JP2004118915A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004118915A
JP2004118915A JP2002279491A JP2002279491A JP2004118915A JP 2004118915 A JP2004118915 A JP 2004118915A JP 2002279491 A JP2002279491 A JP 2002279491A JP 2002279491 A JP2002279491 A JP 2002279491A JP 2004118915 A JP2004118915 A JP 2004118915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
bits
setting
semiconductor memory
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002279491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Okawa
大河 正明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2002279491A priority Critical patent/JP2004118915A/ja
Publication of JP2004118915A publication Critical patent/JP2004118915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

【課題】一緒に搭載される半導体メモリの容量やデータバス幅が異なったり、目的のメモリモジュールの容量やデータバス幅が異なる場合でも、高い順応性を有し、それぞれ場合に対応してメモリモジュールを構成することのできる半導体メモリを提供する。
【解決手段】データ入出力用に使用される外部接続ピンを上位18ビット側と下位18ビット側に切替え可能な切替回路50と、この切替回路による接続内容を設定する設定回路60とを備えた半導体メモリ100である。また、半導体メモリに動作許可を与えるための拡張アドレスを入力する拡張アドレス入力ピンと、入力された拡張アドレスのパターンに応じて内部の記憶回路へのリード・ライトを許可・非許可に制御する論理回路と、この論理回路の論理の内容を設定する設定回路とを備えている。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、SRAM(Static Random Access Memory)などの半導体メモリに適用して有用な技術に関し、特に複数の半導体メモリを基板上に実装してなるメモリモジュールに利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の半導体メモリICを基板上に実装してなるメモリモジュールと呼ばれる記憶装置がパーソナルコンピュータ等に用いられている。このようなメモリモジュールでは、例えば、基板上に半導体メモリの選択を行うデコーダチップを搭載し、外部から入力されるアドレスの上位ビットをデコーダチップでデコードしてどの半導体メモリにアクセスさせるか選択し、アドレスの残りのビットで半導体メモリ内のメモリセルの選択を行ってデータアクセスが行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−56696号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のメモリモジュールでは、搭載する半導体メモリのデータ容量(アドレス範囲)およびデータバス幅などの仕様によって、基板の配線パターンやデコーダチップの種類が決まってしまい、異なる仕様の半導体メモリを代替として搭載したり、同じ基板やデコーダチップを用いて他の仕様のメモリモジュールを生産したりすることは出来ない。
【0004】
そのため、異なる容量やデータバス幅の半導体メモリを搭載する場合や、メモリモジュールの仕様を変更する場合には、それに合わせて基板の配線パターンや外付けのデコーダチップを変更しなければならないため、メモリモジュールは多品種少量生産には不向きである。メモリモジュールでも、同一仕様で大量に生産されるDRAM(Dynamic RAM)モジュールにはそれほどコストは高くならないが、多数の仕様がありそれほど大量に生産されないSRAMモジュール、例えばリードとライトとが連続サイクルで行えるなどの特殊仕様のSRAMモジュールには製造コストが高くなるという課題がある。
【0005】
また、近年、入出力されるデータ構成を16個の入出力端子を用いた16ビット構成から8個の入出力端子を用いた8ビット構成に切り換えられるようにした半導体記憶装置も考案されているが(例えば特許文献1)、データ構成を切り換えた場合に使用される入出力端子は一様に決定されてしまうため、メモリモジュールに組み込む場合にさほど柔軟性を得られるものではなかった。
【0006】
この発明の目的は、外付けのデコーダチップが不要で且つ単純な配線パターンのモジュール基板を用いてメモリモジュールを構成することが可能であり、さらに、一緒に搭載される半導体メモリの容量やデータバス幅が異なったり、目的のメモリモジュールの容量やデータバス幅が異なる場合でも、高い順応性を有し、異なる仕様のメモリモジュールを構成可能な半導体メモリを提供することにある。
