JP2004133912A - 回路およびフィルタを合成および設計するための装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】少なくとも1つのフィルタ構成要素を一緒に配線することにより少なくとも1つのフィルタ設計を実現することができるプログラム可能な回路デバイス上でレンダリングされるフィルタを設計するための装置を提供すること。
【解決手段】設計ツール30は、フィルタ設計をレンダリングするための少なくとも1つのサブ回路定義を含み、プログラム可能な回路デバイスに対する少なくとも1つのサブ回路定義により、フィルタ設計の複数の構成、トポロジー、パラメータのうちの少なくとも1つを定義するための情報を含むプログラム可能な計算デバイスで実施されるコンピュータ・プログラム・コードを備える。ユーザ・インタフェース34は、ユーザが、入力パラメータを選択し、それをフィルタ設計に適用し、フィルタ・レスポンス、必要な極、およびサブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つの表示を動的に受信できるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】設計ツール30は、フィルタ設計をレンダリングするための少なくとも1つのサブ回路定義を含み、プログラム可能な回路デバイスに対する少なくとも1つのサブ回路定義により、フィルタ設計の複数の構成、トポロジー、パラメータのうちの少なくとも1つを定義するための情報を含むプログラム可能な計算デバイスで実施されるコンピュータ・プログラム・コードを備える。ユーザ・インタフェース34は、ユーザが、入力パラメータを選択し、それをフィルタ設計に適用し、フィルタ・レスポンス、必要な極、およびサブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つの表示を動的に受信できるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、プログラム可能なまた構成可能なデバイスに関する。より詳細には、本発明は、フィルタの特性を構成できるようにするユーザ・インタフェースによるフィルタ回路設計に関する。
(関連出願への相互参照)
本出願は、引用によって本明細書の記載に援用する、2002年8月29日出願の米国仮特許出願番号60/407,265の優先権を主張する。
本出願は、引用によって本明細書の記載に援用する、2002年8月29日出願の米国仮特許出願番号60/407,265の優先権を主張する。
従来のフィルタ設計は、バッチ・プロセスであり、一組の仕様が定義され、フィルタ・レスポンスの式を得るために、これらの仕様に基づいて計算が行われた。次に、実際の構成要素の値を得るために、フィルタ・レスポンスの式が使用された。別の方法としては、スイッチドキャパシタを実現する際に、フィルタの各段のパラメータのセットを得るために、フィルタ・レスポンスの式を使用する方法がある。
この設計式は、複雑なものであり、使用するのに時間が掛かるものである。構成要素が制限されているために、多くのフィルタ設計が実現できないでいる。このような場合、新しい仕様で再度設計しなければならない。
現在入手することができるフィルタ設計ソフトウェア(カナダのブリティッシュ・コロンビア、スーク所在のSchematics Software社のFilter Wiz Pro、およびオレゴン州ウィルソンビル所在のMentor Graphics社のFilter Labなど)は、計算を自動的に行い、フィルタ・レスポンスのグラフを表示するが、「実行」の度に入力を行わなければならない、コンピュータ端末へのユーザの入力に基づいて、一度に1つのステップを実行する本質的には「バッチ」動作である。手動計算、計算尺、または計算機を使用する場合のように、これらの方法によるフィルタ設計に対しては、同じステップが依然として必要である。式を解くスピードと、情報入力を容易に行えるようになったこと、および結果の表示だけが変わっただけである。問題を解くために、コンピュータが出現する前に行われていた方法と比較すると、結果は、すばらしく改善されたが、設計者が行う方法は本質的には変わっていない。
米国仮特許出願番号60/407,265
1976年 ニューヨーク所在のJohn Wiley & Sons発行の、Gobind Daryananiのテキストブック「能動ネットワーク合成および設計の原理」(Principles of Active Network Synthesis and Design)の第3章「フィルタ・コンセプト入門」、および第4章「近似問題」に記載の記事
1982年 Holt,Rinehart and Winston,Inc.社発行の、Urbana−Champaign所在の、Department of Electrical Engineering at the University of IllinoisのM.E.Van Valkenburgのテキストブック「アナログ・フィルタ設計」(Analog Filter Design)の第6章「バタワース低域フィルタ」に記載の記事
1996年 Prentice−Hall PTR、Prentice−Hall,Inc.発行の、Department of Electrical Engineering at Ohio Northern Universityの、Les Thedeのテキストブック「Cを使用するアナログおよびデジタル・フィルタ設計」(Analog and Digital Filter Design Using C)の第4章「アナログ周波数レスポンス計算および表示」(Analog Frequency Response Calculation and Display)に記載の記事
それ故、フィルタ設計を行う設計者が、フィルタ・パラメータを次から次へと変更する場合に、フィルタ設計実現に対する結果を迅速に簡単に見ることができるようにするために改善を行う必要がある。
本発明は、ユーザが見ることができるレンダリングされる回路性能予測により、回路実現を合成するための装置および方法を提供するので、ユーザは、パラメータを変更するために回路性能予測と相互に作用することができ、それに応じて、更新した回路性能予測を見ることができる。ある場合には、回路の実現は、フィルタの実現である。
ある態様によれば、本発明は、少なくとも1つのフィルタ構成要素を一緒に配線することにより少なくとも1つのフィルタ設計を実現することができるプログラム可能な回路デバイス上でレンダリングされるフィルタを設計するための装置を提供する。この装置は、プログラム可能な計算デバイスと、ユーザ・インタフェースと、設計ツールとを含む。ユーザ・インタフェースは、プログラム可能な計算デバイスに関連する。設計ツールは、プログラム可能な計算デバイスに関連していて、ユーザ・インタフェースのところでユーザと相互に作用するように構成される。設計ツールは、フィルタ設計をレンダリングするための少なくとも1つのサブ回路定義を含み、プログラム可能な回路デバイスに対する少なくとも1つのサブ回路定義により、フィルタ設計の複数の構成、トポロジー、パラメータのうちの少なくとも1つを定義するための情報を含むプログラム可能な計算デバイスで実施されたコンピュータ・プログラム・コードを備える。ユーザ・インタフェースは、ユーザが、フィルタ設計への入力パラメータを選択し、適用することができ、また、フィルタ・レスポンス、必要な極およびサブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つの表示を動的に受信することができるように構成される。そのため、ユーザは必要なフィルタ設計に対して入力パラメータを最適化することができる。
他の態様によれば、本発明は、プログラム可能な回路デバイスにより回路を設計するための方法を提供する。上記方法は、プログラム可能なコンピュータに、フィルタ回路構成要素用のユーザ・インタフェース定義と、設計ツール定義と、サブ回路定義とを供給するステップと;プログラム可能なコンピュータとユーザ・インタフェースによりフィルタ性能予測を生成するステップと;ユーザ・インタフェースを通して、フィルタ性能予測に1つまたはそれ以上の入力パラメータを適用するステップと;入力パラメータの変更に応じて、フィルタ・レスポンスと、必要な極と、サブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つとを表示するステップとを含む。
さらに他の態様によれば、本発明は、回路近似を合成する方法を提供する。該方法は、プログラム可能な計算デバイスに関連していて、ユーザ・インタフェースを通してユーザと相互作用を行うように構成されている、ユーザ・インタフェースと、プログラム可能な計算デバイスと、回路設計ツールとを供給するステップと;合成する回路のタイプを選択するステップと;回路の近似を選択するステップと;少なくとも一部は回路パラメータに基づいて、設計ツールおよびプログラム可能な計算デバイスを通して回路性能予測をレンダリングするステップと;回路パラメータを調整するために、ユーザ・インタフェースを通して、回路性能予測と動的に相互作用を行うステップとを含む。
添付の図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について以下に説明する。
米国特許法の本質的な目的、すなわち、「科学および有用な技術の進歩を促進する目的」(第1条第8節)を推進するために本明細書を提出する。
本発明が分りにくくなるのを避けるために、本発明の実施に密接に関連している詳細な点だけを詳細に説明するが、必要に応じて、現在分かっている周辺の詳細な点を、該当する技術において現在分かっているものとして引用により本明細書の記載に援用するものとする。
近代的計算方法の導入により、また特にパーソナル・コンピュータの導入により、会話型計算方法が開発され、それにより、非常に複雑な問題を迅速に最適化できるようになってきている。例えば、フライト・シミュレータ・プログラムは、単に飛行の複雑な式を解くだけではなく、それ以上の多くのことを行う。航空機の動作に対する行動および行動の効果の即時フィードバックは、非常に多くの方法でパイロットの訓練、および工学的な変化の評価を向上させるために使用することができる。多くの場合、航空機の墜落のシーケンスのような状況は、航空機の飛行の最後の瞬間をシミュレートすることにより調査される。シミュレーションにより、事故の潜在的原因を迅速に評価することができ、最も可能性の高い代案を容易に選択できるようになる。会話型の計算により、他の方法では達成できないパラメータのあるレベルの最適化を行うことができ、遥かに迅速にこの最適化を行うことができる。
本発明は、回路(またはフィルタ)の設計者が、回路(またはフィルタ)の入力パラメータを新しい値に定義するラインを引くことができるようにするドラッグ・アンド・ドロップ技術を使用する。フィルタ設計の場合には、結果として得られるフィルタ・レスポンス、必要な極、および構成可能なアナログ・モジュール(CAM)のパラメータの評価は、設計者が入力パラメータを変更すると、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)上に動的に表示される。これにより、設計者にほとんど瞬間的にフィードバックが行われ、設計者は、入力パラメータの変更、およびこのパラメータがフィルタ・レスポンスに対して持つ効果と相互作用を行うことができる。その結果、設計者は、必要なフィルタの用途に対する最適な入力パラメータを迅速に選択することができる。この解決方法は、目標システムの迅速な動的再合成と一緒に、ユーザに対する即時フィードバックの組合わせを使用していることを強調しておきたい。この機構は、一般的に、コンピュータ援用設計(CAD)システムおよび電子設計自動化(EDA)システムにも適用することができる。
本明細書においては、「サブ回路」という用語は、もっと大きな回路のマクロな構成要素として使用するために入手することができる接続している構成要素のネットワークを意味することを理解されたい。サブ回路は、回路または全回路の一部を形成することができる。回路は、複数の接続しているサブ回路を含むことができる。例えば、スーパーヘテロダイン受信機回路は、無線周波(RF)増幅器サブ回路、オッシレータ・サブ回路、ミキサ・サブ回路、中間周波(IF)増幅器サブ回路、検出装置サブ回路、オーディオ増幅器サブ回路、および電源サブ回路を備えているが、これらのサブ回路は一緒に接続して完全なスーパーヘテロダイン受信機回路を形成する。
本明細書においては、「フィールド・プログラマブル・アナログ・アレイ(FPAA)」という用語は、プログラム可能な相互接続および構成可能なアナログ・ブロックのアレイを使用するアナログ回路を実施するためにプログラムすることができ、構成することができる集積回路を意味することを理解されたい。より詳細に説明すると、FPAAは、アナログ回路構成要素およびスイッチの集合体を含む。スイッチは、特定の回路設計を実現するために、構成要素を一緒に接続するために使用される。スイッチは、また、個々のアナログ回路構成要素の値を設定するために使用される。2進ビット・ストリームをプログラム可能なデバイスまたはFPAAにダウンロードすることにより、デバイスをプログラムするためにスイッチを設定することができ、そうすることにより、デバイス上の特定の回路またはサブ回路が定義される。比較的簡単なFPAAでも、特定の回路設計を実現するために設定しなければならない数千のスイッチを含む。
本明細書においては、「C」という用語は、プログラム・コードの特定の例を意味する。PASCAL、Visual Basic、Fortranおよび他の周知のプログラム・コードを含む他の特定のプログラム・コードも使用することができることを理解されたい。
本明細書においては、「ユーザ・インタフェース」という用語は、スクリーン設計、メニュー、コマンド言語、キーボード・コマンド、およびユーザがコンピュータと相互作用を行う方法を供給することができるオンライン・ヘルプの1つまたはそれ以上の組合わせを意味することを理解されたい。「ユーザ・インタフェース」は、キーボードおよび/またはマウス、およびユーザがコンピュータまたはコンピュータ・システムと相互作用を行うことができるようにする任意の他の入力および/または出力デバイスを含むことができる。例えば、自然言語認識および音声認識は、ある種のユーザ・インタフェースの標準構成要素として含まれているものと見なされる。
図1は、本発明の好ましい実施形態である。この図は、プログラム可能な回路デバイスをプログラムする前に、フィルタ近似のような複数の異なる回路実現、パラメータおよび仕様を迅速に効率的に評価するために、回路設計ソフトウェアと相互作用を行うための基本的なシステム構成を示し、参照番号10で識別される。例えば、この回路がフィルタである場合には、異なるフィルタ近似(チェビシェフ、バタワース等)、そのフィルタを定義するパラメータの組合わせ、回路レベルおよび構成要素レベルの観点でそのような決定をしなければならないのではなく、高いレベルのシステムの観点から最適な設計の選択ができるようにするために、フィルタ内の異なる数の極まで迅速に効率的に評価するための相互作用機能が提供される。システム10は、パーソナル・コンピュータ(PC)14のようなプログラム可能な計算デバイス12を含む。
