JP2004132146A - ドリルビス等先端位置決め用凹み付きパイプ継ぎ手 - Google Patents
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Abstract
【目的】この発明は、パイプ等で簡単に立体的な構造物を組み立てる場合、近年普及してきているドリルビス等を利用して迅速にしかも強度を有し、低コストで美しく組み立てるためのパイプ継ぎ手に関するものである。
【構成】従来、鉄パイプは一般に丸い形状をしており、そのままでは先端が固定されずドリルビス等でもなかなか穴明け固定が困難なものである。この場合、一般的にはポンチなどを用いて鉄パイプに窪みをつけドリルが固定しやすいようにして、その後ドリルビス等で穴明け固定する必要があった。ポンチを打つ場合も丸パイプは打ちにくいものであり、能率が悪く実用的でなかった。
これに対して、本発明は継ぎ手パイプ1に予めドリルビス等の穴明け固定用にドリルビス等の先端を位置決めする凹み2を設けているため、継ぎ手パイプにパイプ3を差し込み、すぐにドリルビス等でパイプを固定することができ、非常に能率的であり、実用性が高い。
【選択図】 図1
【構成】従来、鉄パイプは一般に丸い形状をしており、そのままでは先端が固定されずドリルビス等でもなかなか穴明け固定が困難なものである。この場合、一般的にはポンチなどを用いて鉄パイプに窪みをつけドリルが固定しやすいようにして、その後ドリルビス等で穴明け固定する必要があった。ポンチを打つ場合も丸パイプは打ちにくいものであり、能率が悪く実用的でなかった。
これに対して、本発明は継ぎ手パイプ1に予めドリルビス等の穴明け固定用にドリルビス等の先端を位置決めする凹み2を設けているため、継ぎ手パイプにパイプ3を差し込み、すぐにドリルビス等でパイプを固定することができ、非常に能率的であり、実用性が高い。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、パイプ等で簡単に立体的な構造物を組み立てる場合、近年普及してきているドリルビス等を利用して迅速にしかも強度を有し、低コストで美しく組み立てるためのパイプ継ぎ手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常パイプ等の継ぎ手にはクランプなどを利用しているが、継ぎ手が立体的に交差するために建築の足場や資材置き場などのあまり美観が必要とされない用途に限定して用いられてきた。
また、塩化ビニルでできたパイプ継ぎ手もあり、塩化ビニルで被覆されたパイプとともに用いて、継ぎ手部分で有機溶剤で継ぎ手とパイプの樹脂を溶かして接合するものであり、パイプ同士を段差なく接合するため美観に優れるが、塩化ビニルを被覆したパイプでしか使用できない欠点があり、また塩化ビニルの継ぎ手は強度的に金属に比較してかなり劣るという欠点もあった。
鉄パイプ等の接合には、線材や板材を加工したもので一般的に固定し、継ぎ手パイプについては接続するだけであったり、あるいはパイプ固定用のネジが装備されていた。
このようにパイプ継ぎ手にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを有するものがみられないのは、ドリルビスが開発されて日が浅く、位置決め用の凹みを設けても、わざわざドリルで穴をあけてボルトで締結するには手間がかかり、実用的でなかったことによる。さらに、金属のパイプ継ぎ手の側面に凹みを設けることは、パイプ継ぎ手の製作工程にパイプの内径を確保しながらパイプの側面に凹みを設ける必要があり、加工が複雑になるとともにそのような行程を加える必要があり、量産化ができなかったことにもよる。
近年において、ドリルビスというネジの先端にドリルがついたビスが登場し、穴明けと同時に継ぎ手とパイプを固定することができるようになった。
一方、近年は樹脂の発達も進み、金属に劣らない強度を有する樹脂が開発されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況であるため、市販の鉄パイプ等を利用して低コストで構造物を簡単に組み立てられ、しかもパイプ同士がパイプ継ぎ手を介して段差なく組み立てることができて優れた美観を有し、しかも迅速に組み立てが可能で強度を有するパイプ継ぎ手が強く望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
いま、その構成を図1により説明すると、
(イ)パイプ継ぎ手1にドリルビス等の先端を位置決めするための凹み2が設けられており、パイプ3をパイプ継ぎ手に差し込んで簡単にドリルビス等で固定することができる構造となっている。
(ロ)また、パイプ等で構造物を製作する場合パイプ継ぎ手は一般に各種の方向に取り付けられるため、パイプ継ぎ手の各種取り付け位置を考慮してドリルビス等で固定しやすいように、パイプ継ぎ手の表面の複数の方向にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを設ける必要がある。
例えば、図2において左右対称側に取り付けられる場合、パイプ継ぎ手は現在の裏面が表面になることもあり、それらを考慮しながら取り付けるのではなく、最初から両方に凹みを設けておくのが良い。
以上のように装置する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
次に本発明の作用を述べる。
従来、鉄パイプは一般に丸い形状をしており、そのままでは先端が固定されずドリルビス等でもなかなか穴明け固定が困難なものである。この場合、一般的にはポンチなどを用いて鉄パイプに窪みをつけドリルが固定しやすいようにして、その後ドリルビス等で穴明け固定する必要があった。ポンチを打つ場合も丸パイプは打ちにくいものであり、能率が悪く実用的でなかった。