【0007】
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0009】
すなわち、リード・ライトデータのデータ幅より倍以上のピン数を有するデータ入出力用の外部接続ピンと、リード・ライトデータを入出力する内部のデータ線の接続を上記外部接続ピンを2つの組に分けた一方の組と他方の組とにそれぞれ切替え可能な切替回路(例えば切換器50)と、この切替回路による接続内容の設定を例えばヒューズの切断やボンディングパターン等により行う設定手段(例えば設定回路60)とを備えた半導体記憶装置である。
【0010】
また、リード・ライトデータの読出し元又は書込み先の選択を行う第1アドレスに加えて拡張アドレス(第2アドレス)が入力される拡張アドレス入力ピン(第2アドレス入力ピン)と、入力された拡張アドレスに応じて内部の記憶回路へのリード・ライトを許可・非許可に制御する論理回路と、この論理回路の論理の内容を例えばヒューズの切断やボンディングパターン等により設定する設定手段とを備えた半導体記憶装置である。
【0011】
このような手段によれば、拡張アドレスに関する設定とデータ入出力用の外部接続ピンに関する設定とを適宜行うことで、容量やデータバス幅の異なる半導体メモリが混載される場合でも、共通の配線パターンを有するモジュール基板を用いて、所望の仕様のメモリモジュールを組むことが出来る。また、外付けのデコーダチップも不要となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施例の半導体メモリについてアドレス入力に関する部分の概要を説明する図である。
【0014】
この実施例の半導体メモリ100は、特に制限されるものではないが、リード動作とライト動作とが共に1サイクルで処理され、リードデータとライトデータを衝突させることなくリード動作とライト動作とを連続サイクルで行えるように構成された高スループット型のSSRAM(Synchronous SRAM)である。その記憶容量は、例えば256kW(キロワード)×36ビットであり、データバス幅は36ビット或いは18ビットの何れかに設定可能である。
【0015】
この実施例の半導体メモリ100は、メモリセルアレイ10や、データの読出し又は書込みを行うメモリセルの選択や書込み制御や読出し制御を行うアドレスデコーダ&コントローラ20、並びに、メモリセルを選択するアドレス(A0〜A17)が外部入力されるアドレス入力ピン、拡張アドレス(A18…)が外部入力される拡張アドレス入力ピン、半導体メモリを動作又は非動作とする動作許可信号(チップイネーブル信号或いはチップセレクト信号CE)の入力ピン、拡張アドレスと動作許可信号との論理をとってアドレスデコーダ&コントローラ20に出力する論理回路30と、該論理回路30の論理の内容を設定する設定回路40とを備えている。上記の拡張アドレス(A18…)は、メモリモジュールに複数の半導体メモリを搭載したときに個々の半導体メモリを選択するのに用いられるものである。
【0016】
図2には、実施例の半導体メモリにおいて拡張アドレスの設定に関する部分の詳細例を示す。なお、図1の論理回路30の中は機能を概念的に示したものであり、詳細は図2に示されるものである。図2において、拡張アドレスは2ビット(A18,A19)の場合を示している。
【0017】
また、図1と図2では省略しているが、この実施例の半導体メモリには、データ入出力用のバス幅を36ビットと18ビットとに切り替える構成が付加されている。この構成については図3〜図5を参照しながら詳述する。
【0018】
設定回路40は、拡張アドレス(A18,A19)の各ビットの使用・非使用を設定する使用ピン設定部40Aと、自己の半導体メモリが選択されるときの拡張アドレスのパターンを設定する選択パターン設定部40Bとから構成される。
【0019】
これらの各設定部40A,40Bは、例えば、ヒューズのようにプログラム可能な素子やボンディングワイヤの接続切替えにより、それぞれ各設定部40A,40Bの出力端子がハイレベル又はロウレベルに固定されるように設定される。ヒューズを用いた回路の場合には、例えば、ウエハー状態で行われるプローブ試験の際に高電圧を印加してヒューズを切断したり、ウエハー段階又はチップ段階でレーザー照射によりヒューズを切断したり、或いは、回路に接続された外部ピンを設けて、パッケージング後にこの外部ピンから高電圧を印加してヒューズを切断するなどして、それぞれ所望の内容に設定することが出来る。このような設定回路40においては、一度の設定により設定内容が半永久的に固定されることになる。
【0020】
なお、上記の各設定部40A,40Bを、例えば、レジスタ構成として、電源投入時に毎回設定されるような構成とすることも出来る。この場合、メモリモジュールの基板上或いはメモリモジュール外に各半導体メモリの設定を行うコントローラ回路を設け、このコントローラ回路により例えばバウンダリースキャンの手法等により各半導体メモリの各設定部40A,40Bに設定データを書き込むことで設定を行うことが出来る。
【0021】
論理回路30、拡張アドレス(A18,A19)と、チップセレクト信号CEと、選択パターン設定部の出力信号A18a,A19a,A18b,A19bとの論理をとってアドレスデコーダ&コントローラ20を動作又は非動作とする信号を生成するものである。具体的には、使用ピン設定部40Aで使用(ハイレベル)と設定された拡張アドレスが、選択パターン設定部40Bで設定された値と一致し、且つ、チップセレクト信号CEがハイレベルの場合に、アドレスデコーダ&コントローラ20を動作させる信号を生成し、それ以外の場合には非動作とする信号を生成する。
【0022】
このような構成により、複数の半導体メモリに共通に入力される拡張アドレス(A18,A19)を用いて、複数の半導体メモリのうちの何れかを選択することが可能となり、且つ、その選択パターンを半導体メモリごとに設定することが可能となる。また、搭載される半導体メモリの個数に応じて使用される拡張アドレスのビット数が異なる場合でも、使用ピン設定部40Aの設定により対応させることが出来る。
【0023】
図3には、実施例の半導体メモリについてデータ入出力用の外部接続ピンの接続設定部分の概要を説明する図を示す。なお、図3においては、図1と図2に示した拡張アドレスの設定に関する部分については省略している。
【0024】
上記実施例の半導体メモリには、上述した構成に加えて、さらにデータ入出力用の外部接続ピンの接続設定を行う構成が設けられている。すなわち、入出力データのビット幅を36ビット幅又は18ビット幅とする切り換え、および、18ビット幅とした場合に外部の36ビット幅のデータバス(D00〜D08,D10〜D18,D20〜D28,D30〜D38,)との接続を上位18ビット側又は下位18ビット側にする切り換えとが可能な切換器50と、この切換器50による接続内容を設定する設定回路60とが設けられている。図3に示す切換器50は概念的に示したものであり、図4と図5に詳細に示すようにそれぞれリードデータの経路とライトデータの経路とにそれぞれ分かれて設けられている。
【0025】
図4には、上記入出力データの接続設定部分においてリード時に関係する部分の詳細例を示す。
【0026】
リードデータのパスに設けられた切換器50Aは、リード・ライトの切換え制御を行うトライステートバッファTB5,TB6と、メモリセルアレイ10から読み出されたリードデータが出力される36ビット幅の内部データ線ID1,ID2と上記トライステートバッファTB5,TB6との間に設けられた接続切換用のトライステートバッファTB1〜TB4から構成される。そして、これらトライステートバッファTB1〜TB6を設定内容に従って制御することで内部データ線ID1,ID2と外部接続ピンTD1,TD2との接続関係を切り換えるものである。なお、図4は、上位18ビット分の配線および回路素子と下位18ビット分の配線および回路素子とをそれぞれ1つに省略して記したものである。
【0027】
設定回路60は、具体的な構成は拡張アドレスに関する上述の設定回路40と同様のものであり、その設定内容には、36ビット接続、上位18ビット接続、下位18ビット接続の3通りがある。ここで、36ビット接続とは36ビットの外部接続ピンTD1,TD2を全て使用してデータ入出力を行う設定、上位18ビット接続とは上位18ビット側の外部接続ピンTD1のみを使用してデータ入出力を行う設定、下位18ビット接続とは下位18ビット側の外部接続ピンTD2のみを使用してデータ入出力を行う設定である。そして、これらのうち何れかが設定されることで、各トライステートバッファTB1〜TB6に図4に示す制御信号が出力されるように構成されている。
【0028】
すなわち、36ビット接続に設定されている場合には、トライステートバッファTB1,TB3の出力制御端子にはロウレベルの信号が、トライステートバッファTB2,TB4の出力制御端子にはハイレベルの信号がそれぞれ出力され、内部データ線ID1,ID2と外部接続ピンTD1,TD2につながるトライステートバッファTB5,TB6とがそれぞれストレートに接続される。また、この設定においては、入出力制御用のトライステートバッファTB5,TB6にはアドレスデコーダ&コントローラ20から出力される出力制御用のアウトプット・イネーブル信号OEがそのまま出力されて、通常通りに入出力制御が行われる。
【0029】
上位18ビット接続に設定されている場合には、接続切換用のトライステートバッファTB1〜TB4には18番目の拡張アドレス(A18)の信号がそれぞれ出力される。それにより、拡張アドレス(A18)が“0(ロウレベル)”のときには上位18ビット側の内部データ線ID1の信号が外部接続ピンTD1,TD2につながる両方のトライステートバッファTB5,TB6に出力される。一方、拡張アドレス(A18)が“1(ハイレベル)”のときには下位18ビット側の内部データ線ID2の信号が両方のトライステートバッファTB5,TB6に出力される。
【0030】
さらに、この設定においては、上位18ビット側の外部接続ピンTD1につながるトライステートバッファTB5には、出力制御用のアウトプット・イネーブル信号OEがそのまま出力されて、通常通りに入出力制御が行われる。また、下位18ビット側のトライステートバッファTB6には、ロウレベル固定の信号が出力されてその出力をハイインピーダンスに固定する。
【0031】
従って、この上位18ビット接続の設定においては、18ビットのアドレス(A0〜A17)によりメモリセルアレイ10から36ビットデータが読み出された後、拡張アドレス(A18)によりそのリードデータのうち上位18ビット又は下位18ビットが選択されて、上位18ビット側の外部接続ピンTD1から出力される。
【0032】
なお、アドレス(A18)を拡張アドレスと呼んでいるが、ここでは入出力データの読出し元又は書込み先となるメモリセルを選択するためのビットになっている。
