JP2004130538A

JP2004130538A - Process for lining inner surface of pipe

Info

Publication number: JP2004130538A
Application number: JP2002294855A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Ohinata; 大日向　正明; Masakazu Nishimura; 西村　昌和; Ryuichi Yoneda; 米田　隆一; Tomoaki Hori; 堀　智明; Tsuneo Miyagawa; 宮川　恒夫
Original assignee: Kubota Corp; Osaka Bousui Construction Co Ltd; Kubota Construction Co Ltd
Current assignee: Kubota Corp; Osaka Bousui Construction Co Ltd; Kubota Construction Co Ltd
Priority date: 2002-10-08
Filing date: 2002-10-08
Publication date: 2004-04-30
Anticipated expiration: 2022-10-08
Also published as: JP3702390B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a process for lining the inner surface of a pipe to enhance inner pressure resistance. SOLUTION: In the process for lining the inner surface of the pipe by spirally winding a strip 1, which has joining rib pieces 2 and reinforcing rib pieces 6 provided to both side parts thereof, within the pipe, the strip 1 is manufactured by the extrusion molding of a plastic, a strip-like reinforcing steel member 7 is subsequently inserted in the gap between the adjacent reinforcing rib pieces 6 and spirally wound within the pipe to form a liner, and then a back filling material is injected in the region on the back surface side of the liner to fill the region. COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管の内面ライニング工法、特に既設管の修理及び保護に適用して有用な既設管の内面ライニング工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、既設管内面の修理及び保護を目的として、図１〜３に示すように両側部に外方突出の接合用リブ片２、２を備えたストリップ１を用い、該ストリップ１を既設管ａ内で螺旋状に巻回してライナー１Ａを組立てると共に、該ライナー１Ａと既設管ａとの間の間隙ｂ内にセメントミルクやモルタル等の裏込材ｃを注入充填する工法が提案されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
上記従来工法に用いられるストリップ１は例えば硬質ないし半硬質のポリ塩化ビニル製であり、その両側部には、図３に示すように外方へ突出し長手方向に延出する左右一対の接合用リブ片２、２が平行に形成され、該リブ片２、２は左右一対が協働してライナー１Ａの螺旋状接合部１ａ（図２参照）に沿って２本の平行する係合用凹条３、３を形成する。
【０００４】
ライナー１Ａの螺旋状接合部１ａを接合一体化するために、細帯状のジョイナー４が適用され、ジョイナー４は外面側に係合凹条３、３に弾性嵌合する２本の平行する係合用凸条５、５を備え、これら係合用凹凸条３、３、５、５の弾性係合により上記接合部１ａを接合一体化できるような構成になっている。
【０００５】
