JP2004132208A - 流体圧モータ - Google Patents
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Abstract
【目的】偏荷重や高い面圧摺動を生じる構造部分がなく、流体圧をほとんどエネルギーロスを生じることなく効率的に回転駆動力として出力できる流体圧モータを提供する。
【構成】ケーシングと、該ケーシングに回転自在に軸支された駆動軸と、ケーシング内部の流体室に配置されると共に駆動軸に連動連結された回転自在な駆動ロータとを備えた構成であり、駆動ロータは、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズルから流体を噴射することにより駆動回転されるように構成されており、ケーシングに設けた入口ポートからノズルに向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路と、流体室からケーシングに設けた出口ポートに向けて流体を排出する排出路を設けて成る構成である。
【選択図】 図1
【構成】ケーシングと、該ケーシングに回転自在に軸支された駆動軸と、ケーシング内部の流体室に配置されると共に駆動軸に連動連結された回転自在な駆動ロータとを備えた構成であり、駆動ロータは、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズルから流体を噴射することにより駆動回転されるように構成されており、ケーシングに設けた入口ポートからノズルに向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路と、流体室からケーシングに設けた出口ポートに向けて流体を排出する排出路を設けて成る構成である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧や空気圧等の流体圧により回転駆動力を出力する流体圧モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液圧モータは、液体ポンプと同様の構造に構成されている。例えば、公知のギヤポンプは、駆動軸を回転すると、相互に噛合した駆動ギヤと従動ギヤが回転され、液体を吸引ポートから吸引し、吐出ポートから吐出する。また、公知のピストンポンプは、駆動軸を回転すると、駆動軸に対して傾斜する軸線上で複数のピストンが交互にタイミングをずらせて往復動され、液体を吸引ポートから吸引し、吐出ポートから吐出する。更に、公知のベーンポンプは、駆動軸と共にロータを回転すると、ロータの放射方向に設けられたベーンが進退移動することによりカムリングに沿って移動し、液体を吸引ポートから吸引し、吐出ポートから吐出する。
【0003】
従って、このような液体ポンプは、ポンプの作用を逆に利用し、液体を吸引ポートから圧送し、吐出ポートから排出させるように構成することにより、駆動軸を回転駆動せしめる液圧モータとして提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した公知の液体ポンプと同構造の液圧モータは、全て圧力密封部を備えており、内部構造に偏荷重を発生するため、高速回転用のモータには不向きである。また、高い面圧の摺動部を有するため、小さなゴミでも焼付きを起こす可能性があり、このためフィルター等の補助装置を必要とするのが現状である。更に、高出力を可能にするためには、油圧等の液圧を駆動源とするのが一般的であり、空気圧では十分な出力が得られない。
【0005】
例えば、ギヤポンプ式の液圧モータの場合、液体を一対の駆動ギヤと従動ギヤの間を通過せしめる構成であるから、ギヤの噛合部分に偏荷重を発生し、しかも、従動ギヤに噛合された駆動ギヤを回転するため、エネルギーロスが大きい。
【0006】
また、ピストンポンプ式の液圧モータの場合、高速回転用としては全く不向きであるばかりか、液体をシリンダに供給してピストンを駆動するに際し、駆動軸とピストンが相互に軸線を傾斜せしめているため、ピストンとシリンダの間に偏荷重を発生し、しかも、ピストンが高い面圧で摺動されるため、焼付きを生じ易く、更には、大きなエネルギーロスを生じる。
【0007】
更に、ベーンポンプ式の液圧モータの場合、ロータの回転時に常にベーンを進退移動せしめる構成であるため、耐久性に難点があり、しかも、液圧をベーンの進退方向に交差する方向から作用せしめるため、ベーンに偏荷重を発生し、高速回転用としては実用的でない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述のように、従来の液圧モータは、何れもポンプ構造を基本とするものであるため、モータを構成するに際して種々の問題を提起する。それに対して、本発明は、ポンプ構造に依存せず根本的に発想を転換することにより、偏荷重や高い面圧摺動を生じる構造部分がなく、流体圧をほとんどエネルギーロスを生じることなく効率的に回転駆動力として出力できる画期的な流体圧モータを提供するものであり、従って、本発明によれば、高出力かつ高速回転での運転が可能であり、しかも、液圧に限らず、空気圧その他の流体圧を駆動源とすることができる。
