JP2004118350A - 施設入場者管理システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】施設へ入場する特定の入場者の組み合わせのうち一部の者が退場しようとすることを検知できる施設入場者管理システム及び方法を提供する。
【解決手段】
施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置100からの特定信号を受信する受信手段21と、予め所定の入場者の組み合わせを記録する記録手段(入場者DB)8と、施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、退場者が記録手段に記録された組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う制御手段6とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】
施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置100からの特定信号を受信する受信手段21と、予め所定の入場者の組み合わせを記録する記録手段(入場者DB)8と、施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、退場者が記録手段に記録された組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う制御手段6とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊園地等の施設入場者の管理をするための施設入場者管理システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊園地等の施設入場者管理システムとしては、入園者に固有情報を送信するIDタグを携帯させ、この情報を受信することによって閉園時刻を過ぎて遊園地内に残っている者を発見し、迷子や不審者の探索を容易にする技術が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−301984号公報(図19、段落0017)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したシステムの場合、園内に残っている迷子等の探索は可能であるが、例えば第三者によって既に園外に連れ去られた入場者の探索をすることはできない。又、特定の施設(例えば実験施設)を集団で見学する場合、安全上等から集団が同一行動することが求められるところ、一部の者が施設外に勝手に出ることを検知できない不都合がある。
【0005】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、施設へ入場する特定の入場者の組み合わせのうち一部の者が退場しようとすることを検知できる施設入場者管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の施設入場者管理システムは、施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置からの特定信号を受信する受信手段と、予め所定の入場者の組み合わせを記録する記録手段と、前記施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、前記退場者が前記記録された入場者の組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
このようにすると、予め記録手段に記録されていない組み合わせにかかる退場希望者が退場しようとすることを検知できるので、上記組み合わせのうち一部の者が勝手に退場することや、他の入場者に連れ去られる誘拐行為等を防止することができる。
【0007】
請求項2記載の本発明は、前記入場者の組み合わせのうち、所定の入場者に割当てられた認証情報が入力されると、該組み合わせを構成する他の入場者の前記施設内での位置を表示する表示装置をさらに備えたことを特徴とする。
このようにすると、認証情報を割当てられた入場者は、他の入場者がはぐれた場合にその者の位置を知ることができ、その者を同行させることができる。又、認証番号を入力しないと他の入場者の位置を知ることができないので、その組の他の者が勝手に他の入場者の位置を知る不都合もない。
【0008】
請求項3記載の本発明は、前記表示装置が前記施設内に複数設置されていることを特徴とする。
このようにすると、認証情報を割当てられた入場者は、自分の最寄の場所で他の入場者の位置を表示装置に表示でき、利便性が高まる。
【0009】
請求項4記載の本発明は、前記判定に基づいて、前記施設から退場しようとする者の退場を防止するチェックゲートをさらに備えたことを特徴とする。
このようにすると、予め記録手段に記録されていない組み合わせにかかる退場希望者の退場をより有効に防止できる。
【0010】
本発明の施設入場者管理方法は、施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置からの特定信号を受信する過程と、予め所定の入場者の組み合わせを記録する過程と、前記施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、前記退場者が前記記録された入場者の組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う過程とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、各図を参照して説明する。図1は、本発明の施設入場者管理システム50の一実施形態を示す構成図である。この施設入場者管理システム50は、例えばサーバ装置から構成される中央管理装置30と、受信機(受信手段)21及びモニタ(表示装置)22からなる複数のセンシング装置20と、警報器14と、施設出口に設置されるチェックゲート12とを備えている。センシング装置20は通信回線を介して中央管理装置30に接続されている。そして、受信機21は、入場者に取り付けられたリストバンド状の発信装置100からの信号を受信して中央管理装置30に送信し、モニタ22は、中央管理装置30から送信される情報を表示する。又、警報器14は中央管理装置30からの通知信号により所定の警報を発し、チェックゲート12は中央管理装置30からの通知信号により開閉する。
【0012】
中央管理装置30は、センシング装置20、警報器14、チェックゲート12との間でそれぞれ入出力を制御する入出力制御手段4と、CPU等からなる制御手段6と、後述する入場者の組み合わせ等の情報を記録する入場者データベース(記録手段)8とを備える。制御手段6は本発明にかかる動作プログラムを格納するメモリを適宜備えている。
【0013】
次に、入場者DB8に入場者のデータを記録する手順について、図2を参照して説明する。まず、施設の入場希望者は、受付等で入場者情報(入場者の名前等)、組になって行動する入場者名(組み合わせ情報)を申請する。受付では、入場者毎にリストバンドを渡すとともに、上記申請内容(入場者情報、組み合わせ情報)と入場者毎のリストバンドの番号とを受付端末に入力し、中央管理装置に送信する(ステップS2)。中央管理装置(の制御手段6)は、ステップS2で受信したデータを1つの組とし、この組に対する暗証番号を発行し、受付端末へ送信する(ステップS4)。受付端末は受信した暗証番号をプリントアウトし、この入場者の組の責任者へ渡す。一方、制御部6は、ステップS2で受信したデータと、ステップS4で発行した暗証番号とを対応付けて入場者DB8に記録する(ステップS6)。
【0014】
図3は、入場者DB8に記録されるデータ(ファイル)の構成を示す。この図において、各入場者毎にレコードR1〜R5が割当てられ、又、各レコードは、それぞれ「組」、「入場者名」、「リストバンド番号」、「暗証番号」を示すフィールドF1〜F5から構成される。ここでは、親子である入場者AとBが1組として行動するよう申請されているので、A,Bが同一組αとしてF1に記録されている。又、A、Bに対応してリストバンドの番号がF3に記録され、親A(組αの責任者)に割当てられた暗証番号がF4に記録されている。なお、この実施形態では,同一組βにかかる他の入場者C、D、EがそれぞれR3〜R5として記録され、その責任者Cの暗証番号がF4に記録されている。
【0015】
次に、図4〜図6を参照して、入場者の管理方法について説明する。図4は、組αの入場者A,Bが施設(遊園地)へ入場した場合の動き、及び本システムとのデータのやりとり等を示す模式図である。A、Bは上記図3のデータに記録された親子であるとする。この施設には別の組βも入場している。
【0016】
(1)入場者の位置探索
BがAと同行していない場合、責任者Aが最寄のセンシング装置20Aに暗証番号を入力すると、施設内でのBの位置が同じセンシング装置20Aのモニタに表示されるようになっている。これにより、AはBを探索してBを同行させることが可能となる。
【0017】
この場合の施設入場者管理システムでの処理フローを図5に示す。まず、施設内に複数設置されたセンシング装置20(受信機21)は、各入場者A,Bに取り付けられたリストバンドから発信される信号を受信する(ステップS10)。各リストバンドはそれぞれ特定の信号を発信するようになっていて、リストバンド番号と特定信号とが対応付けられている。従って、制御部6は、ステップS10の特定信号を受信機21から受け取ると、その特定信号に対応するリストバンド番号を割り出し、前記図3に示したファイルに基づいて入場者を特定する(ステップS12)。
【0018】
次に、制御部6は、特定した入場者の位置を特定する(ステップS14)。この処理は以下のように行われる。例えば前記図4において、Bのリストバンドの発信信号は複数のセンシング装置20A、20B、20Cの各受信機に受信される。ここで、リストバンドからの信号送信時間は同一であるが、各受信機の受信時間には差が生じ、又、各受信機の位置は既知であるから、上記時間の差と受信機位置とからBの発信位置を算出できる。なお、例えばリストバンドにGPS受信機を搭載し、このGPS情報を特定信号に付加して発信するようにすれば、上記算出をしなくとも直接Bの位置を特定できる。
【0019】
さて、このように各入場者の位置が把握されるようになっているが、ここで、責任者Aが最寄のセンシング装置20Aに暗証番号を入力すると(ステップS16で「Yes」)、暗証番号は制御部6に送信される。制御手段6は、前記図3のファイルのF4を参照して該当する暗証番号が記録されているレコードR1を検索し、次にレコードR1の組をF1から参照し、この組αに属する入場者の組み合わせ(A、B)を取得する。そして、ステップS14で特定した位置に基づき、各入場者A,Bの位置をモニタ上に表示させる(ステップS18)。なお、表示を行うモニタは、ステップS16で入場者Aが入力を行ったセンシング装置20Aのモニタである。このようにして、Aは自分が操作したセンシング装置20上で直ちにBの位置を知ることができる。又、暗証番号を入力しないと他の入場者の位置を知ることができないので、その組の責任者以外の者が勝手に他の入場者の位置を知る不都合もない。
【0020】
なお、ステップS16で「No」の場合、及びステップS18が終了した場合、S10の処理へ戻る。
【0021】
(2)退場許否の判断
入場者A、Bは、出口から同行して退場するよう申請されている。従って、BがAでない入場者Xと退場しようとした場合、出口ではその旨を検知して警備員に警報を発したり、退場ゲートを閉じて退場を禁止する。これにより、BがA以外の者と退場することを防止できる。
【0022】
この場合の施設入場者管理システムでの処理フローを図6に示す。ここで2台のセンシング装置20D、20Eが、退場者を検知するものとして割当てられているものとする。この2つのセンシング装置20D、20E(の受信機)は、前記図5のステップS10と同様にして退場希望者X,Bの特定信号を受信する(ステップS20)。この信号は制御部6へ送信され、制御部6は前記ステップS12と同様にして入場者X、Bを特定し、次に、この入場者が同一組として図3のファイルに記録されているか否かを判定する(ステップS22)。
【0023】
ステップS22で「Yes」であれば、制御部6はチェックゲート12へゲート開の制御信号を送信する(ステップS26)。これにより、退場しようとする者は支障なく退場が可能となる。一方、ステップS22で「No」であれば、制御部6はチェックゲート12へゲート閉の制御信号を送信するとともに、警報器14へ鳴動信号を送信する(ステップS24)。これにより、予め記録されていない組み合わせにかかる退場希望者の退場が禁止され、警報器によって警告を受けるので、誘拐等を防止できる。
【0024】
本発明は上記した実施形態に限定されない。例えば、前記図5のステップS18では、暗証番号に対応する組のすべての入場者の位置をモニタ上に表示させたが、これに限らず、その組の責任者以外の者のみを表示させたり、その組に属する特定の者のみを表示させてもよい。
【0025】
本発明の施設入場者管理システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、コンピューターによって動作するソフトウェアプログラムによって実現可能である。このソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体や通信回線を介して配布可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の施設入場者管理システム及び施設入場者管理方法によれば、予め記録手段に記録されていない組み合わせにかかる退場希望者が退場しようとすることを検知できるので、上記組み合わせのうち一部の者が勝手に退場することや、他の入場者に連れ去られる誘拐行為等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施設入場者管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】入場者DB8に入場者のデータを記録する手順を示す図である。
【図3】入場者DB8に記録されるデータ(ファイル)の構成を示す図である。
【図4】入場者の施設内での動き、及び本システムとのデータのやりとり等を示す模式図である。
【図5】入場者の位置探索を行うための処理フローを示す図である。
【図6】退場希望者の退場許否の判断を行うための処理フローを示す図である。
【符号の説明】
6 制御手段
8 入場者データベース(記録手段)
12 チェックゲート
14 警報器
20、20A〜20E センシング装置
21 受信機(受信手段)
22 モニタ(表示装置)
50 施設入場者管理システム
100 リストバンド(発信装置)
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊園地等の施設入場者の管理をするための施設入場者管理システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊園地等の施設入場者管理システムとしては、入園者に固有情報を送信するIDタグを携帯させ、この情報を受信することによって閉園時刻を過ぎて遊園地内に残っている者を発見し、迷子や不審者の探索を容易にする技術が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−301984号公報(図19、段落0017)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したシステムの場合、園内に残っている迷子等の探索は可能であるが、例えば第三者によって既に園外に連れ去られた入場者の探索をすることはできない。又、特定の施設(例えば実験施設)を集団で見学する場合、安全上等から集団が同一行動することが求められるところ、一部の者が施設外に勝手に出ることを検知できない不都合がある。
【0005】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、施設へ入場する特定の入場者の組み合わせのうち一部の者が退場しようとすることを検知できる施設入場者管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の施設入場者管理システムは、施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置からの特定信号を受信する受信手段と、予め所定の入場者の組み合わせを記録する記録手段と、前記施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、前記退場者が前記記録された入場者の組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
このようにすると、予め記録手段に記録されていない組み合わせにかかる退場希望者が退場しようとすることを検知できるので、上記組み合わせのうち一部の者が勝手に退場することや、他の入場者に連れ去られる誘拐行為等を防止することができる。
【0007】
請求項2記載の本発明は、前記入場者の組み合わせのうち、所定の入場者に割当てられた認証情報が入力されると、該組み合わせを構成する他の入場者の前記施設内での位置を表示する表示装置をさらに備えたことを特徴とする。
このようにすると、認証情報を割当てられた入場者は、他の入場者がはぐれた場合にその者の位置を知ることができ、その者を同行させることができる。又、認証番号を入力しないと他の入場者の位置を知ることができないので、その組の他の者が勝手に他の入場者の位置を知る不都合もない。
【0008】
請求項3記載の本発明は、前記表示装置が前記施設内に複数設置されていることを特徴とする。
このようにすると、認証情報を割当てられた入場者は、自分の最寄の場所で他の入場者の位置を表示装置に表示でき、利便性が高まる。
【0009】
請求項4記載の本発明は、前記判定に基づいて、前記施設から退場しようとする者の退場を防止するチェックゲートをさらに備えたことを特徴とする。
このようにすると、予め記録手段に記録されていない組み合わせにかかる退場希望者の退場をより有効に防止できる。
【0010】
本発明の施設入場者管理方法は、施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置からの特定信号を受信する過程と、予め所定の入場者の組み合わせを記録する過程と、前記施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、前記退場者が前記記録された入場者の組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う過程とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、各図を参照して説明する。図1は、本発明の施設入場者管理システム50の一実施形態を示す構成図である。この施設入場者管理システム50は、例えばサーバ装置から構成される中央管理装置30と、受信機(受信手段)21及びモニタ(表示装置)22からなる複数のセンシング装置20と、警報器14と、施設出口に設置されるチェックゲート12とを備えている。センシング装置20は通信回線を介して中央管理装置30に接続されている。そして、受信機21は、入場者に取り付けられたリストバンド状の発信装置100からの信号を受信して中央管理装置30に送信し、モニタ22は、中央管理装置30から送信される情報を表示する。又、警報器14は中央管理装置30からの通知信号により所定の警報を発し、チェックゲート12は中央管理装置30からの通知信号により開閉する。
【0012】
中央管理装置30は、センシング装置20、警報器14、チェックゲート12との間でそれぞれ入出力を制御する入出力制御手段4と、CPU等からなる制御手段6と、後述する入場者の組み合わせ等の情報を記録する入場者データベース(記録手段)8とを備える。制御手段6は本発明にかかる動作プログラムを格納するメモリを適宜備えている。
【0013】
次に、入場者DB8に入場者のデータを記録する手順について、図2を参照して説明する。まず、施設の入場希望者は、受付等で入場者情報(入場者の名前等)、組になって行動する入場者名(組み合わせ情報)を申請する。受付では、入場者毎にリストバンドを渡すとともに、上記申請内容(入場者情報、組み合わせ情報)と入場者毎のリストバンドの番号とを受付端末に入力し、中央管理装置に送信する(ステップS2)。中央管理装置(の制御手段6)は、ステップS2で受信したデータを1つの組とし、この組に対する暗証番号を発行し、受付端末へ送信する(ステップS4)。受付端末は受信した暗証番号をプリントアウトし、この入場者の組の責任者へ渡す。一方、制御部6は、ステップS2で受信したデータと、ステップS4で発行した暗証番号とを対応付けて入場者DB8に記録する(ステップS6)。
【0014】
図3は、入場者DB8に記録されるデータ(ファイル)の構成を示す。この図において、各入場者毎にレコードR1〜R5が割当てられ、又、各レコードは、それぞれ「組」、「入場者名」、「リストバンド番号」、「暗証番号」を示すフィールドF1〜F5から構成される。ここでは、親子である入場者AとBが1組として行動するよう申請されているので、A,Bが同一組αとしてF1に記録されている。又、A、Bに対応してリストバンドの番号がF3に記録され、親A(組αの責任者)に割当てられた暗証番号がF4に記録されている。なお、この実施形態では,同一組βにかかる他の入場者C、D、EがそれぞれR3〜R5として記録され、その責任者Cの暗証番号がF4に記録されている。
【0015】
次に、図4〜図6を参照して、入場者の管理方法について説明する。図4は、組αの入場者A,Bが施設(遊園地)へ入場した場合の動き、及び本システムとのデータのやりとり等を示す模式図である。A、Bは上記図3のデータに記録された親子であるとする。この施設には別の組βも入場している。
【0016】
(1)入場者の位置探索
BがAと同行していない場合、責任者Aが最寄のセンシング装置20Aに暗証番号を入力すると、施設内でのBの位置が同じセンシング装置20Aのモニタに表示されるようになっている。これにより、AはBを探索してBを同行させることが可能となる。
【0017】
この場合の施設入場者管理システムでの処理フローを図5に示す。まず、施設内に複数設置されたセンシング装置20(受信機21)は、各入場者A,Bに取り付けられたリストバンドから発信される信号を受信する(ステップS10)。各リストバンドはそれぞれ特定の信号を発信するようになっていて、リストバンド番号と特定信号とが対応付けられている。従って、制御部6は、ステップS10の特定信号を受信機21から受け取ると、その特定信号に対応するリストバンド番号を割り出し、前記図3に示したファイルに基づいて入場者を特定する(ステップS12)。
【0018】
次に、制御部6は、特定した入場者の位置を特定する(ステップS14)。この処理は以下のように行われる。例えば前記図4において、Bのリストバンドの発信信号は複数のセンシング装置20A、20B、20Cの各受信機に受信される。ここで、リストバンドからの信号送信時間は同一であるが、各受信機の受信時間には差が生じ、又、各受信機の位置は既知であるから、上記時間の差と受信機位置とからBの発信位置を算出できる。なお、例えばリストバンドにGPS受信機を搭載し、このGPS情報を特定信号に付加して発信するようにすれば、上記算出をしなくとも直接Bの位置を特定できる。
【0019】
さて、このように各入場者の位置が把握されるようになっているが、ここで、責任者Aが最寄のセンシング装置20Aに暗証番号を入力すると(ステップS16で「Yes」)、暗証番号は制御部6に送信される。制御手段6は、前記図3のファイルのF4を参照して該当する暗証番号が記録されているレコードR1を検索し、次にレコードR1の組をF1から参照し、この組αに属する入場者の組み合わせ(A、B)を取得する。そして、ステップS14で特定した位置に基づき、各入場者A,Bの位置をモニタ上に表示させる(ステップS18)。なお、表示を行うモニタは、ステップS16で入場者Aが入力を行ったセンシング装置20Aのモニタである。このようにして、Aは自分が操作したセンシング装置20上で直ちにBの位置を知ることができる。又、暗証番号を入力しないと他の入場者の位置を知ることができないので、その組の責任者以外の者が勝手に他の入場者の位置を知る不都合もない。
【0020】
なお、ステップS16で「No」の場合、及びステップS18が終了した場合、S10の処理へ戻る。
【0021】
(2)退場許否の判断
入場者A、Bは、出口から同行して退場するよう申請されている。従って、BがAでない入場者Xと退場しようとした場合、出口ではその旨を検知して警備員に警報を発したり、退場ゲートを閉じて退場を禁止する。これにより、BがA以外の者と退場することを防止できる。
【0022】
この場合の施設入場者管理システムでの処理フローを図6に示す。ここで2台のセンシング装置20D、20Eが、退場者を検知するものとして割当てられているものとする。この2つのセンシング装置20D、20E(の受信機)は、前記図5のステップS10と同様にして退場希望者X,Bの特定信号を受信する(ステップS20)。この信号は制御部6へ送信され、制御部6は前記ステップS12と同様にして入場者X、Bを特定し、次に、この入場者が同一組として図3のファイルに記録されているか否かを判定する(ステップS22)。
【0023】
ステップS22で「Yes」であれば、制御部6はチェックゲート12へゲート開の制御信号を送信する(ステップS26)。これにより、退場しようとする者は支障なく退場が可能となる。一方、ステップS22で「No」であれば、制御部6はチェックゲート12へゲート閉の制御信号を送信するとともに、警報器14へ鳴動信号を送信する(ステップS24)。これにより、予め記録されていない組み合わせにかかる退場希望者の退場が禁止され、警報器によって警告を受けるので、誘拐等を防止できる。
【0024】
本発明は上記した実施形態に限定されない。例えば、前記図5のステップS18では、暗証番号に対応する組のすべての入場者の位置をモニタ上に表示させたが、これに限らず、その組の責任者以外の者のみを表示させたり、その組に属する特定の者のみを表示させてもよい。
【0025】
本発明の施設入場者管理システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、コンピューターによって動作するソフトウェアプログラムによって実現可能である。このソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体や通信回線を介して配布可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の施設入場者管理システム及び施設入場者管理方法によれば、予め記録手段に記録されていない組み合わせにかかる退場希望者が退場しようとすることを検知できるので、上記組み合わせのうち一部の者が勝手に退場することや、他の入場者に連れ去られる誘拐行為等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施設入場者管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】入場者DB8に入場者のデータを記録する手順を示す図である。
【図3】入場者DB8に記録されるデータ(ファイル)の構成を示す図である。
【図4】入場者の施設内での動き、及び本システムとのデータのやりとり等を示す模式図である。
【図5】入場者の位置探索を行うための処理フローを示す図である。
【図6】退場希望者の退場許否の判断を行うための処理フローを示す図である。
【符号の説明】
6 制御手段
8 入場者データベース(記録手段)
12 チェックゲート
14 警報器
20、20A〜20E センシング装置
21 受信機(受信手段)
22 モニタ(表示装置)
50 施設入場者管理システム
100 リストバンド(発信装置)
Claims (5)
- 施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置からの特定信号を受信する受信手段と、
予め所定の入場者の組み合わせを記録する記録手段と、
前記施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、前記退場者が前記記録された入場者の組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う制御手段と
を備えたことを特徴とする施設入場者管理システム。 - 前記入場者の組み合わせのうち、所定の入場者に割当てられた認証情報が入力されると、該組み合わせを構成する他の入場者の前記施設内での位置を表示する表示装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の施設入場者管理システム。
- 前記表示装置が前記施設内に複数設置されていることを特徴とする請求項2に記載の施設入場者管理システム。
- 前記判定に基づいて、前記施設から退場しようとする者の退場を防止するチェックゲートをさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の施設入場者管理システム。
- 施設への入場者にそれぞれ取り付けられた発信装置からの特定信号を受信する過程と、
予め所定の入場者の組み合わせを記録する過程と、
前記施設から退場しようとする者の特定信号に基づき、前記退場者が前記記録された入場者の組み合わせと一致するか否かを判定し、一致しない場合に所定の通知を行う過程と
を有することを特徴とする施設入場者管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277952A JP2004118350A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 施設入場者管理システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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2002
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JP4500585B2 (ja) * | 2004-05-20 | 2010-07-14 | 株式会社日立製作所 | 認証システム及び認証サーバ |
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