【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出装置等の一の装置と、それに関連する装置等から構成されるダイカスト鋳造等の鋳造システムにおいて、射出装置、金型、溶湯保持炉、部分加圧装置、真空ポンプ等の減圧装置等の各種装置に関する鋳造条件とその鋳造製品を関連付けてデータ管理することにより、鋳造製品の品質と鋳造条件のトレーサビリティーを確保するのに効果的な鋳造関連データの管理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ダイカスト鋳造等において、ダイカスト製品とその鋳造条件を関連付けて、データ収集及び管理することにより、製品に異常が発生したことが発見された場合に、その製品に対応した鋳造条件を認識出来るようにすることで、不良品対策及び品質の作り込みを図らんとする方法は従来から提案されている。
【０００３】
例えば、特開平８−２２４９４号公報には、製品に対応する品質管理データを各種測定装置より順次自動的に収集することによってクレーム発生時等、出荷後の製品から品質管理データを追跡、特定せんとする品質管理システムが開示されている。
【０００４】
特開２００２−５２５９０号公報には、製品が不良と判明した時点において、その形成データを過去に遡って迅速に調査可能にした成形データの記録表示方法が開示されている。
【０００５】
しかし、従来はダイカストマシン等の鋳造機本体と、それに関する部分加圧制御装置、あるいは金型キャビティ内を減圧する真空ポンプ等の減圧装置等に、それぞれ個別にデータ収集手段と、そのデータ管理のためのパーソナルコンピュータ（以下、パソコンと称する）等が備えられていた。
その為、これらのパソコンからデータを自動収集し、他のパソコンでショット毎の鋳造条件データ等のリアルタイムデータをデータファイル化するとともに、そのトレンド値をデータファイル化し、トレンド表示する方法が実施されていた。
【０００６】
ところが、各装置毎に連続番号からなるショット番号を付してデータ管理すると、いずれかの装置に関するパソコンに何らかの原因でショット番号が付されなかった場合でも各パソコン毎に連続番号としてショット番号が順次付されていくので、各パソコン間のショット番号あるいは製品の実際のショット番号とが一致しなくなると言う不具合があった。
【０００７】
特に、鋳造においては、例えば、キャビティ内の減圧動作、射出動作、部分加圧動作等には必然的に時間差が存在するので、日付毎にデータファイルフォルダがリセット更新されるように、自動プログラムが組まれている場合などには、次のような不具合も発生した。
例えば、時刻８時００分に日付更新されるように設定されていて、射出時刻が７時５９分３０秒であり、部分加圧動作時刻が８時００分１０秒となった場合には射出ロット番号（ショット番号）が前日の日付の最後の記録になり、部分加圧ロット番号（ショット番号）が当日の最初の記録になってしまう。
また、パソコン毎に内蔵されている時計にはそれぞれ、早くなったり、遅くなったり、あるいは初期設定の誤差が存在するので、それぞれのパソコンに記録される時刻が、実際の正時間とずれている場合があり、正確に一元管理ができなかった。
なお、特許文献２には、射出開始指令時間を射出プロファイル名としてトレンドデータと関連付けたことが記載されているが、これは、あくまでも射出プロファイルとトレンドデータを関連付けたものであり、複数のパソコンで分担して鋳造条件に関する各データを収集・記録した場合の一元管理を目的とするものでなく、複数のパソコン間のデータの一々対応ができるものでもない。
【０００８】
【特許文献１】
特開平８−２２４９４号公報
【特許文献２】
特開２００２−５２５９０号公報
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に有する技術的課題に鑑みて、ダイカスト等の鋳造において、各装置に設けられた測定手段にて得られた鋳造条件データを複数のパソコンで自動データ収集管理されている場合に各パソコンに記録されたデータ及びその製品との確実な一々対応ができ、これらのデータを統合して一元管理が容易な鋳造に関するデータ管理方法の提供を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、射出装置等の一の装置と、その関連装置及び、複数のデータ収集・記録手段から構成される鋳造システムにおいて、ショット毎の一の装置起動時刻認識手段を備え、その認識された起動時刻に関連付けて製品の製造番号を記録する記録手段を備え、ショット毎の各鋳造条件データをその関連装置の起動時刻をファイル名とするファイル作成手段を備え、この各鋳造条件データに基づくトレンド値データファイル作成手段を備え、上記複数のデータ収集・記録手段で得られた各鋳造条件データを一元管理する管理手段を備えた。
【００１１】
ここで、射出装置等の一の装置と、その関連装置から構成される鋳造システムとしたのは、製品の製造番号と鋳造条件の一々対応をさせるのに例えば、射出装置における射出時刻を用いる趣旨である。
従って、関連装置とは鋳造システムにおける一の装置を射出装置とした場合それ以外の構成部分が該当する。
具体的には、ダイカストマシン本体を構成する型の開閉装置、注湯装置、金型、部分加圧制御装置、真空ポンプ等の減圧装置等があげられる。
【００１２】
ショット毎の鋳造条件とは、例えば、プランジャーによる射出速度、昇圧時間、加圧力（メタル圧）、アルミ合金等の湯温、型温、スリーブ温度、鋳造サイクルタイム、部分加圧タイミング、部分加圧力、減圧時間、減圧レベル等、鋳造に関する各種条件をいい、リアルタイムに、時系列データ（波形データ）として自動収集される。
また、測定データのみならず、条件入力データも含まれる。
【００１３】
トレンド値データとは、鋳造条件データとしてあるいは入力データとして得られた値を製品ショット番号（製品の射出時刻）に対応した時系列データとして把握されたデータをいう。
【００１４】
このように、例えば、射出装置における射出時刻に関連付けて射出条件データファイルを作成したので、各鋳造条件が複数のパソコンで分担して収集された場合に一々対応が容易で、他のパソコンにデータを取り込んだ場合には一元的に統合管理ができる。
ここで、射出時刻に射出条件を関連付けたとは、例えば、射出開始時刻が８時１２分２０秒であった場合、射出条件のデータファイル名を０８１２２０として記録することをいう。
また、次の工程となる部分加圧動作開始時刻が８時１２分２４秒であった場合には、部分加圧制御条件ファイル名を０８１２２４として記録することをいう。
【００１５】
このように、各装置の例えば、起動時刻をその装置のデータのファイル名として記録すると、請求項２記載の発明のように、起動時刻に関連付けられた各鋳造条件データの一部が、一の装置の起動時刻の前後所定時間内に入っていな場合には、そのデータを欠落データとして処理する。
即ち、例えば、射出時刻の所定時間内で、その前にキャビティ内の減圧動作起動時刻が記録されているはずであり、次の工程で部分加圧制御動作起動記録があるはずである。
どれかの装置の起動時刻が、上記所定時間内に記録がなければ、何らかの理由でデータが欠落したと容易に判断ができ、各データの確実な突き合わせが可能になる。
従って、鋳造システムを起動させる際に、各パソコンに時刻合わせ指令が自動的に発信されるように、プログラムを組むのがよい。
【００１６】
請求項３記載の発明は、ショット毎の各鋳造条件データファイルとトレンド値データファイルを日付毎のフォルダに格納するフォルダ作成手段を備え、このフォルダ毎に、複数のデータ収集・記録手段で得られた各鋳造条件データを一元管理する管理手段を備えたことにより、日付け毎にデータを自動収集管理できるようにしたものである。
例えば、一の装置として射出装置を選定した場合に、射出装置の起動開始時間が日付け更新時間に該当した時点で自動的に次のフォルダが作成されるようにするのがよい。
これにより、後から、製品の製造番号に対する鋳造条件の特定が容易になる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
図１に本発明に係る鋳造に関するデータ管理の例を示す。
ダイカストマシン等の鋳造機に起動信号を入力すると、各パソコンのデータを統合管理しているパソコンＰＣ１から各パソコンに、図１に示す例では、射出条件に関する制御及びデータ記録しているＰＣ２、部分加圧条件に関する制御及びデータ記録しているＰＣ３、キャビティ内の減圧条件に関する制御及びデータを記録しているＰＣ４等に時刻合わせ指令が出される。
また、鋳造機に起動信号が入力されると、各装置に起動準備指令が出される。なお、各装置のどれかに、起動信号が入ったときにパソコン時刻合わせがされるようにしてもよい。
例えば、射出装置が起動すると起動時刻を認識し、それをファイル名として記録し、次にその波動データを記録する。
これと同様に、ＰＣ３に部分加圧制御条件がデータ記録され、ＰＣ４に減圧条件がデータ記録される。このようにして、他の鋳造条件等も必要に応じて、これらのパソコンや他のパソコンに記録される。
【００１８】
各パソコンのデータは、統合管理しているパソコンＰＣ１にデータ転送され、日付け毎にフォルダが作成され、その中に、各鋳造条件がファイルに作成格納され、そのトレンド値が記録格納されるファイルが作成される。
【００１９】
鋳造された製品には、例えば、図２に示すように、射出開始時刻に対応させて製造番号が自動刻印される。
このようにして、射出開始時刻に関連させて、製品の製造番号とともに各鋳造条件がトレンド値データとして記録される。
また、図３に示すように、部分加圧条件がトレンド値データとして記録される。
この例で、例えば、製造番号２８２０１２００１とは２００２年８月２０日作業時間帯１区分２型ショット番号００１であることを示す。
また、図４〜図７には各鋳造条件の波動データの記録例を示す。
例えば、図４が型温の記録、図５が昇圧時間の記録、図６がメタル圧（加圧力）の記録、図７がサイクルタイムの記録例である。
【００２０】
【発明の効果】
本発明においては、各鋳造条件のデータを記録するファイルのファイル名をその装置の起動時刻としたので、各鋳造条件の間には、所定の時間的関係が一定の誤差を含めながら明確になるので、一の装置の起動時刻と製品の製造番号を関連付けるだけで、各データの一々対応が確実にファイル名として認識でき、特定できる。
なお、各装置の起動時刻が特定しやすいために取り上げたもので、これに限定されるものではなく、例えば、動作完了時刻等の他のデータを関連付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るデータ管理の構成の例を示す。
【図２】製品の製造番号と鋳造条件を関連付けたデータファイルの例を示す。
【図３】製品の製造番号と鋳造条件を関連付けた、他のデータファイルの例を示す。
【図４】型温度の記録データ例を示す。
【図５】昇圧時間の記録データ例を示す。
【図６】メタル圧の記録データ例を示す。
【図７】サイクルタイムの記録データ例を示す。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a casting system such as a die casting, which includes one device such as an injection device and a device related thereto, and includes a depressurizing device such as an injection device, a mold, a molten metal holding furnace, a partial pressurizing device, and a vacuum pump. The present invention relates to a method for managing casting-related data, which is effective for ensuring the quality of a cast product and the traceability of the casting condition by associating casting conditions and casting products relating to various devices such as devices with the cast products.
[0002]
[Prior art]
In die casting, etc., by associating die casting products with their casting conditions and collecting and managing data, if it is discovered that an abnormality has occurred in the product, it will be possible to recognize the casting conditions corresponding to that product As a result, methods for preventing defective products and improving quality have been conventionally proposed.
[0003]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 8-22494 discloses that quality control data corresponding to a product is automatically collected sequentially from various measuring devices to track and specify the quality control data from a product after shipment, such as when a complaint occurs. Is disclosed.
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-52590 discloses a method of recording and displaying molding data in which, when a product is found to be defective, its forming data can be quickly investigated retroactively in the past.
[0005]
However, conventionally, the data collecting means and the data management of the casting machine main body such as a die-casting machine and the partial pressure control device related thereto or a decompression device such as a vacuum pump for depressurizing the inside of the mold cavity are individually provided. Personal computer (hereinafter, referred to as a personal computer).
For this reason, a method has been implemented in which data is automatically collected from these personal computers, real-time data such as casting condition data for each shot is converted into a data file on another personal computer, and the trend value is converted into a data file and displayed as a trend. Was.
[0006]
However, when data is managed by assigning a shot number consisting of a serial number to each device, even if a personal computer related to any device is not assigned a shot number for some reason, the shot number is sequentially determined as a serial number for each personal computer. As a result, there is a problem that the shot numbers between the personal computers or the actual shot numbers of the products do not match.
[0007]
In particular, in casting, for example, since there is necessarily a time difference in the depressurizing operation, injection operation, partial pressurizing operation, etc. in the cavity, an automatic program is set so that the data file folder is reset and updated every date. When assembled, the following problems also occurred.
For example, if the date is set to be updated at 8:00, the injection time is 7:59:30, and the partial pressurization operation time is 8:00:10, the injection is performed. The lot number (shot number) is the last record of the previous day, and the partial pressurized lot number (shot number) is the first record of the day.
Also, since the clocks built into each personal computer are faster, slower, or have errors in the initial settings, the time recorded on each personal computer is different from the actual time. In some cases, accurate centralized management was not possible.
Patent Literature 2 describes that an injection start command time is associated with trend data as an injection profile name, but this is merely an association between an injection profile and trend data, and is performed by a plurality of personal computers. It is not intended for centralized management when collecting and recording data on casting conditions in a shared manner, nor is it possible to handle data between a plurality of personal computers one by one.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-8-22494 [Patent Document 2]
JP-A-2002-52590
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION In view of the technical problems of the prior art, in the present invention, in casting such as die casting, casting condition data obtained by measuring means provided in each device is automatically collected and managed by a plurality of personal computers. In this case, it is an object of the present invention to provide a data management method relating to casting, in which data recorded in each personal computer and its product can be surely dealt with one by one, and these data are integrated to facilitate centralized management.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention relates to a casting system including an injection device or the like, an associated device thereof, and a plurality of data collection / recording means, which recognizes one device activation time for each shot. Means, recording means for recording the serial number of the product in association with the recognized start time, comprising a file creation means for each casting condition data for each shot, the start time of the associated device as a file name, A trend value data file creating means based on the respective casting condition data is provided, and a managing means for centrally managing the respective casting condition data obtained by the plurality of data collecting / recording means is provided.
[0011]
Here, the casting system composed of one device such as an injection device and its related devices is used for the purpose of using, for example, the injection time in the injection device to correspond to each product serial number and casting conditions. It is.
Therefore, the related device corresponds to other components when one device in the casting system is an injection device.
Specifically, there are an opening / closing device of a mold constituting a main body of the die casting machine, a pouring device, a mold, a partial pressure control device, a decompression device such as a vacuum pump, and the like.
[0012]
The casting conditions for each shot include, for example, injection speed by a plunger, pressure rise time, pressure (metal pressure), hot water temperature of aluminum alloy, mold temperature, sleeve temperature, casting cycle time, partial pressure timing, partial pressure It refers to various conditions related to casting, such as pressure, pressure reduction time, and pressure reduction level, and is automatically collected in real time as time-series data (waveform data).
Further, not only measurement data but also condition input data is included.
[0013]
The trend value data refers to data obtained as a time series data corresponding to a product shot number (product injection time) using a value obtained as casting condition data or input data.
[0014]
In this manner, for example, since the injection condition data file is created in association with the injection time in the injection device, it is easy to cope with the case where each casting condition is shared and collected by a plurality of personal computers, and the data is transferred to another personal computer. In the case of importing, integrated management can be performed centrally.
Here, associating the injection condition with the injection time means that, for example, when the injection start time is 8:12:20, the data file name of the injection condition is recorded as 081220.
If the partial press operation start time to be the next step is 8:12:24, the partial press control condition file name is recorded as 0812224.
[0015]
In this way, for example, when the start time of each device is recorded as a file name of the data of the device, a part of the casting condition data associated with the start time is changed to one If the data is not within a predetermined time before or after the activation time of the apparatus, the data is processed as missing data.
That is, for example, within a predetermined time of the injection time, the start time of the pressure reduction operation in the cavity should be recorded before that, and there should be a start record of the partial pressurization control operation in the next step.
If the start time of any device is not recorded within the above-mentioned predetermined time, it can be easily determined that data is missing for some reason, and each data can be surely matched.
Therefore, it is preferable to set up a program so that a time adjustment command is automatically transmitted to each personal computer when the casting system is activated.
[0016]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a folder creating means for storing each casting condition data file and trend value data file for each shot in a folder for each date, and each folder is obtained by a plurality of data collecting / recording means. By providing a management means for centrally managing the respective casting condition data, the data can be automatically collected and managed for each date.
For example, when an injection device is selected as one device, it is preferable that the next folder is automatically created when the activation start time of the injection device corresponds to the date update time.
This makes it easier to specify the casting conditions for the product serial number later.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows an example of data management relating to casting according to the present invention.
When a start signal is input to a casting machine such as a die casting machine, the personal computer PC1 that integrally manages the data of each personal computer, and in the example shown in FIG. A time adjustment command is issued to the PC 3 that records control and data relating to the pressurizing condition and the PC 4 that records control and data relating to the depressurizing condition in the cavity.
When a start signal is input to the casting machine, a start preparation command is issued to each device. The time of the personal computer may be adjusted when an activation signal is input to any of the devices.
For example, when the injection device is activated, it recognizes the activation time, records it as a file name, and then records its wave data.
Similarly, the partial pressurization control condition is recorded in PC3 as data, and the depressurization condition is recorded in PC4 as data. In this way, other casting conditions and the like are recorded on these personal computers and other personal computers as needed.
[0018]
The data of each personal computer is transferred to the personal computer PC1 that is integrated and managed, a folder is created for each date, each casting condition is created and stored in a file, and the trend value is recorded and stored. Is created.
[0019]
For example, as shown in FIG. 2, a serial number is automatically imprinted on the cast product corresponding to the injection start time.
In this way, each casting condition is recorded as trend value data together with the product serial number in association with the injection start time.
Further, as shown in FIG. 3, the partial pressurization condition is recorded as trend value data.
In this example, for example, the production number 28201101 indicates that the work time zone is a type 2 shot number 001 on August 20, 2002.
4 to 7 show recording examples of wave data under each casting condition.
For example, FIG. 4 shows a mold temperature record, FIG. 5 shows a pressurization time record, FIG. 6 shows a metal pressure (pressing force) record, and FIG. 7 shows a cycle time record example.
[0020]
【The invention's effect】
In the present invention, since the file name of the file that records the data of each casting condition is used as the start time of the apparatus, a predetermined time relationship between the casting conditions becomes clear while including a certain error. Therefore, by simply associating the activation time of one device with the product serial number, each correspondence of each data can be reliably recognized as a file name and specified.
It is to be noted that the start time of each device is described because it is easy to identify the device, and the present invention is not limited to this. For example, other data such as the operation completion time may be associated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of a configuration of data management according to the present invention.
FIG. 2 shows an example of a data file in which a product serial number and a casting condition are associated with each other.
FIG. 3 shows an example of another data file in which a product serial number and a casting condition are associated with each other.
FIG. 4 shows an example of recording data of a mold temperature.
FIG. 5 shows an example of recording data of a boosting time.
FIG. 6 shows an example of recording data of metal pressure.
FIG. 7 shows an example of cycle time recording data.