ストリップ１は外面側に接合用リブ片２、２に平行する適宜本数のＴ字状、Ｙ字状などの補強用リブ片６を備え、該補強用リブ片６の先端は、ライナー１Ａの形成時に既設管ａの内面に衝合し、上記リブ片２、２と協働して既設管ａの内面との間に、裏込材ｃの充填に必要な間隙ｂを形成する。間隙ｂ内への裏込材ｃの注入充填によりコンクリートやモルタルの補強層が形成される。この補強層は、既設管ａの埋設地盤等から作用する外圧に対抗する強度を高める。
【０００６】
しかし、例えば下水処理場における処理槽同士を連結する埋設管や、農業用水の供給管においては、ポンプや、水槽間の水頭差による水の圧送を行っており、このような既設管には管の内面に内圧が作用する。
【０００７】
このように内圧が作用する既設管にライニングされたライナーには、ライナーに０．１〜０．２ＭＰａ程度の内圧が作用する。既設管がコンクリートで形成されている場合、既設管の縦弾性係数が２．１６×１０^１０〜３．４３×１０^１０Ｎ／ｍ^２程度であるのに対して、ライナーの縦弾性係数は１．９６×１０^９Ｎ／ｍ^２程度と非常に小さい。更に、充填される裏込材は、形成される補強層の厚さが比較的薄く、コンクリートやモルタルの性質上、作用する引張り力に対する強度が小さい。
【０００８】
このように、ライナーと裏込材のみでは、作用する内圧に対する強度が充分なものとはいえない。その結果、ライナーに作用する内圧のほとんどが既設管に作用する状態となる。
【０００９】
一部既設管によっては、該既設管内部に鉄筋を配筋し、耐内圧性を向上させたものも用いられている。しかし、老朽化により鉄筋の強度も低下している場合が多く、内圧への対抗上問題がある。
【００１０】
また、大口径管施工の場合、ライナー材上部が自重により垂れたり、裏込材充填時、その圧力により変形する可能性がある。
【００１１】
このような耐内圧性及び施工時の耐外圧性を兼ね備えるライニングが期待されているが、このような要望に対処できる工法はいまだ提供されていない。
【００１２】
【特許文献１】
特開平７−４０４３６号公報
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点を一掃し、ライニングの耐内圧性及び耐外圧性を向上させ得る工法を提供することを課題とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、両側部に外方突出の接合用リブ片と該接合用リブ片に平行する複数の補強用リブ片とを備えたストリップを、管内で螺旋状に巻回してライナーを形成する管の内面ライニング工法において、前記ストリップをプラスチックの押出し成形で製作した後に、隣接する前記補強用リブ片同士の間隙の少なくともひとつに帯状の補強用鋼を挿入し、前記補強用鋼付きのストリップを管内で螺旋状に巻回して上記ライナーの形成を行い、しかる後にライナー背面に裏込材を注入充填することを特徴とする既設管の内面ライニング工法により解決される。
【００１５】
前記ストリップとして、前記補強用リブ片が、前記ストリップ表面から立上る脚部と、前記脚部の先端から両側方へ広がった頭部とを備えたものを用い、前記補強用鋼は、隣り合う前記頭部及び脚部で囲まれた空間に保持されるように寸法決めされたものを用いることも可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。尚全図を通じて、同一又は同種の部分には同一の参照符号を示す。
【００１７】
図４は本発明に係る工法に用いるストリップの断面図である。図４に示すように、ストリップ１は、従来のストリップと同様、硬質塩化ビニル等のプラスチック製であり、外方へ突出し長手方向に延出する左右一対の接合用リブ片２が平行に形成され、接合用リブ片２に平行してライナー１Ａの径方向に突出する複数本のＴ字状の補強用リブ片６を備える。
【００１８】
補強用リブ片６は、図４に示すように、ストリップ表面から立上がる脚部６ｂと、脚部６ｂの先端から両側方へ広がった頭部６ｃとを備える断面Ｔ字状である。補強用リブ片６は、既設管ａとライナー１Ａとの間の間隙ｂに裏込材ｃを充填した際、ライナー１Ａを裏込材ｃに固着させるアンカーとしての役割を果たす。これにより、ライナー１Ａと既設管ａとの固着性を高めることが出来る。補強用リブ片６の断面形状は図４に示した断面Ｔ字状のものに限定されず、断面Ｙ字状等、種々の形状とすることができる。
【００１９】
更に、ストリップ１には、該ストリップ１の押出し成形で製作した後に、隣接する補強用リブ片６同士の間隙６ａの少なくともひとつに、断面帯状の補強用鋼７が挿入される。
【００２０】
補強用鋼７は、ＳＫ材（炭素工具鋼）、ＳＵＰ材（ばね工具鋼）、ＳＫＳ材（合金工具鋼）等、種々の材質を用いることができる。
【００２１】
また、ストリップ１として、補強用リブ片６が、ストリップ１の表面から立上る脚部６ｂと、脚部６ｂの先端から両側方へ広がった頭部６ｃとを備えたものを用いることができる。
