが回動可能である請求項1記載の照明器具。
- セードの発光部分直下に対応しないようにベースを配置するとともに、前記セードと反対側のベースの位置から前記セード側へ器具本体を傾斜させた請求項1または2記載の照明器具。
- 内部配線、点灯回路が配置される器具本体の部分を、外部からの光が透過する樹脂で構成した請求項1,2または3記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010272501A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Advance Connectek Inc | 照明装置とそれを有する電気スタンド |
CN104214579A (zh) * | 2013-05-29 | 2014-12-17 | 深圳市海洋王照明工程有限公司 | 台灯 |
CN104948990A (zh) * | 2015-07-06 | 2015-09-30 | 江苏琪豪科技有限公司 | 一种新型台灯 |
CN109506150A (zh) * | 2018-11-18 | 2019-03-22 | 曾斌 | 一种发光范围可调节的led台灯 |
-
2002
- 2002-10-09 JP JP2002295666A patent/JP2004134153A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010272501A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Advance Connectek Inc | 照明装置とそれを有する電気スタンド |
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CN109506150A (zh) * | 2018-11-18 | 2019-03-22 | 曾斌 | 一种发光范围可调节的led台灯 |
CN109506150B (zh) * | 2018-11-18 | 2021-06-04 | 曾斌 | 一种发光范围可调节的led台灯 |
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