JP2004102480A - 通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム,および,手書きアンケート方法 - Google Patents

通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム,および,手書きアンケート方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークを利用したアンケートにおいて,手書き入力により回答を行うことができるようにする.
【解決手段】サーバ装置01に格納された内容定義情報21に定義されたアンケートの質問文と回答欄をネットワーク端末装置02に接続された表示装置04に表示し,その回答欄へネットワーク端末装置02に接続された入力装置03から手書き入力に相当するドラッグ入力04を行うことで回答を可能とするアンケート回答手段14と,その回答をサーバ装置01に格納する回答回収手段16を有する構成にした.
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,通信ネットワークを用いたアンケートシステムに関し,特に手書きで回答記入できるアンケートシステムとアンケート方法に関するものである.
【0002】
【従来の技術】
従来から通信ネットワークを利用したアンケートが実施されている.たとえば,アンケートを実施したい実施者が,インターネットに接続されるwebサーバ上に,質問事項と回答入力フォームを備えたwebページを掲載し,そのページにwebブラウザを用いてアクセスしてきたインターネット利用者に回答者として回答してもらう方式が一般的である.また,回答の回収は,webブラウザからwebサーバ上に置いたサーバサイドスクリプトプログラムに送信し,webサーバ上に蓄積する.そして,回答の集計は,webサーバからデータを取り出し,手作業や専用のプログラムを利用して行うことが多い.
【0003】
Webブラウザは一般に広く普及しており,webブラウザで回答できるアンケートは多くの人がアクセスできるという利点がある.しかし,一般にwebブラウザで表示できるwebページはHTML(Hyper Text Markup Language)で記述され,回答者が回答できる形式はテキスト文字列と選択型,および,ファイルの添付である.そして,入力は,キーボード,および,マウスなどのポインティングデバイスを用いる.また,ペン入力タブレットを用いて手書きで文字を描き,文字認識処理を施すことで,テキスト文字を入力する方法もある.
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように,webページを用いたアンケートで回答できる形式はテキスト文字か選択型,および,ファイル添付であり,たとえば,絵や地図を回答に直接記入することはできない問題がある.さらに,テキスト文字の入力にはキーボードが必要であり,同様に選択型の選択と選択解除にはマウスなどのポインティングデバイスが必要である.そのため,キーボードやマウスを上手に使えない人,たとえば,コンピュータの初心者には入力が困難という問題,さらに,キーボードのない環境では入力が行えない問題,さらに,マウスによる選択肢の選択と選択解除はコンピュータの世界独特の方法であり,コンピュータに慣れていない人にはその方法が分かり難い問題がある.テキスト文字の入力には,ペン入力タブレットと文字認識処理を用いて入力する方法もあるが,認識処理を施し,誤認識がある場合は訂正を行う必要があり,手間がかかる問題がある.テキスト文字の代わりに,ペン入力タブレットで書いた文字を画像としてファイル添付する方法をとったとしても,画像として扱われることになるため,コンピュータによる処理が施しにくい問題が発生する.
【0005】
また, HTMLを用いてwebページを記述しなければならない.このために,HTMLについての専門知識を持つものでなければ,アンケートを実施することができないという問題がある.さらに,回答を閲覧することも,webサーバからデータを取り出し,手動や専用のプログラムを利用しなければならず,手間がかかる.
【0006】
本発明は,このような問題を解決した,通信ネットワークを用いた不特定多数を対象とした手書きアンケートシステム,および,手書きアンケート方法を提供することを目的とする.
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明のうち請求項1に記載の発明は,サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて:前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示する機能,並びに,前記表示装置(04)に表示された回答欄へ,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)からドラッグ入力(31)された,アンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有するアンケート回答手段(14)と;前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するアンケート回答回収手段(16)と;から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムである.
【0008】
また,請求項2に記載の発明は,サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて:前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,並びに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有することを特徴とする回答閲覧手段(15)と;前記回答閲覧手段(15)によるアンケート回答情報の変更を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に反映させる更新を行うアンケート回答更新手段(17)と;から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムである.
【0009】
また,請求項3に記載の発明は,サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて:前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示する機能,並びに,前記表示装置(04)に表示された回答欄へ,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)からドラッグ入力(31)された,アンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有するアンケート回答手段(14)と;前記アンケート回答手段(14)によって,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するアンケート回答回収手段(16)と;前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,並びに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有することを特徴とする回答閲覧手段(15)と;前記回答閲覧手段(15)によるアンケート回答情報の変更を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に反映させる更新を行うアンケート回答更新手段(17)と;から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムである.
【0010】
また,請求項4に記載する発明は,請求項1または請求項3に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記アンケート回答手段(14)が,前記入力装置(03)からドラッグ入力(31)された手書きストロークデータ(28)をアンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する筆記型回答手段と;前記入力装置(03)からドラッグ入力(31)された軌跡の形状に従って,選択肢が選択状態か非選択状態かをアンケート回答情報に設定し,前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する選択型回答手段と;から構成されることを特徴としている.
【0011】
また,請求項5に記載する発明は,請求項4に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記筆記型回答手段が,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶された手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,それをアンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能を有することを特徴としている.
【0012】
また,請求項6に記載する発明は,請求項1または請求項3または請求項4または請求項5に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記内容定義情報(21)に定義されたアンケート質問文と回答欄を前記表示装置(04)に表示する際のレイアウトを,サーバ装置(01)に格納された外観定義情報(22)で定義することを特徴としている.
【0013】
また,請求項7に記載する発明は,請求項2または請求項3に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示する際のレイアウトを,サーバ装置(01)に格納された閲覧定義情報(24)で定義することを特徴としている.
【0014】
また,請求項8に記載する発明は,請求項6に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記内容定義情報(21)はXMLを用いて記述されること,並びに,前記外観定義情報(22)はXSLTを用いて記述されること,を特徴としている.
【0015】
また,請求項9に記載する発明は,請求項7に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記回答回収情報(23)はXMLを用いて記述されること,並びに,前記閲覧定義情報(24)はXSLTを用いて記述されること,を特徴としている.
【0016】
また,請求項10に記載する発明は,請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8または請求項9に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて,前記サーバ装置(01)としてwebサーバを利用し,前記ネットワーク端末装置(02)としてwebブラウザを利用することを特徴としている.
【0017】
また,請求項11に記載する発明は,サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において:前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)に表示するステップと;前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)から,前記表示装置(04)に表示された回答欄にドラッグ入力(31)されたアンケート回答情報を,前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するステップと;から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法である.