【００２２】
補強用鋼７は、隣り合う頭部６ｃ及び脚部６ｂで囲まれた空間に保持されるように寸法決めされる。この場合、補強用鋼７の幅は、隣り合う補強用リブ片６の間隙６ａ（この場合は、隣り合う頭部６ｃと頭部６ｃとの間隙であり、図４にＬで示す。）より少し大きい寸法とされる。具体的には、頭部６ｃの突出度合い（突出寸法）にもよるが、間隙６ａから補強用鋼７を挿入し易く、且つ、挿入した補強用鋼７が間隙６ａから容易に脱落しないような寸法とされ、例えば、補強用鋼７の幅を間隙６ａより１〜５ｍｍ程度大きい寸法、即ち、例えば、補強リブ６の間隙６ａの幅が２３ｍｍの場合には２４〜２８ｍｍ程度の幅の補強用鋼７を用いることができる。このような補強用鋼７を隣り合う頭部６ｃの間隙６ａから挿入するには、例えば、（ｉ）補強用鋼７を、間隙６ａに押し当てて頭部６ｃの保有弾性に抗して隣り合う頭部６ｃを押し広げることにより間隙６ａから挿入するか、或いは、（ｉｉ）ストリップ１（一般には、長さが１００〜２００ｍ程度）を一旦直線状に引き延ばした後、ストリップ１の端部から補強用鋼７を間隙６ａに挿入し、補強用鋼７にワイヤー等を結束しておいてウインチ等で牽引する、等により行うことができる。
【００２３】
このようにして間隙６ａから挿入された補強用鋼７は、ストリップ１に配筋された状態において補強用リブ片同士の間隙６ａから脱落することが防止される。
【００２４】
また、補強用鋼７は、厚さｔが増すに従い強度が増加するが、曲げ剛性は厚さｔの３乗に比例するため、厚すぎるとストリップ１に補強用鋼７を挿入した後の巻回作業が困難となる。従って、補強用鋼７の厚さｔは、管の口径や内圧、或いは間隙６ａの幅、挿入する補強用鋼７の本数等を考慮して決定されるが、例えば、口径が１０００〜２０００ｍｍの場合、０．５〜２ｍｍ程度の厚さが好ましい。
【００２５】
また、補強用鋼７は、隣接する補強用リブ６片同士の間隙６ａのうち、複数の間隙に設けられても良い。例えば、１０本の補強用リブ片６を備えるストリップにおいては、図４に示すように補強用鋼７を３本備えることが出来る。補強用鋼７の本数は、ライナー１Ａに作用する内圧、既設管ａの管径に応じて、適宜決定することが可能である。
【００２６】
図５は、本発明に係る工法におけるライナーの組立て工程を概略的に示す説明図であり、図６は図５におけるライナーの側面図であり、図７は図６のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【００２７】
図５に示すように、補強用鋼が配筋されたストリップ１は、ストリップフィーダＤに巻き取られロール体Ｅとされる。ロール体Ｅは、ライニング施工現場まで搬送される。搬送されたロール体Ｅよりストリップ１を引き出し、従来の工法と同様にジョイナー４により既設管ａ内において螺旋状に巻回してライナー１Ａが形成される。ジョイナー４はジョイナーフィーダＦより引き出され、ストリップ１の接合用リブ片を順次螺旋状に結合していく。
【００２８】
このようにしてライナー１Ａを形成することにより、ライナー１Ａの外側面に補強用鋼７を螺旋状に配設した状態とすることができる（図６参照）。これにより、ライナー１Ａの軸線方向の全長に亘る強度の向上が可能となる。
【００２９】
ライナー１Ａの形成工程の前に、スペーサ８の設置工程が行われる。スペーサ８は図７に示すように円弧状断面を有し、外面側に、外方へ突出し管軸方向に延出する２本の縦リブ９、更に該縦リブ９から両側縁に向かって延びる横リブ１０を備えている。横リブ１０は図８に示すように管軸方向に間隔を存して多数形成されている。
【００３０】
また、ライナー１Ａの全体に充填材ｃが分散するように、スペーサ８の縦リブ９の間には、裏込材ｃが通過できる大きさの開口１１がライナー１Ａの軸方向及び周方向に並設されている。
【００３１】
スペーサ８は管軸方向に順次継ぎ足されながら、図５に示すように既設管ａの上部領域に既設管ａの全長に亘るように設置される。この設置状態において、アンカボルトの適宜の固定手段を適用して既設管ａ内に固着される。
【００３２】
スペーサ８の設置状態において、スペーサ８の両サイドの斜め裁断面８ａ、８ａ、縦リブ９及び横リブ１０の上端は管ａの内面に当接している。２本の縦リブ９、９の間には、管軸方向に連通する裏込材注入路１２が形成される。
【００３３】
スペーサの設置を終えた後は、図５に示すようにスペーサ８の上からストリップ１とジョイナ４とを用いて、ライナー１Ａが形成される。ライナー１Ａを形成した後は、スペーサを介在させて裏込材ｃを充填させる。
【００３４】
以上の工法に従えば、補強用鋼７をライナー１Ａの軸方向の全長に亘って螺旋状に配設することが可能となる。これにより、ライニングの耐内圧強度アップを実現することができる。
【００３５】
