JP2004118911A - 情報記録媒体記録装置および再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】DVDをはじめとする光ディスクからコンテンツデータを複製した記録可能な光ディスクの再生を防止することができるようにする。
【解決手段】オリジナルディスクであるDVD−ROMにコンテンツデータを記録する際に、そのディスクの物理フォーマット情報を暗号化鍵として使用し、この暗号化鍵によって、当該DVD−ROMに記録するデータ情報を暗号化して記録する。
【選択図】図4
【解決手段】オリジナルディスクであるDVD−ROMにコンテンツデータを記録する際に、そのディスクの物理フォーマット情報を暗号化鍵として使用し、この暗号化鍵によって、当該DVD−ROMに記録するデータ情報を暗号化して記録する。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、音楽、コンピュータプログラムなどが記録された再生専用の情報記録媒体の複製防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVDは、映像、音楽、コンピュータプログラムなどのデジタルデータを高い品質で記録する記録媒体として普及しつつある。ところが、デジタルデータは、品質の劣化もなく、複製も容易に可能である。このため、映像、音楽、コンピュータプログラムなどのコンテンツを提供する側から、そのコンテンツが不正に複製されないような保護技術が求められている。
【0003】
一般に、コンテンツを配布する際に用いられるDVD(Digital Versatile Disc)は、再生専用でコンテンツをプリピット記録するDVD−ROMと呼ばれるものが用いられている。DVD−ROMには、主に音楽を記録するためのフォーマットであるDVD−Audio、主に映像を記録するためのフォーマットであるDVD−Video、および、その他のフォーマットが存在する。
【0004】
コンテンツ提供者からの保護の要求に対し、例えば、DVD−Audioには、CPPM(Content Protection for Prerecorded Media)と呼ばれる複製防止方法が採用されている。また、DVD−Videoには、CSS(Content Scrambling System)と呼ばれる複製防止方法が採用されている。
【0005】
これらは、映像や音楽といったデータを暗号化してDVDに記録し、DVDの副情報領域と呼ばれるところに、その暗号を解く鍵情報を同時に記録しておくもので、コンテンツ再生時に、その鍵情報を用いて暗号化されたデータ情報を解読し、元の映像や音楽に復元するものである。
【0006】
しかしながら、上記のCPPMやCSSのように定評のある方法を用いない限り、最近普及しつつある追記型のDVD−R、書き換え型のDVD−RWなどの媒体や、それらにデータを複製する機器を用い、不正に複製されたコンテンツの再生が行われることがある。
【0007】
特に、コンピュータプログラムなどは、現時点では、CPPMやCSSなどのような標準的な複製防止方法がないため、たとえコンテンツを暗号化して記録したとしても、場合によっては、その鍵情報までもが複製され、不正に複製されたコンテンツの再生が行われることもある。
【0008】
このような問題を解決するために、例えば、電子透かし(ウオーターマーク)の技術や、DVDを再生する装置に、データが著作権により保護されているか否か、ディスクが記録可能なディスクか否かなどを判定する手段を設けたものなどが考えられている。
【0009】
これは、この判定手段が、DVDに記録されているデータが著作権により保護され、かつ、当該DVDが記録可能なものであるときには、そのDVDの再生を禁止するというものである(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開2000−149415号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現時点では、CPPMやCSSなどの定評のある方法で複製防止処理を施していないコンテンツの場合、上述のように容易に記録可能なディスクにコピーされ、再生されてしまうことがある。
【0011】
また、例えば、コンピュータプログラム等がコンテンツとして記録されたディスクの場合、暗号化されたデータとともに鍵情報までもが記録可能なディスクにコピーされるという状況を防ぐ手立てはなく、不正な複製ディスクが再生されてしまうこととなる。
【0012】
さらに、現在、一般に市販されているDVD再生装置は、上述の特許文献1に開示されているような判定手段や電子透かしを検出する機能を備えていない。このため、上記の従来の方法による複製の制御は、限られた機器でのみ有効なものとなっている。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、DVDをはじめとする光ディスクなどの情報記録媒体からコンテンツデータを複製した記録可能な情報記録媒体からコンテンツデータの再生を防止することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、オリジナルディスクに、コンテンツデータを記録する際に、そのディスク固有の物理フォーマット情報を暗号化鍵として使用し、この暗号化鍵によって、当該ディスクに記録するコンテンツデータを暗号化し、記録するものである。
【0015】
