JP2004123207A - ペットボトルのおまけ収納体構造 - Google Patents
ペットボトルのおまけ収納体構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004123207A JP2004123207A JP2002292645A JP2002292645A JP2004123207A JP 2004123207 A JP2004123207 A JP 2004123207A JP 2002292645 A JP2002292645 A JP 2002292645A JP 2002292645 A JP2002292645 A JP 2002292645A JP 2004123207 A JP2004123207 A JP 2004123207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bonus
- extra
- neck
- width direction
- storage body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【目的】この発明の目的は、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を効率良く取付けることができるようにすることにある。
【構成】このため、この発明は、販売促進用のおまけを入れる袋部とペットボトルの首部に取付けられる取付部とからなり、袋部におまけを収納した状態で取付部の挿入孔にペットボトルの首部を挿入することにより取付けられるペットボトルのおまけ収納体構造において、複数のおまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体の取付部の対向する幅方向各側縁を切り離し可能に連結して設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【構成】このため、この発明は、販売促進用のおまけを入れる袋部とペットボトルの首部に取付けられる取付部とからなり、袋部におまけを収納した状態で取付部の挿入孔にペットボトルの首部を挿入することにより取付けられるペットボトルのおまけ収納体構造において、複数のおまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体の取付部の対向する幅方向各側縁を切り離し可能に連結して設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はペットボトルのおまけ収納体構造に係り、特に、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を効率良く取付けることができるペットボトルのおまけ収納体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時においては、各種の飲料を販売する容器として、ペット(PET:ポリエチレン・テレフタレート)ボトルが多用されている。このペットボトルにより飲料を販売する際には、販売促進用のおまけを付けることがある。
【0003】
ペットボトルにおまけを付ける際には、おまけ収納体によりおまけを収納してペットボトルの首部に取付けている。おまけ収納体としては、図9・図10に示すものがある。図10において、102はペットボトル、104は本体、106は蓋体である。ポットボトル102は、本体104上部に首部108を設け、この首部108につば部110を介して飲み口部112を設けている。飲み口部112には、蓋体106が螺着される。
【0004】
ペットボトル102のおまけを収納するおまけ収納体114は、図9に示す如く、おまけ(図示せず)を入れる袋部116とペットボトル102の首部108に取付けられる取付部118とからなる。
【0005】
袋部116は、長手方向一側に内部の収納空間120に連通するおまけ挿入用の開口部122を設けるとともに、この開口部122を閉塞する蓋部124を設けている。蓋部124には、閉鎖用の粘着剤126を被着して設けている。
【0006】
取付部118は、袋部116の長手方向他側に長手方向一側を連結して設けるとともに、中央部位にペットボトル102の首部108を挿入する挿入孔128を形成して設けている。
【0007】
おまけ収納体114は、図9に示す如く、袋部116の開口部122から収納空間120におまけを入れて、蓋部124を矢印に示す方向に折り返して、2点差線で示す位置に折り畳み、粘着剤126により被着して開口部122を閉塞することにより、おまけを収納する。
【0008】
このおまけ収納体114は、ペットボトル102に取付ける場合に、図10に示す如く、袋部116におまけを収納した状態でペットボトル102の首部108の上方に位置させ、取付部118の挿入孔128をペットボトル102の首部108に合致させて下方に移動させると、おまけ収納体114の取付部118の挿入孔128にペットボトル102の首部108が挿入されて取付けられる。
【0009】
【発明が解決しょうとする課題】
ところで、図10に示すペットボトル102に図9に示すおまけ収納体114を取付ける場合には、ペットボトル102を立設し、このペットボトル102の首部108に取付部118を外嵌させるように、袋部116に連結した取付部118の挿入孔128に首部108を挿入している。
【0010】