以下に、本発明にかかる工法により形成されたライナーに内圧が作用する状態を図９を用いて説明する。図９は、補強用鋼が配筋されたライナーに内圧が作用する状態を模式的に表す図である。図９中、矢印の方向は力の作用する方向を示す。
【００３６】
図９において、ライナー１Ａ内部に作用する内圧に対しては、ライナー１Ａ本体、裏込材ｃ及び補強用鋼７に引張り応力が作用する。補強用鋼７は、ライナー１Ａ本体にくらべて非常に高い弾性係数を備えているので、このような内圧に対しても充分に耐え得る。
【００３７】
もちろん、補強用鋼７を螺旋状に巻回できる範囲で厚くするか、或いは使用本数を多くすることで、ライニング管の剛性が増し、外圧に対向する強度も併せて高めることができる。
【００３８】
【発明の効果】
本工法によれば、両側部に外方突出の接合用リブ片と、前記接合リブ片に平行する複数の補強用リブ片とを備えたストリップを管内で螺旋状に巻回してライナーを形成する管の内面ライニング工法において、前記ストリップをプラスチックの押出し成形で製作した後に、隣接する前記補強用リブ片同士の間隙の少なくともひとつに弾性を有する帯状の補強用鋼を挿入し、前記補強用鋼付きのストリップを管内で螺旋状に巻回して上記ライナーの形成を行い、しかる後にライナー背面に裏込材を注入充填することにより、ライナーの耐内圧強度及び耐外圧強度のアップを実現する工法を提供することができる。
【００３９】
本工法は、ライニング施工現場でのライナー形成前に、工場等において予め補強用鋼を挿入したストリップのロール体を形成するので、ライニング施工現場においてはストリップをロール体から繰り出すことにより、従来とほぼ同様の工法でライナーを形成することができる。
【００４０】
また、ストリップとして、前記補強用リブ片が、前記ストリップ表面から立上る脚部と、前記脚部の先端から両側方へ広がった頭部とを備えたものを用い、前記補強用鋼は、隣り合う前記頭部の間隙から挿入され、隣り合う前記頭部及び脚部で囲まれた空間に保持されるように寸法決めされたものを用いることにより、補強用鋼を補強用リブ片同士の間隙から脱落することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来工法におけるライナーの組立工程の状況を概略的に示す図である。
【図２】ライナーの形成状況を拡大して示す部分断面図である。
【図３】ライナーの螺旋接合部の接合状況を概略的に示す断面図である。
【図４】本発明工法に用いるストリップの断面図である。
【図５】本発明工法のライナーの組立工程の状況を概略的に示す図である。
【図６】図５のライナーの部分側面図である。
【図７】図６のＸ―Ｘ線に沿う断面図である。
【図８】本発明工法に用いるスペーサの平面図である。
【図９】補強用鋼が配筋されたライナーに内圧が作用する状態を模式的に表す図である。
【符号の説明】
１　ストリップ
１Ａ　ライナー
２　接合用リブ片
３　係合用凹条
４　ジョイナー
５　係合用凸条
６　補強用リブ片
６ａ　間隙
６ｂ　脚部
６ｃ　頭部
７　補強用鋼
８　スペーサ
９　縦リブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an inner surface lining method for a pipe, and more particularly to an inner surface lining method for an existing pipe that is useful for repairing and protecting an existing pipe.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for the purpose of repairing and protecting the inner surface of an existing pipe, as shown in FIGS. 1 to 3, a strip 1 having joining rib pieces 2 and 2 projecting outward on both sides is used. A construction method has been proposed in which a liner 1A is assembled by being spirally wound inside and a filling material c such as cement milk or mortar is injected and filled into a gap b between the liner 1A and the existing pipe a ( For example, see Patent Document 1.)