【0009】
そこで、本発明が手段として構成したところは、ケーシングと、該ケーシングに回転自在に軸支された駆動軸と、ケーシング内部の流体室に配置されると共に駆動軸に連動連結された回転自在な駆動ロータとを備えた構成であり、駆動ロータは、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズルから流体を噴射することにより駆動回転されるように構成されており、ケーシングに設けた入口ポートからノズルに向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路と、流体室からケーシングに設けた出口ポートに向けて流体を排出する排出路を設けて成る点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0011】
(第1実施形態)
図1及び図2に示す第1実施形態において、流体圧モータ1は、ケーシング2と、該ケーシング2に回転自在に軸支された駆動軸3と、駆動軸3の外周に固設された駆動ロータ4とを備えている。
【0012】
ケーシング2は、円筒状のハウジング5の両側開口部をフロントプレート6とエンドプレート7により閉鎖した構成とされ、これにより内部に流体室8を形成している。
【0013】
駆動軸3は、ケーシング2のほぼ中心部に位置して流体室8を貫通し、フロントプレート6とエンドプレート7にそれぞれフロント軸受9とエンド軸受10を介して回転自在に軸支された回転軸部3aと、該回転軸部3aからフロントプレート6の前方に突出された出力軸部3bとを一体に備えている。
【0014】
駆動ロータ4は、ケーシング2の流体室8に配置されている。図例の場合、駆動ロータ4を駆動軸3の回転軸部3aに溶接等で固着しているが、このような構成に限定されない。また、図示のように駆動ロータ4を駆動軸3の外周に固設した構成とする他、駆動ロータ4を駆動軸3とは別の軸部材を介してケーシング2に回転自在に軸支せしめ、該駆動ロータ4の回転運動を駆動軸3に伝達するように構成しても良く、要するに、駆動ロータ4を駆動軸3に連動連結する構成であれば良い。
【0015】
駆動ロータ4は、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズル11を設けており、ノズル11から流体を噴射せしめることにより駆動回転される。図例の場合、図2に示すように、駆動ロータ4を円盤により形成し、該円盤の周面から突出するノズル部材11aのノズル開口11bから流体を噴射せしめることにより、流体噴射の反力で駆動ロータ4を矢印のように回転せしめる。従って、ノズル11は、1個以上を設けることが必要であるが、2個以上が好ましく、更に好ましくは回転方向にほぼ等間隔をあけて4個以上(図例の場合は8個)を設けるのが良い。駆動ロータ4は、図例のような円盤により形成する他、駆動軸3の外周から放射方向に延びるスポーク状に形成しても良い。尚、ノズル11のノズル開口11bは、流体を駆動ロータ4の回転軌跡の「ほぼ接線方向」に向けて噴射せしめるが、本明細書における「ほぼ接線方向」の語は、回転軌跡の径方向に対する意味であり、従って、噴射される流体の反力により駆動ロータ4を回転せしめることができる方向であれば良く、幾何学的な意味に限定されるものでないことを理解されたい。
【0016】
また、ノズル11を構成するノズル部材11aは、図1(B)に示すように、流体の噴射方向に対して、上流側の大室12と下流側の小室13を連通せしめた段階的な室構造を形成し、小室13に設けたノズル開口11bに対して高い流体圧が作用するように構成することが好ましい。
【0017】
駆動ロータ4のノズル11から流体を噴射せしめるため、ケーシング2に設けた入口ポート14からノズル11に向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路15が設けられている。入口ポート14をエンドプレート7に設けた図示実施形態の場合、供給路15は、エンドプレート7の内部を通じて駆動軸3に向かう進入路15aと、駆動軸3の内部で軸方向に延びる中間路15bと、駆動ロータ4の放射方向に延びる排出路15cにより構成され、これらを連通せしめている。図例の場合、進入路15aは、エンド軸受10に形成した連通路10aを介して駆動軸3の環状路16に連通され、該環状路16は中間路15bの放射方向に延びる枝路17に連通されている。また、排出路15cは、駆動軸3の環状路19に連通され、該環状路18は中間路15bの放射方向に延びる枝路18に連通されている。中間路15bの尾端開口部は、駆動軸3の軸端に装着したプラグ20により閉鎖されている。従って、入口ポート14から進入した流体は、進入路15a、連通路10a、環状路16、枝路17、中間路15b、枝路18、環状路19、排出路15cを経て、ノズル11から噴射される。尚、本発明の供給路15が図例の構成に限定されないことは勿論であり、要するに、流体を入口ポート14からノズル11に向けて供給できる構成であれば良い。
