JP2004122976A

JP2004122976A - Headrest for vehicle

Info

Publication number: JP2004122976A
Application number: JP2002291313A
Authority: JP
Inventors: Mitsunori Imazu; 今津　光徳; Yoshihiko Yoshino; 吉野　良彦
Original assignee: Toyo Seat Co Ltd; TS Tech Co Ltd
Current assignee: Toyo Seat Co Ltd; TS Tech Co Ltd
Priority date: 2002-10-03
Filing date: 2002-10-03
Publication date: 2004-04-22

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a headrest for a vehicle for improving operability by providing appropriate operation resistance and click feeling with a simple and low-cost structure. SOLUTION: The headrest for a vehicle includes a headrest frame 2 structured of a first frame 3 and a second frame 4 connected so as to relatively rotate with the first frame, and a headrest main body 1 freely tilted between a position in use and a position in no use. The first frame 3 is formed of elastic material, and the first frame 3 is elastically deformed when a position of the headrest main body 1 is changed between the position in use and the position in no use, and an engaging part 37 crosses over an engaging part 43 on a side of the second frame 4. Thereby, when the headrest main body 1 is tilted between the position in use and position in no use, the first frame 3 is elastically deformed and the engaging part 37 crosses over the engaging part 43 on the side of the second frame 4, and thus the appropriate operation resistance and click feeling are provided to tilting operation of the headrest main body 1. COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、前後方向へ傾動可能な車両用ヘッドレストの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
車両シート装置においては、シートバックを後傾させてこれをフラット化するという使用上における要求があるが、この場合、シートバックの上端側に設けられたヘッドレストが使用時姿勢（即ち、シートバックの上端から上方へ延出状態で配置された姿勢）のまま固定されていると、シートバック後傾時に該ヘッドレストが後側のシートのシートクッションとか車室内面と干渉してそのフラット化が阻害されることになる。
【０００３】
このため、車両用ヘッドレストの設計に際しては、シートバックの上端側に取り付けられるヘッドレストを該シートバックに対してその前面・背面方向に傾動自在とし、シートの通常使用時には上記ヘッドレストをシートバック背面側に傾動させて着座した乗員の頭部のサポートを可能とする一方、シートバックを後傾させてこれをフラット化する後傾使用時には上記ヘッドレストをシートバック前面側に傾動させて該ヘッドレストの上記シートバック上端からの突出量を減少させてこれが他のシート等と干渉するのを回避するようにしている。
【０００４】
ところで、このようなヘッドレストの傾動機能を実現するための具体的手段としては従来より種々の構造が提案されているが、その中でも後述する本案構造に最も技術思想が近似するものとして、特開２００２−１０８６８号公報に開示されるものがある。
【０００５】
即ち、上掲公報に開示される従来構造は、表皮内で発泡成形されるパッドに埋設配置されるヘッドレストフレームを、スチールパイプを用い、これを略矩形状に連続折曲させるとともにヘッドレスト下面側に対応する一辺の一部を切り欠いてここを不連続とした囲み形状とするとともに、この不連続な一辺の両側部、即ち、左右一対のフレームボトムにそれぞれコブを設けている。
【０００６】
一方、上記ヘッドレストフレームを介してヘッドレストをシートバック側に指示する左右一対のスティは、スチールパイプを略コ字状に折曲させてその左右両端部をそれぞれスティとして構成されるものであって、該各スティとこれらを連設一体化させるスティクロストップとの隅部に、前倒れストッパと後倒れストッパとをそれぞれ設けるとともに、上記スティクロストップには短いフレームリティニングシャフトを溶接固定している。
【０００７】
