JP2004118587A - プログラム開発方式および開発センター装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンパイル手段12は、差分組込手段15に開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、オブジェクトは開発者別成果物格納手段11に格納する。単体テスト手段13は、差分組込手段15に開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う。開発者成果物統合手段14は、単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を開発者別成果物格納手段11から取り出し、統合済成果物格納手段16に格納する。差分組込手段15は、統合済成果物格納手段16から成果物を取り出した後、開発者別成果物格納手段11から開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境や単体テスト環境を構築する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプログラム開発方式および開発センター装置に関し、特に開発者個人がコンパイル環境や単体テスト環境を持たないプログラム開発方式および開発センター装置に関する。
【0002】
従来のプログラム開発方式では、1つの環境において、開発者が交代で作業する場合があった。しかし、このような従来のプログラム開発方法では、▲1▼さまざまなコンパイルおよびテスト作業において環境を変更しなければならない場合があるため、前の開発者が行った変更を次に使用する開発者が元に戻さなければならず、逆に、統合した環境から一切変更できないようにした場合は、特にテスト作業において非効率が発生する可能性が高いという問題点があった。また、▲2▼1つの環境を交代で使用するため、複数の開発者が同時に開発を進めることができず、したがって、開発者が10名以上といった大規模な開発の場合、この手法を使用することはできないという問題点があった。
【0003】
そこで、従来のプログラム開発方式の他の例では、図9に示すように、各フェーズ毎に各個人により開発作業が行われ各ソースコードを生成する個人作業環境部と、生成された各ソースコードを保管するとともに各ソースコードの変更履歴を管理する変更履歴管理環境部と、指定したフェーズに対応するソースコードを変更履歴管理環境部から抽出するとともに抽出したソースコードのコンパイルおよびリンク等を示すビルドを実施しソフトウェアを作成するビルド環境部とを備え、各開発者が個人作業環境でプログラムの開発を行えるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このような各開発者が個人作業環境でプログラムの開発を行えるようにした従来のプログラム開発方式では、図10に示すように、各開発者の自己コンパイル環境と自己テスト環境とが必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−093142(第3−4頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の各開発者が個人作業環境でプログラムの開発を行えるようにしたプログラム開発方式には、以下のような問題点があった。
【0007】
第1の問題点は、プログラム開発を行っている個人作業環境では動作するが、プログラム統合時にエラーが発生したり、プログラム統合後に動作しなかったりするという問題である。その理由は、プログラム統合時に指定される環境と、開発者個人の環境との不整合が存在するためである。不整合の例としては、個人のビルド環境やテスト環境のバージョンが統合環境に比べて古い場合,個人が環境を設定する作業を誤った場合などがある。また、動作を確認済の成果物とは異なる、誤った成果物を統合の際に送ってしまう可能性もある。
【0008】
第2の問題点は、開発者個人のコンパイル環境やテスト環境を構築するために大きな工数が必要であるという問題である。その理由は、多人数が参加するプログラム開発では、開発者が参照するソフトウェア量が大きく、変更頻度が高いためである。
【0009】
第3の問題点は、開発者個人のコンパイル環境やテスト環境に必要なリソース(ディスク容量,コンパイル・テスト用パッケージソフトウェアライセンス,CPU(Central Processing Unit)速度,CPU数,コンパイル時間など)が大きいということである。その理由は、多人数が個々に一そろいのコンパイル環境やテスト環境を使用できない(タイムシェアなどで共用する)場合、開発効率が低下するためである。
【0010】
第4の問題点は、開発者が品質の悪いプログラムを統合した場合、他の開発者の作業に悪影響を与えるという問題である。その理由は、参加する開発者数が多いと、1つの統合にミスが入る期待値が上がってしまうことと、統合にミスがあった場合に悪影響が及ぼされる範囲が広いということである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、開発者ごとにコンパイル(ビルド)環境やテスト環境を保有せずにシステム環境内に保有することにより、従来の問題点を全て解決することができるプログラム開発方式を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、開発者ごとにコンパイル(ビルド)環境やテスト環境を保有せずにシステム環境内に保有することにより、従来の問題点を全て解決することができる開発センター装置を提供することにある。
