【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雑居ビルや大型ビル、あるいは工場、各種公共施設や一般家屋などに設置される消火器や消火栓、あるいはスプリンクラー装置をはじめとした各種の防災機器類における、それぞれのメンテナンスや、各種の届出、廃棄などの状況を適格に管理するための合理的なシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
消火器やスプリンクラー装置その他の各種防災機器に関しては多くの製造メーカーが存在し、また規模の大小を問わずビルや一般家庭などに対する設置や、その後のメンテナンスについても多くの業者がそれぞれ個別に対応している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
そのために、例えば近年特に社会問題化している繁華街での雑居ビル火災のような場合においては、各戸に設置されているはずの防災機器に関し、施工者・所有者・管理者がそれぞれ異なり、また監督官庁等の管理が不十分であるところから防災機器が設置されていなかったり、あるいは設置されていてもメンテナンスが不十分で有効期限切れで機能しなかったり、または障害物の存在により事実上使用不能であったりすることが多く、結果として大量の死傷災害を招くことも少なくない。
【０００４】
さらに、建築後ある程度の年月を経た建物については、防災設備関連書類の整備も希薄となり、レイアウトや管理者の変更などの経時的要因により防災設備についての正確な情報が次第に把握し難くなり、その結果消防法などで定められた防災設備の管理が困難となりやすい。 また防災関連機器は金属製のものが多いという事情もあって、防災関連機器自体にＩＣチップなどの記憶素子を取り付ける発想は生じ難い。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、上記した課題を解決し、防災機器の製造メーカーや設置施工業者、および機器所有者・管理者等が異なっていても、その設置やメンテナンスおよび監督官庁への届出、さらには機器の廃棄に至る一連の管理を一元的におこなうことにより、これまでの上記した管理不十分に起因する大量の死傷災害発生等の事故を未然に防止することができるようにし、またメンテナンスや各種届出書類の作成作業を格段に容易且つ迅速にしたものである。
【０００６】
すなわち本発明は、所定の箇所に設置された各個別の防災関連機器毎に装着されたデータキャリアと、該データキャリアに接近させて該データキャリアに対し、記録データの読み書きをおこなう情報端末機器と、該情報端末機器の読み書き情報記録を電子的に一元管理する総合管理システムとからなり、該総合管理システムにより防災関連機器の設置およびメンテナンス情報、および顧客管理、ならびに各種届出、防災機器廃棄等の各種情報について一元的に管理するようにした防災関連機器の管理システムに関する。
【０００７】
上記した構成において、消火器などの防災機器が設置された場合には、その都度当該防災機器について、製造メーカー・製造年月日・設置場所・設置業者・次回メンテナンス期限などの情報を記録したデータキャリアを当該防災機器に取り付けるとともに、同じデータを情報端末機器を介するなどにより、該情報端末機器の読み書き情報記録を電子的に一元管理する総合管理システムのコンピュータ装置サーバーに送信接続して記録する。
【０００８】
またメンテナンスが完了した時点で、当該防災機器のデータキャリアに対し、情報端末機器によりメンテナンス年月日・メンテナンスの内容・メンテナンスをした業者・次回メンテナンス年月日等の記録情報を記録するとともに、同じ内容の記録データを、一元管理する総合管理システムのコンピュータ装置のサーバーに送信接続して記録する。
【０００９】
また必要に応じて、当該防災機器の設置・管理状況等に関する各種届出書類を作成し、これを書面にて、あるいはインターネットを介して管轄消防署などに提出する。 一方、一元管理する総合管理システムのサーバー側では、登録された多くの設置防災機器に関し、個別に管理してメンテナンス期限が近づいたものから順次メンテナンス業者などに連絡をし、またメンテナンス期限経過後にデータ更新のないものについて、個別に問い合せをおこなうなどの方法により、メンテナンスや廃棄の有無などについても監視する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の具体的な内容を図１〜２にあらわした実施例をもとに説明すると、図において１は防災関連機器、７は総合管理システム、８はメンテナンスシステム、９は届出システム、１０は廃棄管理システムをあらわす。 防災関連機器１は、消火器や消火装置のほかにスプリンクラー装置、あるいは消火栓その他の防災機器類の一切を含むものとする。 防災関連機器の一例として図２に一般的な消火器があらわされている。 消火器は消火薬剤が充填された管胴部２およびその上端に取り付けられた操作ヘッド部３とからなり、管胴部２に貼られたラベル４の片隅に、シートタイプのデータキャリア５が貼着されている。
【００１１】
データキャリア５は、原理的にはループコイル、またはコア入りコイルを一定の間隔で対向させて配置し、これに数１００ｋＨｚの信号電流を通電することにより、近傍に発生する誘導電磁界を情報伝送媒体として使用するようにした、所謂電磁誘導方式を利用するものであり、質問器（情報端末機器）側のループアンテナに印加された数１００ｋＨｚの無線周波電流によってアンテナ近辺に生じる磁界の変化により、応答器（データキャリア）側の受信アンテナに誘起する信号によって通信により、データの記録および読み取り・書き換え・末梢などって通信をおこなうことができる情報記憶媒体である。
【００１２】
本発明において使用されるデータキャリア５は１３．５６ＭＨｚ（５１２Ｂｙｔｅ）程度であって、高透磁率材料からなるコアを用い、あるいはコアに高透磁率シートを巻くことにより磁束を集中させ、金属体上での起電力を十分に確保できるようにすることによってアルミニウムやステンレスあるいは鉄などの金属に対して磁気減衰が殆どない金属対応仕様とし、しかもアンテナの大きさをシステムの要求に合わせて０．１ｍ以下の超小型ＩＣチップとし、これをシート状に構成したものを用いることができる。
【００１３】
また、データキャリア５の形状については、上記したシートタイプのものに限られるものではなく、このほかにもコインタイプのものや、円柱状タイプのものなど種々のものが存在し、防災関連機器１の種類や形状、あるいは構造如何により上記何れかのタイプのものを選択して使用することができる。
【００１４】
例えば前記した図２の消火器において、シートタイプのデータキャリア５に代えて、操作ヘッド部２の排圧栓ネジ６を利用し、この部分に円柱状タイプのデータキャリア５を嵌装させて取り付けることも可能である。 さらに防災関連機器１がスプリンクラー装置である場合においては、天井部に取り付けられたスプリンクラーヘッドの一部にコインタイプのデータキャリア５を装着することもできる。
【００１５】
データキャリア５には、所定の情報が記録可能である。 一例を挙げれば、メーカーで入力する情報、販売店で入力する情報、および点検管理で入力する情報などである。 さらにメーカーで入力する情報としては、例えば防災機器種類、製造番号、型式番号、メーカーコード、使用温度範囲、薬剤重量、総重量、放射時間、放射距離、試験圧力、加圧ガス容器、協会検定、国家検定、製造年月日、出荷年月日、販売先、価格、その他予備などの項目があり、これらは原則として最後まで消去されることがない。
【００１６】
また販売店で入力する情報としては、例えば購入者名、住所、電話番号、使用区分、入荷年月日、販売年月日、販売金額、システム番号、管理番号、その他予備などの項目があり、これらは原則的に書き込みおよび消去が可能にされている。 さらに点検管理で入力する情報は、主にメンテナンス業者が使用するもので、例えば設置（購入）年月日、当初点検年月日、点検会社名、点検者名、最終交換年月日、交換会社名、交換者名、最終点検年月日、点検会社名、点検者名、その他予備などの項目があり、これらは原則的に書き込みおよび書き換え又は消去が可能にされている。
【００１７】
また情報端末機器としては汎用のリーダ／ライタを用いることができる。 この場合、ＰＨＳや携帯端末等の通信機器に接続ができ、読み込んだデータや書き込んだデータ等をインターネットを介して管理システムのサーバに記録可能なものであれば一層好ましい。 またこの場合において汎用のカード差しこみ型ＰＤＡを用いると、リーダ／ライタとデータ通信との両方を１台の機器により実現することができて合理的である。
【００１８】
さらに情報端末機器からの読み書き情報記録を電子的に一元管理する総合管理システム７のコンピュータ装置については、サーバーを備えたコンピュータである必要があり、製造メーカーから出荷する製品に、あらかじめ製造メーカー名や出荷先などの情報を入力することによって日々の機種別生産実績や販売店別販売実績を数値的に管理でき、生産計画や販売計画の貴重なデータベースとして活用することができる。
【００１９】
さらにメンテナンスシステム８は、各種防災関連機器１にデータキャリア５を個別に取り付けることにより、消防法で定められた防災機器の点検業務、例えば６ヶ月の機能点検と１年の総合点検、さらに耐用年数を超えた場合の償却・交換作業などを迅速に処理し、所有者並びに所轄の消防署などへの報告を容易にするものである。
【００２０】
なお情報端末機器に積算ソフトを組み込むと、点検の時期や点検内容、点検対象個数などを、さらにメンテナンス費用の見積りなどについても、あらかじめユーザー（所有者）に通知することも可能である。 さらに情報端末機器に点検箇所の配置図を書き込んでおくと点検すべき防災機器の確認が容易となり、しかも点検に際しての合否の判定や、交換された機器の情報、さらには設置レイアウトの変更などによって追加された機器情報等が得意先毎に書き込まれ、以後の継続管理が容易となる。
【００２１】
また届出システム９については、防災関連機器１の設置等に関して消防署等に対する幾多の届出業務を容易にすることができる。 例えば消防法によって定められた防護設備に関しては、ａ．国によって決められた認証の取得がなければ販売できない。 ｂ．設置しようとする防護設備の工事に着工しようとする日の１０日前までに消防庁又は消防署に着工届を提出しなければならない。 ｃ．消防設備の維持管理として、６ヶ月の機能点検、１年の総合点検が決められており、それらは消防庁又は所轄消防署に報告されなければならない。
【００２２】
などの各種届出義務が課されており、これらに関する大量の届出書類や点検作業の省力化、および正確な情報を得るための手段として機能する。 これらの消防長や所轄消防署に届けるべき書類については、防災関連機器１に付されたデータキャリア５を含めて周辺機器のＩＴ化を促進することにより、図面や書類などをＦＤ化し、あるいは将来的には消防庁や所轄消防署にパソコン等の情報機器を設置することにより、無線通信によるペーパーレス管理が可能となり、各種の届出や点検報告などの迅速化・省力化をはかることができる。
【００２３】
また設置された防災関連機器１のデータキャリア５に保証機能をも持たせ、メーカー出荷時、あるいは施工業者による施工時に、一定期間の保証書を記録させることによって、保証機能のほかに届出書類との正誤確認も容易にすることができる。
【００２４】
次に廃棄管理システム１０は、防災関連機器１が設置された後、一定の耐用期間を経た場合に不法投棄がなされることのないように、製造者責任の立場から監視することを目的とするものである。 すなわち消火器を中心とした防災機器類の廃棄問題に関しては、現在のところ殆ど問題視されてはいないが、将来的には環境保護および製造者責任の見地から、それらの適正な廃棄についてのルール作りを今のうちから徹底しておかなければならない。
【００２５】
したがって、今後製造される防災関連機器１については、製造業者又は輸入業者が個別にデータキャリア５を取り付けるとともに、これに廃棄に必要な条件等の情報をあらかじめ記録しておき、廃棄に際して適性な廃棄処分をできるようにする。 またマニフェスト等の事務処理を簡便かつ迅速に処理できるようにし、当該防災関連機器１に関して、製造から廃棄処分に至る一貫した情報を一元管理することにより、廃棄処分に対する最終的な責任者の特定を可能とし、これによって不法投棄などの違法行為の減少をはかるものである。
【００２６】
上記した構成において、消火器その他の防災関連機器１に対し、製造時にいずれかの箇所にデータキャリア５を取り付けるとともに、製造者としての必要情報（例えば機種名・機種番号・製造者名・製造年月日・廃棄方法等）を記録して出荷する。 また販売業者または施行業者は、防災関連機器１の設置をおこなった際に、情報端末機器を用いて当該防災関連機器１のデータキャリア５に、当該設置業者としての必要情報（例えば機器所有者・設置業者・設置場所・設置年月日・次回メンテナンス期日・所轄消防署への届出等）を記録しておくとともに、それまでに記録されているデータキャリア５の全ての記録情報を、インターネットを介して総合管理システム７のコンピュータサーバーに送信して記録させる。
【００２７】
さらに、総合管理システム７では、該システム７のサーバーに記録された情報をもとに、メンテナンス期限を管理し、期限が到来したものについて順次メンテナンスシステム（メンテナンス業者）８に通知し、消防法で定められた防災機器の点検業務、例えば６ヶ月の機能点検と１年の総合点検、さらに耐用年数を超えた場合の償却・交換作業などを迅速に処理し、所有者並びに所轄の消防署などへの報告などのメンテナンスを実施する。
【００２８】
また、総合管理システム７からの指示がない場合においても、メンテナンス業者が現場に赴き、設置されている防災関連機器１のデータキャリア５に情報端末機器を接近させて記録情報を読み込むことにより、当該機器のメンテナンス時期を簡単に調べることができる。
【００２９】
さらに情報端末機器に収集された記録情報は、前記した総合管理システム７のコンピュータサーバーに送信して、国により定められた所定の点検報告書に記載できるように加工し、これを規定の様式により出力印刷して所轄消防署等に提出する。 なおこの場合の様式は防災設備機器１の種類如何によって、それぞれ異なった様式とされているが、このシステムの採用により大量の書類と作業量を大幅に軽減することができる。
【００３０】
さらに届出システム９に関しては、防災関連機器１のデータキャリア５に予め記録されている認証年月日や基本性能情報を情報端末機器により読み出し、予め情報端末機器に登録されている設置場所の情報と照合することによって、防災関連機器１の設置場所の登録をおこなうとともに、これを総合管理システム７のサーバーに登録することによって得意先の設置状況を正確に把握し、また所轄官庁などへの登録事務を容易にする。
【００３１】
また廃棄管理システム１０に関しては、防災関連機器１が廃棄された際に廃棄した業者がマニフェスト伝票を作成し、同時に総合管理システム７のサーバー上に登録されている当該機器に関する記録を抹消し、また必要に応じてこの末梢データを関連する各省庁などにも転送してデータを正常化させる。
【００３２】
【発明の効果】
本発明は上記した通り、所定の箇所に設置された各個別の防災関連機器毎に装着されたデータキャリアと、該データキャリアに接近させて記録データの読み書きをおこなう情報端末機器と、該情報端末機器の読み書き情報記録を電子的に一元管理する総合管理システムとからなり、該総合管理システムにより防災関連機器の設置およびメンテナンス情報、および顧客管理、ならびに各種届出、防災機器廃棄等の各種情報について一元的に管理するようにした防災関連機器の管理システムである。
【００３３】
したがって、防災機器の製造メーカーや、設置施工業者、および機器所有者・管理者等が異なっていても、その設置やメンテナンスおよび監督官庁への届出、さらには機器の廃棄に至る一連の管理を一元的におこなうことができ、これにより、これまでの既述した管理不十分に起因する防災関連機器の設置のバラツキや機能不十分による大量の死傷災害発生等の事故を未然に防止することができるとともに、メンテナンスや各種届出書類の作成作業を格段に容易且つ迅速にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例である防災関連機器管理システムの概略の構成をあらわしたブロック図。
【図２】管胴部にデータキャリアを取り付けた状態の消火器の要部斜視図。
【符号の説明】
１ 防災関連機器
２ 消火器の管胴部
３ ヘッド部
４ ラベル
５ データキャリア
６ 排圧栓ネジ
７ 総合管理システム
８ メンテナンスシステム
９ 届出システム
１０ 廃棄管理システム[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides various maintenance and various types of fire-extinguishing equipment, fire hydrants, and various types of fire-prevention equipment including sprinklers installed in multi-purpose buildings, large buildings, or factories, various public facilities, general houses, and the like. It relates to a rational system for managing the status of notification and disposal appropriately.
[0002]
[Prior art]
There are many manufacturers of fire extinguishers, sprinkler devices, and other various types of disaster prevention equipment.Many contractors also provide independent installation and maintenance for buildings and households, both large and small. ing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, for example, in the case of a fire in a mixed-use building in a downtown area, which has become a social problem in recent years, for the disaster prevention equipment that should be installed in each house, the installer, owner, and manager are different, and Disaster prevention equipment has not been installed due to insufficient control of regulatory agencies, etc., or even if installed, maintenance has been insufficient and expired, it has not expired, or it is virtually unusable due to the presence of obstacles In many cases, resulting in a large number of casualties.
[0004]
In addition, for buildings that have passed some time after construction, the maintenance of disaster prevention equipment related documents has become sparse, and accurate information on disaster prevention equipment gradually becomes difficult to grasp due to temporal factors such as layout and change of manager, As a result, it becomes difficult to manage disaster prevention equipment stipulated by the Fire Defense Law and the like. In addition, there are many cases in which disaster prevention-related devices are made of metal, and it is difficult to generate a concept of attaching a storage element such as an IC chip to the disaster prevention-related devices themselves.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present invention solves the above-described problems, and even if the manufacturer and installation contractor of the disaster prevention equipment and the equipment owner / manager are different, the installation, maintenance and notification to the regulatory agency, and furthermore the equipment By centrally performing a series of management that leads to the disposal of waste, it is possible to prevent accidents such as the occurrence of large numbers of casualties caused by insufficient management as described above, as well as maintenance and various notifications The task of preparing documents is much easier and faster.
[0006]
That is, the present invention relates to a data carrier mounted on each individual disaster prevention-related device installed at a predetermined location, and an information terminal device that reads and writes recorded data on the data carrier by approaching the data carrier. , A comprehensive management system for electronically managing the read / write information record of the information terminal device electronically. The comprehensive management system provides information on installation and maintenance of disaster prevention-related devices, customer management, and various reports, disposal of disaster prevention devices, etc. The present invention relates to a management system for disaster prevention-related devices, in which various types of information are managed centrally.
[0007]
In the above configuration, when disaster prevention equipment such as a fire extinguisher is installed, data on the disaster prevention equipment is recorded each time, such as the manufacturer, date of manufacture, installation location, installer, and next maintenance deadline. A carrier is attached to the disaster prevention equipment, and the same data is transmitted and connected to a computer server of a comprehensive management system that electronically and centrally manages read / write information recording of the information terminal equipment by way of the information terminal equipment.
[0008]
When the maintenance is completed, the information carrier records the maintenance date, details of the maintenance, the company that performed the maintenance, the next maintenance date, etc. on the data carrier of the disaster prevention device, and the same. The recording data of the contents is transmitted and connected to the server of the computer device of the integrated management system for centrally managing and recording.
[0009]
In addition, if necessary, prepare various notification documents on the installation and management status of the disaster prevention equipment, and submit them to the competent fire department in writing or via the Internet. On the other hand, on the server side of the integrated management system that centrally manages, with regard to many registered disaster prevention equipment, it individually manages and notifies the maintenance contractor etc. in sequence from the one whose maintenance deadline is approaching, and data after the maintenance deadline elapses For those that have not been updated, the system monitors individual maintenance and disposal by, for example, inquiring individually.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the following, specific contents of the present invention will be described based on an embodiment shown in FIGS. 1 and 2. In the drawings, 1 is a disaster prevention-related device, 7 is a comprehensive management system, 8 is a maintenance system, and 9 is a notification system. Reference numeral 10 denotes a disposal management system. The disaster prevention-related equipment 1 includes not only a fire extinguisher and a fire extinguisher but also a sprinkler device, a fire hydrant, and any other disaster prevention equipment. FIG. 2 shows a general fire extinguisher as an example of disaster prevention related equipment. The fire extinguisher comprises a tube body 2 filled with a fire extinguishing agent and an operation head unit 3 attached to the upper end thereof, and a sheet-type data carrier 5 is attached to one corner of a label 4 attached to the tube body 2. Is being worn.
[0011]
In principle, the data carrier 5 arranges a loop coil or a coil with a core facing each other at a constant interval, and applies a signal current of several hundred kHz to the data carrier 5 to transmit an induced electromagnetic field generated nearby. It uses a so-called electromagnetic induction system that is used as a medium, and changes in a magnetic field generated near an antenna by a radio frequency current of several hundred kHz applied to a loop antenna on an interrogator (information terminal device) side. This is an information storage medium capable of performing data recording, reading, rewriting, and peripheral communication by communication using a signal induced in a receiving antenna on a transponder (data carrier) side.
[0012]
The data carrier 5 used in the present invention has a frequency of about 13.56 MHz (512 Byte), and a magnetic flux is concentrated by using a core made of a high magnetic permeability material or by winding a high magnetic permeability sheet around the core. In order to secure sufficient electromotive force at the antenna, it is designed to be compatible with metals such as aluminum, stainless steel or iron, which has little magnetic attenuation, and the size of the antenna is 0.1 m according to the requirements of the system. The following ultra-small IC chip, which is formed into a sheet, can be used.
[0013]
Further, the shape of the data carrier 5 is not limited to the sheet type described above, and there are various other types such as a coin type and a column type. Any of the above types can be selected and used depending on the type, shape, or structure of the above.
[0014]
For example, in the fire extinguisher of FIG. 2 described above, instead of the sheet-type data carrier 5, the exhaust pressure plug screw 6 of the operation head unit 2 is used, and the column-shaped data carrier 5 is fitted and attached to this portion. It is also possible. Further, when the disaster prevention-related device 1 is a sprinkler device, the coin type data carrier 5 can be mounted on a part of the sprinkler head mounted on the ceiling.
[0015]
Predetermined information can be recorded on the data carrier 5. Examples include information input by the manufacturer, information input by the dealer, and information input by inspection management. Further information input by the manufacturer includes, for example, the type of disaster prevention equipment, serial number, model number, manufacturer code, operating temperature range, drug weight, gross weight, radiation time, radiation distance, test pressure, pressurized gas container, association certification, There are items such as national certification, date of manufacture, date of shipment, date of sale, price, and other spare items, which are not erased to the end in principle.
[0016]
Also, as information to be input at the store, for example, there are items such as purchaser name, address, telephone number, use category, arrival date, sales date, sales amount, system number, management number, and other spare items, These can be written and erased in principle. Further, the information to be input in the inspection management is mainly used by a maintenance company, for example, installation (purchase) date, initial inspection date, inspection company name, inspector name, final replacement date, exchange company. There are items such as name, exchanger name, final inspection date, inspection company name, inspector name, and other spare items, which can be written, rewritten or erased in principle.
[0017]
A general-purpose reader / writer can be used as the information terminal device. In this case, it is more preferable that the device can be connected to a communication device such as a PHS or a portable terminal and can record read data, written data, and the like in a server of the management system via the Internet. Also, in this case, if a general-purpose card insertion type PDA is used, it is reasonable that both a reader / writer and data communication can be realized by one device.
[0018]
Furthermore, the computer device of the comprehensive management system 7 that electronically manages read / write information records from the information terminal device must be a computer equipped with a server. By inputting information such as the shipping destination, daily production results by model and sales results by dealer can be numerically managed, and can be used as a valuable database of production plans and sales plans.
[0019]
In addition, the maintenance system 8 is capable of separately attaching the data carrier 5 to the various disaster prevention-related devices 1 to perform inspection work of the disaster prevention devices stipulated by the Fire Service Law, for example, a six-month function check, a one-year comprehensive check, and a service life of one year. It quickly processes depreciation and replacement work when the number exceeds the limit, and facilitates reporting to the owner and the fire department in charge.
[0020]
If the integration software is incorporated in the information terminal device, it is possible to notify the user (owner) in advance of the time of inspection, the contents of inspection, the number of inspection objects, and the like, as well as the estimation of maintenance costs. In addition, writing the layout of the inspection location on the information terminal equipment makes it easier to identify the disaster prevention equipment to be inspected.In addition, it is possible to judge the pass / fail of the inspection, check the information of the replaced equipment, change the installation layout, etc. The added device information and the like are written for each customer, and subsequent continual management becomes easy.
[0021]
In addition, the notification system 9 can facilitate a number of notification operations to a fire department or the like regarding the installation of the disaster prevention-related equipment 1 and the like. For example, regarding the protection equipment specified by the Fire Service Law, a. It cannot be sold without the certification of the country. b. A notice of construction must be submitted to the Fire Service or Fire Department at least 10 days before the start of construction of the protective equipment to be installed. c. A six-month functional inspection and a one-year comprehensive inspection are stipulated for the maintenance of firefighting equipment, which must be reported to the Fire Service or the fire department in charge.
[0022]
Various notification obligations are imposed, such as saving a large amount of notification documents and inspection work, and functioning as a means for obtaining accurate information. Regarding the documents to be delivered to the fire chief and the fire department in charge, including the data carrier 5 attached to the disaster prevention-related equipment 1, by promoting the use of IT in peripheral devices, the FDs of drawings and documents, etc., or future By installing information devices such as personal computers at the Fire and Disaster Management Agency and the local fire department, paperless management by wireless communication becomes possible, and various reports and inspection reports can be speeded up and labor-saving.
[0023]
In addition, the data carrier 5 of the installed disaster prevention related equipment 1 is provided with a guarantee function, and by recording a guarantee for a certain period at the time of shipment from a manufacturer or at the time of construction by a contractor, it is possible to obtain a document with a guarantee document in addition to the guarantee function. Correctness can be easily confirmed.
[0024]
Next, the disposal management system 10 aims at monitoring from the viewpoint of a manufacturer responsibility so that illegal dumping is not performed after a certain service life after the disaster prevention-related equipment 1 is installed. Things. In other words, the disposal of fire-fighting equipment and other disaster-prevention equipment is rarely regarded as a problem at present, but in the future, from the viewpoint of environmental protection and manufacturer's responsibility, the rules for proper disposal of such equipment are considered. We have to make it from now on.
[0025]
Therefore, as for the disaster prevention-related equipment 1 to be manufactured in the future, the manufacturer or the importer individually attaches the data carrier 5 and records in advance information such as conditions necessary for disposal, and properly disposes of the data carrier. Enable disposal. In addition, by enabling easy and quick processing of administrative work such as manifests, and by centrally managing consistent information from the manufacturing to disposal of the disaster prevention-related equipment 1, the ultimate responsible person for disposal can be identified. It is possible to reduce illegal activities such as illegal dumping.
[0026]
In the above-described configuration, the data carrier 5 is attached to any part of the fire extinguisher or other disaster prevention related equipment 1 at the time of manufacturing, and necessary information as a manufacturer (for example, model name / model number / manufacturer name / year of manufacture) Date, disposal method, etc.) are recorded and shipped. When installing the disaster prevention-related equipment 1, the distributor or the enforcement trader uses the information terminal device to store the necessary information as the installation trader (for example, the equipment owner, Installer, installation location, installation date, next maintenance date, notification to the local fire department, etc.), and all the recorded information of the data carrier 5 recorded up to that point via the Internet. The information is transmitted to the computer server of the integrated management system 7 and recorded.
[0027]
Further, the comprehensive management system 7 manages the maintenance time limit based on the information recorded in the server of the system 7, and notifies the maintenance system (maintenance contractor) 8 of the time limit that has come, and sequentially notifies the maintenance system (maintenance company) 8 according to the Fire Service Law. Inspection work of the prescribed disaster prevention equipment, such as a six-month functional check and a one-year comprehensive check, as well as quick depreciation and replacement work when the service life of the equipment has exceeded its useful life, is promptly handled by the owner and the fire department in charge. Perform maintenance such as reporting.
[0028]
In addition, even when there is no instruction from the comprehensive management system 7, the maintenance contractor goes to the site and reads the record information by approaching the information terminal device to the data carrier 5 of the installed disaster prevention related device 1 and reading the recorded information. The maintenance time of the equipment can be easily checked.
[0029]
Further, the record information collected by the information terminal device is transmitted to the computer server of the above-mentioned comprehensive management system 7 and processed so that it can be described in a predetermined inspection report determined by the country, and is processed in a prescribed format. Print out the report and submit it to the fire department. In this case, the form is different depending on the type of the disaster prevention equipment 1, but by employing this system, a large amount of documents and work can be greatly reduced.
[0030]
Further, with respect to the notification system 9, the information terminal reads out the authentication date and basic performance information recorded in advance on the data carrier 5 of the disaster prevention-related device 1 by using the information terminal device, and reads the information of the installation location registered in advance in the information terminal device. By performing the collation, the installation location of the disaster prevention-related equipment 1 is registered, and by registering the location in the server of the comprehensive management system 7, the installation status of the customer can be accurately grasped. To facilitate.
[0031]
Regarding the disposal management system 10, when the disaster prevention-related device 1 is disposed of, the contractor who has disposed of creates a manifest slip, and at the same time deletes the record of the device registered on the server of the comprehensive management system 7. If necessary, this peripheral data is transferred to the relevant ministries and the like to normalize the data.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the present invention provides a data carrier attached to each individual disaster prevention-related device installed at a predetermined location, an information terminal device that reads and writes recorded data by approaching the data carrier, and an information terminal device. It consists of a comprehensive management system that electronically manages the reading and writing information records of the devices electronically. By this comprehensive management system, information about installation and maintenance of disaster prevention related devices, customer management, and various information such as various notifications and disposal of disaster prevention devices are integrated. This is a management system for disaster prevention-related equipment that is managed in an integrated manner.
[0033]
Therefore, even if the manufacturer of the disaster prevention equipment, the installation contractor, and the equipment owner / manager, etc., are different, the installation, maintenance, notification to the regulatory agency, and a series of management from the disposal of the equipment are unified. In this way, it is possible to prevent accidents such as a large number of casualties caused by variations in the installation of disaster prevention related equipment due to insufficient management as described above and insufficient functions. At the same time, maintenance and creation of various notification documents can be made much easier and faster.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of a disaster prevention related equipment management system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a main part of the fire extinguisher in a state where a data carrier is attached to a pipe body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Disaster prevention related equipment 2 Fire extinguisher tube trunk 3 Head 4 Label 5 Data carrier 6 Drain plug screw 7 Total management system 8 Maintenance system 9 Notification system 10 Disposal management system