【0018】
流体室8の内部においてノズル11より噴射された流体を流体室8からケーシング2に設けた出口ポート21に向けて排出する排出路22が設けられている。出口ポート21をエンドプレート7に設けた図示実施形態の場合、排出路22は流体室8の上下方向の下端近傍部からエンドプレート7を貫通して出口ポート21に連通せしめられている。
【0019】
フロントプレート6の中央部には環状プレート23が設けられ、これによりフロント軸受9を保持すると共に、該環状プレート23と駆動軸3の間にシールリング23aを介装している。また、エンドプレート7の中央部には円板状プレート24が設けられ、エンド軸受10を保持する。
【0020】
上記構成の第1実施形態によれば、図示省略した流体供給源から入口ポート14に対して流体を所定圧力の下で供給すると、流体をノズル11から噴射することにより駆動ロータ4を回転し、駆動軸3を駆動回転する。そして、流体室8に放出された流体は、出口ポート21から排出される。
【0021】
従って、このような構成の流体圧モータ1によれば、流体の圧力に耐える密封部は、流体の供給路15の部分だけに構成すれば良く、流体室8を含むケーシング2の全体には大きな圧力が作用しないので、簡便な密封構造だけで足りる。特に、ノズル11からの流体噴射により駆動ロータ4を駆動回転せしめる構成であるから、従来公知のポンプ式液圧モータのような偏荷重を発生することはなく、しかも、高い面圧の摺動部を有しないから、エネルギーロスのない高出力と高速回転を可能とし、耐久性にも優れている。更に、流体供給源から供給される流体は、液体、空気、その他、何でも良いので、流体圧モータ1の適用範囲が広がることはもとより、その構造上、超薄型のモータを構成することができるため、医療分野等におけるマイクロマシンとしての利用も可能である。
【0022】
(第2実施形態)
図3及び図4に示す第2実施形態は、駆動ロータ4を正逆両方向に駆動回転可能となるようにするため、上述した第1実施形態の流体圧モータ1を改良したものである。
【0023】
流体圧モータ1の構成部品は、上述した第1実施形態と同様であり、図示省略した流体供給源から正転用の入口ポート14に対して流体を所定圧力の下で供給したとき、流体を正転用のノズル11から噴射することにより駆動ロータ4を正転方向に回転せしめ、駆動軸3を駆動回転し、流体室8に放出された流体を出口ポート21から排出する。この点は、上述した第1実施形態と同様であるから、同一構成部分には図1及び図2に示したものと同一の符号を記している。
【0024】
第2実施形態の改良点、即ち、駆動ロータ4を逆転方向に駆動回転せしめる構成について説明すると、駆動ロータ4は、軸方向に対して、正転用のノズル11の他に、逆転用のノズル25を設け、逆転用のノズル25から流体を噴射することにより逆転方向に駆動回転されるように構成されており、ケーシング2に設けた逆転用の入口ポート26から逆転用のノズル25に向けて所定圧力の下で流体を供給する逆転用の供給路27を設けている。尚、このような逆転方向の駆動回転に際して流体室8に放出される流体は、第1実施形態と同様に排出路22を介して出口ポート21から排出される。
【0025】
逆転用の入口ポート24をエンドプレート7に設けた図示実施形態の場合、供給路27は、エンドプレート7からハウジング5の内部を通じて延びる入口路27dと、フロントプレート6の内部を通じて駆動軸3に向かう進入路27aと、駆動軸3の内部で軸方向に延びる中間路27bと、駆動ロータ4の放射方向に延びる排出路27cにより構成され、これらを連通せしめている。図例の場合、進入路27aは、フロント軸受9に形成した連通路9aを介して駆動軸3の環状路28に連通され、該環状路28は中間路27bの放射方向に延びる枝路29に連通されている。また、排出路27cは、駆動軸3の環状路31に連通され、該環状路31は中間路27bの放射方向に延びる枝路30に連通されている。従って、逆転用の入口ポート26から進入した流体は、入口路27d、進入路27a、連通路9a、環状路28、枝路29、中間路27b、枝路30、環状路31、排出路27cを経て、逆転用のノズル25から噴射される。逆転用のノズル25は、正転用のノズル11と同様に構成されたノズル部材25aにノズル開口25bを設けているが、ノズル開口25bを駆動ロータ4の回転軌跡の接線方向の逆向きに開口せしめている。
