JP2004133559A - 消費者から情報を取得し、その情報に対する応答を出力する機能を有する自動販売機、その自動販売機を管理する管理装置 - Google Patents

消費者から情報を取得し、その情報に対する応答を出力する機能を有する自動販売機、その自動販売機を管理する管理装置 Download PDF

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Yutaka Shimizu
清水 裕
Kenichi Watanabe
渡邊 憲一
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Abstract

【課題】自動販売機に発生したトラブルの連絡に伴って消費者が被るわずらわしさを軽減し、且つ、そのトラブルに対する補償の内容を迅速に消費者に対して行うことを可能とする。
【解決手段】自動販売機Vは、トラブル検知部15と、販売記録データ設定部14と、補償情報出力部17を備える。トラブル検知部15は、自動販売機Vに生じたトラブルを検知する。販売記録データ設定部14は、トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録データを取得する。トラブルに対する補償の内容は、販売記録データに基づいて決定され、決定された補償の内容を示す補償情報は、補償情報出力部17に出力される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機において、つり銭が出ない、選択した商品と異なる商品が販売された等のトラブルが生じうる。このようなトラブルが生じた場合、消費者は、自動販売機を管理する業者に電話等を用いてトラブルの状況を説明する。説明を受けた業者は、トラブルの状況におうじて、消費者に対して返金等の処理を行う。
【0003】
また、自動販売機で販売される商品についての懸賞等が催される事がある。この懸賞に応募する場合、消費者は、はがき等を用いて希望する賞品、消費者の住所等をこの懸賞を実施する業者に連絡して、懸賞に応募する。
【0004】
他方で、近年、特殊な機能を有する自動販売機が発明されている。例えば、ある自動販売機は、非常スイッチ、マイク、スピーカ及びカメラを有し、且つ、通信回線を介して警備センターに接続されている。警備センターに連絡する者は、その非常スイッチを操作することにより通信回線を介して警備センターを呼び出し、マイク及びスピーカを介して、呼び出された警備センターと通話する。また、カメラによって撮影された自動販売機の周辺の映像は、警備センターのモニタに表示される。これにより、自動販売機を用いて防犯及び警備を行う事を可能とする(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、例えば、ある自動販売機は、懸賞への応募用紙を受け入れるための用紙受入箱を有する。業者によって催される懸賞に応募する消費者は、応募用紙に必要事項を記入した上で、郵便葉書を投函する要領で自動販売機の用紙受入箱にその応募用紙を投入する。業者は、自動販売機に出向き、応募用紙を回収する。これにより、消費者による応募を促進することを可能とする(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−35133号公報(段落0019から段落0032、図1)
【0007】
【特許文献2】
特開2001−56885号公報(段落0008から段落0010、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術によれば、消費者、特に旅先で自動販売機のトラブルにあった消費者にとっては、トラブルを業者に連絡することがわずらわしく、結局、消費者は、トラブルに対する補償等の対応を業者から受けずに済ませる場合が少なからずあったという問題があった。さらに、消費者がトラブルに対する補償の内容を業者から通知を受けるまでに時間がかかるという問題もあった。
【0009】
また、懸賞等に消費者が応募する場合も、消費者は、はがき等を用いて、応募するために必要な事項を業者に連絡することが必要である。この手続きがわずらわしいために、懸賞に応募しない消費者が多く存在していたという問題があった。また、応募後、賞品の発送等によって業者から応募結果の通知を消費者が受けるまでに時間がかかるという問題もあった。
【0010】
また、上記に記載の特殊な機能を有する自動販売機のいずれも、トラブルの発生については想定していないため、トラブルが発生した際の上記問題を解決していない。さらに、上記に記載の特殊な機能を有する自動販売機のうち、前者は懸賞の応募を想定しておらず、後者は応募結果の通知を消費者が受けるまでに時間がかかるという問題を解決していない。
【0011】
以上の問題に鑑み、自動販売機に発生したトラブルの連絡又は懸賞の応募に伴って消費者が被るわずらわしさを軽減し、且つ、トラブルに対する補償の内容又は懸賞の当否の通知を迅速に消費者に対して行うことが可能な自動販売機及び自動販売機システムを提供することが、本発明が解決しようとする課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
自動販売機は無人で商品を販売することを可能にするが、一方で消費者からトラブルに関する情報や懸賞への応募に関する情報を受け付けたり、受け付けた情報に対する応答を消費者に通知したりする機能を有していないことが上記問題の一因となっている。従って、本発明によれば、自動販売機にこのような機能を備える事によって、上記問題を解決する。
【0013】
まず、自動販売機にトラブルが発生した場合の問題を解決する発明の態様について説明する。
トラブルが発生した場合の上記問題を解決するために、本発明の1態様によれば、自動販売機において、商品を販売する販売手段と、トラブルを検知するトラブル検知手段と、上記トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を上記販売手段から取得する販売記録情報取得手段と、情報を表示する表示手段と、上記販売記録情報に基づいて決定された、上記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を上記表示手段に出力させる制御を行う出力制御手段とを備えるように構成する。
【0014】
上記の自動販売機によれば、トラブル検知手段によってトラブルが検知されると、販売記録情報取得手段はトラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を取得する。出力制御手段はその販売記録情報に基づいて決定された、上記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を自動販売機に備えられた表示手段に出力させる。
【0015】
これにより、自動販売機にトラブルが発生した際に、消費者が電話等でトラブルの内容をその自動販売機を管理する者に通知する事を不要とし、さらに、そのトラブルに対する補償の内容をその自動販売機において消費者に迅速に通知することが可能となる。
【0016】
また、上記自動販売機は、消費者から前記トラブルに対して希望する補償の内容を示す希望補償内容情報を取得する消費者情報取得手段を更に備え、上記補償の内容は、上記販売記録情報及び上記希望補償内容情報に基づいて決定されることとしてもよい。
【0017】
販売記録情報と希望補償内容情報に基づいて補償の内容が決定されるようにすることにより、できるだけ消費者の希望にそった補償を消費者に対して行うことが可能となる。
【0018】
また、上記自動販売機は、トラブル報知手段を更に備え、上記トラブル検知手段は、上記トラブル報知手段が操作された場合に、上記トラブルの発生を検知する、こととしてもよい。
【0019】
トラブルの中には、つり銭切れのように自動的に検知できるトラブルと、商品の排出口の詰まりのように自動的に検知できないトラブルとがある。自動販売機にトラブル報知手段を備え、消費者はトラブル報知手段を操作することにより、後者のようなトラブルの発生を検知する事が可能となる。従って、後者のようなトラブルの場合にも消費者に対して補償情報を提供することが可能となる。
【0020】
ここで、上記補償情報は、ネットワークを介して自動販売機と接続されたサーバによって作成されることとしてもよいし、自動販売機によって作成されることとしても良い。
【0021】
前者の場合、上記自動販売機は、ネットワークを介して上記販売記録情報をサーバ(管理装置)に送信する送信手段と、上記サーバから上記補償情報を受信する受信手段とを更に備える。一方、サーバは、ネットワークを介して、上記自動販売機から上記販売記録情報を受信する受信手段と、上記販売記録情報に基づいて前記トラブルに対する補償の内容を決定し、上記補償情報を作成する補償内容決定手段と、ネットワークを介して、上記補償情報を前記自動販売機に送信する送信手段とを備える。