すなわち、本発明の記録装置は、情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記コンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録装置であって、前記コンテンツデータのデータサイズから前記物理情報を確定する物理情報取得手段と、前記物理情報取得手段において確定された前記物理情報を用いて、前記コンテンツデータを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化されたコンテンツデータを、前記第2の記録領域に記録するコンテンツ記録手段とを備える。
【0016】
さらに、本発明の再生装置は、情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記物理情報を鍵として暗号化されたコンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に記録された前記コンテンツデータを再生する再生装置であって、前記第1の記録領域から前記物理情報を読み出す読出し手段と、前記物理情報を用い、前記暗号化されたコンテンツデータを前記第2の記録領域から読み出すとともに復号化する復号化手段とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した実施形態の説明に先立ち、DVDの物理フォーマット情報について概略を説明する。
【0018】
図1は、DVD10の記録領域を説明するための図である。
【0019】
図1に示すように、一般的にDVD10には、半径方向の内周から外周に向かって、リードイン領域100、データ領域200、リードアウト領域300と3つの領域が配置されている。
【0020】
ここで、データ領域200は、音楽、映像、コンピュータプログラムなどのコンテンツデータが記録される領域であり、リードイン領域100は、データ領域200の始まりを示す情報などが記録される領域で、リードアウト領域300は、データ領域200が終了したことを示す情報などが記録される領域である。
【0021】
ここで、リードイン領域100は、上記情報に加え、ディスクの互換性やドライブの制御に必要な情報が記録される領域であり、DVD10の再生制御に必要な諸情報を記録するコントロールデータ領域110を備える。そして、このコントロールデータ領域110に物理フォーマット情報格納領域111があり、DVD再生機器の読み取り動作の基本設定を行うための情報である物理フォーマット情報はここに格納される。
【0022】
物理フォーマット格納領域111に記録される物理フォーマット情報の概略を図2に示す。本図に示すように、物理フォーマット情報は、ディスクの種別112、層の数113、記録容量114などの情報を備える。
【0023】
ディスク種別112には、再生専用のDVD−ROM、追記型のDVD−R、書き換え可能なDVD−RW、または、DVD−RAMなどのディスクの種別が記録されている。
【0024】
上述のように、コンテンツを配布する際に用いられるDVDは、通常、DVD−ROMであり、そのコンテンツを複製するディスクは、DVD−RAMなどの記録可能なものである。このため、両者は、物理フォーマット情報が異なる。そして、この物理フォーマット情報は、DVD再生装置でのディスクへの初期アクセス時に必ず読み取られる部分である。
【0025】
本発明は、物理フォーマット情報の違いを用いて、正規ディスクと複製ディスクとの区別を行い、複製ディスクからのコンテンツデータの再生を防止するものである。
【0026】
次に、本実施形態のDVD−ROM40の作製方法について以下に説明する。
【0027】
図3に、DVD−ROM40の作製手順の概略を示す。本図に示すように、本実施形態のDVD−ROM40は、コンテンツデータが含まれるコンテンツファイル41から、以下に説明するオーサリングシステム400において、DVD−ROMの原盤に記録するカッティングマスタデータ51を作製し、それを元に、通常の原盤作製装置500でプレスマスタ52と呼ばれる原盤を作製し、そのプレスマスタ52を射出成形装置600によりレプリカ基板を成形(プレス)することで得られる。
【0028】
以下に、原盤に記録するカッティングマスタデータ51を作製するオーサリングシステム400について説明する。図4は、その機能構成を説明するための図である。
【0029】
オーサリングシステム400は、仮オーサリング処理部410と暗号化処理部420と、本オーサリング処理部430と、入力処理部440と、記憶部450と出力処理部460と制御部470とを備える。
【0030】
入力処理部440は、DVD−ROM40に記録するコンテンツファイル41を、製作者より渡されたマスタテープなどから読み取る処理を行うものである。
【0031】
出力処理部460は、オーサリングシステム400において作製されたカッティングマスタデータ51を例えば、マスタテープなどの形で出力する処理を行うものである。
【0032】
記憶部450は、オーサリングシステム400内の各処理において、一時的にデータを記憶しておくものである。
【0033】
制御部470は、オーサリングシステム400内の各部の処理を制御するものである。
【0034】
仮オーサリング処理部410は、入力処理部440を介して記憶部450に記憶されたコンテンツファイル41を基に、DVD−ROM40に記録する全てのファイルの配置を決定し、各ファイルに関する管理情報を作成する仮オーサリング処理を行うものである。
【0035】
上述したように、物理フォーマット情報には、DVD−ROM40に格納するデータの記憶容量114が含まれる。そして、各ファイルの管理情報の大きさや、未使用エリアの取り方により、この記憶容量114の値は異なるものである。従って、仮オーサリング処理部410で管理情報を作成することにより、この記録容量114の値が定まり、物理フォーマット情報が確定する。このように、仮オーサリング処理により、物理フォーマット情報を得ることができる。