【0026】
そこで、第2実施形態の流体圧モータ1によれば、図示省略した流体供給源から正転用の入口ポート14に対して流体を所定圧力の下で供給すると、上述した第1実施形態と同様、図4(A)に示すように、流体を正転用のノズル11から噴射することにより駆動ロータ4を正転方向に回転し、駆動軸3を正転方向に駆動回転する。このような正転駆動に対して、正転用の入口ポート14に対する流体の供給を停止し、流体供給源から逆転用の入口ポート26に対して流体を所定圧力の下で供給すると、図4(B)に示すように、流体を逆転用のノズル25から噴射することにより駆動ロータ4を逆転方向に回転し、駆動軸3を逆転方向に駆動回転する。
【0027】
従って、図示省略した流体供給源から流体圧モータ1に対して供給される流体の供給経路に切換弁を設けておき、オペレータが弁を切換えることにより、流体の供給先を正転用の入口ポート14と逆転用の入口ポート26の間において選択すれば、駆動軸3の正転と逆転を自由に切換えることが可能になる。或いは、このような流体供給路の切換え構造は、ケーシング2の内部に設けた切換弁により行わしめるように構成しても良い。即ち、要するに、駆動ロータ4が正転方向の後向きに流体を噴射せしめる正転用のノズル11と、逆転方向の後向きに流体を噴射せしめる逆転用のノズル25を設けており、流体供給源から正転用のノズル11に流体を供給する正転用の供給路15と、逆転用のノズル25に流体を供給する逆転用の供給路27を設けた構成において、流体供給源から供給される流体を、ケーシング2の外部又は内部において、正転用の供給路15と逆転用の供給路27に対して選択的に供給する切換手段を設けた構成であれば良い。
【0028】
図5は、供給路15の構成に関して、進入路15aを介して流体の供給を受けるエンド軸受10の連通路10aと、駆動軸3の中間路15bから放射方向に延びる枝路17との関係を示している。図示のように、エンド軸受10の外周には環状に延びる周路10bが形成され、該周路10bの周方向に間隔をあけて複数の連通路10aが配置され、それぞれ駆動軸3の環状路16に連通せしめられている。従って、エンドプレート7の進入路15aを介して供給される流体は、順次、周路10b、連通路10a、環状路16、枝路17、中間路15bに向けて流れ、上述の通り、ノズル11に供給される。そこで、供給路15から進入する流体は、周路10bの全周にわたり充填されることにより圧力を蓄積しつつ連通路10aに充填され、更に、環状路16の全周にわたり充填されることにより圧力を蓄積しつつ枝路17及び中間路15bに充填される。ところで、図5(A)及び図5(B)を比較すると容易に理解できるように、駆動ロータ4の回転と共に駆動軸3が回転すると、連通路10aに対して枝路17が周方向に移動する。即ち、駆動軸3の回転中における枝路17と連通路10aの関係は、図5(A)に示すように枝路17が連通路10aに対向することにより流体をほぼストレートに流通せしめる関係と、図5(B)に示すように枝路17が連通路10aから偏位する(隣り合う連通路10a、10aの間の位置する)ことにより流体を環状路16を介してほぼ迂回させながら流通せしめる関係とを交互に繰り返す。このため、供給路15の内部において流体により生じる圧力のバランスが良く、偏荷重をほとんど生じないという利点がある。尚、このような構成は、図3及び図4に示した第2実施形態における逆転用の供給路27を構成するフロント軸受9の部分においても同様であるから、図5(A)(B)にその符号を括弧により示し、その説明は省略する。
【0029】
【発明の効果】
従来の液圧モータがポンプ構造を基本とするため種々の問題を含んでいるのに対して、本発明によれば、ポンプ構造に依存せず根本的に発想を転換した画期的な流体圧モータを提供するものであるから、偏荷重や高い面圧の摺動を生じる構造部分がなく、流体圧をほとんどエネルギーロスを生じることなく効率的に回転駆動力として出力することができ、高出力かつ高速回転での運転が可能であり、しかも、液圧に限らず、空気圧その他の流体圧を駆動源とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示しており、(A)は全体の縦断面図、(B)はノズル部分の拡大断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の作用を示しており、図1におけるX−X線断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の作用を示しており、(A)は図3におけるA−A線断面図、(B)は図3におけるB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施形態において駆動軸が回転しているときの軸受部分の縦断面図を示しており、(A)は駆動軸の枝路が軸受の連通路に対向せしめられた状態を示す断面図、(B)は駆動軸の枝路が軸受の連通路に対して偏位せしめられた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 流体圧モータ
