JP2004116579A - 油漏れ予防器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】給油の際に接続部から微量の油が漏れても、簡単な器具で、接続部で漏れた油を吸着して外には出さないようにする油漏れ予防器具を提供する。
【解決手段】油接続部に巻き付ける油漏れ予防器具であって、第一巻付部と、第一巻付部の外側一部を含めて油接続部に巻き付ける第二巻付部とからなり、各巻付部の内側には油吸収袋が設けてあって該油吸収袋が油接続部での油を吸着するとともに、各巻付部には巻付固定手段が設け、油接続部で漏れた油を吸着して外には出さないようににした油漏れ予防器具である。
【選択図】図7
【解決手段】油接続部に巻き付ける油漏れ予防器具であって、第一巻付部と、第一巻付部の外側一部を含めて油接続部に巻き付ける第二巻付部とからなり、各巻付部の内側には油吸収袋が設けてあって該油吸収袋が油接続部での油を吸着するとともに、各巻付部には巻付固定手段が設け、油接続部で漏れた油を吸着して外には出さないようににした油漏れ予防器具である。
【選択図】図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリンスタンド等の給油の際に、油漏れが生じても油滴を外に出さない油漏れの予防する器具の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場・ビル等の需要家の油受入タンクや、船舶や航空機の給油や、ガソリンスタンド等でタンクローリー車からの給油の際には、油漏れが生じることは安全管理上からも厳禁であり、このため、タンクローリー車や油貯蔵タンクとの油ホースの接続具は油漏れがないような構造が、例えば、特開2000−9280号公報や実開平6−39644号公報に提示されているように、種々開発され提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給油している最中には殆ど油漏れは生じないが、油ホースの接続具を着脱する際に、特に、油ホースの接続具を取り外す際は、微量の油滴が受入タンク周辺のフロアーや、ガソリンスタンドのフロアーに落下することがあった。近時、この微量の油滴でもフロアーに落下すると油の臭いがし、厳格な環境基準に合わない場合も生じてきた。このため、タンクローリー車等からの給油の際に、予め、受入タンクの給油口周辺のフロアーに油漏れ予防の大きなマットを敷たり、フロアーにペール缶を置いたりして、万一油滴が落下しも、フロアーに直接油が落ちないように注意して給油作業を行っていたが、この作業は煩わしく手間のかかるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、給油の際に接続部から微量の油が漏れても、簡単な器具で、油接続部で漏れた油を吸着して外には出さないようにする油漏れ予防器具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、油接続部に巻き付ける油漏れ予防器具であって、第一巻付部と、第一巻付部の外側一部を含めて油接続部に巻き付ける第二巻付部とからなり、各巻付部の内側には油吸収袋が設けてあって該油吸収袋が油接続部での油を吸着するとともに、各巻付部には巻き付け固定手段が設けてあることを特徴とする油漏れ予防器具である。
【0005】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明の油漏れ予防器具の好適な一実施例を図面に沿って説明する。
図1は、ガソリンスタンドAにおいて本実施例の油漏れ予防器具1を使用している外観の全体を示すものであり、タンクローリーB(吐出口B1)と地下貯蔵タンクの給油口Cとを給油ホースDで接続した状態である。この場合、タンクローリーBと給油ホースDとの接続には、油漏れの生じない公知の接続継手Eで連通され、同様に給油ホースとDと地下貯蔵タンクの給油口Cとの接続には公知の接続継手Fで連通されている。
【0006】
本実施例の油漏れ予防器具1は、油接続部である接続継手EおよびFの周りを覆うように設けられるものである。
次に、油漏れ予防器具1の詳細を図2以下に沿って説明する。
