JP2004130437A - Telescopic cover device - Google Patents
Telescopic cover device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004130437A JP2004130437A JP2002297391A JP2002297391A JP2004130437A JP 2004130437 A JP2004130437 A JP 2004130437A JP 2002297391 A JP2002297391 A JP 2002297391A JP 2002297391 A JP2002297391 A JP 2002297391A JP 2004130437 A JP2004130437 A JP 2004130437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving
- movable
- driving
- male screw
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば工作機械の切削エリアと機械構成エリアとの境界のように、空間的に分離遮断が要請される境界に、その境界に沿って伸縮自在に設けられるテレスコピックカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工作機械では移動部材たる主軸頭が工具を装備して該主軸頭の軸方向(Z軸方向)と交差する方向(X軸方向、Y軸方向)へ駆動機構により移動させられ、その移動位置で前記軸方向(Z軸方向)へ進退移動してワーク表面の切削加工等を行うようになっている。前記駆動機構は、通常、前記主軸頭の後面側に作動連結されており、その機械構成には主軸頭の移動時にその移動方向をガイドするためのガイド部材や噛み合いギヤ等の動力伝達機構を含んでいる。そして、これらの駆動機構は前記主軸頭のワーク加工時の位置決めを精度良く行うためのものであるため、前記ワーク表面の切削加工等により発生した切削屑が当該駆動機構の機械構成部分に入り込まないようにする必要がある。
【0003】
従って、かかる要請に対応すべく、従来から、主軸頭が移動する切削エリアと駆動機構の機械構成エリアとの境界には、両エリアを分離遮断するように、複数枚の可動カバー(以下、「カバー」ともいう)がテレスコピック構造をなすように組み合わされた伸縮式のテレスコピックカバー装置が設けられている。そして、このようなテレスコピックカバー装置としては、カバー全体の伸縮時に互いに隣接するカバー同士が順次に掛止又は当接して連れ動きする形式のものが従来から知られているが、この連れ動き形式のものは、前記伸縮時における掛止又は当接により機械的な衝撃・騒音が発生して問題となっていた。
【0004】
そこで、かかる問題を解決すべく、近時においては、例えば特許文献1に記載されるようなテレスコピックカバー装置が提案されている。即ち、この公報に記載の装置では、循環式に走行移動する歯付き駆動ベルト等を駆動源とし、その駆動力により各可動カバーが各別に設定された移動ストローク範囲を隣接する他の可動カバーとは移動速度が異なる態様で移動するようにしている。そして、そのための構成として、前記公報に記載の装置では、可動カバー毎に入力ピニオンと出力ピニオンとを有する二重軸構造の減速装置を付設し、隣接する可動カバー同士では減速装置の減速比が異なることで、移動速度に差ができるようにしていた。また、前記公報には、可動カバー毎に、リニアモータを各駆動源として個別設置し、所定の速度差をもって自走させることにより、各可動カバーを伸展/重合させるテレスコピックカバー装置についても開示がされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−192332号公報(請求項1,請求項6、図1〜図8)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記減速装置やリニアモータは、複雑な構成の装置であるため、その分、テレスコピックカバー装置のコストをアップさせてしまうという問題があった。また、前記減速装置やリニアモータは、数多くの精密部品からなる構成の装置であり、それを高速・高加減速で移動させるため、装置の耐久性が劣るという問題が生じていた。
【0007】
本発明は、前述した事情に鑑みなされたものであって、その目的は、テレスコピック構造を形成する各可動カバーの移動を高速・高加減速化するという要請を機械的な衝撃・騒音の発生を防止しつつ安価なコストで確実に実現でき、かつ耐久性を向上させたテレスコピックカバー装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1のエリアと当該第1のエリアに隣接する第2のエリアとを区画する境界線に沿って移動部材が前記両エリアのうち一方のエリアに一部を臨ませて移動する際に、前記両エリアのうち他方のエリアに収容された駆動機構の駆動力に基づき前記境界線に沿ってそれぞれ移動するテレスコピック構造をなす複数の可動カバーを備えたテレスコピックカバー装置において、前記駆動機構には所定方向に駆動される駆動体を設けると共に、当該駆動体には前記各可動カバーと個別対応するように複数の移動案内部を設け、各移動案内部と各可動カバーとの間には個別対応する移動案内部と可動カバーとを連結係合する連係手段を設けたことを要旨とした。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記駆動体は前記境界線方向に沿う軸線を中心として回転駆動される回転部材であって、当該回転部材の周面には前記各移動案内部がそれぞれ所定のピッチ幅でもって螺旋状をなすように形成されていることを要旨とした。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記各移動案内部の螺旋状のピッチ幅は、前記各可動カバーがテレスコピック構造の伸展状態にある場合において、前記移動部材に近い側の可動カバーに対応した移動案内部のピッチ幅の方が前記移動部材から遠い側の可動カバーに対応した移動案内部のピッチ幅よりも大きい構成とされていることを要旨とした。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記各移動案内部における前記駆動体の単位駆動時間当たりの移動案内量は、前記各移動案内部が個別対応する各可動カバーの移動ストローク幅と比例関係にあることを要旨とした。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記駆動機構は、移動部材を移動させるための駆動源と前記駆動体を駆動させるための駆動源とを別々に設けてなり、該両駆動源が同期運転されることを要旨とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をワークの切削加工等を行う工作機械のテレスコピックカバー装置に具体化した一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0014】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る工作機械1は、移動部材としての主軸頭2を上下動可能に支持して水平方向(図1では左右方向、以下、同じ。)へ往復動するコラム3を備えている。コラム3の下部には、図1に示すように、雌ネジ体4が取り付けられ、該雌ネジ体4は水平方向に沿う軸線を中心として回転自在な雄ネジ棒5上の雄ネジ部5aと螺合している。そして、この雄ネジ棒5の一端に作動連結された駆動源としての主軸頭用サーボモータ6が回転することにより、前記主軸頭2はコラム3と共に水平方向へ移動する構成とされている。
