JP2004112069A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PTPなどの標準プロトコルの機能を拡張できるようにする。
【解決手段】レスポンダ20がベンダー拡張モード(PTPに規定された処理の実行するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理を実行するファンクションモード)をサポートする装置である場合、イニシエータ10は、ベンダー拡張モードの開始を要求するBeginVendorExtensionModeコマンドをレスポンダ20に送信する(S210)。BeginVendorExtensionModeコマンドを受け付け、且つ、InitiateCaptureコマンドを受け付けたイニシエータ10は、PTPに規定された処理の一つであるInitiateCapture処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理の一つであるInitiateExtendedCapture処理を実行する(S211)。
【選択図】 図2
【解決手段】レスポンダ20がベンダー拡張モード(PTPに規定された処理の実行するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理を実行するファンクションモード)をサポートする装置である場合、イニシエータ10は、ベンダー拡張モードの開始を要求するBeginVendorExtensionModeコマンドをレスポンダ20に送信する(S210)。BeginVendorExtensionModeコマンドを受け付け、且つ、InitiateCaptureコマンドを受け付けたイニシエータ10は、PTPに規定された処理の一つであるInitiateCapture処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理の一つであるInitiateExtendedCapture処理を実行する(S211)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PTP(Picture Transfer Protocol)などの標準プロトコルをサポートする通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラとパーソナルコンピュータとの間の通信手順を規定した標準プロトコルの一つとしてPTP(Picture Transfer Protocol)が知られている。なお、PTPについては、「PIMA 15740:2000, Photography − Electronic still picture imaging − Picture Transfer Protocol (PTP) for Digital Still Photography Devices, PHOTOGRAPHIC AND IMAGING MANUFACTURERS ASSOCIATION, INC.」に詳しく記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PTPなどの標準プロトコルでは、必要最小限の処理しか規定していないという問題がある。たとえば、PTPに規定された処理の一つであるInitiateCapture処理では、キャプチャした画像データをイニシエータまたはレスポンダによって指定された記憶媒体に格納することはできるが、キャプチャした画像データをレスポンダからイニシエータに送信することはできなかった。
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、PTPなどの標準プロトコルに規定された処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理を実行することができるようにし、標準プロトコルの機能を拡張できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信装置は、標準プロトコルに規定された第1の処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、前記第1の処理の代わりにベンダーが独自に拡張した第2の処理を実行するファンクションモードを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を参照し、本発明に好適な本実施の形態を説明する。
【0007】
まず、図1を参照し、本実施の形態における通信システムの概略構成を説明する。
【0008】
図1において、イニシエータ10は、パーソナルコンピュータなどの装置である。レスポンダ20は、デジタルカメラなどの装置である。イニシエータ10およびレスポンダ20は何れも標準プロトコルの一つであるPTP(Picture Transfer Protocol)をサポートする装置である。
【0009】
また、図1において、制御部101は、記憶部102が記憶するプログラムに従ってイニシエータ10を制御するユニットである。ネットワークインターフェース部103は、レスポンダ20との通信を行うユニットである。ユーザインターフェース部104は、ユーザの操作を入力するユニットである。表示部105は、表示装置を有するユニットである。
【0010】
また、図1において、制御部202は、記憶部201が記憶するプログラムに従ってレスポンダ20を制御するユニットである。画像入力部203は、イメージセンサを用いて被写体の画像データをキャプチャするユニットである。リムーバブルメモリ204は、メモリカード、マイクロハードディスクなどの記憶媒体である。メモリインターフェース部205は、リムーバブルメモリ204との通信を行うユニットである。ネットワークインターフェース部206は、イニシエータ10との通信を行うユニットである。
【0011】
次に、図2を参照し、本実施の形態における通信システムの通信手順の一例を説明する。
【0012】
ステップS201:制御部101は、レスポンダ20のデバイス情報を取得するために、GetDeviceInfoコマンドをレスポンダ20に送信する。デバイス情報には、レスポンダ20に関する情報(製品、バージョン、性能(capability)、ベンダーなどに関する情報を含む)のほかに、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置であるか否かを示す情報が含まれている。ベンダー拡張モードとは、PTPに規定された処理(以下、標準処理)の実行するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理(以下、ベンダー拡張処理)を実行するファンクションモードである。