ところが、多数のペットボトル102の各々におまけ収納体114を取付ける場合には、1本のペットボトル102に対して1個ずつおまけ収納体114を取付ける作業を行わなければならないため、取付作業に多大の手間がかかり、効率が悪いという不都合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような不都合を解消するために、この発明は、ペットボトルの販売促進用のおまけを入れる袋部と前記ペットボトルの首部に取付けられる取付部とからなり、前記袋部におまけを収納した状態で前記取付部の挿入孔に前記ペットボトルの首部を挿入することにより取付けられるペットボトルのおまけ収納体構造において、複数の前記おまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接する前記おまけ収納体の取付部の対向する各幅方向側縁を切り離し可能に連結して設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明のおまけ収納体構造は、複数のおまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体の取付部の対向する幅方向各側縁を切り離し可能に連結して設けたことにより、ペットボトルにおまけ収納体を取付ける場合に、並列に立設した複数本のペットボトルの首部の上方に幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体を位置させ、これら複数のおまけ収納体の取付部の各挿入孔を複数のペットボトルの各首部に各々合致させて下方に移動させ、複数のおまけ収納体の取付部の各挿入孔に複数のペットボトルの各首部を各々挿入させることによって、複数のペットボトルのすべてにおまけ収納体を一度に取付けることができ、また、複数のペットボトルに取付けられた隣接するおまけ収納体の取付部の連結された幅方向各側縁を切り離すことにより、ペットボトル2を1本ずつに分離ことができる。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図5は、この発明の第1実施例を示すものである。図5において、2はペットボトル、4は本体、6は蓋体である。ポットボトル2は、無蓋有底筒形状の本体4上部に首部8を設け、この首部8につば部10を介して飲み口部12を設けている。飲み口部12には、蓋体6がねじ嵌合により着脱可能に螺着される。
【0014】
ペットボトル2のおまけを収納するおまけ収納体14は、図2に示す如く、おまけ(図示せず)を入れる袋部16とペットボトル2の首部8に取付けられる取付部18とからなる。
【0015】
袋部16は、内部に収納空間20を設け、長手方向一側に内部の収納空間20に連通するおまけ挿入用の開口部22を設けるとともに、この開口部22を閉塞する蓋部24を設けている。蓋部24には、閉鎖用の粘着剤26を被着して設けている。
【0016】
取付部18は、袋部16の長手方向他側に長手方向一側を連結して設けるとともに、中央部位にペットボトル2の首部8を挿入する挿入孔28を形成して設けている。
【0017】
このペットボトル2のおまけ収納体14は、図2に示す如く、取付部18の挿入孔28内にペットボトル2の首部8に当接される当接部30を形成して設けている。当接部30は、挿入孔28内の円周方向等間隔位置に、互いに対向するように複数個(この実施例においては、4個)を中心側に湾曲して突出させて設けている。
【0018】
また、おまけ収納体14は、図1に示す如く、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに、隣接する2つのおまけ収納体14の取付部18の、対向する幅方向各側縁32を切り離し可能に連結して設けている。この実施例においては、互いに対向する幅方向の各側縁32を、脆弱な素材により形成される連結部34により切り離し可能に連結して設けている。
【0019】
幅方向に並列に配設した複数のおまけ収納体14は、図3に示す如く、隣接するおまけ収納体14の取付部18の各挿入孔28の中心間距離L1が、並列した複数本のペットボトル2の各首部8の中心間距離L2と等しくなるように、連結して設けている。
【0020】
次に作用を説明する。
【0021】
おまけ収納体14は、図2に示す如く、袋部16の開口部22から収納空間20に図示しないおまけを入れて、蓋部24を矢印に示す方向に折り返して、2点差線で示す位置に折り畳み、粘着剤26により被着して開口部22を閉塞することにより、おまけを収納する。
【0022】
このおまけ収納体14は、図1に示す如く、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を連結部34により切り離し可能に連結して設けている。
【0023】
このおまけ収納体14は、ペットボトル2におまけ収納体14を取付ける場合に、図3に示す如く、先ず、複数本のペットボトル2を並列に立設し、この並列に立設した複数本のペットボトル2の首部8の上方に、幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14を位置させる。
【0024】
次に、これら複数の連結したおまけ収納体14は、取付部18の各挿入孔28を、図3の矢印に示す如く複数のペットボトル2の各首部8に各々合致させて下方に移動させ、図4に示す如く複数のおまけ収納体14の取付部18の各挿入孔28に複数のペットボトル2の各首部8を各々挿入させることによって、複数のペットボトル2のすべてにおまけ収納体14を一度に取付けることができる。
【0025】
また、おまけ収納体14を取付けられて並列に立設された複数のペットボトル2は、図4に矢印で示す方向に引き離し、ペットボトル2に取付けられた隣接するおまけ収納体14の取付部18の連結された幅方向各側縁32を、脆弱な素材により形成される連結部34を切断して切り離すことによって、1本ずつに分離ことができる。
