JP2004116717A - Roller holder - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/04—Preventing damage to bearings during storage or transport thereof or when otherwise out of use
- F16C41/045—Devices for provisionally retaining needles or rollers in a bearing race before mounting of the bearing on a shaft
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の動弁機構に設けられるロッカアームなどのカムフォロアに使用されるころ保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の動弁機構には、ロッカアームが設けられる。この種のロッカアームは、その製造途中で、カムが転接するローラの中心部位に形成されたロッカシャフト挿通孔の周面に、針状ころを周方向に並べて、これら針状ころを保持しておく必要がある。
【0003】
従来から、針状ころをロッカシャフト挿通孔の周面に保持しておく保持具は存在する(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、保持具の体積をできるだけ小さくした技術も存在する(例えば、特許文献2)。
【0005】
以下、図7および図8に基づいて、従来の保持具について説明する。図7に示す保持具50は、対向壁51,52間に配置されるローラ53におけるカムシャフト挿通孔54の軸方向長さとほぼ等しい長さを有している。保持具50は、カムシャフト挿通孔54に装着した際に、針状ころ55どうしの径方向間の隙間に、ほぼ全域にわたって充填されるよう、円柱状に近い形状に形成されている。このような形状の保持具50では、径と軸方向長さが異なるため、装着の際、保持具50の方向性を考慮しなければならない。
【0006】
そこで、図8に示すように、保持具50を球形に形成することで、装着の際に方向性を考慮する必要がなくなり、かつ保持具50の体積を、図7に示した保持具50に比べて小さくすることができる。
【0007】
ところで近年、ロッカアームでは、カムシャフト56の軸径はそのままで、ローラ53の軸方向長さが縮小化される傾向にある。このような場合、保持具50が球形であると、保持具50を針状ころ55間に装着した場合、保持具50の一部がローラ53から軸方向にはみ出してしまうことが考えられる。
【0008】
しかし、保持具50を装着した際に、その一部がローラ53からはみ出さないようにするため、保持具50の径を小さくすると、軸方向長さと径方向に対向する針状ころ55間の距離との比率によっては、今度は保持具50が針状ころ55に当たらなくなってしまい、針状ころを保持できなくなってしまうことが考えられる。
【0009】
【特許文献1】
特開平3−92621号(第5頁,図1参照)
【特許文献2】
実開平5−14643号(第1頁,図1参照)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、図9(a)〜図(c)に示すように、ローラ53の軸方向長さと、径方向で対向する針状ころ55間の距離との比率を考慮して、針状ころ55間に渡すことができ、かつ軸方向長さよりも短い形状を有する保持具50が必要になる。図9(a)に示すように、このような保持具50は、押し治具60によって中心部を押圧されることで、針状ころ55間に装着される。
【0011】
しかしこの保持具50は、上述のようにローラ53の軸方向長さと、径方向で対向する針状ころ55間の距離との比率を考慮して、針状ころ55間に渡すことができ、かつ軸方向長さよりも短い形状を有するものである。従ってこの形状は、特に装着時には不安定であり、図示のように押し治具60によって中心部を押圧すると、図9(b)(c)に示すように、針状ころ55間で傾き易く、正常な姿勢を保持して針状ころ55間に装着することは難しい。
【0012】
そこで本発明は、上記課題を解決し得るころ保持具の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるころ保持具は、筒状の軌道輪の径方向中心に形成された軸挿通孔の周面に当接するよう該周面の周方向に複数個のころが並べて配置された状態で、装着用治具によって、ころどうしで形成される円筒状空間に軸方向一方から装着されて、前記各ころを前記周面に押圧するもので、径方向長さDと、軸方向長さLとがL/D≦1を満たす関係を有し、軸方向一方側面に前記装着用治具の押圧面を受ける受け面が形成され、前記装着用治具に形成された支持ピン部が挿入される挿入部が径方向中心部位に軸方向に沿って形成されている。
【0014】
上記構成において、装着用治具の支持ピンを挿入部に挿入するようにしてころ保持具を取付け、このころ保持具をころどうしで形成される円筒状空間に軸方向一方から押圧装着する。このとき、径方向長さDと、軸方向長さLとがL/D≦1の関係を有したころ保持具であったとしても、装着用治具によって必要な姿勢に保持された状態で円筒状空間に装着され、装着用治具をころ保持具から離脱させた後も、ころ保持具によって、各ころは軌道輪の径方向中心に形成された軸挿通孔の周面に当接するよう保持される。
【0015】
また、本発明のころ保持具は、平行に対向する対向壁と、これら対向壁間に渡される支軸に複数個のころを介して外装されるとともに、カムの転接により軸心回りに回転するローラとを含むカムフォロワにおける製造途中で、前記ローラの径方向中心に形成された支軸挿通孔の周面に当接するよう該周面の周方向に前記ころが並べて配置された状態で、装着用治具によって、ころどうしで形成される円筒状空間に軸方向一方から装着されて、前記各ころを前記周面に押圧することで保持するもので、径方向長さDと、軸方向長さLとがL/D≦1を満たす関係を有し、一方側面に前記装着用治具の押圧面を受ける受け面が形成され、前記装着用治具に形成された支持ピン部が挿入される挿入部が径方向中心部位に軸方向に沿って形成されている。
【0016】
上記構成において、装着用治具の支持ピンを挿入部に挿入するようにしてころ保持具を取付け、このころ保持具を、ころどうしで形成される円筒状空間に軸方向一方から押圧装着する。このとき、径方向長さDと、軸方向長さLとがL/D≦1の関係を有するころ保持具であったとしても、装着用治具によって必要な姿勢に保持された状態で円筒状空間に装着され、装着用治具をころ保持具から離脱させた後も、ころ保持具によって、各ころは、軌道輪の径方向中心に形成された軸挿通孔の周面に当接するよう保持される。
【0017】
また、前記ころ保持具における一方側隅部および他方側隅部のうち、少なくとも他方側隅部が面取りされている。
【0018】
この構成によれば、面取り部分の存在によって、円筒状空間にころ保持具を、軸方向一方から容易に挿入することができ、かつ双方側の隅部に面取りを形成することにより、装着の際にころ保持具を、その一方側および他方側の何れからでも容易に装着することができるようになり、装着の際に方向性の自由度が高まる。
【0019】
なお、前記挿入部は、ころ保持具を貫通するものでもよいし、凹部形状に形成されたもの、あるいはスリット状に形成されたものであってもよく、装着用治具を挿入した際に、ころ保持具の姿勢を所定の姿勢に保持できるものであればよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るころ保持具を、ロッカアームに適用させた場合を例に、図面に基づいて説明する。
【0021】
図1はロッカアームの全体を示す分解斜視図、図2はロッカアームの使用状態を示す断面図、図3はローラにころ保持具を装着する途中の状態を示す断面図、図4はころ保持具の側面図である。
【0022】
まず、図例のロッカアームの全体構成を説明する。このロッカアーム1は、エンドピボット型で、図1および図2に示すように、エンジンのOHC動弁機構の所定の場所に配置される。2はエンジン動弁機構の所定の場所に配置されるカムであり、ロッカアーム1は、カム2が当接して転動するローラ(筒状の軌道輪)3と、このローラ3を介して対向する一対の対向壁4,5とを備えている。
【0023】
この対向壁4,5と、これら対向壁4,5どうしを長手方向両側で連設する連接壁20,21とで胴体22が形成されている。一方の連接壁20は、ラッシュアジャスタ23の上端部が当接するピボット受け部として用いられ、他方の連接壁21は、バルブステム24の上端部が嵌入するバルブステム嵌入部として用いられる。
【0024】
両対向壁4,5には、それぞれ長手方向中間部位に、支持孔6,7が形成されている。両対向壁4,5間に前記ローラ3が配置され、このローラ3には、その径方向中心部位でかつ軸方向に貫通する軸挿通孔10が形成されている。
【0025】
これら支持孔6,7に、端部8a,8bが非回転に支持されるように支軸(「ロッカシャフト」ともいう)8が渡されている。この支軸8は、軸方向に実質同一断面に形成されている。なお図示しないが、支軸8は、各端部8a,8bが径方向に拡大するようかしめられることで、支持孔6,7の周壁に対して圧接され、これによって対向壁4,5に非回転に支持されている。
【0026】
前記ローラ3は、支軸8の途中に、複数個の針状ころ9を介して軸心回りに回転自在に外装されている。これら針状ころ9は、支持孔6,7の周面に当接するよう周面の周方向に並べて配置されている。従って、各針状ころ9は、支軸8の外周面およびローラ3における軸挿通孔10の周面を転動面として支軸8回りに転動する。
【0027】
次に、上記構成におけるロッカアーム1の製造方法を説明する。まず一枚の金属板を所定の形状に打抜き加工し、続いて対向壁4,5に相当する部分に、両支持孔6,7を、加工具(パンチ)を用いて打抜き加工によって形成する。その後、対向壁4,5に相当する部分を折り曲げるようにして、対向壁4,5および連接壁20,21を形成する。なお図では、連接壁21は、対向壁4,5間に溶接によって固定されている。
【0028】
上記とは別に、図1および図3に示すように、ローラ3における軸挿通孔10の周面に、複数個の針状ころ9を周方向に複数個並べて配置して、針状ころ9どうしで形成される軸挿通孔10内の円筒状空間11に、装着用治具12を用いて軸方向一方からころ保持具13を装着して、各針状ころ9を軸挿通孔10の周面に押圧して保持することで、ローラ3、針状ころ9、ころ保持具13の組品14としておく。
【0029】
ところでころ保持具13は、全体がポリエチレン、ポリウレタン、ナイロン、PP等の合成樹脂、あるいは合成ゴムのように弾性を有する材質によって形成されている。また、ころ保持具13の径(最大の径方向長さ)D1は、円筒状空間11の径よりもわずかに大きく形成されている。
【0030】
このため、ころ保持具13を円筒状空間11に装着した場合、ころ保持具13が径方向外方に復元する弾性によって、各針状ころ9は、軸挿通孔10の周面に押圧されて保持される。
【0031】
ここで、ころ保持具13の構成を詳述する。ころ保持具13は、その径D1と軸方向長さ(幅方向の厚み)Lとが、L/D1≦1の関係を満たす寸法に形成されている。前述のように、ころ保持具13の径D1は、針状ころ9どうしで形成される円筒状空間11の最小径D2よりもわずかに大きく形成されるとともに、支持孔6,7(特に他方の支持孔7)の径よりも小さく形成されている。ころ保持具13の軸方向長さLは、円筒状空間11の軸方向長さ、すなわちローラ3の幅Bよりも小さく形成されている。
【0032】
また、装着用治具12によって押圧される一方側面に、装着用治具12の胴部平面(押圧面)12aが当接する平坦な受け面15が形成され、装着用治具12の先端中心部位に軸方向に突出するように形成された支持ピン部16が挿入される挿入孔(挿入凹部の一例)17が、径方向中心部位に、軸方向に沿って形成されている。
【0033】
この挿入孔17の径D3は、支持ピン部16の径D4よりもわずかに小さく形成され、かつこの実施形態では、ころ保持具13の径D1の0.8〜0.3倍に設定されている。さらに、ころ保持具13の一方隅部外周面および他方隅部外周面には角R形状の面取り18が形成されている。
【0034】
この面取り18の形状を詳述すると、隅角部は大曲率円弧18aに形成され、軸方向中心位置側は小曲率円弧18bに形成されている。そして前述したように、面取り18は、ころ保持具13の一方隅部外周面および他方隅部外周面の双方に形成され、双方の面取り18の間の連続面18cは、径方向外方に凸となるわずかな曲面に形成されている。
【0035】
この構成により、ころ保持具13は、軸方向中心および径方向中心を中心にして、それぞれ対称形状に形成されている。なお、装着用治具12の胴部平面12aの幅は、ころ保持具13の径D1にほぼ等しい大きさ、あるいはわずかに小さい大きさに設定されている。
【0036】
ローラ3における軸挿通孔10の周面に、針状ころ9を周方向に複数個並べて配置した状態で、針状ころ9どうしで形成される軸挿通孔10内の円筒状空間11に、ころ保持具13を装着する際は次のようにして行う。
【0037】
すなわち、装着用治具12に形成されている支持ピン部16をころ保持具13の弾性に抗して挿入孔17に挿通しておく。この際の支持ピン部16ところ保持具13との嵌合力は、わずかでよい。
【0038】
このように、装着用治具12に取付けられたころ保持具13を、載置台40に載置したローラ3の円筒状空間11に対して、ころ保持具13の径D1の中心と、軸挿通孔10の中心とが同心となるよう、互いを径方向で位置合わせし、その後、装着用治具12を軸方向一方から軸方向他方へ向けて移動することで、ころ保持具13を円筒状空間11に挿入するようにして装着する。
【0039】
このとき、前述のように、ころ保持具13の径D1は、針状ころ9どうしで形成される円筒状空間11の最小径よりもわずかに大きく形成されているが、ころ保持具13は適度に弾性変形可能であるので、所定の押圧力でもって押込まれることにより、外周部が針状ころ9の外周面によって縮径するように押圧されて弾性変形し、ローラ3の円筒状空間11に装着される。また、面取り18によって案内されることで、ころ保持具13を、容易に円筒状空間11に挿入することができる。
【0040】
そして、ころ保持具13の装着時に、ころ保持具13に対し、仮に偏心した力が働いたとしても、ころ保持具13は装着用治具12の支持ピン部16が挿入孔17に挿通されていることにより姿勢が保持される。このため、ころ保持具13の径D1と、軸方向長さLとに、L/D1≦1の関係があったとしても、ころ保持具13が円筒状空間11内で傾斜してしまうのを防止できる。
【0041】
このようにして、ころ保持具13を円筒状空間11内に挿入して装着した後は、支持ピン部16ところ保持具13とのわずかな嵌合力に抗して、装着用治具12を軸方向一方へ戻し、支持ピン部16を挿入孔17から離脱させる。
【0042】
そしてころ保持具13を円筒状空間11に装着した後は、ころ保持具13の弾性によって各針状ころ9は、軸挿通孔10の周面に押圧され、その場で保持される。以上のようにして、ローラ3、針状ころ9およびころ保持具13の組品14を組立てる。
【0043】
そして上記組品14を、対向壁4,5間の長手方向中心位置に配置し、支軸8を、一方の対向壁4に形成した支持孔6から他方の対向壁5に形成した支持孔7に向けて、支軸8の端部8bが支持孔7に嵌合するよう、ローラ3の内径側を挿通させる。
【0044】
ころ保持具13の径D1は、支持孔7の径よりも小さいため、支軸8をローラ3の内径側を挿通させる動作に伴なって、組品14のうち、ころ保持具13が支持孔7から押出され、代わりに支軸8の外周面が針状ころ9に接触する。
【0045】
その後、支軸8の両端部8a,8bを拡径するようにかしめて、両端部8a,8bの外周面を各支持孔6,7の周面に圧接させ、支軸8を非回転に組付ける。以上の工程でロッカアーム1を製造する。
【0046】
このように本発明の実施形態によれば、ころ保持具13を円筒状空間11に装着する際に、仮にころ保持具13に偏心した力が働いたとしても、ころ保持具13は、装着用治具12の支持ピン部16が挿入孔17に挿通されていることにより、装着時の姿勢を確実に保持される。
【0047】
このため、ころ保持具13の径D1と、軸方向長さLとに、L/D1≦1の関係があったとしても、ころ保持具13が円筒状空間11内で傾斜してしまうのを防止し、各針状ころ9を軸挿通孔10の周面に押圧して確実に保持できる。
【0048】
また、ころ保持具13における前述の面取り18は、ころ保持具13の一方隅部外周面および他方隅部外周面の双方に形成されて、ころ保持具13は、軸方向中心および径方向中心を中心にしてそれぞれ対称形状に形成され、挿入孔17はころ保持具13を貫通するよう形成されているため、ころ保持具13は、その軸方向一方側、軸方向他方側の何れからであっても軸挿通孔10に装着することができ、従って、ころ保持具13装着の際の、方向性の自由度を高めることができる。
【0049】
なお、上記実施形態では、挿入部の一例としてころ保持具13を貫通する挿入孔17を形成したが、これに限定されるものではない。例えば、方向性の自由度は低下するが、図5に示すように、挿入部としてころ保持具13を貫通しない円柱状凹部30を形成するようにして、ころ保持具13の装着時には、装着用治具12の支持ピン部16を円柱状凹部30に挿入して行うようにすることもできる。なお、ころ保持具13において、上記実施形態とは挿入部の形状が挿入孔17から円柱状凹部30に代わるだけで、他の構成は同一である。
【0050】
また図6に示すように、挿入部を形成するよう受け面15から軸方向に所定の深さを有する挿入用スリット31を形成し、ころ保持具13の装着時には、支持ピン部16を挿入用スリット31にこれを広げるよう挿入して、ころ保持具13を装着するようにしてもよい。何れの場合も、装着用治具12によってころ保持具13を適切な姿勢に保持した状態で軸挿通孔10に装着することができ、各針状ころ9を確実に保持した状態で、対向壁4,5間に装着することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によれば、径Dと、軸方向長さLとがL/D≦1の関係を有するころ保持具であっても、装着用治具によって必要な姿勢に保持した状態で円筒状空間に装着することができ、装着用治具をころ保持具から離脱させた後も、各ころを、軌道輪の軸挿通孔の周面に当接するよう保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すロッカアームの全体を示す分解斜視図である。
【図2】同じくロッカアームの使用状態を示す断面図である。
【図3】同じくローラにころ保持具を装着する途中の状態を示す断面図である。
【図4】同じくころ保持具の側面図である。
【図5】他の実施形態を示すころ保持具の断面図である。
【図6】別の実施形態を示すころ保持具の斜視図である。
【図7】従来例を示すころ保持具の使用状態を示す断面図である。
【図8】別の従来例を示すころ保持具の使用状態を示す断面図である。
【図9】さらに別の従来例を示すころ保持具の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロッカアーム
2 カム
3 ローラ
4,5 対向壁
6,7 支持孔
8 支軸
9 針状ころ
10 軸挿通孔
11 円筒状空間
12 装着用治具
13 ころ保持具
14 組品
20,21 連接壁[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a roller holder used for a cam follower such as a rocker arm provided in a valve train of an automobile.
[0002]
[Prior art]
Generally, a rocker arm is provided in a valve train of an automobile. During manufacture of this type of rocker arm, needle rollers are arranged in a circumferential direction on a peripheral surface of a rocker shaft insertion hole formed at a central portion of a roller to which a cam comes into contact, and these needle rollers are held. There is a need.
[0003]
Conventionally, there has been a holder for holding a needle roller on a peripheral surface of a rocker shaft insertion hole (for example, Patent Document 1).
[0004]
There is also a technique in which the volume of the holder is made as small as possible (for example, Patent Document 2).
[0005]
Hereinafter, a conventional holder will be described with reference to FIGS. 7 and 8. The
[0006]
Therefore, as shown in FIG. 8, by forming the
[0007]
In recent years, in the rocker arm, the axial length of the
[0008]
However, in order to prevent a part of the
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-3-92621 (see
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 5-14643 (see page 1, Figure 1)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, as shown in FIGS. 9A to 9C, the ratio between the length of the
[0011]
However, the
[0012]
Therefore, an object of the present invention is to provide a roller holder that can solve the above-described problems.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The roller holder in the present invention, in a state where a plurality of rollers are arranged side by side in the circumferential direction of the peripheral surface so as to contact the peripheral surface of the shaft insertion hole formed at the radial center of the cylindrical bearing ring, The mounting jig is mounted in a cylindrical space formed by rollers from one side in the axial direction, and presses each roller against the peripheral surface. A radial length D, an axial length L, Have a relationship satisfying L / D ≦ 1, a receiving surface for receiving the pressing surface of the mounting jig is formed on one side surface in the axial direction, and a support pin portion formed on the mounting jig is inserted. An insertion portion is formed at the radial center portion along the axial direction.
[0014]
In the above configuration, the roller holder is attached so that the support pin of the mounting jig is inserted into the insertion portion, and the roller holder is pressed and mounted on the cylindrical space formed by the rollers from one side in the axial direction. At this time, even if the roller holder has a relationship where the length D in the radial direction and the length L in the axial direction have a relationship of L / D ≦ 1, the roller jig is held in a required posture by the mounting jig. Even after the mounting jig is detached from the roller holder, the rollers are attached to the cylindrical space by the roller holder so that each roller abuts the peripheral surface of the shaft insertion hole formed at the radial center of the raceway ring. Will be retained.
[0015]
In addition, the roller holder of the present invention is provided with a plurality of rollers on an opposing wall facing in parallel and a support shaft extending between the opposing walls, and is rotated around the axis by rolling contact of the cam. During the manufacture of the cam follower including the roller, the roller is mounted in a state where the rollers are arranged in the circumferential direction of the peripheral surface so as to contact the peripheral surface of the spindle insertion hole formed at the radial center of the roller. The jig is attached to the cylindrical space formed by the rollers from one side in the axial direction and holds the rollers by pressing the rollers against the peripheral surface. The radial length D and the axial length L has a relationship of L / D ≦ 1, a receiving surface for receiving a pressing surface of the mounting jig is formed on one side surface, and a support pin portion formed on the mounting jig is inserted. Insertion part is formed along the axial direction at the radial center part. .
[0016]
In the above configuration, the roller holder is attached so that the support pin of the mounting jig is inserted into the insertion portion, and the roller holder is pressed and mounted on the cylindrical space formed by the rollers from one side in the axial direction. At this time, even if the roller holder has a relationship that the radial length D and the axial length L have a relationship of L / D ≦ 1, the cylinder is held in a required posture by a mounting jig. Even after the mounting jig is detached from the roller holder, each roller is brought into contact with the peripheral surface of the shaft insertion hole formed at the radial center of the raceway even after the mounting jig is detached from the roller holder. Will be retained.
[0017]
Further, at least one of the one corner and the other corner of the roller holder is chamfered.
[0018]
According to this configuration, due to the presence of the chamfered portion, the roller holder can be easily inserted into the cylindrical space from one side in the axial direction. The roller holder can be easily mounted from either one side or the other side, and the degree of freedom in direction is increased at the time of mounting.
[0019]
In addition, the insertion portion may be one that penetrates the roller holder, one that is formed in a concave shape, or one that is formed in a slit shape, and when the mounting jig is inserted, What is necessary is just to be able to hold | maintain the attitude | position of a roller holder in a predetermined attitude | position.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example in which the roller holder according to the embodiment of the present invention is applied to a rocker arm will be described with reference to the drawings.
[0021]
1 is an exploded perspective view showing the entire rocker arm, FIG. 2 is a cross-sectional view showing a use state of the rocker arm, FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which a roller holder is being mounted on a roller, and FIG. It is a side view.
[0022]
First, the overall configuration of the rocker arm shown in the drawing will be described. The rocker arm 1 is an end pivot type and is arranged at a predetermined position in an OHC valve operating mechanism of the engine as shown in FIGS.
[0023]
A
[0024]
Support holes 6 and 7 are formed in the
[0025]
A support shaft (also referred to as a “rocker shaft”) 8 is passed through the support holes 6 and 7 so that the
[0026]
The roller 3 is rotatably mounted around a central axis of the
[0027]
Next, a method of manufacturing the rocker arm 1 having the above configuration will be described. First, one metal plate is punched into a predetermined shape, and subsequently, both
[0028]
Apart from the above, as shown in FIGS. 1 and 3, a plurality of
[0029]
By the way, the
[0030]
For this reason, when the
[0031]
Here, the configuration of the
[0032]
Further, a
[0033]
The diameter D3 of the
[0034]
To describe the shape of the
[0035]
With this configuration, the
[0036]
In a state where a plurality of
[0037]
That is, the
[0038]
In this manner, the
[0039]
At this time, as described above, the diameter D1 of the
[0040]
When the
[0041]
After the
[0042]
After the
[0043]
Then, the assembly 14 is disposed at the center in the longitudinal direction between the opposing
[0044]
Since the diameter D1 of the
[0045]
Thereafter, both ends 8a and 8b of the
[0046]
As described above, according to the embodiment of the present invention, when the
[0047]
For this reason, even if there is a relationship of L / D1 ≦ 1 between the diameter D1 of the
[0048]
Further, the
[0049]
In addition, in the said embodiment, although the
[0050]
As shown in FIG. 6, an insertion slit 31 having a predetermined depth in the axial direction is formed from the receiving
[0051]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, even if the roller holder has the relationship of L / D ≦ 1 between the diameter D and the axial length L, the posture required by the mounting jig is required. It can be mounted in a cylindrical space while holding it, and even after removing the mounting jig from the roller holder, keep each roller in contact with the peripheral surface of the shaft insertion hole of the raceway ring Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an entire rocker arm according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing a use state of the rocker arm.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which a roller holder is being mounted on a roller.
FIG. 4 is a side view of the roller holder.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a roller holder according to another embodiment.
FIG. 6 is a perspective view of a roller holder according to another embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view illustrating a use state of a roller holder according to a conventional example.
FIG. 8 is a cross-sectional view illustrating a use state of a roller holder according to another conventional example.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a state of use of a roller holder according to still another conventional example.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1
Claims (3)
径方向長さDと、軸方向長さLとがL/D≦1を満たす関係を有し、軸方向一方側面に前記装着用治具の押圧面を受ける受け面が形成され、前記装着用治具に形成された支持ピン部が挿入される挿入部が径方向中心部位に軸方向に沿って形成された、ことを特徴とするころ保持具。In a state where a plurality of rollers are arranged in a circumferential direction of the peripheral surface so as to abut against a peripheral surface of a shaft insertion hole formed at a radial center of the cylindrical bearing ring, a roller is mounted by a mounting jig. A roller holder which is attached to a cylindrical space formed between the members from one side in the axial direction and holds the rollers by pressing the rollers against the peripheral surface,
The radial length D and the axial length L have a relationship satisfying L / D ≦ 1, and a receiving surface for receiving a pressing surface of the mounting jig is formed on one axial side surface. A roller holder, wherein an insertion portion into which a support pin portion formed on a jig is inserted is formed at a radially central portion along an axial direction.
前記ローラの径方向中心に形成された支軸挿通孔の周面に当接するよう該周面の周方向に前記ころが並べて配置された状態で、装着用治具によって、ころどうしで形成される円筒状空間に軸方向一方から装着されて、前記各ころを前記周面に押圧することで保持するころ保持具であって、
径方向長さDと、軸方向長さLとがL/D≦1を満たす関係を有し、一方側面に前記装着用治具の押圧面を受ける受け面が形成され、前記装着用治具に形成された支持ピン部が挿入される挿入部が径方向中心部位に軸方向に沿って形成された、ことを特徴とするころ保持具。In the course of manufacturing a cam follower including a parallel opposing wall and a roller that is externally mounted via a plurality of rollers on a spindle passed between the opposing walls and that rotates about the axis by rolling contact of the cam. ,
In a state where the rollers are arranged side by side in the circumferential direction of the peripheral surface so as to abut on the peripheral surface of a shaft insertion hole formed at the radial center of the roller, the rollers are formed by rollers by a mounting jig. A roller holder that is attached to the cylindrical space from one side in the axial direction and holds the rollers by pressing the rollers against the peripheral surface,
The length J in the radial direction and the length L in the axial direction satisfy a relationship of L / D ≦ 1, and a receiving surface for receiving a pressing surface of the mounting jig is formed on one side surface, and the mounting jig is formed. The insertion part into which the support pin part formed in (1) is inserted is formed along the axial direction at a radially central portion.
一方側隅部および他方側隅部のうち、少なくとも他方側隅部が面取りされた、ことを特徴とするころ保持具。The roller holder according to claim 1 or claim 2,
A roller holder characterized in that at least one of the one-side corner and the other-side corner is chamfered.
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JP2002283227A JP2004116717A (en) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | Roller holder |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009150491A (en) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Jtekt Corp | Roller holder and assembly method of roller bearing |
JP2012082877A (en) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Ntn Corp | Planetary gear-integrated bearing |
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2002
- 2002-09-27 JP JP2002283227A patent/JP2004116717A/en active Pending
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