JP2004131872A - Sewing frame driving gear for sewing machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工布を張設する縫製枠をミシンの前後方向又は左右方向に移動する駆動装置に関するものである。なお、ミシンにおいては慣行的に左右方向をX方向といい、前後方向をY方向というので、本明細書でもそれに従う。
【0002】
【従来の技術】
従来の縫製枠駆動装置は、X方向でもY方向でも同じく、回転式のモータでテーブルより下方のベルトを駆動し、該ベルトに固定した移動体に取着したローラを縫製枠に係合して駆動するタイプがほとんどである。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
そこで、近年、高精度化及び高速化が可能な縫製枠駆動装置が検討されており、その一つに、リニアモータ50を用いた駆動装置(例えば、特許文献2参照)がある。この縫製枠駆動装置は、図7及び図8に示すように、X方向及びY方向のそれぞれ1辺について、リニアモータ50の直線状の固定子52をテーブルより下方に配し、該固定子52に沿って直線的に移動する移動子53から軸体54をテーブル上に突出させ、該軸体54の上端に取着したローラ55を縫製枠51に係合して駆動するというものである。この縫製枠駆動装置は、ベルトの伸びと無関係であり、また伝動用のギヤを無くせるため、高精度化及び高速化に有利である。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−768公報
【特許文献2】
特開2000−271363公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、本発明者がリニアモータを用いた駆動装置の実用化を検討したところ、現時点では次のような問題があることが判明した。
すなわち、四角枠状の縫製枠が長辺と短辺とからなる長方形枠状の縫製枠である場合、長辺は駆動時に比較的歪みやすいためその複数点を駆動することが好ましく、短辺は駆動時に比較的歪みにくいため1点又は少ない複数点を駆動すれば足りる。
しかるところ、長辺と短辺との両方をリニアモータにより駆動しようとすると、長辺については、その複数点をリニアモータにより駆動することに格別の問題はなく、リニアモータによる高精度化及び高速化の利点を十分に享受できる。リニアモータは現時点ではまだ高価であるが、従来も複数点を駆動すべく複数台のベルト駆動装置を用いていたのであるから、同じく複数台のリニアモータを用いてもコストアップは容認できる範囲である。
しかしながら、短辺については、その1点をリニアモータにより駆動しようとすると、縫製枠全体を短辺直交方向には1台のリニアモータにより駆動することになるから、大きな駆動力を有するリニアモータを用いなければならないところ、そのようなリニアモータは現時点では種類が少なく、また非常に高価である。また、短辺の少ない複数点(例えば2,3点)を、程々の駆動力のリニアモータにより駆動しようとしても、従来は1台のベルト駆動装置で足りていたところに現時点ではまだ高価なリニアモータを複数用いるのであるから、かなりのコストアップとなる。
【0006】
本発明の目的は、縫製枠の長辺と短辺とにそれぞれ最適な駆動体を用いることで、縫製枠駆動を高精度化して高精度の縫目を形成することができるとともに、縫製枠駆動を高速化して生産性を高めることができ、経済的な縫製枠駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のミシンの縫製枠駆動装置は、加工布を張設する一対の長辺と一対の短辺とを持つ四角枠状の縫製枠の縫製枠駆動装置であって、長辺の複数点をリニアモータにより長辺の長さ方向に対して直交方向に駆動し、短辺をボールネジ駆動機構により短辺の長さ方向に対して直交方向に駆動する。
【0008】
本明細書において「リニアモータ」とは、直線状に延びた固定子と、固定子上を移動する移動子とからなるリニア1軸モータのことをいう。
「複数点」の個数と位置は、特に限定されず、互いに間隔を置いて設定した少なくとも2点であることが好ましく、特に好ましくは、安定して縫製枠を駆動するには各辺を略等分する位置に配置された点である。
【0009】
縫製枠のリニアモータを用いたY方向駆動としては、一対の長辺の双方を駆動する場合と一対の長辺の一方の長辺のみを駆動する場合とがある。
(1)一対の長辺の双方を駆動する場合
▲1▼ 一対の長辺の双方を固定子が異なるリニアモータによりそれぞれ駆動する態様。
▲2▼ 一対の長辺の双方を固定子を同じくするリニアモータにより駆動する態様。(2)一対の長辺の一方の長辺のみを駆動する場合
▲1▼ 他方の長辺をスライドガイド機構により案内する態様。
▲2▼ 他方の長辺を駆動も案内もしない態様。
【0010】
縫製枠のボールネジ駆動機構を用いたX方向駆動としては、一対の短辺の双方を駆動する場合と一対の短辺の一方の短辺のみを駆動する場合とがある。
(1)一対の短辺の双方を駆動する場合
▲1▼ 一対の短辺の双方をボールネジが異なるボールネジ駆動機構によりそれぞれ駆動する態様。
▲2▼ 一対の短辺の双方をボールネジを同じくするボールネジ駆動機構により駆動する態様。
(2)一対の短辺の一方の短辺のみを駆動する場合
▲1▼ 他方の短辺をスライドガイド機構で案内する態様。
▲2▼ 他方の短辺を駆動も案内もしない態様。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図6は本発明を具体化した実施形態のミシンとその縫製枠駆動装置とを示している。
このミシンは、床面に立つ支柱1と、該支柱1の下部間及び上部間に支持されてそれぞれ左右方向に延びる下フレーム2及び上フレーム3とからなる機枠を有し、下フレーム2にはテーブル4が略水平に支持されている。上フレーム3の前面には複数のミシンヘッド5が左右方向に所定間隔をおいて列設され、下フレーム2には複数のベッド6が各ミシンヘッド5の直下位置にテーブル4と略同一高さで列設されている。周知の通り、ミシンヘッド5で上下往復駆動する針と、ベッド6で回転駆動される釜との協働により、後述する加工布に縫製が行なわれる。
【0012】
加工布を張設する一対の長辺と一対の短辺とを持つ四角枠状の縫製枠10(刺繍ミシンにおいては刺繍枠)がテーブル4に対して非接触で配される。この各辺を後側X長辺10a、前側X長辺10b、右側Y短辺10c、左側Y短辺10dとする。
【0013】
右側Y短辺10cの右縁部には、縫製枠10をX方向に駆動するためのX方向駆動枠11が、右側Y短辺10cよりも充分に長く、X方向には相対移動不能に且つY方向には相対移動可能に結合されている。具体的には、図3(a)に示すように、X方向駆動枠11の左縁部に平面壁からY方向に延びる縦壁12が垂下した形状部分が形成され、右側Y短辺10cの右縁部に前記形状部分の下方に潜り込む水平壁が形成され、該水平壁に立設された一対の支軸に回転可能に軸着された一対の係合ローラ13が前記縦壁12の一つにそれを挟むように係合している。右側Y短辺10cとX方向駆動枠11とがX方向に相対移動不能なのは係合ローラ13が前記縦壁12に当接しているからであり、Y方向に相対移動可能なのは係合ローラ13が回転して相対移動を許容するからである。この係合ローラ13は右側Y短辺10cのY方向に複数対設けられている。
【0014】
また、左側Y短辺10dの左縁部には、X方向駆動枠11と同様な形状のX方向案内枠14が設けられている。
【0015】
縫製枠10の短辺を短辺の長さ方向に対して直交方向に(X方向)に駆動する駆動装置は、次のボールネジ駆動機構20がX方向駆動枠11を略三等分する2位置を駆動し、縫製枠10をX方向に駆動を案内するスライドガイド機構30が、X方向案内枠14を略三等分する2位置を案内するように構成されている。
【0016】
ボールネジ駆動機構20は、図3(a)(b)に示すように、テーブル4より下方において下フレーム2のレール土台21に取り付けられたブラケット22と、該ブラケット22に回転可能に支持されたボールネジ23と、該ボールネジ23の一端に結合されてボールネジ23と共回転する被動プーリ27と、該ボールネジ23に螺動可能に螺合したナット25と、該ナット25に立設されて前記スリット板7のスリットを遊通してテーブル4上に突出するナット上部26とからなる。2つのボールネジ23の駆動は、2つの被動プーリ27に巻きつけられたベルト28を同期回転駆動するモータ24により行われる。
【0017】
スライドガイド機構30は、図4(a)(b)に示すように、テーブル4より下方において下フレーム2のレール土台21に取り付けられたガイドレール31と、該ガイドレール31にスライド可能に係合されたスライダ32と、該スライダ32に立設されて前記スリット板7のスリットを遊通してテーブル4上に突出するスライダ上部33とからなる。ガイドレール31及びスライダ32としては、一般に市販されている例えばLMガイドを利用するのが簡便である。
【0018】
縫製枠10の長辺を長辺の長さ方向に対して直交方向(Y方向)に駆動する駆動装置は、図5及び図6に示すように、次の直線状固定子41と移動子42とからなるリニアモータ40及びその制御装置により構成されている。
テーブル4側には、縫製枠10のY方向に延び、縫製枠のY方向の駆動範囲に対応するY寸法を備えた4つの直線状固定子41が、後側X長辺10aを略五等分する4位置で、縫製枠10の後側X長辺10aに対して直下に嵌入し設けられている。
直線状固定子41は、直線状固定子41の長さ方向の略中央部に永久磁石43が貼り付けられており、永久磁石43の両脇にリニアガイド44が設けられている。
【0019】
また、縫製枠10側には、直線状固定子41の直上であって、縫製枠10の後側X長辺10aを略五等分する4位置に、縫製枠10の後側X長辺10aと係合する係合部材としてのローラ45を介して移動子42(枠体のみ図示し、内部構造は図示を略している)が取り付けられている。
移動子42は、直線状固定子41との相互作用により、直線状固定子41の長さ方向の駆動力を発生させるように、可動コイルが組み込まれており、リニアガイド44によって支持されている。また、移動子42にはケーブルサポート46(一部のみ図示している)に内装されているモーターケーブル(図示略)を経由して電気が移動子42に供給されている。
【0020】
本実施形態において、リニアモータ40には、メガスラストモータ(パルス型:PMシリーズ)(日本精工株式会社の商品名、モータ本体名番:ML−PD31120−AEB)を用いた。
【0021】
以上のように構成されたミシンの縫製枠駆動装置によれば、以下の効果が得られる。
(1)縫製枠のX方向の駆動に、駆動力のあるボールネジ駆動機構20を短辺に用いることで、少ない数(本実施形態では2台)の駆動装置に、駆動の力が集中しても、縫製枠のX方向の駆動を高速化して行うことができる。
(2)縫製枠のY方向の駆動に、リニアモータ40の複数(本実施形態では4台)台を長辺に用いることで、縫製枠の長辺の歪みを防止でき、駆動の力を分散させて、縫製枠の駆動を高速化して生産性を高めることができる。また、リニアモータによる駆動は、磁気による直接的な駆動のため、ベルト及び軸体が介在しないので、精度よい駆動を実現することができ、高精度の縫目を形成することができる。
(3)縫製枠のX方向の駆動の案内であるスライドガイド機構30が、X方向案内枠を案内することで、対応する左側Y短辺10dの歪み変形が防止され、精度よく駆動することができる。
(4)長辺をリニアモータ40により駆動することで、従来の短辺と長辺の両方をベルト駆動する場合と比較して、組み立ての際に機械的な精密さを必要とする係合・摺動部分が少なくなり、構造が簡単になったため、組み立てが容易になり、組み立て時間の短縮ができる。
(5)短辺をボールネジ駆動機構20により駆動し、長辺をリニアモータ40により駆動するというそれぞれの辺に最適な駆動体を使用することで、縫製枠駆動を高速化して生産性を高めることができ、経済的な縫製枠駆動装置となる。
