JP2004132959A - メタリツク塗色の分類整理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】観る角度により色が変わるメタリック塗色の代表色を決定する方法、メタリック塗色の整理分類方法及び色と質感を同時に評価できるコンピュータを用いたデザインツールを提供する。
【解決手段】メタリック塗色の代表色を決定し、代表色のHue−Tone値を計算し、メタリック塗色の所定の観測角度範囲にわたる光学的性質を示す塗色コンピユータ・グラフイックを生成し、コンピユータシステムのモニタ上のHue−Toneチャート5における、代表色のHue−Tone値上に、塗色コンピユータ・グラフイック6を配置して、塗色マップを作成する。
【選択図】図3

Description

 本発明は、観る角度により色が変わるメタリック塗色の代表色を決定する方法、メタリック塗色の整理分類方法及びコンピュータグラフィック装置に関する。 更に、本発明は、メタリック塗色の代表色をHue−Tone(ヒユー・トーン)値として計算し、Hue−Toneチヤート上に、質感を現したメタリック塗色の塗色コンピユータ・グラフイックを配置し、色彩学的な色分類と質感の同時を表示するコンピュータグラフィック装置に関する。
 本発明は、アルミ片、マイカ片、板状酸化鉄等の様々な光輝材を塗膜中に含み、観察する角度によって様々に色が変化する塗色の代表色を一意的に決定できるので、色の分類整理ができ、コンピュータによる色検索が可能である。更に質感を伴うコンピュータグラフィックを重ね合わせる事によって、色と質感を同時に評価できるコンピュータを用いたデザインツールを提供する。
 近年の自動車外板塗色の色の特徴として、様々な光輝材(アルミフレーク、マイカフレーク、グラファイト等)を含むメタリック塗色が主流を占めている。メタリック塗色は観察角度により色が変化し、メタリック感、パール感やバイカラー性(角度により2色以上に見える効果)を発現し、これを質感と称する。自動車の外板色を色彩学的に分類する手法として、古くからマンセル値やHue−Tone値がよく用いられてきた。
 ソリッド塗色ならば、ソリッド顔料で作成した色票体系で色分類する事は可能であった。しかし観察角度によって様々に色が変化しするメタリック塗色から、その代表色を抽出する事は困難であった。ソリッド色以外での色の分類として真珠の等級分けを目的に角度依存性ある色を分類する方法が報告されているが(特開昭56−061635号、及び特開昭61−230778号)自動車上塗り塗色のように多様な色に適用できるものではなかった。
 このような理由により、従来では、デザイナーがメタリック塗色を1色づつ光源に照らし、ハイライトからシェードへの色の変化を目視観察し、その塗色の代表とする色を頭の中で作成した後、市販されているHue−Toneチャートの色票と見比べて、最終的にHue−Tone値を決定していた。しかし、この方法では余りに時間がかかり、また評価するデザイナーによってまちまちの値になる欠点があった。
 また、過去に作成した膨大な塗色から自分がイメージする色を検索する場合、1色毎に前述した工数がかかるため自分の記憶色を頼りに数千枚の色票から当たりをつけて検索する以外方法はなく、実質的に色の検索はできなかった。
 以上の問題点を整理すると角度により色が変化するメタリック塗色の代表色をいかにして決めるかが最大のポイントである。測色学的にアプローチすれば、どの角度の測色値を採用すれば、その塗色の代表値となりえるかを答えられれば、その色をデザイン分野でよく使われるマンセル色票体系のHVCや市販のHue−Tone値を計算でき、この値が一致するものをイメージの近似色としてかまわない。
 本発明に従うと、上記のとおりの課題を解決するために、
 メタリック塗色の代表色を決定すること、
 上記代表色のHue−Tone値を計算すること、
 上記メタリック塗色の所定の観測角度範囲にわたる光学的性質を示す塗色コンピユータ・グラフイックを生成すること、
 コンピユータシステムのモニタ上のHue−Toneチャートにおける、上記代表色のHue−Tone値上に、上記塗色コンピユータ・グラフイックを配置して、塗色マップを作成すること
を含むこと特徴とするメタリック塗色の分類整理方法
が提供される。
 本発明に従うと、上記のとおりの課題を解決するために、
 メタリック塗色の複数の観測角度の測色値から、上記メタリック塗色の代表色を決定する手段と、
 上記代表色をHue−Ton 値に変換する手段と、
 上記メタリック塗色の複数の観測角度の測色値から、上記メタリック塗色の塗色コンピユータ・グラフイックを生成する手段と、
 ディスプレイに生成されたHue−Toneチャート上のHue−Tone値上に上記塗色コンピユータ・グラフイックを配置し、表示する手段と
を具備することを特徴とするコンピユータ・グラフイック装置
が提供される。
 本発明の最も重要な技術は、任意のメタリック塗色が与えられた時、この多角度の測定値から、この塗色は何度の測色値を採用すれば、そのメタリック塗色の代表色となり得るかを計算により求める方法である。この核心的な技術を”メタリック塗色の代表色決定アルゴリズム”と称する。
 様々な光輝材を含む、メタリック塗色をサンプルとして目視実験を繰り返し、研究した結果、大部分のデザイナーが満足する”メタリック塗色の代表色決定アルゴリズム”の開発が成功した。
 つまり様々な光輝材を含み、観察する角度により様々に変化するメタリック塗色のデザイン的なイメージ色を検索するコンピュータシステムを構築するにあたり、次の3点があれば、イメージ色であるHue−Tone値を計算でき、この値を用いて逆に過去に測定した多角度反射率から任意のHue−Tone値を検索できる。
 a)メタリック塗色の多角度の測色値格納するハードディスク。
 b)その多角度データからメタリックの代表色の角度を計算する”メタリック塗色の代表色決定アルゴリズム”。
 c)代表色をHue−Tone値に計算するアルゴリズム。
 さらに、次の2点を加えれば、コンピュータグラフィックモニタ上に出力したHue−Toneチャート上の計算したHue−Tone値にコンピュータグラフィックを張り付ける事ができ、これによって色彩学的な色分類であるHue−Tone値と質感を同時に評価できる全く新規なコンピュータグラフィックが得られる。
 d)多角度反射率からメタリックの角度変化毎の色の変化を表したコンピュータグラフィック。
 e)Hue−Toneチャートのコンピュータグラフィック。
 (代表色の決定)
 メタリック塗色の代表色決定アルゴリズムは、下記のとおりである。
 一般にメタリック塗色の塗膜構造と変角による光沢分布は、図1に示したとおりである。有彩顔料または染料を含むカラーベース中に鱗片状の光輝材(アルミ、マイカ等のフレーク)がほぼ平行に並んでいる。メタリック塗膜の構造は有彩有機顔料を含まないメタリックベース上にカラークリヤーを塗布したいわゆるカラークリヤー方式の塗色でもかまわない。
 ハイライト側は光輝材面の反射によって、反射率が高く、明るく、光輝材のキラキラ感が感じられる。シェード側はカラーベース中の顔料の色が発色する角度であり、ハイライトよりも明度は低下する。
 他方、現在様々なHue−Toneチャートが公表されているが、この態様ではHue−Toneチヤートとして、国内の自動車のカラーデザインの分野で広く使われている日本カラーデザイン研究所(株)のラミネート被覆版のM*M Chart II(以下M*MCという)を用いる。M*M Chart IIのラミネート版を用いた理由は、ラミネート被覆が自動車上塗塗色のフルグロスに近いからである。
 このM*MCは、図3に示したとおり、横軸に赤の2.5Rから紫の10RPまでの43色相と無彩色のN(18色)の合計44目盛りと、縦軸Toneを25目盛りで分けた2次元表で、1093色票(43×25+18=1093)を配置してある。
 メタリック塗色をサンプルにし、自動車上塗りの塗色設計に携わるカラーデザイナーを被験者として、目視官能実験を行い、サンプル毎の代表色を市販のM*MCを用いて決定する。
 次に、この代表色が、どの観察角度に相当するかを算出する為に 多角度分光光度計でメタリック塗色を例えば5つの観測角度から実測し、特願平8−177171号明細書に記載した任意の角度の分光反射率を予測する式を用いて代表色と最も小さな色差(JIS Z 8730)を示す角度を算出して、このメタリック塗色サンプルの代表色を与える角度とした。これを代表角度Dと呼ぶ。
 実際には、与えられた任意のメタリック塗色の代表角度Dを測色値から予測計算しなければならないため、この角度を予測する式を検討し、最終的に式(1)の関数型で精度良く代表角度Dを計算できる事を発見した。
 D=a1×V1 + a2 ×V2 + b       ・・・式(1)
 ここでV1はハイライト側の測色値から計算した鮮明度である。ここでハイライト側とは図1を参照して、10度から30度の範囲、より好ましくは22度から28度の角度が望ましい。鮮映度はJIS Z 8729で規定した明度L*と彩度c*から式(2)で計算した量で一般に鮮明度と呼ばれる。
 V=sqrt( L*^2  +  c* ^2 )   ・・・式(2)
 V2はシェード側の測色値から計算した鮮明度である。35度から55度の範囲、より好ましくは40度から50度の角度が望ましい。係数a1,a2,b は重回帰係数で、目視から求めたメタリック塗色の代表角度Dを目的変数、V1,V2 を説明変数として、重回帰分析によって容易に得られる。
 即ち、式(1)のa1、a2、及びbを、複数のメタリック塗色のサンプルから決定し、式(1)のV1及びV2を、代表角度Dを求めるメタリック塗色から上記のとおりに決定し、このメタリック塗色のDを得る。
 このようにして代表角度Dを決め、その角度の反射率を特願平8−177171号明細書に記載した任意の角度の分光反射率を予測する式を用いて決定し、JIS Z 8729で規定される方法で代表色のLab*値を求めた。
 (Hue−Tone値の決定)
 次に代表色のLab*からHue−Tone値に変換する為に、M*MCの色票の測定値Lab*と代表色のLab*との色差を逐次計算し、最小色差を与える色票のHue−Tone値を求め、これをメタリック塗色の代表色のHue−Tone値とした。
 (塗色コンピユータ・グラフイックの生成)
 メタリック塗色の塗色コンピユータ・グラフイックは、メタリック塗色の光学的性質を、コンピユータの画像処理技術を用いて生成した、コンピユータシステムのモニタ上の表示である。
 塗色コンピユータ・グラフイックは、例えば、図1に示したとおり、入射角度45度で、正反射からの角度で、10度(ハイライト)から100度(シエード)までの観察角度範囲における光学的性質を示し、例えば、図3に示したとおりのコンピユータシステムのモニタにおけるのHue−Toneチヤート5における矩形の表示部分6らなる。この矩形の表示部分において、上から下に、10度(ハイライト)から100度(シエード)までの観察角度範囲における光学的性質である色を表示する。好ましくは、この矩形の表示部分の上部に、そのメタリック塗色のコード番号を表示する。
 このメタリック塗色コンピユータ・グラフイックは、変角分光光度計によって、例えば、10度から110度まで1度刻みに測定して得られた分光反射率から生成することができる。あるいは、このメタリック塗色コンピユータ・グラフイックは、特願平8−177171号明細書の教示内容に従って、メタリツク塗色の5角度の条件で測定した分光反射率と、上記5角度の条件で測定した分光反射率によって算出された回帰式及び回帰係数とによって、メタリツク塗色の所望の角度の分光反射率を決定することによっても生成することができる。
 (塗色マップの作成)
 コンピユータシステムのモニタ上に作成されたHue−Toneチャート、例えば、M*MC上に、上記のとおりに決定された代表色のHue−Tone値をプロットし、そのプロット点に上記のとおりに生成された塗色コンピユータ・グラフイックを重ね合わせる。
 以上の方法により得たコンピュータグラフィックはメタリック塗色の色彩的、デザイン的な色分類であるHue−Tone値と質感とを同時に評価できる新たなコンピュータグラフィックであり、メタリック塗色を扱うカラーデザインの分野で特に有効な塗色開発の為のデザインツールとなる。
 (コンピユータグラフィック装置)
 次に図2を参照して本発明の好適実施例に従うコンピュータグラフィック装置を説明する。
 このコンピュータグラフィック装置は、図2に示したとおり、メタリック塗膜1を携帯型分光光度計2で測定し、得られた多角度の反射率をコンピュータ3に取り込み、この多角度反射率から式(1)及び式(2)を用いて任意のメタリック塗色の代表色を与える角度を求め、その角度の反射率を求め、Lab*に変換し、すでに測定してあるHue−Toneチャートの色票の測色値Lab*との色差を計算し、メタリック塗色の代表色のHue−Tone値を計算し、コンピュータのモニタ4上のHue−Toneチャート上に、メタリック塗色のコンピュータグラフィックを重ね合わせる。このコンピュータグラフィック装置を使用することにより、色彩的、デザイン的な色分類とコンピュータグラフィックによるメタリック塗色の質感を同時に評価できる新たなグラフィックの作成を短時間で安価に小型の装置で行う事ができた。
 (代表色の決定)
 まず始めにメタリック塗色の代表色を決定する手順について述べる。
 メタリック光輝材(アルミフレーク、マイカフレーク、板状酸化鉄、微粒子チタン等)を含む広範囲な色彩、広範囲な質感を持つ32色のメタリック塗色をサンプルとして用意した。次に色彩、色材に関わるカラーデザイナーおよび技術者17人の被験者を用い目視官能実験を行った。各サンプル色に対してサンプルの代表色がM*MCのどのHue−Tone値になるかを答えさせ、集計後、17名平均の代表色を決定した。
 一方、測色値は米国 X− Rite社の携帯型変角分光光度計MA68を用いて測定した。測定角度は45度入射に対して正反射光(ハイライト側)の15度、25度、正面の45度、底色(シェード)の75度、110度の5角度における、32色のメタリック塗色のサンプルのぞれぞれの分光反射率を得た。
 次に代表色と最も近くなる、角度を反射率を上記特願平8−177171号明細書に記載した任意の角度の分光反射率を予測する式を用いて決定した。
 そして、この角度を任意のメタリック塗色に適用する為に重回帰分析を行い、式(1)式の関数型から式(3)を得た。
 D=0.0612*V1+0.253*V2+15.11 ・・・式(3)
 この重回帰式の重相関係数は0. 8と非常に高く、メタリックの代表色を与える角度を精度よく推定できる事を確認した。鮮明度V1,V2 は、ここでは25度と45度の測定値を採用して、JIS Z8729 を用いて明度L*と彩度c*を計算した。
 次に、図2に示した分光光度計で任意のメタリック塗色A1を測色し、25度、45度の測定値から式(2)を用いて、鮮明度V25,V45 を計算する。次に式(1)を用いて、このメタリック色の代表色を与える代表角度を計算した。
 そして、上記特願平8−177171号明細書に記載した任意の角度の分光反射率を予測する式を用いて代表角度における反射率を計算し、JIS Z8729 を用いてLab*値した。
 このようにして、任意のメタリック塗色A1の代表色A2のLab*を決定した。
 (Hue−Tone値の決定)
 予め、米国X− Rite社の45/0度分光光度計X968で測定しておいたM*MCの色票1098色のLab*をデータベースとしてコンピュータの記憶装置に格納しておく。
 次にデーターベースの中のM*MCのLab*値と上記のとおりに決定した代表色A2のLab値と*の色差をJIS Z8730 の方法で計算し、最小の色差を与えるM*MC色票のHue−Tone値を、代表色A2のHue−Tone値A3とした。
 実施した4色のメタリック塗色の目視による代表色と計算結果による代表色を表1に示す。
Figure 2004132959
 表1において、左から、1)no:サンプル番号、2)45/0度測定色L*a*b*:入射光45度、0度受光における測定色のL*a*b*値、3)目視色:6人による目視実験から決めたメタリック塗色の代表色、これがいわば正解となる、4)式(1)の答え、5)dM:Hue−Toneチヤート上での目視色(正解)と計算色との距離。これば小さい程よい。0ならば、目視色と計算色のHue−Tone値が一致したことになる。6)判定:◎は目視色と完全一致、○は目視バラツキ範囲内で一致、×は誤差が大きいことを示す。7)比較例:ソリッドの測色規格である45/0度条件のLab*の測色値を用いて計算した値(色差最小になるHue−Tone値)。特にライトグレーno.2〜4が暗い値になっており、判定は×である。つまり、45/0度測色値をそのまま使った場合、45/0度はシエード側に近いので、相当暗い値となる。一方、目視ではややハイライト側を観察している。このため、上記のとおり判定は×となった。
 この表1から明らかなとおり、かなりの良好な満足度を得ることができた。
 (塗色コンピユータ・グラフイックの生成)
 上記任意のメタリック塗色A1を、変角分光光度計によって、10度から110度まで1度刻みに測定して得られた分光反射率から塗色コンピユータ・グラフイックを生成した。この塗色コンピユータ・グラフイックを、特願平8−177171号明細書の教示内容に従って、メタリツク塗色の5角度の条件で測定した分光反射率と、上記5角度の条件で測定した分光反射率によって算出された回帰式及び回帰係数とによって、メタリツク塗色の所望の角度の分光反射率を決定することによっても生成することができる。
 (塗色マップの作成)
 図3に示したとおりの、コンピユータシステムのモニタに生成されたHue−Toneチヤート5上に、上記任意のメタリック塗色A1の上記のとおりに得られた代表色A2のHue−Tone値A3をプロットし、上記のとおりに生成された塗色コンピユータ・グラフイックを重ねあわせた。
 上記のとおりの手順と同様な手順で、他のメタリック塗色の代表色のHue−Tone値をプロットし、そのメタリック塗料の塗色コンピユータ・グラフイックを重ねあわせた。
 このようにして複数個のメタリック塗色のコンピューグラフィックを配置して、図3に示したとおりのメタリック塗色の塗色マップを作成した。
メタリック塗色の塗膜構造と変角による光沢分布を示す図。 本発明の一実施例に従うコンピュータ・グラフィック装置を示す図。 メタリック塗色32色をHue−Toneチャートにプロットし、3次元コンピュータグラフィックを配置した図。
符号の説明
 1 メタリック塗膜
 2 多角度変角分光光度計
 3 コンピユータ
 4 モニタ
 5 Hue−Toneチャート
 6 塗色コンピユータ・グラフイックの表示部分

Claims (3)

  1. メタリック塗色の代表色を決定すること、
     上記代表色のHue−Tone値を計算すること、
     上記メタリック塗色の所定の観測角度範囲にわたる光学的性質を示す塗色コンピユータ・グラフイックを生成すること、
     コンピユータシステムのモニタ上のHue−Toneチャートにおける、上記代表色のHue−Tone値上に、上記塗色コンピユータ・グラフイックを配置して、塗色マップを作成すること
    を含むこと特徴とするメタリック塗色の分類整理方法。
  2. 分光光度計によって測定された少なくとも2角度の条件における分光反射率から、メタリック色の代表色のHue−Tone値を計算する請求項3の方法。
  3. メタリック塗色の複数の観測角度の測色値から、上記メタリック塗色の代表色を決定する手段と、
     上記代表色をHue−Ton 値に変換する手段と、
     上記メタリック塗色の複数の観測角度の測色値から、上記メタリック塗色の塗色コンピユータ・グラフイックを生成する手段と、
     ディスプレイに生成されたHue−Toneチャート上のHue−Tone値上に上記塗色コンピユータ・グラフイックを配置し、表示する手段と
    を具備することを特徴とするコンピユータ・グラフイック装置。
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