JP2004105323A - シューズおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個々人の足にフィットするシューズを低コストで実現する。
【解決手段】軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分3をシューズの踵部から足甲上部を通りつま先部にかけて配設してソックス形状の甲被部2を形成するとともに、甲被部2を加熱処理して第1の編込み部分3を硬化させることにより、甲被部2を所望の立体形状に成形し、その後、甲被部2の下部にソール9を固着することにより、シューズ1を構成する。この場合には、シート材の裁断および縫製の手間が不要となるばかりでなく、一種類の甲被部を複数サイズのシューズに適用することができるようになって甲被部の共有化が可能になり、これにより、製造コストを低減できる。さらに、この場合には、甲被部が個々人の足にフィットした、いわゆるパーソナル・フィットのシューズを実現できる。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シューズに関し、詳細には、個々人の足にフィットする、いわゆるパーソナル・フィットのシューズを低コストで実現するための構造および製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
一般に、シューズは、着用者の足を覆う甲被部と、甲被部の下部に固着されたソールとから構成されている。甲被部は、天然皮革、合成皮革または合成樹脂などからなるシート材をパーツごとに裁断した後、着用者の標準的な足に合わせて足のサイズごとに用意された靴型を用いて、各パーツを縫製することにより製作されている。
【0003】
しかしながら、各個人の足は、足幅や足甲の高さなど個人差が大きく、標準的な足に合わせて作られた靴型のみでは、個々人の足にぴったりと正確にフィットしたシューズを提供するのは困難である。
【0004】
そこで、各個人の足ごとに靴型を用意することにより、いわゆるオーダメードのシューズを製作することも可能ではあるが、この場合には、甲被部を構成する各パーツを各個人の足ごとに用意する必要があり、甲被部の共有化が困難なため、かなりのコストアップになる。
【0005】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、個々人の足にフィットするシューズを低コストで実現できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るシューズは、軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分を有する甲被部と、甲被部の下部に固着されたソール部とを備えている。そして、甲被部を加熱処理することによって第1の編込み部分を硬化させることにより、甲被部が所望の立体形状に成形されている。ここで、本明細書中において、「軟化点」とは、物質が加熱により変形を起こし始める温度を意味するものとする。
【0007】
請求項1の発明によれば、甲被部を所望の立体形状に成形するのに、従来のように、シート材を裁断して得られた複数のパーツを立体的に縫製するのではなく、甲被部の第1の編込み部分を加熱処理して硬化させることによって甲被部を成形するようにしたので、シート材の裁断および縫製の手間が不要となり、これにより、製造工程が簡略化されて製造コストを低減できる。
【0008】
しかも、この場合には、第1の合成樹脂製繊維が編み込まれた第1の編込み部分が甲被部に設けられることにより、甲被部がある程度の伸縮性を有している。これにより、一種類の甲被部を複数サイズのシューズに適用することができるようになって、甲被部の共有化が可能になり、その結果、製造コストをさらに低減できる。
【0009】
さらに、この場合には、甲被部の第1の編込み部分が加熱処理されている間に甲被部を所望の形状にすることができるので、甲被部を各個人の足にフィットした状態にすることができる。そして、この状態から、甲被部の第1の編込み部分が硬化されることにより、甲被部が個々人の足にフィットした、いわゆるパーソナル・フィットのシューズを実現できる。
【0010】
また、甲被部に第1の編込み部分が設けられることにより、甲被部を軽量化でき、ひいてはシューズ全体を軽量化できる。
【0011】
なお、従来のようにシート材を裁断して得られたパーツを用いていた場合には、シート材のすべての部分を甲被部のパーツとして使用することができず歩留りが悪かったが、請求項1の発明では、第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分が甲被部に設けられるので、このような歩留り低下の問題を解消できる。
【0012】
請求項2の発明においては、甲被部が底部のあるソックス形状を有しているので、甲被部の保形性を向上でき、シューズの組立性を向上できる。
【0013】
請求項3の発明においては、伸縮性のある生地部分が甲被部に設けられているので、甲被部全体の伸縮性が向上している。これにより、シューズに対する足の着脱を容易に行えるようになる。
【0014】
請求項4の発明においては、甲被部が、第1の編込み部分の合成樹脂の軟化点よりも高い軟化点を有する第2の合成樹脂の繊維が編み込まれた第2の編込み部分を有している。
【0015】
これにより、甲被部の第1の編込み部分を加熱処理して硬化させた後でも、甲被部の第2の編込み部分により甲被部の伸縮性を維持できるようになり、その結果、シューズに対する足の着脱を容易に行えるようになる。
【0016】
また、この場合には、第1の編込み部分によって甲被部の強度が確保されるので、第2の編込み部分の編目を第1の編込み部分の編目よりも粗くすることが可能であり、これにより、甲被部を軽量化でき、シューズ全体を軽量化できる。
【0017】
請求項5の発明に記載されているように、編込み部分に編み込まれる第1の合成樹脂の軟化点は60〜170℃であるのが好ましい。
【0018】
請求項6の発明においては、第1の編込み部分が少なくともシューズの踵部に配置されているので、甲被部の第1の編込み部分の加熱による硬化処理後において、少なくともシューズ踵部のフィット性を向上できる。
【0019】
請求項7の発明においては、第1の編込み部分が少なくともシューズのつま先部に配置されているので、甲被部の第1の編込み部分の加熱による硬化処理後において、少なくともシューズつま先部のフィット性を向上できる。
【0020】
請求項8の発明においては、第1の編込み部分が少なくともシューズの足甲部の内甲側および外甲側に配置されているので、甲被部の第1の編込み部分の加熱による硬化処理後において、少なくともシューズ足甲部の内甲側および外甲側のフィット性を向上できる。
【0021】
請求項9の発明においては、第1の編込み部分が、シューズの踵部から足甲上部を通ってつま先部にかけて配置されており、シューズの足甲部の内甲側および外甲側に、伸縮性を有する生地が配設されている。この場合には、甲被部の第1の編込み部分の加熱による硬化処理後において、シューズの踵部から足甲上部をへてつま先部にかけてのフィット性を向上できるとともに、シューズの足甲部の内甲側および外甲側部分に伸縮性が維持されることによって、シューズに対する足の着脱を容易に行える。
【0022】
請求項10の発明においては、シューズの足甲部の内甲側および外甲側に、足甲上部から底部にかけて帯状に延びる複数本の第1の編込み部分が配設されている。この場合には、甲被部の第1の編込み部分の加熱による硬化処理後において、複数本の第1の帯状編込み部分により、シューズ足甲部の内甲側および外甲側のフィット性を一層向上できる。
【0023】
請求項11の発明においては、たとえば合成樹脂製の補強部材が甲被部の第1の編込み部分に設けられている。この場合には、第1の編込み部分の強度および耐久性を向上でき、甲被部の保形性を向上できるばかりでなく、シューズとしてタイトフィット性が要求されるマラソンなどの陸上競技用のシューズにおいて、補強が必要な部位に適宜補強部材を設けることで、シューズのフィット性をさらに向上できるようになる。
【0024】
請求項12の発明に係るシューズの製造方法は、以下の工程から構成されている。
1)軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分を有
するソックス形状の甲被部を製作する。
2)甲被部に靴型を挿入した状態で、第1の合成樹脂の軟化点よりも高い温度で加熱処理を行うことによって第1の編込み部分を硬化させることにより、
甲被部を所望の立体形状に成形する。
3)成形後の甲被部の底面にソール部を固着する。
【0025】
請求項12の発明によれば、甲被部を所望の立体形状に成形するのに、従来のように、シート材を裁断して得られた複数のパーツを立体的に縫製するのではなく、甲被部の第1の編込み部分を加熱処理して硬化させることによって甲被部を成形するようにしたので、シート材の裁断および縫製の手間が不要となり、製造工程が簡略化されて製造コストを低減できる。