【0022】
後者の場合、上記自動販売機は、上記販売記録情報に基づいて上記トラブルに対する補償の内容を決定し、決定結果に基づいて上記補償情報を作成する補償内容決定手段を更に備える。
【0023】
次に、懸賞への応募の場合の問題を解決する発明の態様について説明する。懸賞への応募の場合の問題を解決するために、本発明の別の1態様によれば、自動販売機において、消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得する応募情報取得手段と、情報を表示する表示手段と、上記応募情報について決定された、応募の当否を示す当否情報を上記表示手段に出力させる制御を行う出力制御手段と、を備えるように構成する。
【0024】
上記自動販売機によれば、応募情報取得手段は消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得し、出力制御装置は、上記応募情報について決定された、応募の当否を示す当否情報を上記表示手段に出力させる。
【0025】
これにより、懸賞に応募するために消費者がはがき等を用いることを不要とし、さらに、その応募の当否を示す当否情報をその自動販売機において消費者に迅速に通知することが可能となる。
【0026】
また、上記自動販売機は、さらに、応募を要求する際に操作される応募要求手段と、応募要求手段が操作されたことを検知する応募検知手段とを更に備え、前記応募情報取得手段は、前記応募検知手段によって前記応募要求手段が操作されたことを検知した場合に、前記応募情報を取得することとしてもよい。
【0027】
これにより、消費者は懸賞に応募したい際に、適当な自動販売機の応募要求手段を操作すれば懸賞に応募することが可能となる。
また、上記応募要求手段は、上記自動販売機が商品を販売してから一定時間内において操作可能となることとしてもよい。これにより、自動販売機は、その自動販売機から商品を購入した消費者から応募を受け付けることが可能となる。
【0028】
ここで、上記抽選結果情報は、ネットワークを介して自動販売機と接続されたサーバによって作成されることとしてもよいし、自動販売機によって作成されることとしても良い。
【0029】
前者の場合、上記自動販売機は、ネットワークを介して上記応募情報をサーバ(管理装置)に送信する送信手段と、上記サーバから上記当否情報を受信する受信手段とを更に備える。一方、サーバは、ネットワークを介して、上記応募情報を受信する受信手段と、上記応募情報について応募の当否を決定し、上記決定の結果を示す上記当否情報を作成する抽選手段と、ネットワークを介して、上記当否情報を上記自動販売機に送信する送信手段と、を備える。
【0030】
後者の場合、上記自動販売機は、上記応募情報について応募の当否を決定し、上記決定の結果を示す上記当否情報を作成する抽選手段を、更に備える。
なお、トラブルが発生した場合の問題を解決する自動販売機を構成する手段によって行われる動作と同様の手順を含む自動販売機の制御方法によっても、その自動販売機と同様の作用・効果が得られるため、上記課題を解決することが可能である。同様に、懸賞への応募の場合の問題を解決する自動販売機を構成する手段によって行われる動作と同様の手順を含む自動販売機の制御方法によっても、その自動販売機と同様の作用・効果が得られるため、上記課題を解決することが可能である。
【0031】
また、上記サーバを構成する手段によって行われる動作と同様の手順を含む自動販売機の管理方法によっても、上記自動販売機とあいまって、上記課題を解決することが可能である。
【0032】
さらに、上記の各自動販売機の制御方法において行われる手順と同様の制御を制御回路に行わせる制御プログラムも、その制御プログラムを制御回路に実行させることによって、前述した課題を解決することが可能である。さらに、上記制御プログラムを記録した記録装置から、そのプログラムを制御回路に読み出させて実行させることによっても、前述した課題を解決することができる。
【0033】
同様に、上記自動販売機の管理方法において行われる手順と同様の制御をコンピュータに行わせるプログラムも、そのプログラムをコンピュータに実行させることによって、上記自動販売機とあいまって前述した課題を解決することが可能である。また、上記プログラムを記録した記録媒体から、そのプログラムをコンピュータに読み出させて実行させることによっても、上記自動販売機とあいまって前述した課題を解決することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、同じ装置等には同じ参照番号をつけ、説明を省略する。
【0035】
図1に、本発明の第1実施形態に係わる自動販売機V及びこの自動販売機Vを備える自動販売システムの構成を示す。図1に示すように、自動販売機Vは、販売センターサーバCとネットワークNを介して接続されている。ネットワークNとして、例えば、インターネット、電話回線網、デジタルデータ交換網、専用回線網、無線回線網等が挙げられる。なお、図1において、1つの自動販売機VがネットワークNに接続されているが、2以上の自動販売機VがネットワークNに接続されることとしてもよいことは言うまでも無い。
【0036】
以下自動販売機V及び販売センターサーバCの構成について説明する。
販売センターサーバCは、自動販売機Vを管理し、トラブルの内容を示すトラブル情報を自動販売機Vから受信した場合、トラブル情報に応じて補償の内容を決定し、決定された補償の内容を示す補償情報をその自動販売機Vに送信する機能を有する。
【0037】
図1に示すように、販売センターサーバCは、トラブル情報受信部1、補償内容決定部2、補償情報送信部3、トラブル理由管理テーブル4、トラブル対処定型パターンテーブル5、販売情報管理テーブル6及び消費者情報管理テーブル7を備える。
【0038】
トラブル情報受信部1は、ネットワークNを介して、自動販売機Vからトラブルの内容を示すトラブル情報を受信し、受信したトラブル情報を販売情報管理テーブル6及び消費者情報管理テーブル7に登録する。
【0039】
補償内容決定部2は、トラブル情報に含まれる販売記録データ及び補償内容識別情報に基づいて、消費者に対する補償方法を決定する。なお、販売記録データは、トラブルが発生した際に自動販売機Vが行おうとしていた販売の内容を示す情報であり、補償内容識別情報は、消費者が希望する補償の内容を示す識別情報である。補償情報送信部3は、決定された補償内容を示す補償情報を自動販売機Vに送信する。トラブル理由管理テーブル4は、トラブル理由識別情報とその識別情報が示すトラブル発生理由の内容との対応を示す。トラブル対処定型パターンテーブル5は、補償内容識別情報と、その補償内容識別情報が示す補償の内容との対応を示す。トラブル理由管理テーブル4及びトラブル対処定型パターンテーブル5は、予め販売センターサーバCに備えられる。販売情報管理テーブル6及び消費者情報管理テーブル7は、それぞれ、自動販売機Vから受信されたトラブル情報を格納する。
【0040】
自動販売機Vは、トラブルが発生すると、トラブル情報(待機時トラブル情報及び販売時トラブル情報)を販売センターサーバCに送信する。自動販売機Vは販売時にトラブルが発生するした場合、トラブル情報の応答として、販売センターサーバCから補償情報を受信する機能を有する。自動販売機Vは、販売センターサーバCのネットワーク端末である。
【0041】
図1に示すように、自動販売機Vは、自動販売機としての基本的な機能を実現する販売部(不図示)に加えて、トラブル情報送信部11、情報入力部12、画面表示部13、販売記録データ設定部14、トラブル検知部15、補償情報受信部16、補償情報表示部17、トラブル情報入力画面情報データベース(以下、データベースをDBと記す)18及びトラブル報知ボタン19を備える。
【0042】
トラブル情報送信部11は、ネットワークNを介してトラブル情報を販売センターサーバCに送信する。なお、トラブル情報送信部11は、トラブル情報には、予め自動販売機Vに与えられた自動販売機識別情報を付してから、販売センターサーバCに送信する。
【0043】
情報入力部12は、自動販売機Vに情報を入力するための入力インターフェースである。情報入力部12は、トラブルが生じた際に、消費者が消費者の名前、住所、連絡先、希望する補償の内容等を入力する際に用いられる。画面表示部13は、自動販売機Vに情報を入力する際に、自動販売機Vからの指示を出力するための出力インターフェースである。なお、自動販売機Vにおいてタッチパネル等を採用する場合、情報入力部12が画面表示部13をかねる事になる。
【0044】
販売記録データ設定部14は、不図示の販売部からデータを取得し、販売記録データを作成し、その販売記録データをトラブル情報入力画面に設定する。販売記録データに含まれる情報の内容として、例えば、販売した商品を識別する商品識別情報、単価、数量、販売日時等が挙げられる。
