JP2004125915A - 半透過半反射型液晶表示パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】明るい表示を行うことのできる半透過半反射型液晶表示パネルを提供する。
【解決手段】一対の透明基板12間に180°〜260°ツイストされた液晶層13が挟持され、一方の透明基板12Rの内面に、反射膜からなる光反射部14Aと、前記反射膜のない光透過部14Bとが設けられた半透過半反射型液晶表示パネルにおいて、前記光反射部14Aにおける液晶層の平均リタデーションRrと、前記光透過部14Bにおける液晶層の平均リタデーションRtとの関係を1.01≦Rt/Rr≦1.10とする。
【選択図】 図1
【解決手段】一対の透明基板12間に180°〜260°ツイストされた液晶層13が挟持され、一方の透明基板12Rの内面に、反射膜からなる光反射部14Aと、前記反射膜のない光透過部14Bとが設けられた半透過半反射型液晶表示パネルにおいて、前記光反射部14Aにおける液晶層の平均リタデーションRrと、前記光透過部14Bにおける液晶層の平均リタデーションRtとの関係を1.01≦Rt/Rr≦1.10とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透過表示および反射表示の2種類の表示が可能な半透過半反射型液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、文字や図形などの各種の画像を表示する表示装置の一種として液晶表示装置が知られており、このような液晶表示装置の表示部として、一対の基板の間に液晶が封入された液晶表示パネルが用いられている。そして、液晶表示パネルの一種として、透過表示および反射表示の2種類の表示が可能な半透過半反射型液晶表示パネルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような従来の半透過半反射型液晶表示パネルとして、カラー表示を行うことのできる半透過半反射型カラー液晶表示パネルを例示して説明する。
【0003】
図4は、従来の半透過半反射型液晶表示パネルとしての半透過半反射型カラー液晶表示パネルの一例の要部を示すものであり、この半透過半反射型カラー液晶表示パネル1は、ほぼ平行に配置されて相対向するように配設されている一対の基板2を有している。この一対の基板2のうちの図4に示す一方の基板2は、視認方向の下流側に位置するリア基板2Rとされており、図4の上方に配置される他方の基板は、視認方向の上流側(観察側)に位置する対向基板であるフロント基板2Fとされている。そして、一対の基板2の対向面間の周囲には、前記両基板2を貼り合わせて一体化するための図示しないシール材がほぼ四角枠状に配設されている。このシール材により囲まれた部位には、液晶が封入されており、これにより一対の基板2の対向面間に液晶層3が形成されている。また、この液晶層3はツイスト角を240°ツイストとされている。そして、一対の基板2のシール材により囲まれた内側で情報の表示に用いる画素が形成されている領域が表示領域とされている。
【0004】
前記一対の基板2は、透明なガラスあるいはポリカーボネートなどの透明な樹脂によりほぼ矩形の平板状に形成されている。また、視認方向の下流側に位置するリア基板2Rの液晶層3と対向する内側表面には、平滑化層7を介して透明電極8が形成されている。表示領域において、フロント基板2Fに形成された透明電極8とリア基板2Rに形成された透明電極8とが対向している部分が画素であり、本明細書内では着色層の1ドット、例えば赤、緑、青等の1ドットが画素となる。また、反射膜が形成されるリア基板2Rにおいて、画素を形成する領域を画素領域4といい、画素領域4間を非画素領域という。
【0005】
この画素領域4には、金属反射膜4aからなる反射部4Aと、この金属反射膜4aを厚さ方向に貫通する光透過用開口4bからなる透過部4Bとがそれぞれ形成されている。すなわち、金属反射膜4aからなる反射部4Aと、金属反射膜4aを厚さ方向に貫通する光透過用開口4bからなる透過部4Bとがリア基板2Rの一面の画素領域4毎に形成されている。そして、画素領域4に形成された金属反射膜4aおよび光透過用開口4bは、リア基板2Rの表面にアルミニウムなどの光の反射機能を発揮する金属膜を成膜し、その後金属膜をフォトリソ法などによって所定のパターンにパターニングすることにより形成されている。さらに、各画素領域4には、図4に示すように、カラー表示のためのカラーフィルタを構成する複数色、例えば赤、緑および青(R、G、B)の3色の画素となる着色感光性樹脂材料などにより形成された3色の着色層6R,6G,6Bのいずれかが積層形成されている。これらの着色層6(符号6は、赤、緑および青の3色の着色層6R,6G,6Bを総称する)は、各色がストライプ状、モザイク状、トライアングル状などの所定パターンに規則正しく配置されている。
【0006】