【0033】
一方、設定回路60において下位18ビット接続と設定されている場合には、データ出力に使用される外部接続ピンが上位18ビット側から下位18ビット側に入れ替えられるだけで、上述した上位18ビット接続の設定の場合とほぼ同様のものになる。
【0034】
図5には、上記入出力データの接続設定部分においてライト時に関係する部分の詳細を示す。なお、図5においても、上位18ビット分の配線および回路素子と下位18ビット分の配線および回路素子とをそれぞれ1つにまとめて省略している。
【0035】
ライトデータのパスに設けられた切換器50Bは、メモリセルアレイ10に書き込まれるライトデータが出力される36ビット幅の内部データ線ID1’,ID2’と、36ビット幅の外部接続ピンTD1,TD2との間に設けられた接続切換用のトライステートバッファTB7〜TB10により構成される。そして、これらのトライステートバッファTB7〜TB10に設定回路60の設定内容に基づいて図5に示すような制御信号が出力されることで、内部データ線ID1’,ID2’と外部接続ピンTD1,TD2との接続関係を切り換えるものである。
【0036】
すなわち、設定回路で36ビット接続の設定がなされている場合には、内部データ線ID1’,ID2’と外部接続ピンTD1,TD2とをそれぞれストレートに結ぶトライステートバッファTB7,TB10がオープンに、クロスに結ぶトライステートバッファTB8,TB9がハイインピーダンスにする制御信号が出力されて、内部データ線ID1’,ID2’と外部接続ピンTD1,TD2とがストレートに接続される。
【0037】
また、上位18ビット接続の設定がされている場合には、上位18ビット側の外部接続ピンTD1を入力としたトライステートバッファTB7,TB9の制御信号として拡張アドレス(A18)が出力され、残りのトライステートバッファTB9,TB10はハイインピーダンスにする制御信号が出力される。従って、この設定の場合には、拡張アドレス(A18)により上位18ビット側の外部接続ピンTD1が上位18ビット側の内部データ線ID1’と下位18ビット側の内部データ線ID2’とに切り換えられる。
【0038】
下位18ビット接続の設定がなされている場合には、上記の場合とは逆に、拡張アドレス(A18)により下位18ビット側の外部接続ピンTD2が上位18ビット側の内部データ線ID1’と下位18ビット側の内部データ線ID2’とに切り換えられるようになっている。
【0039】
このような構成によって、入出力データを36ビット幅と18ビット幅とに切り換えるとともに、18ビット幅としたときに上位18ビット側の外部接続ピンTD1を用いるか下位18ビット側の外部接続ピンTD2を用いるか選択できるようになっている。
【0040】
次に、上記実施例の半導体メモリを用いたメモリモジュールの構成例について説明する。
【0041】
図6には、上記実施例の半導体メモリが実装されるモジュール基板200の一例を示す。図6において、LA0〜LA19,LD00〜LD38は基板上に形成された配線パターンである。
【0042】
上記実施例の半導体メモリ100においては、拡張アドレスによる選択パターンや外部データバスとの接続パターンを各半導体メモリの内部設定により適宜選択することが出来るので、半導体メモリ100を搭載するモジュール基板20 0の配線パターンは、図6に示すように各半導体メモリの同一のピンが同一の配線にそれぞれ接続されると云った単純なパターンにすることが出来る。
【0043】
そして、このようなモジュール基板200に実施例の半導体メモリ100を適宜組み合わせて実装することで、さまざまなパターンで所望の記憶容量を有するメモリモジュールを構成することが可能となる。以下、メモリモジュールを構成する幾つかの組合せ例を示す。
【0044】
図7には、1MW(メガワード)×36ビットのメモリモジュールを構成する実施例の半導体メモリの組合せ例を示す。
【0045】
これらのうち同図(a)は、実施例の256kW×36ビットの半導体メモリを4個組み合わせた例である。この組合せにおいては、各半導体メモリのデータ入出力用の外部接続ピンは36ビット全幅使用するとともに、拡張アドレス(A18,A19)も2ビット使用して各半導体メモリを選択するパターンを各半導体メモリごとに異なるように設定している。
【0046】
図7(b)は、実施例の256kW×36ビットの半導体メモリを2個と、同様の構成を有する512kW×36ビットの半導体メモリを1個組み合わせた例である。512kW×36ビットの半導体メモリは、メモリセルを選択するアドレスが19ビット(A0〜A18)となり、拡張アドレスが1ビット(A19)としたものである。その他、データ線接続の切換えに関する構成は256kWのものと同様である。この組合せにおいては、各半導体メモリのデータ入出力用の外部接続ピンは36ビット全幅使用するとともに、19番目の拡張アドレス(A19)は256kWのものと512kWのものとで選択パターンを異ならせ、18番目の拡張アドレス(A18)は256kWの2個の半導体メモリで選択パターンを異ならせる設定にすることで、上記のメモリモジュールを構成することが出来る。
【0047】
図7(c)は、実施例と同様の構成を有する512kW×36ビットの半導体メモリを2個組み合わせた例である。この場合も、データ入出力用の外部接続ピンを全幅使用し、19番目の拡張アドレス(A19)の選択パターンを異ならせる設定にすることで、上記のメモリモジュールを構成できる。