図2は内側面になる油漏れ予防器具1を広げた状態を示し、図3は外側面になる油漏れ予防器具1を広げた状態を示したものであるが、油漏れ予防器具1は概略二つの部分である第一巻付部2と第二巻付部3から構成される。
第一巻付部2と第二巻付部3とは油を遮断し帯電防止の機能のある合成樹脂の素材のシート(塩化ビニール)で作られそれぞれ長方形状であって、第一巻付部2は第二巻付部3の上側に重ねるように配置され、互いに重ね合わされ、ほぼ中央部の接合部4で縫い合わされて、一体化されており、全体の大きさは65cm×42cm程度である。
第一巻付部2は第二巻付部3に比べてやや巾が狭く細長い長方形であって、その内側には、油を吸収する吸収剤を収納した扁平な油吸収袋5aがほぼ第一巻付部2の長方向に亘り、かつ、第二巻付部3側にはみ出すような大きさであって、面ファスナー51で着脱自在に取り付けられている。
第二巻付部3はやや巾広の長方形であって、第一巻付部2と同様に内側には油吸収袋5bが着脱自在に取り付けられ、この油吸収袋5bは油を吸収する吸収剤を収納した扁平な袋で第二巻付部2の油吸収袋5aとほぼ同じ大きさであって、一対の面ファスナー51によって着脱自在に取り付けられている。第二巻付部3の第一巻付部2側は、第一巻付部2とその油吸収袋5aの下側に配置されている。
【0007】
油吸収袋5(5a,5b)は油が染みこむ材質の不織布で作られ、油吸収袋5(5a,5b)の中には油吸収材を充填する。この油吸収材として本実施例ではトドマツの間伐材を繊維化し炭化した油吸収材を使用したが、これは水は吸わずに油だけを吸着するので効率的であり、本発明の実施例の油の吸着には最適だからである。この油吸収袋5は単体では扁平の長方形であり、大きさは52cm×19cm×1.5cm(厚さ)である。二枚の油吸収袋5aと油吸収袋5bとは多少重なる部分あるので、全体として大きさは52cm×35cm程度であり、油の吸着能力はほぼ1.4L×2である。
なお、扁平の油吸収袋5の中の油吸収材はまんべんなく存在するようにし、油吸収材が偏在しないように細かなキルティング加工すればより好ましい油吸収袋5となる。
第一巻付部2の接合部4を中央としてその一端には、雄面ファスナー61が設けられ、第二巻付部3の同じ側の一端にも雄面ファスナー62,63が設けられている。
この雄面ファスナー61〜63に対応するのが、図3に示すように第一巻付部2の外周面部21と第二巻付部3の外側に位置する外周面部31に設けられる雌面ファスナーであり、雄面ファスナー61に対応するのが雌面ファスナー71、雄面ファスナー62に対応するのが雌面ファスナー72、雄面ファスナー63に対応するのが雌面ファスナー73であり、巻付固定手段を形成している。
したがって、油漏れ予防器具1は、図4に示すように、第一巻付部2と第二巻付部3とは結合部4の部分だけが連結されているだけだあるから、両巻付部2,3の結合部4を含む長手方向の中央線Xを中心として、先ずは第一巻付部2だけを図に示すように丸めるように湾曲でき、その後から、随時第二巻付部2を丸めるように湾曲することができる構造である。
【0008】
本実施例の油漏れ予防器具1は、以上のような構成であるから、ガソリンスタンドAでのタンクローリーBと給油ホースDでの接続および取り外す際の接続継手E(接続継手F)に本実施例の油漏れ予防器具1を使用する方法を図5〜9に沿って説明する。
タンクローリーBと給油ホースDでの接続の手順を説明すると、図5において、油吸収袋5が吐出口B1と接続継手Eとの下側に位置するように油漏れ予防器具1をあてがい、タンクローリーBの吐出口B1と給油ホースDに付属の接続継手Eで接続し、第一巻付部2を吐出口B1と接続継手Eを覆うように巻き付ける。
そして、図6に示すように、第一巻付部2の雄面ファスナー61と第一巻付部2の外周部21の雌面ファスナー71を係号して固定し、油漏れがないことを確認して、第二巻付部3を第一巻付部2の一部と接続継手Eとを覆うように巻き付ける。なお、この際油漏れがあっても油吸収袋5が吸収する。
更に、図7に示すように、第二巻付部3の雄面ファスナー62,63と第二巻付部3の外周部31の雌面ファスナー71を係号して固定し、給油体制を終了する。
したがって、給油ホースDの接続や給油の際に、吐出口B1や接続継手Eで油滴などの油漏れがあっても、全て油吸収袋5(5a,5b)が吸収してしまい、油が外にもれることはない。