【0018】
また,請求項12に記載する発明は,サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において:前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;前記ネットワーク端末装置(02)に記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,アンケート回答情報の変更を前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に反映させるための更新を行うステップと;から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法である.
【0019】
また,請求項13に記載する発明は,サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において:前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)に表示するステップと;前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)から前記表示装置(04)に表示された回答欄にドラッグ入力(31)されたアンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するステップと;前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)を更新するステップと;から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法である.
【0020】
また,請求項14に記載する発明は,請求項11または請求項13に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において,前記アンケート回答ステップが,入力装置(03)からドラッグ入力(31)された手書きストロークデータ(28)をアンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する筆記型で回答するステップと;前記入力装置(03)からドラッグ入力(31)された軌跡の形状に従って,選択肢が選択状態か非選択状態かをアンケート回答情報に設定し,前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;から構成されることを特徴としている.
【0021】
また,請求項15に記載する発明は,請求項14に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において,前記筆記型で回答するステップが,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶された手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,アンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップを含むことを特徴としている.
【0022】
【発明の実施の形態】
発明の一実施形態による通信ネットワークを用いた手書きアンケートシステムと手書きアンケート方法を,図面を参照して説明する.
【0023】
まず始めに,図1と図2を用いて手書きアンケートシステムの構成概要を説明する.手書きアンケートシステムは,少なくとも,一台以上のサーバ装置01と,入力装置03と表示装置04が接続された一台以上のネットワーク端末装置02が通信ネットワークで接続されている.そして,アンケート作成手段11,アンケート生成手段12,回答閲覧生成手段13,アンケート回答手段14,回答閲覧手段15,回答回収手段16,回答更新手段17から構成される.ここで,アンケート作成手段11,アンケート生成手段12,回答閲覧生成手段13,アンケート回答手段14,回答閲覧手段15,回答回収手段16,回答更新手段17は,サーバ装置01とネットワーク端末装置02のどちらかに属することになるが,実施形態によってどちらに属すかを変えることができる.アンケート回答手段14と回答閲覧手段15はネットワーク端末装置02に属す.
【0024】
アンケート作成手段11は,アンケートを実施する者(実施者)が作成したアンケートの設問を定義する内容定義情報21から,外観定義情報22,回答回収情報23,閲覧定義情報24を生成する.アンケート生成手段12は,アンケート回答手段14からの要求に応じて,内容定義情報21と外観定義情報22からアンケート定義情報25を生成し,アンケート回答手段14へ出力する.アンケート回答手段14は,入力装置03からの入力に応じて,アンケート生成手段12からアンケート定義情報25を入力し,回答画面42を表示装置04に表示する.また,入力装置03からの入力に応じて回答集合情報27を生成し,回答回収手段16へ出力する.回答回収手段16は,アンケート回答手段14から回答集合情報27を入力し,回答回収情報23に追加する.回答閲覧生成手段13は,回答閲覧手段からの要求に応じて,回答回収情報23と閲覧定義情報24から回答閲覧情報26を生成し,回答閲覧手段15へ出力する.回答閲覧手段15は,入力装置03からの入力に応じて,回答閲覧生成手段13から回答閲覧情報26を入力し,回答閲覧画面を表示装置04に表示する.また,入力装置03からの入力に応じて回答集合情報27を修正し,回答更新手段17へ出力する.回答更新手段17は,回答閲覧手段15から回答集合情報27を入力し,回答回収情報23を更新する.
【0025】
次に,手書きアンケートシステムの一実施形態を図3を用いて説明する.図3において,通信ネットワークとしては通信プロトコルとしてTCP/IPを用いるネットワーク,サーバ装置01としてはプロトコルとしてHTTPを用いてデータを送受信する計算機であるwebサーバ01,ネットワーク端末装置02としてはwebサーバ01と通信を行うことができる計算機であるインターネット端末02を利用し,アンケート生成手段12,回答閲覧生成手段13,回答回収手段16,回答更新手段17はwebサーバ01上に属し,アンケート作成手段11は,インターネット端末02に属するシステムとして実装する場合を例として説明する.
【0026】
Webサーバ01は,少なくとも一次記憶装置01aとしてメモリ,二次記憶装置01bとして磁気ディスクを有し,通信ネットワークに接続された計算機であり,常にwebサーバプログラムが実行される.
【0027】
インターネット端末02は,少なくとも一次記憶装置02aとしてメモリ,二次記憶装置02bとして磁気ディスクを有した,通信ネットワークに接続された計算機であり,表示装置04としてCRTディスプレイ04a,または,液晶ディスプレイ04b,入力装置03としてペン入力タブレット03c,マウス03b,キーボード03a,が接続されている.ここでマウス03bとはポインティングデバイスの例であり,同等の入力が可能なポインティングデバイスでもよい.ペン入力タブレット03cは,少なくとも,ドラッグ入力31とクリック入力32が可能な入力装置である.ペン入力タブレット03cによるクリック入力32は,ペン先をタブレットの入力面に付け,すぐに離すことで行え,ドラッグ入力31はペン先をタブレットの入力面に付け,そのまま引きずり,離すことで行える.キーボード03aは少なくとも文字入力が可能な入力装置である.液晶ディスプレイ04bとペン入力タブレット03cは,液晶ディスプレイ04bの表示面とペン入力タブレット03cの入力面が一体化した表示一体型ペン入力タブレットを利用することが理想的である.なお,入力装置03としてペン入力タブレット03cだけしか接続していない状態でもよい.
【0028】
ドラッグ入力31は,入力を処理するプログラムによって,ペン先を引きずった軌跡を表す手書きストロークデータ28の入力として扱われる.図4に示すように,手書きストロークデータ28は,ドラッグの軌跡を表す点の集合で表現され,具体的には各点の二次元座標値の時系列データである.
【0029】
手書きアンケートシステムで扱うことができるアンケートを構成する設問の種類には,少なくとも,自由筆記型,筆記枠付き筆記型,選択型がある.設問を定義する設問定義データには,型に依らない,設問番号,設問の種類,質問文と,筆記枠付き筆記型は,入力可能文字種と入力可能文字数,認識が必須であるか非必須であるかを表す認識必須情報が含まれ,また,選択型の場合は,選択肢数,選択可能数,選択肢数分の選択肢説明文が含まれる.