【0045】
トラブル検知部15は、自動販売機Vに生じたトラブルを検知する。検知の方法は、トラブルの内容によって異なる。つり銭切れや冷却器或いは加熱器のトラブル等に関しては、トラブル検知部15は、例えば、つり銭の残量や冷却器或いは加熱器内に設置された温度計が示す温度を監視する等によって検知する。また、自動的に検出できないトラブルもありうる。この場合、自動販売機Vに備えられたトラブル報知ボタン19が押下された際に、トラブル検出部15はトラブルを検知することとしてもよい。
【0046】
補償情報受信部16は、消費者に対して行われる補償の内容を示す補償情報を販売センターサーバCから受信する。補償情報出力部17は、補償情報を出力することにより、消費者に決定された補償の内容を知らせる。なお、画面表示部13が補償情報出力部17を兼ねる事としてもよい。
【0047】
トラブル情報入力画面情報DB18は、トラブルが発生した際に自動販売機Vに備えられた画面表示部13に表示され、消費者に情報の入力を促すためのトラブル情報入力画面を記述する情報を格納する。トラブル報知ボタン19は、トラブルが発生した際に、消費者によって押下される。なお、いたずらあるいは補償を詐取する目的でトラブル報知ボタン19が押下されることもありうるため、自動販売機Vにトラブル報知ボタン19を備えない事としてもよい。
【0048】
次に、図2から図6を用いて、各テーブルのデータ構造について説明する。
まず、図2を用いて、トラブル理由管理テーブル4のデータ構造について説明する。図2に示すように、トラブル理由管理テーブル4は、トラブル理由識別情報と対応させて、そのトラブル理由識別情報によって示されるトラブルの発生理由の内容を登録する。例えば、図2において、トラブル理由識別情報が「A」である場合、そのトラブルの発生理由は、「排出口においてトラブルが生じた」ことであることが分かる。
【0049】
次に、図3を用いて、トラブル対処定型パターンテーブル5のデータ構造について説明する。図3に示すように、トラブル対処定型パターンテーブル5は、補償内容識別情報と対応させて、その補償内容識別情報によって示される補償の内容を登録する。例えば、図3において、補償内容識別情報が0である場合、そのトラブルに対する補償の内容は、「何もしない」である事が分かる。
【0050】
次に、図4を用いて、販売情報管理テーブル6のデータ構造について説明する。販売情報管理テーブル6には、トラブルが発生した際に消費者に対して行おうとしていた販売の内容を示す販売記録データが登録される。図4に示すように、販売記録データは、トラブルが発生した自動販売機Vを識別する販売機番号、トラブルが発生した際に自動販売機Vを使用していた消費者を識別する消費者番号、トラブルが発生した日付及び時刻、トラブルが発生した際に販売しようとしてた商品の商品名、商品の個数、及び消費者が自動販売機Vに投入した金額を含む。販売記録データは、トラブルが発生した際に自動販売機Vで販売部から取得したデータ及び消費者が自動販売機Vに入力した情報に基づいて作成される販売時トラブル情報(後述)に含まれ、販売時トラブル情報を受信した際に、販売センターサーバC内のトラブル情報受信部1によって、販売情報管理テーブル6に登録される。
【0051】
次に、図5を用いて、消費者情報管理テーブルのデータ構造について説明する。消費者情報管理テーブル7は、消費者情報を格納する。図5に示すように、消費者情報は、消費者を識別する消費者番号、消費者の名前、住所、連絡先、トラブルの理由を識別するトラブル理由識別情報、消費者が補償を要求したか否かを示す補償要否情報、消費者が補償を要求した場合、その消費者が希望する補償の内容を示す希望補償内容情報、及び、その補償の内容に対応する補償内容識別情報を含む。消費者情報は、トラブルが発生した際に消費者が自動販売機Vに入力した情報等に基づいて作成される販売時トラブル情報に含まれ、販売時トラブル情報を受信した際に、販売センターサーバC内のトラブル情報受信部1によって、消費者情報管理テーブル7に登録される。
【0052】
最後に、図6を用いて、トラブル情報入力画面情報DB18に格納されるトラブル情報入力画面情報について説明する。トラブル情報入力画面情報は、トラブルが発生した際に、自動販売機Vに備えられた画面表示部13に表示されるトラブル情報入力画面を記述する情報である。図6に、トラブル情報入力画面の一例を示す。図6に示すように、トラブル情報入力画面には、メッセージ表示欄と、販売記録データ表示欄と、お客様個人データ入力欄と、送信ボタンが含まれる。
【0053】
メッセージ表示欄は、消費者に対してトラブルの発生についてお詫びし、トラブルに対する補償を行うための必要事項の記入を消費者に依頼するメッセージを表示する欄である。販売記録データ表示欄は、トラブルが発生した際の販売の内容を示す販売記録データ及びトラブルの理由を示すトラブル理由情報を表示する欄であり、販売記録データは、自動的に自動販売機Vによって販売記録データ表示欄に設定される。なお、消費者は、販売記録データ表示欄に表示された内容を確認し、誤りがあった場合は訂正することができる。お客様個人データ入力欄は、トラブルを被った消費者に関する情報及びトラブルに対して消費者が希望する補償の内容を入力するための欄である。図6に示すように、お客様個人データ入力欄中の希望補償内容を入力する領域において、プルダウン又はプルアップメニューを採用し、消費者は自分が希望する補償内容を示す希望補償内容情報を選択肢の中から選択することとしてもよい。この場合、選択肢は、トラブル対処定型パターンテーブルに備えられたパターンに対応させることとしてもよい。より具体的には、図3に示す例に対応させると仮定すると、希望補償内容情報の選択肢は、「対処せず」、「投入金額返金」、「該当同等代替品の提供」及び「同額別製品にて代替提供」である。
【0054】
送信ボタンは、画面内の情報を販売センターサーバCに送信することを指示するボタンである。販売記録データの内容を確認し、お客様個人データ入力欄に情報を入力し終えると、消費者は送信ボタンを選択する。
【0055】
次に、図7から図10を用いて、トラブルが発生した際に自動販売機V及び販売センターサーバCによって行われる処理について説明する。
トラブルが発生した際の処理は、消費者に商品を販売する際(販売時)にトラブルを検知した場合とそうでない場合(待機時)とで異なる。まず、トラブル検知部15が、商品を販売する際以外の場合、つまり、待機時に自動的に自動販売機Vのトラブルが検知された場合について説明する。
【0056】
なお、商品を販売する際にトラブルが発生したのか否かは、例えば、最後に金銭投入口に一定以上の金額が投入されてからトラブルが検知されるまでの経過時間に基づいて判定することとしてもよい。経過時間として、例えば数分が挙げられる。より具体的には、最後に金銭投入口に一定以上の金額が投入されてからトラブルが検知されるまでに所定時間が経過していた場合、トラブル検知部15は待機時であると判定し、所定時間が経過していなかった場合、トラブル検知部15は、販売時であると判定する。
【0057】
トラブル検知部15が待機時にトラブルを検知すると(S1)、検知したトラブルの理由を示す待機時トラブル情報を作成する(S2)。トラブル検知部15は、トラブルが生じた旨を示す画面を画面表示部13に出力させる(S3)。トラブル情報送信部11は、現在の日時及びその自動販売機Vの販売機番号を作成された待機時トラブル情報に付し、その待機時トラブル情報を販売センタサーバCに送信し、処理を終了する(S4)。
【0058】
トラブルが生じている旨を画面表示部13に出力させる事により、消費者に注意を促すことが可能となる。また、待機時トラブル情報を販売センタサーバCに送信する事により、販売機番号によって識別される自動販売機Vにトラブルが生じていることを管理者に速やかに通知し、修理を促す事が可能となる。
【0059】
次に、図8を用いて、商品を販売する際に、トラブル報知ボタン19が押下されたことによって、或いは自動的に、トラブル検知部15がトラブルを検知した場合の処理について説明する。なお、上述のように、トラブル検知部15は、商品を販売する際にトラブルが発生したのか否かを、最後に金銭投入口に一定以上の金額が投入されてからトラブルが発生するまでの経過時間に基づいて判定することとしてもよい。但し、トラブル報知ボタン19が押下される場合は、通常、消費者が商品を購入しようとした場合であるため、商品を販売する際にトラブルが発生したのか否か判定する判定処理を省略することとしてもよい。
【0060】
まず、トラブル検知部15は、自動販売機Vに備えられたトラブル報知ボタン19が押下されたことによって、あるいは自動的にトラブルを検知する(S11)。自動的にトラブルを検知した場合、トラブル検知部15はトラブルを検知する際に取得した情報に基づいてトラブルの理由を特定する。
【0061】
続いて、販売記録データ設定部14は、トラブルが発生した際の販売記録データを販売部から取得する(S12)。さらに、販売記録データ設定部14は、トラブル情報入力画面情報DB18からトラブル情報入力画面情報を取得し、その販売記録データをその画面内の販売記録データ表示欄に設定する(S13)。なお、販売記録データの一部又は全部が取得できなかった場合、販売記録データ表示欄中の取得できなかった情報を表示する部分については空欄のままとする。また、トラブルの理由が特定されている場合、トラブル検知部15は、トラブル情報入力画面にそのトラブル理由を示すトラブル理由情報を設定する。
【0062】
画面表示部13は、販売記録データが設定されたトラブル情報入力画面を表示する(S14)。消費者は、トラブル情報入力画面に従って情報入力部12を用いて、販売記録データを修正したり、消費者の名前や住所等の情報を入力したり、補償の要否及び希望する補償の内容を示す希望補償内容情報を選択したりする。修正及び入力がすむと、消費者はその画面中の決定ボタン及び送信ボタンを選択する。
【0063】
トラブル情報送信部11は、消費者が送信ボタンを選択するまで所定時間待つ(S15)。所定時間内に送信ボタンが押下されなかった場合(S15:No)、S20に進む。所定時間内に送信ボタンが選択された場合(S15:Yes)、トラブル情報送信部11は、必要な情報のうちで入力されていない情報があるか否か判定する(S16)。例えば、トラブル情報送信部11は、トラブル情報入力画面中のお客様個人データ入力欄に、消費者の名前、住所等の個人情報が入力されているか否か判定し、さらに、お客様個人データ入力欄に補償の要否が入力され、且つ、補償を要求する場合は希望補償内容情報が選択されているか否か判定する。必要な情報がすべて入力されている場合(S16:Yes)、S17に進む。そうでない場合(S16:No)、画面表示部13は、入力が途中まですんでいるトラブル情報入力画面を表示させて、S15にもどる。
【0064】
S17において、トラブル情報送信部11は、情報の入力処理を終了させる。続いて、トラブル情報送信部11は、販売記録データ表示欄及びお客様個人データ入力欄に入力された情報に基づいてそれぞれ販売記録データ及び消費者情報を作成し、両者を合わせて販売時トラブル情報として、その自動販売機Vの販売機番号を付して、販売センターサーバCに送信する(S18)。つまり、作成される販売時トラブル情報には、販売機番号、販売記録データ及び消費者情報が含まれる。トラブル検知部15は、トラブルが生じている旨を示す画面を画面表示部13に出力させ(S19)、処理を終了する。
【0065】
S20において、トラブル情報送信部11は、消費者からの入力を待つことを終了し、S17に進む。この場合、S17において、消費者によって入力されるべき情報が空であるトラブル情報が作成される。
【0066】
このように処理することにより、トラブルが発生した場合、消費者はその場でトラブルを販売センタサーバCに連絡することが可能となり、且つ、消費者がトラブルの内容を人に説明することも不要となる。これにより、従来、消費者がトラブルを業者に連絡するわずらわしさを嫌うために、消費者はトラブルに対する処理を業者から受けずにすんでしまうという問題を解決する。
【0067】
続いて、図9を用いて、販売時トラブル情報を受信した際に販売センターサーバCにおいて行われる処理について説明する。
まず、販売センターサーバC内のトラブル情報受信部1は、ネットワークNを介して、自動販売機Vのトラブル情報送信部11から販売時トラブル情報を受信する(S21)。トラブル情報受信部1は、販売情報管理テーブル6を参照し(S22)、受信した販売時トラブル情報に含まれる販売記録データと全く同じ販売記録データが既に販売情報管理テーブル6に格納されているか否か判定する(S23)。同じ販売記録データが販売情報管理テーブル6に格納されていない場合(S23:No)、トラブル情報受信部1は、受信した販売時トラブル情報を新たなレコードとして販売情報管理テーブル6に登録し(S24)、S26及びS21に進む。そうでない場合(S23:Yes)、その販売時トラブル情報は何らかの理由で重複して販売センタサーバCに送信されたと考えられる。従ってその販売時トラブル情報についての処理は済んでいると判定し(S25)、処理を終了する。
【0068】
S26からS28まで処理、及びS29からS31までの処理は、図9に示すように並行して行う事としても良いし、または一方を行った後に他方を行うこととしてもよい。以下の説明では、S26からS28まで処理、及びS29からS31までの処理は、並行して行われると仮定する。
【0069】
まず、S26からS28までの処理について説明する。トラブル情報受信部1は、トラブル理由管理テーブル4を参照し(S26)、販売時トラブル情報によって示されるトラブル理由に対応するトラブル理由識別情報を取得する(S27)。より具体的に図2に示すトラブル理由管理テーブル4に即して説明すると、例えば、販売時トラブル情報が、「排出口のトラブル」を示していた場合、トラブル情報受信部1は、その販売時トラブル情報に対応するトラブル理由識別情報「A」を取得する。
【0070】
続いて、トラブル情報受信部1は、S24で販売情報管理テーブル6に登録された販売記録データに、販売機番号及びトラブル理由識別情報を付して(S28)、S32に進む。
【0071】
続いて、S29からS31までの処理について説明する。まず、トラブル情報受信部1は、トラブル対処定型パターンテーブル5を参照し(S29)、販売時トラブル情報に含まれる希望補償内容情報に対応する補償内容識別情報を取得する(S30)。より具体的に図3に示すトラブル対処定型パターンテーブル5に即して説明すると、例えば、販売時トラブル情報に含まれる希望補償内容情報が「同等代替品希望」を示していた場合、トラブル情報受信部1は、その販売時トラブル情報に対応する補償内容識別情報「2」を取得する。
【0072】
続いて、トラブル情報受信部1は、販売時トラブル情報に含まれる消費者情報に取得した補償内容識別情報を付し、その消費者情報を消費者情報管理テーブル6に登録し(S31)、S32に進む。さらに、消費者情報を消費者情報管理テーブル6に登録する際、トラブル情報受信部1は、消費者情報に消費者を識別する消費者番号を付し、その消費者番号を販売情報管理テーブル6に格納される販売記録データに含まれる消費者番号と対応させる。
【0073】
S32において、補償内容決定部2は、消費者情報に含まれる補償内容識別情報に応じて、実際の補償内容を決定する。具体的には、補償内容決定部2は以下のようにして補償内容を決定する(S32)。
【0074】
・補償内容識別情報が「0」である場合、補償内容決定部2は補償内容として何もしないこととして決定する。
・補償内容識別情報が「1」である場合、補償内容決定部2は販売記録データに含まれる投入金額に基づいて、弁済額を投入金額と同額として決定する。
【0075】
・補償内容識別情報が「2」である場合、補償内容決定部2は、商品名に応じてその商品の代替品を示す情報を格納する不図示のテーブルを参照し、販売記録データに含まれる商品名に基づいて、その商品名に対応する代替品を、消費者に与えるべき代替品として決定する。
【0076】
・補償内容識別情報が「3」である場合、補償内容決定部2は、金額に応じて代替品を示す情報を格納する不図示のテーブルを参照し、販売記録データに含まれる投入金額に基づいて、その金額に対応する代替品を、消費者に与えるべき代替品として決定する。
【0077】
最後に、補償情報送信部3は、販売記録データに含まれる販売機番号によって識別される自動販売機Vに、決定された補償内容を示す補償情報を送信し(S33)、処理を終了する。このようにして、販売の際に自動販売機Vにトラブルが発生した場合、販売センタサーバCにおいて、消費者に対する補償の内容を速やかに決定する。この後、補償の内容を示す情報及び消費者情報は、その自動販売機Vを管理する管理者にも送信され、管理者はその情報に基づいて消費者に対して補償を行う。例えば、消費者が代替品を希望した場合、消費者の名前及び住所等に基づいて、代替品が消費者の手元に送付される。これにより、迅速にトラブルに対する対処を行う事が可能となる。
【0078】
次に、図10を用いて、補償情報を受信した際に自動販売機Vにおいて行われる処理について説明する。図10に示すように、補償情報を販売センタサーバCから受信すると(S41)、自動販売機V内の補償情報出力部17は、その補償情報を出力する(S42)。
【0079】
これにより、消費者は、自動販売機Vにトラブルが発生した場合に、その場でトラブルを販売センタサーバCに連絡し、そのトラブルに対する補償の内容の通知をその場で受けることができるようになる。
【0080】
次に、第1実施形態の変形例について説明する。上記において販売センターサーバCにおいて補償の内容を決定し、補償の内容を示す補償情報を自動販売機Vに送信することとして説明した。しかし、補償の内容を自動販売機Vで決定し、補償情報を補償情報出力部17に出力させた後に、自動販売機Vからトラブル情報及び補償情報を販売センターサーバCに送信し、販売センターサーバC内の各テーブルに格納することとしてもよい。その場合、上記説明において販売センターサーバCに備えられていた補償内容決定部2、トラブル理由管理テーブル4、トラブル対処定型パターンテーブル5は、自動販売機Vに備えられる。さらに、販売センターサーバC内の補償情報送信部3及び自動販売機V内の補償情報受信部16は不要となる。
【0081】
このような構成において、上記説明における処理の手順は、以下のように変化する。
・図8に示すS18(販売センターサーバCへの販売時トラブル情報の送信)は、補償内容が決定された後(図9のS32の後)に行われる。S18を行う際に、S32において決定された補償内容を示す補償情報と共に販売時トラブル情報を販売センタサーバCに送信する。
【0082】
・図9に示すS21及びS33は行われない、補償情報は自動販売機Vで作成されるため、図9に示すS22からS27、S29、S30及びS32は、自動販売機Vによって行われる。S28(販売記録データの格納)及びS31(消費者情報の格納)は、図8に示すS18(販売時トラブル情報の送信)の後に、販売センタサーバC内のトラブル情報受信部11によって行われる。
【0083】
・補償情報は自動販売機Vで作成されるため、図10に示すS41は行われない。
このように構成することにより、販売センターサーバCにかかる負荷が低減される。販売センターサーバCが、多くの自動販売機Vを管理する場合に適用することが可能である。
【0084】
また、第1実施形態の更なる変形例について説明する。上記において、消費者は自動販売機Vに名前、住所、連絡先等を入力するとして説明した。しかし、消費者の名前、住所、連絡先等の情報を記録した記録装置及び赤外線通信や無線通信等の通信装置を備える携帯電話やPDA、ICカード等(以下、携帯通信端末)を消費者が有し、消費者は、携帯通信端末から名前、住所、連絡先等を自動販売機Vに送信する事としても良い。この場合、消費者は、名前、住所、連絡先等の情報を自動販売機Vに入力する手間を省くことが可能となる。
【0085】
また、さらには、上記の携帯通信端末内の記録装置に消費者の名前、住所、連絡先等の情報を記録する代わりに端末番号を記録し、この一方で、販売センタサーバCが端末番号に対応させて消費者の名前、住所、連絡先等の情報を格納する端末所有者テーブルを有する事としても良い。この場合、消費者は、携帯通信端末からこの端末番号を自動販売機Vに送信し、自動販売機Vから端末番号を受信した販売センタサーバCは、端末番号を検索キーとして端末所有者テーブルからその端末を有する消費者の名前、住所、連絡先等を取得する。この場合も、消費者は、名前、住所、連絡先等の情報を自動販売機Vに入力する手間を省くことが可能となる。
【0086】
また、さらには、上記において、販売時にトラブルが発生したのか待機時に発生したのかに応じて、異なる処理が行われるとして説明したが、待機時にトラブルが発生した場合も販売時にトラブルが発生した場合と同様の処理が行われることとしてもよい。この場合、待機時にトラブルが発生すると、図8に示すS20の判定においてNoとなり、S17においてトラブル理由情報は含まれるが、販売記録データが空であり、且つ、消費者情報も空であるトラブル情報が作成されることとなる。
【0087】
次に、第2実施形態について説明する。 図11に、本発明の第1実施形態に係わる自動販売機V2及びこの自動販売機V2を備える自動販売システムの構成を示す。図11に示すように、自動販売機V2は、販売センターサーバC2とネットワークNを介して接続されている。以下自動販売機V2及び販売センターサーバC2の構成について説明する。
【0088】
第2実施形態に係わる販売センターサーバC2は、自動販売機Vから懸賞の応募を示す応募情報を受信し、応募内容に基づいてその懸賞の抽選を行い、抽選結果を示す抽選結果情報を自動販売機V2に送信する機能を有する。そのために、販売センターサーバC2は、応募情報受信部21、抽選部22、抽選結果送信部23、販売情報管理テーブル6、応募情報管理テーブル24を備える。
【0089】
応募情報受信部21は、自動販売機V2から消費者が入力した応募情報を受信する。抽選部22は懸賞番号及び希望賞品に応じた抽選方法で抽選を行う機能を有し、応募情報に基づいて消費者が応募した懸賞の抽選を行う。抽選結果送信部23は、抽選部22による抽選の結果を示す抽選結果情報を自動販売機V2に送信する。販売情報管理テーブル6は、応募の際に消費者に対して行った販売の内容を示す販売記録データを格納する。第2実施形態に係わる販売情報管理テーブル6は、第1実施形態と同様であるため、説明は省略する。応募情報管理テーブル24は、応募の際に消費者が入力した応募情報を格納する。
【0090】
一方、自動販売機V2は、商品を販売する際、消費者から懸賞への応募を受け付けると、応募情報及び販売記録データを販売センターサーバC2に送信し、販売センターサーバC2から抽選結果情報を受信する機能を有する。自動販売機V2は、販売センターサーバC2のネットワーク端末である。
【0091】
そのために、第2実施形態に係わる自動販売機V2は、自動販売機としての基本的な機能を実現する販売部(不図示)に加え、応募情報送信部31、情報入力部12、画面表示部13、応募情報入力画面情報DB32、販売記録データ設定部14、応募検知部33、抽選結果受信部34、抽選結果出力部35及び応募ボタン36を備える。なお、情報入力部12、画面表示部13及び販売記録データ設定部14は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0092】
応募情報送信部31は、ネットワークNを介して、応募情報及び販売記録データを送信する。応募情報入力画面情報DB32は、応募ボタンが押下された際に自動販売機Vに備えられた画面表示部13に表示され、消費者に応募情報の入力を促すための応募情報入力画面を記述する情報を格納する。応募検知部33は、商品が購入されてから一定時間内に応募ボタン36が押下されたか否か判定する。応募検知部33が、応募ボタン36が押下されたと判定すると、自動販売機V2によって消費者から応募を受け付ける処理が行われる。抽選結果受信部34は、販売センタサーバC2の抽選結果送信部23から抽選結果を示す抽選結果情報を受信する。抽選結果出力部35は、抽選結果情報を出力し、これにより、消費者に抽選結果を知らせる。応募ボタン36は、懸賞に応募することを希望することを自動販売機に知らせるための手段であり、応募をしたい消費者によって押下される。
【0093】
次に、図12を用いて第2実施形態に係わる応募情報管理テーブル24のデータ構造について説明する。
応募情報管理テーブル24は、応募情報を格納する。応募情報は、消費者を識別する消費者番号、その消費者の名前、住所、連絡先、消費者が応募する懸賞を識別する懸賞番号、希望賞品名及び抽選に当選したか落選したかを示す抽選結果識別情報を含む。応募情報に含まれる情報のうち、抽選結果識別情報以外の情報は、消費者が自動販売機V2に入力した情報等に基づく。入力された情報に基づいて作成された応募情報は、自動販売機V2から販売センターサーバC2に送信され、販売センターサーバC2内の応募情報受信部21によって、応募情報管理テーブル24に登録される。抽選結果識別情報は、抽選結果に基づいて抽選部22によって応募情報に付される。なお、図12において、抽選結果識別情報が「0」である場合懸賞に落選したことを示し、「1」である場合懸賞に当選したことを示す。
【0094】
次に、応募情報入力画面情報DB32に格納される応募情報入力画面情報について説明する。応募情報入力画面情報は、応募を受け付ける際に、自動販売機V2に備えられた画面表示部13に表示される応募情報入力画面を記述する情報である。応募情報入力画面について、図6に示すトラブル情報入力画面の例を用いて説明する。
【0095】
応募情報入力画面は、トラブル情報入力画面と同様に、メッセージ表示欄と、販売記録データ表示欄と、お客様個人データ入力欄と、送信ボタンが含まれる。メッセージ表示欄は、応募を受け付ける旨を示すメッセージを表示する欄である。販売記録データ表示欄は、第1実施形態と同様である。なお、第2実施形態の場合、トラブルが発生していないため、販売記録データに誤りがある可能性が低いため、消費者が販売記録データ表示欄内の情報を修正することができないようにしても良い。お客様個人データ入力欄は、応募する消費者に関する情報、たとえば、名前、住所、連絡先等、及び消費者が応募したい懸賞及び希望賞品を入力するための欄である。図6と同様に、なお、応募したい懸賞及び希望賞品を入力する欄において、プルアップメニューやプルダウンメニューを採用することとしてもよい。送信ボタンは、第1実施形態と同様である。
【0096】
次に、応募の際に販売センターサーバC2及び自動販売機V2によって行われる処理について説明する。以下の説明において、懸賞に応募するためには自動販売機V2で商品を購入することが条件となっていると仮定する。
【0097】
まず、自動販売機V2の販売部は、消費者に商品を販売する(S51)。続いて、応募検知部33は、販売後、所定時間以内に応募ボタン36が押下されたか否か判定する(S52)。所定時間以内に応募ボタン36が押下された場合(S52:Yes)、S53に進み、そうでない場合(S52:No)、処理を終了する。
【0098】
S53からS60は、図8のS12からS19とほぼ同様である。まず、S53において、販売記録データ設定部14は、S51において行った販売の内容を示す販売記録データを販売部から取得する。さらに、販売記録データ設定部14は、応募情報入力画面情報DB18から応募情報入力画面情報を取得し、その販売記録データをその画面内の販売記録データ表示欄に設定する(S54)。画面表示部13は、そのトラブル情報入力画面を表示する(S55)。消費者(応募者でもある)は、応募情報入力画面に従って情報入力部12を用いて、消費者の名前や住所等の情報を入力し、入力がすむと、消費者はその画面中の決定ボタン及び送信ボタンを選択する。
【0099】
応募情報送信部31は、消費者が送信ボタンを選択するまで所定時間待つ(S56)。所定時間内に送信ボタンが選択されると(S56:Yes)、S57に進み、そうでない場合(S56:No)、S61に進む。
【0100】
S57において、応募情報送信部31は、必要な情報のうちで入力されていない情報があるか否か判定する。例えば、応募情報送信部31は、応募情報入力画面中のお客様個人データ入力欄に、消費者の名前、住所、連絡先等の個人情報が入力されているか否か判定し、さらに、お客様個人データ入力欄に応募する懸賞の懸賞番号が入力され、且つ、希望賞品が選択されているか否か判定する。必要な情報がすべて入力されている場合(S57:Yes)、S58に進む。そうでない場合(S57:No)、S61に進む。
【0101】
S58において、応募情報送信部31は、情報の入力処理を終了させる。続いて、応募情報送信部31は、お客様個人データ入力欄に入力された情報に基づいて、消費者の名前、住所、連絡先、選択された懸賞に対応する懸賞番号及び希望賞品名等を含む応募情報を作成し、販売記録データと応募情報とその自動販売機V2の販売機番号を、販売センターサーバC2に送信する(S59)。応募検知部33は、応募を受け付けた旨及び抽選結果を待つように指示する旨を示す画面を画面表示部13に出力させ(S60)、処理を終了する。
【0102】
S61において、応募情報送信部31は、消費者からの入力を待つことを終了し、応募の受け付け処理を終了させる。
なお、上記において、消費者の懸賞への応募を受け付けるためには商品の購入が条件となっているとして説明した。しかし、商品の購入を条件としないこととしてもよい。この場合、図13におけるS51からS54のかわりに、応募ボタンが押下されたことを検知する手順が行われる。また、応募情報入力画面に、販売記録データ表示欄が含まれる必要は無くなる。
【0103】
上記のように、本実施形態によれば、消費者は自動販売機V2から簡単に懸賞を応募することが可能となる。
続いて、図14を用いて、応募情報を受信した際に販売センターサーバC2において行われる処理について説明する。
【0104】
まず、販売センターサーバC2内の応募情報受信部21は、ネットワークNを介して、自動販売機V2の応募情報送信部31から応募情報及び販売記録データを受信し、応募情報及び販売記録データをそれぞれ応募情報管理テーブル24及び販売情報管理テーブル6に登録する(S71)。抽選部22は、受信した応募情報に含まれる懸賞番号及び希望賞品名に基づいて、その懸賞のその賞品に応じた方法で抽選を行う(S72)。例えば、懸賞番号1の希望賞品Aについての抽選方法が「1万人につき1人に無作為に当選させる」であった場合、その抽選方法に基づいて抽選を行う。
【0105】
続いて、抽選部22は、抽選結果に応じた抽選結果識別情報をS71で応募情報管理テーブル24に登録した応募情報に付す(S73)。抽選結果送信部23は、抽選結果を示す抽選結果情報を自動販売機V2に送信し(S74)、処理を終了する。
【0106】
このように、応募情報を受信すると、販売センターサーバC2において速やかに抽選が行われる。なお、この抽選の結果、当選であった場合、応募情報はその自動販売機V2を管理する管理者に送信され、管理者はその情報に基づいて消費者に賞品の発送を行う。これにより、懸賞の応募についての処理を迅速に行う事が可能となる。
【0107】
また、販売センターサーバC2から送信された抽選結果情報は、自動販売機V2内の抽選結果受信部34によって受信され、結果情報出力部35によって出力される。これにより、消費者は、自動販売機V2で応募を行うと、抽選結果の通知をその場で速やかに受けることができるようになる。
【0108】
なお、上記において、応募の当否が抽選によって行われるとして説明したが、応募者に漏れなく賞品が提供される場合もある。この場合、上記自動販売機V2に、抽選部22の代わりに当否決定部を備え、その当否決定部は全ての応募を当選させ、全ての応募情報についての抽選結果情報を「当選」を示す値とすることとしてもよい。また、応募の当否が抽選によって決定されるのではなく応募の先着順に基づいて決定される場合もある。この場合、上記当否決定部は、応募情報の数を計数することにより当否を決定する。より具体的には、その当否決定部は、受信された応募情報の数が所定の数に至るまでに受信された応募情報についての抽選結果情報は「当選」を示す値とし、所定の数に至った以後に受信された応募情報についての抽選結果情報は「落選」を示す値とすることとしてもよい。この場合、自動販売機V2に送信される情報は、抽選結果情報ではなく、当否情報となる。また、様々な当否決定方法を採用する複数の懸賞への応募の当否を決定することを可能とする場合、上記当否決定部は、抽選部22の機能を含むこととしてもよい。
【0109】
次に、第2実施形態の変形例について説明する。上記において販売センターサーバC2において抽選を行い、抽選結果情報を自動販売機V2に送信することとして説明した。しかし、抽選を自動販売機V2で行い、抽選結果情報を抽選結果出力部35に出力させた後に、自動販売機V2から抽選情報及び販売記録情報を販売センターサーバC2に送信し、販売センターサーバC2内の各テーブルに格納することとしてもよい。その場合、上記説明において販売センターサーバC2に備えられていた抽選部22は、自動販売機V2に備えられる。さらに、販売センターサーバC2内の抽選結果送信部23及び自動販売機V2内の抽選結果受信部35は不要となる。
【0110】
このような構成において、上記説明における処理の手順は、以下のように変化する。
・図13に示すS59(販売センターサーバC2への販売記録データ及び応募情報の送信)は、抽選後(図14のS72)に行われる。S59を行う際に、販売記録データと共に、抽選結果を示す抽選結果情報を含んだ応募情報を販売センターサーバC2に送信する。
【0111】
・図14に示すS72及びS73は、自動販売機V2によって行われ、S71及びS74は行われない。
このように構成することにより、販売センターサーバC2にかかる負荷が低減される。販売センターサーバC2が、多くの自動販売機V2を管理する場合に適用することが可能である。
【0112】
また、第2実施形態の更なる変形例として、第1実施形態の変形例と同様に、消費者の名前、住所、連絡先等の情報を記録した記録装置及び赤外線通信や無線通信等の通信装置を備える携帯電話やPDA、ICカード等(以下、携帯通信端末)を消費者が有し、消費者は、携帯通信端末から名前、住所、連絡先等を自動販売機V2に送信する事としても良い。
【0113】
また、さらには、上記の携帯通信端末内の記録装置に消費者の名前、住所、連絡先等の情報を記録する代わりに端末番号を記録し、消費者はこの端末番号を自動販売機V2に送信する事としても良い。この場合、販売センターサーバC2は端末番号に対応させて消費者の名前、住所、連絡先等の情報を格納する端末所有者テーブルを有する事としても良い。
【0114】
また、上記第1実施形態に係わる自動販売機V又は第2実施形態に係わる自動販売機V2によって行われる処理を制御回路に行わせるための制御プログラムをメモリに書き込むことによってファームウェアを構成し、そのファームウェアを自動販売機V又はV2に備えられた制御回路に組み込む事により、上記自動販売機V又はV2を実現する事としても良い。
【0115】
また、第1実施形態に係わる自動販売機Vと第2実施形態に係わる自動販売機V2とを組み合わせることにより、トラブルに対する補償と懸賞の応募の双方に対応する事が可能な自動販売機Vを構成することも可能である。
【0116】
上記第1の実施形態に係わる販売センタサーバC又は第2の実施形態に係わる販売センターサーバC2を、コンピュータを用いて構成することとしてもよい。以下、コンピュータの構成について、図15を用いて説明する。
【0117】
図15に示すようにコンピュータ40は、CPU41、メモリ42、入力装置43、出力装置44、外部記憶装置45、媒体駆動装置46、及びネットワーク接続装置47を備え、それらはバス48により互いに接続されている。
【0118】
メモリ42は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。販売センタサーバC又はC2を構成するテーブル以外の各部は、コンピュータ40のメモリ42の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。なお、販売センタサーバC又はC2によって行われる処理は、図を用いて既に説明した。
【0119】
CPU41は、メモリ42を利用して上述のプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
入力装置43は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置44は、例えば、ディスプレイやプリンタ等であり、コンピュータのユーザへの問い合わせ、処理結果等の出力に用いられる。
【0120】
外部記憶装置45は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等である。外部記憶装置45は、各テーブルを実現する。さらに、上述のプログラムをコンピュータ40の外部記憶装置45に保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ42にロードして使用することもできる。
【0121】
媒体駆動装置46は、可搬記録媒体49を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体49としては、メモリカード、メモリスティック、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体49に上述のプログラムを格納しておき、必要に応じて、それをコンピュータ40のメモリ42にロードして使用することもできる。
【0122】
ネットワーク接続装置47は、LAN、WAN等の任意のネットワーク(回線)を介して自動販売機V又はV2等の外部の装置と通信し、通信に伴うデータ変換を行う。また、必要に応じて、上述のプログラムを外部の装置から受け取り、それをコンピュータ40のメモリ42にロードして使用することもできる。
【0123】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その他の様々な変更が可能である。
(付記1) 商品を販売する販売手段と、
トラブルを検知するトラブル検知手段と、
前記トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記販売手段から取得する販売記録情報取得手段と、
情報を表示する表示手段と、
前記販売記録情報に基づいて決定された、前記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を前記表示手段に出力させる制御を行う出力制御手段と、
を備えることを特徴とする自動販売機。
(付記2) 消費者から前記トラブルに対して希望する補償の内容を示す希望補償内容情報を取得する消費者情報取得手段を更に備え、
前記補償の内容は、前記販売記録情報及び前記希望補償内容情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする付記1に記載の自動販売機。
【0124】
(付記3) トラブル報知手段を更に備え、
前記トラブル検知手段は、前記トラブル報知手段が操作された場合に、前記トラブルの発生を検知する、
ことを特徴とする付記1に記載の自動販売機。
(付記4) ネットワークを介して前記販売記録情報をサーバに送信する送信手段と、
前記サーバから前記補償情報を受信する受信手段と、
を更に備えることを特徴とする付記1に記載の自動販売機。
【0125】
(付記5) 前記販売記録情報に基づいて前記トラブルに対する補償の内容を決定し、決定結果に基づいて前記補償情報を作成する補償内容決定手段を、
を更に備えることを特徴とする付記1に記載の自動販売機。
【0126】
(付記6) 自動販売機を制御する制御プログラムであって、
前記自動販売機に発生したトラブルを検知し、
前記トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記販売手段から取得し、
前記販売記録情報に基づいて決定された、前記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を前記自動販売機に備えられた表示手段に出力させる制御を行う、
ことを含む制御を前記自動販売機の制御回路に行わせることを特徴とする制御プログラム。
【0127】
(付記7) 自動販売機を制御する制御プログラムを記録するメモリであって、
前記自動販売機に発生したトラブルを検知し、
前記トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記販売手段から取得し、
前記販売記録情報に基づいて決定された、前記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を前記自動販売機に備えられた表示手段に出力させる制御を行う、
ことを含む制御を行う前記自動販売機の制御回路に行わせる制御プログラムを記録することを特徴とするメモリ。
【0128】
(付記8) 自動販売機の制御方法であって、
前記自動販売機に発生したトラブルを検知し、
前記トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記販売手段から取得し、
前記販売記録情報に基づいて決定された、前記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を前記自動販売機に備えられた表示手段に出力させる制御を行う、
ことを含むことを特徴とする自動販売機の制御方法。
【0129】
(付記9) ネットワークを介して自動販売機と接続された管理装置であって、
ネットワークを介して、トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記自動販売機から受信する受信手段と、
前記販売記録情報に基づいて前記トラブルに対する補償の内容を決定する補償内容決定手段と、
ネットワークを介して、前記補償の内容を示す補償情報を前記自動販売機に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
(付記10) 前記受信手段は、更に、消費者が希望する補償の内容を示す希望補償内容情報を受信し、
前記補償内容決定手段は、前記販売記録情報及び前記希望補償内容情報に基づいて前記補償の内容を決定する、
ことを特徴とする付記9に記載の管理装置。
【0130】
(付記11) コンピュータが、自動販売機を管理する管理方法であって、
ネットワークを介して、トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記自動販売機から受信し、
前記販売記録情報に基づいて前記トラブルに対する補償の内容を決定し、
ネットワークを介して、前記補償の内容を示す補償情報を前記自動販売機に送信する、
ことを含むことを特徴とする管理方法。
【0131】
(付記12) 自動販売機を管理する制御をコンピュータに行わせるプログラムであって、
ネットワークを介して、トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記自動販売機から受信し、
前記販売記録情報に基づいて前記トラブルに対する補償の内容を決定し、
ネットワークを介して、前記補償の内容を示す補償情報を前記自動販売機に送信する、
ことを含む制御を前記コンピュータに行わせることを特徴とするプログラム。
【0132】
(付記13) 消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得する応募情報取得手段と、
情報を表示する表示手段と、
前記応募情報について決定された、応募の当否を示す当否情報を前記表示手段に出力させる制御を行う出力制御手段と、
を備えることを特徴とする自動販売機。
(付記14) 応募を要求する際に操作される応募要求手段と、
応募要求手段が操作されたことを検知する応募検知手段とを更に備え、
前記応募情報取得手段は、前記応募検知手段によって前記応募要求手段が操作されたことを検知した場合に、前記応募情報を取得する、
ことを特徴とする付記13に記載の自動販売機。
(付記15) 前記応募要求手段は、前記自動販売機が商品を販売してから一定時間内において操作可能となる、
ことを特徴とする付記14に記載の自動販売機。
【0133】
(付記16) ネットワークを介して前記応募情報をサーバに送信する送信手段と、
ネットワークを介して、前記サーバから前記当否情報を受信する受信手段と、
を更に備えることを特徴とする付記13に記載の自動販売機。
【0134】
(付記17) 前記応募情報について応募の当否を決定し、前記決定の結果を示す前記当否情報を作成する当否決定手段を、
更に備えることを特徴とする付記13に記載の自動販売機。
【0135】
(付記18) 自動販売機を制御する制御プログラムであって、
消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得し、
前記応募情報について決定された、応募の当否を示す当否情報を前記自動販売機に備えられた表示手段に出力させる制御を行う、
ことを含む制御を前記自動販売機の制御回路に行わせることを特徴とする制御プログラム。
【0136】
(付記19) 自動販売機を制御する制御プログラムを記録するメモリであって、
消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得し、
前記応募情報について決定された、応募の当否を示す当否情報を前記自動販売機に備えられた表示手段に出力させる制御を行う、
ことを含む制御を行う前記自動販売機の制御回路に行わせる制御プログラムを記録することを特徴とするメモリ。
【0137】
(付記20) 自動販売機の制御方法であって、
消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得し、
前記応募情報について決定された、応募の当否を示す当否情報を前記自動販売機に備えられた表示手段に出力させる制御を行う、
ことを含むことを特徴とする自動販売機の制御方法。
【0138】
(付記21) ネットワークを介して自動販売機と接続された管理装置であって、
ネットワークを介して、前記自動販売機から懸賞へ応募するための応募情報を受信する受信手段と、
前記応募情報について応募の当否を決定し、前記決定の結果を示す当否情報をを作成する当否決定手段と、
ネットワークを介して、前記抽選結果情報を前記自動販売機に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【0139】
(付記22) コンピュータが、自動販売機を管理する管理方法であって、
ネットワークを介して、懸賞へ応募するための応募情報を受信し、
前記応募情報について応募の当否を決定し、前記決定の結果を示す当否情報を作成し、
ネットワークを介して、前記抽選結果情報を前記自動販売機に送信する、
ことを含むことを特徴とする管理方法。
【0140】
(付記23) 自動販売機を管理する制御をコンピュータに行わせるプログラムであって、
ネットワークを介して、懸賞へ応募するための応募情報を受信し、
前記応募情報について応募の当否を決定し、前記決定の結果を示す当否情報を作成し、
ネットワークを介して、前記抽選結果情報を前記自動販売機に送信する、
ことを含む制御を前記コンピュータに行わせることを特徴とするプログラム。
【0141】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、消費者から情報を収集し、収集した情報に基づいて決定された情報を出力する機能を自動販売機に備えることにより、消費者から自動販売機においてトラブルの報告又は懸賞への応募を受け付け、そのトラブルに対する補償又は懸賞への応募の抽選結果をその自動販売機において消費者に対して通知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わる自動販売システムの構成図である。
【図2】トラブル理由管理テーブルの一例をす図である。
【図3】トラブル対象定型パターンテーブルの一例を示す図である。
【図4】販売情報管理テーブルの一例を示す図である。
【図5】消費者情報管理テーブルの一例を示す図である。
【図6】トラブル情報入力画面の一例を示す図である。
【図7】販売をしていない時にトラブルが検出された場合の処理を示すフローチャートである。
【図8】販売をしている際にトラブルが検出された場合の処理を示すフローチャートである。
【図9】販売センタサーバが販売時トラブル情報を受信した際の処理を示すフローチャートである。
【図10】補償情報を自動販売機に出力させる処理を示すフローチャートである。
【図11】第2実施形態に係わる自動販売システムの構成図である。
【図12】応募情報管理テーブルの一例を示す図である。
【図13】懸賞への応募を受け付ける処理を示すフローチャートである。
【図14】販売センターサーバが応募情報を受信した際の処理を示すフローチャートである。
【図15】コンピュータの構成図である。
【符号の説明】
1 トラブル情報受信部
2 補償内容決定部
3 補償情報送信部
4 トラブル理由管理テーブル
5 トラブル対処定型パターンテーブル
6 販売情報管理テーブル
7 消費者情報管理テーブル
11 トラブル情報送信部
12 消費者情報入力部
13 画面画面表示部
14 販売記録データ設定部
15 トラブル検知部
16 補償情報受信部
17 補償情報出力部
18 トラブル情報入力画面情報データベース
19 トラブル報知ボタン
21 応募情報受信部
22 抽選部
23 抽選結果送信部
24 応募情報管理テーブル
31 応募情報送信部
32 応募情報入力画面情報データベース
33 応募検知部
34 抽選結果受信部
35 抽選結果出力部
36 応募ボタン
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 入力装置
44 出力装置
45 外部記憶装置
46 媒体駆動装置
47 ネットワーク接続装置
48 バス
49 可搬記録媒体
C、C2 販売センターサーバ
N ネットワーク
S、S ステップ
V、V2 自動販売機

Claims (5)

  1. 商品を販売する販売手段と、
    前記販売手段に生じたトラブルを検知するトラブル検知手段と、
    前記トラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を前記販売手段から取得する販売記録情報取得手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    前記販売記録情報に基づいて決定された、前記トラブルに対する補償の内容を示す補償情報を前記表示手段に出力させる制御を行う出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動販売機。
  2. トラブルが発生した際に操作されるトラブル報知手段を更に備え、
    前記トラブル検知手段は、前記トラブル報知手段が操作された場合に、前記トラブルの発生を検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. ネットワークを介して自動販売機と接続された管理装置であって、
    ネットワークを介して、前記自動販売機からトラブルが発生した際に行っていた販売の内容を示す販売記録情報を受信する受信手段と、
    前記販売記録情報に基づいて前記トラブルに対する補償の内容を決定し、決定された前記補償の内容を示す補償情報を作成する補償内容決定手段と、
    ネットワークを介して、前記補償情報を前記自動販売機に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  4. 消費者から懸賞へ応募するための応募情報を取得する応募情報取得手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    前記応募情報に基づいて決定された、応募の当否を示す当否情報を前記表示手段に出力させる制御を行う出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動販売機。
  5. 応募を要求する際に操作される応募要求手段と、
    応募要求手段が操作されたことを検知する応募検知手段とを更に備え、
    前記応募情報取得手段は、前記応募検知手段によって前記応募要求手段が操作されたことを検知した場合に、前記応募情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。
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