【0026】
このように、このおまけ収納体14構造は、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を切り離し可能に連結して設けていることにより、一度の取付動作で複数のペットボトル2のすべてにおまけ収納体14を夫々取付けることができる。
【0027】
このため、このおまけ収納体14構造は、複数のペットボトル2の首部18におまけ収納体14を取付ける場合の取付作業の手間を簡略化することができ、複数のペットボトル2の首部8におまけ収納体14を効率良く取付けることができる。
【0028】
また、このおまけ収納体14構造は、複数のペットボトル2の首部18を複数の連結されたおまけ収納体14によって集合させておくことができ、商品として売り場に展示した際にバラバラに分離されることがなく、整列配置することができるとともに、購入者が1本のペットボトル2を他のペットボトル2から引き離すことにより、容易に分離ことができる。
【0029】
さらに、このおまけ収納体14構造は、取付部18の挿入孔28内にペットボトル2の首部8に当接される当接部30を形成して設けていることにより、図5に示す如く、取付部18の挿入孔28に挿入されたペットボトル2の首部8に当接部30が当接されるため、袋部16を持ち上げた際につば部10に当接部30を当接させることができ、取付部18を首部8から抜けにくくして脱落を防止することができる。
【0030】
図6は、第2実施例を示すものである。第2実施例のおまけ収納体14は、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を連結部34により切り離し可能に連結して設け、この幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14を巻物状に捲回して設けたものである。
【0031】
第2実施例のおまけ収納体14構造は、幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14を巻物状に捲回して設けたことにより、並列に立設した複数本のペットボトル2の各首部8に捲回した複数のおまけ収納体14を展開しつつ取付部18の挿入孔28を挿入させることができる。
【0032】
このため、第2実施例のおまけ収納体14構造は、複数のペットボトル2の首部8におまけ収納体14を、第1実施例よりも効率良く取付けることができる。
【0033】
図7は、第3実施例を示すものである。第3実施例のおまけ収納体14は、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を連結部34により切り離し可能に連結して設け、この幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14の一対を取付部18の長手方向他端側が対向するように配設するとともに対向する取付部18の長手方向他端側の各端縁36を脆弱な素材により形成される連結部38により切り離し可能に連結して設けたものである。
【0034】
第3実施例のおまけ収納体14構造は、幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14の一対を対向配設し、対向する各取付部18の長手方向他端側の端縁36を連結部38によって切り離し可能に連結して設けたことにより、2列に並列した複数のペットボトル2のすべてにおまけ収納体14を一度に取付けることができるため、複数のペットボトル2の首部8におまけ収納体14をさらに効率良く取付けることができる。
【0035】
図8は、第4実施例を示すものである。第4実施例のおまけ収納体14は、取付部18の中央部位に、互いに直交して長さの異なる1対の切断線40・42により4つの当接部44を起立可能に形成して設け、この4つの当接部44の起立により挿入孔46を現出させて設け、一方の切断線40の長さT1を首部8の径Dよりも長く形成するとともに他方の切断線42の長さT2を首部8の径Dよりも短く形成して設けたものである。
【0036】
第4実施例のおまけ収納体14構造は、ペットボトル2の首部8の径Dよりも長い長さT1の一方の切断線40により挿入孔46への首部8の挿入を容易にしつつ、首部8の径Dよりも短い長さT2の他方の切断線42により挿入孔46に挿入された首部8を押さえることができ、また、切断線40・42により形成される4つの当接部44が首部8に当接されるため、取付部18を首部8から抜けにくくして脱落を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
このように、この発明のおまけ収納体構造は、連結された複数のおまけ収納体の取付部の各挿入孔に複数のペットボトルの各首部を各々挿入させることによって、複数のペットボトルのすべてにおまけ収納体を一度に取付けることができ、また、複数のペットボトルに取付けられた隣接するおまけ収納体の取付部の連結された幅方向各側縁を切り離すことによって、ペットボトル2を1本ずつに分離ことができる。
【0038】
このため、このおまけ収納体構造は、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を取付ける場合の取付作業の手間を簡略化することができ、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を効率良く取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すおまけ収納体を連結した状態の中間省略平面図である。
【図2】蓋部を展開したおまけ収納体の平面図である。
【図3】連結されたおまけ収納体を複数のペットボトルに取付ける前の斜視図である。
【図4】連結されたおまけ収納体を複数のペットボトルに取付けた状態の斜視図である。
【図5】おまけ収納体を取付けたペットボトルの一部省略側面図である。
【図6】第2実施例を示す連結したおまけ収納体を巻物状に捲回した状態の斜視図である。
【図7】第3実施例を示す連結したおまけ収納体の一対を対称に配設して切り離し可能に連結した状態の中間省略平面図である。
【図8】第4実施例を示す蓋部を折り畳んだおまけ収納体の平面図である。
【図9】従来例を示す蓋部を展開したおまけ収納体の平面図である。
【図10】従来例を示すおまけ収納体を取付けたペットボトルの一部省略側面図である。
【符号の説明】
2 ペットボトル
4 本体
6 蓋体
8 首部
10 つば部
12 飲み口部
14 おまけ収納体
16 袋部
18 取付部
20 収納空間
22 開口部
24 蓋部
26 粘着剤
28 挿入孔
30 当接部
32 幅方向各側縁
【発明の属する技術分野】
この発明はペットボトルのおまけ収納体構造に係り、特に、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を効率良く取付けることができるペットボトルのおまけ収納体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時においては、各種の飲料を販売する容器として、ペット(PET:ポリエチレン・テレフタレート)ボトルが多用されている。このペットボトルにより飲料を販売する際には、販売促進用のおまけを付けることがある。
【0003】
ペットボトルにおまけを付ける際には、おまけ収納体によりおまけを収納してペットボトルの首部に取付けている。おまけ収納体としては、図9・図10に示すものがある。図10において、102はペットボトル、104は本体、106は蓋体である。ポットボトル102は、本体104上部に首部108を設け、この首部108につば部110を介して飲み口部112を設けている。飲み口部112には、蓋体106が螺着される。
【0004】
ペットボトル102のおまけを収納するおまけ収納体114は、図9に示す如く、おまけ(図示せず)を入れる袋部116とペットボトル102の首部108に取付けられる取付部118とからなる。
【0005】
袋部116は、長手方向一側に内部の収納空間120に連通するおまけ挿入用の開口部122を設けるとともに、この開口部122を閉塞する蓋部124を設けている。蓋部124には、閉鎖用の粘着剤126を被着して設けている。
【0006】
取付部118は、袋部116の長手方向他側に長手方向一側を連結して設けるとともに、中央部位にペットボトル102の首部108を挿入する挿入孔128を形成して設けている。
【0007】
おまけ収納体114は、図9に示す如く、袋部116の開口部122から収納空間120におまけを入れて、蓋部124を矢印に示す方向に折り返して、2点差線で示す位置に折り畳み、粘着剤126により被着して開口部122を閉塞することにより、おまけを収納する。
【0008】
このおまけ収納体114は、ペットボトル102に取付ける場合に、図10に示す如く、袋部116におまけを収納した状態でペットボトル102の首部108の上方に位置させ、取付部118の挿入孔128をペットボトル102の首部108に合致させて下方に移動させると、おまけ収納体114の取付部118の挿入孔128にペットボトル102の首部108が挿入されて取付けられる。
【0009】
【発明が解決しょうとする課題】
ところで、図10に示すペットボトル102に図9に示すおまけ収納体114を取付ける場合には、ペットボトル102を立設し、このペットボトル102の首部108に取付部118を外嵌させるように、袋部116に連結した取付部118の挿入孔128に首部108を挿入している。
【0010】
ところが、多数のペットボトル102の各々におまけ収納体114を取付ける場合には、1本のペットボトル102に対して1個ずつおまけ収納体114を取付ける作業を行わなければならないため、取付作業に多大の手間がかかり、効率が悪いという不都合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような不都合を解消するために、この発明は、ペットボトルの販売促進用のおまけを入れる袋部と前記ペットボトルの首部に取付けられる取付部とからなり、前記袋部におまけを収納した状態で前記取付部の挿入孔に前記ペットボトルの首部を挿入することにより取付けられるペットボトルのおまけ収納体構造において、複数の前記おまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接する前記おまけ収納体の取付部の対向する各幅方向側縁を切り離し可能に連結して設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明のおまけ収納体構造は、複数のおまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体の取付部の対向する幅方向各側縁を切り離し可能に連結して設けたことにより、ペットボトルにおまけ収納体を取付ける場合に、並列に立設した複数本のペットボトルの首部の上方に幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体を位置させ、これら複数のおまけ収納体の取付部の各挿入孔を複数のペットボトルの各首部に各々合致させて下方に移動させ、複数のおまけ収納体の取付部の各挿入孔に複数のペットボトルの各首部を各々挿入させることによって、複数のペットボトルのすべてにおまけ収納体を一度に取付けることができ、また、複数のペットボトルに取付けられた隣接するおまけ収納体の取付部の連結された幅方向各側縁を切り離すことにより、ペットボトル2を1本ずつに分離ことができる。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図5は、この発明の第1実施例を示すものである。図5において、2はペットボトル、4は本体、6は蓋体である。ポットボトル2は、無蓋有底筒形状の本体4上部に首部8を設け、この首部8につば部10を介して飲み口部12を設けている。飲み口部12には、蓋体6がねじ嵌合により着脱可能に螺着される。
