JP2004132660A

JP2004132660A - Portable burner operation diagnosis device and its method

Info

Publication number: JP2004132660A
Application number: JP2002299476A
Authority: JP
Inventors: Minoru Ito; 伊藤　稔; Yoshihiro Nakamura; 中村　義弘
Original assignee: Toho Gas Co Ltd
Current assignee: Toho Gas Co Ltd
Priority date: 2002-10-11
Filing date: 2002-10-11
Publication date: 2004-04-30

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a portable burner operation diagnosis device miniaturizing a combustion safety controller and reducing its costs and easily diagnosing the controller by making connection with the controller, and a method thereof. <P>SOLUTION: This burner operation diagnosis device 1 has a connection part 11 for connecting with the combustion safety controller 3, a plurality of lamps 131-138 respectively turning on according to respective operation stages of combustion sequence operation of a burner 2, and a controlling part 12 capable of maintaining an input signal from the combustion safety controller 3 to the connection part 11 and respectively maintaining lighting states of the respective lamps 131-138 on the basis of the input signal. The burner operation diagnosis device 1 is constituted so as to diagnose progress state of the combustion sequence operation from lighting states of the respective lamps 131-138. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【技術分野】
本発明は，バーナの燃焼を安全に制御する燃焼安全制御器に接続して用いる携帯用のバーナ動作診断器及びこれを用いて行うバーナ動作診断方法に関する。
【０００２】
【従来技術】
加熱炉に使用されるバーナにおいては，このバーナにおける燃焼シーケンス動作の制御は，これが予め設定された燃焼安全制御器を用いて行われる。そして，バーナにおける燃焼シーケンス動作のいずれかの動作段階で異常が発生したときには，異常を示すランプが点灯し，上記燃焼シーケンス動作が停止する。
この際，この燃焼シーケンス動作のどの動作段階で異常が発生したかを知るために，例えば，特許文献１，２に示されるように燃焼安全制御器に各動作段階のランプ表示を可能にするランプ表示回路を組み込んだものがある。
【０００３】
【特許文献１】
特公昭６３−５７６９８号公報
【特許文献２】
特公昭６３−５７６９９号公報
【０００４】
【解決しようとする課題】
しかしながら，上記燃焼安全制御器は，個々のバーナに対してそれぞれ別個に取り付けるものであり，上記ランプ表示回路は，個々の燃焼安全制御器に組み込まれている。そのため，特に，複数のバーナを有する加熱炉又はバーナをそれぞれ有する複数の加熱炉に対しては，個々の燃焼安全制御器に対して上記ランプ表示回路をそれぞれ設ける必要があり，この燃焼安全制御器の大型化及びコストアップを招いている。
また，上記ランプ表示回路を有する燃焼安全制御器は，例えば，バーナの試運転の際に，このバーナに初期不良がないか検査する場合や，異常停止したバーナの異常診断を行う場合等に手軽に使用するためには適していない。
【０００５】
本発明は，かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので，燃焼安全制御器の小型化及びコストダウンを図ることができると共に，燃焼安全制御器に接続して，手軽に診断を行うことができる携帯用のバーナ動作診断器及びバーナ動作診断方法を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題の解決手段】
第１の発明は，個々のバーナが有する燃焼安全制御器に接続して，各バーナを診断する携帯用のバーナ動作診断器であって，
該バーナ動作診断器は，上記燃焼安全制御器に接続するための接続部と，上記バーナにおける燃焼シーケンス動作の各動作段階に対応してそれぞれ点灯する複数のランプと，上記燃焼安全制御器から上記接続部への入力信号を保持することができると共に，該入力信号に基づいて上記各ランプの点灯状態をそれぞれ保持することができる制御部とを有しており，
上記各ランプの点灯状態から，上記燃焼シーケンス動作の進行状況を診断することができるよう構成してあることを特徴とする携帯用のバーナ動作診断器にある（請求項１）。
【０００７】
本発明のバーナ動作診断器は，例えば，複数のバーナを配設した加熱炉又はバーナをそれぞれ配設した複数の加熱炉に対しても，燃焼シーケンス動作の進行状況の診断を行ういずれかのバーナまで移動させることができる。そして，このバーナの燃焼安全制御器に，上記接続部を介して接続することにより，燃焼安全制御器によって制御を行う燃焼シーケンス動作の状態を上記入力信号として取り込むことができる。
そして，この入力信号は上記制御部によって保持することができ，制御部は，入力信号に基づいて上記各ランプの点灯状態をそれぞれ保持することができる。
【０００８】
そのため，各ランプの点灯状態を監視することにより，上記燃焼シーケンス動作の進行状況，すなわち燃焼シーケンス動作における各動作が正常に行われたか否かを診断することができる。そして，例えば，燃焼シーケンス動作のある動作段階で異常が発生したときには，この動作段階に対応するランプが点灯した後，次の動作段階に対応するランプが点灯しないことにより，この異常を検知することができる。そのため，異常が発生した動作段階を迅速に検知することができる。
【０００９】
また，上記バーナ動作診断器は，診断が必要なバーナの燃焼安全制御器にのみ接続して使用することが可能である。そのため，上記燃焼安全制御器に上記燃焼シーケンス動作の診断機能を初めから設けておく必要がなく，燃焼安全制御器の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【００１０】
また，上記バーナ動作診断器は，例えば，異常停止したあるいは異常停止するおそれがあるバーナの燃焼安全制御器に接続して用いることもできる。すなわち，この場合には，異常停止したあるいは異常停止するおそれがあるバーナの燃焼安全制御器に上記バーナ動作診断器を接続した後，再度，当該バーナにおける燃焼シーケンス動作を行う。そして，上記バーナ動作診断器における各ランプの点灯状態を監視することにより，燃焼シーケンス動作におけるどの動作段階で異常が発生したかを手軽に診断することができる。これにより，異常停止が起こった原因又は異常停止が起こりそうな原因を簡単かつ迅速に突き止めることができ，迅速な対応が可能となる。
【００１１】
また，上記バーナ動作診断器は，例えば，バーナの試運転を行う際に，このバーナの燃焼安全制御器に接続して用いることもできる。すなわち，この場合には，バーナに初期不良がないかを手軽に検査することができる。このように，バーナ動作診断器は，初期不良の検査器として使用することもできる。
それ故，上記バーナ動作診断器によれば，様々なケースにおいて，燃焼シーケンス動作の診断が必要なバーナの燃焼安全制御器にのみ接続して，手軽にこの診断を行うことができる。
【００１２】
第２の発明は，燃焼安全制御器を有するバーナがそれぞれ配設された複数の加熱装置，又は上記バーナが複数配設された加熱装置において，各バーナにおける燃焼シーケンス動作を別個に診断するバーナ動作診断方法であって，
上記燃焼安全制御器に接続するための接続部と，上記バーナにおける燃焼シーケンス動作の各動作段階に対応してそれぞれ点灯する複数のランプと，上記燃焼安全制御器から上記接続部への入力信号を保持することができると共に，該入力信号に基づいて上記各ランプの点灯状態をそれぞれ保持することができる制御部とを有する携帯用のバーナ動作診断器を用い，
上記いずれかのバーナが異常停止した場合もしくは異常停止するおそれがある場合に，該バーナの燃焼安全制御器に上記バーナ動作診断器を接続して，再度当該バーナにおける燃焼シーケンス動作を行い，上記バーナ動作診断器における各ランプの点灯状態から，当該バーナの燃焼シーケンス動作におけるどの動作段階で異常が発生したかを診断することを特徴とするバーナ動作診断方法にある（請求項２）。
【００１３】
本発明のバーナ動作診断方法は，上記第１の発明で示した優れた作用効果を有する携帯用のバーナ動作診断器を用いて診断を行う。そして，本発明のバーナ動作診断方法は，上記バーナがそれぞれ配設された複数の加熱装置又は複数の上記バーナが配設された加熱装置に対して実施をする。
すなわち，本発明においては，複数のバーナを有する加熱装置におけるいずれかのバーナ，又は複数の加熱装置におけるいずれかの加熱装置のバーナが，異常停止した場合もしくは異常停止するおそれがある場合に，このバーナの燃焼安全制御器に上記バーナ動作診断器を接続する。
【００１４】
そして，再度，当該バーナにおける燃焼シーケンス動作を行い，上記バーナ動作診断器における各ランプの点灯状態を監視することにより，燃焼シーケンス動作におけるどの動作段階で異常が発生したか又は異常が発生するおそれがあるかを手軽に診断することができる。
そのため，本発明によれば，異常停止が起こった原因又は異常停止が起こりそうな原因を簡単かつ迅速に突き止めることができ，迅速な対応が可能となる。
【００１５】
第３の発明は，燃焼安全制御器を有するバーナにおける燃焼シーケンス動作を診断するバーナ動作診断方法であって，
上記燃焼安全制御器に接続するための接続部と，上記バーナにおける燃焼シーケンス動作の各動作段階に対応してそれぞれ点灯する複数のランプと，上記燃焼安全制御器から上記接続部への入力信号を保持することができると共に，該入力信号に基づいて上記各ランプの点灯状態をそれぞれ保持することができる制御部とを有する携帯用のバーナ動作診断器を用い，
上記バーナの試運転の際に，該バーナの燃焼安全制御器に上記バーナ動作診断器を接続して，当該バーナにおける燃焼シーケンス動作を行い，上記バーナ動作診断器における各ランプの点灯状態から，当該バーナに初期不良がないかを診断することを特徴とするバーナ動作診断方法にある（請求項３）。
【００１６】
本発明のバーナ動作診断方法は，上記第１の発明で示した優れた作用効果を有する携帯用のバーナ動作診断器を用いて診断を行う。そして，このバーナ動作診断器を，バーナの試運転を行う際に，このバーナの燃焼安全制御器に接続する。
そして，このバーナにおける燃焼シーケンス動作を行い，上記バーナ動作診断器における各ランプの点灯状態を監視することにより，燃焼シーケンス動作における各動作段階が順次正常に行われるかを検査することができる。
そのため，本発明によれば，上記バーナに初期不良がないかを手軽に検査することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第１〜第３の発明において，上記燃焼シーケンス動作とは，バーナの燃焼を行う際に逐次行われる動作のことをいう。この燃焼シーケンス動作としては，例えば，燃焼安全制御器の電源の投入，バーナにより加熱を行う加熱炉における温度調節器の作動，バーナに燃焼用空気を供給するためのファンの作動，バーナ起動時に燃料ガスを供給するためのパイロット弁の作動，スパークを行うための点火トランスの作動，及びバーナに燃料ガスを供給するための主弁の作動等の各動作がある。
【００１８】
また，上記接続部としては，上記燃焼安全制御器によって制御を行う燃焼シーケンス動作における各動作に対応した複数の接続端子を有するものとすることができる。そして，上記バーナ動作診断器においては，この各接続端子に対応させて上記ランプをそれぞれ配列することができる。
また，上記制御部としては，バーナの燃焼シーケンス動作における各動作に対応した複数のリレーと，各リレーの接点による出力信号を保持して上記各ランプの点灯状態を保持するシーケンサ（プログラマブルコントローラ）とにより構成することができる。
【００１９】
また，燃焼シーケンス動作における各動作の完了を示すランプの種類によっては，燃焼安全制御器にすでに設けてあるものがある。この場合には，このランプは，上記制御部を介さず，直接，燃焼安全制御器における回路から信号を受けて点灯させてもよい。
【００２０】
また，上記バーナ動作診断器の上部には，把持部を設けることが好ましい。この場合には，上記把持部を把持することにより，上記バーナ動作診断器を容易に持ち運ぶことができる。
また，上記接続部は，接続コネクタによって上記燃焼安全制御器に接続するよう構成してあることが好ましい。この場合には，上記接続コネクタによって，上記バーナ動作診断器を容易にバーナの燃焼安全制御器に接続することができる。
【００２１】
【実施例】
以下に，図面を用いて本発明の携帯用のバーナ動作診断器及びこれを用いたバーナ動作診断方法にかかる実施例につき説明する。
本例の携帯用のバーナ動作診断器１は，図１〜図３に示すごとく，個々のバーナ２の燃焼を安全に制御する個々の燃焼安全制御器３に接続して，各バーナ２における燃焼シーケンス動作を診断する。
【００２２】
図１に示すごとく，上記バーナ動作診断器１は，上記燃焼安全制御器３に接続するための接続部１１と，上記バーナ２における燃焼シーケンス動作の各動作段階に対応してそれぞれ点灯する複数のランプ１３１〜１３８とを有している。
また，バーナ動作診断器１の上部には，把持部１４が設けてあり，容易に各バーナ２に持ち運ぶことができるようになっている。
【００２３】
また，図２に示すごとく，バーナ動作診断器１は，燃焼安全制御器３から上記接続部１１への入力信号を保持することができると共に，この入力信号に基づいて上記各ランプ１３１〜１３８の点灯状態をそれぞれ保持することができる制御部１２を有している。
そして，バーナ動作診断器１は，上記各ランプ１３１〜１３８の点灯状態から，上記燃焼シーケンス動作の進行状況を診断することができるよう構成してある。
【００２４】
以下に，これを詳説する。
本例のバーナ動作診断器１は，図３に示すごとく，加熱装置としての加熱炉４における多数のバーナ２にそれぞれ設けた燃焼安全制御器３（図３中省略）のいずれに対しても接続可能であり，図２に示すごとく，各バーナ２の燃焼安全制御器３に付け替えを行って使用が可能である。
また，図３に示すごとく，各バーナ２においては，燃焼の初期においてパイロット火炎を形成するためのパイロットバーナ２１がそれぞれ設けてある。
なお，バーナ動作診断器１は，燃焼安全制御器３を有するバーナ２をそれぞれ配設した多数の加熱炉４に対して使用することもできる。
【００２５】
図３に示すごとく，各バーナ２には，これらに燃焼用空気Ａを供給するための空気配管５１１が接続されていると共に，この空気配管５１１はファン５１に接続されている。また，空気配管５１１には，ファン５１から燃焼用空気Ａが送風されていることを検出するためのエアフロースイッチ５２が設けてある。また，空気配管５１１には，各バーナ２に供給する燃焼用空気Ａの流量を調節する流量調節弁５１２が設けてある。
【００２６】
また，各バーナ２には，これらに燃料ガスＧを供給するためのガス配管５３が接続されている。このガス配管５３は，各バーナ２において主燃焼を行うための主配管５３１と，各バーナ２においてパイロット燃焼を行うためのパイロット配管５３２とに分岐している。主配管５３１には，これを流れる燃料ガスＧの流量を調節する主弁５４が設けてあると共に，パイロット配管５３２には，このパイロット配管５３２の開閉を行うパイロット弁５５が設けてある。また，主配管５３１とパイロット配管５３２には，それぞれ安全遮断弁５６が設けてあり，バーナ２の燃焼シーケンス動作において失火等の異常が発生したときには，各安全遮断弁５６が閉じられるようになっている。
【００２７】
また，上記燃焼安全制御器３には，各バーナ２においてスパークを発生させることにより着火を行うための点火トランス（図示略）が設けてある。また，燃焼安全制御器３には，温度計（図示略）により加熱炉４内の温度を測定して，この温度に基づいて燃焼用空気Ａの流量調節弁５１２における開度，及び燃料ガスＧの主弁５４における開度の調節等を行う温度調節器（図示略）が設けてある。
また，各バーナ２には，火炎が形成されたことを検出する火炎検出スイッチ（図示略）が設けてある。
【００２８】
上記各バーナ２においては，燃焼安全制御器３の電源の投入，上記温度調節器の作動，上記ファン５１におけるモータ（ファンモータ）の起動，上記エアフロースイッチ５２の作動，上記パイロット弁５５の作動，上記点火トランスの作動，及び上記主弁５４の作動等の燃焼シーケンス動作が行われる。
そして，上記バーナ動作診断器１により，これらの燃焼シーケンス動作が正常に行われているか否かの診断を行う。
【００２９】
また，図２に示すごとく，上記バーナ動作診断器１の接続部１１は，燃焼安全制御器３の電源，温度調節器，ファンモータ，エアフロースイッチ５２，パイロット弁５５，点火トランス，主弁５４及び失火（警報）の燃焼安全制御器３における８つの回路の端子部に，それぞれ接続される各接続端子１１１〜１１８を有している。この各接続端子１１１〜１１８は，接続コネクタによってまとめてあり，この接続コネクタは燃焼安全制御器３に対して着脱自在である。
【００３０】
図２に示すごとく，上記バーナ動作診断器１においては，上記各接続端子１１１〜１１８に対応してそれぞれリレー（継電器）１２１〜１２８が設けてある。各リレー１２１〜１２８はシーケンサ１２０に接続されており，シーケンサ１２０は，各リレー１２１〜１２８の接点による出力信号を保持して以下の各ランプ１３１〜１３８の点灯状態を保持するよう構成されている。
【００３１】
また，本例のバーナ動作診断器１には，上記燃焼安全制御器３における８つの回路に対応して８つのランプが設けてある。この８つのランプは，電源ランプ１３１，温度調節器ランプ１３２，ファンモータランプ１３３，エアフロースイッチランプ１３４，パイロット弁ランプ１３５，点火トランスランプ１３６，主弁ランプ１３７及び失火（警報）ランプ１３８である。
【００３２】
また，上記バーナ動作診断器１には，このバーナ動作診断器１自体に故障がないかをテストするテストスイッチ１３９が設けてある。具体的には，このテストスイッチ１３９を押すことにより，上記各ランプ１３１〜１３８が点灯を行い，各ランプ１３１〜１３８自体及び上記シーケンサ１２０等に故障がないかを確認することができる。
【００３３】
なお，上記電源ランプ１３１，温度調節器ランプ１３２及び失火（警報）ランプ１３８は，上記燃焼安全制御器３にも設けてある。そのため，これらのランプの点灯は，上記制御部１２を介さず，直接，燃焼安全制御器３における回路から信号を受けて行ってもよい。
【００３４】
以下に，上記バーナ動作診断器１を用いたバーナ動作診断方法につき説明すると共に，バーナ動作診断器１における各ランプ１３１〜１３８の点灯状態より推定される異常事項につき説明する。
上記各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，まず，上記燃焼安全制御器３の電源の投入が行われる。このとき，電源の投入が正常に行われると，バーナ動作診断器１において上記電源ランプ１３１が点灯する。一方で，電源ランプ１３１が点灯しないときには，電源の投入が行われておらず，燃焼安全制御器３の電源が入る条件が整っていないことが診断できる。この電源が入る条件としては，例えば，燃焼用空気Ａの供給源の圧力又は燃料ガスＧの供給源の圧力が所定圧力以上であること等があり，これらに異常が発生していることが推定される。
【００３５】
次いで，各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，上記温度調節器の作動の検出が行われる。このとき，温度調節器の作動の検出があると，バーナ動作診断器１において上記温度調節器ランプ１３２が点灯する。一方で，温度調節器ランプ１３２が点灯しないときには，温度調節器の作動の検出がないことが診断できる。この場合には，例えば，加熱炉４内の温度が高く，温度調節器が作動しないことが推定される。
【００３６】
次いで，各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，上記ファンモータの作動が行われ，加熱炉４内に滞留した可燃性ガスを排出するプレパージが行われる。このとき，ファンモータの作動があると，バーナ動作診断器１において上記ファンモータランプ１３３が点灯する。一方で，ファンモータランプ１３３が点灯しないときには，ファンモータの作動がないことが診断できる。この場合には，例えば，燃焼安全制御器３の故障等があることが推定される。
【００３７】
次いで，各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，上記エアフロースイッチ５２の作動の検出が行われ，上記ファン５１により燃焼用空気Ａが適切に送風されているかを検出する。このとき，エアフロースイッチ５２の作動の検出があると，バーナ動作診断器１において上記エアフロースイッチランプ１３４が点灯する。一方で，エアフロースイッチランプ１３４が点灯しないときには，エアフロースイッチ５２の作動の検出がないことが診断できる。この場合には，例えば，上記ファン５１により送風された燃焼用空気Ａの圧力が低いことが推定される。
【００３８】
次いで，各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，上記パイロット弁５５の開動作が行われ，燃料ガスＧがパイロット配管５３２を流れてパイロットバーナ２１に供給される。このとき，パイロット弁５５の開動作があると，バーナ動作診断器１において上記パイロット弁ランプ１３５が点灯する。一方で，パイロット弁ランプ１３５が点灯しないときには，パイロット弁５５の開動作が行われていないことが診断できる。この場合には，例えば，燃焼安全制御器３又はパイロット弁５５の故障等があることが推定される。
【００３９】
また，上記パイロット弁５５の開動作の際に，失火ランプ１３８が点灯する場合もある。この場合には，例えば，燃焼安全制御器３が疑似火炎（加熱炉４が自己放電した場合など，実際には火炎が形成されていないにも拘わらず上記火炎検出スイッチが作動した状態）を検出したこと等により，上記安全遮断弁５６が作動したことが推定される。
【００４０】
次いで，各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，上記点火トランスの作動が行われ，バーナ２においてスパークを発生する。このとき，点火トランスの作動があると，バーナ動作診断器１において上記点火トランスランプ１３６が点灯する。一方で，点火トランスランプ１３６が点灯しないときには，点火トランスの作動がないことが診断できる。この場合には，例えば，燃焼安全制御器３，点火トランス，パイロット弁５５等の故障，又は着火位置の不良，その他各機器の調整不良等があることが推定される。
【００４１】
また，上記点火トランスの作動が行われたにも拘わらず，上記失火ランプ１３８が点灯する場合もある。この場合には，例えば，パイロットガス（上記パイロット配管５３２より供給された燃料ガスＧと，空気配管５１１より供給された燃焼用空気Ａとの混合気）に着火しないこと，又は上記火炎検出スイッチによってパイロット火炎が検出できないこと等が推定される。
また，この場合には，火炎検出スイッチの故障等により，上記安全遮断弁５６が作動したことも推定される。
【００４２】
次いで，各バーナ２の燃焼シーケンス動作においては，上記主弁５４の開動作が行われ，燃料ガスＧが主配管５３１を流れてバーナ２に供給される。このとき，主弁５４の開動作があると，バーナ動作診断器１において上記主弁ランプ１３７が点灯する。一方で，主弁ランプ１３７が点灯しないときには，主弁５４の開動作がないことが診断できる。この場合には，例えば，燃焼安全制御器３，主弁５４等の故障があることが推定される。
【００４３】
また，上記主弁５４の開動作が行われた後，上記失火ランプ１３８が点灯する場合もある。この場合は，例えば，バーナ２における空気比（実際に供給した燃焼用空気Ａの量を，燃料ガスＧを理論上完全燃焼させるために要する燃焼用空気Ａの量で割った値）のずれにより失火してしまい，上記安全遮断弁５６が作動したことも推定される。また，この場合には，火炎検出スイッチの故障等があることも推定される。
【００４４】
上記一連の燃焼シーケンス動作における各ランプ１３１〜１３８の点灯状態を示すと，図４のようになる。同図に示すごとく，各ランプ１３１〜１３８は，正常に燃焼シーケンス動作における各動作が行われた後には，上記制御部１２により点灯状態が保持される。
【００４５】
上記各バーナ２における燃焼シーケンス動作の診断は，各バーナ２の燃焼安全制御器３に上記バーナ動作診断器１を付け替えることによって，いずれのバーナ２に対しても行うことができる。つまり，バーナ動作診断器１は，燃焼シーケンス動作の進行状況を診断したいバーナ２まで持ち運び，このバーナ２の燃焼安全制御器３に上記接続部１１の接続コネクタを介して接続することができる。そして，燃焼安全制御器３によって制御を行う燃焼シーケンス動作の状態を上記各リレー１２１〜１２８より上記シーケンサ１２０に取り込むことができる。
そして，各リレー１２１〜１２８の接点の出力をシーケンサ１２０によって保持することができ，シーケンサ１２０は上記燃焼安全制御器３から各リレー１２１〜１２８への入力信号に基づいて上記各ランプ１３１〜１３８の点灯状態をそれぞれ保持することができる。
【００４６】
そのため，各ランプ１３１〜１３８の点灯状態を監視することにより，上記燃焼シーケンス動作の進行状況，すなわち燃焼シーケンス動作における各動作が正常に行われたか否かを診断することができる。そして，例えば，燃焼シーケンス動作のある動作段階で異常が発生したときには，この動作段階に対応するランプ（例えばパイロット弁ランプ１３５）が点灯した後，次の動作段階に対応するランプ（点火トランスランプ１３６）が点灯しないことにより，この異常を検知することができる。そのため，異常が発生した動作段階を迅速に検知することができる。
【００４７】
また，上記バーナ動作診断器１は，診断が必要なバーナ２の燃焼安全制御器３にのみ接続して使用することが可能である。そのため，上記燃焼安全制御器３に上記燃焼シーケンス動作の診断機能を初めから設けておく必要がなく，燃焼安全制御器３の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【００４８】
また，上記バーナ動作診断器１は，異常停止したもしくは異常停止するおそれがあるバーナ２の燃焼安全制御器３に接続して用いることもできる。すなわち，異常停止したもしくは異常停止するおそれがあるバーナ２の燃焼安全制御器３に上記バーナ動作診断器１を接続した後，再度，当該バーナ２における燃焼シーケンス動作を行い，上記バーナ動作診断器１における各ランプ１３１〜１３８の点灯状態を監視することにより，燃焼シーケンス動作におけるどの動作段階で異常が発生したか又は異常が発生するおそれがあるかを手軽に診断することができる。これにより，異常停止が起こった原因又は異常停止が起こりそうな原因を簡単かつ迅速に突き止めることができる。そのため，この原因を取り除いて，迅速に異常より復帰することができる。
【００４９】
また，上記バーナ動作診断器１は，上記バーナ２の試運転を行う際に，このバーナ２の燃焼安全制御器３に接続して用いることもできる。そして，このバーナ２における燃焼シーケンス動作を行い，上記バーナ動作診断器１における各ランプ１３１〜１３８の点灯状態を監視することにより，燃焼シーケンス動作における各動作段階が順次正常に行われるかを検査することができる。これにより，上記バーナ２に初期不良がないかを手軽に検査することができる。このように，バーナ動作診断器１は，初期不良の検査器として使用することもできる。
【００５０】
それ故，上記バーナ動作診断器１によれば，様々なケースにおいて，燃焼シーケンス動作の診断が必要なバーナ２の燃焼安全制御器３にのみ接続して，手軽にこの診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例における，バーナ動作診断器を示す斜視図。
【図２】実施例における，燃焼安全制御器にバーナ動作診断器を接続した状態を示す説明図。
【図３】実施例における，多数のバーナを配設した加熱炉を簡略的に示す説明図。
【図４】実施例における，燃焼シーケンス動作における各動作に対応した各ランプの点灯状態を示す説明図。
【符号の説明】
１．．．バーナ動作診断器，
１１．．．接続部，
１２．．．制御部，
１２０．．．シーケンサ，
１２１〜１２８．．．各リレー，
１３１〜１３８．．．各ランプ，
２．．．バーナ，
２１．．．パイロットバーナ，
３．．．燃焼安全制御器，
４．．．加熱炉，
５１．．．ファン，
５２．．．エアフロースイッチ，
５４．．．主弁，
５５．．．パイロット弁，
Ａ．．．燃焼用空気，
Ｇ．．．燃料ガス，[0001]
【Technical field】
The present invention relates to a portable burner operation diagnostic device used in connection with a combustion safety controller for safely controlling burner combustion, and a burner operation diagnostic method using the same.