また、非画素領域5には、表示に関与しない部分を遮光するための黒色の着色感光性樹脂材料などの光吸収機能を発揮する遮光膜5a(図4)が形成されている。この遮光膜5aは、ブラックマスクあるいはブラックマトリクスと称されている。すなわち、遮光膜5aの開口部分の内側が画素領域4となっている。その他の構成は、従来公知の液晶表示パネルと同様とされており、その詳しい説明は省略する。
【0007】
上記のような構成からなる従来の半透過半反射型カラー液晶表示パネル1によれば、反射表示を行う場合には、外部から入射される外光を各画素の光反射部4Aを構成する金属反射膜4aにより反射させて、この反射光をカラーフィルタを構成する着色層6を通して出射させるようになっている。また、透過表示を行う場合には、リア基板2Rの視認方向の下流側に位置する背面側に設けられているバックライトユニットからの照射光を画素の光透過部4Bを構成する光透過用開口4bにより透過させて、この透過光をカラーフィルタを構成する着色層6を通して出射させるようになっている。
【0008】
すなわち、従来の半透過半反射型カラー液晶表示パネルによれば、1画素の内部に、反射部4Aと透過部4Bの2種類を備えているので、透過表示および反射表示の2種類の表示を実施することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−281648号公報(第2段落〜第6段落、図4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の液晶表示装置は、透過表示の輝度向上、コントラスト向上、色再現性の向上という、いわゆる透過重視の要求が強くなってきている。このような要求に対して、例えば、液晶層のリタデーションを大きくすると透過表示時の輝度が向上することが知られていた。しかし、一方で反射表示時の遮光度の低下、コントラストの低下、白色表示時の着色等の問題が生じることも知られていた。従来の半透過半反射型液晶表示パネルは、リタデーション光透過部の最適リタデーションと光反射部の最適リタデーションが異なっているにもかかわらず、光透過部のリタデーションと光反射部のリタデーションを個別に制御することができず、表示の見栄えを良くすることができなかった。
【0011】
したがって、本発明者らは、液晶層の厚み管理が厳しいSTN型液晶表示素子は液晶層の厚みを均一にしなければならないという固定観念を払拭し、光透過部と光反射部とのリタデーションをそれぞれ管理して、コントラストの高い、明るい表示を行うことのできる半透過半反射型液晶表示パネルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明の半透過半反射型液晶表示パネルの特徴は、一対の透明基板間に180°〜260°ツイストされた液晶層が挟持され、一方の透明基板の内面に、反射膜からなる光反射部と、前記反射膜のない光透過部とが設けられた半透過半反射型液晶表示パネルにおいて、前記光反射部における液晶層の平均リタデーションRrと、前記光透過部における液晶層の平均リタデーションRtとの関係を1.01≦Rt/Rr≦1.10とすることである。
【0013】
そして、このような構成を採用したことにより、光透過部のリタデーションと光反射部のリタデーションをそれぞれ制御することができ、透過表示の輝度を向上させることができるとともに、反射表示のコントラスト向上および白表示の着色を抑制することができる。
【0014】
前記光反射部と前記光透過部とが各画素毎に形成されており、前記光反射部にリタデーション調整手段が形成されていることが好ましい。また、前記リタデーション調整手段が透光性樹脂からなる段差層であり、前記光反射部の液晶層の厚みが前記光透過部の液晶層の厚みと異なることが好ましい。さらに、前記光反射部に反射部カラーフィルタが形成され、前記光透過部に透過部カラーフィルタが形成され、反射部カラーフィルタの厚みと透過部カラーフィルタの厚みが異なることが好ましい。
【0015】
このような構成を採用することで、光反射部のリタデーション制御、光透過部のリタデーション制御が確実に行われるとともに、半透過半反射型液晶表示パネルを製造する場合、製造工程の削減、製造コストの削減ができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る半透過半反射型液晶表示パネルを適用した半透過半反射型カラー液晶表示パネルの要部断面図である。また、図2は、画素領域における光反射部と光透過部の配置を示す模式的平面図である。
【0018】
本実施形態の半透過半反射型液晶表示パネルとしての半透過半反射型カラー液晶表示パネル10は、ほぼ平行に配置されて相対向するように配設されている一対の基板を有している。この一対の基板のうち視認方向の下流側に位置する基板はリア基板12Rとされており、図1の上方に配置される基板は、視認方向の上流側(観察側)に位置する対向基板であるフロント基板12Fとされている。
【0019】
前記リア基板12Rは、透明なガラスあるいはポリカーボネートなどの透明な樹脂によりほぼ矩形の平板状に形成されており、このリア基板12Rの図1の上面には図示しない光拡散層が形成されている。また、リア基板12Rの一面たる液晶層と対向する内側表面であって表示領域においては、図1に示すように、画素を形成する所定パターンの多数の画素領域14と、表示に関与しない非画素領域とが設けられている。
【0020】
なお、本実施の形態は、画素の形状、配列としてドットマトリクス型のパターンで説明しているが、セグメント型であってもよく、ドットマトリクスパターンとセグメントパターンが混在しているものであってもよい。また、画素最小表示単位となるカラーフィルタの配列もストライプ配列、モザイク配列、トライアングル配列であってもよい。
【0021】
図1に示されているように、各画素領域14には、金属反射膜14aからなる光反射部14Aと、この金属反射膜14aを厚さ方向に貫通する光透過用開口14bからなる光透過部14Bとが光拡散層を介してそれぞれ形成されている。
【0022】
すなわち、金属反射膜14aからなる光反射部14Aと、金属反射膜14aを厚さ方向に貫通する光透過用開口14bからなる光透過部14Bとがリア基板12Rの一面の画素領域14毎に形成されている。
【0023】
前記画素領域14に形成された金属反射膜14aおよび光透過用開口14bは、例えばリア基板12Rの一面に光拡散層を形成した後に、光拡散層の表面にアルミニウムや銀などの光の反射機能を発揮する金属膜を成膜し、その後金属膜をフォトリソ法などによって所定のパターンにパターニングすることにより形成されている。
【0024】
本実施形態における光反射部14Aおよび光透過部14Bのそれぞれの大きさの割合は、画素領域14(画素)の面積に対して、光反射部14Aの面積が44%程度、光透過部14Bの面積が56%程度となるように形成されている。
【0025】
なお、この面積比率は、目標とする透過表示時の輝度、反射表示の輝度によって設定することができる。光透過部14Bの面積は、画素領域14の面積の10%以上であればよいが、透過表示の明るさを十分確保するために、光透過部14Bの面積は光反射部14Aの面積より大きくしたほうが好ましい。
【0026】
また、本実施形態においては、図2(a)に示すように、画素領域14を2分割するようされているが2分割に限らず、図2(b)のように、3分割してもよい。図2において、実線で囲まれている領域が画素となる画素領域14であり、ハッチング部分が光反射部14Aである。また、光反射部14Aと光透過部14Bはストライプ状に区分けされていなくともよく、図2(c)のように画素領域14の中央部分に島状の光透過部14Bを形成してもよい。もちろん、逆に、島状の光反射部14Aを形成してもよい。この場合、島の形状は円形、楕円形、三角形、四角形、多角形などであってよい。
【0027】
前記各画素領域14には、カラー表示のためのカラーフィルタを構成する複数色、例えば赤、緑および青(R、G、B)の3色の画素となる着色感光性樹脂材料などにより形成されている。図1においては、図中左側の画素には赤色カラーフィルタ、中央の画素には緑色のカラーフィルタが形成されている。
【0028】
また、画素領域14の光反射部14Aには光反射部用カラーフィルタ16rが形成されており、光透過部14Bには光透過部用カラーフィルタ16tが形成されている。光反射部用カラーフィルタ16rと光透過部用カラーフィルタ16tは異なる色特性のものを個別に形成してもよいし、同一素材のものを一回の塗工で形成するようにしてもよい。
【0029】
光反射部用カラーフィルタ16rと光透過部用カラーフィルタ16tとを一回の塗工で行い、後述する光反射部14Aの液晶層の厚みdrと光透過部14Bの液晶層の厚みdtとを所定量分差をつけるためには、光反射部14Aに透明な樹脂からなる段差層20を形成することが好ましい。勿論、段差層20を用いずカラーフィルタだけで液晶層の厚さを調整してもよいが、塗工回数の削減(RGBで6回塗工回数に対し4回の塗工回数)、厚み調整の簡便性から段差層20を形成したほうがよい。
【0030】
表示に関与しない非画素領域には、図1に示すように、画素間からの光漏れを防止するための遮光膜21が形成されている。アルミニウム等の金属反射膜も、バックライト等の光源光を遮光することができ、遮光膜として採用可能であるが、液晶層の厚み制御性(画素間の凹み発生防止)の観点からカラーフィルタと同程度の膜厚を確保することのできる感光性樹脂中に黒色顔料等を混在させた樹脂製の遮光膜が好ましい。
【0031】
画素領域14の光反射部14A、光透過部14Bにそれぞれカラーフィルタ16r、16tを形成した後、平坦化膜17を非画素領域も含めて一面に形成し、その上に透明電極18を形成する。また、透明電極18の上に液晶層のツイスト角が、180°〜260°の範囲内で所定の値、例えば240°となるようにラビング処理された配向膜19を形成する。
【0032】
