JP2004109313A - 光送受信装置および情報伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減とともに組み立てが容易で、小型化・低価格化を図ることができる光送受信装置および情報伝送装置を得る。
【解決手段】複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段2と、単一の光伝送路1から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段3と、発光手段2からの出射光を偏向する平板状の偏向手段4、とを有してなる光送受信装置であって、偏向手段4は、発光手段2と単一の光伝送路1の端部との間に配置され、発光手段2は、単一の光伝送路1の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、発光手段2からの出射光が偏向手段4により偏向されて単一の光伝送路1の端部に入射する位置に配置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一の光伝送路を用いて異なる複数の波長の光信号を送受信する光送受信装置および情報伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバによる光通信は、その広帯域性や長距離伝送性から、電話回線網やデータ回線網の幹線通信用として広く実用化されている。また、配線系としても企業などでは、石英系の光ファイバ網がフロアまでは来ており、家庭では、FTTH(Fiber  To  The  Home)によって、家の軒下までの光ファイバ化が通信会社等によって計画・実用化されている。
今後は更に、フロア内や家庭内のネットワーク、さらには装置間や装置内の接続の光通信化が行われていくのは必至である。この領域では、従来の幹線系やアクセス系に比べ、光送受信装置の小型化や低価格化が、より重要になる。これを実現するために、1本の光ファイバで送信光と受信光の双方向通信を行うことが有効である。1本の光ファイバを用いる1芯方式は、送受信のトランシーバ、コネクタに関して2本以上の光ファイバを用いた2芯方式の光伝送路に比べて、小型になり、価格もシステムコストとしてみると、光ファイバのコストが1本分ほど確実に安くなる。
【0003】
ところで、この種の光送受信装置としては、図7や図8の構造のものが提案されている。
図7に示す従来の光送受信装置では、送信信号源1005aの発光装置1001は、送信カップリングレンズ1003aを介して送信用光ファイバ1004aに送信光を入射する。受信用光ファイバ1004bからの受信光は、受信カップリングレンズ1003bを介して受光装置1002に受光し、受信処理回路1005bがこの受信光を処理する。
図8に示す従来の光送受信装置では、送信信号源5a側の発光装置1001は、実線で示すように、ハーフミラー1006及びカップリングレンズ1003cを介して光ファイバ1004cに送信光を与える。光ファイバ1004cからの受信光は、破線で示すように、ハーフミラー1006で反射させて受光装置1002で受光させ、この受信光を受信処理回路5bで処理する。
また、ハーフミラー1006のかわりに偏向ビームスプリッタを用いて光の利用効率を上げた例もある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
さらに、図9に示すように、装置の小型化のために偏光素子を用いることが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。ここで、符号1mは光双方向用モジュール、2mは半導体レーザ、3mはフォトダイオード、4mはレンズ、5mは偏光素子である回折格子、6mは光ファイバ、を示す。
【0005】
さらにまた、図10に示すように、小型化してさらに光の利用効率をあげるために平板状の偏光分離素子を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、符号1nは光送受信装置、5aは送信信号源、5bは受信処理回路、101は発光装置(発光手段)、102は受光装置(受光手段)、7nは平板状の偏光分離素子である偏光性ホログラフィック光学素子、3cはカップリングレンズ、11は光ファイバ、11Aは端面、S1は送信光、S2は受信光を示す。
【0006】
ところで、近年の情報化の進展に伴い、光送受信装置に要求される情報伝送量も増加してきている。
光通信において伝送量を増加するための手法としては、波長多重伝送が知られている。この波長多重伝送においては、送信側では、波長の異なる光源をそれぞれ異なる情報で変調し、各光源からの光を共通の光ファイバに送出する。一方、受信側では、光ファイバからの光を分光して各波長の光をそれぞれ独立して検出する。双方向で光通信を行うためには、各端部にそれぞれ波長多重伝送に対応した送信器と受信器の対を配置する必要がある。
【0007】
小型の双方向波長多重光送受信装置を提供する試みとして、図11に示すように、同一基板上に、それぞれ分光手段と組となって第1のスラブ導波路型波長多重マルチプレクサ及び第2のスラブ導波路型波長多重マルチプレクサを構成する断面方向で見て互いに同一構造を有する第1のスラブ導波路2P及び第2のスラブ導波路3Pと、第1のスラブ導波路2Pからの出力光を入出力光ファイバ10Pに供給する出力用光導波路9fと、入出力光ファイバ10Pからの入力光を第2のスラブ導波路3Pに供給する入力用光導波路9gと、入出力光ファイバ10Pの光路を出力用光導波路と入力用光導波路とに分岐する光カプラー7Pとを形成し、第1のスラブ導波路2Pの分光手段側とは反対側の端部にレーザアレイ6Pを光学的に結合させ、第2のスラブ導波路3Pの分光手段側とは反対側の端部に受光器アレイ5Pを光学的に結合させることが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。ここで、ガラス製集積回路基板1Pの大きさは、L1=50mm、L2=40mmである。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−066067号公報
【特許文献2】
特開平08−015582号公報
【特許文献3】
特許第3191998号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示す従来の構成では、受光部用スラブ導波路と発光部用スラブ導波路が並んで形成されているガラス製集積回路基板を使用しており、これが装置の小型化を阻害する。特に家庭内機器への組み込みなど、装置間や装置内の接続に用いるためには小型化は必須の条件であり、装置を小型にできないことは問題である。
また、大面積のガラス製集積回路基板は価格も高いため、装置の低価格化にも不利である。
さらに、第1のスラブ導波路2Pの分光手段側とは反対側の端部にレーザアレイ6Pを光学的に結合させ外部共振器構造を取っているが、このためにはレーザアレイ6Pの発光部とスラブ導波路の配線用光導波路を正確に接合させなければならず、これには高精度の位置決め技術や接着技術などの半導体実装技術が必要となり、工程の複雑化などを招き、装置価格の低価格化には不利である。
【0010】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、上記課題を解消し、部品点数の削減とともに組み立てが容易で、小型化・低価格化を図ることができる光送受信装置および情報伝送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段と、単一の光伝送路から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段と、発光手段からの出射光を偏向する平板状の偏向手段、とを有してなる光送受信装置であって、偏向手段は、発光手段と単一の光伝送路の端部との間に配置され、発光手段は、単一の光伝送路の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、発光手段からの出射光が偏向手段により偏向されて単一の光伝送路の端部に入射する位置に配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、平板状の偏向手段は、回折格子であることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、回折格子は、ホログラフィック光学素子であることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、平板状の偏向手段は、集光機能を持つホロレンズを有することを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、ホロレンズは、偏向手段に一体的に形成または貼り付けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段と、単一の光伝送路から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段と、単一の光伝送路からの出射光を偏向する平板状の偏向手段、とを有してなる光送受信装置であって、偏向手段は、受光手段と単一の光伝送路の端部との間に配置され、受光手段は、単一の光伝送路の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、単一の光伝送路からの出射光が偏向手段により偏向されて受光手段に入射する位置に配置されていることを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、平板状の偏向手段は、回折格子であることを特徴とする。
【0018】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、回折格子は、ホログラフィック光学素子であることを特徴とする。
【0019】
請求項9記載の発明は、複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段と、単一の光伝送路から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段、とを有してなる光送受信装置であって、受光手段の受光面には、複数の波長に対応するバンドパスフィルターが設けられていることを特徴とする。
【0020】
請求項10記載の発明は、発光手段と受光手段とを有してなる光送受信装置と、発光手段を駆動する駆動手段と、受光手段により得られる電気信号を電気的情報に変換する変換手段、とを有してなる情報伝送装置であって、光送受信装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の光送受信装置であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる光送受信装置および情報伝送装置の実施の形態について説明する。
【0022】
図1は、本発明にかかる情報伝送装置の実施の形態を示す断面図である。
情報伝送装置は、発光手段である半導体レーザ(以下、「LD」という。)2と受光手段であるフォトダイオード(以下、「PD」という。)アレイ素子3とを有してなる光送受信装置と、LD2を駆動する駆動手段であるドライバIC5と、PDアレイ素子3により得られる電気信号を電気的情報に変換する(PDアレイ素子3の出力を増幅する)プリアンプIC6とを有してなる。
ドライバIC5と、プリアンプIC6は、LD2およびPDアレイ素子3の直近に配置している。
【0023】
LD2、PDアレイ素子3、ドライバIC5、プリアンプIC6は、情報伝送装置の本体ケースの一端部に固定されている。LD2の出射面とPDアレイ素子3の受光面は、互いに隣接し、かつ、互いに平行な平面上にある。
これらの出射面と受光面から適宜の間隔をおいて、かつ、これらの出射面と受光面に平行に、平板状の偏向手段としての回折格子(以下、「グレーティング」という。)4が上記本体ケースに固定されている。
また、カップリングレンズ7が、光ファイバ1とグレーティング4の間に設置されており、これにより光ファイバ1とLD2およびPDアレイ素子3との間の結合効率を高めている。
上記本体ケースの他端側には、コネクタ8が固定されている。コネクタ8は、光ファイバ1の端部を外周側から保持し、これによって光ファイバ1の端部が上記本体ケースに固定されている。光ファイバ1の端面は、グレーティング4の一面に密着している。
【0024】
本実施の形態では、4波長の多重伝送を行い、単一の光伝送路として、コア径500μmのプラスチック光ファイバ(POF)1を用いる。
また、LD2の出射光の波長は、λ1=650nm、λ2=740nm、λ3=780nm、λ4=830nmである。
さらに、PDアレイ素子3には、上記4波長を中心波長にしたバンドパスフィルターを搭載した4chPDアレイ素子を用いる。
さらにまた、LD2からの出射光を偏向すると共に、光ファイバ1の端部からの出射光を偏向する偏向手段には、ピッチ1μmのグレーティング4を用いる。
【0025】
グレーティング4は、図1に示すように、LD2と光ファイバ1の端部との間に配置されている。
また、LD2は、光ファイバ1の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、LD2からの出射光がグレーティング4により偏向されて光ファイバ1の端部に入射する位置に配置されている。
さらに、PDアレイ素子3は、光ファイバ1の光軸上に配置されている。
【0026】
ここで、グレーティング4について説明する。
θをグレーティング4からの出射角、θ0をグレーティング4への入射角、λをLD2からの出射光の波長、dをグレーティング4の溝のピッチ、mを次数とすると、一般に出射角θと入射角θ0の関係は、次式で表すことができる。
sinθ−sinθ0=mλ/d
【0027】
そこで、LD2の波長が4波長の場合、各波長のLD光をグレーティング4から光ファイバ1に対して垂直に入射させるには、グレーティング4のピッチが1μmであれば、各波長のLD2とグレーティング4のなす角を図2のようにすれば良い。その場合、グレーティング4とLD2の距離を5mmとすれば、各LD間の距離は図2のようになる。
このように各LDを配置すると、各波長のLD光のグレーティング4による1次光は、光ファイバ1に垂直に入射させることができる。なお、0次光については、光ファイバ1の端面から外れたところに投射されるので、光伝送には寄与しない。また、光ファイバ1から投射される入射光については、その0次光がPDアレイ素子3に照射される。
【0028】
図3は、PDアレイ素子3について説明した図であり、(a)はバンドパスフィルターF1,F2,F3,F4がPDアレイ素子3の基板8上の受光窓9に形成される前の状態、(b)はバンドパスフィルターF1,F2,F3,F4が受光窓9に形成された後の状態、を示す。
図3(a)に示すように、基板8の中央部には、独立に動作するLD2の受光窓9が4つ、縦横2列に整列されて「田」の字形に配置されている。この4つの受光窓9に入力した光により生じた電流は、各受光素子より引き出された電極10に接続され、隣接して配置されたプリアンプIC6により処理される。
【0029】
PDアレイ素子3の受光面には、各波長に対応するバンドパスフィルターが設けられている。すなわち、受光窓9には、LD2の波長650nm、740nm、780nm、830nmに対応して、中心波長650nm、740nm、780nm、830nmのバンドパスフィルターF1,F2,F3,F4が形成されている。これにより各PDは、各々650nm、740nm、780nm、830nm近傍の波長の光にだけ感度を持つことになる。
また、各波長は650nm、740nm、780nm、830nmと、各波長間の波長差が大きいので、形成するバンドパスフィルターは中心波長±20nm程度の広い幅のフィルターでよく、製作が容易である。
【0030】
図4は、LDとPDアレイ素子の設置の状態を示した図である。
本実施の形態では、図4(a)に示すように、端面型LD(LD1,LD2,LD3,LD4)を用いる。
PDアレイ素子3は、光ファイバ1の光軸上に設置してあり、そこから所定の距離だけ離れたところに上記4つのLDを順次配置している。
ただし、本発明においては、端面型LDに代えて、面発光型LD(VCSEL)を用いることができることは明らかである。VCSELは、しきい電流を小さくすることができるので、小型の光通信装置に適している。図4(b)は、4つのVCSEL(VCSEL1,VCSEL2,VCSEL3,VCSEL4)を用いた場合の構成図である。
【0031】
以上説明した光送受信装置の実施の形態によれば、図11に示した従来例のようにガラス製集積回路基板を必要としないため、LD2やPDアレイ素子3と光ファイバ1の端面との間隔を小さくすることができ、光送受信装置の小型化・低価格化を図ることができる。
【0032】
なお、LDとしては、多波長LDアレイ素子を用いることも可能であることは明らかである。
また、図1に示した本実施の形態では、カップリングレンズ7は、光ファイバ1とグレーティング4の間に設置しているが、これに代えて、グレーティング4とLD2やPDアレイ素子3との間に設置することも可能である。
【0033】
さらに、平板状の偏向手段としての回折格子は、ホログラフィック光学素子としてもよい。
さらにまた、グレーティング4とカップリングレンズ7を用いる代わりに、グレーティングに対して集光機能を持つホロレンズを金型により一体的に形成した、または接着剤により貼り付けたものを用いてもよい。
このようにすれば、独立したカップリングレンズを使用しないで済むため、部品点数を少なくすることができ、LD2やPDアレイ素子3と光ファイバ1の端面との間隔をさらに小さくすることができるので、光送受信装置のさらなる小型化を図ることができる。
【0034】
なお、図1に示した実施の形態では、発光手段であるLD2は、PDアレイ素子3の片側に配置するものであったが、本発明にかかる光送受信装置としては、図5に示すように、PDアレイ素子3を中心としてその両側にLD2xを配置するようにしてもよい。両側のLD2xは、いずれも単一の光伝送路である光ファイバ1の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、LD2xからの出射光がグレーティング4により偏向されて光ファイバ1の端部に入射する位置に配置されている。また、PDアレイ素子3は、光ファイバ1の光軸上に配置されている。
また、カップリングレンズ7が、光ファイバ1とグレーティング4の間に設置されており、これにより光ファイバ1とLD2およびPDアレイ素子3との間の結合効率を高めている。
このようにすれば、各LD間の距離を長く取ることができるので、組み立てがより容易となる。
【0035】
また、本発明にかかる光送受信装置として、図6に示すように、受光用PDアレイ素子の分波にもグレーティングを使用するようにしてもよい。ここでは、第1のグレーティング4の0次光を第2のグレーティング4aに導き、グレーティング4aの1次光をPDアレイ素子3yに入力させている。
ここで、PDアレイ素子3yは、光ファイバ1の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、光ファイバ1からの出射光がグレーティング4により偏向されてPDアレイ素子3に入射する位置に配置されている。
LD2yは、単一の光伝送路である光ファイバ1の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、LD2yからの出射光がグレーティング4により偏向されて光ファイバ1の端部に入射する位置に配置されている。
グレーティング4aを透過した1次光は、光の波長によって偏向角度が異なるので、光の波長ごとに分離される。分離された波長は、それぞれ複数のPDアレイ素子3yで受光する。
また、カップリングレンズ7が、光ファイバ1とグレーティング4の間に設置されており、これにより光ファイバ1とLD2およびPDアレイ素子3との間の結合効率を高めている。
【0036】
このようにすれば、PDアレイ素子3yの受光部にバンドパスフィルターを設けることなく分波受光ができるので、PDアレイ素子の作成コストを下げることができる。
なお、図6では、2枚のグレーティングを使用しているが、1枚のグレーティングで発光、受光の両方を処理することも可能であり、部品点数をさらに削減することができる。
また、図6では、LD2yとグレーティング4aとは、LD2yの出射面と、光ファイバ1のからの出射光を受光するグレーティング4aの受光面とが、互いに隣接する位置に配置されているが、LD2yとグレーティング4aとは、必ずしも、LD2yの出射面とグレーティング4aの受光面とが隣接する位置に配置する必要はない。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、光送受信装置の小型化、および部品点数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる情報伝送装置の実施の形態を示す断面図である。
【図2】上記情報伝送装置を構成する光送受信装置における、半導体レーザの出射光の波長と、各半導体レーザとグレーティングのなす角度、および各半導体レーザ間の距離との関係を示す図表である。
【図3】上記光送受信装置内のPDアレイ素子を示す、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図4】本発明に使用することができるLDの例を示すもので、(a)は端面型LD、(b)は面発光型LD、の斜視図である。
【図5】本発明にかかる光送受信装置の別の実施の形態を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる光送受信装置のさらに別の実施の形態を示す断面図である。
【図7】従来の光送受信装置の実施の形態を示す光学配置図である。
【図8】従来の光送受信装置の別の実施の形態を示す光学配置図である。
【図9】従来の光送受信装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。
【図10】従来の光送受信装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。
【図11】従来の光送受信装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 半導体レーザ
3 PDアレイ素子
4 グレーティング
5 ドライバIC
6 プリアンプ
7 カップリングレンズ
8 コネクタ

Claims (10)

  1. 複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段と、単一の光伝送路から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段と、上記発光手段からの出射光を偏向する平板状の偏向手段、とを有してなる光送受信装置であって、
    上記偏向手段は、上記発光手段と上記単一の光伝送路の端部との間に配置され、
    上記発光手段は、上記単一の光伝送路の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、この発光手段からの出射光が上記偏向手段により偏向されてこの単一の光伝送路の端部に入射する位置に配置されていることを特徴とする光送受信装置。
  2. 平板状の偏向手段は、回折格子である請求項1記載の光送受信装置。
  3. 回折格子は、ホログラフィック光学素子である請求項2記載の光送受信装置。
  4. 平板状の偏向手段は、集光機能を持つホロレンズを有する請求項1記載の光送受信装置。
  5. ホロレンズは、偏向手段に一体的に形成または貼り付けられている請求項4記載の光送受信装置。
  6. 複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段と、単一の光伝送路から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段と、上記単一の光伝送路からの出射光を偏向する平板状の偏向手段、とを有してなる光送受信装置であって、
    上記偏向手段は、上記受光手段と上記単一の光伝送路の端部との間に配置され、
    上記受光手段は、上記単一の光伝送路の端部における光軸上を避けた位置で、かつ、この単一の光伝送路からの出射光が上記偏向手段により偏向されてこの受光手段に入射する位置に配置されていることを特徴とする光送受信装置。
  7. 平板状の偏向手段は、回折格子である請求項6記載の光送受信装置。
  8. 回折格子は、ホログラフィック光学素子である請求項7記載の光送受信装置。
  9. 複数の波長の送信用光信号を発生する発光手段と、単一の光伝送路から送られてくる複数の波長の受信光を受光する受光手段、とを有してなる光送受信装置であって、
    上記受光手段の受光面には、上記複数の波長に対応するバンドパスフィルターが設けられていることを特徴とする光送受信装置。
  10. 発光手段と受光手段とを有してなる光送受信装置と、上記発光手段を駆動する駆動手段と、上記受光手段により得られる電気信号を電気的情報に変換する変換手段、とを有してなる情報伝送装置であって、
    上記光送受信装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の光送受信装置であることを特徴とする情報伝送装置。
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