【0013】
さらに、本発明の別の目的は、コンピュータに搭載することにより上記開発センター装置を実現することができるプログラムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のプログラム開発方式は、開発者の指示に基づき開発者別成果物を開発センター装置に送付する成果物送付手段と、開発者の指示に基づき開発センター装置に指示を伝達する遠隔操作手段と、前記成果物送付手段から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、前記遠隔操作手段を通じた開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、前記遠隔操作手段を通じた開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、前記遠隔操作手段を通じた開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段と、前記統合済成果物格納手段から統合済のソースを取り出してコンパイルする統合コンパイル手段と、前記統合済成果物格納手段から統合済のオブジェクトを取り出して結合テストする結合テスト手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明のプログラム開発方式は、操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求し、認証が成功した場合は現在の開発者名を記憶する開発者ログイン手段と、開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段とを有することを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明のプログラム開発方式は、前記差分組込手段が、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取得する統合済成果物取得手段と、前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取得する開発者別成果取得手段と、前記統合済の成果物に前記開発者の成果物を上書きして開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する開発者構成取得手段とを含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の開発センター装置は、開発者から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段とを有することを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の開発センター装置は、操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求し、認証が成功した場合は現在の開発者名を記憶する開発者ログイン手段と、開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段とを有することを特徴とする。
【0019】
さらにまた、本発明の開発センター装置は、前記差分組込手段が、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取得する統合済成果物取得手段と、前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取得する開発者別成果取得手段と、前記統合済の成果物に前記開発者の成果物を上書きして開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する開発者構成取得手段とを含むことを特徴とする。
【0020】
一方、本発明のプログラムは、コンピュータを、開発者から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段,統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段,前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段,および開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段として機能させることを特徴とする。
【0021】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求し、認証が成功した場合は現在の開発者名を記憶する開発者ログイン手段,開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段,統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段,前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段,および開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段として機能させることを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明のプログラムは、前記差分組込手段が、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取得する統合済成果物取得手段と、前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取得する開発者別成果取得手段と、前記統合済の成果物に前記開発者の成果物を上書きして開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する開発者構成取得手段とを含むことを特徴とする。
【0023】
他方、本発明のプログラム開発方法は、開発者により開発された成果物を開発者別成果物格納手段が格納するステップと、開発者によりコンパイルが指示されたときにコンパイル手段が統合済成果物格納手段からソースを取得するステップと、コンパイル手段が開発者別成果物格納手段からソースを取得するステップと、コンパイル手段が統合済成果物格納手段からのソースに開発者別成果物格納手段からのソースを上書きするステップと、コンパイル手段が上書きされたソースをコンパイルするステップと、コンパイル手段がコンパイルエラーを判定するステップと、コンパイルエラーがなかった場合、開発者より単体テストが指示されたときに単体テスト手段が統合済成果物格納手段からテスト環境を取得するステップと、単体テスト手段が開発者別成果物格納手段からテスト環境を取得するステップと、単体テスト手段が統合済成果物格納手段からのテスト環境に開発者別成果物格納手段からのテスト環境を上書きするステップと、単体テスト手段が上書きされたテスト環境で単体テストを行うステップと、単体テスト手段が単体テストエラーを判定するステップと、単体テストエラーがなかった場合、開発者より成果物統合が指示されたときに開発者成果物統合手段が開発者別成果物格納手段から成果物を取得するステップと、開発者成果物統合手段が成果物を統合済成果物格納手段に格納するステップと、開発者成果物統合手段が開発者別成果物格納手段から成果物を削除するステップと、開発者成果物統合手段が統合済成果物格納手段から成果物を取得するステップと、開発者成果物統合手段が成果物をコンパイルするステップと、開発者成果物統合手段がコンパイル結果のオブジェクトを統合済成果物格納手段に格納するステップと、統合コンパイル手段が統合済成果物格納手段から成果物を取得するステップと、統合テスト手段が成果物を結合テストするステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
図1において、開発者個人は、成果物送付手段1で開発中でありコンパイル前である成果物を開発センター装置10内の開発者別成果物格納手段11に送付する。開発者は、遠隔操作手段2を通して、コンパイル手段12にコンパイルを指示する。同様に、開発者は、遠隔操作手段2を通して、単体テスト手段13に単体テストを指示することもできる。コンパイル手段12や単体テスト手段13は、差分組込手段15を通じ、統合済成果物格納手段16および開発者別成果物格納手段11からそれぞれ成果物を取得し、開発者別のコンパイル環境や単体テスト環境を構成する。このようにして、開発者個人のコンパイル環境や単体テスト環境が誤る可能性を排除するとともに、開発者個人が環境を構築する手間を省くことを可能にする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態に係るプログラム開発方式は、成果物送付手段1と、遠隔操作手段2と、開発センター装置10(開発者別成果物格納手段11,コンパイル手段12,単体テスト手段13,開発者成果物統合手段14,差分組込手段15,および統合済成果物格納手段16を含む)と、統合コンパイル手段21と、結合テスト手段22とから構成されている。
【0027】
これらの手段は、それぞれ概略つぎのように動作する。
【0028】
成果物送付手段1は、開発者個人が開発しコンパイルおよび単体テストを行う予定の成果物を、開発者の指示に基づき開発センター装置10内の開発者別成果物格納手段11に送付する。
【0029】
遠隔操作手段2は、開発者個人が自席に居ながらにして開発センター装置10内のコンパイル手段12,単体テスト手段13,および開発者成果物統合手段14を操作可能なように各手段に指示を伝達する。
【0030】
開発者別成果物格納手段11は、成果物送付手段1から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する。また、開発者別成果物格納手段11は、開発者成果物統合手段14の指示に基づき、開発者別成果物を取り出したり、削除したりする(削除するのは通常は統合済成果物格納手段16に格納された後)。さらに、開発者別成果物格納手段11は、差分組込手段15の指示に基づき、開発者別成果物を取り出す。
【0031】
コンパイル手段12は、開発者が遠隔操作手段2を通じて行う指示に基づき、差分組込手段15に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルする。コンパイル結果として得られたオブジェクトは開発者別成果物格納手段11に格納する。また、コンパイル中のメッセージなどの情報は、開発者に対し表示する。
【0032】
単体テスト手段13は、開発者が遠隔操作手段2を通じて行う指示に基づき、差分組込手段15に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示する。単体テスト環境は、直前のコンパイル手段12によるコンパイル結果を含む。単体テスト手段13は、環境構築後に単体テストを行う。単体テスト中のメッセージなどの情報は、開発者に対し表示する。
【0033】
開発者成果物統合手段14は、開発者が遠隔操作手段2を通じて行う指示に基づき、単体テストが終了し統合可能である開発者別成果物を開発者別成果物格納手段11から取り出し、統合済成果物格納手段16に格納する。格納が成功した場合は、開発者成果物統合手段14は、開発者別成果物格納手段11から当該成果物を削除する。
【0034】
差分組込手段15は、統合済成果物格納手段16から成果物を取り出した後、開発者別成果物格納手段11から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境や単体テスト環境を構築する。
【0035】
統合済成果物格納手段16は、統合済の成果物を格納するとともに、開発者成果物統合手段14,差分組込手段15,統合コンパイル手段21,および結合テスト手段22の指示に従い格納されている成果物を取り出す。
【0036】
統合コンパイル手段21は、統合済の成果物のソースコード(以下、単にソースと略記する)からオブジェクトコード(以下、単にオブジェクトと略記する)を生成するために、統合済成果物格納手段16から統合済のソースを取り出してコンパイルする。
【0037】
結合テスト手段22は、統合済の成果物から結合テスト環境を構築するために、統合済成果物格納手段16から統合済のオブジェクトなどを取り出して結合テストする。
【0038】
図2を参照すると、第1の実施の形態に係るプログラム開発方式の処理は、成果物作成ステップA1と、成果物送付ステップA2と、成果物格納ステップA3と、コンパイル指示ステップA4と、統合済成果物格納手段からのソース取得ステップA5と、開発者別成果物格納手段からのソース取得ステップA6と、ソース上書きステップA7と、コンパイルステップA8と、エラー判定ステップA9と、単体テスト指示ステップA10と、統合済成果物格納手段からのテスト環境取得ステップA11と、開発者別成果物格納手段からのテスト環境取得ステップA12と、テスト環境上書きステップA13と、単体テストステップA14と、エラー判定ステップA15と、成果物統合指示ステップA16と、開発者別成果物格納手段からの成果物取得ステップA17と、統合済成果物格納手段への成果物格納ステップA18と、開発者別成果物格納手段からの成果物削除ステップA19と、統合済成果物格納手段からの成果物取得ステップA20と、成果物コンパイルステップA21と、オブジェクト格納ステップA22と、統合済成果物格納手段からの成果物取得ステップA23と、結合テストステップA24とからなる。
【0039】
図3は、第1の実施の形態に係るプログラム開発方式の概要を説明する図である。本実施の形態に係るプログラム開発方式では、自己の環境(コンパイル環境,テスト環境)とシステム環境との不整合は、開発者個人が開発したソース部分およびテストデータ部分のみで、他は完全に整合する。また、環境を開発者1人1人作成する必要がない。
【0040】
図4は、差分組込手段15におけるコンパイル環境の構成方法を説明する図である。差分組込手段15は、統合済成果物取得手段121と、開発者別成果物取得手段122と、開発者構成取得手段(図示せず)とを備える。差分組込手段15における開発者別成果物取得処理は、構成要素選択ステップB1と、開発者別成果物有無判定ステップB2と、統合済成果物取得ステップB3と、開発者別成果物取得ステップB4とからなる。なお、リポジトリから基準構成を取得するのは、公知の従来技術である。また、開発者のコンパイル環境は、ソースの差分を元に開発者構成取得手段(図示せず)で自動的に構成される。さらに、コンパイル環境構成後のコンパイルは開発者ごとではなく、集中的に行われる。
【0041】
図5は、差分組込手段15におけるテスト環境の構成方法を説明する図である。なお、テスト環境に必要な手段もコンパイル環境と同じである。また、開発者のテスト環境は、開発者ごとにコンパイルされたオブジェクトの差分およびテスト用データの差分を元に、開発者構成取得手段(図示せず)で自動的に構成される。また、テスト環境は開発センター装置10に構成され、テスト操作のみ開発者個人が行う。さらに、差分を作ってはならない環境(ライブラリ,設定)には差分を許さない。
【0042】
次に、このように構成された第1の実施の形態に係るプログラム開発方式の動作について、図1ないし図5を参照して詳細に説明する。
【0043】
まず、開発者は、成果物を作成する(ステップA1)。
【0044】
次に、開発者は、作成した成果物を、成果物送付手段1によって開発センター装置10に送付する(ステップA2)。
【0045】
開発センター装置10内の開発者別成果物格納手段11は、送付された成果物を、送付した開発者用の場所に格納する(ステップA3)。
【0046】
さらに、開発者は、遠隔操作手段2を通じてコンパイル手段12にコンパイルを指示する(ステップA4)。
【0047】
コンパイル手段12は、差分組込手段15に開発者専用のコンパイル環境の取得を指示する。
【0048】
差分組込手段15は、まず統合済成果物格納手段16から、コンパイルに必要なソースを取得する(ステップA5)。
【0049】
次に、差分組込手段15は、開発者別成果物格納手段11から、コンパイルに必要で、かつ現在操作中の開発者が作成したソースを取得する(ステップA6)。詳しくは、図4に示すように、まず、統合済成果物取得手段121によりリポジトリから基準構成を作成し、開発者別成果物取得手段122により、構成要素を1つ選び(ステップB1)、開発者別成果物があるかどうかを判定し(ステップB2)、開発者別成果物がなければ統合済成果物を取得し(ステップB3)、開発者別成果物があれば開発者別成果物を取得する(ステップB4)。
【0050】
続いて、差分組込手段15は、開発者別成果物格納手段11から取得したソースを統合済成果物格納手段16から先に取得したソースに上書きし、それを開発者専用のコンパイル環境として返す(ステップA7)。
【0051】
コンパイル手段12は、現在操作中の開発者専用のコンパイル環境に基づきコンパイルする(ステップA8)。
【0052】
ここで、コンパイルエラーが発生した場合は、開発者は、ステップA1に戻り成果物を作成し直す(ステップA9)。
【0053】
エラーがない場合は、開発者は、遠隔操作手段2を通じて単体テスト手段13に単体テストを指示する(ステップA10)。
【0054】
単体テスト手段13は、開発者専用の単体テスト環境の取得を差分組込手段15に指示する。
【0055】
差分組込手段15は、統合済成果物格納手段16から、単体テストに必要なテスト環境(オブジェクト,データ,ライブラリ,および設定)を取得する(ステップA11)。
【0056】
次に、差分組込手段15は、開発者別成果物格納手段11から、単体テストに必要で、かつ現在操作中の開発者が作成したテスト環境(オブジェクトやデータ)を取得する(ステップA12)。詳しくは、図5に示すように、統合済成果物取得手段121によりリポジトリから基準構成を作成し、開発者別成果物取得手段122により開発者別成果物を取得する。
【0057】
続いて、差分組込手段15は、開発者別成果物格納手段11から取得したテスト環境を統合済成果物格納手段16から先に取得した単体テスト環境に上書きし、それを開発者専用のテスト環境として返す(ステップA13)。
【0058】
単体テスト手段13は、現在操作中の開発者専用の単体テスト環境に基づき単体テストを行う(ステップA14)。
【0059】
ここで、テストエラーが発生した場合は、開発者は、ステップA1に戻り成果物を作成し直す(ステップA15)。
【0060】
エラーがない場合は、開発者は、遠隔操作手段2を通じて開発者成果物統合手段14に開発者別成果物を統合済に移すように指示する(ステップA16)。
【0061】
開発者成果物統合手段14は、まず開発者別成果物格納手段11から、現在操作中の開発者の成果物を取得する(ステップA17)。
【0062】
次に、開発者成果物統合手段14は、統合済成果物格納手段16に、成果物を格納する(ステップA18)。
【0063】
さらに、開発者成果物統合手段14は、開発者別成果物格納手段11から、統合済となった開発者の成果物を削除する(ステップA19)。
【0064】
統合後、統合作業者は、統合済成果物格納手段16からソースを取得し(ステップA20)、結合コンパイル手段21によりコンパイルする(ステップA21)。この時点では、エラーは発生しないはずである。
【0065】
次に、統合作業者は、統合済成果物格納手段16からテスト環境を取得し(ステップA22)、最後に、結合テスト手段22により、取得された結合テスト環境に基づき結合テストを行う(ステップA23)。
【0066】
このように、第1の実施の形態では、個人作業環境を無くして開発中の必要な差分を除きすべてセンター環境(システム環境)上で作業するため、プログラム開発を行っている個人作業環境では動作するが、プログラム統合時にエラーが発生したり、プログラム統合後に動作しなかったりという可能性を排除できる。
【0067】
また、コンパイル環境もテスト環境もすべてセンター環境(システム環境)に存在するため、開発者個人は開発に必要な差分の設定のみを行えばよいから、開発者個人のコンパイル環境やテスト環境を構築するための作業やリソース(ディスク容量,コンパイル・テスト用パッケージソフトウェアライセンス,CPU速度,CPU数,コンパイル時間)が少なくて済む。加えて、リソースについても、ファイルを開発者個人の環境にコピーする必要がないために少なくて済む。
【0068】
さらに、開発者が品質の悪いプログラムを納期怠慢その他の理由により故意に統合しようとしても、開発中の成果物は常にセンター環境(システム環境)に存在するために事前にチェックが可能であり、開発者個人が品質の悪いプログラムを統合する可能性を減少できる。
【0069】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0070】
図6を参照すると、本発明の第2の実施の形態に係るプログラム開発方式は、開発者別成果物格納手段11と、コンパイル手段12と、単体テスト手段13と、開発者成果物統合手段14と、差分組込手段15と、統合済成果物格納手段16と、開発者ログイン手段19とを含む開発センター装置10により構成されている。第2の実施の形態に係るプログラム開発方式では、図1に示した第1の実施の形態に係るプログラム開発方式に対して、成果物送付手段および遠隔操作手段を使用せず、開発者が開発センター装置10を直接操作するようになっている。また、開発者を区別するために開発者ログイン手段19が設けられている。
【0071】
これらの手段は、それぞれ概略つぎのように動作する。
【0072】
開発者ログイン手段19は、開発者を識別するために操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求する。認証が成功した場合は、現在の開発者名を記憶する。
【0073】
開発者別成果物格納手段11は、成果物を格納・取得する際、開発者ログイン手段19に現在使用中の開発者を問い合わせる点を除き、図1に示した第1の実施の形態に係るプログラム開発方式における開発者別成果物格納手段11と同じ動作をする。
【0074】
コンパイル手段12,単体テスト手段13,開発者成果物統合手段14,差分組込手段15,および統合済成果物格納手段16は、ログイン後、開発者が直接指示を与える点を除き、図1に示した第1の実施の形態に係るプログラム開発方式における各手段と同じ動作をする。
【0075】
なお、開発者別成果物格納手段11においては、作業中の成果物を開発者ごとに管理するが、一部もしくは全部の成果物が他の開発者から参照できるようにしてもよい。
【0076】
また、遠隔操作手段により、統合済成果物格納手段16,統合コンパイル手段,および結合テスト手段を操作対象として操作できるようにしてもよい。
【0077】
[第3の実施の形態]
図7を参照すると、本発明の第3の実施の形態に係るプログラム開発方式は、図1に示した第1の実施の形態に係るプログラム開発方式における開発センター装置10に対して、開発センタープログラム700を備える点だけが異なっている。なお、図7中の各手段等には、対応する符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
【0078】
開発センタープログラム700は、コンピュータでなる開発センター装置10に読み込まれ、当該開発センター装置10の動作を開発者別成果物格納手段11,コンパイル手段12,単体テスト手段13,開発者成果物統合手段14,差分組込手段15および統合済成果物格納手段16として制御する。開発センタープログラムプログラム700の制御による開発センター装置10の動作は、第1の実施の形態における開発センター装置10の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0079】
[第4の実施の形態]
図8を参照すると、本発明の第4の実施の形態に係るプログラム開発方式は、図6に示した第2の実施の形態に係るプログラム開発方式における開発センター装置10に対して、開発センタープログラム800を備える点だけが異なっている。なお、図8中の各手段等には、対応する符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
【0080】
開発センタープログラム800は、コンピュータでなる開発センター装置10に読み込まれ、当該開発センター装置10の動作を開発者別成果物格納手段11,コンパイル手段12,単体テスト手段13,開発者成果物統合手段14,差分組込手段15,統合済成果物格納手段16および開発者ログイン手段19として制御する。開発センタープログラム800の制御による開発センター装置10の動作は、第2の実施の形態における開発センター装置10の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0081】
【発明の効果】
第1の効果は、プログラム開発を行っている個人作業環境では動作するが、プログラム統合時にエラーが発生したり、プログラム統合後に動作しなかったりという可能性を排除できることにある。その理由は、個人作業環境を無くし、開発中の必要な差分を除きすべてセンター環境上で作業するためである。
【0082】
第2の効果は、開発者個人のコンパイル環境やテスト環境を構築するための作業やリソース(ディスク容量,コンパイル・テスト用パッケージソフトウェアライセンス,CPU速度,CPU数,コンパイル時間など)が少なくて済むことにある。その理由は、コンパイル環境もテスト環境もすべてセンター環境に存在するため、開発者個人は開発に必要な差分の設定のみを行えばよいからである。また、リソースについても、ファイルを開発者個人の環境にコピーする必要がないために少なくて済む。
【0083】
第3の効果は、開発者個人が品質の悪いプログラムを統合する可能性を減少できることにある。その理由は、開発者が品質の悪いプログラムを納期怠慢その他の理由により故意に統合しようとしても、開発中の成果物は常にセンター環境に存在するために事前にチェックが可能であるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプログラム開発方式の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るプログラム開発方式の動作を説明するフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態に係るプログラム開発方式の概要を説明する図である。
【図4】図1中の差分組込手段によるコンパイル環境の構成方法を説明する図である。
【図5】図1中の差分組込手段によるテスト環境の構成方法を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るプログラム開発方式の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るプログラム開発方式の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るプログラム開発方式の構成を示すブロック図である。
【図9】従来のプログラム開発方式の構成を示すブロック図である。
【図10】従来のプログラム開発方式の概要を説明する図である。
【符号の説明】
1 成果物送付手段
2 遠隔操作手段
10 開発センター装置
11 開発者別成果物格納手段
12 コンパイル手段
13 単体テスト手段
14 開発者成果物統合手段
15 差分組込手段
16 統合済成果物格納手段
19 開発者ログイン手段
21 統合コンパイル手段
22 結合テスト手段
121 統合済成果物取得手段
122 開発者別成果物取得手段
700,800 開発センタープログラム
A1 成果物作成ステップ
A2 成果物送付ステップ
A3 成果物格納ステップ
A4 コンパイル指示ステップ
A5 統合済成果物格納手段からのソース取得ステップ
A6 開発者別成果物格納手段からのソース取得ステップ
A7 ソース上書きステップ
A8 コンパイルステップ
A9 エラー判定ステップ
A10 単体テスト指示ステップ
A11 統合済成果物格納手段からのテスト環境取得ステップ
A12 開発者別成果物格納手段からのテスト環境取得ステップ
A13 テスト環境上書きステップ
A14 単体テストステップ
A15 エラー判定ステップ
A16 成果物統合指示ステップ
A17 開発者別成果物格納手段からの成果物取得ステップ
A18 統合済成果物格納手段への成果物格納ステップ
A19 開発者別成果物格納手段からの成果物削除ステップ
A20 統合済成果物格納手段からの成果物取得ステップ
A21 成果物コンパイルステップ
A22 オブジェクト格納ステップ
A23 統合済成果物格納手段からの成果物取得ステップ
A24 結合テストステップ
B1 構成要素選択ステップ
B2 開発者別成果物有無判定ステップ
B3 統合済成果物取得ステップ
B4 開発者別成果物取得ステップ
Claims (10)
- 開発者の指示に基づき開発者別成果物を開発センター装置に送付する成果物送付手段と、
開発者の指示に基づき開発センター装置に指示を伝達する遠隔操作手段と、
前記成果物送付手段から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、
統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、
前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、
前記遠隔操作手段を通じた開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、
前記遠隔操作手段を通じた開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、
前記遠隔操作手段を通じた開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段と、
前記統合済成果物格納手段から統合済のソースを取り出してコンパイルする統合コンパイル手段と、
前記統合済成果物格納手段から統合済のオブジェクトを取り出して結合テストする結合テスト手段と
を有することを特徴とするプログラム開発方式。 - 操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求し、認証が成功した場合は現在の開発者名を記憶する開発者ログイン手段と、
開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、
統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、
前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、
開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、
開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、
開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段と
を有することを特徴とするプログラム開発方式。 - 前記差分組込手段が、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取得する統合済成果物取得手段と、前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取得する開発者別成果取得手段と、前記統合済の成果物に前記開発者の成果物を上書きして開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する開発者構成取得手段とを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載のプログラム開発方式。
- 開発者から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、
統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、
前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、
開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、
開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、
開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段と
を有することを特徴とする開発センター装置。 - 操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求し、認証が成功した場合は現在の開発者名を記憶する開発者ログイン手段と、
開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段と、
統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段と、
前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段と、
開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段と、
開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段と、
開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段と
を有することを特徴とする開発センター装置。 - 前記差分組込手段が、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取得する統合済成果物取得手段と、前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取得する開発者別成果取得手段と、前記統合済の成果物に前記開発者の成果物を上書きして開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する開発者構成取得手段とを含むことを特徴とする請求項4または請求項5記載の開発センター装置。
- コンピュータを、開発者から受け取った開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段,統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段,前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段,および開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、操作開始前に開発者に開発者名および認証情報を要求し、認証が成功した場合は現在の開発者名を記憶する開発者ログイン手段,開発者別成果物を開発者ごとに格納する開発者別成果物格納手段,統合済の成果物を格納する統合済成果物格納手段,前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取り出した後に前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取り出して上書きし、開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する差分組込手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者のコンパイル環境を取得するように指示し、取得後にコンパイルし、コンパイル結果として得られたオブジェクトを前記開発者別成果物格納手段に格納するコンパイル手段,開発者の指示に基づき前記差分組込手段に現在操作中の開発者の単体テスト環境を取得するように指示し、環境構築後に単体テストを行う単体テスト手段,および開発者の指示に基づき前記単体テスト手段による単体テストが終了して統合可能である開発者別成果物を前記開発者別成果物格納手段から取り出して前記統合済成果物格納手段に格納し、格納が成功した場合は前記開発者別成果物格納手段から当該成果物を削除する開発者成果物統合手段として機能させるためのプログラム。
- 前記差分組込手段が、前記統合済成果物格納手段から統合済の成果物を取得する統合済成果物取得手段と、前記開発者別成果物格納手段から現在操作中の開発者の成果物を取得する開発者別成果取得手段と、前記統合済の成果物に前記開発者の成果物を上書きして開発者別のコンパイル環境および単体テスト環境を構築する開発者構成取得手段とを含むことを特徴とする請求項7または請求項8記載のプログラム。
- 開発者により開発された成果物を開発者別成果物格納手段が格納するステップと、
開発者によりコンパイルが指示されたときにコンパイル手段が統合済成果物格納手段からソースを取得するステップと、
コンパイル手段が開発者別成果物格納手段からソースを取得するステップと、
コンパイル手段が統合済成果物格納手段からのソースに開発者別成果物格納手段からのソースを上書きするステップと、
コンパイル手段が上書きされたソースをコンパイルするステップと、
コンパイル手段がコンパイルエラーを判定するステップと、
コンパイルエラーがなかった場合、開発者より単体テストが指示されたときに単体テスト手段が統合済成果物格納手段からテスト環境を取得するステップと、
単体テスト手段が開発者別成果物格納手段からテスト環境を取得するステップと、
単体テスト手段が統合済成果物格納手段からのテスト環境に開発者別成果物格納手段からのテスト環境を上書きするステップと、
単体テスト手段が上書きされたテスト環境で単体テストを行うステップと、
単体テスト手段が単体テストエラーを判定するステップと、
単体テストエラーがなかった場合、開発者より成果物統合が指示されたときに開発者成果物統合手段が開発者別成果物格納手段から成果物を取得するステップと、
開発者成果物統合手段が成果物を統合済成果物格納手段に格納するステップと、開発者成果物統合手段が開発者別成果物格納手段から成果物を削除するステップと、
開発者成果物統合手段が統合済成果物格納手段から成果物を取得するステップと、
開発者成果物統合手段が成果物をコンパイルするステップと、
開発者成果物統合手段がコンパイル結果のオブジェクトを統合済成果物格納手段に格納するステップと、
統合コンパイル手段が統合済成果物格納手段から成果物を取得するステップと、統合テスト手段が成果物を結合テストするステップと
を含むことを特徴とするプログラム開発方法。
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