【0048】
図8には、1MW×36ビットのメモリモジュールを構成する実施例の半導体メモリの第2の組合せ例を示す。
【0049】
図8(a)は、512kW×18ビットの半導体メモリ4個を組み合わせた例である。512kW×18ビットの半導体メモリとは、上記実施例の256kW×36ビットの半導体メモリの入出力データを18ビットに設定したものである。
【0050】
この組合せにおいては、19番目の拡張アドレス(A19)による選択パターンを同じとした半導体メモリについては、データ入出力に使用する外部接続ピンを上位18ビット側と下位18ビット側とで異なるように設定し、さらに、拡張アドレス(A19)の選択パターンが異ならせた半導体メモリについては、使用する外部接続ピンが同じになるように設定される。図8において、「D00〜D08」等の文字に重ねて記された横線は、外部接続ピンとしては設けられているが非使用に設定された外部接続ピンを意味している。
【0051】
図8(b)は、上記実施例の512kW×18ビットの半導体メモリ2個と、拡張アドレスによる選択機能や使用する外部接続ピンの切換え機能を持たない従来の1MW×18ビットの半導体メモリS10とを組み合わせた例である。この組み合わせにおいては、実施例の半導体メモリにおいて拡張アドレス(A19)の選択パターンを異ならせるとともに、データ入出力用の外部接続ピンの選択を従来の半導体メモリで使用されていない下位18ビット側に設定することで、上記のメモリモジュールを構成することが出来る。
【0052】
図9には、512kW×36ビットのメモリモジュールを構成する実施例の半導体メモリの組み合わせ例を示す。
【0053】
また、図8(c),(d)ならびに図9(a),(b)のように、組み合わされた半導体メモリの容量や入出力データのビット幅などに応じて拡張アドレスの選択パターンやデータ入出力用の外部接続ピンの選択を適宜行うことで、様々な組み合わせにより所望の容量と所望のデータバス幅を有するメモリモジュールを構成することが出来る。
【0054】
以上のように、この実施例の半導体メモリによれば、設定回路により拡張アドレスによる選択パターンや使用する外部接続ピンの選択を適宜切り換えることが出来るので、容量やデータバス幅が異なる複数種の半導体メモリを組み合わせてメモリモジュールを形成する場合、或いは、容量やデータバス幅が異なる種々のメモリモジュールを形成する場合でも、それぞれの場合に応じて設定内容を異ならせることで、それぞれの場合に順応して所望のメモリモジュールを構成することが出来る。
【0055】
また、複数の半導体メモリを組み合わせてメモリモジュールを構成する場合に、各半導体メモリの同一の外部接続ピンが同一の配線に接続されるように構成できるので、モジュール基板の配線パターンを単純なものにすることが出来る。また、各半導体メモリを選択する外付けのデコーダチップも不要となる。
【0056】
従って、共通のモジュール基板を使用し、且つ、容量やデータバス幅の異なる複数種の半導体メモリを組み合わせて、所望のメモリモジュールを製造することが出来るので、多品種少量生産のメモリモジュールにおいて製造コストの低減を図ることが出来る。
【0057】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0058】
例えば、上記実施例では拡張アドレスのビット数を2ビットとしたが、もっと多くのビットをあてるようにしても良いし、また、使用するデータ入出力用の外部接続ピンの選択パターンを上位18ビット側と下位18ビット側の何れかの選択としたが、例えば、データバス幅を3分割や4分割したうちの何れかを選択するパターンとしたり、偶数ビットと奇数ビットとに分けて何れかを選択するパターンとするなど、種々に変更可能である。
【0059】
また、拡張アドレスにより各半導体メモリを選択する構成として、拡張アドレス(A18,A19)とチップセレクト信号CEとの論理をとった信号を内部回路に送って内部回路の動作許可・非許可の制御を行う構成を例示したが、拡張アドレスによる内部回路の制御と、チップイネーブル信号による内部回路の制御とをそれぞれ独立した信号により行うようにしても良い。
【0060】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるSSRAMモジュールに搭載される半導体メモリについて説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、種々の半導体メモリに広く利用することができる。
【0061】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0062】
すなわち、本発明に従うと、複数の半導体メモリを組み合わせてモジュール化する際に、メモリモジュールの仕様や一緒に搭載される半導体メモリの種類が変わっても、それに応じて拡張アドレスの選択パターンや使用するデータ入出力用の外部接続ピンの選択パターンを設定することで、それぞれの場合に高い順応性で適宜対応して所望のメモリモジュールを構成することが出来るという効果がある。
【0063】
また、メモリモジュールを製造する場合に外付けのデコーダチップが不要となり、更に、異なる容量のメモリモジュール間でモジュール基板を共通化することも出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の半導体メモリの拡張アドレスの設定部分についての概要を説明する図である。
【図2】図1の半導体メモリの拡張アドレスの設定部分の詳細例を示す図である。
【図3】本発明の実施例の半導体メモリのデータ入出力ピンの接続設定部分についての概要を説明する図である。
【図4】図3の半導体メモリのデータ入出力ピンの接続設定部分でデータリードに係る部分の詳細例を示す図である。
【図5】同、データ入出力ピンの接続設定部分でデータライトに係る部分の詳細例を示す図である。
【図6】実施例の半導体メモリが実装されるモジュール基板の一例を示す図である。
【図7】1MW×36ビットのメモリモジュールを構成する実施例の半導体メモリの組合せ例を示す図である。
【図8】1MW×36ビットのメモリモジュールを構成する実施例の半導体メモリの第2の組合せ例を示す図である。
【図9】512kW×36ビットのメモリモジュールを構成する実施例の半導体メモリの組み合わせ例を示す図である。
【符号の説明】
10  メモリセルアレイ
20  アドレスデコーダ&コントローラ
30  論理回路
40  設定回路
40A 使用ピン設定部
40B 選択パターン設定部
50  切換器
50A リードデータ側の切換器
50B ライトデータ側の切換器
60  設定回路
A0〜A17 アドレス(第1アドレス)
A18,A19 拡張アドレス(第2アドレス)
CE  チップセレクト信号(動作許可信号)
TD1,TD2 外部接続ピン
ID1,ID2 内部データ線
ID1’,ID2’ 内部データ線
200 モジュール基板

Claims (5)

  1. リード・ライトデータのビット数のm倍以上(mは2以上の自然数)の数を有し、それぞれにアドレスを入力されるデータ入出力用の外部接続ピンと、
    上記リード・ライトデータが入出力される内部のデータ線の接続を、上記外部接続ピンをm組に分けた内の一つの組と他の組とに、上記アドレスに応じて切替可能な切替回路と、
    該切替回路による接続内容を設定する設定手段とを備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 内部回路はリード・ライトデータのビット数を、最大ビット数の1/n(nは2以上の整数)に変更可能であり、
    上記設定手段は、リード・ライトデータのビット数が最大ビット数に設定されている場合には上記内部のデータ線が上記m組の外部接続ピンにそれぞれ接続されるように設定され、リード・ライトデータのビット数が最大ビット数の1/nに設定されている場合には上記内部のデータ線が上記外部接続ピンの何れかの組と接続されるように設定されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. リード・ライトデータの読出し元又は書込み先のメモリセルの選択を行う第1アドレスが外部から入力される第1アドレス入力ピンと、
    上記の第1アドレスと異なる第2アドレスが外部から入力される第2アドレス入力ピンと、
    上記第2アドレスに基づき内部の記憶回路への読み書きを許可・非許可に制御する論理回路と、
    該論理回路の論理の内容を設定可能な設定手段とを備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 内部回路を動作可能とする動作許可信号を外部入力する入力ピンを備え、
    上記論理回路は、上記第2アドレスの信号と上記動作許可信号との論理をとり、第2アドレスが上記設定手段により指定された値で、且つ、上記動作許可信号が動作可能を表わす値のときにリード・ライトを許可する信号を生成するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 上記設定手段は、上記第2アドレス入力ピンの使用・非使用をそれぞれ設定する使用ピン設定手段と、リード・ライトを許可する場合の第2アドレスの値を設定する選択パターン設定手段とから構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体集積回路。
JP2002279491A 2002-09-25 2002-09-25 半導体記憶装置 Pending JP2004118915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002279491A JP2004118915A (ja) 2002-09-25 2002-09-25 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002279491A JP2004118915A (ja) 2002-09-25 2002-09-25 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004118915A true JP2004118915A (ja) 2004-04-15

Family