そして、上記フレームリティニングシャフトを上記ヘッドレストフレームの上記左右一対のフレームボトムに嵌挿することで、該フレームリティニングシャフトを回動中心軸として上記ヘッドレストフレームと上記各スティとを相対回動自在とし、これによって上記ヘッドレストフレームを上記各スティに対して前後方向に傾動可能としている。
【０００８】
かかる構成において、上記スティの上記各前倒れストッパが上記ヘッドレストフレームのフレームサイドに当接することでヘッドレストの前倒れ規制が、また上記スティの上記各後倒れストッパが上記ヘッドレストフレームのコブに当接することでヘッドレストの後ろ倒れ規制が、それぞれ行われるようになっている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上掲の公知構造のヘッドレストにおいては、上記ヘッドレストフレームとスティとの係合関係によってヘッドレストの前倒れ及び後倒れを規制するものの、該ヘッドレストの作動に対して適度の抵抗を付与して操作にクリック感をもたせる手段が備えられていないので、操作性あるいは操作の確実性という点においては問題がある。
【００１０】
従って、かかる問題を解決するには、例えば上記ヘッドレストフレームと上記各スティとの間に板バネとかウェーブワッシャ等の抵抗付与部材を付設する必要があるが、かかる構成とした場合には構造の複雑化あるいは部品点数の増大によってコストアップを招来することとなり、最適な解決手段とは言い得ないものである。
【００１１】
そこで本願発明は、簡単かつ安価な構造で適度の操作抵抗とクリック感とを付与して操作性の向上を図り得るようにした車両用ヘッドレストを提供することを目的としてなされたものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【００１３】
本願の第１の発明では、ヘッドレスト本体１と該ヘッドレスト本体１側に固定されて該ヘッドレスト本体１をシートバック５側に支持させるヘッドレストフレーム２とを備えてなる車両用ヘッドレストにおいて、上記ヘッドレストフレーム２が、上記ヘッドレスト本体１に内装配置された第１フレーム３と該第１フレーム３に対して上記ヘッドレスト本体１の前後方向に相対回動自在に連結され且つその先端に位置するポール部４２が上記ヘッドレスト本体１から外方へ突出して上記シートバック５側に支持される第２フレーム４とを備え、上記第１フレーム３と第２フレーム４との相対回動によって上記ヘッドレスト本体１が使用時姿勢と非使用時姿勢との間で傾動自在とされるとともに、上記第１フレーム３が弾性材で形成され上記ヘッドレスト本体１の上記使用時姿勢と非使用時姿勢との間での姿勢変更時にこれが弾性変形してその係合部３７が上記第２フレーム４側の係合部４３を乗り越えるように構成したことを特徴としている。
【００１４】
本願の第２の発明では、上記第１の発明にかかる車両用ヘッドレストにおいて、上記第１フレーム３を弾性材により基部３１と該基部３１の軸方向両端からそれぞれ略直交方向に延出する左右一対の延設部３２，３３とを備えた略コ形の折曲形態とし該左右一対の延設部３２，３３の先端部において上記第２フレーム４側に相対回動自在に連結するとともに、上記第１フレーム３側の上記係合部３７が上記第２フレーム４側の上記係合部４３を乗り越えるとき上記第１フレーム３を上記左右一対の延設部３２，３３が接離する方向に弾性変形させるように構成したことを特徴としている。
【００１５】
本願の第３の発明では、上記第１の発明にかかる車両用ヘッドレストにおいて、上記第１フレーム３の上記係合部３７の近傍に当接部３９を設け、上記ヘッドレスト本体１の非使用時姿勢から使用時姿勢側への姿勢変更時に上記係合部３７が上記第２フレーム４側の上記係合部４３を乗り越えた時点で上記当接部３９が上記第２フレーム４側の当接部４６に当接係合して上記ヘッドレスト本体１を上記使用時姿勢に設定し且つ姿勢保持するように構成したことを特徴としている。
【００１６】
【発明の効果】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【００１７】
▲１▼　本願の第１の発明にかかる車両用ヘッドレストによれば、上記第１フレーム３と第２フレーム４との相対回動に伴って上記ヘッドレスト本体１が使用時姿勢と非使用時姿勢との間で傾動するとき、弾性材で形成された上記第１フレーム３が弾性変形してその係合部３７が上記第２フレーム４側の係合部４３を乗り越えることで上記ヘッドレスト本体１の傾動操作に適度の動作抵抗とクリック感とが付与され、これによって該ヘッドレスト本体１の傾動操作時における操作の確実性と操作性とが向上することになる。
【００１８】
また、上記ヘッドレストフレーム２が、上記第１フレーム３と上記第２フレーム４とで構成され、該第１フレーム３のもつ弾性力を利用して上記両者間に動作抵抗とクリック感とを付与する構成であることから、例えば板バネ、ウェーブワッシャ等の専用部材を設ける必要がなく、それだけ構造の簡略化及び部品点数の低減が図れ、延いては車両用ヘッドレストの低コスト化が可能となる。
【００１９】
▲２▼　本願の第２の発明にかかる車両用ヘッドレストによれば、上記▲１▼に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明の車両用ヘッドレストによれば、上記第１フレーム３を弾性材により基部３１と該基部３１の軸方向両端からそれぞれ略直交方向に延出する左右一対の延設部３２，３３とを備えた略コ形の折曲形態とし該左右一対の延設部３２，３３の先端部において上記第２フレーム４側に相対回動自在に連結するとともに、上記第１フレーム３側の上記係合部３７が上記第２フレーム４側の上記係合部４３を乗り越えるとき上記第１フレーム３を上記左右一対の延設部３２，３３が接離する方向に弾性変形させるように構成しているので、ヘッドレスト本体１の傾動操作時における操作の確実性と操作性とを、上記第１フレーム３と第２フレーム４の形状設定のみで実現でき、車両用ヘッドレストの低コスト化がより一層促進されることになる。
【００２０】