【0026】
また、この場合には、第1の合成樹脂製繊維が編み込まれた第1の編込み部分が甲被部に設けられることにより、甲被部がある程度の伸縮性を有している。これにより、一種類の甲被部を複数サイズのシューズに適用することができるようになって、甲被部の共有化が可能になり、その結果、製造コストをさらに低減できる。
【0027】
しかも、この場合には、甲被部の第1の編込み部分が加熱処理されている間に甲被部を所望の形状にすることができるので、甲被部を各個人の足にフィットした状態にすることができる。そして、この状態から、甲被部の第1の編込み部分が硬化されることにより、甲被部が個々人の足にフィットした、いわゆるパーソナル・フィットのシューズを実現できる。
【0028】
また、甲被部に第1の編込み部分が設けられることにより、甲被部を軽量化でき、ひいてはシューズ全体を軽量化できる。
【0029】
さらに、甲被部がソックス形状を有していることにより、甲被部の保形性を向上でき、これにより、シューズの組立性を向上できる。
【0030】
なお、従来のようにシート材を裁断して得られたパーツを用いていた場合には、シート材のすべての部分を甲被部のパーツとして使用することができず歩留りが悪かったが、請求項12の発明では、縫製を必要とせず、第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分が甲被部に設けられることによって、編込みのみで甲被部を成形できるようになるので、このような歩留り低下の問題を解消できる。
【0031】
請求項13の発明に記載されているように、第1の合成樹脂の軟化点は60〜170℃であるのが好ましい。
【0032】
請求項14の発明においては、甲被部の製作時には、第1の合成樹脂よりも軟化点の高い第2の合成樹脂の繊維を用いて第2の編込み部分が編み込まれており、加熱処理の際には、第1の合成樹脂の軟化点よりも高く第2の合成樹脂の軟化点よりも低い温度で加熱されている。
【0033】
この場合には、甲被部の第1の編込み部分を加熱処理して硬化させた後でも、甲被部の第2の編込み部分の伸縮性を維持できるようになり、その結果、シューズに対する足の着脱を容易に行えるようになる。
【0034】
また、この場合には、第1の編込み部分によって甲被部の強度が確保されるので、第2の編込み部分の編目を第1の編込み部分の編目よりも粗くすることが可能であり、これにより、甲被部を軽量化でき、シューズ全体を軽量化できる。
【0035】
請求項15の発明においては、第1の編込み部分に補強部材が設けられており、この補強部材は、成形型に挿入された甲被部の上に直接樹脂を注入して成形するダイレクトボンディングにより、甲被部の表面に装着されている。
【0036】
請求項16の発明においては、第1の編込み部分に補強部材が設けられており、この補強部材は、別工程で樹脂成形された後、甲被部の表面に接着などにより固着されている。
【0037】
請求項15および16の発明では、甲被部の第1の編込み部分に補強部材を設けることで、第1の編込み部分の強度および耐久性を向上でき、甲被部の保形性を向上できるばかりでなく、シューズとしてタイトフィット性が要求されるマラソンなどの陸上競技用のシューズにおいて、補強が必要な部位に適宜補強部材を設けることで、シューズのフィット性をさらに向上できるようになる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施態様によるシューズを説明するための図であって、図1は靴型に装着される前の甲被部の側面図、図2は図1の甲被部が靴型に装着された状態を示す側面図、図3はその平面図、図4は底面図、図5は立体成形後の甲被部の底面にソールが固着されたシューズの側面図である。
【0039】
これらの図に示すように、シューズ1の甲被部2は、ソックス状の部材であって、軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分3が、甲被部2の踵部から足甲上部を通ってつま先部にかけて設けられている。第1の編込み部分3は、甲被部2の足甲部の内甲側および外甲側部分において、足甲上部から底部にかけて帯状に延びる左右複数対(ここでは左右三対)の帯状部31を有している。第1の編込み部分3は、図4に明確に示されているように、甲被部2の踵部底面およびつま先部底面にも配設されており、同様に、各帯状部31も甲被部2の底面まで延びている。
【0040】
第1の編込み部分3に編み込まれる、軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維としては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンビニルアルコール、塩化ビニル、ポリ乳酸および低融点ポリエステルの中から選択されたいずれか一つ以上の合成樹脂製繊維であるのが好ましい。
【0041】
甲被部2の履き口(開口)縁部4および足甲頂上部5には、たとえばラバー素材やポリウレタンなどの伸縮性部材が設けられている。また、第1の編込み部材3の各帯状部31の間には、第2の合成樹脂製繊維がメッシュ状に編まれた第2の編込み部分であるメッシュ状部6が設けられている。この第2の合成樹脂としては、たとえばナイロン、ポリエステルおよびポリウレタンの中から選択されたいずれか一つ以上の合成樹脂であるのが好ましく、第1の編込み部分3に用いられる第1の合成樹脂よりも軟化点の高い材料が好ましい。
【0042】
また、甲被部2の主に中足部(土踏まず部)から前足部にかけての底部7および足甲先端部8には、同様に、第1の編込み部分3に用いられる第1の合成樹脂よりも軟化点が高い第2の合成樹脂の繊維からなる第2の編込み部分が配設されている。
【0043】
次に、本実施態様によるシューズの製造工程について説明する。
まず、軟化点の低い第1の合成樹脂(たとえば塩化ビニル)の繊維と、これよりも軟化点が高い第2の合成樹脂(たとえばナイロンおよびポリエステル)の繊維と、伸縮性部材(たとえばラバー素材)とを用意する。
【0044】
次に、これらの繊維および伸縮性部材を用いて、甲被部2を形成する。この場合には、塩化ビニルの繊維を編み込むことによって、足甲部の内甲側および外甲側において足甲上部から底部にかけて帯状に延びる複数の帯状部31を含みかつ甲被部の踵部から足甲上部をへてつま先部にかけて延在する第1の編込み部分3を形成する。
【0045】
また、ナイロン繊維をメッシュ状に編み込むことによって、第1の編込み部分3の隣り合う各帯状部31の間にメッシュ状部6を形成するとともに、ポリエステル繊維を編み込むことによって甲被部の底部7および足甲先端部8を形成し、これらメッシュ状部6、底部7および足甲先端部8(いずれも第2の編込み部分)を第1の編込み部分3と一体的に編み込む。さらに、甲被部の開口縁部4および足甲頂上部5にラバー素材を配置して、これらを第1の編込み部分3に編み込んで固着する。
このようにして、ソックス形状の甲被部2が製作される(図1参照)。
【0046】
次に、甲被部2に靴型10を挿入する(図2および図3参照)。なお、靴型10としては、ある程度の高温(たとえば60〜100℃)に耐える素材であることが必要で、たとえばアルミニウムなどの金属製のものが用いられる。
【0047】
靴型10が挿入された状態で、第1の編込み部分3を構成する第1の合成樹脂(ここでは塩化ビニル)の軟化点よりも高くかつ第2の合成樹脂(ここではナイロンおよびポリエステル)の軟化点よりも低い温度(たとえば80℃)に加熱処理する。すると、第1の編込み部分3が硬化されて、第1の編込み部分3が靴型10の立体形状に沿う形状に変形する。これにより、甲被部2が所望の立体形状に成形されることになる。
【0048】
次に、甲被部2の底面にソール9を固着することにより、シューズ1が完成する(図5参照)。シューズ完成後は、靴型10を甲被部2から取り外す。
【0049】
この場合には、甲被部を所望の立体形状に成形するのに、従来のように、シート材を裁断して得られた複数のパーツを立体的に縫製するのでなく、甲被部2の第1の編込み部分3を加熱処理して硬化させることにより甲被部2を成形するようにしたので、シート材の裁断および縫製の手間が不要となり、製造工程が簡略化されて製造コストを低減できる。
【0050】
しかも、この場合には、第1の合成樹脂製繊維が編み込まれた第1の編込み部分3が甲被部2に設けられることにより、甲被部2が長さ方向および幅方向にある程度の伸縮性を有している。これにより、一種類の甲被部を複数サイズのシューズに適用することができるようになって、甲被部の共有化が可能になり、その結果、製造コストをさらに低減できる。
【0051】
さらに、この場合には、甲被部2の第1の編込み部分3が加熱処理されている間に甲被部2を所望の形状にすることができるので、甲被部2を各個人の足にフィットした状態にすることができる。そして、甲被部2の第1の編込み部分3が硬化されることにより、甲被部2が個々人の足にフィットした、いわゆるパーソナル・フィットのシューズを実現できる。