【0014】
ペットボトル2のおまけを収納するおまけ収納体14は、図2に示す如く、おまけ(図示せず)を入れる袋部16とペットボトル2の首部8に取付けられる取付部18とからなる。
【0015】
袋部16は、内部に収納空間20を設け、長手方向一側に内部の収納空間20に連通するおまけ挿入用の開口部22を設けるとともに、この開口部22を閉塞する蓋部24を設けている。蓋部24には、閉鎖用の粘着剤26を被着して設けている。
【0016】
取付部18は、袋部16の長手方向他側に長手方向一側を連結して設けるとともに、中央部位にペットボトル2の首部8を挿入する挿入孔28を形成して設けている。
【0017】
このペットボトル2のおまけ収納体14は、図2に示す如く、取付部18の挿入孔28内にペットボトル2の首部8に当接される当接部30を形成して設けている。当接部30は、挿入孔28内の円周方向等間隔位置に、互いに対向するように複数個(この実施例においては、4個)を中心側に湾曲して突出させて設けている。
【0018】
また、おまけ収納体14は、図1に示す如く、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに、隣接する2つのおまけ収納体14の取付部18の、対向する幅方向各側縁32を切り離し可能に連結して設けている。この実施例においては、互いに対向する幅方向の各側縁32を、脆弱な素材により形成される連結部34により切り離し可能に連結して設けている。
【0019】
幅方向に並列に配設した複数のおまけ収納体14は、図3に示す如く、隣接するおまけ収納体14の取付部18の各挿入孔28の中心間距離L1が、並列した複数本のペットボトル2の各首部8の中心間距離L2と等しくなるように、連結して設けている。
【0020】
次に作用を説明する。
【0021】
おまけ収納体14は、図2に示す如く、袋部16の開口部22から収納空間20に図示しないおまけを入れて、蓋部24を矢印に示す方向に折り返して、2点差線で示す位置に折り畳み、粘着剤26により被着して開口部22を閉塞することにより、おまけを収納する。
【0022】
このおまけ収納体14は、図1に示す如く、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を連結部34により切り離し可能に連結して設けている。
【0023】
このおまけ収納体14は、ペットボトル2におまけ収納体14を取付ける場合に、図3に示す如く、先ず、複数本のペットボトル2を並列に立設し、この並列に立設した複数本のペットボトル2の首部8の上方に、幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14を位置させる。
【0024】
次に、これら複数の連結したおまけ収納体14は、取付部18の各挿入孔28を、図3の矢印に示す如く複数のペットボトル2の各首部8に各々合致させて下方に移動させ、図4に示す如く複数のおまけ収納体14の取付部18の各挿入孔28に複数のペットボトル2の各首部8を各々挿入させることによって、複数のペットボトル2のすべてにおまけ収納体14を一度に取付けることができる。
【0025】
また、おまけ収納体14を取付けられて並列に立設された複数のペットボトル2は、図4に矢印で示す方向に引き離し、ペットボトル2に取付けられた隣接するおまけ収納体14の取付部18の連結された幅方向各側縁32を、脆弱な素材により形成される連結部34を切断して切り離すことによって、1本ずつに分離ことができる。
【0026】
このように、このおまけ収納体14構造は、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を切り離し可能に連結して設けていることにより、一度の取付動作で複数のペットボトル2のすべてにおまけ収納体14を夫々取付けることができる。
【0027】
このため、このおまけ収納体14構造は、複数のペットボトル2の首部18におまけ収納体14を取付ける場合の取付作業の手間を簡略化することができ、複数のペットボトル2の首部8におまけ収納体14を効率良く取付けることができる。
【0028】
また、このおまけ収納体14構造は、複数のペットボトル2の首部18を複数の連結されたおまけ収納体14によって集合させておくことができ、商品として売り場に展示した際にバラバラに分離されることがなく、整列配置することができるとともに、購入者が1本のペットボトル2を他のペットボトル2から引き離すことにより、容易に分離ことができる。
【0029】
さらに、このおまけ収納体14構造は、取付部18の挿入孔28内にペットボトル2の首部8に当接される当接部30を形成して設けていることにより、図5に示す如く、取付部18の挿入孔28に挿入されたペットボトル2の首部8に当接部30が当接されるため、袋部16を持ち上げた際につば部10に当接部30を当接させることができ、取付部18を首部8から抜けにくくして脱落を防止することができる。
【0030】