▲３▼　本願の第３の発明にかかる車両用ヘッドレストによれば、上記▲１▼に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明の車両用ヘッドレストによれば、上記第１フレーム３の上記係合部３７の近傍に当接部３９を設け、上記ヘッドレスト本体１の非使用時姿勢から使用時姿勢側への姿勢変更時に上記係合部３７が上記第２フレーム４側の上記係合部４３を乗り越えた時点で上記当接部３９が上記第２フレーム４側の当接部４６に当接係合して上記ヘッドレスト本体１を上記使用時姿勢に設定し且つ姿勢保持するように構成しているので、上記ヘッドレスト本体１の使用時姿勢での姿勢保持が確実となり、それだけ上記ヘッドレスト本体１による乗員頭部のサポート機能が向上し、延いては車両用ヘッドレストの商品価値の向上が期待できる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【００２２】
図１及び図２には、本願発明に係るヘッドレストＺを示している。このヘッドレストＺは、ヘッドレスト本体１とヘッドレストフレーム２とを備えて構成されている。
【００２３】
上記ヘッドレスト本体１は、表皮（図示省略）内に次述のヘッドレストフレーム２の一部を配置した状態で、その内部に発泡樹脂を注入し且つこれを発泡充填させてパッドを形成して構成されるものであり、このヘッドレスト本体１の成形状態においては上記ヘッドレストフレーム２の一部（主として、次述の第１フレーム３の基部３１部分）がパッド内に埋設固定される。
【００２４】
上記ヘッドレストフレーム２は、第１フレーム３と第２フレーム４の二つの部材を組み合わせて構成される。
【００２５】
上記第１フレーム３は、図３に示すように、適度の弾性復元力をもつバネ鋼等の弾性材で構成されるパイプ体又は棒体を用い、これを全体として略コ字状に折曲形成して構成されるものであって、中央に位置する直状の基部３１と、該基部３１の一端側に連続してこれと略直交する方向へ延出する第１延設部３２と、上記基部３１の他端側に連続して上記第１延設部３２と対向するように該基部３１から略直交方向へ延出する第２延設部３３とを備えている。
【００２６】
上記第１延設部３２は、その軸方向中間位置において該第１延設部３２と上記第２延設部３３とを含む平面に直交する方向（後方）へ所定角度だけ折曲させてこの折曲部分を当接部３８とするとともに、該当接部３８よりも先端寄りに位置する部分を先端から所定長さ範囲にわたり上記第１フレーム３の折曲方向外側に向けて且つ上記基部３１と略平行に延出するように折曲させてこれを支持軸部３４としている。
【００２７】
上記第２延設部３３は、その軸方向中間位置において該第２延設部３３と上記第１延設部３２とを含む平面から斜め後方へ所定角度だけ折曲させてこの折曲部分を当接部３９とするとともに、該当接部３９から先端側へ所定寸法だけ離間した位置において上記当接部３９とは逆に斜め前方へ折曲させてこの折曲部分を係合部３７とし、さらに該係合部３７から先端側へ所定寸法離間した位置において上記基部３１と略平行に且つ上記第１フレーム３の折曲方向外側へ向けて折曲させて該折曲部から所定長さ範囲の部位を支持軸部３５とするとともに、該支持軸部３５の外端においてさらにこれを前方へ折曲させて延出部４０とし、さらに該延出部４０より外端寄り部位を上記第１フレーム３の折曲方向内側へ向けて上記支持軸部３５と略平行に折曲させてこれを掛止部３６としている。尚、この場合、上記支持軸部３４と支持軸部３５とが同軸上に位置するように各部の寸法設定がされている。
【００２８】
また、上記第１フレーム３においては、これがバネ鋼等の適度の弾性復元力をもつ弾性材で構成されていることから、上記第１延設部３２及び第２延設部３３は、図３に矢印ａ−ｂで示す方向に弾性的に撓曲変形させることができ、これによって上記支持軸部３４と支持軸部３５の軸方向間隔を増減変化させることができるようになっている。また、上記第１延設部３２と第２延設部３３は、例えばその支持軸部３４，３５側が固定保持された状態では、その弾性によって前後方向（矢印ｃ−ｄ方向）へも撓曲変形させることができるものである。
【００２９】
上記第２フレーム４は、所定径の棒体を略コ字状に折曲させて構成されるものであって、その軸方向中央部に位置する基部４１と該基部４１の左右両側にそれぞれ連続する左右一対のポール部４２Ａ，４２Ｂとを備えている。そして、上記各ポール部４２Ａ，４２Ｂの上記基部４１との連続部の近傍部位は、これを上記基部４１の軸方向に圧延拡大させてこれを座部４４Ａ，４４Ｂとするとともに、該各座部４４Ａ，４４Ｂにはそれぞれ軸支穴４５Ａ，４５Ｂが上記基部４１の軸方向と略平行に同軸形成されている。また、上記第２フレーム４の一方のポール部４２Ａ側の上記基部４１との隅部は、係合部４３とされる。さらに、上記基部４１の軸方向両端寄り部位はそれぞれ当接部４６Ａ，４６Ｂとされる。
【００３０】
次に、上記第１フレーム３と第２フレーム４との組付け方について説明する。先ず、上記第２フレーム４の一方のポール部４２Ａ側の軸支穴４５Ａに、上記第１フレーム３の上記支持軸部３５をその掛止部３６側から嵌挿し、上記基部３１側を上記基部４１の基部４１の後方側に、また上記掛止部３６を上記第２フレーム４の上記ポール部４２Ａの前方側に、それぞれ位置させる。
【００３１】
次に、上記第１フレーム３の上記第１延設部３２をその弾性を利用して上記第２延設部３３側に引き寄せ、上記支持軸部３４を上記第２フレーム４の他方の４４Ｂより内側に位置させ、この状態で上記支持軸部３４を上記軸支穴４５Ｂに対して内側から外側に向けて嵌挿する。
【００３２】
この状態においては、上記第１フレーム３と上記第２フレーム４とは、該第１フレーム３の上記各支持軸部３４，３５を回転軸心として前後方向（矢印ｃ−ｄ方向）に相対回動自在とされている。このようにして上記第１フレーム３と第２フレーム４とを組み付けて上記ヘッドレストフレーム２を構成した状態を図１及び図２に示す。
【００３３】
このように構成されたヘッドレストフレーム２の上記第１フレーム３側を表皮内に収納配置した状態で該表皮内に発泡樹脂を注入し且つこれを発泡充填させることでヘッドレスト本体１が形成され、このヘッドレスト本体１と上記ヘッドレストフレーム２とからなる上記ヘッドレストＺが得られる。そして、このヘッドレストＺは、図１及び図２に示すように、上記ヘッドレスト本体１の下面側に突出した上記ヘッドレストフレーム２の左右一対のポール部４２Ａ，４２Ｂを上記シートバック５の上端側の受部（図示省略）に嵌挿させ且つ固定することで該シートバック５側に取り付けられる。
【００３４】
ところで、このように構成された上記ヘッドレストＺは、上記ヘッドレストフレーム２の作動によって上記ヘッドレスト本体１を、図２に符号「１」で示す「使用時姿勢」と、符号「１′」で示す「非使用時姿勢」との間（角度αの範囲）で姿勢変更し得るようになっている。
【００３５】
即ち、ヘッドレスト本体１の「使用時姿勢」は、上記ヘッドレスト本体１が上記シートバック５の上方において起立した姿勢であって、その前面側でシートに着座した乗員の頭部をサポートすることができる。これに対して、ヘッドレスト本体１の「非使用時姿勢」は、上記「使用時姿勢」よりもシート前方側に傾動した姿勢であって、該「使用時姿勢」の場合よりも上記シートバック５の上端からの最大距離が短くなっており、例えば上記シートバック５を後傾させてシートのフラット化を図る場合に該ヘッドレスト本体１が後席シートと干渉するのを回避することができる。
【００３６】
ここで、上記ヘッドレスト本体１の上記「使用時姿勢」と「非使用時姿勢」とにおける位置規制及び「使用時姿勢」での姿勢保持について説明する。
【００３７】
「使用時姿勢」における位置規制は、図２に実線図示するように、上記第１フレーム３の上記各支持軸部３４，３５がそれぞれ上記第２フレーム４の軸支穴４５Ａ，４５Ｂに支承された状態下で、上記第２フレーム４の当接部４６にその前面側から上記第１フレーム３の当接部３８，３９が当接し、該第１フレーム３が上記各支持軸部３４，３５回りにそれ以上に後傾（即ち、矢印ｄ方向に回動）するのが規制されることで行われる。
【００３８】
そして、この「使用時姿勢」においては、上記第１フレーム３の係合部３７が上記第２フレーム４の係合部４３に対してその後方側から弾性的に係合しており、この係合作用によって上記第１フレーム３が前方側へ傾動するのが規制されている。この第１フレーム３の係合部３７と上記第２フレーム４の係合部４３との係合による前方側への傾動規制と、上述の如き上記第１フレーム３の当接部３８，３９が上記第２フレーム４の当接部４６にその前面側から当接することによる後方側への傾動規制とが同時に働くことで、上記ヘッドレスト本体１の「使用時姿勢」での姿勢保持が行われ、該ヘッドレスト本体１による安定したサポート作用が実現され、延いてはヘッドレストＺの使用上の信頼性が向上することになる。
【００３９】
なお、上記第１フレーム３が弾性材で構成されており、従って該第１フレーム３の第１延設部３２と第２延設部３３はシートバック前後方向（矢印ｃ−ｄ方向）にも撓曲変形し得るので、例えば上記ヘッドレスト本体１が「使用時姿勢」に設定された状態で、例えば車両衝突に伴って乗員の頭部が該ヘッドレスト本体１によってサポートされたとき、この入力が所定入力以上である場合（即ち、ヘッドレスト本体１のサポート作用に拘わらず乗員の頭部に過大なダメージを与えるおそれがあるような場合）には、この入力を受けて上記第１フレーム３の上記各延設部３２，３３が後方側へ適度に撓曲することで乗員の頭部に対する衝撃が吸収され、乗員の保護性能がさらに向上するという効果もある。
【００４０】
一方、「非使用時姿勢」における位置規制は、図２に鎖線図示するように、上記第１フレーム３の上記各支持軸部３４，３５がそれぞれ上記第２フレーム４の軸支穴４５Ａ，４５Ｂに支承された状態下で、上記第２フレーム４の当接部４６にその前面側から上記第１フレーム３の一方のポール部４２Ａにその前面側から上記第１フレーム３の掛止部３６が掛止され、該第１フレーム３が上記各支持軸部３４，３５回りにそれ以上に前傾（即ち、矢印ｃ方向に回動）するのが規制されることで行われる。
【００４１】
一方、上記ヘッドレスト本体１を「使用時姿勢」から「非使用時姿勢」側へ姿勢変更する場合、及び「非使用時姿勢」から「使用時姿勢」側へ姿勢変更する場合には、上記第１フレーム３の第１延設部３２及び第２延設部３３が共に矢印ａ方向に撓曲変形し、該第１フレーム３側の係合部３７が上記第２フレーム４側の係合部４３を、その後方側から前方側へ、又は前方側から後方側へ乗り越えて移動する。この乗り越え移動時における上記第１フレーム３側の弾性力に起因する摩擦抵抗によって、上記ヘッドレスト本体１の姿勢変更操作に適度の動作抵抗とクリック感が付与され、これを操作する者にとっては操作の的確さを体感しつつ操作を行うことができるとともに操作フィーリングが向上し、延いては車両用ヘッドレストそのものの商品価値の向上が期待できることになる。
【００４２】
また、ヘッドレスト本体１の姿勢変更操作に伴うクリック感等を、上記第１フレーム３を弾性材で構成しその弾性を利用することで得るものであって、例えば板バネとかウェーブワッシャ等の抵抗付与手段を備える必要がなく、それだけ構造の簡略化、部品点数の低減が図れ、結果的に車両用ヘッドレストの低コスト化が図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明に係る車両用ヘッドレストの要部構造を示す正面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ矢視図である。
【図３】図１に示したヘッドレストフレームの分解斜視図である。
【符号の説明】
１はヘッドレスト本体、２はヘッドレストフレーム、３は第１フレーム、４は第２フレーム、５はシートバック、３１は基部、３２は第１延設部、３３は第２延設部、３４は支持軸部、３５は支持軸部、３６は掛止部、３７は係合部、３８は当接部、３９は当接部、４１は基部、４２Ａ，４２Ｂはポール部、４３は係合部、４４Ａ，４４Ｂは座部、４５Ａ，４５Ｂは軸支穴、４６は当接部、Ｚはヘッドレストである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a vehicle headrest that can be tilted in the front-rear direction.
[0002]
[Prior art]
In a vehicle seat device, there is a demand in use that the seat back is tilted rearward to flatten it. In this case, the headrest provided on the upper end side of the seat back is in the use posture (that is, the seat back of the seat back). When the seatback is tilted backward, the headrest interferes with the seat cushion of the rear seat or the interior surface of the vehicle, and the flattening of the headrest is hindered. Will be.
[0003]
For this reason, when designing a vehicle headrest, the headrest attached to the upper end side of the seat back is made to be tiltable in the front and rear directions with respect to the seat back, and the headrest is normally placed on the rear side of the seat back during normal use of the seat. While the seat back is tilted to support the head of the seated occupant, the seat back is tilted backward to flatten it. The amount of protrusion from the upper end is reduced so as to avoid interference with other sheets and the like.
[0004]
By the way, various structures have been conventionally proposed as specific means for realizing such a tilting function of the headrest. Among them, Japanese Patent Application Laid-Open Publication No. There is one disclosed in JP-A-10868.
[0005]
That is, the conventional structure disclosed in the above-mentioned publication uses a steel pipe for a headrest frame buried in a pad that is foam-molded in the skin, using a steel pipe, continuously bending this into a substantially rectangular shape, and at the lower side of the headrest. A part of the corresponding side is cut away to form a discontinuous surrounding shape, and bumps are provided on both sides of the discontinuous side, that is, on a pair of left and right frame bottoms.
[0006]
On the other hand, a pair of left and right stays for instructing the headrest to the seatback side via the headrest frame is configured by bending a steel pipe into a substantially U-shape and making both left and right ends thereof stay. A front-fall stopper and a rear-fall stopper are respectively provided at the corners of the respective stays and the stick-tops for connecting and integrating them, and a short frame retaining shaft is welded and fixed to the stick-tops. .
[0007]
Then, by inserting the frame retaining shaft into the pair of left and right frame bottoms of the headrest frame, the headrest frame and each of the stays are relatively rotatable around the frame retaining shaft as a rotation center axis. Thus, the headrest frame can be tilted in the front-rear direction with respect to the stays.
[0008]
In this configuration, the front-fall stoppers of the stay come into contact with the frame side of the headrest frame to restrict front-fall of the headrest, and the rear-fall stoppers of the stay come into contact with bumps of the headrest frame. In each of the headrests, the fall of the headrest is regulated.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the headrest having the above-mentioned known structure, the headrest frame and the stay restrain the frontrest from falling forward and backward from being engaged with the stay, but the headrest is operated by giving an appropriate resistance to the operation of the headrest. Since there is no means for giving the user a click feeling, there is a problem in operability or certainty of the operation.
[0010]
Therefore, in order to solve such a problem, it is necessary to provide a resistance applying member such as a leaf spring or a wave washer between the headrest frame and each of the stays. This leads to an increase in cost due to the increase in the number of components or the number of parts, and cannot be said to be an optimal solution.
[0011]
Therefore, an object of the present invention is to provide a headrest for a vehicle which has a simple and inexpensive structure and provides appropriate operation resistance and click feeling to improve operability.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration as specific means for solving such a problem.
[0013]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a vehicle headrest including a headrest main body 1 and a headrest frame 2 fixed to the headrest main body 1 and supporting the headrest main body 1 on a seatback 5 side. The first frame 3 provided inside the headrest body 1 and the pole portion 42 connected to the first frame 3 so as to be relatively rotatable in the front-rear direction of the headrest body 1 and located at the tip thereof are A second frame 4 protruding outward from the headrest main body 1 and supported by the seat back 5, and the headrest main body 1 is in a use posture by the relative rotation of the first frame 3 and the second frame 4. And the first frame 3 is made of an elastic material, When the posture of the rest main body 1 is changed between the above-mentioned use posture and the non-use posture, the rest body is elastically deformed so that the engagement portion 37 gets over the engagement portion 43 on the second frame 4 side. It is characterized by.
[0014]
According to a second invention of the present application, in the vehicle headrest according to the first invention, the first frame 3 is formed of a base 31 and a pair of right and left extending in substantially perpendicular directions from both axial ends of the base 31 by an elastic material. Of the pair of left and right extending portions 32, 33 are connected to the second frame 4 at the distal ends of the pair of left and right extending portions 32, 33 so as to be relatively rotatable. When the engagement portion 37 on the first frame 3 gets over the engagement portion 43 on the second frame 4, the first frame 3 is elastically moved in a direction in which the pair of left and right extending portions 32 and 33 comes and comes apart. It is characterized by being configured to be deformed.
[0015]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle headrest according to the first aspect, a contact portion 39 is provided near the engagement portion 37 of the first frame 3, and the headrest body 1 is in a non-use posture. When the engaging portion 37 has passed over the engaging portion 43 on the second frame 4 when the posture is changed from the posture to the use posture side, the contact portion 39 is brought into contact with the contact portion 46 on the second frame 4 side. The headrest main body 1 is configured to be set in the above-mentioned posture at the time of use by being brought into contact with and held in the posture.
[0016]
【The invention's effect】
In the present invention, the following effects can be obtained by adopting such a configuration.
[0017]
{Circle around (1)} According to the vehicle headrest according to the first invention of the present application, the headrest main body 1 is brought into a used posture and a non-used posture with the relative rotation of the first frame 3 and the second frame 4. When the headrest body 1 is tilted, the first frame 3 formed of an elastic material is elastically deformed, and the engagement portion 37 gets over the engagement portion 43 on the second frame 4 side, thereby tilting the headrest body 1. An appropriate operation resistance and a click feeling are given to the operation, whereby the reliability and operability of the operation at the time of the tilting operation of the headrest main body 1 are improved.
[0018]
Further, the headrest frame 2 is composed of the first frame 3 and the second frame 4, and provides an operating resistance and a click feeling between the two by utilizing the elastic force of the first frame 3. Because of the configuration, it is not necessary to provide a dedicated member such as a leaf spring or a wave washer, so that the structure can be simplified and the number of parts can be reduced, and the cost of the vehicle headrest can be reduced.
[0019]
(2) According to the vehicle headrest according to the second invention of the present application, the following specific effects can be obtained in addition to the effects described in the above (1). That is, according to the vehicle headrest of the present invention, the first frame 3 is made of an elastic material and includes a pair of left and right extending portions 32 and 33 extending substantially orthogonally from both ends of the base portion 31 in the axial direction. The pair of left and right extending portions 32, 33 are connected to the second frame 4 at the distal ends thereof in a substantially U-shaped bent form, and are rotatably connected to the second frame 4 side. When the joining portion 37 gets over the engaging portion 43 on the second frame 4 side, the first frame 3 is configured to be elastically deformed in a direction in which the pair of left and right extending portions 32 and 33 comes and comes apart. Therefore, the reliability and operability of the operation during the tilting operation of the headrest main body 1 can be realized only by setting the shapes of the first frame 3 and the second frame 4, and the cost reduction of the vehicle headrest is further promoted. That It made.
[0020]
(3) According to the vehicle headrest according to the third invention of the present application, the following specific effects can be obtained in addition to the effects described in the above (1). That is, according to the vehicle headrest of the present invention, the contact portion 39 is provided in the vicinity of the engagement portion 37 of the first frame 3, and the posture of the headrest main body 1 from the non-use posture to the use posture side. At the time when the engaging portion 37 gets over the engaging portion 43 on the second frame 4 side at the time of change, the abutting portion 39 abuts and engages with the abutting portion 46 on the second frame 4 side. Since the headrest main body 1 is configured to be set in the above-described use posture and held in the posture, the posture of the headrest body 1 in the use posture is surely maintained, and the headrest main body 1 supports the occupant's head accordingly. It is expected that the function will be improved and that the commercial value of the vehicle headrest will be improved.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be specifically described based on preferred embodiments.
[0022]
1 and 2 show a headrest Z according to the present invention. The headrest Z includes a headrest main body 1 and a headrest frame 2.
[0023]
The headrest main body 1 is formed by injecting a foamed resin into the interior of a headrest frame 2 described below in a skin (not shown) and filling the foamed resin therein to form a pad. In the molded state of the headrest main body 1, a part of the headrest frame 2 (mainly, a base 31 of the first frame 3 described below) is embedded and fixed in the pad.
[0024]
The headrest frame 2 is configured by combining two members of a first frame 3 and a second frame 4.
[0025]
As shown in FIG. 3, the first frame 3 uses a pipe or a rod made of an elastic material such as spring steel having an appropriate elastic restoring force, and is bent in a substantially U-shape as a whole. A straight base 31 located at the center, a first extension 32 continuously extending at one end of the base 31 in a direction substantially orthogonal thereto, A second extension portion 33 is provided at the other end of the base portion 31 so as to extend in a substantially orthogonal direction from the base portion 31 so as to face the first extension portion 32 continuously.
[0026]
The first extending portion 32 is bent at a predetermined angle in a direction (rearward) orthogonal to a plane including the first extending portion 32 and the second extending portion 33 at an intermediate position in the axial direction. The bent portion is a contact portion 38, and a portion located closer to the front end than the contact portion 38 is directed outward in the bending direction of the first frame 3 over a predetermined length range from the front end to the base portion 31. The support shaft 34 is bent so as to extend substantially in parallel.
[0027]
The second extending portion 33 is bent at a predetermined angle obliquely rearward from a plane including the second extending portion 33 and the first extending portion 32 at an intermediate position in the axial direction. At the position separated from the contact portion 39 by a predetermined distance from the contact portion 39 to the distal end side, the contact portion 39 is bent obliquely forward, opposite to the contact portion 39, and the bent portion is formed as the engaging portion 37, Further, at a position separated by a predetermined distance from the engagement portion 37 to the distal end side, it is bent substantially parallel to the base portion 31 and outward in the bending direction of the first frame 3 so as to be within a predetermined length range from the bent portion. At the outer end of the support shaft portion 35 is further bent forward to form an extended portion 40, and the portion closer to the outer end than the extended portion 40 is the first portion. Substantially parallel to the support shaft 35 inward in the bending direction of the frame 3 This by bending is the hook portion 36. In this case, the dimensions of each part are set so that the support shaft part 34 and the support shaft part 35 are located coaxially.
[0028]
Further, since the first frame 3 is made of an elastic material having an appropriate elastic restoring force such as a spring steel, the first extending portion 32 and the second extending portion 33 are formed as shown in FIG. Can be elastically bent and deformed in the directions indicated by arrows ab, whereby the axial distance between the support shaft 34 and the support shaft 35 can be increased or decreased. Further, the first extension portion 32 and the second extension portion 33 are bent in the front-rear direction (the direction of the arrow cd) due to their elasticity, for example, when the support shaft portions 34 and 35 are fixedly held. It can be deformed.
[0029]
The second frame 4 is formed by bending a rod having a predetermined diameter into a substantially U-shape, and is continuous with a base 41 located at a central portion in the axial direction and left and right sides of the base 41. And a pair of left and right pole portions 42A and 42B. The portions of the pole portions 42A and 42B near the continuous portion with the base 41 are rolled and expanded in the axial direction of the base 41 to form seats 44A and 44B. The shaft supporting holes 45A and 45B are formed in the shafts 44A and 44B coaxially and substantially parallel to the axial direction of the base 41, respectively. Further, a corner portion of the second frame 4 on the one pole portion 42A side with the base portion 41 is an engagement portion 43. Further, the portions of the base 41 near both ends in the axial direction are contact portions 46A and 46B, respectively.
[0030]
Next, how to assemble the first frame 3 and the second frame 4 will be described. First, the support shaft portion 35 of the first frame 3 is fitted into the shaft support hole 45A on the one pole portion 42A side of the second frame 4 from the hook portion 36 side, and the base portion 31 side is connected to the base portion. 41, and the hook 36 is located on the front side of the pole portion 42A of the second frame 4, respectively.
[0031]
Next, the first extension portion 32 of the first frame 3 is pulled toward the second extension portion 33 by utilizing its elasticity, and the support shaft portion 34 is moved from the other 44B of the second frame 4. It is positioned inside, and in this state, the support shaft portion 34 is inserted into the shaft support hole 45B from inside to outside.
[0032]
In this state, the first frame 3 and the second frame 4 are relatively rotated in the front-rear direction (arrows cd) with the respective support shafts 34 and 35 of the first frame 3 as rotation axes. It is free to move. FIGS. 1 and 2 show a state in which the headrest frame 2 is configured by assembling the first frame 3 and the second frame 4 in this manner.
[0033]
The headrest body 1 is formed by injecting a foamed resin into the skin and filling the foamed foam with the first frame 3 side of the headrest frame 2 configured as described above housed and arranged in the skin. The headrest Z including the headrest body 1 and the headrest frame 2 is obtained. As shown in FIGS. 1 and 2, the headrest Z receives a pair of left and right pole portions 42 A and 42 B of the headrest frame 2 projecting from the lower surface side of the headrest body 1 on the upper end side of the seatback 5. It is attached to the seat back 5 side by being inserted and fixed in a portion (not shown).
[0034]
By the way, in the headrest Z configured as described above, the headrest main body 1 is moved by the operation of the headrest frame 2 so that the headrest main body 1 is in the “use posture” indicated by reference numeral “1” in FIG. The attitude can be changed between the “non-use attitude” (the range of the angle α).
[0035]
That is, the “posture in use” of the headrest main body 1 is a posture in which the headrest main body 1 stands up above the seat back 5, and can support the head of the occupant sitting on the seat on the front side thereof. . On the other hand, the “non-use posture” of the headrest main body 1 is a posture tilted forward of the seat from the “use posture”, and the seat back 5 is more inclined than the “use posture”. The maximum distance from the upper end of the headrest is shortened. For example, when the seatback 5 is inclined backward to flatten the seat, the headrest main body 1 can be prevented from interfering with the rear seat.
[0036]
Here, the position regulation of the headrest body 1 in the “posture in use” and the “posture in non-use” and the holding of the posture in the “posture in use” will be described.
[0037]
In the position regulation in the “posture in use”, the support shaft portions 34 and 35 of the first frame 3 are supported by the shaft support holes 45A and 45B of the second frame 4 as shown by solid lines in FIG. In this state, the contact portions 38 and 39 of the first frame 3 contact the contact portion 46 of the second frame 4 from the front side thereof, and the first frame 3 is connected to the support shaft portions 34 and 35. This is performed by restricting further backward tilt (that is, rotation in the direction of arrow d).
[0038]
In this "posture in use", the engaging portion 37 of the first frame 3 is elastically engaged with the engaging portion 43 of the second frame 4 from the rear side. It is restricted that the first frame 3 tilts forward due to the combined action. The regulation of the forward tilting by the engagement of the engaging portion 37 of the first frame 3 with the engaging portion 43 of the second frame 4 and the contact portions 38 and 39 of the first frame 3 as described above. By simultaneously controlling the rearward tilt by contacting the contact portion 46 of the second frame 4 from the front side thereof, the posture of the headrest main body 1 in the “post-use posture” is performed, The stable support action by the headrest main body 1 is realized, and the reliability in use of the headrest Z is improved.
[0039]
The first frame 3 is made of an elastic material. Therefore, the first extended portion 32 and the second extended portion 33 of the first frame 3 are also arranged in the front-back direction of the seat back (the direction of the arrow cd). For example, when the headrest main body 1 is set in the “posture in use” and the head of the occupant is supported by the headrest main body 1 in a vehicle collision, for example, this input may be predetermined. When the input is equal to or more than the input (that is, when there is a possibility that the occupant's head may be excessively damaged irrespective of the support operation of the headrest main body 1), the input is received and the respective When the extension portions 32 and 33 are appropriately bent rearward, an impact on the occupant's head is absorbed, and there is also an effect that the occupant protection performance is further improved.
[0040]
On the other hand, the position regulation in the “non-use posture” is such that the support shaft portions 34 and 35 of the first frame 3 are respectively supported by the shaft support holes 45A and 45B of the second frame 4 as shown by a chain line in FIG. Under the condition supported by the first frame 3, the abutment portion 46 of the first frame 3 is attached to the contact portion 46 of the second frame 4 from the front side to the one pole portion 42 A of the first frame 3 from the front side. The first frame 3 is locked by being restrained from further tilting forward (that is, turning in the direction of arrow c) further around the support shafts 34 and 35.
[0041]
On the other hand, when the posture of the headrest body 1 is changed from the “use posture” to the “non-use posture” side, and when the posture change from the “non-use posture” to the “use posture” side, The first extending portion 32 and the second extending portion 33 of the one frame 3 are both bent and deformed in the direction of arrow a, and the engaging portion 37 on the first frame 3 side is engaged with the engaging portion on the second frame 4 side. 43 from the rear side to the front side or from the front side to the rear side. Due to the frictional resistance caused by the elastic force on the first frame 3 side during the overcoming movement, an appropriate operation resistance and a click feeling are given to the operation of changing the attitude of the headrest main body 1, and for a person who operates this operation, the operation is changed. The operation can be performed while feeling the accuracy, and the operation feeling can be improved. As a result, the commercial value of the vehicle headrest itself can be expected to be improved.
[0042]
The first frame 3 is made of an elastic material and the elasticity thereof is used to obtain a click feeling or the like accompanying the operation of changing the posture of the headrest main body 1. For example, a resistance such as a leaf spring or a wave washer is applied. There is no need to provide any means, so that the structure can be simplified and the number of parts can be reduced, and as a result, the cost of the vehicle headrest can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a main structure of a vehicle headrest according to the present invention.
FIG. 2 is a view taken in the direction of arrows II-II in FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the headrest frame shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 is a headrest main body, 2 is a headrest frame, 3 is a first frame, 4 is a second frame, 5 is a seat back, 31 is a base, 32 is a first extension, 33 is a second extension, and 34 is a support. A shaft portion, 35 is a support shaft portion, 36 is a hook portion, 37 is an engagement portion, 38 is a contact portion, 39 is a contact portion, 41 is a base portion, 42A and 42B are pole portions, 43 is an engagement portion, 44A and 44B are seats, 45A and 45B are shaft support holes, 46 is a contact part, and Z is a headrest.

Claims

A vehicle headrest comprising a headrest body (1) and a headrest frame (2) fixed to the headrest body (1) side and supporting the headrest body (1) on a seatback (5) side,
The headrest frame (2) is relatively rotatable in the front-rear direction of the headrest body (1) with respect to the first frame (3) provided inside the headrest body (1) and the first frame (3). And a second frame (4) connected to the headrest body (1) and protruding outward from the headrest body (1) and supported on the seatback (5) side. The relative rotation between the first frame (3) and the second frame (4) allows the headrest body (1) to be freely tilted between a posture in use and a posture in non-use,
The first frame (3) is formed of an elastic material, and when the posture of the headrest body (1) is changed between the in-use posture and the in-use posture, it is elastically deformed, and the engagement portion (37) is formed. A headrest for a vehicle, wherein the headrest is configured to get over the engaging portion (43) of the second frame (4).

In claim 1,
The first frame (3) includes a base portion (31) made of an elastic material and a pair of left and right extending portions (32) and (33) extending in substantially orthogonal directions from both axial ends of the base portion (31). And a pair of left and right extending portions (32) and (33) are connected to the second frame (4) side at the distal ends thereof so as to be relatively rotatable.
When the engaging portion (37) on the first frame (3) side gets over the engaging portion (43) on the second frame (4) side, the first frame (3) extends from the pair of left and right sides. A headrest for a vehicle, wherein the headrest is configured to be elastically deformed in a direction in which the portions (32) and (33) come and go.

In claim 1,
The first frame (3) includes a contact portion (39) near the engaging portion (37), and the first frame (3) engages when the posture of the headrest body (1) changes from the non-use posture to the use posture side. When the joint portion (37) gets over the engaging portion (43) on the second frame (4) side, the contact portion (39) is changed to the contact portion (46) on the second frame (4) side. The headrest body (1) is set in the above-mentioned posture in use and maintained in the posture when the headrest body (1) is in use.