【0022】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(a)縫製枠10の左側Y短辺10d側のX方向案内枠を設けず、スライドガイド機構30により案内しないこと。
(b)縫製枠10の前側X長辺10b側を、スライドガイド機構30により案内すること。
(c)縫製枠10の後側X長辺10aを駆動するリニアモータに、連結バーで連結されたスライドガイド機構により前側X長辺10b側に案内すること。
(d)前側X長辺10bに移動子が1つ追加されて、縫製枠10の後側X長辺10aと前側X長辺10bとを、固定子を同じくするリニアモータにより駆動すること。
(e)縫製枠10の前側X長辺10b側を、後側X長辺10aを駆動するリニアモータとは別体のリニアモータにより駆動すること。
(f)駆動体(リニアモータ又はボールネジ駆動機構)が設けられている辺と同一の辺に、駆動体と平行にスライドガイド機構が設けられること。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るミシンの縫製枠駆動装置によれば、縫製枠の短辺と長辺とにそれぞれ最適な駆動体を用いることで、縫製枠駆動を高精度化して高精度の縫目を形成することができるとともに、縫製枠駆動を高速化して生産性を高めることができ、経済的であるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るミシンの縫製枠駆動装置の平面図である。
【図2】同縫製枠駆動装置の斜視図である。
【図3】同縫製枠駆動装置に係る(a)は図1のIII−III線断面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。
【図4】同縫製枠駆動装置に係る(a)は図1のIV−IV線断面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。
【図5】同縫製枠駆動装置に係る図1のV−V線断面図である。
【図6】同縫製枠駆動装置に係る図1のVI−VI線断面図である。
【図7】従来のミシンの縫製枠駆動装置の平面図である。
【図8】同縫製枠駆動装置に用いられるリニアモータの分解斜視図である。
【符号の説明】
4 テーブル
10 縫製枠
10a 後側X長辺
10b 前側X長辺
10c 右側Y短辺
10d 左側Y短辺
11 X方向駆動枠
14 X方向案内枠
20 ボールネジ駆動機構
30 スライドガイド機構
40 リニアモータ
41 直線状固定子
42 移動子[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a driving device for moving a sewing frame on which a work cloth is stretched in a front-rear direction or a left-right direction of a sewing machine. In the sewing machine, the left-right direction is conventionally referred to as the X direction, and the front-rear direction is referred to as the Y direction.
[0002]
[Prior art]
The conventional sewing frame driving device drives the belt below the table by a rotary motor in the X direction and the Y direction, and engages the roller attached to the moving body fixed to the belt with the sewing frame. Most types are driven. (For example, see Patent Document 1)
[0003]
Then, in recent years, a sewing frame driving device capable of high accuracy and high speed has been studied, and one of them is a driving device using the linear motor 50 (for example, see Patent Document 2). As shown in FIGS. 7 and 8, this sewing frame driving device arranges a
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-768 [Patent Document 2]
JP 2000-271363 A
[Problems to be solved by the invention]
However, when the present inventor studied the practical use of a drive device using a linear motor, it was found that the following problems existed at present.
That is, when the rectangular frame-shaped sewing frame is a rectangular frame-shaped sewing frame composed of a long side and a short side, it is preferable to drive a plurality of points because the long side is relatively easily distorted during driving. Since it is relatively unlikely to be distorted during driving, it is sufficient to drive one point or a plurality of points.