図1に示すように、システム10は、回路(またはフィルタ)設計を実現するために、プログラム可能な制御デバイス18を使用するプログラム可能な回路デバイス20の最後のプログラミングをできるようにするような方法でソフトウェアおよびハードウェアの組合わせで実施される。より詳細に説明すると、ソフトウェアは、中央処理装置(CPU)プログラムによりコントローラ・プログラムを開発する際に使用するために、緊密に結合している制御を必要とする情報を入手することができるように、プログラム可能な回路デバイス20をプログラムするためのエクスポートされたデバイス情報の形で供給される。プログラム可能な制御デバイス18は、次に、(a)構成データの全部または一部を修正し、次に、構成データをプログラム可能な回路デバイス20のレジスタに適用することにより、または(b)プログラム可能な回路デバイス20のレジスタ内に含まれている構成データの全部または一部を直接修正することにより、プログラム可能な回路デバイス20が、修正した構成データを使用できるようにする。構成データを使用して、プログラム可能な回路デバイス20は、ソフトウェアの結果としてプログラムされる。システムのソフトウェアの態様は、現在使用することができるシステムの通常の構成データの他に、プログラム可能な回路デバイス20の機能の全部または一部を修正するために、第2の構成可能なデバイスが使用することができるコードを生成する。
図1に示すように、ある形のプログラム可能な計算デバイス12は、パーソナル・コンピュータ(PC)14を備える。PC14は、マイクロコントローラ・ユニット(MCU)22、メモリ28、設計ツール30、ユーザ・インタフェース34、および構成可能なアナログ・モジュール(CAM)ライブラリ40を含む。MCU22は、処理回路26を含む中央処理装置(CPU)24を含む。設計ツール30は、1つまたはそれ以上のフィルタ(または回路)設計35が生成され、モデル化されるコンピュータ援用設計(CAD)ツール32を含む。各フィルタ設計35は、ネット・リスト37の形をしている回路モデル情報を含む。
CAMライブラリ40は、各サブ回路に関する情報を含む複数のサブ回路定義42を含む。ある場合には、サブ回路定義は、構成可能なアナログ・モジュール(CAM)である。それ故、CAMライブラリ40は、複数のCAMを備える。プログラム可能な制御デバイス18は、アプリケーション・プログラム44およびユーザ・インタフェース46を含む。動作中、アプリケーション・プログラム44は、関連するアプリケーション・システムで、ソフトウェアの監視および制御機能を実施するためのコンピュータ・プログラム・コードを含む。ユーザ・インタフェース46により上記監視および制御機能が可能になる。
ある形のプログラム可能な回路デバイス20は、フィールド・プログラマブル・アナログ・アレイ(FPAA)21を備える。FPAA21は、ハードウェア48およびメモリ56を含む。ハードウェア48は、プログラミングにより複数の一意の構成に構成することができる。より詳細に説明すると、回路50は、サブ回路52および回路構成要素54を必要な構成に配線または接続することによりFPAA21で実現される。
設計ツール30は、AnadigmDesigner2を備える。初期のバージョンであるAnadigmDesignerは、英国のAnadigm社が公開していて、http://www.anadigm.comからダウンロードして使用することができ、引用によって本明細書の記載に援用する。AnadigmDesigner2は、AnadigmDesignerの上記初期のバージョンに追加される本発明の態様を含む。その詳細については以下に説明する。
上記技術によれば、プログラミング・データの生成が、コンピュータ援用設計(CAD)ツールの使用により非常に簡単になる。CADツールは、回路設計者に周知の方法で設計を表し、FPAAをプログラムするのに必要な対応するデータを自動的に生成する。コンピュータ援用設計(CAD)ツールを使用しない場合には、このようなプログラミングを修正または生成する機能は制限され、ほとんど実際には使用できない。さらに、CADツール32により、ボード線図の作成のようなフィルタ予測を作成することができる。同様に、CADツール32は、ユーザ・インタフェース(グラフィカル・ユーザ・インタフェースなど)34により、フィルタ近似のために、ユーザが1つまたはそれ以上のパラメータを操作すると、フィルタ性能予測を動的に行うことができるようにする。
動作中、設計ツール30は、構成データの最初のセットを生成する。構成データは、エクスポートしたデバイス情報によりPC16内のコンパイラ(図示せず)に供給される。さらに、またはそうしたい場合には、構成データは、PC16のユーザ・プログラム(図示せず)によりコンパイラに供給される。引用によって本明細書の記載に援用する、「プログラム可能な半導体デバイスを構成するための方法」(Method for Configuring a Programmable Semiconductor Device)という名称の米国特許第6,272,669 B1号が、プログラム可能な半導体デバイスの構成方法をより詳細に開示している。引用によって本明細書の記載に援用する、「構成可能なハードウェア・デバイスでアナログ素子を構成するためのシステムおよび方法」(System and Method for Configuring Analog Elements in a Configurable Hardware Device)という名称の米国特許出願番号10/171,334が、構成可能なハードウェア・デバイスでアナログ素子を構成するための装置および方法をさらに詳細に開示している。
CADツール32は、ネットリスト37を含むフィルタ設計35を行うように構成されているフィルタ設計プログラム33を含む。フィルタ設計プログラム33は、また、プログラム可能な計算デバイス12のユーザと一緒に、ユーザ・インタフェース34を通しての表示および相互作用のためのボード線図38としてレンダリングされるフィルタ実現36を含む。ある場合には、フィルタ実現36は、バタワース近似、チェビシェフ近似、逆チェビシェフ近似、楕円近似、またはベッセル近似であってもよい。また、フィルタとしては、フィルタ実現により、低域フィルタ、高域フィルタ、帯域フィルタ、および帯域消去フィルタを含むいくつかのタイプのうちの1つを使用することができることを理解されたい。さらに、各フィルタ実現は、1つまたはそれ以上の極を有することができ、1つまたはそれ以上のチップ上で実施するように構成することができる。またさらに、ボード線図は、振幅(dB)対周波数、位相対周波数、または振幅対位相を表示することもできることを理解されたい。
