JP2004133718A - 情報管理装置、方法、情報管理プログラムおよび情報管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業の負荷を与えず、情報検索が容易であり、時間経過により利用頻度が低い情報の重みを減少させ、利用頻度の高い情報との混在を回避する。
【解決手段】特徴量抽出装置1は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための定義手段とからなる。格納部2は、グラフを用いて前記定義された情報の重要度と情報間の距離をメモリ3に格納する。遷移部5は、遷移条件入力部4から入力された条件に従い、メモリ3に格納されている情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与え、利用頻度の低い情報の重みを減少させる。近傍参照部6は、情報に対する近傍の定義手段と、近傍を用いた情報参照手段とを備え、近傍探索条件入力部7によって利用者に情報を指定させ、近傍半径入力部8によって近傍半径を入力させて、メモリ3から探索した近傍の情報を近傍表示部9に表示し、利用者が目的とする情報を得られるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】特徴量抽出装置1は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための定義手段とからなる。格納部2は、グラフを用いて前記定義された情報の重要度と情報間の距離をメモリ3に格納する。遷移部5は、遷移条件入力部4から入力された条件に従い、メモリ3に格納されている情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与え、利用頻度の低い情報の重みを減少させる。近傍参照部6は、情報に対する近傍の定義手段と、近傍を用いた情報参照手段とを備え、近傍探索条件入力部7によって利用者に情報を指定させ、近傍半径入力部8によって近傍半径を入力させて、メモリ3から探索した近傍の情報を近傍表示部9に表示し、利用者が目的とする情報を得られるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報一般の管理手法、特に情報に対する近傍の概念を用いた情報管理装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、情報管理手法として標準となっているのは、階層構造を用いた管理手法である。
【0003】
なお、本発明に関連する技術として、「重み付きグラフ」に関しては、非特許文献1に一般的な解説が記載されている。また、本発明で使用する「近傍」概念については、その定義を含めて、非特許文献2に記載されている。
【0004】
【非特許文献1】
著者:伊理正夫、藤重悟、大山達雄、題名:グラフ・ネットワーク・マトロイド、出版元:産業図書株式会社、発行:1986年
【0005】
【非特許文献2】
著者:弥永昌吉、弥永健一、小平邦彦、題名:解析学、出版元:岩波書店、発行:1987年
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の情報管理手法の問題点を挙げる。
【0007】
<階層構造を用いた情報管理による問題>
階層構造自体を情報管理者が作成しなければならいので、情報管理は利用者に負荷をかける。また、ある時点において、意味が同じものをまとめるだけなので、時間の経過とともに利用頻度の高いファイルと低いファイルが混在しやすくなる。それを避けようとすれば、階層が複雑になりやすい。
【0008】
<情報管理の自由度の高さと検索の不便さ>
情報管理の効率性は、その自由度の高さゆえに各情報管理者の管理能力に強く依存している。自由度が高いため、要求している情報をどれだけ早く検索できるかが重要となるが、ファイル名を忘れると検索できない。全文検索などの方法もあるが、概して多くの時間を必要とする。
【0009】
<情報間の意味的なつながりが提供されない>
情報のまとまりに対して名前を付けることが出来るが、それだけでは情報間のつながりを十分に示すことが出来ない。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであり、作業の負荷を与えず、情報検索が容易であり、時間が経過した場合、利用頻度が低い情報の重みが減少する情報管理装置および方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手段と、グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを記憶手段に格納する手段と、前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段と、情報に対する近傍の定義手段と、前記定義された近傍を用いて前記情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手段と、を有することを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0012】
あるいは、上記の情報管理装置おいて、情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手段からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0013】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報間の距離の定義手段は、利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手段と、同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性を一定の規則に従い情報間の距離を算出する手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0014】
あるいは、上記の情報管理装置において、格納する手段は、定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手段と、定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0015】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段は、ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手段と、前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手段と、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0016】
あるいは、上記の情報管理装置において、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段は、最大値を超えた時には、最大値とする手段と、最小値を下回る場合には、最小値とする手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0017】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報に対する近傍の定義手段は、定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手段からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0018】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報参照手段は、利用者にある情報を特定させる手段と、前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出、表示する手段と、利用者に前記近傍の閾値を変化させる手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0019】
あるいは、上記の情報管理装置において、利用者にある情報を特定させる手段は、情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を利用者に表示する手段と、表示された情報から利用者に情報を選択させる手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0020】
あるいは、情報のもつ重要度の定義手順と、情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手順と、グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを記憶手段に格納する手順と、前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手順と、情報に対する近傍の定義手順と、前記定義された近傍を用いて前記情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手順と、を有することを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0021】
あるいは、上記の情報管理方法おいて、情報のもつ重要度の定義手順は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手順からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0022】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報間の距離の定義手順は、利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手順と、同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性を一定の規則に従い情報間の距離を算出する手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0023】
あるいは、上記の情報管理方法において、格納する手順は、定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手順と、定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0024】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手順は、ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手順と、前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手順と、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0025】
あるいは、上記の情報管理方法において、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手順は、最大値を超えた時には、最大値とする手順と、最小値を下回る場合には、最小値とする手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0026】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報に対する近傍の定義手順は、定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手順からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0027】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報参照手順は、利用者にある情報を特定させる手順と、前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出、表示する手順と、利用者に前記近傍の閾値を変化させる手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0028】
あるいは、上記の情報管理方法において、利用者にある情報を特定させる手順は、情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を利用者に表示する手順と、表示された情報から利用者に情報を選択させる手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0029】
あるいは、上記の情報管理方法における手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとしたことを特徴とする情報管理プログラムを、その手段とする。
【0030】
あるいは、上記の情報管理方法における手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし、該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録したことを特徴とする情報管理プログラムを記録した記録媒体を、その手段とする。
【0031】
本発明では、情報のもつ重要度を定義し、情報間の関連性を距離として表す情報間の距離を定義することによって、情報を管理するための重要度と距離を求め、グラフを用いてこの重要度と距離を蓄積、管理する。このことは、情報を管理するために利用者がなんら作業を必要としないことを示している。ここで、重要度と距離に遷移を与えることによって、利用されない情報の重要度を下げて、利用頻度の低い情報の重みを減少させ、利用頻度の低い情報と利用頻度の高い情報の混在を回避する。情報参照を行う際には、情報に対する近傍を定義することにより、利用者が近傍に含まれる情報から目的の情報を選択できるようにし、情報の検索の効率性を高めるとともに、検索を容易にする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて詳細に説明する。
【0033】
<本発明の原理>
まず、情報集合Aを以下のように定義する。
【0034】
A:={ai|i=1,…,n}
ただし、
【0035】
【数1】
【0036】
は利用者が管理する情報をあらわすベクトルであり、
【0037】
【数2】
【0038】
はm次元ユークリッド空間、nはAに含まれる要素の個数とする。
【0039】
本発明は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための定義手段と、グラフを用いて情報の重要度と情報間の距離を記憶手段に格納する手段と、グラフ上の節点に対する近傍の定義手段と、近傍を用いた情報参照手段と、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段とからなる。
【0040】
上記情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報ai∈Aを利用した回数と時間からその重要度を定義する。重要度は、回数と時間に関する増加関数として定義する。
【0041】
上記情報間の関連性を距離として表すための定義手段は、まず、利用者が二つの情報ai∈A,aj∈Aを同時に呼び出した回数と、それらの情報を同時に利用した時間とから距離を算出する。二つ以上の情報を同時に呼び出している場合には、それらの情報の中から二つの情報を取り出す組み合わせを考えて、先に述べた定義を利用する。
【0042】
上記グラフを用いて情報の重要度と情報間の距離を記憶手段に格納する手段は、関係集合Cを以下のように定義する。
【0043】
C:={cij|i=1,…,n,j=1,…,n}
ただし、
【0044】
【数3】
【0045】
はai∈Aとaj∈Aの関係を示す距離である。情報間の関連性を距離として表すための定義手段によって得られた距離をcij,cjiに格納する。但し、i=jの場合には、つまりciiには情報aiに対する重要度を格納するとする。新しい情報an+1が与えられた場合には、関係集合Cに要素ci(n+1),c(n+1)i(i=1,…,n+1)に格納する。
【0046】
上記グラフ上の節点に対する近傍の定義手段は、ai∈Aに対する近傍B(ai,ε)を以下のように定義する。
【0047】
B(ai,ε):={aj∈A|cij<ε}
ここで、
【0048】
【数4】
【0049】
は近傍の半径をあらわす。
【0050】
上記近傍を用いた情報参照手段は、まず、情報の重要度cijが高いものから情報を表示する。利用者が、表示された情報の中から一つの情報を選択すると、情報参照手段は、選択した情報asの近傍B(as,ε)に含まれる情報を表示する。このとき、利用者は近傍の半径εを自由に調整することができる。これは、関係が多すぎて表示する情報が多すぎたり、逆に利用頻度が低いために必要とする情報が近傍に含まれない場合に有効な手段となる。
【0051】
上記情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段は、
【0052】
【数5】
【0053】
に対して、新しい関係を示す重みc′ijを
c′ij=F(cij)
のように与えcijにc′ijを格納する。この処理は利用者が指定した時間間隔で行われる。また、写像Fを利用者が指定することができる。
【0054】
本発明では、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための定義手段と、グラフを用いて情報の重要度と情報間の距離を格納する手段とによって情報管理装置を構築することができる。このことは、情報を管理するために利用者がなんら作業を必要としないことを示している。情報に対する近傍の定義手段と、近傍を用いた情報参照手段とによって情報管理装置から近傍を表示させることで、利用者が目的とする情報を得ることができる。また、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段により、情報管理者にとって利用頻度の低い情報の重みを減少させることができる。
【0055】
<実施の形態例>
図1は、本発明の一実施の形態例を説明するための構成図であって、情報管理装置の構成例である。本実施の形態例では、コンピュータ上のアプリケーションとファイルに対して本発明を適用している。
【0056】
図1において、1は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手段とからなる特徴量抽出装置、2は、グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを格納する手段を構成する格納部、3は、同じく格納する手段を構成するものであって、格納部2によって情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納される記憶手段であるメモリ、4は、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与えるための遷移条件を入力する入力部、5は、入力された遷移条件に従い、前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段である遷移部、6は、前記情報のもつ重要度と情報間の距離とを格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手段と、情報に対する近傍の定義手段とからなる近傍参照部、7は、前記近傍の情報を参照する際に利用者が情報を特定するために用いる近傍探索条件入力部、8は、同じく利用者が近傍の範囲を入力するために用いる近傍半径入力部、9は、近傍参照部6で探索された近傍の情報を利用者に表示する手段である近傍表示部である。
【0057】
特徴量抽出装置1の情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手段からなる。また、情報間の距離の定義手段は、利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手段と、同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性をあらわす情報間の距離を一定の規則に従い算出する手段と、からなる。
【0058】
格納部2は、定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手段と、定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手段と、を有する。
【0059】
遷移部5は、ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手段と、前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手段と、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段と、からなる。ここで、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段は、最大値を超えた時には最大値とする手段と、最小値を下回る場合には、最小値とする手段と、からなる。
【0060】
近傍参照部6の近傍の定義手段は、定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手段を有する。また、近傍探索手段は、近傍探索条件入力部7によって利用者にある情報を特定させる手段と、前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出し、近傍表示部9に表示する手段と、近傍半径入力部8を用いて利用者に前記近傍の閾値を変化させる手段と、からなる。ここで、利用者にある情報を特定させる手段は、情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を近傍表示部9を用いて利用者に表示する手段と、近傍表示部9に表示された情報から利用者に情報を選択させる手段と、からなる。
【0061】
上記実施の形態例の構成による動作例(本発明の情報管理方法の実施の形態例)は、「重要度と距離の格納フェーズ」、「近傍参照フェーズ」と「状態遷移フェーズ」からなる。
【0062】
○重要度と距離の格納フェーズ
情報のもつ重要度と情報間の関連性を示す距離を抽出するために、情報管理装置は、利用者がどの情報をどの程度利用しているかを知る必要がある。特徴量抽出装置1および格納部2内部のフローチャートを図2及び図3に示す。図2は、情報の重要度を格納する時のフローチャートを示している。情報管理装置は、他の利用されたアプリケーションやファイルを監視する。情報の操作が行われた場合には、開始時刻を記録するとともに利用時間を計測し、情報の重要度を変更する。図3は、距離を格納する時のフローチャートを示している。情報の操作が行われた場合に、同時利用の情報全てに対して距離を算出し、格納する。同時利用の情報がない場合には、直前の情報として記録しておいた情報に対して距離を算出し、格納する。
【0063】
重要度と距離の格納フェーズを終えた時点で、グラフとして情報の重要度と情報間の距離が格納されることになるが、図4には、n=4の時にcijがグラフ上で何を示しているかをあらわしている。図5には、本実施の形態例において利用されたアプリケーション及びファイルがどのようにグラフとして表現されるかを示している。ノードの値は、アプリケーションやファイルの重要度を示している。枝についている値は、枝についているノード間の距離をあらわしている。図の見易さの為、距離が最大の値の場合には、節点と節点の間にあるべき枝を省略して描いている。グラフをメモリ3に格納する手段としては、さまざまな方法があるが、例えば、以下のように二次元配列としてメモリ3に格納することが考えられる。
【0064】
【数6】
【0065】
○近傍参照フェーズ
図6は、近傍参照フェーズのフローチャートをあらわしている。はじめに、近傍参照の条件入力を行う。任意の情報の中から、ある特定のaiを指定する。このとき、cijの中から値の高い順にaiをを提示する。
【0066】
次に、近傍を表示する。入力されたaiに対する近傍B(ai,ε)に含まれる全ての情報を表示する。近傍に含まれる情報を全て表示するためには、cij<εを満たすようなjに対してajを表示すればよい。その際、cjjにより並べ替えを行い、重要度の高いものが上にくるようにする。
【0067】
必要な情報が得られない場合は、近傍の半径を利用者が変更する。近傍半径εを大きくすることにより距離が大きい情報も得ることができる。逆に、表示される情報が多すぎる場合には、εを小さくすることで表示範囲を狭めることができる。または、表示されている情報の中から情報を選択すると、選択された情報の近傍に含まれる情報を表示する。
【0068】
近傍参照のフェーズにおいて、グラフ構造で見た時に近傍がどのように抽出できるかを図7に示す。ここでは、“サンプル.doc”を指定した時に探索半径ε=0.3を与えた時の近傍を太線で示している。この図では、ワープロ、表計算ソフト、サンプル.doc、サンプル1.xslを同時に利用している可能性が高いので、これら4つのファイルからサンプル.docを除いたファイルを提示することになる。
【0069】
○状態遷移フェーズ
情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与えるフローチャートを図8に示す。任意のcijに対して写像Fを用いて遷移を与え、遷移後の値をグラフ上の節点と枝に格納する。写像Fの与えかたは、さまざまであるが、例えば、
【0070】
【数7】
【0071】
などと与えることで、忘却曲線に従うように、利用されていない情報の重要度を下げることができる。但し、xijはcijが最後にカウントされた時間からの経過時間を表す。
【0072】
図9及び図10にcij=0における写像Fのグラフを示す。図11には、式(1)で定義された写像Fに対して、時間が8経過した時に図5で示されているグラフがどのように遷移するかを示している。
【0073】
なお、図1で示した各部の一部もしくは全部の処理機能を、コンピュータ等の演算処理手段や制御手段を用いて実現できること、あるいは、図2、図3、図6及び図8で示した処理手順をコンピュータ等に実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータ等でその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいは、コンピュータ等にその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスクや、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを通じて、該プログラムを提供したりすることが可能である。このようにして記録媒体や通信ネットワークにより提供されたプログラムを、コンピュータ等の演算処理手段や制御手段にインストールすることで、本発明が実施可能となる。
【0074】
【発明の効果】
上述のように、本発明によって、情報管理及び情報参照において、
・近傍抽出ができるようなデータ構造の構築ができること、
・必要となる情報そのものを特定することなく、必要な情報を得ること、
・情報管理そのものに対する負荷がなくなること、
・情報管理の個人的なスキルの影響を受けなくなること、
・利用頻度の高い情報と低い情報の混在を避けること、
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態例の構成図
【図2】上記実施の形態例における重要度の格納フェーズを示すフローチャート
【図3】上記実施の形態例における情報間の距離の格納フェーズを示すフローチャート
【図4】上記実施の形態例におけるグラフ構造例を示す図
【図5】上記グラフ構造の具体例を示す図
【図6】上記実施の形態例における近傍参照フェーズを示すフローチャート
【図7】上記グラフ構造で近傍を表現した場合の例をした図
【図8】上記実施の形態例における状態遷移フェーズを示すフローチャート
【図9】cij=0,i=jにおける写像Fのグラフを示す図
【図10】cij=0,i≠jにおける写像Fのグラフを示す図
【図11】遷移後の上記グラフ構造例をした図
【符号の説明】
1…特徴量抽出装置
2…格納部
3…メモリ
4…遷移条件入力部
5…遷移部
6…近傍参照部
7…近傍探索条件入力部
8…近傍半径入力部
9…近傍表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報一般の管理手法、特に情報に対する近傍の概念を用いた情報管理装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、情報管理手法として標準となっているのは、階層構造を用いた管理手法である。
【0003】
なお、本発明に関連する技術として、「重み付きグラフ」に関しては、非特許文献1に一般的な解説が記載されている。また、本発明で使用する「近傍」概念については、その定義を含めて、非特許文献2に記載されている。
【0004】
【非特許文献1】
著者:伊理正夫、藤重悟、大山達雄、題名:グラフ・ネットワーク・マトロイド、出版元:産業図書株式会社、発行:1986年
【0005】
【非特許文献2】
著者:弥永昌吉、弥永健一、小平邦彦、題名:解析学、出版元:岩波書店、発行:1987年
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の情報管理手法の問題点を挙げる。
【0007】
<階層構造を用いた情報管理による問題>
階層構造自体を情報管理者が作成しなければならいので、情報管理は利用者に負荷をかける。また、ある時点において、意味が同じものをまとめるだけなので、時間の経過とともに利用頻度の高いファイルと低いファイルが混在しやすくなる。それを避けようとすれば、階層が複雑になりやすい。
【0008】
<情報管理の自由度の高さと検索の不便さ>
情報管理の効率性は、その自由度の高さゆえに各情報管理者の管理能力に強く依存している。自由度が高いため、要求している情報をどれだけ早く検索できるかが重要となるが、ファイル名を忘れると検索できない。全文検索などの方法もあるが、概して多くの時間を必要とする。
【0009】
<情報間の意味的なつながりが提供されない>
情報のまとまりに対して名前を付けることが出来るが、それだけでは情報間のつながりを十分に示すことが出来ない。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであり、作業の負荷を与えず、情報検索が容易であり、時間が経過した場合、利用頻度が低い情報の重みが減少する情報管理装置および方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手段と、グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを記憶手段に格納する手段と、前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段と、情報に対する近傍の定義手段と、前記定義された近傍を用いて前記情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手段と、を有することを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0012】
あるいは、上記の情報管理装置おいて、情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手段からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0013】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報間の距離の定義手段は、利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手段と、同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性を一定の規則に従い情報間の距離を算出する手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0014】
あるいは、上記の情報管理装置において、格納する手段は、定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手段と、定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0015】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段は、ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手段と、前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手段と、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0016】
あるいは、上記の情報管理装置において、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段は、最大値を超えた時には、最大値とする手段と、最小値を下回る場合には、最小値とする手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0017】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報に対する近傍の定義手段は、定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手段からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0018】
あるいは、上記の情報管理装置において、情報参照手段は、利用者にある情報を特定させる手段と、前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出、表示する手段と、利用者に前記近傍の閾値を変化させる手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0019】
あるいは、上記の情報管理装置において、利用者にある情報を特定させる手段は、情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を利用者に表示する手段と、表示された情報から利用者に情報を選択させる手段と、からなることを特徴とする情報管理装置を、その手段とする。
【0020】
あるいは、情報のもつ重要度の定義手順と、情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手順と、グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを記憶手段に格納する手順と、前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手順と、情報に対する近傍の定義手順と、前記定義された近傍を用いて前記情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手順と、を有することを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0021】
あるいは、上記の情報管理方法おいて、情報のもつ重要度の定義手順は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手順からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0022】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報間の距離の定義手順は、利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手順と、同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性を一定の規則に従い情報間の距離を算出する手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0023】
あるいは、上記の情報管理方法において、格納する手順は、定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手順と、定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0024】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手順は、ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手順と、前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手順と、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0025】
あるいは、上記の情報管理方法において、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手順は、最大値を超えた時には、最大値とする手順と、最小値を下回る場合には、最小値とする手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0026】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報に対する近傍の定義手順は、定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手順からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0027】
あるいは、上記の情報管理方法において、情報参照手順は、利用者にある情報を特定させる手順と、前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出、表示する手順と、利用者に前記近傍の閾値を変化させる手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0028】
あるいは、上記の情報管理方法において、利用者にある情報を特定させる手順は、情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を利用者に表示する手順と、表示された情報から利用者に情報を選択させる手順と、からなることを特徴とする情報管理方法を、その手段とする。
【0029】
あるいは、上記の情報管理方法における手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとしたことを特徴とする情報管理プログラムを、その手段とする。
【0030】
あるいは、上記の情報管理方法における手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし、該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録したことを特徴とする情報管理プログラムを記録した記録媒体を、その手段とする。
【0031】
