JP2004130189A - 回転式ガス吸着濃縮装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】殆どのVOCを脱着できる程度の高温の脱着空気を用いることが可能な回転式ガス吸着濃縮装置を提供しようとするものである。
【解決手段】シール材1を無機質の耐熱性の高い材料で作り、このシール材1のハニカム状ロータ3との接触面に溝4を形成した。溝4内部の空間によって空気の溜まり場所が形成され、熱伝導率が小さくなって、脱着ゾーン14の熱が吸着ゾーンへと伝わることが少なくなる。これによって脱着空気の温度を高くしても吸着ゾーンの温度が上がらず、吸着性能が維持されるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】シール材1を無機質の耐熱性の高い材料で作り、このシール材1のハニカム状ロータ3との接触面に溝4を形成した。溝4内部の空間によって空気の溜まり場所が形成され、熱伝導率が小さくなって、脱着ゾーン14の熱が吸着ゾーンへと伝わることが少なくなる。これによって脱着空気の温度を高くしても吸着ゾーンの温度が上がらず、吸着性能が維持されるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転式ガス吸着濃縮装置に関するもので、特に高沸点の有機ガス(以下VOCと書く)を含むガスを吸着濃縮処理するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転式ガス吸着濃縮装置は空気中のVOCの濃縮に用いられている。つまり塗装工場や印刷工場からは塗料やインクの溶剤であるVOCが多量に放出されており、これらのVOCを燃焼して無害化するために、VOCが自己燃焼する濃度まで濃縮する必要がある。
【0003】
このために、吸着剤を担持したハニカム(蜂の巣)状ロータを用いた回転式ガス吸着濃縮装置が急速に普及しつつある。回転式ガス吸着濃縮装置は上記のように吸着剤を担持したハニカム状ロータを用い、このハニカム状ロータを少なくとも吸着ゾーンと脱着ゾーンとに分割し、吸着ゾーンにVOCを含む被処理空気を流し、脱着ゾーンにはハニカム状ロータに吸着されたVOCを脱着するために高温の脱着空気を流すようにしている。
【0004】
そして上記吸着ゾーンと脱着ゾーンとを区分するシール手段として登録実用新案第2536860号公報に開示されたものが開発された。一方、半導体工場などは多くの種類のVOCを使用しており、VOCの中には沸点が200℃を超えるようなものもある。またハニカム状ロータに吸着された時点で重合するVOCもあり、このようなものは重合によって沸点が上昇する。
【0005】
このため脱着ゾーンに160〜180℃程度の脱着空気を送ってハニカム状ロータを脱着していたのでは、上記の高沸点のVOCが次第にハニカム状ロータに蓄積して来る。
【0006】
これに対してさらに高温の脱着空気を送ることができるように、特開2001−278551号公報に記載の技術が開発された。この技術によるとグラファイトなどの不燃材料によって各ゾーン間の気密を確保するシール材を構成しているため、300℃以上の高温の脱着空気を送ることができ、高沸点のVOCも脱着することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の技術のものは、グラファイトなどよりなる棒状のシール材によって各ゾーン間の気密を確保するようにしている。このため脱着空気によってシール材の温度が次第に上昇し、脱着空気の熱が吸着ゾーンへも伝わるという問題がある。
【0008】
本発明は、300℃以上の高温の脱着空気を用いるものであって脱着空気の熱が吸着ゾーンへ伝わり難い回転式ガス吸着濃縮装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本件発明は以上のような課題を解決するため、シール材のハニカム状ロータとの接触面に溝を形成し、溝内部の空間によって空気の溜まり場所を作ったため、熱伝導率が小さくなり、脱着ゾーンの熱が吸着ゾーンへと伝わることが少ない。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、回転駆動され吸着剤を担持したハニカム状ロータを有し、前記ハニカム状ロータを少なくとも脱着ゾーンと吸着ゾーンとに分割するシール材を有し、前記シール材は不燃性の材料よりなるとともに前記ハニカム状ロータとの接触面に溝を設けたものであり、この溝の内部の空間によって断熱性が高くなり、脱着空気の熱が吸着ゾーンへも伝わることを防止するという作用を有する。
【0011】
【実施例】
以下本発明の回転式ガス吸着濃縮装置の実施例について図に沿って詳細に説明する。
【0012】