However, if both the long side and the short side are to be driven by a linear motor, there is no particular problem in that the long side is driven by a linear motor at a plurality of points. The benefits of conversion can be fully enjoyed. Linear motors are still expensive at the moment, but since multiple belt drives were used to drive multiple points in the past, cost increases were acceptable even if multiple linear motors were used. is there.
However, as for the short side, if one point is driven by a linear motor, the entire sewing frame is driven by one linear motor in a direction orthogonal to the short side. Therefore, a linear motor having a large driving force is required. Where they must be used, such linear motors are currently few and very expensive. Further, even if a plurality of points (for example, two or three points) with a short side are to be driven by a linear motor having a moderate driving force, a single belt driving device has conventionally been sufficient, but at present, an expensive linear motor is still required. Since a plurality of motors are used, the cost is considerably increased.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to make it possible to form a high-accuracy stitch by driving a sewing frame with high precision by using optimal driving members for the long side and the short side of the sewing frame, respectively. It is an object of the present invention to provide an economical sewing frame driving device that can increase the speed of the sewing machine and increase the productivity.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a sewing frame driving device for a sewing machine according to the present invention is a sewing frame driving device for a rectangular frame-shaped sewing frame having a pair of long sides and a pair of short sides on which a work cloth is stretched. Then, a plurality of points on the long side are driven by a linear motor in a direction perpendicular to the length direction of the long side, and the short side is driven by a ball screw driving mechanism in a direction perpendicular to the length direction of the short side.
[0008]
As used herein, the term “linear motor” refers to a linear one-axis motor including a linearly extending stator and a moving member that moves on the stator.
The number and position of the “plurality of points” are not particularly limited, and are preferably at least two points set at an interval from each other. Particularly preferably, each side is substantially equal to drive the sewing frame stably. It is a point located at the position where it divides.
[0009]
As the Y-direction driving of the sewing frame using the linear motor, there are a case where both the pair of long sides are driven and a case where only one long side of the pair of long sides is driven.
(1) When driving both of a pair of long sides {1} An aspect in which both of the pair of long sides are driven by linear motors having different stators.
{Circle around (2)} A mode in which both of a pair of long sides are driven by a linear motor having the same stator. (2) When only one long side of a pair of long sides is driven {1} A mode in which the other long side is guided by a slide guide mechanism.
{Circle around (2)} The other long side is neither driven nor guided.
[0010]
As the X-direction drive using the ball screw drive mechanism for the sewing frame, there are a case where both the pair of short sides are driven and a case where only one of the pair of short sides is driven.
(1) When driving both of a pair of short sides {1} A mode in which both of the pair of short sides are driven by ball screw driving mechanisms having different ball screws.
{Circle around (2)} A mode in which both of the pair of short sides are driven by a ball screw driving mechanism having the same ball screw.
(2) When only one short side of a pair of short sides is driven {1} A mode in which the other short side is guided by a slide guide mechanism.
(2) A mode in which the other short side is neither driven nor guided.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIGS. 1 to 6 show a sewing machine according to an embodiment of the present invention and a sewing frame driving device thereof.
This sewing machine has a machine frame including a column 1 standing on the floor, and a
[0012]
A rectangular frame-shaped sewing frame 10 (an embroidery frame in the case of an embroidery sewing machine) having a pair of long sides and a pair of short sides on which a work cloth is stretched is arranged in non-contact with the table 4. These sides are referred to as a rear X
[0013]
On the right edge of the right Y
[0014]
An
[0015]
The drive device that drives the short side of the
[0016]
As shown in FIGS. 3A and 3B, the ball
[0017]
As shown in FIGS. 4A and 4B, the
[0018]
As shown in FIGS. 5 and 6, a driving device for driving the long side of the
On the table 4 side, four
The
[0019]
On the side of the
The moving
[0020]
In this embodiment, a mega thrust motor (pulse type: PM series) (trade name of Nippon Seiko Co., Ltd., motor main body number: ML-PD31120-AEB) is used as the
[0021]
According to the sewing frame driving device of the sewing machine configured as described above, the following effects can be obtained.
(1) The driving force is concentrated on a small number (two in the present embodiment) of driving devices by using the ball
(2) By using a plurality of (four in the present embodiment)
(3) The
(4) By driving the long side by the
(5) Speeding up the driving of the sewing frame and increasing the productivity by using an optimal driving body for each side in which the short side is driven by the ball
[0022]
Note that the present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment, and may be embodied with appropriate modifications without departing from the spirit of the invention, for example, as described below.
(A) The X-direction guide frame on the left Y
(B) The front X
(C) To guide the
(D) One moving element is added to the front X
(E) The front X
(F) A slide guide mechanism is provided on the same side as the side where the driving body (linear motor or ball screw driving mechanism) is provided, in parallel with the driving body.
[0023]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the sewing frame driving device of the sewing machine according to the present invention, the driving of the sewing frame is performed with high accuracy by using the optimal driving members for the short side and the long side of the sewing frame. It is possible to form stitches with high precision, and it is also possible to increase the speed of driving the sewing frame to increase the productivity, thereby achieving an excellent effect of being economical.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a sewing frame driving device of a sewing machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the sewing frame driving device.
3A is a sectional view taken along line III-III of FIG. 1 and FIG. 3B is a sectional view taken along line bb of FIG.
4A is a cross-sectional view taken along line IV-IV of FIG. 1, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line bb of FIG.
FIG. 5 is a sectional view taken along line VV in FIG. 1 of the sewing frame driving device.
FIG. 6 is a sectional view taken along line VI-VI of FIG. 1 relating to the sewing frame driving device.
FIG. 7 is a plan view of a conventional sewing frame driving device for a sewing machine.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a linear motor used in the sewing frame driving device.
[Explanation of symbols]
4 Table 10
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2004131872A5 JP2004131872A5 (en) | 2005-11-10 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002297535A Pending JP2004131872A (en) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | Sewing frame driving gear for sewing machine |
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Country | Link |
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2002
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Legal Events
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