【0015】
前記主軸頭2が支持されたコラム3の前面には主軸頭2を挟んで左右対称となる位置に一対の張り出しカバー7が取り付けられている。この左右両張り出しカバー7は、図2に示すように、前記主軸頭2がそのほぼ全体を臨ませて移動する切削エリア(第1のエリア)E1と、前記雄ネジ棒5及び主軸頭用サーボモータ6等が収容された機械構成エリア(第2のエリア)E2とを区画する境界線L上に位置している。なお、前記雄ネジ棒5及び主軸頭用サーボモータ6等の機械構成は図2において図示が省略されている。
【0016】
また、図1及び図2に示すように、前記主軸頭2の水平方向への各移動端位置からさらに所定距離だけ外側へ離間した各位置には、一対の固定カバー8が工作機械1における図示しないベース上に立設されている。この左右両固定カバー8は図1及び図2からも理解されるように平面視L字形状をなしており、その後端部は前記機械構成エリアE2に位置する一方、その前端部は前記切削エリアE1に位置する配置構成とされている。そして、この固定カバー8と前記張り出しカバー7との間に複数(本実施形態では主軸頭2を挟んで左右2つずつ)の平板状をなす可動カバー9,10が前記境界線Lに沿って移動自在に設けられている。
【0017】
即ち、前記各可動カバー9,10は、前記張り出しカバー7と固定カバー8との間において、入れ子式に相対移動可能な構成とされている。そして、前記主軸頭2の移動に伴い、テレスコピック構造の伸展状態(図2における主軸頭2の右側での各カバー7〜10の相対的位置状態)と重合状態(図2における主軸頭2の左側での各カバー7〜10の相対的位置状態)との間で往復移動する構成とされている。
【0018】
次に、前記各可動カバー9,10の駆動機構について説明する。図1及び図2に示すように、前記機械構成エリアE2の上部には、前記境界線Lに沿う方向へ一本の駆動体及び回転部材としての雄ネジ棒11が回転自在に架設されている。この雄ネジ棒11は、その長さ方向の中央部分が大径の筒状部12とされ、その長さ方向の両端部分が小径の筒状部13とされている。各筒状部12,13の周面には螺旋状をなす移動案内部としての雄ネジ部12a,13aが形成されている。そして、両雄ネジ部12a,13aにおける移動案内量としてのピッチ幅は、雄ネジ部12aのピッチ幅の方が雄ネジ部13aのピッチ幅よりも大きなピッチ幅に形成されている。
【0019】
ちなみに、本実施形態では、前記雄ネジ棒11の雄ネジ部12aのピッチ幅は35mmに設定され、雄ネジ部13aのピッチ幅は15mmに設定されている。また、前記雄ネジ棒5の雄ネジ部5aのピッチ幅は60mmに設定されている。なお、前記主軸頭2が一方の移動端位置から他方の移動端位置まで移動するとした場合の移動ストローク幅は、主軸頭2の場合が600mmに、可動カバー9の場合が350mmに、可動カバー10の場合が150mmに設定されている。
【0020】
前記各筒状部12,13には、前記各雄ネジ部12a,13aと個別対応するようにボールネジ構造を備えた雌ネジ体14,15がそれぞれ螺合されている。また、雌ネジ体14と前記可動カバー9との間が連結部材16により連結され、雌ネジ体15と前記可動カバー10との間が連結部材17により連結されている。そして、本実施形態では、前記各雌ネジ体14,15と連結部材16,17により連係手段が構成されている。なお、前記機械構成エリアE2の下部には、前記境界線Lに沿う方向へ前記雄ネジ棒11と同一構成の雄ネジ棒11Aが架設されている。そして、当該雄ネジ棒11Aの各筒状部12,13にも雌ネジ体14,15がそれぞれ螺合され、各雌ネジ体14,15と各可動カバー9,10との間が連結部材16,17により連結されている。
【0021】
また、前記両雄ネジ棒11,11Aのうち上方側に位置する雄ネジ棒11の一端部(図1,図2では右端部)には駆動源としてのカバー用サーボモータ18が作動連結されている。そして、前記両雄ネジ棒11,11Aの各一端部寄りにそれぞれ設けられた各タイミングプーリ19間にはタイミングベルト20が掛装され、前記カバー用サーボモータ18が回転したときには、前記両雄ネジ棒11,11Aが同期して回転駆動される構成となっている。
【0022】
また、前記カバー用サーボモータ18はサーボモータ調節部21を介して数値制御(NC)演算装置22に接続されている。また、この数値制御(NC)演算装置22にはサーボモータ調節部23を介して前記主軸頭用サーボモータ6が接続されている。そして、前記数値制御(NC)演算装置22からの各サーボモータ調節部21,23を介して各々入力される制御信号に基づき、前記各サーボモータ6,18は同期運転される構成となっている。
【0023】
なお、図1においては各可動カバー9,10の駆動機構(雄ネジ棒11,11A等)が、工作機械1の正面から見て、各カバー7〜10の上端縁及び下端縁よりも上下にそれぞれ露出した図示内容になっている。しかし、これは各可動カバー9,10と移動案内部たる各雄ネジ部12a,13aとの個別対応した関係をわかりやすく示すために敢えて各カバー7〜10の上端縁及び下端縁の上下へ引き出して図示したものであり、前記雄ネジ棒11等の駆動機構は実際には各カバー7〜10の裏側に隠れている。
【0024】
次に、上記のように構成された本実施形態に係る工作機械1におけるテレスコピックカバー装置の作用について説明する。
図2は、同図において主軸頭2の左側にある各可動カバー9、10が一方の移動端位置で重合状態にあり、主軸頭2の右側にある各可動カバー9、10が伸展状態にあることを示している。そこで、この状態から主軸頭2が他方の移動端位置に向けて右側へ移動する場合につき、以下説明する。
【0025】
まず、数値制御(NC)演算装置22からサーボモータ調節部23を介し、主軸頭用サーボモータ6へ回転駆動信号が出力される。また、このとき数値制御(NC)演算装置22からは、サーボモータ調節部21を介した回転駆動信号が、カバー用サーボモータ18へも同時に出力される。なお、前記各回転駆動信号は、主軸頭用サーボモータ6及びカバー用サーボモータ18を、各々同一回転数(例えば、3000回転/分)で回転駆動させる指令信号であるものとする。
【0026】
