JP2004117528A

JP2004117528A - Operator guide structure of musical instrument

Info

Publication number: JP2004117528A
Application number: JP2002277521A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Yoshinaga; 吉永　憲市
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 2002-09-24
Filing date: 2002-09-24
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2022-09-24
Also published as: JP3702874B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an operator guide structure of a musical instrument such that the position of an operator can be adjusted by fitting an adjustment member to a guide piece provided to a base part. <P>SOLUTION: A key guide structure of a keyboard device comprises a plurality of keys 20 and 30 which are supported on a keyboard frame 10 in a keying-directionally swingable state and has recessed parts 23 on free-end sides and a key guide part 50 which is provided to the keyboard frame 10 and come into slide contact with inner circumferential surfaces of the recessed parts 23 of the keys 20 and 30 swinging in the keying direction to guide the keys 20 and 30 in the keying direction. Then the key guide part 50 comprises a guide piece 51 which is provided to the keyboard frame 10 and has a gap with a recessed part 23, a cap 52a which is fitted to the circumference of the guide piece 51 and can adjust the gap between the circumferential surface of the guide piece 51 and the inner circumferential surface of the recessed part 23, etc. Further, the formation position of an engagement hole 53a, etc., of the cap 52a, etc., is each changed by a specified distance. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基部に対して進退する操作子を備えた楽器における操作子の位置を調節するための操作子ガイド部を備えた楽器の操作子ガイド構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、例えば、白鍵と黒鍵とを備えた鍵盤装置の白鍵には、左右の側面が対称な鍵、左側面に黒鍵を配置するための凹部が形成された左右非対称な鍵、右側面に黒鍵を配置するための凹部が形成された左右非対称な鍵がある。そして、これらの白鍵を、樹脂材料を用いた射出成形によって成形すると、成形品が冷却されて固化する間に、各部分の収縮率の差からそれぞれ異なる方向に歪みが生じ、複数の白鍵を並べると各白鍵間の間隔が不揃いになることがある。
【０００３】
このため、鍵盤フレームの鍵並び方向に複数の鍵を配置した鍵盤装置においては、各鍵の間隔を一定にするとともに、鍵を押鍵方向にガイドする目的で、鍵の下面に凹部からなる被ガイド部を設け、鍵盤フレームに鍵の被ガイド部と摺接する鍵ガイド部を設けている（例えば、特許文献１参照）。この装置では、複数の鍵を揺動自在に支持する鍵盤フレームにおける各鍵の被ガイド部に対応する部分に、鍵ガイド片を設け、その外周部に、低摩擦で弾性を有する樹脂からなる被着部材をアウトサート成形して鍵ガイド部を形成している。
【０００４】
そして、被着部材は、鍵ガイド片に被着される基幹部と、基幹部から枝分かれした腕部を備えており、腕部の自由端には、突部が設けられている。この突部は、鍵の被ガイド部の内壁面に対向しており、鍵が横振れしてその被ガイド部の内壁面が突部に当接したときに、腕部が撓んでその衝撃を吸収するようになっている。
【０００５】
【特許文献１】
特開平５−３２３９５２号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の鍵盤装置の鍵ガイド構造では、鍵盤フレームに設けられた鍵ガイド片自体が正確な位置に設けられていなければ、鍵盤フレームに取り付けられる各鍵も隣り合った鍵との間隔が不揃いになってしまう。このため、見栄えが悪くなったり、演奏の際に、隣り合った鍵どうしが接触や干渉したりして、外観や演奏に悪影響を及ぼすという問題が生じていた。
【０００７】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、基部に設けられたガイド片に調整部材を取り付けることにより、操作子の位置を調節可能にした楽器の操作子ガイド構造を提供することである。
【０００８】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる楽器の操作子ガイド構造の構成上の特徴は、基部に対して進退可能な状態で設けられ、被ガイド部を有する操作子と、基部に設けられ、基部に対して進退する操作子における被ガイド部と摺接することにより操作子を進退方向にガイドする操作子ガイド部とを備えた楽器の操作子ガイド構造において、操作子ガイド部を、基部に設けられ操作子の被ガイド部との間に隙間を有するガイド片と、ガイド片と被ガイド部との隙間に位置するようにガイド片または被ガイド部に取り付けられ、その取り付け状態によって、ガイド片と被ガイド部との間の間隔を調節できる調整部材とで構成し、調整部材の調整により、ガイド片に対する操作子の進退方向に直交する方向の位置を調整可能にしたことにある。
【０００９】
前記のように構成した本発明の楽器の操作子ガイド構造では、操作子に設けられた被ガイド部と摺接することにより操作子を基部に対する進退方向にガイドする操作子ガイド部を、被ガイド部との間に隙間を有するガイド片と、ガイド片と被ガイド部の間に取り付けられた調整部材とで構成している。そして、調整部材の取り付け状態を調整することによって、ガイド片と被ガイド部との間隔を調節可能にしている。したがって、ガイド片の取り付け位置が正確でなくとも、調整部材の取り付け状態を調整することによって、操作子の進退方向に直交する方向の位置を調整することができる。
【００１０】
この結果、見栄えがよくなるとともに、演奏の際に、操作子が隣接する部材等と接触したり干渉したりすることを防止できる。この場合の隣接する部材は、操作子が複数個並設されているときには隣の操作子であり、操作子が１個だけであれば、操作子を囲む周壁等の部材である。また、調整部材としては、ガイド片との係合位置が異なる複数のもので構成してもよいし、ガイド片に対して異なる姿勢で係合することにより、ガイド片と被ガイド部との間の間隔を調節できるもので構成してもよい。
【００１１】
本発明にかかる楽器の操作子ガイド構造の他の構成上の特徴は、調整部材をガイド片に係合可能な係合穴を有する複数種類の被覆体で構成し、各被覆体をガイド片に取り付けた際の各被覆体における所定側面の位置が、ガイド片の所定側面から所定距離づつ変化するようにしたことにある。
【００１２】
この場合の調整部材は、ガイド片に係合する係合穴を被覆体の中央部に設けたものや、中央部からやや離れた部分に設けたものや、中央部からさらに離れた部分に設けたもの等、複数種類のもので構成し、各操作子に合った調整部材をその都度使用する。また、被覆体としては、ガイド片の周面部および上端部を覆うキャップ状のものや、ガイド片の周面部を覆うリング状のもの等が使用できる。
【００１３】
本発明にかかる楽器の操作子ガイド構造のさらに他の構成上の特徴は、調整部材を、ガイド片に対して異なる姿勢で係合可能な被覆体で構成し、被覆体を異なる姿勢でガイド片に係合させることにより、ガイド片と被ガイド部との間の間隔を調節して、ガイド片に対する操作子の進退方向に直交する方向の位置を調整可能にしたことにある。
【００１４】
これによると、ガイド片に対する調整部材の係合姿勢をかえることにより、操作子の位置を調整できるため、調整部材が１種類ですむ。この場合の調整部材としては、ガイド片に対して操作子の進退方向に直交する方向に移動させて係合可能な横移動可能部材や、ガイド片を中心として回転方向に移動させて係合可能な回転偏心部材を用いることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図１は、本発明にかかる楽器の操作子ガイド構造としての鍵ガイド構造を備えた鍵盤装置の一部を示している。この鍵盤装置は、合成樹脂により一体成形した本発明の基部としての鍵盤フレーム１０と、鍵盤フレーム１０上に横方向に並設された本発明の操作子としての複数の白鍵２０および黒鍵３０と、鍵盤フレーム１０に組み付けられて白鍵２０および黒鍵３０の下方に配置された揺動レバー４０とを備えている。
【００１６】
白鍵２０および黒鍵３０は、下方を開放させて断面コ字状に合成樹脂により一体成形され、各後端部２１，３１を鍵盤フレーム１０に上下方向に揺動可能に支持されている。白鍵２０および黒鍵３０の各後端部２１，３１における後側面は、上下方向を軸とする円柱状に形成されて水平断面は、上端面から下端面にわたって一様な円弧状になっている。また、各後端部２１，３１における一方の側面には、外周面を球面状に形成した突起（図示せず）が形成されている。
【００１７】
白鍵２０および黒鍵３０の各後端部２１，３１に対向した鍵盤フレーム１０の後端部には、上方および前方を開放させて水平断面がコ字状に形成された複数の支持部１１が立設されている。各支持部１１は、白鍵２０および黒鍵３０の各後端部２１，３１を支持するもので、各支持部１１の内面における各後端部２１，３１の突起に対応する部分には、球面状の凹部（図示せず）が形成されており、各後端部２１，３１を支持部１１内に上方から押し込むことにより、各後端部２１，３１は支持部１１に組み込まれる。この組み付け状態では、白鍵２０および黒鍵３０は、後端部２１，３１の突起を支点として上下方向に揺動する。
【００１８】
白鍵２０の前端部２２は、鍵盤フレーム１０の前端水平部１２に立設された本発明の操作子ガイド部としての鍵ガイド部５０により、白鍵２０の押鍵時に垂直方向にガイドされるようになっている。鍵ガイド部５０は、図２および図３に示すように、鍵盤フレーム１０の前端水平部１２に設けられたガイド片５１と、ガイド片５１の周面および上端面を覆った本発明の調整部材としてのキャップ５２ａとで構成されている。キャップ５２ａは、グリースを吸収した軟質の塩化ビニールで構成されている。
【００１９】
また、キャップ５２ａには、下面中央から上部に向けて係合穴５３ａが設けられており、この係合穴５３ａにガイド片５１を係合させることにより、キャップ５２ａは、ガイド片５１に被着している。鍵ガイド部５０は、図４および図５に示すようにして、白鍵２０の下面に設けられた本発明の被ガイド部としての凹部２３内に収容され白鍵２０の前端部２２を上下方向にガイドする。
【００２０】
また、図６は、ガイド片５１に被着したキャップ５２ａにおけるガイド片５１の上端面に沿った横断面を示しており、図７および図８は、それぞれキャップ５２ａと同じ大きさの他のキャップ５２ｂ，５２ｃの同部分の横断面を示している。キャップ５２ｂには、係合穴５３ａと同形同大の係合穴５３ｂが、キャップ５２ｂの中心から少し離れた部分に設けられており、キャップ５２ｃには、係合穴５３ａと同形同大の係合穴５３ｃが、キャップ５２ｃの中心からさらに離れた部分に設けられている。
【００２１】
そして、これらのキャップ５２ａ，５２ｂ，５２ｃは、白鍵２０の前端部２２とガイド片５１との位置関係に応じて適宜選択して使用される。すなわち、白鍵２０は、後端部２１を揃えて一定間隔で複数個が鍵盤フレーム１０に配置されるが、歪みが生じていたり、ガイド片５１の位置との関係で、各前端部２２が一定間隔にならず不揃いになったりする場合がある。このため、係合穴５３ａ，５３ｂ，５３ｃの位置がそれぞれ異なるキャップ５２ａ，５２ｂ，５２ｃを使用することにより各白鍵２０の前端部２２を一定間隔に揃える。
【００２２】
この場合、図４および図５に二点鎖線で示すように、キャップ５２ｂ，５２ｃを用いることにより、白鍵２０の鍵並び方向の位置が少しずつ変化して行く。すなわち、図４および図５では、キャップ５２ａを用いた場合の白鍵２０の位置を実線で示しており、二点鎖線２０ｂは、キャップ５２ｂを用いた場合の白鍵２０の位置を示し、二点鎖線２０ｃは、キャップ５２ｃを用いた場合の白鍵２０の位置をそれぞれ示している。
【００２３】
また、キャップ５２ｂ，５２ｃを、図７および図８に図示した状態から１８０度回転させて使用することにより、白鍵２０の位置は、図４および図５に実線で示した位置に対して、二点鎖線２０ｂ，２０ｃで示した位置と逆方向に移動するようになる。これによって、白鍵２０は、ガイド片５１に対して５通りの位置に調整可能になり、白鍵２０に歪みが生じていたり、ガイド片５１の設置位置が設計通りになっていなかったりしても、各白鍵２０を一定間隔に揃えることができる。
【００２４】
また、図１における前端水平部１２上には、フェルト等を重ねた長尺の鍵ストッパ１３も鍵並び方向に延設されて固着され、鍵ストッパ１３は、白鍵２０の下方への変位を規制する。黒鍵３０の中央部は、鍵盤フレーム１０の水平板１４に立設された鍵ガイド部６０により、黒鍵３０の押鍵時に垂直にガイドされるようになっている。この鍵ガイド部６０は、鍵ガイド部５０を小型にしたもので鍵ガイド部５０と同様の構成になっている。したがって、説明を省略する。
【００２５】
また、水平板１４上には、フェルト等を重ねた長尺の鍵ストッパ１５も鍵並び方向に延設されて固着され、鍵ストッパ１５は、黒鍵３０の下方への変位を規制する。また、白鍵２０の前端部２２近傍の下面には、垂直下方に延設した駆動部２４が一体的に形成されている。また、黒鍵３０の前端部の下面にも、垂直下方に延設するとともに、前方に曲げて延設した駆動部（図示せず）が一体的に形成されている。
【００２６】
揺動レバー４０は、合成樹脂製のレバー基部４１と金属製の錘４２とにより構成されている。レバー基部４１は、鍵盤フレーム１０の前方下端位置から後方斜め上方に延びる傾斜板１６の上端部に設けられた回動支持部１７に回動可能に組み付けられている。また、揺動レバー４０は、板ばね４３により前方に付勢されている。板ばね４３は、前端部をレバー基部４１に係止させ、後端部を白鍵２０（および黒鍵３０）の後端部２１（，３１）の内端面に当接させて、揺動レバー４０を前方に付勢するとともに、白鍵２０および黒鍵３０を後方に付勢する。
【００２７】
レバー基部４１の前端部における駆動部２４の下方には、脚部４４が形成され、白鍵２０の駆動部２４および黒鍵３０の駆動部の各下端は、脚部４４に上下方向に相互に力が伝達可能にそれぞれ係合される。また、脚部４４の下面には、下方に突出したスイッチ駆動部４５が形成されている。このスイッチ駆動部４５は、傾斜板１６に設けられたプリント基板４６上に組み付けられたゴム接点スイッチ４７に対向している。脚部４４は、白鍵２０および黒鍵３０の押鍵時に、ゴム接点スイッチ４７をプリント基板４６に対して押圧するように設定されている。
【００２８】
錘４２は、レバー基部４１の後部に一体的に組みつけられた棒状体で構成され、その重さによって、レバー基部４１の後部を下方に付勢することにより、脚部４４を上方に付勢して、白鍵２０の前端部２２および黒鍵３０の前端部を上方に付勢する。
【００２９】
つぎに、以上のように構成された鍵盤装置の動作を説明する。白鍵２０および黒鍵３０を押鍵操作しない状態では揺動レバー４０の錘４２は下方に位置して、白鍵２０の前端部２２および黒鍵３０の前端部は上方に位置して、図１の状態になっている。この状態で、白鍵２０の前端部２２および黒鍵３０の前端部を下方に押圧すると、白鍵２０および黒鍵３０は、錘４２の重さに抗して後端部２１，３１を支点に揺動する。
【００３０】
この白鍵２０および黒鍵３０の揺動により、駆動部２４等が、脚部４４を下降させてスイッチ駆動部４５でゴム接点スイッチ４７を押圧させる。この結果、ゴム接点スイッチ４７がプリント基板４６の所定部分を押圧して、対応する楽音が発生する。また、白鍵２０および黒鍵３０を離鍵すれば、錘４２の重さによって、白鍵２０および黒鍵３０は、押鍵時と逆方向に揺動して原点位置に復帰する。
【００３１】
この押鍵操作の際、各白鍵２０および黒鍵３０は、鍵ガイド部５０，６０によって、正確に上下移動するようにガイドされる。また、各白鍵２０および黒鍵３０間の間隔は、それぞれのガイド片５１に取り付けられたキャップ５２ａ，５２ｂ，５２ｃによって、一定になっているため、隣り合った各鍵２０，３０どうしが接触したり干渉したりすることがない。これによって、押鍵操作をスムーズに行える。また、各鍵２０，３０の間隔が一定になるため見栄えも良くなる。なお、長時間の使用によって、各鍵２０，３０の間隔がずれてきた場合にも、キャップ５２ａ，５２ｂ，５２ｃを、適宜取り替えることによって、各鍵２０，３０の間隔を一定に維持することができる。
【００３２】
図９は、本発明の他の実施形態による鍵盤装置の鍵ガイド構造が備える鍵ガイド部７０を示している。以下、白鍵２０および黒鍵３０を、白鍵２０として説明する。鍵ガイド部７０は、横断面が正四角形の棒状のガイド片７１と、このガイド片７１に取り付けられる有天四角筒状のキャップ７２とで構成されている。図９は、ガイド片７１の上端面とその上端面に対応するキャップ７２の部分における横断面を示しており、図示のように、キャップ７２には、ガイド片７１が嵌合できる係合穴７３が設けられている。
【００３３】
この係合穴７３は、キャップ７２の中央からやや離れた部分（図９におけるやや上方部分）に設けられており、係合穴７３の周面を形成する４つの内周面のうちの内周面７３ａとキャップ７２の外側面７２ａとの間の厚みは、内周面７３ｃとキャップ７２の外側面７２ｃとの間の厚みよりも薄くなるように設定され、内周面７３ｂとキャップ７２の外側面７２ｂとの間の厚みと、内周面７３ｄとキャップ７２の外側面７２ｄとの間の厚みは同じに設定されている。また、キャップ７２の４つの外側面７２ａ〜７２ｄの幅はすべて、同じ長さに設定されている。この鍵盤装置におけるそれ以外の部分の構成については、前述した鍵盤装置と同一である。
【００３４】
このように構成したため、内周面７３ｂ，７３ｄを白鍵２０の長手方向に沿わせて、キャップ７２をガイド片７１に取り付けると、白鍵２０は、図１０に示すように、ガイド片７１を幅方向の中央に位置させた状態で、鍵ガイド部７０によって上下方向にガイドされる。また、図１１に示すように、内周面７３ａを鍵並び方向における一方に位置させ、内周面７３ｃを鍵並び方向における他方に位置させて、キャップ７２をガイド片７１に取り付けると、白鍵２０の位置は、図１０に示した位置から所定距離だけ他方に移動する。この所定距離は、内周面７３ｂと外側面７２ｂとの間の厚みと、内周面７３ａと外側面７２ａとの間の厚みとの差となる。
【００３５】
また、図１２に示すように、内周面７３ｃを鍵並び方向における一方に位置させ、内周面７３ａを鍵並び方向における他方に位置させて、キャップ７２をガイド片７１に取り付けると、白鍵２０の位置は、図１０に示した位置から所定距離だけ一方に移動する。この所定距離は、内周面７３ｃと外側面７２ｃとの間の厚みと、内周面７３ｂと外側面７２ｂとの間の厚みとの差となる。このため、このキャップ７２を用いることにより、白鍵２０の位置をガイド片７１に対して３通りの位置に調整できる。
【００３６】
これによると、キャップ７２が１種類ですむため、製造が容易になりコストの低減が図れる。また、取り付け操作も、キャップ７２を回転させるだけで済むため簡単になる。それ以外の作用効果については、前述した鍵盤装置と同様である。
【００３７】
図１３は、本発明のさらに他の実施形態による鍵盤装置の鍵ガイド構造が備える鍵ガイド部８０を示している。鍵ガイド部８０は、横断面が正六角形の棒状のガイド片８１と、このガイド片８１に取り付けられる有天六角筒状のキャップ８２とで構成されている。図１３は、ガイド片８１の上端面とその上端面に対応するキャップ８２の部分における横断面を示しており、図示のように、キャップ８２には、ガイド片８１が嵌合できる係合穴８３が設けられている。
【００３８】
キャップ８２の６個の外側面８２ａ〜８２ｆの各幅は、それぞれ異なる長さに設定されており、その各外側面８２ａ〜８２ｆは、対応する係合穴８３の各内周面８３ａ〜８３ｆと平行している。また、係合穴８３は、キャップ８２の中央からやや離れた部分に設けられて、キャップ８２の外側面８２ａ〜８２ｆと、対応する係合穴８３の各内周面８３ａ〜８３ｆとの間の厚みは、一組を除いてそれぞれ異なるように設定されている。
【００３９】
すなわち、内周面８３ｂと外側面８２ｂとの間の厚みは、内周面８３ｅと外側面８２ｅとの間の厚みと同じに設定され、内周面８３ａと外側面８２ａとの間の厚みおよび内周面８３ｆと外側面８２ｆとの間の厚みは、それよりも薄く設定され、内周面８３ｃと外側面８２ｃとの間の厚みおよび内周面８３ｄと外側面８２ｄとの間の厚みは、それよりも厚く設定されている。そして、内周面８３ａと外側面８２ａとの間の厚みは、内周面８３ｆと外側面８２ｆとの間の厚みよりも厚く設定され、内周面８３ｃと外側面８２ｃとの間の厚みは、内周面８３ｄと外側面８２ｄとの間の厚みよりも厚く設定されている。この鍵盤装置におけるそれ以外の部分の構成については、前述した各鍵盤装置と同一である。
【００４０】
このように構成したため、内周面８３ｂ，８３ｅを白鍵２０の長手方向に沿わせて、キャップ８２をガイド片８１に取り付けると、白鍵２０は、図１４に示すように、ガイド片８１を幅方向の中央に位置させた状態で、鍵ガイド部８０によって上下方向にガイドされる。また、図１５に示すように、内周面８３ａを鍵並び方向における一方に位置させ、内周面８３ｄを鍵並び方向における他方に位置させて、キャップ８２をガイド片８１に取り付けると、白鍵２０の位置は、図１４に示した位置から所定距離だけ他方に移動する。この所定距離は、内周面８３ｂと外側面８２ｂとの間の厚みと、内周面８３ａと外側面８２ａとの間の厚みとの差となる。
【００４１】
また、図１６に示すように、内周面８３ｆを鍵並び方向における一方に位置させ、内周面８３ｃを鍵並び方向における他方に位置させて、キャップ８２をガイド片８１に取り付けると、白鍵２０の位置は、図１５に示した位置からさらに所定距離だけ他方に移動する。この所定距離は、内周面８３ａと外側面８２ａとの間の厚みと、内周面８３ｆと外側面８３ｆとの間の厚みとの差となる。また、キャップ８２を、図１５，１６の状態から１８０度回転させた状態でガイド片８１に取り付けることもでき、この場合、白鍵２０の移動方向は一方となる。
【００４２】
この結果、このキャップ８２を用いることによって、白鍵２０の位置をガイド片８１に対して５通りの位置に調整できる。これによっても、キャップ８２が１種類ですむため、製造が容易になりコストの低減が図れる。また、取り付け操作もキャップ８２を回転させるだけであるため簡単になる。それ以外の作用効果については、前述した各鍵盤装置と同様である。
【００４３】
図１７は、本発明のさらに他の実施形態による鍵盤装置の鍵ガイド構造が備える鍵ガイド部９０を示している。鍵ガイド部９０は、横断面が長方形の棒状のガイド片９１と、このガイド片９１に取り付けられる有天四角筒状のキャップ９２とで構成されている。図１７は、ガイド片９１の上端面とその上端面に対応するキャップ９２の部分における横断面を示しており、図示のように、キャップ９２には、ガイド片９１が左右方向に隙間を空けた状態で嵌合できる係合穴９３が設けられている。
【００４４】
ガイド片９１の後面（図１７の上方の面）には、左右方向に一定間隔を保って、３個の溝９１ａ，９１ｂ，９１ｃが上下方向に沿って設けられ、ガイド片９１の前面には、左右方向に間隔を保って２個の溝９１ｄ，９１ｅが上下方向に沿って設けられている。溝９１ｄは、溝９１ａ，９１ｂの左右方向における中央に対応する部分に設けられ、溝９１ｅは、溝９１ｂ，９１ｃの左右方向における中央に対応する部分に設けられている。したがって、各溝９１ａ，９１ｄ，９１ｂ，９１ｅ，９１ｃの左右方向における間隔は、一定になっている。
【００４５】
係合穴９３は、キャップ９２の中央に設けられており、係合穴９３の周面を形成する４つの内周面のうちの幅の長い一方の内周面の中央に、ガイド片９１の各溝９１ａ〜９１ｃと係合可能な上下に延びる突起９２ａが突設されている。この鍵盤装置におけるそれ以外の部分の構成については、前述した各鍵盤装置と同一である。
【００４６】
このように構成したため、溝９１ｂと突起９２ａを係合させて、ガイド片９１にキャップ９２を取り付けると、白鍵２０は、図１８に示すように、ガイド片９１を幅方向の中央に位置させた状態で、鍵ガイド部９０によって上下方向にガイドされる。また、図１９に示すように、溝９１ａと突起９２ａを係合させて、ガイド片９１にキャップ９２を取り付けると、白鍵２０の位置は、図１８に示した位置から所定距離だけ一方に移動した位置（実線部分）に移動する。また、溝９１ｃと突起９２ａを係合させて、ガイド片９１にキャップ９２を取り付けると、白鍵２０の位置は、図１９に示した実線の位置から所定距離だけ他方に移動した二点鎖線２０ｄの位置に移動する。この所定距離は、それぞれ溝９１ｂと溝９１ａとの間の距離および溝９１ａと溝９１ｃとの間の距離となる。
【００４７】
また、キャップ９２を１８０度回転させて、溝９１ｅと突起９２ａを係合させて、ガイド片９１にキャップ９２を取り付けると、白鍵２０は、図２０に実線で示すように、ガイド片９１を幅方向の中央よりもやや一方に位置させた状態で、鍵ガイド部９０によって上下方向にガイドされる。また、溝９１ｄと突起９２ａを係合させて、ガイド片９１にキャップ９２を取り付けると、白鍵２０の位置は、図２０に示した実線の位置から所定距離だけ他方に移動した二点鎖線２０ｅの位置に移動する。この場合の所定距離は、それぞれ溝９１ｄと溝９１ｅとの間の距離となる。このため、このキャップ９２を用いることにより、白鍵２０の位置をガイド片９１に対して５通りの位置に調整できる。
【００４８】
これによっても、キャップ９２が１種類ですむため、製造が容易になりコストの低減が図れる。また、取り付け操作もキャップ９２を左右方向に移動させる操作と１８０度回転させる操作だけで済むため簡単になる。それ以外の作用効果については、前述した各鍵盤装置と同様である。
【００４９】
また、前述した各実施形態は、適宜変更実施が可能である。例えば、各キャップ５２ａ等を構成する材料としては、塩化ビニールの外、天然ゴム、シリコンゴム等のグリースを吸収しやすい軟質素材を用いることができる。また、各キャップ５２ａ等に替えて、ガイド片５１等の周面を被覆するリング状や筒状のものを使用することもできる。また、前述した各実施形態では、楽器を鍵盤装置としているが、これに限らずトランペットやフルートのような操作子を備えた楽器でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態による鍵盤装置のガイド構造を示す斜視図である。
【図２】図１に示した鍵盤装置のガイド構造の要部を示す斜視図である。
【図３】図１および図２に示した鍵盤装置のガイド構造が備える鍵ガイド部の斜視図である。
【図４】鍵ガイド部に鍵を組み付けた状態を示す縦断面図である。
【図５】鍵ガイド部に鍵を組み付けた状態を示す平面図である。
【図６】ガイド片にキャップを組み付けた状態を示す横断面図である。
【図７】ガイド片に他のキャップを組み付けた状態を示す横断面図である。
【図８】ガイド片にさらに他のキャップを組み付けた状態を示す横断面図である。
【図９】他の実施形態による鍵盤装置のガイド構造が備える鍵ガイド部の横断面図である。
【図１０】図９に示した鍵ガイド部に鍵を組み付けた状態を示す平面図である。
【図１１】図１０に示した鍵ガイド部におけるキャップのガイド片への取り付け姿勢を変更した状態を示す平面図である。
【図１２】図１１のキャップの取り付け姿勢をさらに変更した状態を示す平面図である。
【図１３】さらに他の実施形態による鍵盤装置のガイド構造が備える鍵ガイド部の横断面図である。
【図１４】図１３に示した鍵ガイド部に鍵を組み付けた状態を示す平面図である。
【図１５】図１４に示した鍵ガイド部におけるキャップのガイド片への取り付け姿勢を変更した状態を示す平面図である。
【図１６】図１４に示したキャップのガイド片への取り付け姿勢をさらに変更した状態を示す平面図である。
【図１７】さらに他の実施形態による鍵盤装置のガイド構造が備える鍵ガイド部の横断面図である。
【図１８】図１７に示したガイド片の一方の面に形成された中央の溝にキャップの突起を係合させた鍵ガイド部に鍵を組み付けた状態を示す平面図である。
【図１９】図１８に示した鍵ガイド部におけるキャップのガイド片への取り付け姿勢を変更した状態を示す平面図である。
【図２０】図１７に示したガイド片の他方の面に形成された溝にキャップの突起を係合させた鍵ガイド部に鍵を組み付けた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
１０…鍵盤フレーム、１１…支持部、１２…前端水平部、２０…白鍵、２１，３１…後端部、２２…前端部、２３…凹部、３０…黒鍵、５０，６０，７０，８０，９０…鍵ガイド部、５１，７１，８１，９１…ガイド片、５１ａ，５２ｂ，５２ｃ，７２，８２，９２…キャップ、５３ａ，５３ｂ，５３ｃ，７３，８３，９３…係合穴。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an operator guide structure of a musical instrument having an operator guide section for adjusting the position of an operator in an instrument having an operator that moves forward and backward with respect to a base.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a white key of a keyboard device provided with a white key and a black key has a left and right side symmetrical key, a left and right asymmetrical key having a concave portion for arranging a black key on the left side, There is a left-right asymmetric key in which a concave portion for arranging a black key is formed on the right side surface. When these white keys are molded by injection molding using a resin material, while the molded article is cooled and solidified, distortion occurs in different directions due to the difference in shrinkage ratio of each part, and a plurality of white keys are formed. , The intervals between the white keys may be irregular.
[0003]
For this reason, in a keyboard device in which a plurality of keys are arranged in the key arrangement direction of the keyboard frame, the gap between the keys is made constant, and a key having a concave portion is formed on the lower surface of the key for the purpose of guiding the key in the key pressing direction. A guide portion is provided, and a key guide portion is provided on the keyboard frame to be in sliding contact with the guided portion of the key (for example, see Patent Document 1). In this device, a key guide piece is provided in a portion corresponding to a guided portion of each key in a keyboard frame that supports a plurality of keys in a swingable manner, and an outer peripheral portion thereof is formed of a resin made of a resin having low friction and elasticity. The key member is formed by outsert molding the attachment member.
[0004]
The attachment member includes a trunk portion attached to the key guide piece, and an arm portion branched from the trunk portion, and a free end of the arm portion has a protrusion. The protrusion is opposed to the inner wall surface of the guided portion of the key, and when the key oscillates and the inner wall surface of the guided portion comes into contact with the protrusion, the arm portion flexes to absorb the impact. It is designed to absorb.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-5-323952
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described key guide structure of the conventional keyboard device, if the key guide piece itself provided on the keyboard frame is not provided at an accurate position, each key attached to the keyboard frame is also spaced from an adjacent key. Will be irregular. For this reason, there has been a problem that the appearance deteriorates and adjacent keys come into contact with or interfere with each other at the time of performance, which adversely affects the appearance and performance.
[0007]
Summary of the Invention
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in order to address the above problems, and has as its object to provide an operator guide structure for a musical instrument in which the position of an operator can be adjusted by attaching an adjusting member to a guide piece provided on a base. It is to provide.
[0008]
In order to achieve the above object, the configurational features of the operator guide structure of the musical instrument according to the present invention are provided in a state in which the operator can move forward and backward with respect to the base, and the operator having a guided portion and the base are provided on the base. An operator guide structure for a musical instrument comprising: an operator guide portion that guides the operator in the forward / backward direction by slidingly contacting a guided portion of the operator that advances / retreats with respect to the base. A guide piece provided with a gap between the guide piece and the guided section of the operation element; and a guide piece attached to the guide piece or the guided section so as to be located in a gap between the guide piece and the guided section. And an adjusting member capable of adjusting a distance between the guide member and the guided portion, and by adjusting the adjusting member, a position in a direction perpendicular to the advancing / retreating direction of the operating element with respect to the guide piece can be adjusted.
[0009]
In the instrument guide structure of the musical instrument of the present invention configured as described above, the operator guide section that guides the operator in the forward and backward directions with respect to the base by slidingly contacting the guided section provided on the operator is provided with the guided section. And an adjusting member attached between the guide piece and the guided portion. Then, by adjusting the mounting state of the adjusting member, the distance between the guide piece and the guided portion can be adjusted. Therefore, even if the mounting position of the guide piece is not accurate, by adjusting the mounting state of the adjusting member, it is possible to adjust the position in the direction perpendicular to the direction in which the operating element moves forward and backward.
[0010]
As a result, the appearance is improved, and it is possible to prevent the operation element from contacting or interfering with an adjacent member or the like during the performance. In this case, the adjacent members are adjacent operators when a plurality of operators are arranged side by side, and are members such as a peripheral wall surrounding the operators when there is only one operator. In addition, the adjusting member may be constituted by a plurality of members having different engagement positions with the guide piece, or by engaging with the guide piece in different postures, the distance between the guide piece and the guided portion may be increased. May be adjustable.
[0011]
Another structural feature of the operator guide structure of the musical instrument according to the present invention is that the adjusting member is constituted by a plurality of types of coverings having an engagement hole capable of engaging with the guide piece, and each covering is formed on the guide piece. The position of the predetermined side surface of each cover when attached is changed by a predetermined distance from the predetermined side surface of the guide piece.
[0012]
In this case, the adjusting member is provided with an engaging hole for engaging with the guide piece at the center of the covering, at a portion slightly away from the center, or at a portion further away from the center. And an adjusting member suitable for each operation element is used each time. In addition, as the covering, a cap-shaped one that covers the peripheral surface and the upper end of the guide piece, a ring-shaped one that covers the peripheral surface of the guide piece, and the like can be used.
[0013]
Still another configurational feature of the instrument guide structure of the musical instrument according to the present invention is that the adjusting member is formed of a cover that can be engaged with the guide piece in a different posture, and the cover is formed of the guide piece in a different posture. By adjusting the distance between the guide piece and the guided portion by adjusting the distance between the guide piece and the guided portion, the position of the operation element in the direction perpendicular to the advance / retreat direction with respect to the guide piece can be adjusted.
[0014]
According to this, since the position of the operation element can be adjusted by changing the engagement posture of the adjustment member with respect to the guide piece, only one type of adjustment member is required. In this case, as the adjustment member, a laterally movable member that can be moved and engaged with the guide piece in a direction perpendicular to the advance / retreat direction of the operation element or a movable member that can be rotated and moved around the guide piece and engaged with the guide piece A simple rotation eccentric member can be used.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a part of a keyboard device provided with a key guide structure as an operator guide structure of a musical instrument according to the present invention. This keyboard device includes a keyboard frame 10 as a base of the present invention integrally formed of a synthetic resin, and a plurality of white keys 20 and black keys 30 as operating elements of the present invention arranged side by side on the keyboard frame 10 in the horizontal direction. And a swing lever 40 assembled to the keyboard frame 10 and arranged below the white key 20 and the black key 30.
[0016]
The white key 20 and the black key 30 are integrally formed of synthetic resin in a U-shaped cross section with their lower parts opened, and the rear ends 21 and 31 are supported by the keyboard frame 10 so as to be swingable in the vertical direction. The rear side surface of each of the rear ends 21 and 31 of the white key 20 and the black key 30 is formed in a columnar shape with the vertical direction as an axis, and the horizontal cross section has a uniform arc shape from the upper end surface to the lower end surface. I have. A projection (not shown) having an outer peripheral surface formed in a spherical shape is formed on one side surface of each of the rear end portions 21 and 31.
[0017]
At the rear end of the keyboard frame 10 facing the rear ends 21 and 31 of the white key 20 and the black key 30, a plurality of support portions 11 whose upper and front sides are open and whose horizontal cross section is formed in a U-shape. Is erected. Each support portion 11 supports the rear end portions 21 and 31 of the white key 20 and the black key 30, and a portion of the inner surface of each support portion 11 corresponding to the protrusion of each rear end portion 21 and 31 includes: A spherical concave portion (not shown) is formed, and the rear end portions 21 and 31 are assembled into the support portion 11 by pushing the rear end portions 21 and 31 into the support portion 11 from above. In this assembled state, the white key 20 and the black key 30 swing vertically with the projections of the rear ends 21 and 31 as fulcrums.
[0018]
The front end portion 22 of the white key 20 is guided vertically by the key guide portion 50 as the operation guide portion of the present invention, which is provided upright on the front end horizontal portion 12 of the keyboard frame 10 when the white key 20 is pressed. It has become. As shown in FIGS. 2 and 3, the key guide portion 50 includes a guide piece 51 provided on the front end horizontal portion 12 of the keyboard frame 10, and an adjusting member of the present invention covering the peripheral surface and the upper end surface of the guide piece 51. And a cap 52a. The cap 52a is made of soft vinyl chloride absorbing grease.
[0019]
The cap 52a is provided with an engagement hole 53a from the center of the lower surface toward the upper part. By engaging the guide piece 51 with the engagement hole 53a, the cap 52a is attached to the guide piece 51. are doing. As shown in FIGS. 4 and 5, the key guide portion 50 is housed in the concave portion 23 provided as a guided portion of the present invention provided on the lower surface of the white key 20 and moves the front end portion 22 of the white key 20 in the vertical direction. Guide to
[0020]
6 shows a cross section along the upper end surface of the guide piece 51 in the cap 52a attached to the guide piece 51. FIGS. 7 and 8 show other caps each having the same size as the cap 52a. The cross section of the same part of 52b, 52c is shown. An engagement hole 53b having the same shape and size as the engagement hole 53a is provided in the cap 52b at a portion slightly away from the center of the cap 52b, and the cap 52c has the same shape and size as the engagement hole 53a. Is provided at a portion further away from the center of the cap 52c.
[0021]
These caps 52a, 52b, and 52c are appropriately selected and used according to the positional relationship between the front end portion 22 of the white key 20 and the guide piece 51. In other words, a plurality of white keys 20 are arranged on the keyboard frame 10 at regular intervals with the rear end portions 21 aligned, but each front end portion 22 is distorted due to distortion or the position of the guide piece 51. In some cases, the intervals may not be constant and irregular. For this reason, by using caps 52a, 52b, and 52c having different positions of the engagement holes 53a, 53b, and 53c, the front ends 22 of the white keys 20 are aligned at a constant interval.
[0022]
In this case, as shown by a two-dot chain line in FIGS. 4 and 5, by using the caps 52b and 52c, the position of the white key 20 in the key arrangement direction changes little by little. That is, in FIGS. 4 and 5, the position of the white key 20 when the cap 52a is used is indicated by a solid line, and the two-dot chain line 20b indicates the position of the white key 20 when the cap 52b is used. The dashed line 20c indicates the position of the white key 20 when the cap 52c is used.
[0023]
Further, by using the caps 52b and 52c by rotating them 180 degrees from the state shown in FIGS. 7 and 8, the position of the white key 20 can be shifted from the position shown by the solid line in FIGS. It moves in the direction opposite to the position indicated by the two-dot chain lines 20b and 20c. As a result, the white key 20 can be adjusted to five positions with respect to the guide piece 51, and the white key 20 is distorted or the installation position of the guide piece 51 is not as designed. Also, the white keys 20 can be arranged at regular intervals.
[0024]
A long key stopper 13 on which a felt or the like is overlapped is also extended and fixed in the key arrangement direction on the front end horizontal portion 12 in FIG. 1, and the key stopper 13 prevents the white key 20 from displacing downward. regulate. The central portion of the black key 30 is vertically guided by the key guide portion 60 erected on the horizontal plate 14 of the keyboard frame 10 when the black key 30 is pressed. The key guide section 60 is a miniaturized key guide section 50 and has the same configuration as the key guide section 50. Therefore, the description is omitted.
[0025]
A long key stopper 15 on which a felt or the like is superimposed is also extended and fixed on the horizontal plate 14 in the key arrangement direction, and the key stopper 15 regulates the downward displacement of the black key 30. On the lower surface near the front end portion 22 of the white key 20, a drive portion 24 extending vertically downward is integrally formed. A drive portion (not shown) extending vertically downward and bent forward is also integrally formed on the lower surface of the front end of the black key 30.
[0026]
The swing lever 40 includes a lever base 41 made of synthetic resin and a weight 42 made of metal. The lever base 41 is rotatably mounted on the rotation support 17 provided at the upper end of the inclined plate 16 extending obliquely rearward and upward from the lower front position of the keyboard frame 10. The swing lever 40 is urged forward by a leaf spring 43. The leaf spring 43 locks the front end with the lever base 41 and makes the rear end abut on the inner end surface of the rear end 21 (, 31) of the white key 20 (and the black key 30), thereby turning the rocking lever. 40, and the white key 20 and the black key 30 are urged rearward.
[0027]
A leg portion 44 is formed below the driving portion 24 at the front end of the lever base portion 41. The lower ends of the driving portion 24 of the white key 20 and the driving portion of the black key 30 are mutually connected to the leg portion 44 in the vertical direction. The forces are respectively engaged so as to transmit the force. Further, a switch driving section 45 projecting downward is formed on the lower surface of the leg section 44. The switch drive unit 45 faces a rubber contact switch 47 mounted on a printed circuit board 46 provided on the inclined plate 16. The leg portion 44 is set so as to press the rubber contact switch 47 against the printed circuit board 46 when the white key 20 and the black key 30 are pressed.
[0028]
The weight 42 is constituted by a rod-shaped body integrally assembled to the rear part of the lever base 41, and the weight urges the rear part of the lever base 41 downward, thereby urging the leg 44 upward. Then, the front end 22 of the white key 20 and the front end of the black key 30 are urged upward.
[0029]
Next, the operation of the keyboard device configured as described above will be described. When the white key 20 and the black key 30 are not pressed, the weight 42 of the swing lever 40 is located below, and the front end 22 of the white key 20 and the front end of the black key 30 are located above. It is in the state of 1. In this state, when the front end 22 of the white key 20 and the front end of the black key 30 are pressed downward, the white key 20 and the black key 30 support the rear ends 21 and 31 against the weight of the weight 42. Rocks.
[0030]
The swing of the white key 20 and the black key 30 causes the drive unit 24 and the like to move down the leg 44 and press the rubber contact switch 47 with the switch drive unit 45. As a result, the rubber contact switch 47 presses a predetermined portion of the printed circuit board 46, and a corresponding tone is generated. When the white key 20 and the black key 30 are released, the weight of the weight 42 causes the white key 20 and the black key 30 to swing in a direction opposite to that at the time of key depression and return to the origin position.
[0031]
At the time of the key pressing operation, the white keys 20 and the black keys 30 are guided by the key guide units 50 and 60 so as to move up and down accurately. Further, the interval between the white key 20 and the black key 30 is fixed by the caps 52a, 52b, 52c attached to the respective guide pieces 51, so that the adjacent keys 20, 30 are in contact with each other. No interference or interference. Thus, the key pressing operation can be performed smoothly. Also, since the interval between the keys 20 and 30 becomes constant, the appearance is improved. Even when the interval between the keys 20 and 30 is shifted due to long-time use, the intervals between the keys 20 and 30 can be maintained constant by appropriately replacing the caps 52a, 52b and 52c. it can.
[0032]
FIG. 9 shows a key guide section 70 provided in a key guide structure of a keyboard device according to another embodiment of the present invention. Hereinafter, the white key 20 and the black key 30 will be described as white keys 20. The key guide portion 70 is composed of a rod-shaped guide piece 71 having a square cross section and a square cap 50 attached to the guide piece 71. FIG. 9 shows a cross section of the upper end face of the guide piece 71 and a portion of the cap 72 corresponding to the upper end face. As shown in the drawing, the cap 72 has an engagement hole 73 into which the guide piece 71 can be fitted. Is provided.
[0033]
The engagement hole 73 is provided at a portion (slightly upper portion in FIG. 9) slightly away from the center of the cap 72, and is formed on the inner peripheral surface of the four inner peripheral surfaces forming the peripheral surface of the engagement hole 73. The thickness between the surface 73a and the outer surface 72a of the cap 72 is set to be smaller than the thickness between the inner peripheral surface 73c and the outer surface 72c of the cap 72. The thickness between the side surface 72b and the thickness between the inner peripheral surface 73d and the outer surface 72d of the cap 72 are set to be the same. In addition, the widths of the four outer surfaces 72a to 72d of the cap 72 are all set to the same length. Other configurations of this keyboard device are the same as those of the above-described keyboard device.
[0034]
With this configuration, when the cap 72 is attached to the guide piece 71 with the inner peripheral surfaces 73b and 73d along the longitudinal direction of the white key 20, as shown in FIG. In a state where it is located at the center in the width direction, it is vertically guided by the key guide portion 70. As shown in FIG. 11, when the inner peripheral surface 73a is located on one side in the key arrangement direction and the inner peripheral surface 73c is located on the other side in the key arrangement direction, and the cap 72 is attached to the guide piece 71, the white key The position 20 moves to the other side by a predetermined distance from the position shown in FIG. This predetermined distance is the difference between the thickness between the inner peripheral surface 73b and the outer surface 72b and the thickness between the inner peripheral surface 73a and the outer surface 72a.
[0035]
As shown in FIG. 12, when the inner peripheral surface 73c is located on one side in the key arrangement direction, the inner peripheral surface 73a is located on the other side in the key arrangement direction, and the cap 72 is attached to the guide piece 71, the white key The position 20 moves to one side by a predetermined distance from the position shown in FIG. This predetermined distance is the difference between the thickness between the inner peripheral surface 73c and the outer surface 72c and the thickness between the inner peripheral surface 73b and the outer surface 72b. Therefore, by using the cap 72, the position of the white key 20 can be adjusted to three positions with respect to the guide piece 71.
[0036]
According to this, since only one type of the cap 72 is required, the production becomes easy and the cost can be reduced. In addition, the mounting operation is simplified because the cap 72 only needs to be rotated. Other functions and effects are the same as those of the keyboard device described above.
[0037]
FIG. 13 shows a key guide portion 80 provided in a key guide structure of a keyboard device according to still another embodiment of the present invention. The key guide portion 80 includes a rod-shaped guide piece 81 having a regular hexagonal cross section and a cap 62 having a hexagonal cylindrical shape attached to the guide piece 81. FIG. 13 shows a cross section of the upper end face of the guide piece 81 and a portion of the cap 82 corresponding to the upper end face. As shown in the drawing, the cap 82 has an engagement hole 83 into which the guide piece 81 can be fitted. Is provided.
[0038]
The width of each of the six outer surfaces 82a to 82f of the cap 82 is set to a different length, and each of the outer surfaces 82a to 82f is connected to each of the inner peripheral surfaces 83a to 83f of the corresponding engagement hole 83. Parallel. Further, the engagement holes 83 are provided at portions slightly away from the center of the cap 82, and are provided between outer surfaces 82 a to 82 f of the cap 82 and respective inner peripheral surfaces 83 a to 83 f of the corresponding engagement holes 83. The thicknesses are set differently except for one set.
[0039]
That is, the thickness between the inner peripheral surface 83b and the outer surface 82b is set to be the same as the thickness between the inner peripheral surface 83e and the outer surface 82e, and the thickness between the inner peripheral surface 83a and the outer surface 82a and The thickness between the inner peripheral surface 83f and the outer surface 82f is set to be thinner, and the thickness between the inner peripheral surface 83c and the outer surface 82c and the thickness between the inner peripheral surface 83d and the outer surface 82d are smaller. , Is set to be thicker than that. The thickness between the inner peripheral surface 83a and the outer surface 82a is set to be greater than the thickness between the inner peripheral surface 83f and the outer surface 82f, and the thickness between the inner peripheral surface 83c and the outer surface 82c is , Are set to be thicker than the thickness between the inner peripheral surface 83d and the outer peripheral surface 82d. The other parts of the configuration of this keyboard device are the same as those of the keyboard devices described above.
[0040]
With such a configuration, when the cap 82 is attached to the guide piece 81 with the inner peripheral surfaces 83b and 83e along the longitudinal direction of the white key 20, the white key 20 moves the guide piece 81 as shown in FIG. In a state where it is positioned at the center in the width direction, it is vertically guided by the key guide portion 80. As shown in FIG. 15, when the inner peripheral surface 83a is located on one side in the key arrangement direction, the inner peripheral surface 83d is located on the other side in the key arrangement direction, and the cap 82 is attached to the guide piece 81, a white key is obtained. The position 20 moves to the other side by a predetermined distance from the position shown in FIG. This predetermined distance is the difference between the thickness between the inner peripheral surface 83b and the outer surface 82b and the thickness between the inner peripheral surface 83a and the outer surface 82a.
[0041]
Also, as shown in FIG. 16, when the inner peripheral surface 83f is located on one side in the key arrangement direction, the inner peripheral surface 83c is located on the other side in the key arrangement direction, and the cap 82 is attached to the guide piece 81, the white key The position 20 moves to the other side by a predetermined distance from the position shown in FIG. This predetermined distance is the difference between the thickness between the inner peripheral surface 83a and the outer surface 82a and the thickness between the inner peripheral surface 83f and the outer surface 83f. Also, the cap 82 can be attached to the guide piece 81 while being rotated by 180 degrees from the state shown in FIGS. 15 and 16, and in this case, the moving direction of the white key 20 is one.
[0042]
As a result, by using the cap 82, the position of the white key 20 can be adjusted to five positions with respect to the guide piece 81. Also with this, since only one type of cap 82 is required, manufacturing is facilitated and cost can be reduced. In addition, the mounting operation is simplified because the cap 82 is simply rotated. Other functions and effects are the same as those of the keyboard devices described above.
[0043]
FIG. 17 shows a key guide portion 90 provided in a key guide structure of a keyboard device according to still another embodiment of the present invention. The key guide portion 90 is composed of a rod-shaped guide piece 91 having a rectangular cross section, and a cap 92 in the shape of a square box attached to the guide piece 91. FIG. 17 shows a cross section of the upper end surface of the guide piece 91 and a portion of the cap 92 corresponding to the upper end surface. As shown in the drawing, the guide piece 91 has a gap left and right in the cap 92. An engagement hole 93 that can be fitted in the state is provided.
[0044]
On the rear surface of the guide piece 91 (upper surface in FIG. 17), three grooves 91a, 91b, and 91c are provided along the vertical direction at a constant interval in the left-right direction. The two grooves 91d and 91e are provided along the vertical direction at an interval in the left-right direction. The groove 91d is provided at a portion corresponding to the center of the grooves 91a and 91b in the left-right direction, and the groove 91e is provided at a portion corresponding to the center of the grooves 91b and 91c in the left-right direction. Therefore, the intervals in the left-right direction of the grooves 91a, 91d, 91b, 91e, 91c are constant.
[0045]
The engaging hole 93 is provided at the center of the cap 92, and the guide piece 91 is provided at the center of one of the longer inner circumferential surfaces of the four inner circumferential surfaces forming the circumferential surface of the engaging hole 93. A vertically extending projection 92a that can be engaged with each of the grooves 91a to 91c is provided in a protruding manner. The other parts of the configuration of this keyboard device are the same as those of the keyboard devices described above.
[0046]
With such a configuration, when the cap 92 is attached to the guide piece 91 by engaging the groove 91b with the protrusion 92a, the white key 20 moves the guide piece 91 to the center in the width direction as shown in FIG. In this state, the key is guided in the up and down direction by the key guide unit 90. Also, as shown in FIG. 19, when the cap 91 is attached to the guide piece 91 by engaging the groove 91a with the projection 92a, the position of the white key 20 moves to one side by a predetermined distance from the position shown in FIG. To the position (solid line). When the cap 91 is attached to the guide piece 91 by engaging the groove 91c with the projection 92a, the position of the white key 20 is shifted by a predetermined distance from the position of the solid line shown in FIG. Move to the position. The predetermined distance is the distance between the groove 91b and the groove 91a and the distance between the groove 91a and the groove 91c, respectively.
[0047]
When the cap 92 is rotated by 180 degrees, the groove 91e and the projection 92a are engaged with each other, and the cap 92 is attached to the guide piece 91, the white key 20 moves the guide piece 91 as shown by a solid line in FIG. It is guided vertically by the key guide portion 90 in a state where it is located slightly to one side from the center in the width direction. When the cap 91 is attached to the guide piece 91 by engaging the groove 91d with the projection 92a, the position of the white key 20 is shifted by a predetermined distance from the position of the solid line shown in FIG. Move to the position. The predetermined distance in this case is the distance between the groove 91d and the groove 91e. Therefore, by using this cap 92, the position of the white key 20 can be adjusted to five positions with respect to the guide piece 91.
[0048]
Also with this, since only one type of cap 92 is required, manufacturing is facilitated and cost can be reduced. In addition, the mounting operation can be simplified because only the operation of moving the cap 92 in the left-right direction and the operation of rotating it by 180 degrees are required. Other functions and effects are the same as those of the keyboard devices described above.
[0049]
The embodiments described above can be appropriately changed and implemented. For example, as a material for forming each of the caps 52a and the like, besides vinyl chloride, a soft material such as natural rubber or silicon rubber that can easily absorb grease can be used. Instead of the caps 52a and the like, a ring-shaped or cylindrical-shaped one that covers the peripheral surface of the guide piece 51 or the like can be used. Further, in each of the above-described embodiments, the musical instrument is a keyboard device. However, the present invention is not limited to this, and a musical instrument having an operation element such as a trumpet or a flute may be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a guide structure of a keyboard device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a main part of a guide structure of the keyboard device shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view of a key guide provided in the guide structure of the keyboard device shown in FIGS. 1 and 2;
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a state where a key is assembled to a key guide portion.
FIG. 5 is a plan view showing a state where a key is assembled to a key guide portion.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state where a cap is assembled to a guide piece.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state where another cap is assembled to the guide piece.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which another cap is attached to the guide piece.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a key guide provided in a guide structure of a keyboard device according to another embodiment.
FIG. 10 is a plan view showing a state where a key is assembled to the key guide section shown in FIG. 9;
FIG. 11 is a plan view showing a state in which the mounting posture of the cap on the guide piece in the key guide portion shown in FIG. 10 has been changed.
12 is a plan view showing a state where the mounting posture of the cap of FIG. 11 is further changed.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a key guide portion provided in a guide structure of a keyboard device according to still another embodiment.
FIG. 14 is a plan view showing a state where a key is assembled to the key guide shown in FIG. 13;
FIG. 15 is a plan view showing a state where the mounting posture of the cap to the guide piece in the key guide portion shown in FIG. 14 is changed.
FIG. 16 is a plan view showing a state where the mounting posture of the cap shown in FIG. 14 to the guide piece is further changed.
FIG. 17 is a cross-sectional view of a key guide provided in a guide structure of a keyboard device according to still another embodiment.
18 is a plan view showing a state in which a key is attached to a key guide portion in which a projection of a cap is engaged with a central groove formed on one surface of the guide piece shown in FIG. 17;
FIG. 19 is a plan view showing a state in which the mounting posture of the cap to the guide piece in the key guide portion shown in FIG. 18 has been changed.
20 is a plan view showing a state in which a key is assembled to a key guide portion in which a projection of a cap is engaged with a groove formed on the other surface of the guide piece shown in FIG. 17;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... keyboard frame, 11 ... support part, 12 ... front end horizontal part, 20 ... white key, 21, 31 ... rear end part, 22 ... front end part, 23 ... recessed part, 30 ... black key, 50, 60, 70, 80 , 90 ... key guide part, 51, 71, 81, 91 ... guide piece, 51a, 52b, 52c, 72, 82, 92 ... cap, 53a, 53b, 53c, 73, 83, 93 ... engagement hole.

Claims

An operator provided in a state capable of moving forward and backward with respect to the base and having a guided portion,
An operator guide structure of a musical instrument, comprising: an operator guide portion provided on the base portion and guiding the operator in the advance / retreat direction by slidingly contacting a guided portion of the operator that advances / retreats with respect to the base portion.
The operation element guide portion, a guide piece provided on the base portion and having a gap between the guided portion of the operation element, and the guide piece or the guide piece so as to be located in a gap between the guide piece and the guided portion. An adjusting member attached to the guided portion and capable of adjusting an interval between the guide piece and the guided portion depending on the attached state, and the operating member for the guide piece is adjusted by adjusting the adjusting member. Wherein the position in the direction perpendicular to the forward and backward directions can be adjusted.

The adjusting member is constituted by a plurality of types of coverings having an engagement hole capable of engaging with the guide piece, and a position of a predetermined side surface in each of the coverings when each of the coverings is attached to the guide piece, 2. The operator guide structure for a musical instrument according to claim 1, wherein the guide piece is changed by a predetermined distance from a predetermined side surface of the guide piece.

The adjusting member is constituted by a cover that can be engaged with the guide piece in different postures, and the cover is engaged with the guide piece in different postures, so that the guide piece and the guided portion are The operator guide structure for a musical instrument according to claim 1, wherein a position of the operator relative to the guide piece in a direction orthogonal to the advance / retreat direction can be adjusted by adjusting an interval between the guide pieces.