図1に示すように、フィルタ設計プログラム33は、さらに、フィルタ設計35をレンダリングするための少なくとも1つのフィルタ・サブ回路定義42を含み、プログラム可能な回路デバイス20上で、その後で実施するために少なくとも1つのサブ回路定義42を通して、複数の構成、トポロジー、およびフィルタ設計35のパラメータのうちの少なくとも1つを定義するための情報を含むプログラム可能な計算デバイス12で実施されるコンピュータ・プログラム・コード39を含む。動作中、設計ツール30は、プログラム可能な計算デバイス12に関連し、ユーザ・インタフェース34のところでユーザと相互作用を行うように構成される。設計ツール30は、コンピュータ・プログラム・コード39を含む。次に、ユーザ・インタフェース34は、ユーザが、入力パラメータを選択し、フィルタ設計35に動的にこの入力パラメータを適用し、(およびほぼ同時に)フィルタ・レスポンス、必要な極、およびサブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つを受信し、表示することができるように構成される。その結果、ユーザは、必要なフィルタ設計35に対して入力パラメータを最適にすることができる。ほぼ同時という表現は、入力パラメータの受信およびレスポンスの遅延から1秒以下、好適には、0.5秒以下でのレスポンスを意味することを理解されたい。
これらの現在一般に使用できる市販のAnadigmDesignerの上のAnadigmDesigner2に追加された特定の改善としては、回路設計(またはフィルタ設計)に対するパラメータの相互作用による変更機能、およびユーザ・インタフェースのところで、回路に対する対応する性能変更を迅速に表示する機能等がある。上記改善は、CADツール内でサブ回路設計の1つのグルーブを一緒に組み立てて回路を設計する機能も含む。設計が済むと、回路(またはサブ回路)設計を、フィールド・プログラマブル・アナログ・アレイ(FPAA)のようなプログラム可能なデバイスで実現することができる。CADツールは、回路設計をデバイスをプログラムするのに必要な適当にフォーマットされたデータに変換するための機構を供給する。各サブ回路に対するサブ回路定義は、CADツールと互換性を持つが、CADツールの一部ではない。サブ回路定義は、個々にまたはグループで携帯することができる。より詳細に説明すると、サブ回路定義は、それをCADツールと一緒に使用するために、コンパイルする必要はない。それ故、サブ回路定義は、CADツールとの互換性を維持しながら、関連するサブ回路の機能を変更するために、容易に生成または修正することができる。
サブ回路定義は、いくつかのことを行うために必要なサブ回路に関する情報を含む。第1に、サブ回路定義は、サブ回路の複数の構成、トポロジーおよびパラメータを定義するために必要なサブ回路に関する情報を含む。第2に、サブ回路定義は、これらの複数の構成の制御を可能にするユーザ・インタフェースを定義し、制御するために必要なサブ回路に関する情報を含む。第3に、サブ回路定義は、ユーザの選択に基づくサブ回路の構成を修正するのに必要なサブ回路に関する情報を含む。第4に、サブ回路定義は、サブ回路の正しい使用に関するエラーのチェックを行うために必要なサブ回路に関する情報を含む。第5に、サブ回路定義は、もっと大きなアナログ回路でのサブ回路の動作をシミュレートするのに必要なサブ回路に関する情報を含む。第6に、サブ回路定義は、サブ回路の記号的表示を行うのに必要なサブ回路に関する情報を含む。第7に、サブ回路定義は、サブ回路のバージョン数を決定するのに必要なサブ回路に関する情報を含む。第8に、サブ回路定義は、特定のCADツールとのサブ回路の互換性、または特定のCADツールのバージョン数を決定するのに必要なサブ回路に関する情報を含む。第9に、サブ回路定義は、FPAAのようなプログラム可能なデバイスとのサブ回路の互換性を決定するのに必要なサブ回路に関する情報を含む。
サブ回路に関する情報の中のあるものは、インタープリタ・コードに実現することができるアルゴリズムの形で含まれている。アルゴリズム内の情報が、CADツール内に記憶しているデータ、およびCADツールが作動したユーザ・インタフェースから入手したデータと結合すると、アルゴリズムは、必要な情報をCADツールに返送する。例えば、ユーザの選択(上記項目3)に応じて、サブ回路の構成の修正に関する情報はこの方法で処理される。
(図1の)CADツール32はいくつかのことを実行する機能を有する。第1に、CADツールは、サブ回路定義に含まれるデータを読み出すことができる。第2に、CADツールは、ユーザが、サブ回路をもっと大きい回路に組み立てることができるユーザ・インタフェースを供給する。第3に、CADツール32は、ユーザが、そのサブ回路設計の構成および行動を変更することができ、迅速に結果として得られる変更と相互作用を行うことができるように、各サブ回路に対してユーザ・インタフェースを供給することができる。第4に、CADツールは、サブ回路定義に含まれているインタープリタ・コードを作動させることができる。第5に、CADツールは、ユーザ・インタフェースに、特殊なプログラム可能なデバイスに特有な機能を供給することができる。第6に、CADツールは、サブ回路定義に含まれる回路設計および情報によりシミュレーションをセットアップおよび実行することができる。第7に、CADツールは、シミュレーションの結果を表示することができる。第8に、CADツールは、プログラム可能なデバイスにダウンロードするために、回路設計を適当にフォーマットされたデータに変換することができる。第9に、CADツールは、適当にフォーマットされたデータをプログラム可能なデバイスに容易にダウンロードすることができる。
本発明の実施例により、有意な設計の専門知識を、シミュレーションにより示すように、サブ回路トポロジー、サブ回路トポロジーおよび構成要素の値のユーザ・インタフェースが表示するもっと高いレベルのパラメータとの関係、およびサブ回路の性能を含むサブ回路定義内に入れることができる。サブ回路定義は、CADツールと一緒に、プログラム可能なデバイス・アーキテクチャの特定の詳細を含む。それ故、この技術を使用する人は、回路設計またはプログラム可能なデバイスの専門家でなくてもよい。それどころか、ユーザは、サブ回路のユーザ・インタフェースおよびCADツールが表すもっと高いレベルの抽出を行うことができる。それ故、回路の設計、およびFPAAチップをプログラムするための適当なフォーマットへの回路の変換の両方を比較的迅速に容易に行うことができる。
構成可能なアナログ・モジュール(CAM)の形をしているサブ回路定義は、FPAAチップのようなプログラム可能なデバイスで構成することができる1つまたはそれ以上のサブ回路(回路)の完全な内蔵定義を含む。サブ回路定義は、サブ回路定義の内蔵部分を形成し、他のサブ回路と密接に相互作用を行う「C」コードを含む。CAMは、構成およびシミュレーション・モデルを定義する「C」コードの「スニペット」(snippet)または比較的小さなセグメントを含む。「C」コードの「スニペット」は、コードの追加ピース内には含まれていなくて、クロック周波数、クロック位相、サンプリングした入力データ、利得、および他の項目を含むが、これらに限定されないCAMからの情報を必要とする。
図2〜図7は、本発明の1つの可能な実施を示す2つのフィルタ設計を示す。しかし、他の回路設計に対するもっと広い適用性を持つ他の実施も行うことができ、それも添付の特許請求の範囲に含まれることを理解されたい。
図2は、フィルタ設計プログラム33のAnadigmフィルタ設計ソフトウェアにより生成した、5極低域フィルタのボード線図(振幅対周波数レスポンス)による回路性能予測を示す(図1参照)。このようなフィルタは、ステレオ上で、一意の専用スピーカに対して周波数範囲を分離するための、ステレオ・クロスオーバ・ネットワーク・システム内で役に立つ。クロスオーバ点は、特定のカー・ステレオ・システムを最適化するように、カスタム環境にクロスオーバ点を調整するためにフィルタ設計ソフトウェアによりカスタマイズすることができる。この例で使用したフィルタは、0Hz〜1KHzの範囲内に−3デシベル(dB)の通過帯域幅を持ち、通過帯域幅の外側2KHzのところでの最大減衰は−30dBである。