本発明では、情報のもつ重要度を定義し、情報間の関連性を距離として表す情報間の距離を定義することによって、情報を管理するための重要度と距離を求め、グラフを用いてこの重要度と距離を蓄積、管理する。このことは、情報を管理するために利用者がなんら作業を必要としないことを示している。ここで、重要度と距離に遷移を与えることによって、利用されない情報の重要度を下げて、利用頻度の低い情報の重みを減少させ、利用頻度の低い情報と利用頻度の高い情報の混在を回避する。情報参照を行う際には、情報に対する近傍を定義することにより、利用者が近傍に含まれる情報から目的の情報を選択できるようにし、情報の検索の効率性を高めるとともに、検索を容易にする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて詳細に説明する。
【0033】
<本発明の原理>
まず、情報集合Aを以下のように定義する。
【0034】
A:={ai|i=1,…,n}
ただし、
【0035】
【数1】
【0036】
は利用者が管理する情報をあらわすベクトルであり、
【0037】
【数2】
【0038】
はm次元ユークリッド空間、nはAに含まれる要素の個数とする。
【0039】
本発明は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための定義手段と、グラフを用いて情報の重要度と情報間の距離を記憶手段に格納する手段と、グラフ上の節点に対する近傍の定義手段と、近傍を用いた情報参照手段と、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段とからなる。
【0040】
上記情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報ai∈Aを利用した回数と時間からその重要度を定義する。重要度は、回数と時間に関する増加関数として定義する。
【0041】
上記情報間の関連性を距離として表すための定義手段は、まず、利用者が二つの情報ai∈A,aj∈Aを同時に呼び出した回数と、それらの情報を同時に利用した時間とから距離を算出する。二つ以上の情報を同時に呼び出している場合には、それらの情報の中から二つの情報を取り出す組み合わせを考えて、先に述べた定義を利用する。
【0042】
上記グラフを用いて情報の重要度と情報間の距離を記憶手段に格納する手段は、関係集合Cを以下のように定義する。
【0043】
C:={cij|i=1,…,n,j=1,…,n}
ただし、
【0044】
【数3】
【0045】
はai∈Aとaj∈Aの関係を示す距離である。情報間の関連性を距離として表すための定義手段によって得られた距離をcij,cjiに格納する。但し、i=jの場合には、つまりciiには情報aiに対する重要度を格納するとする。新しい情報an+1が与えられた場合には、関係集合Cに要素ci(n+1),c(n+1)i(i=1,…,n+1)に格納する。
【0046】
上記グラフ上の節点に対する近傍の定義手段は、ai∈Aに対する近傍B(ai,ε)を以下のように定義する。
【0047】
B(ai,ε):={aj∈A|cij<ε}
ここで、
【0048】
【数4】
【0049】
は近傍の半径をあらわす。
【0050】
上記近傍を用いた情報参照手段は、まず、情報の重要度cijが高いものから情報を表示する。利用者が、表示された情報の中から一つの情報を選択すると、情報参照手段は、選択した情報asの近傍B(as,ε)に含まれる情報を表示する。このとき、利用者は近傍の半径εを自由に調整することができる。これは、関係が多すぎて表示する情報が多すぎたり、逆に利用頻度が低いために必要とする情報が近傍に含まれない場合に有効な手段となる。
【0051】
上記情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段は、
【0052】
【数5】
【0053】
に対して、新しい関係を示す重みc′ijを
c′ij=F(cij)
のように与えcijにc′ijを格納する。この処理は利用者が指定した時間間隔で行われる。また、写像Fを利用者が指定することができる。
【0054】
本発明では、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための定義手段と、グラフを用いて情報の重要度と情報間の距離を格納する手段とによって情報管理装置を構築することができる。このことは、情報を管理するために利用者がなんら作業を必要としないことを示している。情報に対する近傍の定義手段と、近傍を用いた情報参照手段とによって情報管理装置から近傍を表示させることで、利用者が目的とする情報を得ることができる。また、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段により、情報管理者にとって利用頻度の低い情報の重みを減少させることができる。
【0055】
<実施の形態例>
図1は、本発明の一実施の形態例を説明するための構成図であって、情報管理装置の構成例である。本実施の形態例では、コンピュータ上のアプリケーションとファイルに対して本発明を適用している。
【0056】
図1において、1は、情報のもつ重要度の定義手段と、情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手段とからなる特徴量抽出装置、2は、グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを格納する手段を構成する格納部、3は、同じく格納する手段を構成するものであって、格納部2によって情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納される記憶手段であるメモリ、4は、情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与えるための遷移条件を入力する入力部、5は、入力された遷移条件に従い、前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段である遷移部、6は、前記情報のもつ重要度と情報間の距離とを格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手段と、情報に対する近傍の定義手段とからなる近傍参照部、7は、前記近傍の情報を参照する際に利用者が情報を特定するために用いる近傍探索条件入力部、8は、同じく利用者が近傍の範囲を入力するために用いる近傍半径入力部、9は、近傍参照部6で探索された近傍の情報を利用者に表示する手段である近傍表示部である。
【0057】
特徴量抽出装置1の情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手段からなる。また、情報間の距離の定義手段は、利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手段と、同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性をあらわす情報間の距離を一定の規則に従い算出する手段と、からなる。
【0058】
格納部2は、定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手段と、定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手段と、を有する。
【0059】
遷移部5は、ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手段と、前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手段と、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段と、からなる。ここで、遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段は、最大値を超えた時には最大値とする手段と、最小値を下回る場合には、最小値とする手段と、からなる。
【0060】
近傍参照部6の近傍の定義手段は、定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手段を有する。また、近傍探索手段は、近傍探索条件入力部7によって利用者にある情報を特定させる手段と、前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出し、近傍表示部9に表示する手段と、近傍半径入力部8を用いて利用者に前記近傍の閾値を変化させる手段と、からなる。ここで、利用者にある情報を特定させる手段は、情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を近傍表示部9を用いて利用者に表示する手段と、近傍表示部9に表示された情報から利用者に情報を選択させる手段と、からなる。
【0061】
上記実施の形態例の構成による動作例(本発明の情報管理方法の実施の形態例)は、「重要度と距離の格納フェーズ」、「近傍参照フェーズ」と「状態遷移フェーズ」からなる。
【0062】
○重要度と距離の格納フェーズ
情報のもつ重要度と情報間の関連性を示す距離を抽出するために、情報管理装置は、利用者がどの情報をどの程度利用しているかを知る必要がある。特徴量抽出装置1および格納部2内部のフローチャートを図2及び図3に示す。図2は、情報の重要度を格納する時のフローチャートを示している。情報管理装置は、他の利用されたアプリケーションやファイルを監視する。情報の操作が行われた場合には、開始時刻を記録するとともに利用時間を計測し、情報の重要度を変更する。図3は、距離を格納する時のフローチャートを示している。情報の操作が行われた場合に、同時利用の情報全てに対して距離を算出し、格納する。同時利用の情報がない場合には、直前の情報として記録しておいた情報に対して距離を算出し、格納する。
【0063】
重要度と距離の格納フェーズを終えた時点で、グラフとして情報の重要度と情報間の距離が格納されることになるが、図4には、n=4の時にcijがグラフ上で何を示しているかをあらわしている。図5には、本実施の形態例において利用されたアプリケーション及びファイルがどのようにグラフとして表現されるかを示している。ノードの値は、アプリケーションやファイルの重要度を示している。枝についている値は、枝についているノード間の距離をあらわしている。図の見易さの為、距離が最大の値の場合には、節点と節点の間にあるべき枝を省略して描いている。グラフをメモリ3に格納する手段としては、さまざまな方法があるが、例えば、以下のように二次元配列としてメモリ3に格納することが考えられる。
【0064】
【数6】
【0065】
○近傍参照フェーズ
図6は、近傍参照フェーズのフローチャートをあらわしている。はじめに、近傍参照の条件入力を行う。任意の情報の中から、ある特定のaiを指定する。このとき、cijの中から値の高い順にaiをを提示する。
【0066】
次に、近傍を表示する。入力されたaiに対する近傍B(ai,ε)に含まれる全ての情報を表示する。近傍に含まれる情報を全て表示するためには、cij<εを満たすようなjに対してajを表示すればよい。その際、cjjにより並べ替えを行い、重要度の高いものが上にくるようにする。
【0067】
必要な情報が得られない場合は、近傍の半径を利用者が変更する。近傍半径εを大きくすることにより距離が大きい情報も得ることができる。逆に、表示される情報が多すぎる場合には、εを小さくすることで表示範囲を狭めることができる。または、表示されている情報の中から情報を選択すると、選択された情報の近傍に含まれる情報を表示する。
【0068】
近傍参照のフェーズにおいて、グラフ構造で見た時に近傍がどのように抽出できるかを図7に示す。ここでは、“サンプル.doc”を指定した時に探索半径ε=0.3を与えた時の近傍を太線で示している。この図では、ワープロ、表計算ソフト、サンプル.doc、サンプル1.xslを同時に利用している可能性が高いので、これら4つのファイルからサンプル.docを除いたファイルを提示することになる。
【0069】
○状態遷移フェーズ
情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与えるフローチャートを図8に示す。任意のcijに対して写像Fを用いて遷移を与え、遷移後の値をグラフ上の節点と枝に格納する。写像Fの与えかたは、さまざまであるが、例えば、
【0070】
【数7】
【0071】
などと与えることで、忘却曲線に従うように、利用されていない情報の重要度を下げることができる。但し、xijはcijが最後にカウントされた時間からの経過時間を表す。
【0072】
図9及び図10にcij=0における写像Fのグラフを示す。図11には、式(1)で定義された写像Fに対して、時間が8経過した時に図5で示されているグラフがどのように遷移するかを示している。
【0073】
なお、図1で示した各部の一部もしくは全部の処理機能を、コンピュータ等の演算処理手段や制御手段を用いて実現できること、あるいは、図2、図3、図6及び図8で示した処理手順をコンピュータ等に実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータ等でその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいは、コンピュータ等にその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスクや、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを通じて、該プログラムを提供したりすることが可能である。このようにして記録媒体や通信ネットワークにより提供されたプログラムを、コンピュータ等の演算処理手段や制御手段にインストールすることで、本発明が実施可能となる。
【0074】
【発明の効果】
上述のように、本発明によって、情報管理及び情報参照において、
・近傍抽出ができるようなデータ構造の構築ができること、
・必要となる情報そのものを特定することなく、必要な情報を得ること、
・情報管理そのものに対する負荷がなくなること、
・情報管理の個人的なスキルの影響を受けなくなること、
・利用頻度の高い情報と低い情報の混在を避けること、
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態例の構成図
【図2】上記実施の形態例における重要度の格納フェーズを示すフローチャート
【図3】上記実施の形態例における情報間の距離の格納フェーズを示すフローチャート
【図4】上記実施の形態例におけるグラフ構造例を示す図
【図5】上記グラフ構造の具体例を示す図
【図6】上記実施の形態例における近傍参照フェーズを示すフローチャート
【図7】上記グラフ構造で近傍を表現した場合の例をした図
【図8】上記実施の形態例における状態遷移フェーズを示すフローチャート
【図9】cij=0,i=jにおける写像Fのグラフを示す図
【図10】cij=0,i≠jにおける写像Fのグラフを示す図
【図11】遷移後の上記グラフ構造例をした図
【符号の説明】
1…特徴量抽出装置
2…格納部
3…メモリ
4…遷移条件入力部
5…遷移部
6…近傍参照部
7…近傍探索条件入力部
8…近傍半径入力部
9…近傍表示部
Claims (20)
- 情報のもつ重要度の定義手段と、
情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手段と、
グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを記憶手段に格納する手段と、
前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段と、
情報に対する近傍の定義手段と、
前記定義された近傍を用いて前記情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手段と、を有する