【0036】
暗号化処理部420は、仮オーサリング処理部410で確定した物理フォーマット情報を鍵として、コンテンツフィアル41を暗号化し、暗号化されたコンテンツファイル43を得る暗号化処理を行うものである。
【0037】
ここで、暗号化に用いる鍵(暗号化鍵)として用いる物理フォーマット情報はStandard ECMA(European Computer Manufacture Association)―267で定められているように、2048byteである。そして、DVD−ROM40に記録されるコンテンツファイル41は、通常、この物理フォーマット情報のバイト長(ここでは2048byte)の倍数の容量となるよう作成される。このため、暗号化鍵として、物理フォーマット情報をこのまま用いる場合、暗号化前と暗号化後のコンテンツファイル41の記憶容量は変わらない。
【0038】
なお、長さが2048byteの約数であれば、物理フォーマット情報にハッシュ処理、任意のバイト位置からの抜き出しなどの加工処理を施したものを暗号化鍵として用いてもよい。
【0039】
もちろん、物理フォーマット情報のバイト長が異なる場合は、当該バイト長またはその約数の長さに加工したバイト長の暗号化鍵を用いればよい。
【0040】
さらに、コンテンツファイル41の容量が物理フォーマット情報のバイト長の倍数でない場合、そのコンテンツファイル41の容量の約数となるサイズを、暗号化鍵のサイズとして採用し、物理フォーマット情報を採用した長さに加工すればよい。
【0041】
本オーサリング処理部430は、暗号化処理部420にて暗号化されたコンテンツファイル43のDVD―ROM40上の配置を確定する処理を行い、原盤に記録するカッティングマスタデータ51を作製する本オーサリング処理を行うものである。
【0042】
以上の機能を備えたオーサリングシステム400は、CPU、メモリなどを備えた、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなどの情報処理装置で実現することができる。
【0043】
オーサリングシステム400において行われる処理の流れを図5に示す。
【0044】
入力処理部440は、コンテンツファイル41を読み込み、記憶部450に格納する(ステップS001)。
【0045】
仮オーサリング処理部410は、記憶部450に格納されたコンテンツファイル41を用いて、仮オーサリング処理を行い、得られた物理フォーマット情報42を記憶部450に格納する(ステップS002)。
【0046】
暗号化処理部420は、物理フォーマット情報42とコンテンツファイル41とを用い、暗号化処理を行い、得られた暗号化されたコンテンツファイル43を記憶部450に格納する(ステップS003)。
【0047】
本オーサリング処理部430は、暗号化されたコンテンツファイル43を用い、本オーサリング処理を行い、カッティングマスタデータ51を記憶部450に格納する(ステップS004)。
【0048】
なお、原盤作製装置500では、オーサリングシステム400の出力処理部460を介して、カッティングマスタデータ51を得(ステップS005)、図3に示す手順に従って、プレスマスタ52を作製する。その後、射出成形装置600では、プレスマスタ52を用い、レプリカ基板の成形(プレス)を行い、DVD−ROM40を作製する。
【0049】
次に、以上の方法で作製されたDVD−ROM40を再生する再生装置700について説明する。図6は、再生装置700の機能ブロック図である。
【0050】
本図に示すように、再生装置700は、DVDのインタフェースであるDVDドライブ710と、読み込んだデータを記憶する記憶部720と、各部の機能を制御する制御部730と、セットアップ処理部740と、再生処理部750とを備える。
【0051】
セットアップ処理部740は、DVD−ROM40がDVDドライブ710に挿入されると、リードイン領域100に記録されている物理フォーマット情報42を取得する。そして、取得した物理フォーマット情報42を鍵として、データ領域200に記録されている暗号化されたコンテンツファイル43を復号化する。
【0052】
再生処理部750は、セットアップ処理部740において復号化されたコンテンツファイルを再生する処理を行うものである。
【0053】
ここで、上述したように、物理フォーマット情報は、DVDのディスクの種類によって異なるものである。このため、DVDドライブ710に挿入されたDVDが、DVD−ROMでない場合、即ち、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAMなどである場合、上記のセットアップ処理部740において、復号化に用いる鍵として取得する物理フォーマット情報は、コンテンツファイル41を暗号化した際に用いたDVD−ROM40のものとは異なることとなる。
【0054】
つまり、本装置で、再生しようとするディスクが、記録可能なディスクであった場合は、記録された暗号化されたコンテンツファイル43を復号化する際に、正しい鍵が得られないため、正常に復号化することができない。
【0055】
このように、本実施形態によれば、DVD−ROMからコンテンツファイルを複製した各種の記録可能なDVDの再生を防止することができる。
【0056】
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0057】
例えば、本実施形態においては、コンテンツファイル41を再生装置に読み込ませて復号化する機能、即ち上記のセットアップ処理部740の機能を、再生装置が備える構成としたが、このような構成に限られない。
【0058】
本機能を、セットアップログラムとして、自身のDVD−ROM40のデータ領域200に記録するよう構成してもよい。
【0059】
この場合、図5に示すDVD−ROM40にコンテンツファイルを記録する手順において、セットアッププログラムは、コンテンツファイル41とともに、仮オーサリング処理を行い、そして、暗号化されたコンテンツファイル43とともに、本オーサリング処理処理を行い、カッティングマスタデータ51に付加するようにすればよい。
【0060】
また、再生時は、セットアッププログラムを、自身が記録されているDVD−ROM40が再生装置のDVDドライブ710に挿入されると起動し、処理を開始するよう構成しておけばよい。
【0061】
このような構成とすると、特別な再生装置ではなく、セットアッププログラムを実行可能な一般的なコンピュータ上で、上記の再生装置の機能が実現できる。即ち、新たな機構を追加することなく、DVD−ROMからコンテンツデータを複製した記録可能な光ディスクの再生を禁止することができる。
【0062】
また、セットアッププログラムのみ、別の媒体に記録し、再生装置に予めインストールするような構成としてもよい。
【0063】
また、以上の実施形態では、記録媒体として、DVD−ROMを例にあげ、説明したが、これに限られない。例えば、同様の媒体で、書き込み可能な媒体と異なる物理フォーマット情報を有する情報記録媒体であれば、適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、オリジナルのディスクのコンテンツを複製した、記録可能なディスクからの再生を不能とすることができ、不正に複製された光ディスクの再生を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、DVDの記録領域を説明するための図である。
【図2】図2は、物理フォーマット格納領域を説明するための図である。
【図3】図3は、本実施形態のDVD−ROMの作製手順を説明するための図である。
【図4】図4は、本実施形態のオーサリングシステムの機能ブロック図である。
【図5】図5は、本実施形態のオーサリングシステムにおける処理の流れを説明するための図である。
【図6】図6は、本実施形態の再生装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10・・・DVD、100・・・リードイン領域、200・・・データ領域、300・・・リードアウト領域、110・・・コントロールデータ領域、111・・・物理フォーマット格納領域、400・・・オーサリングシステム、410・・・仮オーサリング処理部、420・・・暗号化処理部、430・・・本オーサリング処理部、440・・・入力処理部、450・・・記憶部、460・・・出力処理部、470・・・制御部、40・・・DVD−ROM、41・・・コンテンツデータ、42・・・物理フォーマット情報、43・・・暗号化されたコンテンツファイル、500・・・原盤作製装置、600・・・射出成形装置、51・・・カッティングマスタデータ、52・・・プレスマスタ、700・・・再生装置、710・・・DVDドライブ、720・・・記憶部、730・・・制御部、740・・・セットアップ処理部、750・・・再生処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、音楽、コンピュータプログラムなどが記録された再生専用の情報記録媒体の複製防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVDは、映像、音楽、コンピュータプログラムなどのデジタルデータを高い品質で記録する記録媒体として普及しつつある。ところが、デジタルデータは、品質の劣化もなく、複製も容易に可能である。このため、映像、音楽、コンピュータプログラムなどのコンテンツを提供する側から、そのコンテンツが不正に複製されないような保護技術が求められている。
【0003】
一般に、コンテンツを配布する際に用いられるDVD(Digital Versatile Disc)は、再生専用でコンテンツをプリピット記録するDVD−ROMと呼ばれるものが用いられている。DVD−ROMには、主に音楽を記録するためのフォーマットであるDVD−Audio、主に映像を記録するためのフォーマットであるDVD−Video、および、その他のフォーマットが存在する。
【0004】
コンテンツ提供者からの保護の要求に対し、例えば、DVD−Audioには、CPPM(Content Protection for Prerecorded Media)と呼ばれる複製防止方法が採用されている。また、DVD−Videoには、CSS(Content Scrambling System)と呼ばれる複製防止方法が採用されている。
【0005】
これらは、映像や音楽といったデータを暗号化してDVDに記録し、DVDの副情報領域と呼ばれるところに、その暗号を解く鍵情報を同時に記録しておくもので、コンテンツ再生時に、その鍵情報を用いて暗号化されたデータ情報を解読し、元の映像や音楽に復元するものである。
【0006】
しかしながら、上記のCPPMやCSSのように定評のある方法を用いない限り、最近普及しつつある追記型のDVD−R、書き換え型のDVD−RWなどの媒体や、それらにデータを複製する機器を用い、不正に複製されたコンテンツの再生が行われることがある。
【0007】
特に、コンピュータプログラムなどは、現時点では、CPPMやCSSなどのような標準的な複製防止方法がないため、たとえコンテンツを暗号化して記録したとしても、場合によっては、その鍵情報までもが複製され、不正に複製されたコンテンツの再生が行われることもある。
【0008】
このような問題を解決するために、例えば、電子透かし(ウオーターマーク)の技術や、DVDを再生する装置に、データが著作権により保護されているか否か、ディスクが記録可能なディスクか否かなどを判定する手段を設けたものなどが考えられている。
【0009】
これは、この判定手段が、DVDに記録されているデータが著作権により保護され、かつ、当該DVDが記録可能なものであるときには、そのDVDの再生を禁止するというものである(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開2000−149415号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現時点では、CPPMやCSSなどの定評のある方法で複製防止処理を施していないコンテンツの場合、上述のように容易に記録可能なディスクにコピーされ、再生されてしまうことがある。
【0011】
また、例えば、コンピュータプログラム等がコンテンツとして記録されたディスクの場合、暗号化されたデータとともに鍵情報までもが記録可能なディスクにコピーされるという状況を防ぐ手立てはなく、不正な複製ディスクが再生されてしまうこととなる。
【0012】
さらに、現在、一般に市販されているDVD再生装置は、上述の特許文献1に開示されているような判定手段や電子透かしを検出する機能を備えていない。このため、上記の従来の方法による複製の制御は、限られた機器でのみ有効なものとなっている。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、DVDをはじめとする光ディスクなどの情報記録媒体からコンテンツデータを複製した記録可能な情報記録媒体からコンテンツデータの再生を防止することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、オリジナルディスクに、コンテンツデータを記録する際に、そのディスク固有の物理フォーマット情報を暗号化鍵として使用し、この暗号化鍵によって、当該ディスクに記録するコンテンツデータを暗号化し、記録するものである。
【0015】
すなわち、本発明の記録装置は、情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記コンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録装置であって、前記コンテンツデータのデータサイズから前記物理情報を確定する物理情報取得手段と、前記物理情報取得手段において確定された前記物理情報を用いて、前記コンテンツデータを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化されたコンテンツデータを、前記第2の記録領域に記録するコンテンツ記録手段とを備える。
【0016】
さらに、本発明の再生装置は、情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記物理情報を鍵として暗号化されたコンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に記録された前記コンテンツデータを再生する再生装置であって、前記第1の記録領域から前記物理情報を読み出す読出し手段と、前記物理情報を用い、前記暗号化されたコンテンツデータを前記第2の記録領域から読み出すとともに復号化する復号化手段とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した実施形態の説明に先立ち、DVDの物理フォーマット情報について概略を説明する。
【0018】
図1は、DVD10の記録領域を説明するための図である。
【0019】
図1に示すように、一般的にDVD10には、半径方向の内周から外周に向かって、リードイン領域100、データ領域200、リードアウト領域300と3つの領域が配置されている。
【0020】
ここで、データ領域200は、音楽、映像、コンピュータプログラムなどのコンテンツデータが記録される領域であり、リードイン領域100は、データ領域200の始まりを示す情報などが記録される領域で、リードアウト領域300は、データ領域200が終了したことを示す情報などが記録される領域である。
【0021】
ここで、リードイン領域100は、上記情報に加え、ディスクの互換性やドライブの制御に必要な情報が記録される領域であり、DVD10の再生制御に必要な諸情報を記録するコントロールデータ領域110を備える。そして、このコントロールデータ領域110に物理フォーマット情報格納領域111があり、DVD再生機器の読み取り動作の基本設定を行うための情報である物理フォーマット情報はここに格納される。
【0022】
物理フォーマット格納領域111に記録される物理フォーマット情報の概略を図2に示す。本図に示すように、物理フォーマット情報は、ディスクの種別112、層の数113、記録容量114などの情報を備える。
【0023】
ディスク種別112には、再生専用のDVD−ROM、追記型のDVD−R、書き換え可能なDVD−RW、または、DVD−RAMなどのディスクの種別が記録されている。
【0024】
上述のように、コンテンツを配布する際に用いられるDVDは、通常、DVD−ROMであり、そのコンテンツを複製するディスクは、DVD−RAMなどの記録可能なものである。このため、両者は、物理フォーマット情報が異なる。そして、この物理フォーマット情報は、DVD再生装置でのディスクへの初期アクセス時に必ず読み取られる部分である。
【0025】
本発明は、物理フォーマット情報の違いを用いて、正規ディスクと複製ディスクとの区別を行い、複製ディスクからのコンテンツデータの再生を防止するものである。
【0026】
次に、本実施形態のDVD−ROM40の作製方法について以下に説明する。
【0027】
図3に、DVD−ROM40の作製手順の概略を示す。本図に示すように、本実施形態のDVD−ROM40は、コンテンツデータが含まれるコンテンツファイル41から、以下に説明するオーサリングシステム400において、DVD−ROMの原盤に記録するカッティングマスタデータ51を作製し、それを元に、通常の原盤作製装置500でプレスマスタ52と呼ばれる原盤を作製し、そのプレスマスタ52を射出成形装置600によりレプリカ基板を成形(プレス)することで得られる。
【0028】
以下に、原盤に記録するカッティングマスタデータ51を作製するオーサリングシステム400について説明する。図4は、その機能構成を説明するための図である。
【0029】
オーサリングシステム400は、仮オーサリング処理部410と暗号化処理部420と、本オーサリング処理部430と、入力処理部440と、記憶部450と出力処理部460と制御部470とを備える。
【0030】
入力処理部440は、DVD−ROM40に記録するコンテンツファイル41を、製作者より渡されたマスタテープなどから読み取る処理を行うものである。
【0031】
出力処理部460は、オーサリングシステム400において作製されたカッティングマスタデータ51を例えば、マスタテープなどの形で出力する処理を行うものである。
【0032】
記憶部450は、オーサリングシステム400内の各処理において、一時的にデータを記憶しておくものである。
【0033】
制御部470は、オーサリングシステム400内の各部の処理を制御するものである。
【0034】
仮オーサリング処理部410は、入力処理部440を介して記憶部450に記憶されたコンテンツファイル41を基に、DVD−ROM40に記録する全てのファイルの配置を決定し、各ファイルに関する管理情報を作成する仮オーサリング処理を行うものである。
【0035】
上述したように、物理フォーマット情報には、DVD−ROM40に格納するデータの記憶容量114が含まれる。そして、各ファイルの管理情報の大きさや、未使用エリアの取り方により、この記憶容量114の値は異なるものである。従って、仮オーサリング処理部410で管理情報を作成することにより、この記録容量114の値が定まり、物理フォーマット情報が確定する。このように、仮オーサリング処理により、物理フォーマット情報を得ることができる。
【0036】
暗号化処理部420は、仮オーサリング処理部410で確定した物理フォーマット情報を鍵として、コンテンツフィアル41を暗号化し、暗号化されたコンテンツファイル43を得る暗号化処理を行うものである。
【0037】
ここで、暗号化に用いる鍵(暗号化鍵)として用いる物理フォーマット情報はStandard ECMA(European Computer Manufacture Association)―267で定められているように、2048byteである。そして、DVD−ROM40に記録されるコンテンツファイル41は、通常、この物理フォーマット情報のバイト長(ここでは2048byte)の倍数の容量となるよう作成される。このため、暗号化鍵として、物理フォーマット情報をこのまま用いる場合、暗号化前と暗号化後のコンテンツファイル41の記憶容量は変わらない。
【0038】
なお、長さが2048byteの約数であれば、物理フォーマット情報にハッシュ処理、任意のバイト位置からの抜き出しなどの加工処理を施したものを暗号化鍵として用いてもよい。
【0039】
もちろん、物理フォーマット情報のバイト長が異なる場合は、当該バイト長またはその約数の長さに加工したバイト長の暗号化鍵を用いればよい。
【0040】
さらに、コンテンツファイル41の容量が物理フォーマット情報のバイト長の倍数でない場合、そのコンテンツファイル41の容量の約数となるサイズを、暗号化鍵のサイズとして採用し、物理フォーマット情報を採用した長さに加工すればよい。
【0041】
本オーサリング処理部430は、暗号化処理部420にて暗号化されたコンテンツファイル43のDVD―ROM40上の配置を確定する処理を行い、原盤に記録するカッティングマスタデータ51を作製する本オーサリング処理を行うものである。
【0042】
以上の機能を備えたオーサリングシステム400は、CPU、メモリなどを備えた、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなどの情報処理装置で実現することができる。
【0043】
オーサリングシステム400において行われる処理の流れを図5に示す。
【0044】
入力処理部440は、コンテンツファイル41を読み込み、記憶部450に格納する(ステップS001)。
【0045】
仮オーサリング処理部410は、記憶部450に格納されたコンテンツファイル41を用いて、仮オーサリング処理を行い、得られた物理フォーマット情報42を記憶部450に格納する(ステップS002)。
【0046】
暗号化処理部420は、物理フォーマット情報42とコンテンツファイル41とを用い、暗号化処理を行い、得られた暗号化されたコンテンツファイル43を記憶部450に格納する(ステップS003)。
【0047】
本オーサリング処理部430は、暗号化されたコンテンツファイル43を用い、本オーサリング処理を行い、カッティングマスタデータ51を記憶部450に格納する(ステップS004)。
【0048】
なお、原盤作製装置500では、オーサリングシステム400の出力処理部460を介して、カッティングマスタデータ51を得(ステップS005)、図3に示す手順に従って、プレスマスタ52を作製する。その後、射出成形装置600では、プレスマスタ52を用い、レプリカ基板の成形(プレス)を行い、DVD−ROM40を作製する。
【0049】
次に、以上の方法で作製されたDVD−ROM40を再生する再生装置700について説明する。図6は、再生装置700の機能ブロック図である。
【0050】
本図に示すように、再生装置700は、DVDのインタフェースであるDVDドライブ710と、読み込んだデータを記憶する記憶部720と、各部の機能を制御する制御部730と、セットアップ処理部740と、再生処理部750とを備える。
【0051】
セットアップ処理部740は、DVD−ROM40がDVDドライブ710に挿入されると、リードイン領域100に記録されている物理フォーマット情報42を取得する。そして、取得した物理フォーマット情報42を鍵として、データ領域200に記録されている暗号化されたコンテンツファイル43を復号化する。
【0052】
再生処理部750は、セットアップ処理部740において復号化されたコンテンツファイルを再生する処理を行うものである。
【0053】
ここで、上述したように、物理フォーマット情報は、DVDのディスクの種類によって異なるものである。このため、DVDドライブ710に挿入されたDVDが、DVD−ROMでない場合、即ち、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAMなどである場合、上記のセットアップ処理部740において、復号化に用いる鍵として取得する物理フォーマット情報は、コンテンツファイル41を暗号化した際に用いたDVD−ROM40のものとは異なることとなる。
【0054】
つまり、本装置で、再生しようとするディスクが、記録可能なディスクであった場合は、記録された暗号化されたコンテンツファイル43を復号化する際に、正しい鍵が得られないため、正常に復号化することができない。
【0055】
このように、本実施形態によれば、DVD−ROMからコンテンツファイルを複製した各種の記録可能なDVDの再生を防止することができる。
【0056】
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0057】
例えば、本実施形態においては、コンテンツファイル41を再生装置に読み込ませて復号化する機能、即ち上記のセットアップ処理部740の機能を、再生装置が備える構成としたが、このような構成に限られない。
【0058】
本機能を、セットアップログラムとして、自身のDVD−ROM40のデータ領域200に記録するよう構成してもよい。
【0059】
この場合、図5に示すDVD−ROM40にコンテンツファイルを記録する手順において、セットアッププログラムは、コンテンツファイル41とともに、仮オーサリング処理を行い、そして、暗号化されたコンテンツファイル43とともに、本オーサリング処理処理を行い、カッティングマスタデータ51に付加するようにすればよい。
【0060】
また、再生時は、セットアッププログラムを、自身が記録されているDVD−ROM40が再生装置のDVDドライブ710に挿入されると起動し、処理を開始するよう構成しておけばよい。
【0061】
このような構成とすると、特別な再生装置ではなく、セットアッププログラムを実行可能な一般的なコンピュータ上で、上記の再生装置の機能が実現できる。即ち、新たな機構を追加することなく、DVD−ROMからコンテンツデータを複製した記録可能な光ディスクの再生を禁止することができる。
【0062】
また、セットアッププログラムのみ、別の媒体に記録し、再生装置に予めインストールするような構成としてもよい。
【0063】
また、以上の実施形態では、記録媒体として、DVD−ROMを例にあげ、説明したが、これに限られない。例えば、同様の媒体で、書き込み可能な媒体と異なる物理フォーマット情報を有する情報記録媒体であれば、適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、オリジナルのディスクのコンテンツを複製した、記録可能なディスクからの再生を不能とすることができ、不正に複製された光ディスクの再生を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、DVDの記録領域を説明するための図である。
【図2】図2は、物理フォーマット格納領域を説明するための図である。
【図3】図3は、本実施形態のDVD−ROMの作製手順を説明するための図である。
【図4】図4は、本実施形態のオーサリングシステムの機能ブロック図である。
【図5】図5は、本実施形態のオーサリングシステムにおける処理の流れを説明するための図である。
【図6】図6は、本実施形態の再生装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10・・・DVD、100・・・リードイン領域、200・・・データ領域、300・・・リードアウト領域、110・・・コントロールデータ領域、111・・・物理フォーマット格納領域、400・・・オーサリングシステム、410・・・仮オーサリング処理部、420・・・暗号化処理部、430・・・本オーサリング処理部、440・・・入力処理部、450・・・記憶部、460・・・出力処理部、470・・・制御部、40・・・DVD−ROM、41・・・コンテンツデータ、42・・・物理フォーマット情報、43・・・暗号化されたコンテンツファイル、500・・・原盤作製装置、600・・・射出成形装置、51・・・カッティングマスタデータ、52・・・プレスマスタ、700・・・再生装置、710・・・DVDドライブ、720・・・記憶部、730・・・制御部、740・・・セットアップ処理部、750・・・再生処理部
Claims (5)
- 情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記コンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録装置であって、
前記コンテンツデータのデータサイズから前記物理情報を確定する物理情報取得手段と、
前記物理情報取得手段において確定された前記物理情報を用いて、前記コンテンツデータを暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化されたコンテンツデータを、前記第2の記録領域に記録するコンテンツ記録手段と、を備えること
を特徴とする記録装置。 - 情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記コンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録方法であって、
前記コンテンツデータのデータサイズから前記物理情報を確定する物理情報確定ステップと、
前記物理情報確定ステップにおいて確定された前記物理情報を用いて、前記コンテンツデータを暗号化する暗号化ステップと、
前記暗号化ステップにおいて暗号化されたコンテンツデータを、前記第2の記録領域に記録するコンテンツ記録ステップと、を備えること
を特徴とする記録方法。 - 情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記物理情報を鍵として暗号化されたコンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に記録された前記コンテンツデータを再生する再生装置であって、
前記第1の記録領域から前記物理情報を読み出す読出し手段と、
前記物理情報を用い、前記暗号化されたコンテンツデータを前記第2の記録領域から読み出すとともに復号化する復号化手段と、を備えること
を特徴とする再生装置。 - 情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるコンテンツのデータサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記物理情報を鍵として暗号化されたコンテンツデータを記録する第2の記録領域とを備えた情報記録媒体に記録された前記コンテンツデータを再生する再生方法であって、
前記第1の記録領域から前記物理情報を読み出すステップと、
前記物理情報を用い、前記暗号化されたコンテンツデータを前記第2の記録領域から読み出すとともに復号化するステップと、を備えること
を特徴とする再生方法。 - コンピュータ読み取り可能な情報記録媒体であって、
前記情報記録媒体は、情報記録媒体の種類および当該情報記録媒体に記録されるデータのサイズにより定まる物理情報を記録する第1の記録領域と、前記物理情報を鍵として暗号化されたコンテンツデータおよびプログラムをデータとして記録する第2の記録領域とを備え、
前記プログラムは、コンピュータに実装されることにより、
前記物理情報を読み出す物理情報読出し手段と、
前記物理情報を用い、前記暗号化されたコンテンツデータを前記第2の領域から読出すとともに復号化する復号化手段と、を構築すること
を特徴とする情報記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2002279051A JP2004118911A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 情報記録媒体記録装置および再生装置 |
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JP2002279051A JP2004118911A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 情報記録媒体記録装置および再生装置 |
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JP2002279051A Pending JP2004118911A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 情報記録媒体記録装置および再生装置 |
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JP (1) | JP2004118911A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007207114A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Ricoh Co Ltd | 情報記録装置、画像形成装置、情報記録方法及び情報記録プログラム |
-
2002
- 2002-09-25 JP JP2002279051A patent/JP2004118911A/ja active Pending
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