JP2004110725A - 診療支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】或る患者に対して投与した或る薬剤の投与期間及び1日当たりの投与量を、正確に、且つ、速やかに調べ得るようにする。
【解決手段】薬剤名と一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している手段と、処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する手段と、指定薬剤名を持つ各処方及び指定薬剤名と一般名が同じ薬剤名を持つ各処方について有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める手段と、投与量演算対象とした各処方について処方終端日を求める手段と、求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する手段と、抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について投与開始日と投与終了日を求める手段とを有する診療支援装置。
【選択図】 図2
【解決手段】薬剤名と一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している手段と、処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する手段と、指定薬剤名を持つ各処方及び指定薬剤名と一般名が同じ薬剤名を持つ各処方について有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める手段と、投与量演算対象とした各処方について処方終端日を求める手段と、求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する手段と、抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について投与開始日と投与終了日を求める手段とを有する診療支援装置。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処方等の診療情報を電子カルテに記録再生する電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置であるところの診療支援装置と、該診療支援装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間を調べる場合には、患者Aのカルテの処方等の欄を遡って薬剤bの処方を抽出し、該抽出した各処方の処方対象期間を調べ、各処方対象期間の重複(薬剤投与の途切れを防止するために処方対象期間の終了前に次の処方を行う場合があることに起因して重複が生ずる)分づつ順に処方対象期間を繰り下げることにより、投与期間を求めている。
【0003】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間内の併用薬剤を調べる場合には、上記のようにして求めた薬剤bの投与期間内に処方した他の薬剤(薬剤c,d,,)の処方を抽出し、該抽出した各薬剤c,d,,について、薬剤aと同様にして投与期間を求めている。
【0004】
或る患者に対して各診療科で処方された処方に関し、それぞれ投薬開始日と投薬日数に基づいて投薬終了日を求め、求めた投薬終了日を併せて表示することにより、二重投薬を防止するようにした技術が開示されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−068172号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間を調べるには、前述の重複(薬剤投与の途切れを防止するために処方対象期間の終了前に次の処方を行うことによる重複)分づつ順に処方対象期間を繰り下げる作業が必要なため、作業が煩雑であり、誤りを生じ易いという問題がある。
【0007】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間内の併用薬剤を調べる場合には、上記の問題に加えて、さらに、薬剤bの投与期間内に処方した他の薬剤を併用薬剤として抽出する作業必要となるため、作業が更に煩雑であり、更に誤りを生じ易いという問題がある。
【0008】
上記の問題に加えて、さらに、有効成分が同じ薬剤であっても、薬剤名(商品名称)が異なる薬剤が存在するため、同じ薬剤を、誤って「異なる薬剤」として処理してしまい、その結果、投与期間を正確に調べることができなくなってしまうという問題がある。
【0009】
また、有効成分が同じで薬剤名が異なる薬剤の中には、薬剤名の前半部分が同じで薬剤名後半部分の有効成分含量部分のみが異なるものもあるため、1日当たりの投与量が異なるために本来は同じ投与期間に含めるべきではない処方を、同じ投与期間に含めるという誤りが生ずる場合もある。
【0010】
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間や、或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間内の併用薬剤を、正確に、且つ、速やかに調べ得るようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記[1]〜[10]のように構成される。
[1] 処方等の診療情報を電子カルテに記録再生する電子カルテ機能を備えた診療支援装置であって、
商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している薬剤基本情報保持手段と、
処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する処方記録保持手段と、
指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について、有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段と、
前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について、処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段と、
前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して、1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段と、
前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について、それぞれ、最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0012】
[2] 前記[1]に於いて、
前記処方記録保持手段は、服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて保持し、
前記投与量演算手段は、前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求める、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0013】
[3] 前記[1]又は[2]に於いて、
前記処方記録保持手段は、処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求める、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0014】
[4] 前記[1]〜[3]の何れかに於いて、さらに、
前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0015】
[5] 前記[1]〜[4]の何れかに於いて、さらに、
前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から、前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段と、
前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して、一般名が同じである併用処方毎に、前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って、各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段と、
前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0016】
[6] コンピュータを、
商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に管理する薬剤基本情報管理手段、
処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に管理する処方記録管理手段、
指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について、有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段、
前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について、処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段、
前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して、1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段、
前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について、それぞれ、最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段、
として機能させるためのプログラム。
【0017】
[7] 前記[6]に於いて、
前記処方記録保持手段は、服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて管理し、
前記投与量演算手段は、前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求める、
ことを特徴とするプログラム。
【0018】
[8] 前記[6]又は[7]に於いて、
前記処方記録保持手段は、処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求める、
ことを特徴とするプログラム。
【0019】
[9] 前記[6]〜[8]の何れかに於いて、さらに、
コンピュータを、
前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段、
として機能させるためのプログラムを有することを特徴とするプログラム。
【0020】
[10] 前記[6]〜[9]の何れかに於いて、さらに、
コンピュータを、
前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から、前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段、
前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して、一般名が同じである併用処方毎に、前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って、各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段、
前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段、
として機能させるためのプログラムを有することを特徴とするプログラム。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は実施の形態の診療支援装置(電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置)のブロック図である。図2と図3は薬剤の投与期間を表示する手順を示すフローチャートであり、図2は指定した薬剤の場合、図3は指定した薬剤の併用薬剤の場合を示す。図4は図2と図3の手順により表示される画面構成例を示し、上段は指定した薬剤の場合、下段は指定した薬剤の併用薬剤の場合を示す。図5〜図8は図2と図3のフローチャートで用いるテーブルの構成例を示す。
【0022】
本診療支援装置は、図1に示すように、CPU101,RAM102,ROM103,ハードディスク104等を備えたコンピュータ10、液晶モニタ或いはCRT等で構成される表示装置12、キーボードやマウス等で構成される入力装置13、印刷装置14、等を備えたコンピュータ装置である。これらを有するコンピュータ装置の構成は周知であるため、原則として説明は省略する。また、図1はスタンドアローンの構成例を示しているが、本診療支援装置は、LAN上のサーバ及びクライアントを用いて構成してもよい。要は、本発明の機能を実現できる構成であれば、単独のコンピュータ装置であるか、複数のコンピュータ装置を連携させたものであるかは問わない。
【0023】
ハードディスク104には、電子カルテ機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。電子カルテ機能は周知であるため説明は省略する。ハードディスク104には、また、処方等や経過等の診療情報が記録される診療情報データベースや、薬剤マスタテーブル等が格納されている。
【0024】
薬剤マスタテーブルは、図5上段に示すように、商品の名称である薬剤名、有効成分の名称である一般名、有効成分の含量、有効成分の含量の単位、処方単位の各項目を、薬剤毎に持つ薬剤基本情報テーブルである。
【0025】
診療情報データベースの処方等テーブルに基づいて、本診療支援装置は、RAM102上に処方記録テーブルを作成して保持する。
【0026】
処方記録テーブルは、図5下段に示すように、処方が行われた日付である処方日付、商品名称である薬剤名、1回当たりの服用量、1日の服用回数、服用日数、処方対象日数を、処方毎に持つテーブルである。処方対象日数は、当該処方が何日分の処方であるかを示し、図5下段の例では、処方対象日数は服用日数と同じである。処方対象日数と服用日数とが異なる場合とは、例えば、1週間の中の4日間服用し、3日間休薬するような投与法の場合である。即ち、間欠的投与の場合である。1回の服用量に1日の服用回数を乗算することで、1日の服用量を求めることができる。但し、各回の服用量が同じ場合に限る。処方記録テーブルとして、1回の服用量と1日の服用回数を持つテーブルに代えて、1日の服用量を持つテーブルを構成してもよい。
【0027】
図5下段は、各処方の薬剤名(=商品名称)が同じ場合の処方記録テーブルの例であるが、薬剤名(=商品名称)が異なる薬剤を処方した場合の処方記録テーブルの例を図6に示す。薬剤名が異なる薬剤としては、薬剤名(=商品名称)が異なり且つ一般名(有効成分名称)が同じ薬剤と、薬剤名(=商品名称)が異なり且つ一般名(有効成分名称)も異なる薬剤とがある。後者が併用薬剤の場合である。
【0028】
また、図5下段は、処方対象日数と服用日数が同じ場合の処方記録テーブルの例であるが、処方対象日数と服用日数が異なる場合の処方記録テーブルの例を図7上段に示す。図示のように、処方対象日数が服用日数と異なる場合には、処方対象期間内の服用方法を規定する項目(服用日情報の項目:処方期間内の服用方法,服用日情報)をも併せ持つ。図7下段は、服用日情報を別のテーブルとして構成した例である。
【0029】
以下、フローチャートに即して、投与期間を表示する手順を説明する。
(1)指定した薬剤の投与期間を表示する手順(図2):
まず、操作者が操作入力で指定した薬剤名の薬剤に関し、有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める(S01)。
即ち、操作者が表示対象の薬剤名を指定すると、CPUは、薬剤マスタテーブルを参照して一般名(=有効成分名称)が同じ薬剤名を抽出し、該抽出した各薬剤名の各処方について、それぞれ、薬剤マスタテーブルと処方記録テーブルとを参照して、有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める。
図示の例では、1回の服用量に1日の服用回数を乗算し、これに、有効成分含量を乗算することで、mgで示す1日当たりの投与量を得る。なお、含量単位がmgでなく%の場合は、図5上段のテーブルの(注)書きのように計算する。
【0030】
次に、ステップS01で演算対象とした各処方について、それぞれ、処方終端日を求める(S03)。
処方終端日は、「(処方日付−1)+処方対象日数」として求めることができる。当然であるが、上記の減算や加算によって月が変わる場合には、その事情を考慮して処方終端日の日付を求める。
【0031】
次に、連続処方を抽出する(S05)。
まず、ステップS03で処方終端日を求めた各処方を投与量(有効成分含量で示す1日当たりの投与量)が同じ処方毎にグループ分けする。次に、上記投与量が同じ処方の処方対象期間(処方日付〜処方終端日)の連続性を調べて、連続関係にある処方を相互に繋げて一体化する。この時、重複する期間を順に繰り下げる。連続関係にあるとは、或る処方の処方対象期間と、別の或る処方の処方対象期間とが、重複を許容して連続している関係にあることをいう。例えば、図8の例では、処方日付が5月1日の処方の処方対象期間は5月1日〜5月7日であり処方終端日は5月7日である。また、処方日付が5月7日の処方の処方対象期間は5月7日〜5月13日であり当初の処方終端日は5月13日である。即ち、両者の処方対象期間は連続している。但し、1日の重複を持つ。このため、両者を繋げて一体化するとともに、後者を重複分(この場合「1日」)繰り下げる。図8の内の「先行処方期間を考慮した処方始端日」と「処方終端日」とは、それぞれ、繰り下げ後の「処方始端日」と「処方終端日」を示す。
一方、図8で、処方日付が5月14日の処方と、処方日付が5月28日の処方とは、前者の繰り下げ後の処方終端日が5月21日であり、後者の処方日付が5月28日である。即ち、両者は不連続である。このため、この二つの処方は繋げず、そのままとする。
【0032】
次に、投与開始日、投与終了日、投与期間を求める(S07)。
即ち、ステップS05で繋げて一体化した各連続処方、及び、ステップS05で繋げることなくそのままとした各処方について、それぞれ投与開始日と投与終了日を求める。投与開始日とは、連続処方内の最先の処方の処方日付(図8の例で「5月1日」)、又は、繋げることなくそのままとした処方の処方日付(図8の例で「5月28日)である。また、投与終了日とは、連続処方内の最後の処方の繰り下げ後の処方終端日(図8の例で「5月21日」)、又は、繋げることなくそのままとした処方の処方終端日(図8の例で「6月3日」)である。
【0033】
以上のようにして求めた投与開始日・投与終了日・1日当たりの投与量を、操作者が指定した薬剤の投与期間一覧として表示する(S11)。
図4上段にその例を示す。
【0034】
(2)併用薬剤の投与期間を表示する手順(図3):
ステップS01〜S07は、図2と同じである。
【0035】
ステップS07からS21へ進む。
ステップS21では、併用処方を抽出する。即ち、操作者が指定した薬剤の最先の処方又は連続処方の投与開始日〜最後の処方又は連続処方の投与終了日の期間内に、処方日付及び/又は処方終端日がある処方を、操作者が指定した薬剤の併用薬剤の処方として抽出する。
【0036】
次に、各併用薬剤の処方について、それぞれ、有効成分含量で示す1日当たりの投与量・投与開始日・投与終了日を求める(S23)。この演算は、併用薬剤の処方として抽出した各処方について、前述のステップS01〜S07の処理を適用することで行う。
【0037】
以上のようにして求めた投与開始日・投与終了日・1日当たりの投与量を、一般名(有効成分名称)毎に、操作者が指定した薬剤の併用薬剤の投与期間一覧として表示する(S25)。
図4下段にその例を示す。
【0038】
【発明の効果】
前記[1]の診療支援装置は、商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している薬剤基本情報保持手段と、処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する処方記録保持手段と、指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段と、前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段と、前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段と、前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方についてそれぞれ最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段とを有するため、或る患者に対して投与した或る薬剤の投与期間を、正確に、且つ、速やかに調べることができる効果がある。
【0039】
前記[2]の診療支援装置は、前記[1]に於いて、前記処方記録保持手段は服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて保持し、前記投与量演算手段は前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求めるため、前記[1]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、間欠投与処方についても同様に、正確に、且つ、速やかに調べることができる効果がある。
【0040】
前記[3]の診療支援装置は、前記[1]又は[2]に於いて、前記処方記録保持手段は処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求めるため、前記[1]や[2]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、1日の服用量を求める手法を提供できる効果がある。
【0041】
前記[4]の診療支援装置は、前記[1]〜[3]の何れかに於いて、さらに、前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段を有するため、前記[1]〜[3]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、求めた結果を簡潔に表示できる効果がある。
【0042】
前記[5]の診療支援装置は、前記[1]〜[4]の何れかに於いて、さらに、前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段と、前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して一般名が同じである併用処方毎に前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段と、前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段と、を有するため、前記[1]〜[4]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、或る患者に対して投与した或る薬剤の投与期間内の併用薬剤を、正確に、且つ、速やかに調べて、簡潔に表示できる効果がある。
【0043】
前記[6]〜[10]の構成では、それぞれ、コンピュータを、前記[1]〜[5]の構成の診療支援装置として機能させるためのプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援装置の構成を示すブロック図。
【図2】指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の投与期間を図1の診療支援装置が表示する手順を説明するフローチャート。
【図3】指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の併用薬剤の投与期間を図1の診療支援装置が表示する手順を説明するフローチャート。
【図4】上段は指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の投与期間の表示例を示す説明図、下段は指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の併用薬剤の投与期間の表示例を示す説明図。
【図5】上段は薬剤マスタテーブルを例示する説明図、下段は処方記録テーブルを例示する説明図。
【図6】図5下段の処方記録テーブルとは異なる処方記録テーブル(併用薬の処方を含む例)を例示する説明図。
【図7】上段は図5下段の処方記録テーブルや図6の処方記録テーブルとは異なる処方記録テーブル(間欠投与処方を含む例)を例示する説明図、下段は服用日情報を持つテーブルを例示する説明図。
【図8】処方期間テーブルを例示する説明図。
【符号の説明】
10 コンピュータ
12 表示装置
13 入力装置
14 印刷装置
102 RAM
104 ハードディスク
【発明の属する技術分野】
本発明は、処方等の診療情報を電子カルテに記録再生する電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置であるところの診療支援装置と、該診療支援装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間を調べる場合には、患者Aのカルテの処方等の欄を遡って薬剤bの処方を抽出し、該抽出した各処方の処方対象期間を調べ、各処方対象期間の重複(薬剤投与の途切れを防止するために処方対象期間の終了前に次の処方を行う場合があることに起因して重複が生ずる)分づつ順に処方対象期間を繰り下げることにより、投与期間を求めている。
【0003】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間内の併用薬剤を調べる場合には、上記のようにして求めた薬剤bの投与期間内に処方した他の薬剤(薬剤c,d,,)の処方を抽出し、該抽出した各薬剤c,d,,について、薬剤aと同様にして投与期間を求めている。
【0004】
或る患者に対して各診療科で処方された処方に関し、それぞれ投薬開始日と投薬日数に基づいて投薬終了日を求め、求めた投薬終了日を併せて表示することにより、二重投薬を防止するようにした技術が開示されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−068172号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間を調べるには、前述の重複(薬剤投与の途切れを防止するために処方対象期間の終了前に次の処方を行うことによる重複)分づつ順に処方対象期間を繰り下げる作業が必要なため、作業が煩雑であり、誤りを生じ易いという問題がある。
【0007】
或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間内の併用薬剤を調べる場合には、上記の問題に加えて、さらに、薬剤bの投与期間内に処方した他の薬剤を併用薬剤として抽出する作業必要となるため、作業が更に煩雑であり、更に誤りを生じ易いという問題がある。
【0008】
上記の問題に加えて、さらに、有効成分が同じ薬剤であっても、薬剤名(商品名称)が異なる薬剤が存在するため、同じ薬剤を、誤って「異なる薬剤」として処理してしまい、その結果、投与期間を正確に調べることができなくなってしまうという問題がある。
【0009】
また、有効成分が同じで薬剤名が異なる薬剤の中には、薬剤名の前半部分が同じで薬剤名後半部分の有効成分含量部分のみが異なるものもあるため、1日当たりの投与量が異なるために本来は同じ投与期間に含めるべきではない処方を、同じ投与期間に含めるという誤りが生ずる場合もある。
【0010】
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間や、或る患者(患者A)に対して投与した或る薬剤(薬剤b)の投与期間内の併用薬剤を、正確に、且つ、速やかに調べ得るようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記[1]〜[10]のように構成される。
[1] 処方等の診療情報を電子カルテに記録再生する電子カルテ機能を備えた診療支援装置であって、
商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している薬剤基本情報保持手段と、
処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する処方記録保持手段と、
指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について、有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段と、
前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について、処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段と、
前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して、1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段と、
前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について、それぞれ、最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0012】
[2] 前記[1]に於いて、
前記処方記録保持手段は、服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて保持し、
前記投与量演算手段は、前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求める、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0013】
[3] 前記[1]又は[2]に於いて、
前記処方記録保持手段は、処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求める、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0014】
[4] 前記[1]〜[3]の何れかに於いて、さらに、
前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0015】
[5] 前記[1]〜[4]の何れかに於いて、さらに、
前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から、前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段と、
前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して、一般名が同じである併用処方毎に、前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って、各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段と、
前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0016】
[6] コンピュータを、
商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に管理する薬剤基本情報管理手段、
処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に管理する処方記録管理手段、
指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について、有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段、
前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について、処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段、
前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して、1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段、
前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について、それぞれ、最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段、
として機能させるためのプログラム。
【0017】
[7] 前記[6]に於いて、
前記処方記録保持手段は、服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて管理し、
前記投与量演算手段は、前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求める、
ことを特徴とするプログラム。
【0018】
[8] 前記[6]又は[7]に於いて、
前記処方記録保持手段は、処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求める、
ことを特徴とするプログラム。
【0019】
[9] 前記[6]〜[8]の何れかに於いて、さらに、
コンピュータを、
前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段、
として機能させるためのプログラムを有することを特徴とするプログラム。
【0020】
[10] 前記[6]〜[9]の何れかに於いて、さらに、
コンピュータを、
前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から、前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段、
前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して、一般名が同じである併用処方毎に、前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って、各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段、
前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段、
として機能させるためのプログラムを有することを特徴とするプログラム。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は実施の形態の診療支援装置(電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置)のブロック図である。図2と図3は薬剤の投与期間を表示する手順を示すフローチャートであり、図2は指定した薬剤の場合、図3は指定した薬剤の併用薬剤の場合を示す。図4は図2と図3の手順により表示される画面構成例を示し、上段は指定した薬剤の場合、下段は指定した薬剤の併用薬剤の場合を示す。図5〜図8は図2と図3のフローチャートで用いるテーブルの構成例を示す。
【0022】
本診療支援装置は、図1に示すように、CPU101,RAM102,ROM103,ハードディスク104等を備えたコンピュータ10、液晶モニタ或いはCRT等で構成される表示装置12、キーボードやマウス等で構成される入力装置13、印刷装置14、等を備えたコンピュータ装置である。これらを有するコンピュータ装置の構成は周知であるため、原則として説明は省略する。また、図1はスタンドアローンの構成例を示しているが、本診療支援装置は、LAN上のサーバ及びクライアントを用いて構成してもよい。要は、本発明の機能を実現できる構成であれば、単独のコンピュータ装置であるか、複数のコンピュータ装置を連携させたものであるかは問わない。
【0023】
ハードディスク104には、電子カルテ機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。電子カルテ機能は周知であるため説明は省略する。ハードディスク104には、また、処方等や経過等の診療情報が記録される診療情報データベースや、薬剤マスタテーブル等が格納されている。
【0024】
薬剤マスタテーブルは、図5上段に示すように、商品の名称である薬剤名、有効成分の名称である一般名、有効成分の含量、有効成分の含量の単位、処方単位の各項目を、薬剤毎に持つ薬剤基本情報テーブルである。
【0025】
診療情報データベースの処方等テーブルに基づいて、本診療支援装置は、RAM102上に処方記録テーブルを作成して保持する。
【0026】
処方記録テーブルは、図5下段に示すように、処方が行われた日付である処方日付、商品名称である薬剤名、1回当たりの服用量、1日の服用回数、服用日数、処方対象日数を、処方毎に持つテーブルである。処方対象日数は、当該処方が何日分の処方であるかを示し、図5下段の例では、処方対象日数は服用日数と同じである。処方対象日数と服用日数とが異なる場合とは、例えば、1週間の中の4日間服用し、3日間休薬するような投与法の場合である。即ち、間欠的投与の場合である。1回の服用量に1日の服用回数を乗算することで、1日の服用量を求めることができる。但し、各回の服用量が同じ場合に限る。処方記録テーブルとして、1回の服用量と1日の服用回数を持つテーブルに代えて、1日の服用量を持つテーブルを構成してもよい。
【0027】
図5下段は、各処方の薬剤名(=商品名称)が同じ場合の処方記録テーブルの例であるが、薬剤名(=商品名称)が異なる薬剤を処方した場合の処方記録テーブルの例を図6に示す。薬剤名が異なる薬剤としては、薬剤名(=商品名称)が異なり且つ一般名(有効成分名称)が同じ薬剤と、薬剤名(=商品名称)が異なり且つ一般名(有効成分名称)も異なる薬剤とがある。後者が併用薬剤の場合である。
【0028】
また、図5下段は、処方対象日数と服用日数が同じ場合の処方記録テーブルの例であるが、処方対象日数と服用日数が異なる場合の処方記録テーブルの例を図7上段に示す。図示のように、処方対象日数が服用日数と異なる場合には、処方対象期間内の服用方法を規定する項目(服用日情報の項目:処方期間内の服用方法,服用日情報)をも併せ持つ。図7下段は、服用日情報を別のテーブルとして構成した例である。
【0029】
以下、フローチャートに即して、投与期間を表示する手順を説明する。
(1)指定した薬剤の投与期間を表示する手順(図2):
まず、操作者が操作入力で指定した薬剤名の薬剤に関し、有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める(S01)。
即ち、操作者が表示対象の薬剤名を指定すると、CPUは、薬剤マスタテーブルを参照して一般名(=有効成分名称)が同じ薬剤名を抽出し、該抽出した各薬剤名の各処方について、それぞれ、薬剤マスタテーブルと処方記録テーブルとを参照して、有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める。
図示の例では、1回の服用量に1日の服用回数を乗算し、これに、有効成分含量を乗算することで、mgで示す1日当たりの投与量を得る。なお、含量単位がmgでなく%の場合は、図5上段のテーブルの(注)書きのように計算する。
【0030】
次に、ステップS01で演算対象とした各処方について、それぞれ、処方終端日を求める(S03)。
処方終端日は、「(処方日付−1)+処方対象日数」として求めることができる。当然であるが、上記の減算や加算によって月が変わる場合には、その事情を考慮して処方終端日の日付を求める。
【0031】
次に、連続処方を抽出する(S05)。
まず、ステップS03で処方終端日を求めた各処方を投与量(有効成分含量で示す1日当たりの投与量)が同じ処方毎にグループ分けする。次に、上記投与量が同じ処方の処方対象期間(処方日付〜処方終端日)の連続性を調べて、連続関係にある処方を相互に繋げて一体化する。この時、重複する期間を順に繰り下げる。連続関係にあるとは、或る処方の処方対象期間と、別の或る処方の処方対象期間とが、重複を許容して連続している関係にあることをいう。例えば、図8の例では、処方日付が5月1日の処方の処方対象期間は5月1日〜5月7日であり処方終端日は5月7日である。また、処方日付が5月7日の処方の処方対象期間は5月7日〜5月13日であり当初の処方終端日は5月13日である。即ち、両者の処方対象期間は連続している。但し、1日の重複を持つ。このため、両者を繋げて一体化するとともに、後者を重複分(この場合「1日」)繰り下げる。図8の内の「先行処方期間を考慮した処方始端日」と「処方終端日」とは、それぞれ、繰り下げ後の「処方始端日」と「処方終端日」を示す。
一方、図8で、処方日付が5月14日の処方と、処方日付が5月28日の処方とは、前者の繰り下げ後の処方終端日が5月21日であり、後者の処方日付が5月28日である。即ち、両者は不連続である。このため、この二つの処方は繋げず、そのままとする。
【0032】
次に、投与開始日、投与終了日、投与期間を求める(S07)。
即ち、ステップS05で繋げて一体化した各連続処方、及び、ステップS05で繋げることなくそのままとした各処方について、それぞれ投与開始日と投与終了日を求める。投与開始日とは、連続処方内の最先の処方の処方日付(図8の例で「5月1日」)、又は、繋げることなくそのままとした処方の処方日付(図8の例で「5月28日)である。また、投与終了日とは、連続処方内の最後の処方の繰り下げ後の処方終端日(図8の例で「5月21日」)、又は、繋げることなくそのままとした処方の処方終端日(図8の例で「6月3日」)である。
【0033】
以上のようにして求めた投与開始日・投与終了日・1日当たりの投与量を、操作者が指定した薬剤の投与期間一覧として表示する(S11)。
図4上段にその例を示す。
【0034】
(2)併用薬剤の投与期間を表示する手順(図3):
ステップS01〜S07は、図2と同じである。
【0035】
ステップS07からS21へ進む。
ステップS21では、併用処方を抽出する。即ち、操作者が指定した薬剤の最先の処方又は連続処方の投与開始日〜最後の処方又は連続処方の投与終了日の期間内に、処方日付及び/又は処方終端日がある処方を、操作者が指定した薬剤の併用薬剤の処方として抽出する。
【0036】
次に、各併用薬剤の処方について、それぞれ、有効成分含量で示す1日当たりの投与量・投与開始日・投与終了日を求める(S23)。この演算は、併用薬剤の処方として抽出した各処方について、前述のステップS01〜S07の処理を適用することで行う。
【0037】
以上のようにして求めた投与開始日・投与終了日・1日当たりの投与量を、一般名(有効成分名称)毎に、操作者が指定した薬剤の併用薬剤の投与期間一覧として表示する(S25)。
図4下段にその例を示す。
【0038】
【発明の効果】
前記[1]の診療支援装置は、商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している薬剤基本情報保持手段と、処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する処方記録保持手段と、指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段と、前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段と、前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段と、前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方についてそれぞれ最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段とを有するため、或る患者に対して投与した或る薬剤の投与期間を、正確に、且つ、速やかに調べることができる効果がある。
【0039】
前記[2]の診療支援装置は、前記[1]に於いて、前記処方記録保持手段は服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて保持し、前記投与量演算手段は前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求めるため、前記[1]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、間欠投与処方についても同様に、正確に、且つ、速やかに調べることができる効果がある。
【0040】
前記[3]の診療支援装置は、前記[1]又は[2]に於いて、前記処方記録保持手段は処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求めるため、前記[1]や[2]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、1日の服用量を求める手法を提供できる効果がある。
【0041】
前記[4]の診療支援装置は、前記[1]〜[3]の何れかに於いて、さらに、前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段を有するため、前記[1]〜[3]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、求めた結果を簡潔に表示できる効果がある。
【0042】
前記[5]の診療支援装置は、前記[1]〜[4]の何れかに於いて、さらに、前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段と、前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して一般名が同じである併用処方毎に前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段と、前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段と、を有するため、前記[1]〜[4]の診療支援装置が持つ効果に加えて、さらに、或る患者に対して投与した或る薬剤の投与期間内の併用薬剤を、正確に、且つ、速やかに調べて、簡潔に表示できる効果がある。
【0043】
前記[6]〜[10]の構成では、それぞれ、コンピュータを、前記[1]〜[5]の構成の診療支援装置として機能させるためのプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援装置の構成を示すブロック図。
【図2】指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の投与期間を図1の診療支援装置が表示する手順を説明するフローチャート。
【図3】指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の併用薬剤の投与期間を図1の診療支援装置が表示する手順を説明するフローチャート。
【図4】上段は指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の投与期間の表示例を示す説明図、下段は指定された薬剤名(商品名称)に対応する一般名(有効成分名称)の薬剤の併用薬剤の投与期間の表示例を示す説明図。
【図5】上段は薬剤マスタテーブルを例示する説明図、下段は処方記録テーブルを例示する説明図。
【図6】図5下段の処方記録テーブルとは異なる処方記録テーブル(併用薬の処方を含む例)を例示する説明図。
【図7】上段は図5下段の処方記録テーブルや図6の処方記録テーブルとは異なる処方記録テーブル(間欠投与処方を含む例)を例示する説明図、下段は服用日情報を持つテーブルを例示する説明図。
【図8】処方期間テーブルを例示する説明図。
【符号の説明】
10 コンピュータ
12 表示装置
13 入力装置
14 印刷装置
102 RAM
104 ハードディスク
Claims (10)
- 処方等の診療情報を電子カルテに記録再生する電子カルテ機能を備えた診療支援装置であって、
商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に保持している薬剤基本情報保持手段と、
処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に保持する処方記録保持手段と、
指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について、有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段と、
前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について、処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段と、
前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して、1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段と、
前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について、それぞれ、最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1に於いて、
前記処方記録保持手段は、服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて保持し、
前記投与量演算手段は、前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求める、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1又は請求項2に於いて、
前記処方記録保持手段は、処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求める、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、さらに、
前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1〜請求項4の何れかに於いて、さらに、
前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から、前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段と、
前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して、一般名が同じである併用処方毎に、前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って、各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段と、
前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - コンピュータを、
商品名称である薬剤名と有効成分名称である一般名と処方単位当たりの有効成分含量とを薬剤毎に管理する薬剤基本情報管理手段、
処方日付と薬剤名と処方単位で記述した1日の服用量と服用日数と処方対象日数とを処方毎に管理する処方記録管理手段、
指定された薬剤名を持つ各処方及び指定された薬剤名と一般名が同じである薬剤名を持つ各処方について、有効成分含量で示す1日当たりの投与量をそれぞれ求める投与量演算手段、
前記投与量演算手段が演算対象とした各処方について、処方日付と処方対象日数とに基づいて処方終端日をそれぞれ求める終端日演算手段、
前記投与量演算手段が求めた各処方の1日当たりの投与量を比較して、1日当たりの投与量が同じで且つ処方終端日と処方日付とが連続関係にある処方を連続処方として抽出する連続処方抽出手段、
前記連続処方抽出手段が抽出した各連続処方及び抽出しなかった各処方について、それぞれ、最先の処方日付を投与開始日とし最後の処方終端日を投与終了日とする投与期間を求める投与期間演算手段、
として機能させるためのプログラム。 - 請求項6に於いて、
前記処方記録保持手段は、服用日数の値と処方対象日数の値が異なる処方については服用日を特定する服用日情報を併せて管理し、
前記投与量演算手段は、前記服用日情報を持つ処方については処方対象日数で均した1日当たりの投与量を求める、
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6又は請求項7に於いて、
前記処方記録保持手段は、処方単位で記述した1回の服用量に1日の服用回数を乗算して前記1日の服用量を求める、
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6〜請求項8の何れかに於いて、さらに、
コンピュータを、
前記投与期間演算手段が求めた各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名に対応する一般名の投与期間として表示する投与期間表示手段、
として機能させるためのプログラムを有することを特徴とするプログラム。 - 請求項6〜請求項9の何れかに於いて、さらに、
コンピュータを、
前記指定された薬剤名とは一般名が異なる薬剤名を持つ処方の中から、前記指定された薬剤名に関して前記投与期間演算手段が求めた各投与期間の中の最先の投与期間の投与開始日から最後の投与期間の投与終了日までの期間内に処方日付と処方終端日の少なくとも一方を持つ処方を併用処方としてそれぞれ抽出する併用処方抽出手段、
前記併用処方抽出手段が抽出した各併用処方に関して、一般名が同じである併用処方毎に、前記投与量演算手段と終端日演算手段と連続処方抽出手段と投与期間演算手段とによる演算を行って、各一般名毎にそれぞれ投与期間を求める併用薬投与期間演算手段、
前記併用薬投与期間演算手段が求めた一般名毎の各投与期間について、投与開始日と投与終了日及び有効成分含量で示す1日当たりの投与量を、前記指定された薬剤名の併用薬の投与期間として表示する併用薬投与期間表示手段、
として機能させるためのプログラムを有することを特徴とするプログラム。
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2002
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