すると、前記各回転駆動信号に基づき主軸頭用サーボモータ6及びカバー用サーボモータ18がそれぞれ回転駆動を開始する。そして、主軸頭用サーボモータ6の駆動力に基づき、雄ネジ棒5が主軸頭用サーボモータ6側から見て時計回りに回転する。また、カバー用サーボモータ18の駆動力に基づき、上方側に位置する雄ネジ棒11が前記雄ネジ棒5の回転に同期してカバー用サーボモータ18側から見て反時計回りに回転する。そして、この上方側に位置する雄ネジ棒11の回転駆動力は、下方側に位置する雄ネジ棒11Aへ両雄ネジ棒11,11Aに設けられたタイミングプーリ19及びタイミングベルト20を介し伝達される。そのため、上方及び下方側に位置する両雄ネジ棒11,11Aは、前記雄ネジ棒5の時計回り方向への回転に同期して共に反時計回り方向へ回転することになる。
【0027】
次に、前記雄ネジ棒5が回転駆動されると、当該雄ネジ棒5の周面に形成された螺旋状の雄ネジ部5aに螺合している雌ネジ体4が図1又は図2において右側へ移動を開始する。従って、この雌ネジ体4の移動に伴いコラム3と主軸頭2及び張り出しカバー7も右側に移動する。このとき、雄ネジ棒5が3000回転/分で回転駆動されるとすれば、ピッチ幅が60mmに設定された前記雄ネジ部5aによる移動量は180m/分となり、主軸頭2は当該主軸頭2の移動ストローク幅である600mmを0.2秒で移動完了することになる。
【0028】
一方、前記雄ネジ棒5の回転駆動に同期して前記両雄ネジ棒11が回転駆動されると、当該雄ネジ棒11,11Aの各筒状部12,13に形成された螺旋状の雄ネジ部12a,13aに螺合している各雌ネジ体14,15が同時に図2において右側へ移動を開始する。従って、これら各雌ネジ体14,15の移動に伴い当該各雌ネジ体14,15に連結部材16,17を介して連結された各可動カバー9,10も右側に移動する。そして、その際、前記雄ネジ棒5の場合と同様に、両雄ネジ棒11,11Aも3000回転/分で回転駆動される。
【0029】
従って、この場合において、ピッチ幅が35mmに設定された前記雄ネジ部12aによる移動量は105m/分となり、可動カバー9は当該可動カバー9の移動ストローク幅である350mmを0.2秒で移動完了することになる。また、ピッチ幅が15mmに設定された前記雄ネジ部13aによる移動量は45m/分となり、可動カバー10は当該可動カバー10の移動ストローク幅である150mmを0.2秒で移動完了することになる。そして、この移動完了に伴い、各可動カバー9,10は、主軸頭2の左側にある各可動カバー9,10が伸展状態となり、主軸頭2の右側にある各可動カバー9,10が他方の移動端位置で重合した状態となる。
【0030】
このように、数値制御(NC)演算装置22からの回転駆動信号に基づき、主軸頭用サーボモータ6とカバー用サーボモータ18が同一回転数(例えば、3000回転/分)で回転駆動されると、主軸頭2と各可動カバー9,10は、同時に移動を開始し、同時に移動停止する。即ち、各可動カバー9,10は、それぞれ可動カバー9,10毎に設定された移動ストローク幅を互いに異なる移動速度(移動態様)でもって一斉に移動する。なお、主軸頭2等に対する実際の移動ストローク幅は、数値制御(NC)演算装置22により必要に応じて演算され、その回転駆動信号において回転駆動時間が調整される。
【0031】
また、前記した説明とは逆に、主軸頭2が図2において右側から左側へ平行移動する場合は、数値制御(NC)演算装置22からの回転駆動信号に基づき、主軸頭用サーボモータ6及びカバー用サーボモータ18が前記説明の場合とは反対方向へ回転駆動される。そして、前記と同様の駆動原理により、主軸頭2及び各可動カバー9,10が右側から左側へ同時に移動開始し、同時に移動停止する。
【0032】
従って、上記実施形態の工作機械1におけるテレスコピックカバー装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、各可動カバー9,10を移動させる駆動体を雄ネジ棒11により構成し、当該雄ネジ棒11には複数の雄ネジ部(移動案内部)12a,13aを移動案内量となるピッチ幅に差を持たせた状態で各可動カバー9,10と個別対応するように設けた。そして、個別対応する可動カバー9,10と雄ネジ部12a,13aとを連係手段たる雌ネジ体14,15及び連結部材16,17を介して連結し、雄ネジ棒11が回転駆動されると、雌ネジ体14,15等と共に各可動カバー9,10が互いの移動態様に差を有した状態で所定方向へ移動する構成とした。従って、従来とは異なり、可動カバー9,10毎に複雑かつ数多くの精密部品からなる構成の減速装置又はリニアモータ等を付設しないため、各可動カバー9,10の移動を高速・高加減速化するという要請を機械的な衝撃・騒音の発生を防止しつつ安価なコストで確実に実現でき、かつ耐久性の向上を図ることができる。
【0033】
(2)上記実施形態では、駆動体が前記境界線L方向に沿う軸線を中心として回転駆動される回転部材である雄ネジ棒11により構成され、当該雄ネジ棒11の各雄ネジ部12a,13aにより前記移動案内部を構成するようにした。従って、各可動カバー9,10を移動させるために駆動機構に設けられる駆動体が回転部材たる雄ネジ棒11という簡単な構成となるため、より一層、装置コストの低減、及び耐久性の向上を図ることができる。
【0034】
(3)上記実施形態では、前記各可動カバー9,10が伸展状態にあるときに主軸頭(移動部材)2に近い側の可動カバー9と個別対応する雄ネジ部12aのピッチ幅の方を主軸頭2から遠い側の可動カバー10と個別対応する雄ネジ部13aのピッチ幅よりも大きくした。即ち、各雄ネジ部12a,13aの螺旋状のピッチ幅は、それぞれ35mm,15mmのピッチ幅で構成した。従って、各可動カバー9,10が伸展状態と重合状態との間で移動する際には、移動ストローク幅が大きく設定された主軸頭2から遠い側の可動カバー10を、移動ストロークが小さく設定された主軸頭2に近い側の可動カバー9との対比において遅れず移動させることができる。
【0035】
(4)上記実施形態では、各雄ネジ部12a,13aにおける雄ネジ棒11の単位駆動時間当たりの移動案内量(ピッチ幅)は、各可動カバー9,10の移動ストローク幅350mm、150mmと比例関係にある構成とした。従って、各可動カバー9,10の移動開始から移動完了に至るまでの所要時間は同一であり、各可動カバー9,10を同期運転させることができる。なお、各可動カバー9,10の移動速度を調節したい場合には、雄ネジ棒11の回転数を調節することにより容易に達成することができる。
【0036】
(5)上記実施形態では、主軸頭2の駆動源である主軸頭用サーボモータ6とは別に、可動カバー9,10を移動させるためのカバー用サーボモータ18を設け、該両サーボモータ6,18は同期運転するようにした。従って、例えば切削屑の噛み込み等に起因して可動カバー9,10に移動抵抗が発生したとしても、当該移動抵抗が主軸頭2の移動抵抗となることはなく、工作機械1における加工精度に悪影響を及ぼさない。