これに対して、本発明は継ぎ手パイプに予めドリルビス等の穴明け固定用にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを設けているため、継ぎ手パイプにパイプを差し込み、すぐにドリルビス等でパイプを固定することができ、非常に能率的であり、実用性が高い。
【0006】
【実験例】
実験を行ってみると、丸いパイプにドリルビスで穴明け固定を行う場合、ポンチ等を打って凹みを付け、それからドリルビス等で穴明け固定をしないとドリルビスの先端が逃げたり、あるいはドリルビスが工具から外れたりして穴明け固定の能率が非常に悪く、実用的でない。また、構造物を組み立てる場合丸いパイプが垂直に立った状態も多く、この場合は水平にドリルビスで穴明け固定する必要がある。このように水平方向からの穴明け固定ではドリルビスの先端を位置決めする凹みが無ければドリルビスによる穴明け固定は困難である。
【0007】
【発明の効果】
今日、ドリルビスによる穴明け固定に用いる充電式のハンドドリルは安価に一般的に販売されているから、ドリルビスの先端を位置決めする凹みを有するパイプ継ぎ手を用いることにより誰でも簡単に色々な構造物を美しく製作することができる。本棚や机なども製作が簡単に行え、また簡単な農業用の温室や苗床なども製作できる。また、台車などの試作品を製作することもでき、ドリルビスを取り外すことができるから何度も製作し直すことができる。
高齢化社会の到来とともに、福祉機器の需要も多くなってきているが、各個人の体の寸法に合わせた、ベッドや椅子あるいは車椅子など機器の製作も凹み付きのパイプ継ぎ手があれば、簡単に製作できる。
日本人は匠の民といわれ、加工業により繁栄してきたが、近年はものを製作する喜びを失ってしまったように感じられる。このような継ぎ手を世に送り出すことより、多くの人が製作の喜びを再発見し、ものづくりをとおして活力のある日本社会を再現する契機になれば幸いである。
【図面の簡単な説明】
【図1】2本のパイプを接続するパイプ継ぎ手
【図2】3本のパイプを接続するパイプ継ぎ手
【符号の説明】
1はパイプ継ぎ手
2はドリルビスの先端位置決めのための凹み
3はパイプ
【産業上の利用分野】
この発明は、パイプ等で簡単に立体的な構造物を組み立てる場合、近年普及してきているドリルビス等を利用して迅速にしかも強度を有し、低コストで美しく組み立てるためのパイプ継ぎ手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常パイプ等の継ぎ手にはクランプなどを利用しているが、継ぎ手が立体的に交差するために建築の足場や資材置き場などのあまり美観が必要とされない用途に限定して用いられてきた。
また、塩化ビニルでできたパイプ継ぎ手もあり、塩化ビニルで被覆されたパイプとともに用いて、継ぎ手部分で有機溶剤で継ぎ手とパイプの樹脂を溶かして接合するものであり、パイプ同士を段差なく接合するため美観に優れるが、塩化ビニルを被覆したパイプでしか使用できない欠点があり、また塩化ビニルの継ぎ手は強度的に金属に比較してかなり劣るという欠点もあった。
鉄パイプ等の接合には、線材や板材を加工したもので一般的に固定し、継ぎ手パイプについては接続するだけであったり、あるいはパイプ固定用のネジが装備されていた。
このようにパイプ継ぎ手にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを有するものがみられないのは、ドリルビスが開発されて日が浅く、位置決め用の凹みを設けても、わざわざドリルで穴をあけてボルトで締結するには手間がかかり、実用的でなかったことによる。さらに、金属のパイプ継ぎ手の側面に凹みを設けることは、パイプ継ぎ手の製作工程にパイプの内径を確保しながらパイプの側面に凹みを設ける必要があり、加工が複雑になるとともにそのような行程を加える必要があり、量産化ができなかったことにもよる。
近年において、ドリルビスというネジの先端にドリルがついたビスが登場し、穴明けと同時に継ぎ手とパイプを固定することができるようになった。
一方、近年は樹脂の発達も進み、金属に劣らない強度を有する樹脂が開発されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況であるため、市販の鉄パイプ等を利用して低コストで構造物を簡単に組み立てられ、しかもパイプ同士がパイプ継ぎ手を介して段差なく組み立てることができて優れた美観を有し、しかも迅速に組み立てが可能で強度を有するパイプ継ぎ手が強く望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
いま、その構成を図1により説明すると、
(イ)パイプ継ぎ手1にドリルビス等の先端を位置決めするための凹み2が設けられており、パイプ3をパイプ継ぎ手に差し込んで簡単にドリルビス等で固定することができる構造となっている。
(ロ)また、パイプ等で構造物を製作する場合パイプ継ぎ手は一般に各種の方向に取り付けられるため、パイプ継ぎ手の各種取り付け位置を考慮してドリルビス等で固定しやすいように、パイプ継ぎ手の表面の複数の方向にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを設ける必要がある。
例えば、図2において左右対称側に取り付けられる場合、パイプ継ぎ手は現在の裏面が表面になることもあり、それらを考慮しながら取り付けるのではなく、最初から両方に凹みを設けておくのが良い。
以上のように装置する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
次に本発明の作用を述べる。
従来、鉄パイプは一般に丸い形状をしており、そのままでは先端が固定されずドリルビス等でもなかなか穴明け固定が困難なものである。この場合、一般的にはポンチなどを用いて鉄パイプに窪みをつけドリルが固定しやすいようにして、その後ドリルビス等で穴明け固定する必要があった。ポンチを打つ場合も丸パイプは打ちにくいものであり、能率が悪く実用的でなかった。
これに対して、本発明は継ぎ手パイプに予めドリルビス等の穴明け固定用にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを設けているため、継ぎ手パイプにパイプを差し込み、すぐにドリルビス等でパイプを固定することができ、非常に能率的であり、実用性が高い。
【0006】
【実験例】
実験を行ってみると、丸いパイプにドリルビスで穴明け固定を行う場合、ポンチ等を打って凹みを付け、それからドリルビス等で穴明け固定をしないとドリルビスの先端が逃げたり、あるいはドリルビスが工具から外れたりして穴明け固定の能率が非常に悪く、実用的でない。また、構造物を組み立てる場合丸いパイプが垂直に立った状態も多く、この場合は水平にドリルビスで穴明け固定する必要がある。このように水平方向からの穴明け固定ではドリルビスの先端を位置決めする凹みが無ければドリルビスによる穴明け固定は困難である。
【0007】
【発明の効果】
今日、ドリルビスによる穴明け固定に用いる充電式のハンドドリルは安価に一般的に販売されているから、ドリルビスの先端を位置決めする凹みを有するパイプ継ぎ手を用いることにより誰でも簡単に色々な構造物を美しく製作することができる。本棚や机なども製作が簡単に行え、また簡単な農業用の温室や苗床なども製作できる。また、台車などの試作品を製作することもでき、ドリルビスを取り外すことができるから何度も製作し直すことができる。
高齢化社会の到来とともに、福祉機器の需要も多くなってきているが、各個人の体の寸法に合わせた、ベッドや椅子あるいは車椅子など機器の製作も凹み付きのパイプ継ぎ手があれば、簡単に製作できる。
日本人は匠の民といわれ、加工業により繁栄してきたが、近年はものを製作する喜びを失ってしまったように感じられる。このような継ぎ手を世に送り出すことより、多くの人が製作の喜びを再発見し、ものづくりをとおして活力のある日本社会を再現する契機になれば幸いである。
【図面の簡単な説明】
【図1】2本のパイプを接続するパイプ継ぎ手
【図2】3本のパイプを接続するパイプ継ぎ手
【符号の説明】
1はパイプ継ぎ手
2はドリルビスの先端位置決めのための凹み
3はパイプ
Claims (2)
- パイプの表面にドリルビスなどの先端を位置決めするための凹みを設けたパイプ継ぎ手。
- パイプ等で構造物を製作する場合パイプ継ぎ手は一般に各種の方向に取り付けられるため、パイプ継ぎ手の各種取り付け位置を考慮してドリルビス等の先端の位置決めが容易なように、パイプ継ぎ手の表面の複数の方向にドリルビス等の先端を位置決めする凹みを設けたパイプ継ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002328910A JP2004132146A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | ドリルビス等先端位置決め用凹み付きパイプ継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002328910A JP2004132146A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | ドリルビス等先端位置決め用凹み付きパイプ継ぎ手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004132146A true JP2004132146A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32290033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002328910A Pending JP2004132146A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | ドリルビス等先端位置決め用凹み付きパイプ継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004132146A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009535539A (ja) * | 2006-04-28 | 2009-10-01 | マーク シー カーター | レール裾部システムおよび折り畳みシェルター |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002328910A patent/JP2004132146A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009535539A (ja) * | 2006-04-28 | 2009-10-01 | マーク シー カーター | レール裾部システムおよび折り畳みシェルター |
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