[0003]
The strip 1 used in the conventional method is made of, for example, rigid or semi-rigid polyvinyl chloride, and a pair of left and right joining ribs projecting outward and extending in the longitudinal direction as shown in FIG. The pieces 2 and 2 are formed in parallel, and the rib pieces 2 and 2 cooperate in a pair of right and left to form two parallel engaging recesses 3 along the spiral joint 1a (see FIG. 2) of the liner 1A. 3 are formed.
[0004]
In order to join and integrate the spiral joint 1a of the liner 1A, a strip-shaped joiner 4 is applied, and the joiner 4 is for two parallel engagements that are elastically fitted to the engagement recesses 3 and 3 on the outer surface side. Convex ridges 5 and 5 are provided, and the joining portion 1a can be joined and integrated by elastic engagement of the engaging concavo-convex ridges 3, 3, 5, and 5.
[0005]
The strip 1 is provided with an appropriate number of reinforcing rib pieces 6 such as a T-shape and a Y-shape parallel to the joining rib pieces 2 and 2 on the outer surface side, and the tip of the reinforcing rib piece 6 forms the liner 1A. Sometimes, it collides with the inner surface of the existing pipe a and cooperates with the rib pieces 2 and 2 to form a gap b necessary for filling the backing material c between the inner surface of the existing pipe a. A reinforcing layer of concrete or mortar is formed by injecting and filling the backing material c into the gap b. This reinforcing layer increases the strength against external pressure acting from the buried ground of the existing pipe a.
[0006]
However, for example, in buried pipes that connect treatment tanks in a sewage treatment plant and agricultural water supply pipes, pumps and water are pumped by the difference in water head between the tanks. Internal pressure acts on the inner surface of
[0007]
Thus, an internal pressure of about 0.1 to 0.2 MPa acts on the liner lined to the existing pipe on which the internal pressure acts. When the existing pipe is made of concrete, the longitudinal elastic modulus of the existing pipe is about 2.16 × 10 ^{10 to} 3.43 × 10 ¹⁰ N / m ² , whereas the longitudinal elastic modulus of the liner is 1 .96 × 10 ⁹ N / m ² and very small. Further, in the filling material to be filled, the thickness of the reinforcing layer to be formed is relatively thin, and the strength against the acting tensile force is small due to the properties of concrete and mortar.
[0008]
Thus, it cannot be said that only the liner and the backing material have sufficient strength against the acting internal pressure. As a result, most of the internal pressure acting on the liner is in a state of acting on the existing pipe.
[0009]
Some existing pipes are also used in which reinforcing bars are arranged inside the existing pipes to improve internal pressure resistance. However, the strength of the reinforcing bars often decreases due to aging, and there is a problem in combating internal pressure.
[0010]
In addition, in the case of large-diameter pipe construction, the upper part of the liner material may hang down due to its own weight, or may be deformed by the pressure when filling the backing material.
[0011]
Although a lining having such an internal pressure resistance and an external pressure resistance at the time of construction is expected, a construction method that can cope with such a demand has not yet been provided.
