JP2004122392A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前処理手段2と、記録手段3と、記録媒体10を所定の搬送経路で前処理手段2及び記録手段3に導く搬送手段4と、前処理手段2のグラビアロール20とバッキングロール21との間を記録媒体10の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するようにグラビアロール20を駆動させる制御手段7とを具備する。前記搬送経路における塗工位置Aから記録位置Bまでの長さが、記録媒体10が搬送手段4で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、グラビアロール20、バッキングロール21及び記録ヘッド30が配されている。前記搬送経路に、送りロール43で記録媒体10を繰り出すときに、送りロール43とバッキングロール21との間で張力をかけずに記録媒体10を搬送する部分を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に関わり、特に、記録媒体の表面に前処理を施した後にインクジェット記録方法によって文字、記号、画像等の記録内容を記録するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の一般的なシリアルインクジェット記録装置(プリンタ)は、ステップモータで駆動される送りロールによって、スタッカにセットされた記録媒体を巻き取ってプラテン位置に給送し、キャリッジに搭載された記録ヘッドの微小なノズルから各色インクの液滴を記録媒体の被記録面に向けて噴射し、文字、記号、画像等の記録内容を記録媒体に記録した後に、該記録媒体を排出するように設けられている。
【0003】
前記キャリッジは、ステップモータによって駆動されるタイミングベルトに連結されているとともに、走査方向(主走査方向)に沿って配されたガイドレールに沿って往復移動可能に支持されており、タイミングベルトの回転伴って該走査方向に往復移動するように設けられている。
【0004】
前記記録ヘッドには、通常、複数のカラーインクに対応したヘッドが一体化されたマルチヘッドが用いられ、各色のインクが個別に収容されたインクカートリッジを備えている。そして、記録媒体に記録内容を記録するときには、該記録ヘッドによる走査方向の記録動作と、記録用紙の搬送機構による記録用紙の走査方向(副走査方向)への紙送り動作とが交互に繰り返される。
【0005】
一方、インクジェット記録方法では、染料や顔料等の色材を水に溶解又は分散させたものに、ノズルの目詰まり防止のためにグリセリンなどの水溶性高沸点溶剤が添加されたインクが用いられている。
しかし、上質紙、再生紙、PPC用紙等のいわゆる普通紙にそのままインクを噴射すると紙の内部にインクが浸透してしまって十分な画像濃度が得られなくなったり、用紙表面の填料やサイズ等の不均一な分布に起因すると考えられる画像濃度のムラ(印刷ムラ)が生じたり、カラー印刷において異色の境界部分で色が滲んだり不均一に混ざり合ったりする(いわゆるカラーブリード)課題を有している。
【0006】
そこで、上記課題を解決するため、インクの噴射に先だって、グラビアロールを用いた前処理手段で種々の前処理液を被記録面に塗工した後に、インクを噴射して印刷を行う印刷システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−115166号公報
【0008】
しかしながら、この印刷システムを前述のようなシリアルインクジェット記録装置に適用した場合、記録ヘッドで記録用紙に記録が行われるときに、記録用紙の搬送機構による紙送り動作中にグラビアロールで塗工された部分に比べ、紙送り停止中にグラビアロールと接触していた部分に前処理液が多く塗工され、当該記録用紙の幅方向に亘ってすじ状の塗工ムラが多数形成されていた。このため、その後に記録ヘッドで記録される画像も前処理液の塗工ムラの影響を受けてしまい、高品位のインクジェット記録物を得ることができなかった。
【0009】
従って、本発明の目的は、前処理液を均一に塗工することができ、高品位のインクジェット記録物を得ることができるインクジェット記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、帯状の記録媒体の被記録面に前処理液を塗工する前処理手段と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して記録を施す記録手段と、前記記録媒体をその長手方向に沿って所定の搬送経路で搬送して前記前処理手段及び前記記録手段に導く搬送手段とを具備し、
前記前処理手段がグラビアロール及び該グラビアロールに前記被記録面を押圧するバッキングロールを有し、前記記録手段が前記記録媒体の幅方向に沿って走査される記録ヘッドを有し、且つ前記搬送手段が前記記録ヘッドによる記録位置に前記記録媒体を所定のピッチで繰り出す送りロールを有するインクジェット記録装置において、
前記グラビアロールと前記バッキングロールとの間を前記記録媒体の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するように該グラビアロールを駆動させる制御手段を具備しており、
前記記録媒体の前記搬送経路における、前記塗工位置から前記記録位置までの長さが、該記録媒体が前記搬送手段で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール、前記バッキングロール及び前記記録ヘッドが配されているとともに、
前記搬送手段による前記記録媒体の搬送経路に、前記送りロールで該記録媒体を繰り出すときに、該送りロールと前記バッキングロールとの間で張力をかけずに該記録媒体を搬送する部分を有しているインクジェット記録装置を提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0011】
また、本発明は、帯状の記録媒体の被記録面に前処理液を塗工する前処理手段と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して記録を施す記録手段と、前記記録媒体をその長手方向に沿って所定の搬送経路で搬送して前記前処理手段及び前記記録手段に導く搬送手段とを具備し、
前記前処理手段がグラビアロール及び該グラビアロールに前記被記録面を押圧するバッキングロールを有し、前記記録手段が前記記録媒体の幅方向に沿って走査される記録ヘッドを有し、且つ前記搬送手段が前記記録ヘッドによる記録位置に前記記録媒体を所定のピッチで繰り出す送りロールを有するインクジェット記録装置において、
前記グラビアロールと前記バッキングロールとの間を前記記録媒体の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するように該グラビアロールを駆動させる制御手段と、
前記グラビアロールによる前記前処理液の塗工位置と前記記録ヘッドによる前記記録内容の記録位置との間に前記前処理が施された前記記録媒体を切断する切断手段とを具備しており、
前記記録媒体の前記搬送経路における、前記塗工位置から前記記録位置までの長さが、該記録媒体が前記搬送手段で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール、前記バッキングロール及び前記記録ヘッドが配されていることを特徴とするインクジェット記録装置を提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0012】
また、本発明は、単票の記録媒体の被記録面に前処理液を塗工する前処理手段と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して記録を施す記録手段と、前記前処理手段から前記記録手段に前記記録媒体を所定の搬送経路で搬送する搬送手段とを具備し、
前記前処理手段がグラビアロール及び該グラビアロールに前記被記録面を押圧するバッキングロールを有し、且つ前記記録手段が前記記録媒体の搬送方向と略直交する方向に走査される記録ヘッドを有するインクジェット記録装置において、
前記グラビアロールと前記バッキングロールとの間を前記記録媒体の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するように該グラビアロールを駆動させる制御手段を具備しており、
前記記録媒体の前記搬送経路における、前記グラビアロールによる前記前処理液の塗工位置から前記記録ヘッドによる前記記録内容の記録位置までの長さが、前記記録媒体が前記搬送手段で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール、前記バッキングロール及び前記記録ヘッドが配されていることを特徴とするインクジェット記録装置を提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のインクジェット記録装置を、その好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1及び図2は、本発明のインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう。)の第1実施形態を示すものである。図1中、符号1は記録装置、10は帯状の記録用紙(記録媒体)を示している。
【0015】
図1に示すように、記録装置1は、帯状の記録用紙10の被記録面にグラビア塗工方法によって前処理液を塗工する前処理手段2と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクジェット記録方法によってインクを噴射して文字、記号、画像等の記録内容を記録する記録手段3と、記録用紙10をその長手方向に搬送して前記前処理手段2及び前記記録手段3に導く搬送手段4とを具備している。
【0016】
また、本実施形態の記録装置1は、前記前処理手段2により前処理が施された記録用紙10を切断する切断手段5と、前記記録手段3による記録を終えた記録用紙10を所定長さに切断する切断手段6と、排紙された記録用紙10を受けるトレイ7とを備えている。また、記録装置1は、上記各手段を制御する制御手段8(図2参照)を具備している。
【0017】