また、フロント基板12Fに透明電極18を形成し、ラビング処理された配向膜19を形成し、リア基板12Rの透明電極18とフロント基板12Fの透明電極18とが直交するように2枚の基板を図示しないシール材を介して貼り合わせる。そして、2枚の基板間に液晶が封入されている。
【0033】
本実施形態の半透過半反射型カラー液晶表示パネル10は、画素領域14の光反射部14Aの液晶層の平均リタデーションRrと光透過部14Bの平均リタデーションRtとが、1.01≦Rt/Rr≦1.10の関係になるように形成されている。下限値を1.01より小さくすると、反射表示のコントラストが低下し、上限値を1.10より大きくすると、ドメイン等の配向不良が発生し、表示の見栄えが悪くなる。また、下限値は1.02とすることが好ましく、上限値は1.05とすることが好ましい。
【0034】
光反射部14Aと光透過部14Bの液晶層のリタデーションをそれぞれ制御することで、反射表示時に最適の見栄えを実現し、透過表示時に明るい表示を得ることができる。このリタデーションを制御するため、光反射部14Aに段差層20を配設し、光反射部14Aの液晶層の厚みdrを光透過部14Bの液晶層の厚みdtより小さくしている。この厚みの差は0.1μm〜0.5μmとすることが好ましい。
【0035】
【実施例】
ガラス基板からなるリア基板の画素領域に、銀合金からなる光反射部と銀合金を配設しない光透過部を形成し、光反射部に透明な感光性樹脂からなる段差層を積層した。そして、光反射部、光透過部にカラーフィルタを形成した後、透明樹脂からなる平坦化膜、ITOからなる透明電極、ポリイミド樹脂からなる配向膜を液晶層が240°ツイストとなるように形成した。なお、カラーフィルタはR,G,Bの色を各画素ごとに配設するようにした。また、ガラス基板にITOからなる透明電極、ポリイミド樹脂からなる配向膜を形成したフロント基板を準備し、フロント基板とリア基板とを貼り合わせ、液晶を封入して半透過半反射型カラー液晶表示パネルを作製した。
【0036】
また、上記液晶表示パネルを、図3に示す光学フィルムの配設仕様にしたがって、位相差板や偏光板を配設した。θ1=75°、θ2=8°、θ3=29°、θ4=12°、θ5=74°、θ6=86°、位相差板1のリタデーションは550nm、位相差板2のリタデーションは138nm、位相差板3のリタデーションは138nm、位相差板4のリタデーションは270nmとした。
【0037】
(実施例1)半透過半反射型カラー液晶表示パネルの光透過部の平均リタデーションRtを810nm、Rt/Rrを1.01として、上記仕様の光学フィルムを貼りつけ、透過表示の特性を測定した。その結果を下記表1に示す。
(実施例2)実施例1と異なる部分は液晶層のリタデーションであり、この評価結果も表1に示す。
(比較例1)実施例と異なるのは、液晶層のリタデーションで、光透過部と光反射部のリタデーションを同じになるように形成した。この評価結果も表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
表1からも判るように、光反射部のリタデーションRrに対する光透過部のリタデーションRtが大きくなることによって、透過表示の白色輝度が向上し、明るい透過表示を得ることができる。また、コントラストも高くなり、彩度の高い表示も同時に得られる。
【0040】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の半透過半反射型液晶表示パネルによれば、透過表示においても明るく、コントラストの高い表示を行うことができるなどの極めて優れた効果を奏する。また、反射表示においても彩度の高い、見栄え良好な表示ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半透過半反射型液晶表示パネルを適用した半透過半反射型カラー液晶表示パネルの要部を示す模式的断面図。
【図2】リア基板の画素領域における光透過部および光反射部の配置パターンを示す平面図。
【図3】実施例における光学フィルムの配置を示す説明図。
【図4】従来の半透過半反射型カラー液晶表示パネルの要部を示す模式的断面図。
【符号の説明】
10 半透過半反射型カラー液晶表示パネル
12 基板
13 液晶層
14 画素領域
14A 光反射部
14a 金属反射膜
14B 光透過部
14b 光透過用開口
16 カラーフィルタ
18 透明電極
19 配向膜
20 段差層
【発明の属する技術分野】
本発明は、透過表示および反射表示の2種類の表示が可能な半透過半反射型液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、文字や図形などの各種の画像を表示する表示装置の一種として液晶表示装置が知られており、このような液晶表示装置の表示部として、一対の基板の間に液晶が封入された液晶表示パネルが用いられている。そして、液晶表示パネルの一種として、透過表示および反射表示の2種類の表示が可能な半透過半反射型液晶表示パネルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような従来の半透過半反射型液晶表示パネルとして、カラー表示を行うことのできる半透過半反射型カラー液晶表示パネルを例示して説明する。