[0012]
[Patent Document 1]
JP-A-7-40436 [0013]
[Problems to be solved by the invention]
It is an object of the present invention to provide a construction method that can eliminate such problems of the prior art and improve the internal pressure resistance and external pressure resistance of the lining.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned object is to form a liner by spirally winding a strip provided with a joining rib piece projecting outward on both sides and a plurality of reinforcing rib pieces parallel to the joining rib piece in the pipe. In the inner surface lining method, after the strip is manufactured by plastic extrusion, a strip-shaped reinforcing steel is inserted into at least one gap between the adjacent reinforcing rib pieces, and the strip with the reinforcing steel is inserted into the pipe. This is solved by an inner surface lining method for existing pipes, characterized in that the liner is formed by spirally winding, and then the back surface of the liner is injected and filled.
[0015]
As the strip, the reinforcing rib piece is provided with a leg portion that rises from the strip surface and a head portion that extends from the tip of the leg portion to both sides, and the reinforcing steel is adjacent to each other. It is also possible to use what is dimensioned to be held in a space surrounded by the head and legs.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Throughout the drawings, the same or similar parts are denoted by the same reference numerals.
[0017]
FIG. 4 is a cross-sectional view of a strip used in the method according to the present invention. As shown in FIG. 4, the strip 1 is made of a plastic such as hard vinyl chloride as in the conventional strip, and is formed with a pair of left and right joining rib pieces 2 that protrude outward and extend in the longitudinal direction. A plurality of T-shaped reinforcing rib pieces 6 projecting in the radial direction of the liner 1A in parallel with the joining rib pieces 2 are provided.
[0018]
As shown in FIG. 4, the reinforcing rib piece 6 has a T-shaped cross section including a leg portion 6b rising from the strip surface and a head portion 6c extending from the tip of the leg portion 6b to both sides. The reinforcing rib piece 6 serves as an anchor for fixing the liner 1A to the backing material c when the gap b between the existing pipe a and the liner 1A is filled with the backing material c. Thereby, the adhesiveness of 1 A of liners and the existing pipe | tube a can be improved. The cross-sectional shape of the reinforcing rib piece 6 is not limited to the one having the T-shaped cross section shown in FIG. 4, and may be various shapes such as a Y-shaped cross section.
[0019]
Further, after the strip 1 is manufactured by extrusion molding, the reinforcing steel 7 having a strip-shaped cross section is inserted into at least one of the gaps 6 a between the adjacent reinforcing rib pieces 6.
[0020]
The reinforcing steel 7 can be made of various materials such as SK material (carbon tool steel), SUP material (spring tool steel), and SKS material (alloy tool steel).
[0021]
Further, as the strip 1, a reinforcing rib piece 6 having a leg portion 6 b rising from the surface of the strip 1 and a head portion 6 c spreading from the tip of the leg portion 6 b to both sides can be used.
[0022]
The reinforcing steel 7 is dimensioned so as to be held in a space surrounded by the adjacent head 6c and legs 6b. In this case, the width of the reinforcing steel 7 is from the gap 6a between the adjacent reinforcing rib pieces 6 (in this case, the gap between the adjacent heads 6c and 6c, indicated by L in FIG. 4). The dimensions are slightly larger. Specifically, although depending on the protrusion degree (protrusion dimension) of the head 6c, it is easy to insert the reinforcing steel 7 from the gap 6a, and the inserted reinforcing steel 7 is not easily dropped from the gap 6a. For example, when the width of the reinforcing steel 7 is about 1 to 5 mm larger than the gap 6a, for example, when the width of the gap 6a of the reinforcing rib 6 is 23 mm, the width of the reinforcing steel 7 is about 24 to 28 mm. Steel 7 can be used. In order to insert such a reinforcing steel 7 through the gap 6a between the adjacent heads 6c, for example, (i) the reinforcing steel 7 is pressed against the gap 6a and resists the elasticity of the head 6c. Insert the head 6c from the gap 6a by expanding the matching head 6c, or (ii) after extending the strip 1 (generally about 100 to 200 m in length) once linearly, from the end of the strip 1 For example, the reinforcing steel 7 is inserted into the gap 6a, and a wire or the like is bound to the reinforcing steel 7 and pulled by a winch or the like.
[0023]
In this way, the reinforcing steel 7 inserted from the gap 6a is prevented from dropping out of the gap 6a between the reinforcing rib pieces in the state where the reinforcing steel 7 is arranged in the strip 1.
[0024]
Further, the strength of the reinforcing steel 7 increases as the thickness t increases. However, since the bending rigidity is proportional to the cube of the thickness t, if the thickness is too thick, the winding after the reinforcing steel 7 is inserted into the strip 1 is increased. This makes it difficult to work once. Therefore, the thickness t of the reinforcing steel 7 is determined in consideration of the diameter and internal pressure of the pipe, the width of the gap 6a, the number of reinforcing steels 7 to be inserted, and the like. For example, the diameter is 1000 to 2000 mm. In this case, a thickness of about 0.5 to 2 mm is preferable.
[0025]
Further, the reinforcing steel 7 may be provided in a plurality of gaps among the gaps 6a between the adjacent reinforcing ribs 6 pieces. For example, a strip including ten reinforcing rib pieces 6 can include three reinforcing steels 7 as shown in FIG. The number of the reinforcing steels 7 can be appropriately determined according to the internal pressure acting on the liner 1A and the pipe diameter of the existing pipe a.
[0026]
5 is an explanatory view schematically showing an assembly process of the liner in the construction method according to the present invention, FIG. 6 is a side view of the liner in FIG. 5, and FIG. 7 is a cross section taken along line XX in FIG. FIG.
[0027]
As shown in FIG. 5, the strip 1 reinforced with reinforcing steel is wound around a strip feeder D to form a roll body E. The roll body E is conveyed to the lining construction site. The strip 1 is pulled out from the conveyed roll body E, and the liner 1A is formed by spirally winding the existing pipe a by the joiner 4 in the same manner as in the conventional method. The joiner 4 is pulled out from the joiner feeder F and sequentially joins the joining rib pieces of the strip 1 in a spiral shape.
[0028]
By forming the liner 1A in this manner, the reinforcing steel 7 can be spirally disposed on the outer surface of the liner 1A (see FIG. 6). Thereby, the strength over the entire length of the liner 1A in the axial direction can be improved.
[0029]
The spacer 8 installation step is performed before the liner 1A formation step. As shown in FIG. 7, the spacer 8 has an arc-shaped cross section. On the outer surface side, the spacer 8 protrudes outward and extends in the tube axis direction, and further extends from the vertical rib 9 toward both side edges. A lateral rib 10 is provided. As shown in FIG. 8, a large number of transverse ribs 10 are formed at intervals in the tube axis direction.
[0030]
In addition, openings 11 having a size through which the backing material c can pass are arranged in the axial direction and the circumferential direction of the liner 1A between the vertical ribs 9 of the spacer 8 so that the filler c is dispersed throughout the liner 1A. It is installed.
[0031]
As shown in FIG. 5, the spacer 8 is installed in the upper region of the existing pipe a so as to extend over the entire length of the existing pipe a while being sequentially added in the pipe axis direction. In this installed state, the anchor bolt is appropriately fixed and fixed in the existing pipe a.
[0032]
In the installed state of the spacer 8, the upper ends of the oblique cut sections 8 a and 8 a, the vertical rib 9 and the horizontal rib 10 on both sides of the spacer 8 are in contact with the inner surface of the tube a. Between the two vertical ribs 9, 9 is formed a backing material injection path 12 communicating in the tube axis direction.
[0033]
After the installation of the spacer, the liner 1A is formed using the strip 1 and the joiner 4 from above the spacer 8 as shown in FIG. After the liner 1A is formed, the backing material c is filled with a spacer interposed.
[0034]
If the above construction method is followed, the reinforcing steel 7 can be spirally disposed over the entire length of the liner 1A in the axial direction. As a result, it is possible to increase the internal pressure resistance of the lining.
[0035]
Hereinafter, the state in which the internal pressure acts on the liner formed by the method according to the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 9 is a diagram schematically illustrating a state in which an internal pressure acts on a liner in which reinforcing steel is arranged. In FIG. 9, the direction of the arrow indicates the direction in which the force acts.
[0036]
In FIG. 9, tensile stress acts on the liner 1 A main body, the backing material c, and the reinforcing steel 7 with respect to the internal pressure acting on the liner 1 A. Since the reinforcing steel 7 has a very high elastic coefficient as compared with the liner 1A main body, it can sufficiently withstand such an internal pressure.
[0037]
Of course, by increasing the thickness of the reinforcing steel 7 within a range that can be spirally wound or by increasing the number of the reinforcing steels 7 used, the rigidity of the lining pipe can be increased and the strength facing the external pressure can be increased.
[0038]
【The invention's effect】
According to this construction method, a liner is formed by spirally winding a strip provided with joint rib pieces protruding outward on both sides and a plurality of reinforcing rib pieces parallel to the joint rib pieces in a pipe. In the inner surface lining method of the tube, after the strip is manufactured by extrusion molding of plastic, an elastic band-shaped reinforcing steel is inserted into at least one of the gaps between the adjacent reinforcing rib pieces, and the reinforcing steel is attached. The above-mentioned liner is formed by spirally winding the strip in a pipe, and then a liner is injected and filled on the back of the liner to provide a method for increasing the internal pressure resistance and external pressure resistance of the liner. can do.
[0039]
This construction method forms a strip roll body in which reinforcing steel is inserted in advance at the factory before forming the liner at the lining construction site. A liner can be formed by the same method.
[0040]
Further, as the strip, the reinforcing rib piece is provided with a leg portion that rises from the strip surface and a head portion that extends from the tip of the leg portion to both sides, and the reinforcing steel is adjacent to the strip. Inserting through the gap between the matching heads and using a size sized so as to be held in a space surrounded by the adjacent head and legs, the reinforcing steel is made to have a gap between the reinforcing rib pieces. Can be prevented from falling off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a state of an assembly process of a liner in a conventional method.
FIG. 2 is an enlarged partial cross-sectional view showing a liner formation state.
FIG. 3 is a cross-sectional view schematically showing a joining state of a spiral joint portion of a liner.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a strip used in the method of the present invention.
FIG. 5 is a diagram schematically showing a state of a liner assembling process in the method of the present invention.
FIG. 6 is a partial side view of the liner of FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 8 is a plan view of a spacer used in the method of the present invention.
FIG. 9 is a diagram schematically showing a state in which an internal pressure acts on a liner in which reinforcing steel is arranged.
[Explanation of symbols]
1 Strip 1A Liner 2 Bonding Rib 3 Engaging Recess 4 Joiner 5 Engaging Rib 6 Reinforcing Rib 6a Gap 6b Leg 6c Head 7 Reinforcing Steel 8 Spacer 9 Vertical Rib

Claims

An inner lining method for a pipe, in which a liner is formed by spirally winding a strip having outer side protruding rib pieces on both sides and a plurality of reinforcing rib pieces parallel to the rib pieces to form a liner. In
After producing the strip by plastic extrusion, a strip-shaped reinforcing steel is inserted into at least one of the gaps between the adjacent reinforcing rib pieces,
Forming the liner by spirally winding the reinforcing steel strip in a pipe,
After that, the inner surface lining method for the existing pipe is characterized by injecting and filling the backing material on the back of the liner.

As the strip, the reinforcing rib piece is provided with a leg portion that rises from the surface of the strip, and a head that extends from the tip of the leg portion to both sides,
2. The inner lining method according to claim 1, wherein the reinforcing steel is sized so as to be held in a space surrounded by the adjacent head and legs.