[0002]
[Prior art]
In the burner used in the heating furnace, the control of the combustion sequence operation in the burner is performed by using a combustion safety controller which is set in advance. Then, when an abnormality occurs in any operation stage of the combustion sequence operation in the burner, a lamp indicating the abnormality is turned on, and the combustion sequence operation is stopped.
At this time, in order to know at which operation stage of the combustion sequence operation an abnormality has occurred, for example, as shown in Patent Documents 1 and 2, a lamp that enables a combustion safety controller to display a lamp at each operation stage is provided. Some include display circuits.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-B-63-57698
[Patent Document 2]
JP-B-63-57699
[0004]
[Problem to be solved]
However, the above-mentioned combustion safety controllers are separately attached to the respective burners, and the above-mentioned lamp display circuit is incorporated in each of the combustion safety controllers. Therefore, in particular, for a heating furnace having a plurality of burners or a plurality of heating furnaces each having a burner, it is necessary to provide the above-mentioned lamp indicating circuit for each combustion safety controller. This leads to an increase in size and cost.
Further, the combustion safety controller having the above-mentioned lamp display circuit can be easily used, for example, in a test operation of a burner to check for an initial failure of the burner or to perform an abnormality diagnosis of a burner that has stopped abnormally. Not suitable for use.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of such a conventional problem, and can reduce the size and cost of a combustion safety controller, and can easily perform diagnosis by connecting to a combustion safety controller. An object of the present invention is to provide a portable burner operation diagnostic device and a burner operation diagnostic method.
[0006]
[Means for solving the problem]
A first invention is a portable burner operation diagnostic device which is connected to a combustion safety controller of each burner and diagnoses each burner,
The burner operation diagnostic device includes a connection portion for connecting to the combustion safety controller, a plurality of lamps respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner, A control unit that can hold an input signal to the connection unit and that can hold a lighting state of each of the lamps based on the input signal,
A portable burner operation diagnostic device is configured to be able to diagnose the progress of the combustion sequence operation from the lighting state of each lamp (claim 1).
[0007]
The burner operation diagnostic device of the present invention is, for example, any burner that diagnoses the progress of the combustion sequence operation for a heating furnace provided with a plurality of burners or a plurality of heating furnaces provided with the burners. Can be moved up. Then, by connecting the burner to the combustion safety controller via the connection section, the state of the combustion sequence operation controlled by the combustion safety controller can be captured as the input signal.
The input signal can be held by the control unit, and the control unit can hold the lighting state of each lamp based on the input signal.
[0008]
Therefore, by monitoring the lighting state of each lamp, it is possible to diagnose the progress of the combustion sequence operation, that is, whether or not each operation in the combustion sequence operation has been performed normally. Then, for example, when an abnormality occurs in an operation stage of the combustion sequence operation, after the lamp corresponding to this operation stage is turned on, the lamp corresponding to the next operation stage is not turned on, thereby detecting the abnormality. Can be. Therefore, it is possible to quickly detect the operation stage in which the abnormality has occurred.
[0009]
Further, the burner operation diagnostic device can be used by connecting only to a burner combustion safety controller requiring diagnosis. Therefore, it is not necessary to provide the combustion safety controller with the function of diagnosing the combustion sequence operation from the beginning, and the size and cost of the combustion safety controller can be reduced.
[0010]
In addition, the burner operation diagnostic device can be used by being connected to, for example, a burner combustion safety controller that has abnormally stopped or is likely to abnormally stop. That is, in this case, after the burner operation diagnostic device is connected to the combustion safety controller of the burner that has abnormally stopped or may be abnormally stopped, the combustion sequence operation in the burner is performed again. By monitoring the lighting state of each lamp in the burner operation diagnostic device, it is possible to easily diagnose at which operation stage in the combustion sequence operation an abnormality has occurred. As a result, the cause of the abnormal stop or the cause of the abnormal stop is likely to be easily and quickly identified, and a prompt response is possible.
[0011]
Further, the burner operation diagnostic device can be connected to the burner combustion safety controller, for example, when performing a test operation of the burner. That is, in this case, the burner can be easily inspected for any initial failure. As described above, the burner operation diagnostic device can be used as an initial failure inspection device.
Therefore, according to the burner operation diagnostic device, in various cases, the diagnosis can be easily performed by connecting only to the combustion safety controller of the burner which requires the diagnosis of the combustion sequence operation.
[0012]
A second invention provides a burner operation for separately diagnosing a combustion sequence operation in each burner in a plurality of heating devices provided with burners each having a combustion safety controller, or in a heating device provided with a plurality of the burners. A diagnostic method,
A connecting portion for connecting to the combustion safety controller, a plurality of lamps respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner, and an input signal from the combustion safety controller to the connection portion. A portable burner operation diagnostic device having a control unit that can hold the lighting state of each of the lamps based on the input signal.
If any of the above-mentioned burners has stopped abnormally or is likely to be stopped abnormally, the burner operation diagnostic device is connected to the combustion safety controller of the burner, and the combustion sequence operation in the burner is performed again. A burner operation diagnosis method is characterized in that it diagnoses at which operation stage in the combustion sequence operation of the burner an abnormality has occurred from the lighting state of each lamp in the operation diagnostic device (claim 2).
[0013]
The method for diagnosing burner operation according to the present invention performs diagnosis using the portable burner operation diagnostic device having the excellent operational effects shown in the first invention. The burner operation diagnosis method of the present invention is applied to a plurality of heating devices provided with the respective burners or a heating device provided with a plurality of the aforementioned burners.
That is, in the present invention, when any of the burners in a heating device having a plurality of burners, or any of the heating devices in the plurality of heating devices has stopped abnormally or is likely to abnormally stop, The burner operation diagnostic device is connected to a burner combustion safety controller.
[0014]
Then, by again performing the combustion sequence operation in the burner and monitoring the lighting state of each lamp in the burner operation diagnostic device, it is possible to determine at which operation stage in the combustion sequence operation an abnormality has occurred or an abnormality may occur. It can be easily diagnosed whether there is.
Therefore, according to the present invention, the cause of the abnormal stop or the cause of the abnormal stop is likely to be easily and quickly identified, and a quick response is possible.
[0015]
A third invention is a burner operation diagnosis method for diagnosing a combustion sequence operation in a burner having a combustion safety controller,
A connecting portion for connecting to the combustion safety controller, a plurality of lamps respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner, and an input signal from the combustion safety controller to the connection portion. A portable burner operation diagnostic device having a control unit that can hold the lighting state of each of the lamps based on the input signal.
At the time of test operation of the burner, the burner operation diagnostic device is connected to the combustion safety controller of the burner to perform a combustion sequence operation in the burner. A burner operation diagnosis method is characterized by diagnosing whether there is any initial failure in the burner (claim 3).
[0016]
The method for diagnosing burner operation according to the present invention performs diagnosis using the portable burner operation diagnostic device having the excellent operational effects shown in the first invention. The burner operation diagnostic device is connected to the burner combustion safety controller when performing a test operation of the burner.
Then, by performing the combustion sequence operation in the burner and monitoring the lighting state of each lamp in the burner operation diagnostic device, it can be inspected whether each operation stage in the combustion sequence operation is sequentially performed normally.
Therefore, according to the present invention, it is possible to easily inspect the burner for an initial failure.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A preferred embodiment of the present invention described above will be described.
In the first to third aspects of the present invention, the combustion sequence operation refers to an operation that is sequentially performed when burning a burner. The combustion sequence operation includes, for example, turning on the power of a combustion safety controller, operating a temperature controller in a heating furnace that performs heating by a burner, operating a fan for supplying combustion air to the burner, and operating a fuel when the burner is started. Each operation includes an operation of a pilot valve for supplying gas, an operation of an ignition transformer for performing spark, and an operation of a main valve for supplying fuel gas to a burner.
[0018]
The connection section may have a plurality of connection terminals corresponding to each operation in a combustion sequence operation controlled by the combustion safety controller. In the burner operation diagnostic device, the lamps can be arranged corresponding to the connection terminals.
The control unit includes a plurality of relays corresponding to each operation in the burner combustion sequence operation, and a sequencer (programmable controller) that holds an output signal from a contact of each relay and holds a lighting state of each lamp. Can be configured.
[0019]
Also, depending on the type of lamp indicating the completion of each operation in the combustion sequence operation, there are some already provided in the combustion safety controller. In this case, the lamp may be lit directly by receiving a signal from a circuit in the combustion safety controller without passing through the control unit.
[0020]
Further, it is preferable that a grip portion is provided on the burner operation diagnostic device. In this case, the burner operation diagnostic device can be easily carried by gripping the grip portion.
Further, it is preferable that the connection portion is configured to be connected to the combustion safety controller by a connection connector. In this case, the burner operation diagnostic device can be easily connected to the burner combustion safety controller by the connection connector.
[0021]
【Example】
Hereinafter, embodiments of a portable burner operation diagnostic device and a burner operation diagnostic method using the same according to the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 to 3, the portable burner operation diagnostic device 1 of this embodiment is connected to individual combustion safety controllers 3 for safely controlling the combustion of individual burners 2, and performs combustion in each burner 2. Diagnose the sequence operation.
[0022]
As shown in FIG. 1, the burner operation diagnostic device 1 includes a connection portion 11 for connecting to the combustion safety controller 3 and a plurality of lighters respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner 2. Lamps 131 to 138.
A grip 14 is provided above the burner operation diagnostic device 1 so that it can be easily carried to each burner 2.
[0023]
Further, as shown in FIG. 2, the burner operation diagnostic device 1 can hold an input signal from the combustion safety controller 3 to the connection section 11 and, based on the input signal, control the lamps 131 to 138 based on the input signal. It has a control unit 12 capable of holding the lighting state.
The burner operation diagnostic device 1 is configured to be able to diagnose the progress of the combustion sequence operation from the lighting state of each of the lamps 131 to 138.
[0024]
The details are described below.
As shown in FIG. 3, the burner operation diagnostic device 1 of the present embodiment is connected to any of the combustion safety controllers 3 (omitted in FIG. 3) provided respectively for a large number of burners 2 in a heating furnace 4 as a heating device. It is possible, as shown in FIG. 2, to replace the burner safety controller 3 of each burner 2 and use it.
As shown in FIG. 3, each burner 2 is provided with a pilot burner 21 for forming a pilot flame at the beginning of combustion.
The burner operation diagnostic device 1 can also be used for a large number of heating furnaces 4 provided with burners 2 each having a combustion safety controller 3.
[0025]
As shown in FIG. 3, each burner 2 is connected to an air pipe 511 for supplying combustion air A thereto, and the air pipe 511 is connected to the fan 51. The air pipe 511 is provided with an air flow switch 52 for detecting that the combustion air A is being blown from the fan 51. The air pipe 511 is provided with a flow control valve 512 for controlling the flow rate of the combustion air A supplied to each burner 2.
[0026]
Further, a gas pipe 53 for supplying the fuel gas G to each burner 2 is connected to each burner 2. This gas pipe 53 branches into a main pipe 531 for performing main combustion in each burner 2 and a pilot pipe 532 for performing pilot combustion in each burner 2. The main pipe 531 is provided with a main valve 54 for adjusting the flow rate of the fuel gas G flowing therethrough, and the pilot pipe 532 is provided with a pilot valve 55 for opening and closing the pilot pipe 532. The main pipe 531 and the pilot pipe 532 are provided with safety shut-off valves 56, respectively. When an abnormality such as misfire occurs in the combustion sequence operation of the burner 2, each safety shut-off valve 56 is closed. I have.
[0027]
Further, the combustion safety controller 3 is provided with an ignition transformer (not shown) for performing ignition by generating a spark in each burner 2. The combustion safety controller 3 measures the temperature in the heating furnace 4 with a thermometer (not shown), and based on the temperature, the opening degree of the combustion air A in the flow control valve 512 and the fuel gas G A temperature controller (not shown) for adjusting the degree of opening of the main valve 54 is provided.
Each burner 2 is provided with a flame detection switch (not shown) for detecting that a flame has been formed.
[0028]
In each of the burners 2, the power of the combustion safety controller 3 is turned on, the temperature controller is operated, the motor (fan motor) of the fan 51 is started, the air flow switch 52 is operated, the pilot valve 55 is operated, A combustion sequence operation such as an operation of the ignition transformer and an operation of the main valve 54 is performed.
The burner operation diagnostic device 1 diagnoses whether or not these combustion sequence operations are performed normally.
[0029]
As shown in FIG. 2, the connection portion 11 of the burner operation diagnostic device 1 includes a power supply of the combustion safety controller 3, a temperature controller, a fan motor, an air flow switch 52, a pilot valve 55, an ignition transformer, a main valve 54, The connection terminals 111 to 118 are respectively connected to terminal portions of eight circuits in the combustion safety controller 3 for misfire (alarm). The connection terminals 111 to 118 are grouped by a connection connector, and the connection connector is detachable from the combustion safety controller 3.
[0030]
As shown in FIG. 2, in the burner operation diagnostic device 1, relays (relays) 121 to 128 are provided corresponding to the connection terminals 111 to 118, respectively. Each of the relays 121 to 128 is connected to the sequencer 120, and the sequencer 120 is configured to hold an output signal from a contact point of each of the relays 121 to 128 and hold a lighting state of each of the following lamps 131 to 138. .
[0031]
Further, the burner operation diagnostic device 1 of the present embodiment is provided with eight lamps corresponding to the eight circuits in the combustion safety controller 3. The eight lamps are a power lamp 131, a temperature controller lamp 132, a fan motor lamp 133, an air flow switch lamp 134, a pilot valve lamp 135, an ignition transformer lamp 136, a main valve lamp 137, and a misfire (alarm) lamp 138.
[0032]
Further, the burner operation diagnostic device 1 is provided with a test switch 139 for testing whether or not the burner operation diagnostic device 1 itself has a failure. Specifically, by pressing the test switch 139, the lamps 131 to 138 are turned on, and it is possible to confirm whether the lamps 131 to 138 themselves and the sequencer 120 and the like have no failure.
[0033]
The power lamp 131, the temperature controller lamp 132, and the misfire (alarm) lamp 138 are also provided in the combustion safety controller 3. Therefore, the lighting of these lamps may be performed directly by receiving a signal from a circuit in the combustion safety controller 3 without passing through the control unit 12.
[0034]
Hereinafter, a burner operation diagnosis method using the burner operation diagnostic device 1 will be described, and abnormal items estimated from the lighting state of each of the lamps 131 to 138 in the burner operation diagnostic device 1 will be described.
In the combustion sequence operation of each burner 2, first, the power of the combustion safety controller 3 is turned on. At this time, when the power is turned on normally, the power lamp 131 in the burner operation diagnostic device 1 is turned on. On the other hand, when the power lamp 131 does not light up, it can be diagnosed that the power has not been turned on and the condition for turning on the power of the combustion safety controller 3 has not been established. The conditions for turning on the power include, for example, the pressure of the supply source of the combustion air A or the pressure of the supply source of the fuel gas G is equal to or higher than a predetermined pressure. Is done.
[0035]
Next, in the combustion sequence operation of each burner 2, the operation of the temperature controller is detected. At this time, when the operation of the temperature controller is detected, the temperature controller lamp 132 of the burner operation diagnostic device 1 is turned on. On the other hand, when the temperature controller lamp 132 does not light, it can be diagnosed that the operation of the temperature controller is not detected. In this case, for example, it is estimated that the temperature in the heating furnace 4 is high and the temperature controller does not operate.
[0036]
Next, in the combustion sequence operation of each burner 2, the fan motor is operated, and a pre-purge for discharging the combustible gas retained in the heating furnace 4 is performed. At this time, when the fan motor operates, the fan motor lamp 133 is turned on in the burner operation diagnostic device 1. On the other hand, when the fan motor lamp 133 does not light, it can be diagnosed that the fan motor is not operating. In this case, for example, it is estimated that there is a failure in the combustion safety controller 3 or the like.
[0037]
Next, in the combustion sequence operation of each burner 2, the operation of the air flow switch 52 is detected, and it is detected whether or not the combustion air A is appropriately blown by the fan 51. At this time, when the operation of the air flow switch 52 is detected, the air flow switch lamp 134 of the burner operation diagnostic device 1 is turned on. On the other hand, when the air flow switch lamp 134 does not light, it can be diagnosed that the operation of the air flow switch 52 is not detected. In this case, for example, it is estimated that the pressure of the combustion air A blown by the fan 51 is low.
[0038]
Next, in the combustion sequence operation of each burner 2, the opening operation of the pilot valve 55 is performed, and the fuel gas G flows through the pilot pipe 532 and is supplied to the pilot burner 21. At this time, if the pilot valve 55 is opened, the pilot valve lamp 135 is turned on in the burner operation diagnostic device 1. On the other hand, when the pilot valve lamp 135 is not lit, it can be diagnosed that the opening operation of the pilot valve 55 is not performed. In this case, for example, it is estimated that there is a failure in the combustion safety controller 3 or the pilot valve 55.
[0039]
Further, the misfire lamp 138 may be turned on when the pilot valve 55 is opened. In this case, for example, the combustion safety controller 3 detects a simulated flame (a state in which the flame detection switch is operated in spite of the fact that no flame is actually formed, such as when the heating furnace 4 self-discharges). As a result, it is estimated that the safety shut-off valve 56 has been operated.
[0040]
Next, in the combustion sequence operation of each burner 2, the operation of the ignition transformer is performed, and a spark is generated in the burner 2. At this time, when the ignition transformer is activated, the ignition transformer lamp 136 is turned on in the burner operation diagnostic device 1. On the other hand, when the ignition transformer lamp 136 does not light up, it can be diagnosed that the ignition transformer is not operating. In this case, for example, it is presumed that there is a failure in the combustion safety controller 3, the ignition transformer, the pilot valve 55, or the like, or a defective ignition position, or other adjustment failure of each device.
[0041]
Further, there is a case where the misfire lamp 138 is turned on despite the operation of the ignition transformer. In this case, for example, the pilot gas (a mixture of the fuel gas G supplied from the pilot pipe 532 and the combustion air A supplied from the air pipe 511) is not ignited, or the flame detection switch is used. It is estimated that the pilot flame cannot be detected.
In this case, it is also presumed that the safety shut-off valve 56 has been activated due to a failure of the flame detection switch or the like.
[0042]
Next, in the combustion sequence operation of each burner 2, the opening operation of the main valve 54 is performed, and the fuel gas G flows through the main pipe 531 and is supplied to the burner 2. At this time, when the main valve 54 is opened, the main valve lamp 137 is turned on in the burner operation diagnostic device 1. On the other hand, when the main valve lamp 137 does not light up, it can be diagnosed that the main valve 54 does not open. In this case, for example, it is estimated that there is a failure in the combustion safety controller 3, the main valve 54, and the like.