【0037】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、一つのカバー用サーボモータ18により駆動体たる雄ネジ棒11を回転駆動し、その回転力をもう一つの駆動体たる雄ネジ棒11Aへタイミングベルト20等を介して伝達するようにしていた。しかし、前記カバー用サーボモータ18を2つ設け、一方のサーボモータ18で雄ネジ棒11を回転駆動し、他方のサーボモータ18で雄ネジ棒11Aをそれぞれ回転駆動するようにしてもよい。
【0038】
・また、上記実施形態では、移動部材たる主軸頭2を移動させるための駆動源(主軸頭用サーボモータ6)と駆動体たる雄ネジ棒11を駆動させるための駆動源(カバー用サーボモータ18)とを別々に設けていた。しかし、一つの駆動源(例えばサーボモータ等)により前記主軸頭2の移動用駆動源と前記雄ネジ棒11の回転駆動用駆動源とを兼用する構成としてもよい。
【0039】
・また、上記実施形態では、雄ネジ棒11における各雄ネジ部12a,13aのピッチ幅をそれぞれ35mm,15mmに設定した。しかし、前記各雄ネジ部12a,13aのピッチ幅は、個別対応する可動カバー9,10の移動ストローク幅(350mm,150mm)と比例関係にあるならば、例えば70mm,30mmに設定するなどしてよく、上記実施形態におけるピッチ幅(35mm,15mm)に限定されるものではない。
【0040】
・また、上記実施形態では、各雄ネジ部12a,13aのピッチ幅(35mm,15mm)を個別対応する可動カバー9,10の移動ストローク幅(350mm,150mm)と比例関係になるように構成した。しかし、各可動カバー9,10が伸展状態にある場合において、主軸頭2に近い側の可動カバー9と対応した雄ネジ部12aのピッチ幅の方が主軸頭2から遠い側の可動カバー10に対応した雄ネジ部13aのピッチ幅よりも大きい構成とされていればよく、必ずしも前記比例関係にある必要はない。
【0041】
・また、上記実施形態では、駆動体を一本の雄ネジ棒11により構成し、その一本の雄ネジ棒11において各雄ネジ部12a,13aのピッチ幅をそれぞれ35mm,15mmとなるように設定していた。しかし、駆動体を複数(例えば2つ)の雄ネジ棒11,11Aにより構成し、一方の雄ネジ棒11に形成された雄ネジ部(移動案内部)を一方の可動カバー9に個別対応させ、他方の雄ネジ棒11Aに形成された雄ネジ部(移動案内部)を他方の可動カバー10に個別対応させてもよい。この場合、各雄ネジ部(移動案内部)のピッチ幅(移動案内量)が同一であっても、両雄ネジ棒11,11Aの回転数を両可動カバー9,10の移動ストローク幅の違いに応じて変えることにより、各可動カバー9,10の移動態様に差を持たせることができる。
【0042】
・また、上記実施形態では、2枚の可動カバー9,10を用いた例で説明したが、テレスコピック構造をなす可動カバーの枚数は、複数枚であればよく、2枚より多くてもよい。
【0043】
・また、上記実施形態では、工作機械1におけるテレスコピックカバー装置を例にして説明した。しかし、駆動機構エリア(第1のエリア)と該駆動機構エリアと隣接するエリア(第2のエリア)とを区画する境界線に沿って移動する移動部材と共に複数の可動カバーが移動するものであれば、例えば、溶接機、洗車機等におけるテレスコピックカバー装置に具体化してもよい。
【0044】
次に、上記実施形態から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(イ)請求項1又は請求項2に記載のテレスコピックカバー装置において、前記駆動体を一つ設け、当該一つの駆動体に前記各可動カバーに個別対応するように複数の移動案内部を移動案内部毎に前記駆動体の単位駆動時間当たりの移動案内量に差を持たせた状態で設けたテレスコピックカバー装置。このような構成にすれば、複数の駆動体を設ける必要がなく、より一層、装置コストの低減を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、テレスコピック構造を形成する各可動カバーの移動を高速・高加減速化するという要請を機械的な衝撃・騒音の発生を防止しつつ安価なコストで確実に実現することができ、かつ耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械におけるテレスコピックカバー装置の概略正面図。
【図2】テレスコピックカバー装置の要部平面図。
【符号の説明】
2 移動部材としての主軸頭
6 駆動源としての主軸頭用サーボモータ
9,10 可動カバー
11,11A 回転部材としての雄ネジ棒
12a,13a 移動案内部としての雄ネジ部
14,15 連係手段を構成する雌ネジ体
16,17 連係手段を構成する連結部材
18 駆動源としてのカバー用サーボモータ
L 境界線
E1 第1のエリアとしての切削エリア
E2 第2のエリアとしての機械構成エリア[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a telescopic cover device provided at a boundary where spatial separation and cutoff is required, such as a boundary between a cutting area and a machine component area of a machine tool, so as to be extendable and contractable along the boundary. .
[0002]
[Prior art]
Generally, in a machine tool, a spindle head, which is a moving member, is equipped with a tool and is moved by a drive mechanism in a direction (X-axis direction, Y-axis direction) intersecting the axial direction (Z-axis direction) of the spindle head. At the position, the workpiece moves forward and backward in the axial direction (Z-axis direction) to perform cutting or the like on the work surface. The drive mechanism is normally operatively connected to the rear surface side of the spindle head, and its mechanical configuration includes a power transmission mechanism such as a guide member for guiding the movement direction of the spindle head when the spindle head moves and a meshing gear. In. And, since these drive mechanisms are for accurately positioning the spindle head at the time of work processing, cutting chips generated by cutting the work surface or the like do not enter the mechanical components of the drive mechanism. You need to do that.