図2に示すように、フィルタ設計プログラムをスタートすることにより、ユーザは、設計ツール・アプリケーション・ウインドウ60内に表示される、スクリーン・ディスプレイにナビゲートすることができ、またユーザにはこのスクリーン・ディスプレイが表示される。フィルタ設計プログラム(図示せず)により供給される、上記スクリーン・ディスプレイ上のメニュー項目を、選択するころにより、ウインドウ60を表示することができる。グラフ・スペース62は、1つまたはそれ以上のフィルタ(または回路)パラメータに基づいて、プログラム可能な計算デバイス内で、設計ツールにより生成される回路性能予測をレンダリングするように構成される。回路性能予測がフィルタに対してのものである場合には、フィルタ性能予測は、ボード線図(またはフィルタ・レスポンス)82の形で表示される。
各フィルタ・パラメータを調整し、ボード線図82に変更を映像として表示するために、ユーザが、ユーザ・インタフェースを通して、フィルタ性能予測と動的に相互作用を行うことができるように、図2に示す種々のパラメータ・ライン84〜92を移動するために、「ドラッグ・アンド・ドロップ」技術により、ユーザは、ユーザ・インタフェースのところで、多数の一意のフィルタ・パラメータを操作することができる。より詳細に説明すると、下記のパラメータ・ライン、すなわち、リップル・パラメータ・ライン84、コーナー周波数パラメータ・ライン86、全利得パラメータ・ライン88、ストップ周波数パラメータ・ライン90、および減衰パラメータ・ライン92を、「ドラッグ・アンド・ドロップ」技術により操作することができる。カーソルおよびマウスにより、各パラメータ・ラインを選択することにより、また、マウス・ボタンをホールドし、新しい必要な値のところへパラメータ・ラインをドラッグすることにより、パラメータ・ラインを「グラブ」し、「ドラッグ」することができる。ほぼ瞬間的なレスポンスで、フィルタ設計計算に基づくものとして、(フィルタ周波数レスポンスに対する)ボード線図の変更した計算を表す、ボード線図82のほぼ瞬間的は変更を反映する新しいフィルタ・レスポンスが計算される。
ボード線図(またはフィルタ・レスポンス)を生成するために使用することができる、適当なフィルタ設計計算が多数存在する。古典的な例が、引用によってその全文を本明細書の記載に援用する、1976年 ニューヨーク所在のJohn Wiley & Sons発行の、Gobind Daryanamiのテキストブック、「能動ネットワーク合成および設計の原理」(Principles of Active Network Synthesis and Design)の第3章「フィルタ・コンセプト入門」、および第4章「近似問題」に詳細に記載されている。しかし、(ボード線図を描くためのような)グラフを描くための実際のおよび近似のフィルタ・レスポンスを生成するための他の技術も多数存在する。その一例が、引用によってその全文を本明細書の記載に援用する、Harcourt Brace Jovanovich College Publishers、Saunders College Publishingから入手できる、また1982年 Holt,Rinehart and Winston,Inc.社発行の、Urbana−Champaign所在の、Department of Electrical Engineering at the University of IllinoisのM.E.Van Valkenburgのテキストブック、「アナログ・フィルタ設計」(Analog Filter Design)の第6章「バタワース低域フィルタ」に記載されている。さらに他の例が、引用によってその全文を本明細書の記載に援用する、1996年 Prentice−Hall PTR、Prentice−Hall,Inc.発行の、Department of Electrical Engineering at Ohio Northern Universityの、Les Thedeのテキストブック「Cを使用するアナログおよびデジタル・フィルタ設計」(Analog and Digital Filter Design Using C)の第4章「アナログ周波数レスポンス計算および表示」(Analog Frequency Response Calculation and Display)に記載されている。このような技術は、当業者であれば容易に理解することができると思うので、本発明をわかりにくくなるのを避けるために、これ以上の説明は省略する。上記技術は、周知の伝達関数によりフィルタ用周波数レスポンス機能を計算する。
AnadigmFilterは、「ドラッグ・アンド・ドロップ」機能を供給するために、現代コンピュータの処理能力を利用している。この機能により、フィルタ設計ソフトウェアのユーザが、カーソルによりグラフ上の適当なラインをドラッグすることによりパラメータを変更すると、瞬間的にフィードバックを行うことができる。制限ラインが移動すると、ソフトウェアは、フィルタ・レスポンス曲線を継続的に再計算し、新しいレスポンス・グラフを生成するので、その結果、ラインの移動および結果として得られるグラフは滑らかに移動しているように見える。これにより、フィルタ・レスポンス特性上のパラメータに対する変化の影響を迅速に直感的に評価することができる。
この相互作用機能は、もともとは、375Hzのところに位置していたノッチが、400Hzのところへ移動するまで、フィルタ・パラメータを「ぎりぎりまでチューン」するために使用することができる。アビオニクス・システム内で使用するフィルタの場合には、この機能は、フィルタ・パラメータ内の若干の調整の結果として、タダのボーナスとして、アビオニクスAC電源周波数のところで余分な60dBの減衰を行う。
このようにして、AnadigmFilterソフトウェアの相互作用機能により、ユーザは、回路レベルの詳細および構成要素レベルの詳細により、泥沼にはまり込まなければならないのではなく、高いレベルのシステムの観点から最適な設計を選択するために、多くの異なるフィルタ近似、パラメータの組合わせ、およびフィルタ内の異なる数の極を迅速に評価することができる。
設計ツール・アプリケーション・ウインドウ60のスクリーン・ディスプレイも、図2に示すように、その内部で複数のフィールド80が、各パラメータ・ラインが識別した個々のパラメータ値を示す、パラメータ値スペース64を含む。例えば、フィールド80は、図2のリップル・パラメータ・ライン84が識別した「通過帯域リップル」を示す。他の値は、図2に参照番号で示す各フィールド内で識別される。
さらに、アプリケーション・ウインドウ60は、さらに、(低域フィルタ・ラジオ・ボタン94のような)複数のラジオ・ボタンを含む「フィルタ・タイプ」66を含む。バタワースラジオ・ボタン96を選択することにより識別される、バタワースフィルタ近似のような、複数のフィルタ近似を含む、(フィルタ)「近似」フィールド68も供給される。各フィルタ近似は、特定の選択したフィルタと一緒に使用される極の数を識別する、「極」フィールド98を含む。さらに、「近似」フィールド68は、特定の選択したフィルタ近似に対して必要なFPAAデバイスの予測した数を識別する、すでに選択した各フィルタ近似に対する「チップ」フィールド100を含む。さらに、「グラフ」フィールド70は、「振幅」選択ボックス102が定義する振幅(dB)のような、周波数に対して現在引かれている特定の縦座標を定義する。さらに、「動的範囲オプション」フィールド72により、機能は、小さな信号が存在する特定の制限瞬間を選択することができる。さらに、それぞれ、回路の形成を可能にし、関連するCAMを列挙することができるようにするために、「回路形成」ボタン74および「CAM列挙」ボタン76も供給される。最後に、「フィルタ・レスポンス」フィールド78は、グラフ・スペース62内に(カーソルのような)ポインティング・デバイスを置くことにより選択した特定の周波数のところでボード線図82により識別された低域フィルタの結果として得られる特性を識別する。