【0030】
次に,手書きアンケートシステムを構成するプログラムについて説明する.プログラムには,webサーバ01上で稼動するwebサーバプログラム,展開プログラム,回答回収プログラム,回答更新プログラム,インターネット端末02上で稼動する閲覧プログラム,自由筆記型回答入力枠プログラム,筆記枠付き筆記型回答入力枠プログラム,選択型回答入力枠プログラム,返信プログラム,更新プログラム,実施ファイル生成プログラムがある.ここで,アンケート作成手段11は実施ファイル生成プログラムで,アンケート生成手段12と回答閲覧生成手段13は展開プログラムで,アンケート回答手段14は閲覧プログラムと返信プログラムと各種回答入力枠プログラムで,回答閲覧手段15は閲覧プログラムと更新プログラムと各種回答入力枠プログラムで,回答回収手段16は回答回収プログラムで,回答更新手段17は回答更新プログラムで実装される.
【0031】
なお,手書きアンケートシステムで使用するデータ,および,データを記述したファイルには,内容定義データ,内容定義データが記述された内容定義ファイル,外観定義データ,外観定義データが記述された外観定義ファイル,回答回収データ,回答回収データが記述された回答回収ファイル,回答者別閲覧定義データ,回答者別閲覧定義データが記述された回答者別閲覧定義ファイル,集計閲覧定義データ,集計閲覧定義データが記述された集計閲覧定義ファイル,アンケート定義データ,回答集合データ,回答者別閲覧データ,集計閲覧データ,回収完了データ,更新完了データ,設問定義データ,がある.ここで,内容定義情報21は内容定義データ,外観定義情報22は外観定義データ,回答回収情報23は回答回収データ,閲覧定義情報24は回答者別閲覧定義データと集計閲覧定義データ,アンケート定義情報25はアンケート定義データ,回答閲覧情報26は回答者別閲覧データと集計閲覧データ,回答集合情報27は回答集合データとして実装される.
【0032】
Webサーバプログラムは,webサーバ01上で稼動し,一般的なwebサービスを提供するプログラムと同等なプログラムである.そして,少なくとも,インターネット端末02からのリクエストに従って,二次記憶装置01bに格納されているファイルに記述されたデータ,または,プログラムをインターネット端末02へ送信する手順,並びに,インターネット端末02からのリクエストに従って,二次記憶装置01bに格納されているサーバサイドスクリプトプログラムを実行し,サーバサイドスクリプトプログラムへ実行パラメータを入力し,サーバサイドスクリプトプログラムが出力するデータをインターネット端末02へ送信する手順を有する.
【0033】
閲覧プログラムは,インターネット端末02上で稼動し,一般的なwebページを閲覧するプログラムと同等なプログラムである.そして,少なくとも,入力装置03からの入力に従ってwebサーバへリクエストを送信する手順,並びに,webサーバ01から受信したデータ,または,後述する機能拡張スクリプトプログラムが出力したデータを表示装置04に表示する手順,並びに,受信したデータに記述されたJavaScript(JavaScriptの名称はSun Microsystems Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標であり、ライセンスの元に使用されるものです)などの機能拡張スクリプトプログラムを一次記憶装置02aに保存する手順,並びに,受信したデータに埋め込み記述されたJavaアプレット(JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems Inc.の商標または登録商標です)やActiveX(ActiveX は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です)などの機能拡張モジュールプログラムを上記webサーバ01から受信し,実行し,実行パラメータを入力する手順,並びに,表示装置04に表示したリンク記述付きのフォームボタン52に対して,入力装置03からクリック入力32が行われると,リンク記述に従ってwebサーバ01へリクエストを送信したり,一次記憶装置02aに保存した機能拡張スクリプトプログラムを実行し,実行パラメータを入力したりする手順を有する.
【0034】
なお,webサーバ01上で動作するサーバサイドスクリプトプログラム,および,インターネット端末02上で動作する機能拡張スクリプトプログラムが通信を行う場合,実際にはwebサーバプログラム,および,閲覧プログラムを経由するが,以下の説明では,それを省略し,明記しないものとする.
【0035】
閲覧プログラムが表示装置04に表示する画面には,回答メニュー画面41,回答画面42,回収完了画面43,更新完了画面,集計メニュー画面,回答者別閲覧画面44,集計閲覧画面45がある.
【0036】
図5に示す回答メニュー画面41は,回答メニューファイルに記述されたHTMLデータである回答メニューデータを,閲覧プログラムで表示したものである.回答メニュー画面41には,少なくとも,入力装置03からクリック入力32が行われると回答画面42の表示が行われる,リンク記述付きのフォームボタン52,が表示される.集計メニュー画面は,集計メニューファイルに記述されているHTMLデータである集計メニューデータを,閲覧プログラムで表示したものである.集計メニュー画面には,少なくとも,入力装置03からクリック入力32が行われると,回答者別閲覧画面44,および,集計閲覧画面45の表示が行われる,リンク記述付きのフォームボタン52,が表示される.
【0037】
図6に示す回答画面42は,展開プログラムが出力するHTMLデータであるアンケート定義データを,閲覧プログラムで表示したものである.回答画面42には,少なくとも,アンケートを構成するすべての設問について,質問文を表す文字列51と,設問の種類に対応した各種回答入力枠プログラムが表示する自由筆記型回答入力枠53,または,筆記枠付き筆記型入力枠54,または,選択型回答入力枠55,そして,入力装置03からクリック入力32が行われると回答の結果をwebサーバ01に送信するために返信プログラムを実行するリンク記述付きのフォームボタン52,が表示される.
【0038】
図7に示す回収完了画面43は,回答回収プログラムが出力するHTMLデータである回収完了データを,閲覧プログラムで表示したものである.回収完了画面43には,少なくとも,回答の回収が完了したことを表す文字列51が表示される.
【0039】
図8に示す回答者別閲覧画面44は,展開プログラムが出力するHTMLデータである回答者別閲覧データを,閲覧プログラムで表示したものである.回答者別閲覧画面44には,少なくとも,回答者番号と,その回答者番号に対応する回答として,アンケートを構成するすべての設問について,設問番号,設問が選択型の場合は,選択されている選択肢説明文を表す文字列51,設問が自由筆記型の場合は,各種回答入力枠プログラムが表示する自由筆記型回答入力枠53,設問が筆記枠付き筆記型の場合は,筆記枠付き筆記型回答入力枠54,入力装置03からクリック入力32が行われると,前後の回答番号の回答に表示を切り替えるリンク記述付きのフォームボタン52,入力装置03からクリックする入力32が行われると,画面上で行われた変更をwebサーバ01に送信するために更新プログラムを実行するリンク記述付きのフォームボタン52,が表示される.
【0040】
更新完了画面は,回答更新プログラムが出力するHTMLデータである更新完了データを,閲覧プログラムで表示したものである.更新完了画面には,少なくとも,回答の更新が完了したことを表す文字列51と,更新が反映された回答者別閲覧画面44を表示が行われる,リンク記述付きのフォームボタン52,が表示される.
【0041】
図9に示す集計閲覧画面45は,展開プログラムが出力するHTMLデータである集計閲覧データを,閲覧プログラムで表示したものである.集計閲覧画面には,少なくとも,アンケートを構成するすべての設問について,設問番号,設問が選択型の場合は,すべての選択肢説明文と選択肢別の回答数を表す文字列51,設問が自由筆記型,または,筆記枠付き筆記型の場合には,回答者番号と回答を表す文字列51が表示される.
【0042】
自由筆記型回答入力枠プログラムは,インターネット端末02上で稼動し,閲覧プログラムによって実行される,機能拡張モジュールプログラムであり,表示装置04へ図10に示す自由筆記型回答入力枠53を表示する.自由筆記型回答入力枠プログラムは,少なくとも,初期化機能,出力機能,表示機能,モード変更機能,手書き入力機能,文字入力機能,認識機能,を有し,また,一次記憶装置02aに,手書きストロークデータ28,入力文字列データ,文字入力位置データ,入力モードデータ,を保存し,操作する.入力モードデータは,手書き入力モードか文字入力モードを取り得るデータである.なお,入力装置03からドラッグ入力31,または,クリック入力32が行われると,フォーカスが与えられる.
【0043】
初期化機能は,実行パラメータとして手書きストロークデータ28,入力文字列データ29を受け取ると,それらを一次記憶装置02aに保存する手順,並びに,入力モードデータを手書き入力モードに設定する手順を有する.
【0044】
出力機能は,返信プログラムからの要求が与えられると,返信プログラムへ,すべての手書きストロークデータ28と入力文字列データ29を出力する手順を有する.
【0045】
表示機能は,表示装置04に,手書きストロークデータ28と入力文字列データ29,および,ボタン62(少なくとも,認識ボタン,文字入力ボタン,消去ボタン)を常に表示する手順,並びに,入力可能領域61にドラッグ入力31が行われている間,ドラッグの軌跡を表示する手順,並びに,入力モードデータが文字入力モードの場合に,表示装置04に,文字入力位置データに対応する位置に文字カーソル63を表示する手順を有する.
【0046】
モード変更機能は,入力装置03から文字入力ボタンへのクリック入力32が行われると,入力モードデータが手書き入力モードの場合は文字入力モードへ変更し,文字入力モードの場合は手書き入力モードへ変更する手順,並びに,フォーカスが他に移った場合,手書き入力モードに変更する手順を有する.
【0047】
手書き入力機能は,手書き入力モードの場合に入力装置03から入力があり,図11のように,筆記可能領域61へのドラッグ入力31である場合,その軌跡を表す手書きストロークデータ28を一次記憶装置02aに保存する手順,並びに,消去ボタンへのクリック入力32が行われた場合,すべての手書きストロークデータ28を削除する手順を有する.
【0048】
文字入力機能は,文字入力モードの場合に入力装置03から文字入力が行われた場合は,一般的なテキスト入力処理と同様に,入力文字列データ29と文字入力位置データを変更する手順を有する.図12は,文字挿入が行われた場合の動作を示している.
【0049】
認識機能は,入力装置03から認識ボタンへのクリック入力32が行われると,図13のように,すべての手書きストロークデータ28に対して文字列への変換を試み,入力文字列データ29の文字入力位置データに対応する位置に挿入し,文字列に変換が成功した手書きストロークデータ28を削除し,文字入力位置データを挿入した文字数分後ろの文字間へ変更する手順を有する.
【0050】
筆記枠付き筆記型回答入力枠プログラムは,インターネット端末02上で稼動し,閲覧プログラムによって実行される,機能拡張モジュールプログラムであり,表示装置04へ図14に示す筆記枠付き筆記型回答入力枠54を表示する.筆記枠付き筆記型回答入力枠プログラムは,少なくとも,初期化機能,出力機能,表示機能,モード変更機能,手書き入力機能,文字入力機能,認識機能,自動認識機能,を有し,また,一次記憶装置02aに,筆記枠入力データ,文字入力位置データ,入力可能文字数データ,入力可能字種データ,認識必須情報データ,入力モードデータを保存し,操作する.筆記枠入力データは手書きストロークデータ28と入力文字データ30を含むデータである.なお,入力装置03からドラッグ入力31,または,クリック入力32が行われると,フォーカスが与えられる.
【0051】
初期化機能は,文字入力位置データを最左上の筆記枠に設定する手順,並びに,実行パラメータとして入力可能字種データ,入力可能文字数データ,筆記枠入力データ,認識必須情報データ,を受け取ると,一次記憶装置02a上へ保存する手順,を有する.
【0052】
出力機能は,返信プログラムから要求が与えられると,筆記枠入力データを出力する手順を有する.
【0053】
表示機能は,表示装置04に,入力可能文字数に対応した筆記枠64,筆記枠64ごとに対応する筆記枠入力データに含まれるすべての手書きストロークデータ28と入力文字データ30,および,ボタン62(少なくとも,認識ボタン,文字入力ボタン,消去ボタン),を常に,表示する手順,並びに,入力モードデータが文字入力モードの場合に,文字入力位置データに対応する筆記枠64の中に文字カーソル63を表示する手順,並びに,筆記枠64にドラッグ入力31が行われている間,ドラッグの軌跡を表示する手順を有する.
【0054】
モード変更機能は,自由筆記型回答入力枠プログラムの同名機能と同様の手順を有する.
【0055】
手書き入力機能は,手書き入力モードの場合に入力装置03から入力があり,その入力が筆記枠64へのドラッグ入力31である場合,図15にように,その軌跡を表す手書きストロークデータ28を,入力された筆記枠64に対応する筆記枠入力データへ保存する手順,並びに,消去ボタンへのクリック入力32である場合,すべての筆記枠入力データに含まれる手書きストロークデータ28を削除する手順を有する.
【0056】
文字入力機能は,文字入力モードの場合に入力装置03から入力があり,その入力が文字入力である場合,その文字が入力可能文字種データが表す文字種であるならば,一般的なテキスト入力処理と同様に,筆記枠入力データと文字入力位置データを変更する手順を有する.図16は,文字挿入が行われた場合の動作である.
【0057】
認識機能は,入力装置03から認識ボタンへのクリック入力32が行われると,すべての筆記枠入力データについて,筆記枠入力データに含まれるすべての手書きストロークデータ28を文字に変換し,入力文字データ30へ設定し,手書きストロークデータ28を削除する手順を有する.自動認識機能は,認識必須情報データが必須であるとき,ある筆記枠64に対応する筆記枠入力データに手書きストロークデータ28が保存されていて,その筆記枠64に一定時間ドラッグ入力31が行われない場合,その筆記枠64に対応する筆記枠入力データに対して,筆記枠入力データに含まれるすべての手書きストロークデータ28を文字に変換し,入力文字データ30へ設定し,手書きストロークデータ28を削除する手順を有する.なお,認識機能,および,自動認識機能においては,入力可能文字種データが示す文字の種類に限定した認識処理を行う.
【0058】
選択型回答入力枠プログラムは,インターネット端末02上で稼動する,閲覧プログラムによって実行される,機能拡張モジュールプログラムであり,表示装置04へ図17に示す選択型回答入力枠55を表示する.選択型回答入力枠プログラムは,少なくとも,初期化機能,出力機能,選択機能を有し,また,一次記憶装置02aに,選択肢数データ,選択可能数データ,選択肢数分の選択肢説明文,選択状態データ,手書きストロークデータ28,を保存し,操作する.ここで,選択状態データはすべての設問の選択肢に対して,各選択肢が選択されている(選択状態)か,選択されていない(非選択状態)か,を保存するデータである.なお,入力装置03からドラッグ入力31,または,クリック入力32が行われると,フォーカスが与えられる.
【0059】
初期化機能は,実行パラメータとして選択肢数データ,選択肢数分の選択肢説明文,選択可能数データ,選択状態データを受け取ると,それらを一次記憶装置02a上に保存する手順,並びに,実行パラメータとして選択状態データを受け取らなかった場合は,選択状態データをすべて非選択状態にする手順を有する.
【0060】
出力機能は,返信プログラムから要求が与えられると,選択状態データを出力する手順を有する.
【0061】
表示機能は,表示装置04に,すべての選択肢の選択肢説明文を表す文字列51,手書きストロークデータ28を表示する手順,筆記可能領域61にドラッグ入力31が行われている間,ドラッグの軌跡を表示する手順を有する.なお,ある選択肢説明文を表示する際に,その選択肢説明文に対応する選択肢が選択状態の場合は,その文字列の表示形状を変更する.
【0062】
選択機能は,入力装置03から入力が行われた場合,図18に示すフローチャートのように,その入力が筆記可能領域61へのドラッグ入力31である場合(ステップE1),図20のように,その軌跡の形状が選択を意味するペンジェスチャの場合(ステップE2),その軌跡の位置に対応する選択状態データを選択状態にする手順(E6〜E9)を実行し,その軌跡を表す手書きストロークデータ28を一次記憶装置02aに保存する(ステップE3)手順,図21のように,選択解除を意味するペンジェスチャの場合は(ステップE2),その軌跡の位置に対応する選択状態データを非選択状態とする手順(E10〜E12)を実行する手順,並びに,筆記可能領域61へのクリック入力32である場合(ステップE4),クリックされた位置に対応する選択状態データが選択状態の場合は(ステップE5),選択状態データを非選択状態にする手順(ステップE10〜E12)を実行し,非選択状態の場合は(ステップE5),選択状態とする手順(ステップE6〜E9)を実行する手順を有する.
【0063】
選択状態データを選択状態にする手順は,図19に示すフローチャートのように,選択可能数が1の場合は(ステップE6),現在選択状態である選択肢を選択解除とする手順(ステップE10〜E12)に従って非選択状態とした後に,指定された選択肢の選択状態データを選択状態に設定する(ステップE7)手順,並びに,選択可能数が1でない場合は(ステップE6),選択状態である選択肢の数が,選択可能数データを超えない場合は(ステップE8),指定された選択肢の選択状態データを選択状態に設定する(ステップE9)手順である.選択状態データを非選択状態にする手順は,指定された選択肢の選択状態データが選択状態である場合は(ステップE10),その選択肢に対応する手書きストロークデータ28を一次記憶装置02a上から削除する手順(ステップE11),続いて,選択状態データを非選択状態に設定する(ステップE12)手順である.
【0064】
展開プログラムは,webサーバ01上で稼動するサーバサイドスクリプトプログラムであり,少なくとも,入力されたパラメータが示す,二次記憶装置01b上のXMLファイルとXSLTファイルに記述された,XMLデータとXSLTデータから,HTMLデータを生成し,出力するプログラムである.具体的には,内容定義ファイルに記述されたXMLデータである内容定義データと,外観定義ファイルに記述されたXSLTデータである外観定義データから,HTMLデータであるアンケート定義データを生成し,出力する.また,回答回収ファイルに記述されたXMLデータである回答回収データと,回答者別閲覧定義ファイルに記述されたXSLTデータである回答者別閲覧定義データ,または,集計閲覧定義ファイルに記述されたXSLTデータである集計閲覧定義データから,HTMLデータである回答者別閲覧データ,または,集計閲覧データを生成,出力する.
【0065】
返信プログラムは,アンケート定義データに記述され,閲覧プログラムによってインターネット端末02上の一次記憶装置02aに保存され,閲覧プログラムによって実行される機能拡張スクリプトプログラムである.返信プログラムには,少なくとも,回答回収ファイル名と,アンケートを構成するすべての設問について,設問番号と設問の種類,設問の種類が筆記枠付き筆記型の場合は入力可能文字数と入力可能字種,設問が選択型の場合は選択肢数,選択肢説明文,選択可能数,が埋め込まれている.返信プログラムは,少なくとも,自プログラムを実行した閲覧プログラムが実行したすべての各種回答入力枠プログラムが出力したデータを取り出し,それらのデータと埋め込まれているデータから,後述する回答集合データを生成する手順,続いて,webサーバ01上の回答回収プログラムを実行し,回答集合データと回答回収ファイル名を実行パラメータとして入力するリクエストをwebサーバ01へ送信する手順を有する.
【0066】
更新プログラムは,回答者別閲覧データに記述され,閲覧プログラムによってインターネット端末02上の一次記憶装置02aに保存され,閲覧プログラムによって実行される機能拡張スクリプトプログラムである.更新プログラムには,少なくとも,回答回収ファイル名と,アンケートを構成するすべての設問について,設問番号と設問の種類,設問の種類が筆記枠付き筆記型の場合は入力可能文字数と入力可能字種,設問が選択型の場合は選択肢数,選択肢説明文,選択可能数,が埋め込まれている.更新プログラムは,少なくとも,実行パラメータとして回答者番号を受け取ると,それを一次記憶装置02aへ保存する手順,続いて,自プログラムを実行した閲覧プログラムが実行したすべての各種回答入力枠プログラムが出力したデータを取り出し,それらのデータと埋め込まれているデータから,回答集合データを生成する手順,続いて,webサーバ01上の回答更新プログラムを実行し,回答者番号と回答集合データと回答回収ファイル名を実行パラメータとして入力するリクエストをwebサーバ01へ送信する手順を有する.
【0067】
回答回収プログラムは,webサーバ01上で稼動するサーバサイドスクリプトプログラムで,少なくとも,回答集合データと回答回収ファイル名が入力されると,二次記憶装置01bに保存されている回答回収ファイル名に対応する回答回収ファイルに記述された後述する回答回収データを取り出し,回答集合データを末尾へ追加し,回答回収ファイルに保存し,HTMLデータである回収完了データを出力する手順を有する.
【0068】
回答更新プログラムは,webサーバ01上で稼動するサーバサイドスクリプトプログラムで,少なくとも,回答者番号と回答集合データと回答回収ファイル名が入力されると,二次記憶装置01bに保存されている回答回収ファイル名に対応する回答回収ファイルに記述された回答回収データを取り出し,回答回収データに含まれる回答集合データのうち,先頭から回答者番号番目の回答集合データと,入力された回答集合データを差し替え,回答回収ファイルに保存し,HTMLを用いて記述された更新完了データを出力する手順を有する.
【0069】
実施ファイル生成プログラムは,インターネット端末02上で稼動するプログラムであり,入力装置03から内容定義ファイル名が入力されると,二次記憶装置02bに格納された内容定義ファイル名に対応する内容定義ファイルデータから,外観定義データ,回答メニューデータ,集計メニューデータ,回答者別閲覧定義データ,集計閲覧定義データ,回答回収データ,を生成し,それぞれ,外観定義ファイル,回答メニューファイル,集計メニューファイル,回答者別閲覧定義ファイル,集計閲覧定義ファイル,回答回収ファイル,に記述し,二次記憶装置02bへ保存する手順を有する.
【0070】
なお,回答回収ファイルは,一種類の内容定義ファイルに対しての後述する回答集合データを少なくとも一つ以上含む,XMLデータである回答回収データを記述したファイルである.回答集合データは,返信プログラム,および,更新プログラムが生成するデータである.回答集合データは,アンケートを構成するすべての設問について,後述する回答データが記述されたデータである.回答データは,設問番号と設問の種類と,設問の種類が自由筆記型の場合,手書きストロークデータ28,入力文字列データ29,設問の種類が筆記枠付き筆記型の場合,筆記枠入力データ,入力可能文字種,入力可能文字数,設問の種類が選択型の場合,選択肢数,選択状態データ,選択肢説明文,選択可能数が含まれる.
【0071】
次に,手書き電子アンケートシステムを用いて,アンケートを実施する方法を説明する.手書きアンケート方法は,準備手順(ステップL),回答手順(ステップM),閲覧手順(ステップN)から構成される.なお,以下の説明では,ここまでに説明してきた詳細な手書きアンケートシステムの動きは省略し,明記しない.
【0072】
準備手順は手書きアンケートシステムで実施者が準備として行う手順である.実施者は,まず,アンケートの内容を決定する(ステップL1).アンケートに含めることができる設問の種類としては,少なくとも,自由筆記型,筆記枠付き筆記型,選択型がある.筆記枠付き筆記型の場合は,少なくとも,筆記可能な文字数と文字種,入力の際に強制的に文字認識をかけるかどうかを決める.選択型の場合は,少なくとも,選択肢数,選択肢数分の選択肢説明文,選択可能数を決める.また,すべての設問において質問文を決める.
【0073】
次に,実施者は,上記で決定した内容を反映させた内容定義ファイルを,インターネット端末02上で一般的なテキスト編集プログラム等で作成し,二次記憶装置02b上に保存する(ステップL2).
【0074】
次に,実施者は,インターネット端末02上で実施ファイル生成プログラムを実行し,実施ファイル生成プログラムに,上記で作成した内容定義ファイル名を入力する(ステップL3).すると実施ファイル生成プログラムは,外観定義ファイル,回答メニューファイル,集計メニューファイル,回答者別閲覧定義ファイル,集計閲覧定義ファイル,回答回収ファイルを生成し,二次記憶装置02bへ保存する(ステップL4).また,必要であれば(ステップL5),作成したファイルに記述された内容を,一般的なテキスト編集プログラム等で変更する(ステップL6).
【0075】
次に,実施者は,上記までに作成した,内容定義ファイル,外観定義ファイル,回答メニューファイル,集計メニューファイル,回答者別閲覧定義ファイル,集計閲覧定義ファイル,回答回収ファイルを,展開プログラム,回収プログラム,各種入力枠プログラムと共に,webサーバ01上の二次記憶装置01bに保存する(ステップL7).各種回答入力枠プログラムは他のファイルやプログラムと同じwebサーバ01に置く必要はないが,異なったwebサーバ01に置く場合,その置く場所に従って,各種回答入力枠プログラムの埋め込み記述に関連する,外観定義ファイルと回答者別閲覧定義ファイルに記述されている内容を変更する.
【0076】
次に,実施者は,回答者に対して,上記でwebサーバ01に保存した回答メニューファイルを示すURLを,電子メールや別のwebページ等を用いて告知する(ステップL8).
【0077】
回答手順は,手書きアンケートシステムで回答者が回答を行う手順である.回答者は,まず,インターネット端末02上で閲覧プログラムを実行し,入力装置03から閲覧プログラムで実施者から告知されたURLを入力し,表示装置04に図5のような回答メニュー画面41を表示する(M1).
【0078】
次に,回答者は,入力装置03から,回答メニュー画面41内のフォームボタン52へクリック入力32を行い(ステップM3),表示装置04に図6のような回答画面42を表示する(ステップM4).
【0079】
次に,回答者は,入力装置03から入力を行い,回答を行う(ステップM5).自由筆記型回答入力枠53の筆記可能領域61,筆記枠付き筆記型回答入力枠54の筆記枠65へドラッグ入力31を行うと手書き文字を書くことができる.文字入力モードのときにキーボード03aから文字を入力するか,手書き文字を文字認識にかけることで文字の入力を行える.また,選択型回答入力枠55の筆記可能領域61へドラッグ入力31やクリック入力32を行うことで選択肢を選択と選択解除をすることができる.
【0080】
すべての回答を入力し終えたら,回答者は,回答画面42上にある,フォームボタン52へクリック入力32を行う(ステップM6).すると,表示装置04には図7のような回答完了画面43が表示される(ステップM7).このとき,回答されたデータはwebサーバ01上の回答回収ファイルに追加される.
【0081】
閲覧手順は,実施者が手書きアンケートシステムでアンケート結果を閲覧する際に行う手順である.実施者は,まず,インターネット端末02上で閲覧プログラムを実行し,閲覧プログラムに,入力装置からwebサーバ01に保存した集計メニューファイルを示すURLを入力し,表示装置04に,集計メニュー画面を表示する(ステップN1).
【0082】
次に,本システムで回答者別の回答を閲覧したい際には,実施者は,入力装置03から,集計メニュー画面内の回答者別閲覧画面44を表示するためのフォームボタン52へクリック入力32を行い(ステップN2),表示装置04に,図8のような回答者別閲覧画面44を表示する(ステップN3).
【0083】
入力装置03から,前後の回答を表示するフォームボタン52へクリック入力32を行うと(ステップN4),表示装置04には,前後の回答者の回答を表示する回答者別閲覧画面44が表示される(ステップN3).
【0084】
ここで,必要であれば,実施者は,入力装置03から入力を行い,自由筆記型回答入力枠53,および,筆記枠付き筆記型回答入力枠54内に表示されている手書きストロークデータ28を文字,または,文字列へ変換する(ステップN5).
【0085】
必要な変換を終えたら,実施者は,入力装置から,回答者別閲覧画面44上の回答を更新するためのフォームボタン52へクリック入力32を行うと(ステップN6),表示装置04には,更新完了画面が表示される(ステップN7).このとき,更新されたデータはwebサーバ01上の回答回収ファイルに反映される.
【0086】
ここで,更新完了画面上のフォームボタン52へクリック入力32を行うと(ステップN8),更新が反映された回答者別閲覧画面44が表示される(ステップN3)
【0087】
また,全回答の集計結果を閲覧したい際は,実施者は,集計閲覧画面45を表示するために,入力装置03から,集計メニュー画面内の集計閲覧画面45を表示するためのフォームボタン52へクリック入力32を行い(ステップN2),表示装置04に,図9のような集計閲覧画面45を表示する(ステップN9).
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明による通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム,および,手書きアンケート方法によれば,下記の効果を得ることができる.
【0089】
回答者は,アンケート回答手段14によって,ネットワーク端末装置02に接続された表示装置04に表示される回答欄に前記ネットワーク端末装置02に接続された入力装置03からドラッグ入力31することで回答を行う.これにより,キーボードやマウスを利用することなく,ペン入力タブレットによる手書き入力で回答を行うことができる.
【0090】
また,実施者は,回答閲覧手段15によって,サーバ装置01に格納された回答を前記表示装置04に表示させて閲覧する.これにより,サーバ装置01から手動で回答データを回収することなく回答の閲覧を行うことができる.
【0091】
なお,回答者は,筆記型回答手段によって,ネットワーク端末装置02へ一時記憶された手書きストロークデータ28を,そのまま回答としてサーバ装置01へ格納することができる.これにより,絵や地図などを回答に含めることができ,また,文字認識を施す必要がなくなる.また,選択型回答手段によって,ドラッグ入力31で選択肢の選択と選択解除が行える.これにより,コンピュータ独特の方法ではなく,紙のアンケートへの回答と同様な方法で回答を行うことができる.
【0092】
なお,回答者は,ネットワーク端末装置02に一時記憶された手書きストロークデータ28を文字データに変換した後に,回答としてサーバ装置01へ格納することができ,並びに,実施者は,ネットワーク端末装置02に一時記憶された手書きストロークデータ28を文字データに変換することで,サーバ装置01へ格納された回答回収情報(23)を更新できる.これにより,回答に対して,手書きストロークのままでは施せないコンピュータ処理を施すことが可能となる.
【0093】
なお,サーバ装置01にwebサーバ,ネットワーク端末装置02にwebブラウザを利用することにより,通信ネットワークとして既存のインターネットを利用することが可能となる.
【0094】
なお,アンケート質問文と回答欄を表示装置04に表示する際のレイアウトを外観定義情報22で定義することにより,内容定義情報21には設問の種類や質問文といった設問を定義する最低限の情報を記述すれば済むことになる.また,内容定義情報21をXMLで,外観定義情報22をXSLTで記述することにより,webブラウザで表示可能なHTMLデータを容易に生成することが可能となる.さらに,実施者はHTMLの知識なしに,HTMLよりも記述が容易なXMLでアンケートの内容を記述することが可能となる.
【0095】
なお,回答回収情報23を表示装置04に表示する際のレイアウトを閲覧定義情報24で定義することにより,様々な閲覧定義情報24を用意することで,様々なレイアウトでアンケートの回答を閲覧することが可能になる.また,回答回収情報23をXMLで,閲覧定義情報24をXSLTで記述することにより,webブラウザで表示可能なHTMLデータを容易に生成することが可能となる.
【図面の簡単な説明】
【図1】手書きアンケートシステムが要求するハードウェア環境の構成である.
【図2】手書きアンケートシステムを構成する手段の関係である.
【図3】手書きアンケートシステムが前提とするハードウェア環境の構成例である.
【図4】ドラッグ入力から生成される手書きストロークデータの説明である.
【図5】閲覧プログラムによって表示装置に表示される回答メニュー画面の例である.
【図6】閲覧プログラムによって表示装置に表示される回答画面の例である.
【図7】閲覧プログラムによって表示装置に表示される回収完了画面の例である.
【図8】閲覧プログラムによって表示装置に表示される回答者別閲覧画面の例である.
【図9】閲覧プログラムによって表示装置に表示される集計閲覧画面の例である.
【図10】自由筆記型回答入力枠の外観である.
【図11】自由筆記型回答入力枠の筆記可能領域への手書き入力モードにおけるドラッグ入力されたときの動作例である.
【図12】自由筆記型回答入力枠への文字入力モードにおける文字入力されたときの動作例である.
【図13】自由筆記型回答入力枠における認識機能の実行時の動作例である.
【図14】筆記枠付き筆記型回答入力枠の外観である.