[0003]
Therefore, in order to respond to such a demand, conventionally, a plurality of movable covers (hereinafter, referred to as a “movement cover”, hereinafter) are provided at a boundary between a cutting area in which the spindle head moves and a mechanical configuration area of the drive mechanism so as to separate and block both areas. A telescopic cover device is provided in which a telescopic cover device is combined to form a telescopic structure. As such a telescopic cover device, a type in which adjacent covers are sequentially hung or abutted and moved together when the entire cover expands and contracts is conventionally known. However, there is a problem in that mechanical shock and noise are generated by hooking or abutting during the expansion and contraction.
[0004]
Then, in order to solve such a problem, recently, a telescopic cover device as described in Patent Document 1, for example, has been proposed. In other words, in the device described in this publication, a toothed drive belt or the like that travels and moves in a circulating manner is used as a drive source, and each movable cover is moved by a driving force so that a separately set movable stroke range is set to another movable cover adjacent thereto. Move at different speeds. As a configuration for that purpose, in the device described in the above publication, a reduction gear having a dual-shaft structure having an input pinion and an output pinion is provided for each movable cover, and the reduction ratio of the reduction gear between adjacent movable covers is set to be equal. The difference made the moving speed different. The above-mentioned publication also discloses a telescopic cover device in which a linear motor is individually installed as a drive source for each movable cover, and the movable cover is self-propelled at a predetermined speed difference to extend / overlap each movable cover. ing.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-192332 (Claims 1,
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the speed reducer and the linear motor are devices having complicated configurations, there is a problem that the cost of the telescopic cover device is increased accordingly. Further, the speed reducer and the linear motor are devices having a large number of precision parts, and since they are moved at high speed and high acceleration / deceleration, there is a problem that the durability of the device is poor.