【0052】
また、甲被部2に第1の編込み部分3のみならずメッシュ状部6が設けられているので、甲被部2を軽量化でき、ひいてはシューズ全体を軽量化できる。
【0053】
さらに、この場合には、第1の編込み部分3によって甲被部2の強度が確保されるので、メッシュ状部6のように、第2の編込み部分の編目を第1の編込み部分3の編目よりも粗くすることができ、これにより、甲被部2をさらに軽量化でき、シューズ全体を一層軽量化できる。
【0054】
また、この場合には、甲被部2がソックス形状を有しているので、甲被部2の保形性を向上でき、シューズの組立性を向上できる。
【0055】
なお、従来のようにシート材を裁断して得られたパーツを用いていた場合には、シート材のすべての部分を甲被部のパーツとして使用することができず歩留りが悪かったが、本実施態様では、第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分3が甲被部2に設けられるので、このような歩留りの低下の問題を解消できる。
【0056】
また、この場合には、第1の編込み部分3の各帯状部31の間に、伸縮性を有するメッシュ状部6が設けられており、メッシュ状部6を形成する第2の合成樹脂製繊維の軟化点が帯状部31を形成する第1の合成樹脂の軟化点よりも高くなっている。さらに、甲被部2の履き口縁部4および足甲頂上部5には、伸縮性部材が設けられている。
【0057】
これにより、甲被部2の第1の編込み部分3を加熱処理して硬化させた後でも、履き口縁部4、足甲頂上部5およびメッシュ状部6が有する伸縮性によって、シューズに対する足の着脱を容易に行えるようになる。
【0058】
また、甲被部2の第1の編込み部分3を加熱処理して硬化させた後には、第1の編込み部分3の各帯状部31によって、シューズ足甲部の内甲側および外甲側のフィット性をより向上させることができる。
【0059】
他の実施態様
図6は、本発明の他の実施態様によるシューズを示している。同図において、前記実施態様と同一符号は同一または相当部分を示している。この実施態様では、帯状の補強部材35が第1の編込み部分3に設けられている。補強部材35は、たとえばウレタン、ナイロンまたは塩化ビニルなどの樹脂から形成されている。補強部材35は、甲被部2の足甲上部において前後方向に延設されるとともに、足甲上部から前足部底部および踵部底部にかけて上下方向に延設されている。なお、踵部または足甲先端部に設けるようにしてもよい。さらに、補強部材35は帯状でなくてもよい。また、補強部材35の足甲上部における配設部分には、靴紐(図示せず)を通すための複数の貫通孔35aが形成されている。
【0060】
補強部材35は、甲被部2を成形型に挿入し、甲被部2の上に直接樹脂を注入して成形するダイレクトボンディングにより、甲被部2の表面に装着されている。または、補強部材35は、甲被部2の成形工程とは別工程で樹脂成形された後、甲被部2の表面に接着などによって固着されている。
【0061】
この場合には、甲被部2の第1の編込み部分3に補強部材35を設けることで、第1の編込み部分3の強度および耐久性を向上でき、靴紐などの緊締部材を通すための貫通孔やスリットを形成できるようになるとともに、甲被部2の保形性を向上できる。さらに、シューズとしてタイトフィット性が要求されるマラソンなどの陸上競技用のシューズにおいて、補強が必要な部位に適宜補強部材を設けることで、シューズのフィット性をさらに向上できるようになる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るシューズによれば、軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分を甲被部に設けるとともに、第1の編込み部分を加熱処理して硬化させることにより、甲被部を所望の立体形状に成形するようにしたので、個々人の足にフィットするシューズを低コストで実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるシューズの甲被部の側面図であって、靴型に装着される前の状態を示している。
【図2】図1の甲被部が靴型に装着された状態を示す側面図である。
【図3】図1の甲被部が靴型に装着された状態を示す平面図である。
【図4】図1の甲被部が靴型に装着された状態を示す底面図である。
【図5】立体成形後の甲被部にソールが固着されたシューズの側面図である。
【図6】本発明の他の実施態様によるシューズの側面図である。
【符号の説明】
1: シューズ
2: 甲被部
3: 第1の編込み部分
31: 帯状部
4: 履き口縁部
5: 足甲頂上部
6: メッシュ状部(第2の編込み部分)
7: 底部(第2の編込み部分)
8: 足甲先端部(第2の編込み部分)
9: ソール
10: 靴型

Claims (16)

  1. シューズであって、
    軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分を有する甲被部と、
    前記甲被部の下部に固着されたソール部とを備え、
    前記甲被部を加熱処理することによって前記第1の編込み部分を硬化させることにより、前記甲被部が所望の立体形状に成形されている、
    ことを特徴とするシューズ。
  2. 請求項1において、
    前記甲被部が、底部を有するソックス形状を有している、
    ことを特徴とするシューズ。
  3. 請求項1において、
    前記甲被部には、伸縮性を有する生地部分が設けられている、
    ことを特徴とするシューズ。
  4. 請求項1において、
    前記甲被部が、前記第1の編込み部分の前記第1の合成樹脂の軟化点よりも高い軟化点を有する第2の合成樹脂の繊維が編み込まれた第2の編込み部分を有している、
    ことを特徴とするシューズ。
  5. 請求項1において、
    前記第1の合成樹脂の軟化点が60〜170℃である、
    ことを特徴とするシューズ。
  6. 請求項1において、
    前記第1の編込み部分が、少なくともシューズの踵部に配置されている、
    ことを特徴とするシューズ。
  7. 請求項1において、
    前記第1の編込み部分が、少なくともシューズのつま先部に配置されている、ことを特徴とするシューズ。
  8. 請求項1において、
    前記第1の編込み部分が、少なくともシューズの足甲部の内甲側および外甲側に配置されている、
    ことを特徴とするシューズ。
  9. 請求項1において、
    前記第1の編込み部分が、シューズの踵部から足甲上部を通ってつま先部にかけて配置されており、シューズの足甲部の内甲側および外甲側には、伸縮性を有する生地が配設されている、
    ことを特徴とするシューズ。
  10. 請求項9において、
    シューズの足甲部の内甲側および外甲側には、足甲上部から底部にかけて帯状に延びる複数本の前記第1の編込み部分が配設されている、
    ことを特徴とするシューズ。
  11. 請求項1において、
    前記第1の編込み部分には、補強部材が設けられている、
    ことを特徴とするシューズ。
  12. シューズの製造方法であって、
    軟化点の低い第1の合成樹脂の繊維が編み込まれた第1の編込み部分を有するソックス形状の甲被部を製作し、
    前記甲被部に靴型を挿入した状態で、前記第1の合成樹脂の軟化点よりも高い温度で加熱処理を行うことによって前記第1の編込み部分を硬化させることにより、前記甲被部を所望の立体形状に成形し、
    成形後の前記甲被部の底面にソール部を固着した、
    ことを特徴とするシューズの製造方法。
  13. 請求項12において、
    前記第1の合成樹脂の軟化点が60〜170℃である、
    ことを特徴とするシューズの製造方法。
  14. 請求項12において、
    前記甲被部の製作時には、前記第1の合成樹脂よりも軟化点の高い第2の合成樹脂の繊維を用いて第2の編込み部分が編み込まれており、前記加熱処理の際には、前記第1の合成樹脂の軟化点よりも高く前記第2の合成樹脂の軟化点よりも低い温度で加熱されている、
    ことを特徴とするシューズの製造方法。
  15. 請求項12において、
    前記第1の編込み部分には補強部材が設けられており、前記補強部材は、前記甲被部を成形型に挿入して前記甲被部の上に直接樹脂を注入して成形するダイレクトボンディングにより、前記甲被部の表面に装着されている、
    ことを特徴とするシューズの製造方法。
  16. 請求項12において、
    前記第1の編込み部分には補強部材が設けられており、前記補強部材は、別工程で樹脂成形された後、前記甲被部の表面に固着されている、
    ことを特徴とするシューズの製造方法。
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