前記前処理手段2は、グラビアロール20と、グラビアロール20に前記記録用紙10の被記録面を押しつけるバッキングロール21と、グラビアロール20の表面の余分な前処理液を掻き取るドクターブレード22と、グラビアロール20が浸漬される処理液を湛えた処理液パン23と、処理液パン23に前処理液を循環させる循環路24とを有している。循環路24には、ポンプ24a及びタンク24bが配されており、タンク24bは、補充タンク24cを接続して前処理液が補充できるように設けられている。
【0018】
前記前処理液は、従来からインクジェット記録方法に用いられているもの、即ち、水性顔料インクと接触してその分散又は溶解状態を破壊し、インク成分を凝集させ得るものであればよく、特に制限されない。一般的な前処理液としては、無機金属塩又は有機系カチオン物質等を凝集化剤とし、該凝集化剤を水に溶解させたものが挙げられる。該無機金属塩としては、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム等が挙げられる。また、この他に、前処理液としては、例えば、本出願人の先の出願に係る特開平10−120956号公報の他、特開平8−20159号公報、特開平8−20161号公報、特開平8−20162号公報、特開平8−20720号公報、特開平8−25801号公報、特開平8−72393号公報、特開平9−277693号公報、特許第2676699号公報、特許第299970号公報、特許第2711098号公報などに記載の前処理液を使用することができる。
【0019】
前記記録手段3は、記録ヘッド30と、記録ヘッド30に対向配設されたプラテン31と、記録ヘッド30を記録用紙10の幅方向(記録用紙の搬送方向と直交する方向)に沿って走査させる走査機構32(図2参照)とを有している。
【0020】
記録ヘッド30は、インクジェット記録方式によりインクを噴射するものであればよく、いわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型の何れでもよい。また、記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドでもよく、記録ヘッドとは別に配置されたインクタンクからチューブなどを介してインクが供給されるタイプの記録ヘッドでもよい。
走査機構32には、従来からシリアルインクジェット記録装置に用いられているものを特に制限無く用いることができる。
【0021】
また、記録装置1に用いられるインクは、従来からインクジェット記録装置に用いられているものを特に制限無く用いることができる。インクジェット記録用の顔料インクは、水に着色剤として顔料を含有させたものが一般的であり、通常、保湿や浸透調整等のため、更に各種有機溶剤や界面活性剤等が含有されている。フルカラー画像を形成する場合は、イエロー、マゼンタ、シアンの減法混色の3原色のインク、あるいはこれにブラック、ライトマゼンタ、ライトシアンその他の色のインクを加えた4色以上のインクを用いる。
【0022】
前記搬送手段4は、記録用紙10の原反を回転自在に支持する支持軸41と、記録用紙10をグラビアロール20とバッキングロール21との間に導く対向ニップロールからなる給紙ロール42と、記録用紙10の搬送経路における前記記録ヘッド30の上流位置に配され、記録ヘッド30による記録位置に記録用紙10を所定のピッチで繰り出す対向ニップロールからなるインフィードロール(送りロール)43と、前記搬送経路における記録ヘッド30の下流位置に配され、記録済みの記録用紙10を繰り出す対向ニップロールからなるアウトフィードロール44と、後述する切断手段6で切断された記録用紙10をトレイ7に排出する対向ニップロールからなる排出ロール45とを有している。
【0023】
本実施形態の記録装置1は、前記記録用紙10の前記搬送経路における、前記塗工位置Aから前記記録位置Bまでの長さが、記録用紙10が搬送手段4で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール20、前記バッキングロール21及び記録ヘッド30が配されている。
【0024】
本実施形態の記録装置1は、搬送手段4による前記記録用紙10の搬送経路に、前記インフィードロール43で前記記録用紙10を繰り出すときに、インフィードロール43と前記バッキングロール21との間で記録用紙10に張力をかけずに記録用紙10を搬送する部分を有している。
【0025】
本実施形態の記録装置1では、搬送手段4は、グラビアロール20とバッキングロール21との間を通過した記録用紙10に張力をかけずに搬送する部分を設けて当該記録用紙10を搬送する張力緩和手段40を備えている。張力緩和手段40は、グラビアロール20とバッキングロール21との間の前処理液塗工位置Aと記録ヘッド30による記録位置Bとの間に配されている。
【0026】
本実施形態の記録装置1では、張力緩和手段40は、コンベアユニット(無端軌道ユニット)40aで構成されている。このコンベアユニット40aは、コンベアに記録用紙10を吸着するサクションユニット40bを備えている。
【0027】
前記切断手段5、6には、従来からシリアルインクジェット記録装置において記録媒体の切断に用いられているものを特に制限無く用いることができる。切断手段5は、塗工位置Aから切断手段5による記録用紙10の切断位置Dまでの余剰部分の発生を抑える観点から塗工位置Aに可能な限り近づけて配置することが好ましい。
【0028】
前記制御手段8は、各種センサー、入力パネル等の各種入力手段、ROM、RAM等の記憶手段(シーケンサー、データテーブル等)、演算処理装置(CPU)、クロック、これらを繋ぐバス、パソコン等の上位装置とのインターフェース等を備えたマイコンユニット(図示せず)で構成されており、該入力手段から入力値、シーケンサーのシーケンス、或いは上位装置からの制御指示に応じた演算処理結果に基づいて、図2に示すように、グラビアロール20、ポンプ24a、記録ヘッド30、記録ヘッド走査機構32、コンベアユニット40a、サクションユニット40b、給紙ロール42、インフィードロール43、アウトフィードロール44、排紙ロール45、切断手段5、6等を同期させてこれらの動作を制御するように設けられている。搬送経路における当該記録用紙10の所定位置での位置決めは、従来からこの種の記録装置に用いられている手法を適宜用いることができる。
【0029】
本実施形態の記録装置1においては、前記制御手段8は、記録用紙10における一つの記録保証領域の全域が前記グラビアロール20と前記バッキングロール21との間を連続的に略等速度で通過するように、グラビアロール20を駆動させるように設けられている。
【0030】
また、前記制御手段8は、記録ヘッド30で記録内容を記録するに伴ってインフィードロール43で前記記録用紙10が繰り出されるときに、インフィードロール43と前記離脱位置Cとの間で記録用紙10に張力がかからないようするため、前記グラビアロール20の駆動に同期させて前記コンベアユニット40a及びサクションユニット40bの動作を制御し、コンベアユニット40aから記録用紙10が離脱する離脱位置Cとインフィードロール43との間において、当該記録用紙10が張力のかからない緩んだ状態となるように設けられている。
【0031】
上記構成の記録装置1の概略動作を説明する。
上記構成の記録装置1では、上位装置から記録指示を受けると、前記支持軸41に記録用紙10のロールセットされた記録用紙10が当該記録指示に応じた所定長さ分だけ供給ロール42によってグラビアロール20とバッキングロール21との間に導かれる。このとき、記録用紙10は、その一つの記録保証領域の全域がグラビアロール20とバッキングロール21との間を連続的に等速度で通過するようにこれらのロールの間から繰り出される。所定長さの前処理が行われると、切断手段5によって記録用紙10が切断される。
【0032】
グラビアロール20で前処理液が塗工された記録用紙10は、前記コンベアユニット40aに導かれ、サクションユニット40bで吸着された状態で搬送される。コンベアユニット40aの前記離脱位置Cを過ぎると、記録用紙10は張力がかからない状態で湾曲しながらインフィードロール43に導かれてニップされる。そして、プラテン31上を通過してアウトフィードロール44に導かれてニップされる。さらに、記録用紙10の記録保証領域の先端が、記録ヘッド30の記録位置B(ノズルの噴出口の対向位置)に位置するように決めされる。
【0033】
記録用紙10に記録内容を記録する場合には、前記インフィードロール43及びアウトフィードロール44が同期駆動され、記録用紙10が所定のピッチで繰り出される。これに応じて走査機構32によって記録ヘッド30が記録用紙10の幅方向に往復移動されながら所定量のインクがノズルから噴射される。この間、離脱位置Cと送りロール43との間で張力が緩和されて緩んだ状態の記録用紙10が消費される。このため、記録ヘッド30による記録途中で、記録用紙10の記録保証領域が前処理液の塗工位置Aにおいて止まることがない。
【0034】
記録用紙10への記録内容の記録が終了すると、記録済みの記録用紙10が排紙ロール45まで導かれ、アウトフィードロール44でニップされた状態で切断手段6で切断されて排紙ロール45でトレイ7に排出される。
【0035】
記録装置1では、上述のような記録ヘッド30による記録動作に伴う記録用紙10の搬送及び排紙が繰り返し行われる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態の記録装置1によれば、塗工位置Aから記録位置Bまでの長さが、記録用紙10が搬送手段4で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、グラビアロール20、バッキングロール21及び記録ヘッド30が配され、記録用紙10における一つの記録保証領域の全域がグラビアロール20とバッキングロール21との間を連続的に略等速度で通過し、インフィードロール43で記録用紙10が繰り出されるときに、記録用紙10の搬送経路において、離脱位置Cとインフィードロール43との間で当該記録用紙10に張力がかからないように設けられているので、記録ヘッド30による記録途中で、記録用紙10の記録保証領域が前処理液の塗工位置Aにおいて止まることがない。従って、従来のように記録用紙に前処理液のすじ状の塗工ムラが生じることを防ぐことができ、帯状の記録用紙10においても、連続的に文字、記号、画像等の記録内容を高品位で記録することができる。
【0037】
また、切断手段5によって、記録指令に応じた長さ分の前処理が施された記録用紙10を切断するため、その後の記録を行う場合に、余剰部分が前処理液の塗工位置Aと切断手段5の切断位置Dの長さ分で済み、記録用紙の無駄な使用量を抑えることができる。また、この余剰部分も切断手段6によって切断することができるため、余剰部分のない記録物を供給することができる。
【0038】
図3及び図4は、本発明のインクジェット記録装置の第2実施形態を示すものである。これらの図中、符号1’は記録装置、10’は単票の記録用紙、Rは記録用紙10’の搬送経路を示している。また、前記第1実施形態の記録装置1と共通する部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。従って、特に説明のない部分については、前記第1実施形態における説明が適宜適用される。
【0039】
本実施形態の記録装置1’は、単票の記録用紙10’の被記録面に前記前処理液を塗工する前処理手段2と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して文字、記号、画像等の記録内容を記録する記録手段3と、前処理手段2から記録手段3に記録用紙10’を搬送する搬送手段4とを具備している。また、本実施形態の記録装置1’は、これら各手段を制御する制御手段8’(図4参照)、及び給紙ロール42の上流側に給紙トレイ9を具備している。
【0040】
本実施形態の記録装置1’は、前記搬送手段4による記録用紙10’の搬送経路Rにおける、グラビアロール20による前記前処理液の塗工位置Aから前記記録ヘッド30による記録内容の記録位置Bまでの長さが、記録媒体10’が前記搬送経路で搬送されるときの当該記録媒体10’の記録保証領域の搬送方向の長さよりも長くなるように、前記記録ヘッド30、前記グラビアロール20、バッキングロール21及びインフィードロール43が配されている。
【0041】
前記制御手段8’は、第1実施形態と同様に、各種センサー、入力パネル等の各種入力手段、ROM、RAM等の記憶手段(シーケンサー、データテーブル等)、演算処理装置(CPU)、クロック、これらを繋ぐバス、パソコン等の上位装置とのインターフェース等を備えたマイコンユニット(図示せず)で構成されており、該入力手段から入力値、シーケンサーのシーケンス、或いは上位装置からの制御指示に応じた演算処理結果に基づいて、図4に示すように、グラビアロール20、ポンプ24a、記録ヘッド30、記録ヘッド走査機構32、給紙ロール42、インフィードロール43、アウトフィードロール44、排紙ロール45等を同期させてこれらの動作を制御するように設けられている。
【0042】
また、本実施形態の記録装置1においては、前記制御手段8’は、前記グラビアロール20と前記バッキングロール21との間を記録用紙10’の記録保証領域の全域が連続的に略等速度で通過するように、グラビアロール20を駆動させるように設けられている。
【0043】
本実施形態の記録装置1’においては、給紙トレイ9にセットされた記録用紙10’が給紙ロール42によってグラビアロール20とバッキングロール21との間に導かれる。記録用紙10’は、その記録保証領域の全域がグラビアロール20とバッキングロール21との間を連続的に等速度で通過するようにこれらのロールの間から繰り出される。これにより、グラビアロール20の表面に供給された前処理液が記録用紙10’の記録保証領域の全域に均一に塗工される。
【0044】
グラビアロール20で前処理液が塗工された記録用紙10’は、インフィードロール43及びアウトフィードロール44に導かれ、これらでニップされる。そして、記録用紙10’の記録保証領域の先端が、記録ヘッド30の記録位置B(ノズルの噴出口の対向位置)に位置するように決めされる。
【0045】
記録用紙10’に記録内容を記録する場合には、前記インフィードロール43及びアウトフィードロール44が同期して駆動し、記録用紙10’が所定のピッチで繰り出される。そして、これに応じて前記記録ヘッド30が走査機構32によって記録用紙10’の幅方向に往復移動されながら所定量のインクがノズルから噴射される。
【0046】
記録用紙10’への記録内容の記録が終了すると、記録済みの記録用紙10’が排紙ロール45まで導かれ、トレイ6に排出される。またその一方で、給紙ロール42を通じてグラビアロール20とバッキングロール21との間に新たな記録用紙10’が供給され、グラビアロール20とバッキングロール21との間を記録用紙10’記録保証領域の全域が連続的に略等速度で通過するように、グラビアロール20が駆動される。
【0047】
記録装置1’では、上述のような記録ヘッド30による記録に伴う記録用紙10’の搬送、排紙が繰り返し行われる。
【0048】
以上説明したように、本実施形態の記録装置1’によれば、塗工位置Aから前録位置Bまでの長さが、記録用紙10が搬送手段4で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、グラビアロール20、バッキングロール21及び記録ヘッド30が配され、一枚の記録用紙10’の記録保証領域について、グラビアロール20による記録保証領域の全域への前処理液の均一な塗工動作が終った後、該記録保証領域への記録ヘッド30による記録動作が行われるので、前記第1実施形態の記録装置1と同様に、記録用紙10’の記録保証領域がグラビアロール20及びバッキングロールの途中で止まることがない。従って、従来のような記録用紙10に前処理液のすじ状の塗工ムラが生じることを防ぐことができ、文字、記号、画像等の記録内容を高品位で記録することができる。
【0049】
本発明は、前記実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
【0050】
本発明のインクジェット記録装置は、前記第1実施形態におけるように、インフィードロール43で前記記録用紙10が繰り出されるときに、インフィードロール43と前記バッキングロール21との間で記録用紙10に張力がかからないように、張力緩和手段40を備えていることが好ましいが、張力緩和手段を用いずに、インフィードロールとバッキングロールとの間の記録用紙の搬送経路及びグラビアロールとインフィードロールとの駆動のタイミングを制御することによって、インフィードロール43で前記記録用紙10が繰り出されるときに、インフィードロール43と前記バッキングロール21との間で記録用紙10に張力がかからないようにすることもできる。
【0051】
本発明のインクジェット記録装置は、前記第1実施形態におけるように、切断手段5を備えていることが好ましいが、切断手段5は省略することもできる。
【0052】
また、切断手段5は、前処理液の塗工位置Aの下流側に配することが好ましいが、塗工位置Aの上流側に配することもできる。
【0053】
また、記録媒体の搬送手段には、必要に応じて、グラビアロールと記録媒体との接触角度を調整する角度調整ロールや、グラビアロールの上流側に搬送経路における記録媒体の張力を調整するエクスパンションロール等を備えていてもよい。
【0054】
また、記録済みの被記録面に後処理液の塗工等が必要な場合には当該後処理液の塗工手段等を備えていてもよい。
【0055】
本発明のインクジェット記録装置は、記録対象となる媒体に特に制限はなく、紙及び紙以外のシート状記録媒体であって前処理液がはじくことなく均一に塗布できる素材ならば適宜用いることができる。紙としては、非コート紙、コート紙、アート紙、インクジェット対応専用紙、新聞用原紙等が挙げられる。紙以外の該素材としては、合成樹脂フィルム、合成紙、不織布等が挙げられる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、前処理液を均一に塗工することができ、文字、記号、画像等の記録内容を高品位で記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態を模式的に示す図である。
【図2】同実施形態のインクジェット記録装置の概略ブロック図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の第2実施形態を模式的に示す図である。
【図4】同実施形態のインクジェット記録装置の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1、1’ インクジェット記録装置
2 前処理手段
20 グラビアロール
21 バッキングロール
3 記録手段
30 記録ヘッド
31 プラテン
32 走査機構
4 搬送手段
40 張力緩和手段
42 給紙ロール
43 インフィードロール(送りロール)
44 アウトフィードロール
45 排紙ロール
5、6 切断手段
7 トレイ
8、8’ 制御手段
9 給紙トレイ
A 塗工位置
B 記録位置
C 離脱位置
D 切断位置
R 搬送経路
Claims (7)
- 帯状の記録媒体の被記録面に前処理液を塗工する前処理手段と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して記録を施す記録手段と、前記記録媒体をその長手方向に沿って所定の搬送経路で搬送して前記前処理手段及び前記記録手段に導く搬送手段とを具備し、
前記前処理手段がグラビアロール及び該グラビアロールに前記被記録面を押圧するバッキングロールを有し、前記記録手段が前記記録媒体の幅方向に沿って走査される記録ヘッドを有し、且つ前記搬送手段が前記記録ヘッドによる記録位置に前記記録媒体を所定のピッチで繰り出す送りロールを有するインクジェット記録装置において、
前記グラビアロールと前記バッキングロールとの間を前記記録媒体の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するように該グラビアロールを駆動させる制御手段を具備しており、
前記記録媒体の前記搬送経路における、前記塗工位置から前記記録位置までの長さが、該記録媒体が前記搬送手段で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール、前記バッキングロール及び前記記録ヘッドが配されているとともに、
前記搬送手段による前記記録媒体の搬送経路に、前記送りロールで該記録媒体を繰り出すときに、該送りロールと前記バッキングロールとの間で張力をかけずに該記録媒体を搬送する部分を有しているインクジェット記録装置。 - 前記搬送手段が、前記送りロールと前記バッキングロールとの間における前記記録媒体の張力を緩和させる張力緩和手段を有している請求項1記載のインクジェット記録装置。
- 帯状の記録媒体の被記録面に前処理液を塗工する前処理手段と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して記録を施す記録手段と、前記記録媒体をその長手方向に沿って所定の搬送経路で搬送して前記前処理手段及び前記記録手段に導く搬送手段とを具備し、
前記前処理手段がグラビアロール及び該グラビアロールに前記被記録面を押圧するバッキングロールを有し、前記記録手段が前記記録媒体の幅方向に沿って走査される記録ヘッドを有し、且つ前記搬送手段が前記記録ヘッドによる記録位置に前記記録媒体を所定のピッチで繰り出す送りロールを有するインクジェット記録装置において、
前記グラビアロールと前記バッキングロールとの間を前記記録媒体の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するように該グラビアロールを駆動させる制御手段と、
前記グラビアロールによる前記前処理液の塗工位置と前記記録ヘッドによる前記記録内容の記録位置との間に前記前処理が施された前記記録媒体を切断する切断手段とを具備しており、
前記記録媒体の前記搬送経路における、前記塗工位置から前記記録位置までの長さが、該記録媒体が前記搬送手段で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール、前記バッキングロール及び前記記録ヘッドが配されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記搬送手段による前記記録媒体の搬送経路に、前記送りロールで該記録媒体を繰り出すときに、該送りロールと前記バッキングロールとの間で張力をかけずに該記録媒体を搬送する部分を有している請求項3記載のインクジェット記録装置。
- 前記搬送手段が、前記送りロールと前記バッキングロールとの間における前記記録媒体の張力を緩和させる張力緩和手段を有している請求項3又は4記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録手段により記録内容が記録された前記記録媒体を切断する別の切断手段を備えている請求項3〜5の何れかに記載のインクジェット記録装置。
- 単票の記録媒体の被記録面に前処理液を塗工する前処理手段と、該前処理液が塗工された該被記録面にインクを噴射して記録を施す記録手段と、前記前処理手段から前記記録手段に前記記録媒体を所定の搬送経路で搬送する搬送手段とを具備し、
前記前処理手段がグラビアロール及び該グラビアロールに前記被記録面を押圧するバッキングロールを有し、且つ前記記録手段が前記記録媒体の搬送方向と略直交する方向に走査される記録ヘッドを有するインクジェット記録装置において、
前記グラビアロールと前記バッキングロールとの間を前記記録媒体の記録保証領域が連続的に略等速度で通過するように該グラビアロールを駆動させる制御手段を具備しており、
前記記録媒体の前記搬送経路における、前記グラビアロールによる前記前処理液の塗工位置から前記記録ヘッドによる前記記録内容の記録位置までの長さが、該記録媒体が前記搬送手段で搬送されるときのその記録保証領域の搬送方向における長さよりも長くなるように、前記グラビアロール、前記バッキングロール及び前記記録ヘッドが配されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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JP2002286121A JP2004122392A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | インクジェット記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004122392A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009208438A (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-17 | Fujifilm Corp | 打滴装置および打滴方法 |
JP2010158784A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011173320A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN104589809A (zh) * | 2015-02-08 | 2015-05-06 | 李丽容 | 一种用于票据打印机的自动切纸部件 |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002286121A patent/JP2004122392A/ja active Pending
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