ID=32274478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002279491A Pending JP2004118915A (ja) 2002-09-25 2002-09-25 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004118915A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8050043B2 (en) 2005-11-18 2011-11-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Printed circuit board facilitating expansion of number of memory modules and memory system including the same
US9147441B2 (en) 2012-09-26 2015-09-29 Socionext Inc. Semiconductor memory device and electronic device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8050043B2 (en) 2005-11-18 2011-11-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Printed circuit board facilitating expansion of number of memory modules and memory system including the same
US9147441B2 (en) 2012-09-26 2015-09-29 Socionext Inc. Semiconductor memory device and electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5809281A (en) Field programmable gate array with high speed SRAM based configurable function block configurable as high performance logic or block of SRAM
US5715197A (en) Multiport RAM with programmable data port configuration
JP3803050B2 (ja) 半導体記憶装置、ダイナミックランダムアクセスメモリおよび半導体装置
US6521994B1 (en) Multi-chip module having content addressable memory
US20060133180A1 (en) Semiconductor memory device and semiconductor integrated circuit device
KR20020083926A (ko) 반도체 집적 회로
US6718432B1 (en) Method and apparatus for transparent cascading of multiple content addressable memory devices
US6029236A (en) Field programmable gate array with high speed SRAM based configurable function block configurable as high performance logic or block of SRAM
JPH11328971A (ja) 半導体メモリ装置
US7120056B2 (en) Semiconductor memory device capable of being mounted on a single package regardless of bit organization
JP4582551B2 (ja) 半導体装置およびデータ書き込み方法
US6909624B2 (en) Semiconductor memory device and test method thereof
JP2004118915A (ja) 半導体記憶装置
JPH0855471A (ja) 同期型半導体記憶装置
JPH11242663A (ja) メモリ容量切替方法及びその方法を適用する半導体装置
JP4323738B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2003224225A (ja) 半導体装置及び半導体記憶装置
JP4488282B2 (ja) 半導体集積回路
JP2006140466A (ja) 半導体記憶装置
US6999375B2 (en) Synchronous semiconductor device and method of preventing coupling between data buses
KR19990051397A (ko) 반도체 메모리 장치의 멀티비트 제어 회로
JP3642420B2 (ja) 半導体装置
KR100903694B1 (ko) 반도체 장치 및 데이터 써넣기 방법
JPH10208482A (ja) 半導体集積回路
JP2004053438A (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050829

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070427

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090203