図1は以下本発明の回転式ガス吸着濃縮装置のシール材及びその取り付け部分の断面図である。ここで1はシール材であり、集成マイカすなわちマイカ(雲母)の細片をシリコン樹脂などのバインダーで積層集成したものを用いている。
【0013】
またシール材1の底面2すなわちハニカム状ロータ3の端面と摺接する面に溝4が形成されている。そしてシール材1の底面2と側面との角に面取り5,6が形成されている。この面取り5,6はハニカム状ロータ3の移動方向(矢印方向)に対して上流側に形成されている。
【0014】
7はスプリングであり、これによってシール材1をハニカム状ロータ3の上面に押し付けている。この押し付け圧はナット8によって調節可能である。ナット8はボルト9に螺合している。ボルト9はその頭が溝4内に位置し、シール材1を貫通している。
【0015】
またボルト9は一対のナット10,11によってL金具12に固定され、L金具12はボルト12によってケーシング13に取り付けられている。つまりシール材1はケーシング13に取り付けられ、ハニカム状ロータ3に対して弾圧されており、スプリング7に抗する力を受けると上に上がる。
【0016】
シール材1は図2に示すように細長いものであり、図3に示すようにハニカム状ロータ3の脱着ゾーン14を囲むように一対、V字状に配置され、さらにハニカム状ロータ3の外周に沿って円弧状のシール材15が配置される。つまり一対のシール材1及び円弧状のシール材15によって扇状の脱着ゾーン14が形成される。
【0017】
このような構成の本発明の回転式ガス吸着濃縮装置は、ハニカム状ロータ3を回転させながら、ハニカム状ロータ3の処理ゾーンに被処理空気を送る。ここで被処理空気に含まれるVOCがハニカム状ロータ3の吸着剤に吸着される。そして脱着ゾーンに180℃程度の脱着空気を送って、吸着剤に吸着されたVOCを脱着する。
【0018】
この脱着空気の量を被処理空気の量の1/10にすると、脱着空気にはVOC濃度が被処理空気の濃度の10倍に濃縮される。脱着空気は脱着ゾーン14を通過するが、シール材1がハニカム状ロータ3の端面と接しているため、脱着ゾーン14から漏れることはない。特に、シール材1の底面には溝4が形されており、ラビリンス効果によって漏れがさらに防止される。
【0019】
さらにシール材1には溝4による空気溜まりが形成され、熱伝導率が小さくなるので脱着ゾーン14の熱が他に伝わり難いものである。これによって脱着ゾーン14の熱が被処理空気に伝わることが少なく、よって吸着性能が低下することがない。
【0020】
またハニカム状ロータ3の端面がうねっていたり、回転軸が傾いていた場合に図1に示すようにシール材1が上下に移動する。つまりシール材1はボルト9に対して上下に摺動自在であるので、スプリング7の弾性力に抗して上がったり、スプリング7の弾性力によって下がったりする。このスプリング7の押圧力はボルト9に螺合するナット8によって調節することができる。
【0021】
そしてシール材1の下面にはハニカム状ロータ3の移動方向に対して上流側に面取り5,6が形成されており、これによってシール材1を構成する集成マイカが剥離することを防止することができる。
【0022】
被処理空気に含まれるVOCに高沸点のものが含まれている場合180℃の脱着空気では十分に脱着されず、次第にハニカム状ロータ3にVOCが堆積してくる。
【0023】
ハニカム状ロータ3にVOCがある程度堆積した場合に、脱着ゾーン14に300℃程度の脱着空気を送って堆積した高沸点のVOCを脱着し、ハニカム状ロータ3を賦活する。300℃では殆どのVOCは気化するため、ハニカム状ロータ3はほぼ完全に賦活される。
【0024】
この時、上記のようにシール材1は断熱性が高いので、脱着ゾーン14に300℃もの高い温度の脱着空気を送っても問題がない。さらにシール材1は集成マイカでありバインダーとしてシリコンを用いても耐熱性が550℃程度もあり、何の問題もない。
【0025】
【発明の効果】
本発明の回転式ガス吸着濃縮装置は上記の如く、ハニカム状ロータを少なくとも脱着ゾーンと吸着ゾーンとに分割するシール材を有し、シール材は不燃性の材料よりなるとともにハニカム状ロータとの接触面に溝を設けたので、シール材は断熱性が高く、高温の脱着空気を流してもその熱が他の部分に伝わることが少なく、吸着性能を高く維持することができるものである。
【0026】
さらに本発明の回転式ガス吸着濃縮装置はハニカム状ロータとの接触面の溝によってラビリンス効果を生じ、シール材によるシール効果が高いものである。
【0027】