【0013】
ステップS202:GetDeviceInfoコマンドを受け付けた制御部201は、レスポンダ20のデバイス情報をイニシエータ10に送信する。
【0014】
ステップS203:制御部101は、レスポンダ20のデバイス情報を解析し、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置であるか否かを判定する。レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置でない場合は、ステップS204に進み、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置である場合は、ステップS209に進む。
【0015】
ステップS204:制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッション(論理的なコネクションに相当するものである)を設定するために、SessionID(セッションを識別するための識別子)を含むOpenSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。OpenSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッションを設定する。
【0016】
ステップS205:制御部101は、InitiateCapture処理の実行を要求するために、InitiateCaptureコマンドをレスポンダ20に送信する。InitiateCapture処理は、標準処理の一つであり、レスポンダ20がキャプチャした画像データをイニシエータ10またはレスポンダ20によって指定された記憶媒体(本実施の形態ではリムーバブルメモリ204とする)に保存する処理である。InitiateCaptureコマンドを受け付けた制御部201は、InitiateCapture処理を実行する。
【0017】
ステップS206:キャプチャした画像データをリムーバブルメモリ204に保存した後、制御部201は、キャプチャした画像データがリムーバブルメモリ204に追加されたことをイニシエータ10に通知するために、ObjectAddedイベントをイニシエータ10に送信する。
【0018】
ステップS207:InitiateCapture処理が完了した後、制御部201は、InitiateCapture処理が完了したことをイニシエータ10に通知するために、CaptureCompleteイベントをイニシエータ10に送信する。
【0019】
ステップS208:CaptureCompleteイベントを受け取った制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間に設定されたセッションを解放するために、CloseSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。CloseSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20との間に設定されたセッションを解放する。
【0020】
ステップS209:制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッション(論理的なコネクションに相当するものである)を設定するために、SessionIDを含むOpenSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。OpenSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッションを設定する。
【0021】
ステップS210:制御部101は、レスポンダ20のファンクションモードをベンダー拡張モードに変更するために、BeginVendorExtensionModeコマンドをレスポンダ20に送信する。BeginVendorExtensionModeコマンドを受け付けた制御部201は、ファンクションモードをベンダー拡張モードに変更するとともに、ベンダー拡張処理の実行に必要なリソース(メモリ領域、論理的な通信路、割り込み番号など)を取得する。
【0022】
ステップS211:制御部101は、InitiateExtendedCapture処理の実行を要求するために、InitiateCaptureコマンドをレスポンダ20に送信する。InitiateExtendedCapture処理は、ベンダー拡張処理の一つであり、レスポンダ20がキャプチャした画像データをイニシエータ10またはレスポンダ20によって指定された記憶媒体(本実施の形態ではリムーバブルメモリ204とする)に保存するとともに、イニシエータ10に送信する処理である。InitiateCaptureコマンドを受け付けた制御部201は、InitiateCapture処理の代わりにInitiateExtendedCapture処理を実行する。
【0023】
ステップS212:キャプチャした画像データをリムーバブルメモリ204に保存した後、制御部201は、キャプチャした画像データがリムーバブルメモリ204に追加されたことをイニシエータ10に通知するために、ObjectAddedイベントをイニシエータ10に送信する。
【0024】
ステップS213:制御部201は、キャプチャした画像データに関する情報をイニシエータ10に送信する。
【0025】
ステップS214:制御部201は、キャプチャした画像データをイニシエータ10に送信する。
【0026】
ステップS215:InitiateExtendedCapture処理が完了した後に、制御部201は、InitiateExtendedCapture処理が完了したことをイニシエータ10に通知するために、CaptureCompleteイベントをイニシエータ10に送信する。
【0027】
ステップS216:CaptureCompleteイベントを受け取った制御部101は、レスポンダ20のファンクションモードをベンダー拡張モード以外のモードに変更するために、EndVendorExtensionModeコマンドをレスポンダ20に送信する。EndVendorExtensionModeコマンドを受け付けた制御部201は、ベンダー拡張処理の実行に必要なリソース(メモリ領域、論理的な通信路、割り込み番号など)を解放するとともに、ファンクションモードをベンダー拡張モード以外のモードに変更する。
【0028】
ステップS217:制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間に設定されたセッションを解放するために、CloseSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。CloseSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20とに設定されたセッションを解放する。
【0029】
このように、本実施の形態における通信システムでは、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置でない場合には、InitiateCaptureコマンドを用いてレスポンダ20にInitiateCapture処理の実行を要求することができ、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置である場合には、InitiateCaptureコマンドを用いてレスポンダ20にInitiateExtendedCapture処理の実行を要求することができる。つまり、本実施の形態における通信システムによれば、1つのコマンドを用いてレスポンダ20に標準処理またはベンダー拡張処理の実行を要求することができるので、ベンダー拡張処理の実行を要求するコマンドを追加することなく、PTPに新しい機能を追加することができる。
【0030】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、様々な形態に適用可能である。例えば、本発明は、PTP以外の標準プロトコルにも適用可能である。また、本発明は、InitiateCapture処理以外にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、PTPなどの標準プロトコルに規定された処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理を実行することによって、標準プロトコルの機能を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における通信システムの概略構成を説明する図である。
【図2】本実施の形態における通信システムの処理手順の一例を説明する図である。
【符号の説明】
10 イニシエータ
20 レスポンダ
101 制御部
102 記憶部
103 ネットワークインターフェース部
104 ユーザインターフェース部
105 表示部
201 制御部
202 記憶部
203 画像入力部
204 リムーバブルメモリ
205 メモリインターフェース部
206 ネットワークインターフェース部
【発明の属する技術分野】
本発明は、PTP(Picture Transfer Protocol)などの標準プロトコルをサポートする通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラとパーソナルコンピュータとの間の通信手順を規定した標準プロトコルの一つとしてPTP(Picture Transfer Protocol)が知られている。なお、PTPについては、「PIMA 15740:2000, Photography − Electronic still picture imaging − Picture Transfer Protocol (PTP) for Digital Still Photography Devices, PHOTOGRAPHIC AND IMAGING MANUFACTURERS ASSOCIATION, INC.」に詳しく記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PTPなどの標準プロトコルでは、必要最小限の処理しか規定していないという問題がある。たとえば、PTPに規定された処理の一つであるInitiateCapture処理では、キャプチャした画像データをイニシエータまたはレスポンダによって指定された記憶媒体に格納することはできるが、キャプチャした画像データをレスポンダからイニシエータに送信することはできなかった。
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、PTPなどの標準プロトコルに規定された処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理を実行することができるようにし、標準プロトコルの機能を拡張できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信装置は、標準プロトコルに規定された第1の処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、前記第1の処理の代わりにベンダーが独自に拡張した第2の処理を実行するファンクションモードを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を参照し、本発明に好適な本実施の形態を説明する。
【0007】
まず、図1を参照し、本実施の形態における通信システムの概略構成を説明する。
【0008】
図1において、イニシエータ10は、パーソナルコンピュータなどの装置である。レスポンダ20は、デジタルカメラなどの装置である。イニシエータ10およびレスポンダ20は何れも標準プロトコルの一つであるPTP(Picture Transfer Protocol)をサポートする装置である。
【0009】
また、図1において、制御部101は、記憶部102が記憶するプログラムに従ってイニシエータ10を制御するユニットである。ネットワークインターフェース部103は、レスポンダ20との通信を行うユニットである。ユーザインターフェース部104は、ユーザの操作を入力するユニットである。表示部105は、表示装置を有するユニットである。
【0010】
また、図1において、制御部202は、記憶部201が記憶するプログラムに従ってレスポンダ20を制御するユニットである。画像入力部203は、イメージセンサを用いて被写体の画像データをキャプチャするユニットである。リムーバブルメモリ204は、メモリカード、マイクロハードディスクなどの記憶媒体である。メモリインターフェース部205は、リムーバブルメモリ204との通信を行うユニットである。ネットワークインターフェース部206は、イニシエータ10との通信を行うユニットである。
【0011】
次に、図2を参照し、本実施の形態における通信システムの通信手順の一例を説明する。
【0012】
ステップS201:制御部101は、レスポンダ20のデバイス情報を取得するために、GetDeviceInfoコマンドをレスポンダ20に送信する。デバイス情報には、レスポンダ20に関する情報(製品、バージョン、性能(capability)、ベンダーなどに関する情報を含む)のほかに、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置であるか否かを示す情報が含まれている。ベンダー拡張モードとは、PTPに規定された処理(以下、標準処理)の実行するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理(以下、ベンダー拡張処理)を実行するファンクションモードである。
【0013】
ステップS202:GetDeviceInfoコマンドを受け付けた制御部201は、レスポンダ20のデバイス情報をイニシエータ10に送信する。
【0014】
ステップS203:制御部101は、レスポンダ20のデバイス情報を解析し、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置であるか否かを判定する。レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置でない場合は、ステップS204に進み、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置である場合は、ステップS209に進む。
【0015】
ステップS204:制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッション(論理的なコネクションに相当するものである)を設定するために、SessionID(セッションを識別するための識別子)を含むOpenSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。OpenSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッションを設定する。
【0016】
ステップS205:制御部101は、InitiateCapture処理の実行を要求するために、InitiateCaptureコマンドをレスポンダ20に送信する。InitiateCapture処理は、標準処理の一つであり、レスポンダ20がキャプチャした画像データをイニシエータ10またはレスポンダ20によって指定された記憶媒体(本実施の形態ではリムーバブルメモリ204とする)に保存する処理である。InitiateCaptureコマンドを受け付けた制御部201は、InitiateCapture処理を実行する。
【0017】
ステップS206:キャプチャした画像データをリムーバブルメモリ204に保存した後、制御部201は、キャプチャした画像データがリムーバブルメモリ204に追加されたことをイニシエータ10に通知するために、ObjectAddedイベントをイニシエータ10に送信する。
【0018】
ステップS207:InitiateCapture処理が完了した後、制御部201は、InitiateCapture処理が完了したことをイニシエータ10に通知するために、CaptureCompleteイベントをイニシエータ10に送信する。
【0019】
ステップS208:CaptureCompleteイベントを受け取った制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間に設定されたセッションを解放するために、CloseSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。CloseSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20との間に設定されたセッションを解放する。
【0020】
ステップS209:制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッション(論理的なコネクションに相当するものである)を設定するために、SessionIDを含むOpenSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。OpenSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20との間にセッションを設定する。
【0021】
ステップS210:制御部101は、レスポンダ20のファンクションモードをベンダー拡張モードに変更するために、BeginVendorExtensionModeコマンドをレスポンダ20に送信する。BeginVendorExtensionModeコマンドを受け付けた制御部201は、ファンクションモードをベンダー拡張モードに変更するとともに、ベンダー拡張処理の実行に必要なリソース(メモリ領域、論理的な通信路、割り込み番号など)を取得する。
【0022】
ステップS211:制御部101は、InitiateExtendedCapture処理の実行を要求するために、InitiateCaptureコマンドをレスポンダ20に送信する。InitiateExtendedCapture処理は、ベンダー拡張処理の一つであり、レスポンダ20がキャプチャした画像データをイニシエータ10またはレスポンダ20によって指定された記憶媒体(本実施の形態ではリムーバブルメモリ204とする)に保存するとともに、イニシエータ10に送信する処理である。InitiateCaptureコマンドを受け付けた制御部201は、InitiateCapture処理の代わりにInitiateExtendedCapture処理を実行する。
【0023】
ステップS212:キャプチャした画像データをリムーバブルメモリ204に保存した後、制御部201は、キャプチャした画像データがリムーバブルメモリ204に追加されたことをイニシエータ10に通知するために、ObjectAddedイベントをイニシエータ10に送信する。
【0024】
ステップS213:制御部201は、キャプチャした画像データに関する情報をイニシエータ10に送信する。
【0025】
ステップS214:制御部201は、キャプチャした画像データをイニシエータ10に送信する。
【0026】
ステップS215:InitiateExtendedCapture処理が完了した後に、制御部201は、InitiateExtendedCapture処理が完了したことをイニシエータ10に通知するために、CaptureCompleteイベントをイニシエータ10に送信する。
【0027】
ステップS216:CaptureCompleteイベントを受け取った制御部101は、レスポンダ20のファンクションモードをベンダー拡張モード以外のモードに変更するために、EndVendorExtensionModeコマンドをレスポンダ20に送信する。EndVendorExtensionModeコマンドを受け付けた制御部201は、ベンダー拡張処理の実行に必要なリソース(メモリ領域、論理的な通信路、割り込み番号など)を解放するとともに、ファンクションモードをベンダー拡張モード以外のモードに変更する。