ここで、タンクローリーBの油の開通レバー(図示せず)を操作して、給油動作を開始する。
【0009】
次に、給油が終了し、タンクローリーBから給油ホースDを取り外しの手順を説明すると、接続の手順と逆であるが、図8に示すように、第二巻付部3の雄面ファスナー62,63と第二巻付部3の外周部31の雌面ファスナー71を係号を外して、第二巻付部3を開いた状態にし、次に、図9に示すように、タンクローリーBの吐出口B1と給油ホースDに付属の接続継手Eで接続を解除し、給油ホースDおよび接続継手Eを吐出口B1から離して、接続継手Eを吐出口B1からの油滴を全て油吸収袋5に吸収して作業を終了する。
そして、各油吸収袋5は、使用頻度が重なり、表面が黒く変色して油を吸着しにくくなった場合には、その油吸収袋5毎に一対の面ファスナー51の係号を外して新しい油吸収袋5取り替えればよい。
なお、本実施例では、タンクローリーと給油ホースとの接続部の適用したものについて説明したが、給油ホースDの接続継手Fと地下貯蔵タンクの給油口Cとの接続部の構成や手順も同様でるので、説明は省略する。
【0010】
本実施例は、以上のような構成であるので、その作用は、簡単な構成で、給油の際に接続部から微量の油が漏れても、漏れた油を吸着して外には出さないようにすることができる。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、実施例に限定しないことは勿論であり、タンクローリーと給油ホースとの接続部の適用したものであるが、タンクローリーばかりでなく、他の油に関する接続部に用いても良いことは勿論であり、例えば、工場・ビル等の需要家の油受入タンクや、船舶や航空機の給油や、接続部に用いても良いことは勿論である。
また、油吸収機能が大きいものであれば、油吸収袋5に変えてシート状のものを用いても良いことも勿論である。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、従来のように給油ホースの接続部の下に大きなマットを敷くような煩わしさがなく、簡単な構成で、給油の際に接続部から微量の油が漏れても、漏れた油を吸着して外には出さないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を本実施例の油漏れ予防器具を、ガソリンスタンドにおいてタンクローからの給油する際に用いた全体を示した使用外観図である。
【図2】実施例の油漏れ予防器具を開いた状態の斜視図である。
【図3】図1の予防器具を裏返した外周面の斜視図である。
【図4】図1の予防器具の第一巻付部の一部を捲った状態の斜視図である。
【図5】本発明の実施例の油漏れ予防器具を、タンクローリーの給油口と接続継手との接続の手順を説明する作業説明図である。
【図6】図5の次の接続の手順を説明する作業説明図である。
【図7】本発明の実施例の油漏れ予防器具を接続部に装着した状態の斜視図である。
【図8】本発明の実施例の油漏れ予防器具を、タンクローリーの給油口から接続継手の取り外す手順を説明する作業説明図である。
【図9】図8の次の取り外し作業の手順を説明する作業説明図である。
【符号の説明】
A…ガソリンスタンド、B…タンクローリー、B1…給油口、
C…地下貯蔵タンクの給油口、D…給油ホース、E,F…接続継手、
1…油漏れ予防器具、2…第一巻付部、21…外周面部、
3…第二巻付部、31…外周面部、
4…接合部、5,5a,5b…油吸収袋球体、51…面ファスナー
6,61,62,63…雄面ファスナー、7,71,72,73…雌面ファスナー
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリンスタンド等の給油の際に、油漏れが生じても油滴を外に出さない油漏れの予防する器具の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場・ビル等の需要家の油受入タンクや、船舶や航空機の給油や、ガソリンスタンド等でタンクローリー車からの給油の際には、油漏れが生じることは安全管理上からも厳禁であり、このため、タンクローリー車や油貯蔵タンクとの油ホースの接続具は油漏れがないような構造が、例えば、特開2000−9280号公報や実開平6−39644号公報に提示されているように、種々開発され提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給油している最中には殆ど油漏れは生じないが、油ホースの接続具を着脱する際に、特に、油ホースの接続具を取り外す際は、微量の油滴が受入タンク周辺のフロアーや、ガソリンスタンドのフロアーに落下することがあった。