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and has as its object to meet the demand for high-speed, high-acceleration and deceleration of the movement of each movable cover forming a telescopic structure by reducing the generation of mechanical shock and noise. An object of the present invention is to provide a telescopic cover device which can be reliably realized at a low cost while preventing the problem, and has improved durability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a moving member is provided along a boundary between a first area and a second area adjacent to the first area. A plurality of telescopic structures, each of which moves along the boundary line based on the driving force of the driving mechanism housed in the other area of the two areas when moving while partially facing one of the areas. In a telescopic cover device having a movable cover, the driving mechanism is provided with a driving body that is driven in a predetermined direction, and the driving body is provided with a plurality of moving guides so as to individually correspond to the movable covers, The gist of the present invention is that a linking means is provided between each of the moving guides and each of the movable covers for connecting and engaging the individually corresponding moving guide and the movable cover.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the driving body is a rotating member that is driven to rotate about an axis along the boundary direction, and a peripheral surface of the rotating member has The gist is that each of the moving guides is formed in a spiral shape with a predetermined pitch width.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the helical pitch width of each of the moving guide portions is set to the moving member when each of the movable covers is in an extended state of a telescopic structure. The gist is that the pitch width of the moving guide portion corresponding to the near movable cover is larger than the pitch width of the moving guide portion corresponding to the movable cover far from the moving member.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, the moving guide amount per unit driving time of the driving body in each of the moving guide sections is equal to The gist is that the movement guide portion is proportional to the movement stroke width of each corresponding movable cover.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fourth aspects, the driving mechanism drives a driving source for moving a moving member and the driving body. And that the two driving sources are operated synchronously.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is embodied in a telescopic cover device of a machine tool that performs cutting of a workpiece or the like will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, a machine tool 1 according to the present embodiment supports a spindle head 2 as a moving member so as to be vertically movable and moves in a horizontal direction (a left-right direction in FIG. 1, the same applies hereinafter). A
[0015]
A pair of overhanging
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 2, a pair of
[0017]
That is, the
[0018]
Next, a drive mechanism of the
[0019]
Incidentally, in this embodiment, the pitch width of the
[0020]
[0021]
A
[0022]
The
[0023]
In FIG. 1, the drive mechanisms (
[0024]
Next, an operation of the telescopic cover device in the machine tool 1 according to the embodiment configured as described above will be described.
FIG. 2 shows that the
[0025]
First, a rotation drive signal is output from the numerical control (NC)
[0026]
Then, the
[0027]
Next, when the male screw rod 5 is driven to rotate, the female screw body 4 screwed into the spiral
[0028]
On the other hand, when the two
[0029]
Therefore, in this case, the moving amount by the
[0030]
As described above, when the
[0031]
Contrary to the above description, when the spindle head 2 translates from right to left in FIG. 2, the
[0032]
Therefore, according to the telescopic cover device of the machine tool 1 of the above embodiment, the following features can be obtained.
(1) In the above-described embodiment, the driving body for moving each
[0033]
(2) In the above embodiment, the driving body is constituted by the
[0034]
(3) In the above embodiment, when the
[0035]
(4) In the above embodiment, the movement guide amount (pitch width) per unit drive time of the
[0036]
(5) In the above embodiment, a
[0037]
The above embodiment may be modified as follows.
In the above-described embodiment, the
[0038]
In the above embodiment, the driving source (the
[0039]
-In the above-mentioned embodiment, the pitch width of each
[0040]
In the above embodiment, the pitch width (35 mm, 15 mm) of each of the
[0041]
In the above embodiment, the driving body is constituted by one
[0042]
In the above embodiment, the example in which the two
[0043]
In the embodiment, the telescopic cover device in the machine tool 1 has been described as an example. However, a plurality of movable covers may move together with a moving member that moves along a boundary that divides the driving mechanism area (first area) and an area (second area) adjacent to the driving mechanism area. For example, the present invention may be embodied as a telescopic cover device in a welding machine, a car washer, or the like.
[0044]
Next, technical ideas other than the inventions described in the claims that can be grasped from the embodiment will be described below together with their effects.
(A) In the telescopic cover device according to claim 1 or 2, one of the driving bodies is provided, and a plurality of moving guides are moved and guided by the one driving body so as to individually correspond to the movable covers. A telescopic cover device provided with a difference in the amount of movement guidance per unit driving time of the driving body for each unit. With such a configuration, it is not necessary to provide a plurality of driving bodies, and the cost of the apparatus can be further reduced.
[0045]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, the demand for high-speed, high-acceleration and deceleration of the movement of each movable cover forming the telescopic structure is reduced, while preventing the occurrence of mechanical shock and noise, at a low cost. And the durability can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a telescopic cover device in a machine tool.
FIG. 2 is a plan view of a main part of the telescopic cover device.
[Explanation of symbols]
2
Claims (5)
前記駆動機構には所定方向に駆動される駆動体を設けると共に、当該駆動体には前記各可動カバーと個別対応するように複数の移動案内部を設け、各移動案内部と各可動カバーとの間には個別対応する移動案内部と可動カバーとを連結係合する連係手段を設けたテレスコピックカバー装置。When the moving member moves while partially facing one of the two areas along a boundary line that defines the first area and the second area adjacent to the first area, In a telescopic cover device including a plurality of movable covers that form a telescopic structure that moves along the boundary line based on the driving force of the driving mechanism housed in the other area of both areas,
The driving mechanism is provided with a driving body driven in a predetermined direction, and the driving body is provided with a plurality of moving guides so as to individually correspond to the respective movable covers. A telescopic cover device provided with linking means for connecting and engaging the individually corresponding moving guides and the movable cover.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002297391A JP4078175B2 (en) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | Telescopic cover device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002297391A JP4078175B2 (en) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | Telescopic cover device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004130437A true JP2004130437A (en) | 2004-04-30 |
JP4078175B2 JP4078175B2 (en) | 2008-04-23 |
Family
ID=32287103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002297391A Expired - Lifetime JP4078175B2 (en) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | Telescopic cover device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4078175B2 (en) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075916A (en) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Okuma Corp | Protective cover opening/closing device for machine tool |
JP2007152512A (en) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Fanuc Ltd | Machine tool |
JP2014052005A (en) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Tsubakimoto Chain Co | Engagement chain type forwarding or backing operation device |
CN106573354A (en) * | 2014-08-08 | 2017-04-19 | 星精密株式会社 | Machine tool |
WO2017134851A1 (en) * | 2016-02-01 | 2017-08-10 | スター精密株式会社 | Machine tool |
JP2021088040A (en) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | ファナック株式会社 | Telescopic cover of machine tool |
-
2002
- 2002-10-10 JP JP2002297391A patent/JP4078175B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075916A (en) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Okuma Corp | Protective cover opening/closing device for machine tool |
JP4629392B2 (en) * | 2004-09-07 | 2011-02-09 | オークマ株式会社 | Protective cover opening / closing device for machine tools |
JP2007152512A (en) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Fanuc Ltd | Machine tool |
JP2014052005A (en) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Tsubakimoto Chain Co | Engagement chain type forwarding or backing operation device |
CN106573354A (en) * | 2014-08-08 | 2017-04-19 | 星精密株式会社 | Machine tool |
CN106573354B (en) * | 2014-08-08 | 2019-06-28 | 星精密株式会社 | Lathe |
WO2017134851A1 (en) * | 2016-02-01 | 2017-08-10 | スター精密株式会社 | Machine tool |
US10421168B2 (en) | 2016-02-01 | 2019-09-24 | Star Micronics Co., Ltd. | Machine tool |
TWI707741B (en) * | 2016-02-01 | 2020-10-21 | 日商星精密股份有限公司 | Machine tool |
JP2021088040A (en) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | ファナック株式会社 | Telescopic cover of machine tool |
JP7414498B2 (en) | 2019-12-05 | 2024-01-16 | ファナック株式会社 | Machine tool telescopic cover |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4078175B2 (en) | 2008-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8899889B2 (en) | Table unit for machine tool | |
US20020197124A1 (en) | NC machine tool | |
JPH0531683A (en) | Moving mechanism | |
JP2004130437A (en) | Telescopic cover device | |
KR100493596B1 (en) | Machine tool | |
JP3729519B2 (en) | Driving device for turning table in processing machine | |
JPH1199424A (en) | Main spindle head supporting structure of machine tool | |
JP2747523B2 (en) | Portable pipe beveling machine | |
JP6017306B2 (en) | Boring head | |
US6227776B1 (en) | Machine tool | |
JPH09272031A (en) | Table driving gear | |
JPH0726673B2 (en) | Movement mechanism | |
JP6754431B2 (en) | Rail running structure and machine tools equipped with the rail running structure | |
JP2015182170A (en) | Machine tool | |
JP2003260584A (en) | Plate machine | |
CN203091981U (en) | Automatic dotting clamp | |
JPH02134443A (en) | Two-dimensional kinetic mechanism | |
GB2141515A (en) | Automatic welding device | |
JP2002021964A (en) | Rectilinearly moving device | |
KR101201725B1 (en) | manipulator | |
JPH07108470B2 (en) | Laser processing robot | |
JP2003305620A (en) | Work carrying device | |
CN102941425A (en) | Automatic dotting fixture and method thereby for dotting | |
JPH05111813A (en) | Multiple spindle tool head positioning mechanism | |
JP3577804B2 (en) | Work cutting device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4078175 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140208 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |