JP2004110302A - データコピー処理装置及びデータコピー処理方法 - Google Patents

データコピー処理装置及びデータコピー処理方法 Download PDF

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Shiyuuichi Shiyukunami
宿波 拾一
Norihiko Fuchigami
渕上 徳彦
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

【課題】メディア上に記録されている情報の更新が不可能な装置においても、メディア内に記録されているコピー制限付きデータのコピーを行えるよう管理する。
【解決手段】コピー制限の設定されたデータ、及び、そのデータの識別情報とコピー制限を示すコピー制限情報とが含まれる権利情報が記録されたメディア(記録媒体)108からデータをコピーする際、不揮発性メモリ(情報格納手段)111に格納されている当該データのコピー制限情報と、メディアから読み出した当該データのコピー制限情報とを比較して、当該データのコピーが可能か否かを判断する。当該データのコピーが可能であり、そのコピーを行った場合には、そのコピーの結果を反映して、コピー制限情報の更新を行い、再び、不揮発性メモリに書き戻す。また、初めて当該データを再生する場合など、当該データに関する情報が不揮発性メモリに格納されていない場合には、メディアから読み出したコピー制限情報を不揮発性メモリに格納する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオデータやビデオデータなどの著作権を有するコンテンツのコピー処理(記録媒体に格納されているコンテンツを削除することなく、記録媒体からコンテンツを読み出して外部に出力するデータの複製処理)を行うデータコピー処理装置及びデータコピー処理方法に関し、特に、コピー制限が設定されているデータ(コピー制限付きデータ)のコピーを行うデータコピー処理装置及びデータコピー処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、著作権の存在するオーディオデータやビデオデータ(コンテンツとも呼ばれる)などを配布する場合、当該コンテンツをCD、DVD、ビデオカセットなどのストレージメディア(パッケージメディアとも呼ばれる)に記録し、それを販売又は譲渡していた。この場合、パッケージメディア(記録媒体)の購入者は、適切な対価で購入したコンテンツを再生することに関しては、制限を受けることはなかった。
【0003】
しかしながら、近年、インターネットなどの伝送路が発展し、パッケージメディアによらず、このような伝送路を介してデータを配布(配信とも呼ぶ)することが行われるようになってきた。インターネットなどを利用したデータ配信では、主に圧縮したオーディオデータやビデオデータが用いられ、比較的狭帯域な伝送路でも、リーズナブルな時間内でデータの配信が可能となっている。こうしたデータ配信の多くのシステムでは、データは配信元のサーバに保存されており、ユーザの要求に応じてオンデマンドにデータ配信されて、配信時点又は視聴時にデータの対価の決済(課金)が行われる。
【0004】
従来のパッケージメディアによるデータ配布の場合には、購入者が、データや権利を購入するというよりも、物質としてのメディアや付帯物(ケースやジャケット、ブックレットなど)を適切な対価で購入するイメージとなり、その視聴においては、無限回コピーが補償されるのが当然であると考えられている。一方、インターネットなどを利用したデータ配信の場合には、いわゆる物質としてのパッケージは存在せず、データ及び権利だけが購入者に配布され、購入者は、そのコンテンツに係る権利に対して対価を払うというイメージとなる。したがって、コンテンツの使用権利を制限して対価を下げる(もしくは無料にする)という「制限付き配布」がユーザに受け入れられる環境にある。
【0005】
ここで、制限される使用権利としては、主に再生に関する制限(以下、再生制限)とコピーに関する制限(以下、コピー制限)とがある。データの再生を制限する再生制限には、例えば、下記の再生許諾制限、再生回数制限、再生累積時間制限、再生期日制限など、複数の種類が存在しており、データのコピーを制限するコピー制限には、例えば、下記のコピー許諾制限、コピー回数制限、コピー期日制限など、複数の種類が存在している。
【0006】
1.再生許諾制限
再生許諾制限とは、あらかじめデータ配布側によってメディア上にデータが記録された場合(パッケージメディア上にデータが記録されている場合)でも、ユーザ側でメディア上にデータが記録された場合(インターネットなどを介してダウンロードされ、ユーザ側でメディア上にデータが記録された場合)でも、データ配布側などからデータの再生許諾を受けるまでは、そのデータの再生が禁止されることを指す。データの再生許諾を受ける(すなわち、データの再生許諾制限を解除する)方法としては、いくつかの方法が挙げられる。
・対価を支払う(課金)ことにより、再生許諾を受ける方法。
・対価ではなく、データ再生のためのパスワードなどを入手することにより、再生許諾を受ける方法。
【0007】
2.再生回数制限
再生回数制限とは、データの再生回数を制限することを指す。この再生回数制限によって、例えば、5回の再生のみ可能などのように再生回数を制限することが可能となる。なお、例えば、そのデータのトータルの再生時間に対して、どの程度の割合(例えば、50%など)まで再生を行ったら、再生回数を1回とカウントするかなどをあらかじめ規定しておく必要がある。
【0008】
3.再生累積時間制限
再生累積時間制限とは、そのデータの全部又は一部を再生した時間の累積時間を制限することを指す。この再生累積時間制限によって、例えば、そのデータに関して15分間の再生のみ可能などのように、再生累積時間を制限することが可能となる。
【0009】
4.再生期日制限(再生期限付き又は有効期限付き)
再生期日制限とは、所定の期日(再生期限又は有効期限)までの再生を許可し、それ以降の再生を禁止することを指す。この再生期日制限によって、例えば、200X年9月30日までの再生のみ可能などのように、再生可能な期日を制限することが可能となる。また、再生期日制限には、購入日時や最初に再生を行った日時から、所定の日数(月数や週数など)の間のみ再生を許可し、それ以降の再生を禁止する場合も含まれるものとする。これにより、例えば、200X年9月1日に購入されたデータに関して、30日間の再生期限を設定し、200X年9月30日まで再生を可能とする制限を行うことも可能となる。
【0010】
5.コピー許諾制限
コピー許諾制限とは、あらかじめデータ配布側によってメディア上にデータが記録された場合(パッケージメディア上にデータが記録されている場合)でも、ユーザ側でメディア上にデータが記録された場合(インターネットなどを介してダウンロードされ、ユーザ側でメディア上にデータが記録された場合)でも、データ配布側などからデータのコピー許諾を受けるまでは、そのデータのコピーが禁止されることを指す。データのコピー許諾を受ける(すなわち、データのコピー許諾制限を解除する)方法としては、再生許諾制限と同様、いくつかの方法が挙げられる。
・対価を支払う(課金)ことにより、コピー許諾を受ける方法。
・対価ではなく、データのコピーのためのパスワードなどを入手することにより、コピー許諾を受ける方法。
【0011】
6.コピー回数制限
コピー回数制限とは、データのコピー回数を制限することを指す。このコピー回数制限によって、例えば、5回のコピーのみ可能などのようにコピー回数を制限することが可能となる。なお、確実に、コピー処理が行われなかった場合(例えば、コピーすべきデータが完全に外部に出力されなかった場合など)には、コピー回数を減らさない(又は、いったん減らしたコピー回数を元に戻す)ようにすることも可能である。
【0012】
7.コピー期日制限(コピー期限付き又は有効期限付き)
コピー期日制限とは、所定の期日(コピー期限又は有効期限)までのコピーを許可し、それ以降のコピーを禁止することを指す。このコピー期日制限によって、例えば、200X年9月30日までのコピーのみ可能などのように、コピー可能な期日を制限することが可能となる。また、コピー期日制限には、購入日時や最初に再生を行った日時から、所定の日数(月数や週数など)の間のみコピーを許可し、それ以降のコピーを禁止する場合も含まれるものとする。これにより、例えば、200X年9月1日に購入されたデータに関して、30日間のコピー期限を設定し、200X年9月30日までコピーを可能とする制限を行うことも可能となる。また、逆に、所定の期日までのコピーを禁止し、それ以降のコピーを許可することも可能である。
【0013】
データが配布又は送付される場合、上記の各再生制限及び各コピー制限を管理する情報(権利情報:Usage Ruleと呼ぶ)も、そのデータと共に配布又は送付される。また、データがメディア上に記録される場合には、そのデータに係る権利情報も同時にメディア上に記録される。これによって、データの再生又はコピー時には、そのデータに係る権利情報も同時に読み出して、データの再生又はコピーが可能かどうかを判断することが可能となる。
【0014】
上記7種類の再生制限及びコピー制限の中で、再生許諾制限、再生回数制限、再生累積時間制限、コピー許諾制限、コピー回数制限に関しては、データの再生又はコピーを行う際に、権利情報自体やそれに関連する情報などを書き換える必要がある。すなわち、例えば、再生許諾制限及びコピー許諾制限に関しては、コピー許諾を受けたことを権利情報として記録する必要があり、また、再生回数制限、コピー回数制限、再生累積時間制限に関しては、データの再生又はコピーを行ったことによって、残り再生回数又は残りコピー回数の減算や残り累積時間の減算を行う必要がある。一方、再生期日制限及びコピー期日制限に関しては、データの再生開始前に、データ再生装置内のカレンダーの日付と再生期限とを比較するだけで再生が可能か否かを判定し、再生の際に権利情報の更新を行う必要はない。
【0015】
以上の再生制限付きデータ又はコピー制限付きデータの再生やコピーを行う場合、特に、インターネットなどを介してデータを取得する場合には、ユーザ側でのデータの受信、記録、再生、コピーなどの処理を、全て、同一のPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)で行うことが可能である。PCは、その内部にHDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)などのストレージメディアを持つ記録再生装置であり、電源がOFFの状態でも計時が可能なリアルタイムクロックと呼ばれるカレンダー付き時計(以下、カレンダークロックと呼ぶ)を持っているので、理論的には、上記の1〜7の、どの再生制限付きデータ又はコピー制限付きデータに関しても、処理を行うことが可能である。なお、本明細書では、主にコピー制限(上記の4〜7)に関する処理を扱う。
【0016】
次に、従来のコピー制限付きデータのコピー処理について説明する。図6は、従来のコピー制限付きデータコピー処理装置の一例を示すブロック図である。なお、図6に示すデータコピー処理装置では、各機能ブロックを個別のユニットとして図示しているが、複数のブロックの機能を統合したユニットによって、データコピー処理装置を実現することも可能である。また、上記のように、図6に示すデータコピー処理装置は、PCによって実現可能である。
【0017】
データのコピー動作は、ユーザインターフェイス部701を介したユーザからの指示によって開始される。まず、メディア書き込み/読み出し部707が、メディア(記録媒体)708から、ユーザによってコピー指示されたデータに係るフォーマット化権利情報の読み出しを行う。メディア708から読み出されたフォーマット化権利情報は、必要に応じて、著作権保護方式暗号化/復号化部706による復号化が行われ、さらに、フォーマッタ/デフォーマッタ705によってフォーマットの解除が行われる。このようにして得られた権利情報は、フォーマッタ/デフォーマッタ705から主制御部/メインメモリ704に送られ、主制御部/メインメモリ704によって権利情報が解析されて、データのコピーを許可するか否かが決定される。
【0018】
このとき、例えば、以下の条件が満足されれば、そのデータのコピーが許可されることとなる。
・コピー許諾制限付きデータで、コピーがすでに許可されている場合、又は、データのコピー開始の際、新たにコピー許諾が得られる場合。
・コピー回数制限付きデータで、残りコピー回数のカウント値がゼロでない場合。
【0019】
上記のような条件が満足されない場合には、そのデータのコピーは許可されず、「コピーが許可されません」などのメッセージを表示して、コピー動作を終了する。一方、コピーが許可された場合、所定のフォーマット化データをメディア708から読み出し、必要に応じて、著作権保護方式暗号化/復号化部706で復号化が行われ、さらに、フォーマッタ/デフォーマッタ705によるフォーマットの解除が行われる。このようにして得られたデータは、フォーマッタ/デフォーマッタ705から権利情報分離/合成部703に送られて権利情報などと合成され、さらに、データレシーバ/トランスミッタ702に送られて、外部にデータ出力される。データレシーバ/トランスミッタ702から出力されたデータは、外部に接続されたデータ記録装置などによって受信され、所定の記録媒体に書き込まれることによって、所定の記録媒体内に格納される。
【0020】
次に、データの出力が終了すると、例えば、以下のようにして権利情報を更新し、更新した権利情報をメディア708に書き込むことによって、全ての処理が終了となる。
・コピー許諾制限付きデータでは、このデータのコピー開始の際にコピー許諾を新たに得た場合には、コピー許諾済みを示す権利情報に更新する。
・コピー回数制限付きデータでは、権利情報に記録されている残りコピー回数のカウント値を1つ減じる。
【0021】
また、ファイルの再生・コピー・ムーブなどの管理を行う技術としては、例えば、下記の特許文献1、2と非特許文献1が知られている。特許文献1には、再生回数制限を有するオーディオデータファイルの再生の際、再生時間が所定の時間だけ経過した場合、残りの再生回数の値をデクリメントする再生制限の技術が開示されている。また、特許文献2には、コンテンツが複製(コピー)されたときの時刻情報を記憶し、さらにこのコンテンツを複製する場合、この時刻情報を利用して複製管理を行う技術が開示されている。また、非特許文献1には、ファイルのコピー、ムーブ、チェックイン/アウトなど、様々なファイルの管理に関する技術が開示されている。
【0022】
【特許文献1】
特開2000−347696号公報
【特許文献2】
特開2000−305854号公報
【非特許文献1】
SDMI Portable Device Specification Part 1, Version 1.0(The Secure Digital music initiative)、インターネット<URL:http://www.sdmi.org/download/port_device_spec_part1.pdf>
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コピー許諾制限、コピー回数制限が設定されているデータをコピーする場合、コピーすべきデータに係る権利情報を更新して、メディア内の権利情報を書き換える必要があり、この権利情報の書き換えを行うため、データコピー処理装置は、メディアへの権利情報の記録機能を有する必要がある。
【0024】
一方、メディアへの記録機能を持っていないデータコピー処理装置(データ再生専用装置)は、安価であり、かつ、ユーザがコンテンツ(データ)を鑑賞することを目的としているため、メディアへの記録機能を有するデータ記録再生装置よりも、はるかに多くの台数が市場に出回っている。また、パッケージメディアなどのように、あらかじめコンテンツ(データ)が記録されているディスクは、例えば、ROMタイプ(書き込み不可能)のプリレコーデッドディスクなどが主流となっている。
【0025】
データコピー処理装置としてPCなどのメディアへの記録機能を有するものを用い、さらに、データが記録されているメディアが書き換え可能なものである場合には、従来の技術で説明した記録機能を有するデータコピー処理装置で問題なく再生することが可能であるが、データコピー処理装置がメディアへの記録機能を持っていない場合、又は、データが記録されているメディアが書き換え不可能な場合には、従来の技術を用いて、データのコピー及び権利情報の更新を行うことは不可能である。
【0026】
なお、データコピー処理装置でコピーを行う度にコピー許諾を得ることによって、メディア上の情報を書き換えることが不可能なデータコピー処理装置によるコピー許諾制限付きデータのコピー処理が可能となるが、ユーザ側にとっては非常に面倒な作業となり、また、データ配布側もコピー許諾に係る課金の管理が面倒となってしまうという問題がある。
【0027】
上記問題を解決するため、例えば、メディア上の情報を書き換えることが不可能なデータコピー処理装置でコピー制限付きデータをコピーする場合や書き換え不可能なメディア上に記録されているコピー制限付きデータをコピーする場合など、メディア上に記録されている権利情報の更新が不可能な場合でも、コピー制限付きデータのコピーを可能とし、そのコピーに係るコピー制限を更新することを可能とするデータコピー処理装置及びデータコピー処理方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、メディア(記録媒体)上のデータをコピーする際、コピーすべきデータに係るコピー制限を不揮発性メモリから読み出すようにしている。また、特に、本発明では、コピー制限として、データのコピーの可否を制限するコピー許諾制限、データのコピーの回数を制限するコピー回数制限を用いて、データのコピー制限を行うようにしている。
【0029】
すなわち、本発明によれば、コピー制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー制限を示すコピー制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うことが可能であるデータコピー処理装置であって、
前記データの識別情報と前記コピー制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段と、
前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出す手段と、
前記情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納する手段と、
前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出す手段と、
前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の内容を更新する情報更新手段と、
前記コピーすべきデータと、前記情報更新手段によって更新された前記管理情報とを外部に出力する出力手段と、
前記情報更新手段によって更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納する手段とを、
有するデータコピー処理装置が提供される。
【0030】
また、本発明によれば、コピーの可否を制限するコピー許諾制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー許諾制限を示すコピー許諾制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うことが可能であるデータコピー処理装置であって、
前記データの識別情報と前記コピー許諾制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段と、
前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出す手段と、
前記情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納する手段と、
前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出す手段と、
前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー許諾制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー許諾制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が不可能と判断された場合、前記コピーすべきデータのコピー許諾を取得することが可能なコピー許諾取得手段と、
前記コピー許諾取得手段によって前記コピーすべきデータの前記コピー許諾が取得された場合、前記情報格納手段から読み出された前記コピーすべきデータの前記管理情報に、前記コピーすべきデータに係るコピー許諾が取得された旨を加える情報更新手段と、
前記判断手段によってコピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、又は、前記コピー許諾取得手段によって、前記コピーすべきデータのコピー許諾が取得された場合、前記コピーすべきデータと、前記情報更新手段によって更新された前記管理情報とを外部に出力する出力手段と、
前記情報更新手段によって更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納する手段とを、
有するデータコピー処理装置が提供される。
【0031】
また、本発明によれば、コピーの回数を制限するコピー回数制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー回数制限を示すコピー回数制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うことが可能であるデータコピー処理装置であって、
前記データの識別情報と前記コピー回数制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段と、
前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出す手段と、
前記情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納する手段と、
前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出す手段と、
前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー回数制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー回数制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報に記載されている前記コピーすべきデータの残りコピー可能回数を1つ減じる情報更新手段と、
前記コピーすべきデータと、前記情報更新手段によって更新された前記管理情報とを外部に出力する出力手段と、
前記情報更新手段によって更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納する手段とを、
有するデータコピー処理装置が提供される。
【0032】
さらに、本発明によれば、上記発明に加えて、前記出力手段が、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を外部に出力することを特徴とするデータコピー処理装置が提供される。
【0033】
さらに、本発明によれば、上記発明に加えて、前記情報格納手段に、前記コピーすべきデータの再生制限情報が格納されている場合、前記出力手段が、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記情報格納手段に格納されている前記コピーすべきデータに係る前記再生制限情報を外部に出力することを特徴とするデータコピー処理装置が提供される。
【0034】
さらに、本発明によれば、上記発明に加えて、前記情報格納手段として、電気的に情報を記録、読み出し、消去することが可能であり、電源を切っても記憶内容を保持することが可能な半導体メモリを用いることを特徴とするデータコピー処理装置が提供される。
【0035】
また、本発明によれば、コピー制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー制限を示すコピー制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うデータコピー処理方法であって、
前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出すステップと、
前記データの識別情報と前記コピー制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納するステップと、
前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出すステップと、
前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の内容を更新する情報更新ステップと、
前記コピーすべきデータと、前記情報更新ステップで更新された前記管理情報とを外部に出力する出力ステップと、
前記情報更新ステップで更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納するステップとを、
有するデータコピー処理方法が提供される。
【0036】
また、本発明によれば、コピーの可否を制限するコピー許諾制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー許諾制限を示すコピー許諾制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うデータコピー処理方法であって、
前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出すステップと、
前記データの識別情報と前記コピー許諾制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納するステップと、
前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出すステップと、
前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー許諾制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー許諾制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が不可能と判断された場合、前記コピーすべきデータのコピー許諾を取得することが可能なコピー許諾取得ステップと、
前記コピー許諾取得ステップで前記コピーすべきデータの前記コピー許諾が取得された場合、前記情報格納手段から読み出された前記コピーすべきデータの前記管理情報に、前記コピーすべきデータに係るコピー許諾が取得された旨を加える情報更新ステップと、
前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、又は、前記コピー許諾取得ステップで前記コピーすべきデータのコピー許諾が取得された場合、前記コピーすべきデータと、前記情報更新ステップで更新された前記管理情報とを外部に出力する出力ステップと、
前記情報更新ステップで更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納するステップとを、
有するデータコピー処理方法が提供される。
【0037】
また、本発明によれば、コピーの回数を制限するコピー回数制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー回数制限を示すコピー回数制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うデータコピー処理方法あって、前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出すステップと、
前記データの識別情報と前記コピー回数制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納するステップと、
前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出すステップと、
前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー回数制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー回数制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記コピーすべきデータの出力が行われた場合、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報に記載されている前記コピーすべきデータの残りコピー可能回数を1つ減じる情報更新ステップと、前記コピーすべきデータと、前記情報更新ステップで更新された前記管理情報とを外部に出力する出力ステップと、
前記情報更新ステップで更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納するステップとを、
有するデータコピー処理方法が提供される。
【0038】
さらに、本発明によれば、上記発明において、前記出力ステップにおいて、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を外部に出力することを特徴とするデータコピー処理方法が提供される。
【0039】
さらに、本発明によれば、上記発明において、前記情報格納手段に、前記コピーすべきデータの再生制限情報が格納されている場合、前記出力ステップにおいて、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記情報格納手段に格納されている前記コピーすべきデータの前記再生制限情報を外部に出力することを特徴とするデータコピー処理方法が提供される。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のデータコピー処理装置及びデータコピー処理方法の好ましい実施の形態について説明する。まず、本発明のデータコピー処理装置の構成について説明する。図1は、本発明のデータコピー処理装置の実施の形態を示すブロック図である。
【0041】
図1に示すデータコピー処理装置は、ユーザインターフェイス部101、データレシーバ/トランスミッタ102、データ入出力部103、主制御部/メインメモリ104、デフォーマッタ105、著作権保護方式復号化部106、メディア読み出し部107、データ再生部109、メモリ書き込み/読み出し部110、不揮発性メモリ(情報格納手段)111によって構成されている。なお、図1に示すユーザインターフェイス部101、データレシーバ/トランスミッタ102、主制御部/メインメモリ104、データ再生部109は、図6に示す従来のデータコピー処理装置と同一のものである。また、図6に示すデータコピー処理装置と同様、各機能ブロックを個別のユニットとして図示しているが、複数のブロックの機能を統合したユニットによって、データコピー処理装置を実現することも可能であり、PCによって実現することも可能である。
【0042】
また、図1に示すデータコピー処理装置はデータ読み出し専用装置(データ再生専用装置)であって、メディア(記録媒体)108への記録機能が設けられていない。すなわち、図1に示すデータコピー処理装置は、各種データのデフォーマットを行うデフォーマッタ105、各種データの復号化を行う著作権保護方式復号化部106、メディア(記録媒体)108からの各種データの読み出しを行うメディア読み出し部107を有しており、図6に示す従来のデータコピー処理装置と比較して、これらの各手段には記録機能は設けられていない。
【0043】
メディア108には、オーディオデータやビデオデータなどのコンテンツと権利情報とが記録されている。また、権利情報には、各コンテンツの固有ID及び各コンテンツに設定されているコピー制限(コピー許諾制限、コピー回数制限など)が含まれている。固有IDとは、そのデータに固有の識別子(識別情報)であり、例えば、国情報、著作権保持者情報(レコード会社名など)、作成年月日、データ識別情報、サブ情報などが含まれ得る。本発明では、各データに識別情報(オーディオデータの場合、曲名など)が設定されていることに加えて、各配布データに対する固有のサブ情報(配布IDなど)が設定されていることが好ましい。また、メディア108への記録時に各データに対応するサブ情報を発生し、各データの固有IDに付加することも可能である。なお、従来、固有IDがデータに付加されて供給され、かつ、それが権利情報に含まれてメディア108に記録される場合もあり得るが、従来では、この固有IDはコピー制限の管理に用いられていないことを明確にしておく。本発明では、コピー制限の管理を行う際、データ毎に設定された固有IDを用いてデータの識別を行うので、誤ったデータに対してコピーの許可・不許可を与えることはない。
【0044】
また、図1に示すデータコピー処理装置には、メモリ書き込み/読み出し部110が設けられている。このメモリ書き込み/読み出し部110は、メディア108とは異なる不揮発性メモリ(情報格納手段)111内のデータの読み出し及びメモリへのデータの書き込みを行うものである。また、不揮発性メモリ111は、例えば、半導体メモリの一種であり、電気的に情報の記録、情報の読み出し、情報の消去などが可能なもので、電源を切ってもその記憶内容は保持される。また、この不揮発性メモリ111は、フラッシュメモリと呼ばれている。
【0045】
次に、メディア108上に記録されているデータのコピーに係る処理について説明する。図2は、本発明におけるメディア上に記録されているデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。なお、図2に示すフローチャートは、下記の第1及び第2の実施の形態に共通した処理である。
【0046】
コピー動作は、ユーザインターフェイス部101を介したユーザからの指示によって開始される。まず、ステップS201において、メディア読み出し部107が、メディア108から、ユーザによってコピー指示されたデータに係るフォーマット化権利情報の読み出しを行い、必要に応じて、読み出されたフォーマット化権利情報を著作権保護方式復号化部106によって復号化し、さらに、デフォーマッタ105によってフォーマットの解除を行う。このようにして得られた権利情報は、デフォーマッタ105から主制御部/メインメモリ104に送られる。
【0047】
一方、不揮発性メモリ111には、あらかじめメディア108上に記録されているデータに関する固有IDとコピー制限などの規定が記載された情報(以下、まとめて管理情報又は管理情報テーブルと呼ぶ)とが保存されている。ステップS202において、メモリ書き込み/読み出し部110は、この管理情報テーブルを不揮発性メモリ111から読み出し、読み出された管理情報テーブルはメモリ書き込み/読み出し部110から主制御部/メインメモリ104に送られる。なお、個々のデータコピー開始時ではなく、データコピー処理装置の電源投入直後に、不揮発性メモリ111から管理情報テーブルが読み出されて、主制御部/メインメモリ104に送られるようにしてもよい。
【0048】
図3は、本発明で用いられる管理情報テーブルの一例を模式的に表す図である。管理情報テーブルには、コピー処理された実績のあるデータの固有ID(各データに固有の識別情報)と、各データに対応するコピー制限情報が記録されている。なお、図3では、コピー制限情報として、例えば、各データに対応するコピー許諾制限情報、コピー回数制限情報が記録されている一例が図示されており、それぞれの場合について、第1及び第2の実施の形態に分類して説明することにする。
【0049】
固有IDは、前述のように、各データを識別可能とする固有の識別子であり、図3では、固有IDが、英文字、記号、数字などの組み合わせで構成される態様が図示されている。一方、コピー許諾制限情報としては、コピーが許諾されるか否かを示す情報が記録されている。図3では、コピーが許諾された場合に、そのデータのコピーに必要な暗号キー(復号キー)が記録されている態様が図示されているが、例えば、単にコピーが許諾されているか否かを示す値(1:許諾済み、0:未許諾)など、暗号キー以外の他の情報を記録することも可能である。また、コピー許諾制限が設定されていないデータ(特に、コピー回数制限などが設定されているデータ)に関するコピー許諾制限情報には、「情報なし」の旨を記録しておくことが好ましい。
【0050】
なお、図3に示されている内容やフォーマットなどは一例であり、固有IDの形式やその他の情報の形式や桁数などは、任意に設定可能である。また、管理情報テーブル内の各情報及び管理情報テーブル自体に暗号化などを施し、管理情報テーブル内の各情報が容易に読み取られないようにして、不揮発性メモリ111に記録することも可能である。
【0051】
主制御部/メインメモリ104は、デフォーマッタ105から受けた権利情報と、メモリ書き込み/読み出し部110から受けた管理情報テーブルとを用いて、以下の処理を行う。まず、ステップS203において、主制御部/メインメモリ104は、権利情報を参照して、コピーすべきデータ(ユーザからコピー指示を受けたコンテンツ)のコピー制限の種別を判定する。すなわち、当該データが、コピー許諾制限付きデータか、コピー回数制限付きデータかを判断する。なお、一切のコピー制限がない場合には、そのままコピーを行うことが可能であり、また、コピー期日制限付きデータの場合には、データコピー処理装置に内蔵されている計時手段などによって日時を参照し、データのコピーが可能か否かを判断する。以上の動作は、下記の第1及び第2の実施の形態に共通した動作であり、これらの動作を「共通処理ブロック」と呼ぶことにする。
【0052】
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係るメディア108上に記録されているコピー許諾制限付きデータのコピーに係る処理の第1の実施の形態について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態におけるメディア上に記録されているコピー許諾制限付きデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。
【0053】
図2に示す「共通処理ブロック」(ステップS201〜ステップS203までの処理)において、コピーすべきデータがコピー許諾制限付きデータであると判断された場合、まず、ステップS401において、主制御部/メインメモリ104は、権利情報を参照して、コピーの許諾が得られているか否か(コピー許諾済みか否か)を判断する。当該データがコピー許諾済みの場合には、ステップS410に進み、当該データのコピー処理を行う。このステップS410のコピー処理に関しては、後で詳細に説明する。なお、コピー許諾済みの場合とは、当該データと共にあらかじめメディア108に記録されている当該データの権利情報内に、コピー許諾済みであるという情報が書き込まれていることを示す。
【0054】
一方、コピー許諾済みでない場合には、ステップS402において、主制御部/メインメモリ104は、管理情報テーブル内に当該データと同一の固有IDが存在するか否かを比較する。同一の固有IDが存在する場合には、ステップS410に進み、このデータはすでにコピー許諾を得ているデータと判断されてコピーが許可され、当該データのコピー処理が行われる。
【0055】
ここで、ステップS410におけるデータのコピー処理について説明する。ステップS410におけるコピー処理は、データコピー処理装置が、データレシーバ/トランスミッタ102から、コピーすべきデータと、不揮発性メモリ111に格納されている当該コピーすべきデータの管理情報テーブルとを外部に出力する処理である。コピーすべきデータと共に、不揮発性メモリ111に格納されている管理情報テーブルを同時に出力することによって、コピーすべきデータに、当該データコピー処理装置の不揮発性メモリ111内に格納されているコピー許諾情報を関連させて、コピーすることが可能となる。
【0056】
また、当該コピーすべきデータに係る再生制限情報(再生許諾制限情報、再生回数制限情報、再生累積時間制限情報、再生期日制限情報など)が不揮発性メモリ111に格納されている場合がある。この場合、ステップS410で、コピーすべきデータと共に、この再生制限情報を同時に出力することも可能である。これによって、コピーすべきデータと共に、当該データコピー処理装置の不揮発性メモリ111内に格納されている再生許諾情報もコピーすることが可能となる。
【0057】
また、メディア(記録媒体)108に記録されているコピーすべきデータに係る権利情報を同時に出力することも可能である。これによって、コピーすべきデータに、メディア(記録媒体)108に記録されている元の権利情報の内容や、管理情報テーブルに記載されていないその他の権利に係る情報を付随させることが可能となる。また、不揮発性メモリ111内の再生制限情報を同時に出力することも可能である。これにより、コピーすべきデータに対して、当該データコピー処理装置で設定された再生制限を反映させることが可能となる。
【0058】
一方、管理情報テーブル内に当該データと同一の固有IDが存在しない場合には、以下のステップS403以降の処理を行う。なお、固有IDが存在しても、例えば、当該データの復号化のための復号キー(暗号キー)が存在しない場合(または、復号キーの変更などでコピーが不可能となっている場合など)には、以下のステップS403以降の処理を行うことも可能である。
【0059】
次に、ステップS403において、当該データのコピー許諾を得ることが可能か否かを確認する。例えば、コピー許諾を得るため、外部のインターネットなどに接続する必要がある場合には、図1に示すデータ入出力部103、データレシーバ/トランスミッタ102を介して、外部への接続を試みる。接続が可能な場合には、ステップS404に進む。また、接続が不可能な場合(例えば、回線が切断されていたり、インターネットとの接続が許可されなかったりする場合など)には、ステップS420において、コピーが許可されず、すなわち、コピーが不可能となって終了する。
【0060】
ステップS404では、実際のコピー許諾プロセスが行われる。コピー許諾プロセスには、従来から様々な種類が存在する。例えば、接続先の所定のサーバで当該データのコピーのための課金処理を行って、所定のサーバからコピー許諾を得る方法が存在する。この場合、コピー許諾と共に、復号キー(暗号キー)が供給される場合もある。また、ユーザがパスワードを入力することにより、コピー許諾が得られる方法が存在する。この場合、図1に示すユーザインターフェイス部101を介して、ユーザにパスワードを入力させ、接続先の所定のサーバとの交信により、そのパスワードが正しいかどうかが確認され、正しいとコピーが許諾される。なお、本発明では、コピー許諾を得る方法は上記の方法に限定されず、コピー許諾を得るためのあらゆる方法の利用が可能である。
【0061】
ステップS404で外部からコピー許諾を取得した場合、ステップS405において、あらたに、管理情報テーブル内に固有IDとコピー許諾制限情報(復号キーなど)とを追加し、管理情報テーブルの更新を行う。そして、ステップS406において、コピーすべきデータと、ステップS405で更新された当該コピーすべきデータの管理情報テーブルとを、データレシーバ/トランスミッタ102から外部に出力するコピー処理を行う。なお、ステップS410と同様に、コピーすべきデータの出力と共に、当該コピーすべきデータに係る再生制限情報や、メディア(記録媒体)108に記録されているコピーすべきデータに係る権利情報を同時に出力することも可能である。
【0062】
さらに、ステップS407において、メモリ書き込み/読み出し部110は、更新された管理情報テーブルを不揮発性メモリ111に書き戻す処理を行って終了となる。一方、ステップS404で外部からコピー許諾を取得できなかった場合、ステップS420において、当該データのコピーが許可されず、すなわち、コピーが不可能となって終了となる。
【0063】
なお、上記のような許諾において、許諾先である所定のサーバがプレイヤに固有なID(プレイヤ固有ID)を確認した上で、所定のプレイヤに対してのみコピー許諾を与える場合がある。このような場合には、データコピー処理装置から所定のサーバにプレイヤ固有IDを送信して、コピー許諾を得て、さらに、不揮発性メモリ111の管理情報テーブル内に、プレイヤ固有IDの記録を行うようにすることも可能である。
【0064】
以上のように、本発明の第1の実施の形態では、メディア108上のデータのコピー許諾は、データコピー処理装置による読み書きが可能な不揮発性メモリ111から読み出され、また、書き込まれるので、メディア108に対する記録機能を持たないデータ読み出し専用装置(データ再生専用装置)でも、コピー許諾制限付きデータをコピーすることが可能となる。また、特に、不揮発性メモリ111が各データコピー処理装置内部に固定設置されている場合には、データコピー処理装置毎にコピー許諾が行われることとなり、メディア108内のデータのコピー許諾管理及び不正なデータのコピーの防止などを確実に行うことが可能となる。したがって、所定のデータコピー処理装置でコピー許諾を得たデータは、以後、外部からのコピー許諾を受けることなくそのデータのコピーを行うことができる。一方、不揮発性メモリ111をデータコピー処理装置から着脱可能とすることも可能である。これによって、ユーザがメディア108及び不揮発性メモリ111の持ち運びが可能となり、メディア108上のデータ及び不揮発性メモリ111内の管理情報テーブルを読み込ませることにより、他のデータコピー処理装置によるデータのコピーが可能となる。
【0065】
また、コピーのために外部に出力されるデータと共に、データコピー処理装置の不揮発性メモリ111内の管理情報テーブルを出力するので、コピー先の装置は、当該データコピー処理装置で更新された管理情報テーブルの内容に従って、再びコピー処理を行うことが可能となる。また、さらに、コピーすべきデータの再生制限情報などを同時に外部に出力することによって、コピー先において、当該データコピー処理装置の不揮発性メモリ111に設定されている再生制限を反映することが可能となる。
【0066】
<第2の実施の形態>
次に、本発明に係るメディア108上に記録されているコピー回数制限付きデータのコピーに係る処理の第2の実施の形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態におけるメディア上に記録されているコピー回数制限付きデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。
【0067】
図2に示す「共通処理ブロック」(ステップS201〜ステップS203までの処理)において、コピーすべきデータがコピー回数制限付きデータであると判断された場合、まず、ステップS501において、主制御部/メインメモリ104は、管理情報テーブル内にコピーすべきデータと同一の固有IDが存在するか否かを比較する。
【0068】
ステップS501で同一の固有IDが存在する場合には、ステップS502において、管理情報テーブル内のコピー回数制限情報(図3に示すコピー回数制限情報)の値がゼロか否かを確認する。図3の管理情報テーブルにおいて、コピー回数制限付きデータの場合には、コピー回数制限情報として残りコピー回数(コピーが可能な回数)が示されている。また、コピー回数制限付きでないデータの場合には、コピー回数制限情報には「情報なし」が記録されている。
【0069】
管理情報テーブル内のコピー回数制限情報の値がゼロ以外の場合にはコピーが許可されて、ステップS510において、コピーすべきデータと、ステップS405で更新された当該コピーすべきデータの管理情報テーブルとを、データレシーバ/トランスミッタ102から外部に出力するコピー処理が行われる。なお、第1の実施の形態におけるステップS410と同様に、コピーすべきデータの出力と共に、当該コピーすべきデータに係る再生制限情報や、メディア(記録媒体)108に記録されているコピーすべきデータに係る権利情報を同時に出力することも可能である。また、管理情報テーブル内のコピー回数制限情報の値がゼロの場合には、ステップS520において、当該データのコピーが許可されず、すなわち、コピーが不可能となって終了する。なお、ここでは詳細な説明は省略するが、コピー回数制限情報の値がゼロの場合には、第1の実施の形態のステップS403以降と同様の処理を行い、所定のサーバに接続してコピー回数の取得(すなわち、コピー回数制限情報の値の増加)を行うことによって、データのコピー制限を解除できるようにすることも可能である。
【0070】
一方、ステップS501で同一の固有IDが存在しない場合(すなわち、初めて当該データのコピーを行う場合)には、ステップS503において、主制御部/メインメモリ104は、権利情報内に記載されている当該データの固有IDとコピー回数制限情報(残りコピー回数)とを、データ書き込み/読み出し部110を介して不揮発性メモリ111の管理情報テーブル内に追加する。これにより、初めて当該データをコピーする際、当該データの権利情報に含まれる最大コピー可能回数が不揮発性メモリ111の管理情報テーブルに記録されることとなる。そして、ステップS510において、コピーすべきデータと、ステップS405で更新された当該コピーすべきデータの管理情報テーブルとを、データレシーバ/トランスミッタ102から外部に出力するコピー処理を行う。なお、第1の実施の形態におけるステップS410と同様に、コピーすべきデータの出力と共に、当該コピーすべきデータに係る再生制限情報や、メディア(記録媒体)108に記録されているコピーすべきデータに係る権利情報を同時に出力することも可能である。
【0071】
ステップS510でコピー処理を行って当該データを1回コピーし、その1回のコピーが完了した場合には、ステップS511において、管理情報テーブルのコピー回数制限情報の値を1減じて、管理情報テーブルのコピー回数制限情報の更新を行う。なお、「1回のコピーが完了」の判定については、データを全て(100%)コピーした場合を1回とするのか、又は、ある程度(例えば、50%以上など)コピーした場合を1回とするのかなど、その定義をあらかじめ定めておくことが好ましい。例えば、コピーが強制終了されて、上記のような定義によるコピーが「1回」に満たなかった場合、管理情報テーブルのコピー回数制限情報の更新は行わない。さらに、ステップS512において、メモリ書き込み/読み出し部110は、更新された管理情報テーブルを不揮発性メモリ111に書き戻す処理を行って終了となる。
【0072】
以上のように、本発明の第2の実施の形態では、メディア108上のデータのコピー回数は、データコピー処理装置による読み書きが可能な不揮発性メモリ111から読み出され、また、初めてコピーを行う場合には、メディア108内の権利情報で規定されている最大コピー可能回数が書き込まれるので、メディア108に対する記録機能を持たないデータ読み出し専用装置(データ再生専用装置)でも、コピー回数制限付きデータをコピーすることが可能となる。また、特に、不揮発性メモリ111が各データコピー処理装置内部に固定設置されている場合には、データコピー処理装置毎にコピー回数の制限が行われることとなり、メディア108内のデータのコピー回数管理及び不正なデータのコピーの防止などを確実に行うことが可能となる。一方、不揮発性メモリ111をデータコピー処理装置から着脱可能とすることも可能である。これによって、ユーザがメディア108及び不揮発性メモリ111の持ち運びが可能となり、メディア108上のデータ及び不揮発性メモリ111内の管理情報テーブルを読み込ませることにより、他のデータコピー処理装置によるデータのコピーが可能となる。
【0073】
上記の本発明の第1及び第2の実施の形態では、データコピー処理装置内の不揮発性メモリ111にコピー制限に関する管理情報テーブル(固有IDと各種コピー制限情報)を記録しておくことにより、メディア108への記録機能を持たないデータコピー処理装置においても、コピー制限付きデータをコピー可能とすることが開示されているが、本発明は、上記の2種類のコピー制限(コピー許諾制限、コピー回数制限)に限定されるものではなく、他のコピー制限に関しても応用可能である。例えば、他のコピー制限として、各記録媒体にコピー可能なデータの容量が定められており、定められている容量まで、データのコピーが許可される場合が挙げられ、本発明の手法によって、コピー可能な残りの容量に関する情報を不揮発性メモリ111に記録することによって、データのコピー制限の管理を行うことも可能である。
【0074】
また、図2、図4、図5に示すフローチャートは、主に、主制御部/メインメモリ104によって実行及び制御可能である。すなわち、主制御部/メインメモリ104の記憶部や、その他のプログラム格納手段などに、本発明のデータコピー処理方法の実行を可能とするプログラムを格納しておき、主制御部/メインメモリ104によって、当該プログラムを実行することによって、本発明のデータコピー処理方法を実行することも可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、メディア(記録媒体)上のデータを読み出して外部に出力するコピー処理を行う際、コピーすべきデータに係るコピー制限を不揮発性メモリから読み出すので、メディアに対する記録機能を持たないデータ読み出し専用装置(データ再生専用装置)でも、コピー制限付きデータのコピーを管理することが可能となる。また、さらに、データのコピー処理後、そのデータのコピー結果に応じて、コピーされたデータのコピー制限を更新するので、コピー制限付きデータのコピー制限を確実に遵守することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータコピー処理装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるメディア上に記録されているデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明で用いられる管理情報テーブルの一例を模式的に表す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるメディア上に記録されているコピー許諾制限付きデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるメディア上に記録されているコピー回数制限付きデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来のコピー制限付きデータコピー処理装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101、701 ユーザインターフェイス部
102、702 データレシーバ/トランスミッタ
103 データ入出力部
104、704 主制御部/メインメモリ
105 デフォーマッタ
106 著作権保護方式復号化部
107 メディア読み出し部
108、708 メディア(記録媒体)
109、709 データ再生部
110 メモリ書き込み/読み出し部
111 不揮発性メモリ(情報格納手段)
703 権利情報分離/合成部
705 フォーマッタ/デフォーマッタ
706 著作権保護方式暗号化/復号化部
707 メディア書き込み/読み出し部

Claims (11)

  1. コピー制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー制限を示すコピー制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うことが可能であるデータコピー処理装置であって、
    前記データの識別情報と前記コピー制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段と、
    前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出す手段と、
    前記情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納する手段と、
    前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出す手段と、
    前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の内容を更新する情報更新手段と、
    前記コピーすべきデータと、前記情報更新手段によって更新された前記管理情報とを外部に出力する出力手段と、
    前記情報更新手段によって更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納する手段とを、
    有するデータコピー処理装置。
  2. コピーの可否を制限するコピー許諾制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー許諾制限を示すコピー許諾制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うことが可能であるデータコピー処理装置であって、
    前記データの識別情報と前記コピー許諾制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段と、
    前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出す手段と、
    前記情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納する手段と、
    前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出す手段と、
    前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー許諾制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー許諾制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が不可能と判断された場合、前記コピーすべきデータのコピー許諾を取得することが可能なコピー許諾取得手段と、
    前記コピー許諾取得手段によって前記コピーすべきデータの前記コピー許諾が取得された場合、前記情報格納手段から読み出された前記コピーすべきデータの前記管理情報に、前記コピーすべきデータの前記コピー許諾が取得された旨を加える情報更新手段と、
    前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、又は、前記コピー許諾取得手段によって前記コピーすべきデータの前記コピー許諾が取得された場合、前記コピーすべきデータと、前記情報更新手段によって更新された前記管理情報とを外部に出力する出力手段と、
    前記情報更新手段によって更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納する手段とを、
    有するデータコピー処理装置。
  3. コピーの回数を制限するコピー回数制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー回数制限を示すコピー回数制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うことが可能であるデータコピー処理装置であって、
    前記データの識別情報と前記コピー回数制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段と、
    前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出す手段と、
    前記情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納する手段と、
    前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出す手段と、
    前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー回数制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー回数制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報に記載されている前記コピーすべきデータの残りコピー可能回数を1つ減じる情報更新手段と、
    前記コピーすべきデータと、前記情報更新手段によって更新された前記管理情報とを外部に出力する出力手段と、
    前記情報更新手段によって更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納する手段とを、
    有するデータコピー処理装置。
  4. 前記出力手段が、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を外部に出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のデータコピー処理装置。
  5. 前記情報格納手段に、前記コピーすべきデータの再生制限情報が格納されている場合、前記出力手段が、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記情報格納手段に格納されている前記コピーすべきデータに係る前記再生制限情報を外部に出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のデータコピー処理装置。
  6. 前記情報格納手段として、電気的に情報を記録、読み出し、消去することが可能であり、電源を切っても記憶内容を保持することが可能な半導体メモリを用いることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のデータコピー処理装置。
  7. コピー制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー制限を示すコピー制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うデータコピー処理方法であって、
    前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出すステップと、
    前記データの識別情報と前記コピー制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納するステップと、
    前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出すステップと、
    前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の内容を更新する情報更新ステップと、
    前記コピーすべきデータと、前記情報更新ステップで更新された前記管理情報とを外部に出力する出力ステップと、
    前記情報更新ステップで更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納するステップとを、
    有するデータコピー処理方法。
  8. コピーの可否を制限するコピー許諾制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー許諾制限を示すコピー許諾制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うデータコピー処理方法であって、
    前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出すステップと、
    前記データの識別情報と前記コピー許諾制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納するステップと、
    前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出すステップと、
    前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー許諾制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー許諾制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が不可能と判断された場合、前記コピーすべきデータのコピー許諾を取得することが可能なコピー許諾取得ステップと、
    前記コピー許諾取得ステップで前記コピーすべきデータの前記コピー許諾が取得された場合、前記情報格納手段から読み出された前記コピーすべきデータの前記管理情報に、前記コピーすべきデータに係るコピー許諾が取得された旨を加える情報更新ステップと、
    前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、又は、前記コピー許諾取得ステップで前記コピーすべきデータのコピー許諾が取得された場合、前記コピーすべきデータと、前記情報更新ステップで更新された前記管理情報とを外部に出力する出力ステップと、
    前記情報更新ステップで更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納するステップとを、
    有するデータコピー処理方法。
  9. コピーの回数を制限するコピー回数制限の設定されたデータ、及び、前記データの識別情報と前記データの前記コピー回数制限を示すコピー回数制限情報とが含まれる権利情報が記録された記録媒体から、前記データを読み出して出力するというコピー処理を行うデータコピー処理方法あって、
    前記記録媒体から、コピーすべきデータと前記コピーすべきデータの前記権利情報とを読み出すステップと、
    前記データの識別情報と前記コピー回数制限情報とを、管理情報として格納することが可能な情報格納手段に記録されている情報を参照し、前記コピーすべきデータに関する情報が格納されていない場合には、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を前記管理情報として前記情報格納手段に格納するステップと、
    前記コピーすべきデータの前記管理情報を前記情報格納手段から読み出すステップと、
    前記情報格納手段から読み出された前記管理情報の前記コピー回数制限情報と、前記記録媒体から読み出された前記権利情報の前記コピー回数制限情報とを用いて、前記コピーすべきデータの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記コピーすべきデータの出力が可能と判断された場合、前記コピーすべきデータの出力に応じて、前記コピーすべきデータの出力が行われた場合、前記情報格納手段から読み出された前記管理情報に記載されている前記コピーすべきデータの残りコピー可能回数を1つ減じる情報更新ステップと、前記コピーすべきデータと、前記情報更新ステップで更新された前記管理情報とを外部に出力する出力ステップと、
    前記情報更新ステップで更新された前記管理情報を、新たな管理情報として前記情報格納手段に格納するステップとを、
    有するデータコピー処理方法。
  10. 前記出力ステップにおいて、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記記録媒体から読み出された前記コピーすべきデータの前記権利情報を外部に出力することを特徴とする請求項7から9のいずれか1つに記載のデータコピー処理方法。
  11. 前記情報格納手段に、前記コピーすべきデータの再生制限情報が格納されている場合、前記出力ステップにおいて、前記コピーすべきデータ及び前記情報更新手段によって更新された前記管理情報と共に、前記情報格納手段に格納されている前記コピーすべきデータの前記再生制限情報を外部に出力することを特徴とする請求項7から10のいずれか1つに記載のデータコピー処理方法。
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