また、本発明のものはシール材に集成マイカを使っているため、耐熱性が高くさらに集成マイカの線膨張率は鉄などと近いため、高温から低温まで温度が変化しても歪が生じる率が小さく、寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式ガス吸着濃縮装置の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に用いられるシール材の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の回転式ガス吸着濃縮装置の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に用いられる円弧状シール材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シール材
2 底面
3 ハニカム状ロータ
4 溝
5,6 面取り
7 スプリング
8,10,11 ナット
9 ボルト
12 L金具
13 ケーシング
14 脱着ゾーン
15 シール材
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転式ガス吸着濃縮装置に関するもので、特に高沸点の有機ガス(以下VOCと書く)を含むガスを吸着濃縮処理するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転式ガス吸着濃縮装置は空気中のVOCの濃縮に用いられている。つまり塗装工場や印刷工場からは塗料やインクの溶剤であるVOCが多量に放出されており、これらのVOCを燃焼して無害化するために、VOCが自己燃焼する濃度まで濃縮する必要がある。
【0003】
このために、吸着剤を担持したハニカム(蜂の巣)状ロータを用いた回転式ガス吸着濃縮装置が急速に普及しつつある。回転式ガス吸着濃縮装置は上記のように吸着剤を担持したハニカム状ロータを用い、このハニカム状ロータを少なくとも吸着ゾーンと脱着ゾーンとに分割し、吸着ゾーンにVOCを含む被処理空気を流し、脱着ゾーンにはハニカム状ロータに吸着されたVOCを脱着するために高温の脱着空気を流すようにしている。
【0004】
そして上記吸着ゾーンと脱着ゾーンとを区分するシール手段として登録実用新案第2536860号公報に開示されたものが開発された。一方、半導体工場などは多くの種類のVOCを使用しており、VOCの中には沸点が200℃を超えるようなものもある。またハニカム状ロータに吸着された時点で重合するVOCもあり、このようなものは重合によって沸点が上昇する。
【0005】
このため脱着ゾーンに160〜180℃程度の脱着空気を送ってハニカム状ロータを脱着していたのでは、上記の高沸点のVOCが次第にハニカム状ロータに蓄積して来る。
【0006】
これに対してさらに高温の脱着空気を送ることができるように、特開2001−278551号公報に記載の技術が開発された。この技術によるとグラファイトなどの不燃材料によって各ゾーン間の気密を確保するシール材を構成しているため、300℃以上の高温の脱着空気を送ることができ、高沸点のVOCも脱着することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の技術のものは、グラファイトなどよりなる棒状のシール材によって各ゾーン間の気密を確保するようにしている。このため脱着空気によってシール材の温度が次第に上昇し、脱着空気の熱が吸着ゾーンへも伝わるという問題がある。
【0008】
本発明は、300℃以上の高温の脱着空気を用いるものであって脱着空気の熱が吸着ゾーンへ伝わり難い回転式ガス吸着濃縮装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本件発明は以上のような課題を解決するため、シール材のハニカム状ロータとの接触面に溝を形成し、溝内部の空間によって空気の溜まり場所を作ったため、熱伝導率が小さくなり、脱着ゾーンの熱が吸着ゾーンへと伝わることが少ない。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、回転駆動され吸着剤を担持したハニカム状ロータを有し、前記ハニカム状ロータを少なくとも脱着ゾーンと吸着ゾーンとに分割するシール材を有し、前記シール材は不燃性の材料よりなるとともに前記ハニカム状ロータとの接触面に溝を設けたものであり、この溝の内部の空間によって断熱性が高くなり、脱着空気の熱が吸着ゾーンへも伝わることを防止するという作用を有する。
【0011】
【実施例】
以下本発明の回転式ガス吸着濃縮装置の実施例について図に沿って詳細に説明する。
【0012】
図1は以下本発明の回転式ガス吸着濃縮装置のシール材及びその取り付け部分の断面図である。ここで1はシール材であり、集成マイカすなわちマイカ(雲母)の細片をシリコン樹脂などのバインダーで積層集成したものを用いている。
【0013】