近時、この微量の油滴でもフロアーに落下すると油の臭いがし、厳格な環境基準に合わない場合も生じてきた。このため、タンクローリー車等からの給油の際に、予め、受入タンクの給油口周辺のフロアーに油漏れ予防の大きなマットを敷たり、フロアーにペール缶を置いたりして、万一油滴が落下しも、フロアーに直接油が落ちないように注意して給油作業を行っていたが、この作業は煩わしく手間のかかるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、給油の際に接続部から微量の油が漏れても、簡単な器具で、油接続部で漏れた油を吸着して外には出さないようにする油漏れ予防器具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、油接続部に巻き付ける油漏れ予防器具であって、第一巻付部と、第一巻付部の外側一部を含めて油接続部に巻き付ける第二巻付部とからなり、各巻付部の内側には油吸収袋が設けてあって該油吸収袋が油接続部での油を吸着するとともに、各巻付部には巻き付け固定手段が設けてあることを特徴とする油漏れ予防器具である。
【0005】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明の油漏れ予防器具の好適な一実施例を図面に沿って説明する。
図1は、ガソリンスタンドAにおいて本実施例の油漏れ予防器具1を使用している外観の全体を示すものであり、タンクローリーB(吐出口B1)と地下貯蔵タンクの給油口Cとを給油ホースDで接続した状態である。この場合、タンクローリーBと給油ホースDとの接続には、油漏れの生じない公知の接続継手Eで連通され、同様に給油ホースとDと地下貯蔵タンクの給油口Cとの接続には公知の接続継手Fで連通されている。
【0006】
本実施例の油漏れ予防器具1は、油接続部である接続継手EおよびFの周りを覆うように設けられるものである。
次に、油漏れ予防器具1の詳細を図2以下に沿って説明する。
図2は内側面になる油漏れ予防器具1を広げた状態を示し、図3は外側面になる油漏れ予防器具1を広げた状態を示したものであるが、油漏れ予防器具1は概略二つの部分である第一巻付部2と第二巻付部3から構成される。
第一巻付部2と第二巻付部3とは油を遮断し帯電防止の機能のある合成樹脂の素材のシート(塩化ビニール)で作られそれぞれ長方形状であって、第一巻付部2は第二巻付部3の上側に重ねるように配置され、互いに重ね合わされ、ほぼ中央部の接合部4で縫い合わされて、一体化されており、全体の大きさは65cm×42cm程度である。
第一巻付部2は第二巻付部3に比べてやや巾が狭く細長い長方形であって、その内側には、油を吸収する吸収剤を収納した扁平な油吸収袋5aがほぼ第一巻付部2の長方向に亘り、かつ、第二巻付部3側にはみ出すような大きさであって、面ファスナー51で着脱自在に取り付けられている。
第二巻付部3はやや巾広の長方形であって、第一巻付部2と同様に内側には油吸収袋5bが着脱自在に取り付けられ、この油吸収袋5bは油を吸収する吸収剤を収納した扁平な袋で第二巻付部2の油吸収袋5aとほぼ同じ大きさであって、一対の面ファスナー51によって着脱自在に取り付けられている。第二巻付部3の第一巻付部2側は、第一巻付部2とその油吸収袋5aの下側に配置されている。
【0007】
油吸収袋5(5a,5b)は油が染みこむ材質の不織布で作られ、油吸収袋5(5a,5b)の中には油吸収材を充填する。この油吸収材として本実施例ではトドマツの間伐材を繊維化し炭化した油吸収材を使用したが、これは水は吸わずに油だけを吸着するので効率的であり、本発明の実施例の油の吸着には最適だからである。この油吸収袋5は単体では扁平の長方形であり、大きさは52cm×19cm×1.5cm(厚さ)である。二枚の油吸収袋5aと油吸収袋5bとは多少重なる部分あるので、全体として大きさは52cm×35cm程度であり、油の吸着能力はほぼ1.4L×2である。
なお、扁平の油吸収袋5の中の油吸収材はまんべんなく存在するようにし、油吸収材が偏在しないように細かなキルティング加工すればより好ましい油吸収袋5となる。
第一巻付部2の接合部4を中央としてその一端には、雄面ファスナー61が設けられ、第二巻付部3の同じ側の一端にも雄面ファスナー62,63が設けられている。
この雄面ファスナー61〜63に対応するのが、図3に示すように第一巻付部2の外周面部21と第二巻付部3の外側に位置する外周面部31に設けられる雌面ファスナーであり、雄面ファスナー61に対応するのが雌面ファスナー71、雄面ファスナー62に対応するのが雌面ファスナー72、雄面ファスナー63に対応するのが雌面ファスナー73であり、巻付固定手段を形成している。
したがって、油漏れ予防器具1は、図4に示すように、第一巻付部2と第二巻付部3とは結合部4の部分だけが連結されているだけだあるから、両巻付部2,3の結合部4を含む長手方向の中央線Xを中心として、先ずは第一巻付部2だけを図に示すように丸めるように湾曲でき、その後から、随時第二巻付部2を丸めるように湾曲することができる構造である。
【0008】
本実施例の油漏れ予防器具1は、以上のような構成であるから、ガソリンスタンドAでのタンクローリーBと給油ホースDでの接続および取り外す際の接続継手E(接続継手F)に本実施例の油漏れ予防器具1を使用する方法を図5〜9に沿って説明する。
タンクローリーBと給油ホースDでの接続の手順を説明すると、図5において、油吸収袋5が吐出口B1と接続継手Eとの下側に位置するように油漏れ予防器具1をあてがい、タンクローリーBの吐出口B1と給油ホースDに付属の接続継手Eで接続し、第一巻付部2を吐出口B1と接続継手Eを覆うように巻き付ける。
そして、図6に示すように、第一巻付部2の雄面ファスナー61と第一巻付部2の外周部21の雌面ファスナー71を係号して固定し、油漏れがないことを確認して、第二巻付部3を第一巻付部2の一部と接続継手Eとを覆うように巻き付ける。なお、この際油漏れがあっても油吸収袋5が吸収する。
更に、図7に示すように、第二巻付部3の雄面ファスナー62,63と第二巻付部3の外周部31の雌面ファスナー71を係号して固定し、給油体制を終了する。
したがって、給油ホースDの接続や給油の際に、吐出口B1や接続継手Eで油滴などの油漏れがあっても、全て油吸収袋5(5a,5b)が吸収してしまい、油が外にもれることはない。
ここで、タンクローリーBの油の開通レバー(図示せず)を操作して、給油動作を開始する。
【0009】
次に、給油が終了し、タンクローリーBから給油ホースDを取り外しの手順を説明すると、接続の手順と逆であるが、図8に示すように、第二巻付部3の雄面ファスナー62,63と第二巻付部3の外周部31の雌面ファスナー71を係号を外して、第二巻付部3を開いた状態にし、次に、図9に示すように、タンクローリーBの吐出口B1と給油ホースDに付属の接続継手Eで接続を解除し、給油ホースDおよび接続継手Eを吐出口B1から離して、接続継手Eを吐出口B1からの油滴を全て油吸収袋5に吸収して作業を終了する。
そして、各油吸収袋5は、使用頻度が重なり、表面が黒く変色して油を吸着しにくくなった場合には、その油吸収袋5毎に一対の面ファスナー51の係号を外して新しい油吸収袋5取り替えればよい。
なお、本実施例では、タンクローリーと給油ホースとの接続部の適用したものについて説明したが、給油ホースDの接続継手Fと地下貯蔵タンクの給油口Cとの接続部の構成や手順も同様でるので、説明は省略する。
【0010】
本実施例は、以上のような構成であるので、その作用は、簡単な構成で、給油の際に接続部から微量の油が漏れても、漏れた油を吸着して外には出さないようにすることができる。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、実施例に限定しないことは勿論であり、タンクローリーと給油ホースとの接続部の適用したものであるが、タンクローリーばかりでなく、他の油に関する接続部に用いても良いことは勿論であり、例えば、工場・ビル等の需要家の油受入タンクや、船舶や航空機の給油や、接続部に用いても良いことは勿論である。
また、油吸収機能が大きいものであれば、油吸収袋5に変えてシート状のものを用いても良いことも勿論である。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、従来のように給油ホースの接続部の下に大きなマットを敷くような煩わしさがなく、簡単な構成で、給油の際に接続部から微量の油が漏れても、漏れた油を吸着して外には出さないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を本実施例の油漏れ予防器具を、ガソリンスタンドにおいてタンクローからの給油する際に用いた全体を示した使用外観図である。
【図2】実施例の油漏れ予防器具を開いた状態の斜視図である。
【図3】図1の予防器具を裏返した外周面の斜視図である。
【図4】図1の予防器具の第一巻付部の一部を捲った状態の斜視図である。
【図5】本発明の実施例の油漏れ予防器具を、タンクローリーの給油口と接続継手との接続の手順を説明する作業説明図である。
【図6】図5の次の接続の手順を説明する作業説明図である。
【図7】本発明の実施例の油漏れ予防器具を接続部に装着した状態の斜視図である。
【図8】本発明の実施例の油漏れ予防器具を、タンクローリーの給油口から接続継手の取り外す手順を説明する作業説明図である。
【図9】図8の次の取り外し作業の手順を説明する作業説明図である。
【符号の説明】
A…ガソリンスタンド、B…タンクローリー、B1…給油口、
C…地下貯蔵タンクの給油口、D…給油ホース、E,F…接続継手、
1…油漏れ予防器具、2…第一巻付部、21…外周面部、
3…第二巻付部、31…外周面部、
4…接合部、5,5a,5b…油吸収袋球体、51…面ファスナー
6,61,62,63…雄面ファスナー、7,71,72,73…雌面ファスナー
Claims (1)
- 油接続部に巻き付ける油漏れ予防器具であって、第一巻付部と、第一巻付部の外側一部を含めて油接続部に巻き付ける第二巻付部とからなり、各巻付部の内側には油吸収袋が設けてあって該油吸収袋が油接続部での油を吸着するとともに、各巻付部には巻付固定手段が設けてあることを特徴とする油漏れ予防器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277733A JP2004116579A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 油漏れ予防器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277733A JP2004116579A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 油漏れ予防器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004116579A true JP2004116579A (ja) | 2004-04-15 |
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ID=32273253
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JP (1) | JP2004116579A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008001405A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Higashinihon Uyeno Yuso Kk | タンクローリの吐出口漏れ受け |
-
2002
- 2002-09-24 JP JP2002277733A patent/JP2004116579A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008001405A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Higashinihon Uyeno Yuso Kk | タンクローリの吐出口漏れ受け |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |