JP2004118720A - 翻訳装置、翻訳方法及び翻訳プログラム - Google Patents

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知野 哲朗
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Abstract

【課題】不適切な対訳出力の発生を防止すると共に、対訳出力を適切なものにする。
【解決手段】入力部1によって取込まれた自然言語音声は、解析部2によってディクテーションされ、1つ以上の解釈候補が解釈候補記憶部3に記憶される。翻訳部4は各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を生成して、対訳候補記憶部5に記憶させる。対人効果判定部7は、解釈候補と対訳候補について対人効果を判定し、ポジティブな対人効果を与える解釈候補及び対訳候補を採用する。候補提示選択部9はポジティブな対人効果を与えるものとして採用された解釈候補及びその対訳候補を提示し、ユーザに選択させる。これにより、対訳としてはポジティブな対人効果を与えるもののみを出力させることができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者間で用いられる言語を翻訳して相手に効果的に提示する翻訳装置、翻訳方法及び翻訳プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般の人でも海外に出かける機会が増加しており、また、他国に暮らす外国人も増加している。更に、インターネット等、通信技術や計算機ネットワーク技術の進歩も著しく、外国語に接する機会や、外国人と交流する機会が増大し、異言語間あるいは異文化間交流の必要性が高まってきている。これは、世界規模のボーダーレスからも必至の流れであり、今後もその傾向が加速されていくものと考えられる。
【0003】
このような異言語間又は異文化間交流のために、異なる言葉を母語とする人同士のコミュニケーションである異言語間コミュニケーションや、異なる文化的背景を持つ人同士のコミュニケーションである異文化間コミュニケーションの必要性が増大している。
【0004】
自分の母国語と異なる言語を話す人とコミュニケーションをする方法としては、いずれか一方の人が外国語である相手の言語を修得する方法、複数の言語を相互に翻訳して会話相手に伝える通訳者を利用する方法等が考えられる。
【0005】
しかし、外国語の習得は誰にとっても容易ではなく、また、習得のために多大な時間と費用を要する。更に、仮に1つの外国語を習得できたとしても、コミュニケーションを行いたい相手がその習得できた言語を使用することができない場合には、第2、第3の外国語を習得する必要があり、言語の修得の困難性が増大する。また、通訳者は特殊な技能を持った専門職であり、人数も限られ、その費用も高く、一般にはあまり利用されていない。
【0006】
そこで、一般の人が海外旅行をする際等に遭遇しそうな場面で想定される会話フレーズを対訳とともに記載した会話フレーズ集を利用する方法が考えられる。会話フレーズ集には、定型フレーズ等のコミュニケーションのための表現が収録されている。
【0007】
しかしながら、会話フレーズ集等では収録数が限られるために、実際の会話において必要となる表現を網羅することができず不充分である。また、会話集等に収録されている定型フレーズを利用者が記憶することは、外国語習得と同様に極めて困難である。しかも、会話フレーズ集は書籍であることから、実際の会話の場面において、必要な表現が記載されているページを迅速に探し出すことが困難であり、実際のコミュニケーションでは必ずしも有効ではない。
【0008】
そこで、このような会話集のデータを電子化して、例えば携帯可能なサイズの電子機器とした電訳機が利用されることがある。利用者は電訳機を例えば手に持って、キーボードやメニュー選択操作によって翻訳する文章を指定する。電訳機は入力された文章を他国語に変換し、変換(翻訳)後の文章をディスプレイ上に表示したり他国語で音声出力する。こうして、相手とのコミュニケーションがとられる。
【0009】
しかしながら、電訳機は、必要とするフレーズの検索の手間を、書籍である会話集に比べて若干は軽減しているものの、相変わらず限られた定型フレーズと、そのフレーズを部分的に変形した若干の拡張表現が扱えるのみであり、異なる言語を使う人同士の十分なコミュニケーションを可能にすることはできない。
【0010】
また、電訳機の収録フレーズ数を増加させると、電訳機の操作が基本的にキーボードやメニュー選択によって行われることから、翻訳する文章の選択が困難となってしまい、実際のコミュニケーションにおける有効性が低下してしまう。
【0011】
そこで、計算機による自然言語処理技術を利用した機械翻訳処理によって、任意の文章を機械翻訳する装置が開発されている。従来の翻訳装置においては、書き言葉に対する翻訳性能は、既に実用可能なレベルに到達している。
【0012】
一方、対面する人同士のコミュニケーションを十分に支援するためには、利用者が発声した任意の話し言葉による発話を翻訳可能である必要がある。しかしながら、話し言葉は、書き言葉とは異なり、文法的に不適格で不完全であったり、あるいは特有の言い回しを多く含んだり、あるいは省略が多く行なわれたりすることから、書き言葉と同様の精度で解析や翻訳を行なうことは極めて困難である。
【0013】
対面コミュニケーションでは、音声入出力に対する翻訳を行うことが理想である。即ち、計算機による音声認識処理技術及び音声合成処理技術を併用することで、音声入力した原言語による任意の発話メッセージを、音声認識して解析翻訳し、目的言語(翻訳対象言語)による発話メッセージに変換して音声で出力するのである。
【0014】
この場合、話し言葉の解析翻訳処理の困難さに加えて、音声認識における認識誤りを回避することも困難であることから、翻訳装置は、利用者が入力した発話を誤り無く正しく翻訳することができないことがある。また、翻訳結果を音声合成によって音声出力する場合には、合成される音声の明瞭性の不足等の理由から、提示内容によっては聞き手が聞き違いを起こす可能性もあり、会話の内容を誤解してしまう虞もある。さらに、異言語コミュニケーションでは、コミュニケーションを行なう利用者間の文化的背景の相違によって誤解が生じることもある。
【0015】
なお、このような音声認識と音声合成については、非特許文献1に詳述されている。
【0016】
【非特許文献1】
城戸著、オーム社刊、新ORM文庫、「音声の合成と認識」、1986、ISBN−4−274−03126
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来、コミュニケーションの支援の過程で何らかの誤り等が生じた場合においても、誤りの修正又は訂正はもとより、利用者が発生した誤りに気付くこともできないという問題点があった。特に、当事者間の文化的背景が異なる場合には、誤解が生じた際のリスクも、より大きなものになる虞がある。
【0018】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、コミュニケーションの支援の過程で何らかの誤りが生じた場合には、利用者に誤りの発生を気付かせると共に、誤りの修正又は訂正を可能にすることにより、異なる言語を用いる人同士の円滑なコミュニケーションを可能にすることができる翻訳装置、翻訳方法及び翻訳プログラムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る翻訳装置は、入力された自然言語メッセージを認識して解析し、1つ以上の解釈候補を出力する解析手段と、前記解析手段からの各解釈候補を目的言語に翻訳して各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を得る翻訳手段と、前記解釈候補及び前記対訳候補の少なくとも一方について対人効果を判定する対人効果判定手段と、前記対人効果判定手段の判定結果に基づいて、前記1つ以上の対訳候補のうちの1つを選択して提示する提示手段とを具備したものである。
【0020】
本発明の請求項1においては、入力された自然言語メッセージは解析手段によって認識され解析される。解析手段は入力自然言語メッセージに対する1つ以上の解釈候補を出力する。翻訳手段は、解析手段からの各解釈候補を目的言語に翻訳して各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を得る。対人効果判定手段は、解釈候補及び対訳候補の少なくとも一方について対人効果を判定する。提示手段は、対人効果判定手段の判定結果に基づいて、1つ以上の対訳候補のうちの1つを選択して提示する。
【0021】
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立する。
【0022】
また、装置に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する処理を実行させるためのプログラムとしても成立する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る翻訳装置を示すブロック図である。
【0024】
本実施の形態は原言語から目的言語への翻訳に際して、原言語による文の解析結果から不適切な文を排除すると共に、翻訳結果の目的言語による文の解析結果から不適切な文を排除し、更に、適切と考えられる複数の翻訳対をユーザに提示してユーザに翻訳結果として適切と考えられる文の選択を可能にすることにより、翻訳時の誤り等をユーザに気付かせると共に、誤り等の修正又は訂正を自動化することを可能にしたものである。
【0025】
図1の翻訳装置としては、音声入出力用のマイク及びスピーカを備え、また、画面出力及び操作入力のための画面表示可能なタッチパネル等を備えた携帯可能な機器が考えられる。
【0026】
図1において、入力部1は、公知のディクテーションモジュールによって構成される。即ち、入力部1は、図示しないマイクロフォンを備えており、制御部10の指示に応じて、利用者からの自然言語音声による発話を取り込む。入力部1は音声認識技術を用いて取込んだ発話を認識し、その発声内容の認識結果の候補を書き下し文字列として、解析部2に出力するようになっている。
【0027】
解析部2は、制御部10の指示に応じて、入力部1から得られる認識結果の候補を受け取り、自然言語処理技術を用いて、形態素解析、構文解析、係り受け解析及び意味解析等の処理を行い、入力部1の出力に基づく解釈候補を生成し、各解釈候補にID(解釈候補ID)を付与して、解釈候補記憶部3に出力する。
【0028】
解釈候補記憶部3は、制御部10の指示に応じて、解析部2によって生成された解釈候補に関する情報を、解釈候補IDと対応付けて、適宜記録保持するようになっている。更に、解釈候補記憶部3は、制御部10に制御されて、記録内容を提供し、修正し、削除することができるようになっている。
【0029】
図1において、翻訳部4は、制御部10の指示に基づいて、解釈候補記憶部3に記録されている解釈候補を参照し、対訳への翻訳処理を行ない、各対訳候補に対して夫々対訳候補IDを付与した上で、翻訳の元入力となった解釈候補の解釈候補IDに対応付けて、適宜対訳候補記憶部5に記録させるようになっている。なお、ここで行われる言語情報の翻訳処理は、例えば特許第3131432号「機械翻訳方法及び機械翻訳装置」で用いられている方法と同様の方法で行うことができる。
【0030】
対訳候補記憶部5には、制御部10の指示に応じて、翻訳部4から得られるそれぞれの対訳候補の情報が、それぞれの対訳候補の対訳候補IDと翻訳元となった解釈候補の解釈候補IDとに対応付けられて、適宜記録保持されるようになっている。また、対訳候補記憶部5は、制御部10の指示に従って、記録内容を提供したり、修正したり、削除したりすることができるようになっている。
【0031】
対人効果判定部7は、内部の図示しないメモリに、あらかじめ対人効果判定規則を格納している。対人効果判定部7は、制御部10の指示に従って、対人効果判定規則に基づいて、解釈候補記憶部3に記録されている指定された解釈候補か、又は対訳候補記憶部5に記録されている指定された対訳候補かを受取って解析することで、その候補に対応する自然言語表現を対話相手に提示した場合に、その相手に対してどのような社会的な効果を持ち得るかを表す情報である対人効果スコアを判定・生成する。対人効果判定部7は、対人効果スコアを、判定した解釈候補の解釈候補ID又は対訳候補の対訳候補IDに対応付けて、対人効果記憶部8に適宜記録するようになっている。
【0032】
なお、対人効果判定規則は、ある表現を対話相手に提示した際に生じる可能性の有る社会的な対人効果の度合が相対的に大きいと考えられる表現(以下、影響大表現という)に関する情報である。対人効果記憶部8には、各影響大表現毎に、各影響大表現を見つけるための手がかりとなるキーフレーズと、その効果の度合を表す数値との組の情報(以下、対人効果判定情報という)が例えば+1〜―1までの数値で表されて格納されている。なお、キーフレーズとしては、単語や、複合語や句等の適宜フレーズを用いることができる。
【0033】
対人効果判定規則が適用される影響大表現としては、典型的には、俗語や隠語やスラングなど、多くの場合に通常解釈できる意味とは異なった意味を持っていて、かつその表現を提示した際に相手に対して、相対的に大きな対人効果をもつ表現が考えられる。そして、その対人効果として相手に良い印象を与えることが予想されるポジティブな効果を有すると考えらる表現には、効果の度合いの数値として例えば正の数値が、逆に、相手が例えば不快に感じたりする等悪い印象を与えることが予想されるネガティブな効果を有する表現には、効果の度合いの数値として負の数値が、その度合が大きいほど絶対値が1に近くなるように調整されて対人効果記憶部8に格納されている。
【0034】
なお、対人効果判定部7としては、例えば、「賞賛」、あるいは「非難」、あるいは、「催促」、あるいは「禁止」、あるいは「疑念」、あるいは「推奨」、あるいは「要求」、あるいは「質問」などといった対応する自然言語表現が表現し得る対人効果(発話意図)を抽出する機能を有していてもよい。この場合には、抽出した発話意図に応じた対人効果スコアを生成することもできる。
【0035】
対人効果判定部7は、制御部10によって解釈候補記憶部3又は対訳候補記憶部5に記憶されている各候補が指定され、指定された候補に対して対人効果判定情報のキーフレーズとの間でパターンマッチ処理を行ない、例えば、ある候補に含まれる表現と、適合したすべての対人効果情報の対人効果スコアの和を、その候補の対人効果スコアとすることによって、その候補の対人効果スコアを得るようになっている。
【0036】
対人効果記憶部8は、制御部10の指示に従って、対人効果判定部7から得られる対人効果スコアを、対応する解釈候補あるいは対訳候補と対応付けて、適宜記録保持するようになっている。更に、対人効果記憶部8は、制御部10の指示に従って、記録内容を提供したり、修正したり、削除したりするようになっている。
【0037】
候補提示選択部9は、制御部10の指示に従って、解釈候補記憶部3内の指定された解釈候補の情報、又は対訳候補記憶部5内の指定された対訳候補の情報を受取り、適宜現在入力を行なっている利用者に対して提示し、さらに該利用者からの選択結果あるいは確認結果を受け取り選択結果情報として出力するようになっている。
【0038】
なお、候補提示選択部9は、様々な形態での実現が可能であり、例えば、選択すべき候補の文字列が機器の画面上にメニューとして表示されて、利用者がその中の希望の候補を画面へのタッチ入力で選択するという形態での実現を想定することができる。この実現方法は、既存の携帯情報機器等で採用されている技術を利用することができる。
【0039】
制御部10は、装置全体の挙動を制御するようになっている。
【0040】
次に、このように構成された実施の形態の動作について図2乃至図4のフローチャートを参照して説明する。図2乃至図4は制御部10の処理フローを示している。
【0041】
いま、例えば、日本語を母語とする利用者Jと、英語を母語とする利用者Eとが、相互に対面しつつ交互に図1の翻訳装置を利用するという状況を想定して説明を行なう。また、ここでは、利用者Jが、日本語で発話した音声入力(以下、自然言語入力Jという)に対して翻訳処理を行い、最終的に、対応する英語の音声出力(以下、自然言語出力Eという)を利用者Eに提示するものとする。
【0042】
なお、図1において、実線矢印は、利用者Jが入力した日本語による自然言語入力Jが、利用者Jによる適宜の操作及び参照並びに制御部10の制御による一連の処理を経て最終的に英語による自然言語出力Eに変換され、利用者Eへ提示される際の情報の流れを模式的に表現している。また、破線矢印は、利用者Eが入力した英語による自然言語入力Eが、利用者Eによる適宜の操作及び参照並びに制御部10の制御による一連の処理を経て最終的に日本語による自然言語出力Jへと変換され、利用者Jへ提示される際の情報の流れを模式的に表現している。
【0043】
図2のステップA1 において、制御部10は、解釈候補記憶部3、対訳候補記憶部5及び対人効果記憶部8の内容を全て消去して初期化する。次に、制御部10は、入力Sの発生の待機状態となる。利用者Jが自然言語音声Jを発生すると、この自然言語音声Jは入力部1によって取込まれ、制御部10は次のステップA3 において、入力音声の認識処理を実行させる。
【0044】
入力部1は、制御部10に制御されて、入力自然言語音声に対するディクテーション処理を実行して入力自然言語音声に対する1つ以上の認識結果を得る。認識処理が成功すると、ステップS4 から処理をステップA5 に移行して、解析処理を実行する。即ち、入力部1は入力自然言語音声に対する認識結果の文字列Rを解析部2に与え、解析部2は、制御部10に制御されて、認識結果の候補に対して、形態素解析、構文解析、係り受け解析及び意味解析等の処理を行って、各認識候補毎に1つ以上の解釈候補を生成し、各解釈候補Cjに解釈候補ID(=Cj1〜Cjn)を付与する。
【0045】
なお、解析部2における解析が失敗した場合には、処理をステップA6 からステップA1 に戻して、処理を繰返す。認識結果の候補に対する解釈候補がある場合には、解析部2は、各解釈候補を解釈候補記憶部3に出力して記憶させる(ステップA7 )。
【0046】
次に、制御部10は各解釈候補に対してステップA8 の処理Bを実行する。図3は図2中の処理B(対人効果処理)の具体的なフローを示している。なお、処理B(対人効果処理)は、対人効果判定処理と記録又は削除処理とを含んでいる。
【0047】
制御部10は、解釈候補記憶部3に記録されている全ての解釈候補Cj(候補ID=Cj1〜Cjn)を読出して、対人効果判定部7に供給する。対人効果判定部7は、図3のステップB1 において、解釈候補Cj又は対訳候補Ce(以下、合わせて候補Ciという)に対する対人効果判定処理が終了したか否かを判定する。ステップA8 では、解釈候補記憶部3に記録されている全ての解釈候補Cjに対する対人効果判定処理が行われる。処理が終わっていない解釈候補Cjが存在する場合には、次のステップB2 において、対人効果判定部7はレジスタeの値を0に初期化する。
【0048】
次に、ステップB3 において、対人効果判定部7は全規則に対するチェックが終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップB4 において、各規則のチェックを行い、レジスタeの値を更新する。
【0049】
即ち、対人効果判定部7は、あらかじめ記録されている対人効果判定規則Rjを参照して、各解釈候補Cj毎に対人効果判定規則Rj1〜Rjmを適用する。即ち、対人効果判定部7は、対人効果判定規則Rjのキーフレーズが、候補Cjに対応する自然言語表現に含まれる場合には、対人効果判定規則Rjに割り当てられている対人効果スコアを各解釈候補Cjのレジスタeに加算する。
【0050】
対人効果判定部7は、各解釈候補毎に全ての対人効果判定規則Rjを適用したか否かを判定し(ステップB3 )、全対人効果判定規則の適用が終了すると、ステップB5 において、各解釈候補毎にレジスタeの値と、あらかじめ定めた閾値ethとを比較する。
【0051】
対人効果判定部7は、e ≧ eth の場合には、対人効果記憶部8に、レジスタeの値を、解釈候補Cjの解釈候補IDと対応付けて記録させる(ステップB7 )。一方、e < eth の場合には、対人効果判定部7は、解釈候補Cjが許容不可能なレベルでのネガティブな対人効果を有する候補であるものと判定して、解釈候補としては却下することとし、処理手順Dを実施する(ステップB6 )。
【0052】
図4は図3中の処理Dの具体的なフローを示している。処理Dはネガティブな対人効果を有する候補の削除処理を示している。
【0053】
図4のステップD1 においては、e<ethと判定された候補Ciが、対訳候補Ceであるか否かが判定される。この場合には、候補Ciは解釈候補Cjであるので、処理をステップD4 に移行して、制御部10は解釈候補記憶部3を参照して解釈候補Cjを削除する。
【0054】
こうして、ステップA8 の対人効果処理によって、解釈候補記憶部3からネガティブな対人効果を有する解釈候補は削除され、ポジティブな対人効果を有する日本語の文章のみが解釈候補として記憶される。なお、ステップA9 において解釈候補記憶部3に解釈候補が記憶されていない場合には、処理をステップA1 に戻す。
【0055】
次のステップA10では、全ての解釈候補についての翻訳が終了したか否かが判定され、終了していない場合には、ステップA11において翻訳処理を行う。即ち、制御部10は解釈候補記憶部3に記憶されているポジティブな対人効果を有する解釈候補を順次翻訳部4に与えて翻訳処理させる。
【0056】
翻訳部4は、各解釈候補Cj毎に、1つ以上の対訳候補Ceを生成し、対訳候補ID(=Ce1〜Cem)を付与する。そして、翻訳部4は、翻訳元となった解釈候補CjのID(=Cj)と共に、各対訳候補をID(=Ce)を付加して対訳候補記憶部5に記憶させる(ステップA12)。
【0057】
次に、ステップA13においては、対人効果処理(処理B)が実行される。即ち、対人効果判定部7は、対訳候補記憶部5に記録されている全ての対訳候補Ce(候補ID=Ce1〜Cem)が与えられて、図3の対人効果判定処理を行う。
【0058】
なお、この場合には、図3のステップB4 においては、目的言語について規定した対人効果判定規則Reが適用される。ステップB5 において、e≧ethと判断した場合には、対人効果判定部7は、対人効果記憶部8に、レジスタeの値を、対訳候補Ceの対訳候補IDと対応付けて記録させる(ステップB7 )。一方、e < eth の場合には、対人効果判定部7は、対訳候補Ceが許容不可能なレベルでのネガティブな対人効果を有する候補であるものと判定して却下することとし、処理手順Dを実施する(ステップB6 )。
【0059】
図4の処理Dにおいては、ステップD1 において、候補Ciが対訳候補Ceであるか否かが判定される。この場合には、候補Ciは対訳候補Ceであるので、処理をステップD2 に移行して、対訳候補の集合Te(候補ID=T1 〜Tp )を抽出する。1つの解釈候補Cjに対して複数の対訳候補Ceが登録されていることがある。この場合には、これらの複数の対訳候補Ceの集合Teを抽出することで、関係する複数の対訳候補Ceを一括削除することができる。対人効果判定部7は、抽出した集合Teを対訳候補記憶部5から一括削除する(ステップD3 )。
【0060】
次に、制御部10は、ステップD4 において、解釈候補記憶部3を参照して削除した対訳候補Ctの元となった解釈候補Cjを削除する。
【0061】
こうして、ステップA13の対人効果処理によって、対訳候補記憶部5からネガティブな対人効果を有する対訳候補は削除され、ポジティブな対人効果を有する英語の文章のみが対訳候補として記憶される。更に、削除した対訳候補に対応する解釈候補についても対訳候補記憶部3から削除され、ネガティブな対人効果を有する虞のある日本語の文章も解釈候補として記憶されない。なお、ステップA14において解釈候補記憶部3に解釈候補が記憶されていない場合には、処理をステップA1 に戻す。
【0062】
制御部10は次のステップA15乃至A18において、解釈候補記憶部3に記憶されている解釈候補に対応した対訳が対訳候補記憶部5に記憶されているか否かを調べる。即ち、ステップA15において、全解釈候補Cjについての対訳探索処理が終了したか否かが判定され、終了していない場合には、制御部10はステップA16において対訳候補記憶部5に解釈候補Cq(解釈候補ID=Cq)に対応する対訳候補(対訳候補ID=Cqr)が記憶されているか否かを探索する。記憶されていない場合には、対訳探索処理を行っている解釈候補Cqを解釈候補記憶部3から削除する(ステップA18)。
【0063】
こうして、解釈候補記憶部3には、日本語としてポジティブな対人効果を有し、その訳の英語もポジティブな対人効果を有する解釈候補が記憶される。ステップA19において、解釈候補記憶部3に解釈候補が記憶されていないと判定した場合には、処理をステップA1 に戻す。
【0064】
解釈候補記憶部3に解釈候補が存在する場合には、次のステップA20において、制御部10は、ステップA8 の対人効果スコアのレジスタeの値の順に、解釈候補をソートする。ソート結果は、入力自然言語の解釈候補として、ポジティブな対人効果を与える順を示している。制御部10はソート結果を出力部6に与える。これにより、候補提示選択部9は、例えば、図示しない表示画面上に、解釈候補をポジティブな対人効果を与える順に並べて表示する。
【0065】
ユーザは表示画面上の表示を参照することで、自分が発生した発話文が、どのような解釈候補として認識されたかを知ることができ、更に、1つ以上の解釈候補の対人効果のポジティブな順番を知ることもできる。これにより、ユーザは、自分が意図した文で且つポジティブな対人効果を与えるあろう文を容易に知ることができる。
【0066】
ユーザは解釈候補を参照して、話し相手に伝える訳文の元となる解釈候補を入力部1によって選択する(ステップA21)。制御部10は入力部1からユーザ操作に基づく信号が与えられて、ユーザが選択した解釈候補Csに対応する対訳候補Cs1〜Csuを対訳候補記憶部5から検索する。
【0067】
次のステップA23において、制御部10は、ステップA13の対人効果スコアのレジスタeの値の順に、検索した対訳候補をソートする(ステップA24)。ソート結果は、ユーザが選択した解釈候補に対する対訳候補として、ポジティブな対人効果を与える順を示している。制御部10はソート結果のうち最もポジティブな対人効果を与える対訳候補を出力部6に与える。
【0068】
これにより、出力部6は、図示しないスピーカから、対訳候補を音声出力する(ステップA25)。
【0069】
なお、図2のフローでは、複数の対訳候補のうち最もポジティブな対人効果を与えるものを選択して音声出力する例について説明したが、複数の対訳候補を表示させ、ユーザの選択によってその1つの対訳候補を音声出力させるようにしてもよい。
【0070】
更に、解釈候補のソート結果と各解釈候補についての1つ以上の対訳候補のソート結果とを同時に表示させ、両者を見ながら解釈候補の選択及び選択した対訳候補の選択を行わせるようにしてもよい。
【0071】
なお、上記実施の形態では、日本語による自然言語入力を英語に翻訳する場合の例について説明したが、英語による自然言語入力を日本語に翻訳する場合にも同様の動作が行われる。この場合には、解釈候補記憶部3には英語の解釈候補が記憶され、対訳候補記憶部5には日本語の対訳候補が記憶されることは明らかである。そして、図2のステップA8 では、英語の解釈候補について対人効果処理が行われ、ステップA13では日本語の対訳候補について対人効果処理が行われる。
【0072】
このように、本実施の形態においては、ユーザが発話した文は、原言語としてポジティブな対人効果を与えるか否かが判定されると共に、その対訳文についてもポジティブな対人効果を与えるか否かが判定される。これにより、対面して会話する人同士において、不適切な内容の文を発話したこと、不適切な音声認識が行われこと、不適切な翻訳が行われたこと等を利用者に気付かせることができ、更に、対人効果スコアを求めることによって、これらの不適切な表現については、自動的に或いはユーザの意志を反映させながら修正又は訂正することができ、異なる言語を用いる人同士の円滑なコミュニケーションを促進させることができる。
【0073】
つまり、翻訳が不可能な解釈候補は自動的に取り除かれるため、処理の負荷が軽減されたり、利用者の選択の手間が軽減されたり、処理時間が短縮されたりする。
【0074】
また、利用者の入力に対する解釈候補や、その解釈候補に対する対訳候補から、対話相手がネガティブな対人効果を与える可能性の有る候補が自動的に排除されることで、異言語コミュニケーションにおける誤解のリスクを効果的に避けることができる。
【0075】
また、利用者の入力に対して複数の解釈候補が存在し、利用者に対してそれらの中からの選択を要求する場合においても、そこで行なわれる選択の結果として最終的に対話相手に提示される対訳が、ポジティブな対人効果を持つ候補が、自動的に優先され、提示されることで、利用者が相手の言語を全く理解できない場合においても、不要な誤解の発生を効果的に抑制しつつ、円滑なコミュニケーションを実現することができる。
【0076】
また、利用者の入力に対するある解釈候補が選択され、かつその解釈候補に対して複数の可能な対訳候補が存在した際も、対話相手に対してポジティブな対人効果を与える可能性の高い候補が自動的に優先され提示されるため、利用者が相手の言語を理解することが出来ない場合においても、異言語コミュニケーションをより円滑なものにすることができるといった効果が得られる。
【0077】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上述の例では音声入出力による例を示したが、例えば、キーボード入力や、手書き入力を用いたり、文字による出力のみを用いたりしてもよい。また、上述の例では単一の機器を利用者が共有してコミュニケーションを行なう例を示したが、例えば、通信によって複数の機器を連動させて同様の機能を実現することも可能である。更に、利用者及び対話相手の人物認証や、利用場所の検出処理を行なって、その結果の情報を参照して、対人効果判定処理を調整することで、対話相手や、利用場所や、周囲に利用者以外の人物がいるかどうかなどといった状況に応じて、支援するコミュニケーションにおいて、抑制したり優先したりする表現の種類を変更することも可能である。
【0078】
即ち、音声分析処理などによる話者識別、あるいは画像解析処理などによる顔認識、あるいは物理タグ検出、あるいは筆跡識別、あるいはバイオメトリクス処理等によって、利用者や、あるいは現在周辺にいる人物の個人を特定したり、あるいは人数、あるいは性別、あるいは年齢等の情報を判定する利用者判定手段を備え、利用者判定結果に基づいて、解釈候補や対訳候補についての対人効果判定規則を変更したり、閾値ethを変更したりして、対人効果判定を調整するのである。これにより、会話の相手に応じた解釈候補の選択及び対訳候補の選択が可能となる。
【0079】
例えば知人として登録済みの人物に対する発話では、多少誤解の危険のある解釈候補や、対訳候補でも排除せずに提示したり、あるいは、例えば、対話相手が、未登録の人物と判定された場合には、初対面の人物であると仮定して、たとえば対人効果の判定基準を変更することで、例えば、少しでも誤解の危険性の有る解釈候補や、対訳候補を排除したり、あるいは、対話相手以外に未知の人物が周辺にいることが検出された場合には、誤解の危険性の判断基準を高めることなどをすることによって、相手に応じて適切なコミュニケーション支援をすることができる。
【0080】
なお、グローバルポジショニングシステム、あるいは無線ネットワーク通信、あるいはジャイロ装置、あるいは環境に設置されたビーコン信号の解析、あるいは物理タグ検出、あるいは画像処理、あるいは音響処理等の処理によって、現在の位置情報を取得する位置判定手段を備え、位置判定結果に基づいて、解釈候補及び対訳候補の対人効果を調整し判定するようにしてもよい。
【0081】
例えば、病院や、学校、電車内、駅構内などといった公共の場では、誤解が起こり得る候補の判断基準を調整し、より厳しく危険性の有る候補を抑制するようにしたり、あるいは、例えば、自宅内や自分の所有する車の社内などでは、その抑制を緩めるたりすることによって、利用場所に応じた適切なコミュニケーション支援を実現するのである。
【0082】
また、上記実施の形態では、装置として本発明を実現する場合の例を示したが、上述の具体例の中で示した処理手順、フローチャートをプログラムとして記述し、実装し、汎用の計算機システムで実行することによっても同様の機能と効果を得ることが可能である。
【0083】
即ち、上記実施の形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(R)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリ等の記録媒体を用いてコンピュータにプログラムを読み込ませ、CPU部で実行させれば、本発明の翻訳装置を実現することができることになる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コミュニケーションの支援の過程で何らかの誤りが生じた場合には、利用者に誤りの発生を気付かせると共に、誤りの修正又は訂正を可能にすることにより、異なる言語を用いる人同士の円滑なコミュニケーションを可能にすることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る翻訳装置を示すブロック図。
【図2】図1中の制御部10の処理フローを示すフローチャート。
【図3】図2中の処理B(対人効果処理)の具体的なフローを示すフローチャート。
【図4】図3中の処理D(削除処理)の具体的なフローを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…入力部、2…解析部、3…解釈候補記憶部、4…翻訳部、5…対訳候補記憶部、6…出力部、7…対人効果判定部、8…対人効果記憶部、9…候補提示選択部

Claims (11)

  1. 入力された自然言語メッセージを認識して解析し、1つ以上の解釈候補を出力する解析手段と、
    前記解析手段からの各解釈候補を目的言語に翻訳して各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を得る翻訳手段と、
    前記解釈候補及び前記対訳候補の少なくとも一方について対人効果を判定する対人効果判定手段と、
    前記対人効果判定手段の判定結果に基づいて、前記1つ以上の対訳候補のうちの1つを選択して提示する提示手段とを具備したことを特徴とする翻訳装置。
  2. 前記自然言語メッセージは、音声であることを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
  3. 前記提示手段は、選択した対訳候補を音声出力することを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
  4. 前記提示手段は、前記対人効果判定手段の判定結果に基づいて、前記1つ以上の解釈候補のうちの1つを選択し、選択した解釈候補について前記1つ以上の対訳候補の内の1つを選択することを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
  5. 前記提示手段は、前記1つ以上の解釈候補及び前記1つ以上の対訳候補の少なくとも一方を画面上に表示する機能を有することを特徴とする請求項4に記載の翻訳装置。
  6. 前記提示手段は、ユーザ操作に基づいて前記解釈候補の選択を行うことを特徴とする請求項4に記載の翻訳装置。
  7. 前記提示手段は、前記解釈候補又は前記対訳候補を複数表示する場合には前記対人効果判定手段の判定結果に従った順序で表示を行うことを特徴とする請求項5に記載の翻訳装置。
  8. 前記対人効果判定手段は、前記解釈候補に含まれるキーフレーズ毎に設定した対人効果スコアに基づいて前記解釈候補の対人効果を判定し、前記対訳候補に含まれるキーフレーズ毎に設定した対人効果スコアに基づいて前記対訳候補の対人効果を判定することを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
  9. 入力された自然言語メッセージを認識して解析し、1つ以上の解釈候補を出力する解析手順と、
    前記解析手順による各解釈候補を目的言語に翻訳して各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を得る翻訳手順と、
    前記解釈候補及び前記対訳候補の少なくとも一方について対人効果を判定する対人効果判定手順と、
    前記対人効果判定手順の判定結果に基づいて、前記1つ以上の対訳候補のうちの1つを選択して提示する提示手順とを具備したことを特徴とする翻訳方法。
  10. 入力された自然言語メッセージを認識して解析し、1つ以上の解釈候補を出力する解析手順と、
    前記解釈候補について対人効果のスコアを判定しスコアが閾値よりも低い解釈候補を無効にする第1の対人効果判定手順と、
    前記対人効果判定手順において無効とされた以外の各解釈候補を目的言語に翻訳して各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を得る翻訳手順と、
    前記対訳候補について対人効果のスコアを判定しスコアが閾値よりも低い対訳候補を無効にする第2の対人効果判定手順と、
    前記第2の対人効果判定手順において無効とされた以外の各対訳候補のうちの1つを選択して提示する提示手順とを具備したことを特徴とする翻訳方法。
  11. コンピュータに、
    入力された自然言語メッセージを認識して解析し、1つ以上の解釈候補を出力する解析処理と、
    前記解析処理による各解釈候補を目的言語に翻訳して各解釈候補毎に1つ以上の対訳候補を得る翻訳処理と、
    前記解釈候補及び前記対訳候補の少なくとも一方について対人効果を判定する対人効果判定処理と、
    前記対人効果判定処理の判定結果に基づいて、前記1つ以上の対訳候補のうちの1つを選択して提示する提示処理とを実行させるための翻訳プログラム。
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