2 ケーシング
3 駆動軸
4 駆動ロータ
8 流体室
11 (正転用)ノズル
14 (正転用)入口ポート
15 (正転用)供給路
21 出口ポート
22 排出路
25 (逆転用)ノズル
26 (逆転用)入口ポート
27 (逆転用)供給路
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧や空気圧等の流体圧により回転駆動力を出力する流体圧モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液圧モータは、液体ポンプと同様の構造に構成されている。例えば、公知のギヤポンプは、駆動軸を回転すると、相互に噛合した駆動ギヤと従動ギヤが回転され、液体を吸引ポートから吸引し、吐出ポートから吐出する。また、公知のピストンポンプは、駆動軸を回転すると、駆動軸に対して傾斜する軸線上で複数のピストンが交互にタイミングをずらせて往復動され、液体を吸引ポートから吸引し、吐出ポートから吐出する。更に、公知のベーンポンプは、駆動軸と共にロータを回転すると、ロータの放射方向に設けられたベーンが進退移動することによりカムリングに沿って移動し、液体を吸引ポートから吸引し、吐出ポートから吐出する。
【0003】
従って、このような液体ポンプは、ポンプの作用を逆に利用し、液体を吸引ポートから圧送し、吐出ポートから排出させるように構成することにより、駆動軸を回転駆動せしめる液圧モータとして提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した公知の液体ポンプと同構造の液圧モータは、全て圧力密封部を備えており、内部構造に偏荷重を発生するため、高速回転用のモータには不向きである。また、高い面圧の摺動部を有するため、小さなゴミでも焼付きを起こす可能性があり、このためフィルター等の補助装置を必要とするのが現状である。更に、高出力を可能にするためには、油圧等の液圧を駆動源とするのが一般的であり、空気圧では十分な出力が得られない。
【0005】
例えば、ギヤポンプ式の液圧モータの場合、液体を一対の駆動ギヤと従動ギヤの間を通過せしめる構成であるから、ギヤの噛合部分に偏荷重を発生し、しかも、従動ギヤに噛合された駆動ギヤを回転するため、エネルギーロスが大きい。
【0006】
また、ピストンポンプ式の液圧モータの場合、高速回転用としては全く不向きであるばかりか、液体をシリンダに供給してピストンを駆動するに際し、駆動軸とピストンが相互に軸線を傾斜せしめているため、ピストンとシリンダの間に偏荷重を発生し、しかも、ピストンが高い面圧で摺動されるため、焼付きを生じ易く、更には、大きなエネルギーロスを生じる。
【0007】
更に、ベーンポンプ式の液圧モータの場合、ロータの回転時に常にベーンを進退移動せしめる構成であるため、耐久性に難点があり、しかも、液圧をベーンの進退方向に交差する方向から作用せしめるため、ベーンに偏荷重を発生し、高速回転用としては実用的でない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述のように、従来の液圧モータは、何れもポンプ構造を基本とするものであるため、モータを構成するに際して種々の問題を提起する。それに対して、本発明は、ポンプ構造に依存せず根本的に発想を転換することにより、偏荷重や高い面圧摺動を生じる構造部分がなく、流体圧をほとんどエネルギーロスを生じることなく効率的に回転駆動力として出力できる画期的な流体圧モータを提供するものであり、従って、本発明によれば、高出力かつ高速回転での運転が可能であり、しかも、液圧に限らず、空気圧その他の流体圧を駆動源とすることができる。
【0009】
そこで、本発明が手段として構成したところは、ケーシングと、該ケーシングに回転自在に軸支された駆動軸と、ケーシング内部の流体室に配置されると共に駆動軸に連動連結された回転自在な駆動ロータとを備えた構成であり、駆動ロータは、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズルから流体を噴射することにより駆動回転されるように構成されており、ケーシングに設けた入口ポートからノズルに向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路と、流体室からケーシングに設けた出口ポートに向けて流体を排出する排出路を設けて成る点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0011】
(第1実施形態)
図1及び図2に示す第1実施形態において、流体圧モータ1は、ケーシング2と、該ケーシング2に回転自在に軸支された駆動軸3と、駆動軸3の外周に固設された駆動ロータ4とを備えている。
【0012】
ケーシング2は、円筒状のハウジング5の両側開口部をフロントプレート6とエンドプレート7により閉鎖した構成とされ、これにより内部に流体室8を形成している。
【0013】
駆動軸3は、ケーシング2のほぼ中心部に位置して流体室8を貫通し、フロントプレート6とエンドプレート7にそれぞれフロント軸受9とエンド軸受10を介して回転自在に軸支された回転軸部3aと、該回転軸部3aからフロントプレート6の前方に突出された出力軸部3bとを一体に備えている。
【0014】
駆動ロータ4は、ケーシング2の流体室8に配置されている。図例の場合、駆動ロータ4を駆動軸3の回転軸部3aに溶接等で固着しているが、このような構成に限定されない。また、図示のように駆動ロータ4を駆動軸3の外周に固設した構成とする他、駆動ロータ4を駆動軸3とは別の軸部材を介してケーシング2に回転自在に軸支せしめ、該駆動ロータ4の回転運動を駆動軸3に伝達するように構成しても良く、要するに、駆動ロータ4を駆動軸3に連動連結する構成であれば良い。
【0015】
駆動ロータ4は、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズル11を設けており、ノズル11から流体を噴射せしめることにより駆動回転される。図例の場合、図2に示すように、駆動ロータ4を円盤により形成し、該円盤の周面から突出するノズル部材11aのノズル開口11bから流体を噴射せしめることにより、流体噴射の反力で駆動ロータ4を矢印のように回転せしめる。従って、ノズル11は、1個以上を設けることが必要であるが、2個以上が好ましく、更に好ましくは回転方向にほぼ等間隔をあけて4個以上(図例の場合は8個)を設けるのが良い。駆動ロータ4は、図例のような円盤により形成する他、駆動軸3の外周から放射方向に延びるスポーク状に形成しても良い。尚、ノズル11のノズル開口11bは、流体を駆動ロータ4の回転軌跡の「ほぼ接線方向」に向けて噴射せしめるが、本明細書における「ほぼ接線方向」の語は、回転軌跡の径方向に対する意味であり、従って、噴射される流体の反力により駆動ロータ4を回転せしめることができる方向であれば良く、幾何学的な意味に限定されるものでないことを理解されたい。
【0016】
また、ノズル11を構成するノズル部材11aは、図1(B)に示すように、流体の噴射方向に対して、上流側の大室12と下流側の小室13を連通せしめた段階的な室構造を形成し、小室13に設けたノズル開口11bに対して高い流体圧が作用するように構成することが好ましい。
【0017】
駆動ロータ4のノズル11から流体を噴射せしめるため、ケーシング2に設けた入口ポート14からノズル11に向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路15が設けられている。入口ポート14をエンドプレート7に設けた図示実施形態の場合、供給路15は、エンドプレート7の内部を通じて駆動軸3に向かう進入路15aと、駆動軸3の内部で軸方向に延びる中間路15bと、駆動ロータ4の放射方向に延びる排出路15cにより構成され、これらを連通せしめている。図例の場合、進入路15aは、エンド軸受10に形成した連通路10aを介して駆動軸3の環状路16に連通され、該環状路16は中間路15bの放射方向に延びる枝路17に連通されている。また、排出路15cは、駆動軸3の環状路19に連通され、該環状路18は中間路15bの放射方向に延びる枝路18に連通されている。中間路15bの尾端開口部は、駆動軸3の軸端に装着したプラグ20により閉鎖されている。従って、入口ポート14から進入した流体は、進入路15a、連通路10a、環状路16、枝路17、中間路15b、枝路18、環状路19、排出路15cを経て、ノズル11から噴射される。尚、本発明の供給路15が図例の構成に限定されないことは勿論であり、要するに、流体を入口ポート14からノズル11に向けて供給できる構成であれば良い。
【0018】
流体室8の内部においてノズル11より噴射された流体を流体室8からケーシング2に設けた出口ポート21に向けて排出する排出路22が設けられている。出口ポート21をエンドプレート7に設けた図示実施形態の場合、排出路22は流体室8の上下方向の下端近傍部からエンドプレート7を貫通して出口ポート21に連通せしめられている。
【0019】
フロントプレート6の中央部には環状プレート23が設けられ、これによりフロント軸受9を保持すると共に、該環状プレート23と駆動軸3の間にシールリング23aを介装している。また、エンドプレート7の中央部には円板状プレート24が設けられ、エンド軸受10を保持する。
【0020】
上記構成の第1実施形態によれば、図示省略した流体供給源から入口ポート14に対して流体を所定圧力の下で供給すると、流体をノズル11から噴射することにより駆動ロータ4を回転し、駆動軸3を駆動回転する。そして、流体室8に放出された流体は、出口ポート21から排出される。
【0021】
従って、このような構成の流体圧モータ1によれば、流体の圧力に耐える密封部は、流体の供給路15の部分だけに構成すれば良く、流体室8を含むケーシング2の全体には大きな圧力が作用しないので、簡便な密封構造だけで足りる。特に、ノズル11からの流体噴射により駆動ロータ4を駆動回転せしめる構成であるから、従来公知のポンプ式液圧モータのような偏荷重を発生することはなく、しかも、高い面圧の摺動部を有しないから、エネルギーロスのない高出力と高速回転を可能とし、耐久性にも優れている。更に、流体供給源から供給される流体は、液体、空気、その他、何でも良いので、流体圧モータ1の適用範囲が広がることはもとより、その構造上、超薄型のモータを構成することができるため、医療分野等におけるマイクロマシンとしての利用も可能である。
【0022】
(第2実施形態)
図3及び図4に示す第2実施形態は、駆動ロータ4を正逆両方向に駆動回転可能となるようにするため、上述した第1実施形態の流体圧モータ1を改良したものである。
【0023】
流体圧モータ1の構成部品は、上述した第1実施形態と同様であり、図示省略した流体供給源から正転用の入口ポート14に対して流体を所定圧力の下で供給したとき、流体を正転用のノズル11から噴射することにより駆動ロータ4を正転方向に回転せしめ、駆動軸3を駆動回転し、流体室8に放出された流体を出口ポート21から排出する。この点は、上述した第1実施形態と同様であるから、同一構成部分には図1及び図2に示したものと同一の符号を記している。
【0024】
第2実施形態の改良点、即ち、駆動ロータ4を逆転方向に駆動回転せしめる構成について説明すると、駆動ロータ4は、軸方向に対して、正転用のノズル11の他に、逆転用のノズル25を設け、逆転用のノズル25から流体を噴射することにより逆転方向に駆動回転されるように構成されており、ケーシング2に設けた逆転用の入口ポート26から逆転用のノズル25に向けて所定圧力の下で流体を供給する逆転用の供給路27を設けている。尚、このような逆転方向の駆動回転に際して流体室8に放出される流体は、第1実施形態と同様に排出路22を介して出口ポート21から排出される。
【0025】
逆転用の入口ポート24をエンドプレート7に設けた図示実施形態の場合、供給路27は、エンドプレート7からハウジング5の内部を通じて延びる入口路27dと、フロントプレート6の内部を通じて駆動軸3に向かう進入路27aと、駆動軸3の内部で軸方向に延びる中間路27bと、駆動ロータ4の放射方向に延びる排出路27cにより構成され、これらを連通せしめている。図例の場合、進入路27aは、フロント軸受9に形成した連通路9aを介して駆動軸3の環状路28に連通され、該環状路28は中間路27bの放射方向に延びる枝路29に連通されている。また、排出路27cは、駆動軸3の環状路31に連通され、該環状路31は中間路27bの放射方向に延びる枝路30に連通されている。従って、逆転用の入口ポート26から進入した流体は、入口路27d、進入路27a、連通路9a、環状路28、枝路29、中間路27b、枝路30、環状路31、排出路27cを経て、逆転用のノズル25から噴射される。逆転用のノズル25は、正転用のノズル11と同様に構成されたノズル部材25aにノズル開口25bを設けているが、ノズル開口25bを駆動ロータ4の回転軌跡の接線方向の逆向きに開口せしめている。
【0026】
そこで、第2実施形態の流体圧モータ1によれば、図示省略した流体供給源から正転用の入口ポート14に対して流体を所定圧力の下で供給すると、上述した第1実施形態と同様、図4(A)に示すように、流体を正転用のノズル11から噴射することにより駆動ロータ4を正転方向に回転し、駆動軸3を正転方向に駆動回転する。このような正転駆動に対して、正転用の入口ポート14に対する流体の供給を停止し、流体供給源から逆転用の入口ポート26に対して流体を所定圧力の下で供給すると、図4(B)に示すように、流体を逆転用のノズル25から噴射することにより駆動ロータ4を逆転方向に回転し、駆動軸3を逆転方向に駆動回転する。
【0027】
従って、図示省略した流体供給源から流体圧モータ1に対して供給される流体の供給経路に切換弁を設けておき、オペレータが弁を切換えることにより、流体の供給先を正転用の入口ポート14と逆転用の入口ポート26の間において選択すれば、駆動軸3の正転と逆転を自由に切換えることが可能になる。或いは、このような流体供給路の切換え構造は、ケーシング2の内部に設けた切換弁により行わしめるように構成しても良い。即ち、要するに、駆動ロータ4が正転方向の後向きに流体を噴射せしめる正転用のノズル11と、逆転方向の後向きに流体を噴射せしめる逆転用のノズル25を設けており、流体供給源から正転用のノズル11に流体を供給する正転用の供給路15と、逆転用のノズル25に流体を供給する逆転用の供給路27を設けた構成において、流体供給源から供給される流体を、ケーシング2の外部又は内部において、正転用の供給路15と逆転用の供給路27に対して選択的に供給する切換手段を設けた構成であれば良い。
【0028】
図5は、供給路15の構成に関して、進入路15aを介して流体の供給を受けるエンド軸受10の連通路10aと、駆動軸3の中間路15bから放射方向に延びる枝路17との関係を示している。図示のように、エンド軸受10の外周には環状に延びる周路10bが形成され、該周路10bの周方向に間隔をあけて複数の連通路10aが配置され、それぞれ駆動軸3の環状路16に連通せしめられている。従って、エンドプレート7の進入路15aを介して供給される流体は、順次、周路10b、連通路10a、環状路16、枝路17、中間路15bに向けて流れ、上述の通り、ノズル11に供給される。そこで、供給路15から進入する流体は、周路10bの全周にわたり充填されることにより圧力を蓄積しつつ連通路10aに充填され、更に、環状路16の全周にわたり充填されることにより圧力を蓄積しつつ枝路17及び中間路15bに充填される。ところで、図5(A)及び図5(B)を比較すると容易に理解できるように、駆動ロータ4の回転と共に駆動軸3が回転すると、連通路10aに対して枝路17が周方向に移動する。即ち、駆動軸3の回転中における枝路17と連通路10aの関係は、図5(A)に示すように枝路17が連通路10aに対向することにより流体をほぼストレートに流通せしめる関係と、図5(B)に示すように枝路17が連通路10aから偏位する(隣り合う連通路10a、10aの間の位置する)ことにより流体を環状路16を介してほぼ迂回させながら流通せしめる関係とを交互に繰り返す。このため、供給路15の内部において流体により生じる圧力のバランスが良く、偏荷重をほとんど生じないという利点がある。尚、このような構成は、図3及び図4に示した第2実施形態における逆転用の供給路27を構成するフロント軸受9の部分においても同様であるから、図5(A)(B)にその符号を括弧により示し、その説明は省略する。
【0029】
【発明の効果】
従来の液圧モータがポンプ構造を基本とするため種々の問題を含んでいるのに対して、本発明によれば、ポンプ構造に依存せず根本的に発想を転換した画期的な流体圧モータを提供するものであるから、偏荷重や高い面圧の摺動を生じる構造部分がなく、流体圧をほとんどエネルギーロスを生じることなく効率的に回転駆動力として出力することができ、高出力かつ高速回転での運転が可能であり、しかも、液圧に限らず、空気圧その他の流体圧を駆動源とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示しており、(A)は全体の縦断面図、(B)はノズル部分の拡大断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の作用を示しており、図1におけるX−X線断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の作用を示しており、(A)は図3におけるA−A線断面図、(B)は図3におけるB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施形態において駆動軸が回転しているときの軸受部分の縦断面図を示しており、(A)は駆動軸の枝路が軸受の連通路に対向せしめられた状態を示す断面図、(B)は駆動軸の枝路が軸受の連通路に対して偏位せしめられた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 流体圧モータ
2 ケーシング
3 駆動軸
4 駆動ロータ
8 流体室
11 (正転用)ノズル
14 (正転用)入口ポート
15 (正転用)供給路
21 出口ポート
22 排出路
25 (逆転用)ノズル
26 (逆転用)入口ポート
27 (逆転用)供給路
Claims (1)
- ケーシングと、該ケーシングに回転自在に軸支された駆動軸と、ケーシング内部の流体室に配置されると共に駆動軸に連動連結された回転自在な駆動ロータとを備えた構成であり、
駆動ロータは、回転軌跡のほぼ接線方向に向けて開口するノズルから流体を噴射することにより駆動回転されるように構成されており、
ケーシングに設けた入口ポートからノズルに向けて所定圧力の下で流体を供給する供給路と、流体室からケーシングに設けた出口ポートに向けて流体を排出する排出路を設けて成ることを特徴とする流体圧モータ。
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