[0043]
After the main valve 54 is opened, the misfire lamp 138 may be turned on. In this case, for example, a deviation of the air ratio in the burner 2 (a value obtained by dividing the actually supplied amount of combustion air A by the amount of combustion air A required for theoretically complete combustion of the fuel gas G) occurs. It is also presumed that the misfire has occurred and the safety shut-off valve 56 has been operated. In this case, it is also presumed that the flame detection switch has a failure or the like.
[0044]
FIG. 4 shows the lighting state of each of the lamps 131 to 138 in the above-described series of combustion sequence operations. As shown in the drawing, the lamps 131 to 138 are kept in the lighting state by the control unit 12 after each operation in the combustion sequence operation is normally performed.
[0045]
The diagnosis of the combustion sequence operation in each burner 2 can be performed for any burner 2 by replacing the burner operation diagnostic device 1 with the combustion safety controller 3 of each burner 2. That is, the burner operation diagnostic device 1 can be carried to the burner 2 where the progress of the combustion sequence operation is to be diagnosed, and can be connected to the combustion safety controller 3 of the burner 2 via the connection connector of the connection portion 11. Then, the state of the combustion sequence operation controlled by the combustion safety controller 3 can be taken into the sequencer 120 from each of the relays 121 to 128.
The output of the contacts of each of the relays 121 to 128 can be held by the sequencer 120. The sequencer 120 controls the lamps 131 to 138 based on an input signal from the combustion safety controller 3 to each of the relays 121 to 128. The lighting state can be held respectively.
[0046]
Therefore, by monitoring the lighting state of each of the lamps 131 to 138, it is possible to diagnose the progress of the combustion sequence operation, that is, whether or not each operation in the combustion sequence operation has been performed normally. For example, when an abnormality occurs in an operation stage of the combustion sequence operation, a lamp corresponding to this operation stage (for example, pilot valve lamp 135) is turned on, and then a lamp corresponding to the next operation stage (ignition transformer lamp 136). ) Does not light up, this abnormality can be detected. Therefore, it is possible to quickly detect the operation stage in which the abnormality has occurred.
[0047]
Further, the burner operation diagnostic device 1 can be used by being connected only to the combustion safety controller 3 of the burner 2 requiring diagnosis. Therefore, it is not necessary to provide the combustion safety controller 3 with a function of diagnosing the combustion sequence operation from the beginning, and the combustion safety controller 3 can be reduced in size and cost.
[0048]
Further, the burner operation diagnostic device 1 can be used by being connected to a combustion safety controller 3 of a burner 2 which has stopped abnormally or is likely to abnormally stop. That is, after the burner operation diagnostic device 1 is connected to the combustion safety controller 3 of the burner 2 which has abnormally stopped or may be abnormally stopped, the combustion sequence operation in the burner 2 is performed again, and the burner operation diagnostic device 1 is connected. By monitoring the lighting state of each of the lamps 131 to 138 in, it is possible to easily diagnose at which operation stage in the combustion sequence operation an abnormality has occurred or an abnormality may occur. Thus, the cause of the abnormal stop or the cause of the abnormal stop can be easily and quickly determined. Therefore, it is possible to eliminate the cause and quickly recover from the abnormality.
[0049]
Further, the burner operation diagnostic device 1 can be used by connecting to the combustion safety controller 3 of the burner 2 when performing the test operation of the burner 2. Then, by performing the combustion sequence operation in the burner 2 and monitoring the lighting state of each of the lamps 131 to 138 in the burner operation diagnostic device 1, it is checked whether or not each operation stage in the combustion sequence operation is sequentially performed normally. be able to. This makes it possible to easily inspect the burner 2 for initial failure. As described above, the burner operation diagnostic device 1 can also be used as an initial failure inspection device.
[0050]
Therefore, according to the burner operation diagnosing device 1, in various cases, the diagnosis can be easily performed by connecting only to the combustion safety controller 3 of the burner 2 which requires the diagnosis of the combustion sequence operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a burner operation diagnostic device in an embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a state in which a burner operation diagnostic device is connected to the combustion safety controller in the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory view schematically showing a heating furnace provided with a large number of burners in the embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a lighting state of each lamp corresponding to each operation in a combustion sequence operation in the embodiment.
[Explanation of symbols]
1. . . Burner operation diagnostic device,
11. . . Connection,
12. . . Control unit,
120. . . Sequencer,
121-128. . . Each relay,
131 to 138. . . Each lamp,
2. . . Burner,
21. . . Pilot burner,
3. . . Combustion safety controller,
4. . . heating furnace,
51. . . fan,
52. . . Air flow switch,
54. . . Main valve,
55. . . Pilot valve,
A. . . Combustion air,
G. FIG. . . Fuel gas,

Claims

A portable burner operation diagnostic device connected to a combustion safety controller of each burner for diagnosing a combustion sequence operation in each burner,
The burner operation diagnostic device includes a connection portion for connecting to the combustion safety controller, a plurality of lamps respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner, A control unit that can hold an input signal to the connection unit and that can hold a lighting state of each of the lamps based on the input signal,
A portable burner operation diagnostic device characterized in that the progress of the combustion sequence operation can be diagnosed from the lighting state of each lamp.

A burner operation diagnosis method for separately diagnosing a combustion sequence operation in each burner in a plurality of heating devices provided with burners each having a combustion safety controller, or in a heating device provided with a plurality of the burners,
A connecting portion for connecting to the combustion safety controller, a plurality of lamps respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner, and an input signal from the combustion safety controller to the connection portion. A portable burner operation diagnostic device having a control unit that can hold the lighting state of each of the lamps based on the input signal.
If any of the above-mentioned burners has stopped abnormally or is likely to be stopped abnormally, the burner operation diagnostic device is connected to the combustion safety controller of the burner, and the combustion sequence operation in the burner is performed again. A burner operation diagnosis method characterized by diagnosing at which operation stage in a combustion sequence operation of the burner an abnormality has occurred from the lighting state of each lamp in the operation diagnostic device.

A burner operation diagnosis method for diagnosing a combustion sequence operation in a burner having a combustion safety controller, comprising:
A connecting portion for connecting to the combustion safety controller, a plurality of lamps respectively lit corresponding to each operation stage of the combustion sequence operation in the burner, and an input signal from the combustion safety controller to the connection portion. A portable burner operation diagnostic device having a control unit that can hold the lighting state of each of the lamps based on the input signal.
At the time of the test operation of the burner, the burner operation diagnostic device is connected to the combustion safety controller of the burner to perform a combustion sequence operation in the burner. A burner operation diagnosis method, characterized by diagnosing whether there is any initial failure in the burner.