【0028】
ステップS217:制御部101は、イニシエータ10とレスポンダ20との間に設定されたセッションを解放するために、CloseSessionコマンドをレスポンダ20に送信する。CloseSessionコマンドを受け付けた制御部201は、イニシエータ10とレスポンダ20とに設定されたセッションを解放する。
【0029】
このように、本実施の形態における通信システムでは、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置でない場合には、InitiateCaptureコマンドを用いてレスポンダ20にInitiateCapture処理の実行を要求することができ、レスポンダ20がベンダー拡張モードをサポートする装置である場合には、InitiateCaptureコマンドを用いてレスポンダ20にInitiateExtendedCapture処理の実行を要求することができる。つまり、本実施の形態における通信システムによれば、1つのコマンドを用いてレスポンダ20に標準処理またはベンダー拡張処理の実行を要求することができるので、ベンダー拡張処理の実行を要求するコマンドを追加することなく、PTPに新しい機能を追加することができる。
【0030】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、様々な形態に適用可能である。例えば、本発明は、PTP以外の標準プロトコルにも適用可能である。また、本発明は、InitiateCapture処理以外にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、PTPなどの標準プロトコルに規定された処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、その処理の代わりにベンダーが独自に拡張した処理を実行することによって、標準プロトコルの機能を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における通信システムの概略構成を説明する図である。
【図2】本実施の形態における通信システムの処理手順の一例を説明する図である。
【符号の説明】
10 イニシエータ
20 レスポンダ
101 制御部
102 記憶部
103 ネットワークインターフェース部
104 ユーザインターフェース部
105 表示部
201 制御部
202 記憶部
203 画像入力部
204 リムーバブルメモリ
205 メモリインターフェース部
206 ネットワークインターフェース部
Claims (3)
- 標準プロトコルに規定された第1の処理を要求するコマンドを受信した場合であっても、前記第1の処理の代わりにベンダーが独自に拡張した第2の処理を実行するファンクションモードを有することを特徴とする通信装置。
- 前記第1の処理は、キャプチャした画像データを所定の記憶媒体に記憶する処理であり、前記第2の処理は、キャプチャした画像データを所定の記憶媒体に記憶するとともに、外部装置に送信する処理であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記標準プロトコルは、Picture Transfer Protocolであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002268491A JP2004112069A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002268491A JP2004112069A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004112069A true JP2004112069A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32266691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002268491A Withdrawn JP2004112069A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004112069A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006050645A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Microsoft Corp | メディア転送プロトコルに対する選択可能な拡張を生成するシステムおよび方法 |
JP2006166456A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Microsoft Corp | メッセージ交換プロトコル拡張交渉 |
JP2009182458A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Sony Corp | 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002268491A patent/JP2004112069A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006050645A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Microsoft Corp | メディア転送プロトコルに対する選択可能な拡張を生成するシステムおよび方法 |
KR101075379B1 (ko) | 2004-08-06 | 2011-10-24 | 마이크로소프트 코포레이션 | 미디어 전송 프로토콜에 대한 선택형 확장부를 생성하는시스템 및 방법 |
JP2006166456A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Microsoft Corp | メッセージ交換プロトコル拡張交渉 |
JP2009182458A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Sony Corp | 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |