JP2004102775A - 情報取得装置および情報取得経路制御方法 - Google Patents

情報取得装置および情報取得経路制御方法 Download PDF

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JP2004102775A JP2002265288A JP2002265288A JP2004102775A JP 2004102775 A JP2004102775 A JP 2004102775A JP 2002265288 A JP2002265288 A JP 2002265288A JP 2002265288 A JP2002265288 A JP 2002265288A JP 2004102775 A JP2004102775 A JP 2004102775A
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Norihiro Miura
三浦 則宏
Kazuyuki Takaya
高屋 和幸
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Abstract

【課題】キャッシュサーバまたはスプリットサーバによるオリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにする。
【解決手段】コンテンツ取得を要求したクライアントが属するネットワークを介してコンテンツを取得する。もし、コンテンツ格納手段に当該コンテンツが既に蓄積されていても当該コンテンツ取得を要求したクライアントが前回当該コンテンツ取得を行ったクライアントとは異なるネットワークに属している場合には、改めて今回コンテンツ取得を要求したクライアントの属するネットワークを介してコンテンツ取得を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報を取得する装置に関するもののうち、指定した情報取得経路に沿った情報取得を行う情報取得装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネット、イントラネットの発展により多くの端末がネットワークに接続するようになって久しい。接続端末が増加するとそれを接続するネットワークも複雑な構成を持つようになる。その結果近年では端末間の物理的な近接度合いとネットワークトポロジ的な近接度合いとが必ずしも一致しないケースが増えている。例えば同じ部屋の中に配置された2台の端末が日本国内のIX(Internet Exchange)を経由して通信することも珍しくない。
【0003】
一方、インターネット、イントラネットが発展すると1台のサーバでクライアントの要求を処理することが困難となるため、従来から要求の多いコンテンツを事前にクライアントの近傍に配置しておくことでサーバの負荷を軽減しようとする試みがなされ、ユーザのリクエストに基づきコンテンツをユーザ近傍のサーバに蓄えておくキャッシュサーバ、コンテンツ提供者の意図に基づきコンテンツをユーザ近傍のサーバに貯えておくミラーサーバなどが実用化されている。
【0004】
また、近年ではインターネット、イントラネット上でライブ動画像の配信を行うケースも増えており、動画像を複数ユーザに配信するためにスプリッタと呼ばれるサーバ装置が用いられる。このスプリッタサーバもユーザ近傍に配備することでユーザが受信する動画像の品質向上に寄与することから、今後はスプリッタを分散配備した運用が一般的になると予想される。以下、ユーザ近傍に配備されるキャッシュサーバ、ミラーサーバ、スプリッタサーバを総称してエッジサーバと呼ぶことにする。
【0005】
このようにエッジサーバを用いたコンテンツ配信が一般的になる一方で、前述のように端末の物理的な距離とネットワークトポロジ的な距離との間には相関性がないことが多いため、物理的に近い端末にとっての最寄りのエッジサーバが必ずしも同一の装置で構成できるとは限らない。これはエッジサーバの共用化が困難であることを意味するため、エッジサーバの設置コストの増大を招きやすい。
【0006】
上記の問題を従来技術の組合わせで解決することを考える。図15に従来技術によるエッジサーバを用いた上記問題の解決例を示す。ネットワークA、B、Cはそれぞれインターネットに接続しているものとする。ユーザ#1、#2、#3はそれぞれネットワークA、B、C上に存在するものとする。またあるコンテンツを提供するオリジナルサーバがインターネット上に配備されているものとする。ここでユーザ#1、#2、#3が互いに物理的には近接した位置に存在するものとする。このような状況でオリジナルサーバの負荷を軽減するためにはユーザの近傍にエッジサーバを配置しなければならないが、ネットワークA、B、Cそれぞれに1台づつエッジサーバを配備する必要があるため設置コストが増加する。
【0007】
これを解決するためにネットワークA、B、Cそれぞれにレイヤ4スイッチを配備し、クライアントからのあるサービス(例えばHTTPによるハイパーテキスト転送サービス)に対する要求メッセージはすべてレイヤ4スイッチ経由で共用されたエッジサーバに転送されるよう設定を行う。レイヤ4スイッチとエッジサーバとの間にはルータが配置され、当該ルータはネットワークA、B、Cからエッジサーバ、エッジサーバからネットワークA、B、Cへ通信を転送する機能を有するものとする。
【0008】
なお、元来ネットワークA、B、Cは何らかの意図に基づいて別々に設けられたネットワークであるため、エッジサーバの共用以外でこれらのネットワークが相互接続するようなことがないように、当該ルータを経由してネットワークA、B、Cにまたがる通信は行えないよう設定されているものとする。このようにシステムを構成することにより、それぞれ属するネットワークが異なるユーザ#1、#2、#3は共通のキャッシュサーバにアクセスすることができるようになる。このような仕組みを設けることで、エッジサーバを物理的に近傍に存在するユーザ間で共用することが可能となる。
【0009】
既存技術として、中継装置の選択に用いる情報を外部入力とし、中継装置のリストを参照し情報取得要求を送信する中継装置を選択し、選択された中継装置に情報取得要求を送信するシステムに関する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
当該既存技術と本発明との差異は、当該既存技術では情報取得要求を中継装置に送信するが本発明では情報取得経路を指定する点が異なる。すなわち、当該既存技術では情報取得要求が中継装置で一度終端されることを想定しているのに対し、本発明では情報取得要求はオリジナルサーバまで到達する。また、オリジナルサーバから送信されるコンテンツの送信経路を制御する。
【0011】
[特許文献1]
特開2001−350733号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記の例においてネットワークAに属するユーザ#1の要求したコンテンツがキャッシュサーバに格納されていなかった場合には、キャッシュサーバはインターネット上のオリジナルサーバにコンテンツの取得要求を行い、オリジナルサーバから配信されたコンテンツをキャッシュサーバ内部の記憶装置に格納し、ユーザ#1へ転送する動作を行う。
【0013】
この際、ユーザ#1がキャッシュサーバにアクセスした結果発生するオリジナルサーバヘの通信が、必ずしもネットワークAを経由するとは限らない。例えばユーザ#1のコンテンツ取得要求に起因するエッジサーバからオリジナルサーバヘの通信がネットワークBを経由することが起こり得る。通常はネットワーク利用者数に基づいてネットワークの設計を行うが、このような動作によって発生する設計段階では予期しなかったトラヒックが発生し、しかもこのトラヒックが必ずしも自ネットワークのユーザに利便性をもたらすトラヒックとは限らない点からネットワークの運用上望ましくない。このような問題を解決するためには、エッジサーバがユーザの位置に基づいてオリジナルサーバからコンテンツを取得する際のコンテンツ取得経路を指定できる必要がある。
【0014】
本発明は、このような背景に行われたものであって、物理的に近いがネットワークトポロジ的には遠い複数のネットワーク間で共用可能なエッジサーバを提供し、オリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにするために、エッジサーバがユーザから提供される指標に基づき、オリジナルサーバヘのコンテンツ取得経路を決定できる仕組みを提供することができる情報取得装置および情報取得経路制御方法およびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報取得装置は、コンテンツ取得を要求したクライアントが属するネットワークを介してコンテンツを取得することを特徴とする。もし、コンテンツ格納手段に当該コンテンツが既に蓄積されていても当該コンテンツ取得を要求したクライアントが前回当該コンテンツ取得を行ったクライアントとは異なるネットワークに属している場合には、改めて今回コンテンツ取得を要求したクライアントの属するネットワークを介してコンテンツ取得を行う。これにより、オリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにすることができる。
【0016】
本発明は下記に示す四つの観点に分類される。
【0017】
第一の観点は物理的にユーザに近い位置に配置される共用型の情報取得装置に関するものである。当観点は取得したコンテンツの扱い方の違いによってさらに下記の3とおりに分類される。
・コンテンツを蓄積する
・コンテンツを蓄積し、クライアントに転送する
・コンテンツをクライアントに転送する
【0018】
すなわち、本発明の第一の観点は、コンテンツを有する上位サーバに対しコンテンツ取得を行う手段を備えた情報取得装置であって、本発明の特徴とするところは、前記コンテンツ取得を行う手段は、コンテンツを格納する手段を備えたコンテンツ格納手段と、自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路(コンテンツを転送するパケットが経由する経路)を決定するための指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段と、前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段によって取得されたコンテンツを前記コンテンツ格納手段に格納しコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信するコンテンツ取得結果送信手段とを備えたところにある。
【0019】
これにより、コンテンツ取得を要求したクライアントが属するネットワークを介してコンテンツを取得することができる。したがって、オリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにすることができる。
【0020】
本構成では、クライアントから要求されたコンテンツを取得して蓄積を行い、そのコンテンツ取得結果をクライアントに通知する。この通知を受けたクライアントは必要に応じて蓄積されたコンテンツを取得する。
【0021】
あるいは、本発明の情報取得装置は、前記コンテンツ取得を行う手段が、コンテンツを格納する手段を備えたコンテンツ格納手段と、自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路を決定するため指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段と、前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツが格納されているか検査するコンテンツ格納検査手段と、前記コンテンツ格納検査手段によって前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツが格納されていないと判断されたのを受け前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段によって取得された前記コンテンツを前記コンテンツ格納手段に格納しコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信する第一のコンテンツ取得結果送信手段と、前記コンテンツ格納検査手段によって前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツが格納されていると判断されたのを受け前記コンテンツが前記コンテンツ格納手段に格納されていることを示すコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信する第二のコンテンツ取得結果通知手段とを備えたことを特徴とすることもできる。
【0022】
本構成では、クライアントから要求されたコンテンツの蓄積状況を判断し、蓄積されていないコンテンツを取得して蓄積を行い、そのコンテンツ取得結果をクライアントに通知する。この通知を受けたクライアントは必要に応じて蓄積されたコンテンツを取得する。
【0023】
また、前記コンテンツ取得要求情報は前記コンテンツ格納手段に含まれるコンテンツの取得要否を決定するための第一の指標およびコンテンツ取得経路を決定するための第二の指標を含み、前記コンテンツ格納検査手段は、前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツの識別情報に対応するコンテンツが格納されているか検査して格納されていた場合は前記第一の指標に基づき前記上位サーバに対し前記コンテンツの取得を行うか判断する手段を含み、前記経路決定手段は、前記コンテンツ格納検査手段によって前記コンテンツが前記コンテンツ格納手段に格納されていないことが検出されたかあるいは前記コンテンツが前記コンテンツ格納手段に格納されていることが検出されかつ前記第一の指標に基づいてコンテンツの取得を行うと判断されたのを受けて前記第二の指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する手段を含むこともできる。
【0024】
本構成では、クライアントから要求されたコンテンツの蓄積状況を判断し、蓄積されていないコンテンツあるいは蓄積されていても当該クライアントの属するネットワークを経由してコンテンツが取得されていない場合には改めて当該クライアントが属するネットワーク経由でコンテンツを取得して蓄積を行い、そのコンテンツ取得結果をクライアントに通知する。この通知を受けたクライアントは必要に応じて蓄積されたコンテンツを取得する。したがって、オリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにすることができる。
【0025】
また、既に蓄積されているコンテンツを改めて取得する他のケースとしては、クライアントが蓄積されているコンテンツよりも通信品質の高いコンテンツを要求した場合が考えられる。
【0026】
また、前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組と前記コンテンツ取得の要否を記し初期状態ではすべての前記組に対応する前記コンテンツ取得の要否が取得否と設定されているコンテンツ取得要否テーブルを備え、前記コンテンツ格納検査手段は前記コンテンツ取得要否テーブルに基づいて前記コンテンツを取得するかどうか判断する手段を含み、前記コンテンツ取得手段は前記コンテンツを取得したのを受け前記コンテンツ取得要否テーブルにおける前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組についてはコンテンツ取得が不要であることを記す手段を含むこともできる。
【0027】
これにより、蓄積されているコンテンツを改めて取得する必要が有るか無いかを的確に判定することができる。
【0028】
また、前記コンテンツ取得結果は前記コンテンツ取得手段によって取得されたコンテンツを含むことにしてもよい。
【0029】
これによれば、通知がそのままコンテンツの転送となり、クライアントが蓄積されたコンテンツを改めて取得する手順を省くことができる。ただし、通知にコンテンツが含まれることから通知に要するデータ量が大きくなってしまうので、データ伝送帯域に余裕がある場合に適用するとよい。
【0030】
あるいは、本発明の情報取得装置は、前記コンテンツ取得を行う手段が、自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路を決定するための指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求受信手段と、前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するように制御を行うコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段によって取得されたコンテンツを含む前記コンテンツ取得結果を前記クライアントに送信するコンテンツ取得結果送信手段とを備えたことを特徴とすることもできる。
【0031】
本構成によれば、コンテンツ蓄積手段を設けておらず、ハードウェアを構成する上で低価格化および小型化を図ることができる。
【0032】
あるいは、本発明の情報取得装置は、前記コンテンツ取得を行う手段が、自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路を決定するため指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段と、既に自装置の別のクライアントに対し前記コンテンツ識別情報に対するコンテンツを転送しているか検査するコンテンツ転送検査手段と、前記コンテンツ転送検査手段によって前記コンテンツが自装置では転送されていないと判断されたのを受け前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段によって取得された前記コンテンツを前記クライアントに転送する第一のコンテンツ転送手段と、前記コンテンツ転送検査手段によって前記コンテンツが自装置では転送されていると判断されたのを受け前記別のクライアントに向け転送中のコンテンツを前記クライアントに対しても転送する第二のコンテンツ転送手段とを備えたことを特徴とすることもできる。
【0033】
本構成は、特に、ライブ配信等のストリームコンテンツを扱う場合を想定している。
【0034】
また、前記コンテンツ取得要求情報は前記コンテンツ格納手段に含まれるコンテンツの取得要否を決定するための第一の指標およびコンテンツ取得経路を決定するための第二の指標を含み、前記コンテンツ転送検査手段は既に自装置の別のクライアントに対し前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを転送しているか検査し転送していた場合には前記第一の指標に基づき前記上位サーバに対し前記コンテンツの取得を行うか判断する手段を含み、前記経路決定手段は、前記コンテンツ転送検査手段によって前記コンテンツが前記別なクライアントに転送されていないことが検出されたかあるいは前記コンテンツが前記別なクライアントに転送されていることが検出されかつ前記第一の指標に基づいてコンテンツの取得を行うと判断されたのを受けて前記第二の指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する手段を備えたることができる。
【0035】
これにより、オリジナルサーバへのストリームコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにすることができる。
【0036】
あるいは、クライアントが要求したストリームコンテンツの通信品質が既に転送されているストリームコンテンツの通信品質よりも高い場合にも改めてストリームコンテンツを取得することが必要になる。
【0037】
また、前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組と前記コンテンツ取得の要否を記し初期状態ではすべての前記組に対応する前記コンテンツ取得の要否が取得否と設定されているコンテンツ取得要否テーブルを備え、前記コンテンツ転送検査手段は前記コンテンツ取得要否テーブルに基づいて前記コンテンツを取得するかどうか判断する手段を含み、前記コンテンツ取得手段は前記コンテンツを取得した際前記コンテンツ取得要否テーブルにおける前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組についてはコンテンツ取得が不要であることを記す手段を含むことができる。
【0038】
これにより、既に転送されているストリームコンテンツを改めて取得する必要が有るか無いかを的確に判定することができる。
【0039】
前記指標には、例えば、前記クライアントのアドレスを含む。同様に、前記第一および第二の指標には共に、例えば、前記クライアントのアドレスを含む。
【0040】
これにより、コンテンツを要求したクライアントが属するネットワークを判断することができ、自装置に蓄積されているコンテンツあるいは既に他クライアントに転送中のストリームコンテンツをコンテンツを要求した当該クライアントに分けてよいか否か判定することができる。
【0041】
あるいは、前記指標には、例えば、前記クライアントが要求する通信品質に関するパラメータを含む。同様に、前記第一および第二の指標には共に、例えば、前記クライアントが要求する通信品質に関するパラメータを含む。
【0042】
これにより、既に蓄積されているコンテンツあるいは既に転送されているストリームコンテンツがクライアントが要求する通信品質を満たしているか否かを判定することができる。
【0043】
前記コンテンツ取得経路は、例えば、自装置と前記上位サーバとの間の経路に存在する少なくとも一つの中継装置の識別情報で表される。
【0044】
あるいは、中継装置が存在しなければ、前記コンテンツ取得経路は、例えば、自装置と前記上位サーバとの間の経路近傍に存在する少なくとも一つのサーバの識別情報で表される。
【0045】
以下では、コンテンツを蓄積し、クライアントに転送する情報取得装置の実現方式を詳細に述べる。図1に当該情報取得装置の構成を示す。なお、図1におけるidはコンテンツ識別情報、paramは経路決定のための指標、Req(id,param)はコンテンツ取得要求情報、search(id)はコンテンツ格納手段に識別情報がidであるコンテンツが格納されているかの調査要求、res(id)はsearch(id)の回答であり、HITの場合はコンテンツ識別情報がidであるコンテンツがコンテンツ格納手段に格納されており、MISSの場合はコンテンツ識別情報がidであるコンテンツがコンテンツ格納手段には格納されていない、path(param)は指標に基づくコンテンツ取得経路情報、cont(id)はコンテンツ識別情報がidであるコンテンツの実体、Resp(cont(id))はコンテンツ取得要求の結果取得できたコンテンツの実体をそれぞれ表す。
【0046】
本発明はコンテンツを有する上位サーバに対しコンテンツ取得を行う情報取得装置に関するものであり、コンテンツを格納する機能を有するコンテンツ格納手段6と、この情報取得装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路(コンテンツを転送するパケットが経由する経路)を決定するための指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段1と、前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段5と、経格決定手段5によって決定された前記コンテンツ取得経路に従って前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段2と、コンテンツ取得手段2によって取得されたコンテンツをコンテンツ格納手段6に格納し前記コンテンツを含むコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信するコンテンツ取得結果送信手段3とで構成される。
【0047】
あるいは前述の構成に加えてクライアントの持つコンテンツ取得経路を決定するための指標によって要求されたコンテンツが既に情報取得装置に格納されていることを判断するコンテンツ格納検査手段4と、コンテンツが既に情報取得装置に格納されている場合にコンテンツを上位サーバからは取得せずに情報取得装置に格納されているコンテンツをそのままクライアントに転送するコンテンツ取得手段2とを有する場合もある。
【0048】
あるいは前述の構成に加えてクライアントによって要求されたコンテンツが既に情報取得装置に格納されている場合でも、当該クライアントによっては上位サーバからコンテンツを取得する仕組みを有する場合もある。
【0049】
また、経路選択のための前記指標はクライアントのIPアドレスである場合もある。また、経路選択のための前記指標は通信品質に関する指標である場合もある。また、前記経路情報は少なくとも一つの経由中継装置か経由サーバの識別情報である場合もある。
【0050】
以上コンテンツを蓄積し、クライアントに転送する情報取得装置について詳細に実現方式を述べたが、コンテンツを蓄積するのみの情報取得装置およびコンテンツをクライアントに転送するのみの情報取得装置においても、コンテンツ取得結果送信手段3の構成が多少異なるのみでその他はほぼ同様の実現方式である。当発明によってユーザから取得できる指標に基づきコンテンツ取得経路が決定できる。
【0051】
本発明の第二の観点は第一の観点の情報取得装置によって決定された情報取得経路に沿って情報を取得する情報取得経路制御方法に関するものである。すなわち、第二の観点は、第一の観点による情報取得装置が前記上位サーバに対しコンテンツを取得するコンテンツ取得経路を制御する情報取得経路制御方法であって、情報取得装置が存在する側のネットワークと上位サーバが存在する側のネットワークとの境界に配置される中継装置は、上位サーバが存在する側のネットワーク上の装置から前記情報取得装置への通信を転送する機能と前記情報取得装置から前記上位サーバが存在する側のネットワーク上の装置への通信を転送する機能とを備えるものとし、前記中継装置は前記上位サーバが存在する側のネットワーク上に存在する複数のネットワークを物理的に接続するが、上位サーバが存在する側のネットワーク上に存在する複数のネットワーク間の通信は転送しないものとし、前記中継装置は前記情報取得装置から上位サーバが存在する側のネットワーク上に存在する装置への通信を受信したときには前記通信の送信元アドレスを前記情報取得装置本体のアドレスから上位サーバが存在する側のネットワーク上における仮想アドレスに変換する機能と上位サーバが存在する側のネットワーク上に存在する装置から前記情報取得装置の上位サーバが存在する側のネットワークにおける仮想アドレスヘの通信を受信したときには前記通信の送信先アドレスを前記仮想アドレスから前記情報取得装置本体のアドレスに変換する機能とを有している環境を想定する。
【0052】
本発明の第二の観点は、上記のような環境における情報取得経路制御方法であり、前記情報取得装置が前記上位サーバに対しコンテンツ取得を行う場合に、前記情報取得装置からの情報取得用通信を受信した前記中継装置にて前記情報取得装置が指定した前記経路情報に基づき経由するネットワークを決定するステップと、前記中継装置にて前記情報取得用通信の発信元を前記情報取得装置が前記決定されたネットワーク上に見かけ上存在するとした場合の仮想アドレスに変換し前記決定されたネットワークヘ情報取得用通信を転送するステップと、前記情報取得用通信を受信した上位サーバにて前記仮想アドレスに対しコンテンツを送信するステップと、前記中継装置にて前記コンテンツの送信先アドレスを前記仮想アドレスから前記情報取得装置本体のアドレスに変換し前記情転取得装置に転送するステップと、前記情報取得装置にて前記コンテンツを受信するステップとを実行することを特徴とする。本発明により、第一の観点による情報取得装置によって決定された情報取得経路に沿って情報を取得する具体的な方法を提供することが可能となる。
【0053】
第三の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、第一の観点の情報取得装置に相応する機能を実現させる、あるいは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、第二の観点の情報取得経路制御方法を実行させることを特徴とするプログラムである。
【0054】
第四の観点は、第三の観点のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0055】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置を用いて、物理的に近いがネットワークトポロジ的には遠い複数のネットワーク間で共用可能なエッジサーバを提供し、オリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにするために、エッジサーバがユーザから提供される指標に基づき、オリジナルサーバヘのコンテンツ取得経路を決定できる仕組みを提供することができる情報取得装置および情報取得経路制御方法を実現することができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下に示す実施例に共通する前提として、キャッシュサーバ、スプリッタサーバなど情報取得装置、および上位サーバはすべてIP(Internet Protocol)通信可能な汎用計算機上のソフトウェアで実現されるものとする。
【0057】
(第一実施例)
第一実施例は、前述した本発明の情報取得装置をキャッシュサーバに適用した一つの実現様態であり、コンテンツは、ユーザと同じネットワークを経由する。第一実施例におけるキャッシュサーバの構成を図2に示す。図2におけるidはコンテンツ識別情報、cliはクライアント識別情報、Req(id,cli)はコンテンツ取得要求情報、search(id)はコンテンツ格納手段に識別情報がidであるコンテンツが格納されているかの調査要求、res(id)はsearch(id)の回答であり、“1”の場合はコンテンツ識別情報がidであるコンテンツがコンテンツ格納手段に格納されており、“0”の場合はコンテンツ識別情報がidであるコンテンツがコンテンツ格納手段には格納されていない、path(cli)は指標に基づくコンテンツ取得経路情報、cont(id)はコンテンツ識別情報がidであるコンテンツの実体、Resp(cont(id))はコンテンツ取得要求の結果取得できたコンテンツの実体をそれぞれ表す。
【0058】
当キャッシュサーバはクライアントからのコンテンツ取得要求であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETリクエストを受信し、自身のコンテンツ格納装置に要求されたコンテンツが格納されているのであればそれをそのまま返信し、格納されていないのであればユーザのIPアドレスに基づいてコンテンツ取得経路を指定し、その経路に沿って上位サーバに対しコンテンツをHTTPのGETリクエストによって要求し、取得できたコンテンツをコンテンツ格納手段16に蓄積すると同時にクライアントに配信する機能を有する。
【0059】
ここで各機能ブロックについて詳細に解説する。コンテンツ格納手段16はランダムアクセス可能なディスク装置で実現されているものとする。ユーザが当キャッシュサーバを用いて取得したコンテンツが格納されている。
【0060】
コンテンツ取得要求情報受信手段11はクライアントからのHTTP GETメッセージ(図3)を受信し、そこからユーザがリクエストしたコンテンツを抽出し、その送信元からユーザのIPアドレスを取得する。
【0061】
コンテンツ格納検査手段14は、コンテンツ取得要求情報受信手段11によって取得されたクライアントの要求したコンテンツがコンテンツ格納手段16に格納されているか調べる。
【0062】
経路決定手段15は、コンテンツ格納検査手段14によってクライアントが要求したコンテンツがコンテンツ格納手段16に格納されていないことが検出された場合に、ユーザのIPアドレスを元に図4に示す経路決定表17を参照し、経由するルータを決定する。図4中のユーザのIPアドレス帯は4ByteのIPアドレスとマスクのビット数で表現される。例えばアドレス10.20.0.0/16と記載されている場合には、アドレスの上位16ビットが10.20と一致するクライアントすべてに対応する経由ルータのIPアドレスが20.2.3.4であることが示されているものとする。
【0063】
コンテンツ取得手段12は、図3に示すサーバwww.nttlab.co.jpに対しコンテンツの取得要求を行い、コンテンツを取得する。取得要求を行うHTTPのメッセージは図3と同じものとする。この際、取得要求を行うIPパケットには経路決定手段15で決定された経由ルータを経由するよう設定を行う。この設定は一般にルーズ・ソースルーティングと呼ばれる方法で実現する。
【0064】
コンテンツ転送手段18はコンテンツ取得手段12によって取得できたコンテンツをコンテンツ格納手段16に格納し、クライアントに対しコンテンツを送信する。
【0065】
コンテンツ配信手段19はコンテンツ格納検査手段14によってクライアントが要求したコンテンツが既にコンテンツ格納手段16に格納されていることが検出された場合には、当該コンテンツをクライアントに送信する。
【0066】
このような仕組みを持つことで、クライアントのIPアドレスによってコンテンツ取得経路を決定すること可能なキャッシュサーバを構成することができる。
【0067】
(第二実施例)
第二実施例は、本発明の情報処理装置をキャッシュサーバに適用した一つの実現様態であり、ユーザが属するネットワークを判定した結果に基づきユーザのキャッシュに対するアクセスを制限することを特徴とする。第二実施例におけるキャッシュサーバの構成を図5に示す。これは第一実施例とほぼ同じ構成である。第一実施例と異なる点は、コンテンツ格納検査手段14においてクライアントの属するネットワーク名記述テーブル20を参照し、仮にコンテンツ格納手段16にクライアントの要求したコンテンツが格納されていたとしても、前回当該コンテンツを取得したクライアントの属するネットワークと現在同じコンテンツを取得しようとするクライアントの属するネットワークとが異なる場合には、コンテンツ格納手段16に格納されたコンテンツを当該クライアントに転送せずに再度オリジナルのサーバにコンテンツ取得要求を行う点にある。
【0068】
ここで第一実施例には記述のないクライアントの属するネットワーク名記述テーブル20について説明する。当該テーブル20は図6に示すとおりユーザのIPアドレス帯とユーザの属するネットワーク名との対応表となっている。ユーザのIPアドレス帯は4Byte表記のIPアドレスとマスクのビット数で表現される。この表により、例えば10.20.0.0/16と記載された場合には、アドレスの上位16ビットが10.20であるクライアントはすべてCompany1Netに属するとみなす。
【0069】
コンテンツ格納手段16は単にコンテンツを格納するだけではなく、当キャッシュサーバにコンテンツを格納したユーザの属するネットワーク名を図7に示すテーブルを別途設けて記憶するものとする。
【0070】
コンテンツ格納検査手段14はまずクライアントの属するネットワーク名記述テーブル20を参照し、ユーザのIPアドレスからクライアントの属するネットワーク名を取得する。続いてコンテンツ格納手段16を参照し、クライアントが要求したコンテンツが格納されていることを確認する。コンテンツが格納されていない場合は第一実施例と同様に経路決定手段15へ処理を転送する。コンテンツが格納されていた場合には、それが当該クライアントによって取得されたものであるかどうかをチェックし、当該クライアントと同じネットワークに属する他のクライアントよって取得されていたならば、コンテンツ格納手段16の内容をそのままクライアントに転送する。また当該コンテンツが当該クライアントと同じネットワークに属する他のクライアントよって事前に取得されていない場合は、コンテンツ格納手段16に格納されていない場合と同じく経路決定手段15へ処理を転送する。
【0071】
コンテンツ転送手段18において取得したコンテンツをコンテンツ格納手段16に格納するだけでなく、当該コンテンツを格納したクライアントの属するネットワーク名も同時に格納するものとする。
【0072】
ここで説明を行わなかったその他のコンポーネントについては第一実施例と同様とする。
【0073】
このような機能を設けることにより、あるネットワークのユーザにはキャッシュサービスが提供できるもののそのキャッシュを他のネットワークのユーザには使わせないといった、特定のユーザにのみキャッシュサービスを提供することが容易になる。
【0074】
(第三実施例)
第三実施例は、本発明の情報取得装置を動画像のスプリッタサーバに適用した一つの実現様態である。第三実施例におけるスプリッタサーバの構成図を図8に示す。当スプリッタサーバはクライアントの要求したストリームを既に別クライアントに対して配信しているのであれば当該クライアントにもそのまま配信し、当該ストリームがまだどのクライアントに対しても配信されていないのであれば、上位のスプリッタに接続し受信したストリームを当該クライアントに転送する機能を有するものとする。なお、クライアントと当スプリッタサーバ間のセッションに関する通信および当スプリッタサーバと上位スプリッタサーバ間のセッションに関する通信は共にRTSP(Real Time Streaming Protocol)を用いるものとする。実際の動画像の転送にはRTP(Real−time Transport Protocol)、RTCP(RTPControl Protocol)を用いるものとする。
【0075】
ここで各機能ブロックについて詳細に解説する。
【0076】
ストリーム取得要求情報受信手段21はクライアントからのRTSP DESCRIBEメッセージ(図9)を受信し、そこからユーザがリクエストしたストリームを抽出し、その送信元からクライアントのIPアドレスを取得する。
【0077】
ストリーム配信状態検査手段23は、ストリーム取得要求情報受信手段21によって取得されたクライアントの要求したストリームを現在他のクライアントに配信しているか調べる。
【0078】
経路決定手段24は、ストリーム配信状態検査手段23によってクライアントの要求したストリームが配信されていないことが検出された場合に、図10に示す上位スプリッタリストを参照しクライアントが要求したストリームを配信できるスプリッタすべてについてRTT(Round Trip Time)を既知のPingコマンドを実行することで取得し、この値が最小となるスプリッタサーバを上位スプリッタとして決定する。
【0079】
上位スプリッタ接続要求手段22では経路決定手段24によって決定された上位スプリッタに対し、クライアントの要求したストリームの取得要求を行なう。取得要求を行うRTSPメッセージの例を図11に示す。
【0080】
ストリーム取得要求応答手段26は、上位スプリッタからストリームを受信していることを確認し、クライアントにストリーム要求の結果を送信する。
【0081】
ストリーム転送手段27はRTP、RTCPを用い、上位スプリッタから受信したストリームを当該スプリッタサーバに接続してクライアントに転送する。
【0082】
このような仕組みを持つことで、物理的には近いが論理的に離れたネットワーク上に属すクライアント間でスプリッタサーバを共有でき、また最初に当該ストリームをスプリットするときには最も品質の良いネットワーク上にある上位スプリッタサーバに接続することが可能となる。
【0083】
(第四実施例)
第四実施例は、本発明の情報取得装置により実現される本発明の情報取得経路制御方法の一つの実現態様であり、系全体について説明する。第四実施例の系の構成を図12に示し、本構成の説明を以下で行う。
【0084】
オリジナルサーバはHTTPサーバであり、HTTPGETリクエストに応じてコンテンツを送信する機能を有する。当サーバはインターネットに接続されているものとする。
【0085】
Company1Net、Company2Net、Company3Netはそれぞれ独立のネットワークであり、その少なくとも一端はインターネットに接続されている。
【0086】
レイヤ4スイッチS1,S2,S3はそれぞれComnay1Net,Company2Net,Company3Netに属し、それぞれが共通のルータRと接続している。それぞれのネットワークに属すクライアントによるHTTPGETリクエストをルータR経由でキャッシュサーバCに転送する機能を有する。
【0087】
ルータRはレイヤ4スイッチS1,S2,S3と後述のキャッシュサーバCとの間のルーチングを行う。ルータRとレイヤ4スイッチS1,S2,S3とを結ぶルータ側のインタフェースをそれぞれr1,r2,r3と定義し、キャッシュサーバCとルータRとを結ぶルータ側のインタフェースをr0とする。この場合ルータRはr1,r2,r3とr0との間のルーチングは行うものとするが、r1,r2,r3相互のルーチングは行わないものとする。例えばr1からr0へのパケットの転送、r0からr2へのパケットの転送などは行うが、r1からr3へのパケットの転送は行わないものとする。またルータRはNAT(Network Address Translation)機能を備えるものとし、インタフェースr1,r2,r3から見た場合のキャッシュサーバCのアドレスと実際のキャッシュサーバCのアドレスとを変換する。
【0088】
キャッシュサーバCは第一実施例で提示されたのと同じ構成のキャッシュサーバである。すなわちクライアントのIPアドレスを元にそのクライアントがCompany1Net,Company2Net,Company3Netのどこに属するのかを調べ、クライアントが要求したコンテンツがコンテンツ格納手段16に存在しない場合にはコンテンツ取得経路として経由ルータのIPアドレスを指定しルーズ・ソースルーチングを使用してオリジナルサーバにコンテンツを取得する機能を有している。
【0089】
ここで具体的な動作を示すため図13に示すアドレスを定義する。またこの定義に基づき、キャッシュサーバの経路決定手段15で用いられる経路決定表17を生成すると図14のようになる。
【0090】
以下Company1Netに属すクライアント(IPアドレス:100.10.1.10)がhttp://www.original.co.jp/contents.htmlの取得要求を行った場合の動作を例に、この系の動作を説明する。
【0091】
クライアント100.10.1.10からのHTTPGET要求はレイヤ4スイッチS1でルータR経由でキャッシュサーバCに転送される。キャッシュサーバCにおいてクライアントのIPアドレス100.10.1.10および要求しているコンテンツヘのURLhttp://www.original.co.jp/contents.htmlが取得でき、該当するコンテンツを当該キャッシュサーバで有していないことがわかった場合には、図14に示す経路決定表17を用いクライアントのIPアドレスから経由ルータのIPアドレス100.10.254.1を求める。
【0092】
キャッシュサーバCはwww.original.co.jpに対するコンテンツ取得要求が100.10.254.1を経由するよう、ルーズ・ソースルーチングの方式に従ってIPパケットを構成し送信する。このパケットを受け取ったルータRはIPアドレス100.10.254.1で示されるインタフェースr1にパケットを転送する。その際NAT変換によってパケットの送信元IPアドレスを172.18.100.10から100.10.254.254に変更する。このパケットはレイヤ4スイッチS1およびCompany1Netを経由してオリジナルサーバwww.original.co.jpに到達する。
【0093】
オリジナルサーバwww.original.co.jpではクライアント100.10.254.254からHTTPGET要求が届いたように見えるため、要求されたコンテンツを100.10.254.254へ送信する。このクライアントはCompany1Netに存在するため、コンテンツを乗せたパケットはインターネット上でも適切にCompany1Netを経由するようルーチングされ、ルータRまで到達する。
【0094】
ルータRではNAT変換によって送信先アドレスが100.10.254.254から172.18.100.10に変換され、キャッシュサーバCに到達する。このようにして取得したコンテンツをキャッシュサーバCのコンテンツ格納手段16に格納し、それをクライアント100.10.1.10に転送し、一連の処理を終了する。
【0095】
このように系を構成することにより本発明の情報取得装置の指定した情報取得経路のとおりに上位サーバに対しコンテンツの取得要求を行い、その結果送信されたコンテンツもまた本発明の情報取得装置の指定した情報取得経路に沿って送信させることが可能となる。
【0096】
(第五実施例)
本実施例のキャッシュサーバまたはスプリッタサーバは、情報処理装置であるコンピュータ装置を用いて実現することができる。すなわち、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例のキャッシュサーバまたはスプリッタサーバに相応する機能を実現させる、あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例の情報取得経路制御方法を実行させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、本実施例のキャッシュサーバまたはスプリッタサーバに相応する機能を実現させる、あるいは、そのコンピュータ装置に、本実施例の情報取得経路制御方法を実行させることができる。
【0097】
本実施例のプログラムは本実施例の記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
【0098】
これにより、コンピュータ装置を用いて、物理的に近いがネットワークトポロジ的には遠い複数のネットワーク間で共用可能なエッジサーバを提供し、オリジナルサーバへのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックが設計時の予測値から大幅に変動しないようにするために、エッジサーバがユーザから提供される指標に基づき、オリジナルサーバヘのコンテンツ取得経路を決定できる仕組みを提供することができるキャッシュサーバまたはスプリッタサーバおよび情報取得経路制御方法を実現することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は物理的に近いがネットワークトポロジ的には遠い複数のネットワーク間で共用可能なエッジサーバを提供し、オリジナルサーバヘのコンテンツ取得に伴い発生するトラヒックを予測可能にするために、エッジサーバがユーザから提供される指標に基づき、オリジナルサーバヘのコンテンツ取得経路を決定できる仕組みを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報取得装置の構成を示す図。
【図2】第一実施例のキャッシュサーバの構成を示す図。
【図3】第一実施例のキャッシュサーバで受信するクライアントからのHTTPGETメッセージの例を示す図。
【図4】第一実施例のキャッシュサーバにおける経路決定表の例を示す図。
【図5】第二実施例のキャッシュサーバの構成を示す図。
【図6】第二実施例のキャッシュサーバにおけクライアントの属するネットワーク名記述テーブルの例を示す図。
【図7】第二実施例のキャッシュサーバにおけるコンテンツ格納手段で記憶しているURLと当該コンテンツを取得したクライアントの属するネットワーク名との対応表の例を示す図。
【図8】第三実施例のスプリッタサーバの構成を示す図。
【図9】第三実施例のスプリッタサーバで受信するクライアントからのRTSP DESCRIBEメッセージの例を示す図。
【図10】第三実施例のスプリッタサーバにおける上位スプリッタリストの例を示す図。
【図11】第三実施例のスプリッタサーバが上位スプリッタに送信するRTSP DESCRIBEメッセージの例を示す図。
【図12】第四実施例で説明する系のネットワーク構成を示す図。
【図13】第四実施例で説明する系の各種アドレスを示す図。
【図14】第四実施例のキャッシュサーバ装置における経路決定表の例を示す図。
【図15】従来手法による解決方法を示す図。
【符号の説明】
1、11 コンテンツ取得要求情報受信手段
2、12 コンテンツ取得手段
3、13 コンテンツ取得結果送信手段
4、14 コンテンツ格納検査手段
5、15、24 経路決定手段
6、16 コンテンツ格納手段
17 経路決定表
18 コンテンツ転送手段
19 コンテンツ配信手段
20 クライアントの属するネットワーク名記述テーブル
21 ストリーム取得要求情報受信手段
22 上位スプリッタ接続要求手段
23 ストリーム配信状態検査手段
25 上位スプリッタサーバリスト
26 ストリーム取得要求応答手段
27 ストリーム転送手段
C キャッシュサーバ
R ルータ

Claims (18)

  1. コンテンツを有する上位サーバに対しコンテンツ取得を行う手段を備えた情報取得装置において、
    前記コンテンツ取得を行う手段は、
    コンテンツを格納する手段を備えたコンテンツ格納手段と、
    自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路(コンテンツを転送するパケットが経由する経路)を決定するための指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段と、
    前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、
    前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段によって取得されたコンテンツを前記コンテンツ格納手段に格納しコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信するコンテンツ取得結果送信手段と
    を備えたことを特徴とする情報取得装置。
  2. コンテンツを有する上位サーバに対しコンテンツ取得を行う手段を備えた情報取得装置において、
    前記コンテンツ取得を行う手段は、
    コンテンツを格納する手段を備えたコンテンツ格納手段と、
    自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路を決定するため指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段と、
    前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツが格納されているか検査するコンテンツ格納検査手段と、
    前記コンテンツ格納検査手段によって前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツが格納されていないと判断されたのを受け前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、
    前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段によって取得された前記コンテンツを前記コンテンツ格納手段に格納しコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信する第一のコンテンツ取得結果送信手段と、
    前記コンテンツ格納検査手段によって前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツが格納されていると判断されたのを受け前記コンテンツが前記コンテンツ格納手段に格納されていることを示すコンテンツ取得結果を前記クライアントに送信する第二のコンテンツ取得結果通知手段と
    を備えたことを特徴とする情報取得装置。
  3. 前記コンテンツ取得要求情報は前記コンテンツ格納手段に含まれるコンテンツの取得要否を決定するための第一の指標およびコンテンツ取得経路を決定するための第二の指標を含み、
    前記コンテンツ格納検査手段は、前記コンテンツ格納手段に前記コンテンツの識別情報に対応するコンテンツが格納されているか検査して格納されていた場合は前記第一の指標に基づき前記上位サーバに対し前記コンテンツの取得を行うか判断する手段を含み、
    前記経路決定手段は、前記コンテンツ格納検査手段によって前記コンテンツが前記コンテンツ格納手段に格納されていないことが検出されたかあるいは前記コンテンツが前記コンテンツ格納手段に格納されていることが検出されかつ前記第一の指標に基づいてコンテンツの取得を行うと判断されたのを受けて前記第二の指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する手段を含む
    請求項2記載の情報取得装置。
  4. 前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組と前記コンテンツ取得の要否を記し初期状態ではすべての前記組に対応する前記コンテンツ取得の要否が取得否と設定されているコンテンツ取得要否テーブルを備え、
    前記コンテンツ格納検査手段は前記コンテンツ取得要否テーブルに基づいて前記コンテンツを取得するかどうか判断する手段を含み、
    前記コンテンツ取得手段は前記コンテンツを取得したのを受け前記コンテンツ取得要否テーブルにおける前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組についてはコンテンツ取得が不要であることを記す手段を含む
    請求項3記載の情報取得装置。
  5. 前記コンテンツ取得結果は前記コンテンツ取得手段によって取得されたコンテンツを含む請求項1ないし4のいずれかに記載の情報取得装置。
  6. コンテンツを有する上位サーバに対しコンテンツ取得を行う手段を備えた情報取得装置において、
    前記コンテンツ取得を行う手段は、
    自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路を決定するための指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求受信手段と、
    前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、
    前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するように制御を行うコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段によって取得されたコンテンツを含む前記コンテンツ取得結果を前記クライアントに送信するコンテンツ取得結果送信手段と
    を備えたことを特徴とする情報取得装置。
  7. コンテンツを有する上位サーバに対しコンテンツ取得を行う手段を備えた情報取得装置において、
    前記コンテンツ取得を行う手段は、
    自装置のクライアントからコンテンツ識別情報およびコンテンツ取得経路を決定するため指標を含むコンテンツ取得要求情報を受信するコンテンツ取得要求情報受信手段と、
    既に自装置の別のクライアントに対し前記コンテンツ識別情報に対するコンテンツを転送しているか検査するコンテンツ転送検査手段と、
    前記コンテンツ転送検査手段によって前記コンテンツが自装置では転送されていないと判断されたのを受け前記コンテンツ取得要求情報に含まれる前記指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する経路決定手段と、
    前記経路決定手段によって決定された前記コンテンツ取得経路を経由して前記上位サーバに対しコンテンツを取得するよう制御を行うコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段によって取得された前記コンテンツを前記クライアントに転送する第一のコンテンツ転送手段と、
    前記コンテンツ転送検査手段によって前記コンテンツが自装置では転送されていると判断されたのを受け前記別のクライアントに向け転送中のコンテンツを前記クライアントに対しても転送する第二のコンテンツ転送手段と
    を備えたことを特徴とする情報取得装置。
  8. 前記コンテンツ取得要求情報は前記コンテンツ格納手段に含まれるコンテンツの取得要否を決定するための第一の指標およびコンテンツ取得経路を決定するための第二の指標を含み、
    前記コンテンツ転送検査手段は既に自装置の別のクライアントに対し前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを転送しているか検査し転送していた場合には前記第一の指標に基づき前記上位サーバに対し前記コンテンツの取得を行うか判断する手段を含み、
    前記経路決定手段は、前記コンテンツ転送検査手段によって前記コンテンツが前記別なクライアントに転送されていないことが検出されたかあるいは前記コンテンツが前記別なクライアントに転送されていることが検出されかつ前記第一の指標に基づいてコンテンツの取得を行うと判断されたのを受けて前記第二の指標に基づきコンテンツ取得経路を決定する手段を備えた
    請求項7記載の情報取得装置。
  9. 前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組と前記コンテンツ取得の要否を記し初期状態ではすべての前記組に対応する前記コンテンツ取得の要否が取得否と設定されているコンテンツ取得要否テーブルを備え、
    前記コンテンツ転送検査手段は前記コンテンツ取得要否テーブルに基づいて前記コンテンツを取得するかどうか判断する手段を含み、
    前記コンテンツ取得手段は前記コンテンツを取得した際に前記コンテンツ取得要否テーブルにおける前記コンテンツの識別情報と前記第一の指標との組についてはコンテンツ取得が不要であることを記す手段を含む
    請求項8記載の情報取得装置。
  10. 前記指標には前記クライアントのアドレスを含む請求項1、2、6、7のいずれかに記載の情報取得装置。
  11. 前記第一および第二の指標には共に前記クライアントのアドレスを含む請求項3、4、8、9のいずれかに記載の情報取得装置。
  12. 前記指標には前記クライアントが要求する通信品質に関するパラメータを含む請求項1、2、6、7のいずれかに記載の情報取得装置。
  13. 前記第一および第二の指標には共に前記クライアントが要求する通信品質に関するパラメータを含む請求項3、4、8、9のいずれかに記載の情報取得装置。
  14. 前記コンテンツ取得経路は自装置と前記上位サーバとの間の経路に存在する少なくとも一つの中継装置の識別情報で表される請求項1ないし13のいずれかに記載の情報取得装置。
  15. 前記コンテンツ取得経路は自装置と前記上位サーバとの間の経路近傍に存在する少なくとも一つのサーバの識別情報で表される請求項1ないし13のいずれかに記載の情報取得装置。
  16. 請求項1ないし15のいずれかに記載の情報取得装置が前記上位サーバに対しコンテンツを取得するコンテンツ取得経路を制御する情報取得経路制御方法において、
    前記情報取得装置が存在する側のネットワークと上位サーバが存在する側のネットワークの境界に配置される中継装置は、前記上位サーバが存在する側のネットワーク上の装置から前記情報取得装置への通信を転送する機能と前記情報取得装置から前記上位サーバが存在する側のネットワーク上の装置への通信を転送する機能とを備えるものとし、
    前記中継装置は前記上位サーバが存在する側のネットワークに存在する複数のネットワークを物理的に接続するが異なる前記ネットワーク間の通信を転送しないものとし、
    前記中継装置は前記情報取得装置から前記上位サーバが存在する側のネットワークに存在する装置への通信を受信したときには前記通信の送信元アドレスを前記情報取得装置本体のアドレスから前記上位サーバが存在する側のネットワークにおける仮想アドレスに変換する機能と前記上位サーバが存在する側のネットワークに存在する装置から前記情報取得装置の前記上位サーバが存在する側のネットワークにおける仮想アドレスヘの通信を受信したときには前記通信の送信先アドレスを前記仮想アドレスから前記情報取得装置本体のネットワークのアドレスに変換する機能とを有するものとし、
    前記情報取得装置が前記上位サーバに対しコンテンツ取得を行う場合には、
    前記情報取得装置からの情報取得用通信を受信した前記中継装置にて前記情報取得装置が指定した前記経路情報に基づき経由するネットワークを決定するステップと、
    前記中継装置にて前記情報取得用通信の発信元を前記決定されたネットワークに前記情報取得装置に見かけ上存在するとした場合の仮想アドレスに変換し前記決定されたネットワークヘ情報取得用通信を転送するステップと、
    前記情報取得用通信を受信した上位サーバにて前記仮想アドレスに対しコンテンツを送信するステップと、
    前記中継装置にて前記コンテンツの送信先アドレスを前記仮想アドレスから前記情報取得装置本体のアドレスに変換し前記情報取得装置に転送するステップと、
    前記情報取得装置において前記コンテンツを受信するステップと
    を実行することを特徴とする情報取得経路制御方法。
  17. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項1ないし15のいずれかに記載の情報取得装置に相応する機能を実現させる、あるいは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項16記載の情報取得経路制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体。
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WO2013118365A1 (ja) * 2012-02-09 2013-08-15 日本電気株式会社 通信制御装置、通信制御方法および記録媒体

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