【図15】筆記枠付き筆記型回答入力枠の筆記枠への手書き入力モードにおけるドラッグ入力されたときの動作例である.
【図16】筆記枠付き筆記型回答入力枠への文字入力モードにおける文字入力されたときの動作例である.
【図17】選択型回答入力枠の外観である.
【図18】選択型回答入力枠プログラムの選択機能のフローチャートである.
【図19】選択型回答入力枠プログラムの選択機能のフローチャートである.
【図20】選択型回答入力枠の入力可能領域への選択を指示するドラッグ入力されたときの動作例である.
【図21】選択型回答入力枠の入力可能領域への選択解除を指示するドラッグ入力されたときの動作例である.
【符号の説明】
01  サーバ装置(webサーバ)
01a  一次記憶装置(メモリ)
01b  二次記憶装置(磁気ディスク)
02  ネットワーク端末装置(インターネット端末)
02a  一次記憶装置(メモリ)
02b  二次記憶装置(磁気ディスク)
03  入力装置
03a  キーボード
03b  マウス
03c  ペン入力タブレット
04  表示装置
04a  CRTディスプレイ
04b  LCDディスプレイ
11  アンケート作成手段
12  アンケート生成手段
13  回答閲覧生成手段
14  アンケート回答手段
15  回答閲覧手段
16  回答回収手段
17  回答更新手段
21  内容定義情報
22  外観定義情報
23  回答回収情報
24  閲覧定義情報
25  アンケート定義情報
26  回答閲覧情報
27  回答集合情報
28  手書きストロークデータ
29  入力文字列データ
30  入力文字データ
31  ドラッグ入力
32  クリック入力
41  回答メニュー画面
42  回答画面
43  回収完了画面
44  回答者別閲覧画面
45  集計閲覧画面
51  文字列
52  フォームボタン
53  自由筆記型回答入力枠
54  筆記枠付き筆記型回答入力枠
55  選択型回答入力枠
61  筆記可能領域
62  ボタン
63  文字カーソル
64  筆記枠

Claims (15)

  1. サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて:
    前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示する機能,並びに,前記表示装置(04)に表示された回答欄へ,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)からドラッグ入力(31)された,アンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有するアンケート回答手段(14)と;
    前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するアンケート回答回収手段(16)と;
    から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  2. サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて:
    前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,並びに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有することを特徴とする回答閲覧手段(15)と;
    前記回答閲覧手段(15)によるアンケート回答情報の変更を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に反映させる更新を行うアンケート回答更新手段(17)と;
    から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  3. サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステムにおいて:
    前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示する機能,並びに,前記表示装置(04)に表示された回答欄へ,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)からドラッグ入力(31)された,アンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有するアンケート回答手段(14)と;
    前記アンケート回答手段(14)によって,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するアンケート回答回収手段(16)と;
    前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,並びに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能,を有することを特徴とする回答閲覧手段(15)と;
    前記回答閲覧手段(15)によるアンケート回答情報の変更を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に反映させる更新を行うアンケート回答更新手段(17)と;
    から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  4. 前記アンケート回答手段(14)は,
    前記入力装置(03)からドラッグ入力(31)された手書きストロークデータ(28)をアンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する筆記型回答手段と;
    前記入力装置(03)からドラッグ入力(31)された軌跡の形状に従って,選択肢が選択状態か非選択状態かをアンケート回答情報に設定し,前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する選択型回答手段と;
    から構成されることを特徴とする,請求項1または請求項3に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  5. 前記筆記型回答手段は,
    前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶された手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,それをアンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する機能を有することを特徴とする,請求項4に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  6. 前記内容定義情報(21)に定義されたアンケート質問文と回答欄を前記表示装置(04)に表示する際のレイアウトは,サーバ装置(01)に格納された外観定義情報(22)で定義することを特徴とする,請求項1または請求項3または請求項4または請求項5に記載する,通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  7. 前記回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示する際のレイアウトは,サーバ装置(01)に格納された閲覧定義情報(24)で定義することを特徴とする,請求項2または請求項3に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  8. 前記内容定義情報(21)はXMLを用いて記述されること,並びに,前記外観定義情報(22)はXSLTを用いて記述されること,を特徴とする,請求項6に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  9. 前記回答回収情報(23)はXMLを用いて記述されること,並びに,前記閲覧定義情報(24)はXSLTを用いて記述されること,を特徴とする,請求項7に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  10. 前記サーバ装置(01)としてwebサーバを利用し,前記ネットワーク端末装置(02)としてwebブラウザを利用することを特徴とする,請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8または請求項9に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケートシステム.
  11. サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において:
    前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)に表示するステップと;
    前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)から,前記表示装置(04)に表示された回答欄にドラッグ入力(31)されたアンケート回答情報を,前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;
    前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するステップと;
    から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法.
  12. サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において:
    前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;
    前記ネットワーク端末装置(02)に記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,アンケート回答情報の変更を前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に反映させるための更新を行うステップと;
    から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法。
  13. サーバ装置(01)とネットワーク端末装置(02)が通信ネットワークに接続された通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法において:
    前記サーバ装置(01)に格納された内容定義情報(21)が定義するアンケート質問文と回答欄を,前記ネットワーク端末装置(02)に接続された表示装置(04)に表示するステップと;
    前記ネットワーク端末装置(02)に接続された入力装置(03)から前記表示装置(04)に表示された回答欄にドラッグ入力(31)されたアンケート回答情報を前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;
    前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報を前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に追加するステップと;前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)に含まれるアンケート回答情報を,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;
    前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶されたアンケート回答情報に含まれる手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,前記表示装置(04)へ表示するとともに,前記サーバ装置(01)に格納された回答回収情報(23)を更新するステップと;
    から構成されることを特徴とする通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法.
  14. 前記アンケート回答ステップは,
    入力装置(03)からドラッグ入力(31)された手書きストロークデータ(28)をアンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶する筆記型で回答するステップと;前記入力装置(03)からドラッグ入力(31)された軌跡の形状に従って,選択肢が選択状態か非選択状態かをアンケート回答情報に設定し,前記表示装置(04)に表示するとともに,前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップと;
    から構成されることを特徴とする,請求項11または請求項13に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法.
  15. 前記筆記型で回答するステップは,
    前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶された手書きストロークデータ(28)を文字データに変換し,アンケート回答情報として前記表示装置(04)に表示するとともに前記ネットワーク端末装置(02)に一時記憶するステップを含むことを特徴とする,請求項14に記載する通信ネットワークシステムを用いた手書きアンケート方法.
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