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項1に記載の情報管理装置において、
情報のもつ重要度の定義手段は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手段からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項1または2に記載の情報管理装置において、
情報間の距離の定義手段は、
利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手段と、
同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性を一定の規則に従い情報間の距離を算出する手段と、からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報管理装置において、
格納する手段は、
定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手段と、
定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手段と、からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の情報管理装置において、
情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手段は、
ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手段と、
前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手段と、
遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段と、からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項5に記載の情報管理装置において、
遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手段は、
最大値を超えた時には、最大値とする手段と、
最小値を下回る場合には、最小値とする手段と、からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報管理装置において、
情報に対する近傍の定義手段は、
定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手段からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の情報管理装置において、
情報参照手段は、
利用者にある情報を特定させる手段と、
前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出、表示する手段と、
利用者に前記近傍の閾値を変化させる手段と、からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 請求項8に記載の情報管理装置において、
利用者にある情報を特定させる手段は、
情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を利用者に表示する手段と、
表示された情報から利用者に情報を選択させる手段と、からなる
ことを特徴とする情報管理装置。 - 情報のもつ重要度の定義手順と、
情報間の関連性を距離として表すための情報間の距離の定義手順と、
グラフを用いて前記定義された情報のもつ重要度と情報間の距離とを記憶手段に格納する手順と、
前記格納された情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手順と、
情報に対する近傍の定義手順と、
前記定義された近傍を用いて前記情報のもつ重要度と情報間の距離とが格納されたグラフから前記近傍の情報を参照する情報参照手順と、を有する
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10に記載の情報管理方法において、
情報のもつ重要度の定義手順は、利用者が情報を呼び出した回数と情報を利用した時間とを元にして重要度を算出する手順からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10または11に記載の情報管理方法において、
情報間の距離の定義手順は、
利用者が同時に二つ以上の情報を呼び出した回数と情報を利用した時間を元にして情報間の距離を算出する手順と、
同時利用された情報が無い場合には、その直前に利用した情報との関連性を一定の規則に従い情報間の距離を算出する手順と、からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10乃至12のいずれかに記載の情報管理方法において、
格納する手順は、
定義された情報のもつ重要度をグラフの節点に格納する手順と、
定義された情報間の距離をグラフの枝に格納する手順と、からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10乃至13のいずれかに記載の情報管理方法において、
情報のもつ重要度及び情報間の距離に遷移を与える手順は、
ある一定の時間間隔で情報のもつ重要度及び情報間の距離の全てをそれぞれ一定の規則にしたがって変化させる手順と、
前記変化させた情報のもつ重要度及び情報間の距離の最大値と最小値を与える手順と、
遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が前記最大値と最小値の範囲に収まるようにする手順と、からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項14に記載の情報管理方法において、
遷移によって情報のもつ重要度及び情報間の距離が最大値と最小値の範囲に収まるようにする手順は、
最大値を超えた時には、最大値とする手順と、
最小値を下回る場合には、最小値とする手順と、からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10乃至15のいずれかに記載の情報管理方法において、
情報に対する近傍の定義手順は、
定義されたグラフ上の節点に対して、節点につながっている枝の距離がある閾値以下であるような枝を取り出し、それらの枝につながっている全ての節点を近傍とする手順からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10乃至16のいずれかに記載の情報管理方法において、
情報参照手順は、
利用者にある情報を特定させる手順と、
前記特定された情報に対し、定義された近傍に含まれる情報を抽出、表示する手順と、
利用者に前記近傍の閾値を変化させる手順と、からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項17に記載の情報管理方法において、
利用者にある情報を特定させる手順は、
情報のもつ重要度を用いて利用頻度の高い情報を利用者に表示する手順と、
表示された情報から利用者に情報を選択させる手順と、からなる
ことを特徴とする情報管理方法。 - 請求項10乃至18のいずれかに記載の情報管理方法における手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとした
ことを特徴とする情報管理プログラム。 - 請求項10乃至18のいずれかに記載の情報管理方法における手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし、
該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録した
ことを特徴とする情報管理プログラムを記録した記録媒体。
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