「フィルタ・レスポンス」フィールド78は、パラメータ・ライン(またはカーソル)が、グラフ・スペース62内に位置している場所なら何処でも、周波数に対する正確な値を与えるテキストおよび情報を含む。これらの値はほぼ瞬間的なもので、グラフ・スペース62内でカーソルが左右(上下)に移動すると、連続的に更新される。図2に示すように、50KHzのクロック周波数に対するナイキスト制限の上のエリアを識別する「グレイ・エリア」を示すために、25KHzの上のグラフ領域は、グレイになっている。
図3は、図2の設計ツールのアプリケーション・ウインドウ60用のもう1つのスクリーン・ディスプレイであるが、ユーザが、1KHzから660Hzへ「コーナー周波数」パラメータ・ライン(垂直な通過帯域の縁部指示ライン)86を「ドラッグ」する間の、時間のそれぞれの後の周期におけるものである。それ故、パラメータ・ライン86は、図5内で右の位置から最終的に指定された左の位置に、パラメータ・ライン86を移動する「ドラッグ・アンド・ドロップ」動作中のスナップショットである。図では、ボード線図82は、「ドラッグ・アンド・ドロップ」動作に応じて再度計算された構成になっている。それ故、フィルタ性能予測に対するフィルタ・パラメータの調整の影響を判断するために、ユーザは、ユーザ・インタフェースを通して、フィルタ性能予測と動的に相互作用を行うことができる。フィールド64,68および70は、フィルタ性能予測およびフィルタ・パラメータ内の変更に対応する対応変化を示す。さらに、変更したまたは現在のフィルタ・パラメータに基づいて、対応するフィルタ性能予測を示すための、プロット位相(および度合い)対周波数に対する、「プロット」フィールド70内の適当なチェック・ボックスを選択することにより、フィルタ位相性能プロット104はすでに選択されている。それ故、新しく構成したフィルタ設計の位相性能をプロット104で示す。それ故、一定の大きさに作ったグレイ・エリアは、もっと低い周波数値で始まる。すなわち、16.5KHzのところからスタートし、33KHzの新しいクロック周波数を反映する。さらに、以降のフィルタに対して必要な極の数は、フィールド68内に示すように5極から4極に減っている。このようは変更は、位相プロット104内のボード線図82が識別した、フィルタ性能予測を生成する際に使用したフィルタ計算に基づいて自動的に起こる。
図4に示すように、設計ツールのアプリケーション・ウインドウ60のためのスクリーン・ディスプレイは、図3のものより時間的に後のものである。しかし、パラメータ・ライン86に対する同じ「ドラッグ・アンド・ドロップ」動作中、パラメータ・ライン86は、さらに左に、図5の最終位置の方向に移動する。パラメータ・ライン86(垂直な通過帯域縁部指定ライン)は、すでに400Hzのところへドラッグされていて、グレイ・エリアは、左へ10KHzのところまで移動していて、20KHzの新しいクロック周波数を反映している。結果として得られる再構成されたフィルタ設計は、「近似」フィールド86内で識別されている、バタワース近似に対して3つの極だけしか必要としない。
図5に示すように、設計ツール・アプリケーション・ウインドウ60に対して供給されたスクリーン・ディスプレイは、カーソルおよびマウスにより、「ドラッグ・アンド・ドロップ」動作中に最終位置に移動した、例示としてのパラメータ・ライン86を示す。帯域消去減衰を含むパラメータ86は、−30dB(図4参照)から、図5の−50dBの静止位置にドラッグされている。図のグレイ・エリアは移動しない。何故なら、クロック周波数は変化していないからである。しかし、「近似」フィールド68に示すように、フィルタは、バタワース近似に対して4極を必要とする。カーソルは、右に2KHzの周波数ラインのところに移動していて、フィルタ値は2KHzのところに表示される。
図6は、本発明の設計ツールおよびプログラム可能な計算デバイスによるもので、少なくとも1つのフィルタ・パラメータの変更に少なくともその一部が基づく、もう1つのフィルタ性能予測である。それ故、ユーザは、必要なフィルタ性能予測を入手する目的で、フィルタ・パラメータを調整するために、ユーザ・インタフェースを通して、フィルタ性能予測と動的に相互作用を行うことができる。図6を見れば分かると思うが、選択したフィルタ近似は、「近似」フィールド68内に示すようにベッセル近似を含む。グラフ・スペース62内には、パラメータ・ライン84〜92の位置に対応するボード線図182および位相プロット204が位置する。このような性能予測は、また、ログ/ログ・グラフ・スケーリングにより歪んでいる、ベッセル近似の周波数による位相の特性の一定の変化を示す。対応する値は、フィールド64,66,68および70内に表示されている。対応するカーソル位置も、フィールド78内に表示される。
図7は、設計ツール・アプリケーション・ウインドウ60のためのスクリーン・ディスプレイであるが、(図6の)位相プロット204が除去されていて、ベッセル近似フィルタの特徴である指定のコーナー周波数までの、一定の群遅延値を示す遅延プロット304が追加されている。
図6および図7を見れば、ボード線図の形のフィルタ性能予測を三次元スペース内に表示することができ、また、パラメータ・ラインは、単なる、ユーザが、選択した入力または変更したフィルタ・パラメータに応じて、フィルタ性能予測をよりよく視覚化することができるようにする二次元視覚化に過ぎないことが理解される。しかし、フィルタ・パラメータの変更と、結果として得られるフィルタ性能予測との間の相互関係をよりよく理解するために、あるフィルタ設計に応じてこのような三次元スペースを見るための多数の異なる方法があることを理解されたい。
上記フィルタ設計機能は、フィールド・プログラマブル・アナログ・アレイ(FPAA)を使用することにより達成した、プログラム可能なアナログ技術の最近の進歩を利用することができる。最近まで、プログラム可能なアナログは、単に目新しいものに過ぎなかった。使用できる技術は、設計者が近代アナログ・デバイスから期待する性能を供給することができなかった。FPAAは、この状況を根本的に変えた。
FPAAは、デジタル信号処理(DSP)技術のような古い交換システムに、性能の面では少なくとも匹敵するが、DSP技術につきものである振幅範囲制限および量子化制限のないプログラム可能なアナログ機能を供給するためにスイッチドキャパシタ技術を使用する。
いくつかの面においては、FPAAの結果として得られる性能は、古い技術よりも遥かに優れている。何故なら、スイッチドキャパシタ技術は、近代CMOSチップ製造プロセスを使用した場合、高い信頼性で反復して製造することができる構造体を利用しているからである。
FPAAは、広範なソフトウェア・サポート、「構成可能なアナログ・モジュール」(CAM)として実施されたアナログ機能の広範なライブラリ、およびリソースの割当て、設置およびCAMの相互接続のような低いレベルの設計タスクを処理する広範な設計ツール、AnadigmDesigner2を含む。複雑な多極フィルタの設計を容易にするツールであるAnadigmFilterを含む、いくつかの高いレベルの設計補助手段が供給される。
スイッチドキャパシタ技術の主な利点は、フィルタ・パラメータが、ほとんど全面的にクロック周波数に依存するということである。そのため、結果として得られるフィルタは、極度に安定していて、デバイス製造中に広い範囲の温度および変動が合っても反復して使用することができる。さらに、この特性により、外部からクロック周波数を変化させることにより、広い範囲にわたって容易に同調させることができる。
FPAAアプローチを使用するには、ユーザは、AnadigmFilterにフィルタ仕様を入力し、ボード線図をチェックし、許容できる設計になるまで、必要に応じて変更を行うことにより、従来のアプローチと全く同じ方法でスタートする。
もう一度、同じボード線図は、AnadigmFilterフィルタ設計ソフトウェアが生成した5極帯域フィルタの図2の場合のように見ることができる。前と同じように、フィルタは、0Hzから1KHzの−3dBの通過帯域、および通過帯域の外側2KHzのところに−30dBの最小減衰を持つ。
しかし、この時点で、フィルタを四次の段および2本の線の段に分割し、次に各段を個々に分析するのではなく、ユーザは、単に設計をAnadigmDesigner2に移行するために、スクリーンの右下隅に位置する「データ送信」ボタンを「クリック」するだけですむ。
数秒間で移送および分析プロセスが終了するので、AnadigmDesigner2は、図5に示すのとほとんど全く同じように、ユーザ・スクリーンの一番上に「ポップ」する。そうしたい場合には、ユーザは、詳細なシミュレーションを実行することができ、もっと多くの回路構成要素を追加したり、または設計に他の修正を行うことができる。
この例の場合には、試験ボードは、デフォールト・ボードからの異なる出力を使用しているので、どんなに簡単に行うことができるかを示すために、出力接続ピンを修正することができる。評価ボード上で外部ジャンプ・ピンを変更するより、FPAA回路を内部で変更した方が速い。
そうするために、ユーザは、右上隅の出力ピンに接続している青いワイヤ上で右クリックし、削除を選択する。次に、ユーザは、フィルタの出力ピン上にカーソルを保持する。カーソルは、AnadigmDesigner2が、配線モードであることを示すためにペン・アイコンに変わる。配線を行うために、チップの左下隅の出力セルのピン上でクリックする。これで再配線は終了し、最終的なフィルタ設計が表示される。この説明を読むと長く感じるが、スクリーン上の配線のほうが簡単である。この時点で、ユーザは、AnadigmDesigner2のツールバー上の下向きの青の矢印をクリックすることにより評価ボードに設計をダウンロードすることができる。
ボード線図から動作シリコンへのダウンロードは、完全に自動化されていて、ユーザは、移送をスタートし、その方法により必要な任意の変更をするだけでよい。この時点で、ユーザは、試験のための作動ハードウェアを入手したことになる。
この迅速な設計サイクルの利点は、単に工学時間が短くなるということだけではない。確かに有意ではあるが、任意の真に革新的な設計作業は、ある量の試行錯誤を必然的に含んでいなければならないという事実を反映していることである。単に、最初に、何か新しいものを試みた場合、最適な結果を得ることはできない。実際には、もっと多くの試行、すなわち、新しい設計により得ることができるもっと多くの経験が、最終的な設計に品質をよりよいものにするのである。
フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を使用するデジタル設計スペース内での経験は、迅速な試作品から得られる利点の多くが、実際の試行に基づいて、最適の一組の折り合いを選択するために、2つまたは3つだけではなく、20〜30の設計を試みる機能から得られるのだということを示している。学習曲線に沿って、ユーザ(または設計者)がさらにより多くのものを得れば得るほど、任意の新しい設計に関連するリスクが小さくなるというのは基本的なことである。
ユーザが、フィルタの製造バージョンを形成する準備ができると、1つのFPAAチップをブートするために、SPI EEPROMを使用するFPAAが供給される。そうしたい場合には、FPAAは、種々のタイプのEEPROMおよび埋設マイクロプロセッサおよび複数のFPAAチップを含む多くの他の構成でも使用することができる。
表にした測定値を、AnadigmFilterが予測した等価の値と比較してみて、通過帯域の範囲にわたって誤差が0.1%以下であることが分かった。この比較の場合、残りの測定範囲内においても誤差が少ない。このタイプの精度は、FPAAを使用するフィルタの代表的なものであることが分かった。さらに、この設計は、低い周波数、特に、0.007Hz〜10Hzの範囲のフィルタに対してうまく機能するが、従来の技術は、この周波数範囲ではうまく機能しない。このような周波数範囲は、地質の研究、生物学的用途、および建物の構造の分析のために使用する低い周波数用のフィルタにとって望ましいものである。
フィルタ設計のこの技術により、設計者は、構成要素の選択および微調整のような細かい点に労力を使用しないで、システム要件にその努力を集中することができる。
特許法に従って、構造上および方法上の機能に多かれ少なかれ特有の言語により本発明を説明してきた。しかし、本発明は、図面に示し今迄説明してきた特定の機能に限定されないことを理解されたい。何故なら、本明細書で開示した手段は、本発明を実行するための好適な形からなるからである。それ故、本発明は、等価の原則に従って正しく解釈した添付の特許請求の範囲の正しい範囲内で任意の形にし、また任意の修正を行うことができる。
Claims (39)
- 少なくとも1つのフィルタ構成要素を一緒に配線することにより少なくとも1つのフィルタ設計を実現することができるプログラム可能な回路デバイス上で、レンダリングされるフィルタを設計するための装置であって、
プログラム可能な計算デバイスと、
前記プログラム可能な計算デバイスに関連するユーザ・インタフェースと、
プログラム可能な計算デバイスに関連していて、前記ユーザ・インタフェースのところでユーザと相互作用を行うように構成されていて、フィルタ設計をレンダリングするための少なくとも1つのサブ回路定義を含み、プログラム可能な回路デバイスに対する前記少なくとも1つのサブ回路定義により、前記フィルタ設計の複数の構成、トポロジー、およびパラメータのうちの少なくとも1つを定義するための情報を含む、前記プログラム可能な計算デバイスで実施されるコンピュータ・プログラム・コードを備える設計ツールとを備え、
前記ユーザ・インタフェースが、ユーザが、前記フィルタ設計に対する入力パラメータを選択し、適用することができ、フィルタ・レスポンス、必要な極、およびサブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つの表示を動的に受信することができるように構成されていて、そのため、ユーザが、必要なフィルタ設計に対する入力パラメータを最適化することができる装置。 - 前記ユーザ・インタフェースが、ユーザがフィルタ仕様を選択し、それをフィルタ設計ソフトウェア内に適用することができるように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記ユーザ・インタフェースが、ユーザが前記フィルタ設計のボード線図フィルタ性能予測をチェックすることができるように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記ユーザ・インタフェースが、ユーザが前記ボード線図に対する少なくとも1つの定義パラメータを変更することができるように構成されている、請求項3に記載の装置。
- 前記ユーザ・インタフェースが、ユーザが前記変更したボード線図を表示することができるように構成されている、請求項4に記載の装置。
- 1つの定義パラメータがリップルを含む、請求項4に記載の装置。
- 1つの定義パラメータが全利得を含む、請求項4に記載の装置。
- 1つの定義パラメータがコーナー周波数を含む、請求項4に記載の装置。
- 1つの定義パラメータがフィルタ・レスポンスを含む、請求項4に記載の装置。
- 1つの定義パラメータがストップ周波数を含む、請求項4に記載の装置。
- 1つの定義パラメータが減衰を含む、請求項4に記載の装置。
- 前記定義パラメータが、ボード線図上のパラメータ・ラインに対応し、ユーザが、前記フィルタ設計に新しい入力パラメータを適用するために、前記ボード線図の必要な位置に前記パラメータ・ラインをドラッグする、請求項4に記載の装置。
- 前記ユーザ・インタフェースにより、ユーザが、前記パラメータ・ラインおよび前記ボード線図を動的に表示することができる、請求項12に記載の装置。
- 前記パラメータ・ラインが、CAMパラメータ制限に対応する、請求項12に記載の装置。
- プログラム可能な回路デバイスにより回路を設計するための方法であって、
プログラム可能なコンピュータに、フィルタ回路構成要素のためのユーザ・インタフェース定義、設計ツール定義、およびサブ回路定義を供給するステップと、
前記プログラム可能なコンピュータと前記ユーザ・インタフェースによりフィルタ設計予測を生成するステップと、
前記ユーザ・インタフェースを通して、前記フィルタ性能予測に1つまたはそれ以上の入力パラメータを適用するステップと、
入力パラメータの変更に応じて、フィルタ・レスポンス、必要な極、およびサブ回路パラメータの評価のうちの少なくとも1つを表示するステップとを含む方法。 - 前記ユーザ・インタフェースにより、前記プログラム可能なコンピュータにフィルタ仕様およびフィルタ・パラメータのうちの一方を入力するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- 前記フィルタ・パラメータが、構成可能なアナログ・モジュール(CAM)パラメータ制限を含む、請求項16に記載の方法。
- 複数の構成可能なアナログ・モジュールが、前記フィルタ性能予測に基づいて、フィルタ設計を供給するために前記ユーザ・インタフェースを通して一緒に配線されている、請求項17に記載の方法。
- 適用するステップが、前記入力パラメータを適用するために、前記ユーザ・インタフェースを通して相互作用計算ドラッグ・アンド・ドロップ技術を実施するステップを含む、請求項15に記載の方法。
- 前記実施ステップが、少なくとも1つの入力パラメータを修正するステップを含む、請求項19に記載の方法。
- 少なくとも1つの入力パラメータの修正に応じて、ボード線図を生成するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
- 少なくとも1つの入力パラメータの修正に応じて生成されたボード線図を観察するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
- 修正および生成がほぼ同じ時間に行われる、請求項22に記載の方法。
- 回路近似を合成する方法であって、
前記プログラム可能な計算デバイスに関連していて、前記ユーザ・インタフェースを通して、ユーザと相互作用を行うように構成されているユーザ・インタフェース、プログラム可能な計算デバイス、および回路設計ツールをユーザに供給するステップと、
合成する回路のタイプを選択するステップと、
回路の近似を選択するステップと、
少なくとも一部は、回路パラメータに基づいて、前記設計ツールおよびプログラム可能な計算デバイスを通して回路性能予測をレンダリングするステップと、
前記回路パラメータを調整するために、前記ユーザ・インタフェースを通して前記回路性能予測と動的に相互作用を行うステップとを含む方法。 - 回路のタイプを選択するステップがフィルタのタイプを選択するステップを含み、回路近似を選択するステップが、フィルタ近似を選択するステップを含み、レンダリング・ステップがフィルタ性能予測をレンダリングするステップを含む、請求項24に記載の方法。
- 前記フィルタ性能予測が、フィルタ仕様およびフィルタ・パラメータのうちの少なくとも一方と相関づけられる、請求項25に記載の方法。
- 前記設計ツールに、前記ユーザ・インタフェースを通して、前記フィルタ仕様および前記フィルタ・パラメータのうちの少なくとも一方に対する必要な値を入力するステップをさらに含む、請求項26に記載の方法。
- 前記回路性能予測と動的に相互作用を行うステップが、前記必要な値の入力から得られる新しいフィルタ性能予測の性能を観察するステップを含む、請求項27に記載の方法。
- 必要な値を入力するステップが、前記フィルタ性能予測のボード線図上で、必要な値にフィルタ・パラメータ・ラインをドラッグするステップを含む、請求項27に記載の方法。
- 前記フィルタ・パラメータ・ラインが、前記フィルタ性能予測に対する前記ボード線図上のリップル、全利得、コーナー周波数、フィルタ・レスポンス、ストップ周波数、および減衰のうちの少なくとも1つに対応する、請求項29に記載の方法。
- 前記フィルタ仕様が、複雑な極−ゼロ面の図形的表示である、請求項27に記載の方法。
- 前記回路性能予測と動的に相互作用を行うステップが、前記極および図形的表示のゼロのうちの少なくとも一方の位置をドラッグするステップと、結果として得られるフィルタ性能予測を観察するステップとを含む、請求項31に記載の方法。
- 前記結果として得られるフィルタ性能予測が、複雑な極−ゼロ面の図形的表示の他に、ボード線図およびステップ応答プロットのうちの少なくとも一方を含む、請求項32に記載の方法。
- 前記フィルタ・パラメータが、時間領域内に表示されるステップ・レスポンスである、請求項27に記載の方法。
- 前記回路性能予測と動的に相互作用を行うステップが、前記ステップ・レスポンス・プロット上で、フィルタ・パラメータ・ラインをドラッグするステップを含む、請求項34に記載の方法。
- 前記ステップ・レスポンス・プロット上で新しい位置に前記フィルタ・パラメータ・ラインをドラッグするステップが、立上がり時間、設定時間、旋回速度、減衰速度、およびオーバシュートのうちの少なくとも1つの必要な制限を定義するラインの位置を操作するステップを含む、請求項35に記載の方法。
- フィルタのタイプが、低域フィルタ、高域フィルタ、帯域フィルタ、および帯域消去フィルタのうちの1つを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記フィルタ近似が、バタワース近似、チェビシェフ近似、逆チェビシェフ近似、楕円近似、およびベッセル近似のうちの1つを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記回路パラメータが、クロック制御システムのナイキスト制限の図形的表示である、請求項24に記載の方法。
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