またシール材1の底面2すなわちハニカム状ロータ3の端面と摺接する面に溝4が形成されている。そしてシール材1の底面2と側面との角に面取り5,6が形成されている。この面取り5,6はハニカム状ロータ3の移動方向(矢印方向)に対して上流側に形成されている。
【0014】
7はスプリングであり、これによってシール材1をハニカム状ロータ3の上面に押し付けている。この押し付け圧はナット8によって調節可能である。ナット8はボルト9に螺合している。ボルト9はその頭が溝4内に位置し、シール材1を貫通している。
【0015】
またボルト9は一対のナット10,11によってL金具12に固定され、L金具12はボルト12によってケーシング13に取り付けられている。つまりシール材1はケーシング13に取り付けられ、ハニカム状ロータ3に対して弾圧されており、スプリング7に抗する力を受けると上に上がる。
【0016】
シール材1は図2に示すように細長いものであり、図3に示すようにハニカム状ロータ3の脱着ゾーン14を囲むように一対、V字状に配置され、さらにハニカム状ロータ3の外周に沿って円弧状のシール材15が配置される。つまり一対のシール材1及び円弧状のシール材15によって扇状の脱着ゾーン14が形成される。
【0017】
このような構成の本発明の回転式ガス吸着濃縮装置は、ハニカム状ロータ3を回転させながら、ハニカム状ロータ3の処理ゾーンに被処理空気を送る。ここで被処理空気に含まれるVOCがハニカム状ロータ3の吸着剤に吸着される。そして脱着ゾーンに180℃程度の脱着空気を送って、吸着剤に吸着されたVOCを脱着する。
【0018】
この脱着空気の量を被処理空気の量の1/10にすると、脱着空気にはVOC濃度が被処理空気の濃度の10倍に濃縮される。脱着空気は脱着ゾーン14を通過するが、シール材1がハニカム状ロータ3の端面と接しているため、脱着ゾーン14から漏れることはない。特に、シール材1の底面には溝4が形されており、ラビリンス効果によって漏れがさらに防止される。
【0019】
さらにシール材1には溝4による空気溜まりが形成され、熱伝導率が小さくなるので脱着ゾーン14の熱が他に伝わり難いものである。これによって脱着ゾーン14の熱が被処理空気に伝わることが少なく、よって吸着性能が低下することがない。
【0020】
またハニカム状ロータ3の端面がうねっていたり、回転軸が傾いていた場合に図1に示すようにシール材1が上下に移動する。つまりシール材1はボルト9に対して上下に摺動自在であるので、スプリング7の弾性力に抗して上がったり、スプリング7の弾性力によって下がったりする。このスプリング7の押圧力はボルト9に螺合するナット8によって調節することができる。
【0021】
そしてシール材1の下面にはハニカム状ロータ3の移動方向に対して上流側に面取り5,6が形成されており、これによってシール材1を構成する集成マイカが剥離することを防止することができる。
【0022】
被処理空気に含まれるVOCに高沸点のものが含まれている場合180℃の脱着空気では十分に脱着されず、次第にハニカム状ロータ3にVOCが堆積してくる。
【0023】
ハニカム状ロータ3にVOCがある程度堆積した場合に、脱着ゾーン14に300℃程度の脱着空気を送って堆積した高沸点のVOCを脱着し、ハニカム状ロータ3を賦活する。300℃では殆どのVOCは気化するため、ハニカム状ロータ3はほぼ完全に賦活される。
【0024】
この時、上記のようにシール材1は断熱性が高いので、脱着ゾーン14に300℃もの高い温度の脱着空気を送っても問題がない。さらにシール材1は集成マイカでありバインダーとしてシリコンを用いても耐熱性が550℃程度もあり、何の問題もない。
【0025】
【発明の効果】
本発明の回転式ガス吸着濃縮装置は上記の如く、ハニカム状ロータを少なくとも脱着ゾーンと吸着ゾーンとに分割するシール材を有し、シール材は不燃性の材料よりなるとともにハニカム状ロータとの接触面に溝を設けたので、シール材は断熱性が高く、高温の脱着空気を流してもその熱が他の部分に伝わることが少なく、吸着性能を高く維持することができるものである。
【0026】
さらに本発明の回転式ガス吸着濃縮装置はハニカム状ロータとの接触面の溝によってラビリンス効果を生じ、シール材によるシール効果が高いものである。
【0027】
また、本発明のものはシール材に集成マイカを使っているため、耐熱性が高くさらに集成マイカの線膨張率は鉄などと近いため、高温から低温まで温度が変化しても歪が生じる率が小さく、寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式ガス吸着濃縮装置の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に用いられるシール材の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の回転式ガス吸着濃縮装置の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に用いられる円弧状シール材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シール材
2 底面
3 ハニカム状ロータ
4 溝
5,6 面取り
7 スプリング
8,10,11 ナット
9 ボルト
12 L金具
13 ケーシング
14 脱着ゾーン
15 シール材
Claims (4)
- 回転駆動され吸着剤を担持したハニカム状ロータを有し、前記ハニカム状ロータを少なくとも脱着ゾーンと吸着ゾーンとに分割するシール材を有し、前記シール材は不燃性の材料よりなるとともに前記ハニカム状ロータとの接触面に溝を設けた回転式ガス吸着濃縮装置。
- シール材は集成マイカよりなる請求項1記載の回転式ガス吸着濃縮装置。
- シール材のハニカム状ロータとの接触面の角を面取りした請求項2記載の回転式ガス吸着濃縮装置。
- シール材をスプリングによってハニカム状ロータに弾圧するようにした請求項1記載の回転式ガス吸着濃縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002296267A JP2004130189A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | 回転式ガス吸着濃縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002296267A JP2004130189A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | 回転式ガス吸着濃縮装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004130189A true JP2004130189A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32286300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002296267A Pending JP2004130189A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | 回転式ガス吸着濃縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004130189A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006068582A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Seibu Giken Co Ltd | 回転式ガス吸着濃縮装置 |
US7753995B2 (en) | 2007-12-11 | 2010-07-13 | Seibu Giken Co., Ltd. | Gas concentrator |
JP2012179582A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Seibu Giken Co Ltd | ガス吸着濃縮装置 |
-
2002
- 2002-10-09 JP JP2002296267A patent/JP2004130189A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006068582A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Seibu Giken Co Ltd | 回転式ガス吸着濃縮装置 |
US7722703B2 (en) | 2004-08-31 | 2010-05-25 | Seibu Giken Co., Ltd. | Gas adsorption concentration device, seal therefor and method of concentrating high boiling point VOCS using device |
US7753995B2 (en) | 2007-12-11 | 2010-07-13 | Seibu Giken Co., Ltd. | Gas concentrator |
JP2012179582A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Seibu Giken Co Ltd | ガス吸着濃縮装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |