JP2004121604A - X-ray diagnostic apparatus - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an X-ray diagnostic apparatus for automatically performing positional adjustment of a top plate and/or an X-ray system so as to keep an X-ray exposure direction of the X-ray system with respect to the concerned site of a subject and a relative position of the X-ray system and the concerned site of the subject, or the relative position of the X-ray system and the concerned site of the subject, or a position of the concerned site of the subject about the direction of the body axis of the subject in the case of moving a keeping device for keeping the top plate for placing the subject and the X-ray system. <P>SOLUTION: When the X-ray system performs the rotation movement of a rotation angle ψ about the longitudinal direction of the top plate 1 to move an X-ray beam center axis from R<SB>1</SB>to R<SB>2</SB>, a control part decides the rising and falling angle θ to be θ=ψ, and supposes the concerned site to have moved from Q<SB>1</SB>to Q<SB>2</SB>with the movement of the rising and falling angle θ of the top plate 1 to decide a movement A' about the longitudinal direction of the top plate 1 and the movement B' about a vertical direction. Then, the positional adjustment of the top plate 1 is performed based on these values to keep the relative position between an X-ray exposure source and the concerned site Q of the subject. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Ｘ線の曝射により被検体内部の透視及び撮影を行うＸ線診断装置に関するものであって、特に、重力を利用したＸ線造影検査の際などに用いられるＸ線診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、Ｘ線撮影を行う場合、適切な診断を行う必要から、診断の対象とされる関心部位の多方向からの撮影像が必要とされることが多い。従って、従来のＸ線診断装置の中には、被検体に対して様々な方向からＸ線撮影を行うために、被検体を載置する天板が、Ｘ線照射を行うＸ線系に対して起倒移動を行うように構成されたものが存在する。
【０００３】
このようなＸ線診断装置を図１８に示す。同図に示すように、当該Ｘ線診断装置は、主に、長手方向に被検体Ｐを載置する天板１００と、この天板１００を支持すると共に駆動させる寝台２００と、天板１００に載置される被検体Ｐに対してＸ線照射を行うＸ線管３００及び被検体Ｐから透過してくるＸ線を検出するＸ線検出器４００を保持する保持装置５００とから構成されている。
【０００４】
寝台２００は天板１００の駆動手段であり、前述の天板１００の起倒移動に加え、天板１００の垂直方向移動及び長手方向（同図に示す点線矢印ａ方向）移動が可能に構成されている。また、保持装置５００は、Ｘ線管３００からのＸ線ビームを常に天板１００の天板面に対して垂直に照射するべく、天板１００の起倒角度に応じた被検体Ｐの体軸方向に関する回転移動（同図に示す矢印ｂ方向）が可能に構成されている。
【０００５】
しかしながら、当該Ｘ線診断装置においては、天板１００の起倒移動に伴い、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線管３００のＸ線照射源Ｒの位置関係にズレが生じてしまう。
【０００６】
具体的には、図１９に示すように、当該Ｘ線診断装置において、天板１００が起倒角度θの起倒移動を行った際には、関心部位ＱはＱ１からＱ２へと移動し、Ｘ線管３００のＸ線照射源ＲはＲ１からＲ２へと移動する。この時、起倒後の関心部位Ｑ２は、起倒前の関心部位Ｑ１から水平方向に関し移動量Ａだけ、垂直方向に関し移動量Ｂだけ位置ズレを生じる。
【０００７】
即ち、天板１００の起倒移動に伴い、Ｘ線照射源Ｒは同図に示すＲ１からＲ２へと関心部位Ｑ１を中心とする回転移動を行うため、起倒後のＸ線照射源Ｒ２と起倒後の関心部位Ｑ２は、Ｘ線ビーム中心軸に関する水平方向にＡ´´だけ位置ズレを生じ、Ｘ線ビーム中心軸に関する垂直方向にＢ´´だけ位置ズレを生じる。
【０００８】
このようにして、天板１００の起倒移動に伴い、関心部位ＱがＸ線照射源Ｒとの間にＸ線ビーム中心軸に関する水平方向に位置ズレを生じると、モニタ画面に写し出される関心部位Ｑの撮影像が画面中央より辺周方向へと移動してしまい、特に、この位置ズレが大きな場合には、関心部位Ｑがモニタ画面から逸脱してしまうという問題を生じる。また、関心部位ＱがＸ線照射源Ｒとの間にＸ線ビーム中心軸に関する垂直方向に位置ズレを生じると、モニタ画面に写し出される関心部位Ｑの撮影像の拡大倍率に誤差が生じることになる。特に、この位置ズレが大きな場合には、この拡大倍率の誤差も非常に大きなものとなり、術者が診断の際に煩わしさを感じることになる。
【０００９】
そこで、従来のＸ線診断装置においては、天板１００の起倒移動に伴う関心部位Ｑの位置ズレ（図１９におけるＡ´´及びＢ´´）の補正を行うために、以下に説明する補正が行われている。
【００１０】
まず、寝台２００の天板１００の垂直方向移動（移動量Ｂ´）によって、関心部位Ｑの位置ズレ補正を行う。図１９に示すように、天板１００の垂直方向移動により関心部位Ｑは同図に示すＱ２からＱ３へと移動し、これに伴い、Ｘ線ビーム中心軸に関する水平方向の位置ズレ（移動量Ａ´´）は改善され、Ｘ線ビーム中心軸に関する垂直方向の位置ズレ（移動量Ｂ´´）は、補正される。
【００１１】
尚、上記天板１００の垂直方向に関する移動量Ｂ´は、関心部位Ｑの天板１００上面からの高さＨ及び関心部位Ｑの天板１００の起倒中心Ｏからの水平距離Ｌさえ認識されれば、天板１００の起倒角度θに応じて一義的に算出される値であるため、従来のＸ線診断装置の中には、この天板１００の垂直方向移動による関心部位Ｑの位置ズレ補正を天板１００の起倒移動に同期して自動的に行うものが存在している。
【００１２】
このようにして、天板１００の垂直方向移動による位置ズレ補正により、関心部位ＱのＸ線ビーム中心軸に関する水平方向の位置ズレ（移動量Ａ´´）は改善されるのであるが、上記補正によっても、同図に示す移動量Ａ´が、モニタ画面に写し出される関心部位Ｑの撮影像の位置ズレとなって現れてしまう。
【００１３】
よって、この移動量Ａ´が大きな場合（モニタ画面に写し出される関心部位Ｑの撮影像の位置ズレが気になる場合）には、さらに、寝台２００の天板１００の長手方向移動による関心部位Ｑの位置ズレ補正が行われる。
【００１４】
ところで、この天板１００の長手方向移動による位置ズレ補正は、従来においては、術者のマニュアル操作により行われていた。具体的には、術者は、モニタ画面に写し出される関心部位Ｑの撮影像の位置を確認しながら、関心部位Ｑの撮影像がモニタ画面中央に位置するように、天板１００の長手方向の位置調整を行う。この位置調整により、関心部位Ｑは、同図におけるＱ３からＱ１へと移動し、これをもって関心部位ＱのＸ線ビーム中心軸に関する水平方向の位置ズレ補正が完了する。
【００１５】
しかしながら、この寝台２による天板１の長手方向移動による関心部位Ｑの位置ズレ補正は、術者によるマニュアル操作によって行われていたため、術者は煩わしさを感じ診断の際の負担にもなっていた。
【００１６】
そこで、従来のＸ線診断装置の中には、術者の煩わしさを解消するべく、天板の起倒移動動作の際に、Ｘ線照射源と被検体の関心部位の位置関係にズレが生じることのないよう、天板の起倒角度に応じて、天板及び／又はＸ線系の位置調整を自動的に行うように構成したＸ線診断装置も提案されている（例えば、特願２００１−２１２４０７号参照。）。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記Ｘ線診断装置においては、位置調整を行う起点となる動作を天板の起倒移動動作に限定して、天板及び／又はＸ線系の位置調整を自動的に行うのみであり、被検体に対するアプローチも、重力を利用したＸ線造影検査の際などに、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の位置を維持しつつ重力方向の移動のみを行うといったことに限定されていた。
【００１８】
ところが、実際の検査等においては、術者から要望される被検体に対するアプローチの手法は多種多様であり、例えば、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の位置は維持しつつ撮影角度だけ変化させたい場合や、手技を行い易くするために、拡大率が変化することを容認しつつ被検体の関心部位の位置を所望の位置に移動させたい場合や、他の付属装置との干渉を避けるために、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の位置は維持しつつ、被検体の関心部位の位置を所望の位置に移動させたい場合等が生じる。
【００１９】
従って、実際の検査等においては、天板の起倒移動動作に限らず、天板の垂直方向移動動作や長手方向移動動作、さらには、Ｘ線系（Ｘ線管及び検出器）を保持する保持装置の被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び被検体の体幅方向に関する水平方向移動、被検体の体軸方向に関する回転移動等に応じて、例えば、被検体の関心部位の位置を維持しつつ重力方向の移動のみを行うといったことに限らず、Ｘ線管及び検出器間における被検体の関心部位の位置に位置ズレが生じることのないように、又は、被検体の関心部位の被検体体軸方向に関する位置に位置ズレが生じることのないように、天板及び／又はＸ線系の位置調整を自動的に行うこと等が要求される場合がある。
【００２０】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、実際の検査等において要求される、被検体に対する多種多様のアプローチの手法に対応するべく、被検体を載置する天板、或いはＸ線系を保持する保持装置を移動する際に、被検体の関心部位に対するＸ線系のＸ線照射方向及び被検体の関心部位とＸ線系との相対位置を維持するように、又は、Ｘ線系と被検体の関心部位との相対位置を維持するように、又は、被検体の関心部位の被検体体軸方向に関する位置を維持するように、天板、或いはＸ線系の移動に応じて、天板及び／又はＸ線系の位置調整を自動的に行うＸ線診断装置を提供することにある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記天板に載置される被検体の体軸方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記保持装置の回転移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記保持装置の回転角度に応じて、前記寝台に前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２２】
上記課題を解決するために、請求項２記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記寝台による前記天板の起倒移動動作時に、前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記天板の起倒角度に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２３】
上記課題を解決するために、請求項３記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記寝台による前記天板の垂直移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位の前記被検体の体軸方向に関する位置を維持するように、前記天板の起倒角度に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２４】
上記課題を解決するために、請求項４記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記保持装置の前記水平方向移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記保持装置の前記水平方向の移動量に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２５】
上記課題を解決するために、請求項５記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記寝台による前記天板の長手方向移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記天板の長手方向の移動量に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動を行わせると共に、前記保持装置に前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２６】
上記課題を解決するために、請求項６記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の一端を中心とする円弧移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動、水平方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記保持装置の前記水平方向に関する回転移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記保持装置の前記水平方向に関する回転角度に応じて、前記保持装置に前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動を行わせると共に、前記寝台に前記天板の前記円弧移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２７】
上記課題を解決するために、請求項７記載の発明は、長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の一端を中心とする円弧移動を行う寝台と、前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動、水平方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、前記寝台による前記天板の前記円弧移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記天板の円弧移動の回転角度に応じて、前記保持装置に前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動、前記水平方向に関する回転移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るＸ線診断装置の様々な実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【００２９】
［第一の実施形態］
まず、第一の実施形態として、本発明の請求項１に係るＸ線診断装置、即ち、操作者の操作によりＸ線系を保持する保持装置を被検体の体軸方向に関して回転移動（臨床上のＣＡＲ／ＣＡＵ動作）させる場合に、臨床上の関心領域（以下、関心部位と称する）の位置を維持するように、保持装置と寝台の相対角度を保持しつつハーモニックチルトを行うＸ線診断装置について説明する。以下、このような機能をＣＡＳ連動動作と称する。
【００３０】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１に、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。同図に示すように、当該Ｘ線診断装置は、主に、被検体Ｐを載置する天板１と、この天板１を支持すると共に駆動させる寝台２と、天板１に載置される被検体Ｐに対してＸ線照射を行うＸ線管３及び被検体Ｐから透過してくるＸ線を検出するＸ線検出器４を保持し、これらを駆動する保持装置５と、寝台２及び保持装置５の駆動操作を行う操作パネル６と、この操作パネル６による操作に基づき寝台２及び保持装置５の駆動制御を行う制御部７とから構成されている。
【００３１】
寝台２は、天板１の駆動手段であり、天板１の起倒移動に加え、垂直方向移動、長手方向（同図に示す点線矢印ａ方向）移動、短手方向（同図に示す奥行き方向）移動が可能に構成されている。また、保持装置５は、Ｘ線管３からのＸ線ビームを常に天板１の天板面に関して垂直に照射するべく、天板１の起倒角度に応じた関心部位Ｑを中心とする回転移動、即ち、天板１の長手方向に関する回転（同図における矢印ｂ方向）移動が可能に構成されている。また、保持装置５は、被検体Ｐの天板１への載置の際に、その妨げとならないように水平方向（同図における矢印ｃ方向）に関して移動可能に構成される場合もある。
【００３２】
尚、本実施形態におけるＸ線診断装置の天板１の起倒移動中心は、便宜上の都合により、天板１の上面（同図におけるＯの位置）に設定されるものとする。但し、天板１の起倒移動中心は、天板１の上面から外れた位置に設定されても良く、この詳細については後述する。
【００３３】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１乃至図３を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【００３４】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。
【００３５】
次に、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが、制御部７により下記の方法によって算出される。まず被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって、天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【００３６】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により保持装置５の被検体Ｐの体軸方向に関する回転移動が行われる。この保持装置５の回転移動が開始されると、直ちに、保持装置５の回転角度、即ち、これに支持されるＸ線管３及びＸ線検出器４の回転角度が保持装置５内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７においてＸ線管３及びＸ線検出器４の回転角度の回転角度に基づく補正量が算出される。
【００３７】
例えば、図２に示すように、保持装置５の回転移動（回転角度φ）に伴い、Ｘ線管３から照射されるＸ線ビームの中心軸がＲ１からＲ２へ移動したとする。この時、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの間には、Ｘ線ビームの照射角度に関して角度φだけズレが生じる。このＸ線ビームの照射角度に関する角度φが基本となって、同図に示す、天板１の起倒角度θ、長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される。
【００３８】
具体的には、図２に示すように、保持装置５の回転角度がφのとき、Ｘ線ビーム中心軸がＲ１からＲ２へ移動したとする。この時、保持装置５の回転角度φに応じて、Ｘ線ビームの照射角度を補正するべく天板１の起倒角度θも、θ＝φと決定される。次に、この天板１の起倒移動に伴い、関心部位ＱがＱ１からＱ２へ移動したと仮想する。すると、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´は、同図に示すように表すことができる。即ち、関心部位Ｑ２を垂直方向に関して移動量Ｂ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ２からＱ３へ移動し、さらに、関心部位Ｑ３を天板１の長手方向に関して移動量Ａ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ３からＱ１へ移動し、これをもって関心部位Ｑに関する重力方向は変化するも、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位ＱとのＸ線ビームの照射角度のズレ（角度φ）は補正される。尚、補正を行う際の天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【００３９】
尚、以上に述べた天板１の起倒角度θ、長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´は、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図３に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを算出しつつ、これらと保持装置５の回転角度φに関する情報とから上記天板１の起倒角度θ、長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´の値を算出して、起倒角度θに基づき寝台２による天板１の起倒動作に関する駆動制御を、また、移動量Ａ´に基づき寝台２による天板１の長手方向動作に関する駆動制御を、さらには、移動量Ｂ´に基づき寝台２による天板１の垂直方向動作に関する駆動制御を行う。
【００４０】
因みに、以上に述べた制御部７による天板１の起倒動作、長手方向動作及び垂直方向動作に関する駆動制御は、何れも保持装置５の回転動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向も含む）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【００４１】
このような保持装置５及び天板１の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、重力方向が変化しつつある被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【００４２】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、重力方向のみを変化させつつ、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができると共に、関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、天板の位置調整は、保持装置の回転角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【００４３】
［第二の実施形態］
次に、第二の実施形態として、本発明の請求項２に係るＸ線診断装置、即ち、操作者の操作により天板を起倒移動させる場合に、関心部位の位置が天板長手方向に関しては維持されるように、また、関心部位の拡大率が維持されるように天板の垂直方向動作及び長手方向動作を行うＸ線診断装置について説明する。
【００４４】
即ち、本動作は、ＣＡＳ連動動作と同じ動きを行うことと同じであり、寝台単独で起倒動作を行うためＣＡＲ／ＣＡＵとの相対角度は変化する。また、ＣＡＳ連動動作との違いは、保持装置のＣＡＲ／ＣＡＵと寝台の起倒角度とのハーモニックチルト開始時点で相対角度を維持する起倒回転追従動作を行うか、寝台単体で起倒動作を行うかの違いであり、追従位置算出方法は同じである。
【００４５】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１を準用して、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。尚、当該装置の詳細については、前述の第一の実施形態におけるＸ線診断装置と同様であるため、ここでの記載は省略する。
【００４６】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１、図４及び図５を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【００４７】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。
【００４８】
次に、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが、制御部７により下記の方法によって算出される。まず被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって、天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【００４９】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により天板１の起倒移動が行われる。この天板１の起倒移動が開始されると、直ちに、天板１の起倒角度が寝台２内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７において天板１の起倒角度に基づく補正量が算出される。
【００５０】
例えば、図４に示すように、天板１の起倒移動（回転角度θ）に伴い、関心領域ＱがＱ１からＱ２へ移動したとする。この時、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの間には、天板１の長手方向に関する位置及び垂直方向に関する位置にズレが生じる。この天板１の起倒移動に関する回転角度θが基本となって、同図に示す、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される。
【００５１】
具体的には、図４に示すように、天板１の起倒角度がθのとき、関心部位ＱがＱ１からＱ２へ移動したとする。すると、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´は、同図に示すように表すことができる。即ち、関心部位Ｑ２を天板１の長手方向に関して移動量Ａ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ２からＱ３へ移動し、さらに、関心部位Ｑ３を垂直方向に関して移動量Ｂ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ３からＱ１へ移動し、これをもって関心部位Ｑに関するＸ線ビームの照射方向は変化するも、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの水平方向の位置ズレ及びＸ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの距離、即ち拡大率は補正される。尚、補正を行う際の天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【００５２】
尚、以上に述べた天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´は、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図５に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを算出しつつ、これらと天板１の起倒角度θに関する情報とから上記天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´の値を算出して、移動量Ａ´に基づき寝台２による天板１の長手方向動作に関する駆動制御を、また、移動量Ｂ´に基づき寝台２による天板１の垂直方向動作に関する駆動制御を行う。
【００５３】
因みに、以上に述べた制御部７による天板１の長手方向動作及び垂直方向動作に関する駆動制御は、何れも天板１の起倒動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向は除く）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【００５４】
このような天板１の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、撮影方向が変化しつつある被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【００５５】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、撮影方向は変化させつつ、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができると共に、関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、天板の位置調整は、天板の起倒角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【００５６】
［第三の実施形態］
次に、第三の実施形態として、本発明の請求項３に係るＸ線診断装置、即ち、操作者の操作により天板を垂直方向に移動させて、関心部位の拡大率を変化させる場合に、関心部位の位置が天板長手方向に関しては維持されるように、天板の長手方向動作を行うＸ線診断装置について説明する。
【００５７】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１を準用して、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。尚、当該装置の詳細については、前述の第一の実施形態におけるＸ線診断装置と同様であるため、ここでの記載は省略する。
【００５８】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１、図６及び図７を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【００５９】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。
【００６０】
次に、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが、制御部７により下記の方法によって算出される。まず被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって、天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【００６１】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により天板１の垂直方向の移動が行われる。この天板１の垂直方向の移動が開始されると、直ちに、天板１の垂直方向に関する移動量が寝台２内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７において天板１の垂直方向に関する移動量に基づく補正量が算出される。
【００６２】
例えば、図６に示すように、Ｘ線ビームの中心軸に角度φだけの傾きがあって、且つ、天板１の起倒角度にθだけの傾きがある場合に、天板１の垂直方向移動（移動量Ｂ）に伴い、関心部位ＱがＱ２からＱ３へ移動したとする。この時、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの間には、Ｘ線ビームの照射角度と、天板１の長手方向に関する位置にズレが生じる。この際、Ｘ線ビームの照射角度に関する角度φ、天板１の起倒角度θ、天板１の垂直方向に関する移動量Ｂが基本となって、同図に示す、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´が算出される。
【００６３】
具体的には、図６に示すように、Ｘ線ビームの中心軸に角度φだけの傾きがあって、且つ、天板１の起倒角度にθだけの傾きがある場合に、天板１の垂直方向移動（移動量Ｂ）に伴い、関心部位ＱがＱ２からＱ３へ移動したとする。すると、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´は、同図に示すように表すことができる。即ち、関心部位Ｑ３を天板１の長手方向に関して移動量Ａ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ３からＱ４へ移動し、これをもって関心部位Ｑに関する拡大率は変化するも、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの水平方向の位置ズレ及びＸ線ビームの照射方向は補正される。尚、補正を行う際の天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【００６４】
尚、以上に述べた天板１の長手方向に関する移動量Ａ´は、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図７に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを算出しつつ、これらと天板１の水直方向の移動量Ｂに関する情報とから上記天板１の長手方向に関する移動量Ａ´の値を算出して、移動量Ａ´に基づき寝台２による天板１の長手方向動作に関する駆動制御を行う。
【００６５】
因みに、以上に述べた制御部７による天板１の長手方向動作に関する駆動制御は、天板１の垂直方向動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向を含む）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【００６６】
このような天板１の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、拡大率が変化しつつある被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【００６７】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、拡大率は変化させつつ、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。さらに、天板の位置調整は、天板の垂直方向に関する移動量に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【００６８】
［第四の実施形態］
次に、第四の実施形態として、本発明の請求項４に係るＸ線診断装置、即ち、参照モニタやインジェクタ、心電計等の付随装置が手技を行う際等に邪魔となり、手技を行う場所を移動させるべく、操作者の操作によりＸ線管及びＸ線検出器を保持する保持装置を被検体の体軸方向に水平移動させる場合に、関心部位の位置が維持されるように、天板の長手方向動作及び垂直方向動作を行うＸ線診断装置について説明する。
【００６９】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１を準用して、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。尚、当該装置の詳細については、前述の第一の実施形態におけるＸ線診断装置と同様であるため、ここでの記載は省略する。
【００７０】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１、図８及び図９を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【００７１】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。
【００７２】
次に、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが、制御部７により下記の方法によって算出される。まず被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって、天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【００７３】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により保持装置５の被検体Ｐの体軸方向に水平移動が行われる。この保持装置５の水平移動が開始されると、直ちに、保持装置５（これに支持されるＸ線管３及びＸ線検出器４）の水平方向に関する移動量が保持装置５内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７において保持装置５の水平方向に関する移動量に基づく補正量が算出される。
【００７４】
例えば、図８に示すように、Ｘ線ビームの中心軸に角度φだけの傾きがあって、且つ、天板１の起倒角度にθだけの傾きがある場合に、保持装置５の水平方向移動（移動量Ａ）に伴い、Ｘ線ビームの中心軸がＲ１からＲ２へ移動したとする。この時、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの間には、Ｘ線ビームの照射角度と、天板１の長手方向に関する水平位置にズレが生じる。この際、Ｘ線ビームの照射角度に関する角度φ、天板１の起倒角度θ、保持装置５の水平方向に関する移動量Ａが基本となって、同図に示す、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される。
【００７５】
具体的には、図８に示すように、Ｘ線ビームの中心軸に角度φだけの傾きがあって、且つ、天板１の起倒角度にθだけの傾きがある場合に、保持装置５の水平方向移動（移動量Ｃ）に伴い、Ｘ線ビームの中心軸がＲ１からＲ２へ移動したとする。すると、天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´は、同図に示すように表すことができる。即ち、関心部位Ｑ２を垂直方向に関して移動量Ｂ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ２からＱ３へ移動し、さらに、天板１の長手方向に関して移動量Ａ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ３からＱ４へ移動し、これをもってＸ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの天板１の長手方向の位置ズレ及びＸ線ビームの照射方向、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの距離は補正される。尚、補正を行う際の天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【００７６】
尚、以上に述べた天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´は、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図９に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを算出しつつ、これらと保持装置５の水平方向の移動量Ｃに関する情報とから上記天板１の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´の値を算出して、移動量Ａ´に基づき寝台２による天板１の長手方向動作に関する駆動制御を、また、移動量Ｂ´に基づき寝台２による天板１の垂直方向動作に関する駆動制御を行う。
【００７７】
因みに、以上に述べた制御部７による天板１の長手方向動作に関する駆動制御は、保持装置５の水平方向動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向を含む）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【００７８】
このような保持装置５及び天板１の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【００７９】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、該関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、天板の位置調整は、保持装置の水平方向に関する移動量に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【００８０】
［第五の実施形態］
次に、第五の実施形態として、本発明の請求項５に係るＸ線診断装置、即ち、参照モニタやインジェクタ、心電計等の付随装置が手技を行う際等に邪魔となり、手技を行う場所を移動させるべく、操作者の操作により天板を長手方向に移動させる場合に、関心部位の位置が維持されるように、保持装置の天板長手方向に関する水平移動及び天板の垂直方向動作を行うＸ線診断装置について説明する。
【００８１】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１を準用して、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。尚、当該装置の詳細については、前述の第一の実施形態におけるＸ線診断装置と同様であるため、ここでの記載は省略する。
【００８２】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１、図１０及び図１１を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【００８３】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。
【００８４】
次に、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが、制御部７により下記の方法によって算出される。まず被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって、天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【００８５】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により天板１の長手方向移動が行われる。この天板１の長手方向移動が開始されると、直ちに、天板１の長手方向に関する移動量が寝台２内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７において天板１の長手方向に関する移動量に基づく補正量が算出される。
【００８６】
例えば、図１０に示すように、Ｘ線ビームの中心軸に角度φだけの傾きがあって、且つ、天板１の起倒角度にθだけの傾きがある場合に、天板１の長手方向移動（移動量Ａ）に伴い、関心部位ＱがＱ２からＱ３へ移動したとする。この時、Ｘ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの間には、Ｘ線ビームの照射角度と、天板１の長手方向に関する水平位置にズレが生じる。この際、Ｘ線ビームの照射角度に関する角度φ、天板１の起倒角度θ、天板１の長手方向に関する移動量Ａが基本となって、同図に示す、保持装置５の水平方向の移動量Ｃ´と、天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される。
【００８７】
具体的には、図１０に示すように、Ｘ線ビームの中心軸に角度φだけの傾きがあって、且つ、天板１の起倒角度にθだけの傾きがある場合に、天板１の長手方向移動（移動量Ａ）に伴い、関心部位ＱがＱ２からＱ３へ移動したとする。すると、保持装置５の水平方向の移動量Ｃ´と、天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ´は、同図に示すように表すことができる。即ち、保持装置５を水平方向に関して移動量Ｃ´だけ移動させた上で、関心部位Ｑ３を垂直方向に関して移動量Ｂ´だけ移動させることで、関心部位ＱはＱ３からＱ４へ移動し、これをもってＸ線ビームの中心軸と関心部位Ｑとの天板１の長手方向の位置ズレ及びＸ線ビームの照射方向、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの距離は補正される。尚、補正を行う際の保持装置５及び天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【００８８】
尚、以上に述べた保持装置５の水平方向に関する移動量Ｃ´及び天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ´は、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図１１に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の起倒中心Ｏとの水平距離Ｌと、被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを算出しつつ、これらと天板１の長手方向の移動量Ａに関する情報とから上記保持装置５の水平方向に関する移動量Ｃ´と天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ´の値を算出して、移動量Ｃ´に基づき保持装置５の水平方向動作に関する駆動制御を、また、移動量Ｂ´に基づき寝台２による天板１の垂直方向動作に関する駆動制御を行う。
【００８９】
因みに、以上に述べた制御部７による保持装置５の水平方向動作及び天板１の垂直方向動作に関する駆動制御は、天板１の長手方向動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向を含む）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【００９０】
このような保持装置５及び天板１の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【００９１】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、該関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、保持装置及び天板の位置調整は、天板の長手方向に関する移動量に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【００９２】
［第六の実施形態］
次に、第六の実施形態として、本発明の請求項６に係るＸ線診断装置、即ち、参照モニタやインジェクタ、心電計等の付随装置が手技を行う際等に邪魔となり、手技を行う場所を移動させるべく、操作者の操作により保持装置を水平方向に回転移動させる場合に、関心部位の位置が維持されるように、保持装置の天板長手方向及び天板短手方向に関する水平移動動作を行うＸ線診断装置について説明する。
【００９３】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１及び図１２に、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。尚、前述の第一の実施形態におけるＸ線診断装置と同様の構成部分については、ここでの記載は省略する。
【００９４】
図１に示すように、当該Ｘ線診断装置は、前述の第一実施形態におけるＸ線診断装置と同様の構成を採ると共に、さらに図１２に示すように、Ｘ線管３及びＸ線検出器４を保持する保持装置５が、回転中心Ｓを中心とする水平方向（同図における矢印ｄ方向）に関する回転移動及び天板１の短手方向（同図における矢印ｅ方向）への水平移動が可能に構成されている。また、被検体Ｐを載置する天板１が、その一端に設けられた回転中心Ｔを中心とする水平方向（同図における矢印ｆ方向）に関する円弧移動が可能に構成されている。
【００９５】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１、図１２乃至図１４を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【００９６】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、図１３に示すＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の回転中心Ｔとの水平距離Ｍが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。同時に、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と保持装置５の回転中心Ｓとの水平距離Ｊが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。尚、この水平距離Ｊは固定値であるため、予め制御部７において所定の値が設定されることとしても良い。さらに、被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に、制御部７により被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【００９７】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により保持装置５の水平方向に関する回転移動が行われる。この保持装置５の水平方向に関する回転移動が開始されると、直ちに、保持装置５の水平方向に関する回転角度が保持装置５内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７において保持装置５の水平方向に関する回転角度に基づく補正量が算出される。
【００９８】
例えば、図１３に示すように、保持装置５の水平方向に関する回転移動（回転角度ψ）に伴い、Ｘ線照射源ＲがＲ１からＲ２へ移動したとする。この時、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの間には、天板１の長手方向及び短手方向に関する水平位置にズレが生じる。この際、保持装置５の水平方向に関する回転角度ψ、Ｘ線照射源Ｒと回転中心Ｓとの間の距離Ｍ、関心部位Ｑと回転中心Ｔとの間の距離Ｊが基本となって、同図に示す、保持装置５の天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´及び天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´と、寝台２による天板１の水平方向に関する円弧移動の回転角度εが算出される。
【００９９】
具体的には、図１３に示すように、保持装置５の水平方向に関する回転移動（回転角度ψ）に伴い、Ｘ線照射源ＲがＲ１からＲ２へ移動したとする。すると、保持装置５の天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´及び天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´は、同図に示すように表すことができる。但し、寝台２による天板１の水平方向に関する円弧移動の回転角度εは、関心部位Ｑの撮影像の回転方向に関するズレを補正するべく、ε＝ψとされる。従って、天板１を回転中心Ｔを中心に水平方向に関して回転角度εだけ円弧移動させて、関心部位ＱをＱ１からＱ２へ移動させた上で、保持装置５を天板１短手方向に関して水平移動量Ｅ´だけ移動させて、関心部位ＱをＱ２からＱ３へ移動し、さらに、保持装置５を天板１長手方向に関して水平移動量Ｃ´だけ移動させることで、Ｘ線照射源ＲはＲ３からＲ４へ移動し、これをもってＸ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの天板１長手方向及び天板１短手方向の水平位置のズレ、保持装置５の天板１に対する水平方向に関する回転位置のズレは補正される。尚、補正を行う際の保持装置５及び天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【０１００】
尚、以上に述べた保持装置５の天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´及び天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´と、寝台２による天板１の水平方向に関する円弧移動の回転角度εは、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の回転中心Ｔとの水平距離Ｍ、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と保持装置５の回転中心Ｓとの水平距離Ｊと、保持装置５の水平方向に関する回転角度ψが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図１４に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の回転中心Ｔとの水平距離Ｍと、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と保持装置５の回転中心Ｓとの水平距離Ｊを算出しつつ、これらと保持装置５の水平方向に関する回転角度ψに関する情報とから上記保持装置５の天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´及び天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´と、寝台２による天板１の水平方向に関する円弧移動の回転角度εの値を算出して、回転角度ψに基づき寝台２による天板１の円弧動作に関する駆動制御を、また、移動量Ｃ´に基づき保持装置５の天板１長手方向への水平移動動作に関する駆動制御を、さらには、移動量Ｅ´に基づき保持装置５の天板１短手方向への水平移動動作に関する駆動制御を行う。
【０１０１】
因みに、以上に述べた制御部７による保持装置５の水平方向動作（天板１長手方向及び天板１短手方向）及び寝台２による天板１の水平方向に関する円弧動作に関する駆動制御は、保持装置５の水平方向に関する回転動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向を含む）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【０１０２】
このような保持装置５及び天板１の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【０１０３】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、該関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、保持装置及び天板の位置調整は、保持装置の水平方向に関する回転角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１０４】
［第七の実施形態］
次に、第七の実施形態として、本発明の請求項７に係るＸ線診断装置、即ち、参照モニタやインジェクタ、心電計等の付随装置が手技を行う際等に邪魔となり、手技を行う場所を移動させるべく、操作者の操作により天板を水平方向に円弧移動させる場合に、関心部位の位置が維持されるように、保持装置の天板長手方向及び天板短手方向に関する水平移動動作と、水平方向に関する回転動作を行うＸ線診断装置について説明する。
【０１０５】
（Ｘ線診断装置の構成）
図１及び図１２に、本実施形態におけるＸ線診断装置の全体構成図を示す。尚、前述の第一の実施形態におけるＸ線診断装置と同様の構成部分については、ここでの記載は省略する。
【０１０６】
図１に示すように、当該Ｘ線診断装置は、前述の第一実施形態におけるＸ線診断装置と同様の構成を採ると共に、さらに図１２に示すように、Ｘ線管３及びＸ線検出器４を保持する保持装置５が、回転中心Ｓを中心とする水平方向（同図における矢印ｄ方向）に関する回転移動及び天板１の短手方向（同図における矢印ｅ方向）への水平移動が可能に構成されている。また、被検体Ｐを載置する天板１が、その一端に設けられた回転中心Ｔを中心とする水平方向（同図における矢印ｆ方向）に関する円弧移動が可能に構成されている。
【０１０７】
（Ｘ線診断装置の動作）
以下、当該Ｘ線診断装置の動作について、図１、図１２、図１３及び図１５を参照しつつ、撮影手順に従って説明する。
【０１０８】
図１に示すように、まず、Ｘ線撮影に先立ち、被検体Ｐの関心部位ＱがＸ線管３のＸ線ビーム照射中心軸にあるＸ線照射源Ｒの直下に配置される。この時、被検体Ｐの体幅方向（同図における奥行き方向）に関する位置調整は、天板１の短手方向移動により行われ、被検体Ｐの体軸方向（同図における左右方向）に関する位置調整は、保持装置５の水平方向移動又は天板１の長手方向移動により行われる。この位置調整により、被検体Ｐの関心部位ＱとＸ線照射源Ｒの水平方向（図における左右方向）に関する位置は一致し、この時、図１３に示すＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の回転中心Ｔとの水平距離Ｍが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。同時に、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と保持装置５の回転中心Ｓとの水平距離Ｊが、保持装置５及び寝台２内に設けられた図示省略のセンサからの検出結果に基づき、制御部７において算出される。尚、この水平距離Ｊは固定値であるため、予め制御部７において所定の値が設定されることとしても良い。さらに、被検体Ｐの関心部位Ｑが、保持装置５の回転中心とその高さを一致するように位置調整される（このように、被検体Ｐの関心部位Ｑを保持装置５の回転中心に一致させることで、保持装置５の回転移動の際にも、両者の位置関係を常に一定に保つことができる）。尚、この位置調整は、Ｘ線透視下における術者の寝台２の操作、具体的には、天板１の垂直方向移動によって行われる。この時、寝台２内に設けられた図示省略のセンサによって天板１の位置（高さ）が検出され、この高さを基に、制御部７により被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨが算出される（保持装置５の回転中心は固定位置にあるため、天板１の高さを検出することにより、両者間の距離、即ち被検体Ｐの関心部位Ｑの天板１上面からの高さＨを一義的に算出することができる）。
【０１０９】
このような事前準備が成された上で、術者の操作により天板１の水平方向に関する円弧移動が行われる。この天板１の水平方向に関する円弧移動が開始されると、直ちに、天板１の水平方向に関する回転角度が寝台２内に設けられた図示省略のセンサにより検出され、制御部７において天板１の水平方向に関する回転角度に基づく補正量が算出される。
【０１１０】
例えば、図１３に示すように、天板１の水平方向に関する円弧移動（回転角度ψ）に伴い、関心部位ＱがＱ１からＱ２へ移動したとする。この時、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの間には、天板１の長手方向及び短手方向（但し、移動を行う前の天板１の位置を基準とする）に関する水平位置にズレが生じる。この際、天板１の水平方向に関する回転角度ε、Ｘ線照射源Ｒと回転中心Ｓとの間の距離Ｍ、関心部位Ｑと回転中心Ｔとの間の距離Ｊが基本となって、同図に示す、保持装置５の天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´及び天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´と、水平方向に関する回転角度ψが算出される。
【０１１１】
具体的には、図１３に示すように、天板１の水平方向に関する円弧移動（回転角度ε）に伴い、関心部位ＱがＱ１からＱ２へ移動したとする。すると、保持装置５の天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´及び天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´は、同図に示すように表すことができる。但し、保持装置５の水平方向に関する回転移動の回転角度ψは、関心部位Ｑの撮影像の回転方向に関するズレを補正するべく、ψ＝εとされる。従って、保持装置５を回転中心Ｓを中心に水平方向に関して回転角度ψだけ回転移動させて、Ｘ線照射源ＲをＲ１からＲ２へ移動させた上で、保持装置５を天板１短手方向に関して水平移動量Ｅ´だけ移動させて、Ｘ線照射源ＲをＲ２からＲ３へ移動し、さらに、保持装置５を天板１長手方向に関して水平移動量Ｃ´だけ移動させることで、Ｘ線照射源ＲはＲ３からＲ４へ移動し、これをもってＸ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの天板１長手方向及び天板１短手方向の水平位置のズレ、保持装置５の天板１に対する水平方向に関する回転位置のズレは補正される。尚、補正を行う際の保持装置５及び天板１の各移動方向は、当然のことながら位置ズレを無くす方向に決定される。
【０１１２】
尚、以上に述べた保持装置５の天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´及び天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´、水平方向に関する回転移動の回転角度ψは、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の回転中心Ｔとの水平距離Ｍ、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と保持装置５の回転中心Ｓとの水平距離Ｊと、天板１の水平方向に関する円弧移動の回転角度εが既知であれば一義的に算出することができる。従って、図１５に示すように、制御部７はＸ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と天板１の回転中心Ｔとの水平距離Ｍと、Ｘ線照射源Ｒ（関心部位Ｑ）と保持装置５の回転中心Ｓとの水平距離Ｊを算出しつつ、これらと天板１の水平方向に関する円弧移動の回転角度εに関する情報とから上記保持装置５の天板１長手方向に関する水平移動量Ｃ´及び天板１短手方向に関する水平移動量Ｅ´、水平方向に関する回転移動の回転角度ψの値を算出して、回転角度εに基づき保持装置５の水平方向における回転動作に関する駆動制御を、また、移動量Ｃ´に基づき保持装置５の天板１長手方向への水平移動動作に関する駆動制御を、さらには、移動量Ｅ´に基づき保持装置５の天板１短手方向への水平移動動作に関する駆動制御を行う。
【０１１３】
因みに、以上に述べた制御部７による保持装置５の水平方向動作（天板１長手方向及び天板１短手方向）及び水平方向に関する回転動作に関する駆動制御は、天板１の水平方向に関する円弧動作に同期して、同時に行われるものである。従って、Ｘ線照射源Ｒと関心部位Ｑとの位置関係（Ｘ線照射方向を含む）は、常に同じ条件に保たれることとなる。
【０１１４】
このような保持装置５の動作と同時に、Ｘ線管３よりＸ線照射が行われ、Ｘ線検出器４により被検体Ｐを透過したＸ線の検出が行われることにより、被検体Ｐの関心部位Ｑの撮影像がモニタへ表示される。
【０１１５】
以上に述べたように、本実施形態に係るＸ線診断装置は、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、保持装置の位置調整は、天板の水平方向に関する円弧移動の回転角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１１６】
尚、上記第一乃至第七の実施形態におけるＸ線診断装置においては、便宜上の都合により、Ｘ線診断装置の天板１の起倒移動中心は、天板１の上面（図１におけるＯの位置）に設定されるものとしたが、この天板１の起倒移動中心は、天板１の上面から外れた位置に設定されても良く、例えば、このような場合、天板１の移動のみに着目すると、天板１の移動量は以下のように決定することができる。
【０１１７】
まず、関心部位の位置は維持しつつ、天板の起倒角度を変化させるハーモニックチルトを行う場合について説明する。尚、本例においては、便宜上の都合により関心部位は天板の上面に位置するものとする。また、天板の起倒中心は、垂直方向にのみ移動可能に構成されているものとする。
【０１１８】
例えば、図１６に示すように、天板１の起倒移動中心Ｏが天板１の上面からＺ０だけ下方の位置に設定され、上記ハーモニックチルト、即ち関心部位Ｑの位置は維持しつつ、天板１の起倒角度θ０を変化させる場合、関心部位Ｑと天板起倒中心Ｏ間の水平距離をＬとすると、天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ０は、以下のように算出することができる。尚、前述のように、関心部位Ｑと天板起倒中心Ｏ間の水平距離Ｌは、保持装置５及び寝台２に設けられたセンサからの検出結果に基づき、制御部７において自動的に算出され、決定されるものとする。
【０１１９】
まず、図１６に示すＡ０（関心部位Ｑから回転後の天板１の上面に対して垂直線を引いた場合の交点Ｖ０と回転後の天板１の起倒移動中心Ｏ０から垂直線を引いた場合の天板１の上面との交点Ｗ０間の距離）は、
Ａ０＝Ｌ／ｃｏｓθ０…式１
と表すことができる。
【０１２０】
また、図１６に示すＤ０（前記交点Ｗ０と前記Ｏ０間の距離）は、
Ｄ０＝Ｚ０／ｃｏｓθ０…式２
と表すことができる。
【０１２１】
さらに、図１６に示すＣ０（前記交点Ｗ０と回転前の天板１の上面間の距離）は、
Ｃ０＝Ａ０・ｓｉｎθ０＝Ｌ・ｔａｎθ０…式３
と表すことができる。
【０１２２】
ここで、求めるべき天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ０は、
Ｂ０＝−（Ｃ０−Ｄ０＋Ｚ０）…式４
と表すことができるので、この式４に上記式１〜式３を代入して、
Ｂ０＝−（Ｌ・ｔａｎθ０−Ｚ０／ｃｏｓθ０＋Ｚ０）…式５
と表すことができる。
【０１２３】
ここで、Ｌ、θ０、Ｚ０は、何れも既知の値であるため、天板１の垂直方向に関する移動量Ｂ０が決定される。
【０１２４】
次に、保持装置の回転動作に応じて、Ｘ線照射源と関心部位との相対位置を維持するように、天板の起倒動作及び長手方向動作を行うハーモニックチルトを行う場合について説明する。尚、本例においては、便宜上の都合により関心部位は天板の上面、且つ、保持装置の回転中心の垂直下に位置するものとする。また、天板の起倒中心は、垂直方向にのみ移動可能に構成されているものとする。さらに、以下においては説明を省略するが、Ｘ線照射源と関心部位との相対位置を維持するように、天板の垂直方向動作も同時に行われるものとする。
【０１２５】
例えば、図１７に示すように、天板１の起倒移動中心Ｏが天板１の上面からＺ１だけ下方の位置に設定され、上記ハーモニックチルト、即ち保持装置５の回転動作（回転角度φ１）に応じて、Ｘ線照射源と関心部位Ｑとの相対位置を維持するように、天板１の起倒動作及び長手方向動作を行う場合、関心部位Ｑと保持装置５の回転動作中心ＯＲとの垂直距離をＨ、関心部位Ｑと天板起倒中心Ｏ間の水平距離をＬとすると、天板１の起倒角度θ１及び長手方向に関する移動量Ａ１は、以下のように算出することができる。尚、関心部位Ｑと保持装置５の回転動作中心ＯＲとの垂直距離Ｈ、及び、関心部位Ｑと天板起倒中心Ｏ間の水平距離Ｌは、前述のように、保持装置５及び寝台２に設けられたセンサからの検出結果に基づき、制御部７において自動的に算出され、決定されるものとする。
【０１２６】
まず、保持装置５の回転角度φ１に応じて、Ｘ線照射源と関心部位Ｑとの相対位置を維持するように、天板１の起倒角度θ１は、θ１＝φ１と決定される。
【０１２７】
また、図１７に示すＱ２（起倒後の関心部位）と図に示す点Ｋとの距離Ｄ１は、
Ｄ１＝Ｈ・ｔａｎφ１…式６
と表すことができる。
【０１２８】
また、図１７に示す点Ｎと点Ｕとの距離Ｆ１は、
Ｆ１＝Ｚ１・ｔａｎφ１…式７
と表すことができる。
【０１２９】
よって、図１７に示す点Ｋと点Ｕとの距離Ｃ１は、
Ｃ１＝（Ｌ＋Ｆ１）・ｃｏｓφ１
＝（Ｌ＋Ｚ１・ｔａｎφ１）・ｃｏｓφ１…式８
と表すことができる。
【０１３０】
従って、図１７に示すＱ２と点Ｕとの距離Ｅ１は、式６及び式８より
Ｅ１＝Ｄ１＋Ｃ１
＝Ｈ・ｔａｎφ１＋（Ｌ＋Ｚ１・ｔａｎφ１）・ｃｏｓφ１…式９
と表すことができる。
【０１３１】
ここで、求めるべき天板１の長手方向に関する移動量Ａ１は、
Ａ１＝（Ｅ１−Ｌ）…式１０
と表すことができるので、この式１０に上記式９を代入して、
Ａ１＝Ｈ・ｔａｎφ１＋（Ｌ＋Ｚ１・ｔａｎφ１）・ｃｏｓφ１−Ｌ
と表すことができる。
【０１３２】
ここで、Ｈ、Ｌ、φ１、Ｚ１は、何れも既知の値であるため、天板１の長手方向に関する移動量Ａ１が決定される。
【０１３３】
以上、２つの例をもって説明したように、天板の起倒移動中心は、天板の上面から外れた位置に設定されても良く、このような場合であっても天板の各方向に関する移動量は一義的に決定することができる。
【０１３４】
従って、上記第一乃至第七の実施形態におけるＸ線診断装置においても、天板１の起倒移動中心は、天板１の上面から外れた位置に設定されても良く、このような場合であっても天板１の各方向に関する移動量は一義的に決定することができる。即ち、天板１の起倒移動中心は、天板１の上面（図１におけるＯの位置）に設定されるに限らず、天板１の起倒移動中心は天板１の上面から外れた位置に設定されても良い。
【０１３５】
尚、この他にも上記第一乃至第七の実施形態におけるＸ線診断装置においては、天板１に対してＸ線ビーム中心軸が直交するようにＸ線管３からＸ線が照射される場合を例に説明したが、天板１に対するＸ線ビーム中心軸の角度は任意の角度であっても良い。また、関心部位Ｑと保持装置５の回転中心は一致するように天板１の位置が調整される場合を例に説明したが、関心部位Ｑと保持装置５の回転中心は一致されなくとも良い。
【０１３６】
以上に説明したように、上記第一乃至第七の実施形態におけるＸ線診断装置によれば、術者から要望される被検体に対する多種多様のアプローチ手法、例えば、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の位置は維持しつつ撮影角度だけ変化させる手法や、手技を行い易くするために、拡大率が変化することを容認しつつ被検体の関心部位を所望の位置に移動させる手法や、他の付属装置との干渉を避けるために、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の相対位置は維持しつつ、被検体の関心部位とＸ線系を所望の位置に移動させる手法等に対して適切に対応することができる。
【０１３７】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明である請求項１に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、重力方向のみを変化させつつ、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができると共に、関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、天板の位置調整は、保持装置の回転角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１３８】
また、本発明である請求項２に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、撮影方向は変化させつつ、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができると共に、関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、天板の位置調整は、天板の起倒角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１３９】
また、本発明である請求項３に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、拡大率は変化させつつ、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。さらに、天板の位置調整は、天板の垂直方向に関する移動量に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１４０】
また、本発明である請求項４に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、該関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、天板の位置調整は、保持装置の水平方向に関する移動量に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１４１】
また、本発明である請求項５に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、該関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、保持装置及び天板の位置調整は、天板の長手方向に関する移動量に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１４２】
また、本発明である請求項６に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、該関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、保持装置及び天板の位置調整は、保持装置の水平方向に関する回転角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１４３】
また、本発明である請求項７に係るＸ線診断装置によれば、Ｘ線撮影より得られる被検体の関心部位の撮影像を、常にモニタの中央付近に保持することができ、関心部位の撮影像がモニタの表示範囲外へと外れてしまうというような問題を避けることができる。また、関心部位の撮影像がモニタ表示される際の拡大率を、常に一定値に維持することができる。さらに、保持装置の位置調整は、天板の水平方向に関する円弧移動の回転角度に応じて自動的に行われるものであるため、術者による操作も必要とせず、術者は、煩わしさを感じることなく診断を行うことができる。
【０１４４】
以上に説明したように、本発明である請求項１乃至請求項７に係るＸ線診断装置によれば、術者から要望される被検体に対する多種多様のアプローチ手法、例えば、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の位置は維持しつつ撮影角度だけ変化させる手法や、手技を行い易くするために、拡大率が変化することを容認しつつ被検体の関心部位を所望の位置に移動させる手法や、他の付属装置との干渉を避けるために、Ｘ線系に対する被検体の関心部位の相対位置は維持しつつ、被検体の関心部位とＸ線系を所望の位置に移動させる手法等に対して適切に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の請求項１乃至請求項７に係るＸ線診断装置の一実施形態における全体構成を表す側面図である。
【図２】本発明の請求項１に係るＸ線診断装置において、天板の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される過程を説明するための説明図である。
【図３】本発明の請求項１に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図４】本発明の請求項２に係るＸ線診断装置において、天板の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される過程を説明するための説明図である。
【図５】本発明の請求項２に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図６】本発明の請求項３に係るＸ線診断装置において、天板の長手方向に関する移動量Ａ´が算出される過程を説明するための説明図である。
【図７】本発明の請求項３に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図８】本発明の請求項４に係るＸ線診断装置において、天板の長手方向に関する移動量Ａ´及び垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される過程を説明するための説明図である。
【図９】本発明の請求項４に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図１０】本発明の請求項５に係るＸ線診断装置において、保持装置の水平方向に関する移動量Ｃ´と天板の垂直方向に関する移動量Ｂ´が算出される過程を説明するための説明図である。
【図１１】本発明の請求項５に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図１２】本発明の請求項６及び請求項７に係るＸ線診断装置の一実施形態における全体構成を表す平面図である。
【図１３】本発明の請求項５及び請求項６に係るＸ線診断装置において、保持装置の天板長手方向に関する移動量Ｃ´及び天板短手方向に関する移動量Ｅ´、水平方向に関する回転角度ψ、天板の水平方向に関する回転角度ε等が算出される過程を説明するための説明図である。
【図１４】本発明の請求項６に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図１５】本発明の請求項７に係るＸ線診断装置の制御部において位置調整が成される過程を説明するためのフローチャートである。
【図１６】天板の起倒移動中心が天板の上面から外れた位置に設定された場合に、関心部位の位置を保持するように、天板の各方向の移動量が決定される過程を説明するための説明図である。
【図１７】天板の起倒移動中心が天板の上面から外れた位置に設定された場合に、保持装置の回転移動に応じて、Ｘ線照射源と関心部位の位置関係を保持するように、天板の各方向の移動量が決定される過程を説明するための説明図である。
【図１８】従来のＸ線診断装置における全体構成を表す側面図である。
【図１９】従来のＸ線診断装置において行われる位置調整の過程を説明するための説明図である。
【符号の説明】
１…天板
Ａ´…天板の長手方向に関する移動量
Ｂ´…天板の垂直方向に関する移動量
Ｈ…関心部位の天板上面からの高さ
Ｌ…関心部位と天板起倒中心間の距離
Ｏ…天板起倒中心
Ｑ１…天板起倒前の関心部位の位置
Ｑ２…天板起倒後の関心部位の位置
Ｑ３…位置調整過程の関心部位の位置
Ｒ１…保持装置回転前のＸ線照射源の位置
Ｒ２…保持装置回転後のＸ線照射源の位置
θ…天板の起倒角度
φ…保持装置の回転角度[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an X-ray diagnostic apparatus for performing fluoroscopy and imaging of the inside of a subject by X-ray irradiation, and more particularly to an X-ray diagnostic apparatus used for an X-ray contrast examination using gravity. .
[0002]
[Prior art]
In general, when performing X-ray imaging, it is often necessary to obtain images of a region of interest to be diagnosed from multiple directions, since it is necessary to perform appropriate diagnosis. Therefore, in the conventional X-ray diagnostic apparatus, in order to perform X-ray imaging of the subject from various directions, a top plate on which the subject is mounted is provided with an X-ray system for performing X-ray irradiation. Some are configured to perform up-down movement.
[0003]
Such an X-ray diagnostic apparatus is shown in FIG. As shown in the figure, the X-ray diagnostic apparatus mainly includes a couchtop 100 on which a subject P is placed in a longitudinal direction, a couch 200 supporting and driving the couchtop 100, and a couchtop 100. An X-ray tube 300 that irradiates the subject P with X-rays and a holding device 500 that holds an X-ray detector 400 that detects X-rays transmitted from the subject P are configured. .
[0004]
The couch 200 is a driving unit of the couchtop 100, and is configured to be able to move the couchtop 100 in the vertical direction and the longitudinal direction (the direction of the dotted arrow a shown in the drawing) in addition to the above-mentioned up and down movement of the couchtop 100. ing. In addition, the holding device 500 is configured to irradiate the X-ray beam from the X-ray tube 300 perpendicularly to the top surface of the top plate 100 so that the body axis of the subject P according to the tilt angle of the top plate 100 is maintained. It is configured to be capable of rotational movement in the direction (the direction of arrow b shown in the figure).
[0005]
However, in the X-ray diagnostic apparatus, the positional relationship between the site of interest Q of the subject P and the X-ray irradiation source R of the X-ray tube 300 is displaced as the top plate 100 moves up and down.
[0006]
Specifically, as shown in FIG. 19, in the X-ray diagnostic apparatus, when the top 100 moves up and down by the inclining angle θ, the region of interest Q is Q1To Q2And the X-ray irradiation source R of the X-ray tube 300 is R1To R2Move to. At this time, the site of interest Q2Is the site of interest Q1, A position shift occurs by a movement amount A in the horizontal direction and by a movement amount B in the vertical direction.
[0007]
That is, the X-ray irradiation source R is changed to R shown in FIG.1To R2To interest part Q1X-ray irradiation source R2And the site of interest Q after falling2Causes a position shift by A ″ in the horizontal direction with respect to the X-ray beam center axis, and a position shift by B ″ in the vertical direction with respect to the X-ray beam center axis.
[0008]
In this manner, when the position of interest Q is displaced in the horizontal direction with respect to the X-ray beam center axis between the X-ray irradiation source R and the X-ray irradiation source R as the top 100 moves up and down, the region of interest displayed on the monitor screen is displayed. The photographed image of Q moves from the center of the screen toward the peripheral direction, and in particular, when this positional deviation is large, there is a problem that the site of interest Q deviates from the monitor screen. In addition, if the position of interest Q is vertically displaced from the X-ray irradiation source R with respect to the X-ray beam center axis, an error occurs in the magnification of the image of the region of interest Q displayed on the monitor screen. Become. In particular, when the positional deviation is large, the error of the enlargement magnification becomes very large, and the operator feels troublesome at the time of diagnosis.
[0009]
Therefore, in the conventional X-ray diagnostic apparatus, in order to correct the positional deviation (A '' and B '' in FIG. 19) of the site of interest Q accompanying the tilting movement of the top 100, the correction described below is performed. Has been done.
[0010]
First, the displacement of the site of interest Q is corrected by the vertical movement (movement amount B ′) of the couchtop 100 of the bed 200. As shown in FIG. 19, the region of interest Q is moved by the vertical movement of the top plate 100 as shown in FIG.2To Q3, The horizontal displacement (movement A ″) with respect to the X-ray beam center axis is improved, and the vertical displacement (movement B ″) with respect to the X-ray beam center axis is improved. Is corrected.
[0011]
Note that the vertical movement amount B ′ of the top plate 100 is recognized as the height H of the site of interest Q from the top surface of the top plate 100 and even the horizontal distance L of the site of interest Q from the top and bottom center O of the top plate 100. Since the value is uniquely calculated according to the tilt angle θ of the top 100, some conventional X-ray diagnostic apparatuses include the position of the region of interest Q due to the vertical movement of the top 100. There is an apparatus that automatically performs misalignment correction in synchronization with the upward and downward movement of the top 100.
[0012]
In this manner, the position shift (movement amount A ″) of the site of interest Q in the horizontal direction with respect to the X-ray beam center axis is improved by the position shift correction due to the vertical movement of the top plate 100. As a result, the movement amount A 'shown in the figure also appears as a positional shift of the captured image of the site of interest Q displayed on the monitor screen.
[0013]
Therefore, when the movement amount A ′ is large (when the positional shift of the captured image of the region of interest Q displayed on the monitor screen is worrisome), the region of interest Q due to the longitudinal movement of the top 100 of the bed 200 is further increased. Is performed.
[0014]
By the way, the positional deviation correction due to the longitudinal movement of the top plate 100 has been conventionally performed by a manual operation of an operator. Specifically, the operator confirms the position of the captured image of the site of interest Q displayed on the monitor screen, and checks the position of the captured image of the site of interest Q in the longitudinal direction of the top 100 so that the captured image of the site of interest Q is located at the center of the monitor screen. Perform position adjustment. By this position adjustment, the site of interest Q becomes Q in FIG.3To Q1Then, the horizontal positional deviation correction of the site of interest Q with respect to the X-ray beam center axis is completed.
[0015]
However, since the position shift correction of the site of interest Q due to the longitudinal movement of the couchtop 1 by the bed 2 has been performed by a manual operation by the operator, the operator feels troublesome and burdens the diagnosis. Was.
[0016]
Therefore, in the conventional X-ray diagnostic apparatus, in order to eliminate the trouble of the operator, the positional relationship between the X-ray irradiation source and the region of interest of the subject is displaced when the top plate is moved up and down. An X-ray diagnostic apparatus configured to automatically adjust the position of the top plate and / or the X-ray system in accordance with the tilt angle of the top plate so as not to cause such an occurrence has also been proposed (for example, Japanese Patent Application No. 2006-163,197). 2001-212407).
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned X-ray diagnostic apparatus, the operation as the starting point for performing the position adjustment is limited to the operation of raising and lowering the tabletop, and only the position adjustment of the tabletop and / or the X-ray system is performed automatically. Also, approaches to the subject have been limited to performing only movement in the direction of gravity while maintaining the position of the region of interest of the subject with respect to the X-ray system, for example, during an X-ray contrast examination using gravity.
[0018]
However, in actual examinations and the like, there are a variety of approaches to the subject requested by the operator, and for example, it is desired to change only the imaging angle while maintaining the position of the region of interest of the subject with respect to the X-ray system. In order to facilitate the procedure, or to move the position of the region of interest of the subject to a desired position while allowing the magnification to change, or to avoid interference with other attached devices. In some cases, it is desired to move the position of interest of the subject to a desired position while maintaining the position of the site of interest relative to the X-ray system.
[0019]
Therefore, in an actual inspection or the like, not only the operation of raising and lowering the tabletop, but also the operation of vertically moving and moving the tabletop in the longitudinal direction, and further, the X-ray system (X-ray tube and detector) is held. According to the horizontal movement of the subject in the body axis direction, the horizontal movement of the subject in the body width direction, and the rotational movement of the subject in the body axis direction, for example, the position of the region of interest of the subject is maintained. This is not limited to performing only the movement in the direction of gravity while moving, so that the position of the region of interest of the subject between the X-ray tube and the detector does not shift, or the position of the region of interest of the subject is not affected. In some cases, it is required to automatically adjust the position of the top plate and / or the X-ray system so that a position shift does not occur in the position in the axial direction of the sample body.
[0020]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to mount a subject so as to correspond to a variety of approaches to the subject required in an actual test or the like. When moving the top plate or the holding device that holds the X-ray system, the X-ray irradiation direction of the X-ray system with respect to the site of interest of the subject and the relative position between the site of interest and the X-ray system are maintained. In order to maintain the relative position between the X-ray system and the site of interest of the subject, or to maintain the position of the site of interest of the subject in the axial direction of the subject, It is an object of the present invention to provide an X-ray diagnostic apparatus that automatically adjusts the position of a tabletop and / or an X-ray system in accordance with the movement of the X-ray system.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 supports a top plate on which a subject is placed along a longitudinal direction, and performs vertical movement, vertical movement, and longitudinal movement of the top plate. A bed, an X-ray tube for irradiating the subject with X-rays, and a detector arranged at a position facing the X-ray tube and detecting X-rays transmitted through the subject; An X-ray diagnostic apparatus, comprising: a holding device that rotates the object placed on the top plate of the detector with respect to the body axis direction. The bed according to a rotation angle of the holding device so as to maintain an X-ray irradiation direction from the X-ray tube to a site of interest of a sample and a relative position between the site of interest and the X-ray tube of the subject. Control for raising, lowering, vertical and longitudinal movement of the top plate Characterized by comprising a stage.
[0022]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 2 supports a top plate on which a subject is placed along a longitudinal direction, and performs a vertical movement, a vertical movement, and a longitudinal movement of the top plate. A bed, an X-ray tube for irradiating the subject with X-rays, and a detector arranged at a position facing the X-ray tube and detecting X-rays transmitted through the subject; An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that rotates the detector in the body axis direction of the subject with respect to the X-ray tube, wherein the subject has an interest in raising and lowering the top board by the bed. Control means for causing the couch to perform vertical and longitudinal movements of the couchtop in accordance with the tilt angle of the couchtop so as to maintain a relative position between a part and the X-ray tube. It is characterized by.
[0023]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 3 supports a top plate on which a subject is placed along a longitudinal direction, and performs vertical movement, vertical movement, and longitudinal movement of the top plate. A bed, an X-ray tube for irradiating the subject with X-rays, and a detector arranged at a position facing the X-ray tube and detecting X-rays transmitted through the subject; An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs a rotational movement of the X-ray tube and the detector with respect to the body axis direction of the subject; The X-ray irradiation direction from the X-ray tube with respect to, and the position of the site of interest of the subject with respect to the body axis direction of the subject, so as to maintain the position of the top plate in accordance with the tilt angle of the top plate. Equipped with control means for vertical and longitudinal movement of the top plate It is characterized in.
[0024]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 4 supports a top plate on which a subject is placed along a longitudinal direction, and performs a vertical movement, a vertical movement, and a longitudinal movement of the top plate. A bed, an X-ray tube for irradiating the subject with X-rays, and a detector arranged at a position facing the X-ray tube and detecting X-rays transmitted through the subject; An X-ray diagnostic apparatus, comprising: a holding device that moves the X-ray tube and the detector in a horizontal direction with respect to the body axis direction of the subject, wherein the site of interest of the subject is provided during the horizontal moving operation of the holding device. The bed in accordance with the horizontal movement amount of the holding device so as to maintain the X-ray irradiation direction from the X-ray tube with respect to the X-ray tube, and the relative position between the X-ray tube and the site of interest of the subject. Control means for causing the top plate to move vertically and longitudinally. Characterized by comprising a.
[0025]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 5 supports a top plate on which a subject is placed along a longitudinal direction, and performs a vertical movement, a vertical movement, and a longitudinal movement of the top plate. A bed, an X-ray tube for irradiating the subject with X-rays, and a detector arranged at a position facing the X-ray tube and detecting X-rays transmitted through the subject; An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs horizontal movement of the X-ray tube and the detector in a body axis direction of the subject, wherein the bed moves the subject in the longitudinal direction by the bed. The direction of X-ray irradiation from the X-ray tube to the site of interest, and according to the amount of movement of the top plate in the longitudinal direction so as to maintain the relative position between the site of interest and the X-ray tube of the subject, The bed is moved vertically in the couch and the holding device is moved forward. Wherein the X-ray tube and the detector characterized by comprising a control means for causing the horizontal movement about the body axis direction of the subject.
[0026]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 6 supports a couchtop on which a subject is placed along a longitudinal direction, and performs a circular movement around one end of the couchtop; An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays transmitted through the subject is held, and the X-ray tube and the X-ray tube An X-ray diagnostic apparatus, comprising: a holding device that performs horizontal movement of a detector in a body axis direction of the subject, horizontal movement of the subject in a body width direction, and rotational movement of the detector in a horizontal direction. During the rotational movement operation in the horizontal direction, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the site of interest of the subject, and to maintain the relative position between the site of interest and the X-ray tube of the subject, Rotation angle of the holding device with respect to the horizontal direction In response to the horizontal movement of the X-ray tube and the detector with respect to the body axis direction of the subject and the horizontal movement of the subject with respect to the body width direction. Control means for causing the circular movement of the plate is provided.
[0027]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 7 supports a couchtop on which a subject is mounted along a longitudinal direction, and a couch that performs an arc movement around one end of the couchtop, An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays transmitted through the subject is held, and the X-ray tube and the X-ray tube An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs a horizontal movement of a detector in a body axis direction of the subject and a horizontal movement of the subject in a body width direction, and a rotation device in a horizontal direction. During the circular movement operation of the top plate, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the site of interest of the subject, and to maintain the relative position of the site of interest and the X-ray tube of the subject, The holding is performed according to the rotation angle of the circular movement of the top plate. A control means for causing the X-ray tube and the detector to perform horizontal movement in the body axis direction of the subject, horizontal movement in the body width direction of the subject, and rotational movement in the horizontal direction of the subject. It is characterized by.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, various embodiments of the X-ray diagnostic apparatus according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
[0029]
[First embodiment]
First, as a first embodiment, an X-ray diagnostic apparatus according to claim 1 of the present invention, that is, a holding device that holds an X-ray system by an operation of an operator is rotationally moved in the body axis direction of a subject (clinically). X-ray diagnostic apparatus that performs a harmonic tilt while maintaining the relative angle between the holding device and the bed so as to maintain the position of a clinical region of interest (hereinafter, referred to as a region of interest) when performing the CAR / CAU operation of the present invention. Will be described. Hereinafter, such a function is referred to as a CAS interlocking operation.
[0030]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
FIG. 1 shows an overall configuration diagram of an X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment. As shown in FIG. 1, the X-ray diagnostic apparatus mainly includes a top 1 on which a subject P is placed, a bed 2 that supports and drives the top 1, and a table 1 that is placed on the top 1. A holding device 5 for holding and driving an X-ray tube 3 for irradiating the subject P with X-rays and an X-ray detector 4 for detecting X-rays transmitted from the subject P; An operation panel 6 for driving the holding device 5 and a control unit 7 for controlling the driving of the bed 2 and the holding device 5 based on the operation of the operation panel 6.
[0031]
The couch 2 is a driving unit for the couchtop 1, and in addition to the top / bottom movement of the couchtop 1, a vertical movement, a longitudinal movement (a direction indicated by a dotted arrow a in the drawing), and a short direction (a depth shown in the drawing) Direction) is configured to be movable. In addition, the holding device 5 rotates the X-ray beam from the X-ray tube 3 around the site of interest Q according to the tilt angle of the top 1 so that the X-ray beam from the X-ray tube 3 is always irradiated perpendicular to the top surface of the top 1. It is configured to be able to move, that is, to move in the longitudinal direction of the top plate 1 (the direction of the arrow b in the figure). Further, the holding device 5 may be configured to be movable in the horizontal direction (the direction of the arrow c in the figure) so as not to hinder the placement of the subject P on the top plate 1.
[0032]
The center of the top plate 1 of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is set on the upper surface of the top plate 1 (position O in the drawing) for convenience. However, the center of the tilting movement of the top 1 may be set at a position deviated from the upper surface of the top 1, and details thereof will be described later.
[0033]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described according to an imaging procedure with reference to FIGS. 1 to 3.
[0034]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (the left-right direction in the drawing) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) and the top 1 Is calculated by the control unit 7 based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the couch 2.
[0035]
Next, the height H of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the top plate 1 is calculated by the control unit 7 by the following method. First, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height thereof coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this way, the region of interest Q of the subject P matches the center of rotation of the holding device 5). By doing so, even when the holding device 5 rotates, the positional relationship between the two can always be kept constant.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and the height of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the couchtop 1 is detected based on this height. The height H is calculated (the center of rotation of the holding device 5 is at a fixed position. By detecting the height of the top 1, the distance between them, that is, the upper surface of the top 1 of the site of interest Q of the subject P is detected. Can be uniquely calculated.)
[0036]
After such preparations have been made, the operator P performs rotational movement of the holding device 5 in the body axis direction of the subject P. Immediately after the rotation of the holding device 5 is started, the rotation angle of the holding device 5, that is, the rotation angles of the X-ray tube 3 and the X-ray detector 4 supported by the holding device 5 are provided in the holding device 5. The controller 7 calculates a correction amount based on the rotation angles of the rotation angles of the X-ray tube 3 and the X-ray detector 4.
[0037]
For example, as shown in FIG. 2, the center axis of the X-ray beam emitted from the X-ray tube 3 is R when the holding device 5 rotates (rotation angle φ).1To R2Suppose you moved to At this time, there is a shift between the central axis of the X-ray beam and the site of interest Q by an angle φ with respect to the irradiation angle of the X-ray beam. Based on the angle φ regarding the irradiation angle of the X-ray beam, the tilt angle θ of the top 1, the moving amount A ′ in the longitudinal direction, and the moving amount B ′ in the vertical direction are calculated as shown in FIG.
[0038]
Specifically, as shown in FIG. 2, when the rotation angle of the holding device 5 is φ, the center axis of the X-ray beam is R1To R2Suppose you moved to At this time, in order to correct the X-ray beam irradiation angle, the tilting angle θ of the top 1 is also determined as θ = φ according to the rotation angle φ of the holding device 5. Next, as the top plate 1 moves up and down, the site of interest Q becomes Q1To Q2It is assumed that it has moved to. Then, the movement amount A 'of the top plate 1 in the longitudinal direction and the movement amount B' of the vertical direction can be expressed as shown in FIG. That is, the site of interest Q2Is moved by the movement amount B ′ in the vertical direction, so that the site of interest Q becomes Q2To Q3To the site of interest Q3Is moved by the movement amount A ′ in the longitudinal direction of the top board 1, and the site of interest Q becomes Q3To Q1Then, the gravitational direction with respect to the site of interest Q changes, but the deviation (angle φ) of the irradiation angle of the X-ray beam between the central axis of the X-ray beam and the site of interest Q is corrected. In addition, each moving direction of the top board 1 at the time of performing the correction is naturally determined to be a direction in which the positional deviation is eliminated.
[0039]
The tilt angle θ of the top 1, the moving amount A ′ in the longitudinal direction and the moving amount B ′ in the vertical direction described above are determined by the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the tilting center of the top 1. If the horizontal distance L with respect to O and the height H of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the top 1 are known, it can be uniquely calculated. Therefore, as shown in FIG. 3, the control unit 7 controls the horizontal distance L between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top plate 1 and the top plate 1 of the site of interest Q of the subject P. While calculating the height H from the upper surface, the height H of the top plate 1, the moving amount A 'in the longitudinal direction, and the moving amount B' in the vertical direction are calculated from these and information on the rotation angle φ of the holding device 5. Drive control relating to the tilting operation of the couchtop 1 by the couch 2 based on the tilting angle θ, and drive control relating to the longitudinal movement of the couchtop 1 by the couch 2 based on the movement amount A ′. Further, drive control relating to the vertical movement of the couchtop 1 by the bed 2 is performed based on the movement amount B '.
[0040]
Incidentally, the above-described drive control by the control unit 7 regarding the tilting operation, the longitudinal operation, and the vertical operation of the top plate 1 is simultaneously performed in synchronization with the rotation operation of the holding device 5. Therefore, the positional relationship (including the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0041]
Simultaneously with the operation of the holding device 5 and the top 1, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. A captured image of the site of interest Q of the subject P whose direction is changing is displayed on the monitor.
[0042]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment always holds the captured image of the region of interest of the subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor while changing only the direction of gravity. It is possible to avoid the problem that the captured image of the region of interest goes out of the display range of the monitor, and to always set the enlargement ratio when the captured image of the region of interest is displayed on the monitor to a constant value. Can be maintained. Furthermore, since the position adjustment of the top plate is automatically performed according to the rotation angle of the holding device, the operation by the operator is not required, and the operator can make a diagnosis without feeling troublesome. Can be.
[0043]
[Second embodiment]
Next, as a second embodiment, when the X-ray diagnostic apparatus according to claim 2 of the present invention, that is, when the top is moved up and down by the operation of the operator, the position of the site of interest is in the longitudinal direction of the top. An X-ray diagnostic apparatus that performs a vertical operation and a longitudinal operation of the top plate so that is maintained and the magnification of the site of interest is maintained will be described.
[0044]
In other words, this operation is the same as performing the same operation as the CAS interlocking operation, and the relative angle with the CAR / CAU changes because the bed alone performs the raising / lowering operation. Also, the difference from the CAS interlocking operation is that the car / CAU of the holding device and the tilting angle of the bed perform a tilting rotation following operation to maintain the relative angle at the start of the harmonic tilt, or the bed alone performs the tilting operation. This is the difference between the two methods, and the tracking position calculation method is the same.
[0045]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
A general configuration diagram of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is shown with reference to FIG. The details of the apparatus are the same as those of the X-ray diagnostic apparatus according to the above-described first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0046]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described in accordance with the imaging procedure with reference to FIGS. 1, 4, and 5.
[0047]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (the left-right direction in the drawing) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) and the top 1 Is calculated by the control unit 7 based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the couch 2.
[0048]
Next, the height H of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the top plate 1 is calculated by the control unit 7 by the following method. First, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height thereof coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this way, the region of interest Q of the subject P matches the center of rotation of the holding device 5). By doing so, even when the holding device 5 rotates, the positional relationship between the two can always be kept constant.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and the height of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the couchtop 1 is detected based on this height. The height H is calculated (the center of rotation of the holding device 5 is at a fixed position. By detecting the height of the top 1, the distance between them, that is, the upper surface of the top 1 of the site of interest Q of the subject P is detected. Can be uniquely calculated.)
[0049]
After such preparations are made, the top board 1 is moved up and down by the operation of the operator. As soon as the top plate 1 starts to move up and down, the up / down angle of the top plate 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the bed 2 and the control unit 7 sets the up / down angle of the top plate 1. Is calculated on the basis of.
[0050]
For example, as shown in FIG. 4, the region of interest Q becomes Q with the up-down movement (rotation angle θ) of the top 1.1To Q2Suppose you moved to At this time, a gap occurs between the center axis of the X-ray beam and the site of interest Q at a position in the longitudinal direction of the top 1 and a position in the vertical direction. Based on the rotation angle θ related to the tilting movement of the top 1, a movement A ′ in the longitudinal direction and a movement B ′ in the vertical direction of the top 1 shown in FIG.
[0051]
Specifically, as shown in FIG. 4, when the tilt angle of the top 1 is θ, the site of interest Q is Q1To Q2Suppose you moved to Then, the movement amount A 'of the top plate 1 in the longitudinal direction and the movement amount B' of the vertical direction can be expressed as shown in FIG. That is, the site of interest Q2Is moved by the movement amount A ′ in the longitudinal direction of the top board 1, and the site of interest Q becomes Q2To Q3To the site of interest Q3Is moved by the movement amount B ′ in the vertical direction, so that the site of interest Q becomes Q3To Q1Then, the irradiation direction of the X-ray beam with respect to the region of interest Q changes, but the positional deviation between the center axis of the X-ray beam and the region of interest Q in the horizontal direction and the X-ray irradiation source R and the region of interest Q The distance, ie, the magnification, is corrected. In addition, each moving direction of the top board 1 at the time of performing the correction is naturally determined to be a direction in which the positional deviation is eliminated.
[0052]
The movement amount A ′ in the longitudinal direction and the movement amount B ′ in the vertical direction of the top 1 described above are determined by the horizontal distance between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top 1 falling. If L and the height H of the site of interest Q of the subject P from the upper surface of the top plate 1 are known, it can be uniquely calculated. Therefore, as shown in FIG. 5, the control unit 7 controls the horizontal distance L between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top 1 and the top 1 of the site of interest Q of the subject P. While calculating the height H from the upper surface, the values of the movement amount A 'in the longitudinal direction and the movement amount B' in the vertical direction of the top plate 1 are calculated from these and information on the tilt angle θ of the top plate 1. Then, drive control relating to the longitudinal movement of the couchtop 1 by the couch 2 is performed based on the movement amount A ′, and drive control relating to the vertical movement of the couchtop 1 by the couch 2 based on the movement amount B ′.
[0053]
Incidentally, the drive control regarding the longitudinal direction operation and the vertical direction operation of the top board 1 by the control unit 7 described above is simultaneously performed in synchronization with the up / down operation of the top board 1. Therefore, the positional relationship (excluding the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0054]
At the same time as the operation of the top 1, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. The photographed image of the part of interest Q of the subject P is displayed on the monitor.
[0055]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is configured to constantly hold a captured image of a region of interest of a subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor while changing the imaging direction. The problem that the photographed image of the part of interest goes out of the display range of the monitor can be avoided, and the enlargement ratio when the photographed image of the part of interest is displayed on the monitor is always set to a constant value. Can be maintained. Further, since the position adjustment of the tabletop is automatically performed according to the tilting angle of the tabletop, no operation by the operator is required, and the operator makes a diagnosis without feeling troublesome. be able to.
[0056]
[Third embodiment]
Next, as a third embodiment, the X-ray diagnostic apparatus according to claim 3 of the present invention, that is, in a case where the top board is moved in the vertical direction by an operation of the operator to change the magnification of the site of interest. An X-ray diagnostic apparatus that moves the table in the longitudinal direction so that the position of the site of interest is maintained in the table longitudinal direction will be described.
[0057]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
A general configuration diagram of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is shown with reference to FIG. The details of the apparatus are the same as those of the X-ray diagnostic apparatus according to the above-described first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0058]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described in accordance with an imaging procedure with reference to FIGS. 1, 6, and 7.
[0059]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (the left-right direction in the drawing) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) and the top 1 Is calculated by the control unit 7 based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the couch 2.
[0060]
Next, the height H of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the top plate 1 is calculated by the control unit 7 by the following method. First, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height thereof coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this way, the region of interest Q of the subject P matches the center of rotation of the holding device 5). By doing so, even when the holding device 5 rotates, the positional relationship between the two can always be kept constant.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and the height of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the couchtop 1 is detected based on this height. The height H is calculated (the center of rotation of the holding device 5 is at a fixed position. By detecting the height of the top 1, the distance between them, that is, the upper surface of the top 1 of the site of interest Q of the subject P is detected. Can be uniquely calculated.)
[0061]
After such preparations are made, the top board 1 is moved in the vertical direction by the operation of the operator. As soon as the movement of the top 1 in the vertical direction is started, the amount of movement of the top 1 in the vertical direction is detected by a sensor (not shown) provided in the bed 2. A correction amount based on the movement amount in the vertical direction is calculated.
[0062]
For example, as shown in FIG. 6, when the center axis of the X-ray beam is inclined by an angle φ and the tilt angle of the top 1 is inclined by θ, the vertical direction of the top 1 With the movement (movement amount B), the site of interest Q becomes Q2To Q3Suppose you moved to At this time, between the central axis of the X-ray beam and the site of interest Q, a deviation occurs between the irradiation angle of the X-ray beam and the position in the longitudinal direction of the top 1. At this time, the angle φ related to the irradiation angle of the X-ray beam, the tilt angle θ of the top 1, and the moving amount B related to the vertical direction of the top 1 are basically used. The movement amount A 'is calculated.
[0063]
Specifically, as shown in FIG. 6, when the center axis of the X-ray beam has an inclination of angle φ and the tilt angle of top 1 has an inclination of θ, With the vertical movement (movement amount B) of2To Q3Suppose you moved to Then, the movement amount A 'of the top plate 1 in the longitudinal direction can be expressed as shown in FIG. That is, the site of interest Q3Is moved by the movement amount A ′ in the longitudinal direction of the top board 1, and the site of interest Q becomes Q3To Q4Then, the magnification of the region of interest Q changes with this, but the horizontal displacement between the central axis of the X-ray beam and the region of interest Q and the irradiation direction of the X-ray beam are corrected. In addition, each moving direction of the top board 1 at the time of performing the correction is naturally determined to be a direction in which the positional deviation is eliminated.
[0064]
The amount of movement A ′ in the longitudinal direction of the top 1 described above is determined by the horizontal distance L between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top 1 and the interest of the subject P. If the height H of the part Q from the top surface of the top plate 1 is known, it can be uniquely calculated. Accordingly, as shown in FIG. 7, the control unit 7 controls the horizontal distance L between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the tilting center O of the top 1 and the top 1 of the site of interest Q of the subject P. While calculating the height H from the upper surface, a value of the movement amount A ′ in the longitudinal direction of the top plate 1 is calculated from these and information on the movement amount B of the top plate 1 in the vertical direction. ′, Drive control relating to the longitudinal movement of the couchtop 1 by the couch 2 is performed.
[0065]
Incidentally, the above-described drive control by the control unit 7 regarding the longitudinal operation of the top 1 is performed simultaneously in synchronization with the vertical operation of the top 1. Therefore, the positional relationship (including the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0066]
At the same time as the operation of the top 1, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. The photographed image of the part of interest Q of the subject P is displayed on the monitor.
[0067]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is configured to always hold a captured image of a region of interest of a subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor while changing the magnification. Thus, it is possible to avoid such a problem that the captured image of the site of interest goes out of the display range of the monitor. Further, since the position adjustment of the tabletop is automatically performed according to the amount of movement of the tabletop in the vertical direction, no operation by the operator is required, and the operator can make a diagnosis without feeling troublesome. It can be performed.
[0068]
[Fourth embodiment]
Next, as a fourth embodiment, an X-ray diagnostic apparatus according to claim 4 of the present invention, that is, an auxiliary device such as a reference monitor, an injector, or an electrocardiograph becomes an obstacle when performing a procedure, and performs the procedure. When the holding device holding the X-ray tube and the X-ray detector is horizontally moved in the body axis direction of the subject by the operation of the operator to move the place, the position of the region of interest is maintained. An X-ray diagnostic apparatus that performs a longitudinal movement and a vertical movement of a plate will be described.
[0069]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
A general configuration diagram of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is shown with reference to FIG. The details of the apparatus are the same as those of the X-ray diagnostic apparatus according to the above-described first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0070]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described in accordance with the imaging procedure with reference to FIGS. 1, 8, and 9.
[0071]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (the left-right direction in the drawing) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) and the top 1 Is calculated by the control unit 7 based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the couch 2.
[0072]
Next, the height H of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the top plate 1 is calculated by the control unit 7 by the following method. First, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height thereof coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this way, the region of interest Q of the subject P matches the center of rotation of the holding device 5). By doing so, even when the holding device 5 rotates, the positional relationship between the two can always be kept constant.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and the height of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the couchtop 1 is detected based on this height. The height H is calculated (the center of rotation of the holding device 5 is at a fixed position. By detecting the height of the top 1, the distance between them, that is, the upper surface of the top 1 of the site of interest Q of the subject P is detected. Can be uniquely calculated.)
[0073]
After such preparations have been made, the operator P performs horizontal movement of the subject P on the holding device 5 in the body axis direction. Immediately after the horizontal movement of the holding device 5 is started, the horizontal movement amount of the holding device 5 (the X-ray tube 3 and the X-ray detector 4 supported by the holding device 5) is provided in the holding device 5. The detection is detected by a sensor (not shown), and the controller 7 calculates a correction amount based on the horizontal movement amount of the holding device 5.
[0074]
For example, as shown in FIG. 8, when the center axis of the X-ray beam has an inclination of angle φ and the tilting angle of the top 1 has an inclination of θ, the horizontal direction of the holding device 5 With the movement (movement amount A), the center axis of the X-ray beam becomes R1To R2Suppose you moved to At this time, between the central axis of the X-ray beam and the site of interest Q, a deviation occurs between the irradiation angle of the X-ray beam and the horizontal position in the longitudinal direction of the top 1. At this time, the angle φ related to the irradiation angle of the X-ray beam, the tilt angle θ of the top 1, and the moving amount A of the holding device 5 in the horizontal direction are basically used. The movement amount A 'and the movement amount B' in the vertical direction are calculated.
[0075]
Specifically, as shown in FIG. 8, when the center axis of the X-ray beam has an inclination of angle φ and the top plate 1 has an inclination of θ, the holding device 5 , The central axis of the X-ray beam is R1To R2Suppose you moved to Then, the movement amount A 'of the top plate 1 in the longitudinal direction and the movement amount B' of the vertical direction can be expressed as shown in FIG. That is, the site of interest Q2Is moved by the movement amount B ′ in the vertical direction, so that the site of interest Q becomes Q2To Q3By moving the top plate 1 by the movement amount A ′ in the longitudinal direction,3To Q4Then, the positional deviation between the central axis of the X-ray beam and the site of interest Q in the longitudinal direction of the top plate 1 and the irradiation direction of the X-ray beam, and the distance between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q are corrected. You. In addition, each moving direction of the top board 1 at the time of performing the correction is naturally determined to be a direction in which the positional deviation is eliminated.
[0076]
The movement amount A ′ in the longitudinal direction and the movement amount B ′ in the vertical direction of the top 1 described above are determined by the horizontal distance between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top 1 falling. If L and the height H of the site of interest Q of the subject P from the upper surface of the top plate 1 are known, it can be uniquely calculated. Accordingly, as shown in FIG. 9, the control unit 7 determines the horizontal distance L between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top 1 and the top 1 of the site of interest Q of the subject P. While calculating the height H from the upper surface, the values of the movement amount A ′ of the top plate 1 in the longitudinal direction and the movement amount B ′ of the vertical direction of the top plate 1 are calculated from these and information on the movement amount C of the holding device 5 in the horizontal direction. Based on the calculated movement amount A ', drive control relating to the longitudinal movement of the couchtop 1 by the couch 2 is performed, and drive control relating to the vertical movement of the couchtop 1 by the couch 2 is performed based on the movement amount B'.
[0077]
Incidentally, the drive control regarding the longitudinal movement of the top plate 1 by the control unit 7 described above is performed simultaneously in synchronization with the horizontal movement of the holding device 5. Therefore, the positional relationship (including the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0078]
At the same time as the operation of the holding device 5 and the top 1, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. A captured image of the site of interest Q of the sample P is displayed on a monitor.
[0079]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment can always hold the captured image of the region of interest of the subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor, It is possible to avoid such a problem that the image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the photographed image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Further, since the position adjustment of the top plate is automatically performed according to the amount of movement of the holding device in the horizontal direction, there is no need for operation by an operator, and the operator can make a diagnosis without feeling troublesome. It can be performed.
[0080]
[Fifth embodiment]
Next, as a fifth embodiment, an X-ray diagnostic apparatus according to claim 5 of the present invention, that is, a reference monitor, an injector, an ancillary device such as an electrocardiograph, etc. becomes an obstacle when performing a procedure, and performs a procedure. When the table is moved in the longitudinal direction by the operator to move the place, the horizontal movement of the holding device in the longitudinal direction of the table and the vertical movement of the table are maintained so that the position of the site of interest is maintained. An X-ray diagnostic apparatus for performing the above will be described.
[0081]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
A general configuration diagram of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment is shown with reference to FIG. The details of the apparatus are the same as those of the X-ray diagnostic apparatus according to the above-described first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0082]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described in accordance with an imaging procedure with reference to FIGS. 1, 10, and 11.
[0083]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (the left-right direction in the drawing) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) and the top 1 Is calculated by the control unit 7 based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the couch 2.
[0084]
Next, the height H of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the top plate 1 is calculated by the control unit 7 by the following method. First, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height thereof coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this way, the region of interest Q of the subject P matches the center of rotation of the holding device 5). By doing so, even when the holding device 5 rotates, the positional relationship between the two can always be kept constant.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and the height of the site of interest Q of the subject P from the top surface of the couchtop 1 is detected based on this height. The height H is calculated (the center of rotation of the holding device 5 is at a fixed position. By detecting the height of the top 1, the distance between them, that is, the upper surface of the top 1 of the site of interest Q of the subject P is detected. Can be uniquely calculated.)
[0085]
After such preparations are made, the top board 1 is moved in the longitudinal direction by the operation of the operator. As soon as the movement of the top 1 in the longitudinal direction is started, the amount of movement of the top 1 in the longitudinal direction is detected by a sensor (not shown) provided in the bed 2. A correction amount based on the movement amount in the direction is calculated.
[0086]
For example, as shown in FIG. 10, when the center axis of the X-ray beam is inclined by an angle φ and the tilting angle of the top 1 is inclined by θ, the longitudinal direction of the top 1 With the movement (movement amount A), the site of interest Q becomes Q2To Q3Suppose you moved to At this time, between the central axis of the X-ray beam and the site of interest Q, a deviation occurs between the irradiation angle of the X-ray beam and the horizontal position in the longitudinal direction of the top 1. At this time, the angle φ related to the irradiation angle of the X-ray beam, the tilt angle θ of the top 1, and the moving amount A related to the longitudinal direction of the top 1 are basically used, and the horizontal direction of the holding device 5 shown in FIG. A movement amount C ′ and a movement amount B ′ of the top plate 1 in the vertical direction are calculated.
[0087]
Specifically, as shown in FIG. 10, when the center axis of the X-ray beam has an inclination of angle φ and the tilt angle of top 1 has an inclination of θ, Along the longitudinal movement (movement amount A), the site of interest Q becomes Q2To Q3Suppose you moved to Then, the horizontal movement amount C ′ of the holding device 5 and the vertical movement amount B ′ of the top plate 1 in the vertical direction can be expressed as shown in FIG. That is, after moving the holding device 5 by the moving amount C ′ in the horizontal direction, the site of interest Q3Is moved by the movement amount B ′ in the vertical direction, so that the site of interest Q becomes Q3To Q4The position of the center axis of the X-ray beam and the site of interest Q in the longitudinal direction of the top 1 and the irradiation direction of the X-ray beam, and the distance between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q are corrected accordingly. You. In addition, the respective moving directions of the holding device 5 and the top plate 1 when performing the correction are naturally determined in a direction that eliminates the positional deviation.
[0088]
The movement amount C ′ of the holding device 5 in the horizontal direction and the movement amount B ′ of the top plate 1 in the vertical direction described above are determined by the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the tilt center O of the top plate 1. And the height H of the site of interest Q of the subject P from the upper surface of the top plate 1 are known. Therefore, as shown in FIG. 11, the control unit 7 determines the horizontal distance L between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the center O of the top plate 1 and the top plate 1 at the site of interest Q of the subject P. While calculating the height H from the upper surface, based on these and information on the movement amount A of the top plate 1 in the longitudinal direction, the movement amount C ′ of the holding device 5 in the horizontal direction and the movement amount B of the top plate 1 in the vertical direction are calculated. The value of ′ is calculated, and drive control relating to the horizontal movement of the holding device 5 is performed based on the movement amount C ′, and drive control relating to the vertical movement of the couchtop 1 by the bed 2 is performed based on the movement amount B ′.
[0089]
Incidentally, the above-described drive control by the control unit 7 regarding the horizontal operation of the holding device 5 and the vertical operation of the top 1 is performed simultaneously in synchronization with the longitudinal operation of the top 1. Therefore, the positional relationship (including the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0090]
At the same time as the operation of the holding device 5 and the top 1, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. A captured image of the site of interest Q of the sample P is displayed on a monitor.
[0091]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment can always hold the captured image of the region of interest of the subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor, It is possible to avoid such a problem that the image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the photographed image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Furthermore, since the position adjustment of the holding device and the top plate is automatically performed according to the amount of movement in the longitudinal direction of the top plate, no operation is required by the operator, and the operator feels troublesome. Diagnosis can be made without the need.
[0092]
[Sixth embodiment]
Next, as a sixth embodiment, the X-ray diagnostic apparatus according to claim 6 of the present invention, that is, a reference monitor, an injector, an ancillary device such as an electrocardiograph becomes an obstacle when performing a procedure, and performs the procedure. When the holding device is rotated in the horizontal direction by the operator to move the place, the horizontal movement of the holding device in the top plate longitudinal direction and the top plate short direction so that the position of the site of interest is maintained. An X-ray diagnostic apparatus that operates will be described.
[0093]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
1 and 12 show an overall configuration diagram of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment. The description of the same components as those of the X-ray diagnostic apparatus according to the first embodiment will be omitted.
[0094]
As shown in FIG. 1, the X-ray diagnostic apparatus has the same configuration as the X-ray diagnostic apparatus in the first embodiment described above, and further has an X-ray tube 3 and an X-ray detector as shown in FIG. The holding device 5 for holding the top 4 rotates in the horizontal direction (the direction of the arrow d in the figure) about the center of rotation S and the horizontal movement of the top 1 in the lateral direction (the direction of the arrow e in the figure). It is configured to be possible. Further, the top plate 1 on which the subject P is placed is configured to be able to move in an arc in a horizontal direction (the direction of the arrow f in the figure) around a rotation center T provided at one end thereof.
[0095]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described in accordance with an imaging procedure with reference to FIGS. 1 and 12 to 14.
[0096]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (left-right direction in the figure) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) shown in FIG. The horizontal distance M between the table and the rotation center T of the tabletop 1 is calculated by the control unit 7 based on detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the bed 2. At the same time, the horizontal distance J between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center S of the holding device 5 is controlled based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the bed 2. It is calculated in the unit 7. Since the horizontal distance J is a fixed value, a predetermined value may be set in the control unit 7 in advance. Further, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this manner, the region of interest Q of the subject P is set to the center of rotation of the holding device 5). By making them coincide with each other, the positional relationship between the two can always be kept constant even when the holding device 5 rotates.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and based on this height, the control unit 7 controls the couchtop 1 of the site of interest Q of the subject P based on this height. The height H from the upper surface is calculated. (Since the rotation center of the holding device 5 is at the fixed position, the height between the top plate 1 and the distance between the two, that is, the site of interest Q of the subject P is detected by detecting the height of the top plate 1. The height H from the upper surface of the top 1 can be uniquely calculated.)
[0097]
After such preparations have been made, the operator rotates the holding device 5 in the horizontal direction. As soon as the rotation of the holding device 5 in the horizontal direction is started, the rotation angle of the holding device 5 in the horizontal direction is detected by a sensor (not shown) provided in the holding device 5. The correction amount based on the horizontal rotation angle of No. 5 is calculated.
[0098]
For example, as shown in FIG. 13, the X-ray irradiation source R becomes1To R2Suppose you moved to At this time, a gap occurs between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q at a horizontal position in the longitudinal direction and the lateral direction of the top plate 1. At this time, the rotation angle に 関 す る of the holding device 5 in the horizontal direction, the distance M between the X-ray irradiation source R and the rotation center S, and the distance J between the site of interest Q and the rotation center T are basically the same. As shown in the figure, the horizontal movement amount E ′ of the holding device 5 in the short direction of the top 1 and the horizontal movement amount C ′ of the long direction of the top 1 and the rotation angle ε of the circular movement of the top 1 by the bed 2 in the horizontal direction. Is calculated.
[0099]
Specifically, as shown in FIG. 13, the X-ray irradiation source R is changed to R with the rotation (rotation angle ψ) of the holding device 5 in the horizontal direction.1To R2Suppose you moved to Then, the horizontal movement amount E ′ of the holding device 5 in the short direction of the top 1 and the horizontal movement C ′ in the long direction of the top 1 can be expressed as shown in FIG. However, the rotation angle ε of the circular movement of the couch top 1 by the bed 2 in the horizontal direction is set to ε = ψ in order to correct the displacement of the captured image of the site of interest Q in the rotation direction. Accordingly, the top plate 1 is circularly moved by the rotation angle ε with respect to the horizontal direction about the rotation center T so that the region of interest Q is1To Q2Then, the holding device 5 is moved by the horizontal movement amount E ′ in the short direction of the top 1 to move the site of interest Q to Q.2To Q3To the X-ray irradiation source R by moving the holding device 5 by the horizontal movement amount C ′ in the longitudinal direction of the top 1.3To R4To the horizontal position of the X-ray irradiation source R and the site of interest Q in the longitudinal direction of the top 1 and the lateral direction of the top 1, and the rotational position of the holding device 5 with respect to the horizontal direction of the top 1. Is corrected. In addition, the respective moving directions of the holding device 5 and the top plate 1 when performing the correction are naturally determined in a direction that eliminates the positional deviation.
[0100]
The horizontal movement amount E ′ of the holding device 5 in the short direction of the top 1 and the horizontal movement amount C ′ of the top 1 in the longitudinal direction of the holding device 5 and the rotation of the circular movement of the top 1 by the bed 2 in the horizontal direction. The angle ε is a horizontal distance M between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center T of the top 1, and a horizontal distance between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center S of the holding device 5. If J and the rotation angle に 関 す る of the holding device 5 in the horizontal direction are known, it can be uniquely calculated. Therefore, as shown in FIG. 14, the control unit 7 holds the horizontal distance M between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center T of the top 1 and the X-ray irradiation source R (the site of interest Q). While calculating the horizontal distance J between the rotation center S of the device 5 and the information about the rotation angle に 関 す る of the holding device 5 in the horizontal direction, the horizontal movement amount C ′ and the top of the holding device 5 in the longitudinal direction of the top plate 1 are calculated. The horizontal movement amount E 'in the lateral direction of the table 1 and the value of the rotation angle ε of the circular movement of the table 1 in the horizontal direction by the bed 2 are calculated, and the circular movement of the table 1 by the bed 2 based on the rotation angle ψ. Drive control for the horizontal movement of the holding device 5 in the longitudinal direction of the top plate 1 based on the movement amount C ′, and further, control of the top plate 1 of the holding device 5 based on the movement amount E ′. Drive control relating to the horizontal movement operation in the direction is performed.
[0101]
Incidentally, the above-described driving control of the holding device 5 in the horizontal direction (longitudinal direction of the top 1 and the short direction of the top 1) by the control unit 7 and the driving control of the couch 2 in the horizontal direction of the top 1 by the bed 2 are described as holding. This is performed simultaneously with the rotation operation of the device 5 in the horizontal direction. Therefore, the positional relationship (including the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0102]
At the same time as the operation of the holding device 5 and the top 1, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. A captured image of the site of interest Q of the sample P is displayed on a monitor.
[0103]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment can always hold the captured image of the region of interest of the subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor, It is possible to avoid such a problem that the image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the photographed image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Furthermore, since the position adjustment of the holding device and the top plate is automatically performed according to the rotation angle of the holding device in the horizontal direction, no operation by the operator is required, and the operator feels troublesome. Diagnosis can be made without the need.
[0104]
[Seventh embodiment]
Next, as a seventh embodiment, the X-ray diagnostic apparatus according to claim 7 of the present invention, that is, an auxiliary device such as a reference monitor, an injector, or an electrocardiograph becomes an obstacle when performing a procedure, and performs the procedure. When the top is moved in an arc in the horizontal direction by an operator's operation to move the place, the horizontal movement of the holding device in the longitudinal direction of the top and the short direction of the top is maintained so that the position of the site of interest is maintained. An X-ray diagnostic apparatus that performs an operation and a rotation operation in the horizontal direction will be described.
[0105]
(Configuration of X-ray diagnostic apparatus)
1 and 12 show an overall configuration diagram of the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment. The description of the same components as those of the X-ray diagnostic apparatus according to the first embodiment will be omitted.
[0106]
As shown in FIG. 1, the X-ray diagnostic apparatus has the same configuration as the X-ray diagnostic apparatus in the first embodiment described above, and further has an X-ray tube 3 and an X-ray detector as shown in FIG. The holding device 5 for holding the top 4 rotates in the horizontal direction (the direction of the arrow d in the figure) about the center of rotation S and the horizontal movement of the top 1 in the lateral direction (the direction of the arrow e in the figure). It is configured to be possible. Further, the top plate 1 on which the subject P is placed is configured to be able to move in an arc in a horizontal direction (the direction of the arrow f in the figure) around a rotation center T provided at one end thereof.
[0107]
(Operation of X-ray diagnostic apparatus)
Hereinafter, the operation of the X-ray diagnostic apparatus will be described in accordance with an imaging procedure with reference to FIGS. 1, 12, 13, and 15.
[0108]
As shown in FIG. 1, first, prior to X-ray imaging, a site of interest Q of a subject P is disposed immediately below an X-ray irradiation source R on an X-ray beam irradiation center axis of an X-ray tube 3. At this time, the position adjustment of the subject P with respect to the body width direction (the depth direction in the figure) is performed by moving the top plate 1 in the lateral direction, and the position of the subject P in the body axis direction (the horizontal direction in the figure). The adjustment is performed by moving the holding device 5 in the horizontal direction or moving the top plate 1 in the longitudinal direction. By this position adjustment, the position of the region of interest Q of the subject P and the position of the X-ray irradiation source R in the horizontal direction (left-right direction in the figure) match, and at this time, the X-ray irradiation source R (the region of interest Q) shown in FIG. The horizontal distance M between the table and the rotation center T of the tabletop 1 is calculated by the control unit 7 based on detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the bed 2. At the same time, the horizontal distance J between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center S of the holding device 5 is controlled based on the detection results from sensors (not shown) provided in the holding device 5 and the bed 2. It is calculated in the unit 7. Since the horizontal distance J is a fixed value, a predetermined value may be set in the control unit 7 in advance. Further, the position of the region of interest Q of the subject P is adjusted so that the height coincides with the center of rotation of the holding device 5 (in this manner, the region of interest Q of the subject P is set to the center of rotation of the holding device 5). By making them coincide with each other, the positional relationship between the two can always be kept constant even when the holding device 5 rotates.) Note that this position adjustment is performed by the operation of the bed 2 by the operator under X-ray fluoroscopy, specifically, the vertical movement of the top board 1. At this time, the position (height) of the couchtop 1 is detected by a sensor (not shown) provided in the couch 2, and based on this height, the control unit 7 controls the couchtop 1 of the site of interest Q of the subject P based on this height. The height H from the upper surface is calculated. (Since the rotation center of the holding device 5 is at the fixed position, the height between the top plate 1 and the distance between the two, that is, the site of interest Q of the subject P is detected by detecting the height of the top plate 1. The height H from the upper surface of the top 1 can be uniquely calculated.)
[0109]
After such preparations have been made, the top plate 1 is moved in an arc in the horizontal direction by the operation of the operator. As soon as the horizontal movement of the table 1 in the horizontal direction is started, the rotation angle of the table 1 in the horizontal direction is detected by a sensor (not shown) provided in the bed 2. The correction amount is calculated based on the rotation angle in the horizontal direction.
[0110]
For example, as shown in FIG. 13, the region of interest Q becomes Q with the circular movement (rotation angle ψ) of the top 1 in the horizontal direction.1To Q2Suppose you moved to At this time, the horizontal position between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q in the longitudinal direction and the short direction of the top 1 (however, based on the position of the top 1 before moving) is set. Deviation occurs. At this time, the rotation angle ε of the top 1 in the horizontal direction, the distance M between the X-ray irradiation source R and the rotation center S, and the distance J between the site of interest Q and the rotation center T are basically the same. As shown in the figure, a horizontal movement amount E 'of the holding device 5 in the short direction of the top 1 and a horizontal movement amount C' of the long direction of the top 1 and a rotation angle に 関 す る in the horizontal direction are calculated.
[0111]
Specifically, as shown in FIG. 13, the region of interest Q becomes Q with the circular movement (rotation angle ε) of the top 1 in the horizontal direction.1To Q2Suppose you moved to Then, the horizontal movement amount E ′ of the holding device 5 in the short direction of the top 1 and the horizontal movement C ′ in the long direction of the top 1 can be expressed as shown in FIG. However, the rotation angle の of the rotational movement of the holding device 5 in the horizontal direction is set to ψ = ε in order to correct the deviation in the rotation direction of the captured image of the site of interest Q. Accordingly, the X-ray irradiation source R is moved to R by rotating the holding device 5 by a rotation angle に 関 し て with respect to the horizontal direction about the rotation center S.1To R2Then, the holding device 5 is moved by the horizontal movement amount E ′ in the short side direction of the top plate 1 to move the X-ray irradiation source R to R.2To R3To the X-ray irradiation source R by moving the holding device 5 by the horizontal movement amount C ′ in the longitudinal direction of the top 1.3To R4To the horizontal position of the X-ray irradiation source R and the site of interest Q in the longitudinal direction of the top 1 and the lateral direction of the top 1, and the rotational position of the holding device 5 with respect to the horizontal direction of the top 1. Is corrected. In addition, the respective moving directions of the holding device 5 and the top plate 1 when performing the correction are naturally determined in a direction that eliminates the positional deviation.
[0112]
The horizontal movement amount E ′ of the holding device 5 in the short direction of the top 1, the horizontal movement amount C ′ of the long direction of the top 1, and the rotation angle ψ of the rotation in the horizontal direction are the X-ray irradiation sources. The horizontal distance M between R (the site of interest Q) and the rotation center T of the top 1, the horizontal distance J between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center S of the holding device 5, and the horizontal If the rotation angle ε of the circular movement in the direction is known, it can be uniquely calculated. Therefore, as shown in FIG. 15, the control unit 7 holds the horizontal distance M between the X-ray irradiation source R (the site of interest Q) and the rotation center T of the top 1 and the X-ray irradiation source R (the site of interest Q). While calculating the horizontal distance J with respect to the rotation center S of the device 5, the horizontal movement amount C of the holding device 5 in the longitudinal direction of the table 1 is obtained from the information and the information about the rotation angle ε of the circular movement of the table 1 in the horizontal direction. ′ And the horizontal movement amount E ′ of the top plate 1 in the short direction, the value of the rotation angle の of the rotation movement in the horizontal direction are calculated, and the drive control regarding the rotation operation of the holding device 5 in the horizontal direction is performed based on the rotation angle ε. Further, drive control relating to the horizontal movement operation of the holding device 5 in the longitudinal direction of the top plate 1 based on the movement amount C ′, and further, horizontal movement of the holding device 5 in the short direction of the top plate 1 based on the movement amount E ′ Drive control relating to the operation is performed.
[0113]
Incidentally, the above-described drive control of the holding device 5 in the horizontal direction (longitudinal direction of the top 1 and the short direction of the top 1) and the rotation operation in the horizontal direction by the control unit 7 are performed by the circular arc of the top 1 in the horizontal direction. Synchronous with the operation, they are performed simultaneously. Therefore, the positional relationship (including the X-ray irradiation direction) between the X-ray irradiation source R and the site of interest Q is always kept the same.
[0114]
At the same time as the operation of the holding device 5, X-ray irradiation is performed from the X-ray tube 3, and X-rays transmitted through the subject P are detected by the X-ray detector 4. An image of the part Q is displayed on the monitor.
[0115]
As described above, the X-ray diagnostic apparatus according to the present embodiment can always hold the captured image of the region of interest of the subject obtained by X-ray imaging near the center of the monitor, It is possible to avoid such a problem that the image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the captured image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Furthermore, since the position adjustment of the holding device is automatically performed according to the rotation angle of the circular arc movement in the horizontal direction of the top plate, no operation by the operator is required, and the operator feels troublesome. Diagnosis can be made without the need.
[0116]
In the X-ray diagnostic apparatuses according to the first to seventh embodiments, the center of the top plate 1 of the X-ray diagnostic apparatus in the up-down movement is indicated by the upper surface of the top panel 1 (O in FIG. 1) for convenience. Position), the center of the tilting movement of the top 1 may be set at a position deviated from the upper surface of the top 1. For example, in such a case, the movement of the top 1 Focusing only on the above, the moving amount of the top 1 can be determined as follows.
[0117]
First, a description will be given of a case where a harmonic tilt that changes the tilt angle of the tabletop while maintaining the position of the site of interest is performed. In this example, it is assumed that the site of interest is located on the upper surface of the top plate for convenience. In addition, it is assumed that the center of the top plate is movable only in the vertical direction.
[0118]
For example, as shown in FIG. 16, the center O of the top plate 10And the tilt angle of the top 1 is maintained while maintaining the harmonic tilt, that is, the position of the site of interest Q.0Is changed, assuming that the horizontal distance between the site of interest Q and the table top tilting center O is L, the moving amount B of the table 1 in the vertical direction0Can be calculated as follows. As described above, the horizontal distance L between the site of interest Q and the top and bottom center O is automatically calculated by the control unit 7 based on the detection results from the sensors provided on the holding device 5 and the bed 2. And shall be determined.
[0119]
First, A shown in FIG.0(Intersection point V when a vertical line is drawn from the site of interest Q to the top surface of the top 1 after rotation0And the rotation center O of the top 1 after rotation0Of intersection W with the top surface of top plate 1 when a vertical line is drawn from0The distance between)
A0= L / cosθ0... Equation 1
It can be expressed as.
[0120]
Further, D shown in FIG.0(The intersection W0And said O0The distance between)
D0= Z0/ Cosθ0... Equation 2
It can be expressed as.
[0121]
Further, C shown in FIG.0(The intersection W0And the top surface of the top 1 before rotation)
C0= A0・ Sin θ0＝ L ・ tanθ0... Equation 3
It can be expressed as.
[0122]
Here, the amount of movement B in the vertical direction of the top 1 to be obtained0Is
B0=-(C0-D0+ Z0) ... Equation 4
Therefore, by substituting the above equations 1 to 3 into this equation 4,
B0= − (L · tan θ0-Z0/ Cosθ0+ Z0) ... Equation 5
It can be expressed as.
[0123]
Where L, θ0, Z0Are known values, so that the amount of movement B of the top 1 in the vertical direction0Is determined.
[0124]
Next, a description will be given of a case where a harmonic tilt for performing a tilting operation and a longitudinal direction operation of the top plate is performed so as to maintain the relative position between the X-ray irradiation source and the site of interest according to the rotation operation of the holding device. In this example, for convenience, it is assumed that the site of interest is located on the upper surface of the top plate and vertically below the rotation center of the holding device. In addition, it is assumed that the center of the top plate is movable only in the vertical direction. Further, although the description is omitted below, it is assumed that the vertical movement of the top plate is performed simultaneously so as to maintain the relative position between the X-ray irradiation source and the site of interest.
[0125]
For example, as shown in FIG. 17, the center O of the top plate 11At the lower position, the above-mentioned harmonic tilt, ie, the rotation operation of the holding device 5 (rotation angle φ1), When the top plate 1 is moved up and down and its longitudinal direction is moved so as to maintain the relative position between the X-ray irradiation source and the region of interest Q, the rotational operation center O of the region of interest Q and the holding device 5 is maintained.RIs the vertical distance between the table top 1 and the horizontal position between the site of interest Q and the table top tilting center O is L, the tilt angle θ of the table 11And the movement amount A in the longitudinal direction1Can be calculated as follows. The region of interest Q and the rotational movement center O of the holding device 5RAnd the horizontal distance L between the site of interest Q and the center O of the tabletop as described above, based on the detection results from the sensors provided on the holding device 5 and the bed 2 as described above. 7, and is automatically calculated and determined.
[0126]
First, the rotation angle φ of the holding device 51In order to maintain the relative position between the X-ray irradiation source and the site of interest Q,1Is θ1= Φ1Is determined.
[0127]
Also, Q shown in FIG.2Distance D between (part of interest after fall) and point K shown in the figure1Is
D1＝ H ・ tanφ1... Equation 6
It can be expressed as.
[0128]
Further, the distance F between the point N and the point U shown in FIG.1Is
F1= Z1・ Tanφ1... Equation 7
It can be expressed as.
[0129]
Therefore, the distance C between the point K and the point U shown in FIG.1Is
C1= (L + F1) ・ Cosφ1
= (L + Z1・ Tanφ1) ・ Cosφ1... Equation 8
It can be expressed as.
[0130]
Therefore, Q shown in FIG.2E between point U and point U1Is given by Equations 6 and 8.
E1= D1+ C1
＝ H ・ tanφ1+ (L + Z1・ Tanφ1) ・ Cosφ1... Equation 9
It can be expressed as.
[0131]
Here, the amount of movement A in the longitudinal direction of the top 1 to be determined1Is
A1= (E1−L) Equation 10
Therefore, by substituting the above equation 9 into this equation 10,
A1＝ H ・ tanφ1+ (L + Z1・ Tanφ1) ・ Cosφ1-L
It can be expressed as.
[0132]
Where H, L, φ1, Z1Are known values, so that the moving amount A in the longitudinal direction of the top 11Is determined.
[0133]
As described above with reference to the two examples, the center of the tilting movement of the tabletop may be set at a position deviated from the upper surface of the tabletop. The amount can be determined uniquely.
[0134]
Therefore, also in the X-ray diagnostic apparatuses according to the first to seventh embodiments, the center of the top plate 1 to move up and down may be set at a position off the upper surface of the top plate 1. Even so, the amount of movement of the top 1 in each direction can be uniquely determined. That is, the center of the top plate 1 is not limited to the upper surface of the top plate 1 (the position of O in FIG. 1), and the center of the top plate 1 is off the upper surface of the top plate 1. The position may be set.
[0135]
In addition, in the X-ray diagnostic apparatuses according to the first to seventh embodiments, X-rays are emitted from the X-ray tube 3 so that the center axis of the X-ray beam is orthogonal to the top 1. Although the case has been described as an example, the angle of the center axis of the X-ray beam with respect to the top 1 may be any angle. Further, the case where the position of the top plate 1 is adjusted so that the region of interest Q and the rotation center of the holding device 5 coincide with each other has been described as an example, but the region of interest Q and the rotation center of the holding device 5 may not be coincident. .
[0136]
As described above, according to the X-ray diagnostic apparatuses of the first to seventh embodiments, various approaches to the subject requested by the operator, for example, interest of the subject in the X-ray system A method of changing the imaging angle while maintaining the position of the part, a method of moving the region of interest of the subject to a desired position while permitting a change in the magnification to facilitate the procedure, and other methods. In order to avoid interference with the attached device, while maintaining the relative position of the region of interest of the subject with respect to the X-ray system, it is appropriate for a method of moving the region of interest of the subject and the X-ray system to a desired position. Can respond.
[0137]
【The invention's effect】
As described above, according to the X-ray diagnostic apparatus of the first aspect of the present invention, a captured image of a region of interest of a subject obtained by X-ray imaging is constantly monitored while changing only the direction of gravity. Can be held near the center of the monitor, thereby avoiding the problem that the captured image of the region of interest goes out of the display range of the monitor, and expanding the captured image of the region of interest when displayed on the monitor. The rate can always be kept constant. Furthermore, since the position adjustment of the top plate is automatically performed according to the rotation angle of the holding device, the operation by the operator is not required, and the operator can make a diagnosis without feeling troublesome. Can be.
[0138]
According to the X-ray diagnostic apparatus of the present invention, an image of a region of interest of the subject obtained by X-ray imaging is always held near the center of the monitor while changing the imaging direction. It is possible to avoid the problem that the captured image of the region of interest goes out of the display range of the monitor, and to always set the enlargement ratio when the captured image of the region of interest is displayed on the monitor to a constant value. Can be maintained. Further, since the position adjustment of the tabletop is automatically performed according to the tilting angle of the tabletop, no operation by the operator is required, and the operator makes a diagnosis without feeling troublesome. be able to.
[0139]
According to the X-ray diagnostic apparatus of the third aspect of the present invention, an image of a region of interest of the subject obtained by X-ray imaging is always held near the center of the monitor while changing the magnification. This can avoid such a problem that the captured image of the site of interest goes out of the display range of the monitor. Further, since the position adjustment of the tabletop is automatically performed according to the amount of movement of the tabletop in the vertical direction, no operation by the operator is required, and the operator can make a diagnosis without feeling troublesome. It can be performed.
[0140]
Further, according to the X-ray diagnostic apparatus according to claim 4 of the present invention, a captured image of a region of interest of the subject obtained by X-ray imaging can be always held near the center of the monitor, and It is possible to avoid such a problem that the captured image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the photographed image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Further, since the position adjustment of the top plate is automatically performed according to the amount of movement of the holding device in the horizontal direction, there is no need for operation by an operator, and the operator can make a diagnosis without feeling troublesome. It can be performed.
[0141]
Further, according to the X-ray diagnostic apparatus according to claim 5 of the present invention, a captured image of a region of interest of the subject obtained by X-ray imaging can be always held near the center of the monitor, and It is possible to avoid such a problem that the captured image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the photographed image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Furthermore, since the position adjustment of the holding device and the top plate is automatically performed according to the amount of movement in the longitudinal direction of the top plate, no operation is required by the operator, and the operator feels troublesome. Diagnosis can be made without the need.
[0142]
Further, according to the X-ray diagnostic apparatus according to claim 6 of the present invention, a captured image of a region of interest of the subject obtained by X-ray imaging can be always held near the center of the monitor, and It is possible to avoid such a problem that the captured image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the photographed image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Furthermore, since the position adjustment of the holding device and the top plate is automatically performed according to the rotation angle of the holding device in the horizontal direction, no operation by the operator is required, and the operator feels troublesome. Diagnosis can be made without the need.
[0143]
Further, according to the X-ray diagnostic apparatus according to claim 7 of the present invention, a captured image of a region of interest of the subject obtained by X-ray imaging can be always held near the center of the monitor, and It is possible to avoid such a problem that the captured image goes out of the display range of the monitor. Further, the enlargement ratio when the captured image of the region of interest is displayed on the monitor can be constantly maintained at a constant value. Furthermore, since the position adjustment of the holding device is automatically performed according to the rotation angle of the circular arc movement in the horizontal direction of the top plate, no operation by the operator is required, and the operator feels troublesome. Diagnosis can be made without the need.
[0144]
As described above, according to the X-ray diagnostic apparatuses according to claims 1 to 7 of the present invention, various approaches to the subject desired by the operator, for example, the approach to the X-ray system A method of changing only the imaging angle while maintaining the position of the region of interest of the sample, a method of moving the region of interest of the subject to a desired position while allowing the magnification to change to facilitate the procedure, In order to avoid interference with other attached devices, while maintaining the relative position of the subject's region of interest with respect to the X-ray system, a method of moving the subject's region of interest and the X-ray system to a desired position, etc. And respond appropriately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an entire configuration of an embodiment of an X-ray diagnostic apparatus according to claims 1 to 7 of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining a process of calculating a movement amount A ′ in the longitudinal direction of the tabletop and a movement amount B ′ in the vertical direction in the X-ray diagnostic apparatus according to claim 1 of the present invention. .
FIG. 3 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in a control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 1 of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining a process of calculating a movement amount A ′ in the longitudinal direction and a movement amount B ′ in the vertical direction of the top board in the X-ray diagnostic apparatus according to claim 2 of the present invention. .
FIG. 5 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in a control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 2 of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining a process of calculating a movement amount A ′ in the longitudinal direction of the top board in the X-ray diagnostic apparatus according to claim 3 of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in a control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 3 of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram for explaining a process of calculating a movement amount A ′ in the longitudinal direction and a movement amount B ′ in the vertical direction of the top board in the X-ray diagnostic apparatus according to claim 4 of the present invention. .
FIG. 9 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in a control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 4 of the present invention.
FIG. 10 is a view for explaining a process of calculating a horizontal movement amount C ′ of the holding device and a vertical movement amount B ′ of the top board in the X-ray diagnostic apparatus according to claim 5 of the present invention. FIG.
FIG. 11 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in a control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 5 of the present invention.
FIG. 12 is a plan view illustrating an entire configuration of an embodiment of an X-ray diagnostic apparatus according to claims 6 and 7 of the present invention.
FIG. 13 is an X-ray diagnostic apparatus according to claims 5 and 6 of the present invention, wherein the moving amount C ′ of the holding device in the longitudinal direction of the top plate, the moving amount E ′ of the lateral direction of the top plate, and the rotation in the horizontal direction. FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining a process of calculating an angle ψ, a rotation angle ε of the top plate in the horizontal direction, and the like.
FIG. 14 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in the control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 6 of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart for explaining a process of performing position adjustment in a control unit of the X-ray diagnostic apparatus according to claim 7 of the present invention.
FIG. 16 is a diagram illustrating a process in which the amount of movement of the top in each direction is determined so as to maintain the position of the site of interest when the center of the top plate is set at a position deviating from the upper surface of the top; FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the method.
FIG. 17 is a diagram illustrating a configuration in which the positional relationship between the X-ray irradiation source and the site of interest is held in accordance with the rotational movement of the holding device when the center of the top plate is set at a position deviated from the upper surface of the top plate. FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining a process in which the amount of movement of the top plate in each direction is determined.
FIG. 18 is a side view showing an overall configuration of a conventional X-ray diagnostic apparatus.
FIG. 19 is an explanatory diagram for explaining a process of position adjustment performed in a conventional X-ray diagnostic apparatus.
[Explanation of symbols]
1. Top plate
A ': The amount of movement in the longitudinal direction of the top plate
B ': The amount of movement of the top plate in the vertical direction
H: Height of the site of interest from the top of the top plate
L: Distance between the site of interest and the center of the tabletop
O: Center of the table top
Q1… Position of the site of interest before the top plate is raised
Q2… Position of the site of interest after the top plate is raised
Q3… The position of the part of interest during the position adjustment process
R1… Position of X-ray irradiation source before rotation of holding device
R2… Position of X-ray irradiation source after rotation of holding device
θ: Top-down angle
φ ... Rotation angle of holding device

Claims (7)

長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記天板に載置される被検体の体軸方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記保持装置の回転移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記保持装置の回転角度に応じて、前記寝台に前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which a subject is placed along the longitudinal direction, and performs a vertical movement and a vertical movement and a longitudinal movement of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus, comprising: a holding device that performs rotational movement in a body axis direction of a subject placed on the top plate of the detector.
At the time of the rotational movement operation of the holding device, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the region of interest of the subject, and to maintain the relative position between the X-ray tube and the region of interest of the subject, An X-ray diagnostic apparatus, comprising: control means for causing the couch to move up and down, move in a vertical direction, and move in a longitudinal direction in accordance with a rotation angle of a holding device. 長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記寝台による前記天板の起倒移動動作時に、前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記天板の起倒角度に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which a subject is placed along the longitudinal direction, and performs a vertical movement and a vertical movement and a longitudinal movement of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus comprising: a holding device that performs rotational movement of the detector in a body axis direction of the subject;
When the couch is moved up and down by the couch, the couch is moved to the couch according to the tilt angle of the couch so as to maintain the relative position between the site of interest of the subject and the X-ray tube. An X-ray diagnostic apparatus comprising control means for performing vertical movement and longitudinal movement of a plate. 長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記寝台による前記天板の垂直移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位の前記被検体の体軸方向に関する位置を維持するように、前記天板の起倒角度に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which a subject is placed along the longitudinal direction, and performs a vertical movement and a vertical movement and a longitudinal movement of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus comprising: a holding device that performs rotational movement of the detector in a body axis direction of the subject;
When the couch is vertically moved by the couch, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the region of interest of the subject and the position of the region of interest of the subject in the body axis direction of the subject are maintained. As described above, the X-ray diagnostic apparatus is provided with control means for causing the couch to perform vertical movement and longitudinal movement of the couch in accordance with the tilt angle of the couch. 長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記保持装置の前記水平方向移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記保持装置の前記水平方向の移動量に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動及び長手方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which a subject is placed along the longitudinal direction, and performs a vertical movement and a vertical movement and a longitudinal movement of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs horizontal movement of the detector with respect to a body axis direction of the subject,
During the horizontal movement operation of the holding device, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the site of interest of the subject, and the relative position between the site of interest and the X-ray tube of the subject are maintained. An X-ray diagnostic apparatus, further comprising control means for causing the couch to perform vertical and longitudinal movements of the couchtop in accordance with the horizontal movement amount of the holding device. 長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の起倒移動、垂直方向移動及び長手方向移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記寝台による前記天板の長手方向移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記天板の長手方向の移動量に応じて、前記寝台に前記天板の垂直方向移動を行わせると共に、前記保持装置に前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which a subject is placed along the longitudinal direction, and performs a vertical movement and a vertical movement and a longitudinal movement of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs horizontal movement of the detector with respect to a body axis direction of the subject,
During the movement of the couchtop in the longitudinal direction by the bed, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the region of interest of the subject and the relative position between the region of interest of the subject and the X-ray tube are maintained. As described above, according to the amount of movement of the couchtop in the longitudinal direction, the couch is caused to perform vertical movement of the couchtop, and the holding device is caused to move the X-ray tube and the body axis of the subject by the detector. An X-ray diagnostic apparatus comprising control means for performing a horizontal movement in a direction. 長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の一端を中心とする円弧移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動、水平方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記保持装置の前記水平方向に関する回転移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記保持装置の前記水平方向に関する回転角度に応じて、前記保持装置に前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動を行わせると共に、前記寝台に前記天板の前記円弧移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which the subject is placed along the longitudinal direction and performs an arc movement around one end of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs horizontal movement in the body axis direction of the subject and horizontal movement in the body width direction of the subject, and rotational movement in the horizontal direction of the detector,
During the rotational movement operation of the holding device in the horizontal direction, the direction of X-ray irradiation from the X-ray tube to the site of interest of the subject and the relative position between the site of interest and the X-ray tube of the subject are maintained. As described above, according to the rotation angle of the holding device in the horizontal direction, the holding device moves the X-ray tube and the detector in the horizontal direction of the subject in the body axis direction and in the body width direction of the subject. An X-ray diagnostic apparatus comprising: control means for causing the couch to move in the horizontal direction and for the couch to perform the arc movement of the couchtop. 長手方向に沿って被検体を載置する天板を支持し、前記天板の一端を中心とする円弧移動を行う寝台と、
前記被検体に対してＸ線を照射するＸ線管と、前記Ｘ線管と対向する位置に配置され前記被検体を透過したＸ線を検出する検出器とを保持し、前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動、水平方向に関する回転移動を行う保持装置とを含むＸ線診断装置であって、
前記寝台による前記天板の前記円弧移動動作時に、前記被検体の関心部位に対する前記Ｘ線管からのＸ線照射方向、及び前記被検体の関心部位と前記Ｘ線管との相対位置を維持するように、前記天板の円弧移動の回転角度に応じて、前記保持装置に前記Ｘ線管及び前記検出器の前記被検体の体軸方向に関する水平方向移動及び前記被検体の体幅方向に関する水平方向移動、前記水平方向に関する回転移動を行わせる制御手段を備えたことを特徴とするＸ線診断装置。A couch that supports a top plate on which the subject is placed along the longitudinal direction and performs an arc movement around one end of the top plate,
An X-ray tube that irradiates the subject with X-rays, and a detector that is arranged at a position facing the X-ray tube and detects X-rays that have passed through the subject is held, and the X-ray tube and An X-ray diagnostic apparatus including: a holding device that performs horizontal movement in the body axis direction of the subject and horizontal movement in the body width direction of the subject, and rotational movement in the horizontal direction of the detector,
At the time of the circular movement of the table by the bed, the X-ray irradiation direction from the X-ray tube to the region of interest of the subject and the relative position between the region of interest of the subject and the X-ray tube are maintained. As described above, the horizontal movement of the X-ray tube and the detector with respect to the body axis direction of the subject and the horizontal movement of the subject with respect to the body width direction are performed on the holding device in accordance with the rotation angle of the circular movement of the top plate. An X-ray diagnostic apparatus comprising control means for performing directional movement and rotational movement in the horizontal direction.
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