図6は、第2実施例を示すものである。第2実施例のおまけ収納体14は、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を連結部34により切り離し可能に連結して設け、この幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14を巻物状に捲回して設けたものである。
【0031】
第2実施例のおまけ収納体14構造は、幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14を巻物状に捲回して設けたことにより、並列に立設した複数本のペットボトル2の各首部8に捲回した複数のおまけ収納体14を展開しつつ取付部18の挿入孔28を挿入させることができる。
【0032】
このため、第2実施例のおまけ収納体14構造は、複数のペットボトル2の首部8におまけ収納体14を、第1実施例よりも効率良く取付けることができる。
【0033】
図7は、第3実施例を示すものである。第3実施例のおまけ収納体14は、複数のおまけ収納体14を幅方向に並列に配設するとともに隣接するおまけ収納体14の取付部18の対向する幅方向各側縁32を連結部34により切り離し可能に連結して設け、この幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14の一対を取付部18の長手方向他端側が対向するように配設するとともに対向する取付部18の長手方向他端側の各端縁36を脆弱な素材により形成される連結部38により切り離し可能に連結して設けたものである。
【0034】
第3実施例のおまけ収納体14構造は、幅方向に並列に配設して連結した複数のおまけ収納体14の一対を対向配設し、対向する各取付部18の長手方向他端側の端縁36を連結部38によって切り離し可能に連結して設けたことにより、2列に並列した複数のペットボトル2のすべてにおまけ収納体14を一度に取付けることができるため、複数のペットボトル2の首部8におまけ収納体14をさらに効率良く取付けることができる。
【0035】
図8は、第4実施例を示すものである。第4実施例のおまけ収納体14は、取付部18の中央部位に、互いに直交して長さの異なる1対の切断線40・42により4つの当接部44を起立可能に形成して設け、この4つの当接部44の起立により挿入孔46を現出させて設け、一方の切断線40の長さT1を首部8の径Dよりも長く形成するとともに他方の切断線42の長さT2を首部8の径Dよりも短く形成して設けたものである。
【0036】
第4実施例のおまけ収納体14構造は、ペットボトル2の首部8の径Dよりも長い長さT1の一方の切断線40により挿入孔46への首部8の挿入を容易にしつつ、首部8の径Dよりも短い長さT2の他方の切断線42により挿入孔46に挿入された首部8を押さえることができ、また、切断線40・42により形成される4つの当接部44が首部8に当接されるため、取付部18を首部8から抜けにくくして脱落を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
このように、この発明のおまけ収納体構造は、連結された複数のおまけ収納体の取付部の各挿入孔に複数のペットボトルの各首部を各々挿入させることによって、複数のペットボトルのすべてにおまけ収納体を一度に取付けることができ、また、複数のペットボトルに取付けられた隣接するおまけ収納体の取付部の連結された幅方向各側縁を切り離すことによって、ペットボトル2を1本ずつに分離ことができる。
【0038】
このため、このおまけ収納体構造は、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を取付ける場合の取付作業の手間を簡略化することができ、複数のペットボトルの首部におまけ収納体を効率良く取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すおまけ収納体を連結した状態の中間省略平面図である。
【図2】蓋部を展開したおまけ収納体の平面図である。
【図3】連結されたおまけ収納体を複数のペットボトルに取付ける前の斜視図である。
【図4】連結されたおまけ収納体を複数のペットボトルに取付けた状態の斜視図である。
【図5】おまけ収納体を取付けたペットボトルの一部省略側面図である。
【図6】第2実施例を示す連結したおまけ収納体を巻物状に捲回した状態の斜視図である。
【図7】第3実施例を示す連結したおまけ収納体の一対を対称に配設して切り離し可能に連結した状態の中間省略平面図である。
【図8】第4実施例を示す蓋部を折り畳んだおまけ収納体の平面図である。
【図9】従来例を示す蓋部を展開したおまけ収納体の平面図である。
【図10】従来例を示すおまけ収納体を取付けたペットボトルの一部省略側面図である。
【符号の説明】
2 ペットボトル
4 本体
6 蓋体
8 首部
10 つば部
12 飲み口部
14 おまけ収納体
16 袋部
18 取付部
20 収納空間
22 開口部
24 蓋部
26 粘着剤
28 挿入孔
30 当接部
32 幅方向各側縁
Claims (2)
- ペットボトルの販売促進用のおまけを入れる袋部と前記ペットボトルの首部に取付けられる取付部とからなり、前記袋部におまけを収納した状態で前記取付部の挿入孔に前記ペットボトルの首部を挿入することにより取付けられるペットボトルのおまけ収納体構造において、複数の前記おまけ収納体を幅方向に並列に配設するとともに隣接する前記おまけ収納体の取付部の対向する幅方向各側縁を切り離し可能に連結して設けたことを特徴とするペットボトルのおまけ収納体構造。
- 前記おまけ収納体は、前記取付部の挿入孔内に前記ペットボトルの首部に当接される当接部を形成して設けたことを特徴とする請求項1に記載のペットボトルのおまけ収納体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002292645A JP2004123207A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | ペットボトルのおまけ収納体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002292645A JP2004123207A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | ペットボトルのおまけ収納体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004123207A true JP2004123207A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32283840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002292645A Pending JP2004123207A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | ペットボトルのおまけ収納体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004123207A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011125782A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-13 | 小林製薬株式会社 | 容器保持具、容器保持具の装着方法および容器保持具を用いた容器包装体 |
-
2002
- 2002-10-04 JP JP2002292645A patent/JP2004123207A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011125782A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-13 | 小林製薬株式会社 | 容器保持具、容器保持具の装着方法および容器保持具を用いた容器包装体 |
JP2011225278A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 容器保持具、容器保持具の装着方法および容器保持具を用いた容器包装体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6869009B2 (en) | Carton with top dispensing feature | |
CA2502327C (en) | Carton with dispenser | |
US7523842B2 (en) | Carton with an improved dispensing feature | |
US6997316B2 (en) | Can dispensing package | |
US6902104B2 (en) | Carton with dispenser | |
US7296731B2 (en) | Carton with removable corner portion | |
ES2338559T3 (es) | Envase de carton con distribuidor. | |
US7273161B2 (en) | Carton with a dispenser in the top panel for dispensing pouches | |
EP1360116B9 (en) | Carton with dispenser | |
US7478725B2 (en) | Carton with dispenser | |
US20030159950A1 (en) | Basket handle | |
US20040099558A1 (en) | Dispensing feature with built-in combination retention and ad panel | |
JP2003146359A (ja) | 容器キャリア | |
JPH10508564A (ja) | 収縮性を有するフィルムでラップした2段式収納用パッケージ容器 | |
EP1678051A1 (en) | Carton with dispensing feature for cans | |
HU217637B (hu) | Árucikktartó | |
US8061519B2 (en) | Sleeve for containers | |
AU2006220678A1 (en) | Container carrier | |
JP5015798B2 (ja) | 開放機構を備えたスリーブ付の容器のパッケージ | |
EP1323641A2 (en) | Container package and method | |
JP2004115129A (ja) | パッケージ | |
JP2004123207A (ja) | ペットボトルのおまけ収納体構造 | |
ES2326923T3 (es) | Paquete que comprende un flanco que recubre parcialmente un grupo de articulos. | |
US7980405B2 (en) | Individually detachable container pack | |
JPH0718593Y2 (ja) | 飲料缶用包装袋 |