【0003】
図4は、従来の半透過半反射型液晶表示パネルとしての半透過半反射型カラー液晶表示パネルの一例の要部を示すものであり、この半透過半反射型カラー液晶表示パネル1は、ほぼ平行に配置されて相対向するように配設されている一対の基板2を有している。この一対の基板2のうちの図4に示す一方の基板2は、視認方向の下流側に位置するリア基板2Rとされており、図4の上方に配置される他方の基板は、視認方向の上流側(観察側)に位置する対向基板であるフロント基板2Fとされている。そして、一対の基板2の対向面間の周囲には、前記両基板2を貼り合わせて一体化するための図示しないシール材がほぼ四角枠状に配設されている。このシール材により囲まれた部位には、液晶が封入されており、これにより一対の基板2の対向面間に液晶層3が形成されている。また、この液晶層3はツイスト角を240°ツイストとされている。そして、一対の基板2のシール材により囲まれた内側で情報の表示に用いる画素が形成されている領域が表示領域とされている。
【0004】
前記一対の基板2は、透明なガラスあるいはポリカーボネートなどの透明な樹脂によりほぼ矩形の平板状に形成されている。また、視認方向の下流側に位置するリア基板2Rの液晶層3と対向する内側表面には、平滑化層7を介して透明電極8が形成されている。表示領域において、フロント基板2Fに形成された透明電極8とリア基板2Rに形成された透明電極8とが対向している部分が画素であり、本明細書内では着色層の1ドット、例えば赤、緑、青等の1ドットが画素となる。また、反射膜が形成されるリア基板2Rにおいて、画素を形成する領域を画素領域4といい、画素領域4間を非画素領域という。
【0005】
この画素領域4には、金属反射膜4aからなる反射部4Aと、この金属反射膜4aを厚さ方向に貫通する光透過用開口4bからなる透過部4Bとがそれぞれ形成されている。すなわち、金属反射膜4aからなる反射部4Aと、金属反射膜4aを厚さ方向に貫通する光透過用開口4bからなる透過部4Bとがリア基板2Rの一面の画素領域4毎に形成されている。そして、画素領域4に形成された金属反射膜4aおよび光透過用開口4bは、リア基板2Rの表面にアルミニウムなどの光の反射機能を発揮する金属膜を成膜し、その後金属膜をフォトリソ法などによって所定のパターンにパターニングすることにより形成されている。さらに、各画素領域4には、図4に示すように、カラー表示のためのカラーフィルタを構成する複数色、例えば赤、緑および青(R、G、B)の3色の画素となる着色感光性樹脂材料などにより形成された3色の着色層6R,6G,6Bのいずれかが積層形成されている。これらの着色層6(符号6は、赤、緑および青の3色の着色層6R,6G,6Bを総称する)は、各色がストライプ状、モザイク状、トライアングル状などの所定パターンに規則正しく配置されている。
【0006】
また、非画素領域5には、表示に関与しない部分を遮光するための黒色の着色感光性樹脂材料などの光吸収機能を発揮する遮光膜5a(図4)が形成されている。この遮光膜5aは、ブラックマスクあるいはブラックマトリクスと称されている。すなわち、遮光膜5aの開口部分の内側が画素領域4となっている。その他の構成は、従来公知の液晶表示パネルと同様とされており、その詳しい説明は省略する。
【0007】
上記のような構成からなる従来の半透過半反射型カラー液晶表示パネル1によれば、反射表示を行う場合には、外部から入射される外光を各画素の光反射部4Aを構成する金属反射膜4aにより反射させて、この反射光をカラーフィルタを構成する着色層6を通して出射させるようになっている。また、透過表示を行う場合には、リア基板2Rの視認方向の下流側に位置する背面側に設けられているバックライトユニットからの照射光を画素の光透過部4Bを構成する光透過用開口4bにより透過させて、この透過光をカラーフィルタを構成する着色層6を通して出射させるようになっている。
【0008】
すなわち、従来の半透過半反射型カラー液晶表示パネルによれば、1画素の内部に、反射部4Aと透過部4Bの2種類を備えているので、透過表示および反射表示の2種類の表示を実施することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−281648号公報(第2段落〜第6段落、図4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の液晶表示装置は、透過表示の輝度向上、コントラスト向上、色再現性の向上という、いわゆる透過重視の要求が強くなってきている。このような要求に対して、例えば、液晶層のリタデーションを大きくすると透過表示時の輝度が向上することが知られていた。しかし、一方で反射表示時の遮光度の低下、コントラストの低下、白色表示時の着色等の問題が生じることも知られていた。従来の半透過半反射型液晶表示パネルは、リタデーション光透過部の最適リタデーションと光反射部の最適リタデーションが異なっているにもかかわらず、光透過部のリタデーションと光反射部のリタデーションを個別に制御することができず、表示の見栄えを良くすることができなかった。
【0011】
したがって、本発明者らは、液晶層の厚み管理が厳しいSTN型液晶表示素子は液晶層の厚みを均一にしなければならないという固定観念を払拭し、光透過部と光反射部とのリタデーションをそれぞれ管理して、コントラストの高い、明るい表示を行うことのできる半透過半反射型液晶表示パネルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明の半透過半反射型液晶表示パネルの特徴は、一対の透明基板間に180°〜260°ツイストされた液晶層が挟持され、一方の透明基板の内面に、反射膜からなる光反射部と、前記反射膜のない光透過部とが設けられた半透過半反射型液晶表示パネルにおいて、前記光反射部における液晶層の平均リタデーションRrと、前記光透過部における液晶層の平均リタデーションRtとの関係を1.01≦Rt/Rr≦1.10とすることである。
【0013】
そして、このような構成を採用したことにより、光透過部のリタデーションと光反射部のリタデーションをそれぞれ制御することができ、透過表示の輝度を向上させることができるとともに、反射表示のコントラスト向上および白表示の着色を抑制することができる。
【0014】
前記光反射部と前記光透過部とが各画素毎に形成されており、前記光反射部にリタデーション調整手段が形成されていることが好ましい。また、前記リタデーション調整手段が透光性樹脂からなる段差層であり、前記光反射部の液晶層の厚みが前記光透過部の液晶層の厚みと異なることが好ましい。さらに、前記光反射部に反射部カラーフィルタが形成され、前記光透過部に透過部カラーフィルタが形成され、反射部カラーフィルタの厚みと透過部カラーフィルタの厚みが異なることが好ましい。
【0015】
このような構成を採用することで、光反射部のリタデーション制御、光透過部のリタデーション制御が確実に行われるとともに、半透過半反射型液晶表示パネルを製造する場合、製造工程の削減、製造コストの削減ができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る半透過半反射型液晶表示パネルを適用した半透過半反射型カラー液晶表示パネルの要部断面図である。また、図2は、画素領域における光反射部と光透過部の配置を示す模式的平面図である。
【0018】
本実施形態の半透過半反射型液晶表示パネルとしての半透過半反射型カラー液晶表示パネル10は、ほぼ平行に配置されて相対向するように配設されている一対の基板を有している。この一対の基板のうち視認方向の下流側に位置する基板はリア基板12Rとされており、図1の上方に配置される基板は、視認方向の上流側(観察側)に位置する対向基板であるフロント基板12Fとされている。
【0019】
前記リア基板12Rは、透明なガラスあるいはポリカーボネートなどの透明な樹脂によりほぼ矩形の平板状に形成されており、このリア基板12Rの図1の上面には図示しない光拡散層が形成されている。また、リア基板12Rの一面たる液晶層と対向する内側表面であって表示領域においては、図1に示すように、画素を形成する所定パターンの多数の画素領域14と、表示に関与しない非画素領域とが設けられている。
【0020】
なお、本実施の形態は、画素の形状、配列としてドットマトリクス型のパターンで説明しているが、セグメント型であってもよく、ドットマトリクスパターンとセグメントパターンが混在しているものであってもよい。また、画素最小表示単位となるカラーフィルタの配列もストライプ配列、モザイク配列、トライアングル配列であってもよい。
【0021】
図1に示されているように、各画素領域14には、金属反射膜14aからなる光反射部14Aと、この金属反射膜14aを厚さ方向に貫通する光透過用開口14bからなる光透過部14Bとが光拡散層を介してそれぞれ形成されている。
【0022】
すなわち、金属反射膜14aからなる光反射部14Aと、金属反射膜14aを厚さ方向に貫通する光透過用開口14bからなる光透過部14Bとがリア基板12Rの一面の画素領域14毎に形成されている。
【0023】
前記画素領域14に形成された金属反射膜14aおよび光透過用開口14bは、例えばリア基板12Rの一面に光拡散層を形成した後に、光拡散層の表面にアルミニウムや銀などの光の反射機能を発揮する金属膜を成膜し、その後金属膜をフォトリソ法などによって所定のパターンにパターニングすることにより形成されている。
【0024】
本実施形態における光反射部14Aおよび光透過部14Bのそれぞれの大きさの割合は、画素領域14(画素)の面積に対して、光反射部14Aの面積が44%程度、光透過部14Bの面積が56%程度となるように形成されている。
【0025】
なお、この面積比率は、目標とする透過表示時の輝度、反射表示の輝度によって設定することができる。光透過部14Bの面積は、画素領域14の面積の10%以上であればよいが、透過表示の明るさを十分確保するために、光透過部14Bの面積は光反射部14Aの面積より大きくしたほうが好ましい。
【0026】
また、本実施形態においては、図2(a)に示すように、画素領域14を2分割するようされているが2分割に限らず、図2(b)のように、3分割してもよい。図2において、実線で囲まれている領域が画素となる画素領域14であり、ハッチング部分が光反射部14Aである。また、光反射部14Aと光透過部14Bはストライプ状に区分けされていなくともよく、図2(c)のように画素領域14の中央部分に島状の光透過部14Bを形成してもよい。もちろん、逆に、島状の光反射部14Aを形成してもよい。この場合、島の形状は円形、楕円形、三角形、四角形、多角形などであってよい。
【0027】
前記各画素領域14には、カラー表示のためのカラーフィルタを構成する複数色、例えば赤、緑および青(R、G、B)の3色の画素となる着色感光性樹脂材料などにより形成されている。図1においては、図中左側の画素には赤色カラーフィルタ、中央の画素には緑色のカラーフィルタが形成されている。
【0028】
また、画素領域14の光反射部14Aには光反射部用カラーフィルタ16rが形成されており、光透過部14Bには光透過部用カラーフィルタ16tが形成されている。光反射部用カラーフィルタ16rと光透過部用カラーフィルタ16tは異なる色特性のものを個別に形成してもよいし、同一素材のものを一回の塗工で形成するようにしてもよい。
【0029】
光反射部用カラーフィルタ16rと光透過部用カラーフィルタ16tとを一回の塗工で行い、後述する光反射部14Aの液晶層の厚みdrと光透過部14Bの液晶層の厚みdtとを所定量分差をつけるためには、光反射部14Aに透明な樹脂からなる段差層20を形成することが好ましい。勿論、段差層20を用いずカラーフィルタだけで液晶層の厚さを調整してもよいが、塗工回数の削減(RGBで6回塗工回数に対し4回の塗工回数)、厚み調整の簡便性から段差層20を形成したほうがよい。
【0030】
表示に関与しない非画素領域には、図1に示すように、画素間からの光漏れを防止するための遮光膜21が形成されている。アルミニウム等の金属反射膜も、バックライト等の光源光を遮光することができ、遮光膜として採用可能であるが、液晶層の厚み制御性(画素間の凹み発生防止)の観点からカラーフィルタと同程度の膜厚を確保することのできる感光性樹脂中に黒色顔料等を混在させた樹脂製の遮光膜が好ましい。
【0031】
画素領域14の光反射部14A、光透過部14Bにそれぞれカラーフィルタ16r、16tを形成した後、平坦化膜17を非画素領域も含めて一面に形成し、その上に透明電極18を形成する。また、透明電極18の上に液晶層のツイスト角が、180°〜260°の範囲内で所定の値、例えば240°となるようにラビング処理された配向膜19を形成する。
【0032】
また、フロント基板12Fに透明電極18を形成し、ラビング処理された配向膜19を形成し、リア基板12Rの透明電極18とフロント基板12Fの透明電極18とが直交するように2枚の基板を図示しないシール材を介して貼り合わせる。そして、2枚の基板間に液晶が封入されている。
【0033】
本実施形態の半透過半反射型カラー液晶表示パネル10は、画素領域14の光反射部14Aの液晶層の平均リタデーションRrと光透過部14Bの平均リタデーションRtとが、1.01≦Rt/Rr≦1.10の関係になるように形成されている。下限値を1.01より小さくすると、反射表示のコントラストが低下し、上限値を1.10より大きくすると、ドメイン等の配向不良が発生し、表示の見栄えが悪くなる。また、下限値は1.02とすることが好ましく、上限値は1.05とすることが好ましい。
【0034】
光反射部14Aと光透過部14Bの液晶層のリタデーションをそれぞれ制御することで、反射表示時に最適の見栄えを実現し、透過表示時に明るい表示を得ることができる。このリタデーションを制御するため、光反射部14Aに段差層20を配設し、光反射部14Aの液晶層の厚みdrを光透過部14Bの液晶層の厚みdtより小さくしている。この厚みの差は0.1μm〜0.5μmとすることが好ましい。
【0035】
【実施例】
ガラス基板からなるリア基板の画素領域に、銀合金からなる光反射部と銀合金を配設しない光透過部を形成し、光反射部に透明な感光性樹脂からなる段差層を積層した。そして、光反射部、光透過部にカラーフィルタを形成した後、透明樹脂からなる平坦化膜、ITOからなる透明電極、ポリイミド樹脂からなる配向膜を液晶層が240°ツイストとなるように形成した。なお、カラーフィルタはR,G,Bの色を各画素ごとに配設するようにした。また、ガラス基板にITOからなる透明電極、ポリイミド樹脂からなる配向膜を形成したフロント基板を準備し、フロント基板とリア基板とを貼り合わせ、液晶を封入して半透過半反射型カラー液晶表示パネルを作製した。
【0036】
また、上記液晶表示パネルを、図3に示す光学フィルムの配設仕様にしたがって、位相差板や偏光板を配設した。θ1=75°、θ2=8°、θ3=29°、θ4=12°、θ5=74°、θ6=86°、位相差板1のリタデーションは550nm、位相差板2のリタデーションは138nm、位相差板3のリタデーションは138nm、位相差板4のリタデーションは270nmとした。
【0037】
(実施例1)半透過半反射型カラー液晶表示パネルの光透過部の平均リタデーションRtを810nm、Rt/Rrを1.01として、上記仕様の光学フィルムを貼りつけ、透過表示の特性を測定した。その結果を下記表1に示す。
(実施例2)実施例1と異なる部分は液晶層のリタデーションであり、この評価結果も表1に示す。
(比較例1)実施例と異なるのは、液晶層のリタデーションで、光透過部と光反射部のリタデーションを同じになるように形成した。この評価結果も表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
表1からも判るように、光反射部のリタデーションRrに対する光透過部のリタデーションRtが大きくなることによって、透過表示の白色輝度が向上し、明るい透過表示を得ることができる。また、コントラストも高くなり、彩度の高い表示も同時に得られる。
【0040】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の半透過半反射型液晶表示パネルによれば、透過表示においても明るく、コントラストの高い表示を行うことができるなどの極めて優れた効果を奏する。また、反射表示においても彩度の高い、見栄え良好な表示ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半透過半反射型液晶表示パネルを適用した半透過半反射型カラー液晶表示パネルの要部を示す模式的断面図。
【図2】リア基板の画素領域における光透過部および光反射部の配置パターンを示す平面図。
【図3】実施例における光学フィルムの配置を示す説明図。
【図4】従来の半透過半反射型カラー液晶表示パネルの要部を示す模式的断面図。
【符号の説明】
10 半透過半反射型カラー液晶表示パネル
12 基板
13 液晶層
14 画素領域
14A 光反射部
14a 金属反射膜
14B 光透過部
14b 光透過用開口
16 カラーフィルタ
18 透明電極
19 配向膜
20 段差層
Claims (4)
- 一対の透明基板間に180°〜260°ツイストされた液晶層が挟持され、一方の透明基板の内面に、反射膜からなる光反射部と、前記反射膜のない光透過部とが設けられた半透過半反射型液晶表示パネルにおいて、
前記光反射部における液晶層の平均リタデーションRrと、前記光透過部における液晶層の平均リタデーションRtとの関係を
1.01≦Rt/Rr≦1.10
とすることを特徴とする半透過半反射型液晶表示パネル。 - 前記光反射部と前記光透過部とが各画素毎に形成されており、前記光反射部にリタデーション調整手段が形成されている請求項1に記載の半透過半反射型液晶表示パネル。
- 前記リタデーション調整手段が透光性樹脂からなる段差層であり、前記光反射部の液晶層の厚みが前記光透過部の液晶層の厚みと異なる請求項2に記載の半透過半反射型液晶表示パネル。
- 前記光反射部に反射部カラーフィルタが形成され、前記光透過部に透過部カラーフィルタが形成され、反射部カラーフィルタの厚みと透過部カラーフィルタの厚みが異なる請求項1〜3のいずれか1項に記載の半透過半反射型液晶表示パネル。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7092055B2 (en) | 1998-04-08 | 2006-08-15 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device and electronic apparatus |
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2002
- 2002-09-30 JP JP2002286474A patent/JP2004125915A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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US7483100B2 (en) | 1998-04-08 | 2009-01-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device and electronic apparatus |
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